JP2001039708A - 高純度金属Si及び高純度SiOの製造方法 - Google Patents

高純度金属Si及び高純度SiOの製造方法

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浩一 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体用SiやMG−Si等の高純度原料を
用いなくとも、太陽電池用Si又はその原料として適用
できる99.5%以上の高純度金属Si及び高純度Si
Oを製造することができる方法を提供する。 【解決手段】 高純度金属Siを製造するにあたって
は、SiO2を主成分とする原料から金属Siを製造す
る方法において、炭素系物質を還元剤として用い上記原
料を1500℃以上に加熱することによりSiO含有ガ
スを発生させる工程と、前記SiO含有ガスの冷却固化
物を再加熱して気化させるSiOの精製工程と、上記精
製されたSiOの固化物を、還元剤を用いてSiに還元
する工程とを含む方法を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高純度金属Si及
び高純度SiOの製造方法に関し、詳細には太陽電池用
Si又はその原料として用いることのできる99.5%
以上の純度を有する高純度金属Siの製造方法と、Si
C,Si34,SiO2等のシリコン系高機能材料や上
記高純度金属Si(以下、これらをシリコン系材料と総
称する)の原料として用いることのできる高純度SiO
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属Siは半導体用基板の他にも、太陽
電池等に利用されており、その需要は益々拡大してい
る。特に太陽電池用Siには5N(five nine:99.999%)
〜7Nの高い純度が要求されている。
【0003】金属Siの製造方法としては、例えば特開
昭63−147813号公報に記載の方法がある。上記
方法は、珪石(SiO2)やSiCを用いて、炭素で還
元させる方法(SiO2+2C→Si+2CO)であっ
て、副生されるSiOガスの蒸気圧が高く外部に飛散し
易いことから上記SiOガスをSiCに換えてこれを還
流させることによりSi収率を高める方法である。但
し、炭素のみの還元により金属Siを製造する方法で
は、還元工程での不純物除去効果がほとんど期待でき
ず、高純度Siの製造には、高純度SiO2や高純度炭
素等を原料として用いる必要がある。
【0004】またメタルグレードSi(以下、MG−S
iという)を原料として用い、上記MG−Siを一方向
凝固させて、溶解( 高周波るつぼ溶解またはEB溶解)
させることにより太陽電池用Siを得る方法が知られて
いるが、非常に多額のコストを必要とする手法である。
【0005】従って、現状では9N〜11Nといった非
常に純度の高い半導体用Siの規格外品が、太陽電池用
Siとして用いられている。しかしながら、その量は限
られており、益々拡大する太陽電池用Siの需要を満た
し得るものではなく、高純度シリコンの新たな製造技術
が求められている。
【0006】一方、SiOを目的物質として開発された
技術はないが、シリコン系材料を製造する方法の中間生
成物としてSiOを製造する方法は知られており、例え
ば特開昭63−50307号公報には、SiO2を原料
とし、SiO2を減圧下で炭素または珪素により還元し
てSiOを製造する方法が開示されており、また特公平
5−31488号公報には、溶融金属珪素に珪石を吹き
込みSiOを発生させる方法が開示されている。しかし
ながら、これらの方法により高純度なSiOを製造しよ
うとすると、原料となるSiO2や金属珪素に高純度の
ものを使用することが必要であり、コスト高になるとい
う問題があった。そこで純度の高い原料を用いずに高純
度のSiOを製造することのできる技術の開発も要望さ
れていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、半導体用Siの規格外品
やその他の高純度原料を用いなくとも、太陽電池用Si
又はその原料として適用できる99.5%以上の高純度
金属Si及び高純度SiOを製造することができる方法
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明に係る高純度金属Siの製造方法とは、SiO2を主
成分とする原料から金属Siを製造する方法であって、
炭素系物質を還元剤として用い上記原料を1500℃以
上に加熱することによりSiO含有ガスを発生させる工
程(以下、第1工程ということがある)と、前記SiO
含有ガスの冷却固化物を再加熱して気化させるSiOの
精製工程(以下、第2工程ということがある)と、上記
精製されたSiOの固化物を、還元剤を用いてSiに還
元する工程(以下、第3工程ということがある)とを含
むことを要旨とするものであり、SiOをSiに還元す
る上記還元剤としては、水素ガス及び/又は炭化珪素を
用いることが推奨される。
【0009】また上記課題を解決した本発明に係る高純
度SiOの製造方法とは、SiO2を主成分とする原料
からSiOを製造する方法であって、炭素系物質を還元
剤として用い上記原料を1500℃以上に加熱すること
によりSiO含有ガスを発生させる工程と、上記SiO
含有ガスの冷却固化物を1500℃以上に再加熱して気
化させるSiOの精製工程からなることを要旨とするも
のであり、前記精製工程は複数回行うことが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者らは、SiO2を原料と
し、SiO2の還元により金属Siを製造する方法を前
提とした上で、高純度金属Siを製造する技術について
鋭意研究を重ねた。その結果、従来では副生成物と考え
られてきたSiOガスを、中間生成物としてむしろ積極
的に生成し、SiO含有ガスの冷却固化物を再加熱して
気化させることでSiOの精製が可能であり、さらに精
製されたSiOの固化物を還元することにより高純度金
属Siを製造することができることを見出し、本発明に
想到した。
【0011】図1は、SiO2を主体とする原料(純度
99.8%)である珪石の加熱温度と、各成分に起因す
るガス発生量の関係を示すグラフである。1800℃で
飽和するまでは、温度を高めるに従ってSiOガスの発
生量は増大し、1500℃以上(特に1600℃以上)
になるとSiOガスの発生量が多いことが分かる。また
Fe,Al,Ca等の不純物元素に起因するガス量は、
1800℃以上で急増している。従って、SiOガスを
多量に発生させ、尚かつ不純物元素の発生量を極力抑制
するという観点から、第1工程における加熱温度は、1
500℃以上1800℃以下に設定することが推奨され
る。即ち、1500〜1800℃(好ましくは1600
〜1800℃)の温度範囲では、SiOガスの発生量と
その他の不純物ガスの発生量の差が著しいことから、S
iOガスを非常に高い精製効率で回収することができる
ものである。
【0012】次に、この第1工程で生成したSiO含有
ガスを急冷して固化させ、再加熱して気化させればSi
Oを精製することが可能であり、この第2工程を複数回
繰り返すことにより、純度の一段と高いSiOを得るこ
とが可能となる。従って、この高純度SiOを用いるこ
とにより高純度のシリコン系材料を得ることができる。
【0013】第3工程では、第2工程で精製されたSi
Oの固化物を還元剤(H2ガスやSiC等)と共に加熱
することにより、SiOが還元されて金属Siが得られ
る。図2は、この第3工程の反応[SiO(g) +H2(g)
→Si(sl)+H2O(g) ]における反応温度と自由エネ
ルギーの関係を示すグラフであり、熱力学的観点よりS
iOからSiへの還元反応の起こりやすさが分かる。即
ち、第3工程における水素による還元反応は、800℃
以下で進行するものである。反応効率の観点からは温度
は高い方が望ましく、600℃以上が好ましい。水素ガ
スは、SiO以外の物質を生成することがないので、還
元剤として最も好ましい。尚、還元剤としてSiCを用
いる場合は、約1700℃以上の高温で反応が進行す
る。
【0014】また原料中に含まれるMg,Al,Bなど
の不純物元素は、第1工程の前にSiO2を主成分とす
る原料を1600℃未満の温度で予備加熱することで除
去することも可能である。予備加熱温度を低めに設定す
ると、不純物元素を蒸発させるのに長時間を要し、一方
予備加熱温度を高めに設定すると、SiOガスが多量に
生成してSi収率に悪影響を与えるので1000〜12
00℃に設定することが推奨される。
【0015】更に、前記第2工程に先立って、前記第1
工程で得られたSiO含有ガスを酸化させてSiO2
し、前記第1工程を再度または複数回繰り返すことによ
ってSiO2を主成分とする原料の純度を高めることが
望ましい。
【0016】また、第1工程を行う反応槽の上部の温度
を下げることにより、不純物である金属元素(Al,M
g,Ca等)の蒸気ガスは酸化物とすることができるの
で、反応槽上部に冷却可能な回収板を設けて、不純物を
除去してもよい。
【0017】尚、上述の本発明に係る水素還元反応は、
原料下部から還元ガスを吹く流動層式の装置を用いて行
えばよい。還元時の雰囲気は、発生したSiOの回収率
を高くする上で真空雰囲気であることが望ましく、例え
ば1.3×10-1〜1.3×10-2Paの真空度で還元
反応を行えば良い。
【0018】更に、耐火物を全く用いずに原料酸化物と
還元剤のみを反応させる容器として、分割型水冷銅るつ
ぼを有する高周波加熱炉(コールドクルーシブル炉)を
用いることが推奨される。上記高周波加熱炉は、通常、
活性金属の溶解に使用されるものであり、誘導溶解であ
ることから溶解や加熱の対象は金属に限られている。し
かし、本発明者らが検討した結果、たとえ酸化物であっ
ても溶解状態または半溶融状態になると、高周波による
誘導加熱が可能となることが分かった。この溶融状態ま
たは半溶融状態までは、導体を炉の上部におき、その輻
射熱を利用すれば加熱することが可能である。従って、
半溶融状態までこの状態で加熱した後、発熱体を引き上
げ、高周波を印加することで、本発明方法の実施にあた
って反応容器として用いることができる。しかも、周波
数を数MHzに設定すれば、直接、SiO2などを誘導
溶解することも可能である。
【0019】また、得られた金属Siを溶解して鋳塊に
するにあたっては、上記分割型水冷銅るつぼ(コールド
クルーシブル) を採用すれば、溶解材料自身によるスカ
ルの中で溶解することができ無汚染溶解が可能であり、
更に偏析などもなく均一な組織からなる鋳塊を得ること
が可能である。得られた鋳塊は通常の方法に従い、太陽
電池用の高純度Si材料とすればよい。しかも上記加熱
炉では、チャンバー内にるつぼを設置しているため、再
酸化,気化,還元などのための雰囲気制御も容易であ
る。
【0020】SiO2を主成分とする原料としては、シ
リカ鉱石はもちろんのこと、石炭火力発電所から発生す
る石炭灰やガラスカレット等の廃棄物も原料とすること
が可能である。
【0021】尚、以上では、SiO2を主成分とする原
料から金属Siを製造する方法について説明したが、本
発明に係る方法は、金属Si以外にもVやNb等の金属
の精製にも有効であり、例えばVの場合には、V25
主成分とする原料から金属Vを製造するにあたり、還元
剤を用い上記原料を加熱することによりVOガスを発生
させ、上記VOガスを加熱してVに還元すればよい。こ
の金属Vを製造する方法においても、VOガスを発生さ
せる工程において発生したVO含有ガスを冷却し固化し
て回収し、再度加熱してVOを精製する操作を繰り返す
ことで純度を高めることが可能である。またNbの場合
には、同様の方法で、Nb25を主成分とする原料から
NbO含有ガスを発生させ、Nbに還元すれば高純度の
金属Nbを得ることができる。
【0022】以下、本発明を実施例によって更に詳細に
説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもの
ではなく、前・後記の主旨に基づいて設計変更すること
はいずれも本発明の技術的範囲内に含まれるものであ
る。
【0023】
【実施例】実施例1 SiO2からSiOを還元生成する第1反応槽と、Si
OからSiを還元生成する第2反応槽を並設し、第1反
応槽で生成するSiO含有ガスを第2反応槽に移送でき
る様に両反応槽を連通させた。両反応槽には、夫々φ1
60黒鉛るつぼによる誘導加熱装置を配設し、真空ポン
プにより内部雰囲気を真空度:約1.3×10-2Paに
した。
【0024】まず第1反応槽にSiO2を主体とする原
料( 純度99.8%以上) と、上記原料に対して20重
量%のC粉末を投入し、加熱温度1850℃で120分
間の還元反応を行い、SiO含有ガスを生成した。第2
反応槽には、水素ガスを10リットル/分の流量で供給
すると共に、内部温度を800℃として、第1反応槽か
ら移送されてきたSiO含有ガスの還元を行い金属Si
を得た。
【0025】得られた金属Siの純度を、ICP発光分
析装置により分析したところ、その純度は99.999
%(5N)であった。
【0026】次にSiO2を還元するにあたって、真空
中(1.3×10-2Pa以下)で一旦生成したSiO含
有ガスを急冷固化し、その後1500℃で気化させ、再
度急冷固化させるSiOの精製工程を3回行ったこと以
外は、上記の方法と同様にして、金属Siを得た。得ら
れた金属Siの純度を、ICP発光分析装置により分析
したところ、その純度は、99.9999%(6N)で
あった。
【0027】実施例2 SiO2からSiOを還元生成する第1反応槽と、Si
Oを精製する第2反応槽を並設し、第1反応槽で生成す
るSiO含有ガスを第2反応槽に移送できる様に両反応
槽を連通させた。両反応槽には、夫々φ160黒鉛るつ
ぼによる誘導加熱装置を配設し、真空ポンプにより内部
雰囲気を真空度:約1.3×10-2Paにした。
【0028】まず第1反応槽にSiO2を主体とする原
料( 純度99.8%以上) と、上記原料に対して20重
量%のC粉末を投入し、加熱温度1850℃で120分
間の還元反応を行い、第1反応槽でSiO含有ガスを生
成し、不活性ガスをキャリアにして第2反応槽に移送し
た。尚、生成したSiO含有ガスは、移送中にガスによ
り冷却して固化物とした。第2反応槽としては、コール
ドクルーシブル炉を使用し、移送されてきたSiO固化
物の再加熱を行い高純度SiO(純度:99.998
%)を得た。
【0029】得られたSiOを酸化して、SiO2を製
造した。さらにSiOを炭素と混合し、窒素雰囲気で加
熱しSi34を製造した。
【0030】次にSiO含有ガスを急冷固化し、その後
1500℃で気化させ、再度急冷固化させるSiOの精
製工程を第2反応槽を用いて3回行ったこと以外は、上
記の方法と同様にして、SiOを得た。得られたSiO
の純度を、ICP発光分析装置により分析したところ、
その純度は、99.9999%(6N)であった。
【0031】得られたSiOを750℃で、水素還元し
太陽電池グレードの金属Siを製造した。
【0032】実施例3 SiO2を主体とする原料として、石炭灰(SiO2:6
0%,Al23:20%,C:10%,他の酸化物:1
0%)を用いて、実施例2と同様の操作を実施した。
【0033】第2反応槽に移送されるSiOを採取し
て、精製工程前のSiOを分析したところ、不純物とし
てAlを1.1%含有していたが、精製後のSiOを分
析すると、Alは0.1%であり、精製効果が確認でき
た。
【0034】次に精製工程をさらに4回(合計5回)繰
り返したところ、純度6NのSiOを得ることができ
た。
【0035】得られた高純度SiOを炭化することによ
り、高純度SiCを得ることができた。
【0036】実施例4 前記第1反応槽にV25を主体とする原料( 純度99%
以上) と、上記原料に対して14重量%のC粉末を投入
したことと、真空中(1.3×10-2Pa以下)で一旦
生成したVO含有ガスを急冷固化し、その後1600℃
で気化させ、再度急冷固化させる工程を3回行ったこと
以外は、実施例1の方法と同様にして、金属Vを得た。
【0037】得られた金属Vの純度を、ICP発光分析
装置により分析したところ、その純度は、99.999
%(5N)であった。
【0038】実施例5 前記第1反応槽にNb25を主体とする原料( 純度99
%以上) と、上記原料に対して15重量%のC粉末を投
入したことと、真空中(1.3×10-2Pa以下)で一
旦生成したNbO含有ガスを急冷固化し、その後160
0℃で気化させ、再度急冷固化させる工程を3回行った
こと以外は、実施例1の方法と同様にして、金属Vを得
た。
【0039】得られた金属Nbの純度を、ICP発光分
析装置により分析したところ、その純度は、99.99
9%(5N)であった。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、半導体用SiやMG−Si等の高純度原料を用いな
くとも、99.5%以上の高純度金属Siが製造できる
こととなり、特に太陽電池用Siとして好適な5N以上
の高純度金属Si及び高純度SiOを製造することので
きる方法が提供可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】SiO2を主体とする原料の加熱温度と、ガス
発生量の関係を示すグラフである。
【図2】第3工程におけるSiOの還元反応の反応温度
と自由エネルギーの関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 浩一 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 草道 龍彦 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 Fターム(参考) 4G072 AA01 AA24 BB05 GG01 GG03 HH13 HH14 HH33 HH36 JJ01 JJ02 LL01 MM01 MM03 MM08 RR04 RR11 TT19 UU01 UU02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiO2を主成分とする原料から金属S
    iを製造する方法であって、 炭素系物質を還元剤として用い上記原料を1500℃以
    上に加熱することによりSiO含有ガスを発生させる工
    程と、 前記SiO含有ガスの冷却固化物を再加熱して気化させ
    るSiOの精製工程と、 上記精製されたSiOの固化物を、還元剤を用いてSi
    に還元する工程とを含むことを特徴とする高純度金属S
    iの製造方法。
  2. 【請求項2】 還元剤として水素ガス及び/又は炭化珪
    素を用いることによりSiO含有ガスをSiに還元する
    請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 SiO2を主成分とする原料からSiO
    を製造する方法であって、 炭素系物質を還元剤として用い上記原料を1500℃以
    上に加熱することによりSiO含有ガスを発生させる工
    程と、 上記SiO含有ガスの冷却固化物を1500℃以上に再
    加熱して気化させるSiOの精製工程からなることを特
    徴とする高純度SiOの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記精製工程を複数回行う請求項3に記
    載の製造方法。
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