JP2005298273A - 高純度SiO固体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

高純度SiO固体の製造方法及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、スプラッシュ現象を引き起こす粉体原料、もしくは不純物濃度が高い原料を用いても、高純度SiO固体の製造が可能な製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】 SiOを含む原料とC又はSiを含む原料とを減圧下で加熱し、SiO気体を発生させ、該SiO気体を冷却し、SiO固体を析出させた後、一度析出したSiO固体を再気化し、別の領域にSiO固体を再析出させることを特徴とするSiO固体の製造方法、及び、そのための装置である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、例えば、高純度Si製造原料、Si系セラミックス製造原料、高分子フィルム蒸着用原料として利用される高純度のSiO固体を安価に、かつ生産性良く製造する方法および製造装置に関する。
SiO固体を製造する際には、Siを含む原料+SiOを含む原料又はC+SiOを含む原料の組合せで、それぞれ粉体で用いられる場合が多い(例えば、特許文献1、特許文献2)。高純度のC粉末は比較的容易に手に入るが、SiやSiO粉末はSiO気体発生効率を上げるために、一般に市販されている50〜200μm径の粉末を粉砕し、50μm以下の原料を使用する方法(特許文献3、特許文献4)がある。この場合、粉砕過程での汚染を受ける。また、Siを含む原料+SiOを含む原料又はC+SiOを含む原料の組合せのいずれの粉末も混練するので、その時の汚染も避けられない。
さらに、原料の粉径が小さくなるほど、スプラッシュ現象により飛散し、析出したSiO固体への混入の可能性が高くなる。特許文献5においては、スプラッシュ現象によるSiO固体への原料混入を抑えるため、原料充填箇所とSiO固体析出箇所との間に、飛散した原料を通さずに、SiO気体のみを通過させる遮蔽板を設置すれば、金属不純物濃度が50ppm以下のSiO固体の製造が可能であるとされている。しかしながら、該発明では、Siを含む原料として、半導体グレードの高純度Siウェハーを粉砕したものを使用しているにもかかわらず、SiO固体中のFe濃度は8ppm以上、さらに、数種類の不純物元素の濃度が1ppm以上となっており、原料Siより純度が低下している。この場合、原料を粉砕する過程で汚染を受けていると考えられる。
一方、SiOを高純度化する方法として、例えば、特許文献6で開示された方法がある。これはSiO気体を急冷して得られたSiO固体を1400〜1800℃で加熱した後、再蒸留する方法である。蒸発室と捕集室とからなる装置において、蒸発室に入れられたSiO固体を該温度に加熱し、捕集室を加熱せずに減圧状態にすると、蒸発室で蒸発したSiO気体が捕集室に導入され、粉末を形成する。しかし、この方法だと蒸発室の温度で蒸発してしまう不純物も捕集室に導入されることになり、実際に純度99.9%のSiOしか得られていない。
特開昭63−103814号公報 特開平4−81524号公報 特開平6−57417号公報 特開2000−262572号公報 特開2002−194535号公報 特開昭60−215514号公報
上述したように、原料として粉体を使用すると、スプラッシュ現象により原料自身が飛散し、SiO固体中に混入することがある。さらに、反応率を高めるために、微細な粉体を用いようとすると、よりその可能性が高くなってしまう。
原料の1つであるSiO粉末は、安価で、高純度のものを比較的容易に入手することが可能である。
Si粉末は、純度98〜99%程度の金属Siを用いられることが多い。このSi粉末は、質量分率で数百〜数千ppmのFe、Al、Cr、Ni、Ca等の不純物が含まれており、スプラッシュ現象により飛散してSiO固体中に混入すると、SiO中のこれらの不純物濃度が高くなってしまう。半導体グレードのような高純度Siを用いても、粉砕工程や、SiO2粉末との混合工程により汚染を受けてしまうため、同様の問題が起こる。さらに、半導体グレードの高純度Siを用いた場合、原料コストが高くなるため、大量生産に適した原料とは言えない。
また、高純度C粉末も容易に入手可能であるが、スプラッシュ現象が起こると、C自身がSiO固体中の不純物となってしまう問題がある。
特許文献6で開示された、Si原料と酸素気体をプラズマで反応させ、一度SiO固体を析出し、さらにSiOを蒸留する方法においては、主たる目的がSiとSiOの分離であって、その他の不純物はSiO中にそのまま残留し、分離されない。
本発明の目的は、スプラッシュ現象を引き起こす粉体原料、もしくは不純物濃度が高い原料を用いても、高純度SiO固体の製造が可能な製造方法及び製造装置を提供することである。
本発明者らは、SiOを含む原料とC又はSiを含む原料とを減圧下で加熱し、SiO気体を発生させ、該SiO気体を冷却し、SiO固体を析出させる方法において、スプラッシュ現象による原料混入や、原料中の不純物濃度が高くその蒸気圧が高いために不純物元素がSiO固体に付着混入することが原因となり、SiO固体が汚染されても、該SiO固体を再気化し、冷却、再析出させることより、高純度のSiO固体が製造できることを見出した。
本発明の製造方法は、SiOを含む原料及びC又はSiを含む原料を減圧下で加熱し、SiO気体を発生させ、該SiO気体を冷却し、SiO固体を析出させることでSiO固体を製造する方法であって、一度析出したSiO固体を再気化した後再度冷却し、別の領域にSiO固体を再析出させることを特徴とするSiO固体の製造方法である。さらに、該SiO固体を再気化し、別の領域へのSiO固体の再析出を複数回繰り返すことにより、より高純度なSiO固体の製造が可能である。
また、本発明の製造方法においては、該SiOを最後に固体析出させる温度を450〜1000℃にすることが望ましい。
本発明の製造装置は、真空ポンプを備えた減圧容器内に、C又はSiを含む原料とSiOを含む原料とを収容する原料容器、該原料容器の加熱手段、C又はSi原料とSiOを含む原料とから生成するSiO気体を冷却固化する第一のSiO析出部、該析出部の加熱手段、および、析出したSiO固体から生成するSiO気体を再度冷却固化する第二のSiO析出部を少なくとも備える。もしくは、該加熱手段を有するSiO析出部を、複数個備えたSiO固体の製造装置である。
本発明の製造装置においては、該SiO析出部それぞれに排気経路を備え、該原料容器が設置される領域と第一のSiO析出部の間、各SiO析出部同士の間および各SiO析出部と該SiO析出部の排気経路との間に、気体の流出入を制御する手段を備えていることが望ましい。
本発明のSiO固体を製造する方法及び装置によれば、スプラッシュ現象が起き易い粉体原料や、不純物濃度が高い原料を用いても、高純度のSiO固体を製造することが可能である。このことから、高価な高純度原料を使用する必要がなく、低価格の原料の使用が可能なので、低コストで、高純度SiO固体を提供することができる。
SiOを含む原料とC又はSiを含む原料とからSiO固体を製造する方法において、原料を減圧下で加熱し、SiO気体を発生させ、該SiO気体を冷却し、一度、SiO固体を析出させた後、該SiO固体を減圧下で気化した後再度冷却し、再びSiO固体を析出させる。
不純物を含んだ原料より発生したSiO気体中には、原料温度Tで、各不純物元素がその濃度に応じた蒸気圧分の気体として含まれる。ある不純物nの蒸気圧P(Tは、(1)式で表される。
Figure 2005298273
ここで、k:マトリックスと不純物nとの相互作用で決まる係数、P(Tn,eq:原料温度Tでの不純物n単体の平衡蒸気圧、N:不純物nのモル分率である。
次に、SiOの析出温度Tで、不純物元素気体が単位時間当たりにSiO固体に付着混入する量dN/dtは、(2)式で表される。
Figure 2005298273
ここで、α(T):凝縮係数、P(Tn,eq:析出温度Tでの不純物n単体の平衡蒸気圧、m:不純物nの原子量、k:ボルツマン定数である。
また、下地(この場合SiO固体)に入射する不純物元素気体の量に対する、凝縮量の割合である凝縮係数α(T)は析出温度Tと過飽和度σに依存する。過飽和度σは、(3)式で表わされる。
Figure 2005298273
例えば、真空蒸着法のように、室温に近い温度Tに保持された下地に、金属元素単体を蒸着する場合、(1)式において、P(T=P(Tn,eqとなるため、過飽和度σも大きく、凝縮係数α(T)=1とされる場合がある。しかしながら、その場合でも、下地温度が数百℃以上になると凝縮係数は極端に小さくなることが知られている。
一方、本発明の方法のように、原料中に各不純物元素が多量に含まれていない場合には、(1)式においてP(T<P(Tn,eqとなり、(3)式において過飽和度σも小さくなる。また、SiOの析出温度Tが数百℃以上ということから、各不純物元素の凝縮係数は1以下と考えられる。したがって、原料から気化した不純物元素全量がSiO固体に付着混入することはない。
さらに、SiO固体の析出温度Tが高いほど、凝縮係数α(T)が小さくなるので、(2)式においては、分子の値が小さく、分母の値が大きくなり、SiO固体に付着混入する量dN/dtはより少なくなると考えられる。
不純物を含んだ原料からSiO気体を経由して析出したSiO固体中に含まれる不純物濃度は、原料中のそれより低い値になる。次に、一度析出したSiO固体を最初の原料より純度の高い原料と考えると、これを気化させ、SiO固体を再析出させる場合、上記のことから、SiO固体中の不純物濃度はさらに低下する。
したがって、SiO固体の気化、析出を繰り返すことによって、より高純度のSiO固体を得ることができる。
本発明の方法を実施するには、SiOを含む原料+CまたはSiOを含む原料+Siを含む原料を収容する原料容器を配置する原料部と、複数のSiO固体の析出部が必要である。簡単のため、SiO固体の析出部が2箇所の場合について説明する。
最初に、減圧下でSiOを含む原料とC又はSiを含む原料を収容する原料容器を好ましくは1300℃〜1800℃に加熱し、SiO気体を発生させる。この温度範囲としたのは、1300℃未満では原料の反応が進まない虞があり、1800℃超ではSiもしくはSiOが存在する環境下で、耐久性を確保できる炉材の確保が困難なためである。
原料より発生したSiO気体は、好ましくは200〜1200℃に保持された第一のSiO析出部にSiO固体を冷却固化させる。第一のSiO析出部に析出しなかったSiO気体及び原料から気化した不純物気体が、第二のSiO析出部を通過する場合には、第二のSiO析出部の温度を予め200℃以上に設定しておく。
第一のSiO析出部の温度は、SiO固体を純化し、かつ、SiO気体からSiO固体への析出率を高くするためには、特に限定されないが、450〜1000℃がより望ましい。ただし、第一の析出部からSiO固体を気化し、第二のSiO析出部にSiO固体が析出する過程で、SiO固体はさらに純化されるため、加熱温度は200℃以上であれば充分である。一方、1000℃超の高温にする場合、SiO固体の析出率が低下する可能性があるが、SiO固体が付着する領域を広くすることで、1200℃であっても、80%以上の析出率を確保することが可能である。また、このとき、第二のSiO析出部の温度を200℃以上とするのは、不純物気体を付着固化させないためである。
次に、原料からのSiO気体の発生が終了したら、原料容器の温度を1200〜1300℃に下げる。原料温度を1200〜1300℃としたのは、1200℃以下であると、第一のSiO析出部から気化したSiOが原料部に析出する可能性があることと、原料が残存して、不純物気体が発生する場合にも、1300℃ではその発生が微量であるため、第二のSiO析出部に不純物気体は付着固化しないからである。
その後、第一のSiO析出部を1300℃以上に加熱し、SiO気体を再発生させ、好ましくは温度が450〜1000℃に設定された第二のSiO析出部にSiO固体を再析出させる。SiO気体を再発生させる際の第一のSiO析出部の加熱温度の上限は、析出部の材質の耐熱性により決まる。例えば、析出部が石英製の場合では1500℃が上限であり、カーボン製の場合では1800℃が上限となる。
さらに、精密にSiO固体を純化するために、第一のSiO析出部と第二のSiO析出部それぞれに排気経路を備えることが有効である。原料容器が設置される空間と第一のSiO析出部の間、第一のSiO析出部と第二のSiO析出部の間および、第一の析出部とその排気経路の間に、気体の流出入を制御する手段を備えることが有効である。
原料よりSiO気体を気化させ、第一のSiO析出部にSiO固体を冷却固化させる際に、第一のSiO析出部と第二のSiO析出部の間を遮断し、第一の析出部とその排気経路の間を開放することにより、原料から発生した不純物気体は、第二のSiO析出部に流入することなく、排気経路に流れ込む。
次に、第一のSiO析出部よりSiOを気化させる際には、原料と第一のSiO析出部の間および第一のSiO析出部とその排気経路の間を遮断し、第一と第二のSiO析出部の間を開放にすることで、原料からの不純物気体を流入させること無く、SiO気体を第二のSiO析出部に冷却固化することができる。
上述した方法によるSiO固体製造を可能にする装置は、真空ポンプを備えた減圧容器内に、CまたはSiを含む原料とSiOを含む原料とを収容する原料容器、該原料容器の加熱手段、C又はSiを含む原料とSiOを含む原料とから生成するSiO気体を冷却固化する第一のSiO析出部、該析出部の加熱手段、および、析出したSiO固体から生成するSiO気体を再度冷却固化する第二のSiO析出部を少なくとも備えること特徴としたSiO固体の製造装置である。
図1は、本発明のSiO固体製造装置の一例である。
図1に示された本発明のSiO固体製造装置は、容器内を少なくともSiOの蒸気圧以下に減圧できる能力を持つ真空ポンプを備えた減圧容器内に、原料1を収容する原料容器2を入れる原料部3と、原料より気化したSiO気体を最初に析出固化させる第一のSiO析出部4と、SiO固体を回収する第二のSiO析出部5と、排気口10とで構成されている。
原料部3と第一のSiO析出部4にはそれぞれヒータ6とヒータ7が設置されており、それぞれのヒータは、原料1又は第一のSiO析出部4を、1300℃以上に加熱できるようになっている。
第二のSiO析出部5は、原料部3や第一の析出部4からの輻射、SiO気体の持つ熱エネルギー、およびSiOの凝縮熱により加熱される。それらを加味し、素材の熱伝導率や厚みを最適化した断熱材9を具備することにより、第一のSiO析出部4にSiO固体を析出させる際には、第二のSiO析出部5は200℃以上に、第二のSiO析出部5にSiO固体を析出させる際には450〜1000℃の範囲に制御することができる。しかしながら、SiOを大量生産する場合には、SiOの凝縮熱が大きいため、逆に第二のSiO析出部5には、冷却装置を設置することが必要となる。また、ヒータが具備されたSiO析出部を第一のSiO析出部4と第二のSiO析出部5の間に増設すれば、SiO固体の再気化、再析出を複数回行うことができる。
より精密にSiO固体中の不純物除去が可能な装置は、各SiO析出部それぞれに排気経路を備え、原料容器が設置される領域と第一のSiO析出部の間、各SiO析出部同士の間および、各SiO析出部とその排気経路の間に、気体の流出入を遮断する手段を備えるSiO固体の製造装置である。
図2は、本発明のSiO固体製造装置の別の一例である。図2および図3において、同一の符号が付された部位は図1と同様の部材である。
図2および図3に示された本発明のSiO固体製造装置では、各SiO析出部には不純物排気口11と不純物排気口12が、原料部3と第一のSiO析出部4の間にはシャッター13が、第一のSiO析出部4と第二のSiO析出部5との間にはシャッター14が、第一のSiO析出部4と不純物排気口11との間にはシャッター15が設置されている。不純物排気口11と不純物排気口12は、それぞれ他のSiO析出部に気体が流入しないよう設計され、気体の流出入の制御は、穴の開いた仕切り板にシャッターを押し付けたり、離したりすることで、各領域間の気体の流れを止めたり、開放にすることができる。
最初に原料からSiO気体を発生させ、第一のSiO析出部4にSiOを冷却固化させる場合、シャッター13を開、シャッター14を閉、シャッター15を開にすれば、原料から発生した不純物気体が第二のSiO析出部5に流入することはない。次に、第一のSiO析出部4からSiO固体を再気化する際には、シャッター13を閉、シャッター14を開、シャッター15を閉とすることにより、原料部から不純物気体が流入することなく、再気化されたSiO気体を第二のSiO析出部5に再析出することができる。
さらに、図3に示した本発明のSiO固体製造装置を用いれば、SiO固体の再気化、再析出を複数回行うことが可能である。
原料からSiO気体を発生させる際、シャッター13、シャッター14、シャッター15、シャッター17を開、シャッター16を閉にすれば、第一のSiO析出部4にSiOが冷却固化され、不純物排気口11を通じて不純物は排気される。次に、シャッター14、シャッター16、シャッター17を開、シャッター13、シャッター15を閉にし、ヒータ7により第一のSiO析出部4を1300〜1800℃に加熱し、SiO固体を全量気化させ、第二のSiO析出部5にSiO固体を冷却固化させる。逆に、SiO固体を第二のSiO析出部5から全量気化させ、第一のSiO析出部4にSiO固体を冷却固化させることも可能である。SiO固体を複数回析出させる際の最終回の析出温度は、450〜1000℃が好ましい。
(実施例1)
図1の装置を用い、本発明を実施した。
直径120mm、深さ300mmのカーボン製原料容器2に平均粉径50μmのSi粉300gと平均粉径200μmのケイ砂700gを均一になるように混合して充填し、原料部3に装入した。各原料の不純物濃度は、表1に示す通りである。
第一のSiO析出部4には直径110mm、長さ800mmのカーボン製析出容器を、第二のSiO析出部5には嵩密度100kg/m、厚さ20mmのカーボン製断熱材9が装着された直径80mm、長さ500mmの石英製容器を設置した。
最初に、真空容器内を真空ポンプで排気口10より圧力が1Pa以下になるまで排気した後、ヒータ6により原料部3の昇温を開始した。
原料部3の温度が1500℃になるまで昇温し、Si粉とケイ砂の反応によりSiO気体を発生させ、該SiO気体を第一のSiO析出部4に析出させた。このとき、第一のSiO析出部4と第二のSiO析出部5の温度分布はそれぞれ500〜700℃、200〜400℃であった。
所定の時間、第一のSiO析出部4にSiO固体を冷却固化した後、原料からのSiO気体の発生を停止するために、原料部3を1300℃まで降温した。
次に、第一のSiO析出部4の昇温を開始し、1300℃になった時点で温度を保持し、第一のSiO析出部4のSiO固体を気化させ、500〜700℃の温度範囲に制御された第二のSiO析出部5にSiO固体を再析出させた。
実験後、原料容器2内には、最初に充填した量の20%の原料が残存し、SiO気化時に原料容器2外に突沸したと思われる原料が、原料部3の底部に堆積していた。得られたSiOの不純物濃度は表1に示される通りであった。
(実施例2)
図2の装置を用い、本発明を実施した。
直径120mm、深さ300mmのカーボン製原料容器2に平均粉径50μmのSi粉300gと平均粉径200μmのケイ砂700gを均一になる様に混合して充填し、原料部3に装入した。各原料は、実施例1と同じものを使用した。
第一のSiO析出部4には直径110mm、長さ800mmのカーボン製析出容器を、第二のSiO析出部5には、嵩密度100kg/m、厚さ10mmのカーボン製断熱材9が装着された直径100mm、長さ500mmの石英製容器を設置した。
最初に、カーボン製シャッター13とシャッター15を開、カーボン製シャッター14を閉にして、真空容器内を真空ポンプで排気口10より圧力が1Pa以下になるまで排気した後、ヒータ8によりシャッター14とシャッター15がある領域を1300℃に、ヒータ6により原料部3を1200℃に昇温した。
次に、原料部3を1500℃まで昇温し、Si粉とケイ砂の反応によりSiO気体を発生させ、該SiO気体を第一のSiO析出部4に析出させた。このとき、第一のSiO析出部4の温度分布は600〜800℃であり、第一のSiO析出部4に付着固化しない不純物気体は不純物排気口11を経由して、系外に排出される。
所定の時間、第一のSiO析出部4にSiO固体を冷却固化した後、原料からのSiO気体の発生を停止するために、原料部3を1300℃まで降温し、さらに、シャッター13を閉にした。
次に、シャッター15を閉にし、シャッター14を開にして、該シャッターがある領域を1500℃まで昇温し、第一のSiO析出部4の昇温を開始した。1500℃になった時点で温度を保持し、第一のSiO析出部4のSiO固体を気化させ、600〜800℃の温度範囲になった第二のSiO析出部5にSiO固体を再析出させた。
実験後、原料容器2内には、最初に充填した量の20%の原料が残存し、SiO気化時に原料容器2外に突沸したと思われる原料が、原料部3の底部に堆積していた。得られたSiOの不純物濃度は表1に示される通りであった。
(実施例3)
図2の装置を用い、本発明を実施した。
直径120mm、深さ300mmのカーボン製原料容器2に、3〜7mmのケイ石粒を1.2kgと、10〜50mmのSi粒を0.6kgとを混合して充填し、原料部3に装入した。各原料の不純物濃度は、表1に示す通りである。
第一のSiO析出部4には直径110mm、長さ800mmのカーボン製析出容器を、第二のSiO析出部5には、嵩密度100kg/m、厚さ10mmのカーボン製断熱材9が装着された直径100mm、長さ500mmの石英製容器を設置した。
最初に、カーボン製シャッター13とシャッター15を開、カーボン製シャッター14を閉にして、真空容器内を真空ポンプで排気口10より圧力が1Pa以下になるまで排気した後、ヒータ8によりシャッター14とシャッター15がある領域を1300℃に、ヒータ6により原料部3を1300℃に昇温した。
次に、原料部3の温度が1600℃になるまで昇温し、溶解したSi融液とケイ石粒の反応によりSiO気体を発生させ、該SiO気体を第一のSiO析出部4に析出させた。
このとき、第一のSiO析出部4の温度分布は600〜850℃であり、第一のSiO析出部4に付着固化しない不純物気体は不純物排気口11を経由して、系外に排出される。所定の時間、第一のSiO析出部4にSiO固体を冷却固化した後、原料からのSiO気体の発生を停止するために、原料部3を1300℃まで降温し、さらに、シャッター13を閉にした。
次に、シャッター15を閉にし、シャッター14を開にして、該シャッターがある領域を1500℃まで昇温し、第一のSiO析出部4の昇温を開始した。1500℃になった時点で温度を保持し、第一のSiO析出部4のSiO固体を気化させ、600〜800℃の温度範囲になった第二のSiO析出部5にSiO固体を再析出させた。得られたSiOの不純物濃度は、表1に示される通りであった。この実験においては、原料として粉体を用いておらず、Si原料が融液化するため、原料の飛散は起こらなかった。
(実施例4)
図3の装置を用い、本発明を実施した。
直径120mm、深さ300mmのカーボン製反応原料容器2に平均粉径50μmのSi粉300gと平均粉径200μmのケイ砂700gを均一になるように混合して充填し、原料部3に装入した。各原料は、実施例1と同じものを使用した。
第一のSiO析出部4と第二のSiO析出部5には、直径100mm、長さ500mmの石英製容器を設置した。
最初に、カーボン製シャッター13〜17を開にして、真空容器内を真空ポンプで不純物排気口11、不純物排気口12より圧力が1Pa以下になるまで排気した後、ヒータ7とヒータ8により、第一のSiO析出部4と第二のSiO析出部5をそれぞれ500℃に、ヒータ6により、原料部3を1200℃に昇温した。
次に、シャッター16を閉にして、原料部3を1500℃になるまで昇温し、Si粉とケイ砂の反応によりSiO気体を発生させ、該SiO気体を第一のSiO析出部4に析出させた。このとき、ヒータ7により第一のSiO析出部4の温度分布が500〜800℃になるよう調節した。第一のSiO析出部4に付着固化しない不純物気体は不純物排気口11を経由して、系外に排出される。
所定の時間、第一のSiO析出部4にSiO固体を冷却固化した後、原料からのSiO気体の発生を停止するために、原料部3を1300℃まで降温し、シャッター13を閉にした。次に、シャッター15を閉にし、シャッター14、シャッター16、シャッター17を開にして、第一のSiO析出部4を1500℃まで昇温した。
第一のSiO析出部4のSiO固体を気化させ、500〜800℃の温度範囲に制御された第二のSiO析出部5にSiO固体を再析出させた。今度は、第一のSiO析出部4の温度を500℃まで下げ、シャッター14〜16を開、シャッター17を閉にして、第二のSiO析出部5を1500℃まで昇温、SiO固体を気化させ、500〜800℃の温度範囲に制御された第一のSiO析出部4にSiO固体を再析出させた。
さらにもう一度、第一のSiO析出部4のSiO固体を再気化し、第二のSiO析出部5に再析出させ、実験を終了した。原料容器2内には、最初に充填した量の20%の原料が残存し、SiO気化時に原料容器2外に突沸したと思われる原料が、原料部3の底部に堆積していた。得られたSiOの不純物濃度は、表1に示される通りであった。
(比較例1)
図1の装置から第二のSiO析出部5と断熱材を取り除いた装置を用い、比較実験を実施した。
直径120mm、深さ300mmのカーボン製原料容器2に、平均粉径50μmのSi粉300gと平均粉径200μmのケイ砂700gを均一になるように混合して充填し、原料部3に装入した。各原料は、実施例1と同じものを使用した。第一のSiO析出部4には直径110mm、長さ800mmの石英製析出容器を設置した。
最初に、真空容器内を真空ポンプで排気口10より圧力が1Pa以下になるまで排気した後、ヒータ7により第一のSiO析出部4を、ヒータ6により原料部3の昇温を開始した。
原料部3の温度が1500℃になるまで昇温し、Si粉とケイ砂の反応によりSiO気体を発生させ、該SiO気体を第一のSiO析出部4に析出させた。このとき、第一のSiO析出部4の温度分布が500〜700℃になるようにヒータ7のパワーを調整した。
所定の時間、第一のSiO析出部4にSiO固体を冷却固化した後、第一のSiO析出部4の温度を該温度分布に保持しながら、原料からのSiO気体の発生を停止するためにヒータ6をオフにした。原料部3が1300℃以下になった時点で、ヒータ7のパワーもオフにした。
実験終了後、第一のSiO析出部4からSiOを回収し、得られたSiOの不純物濃度は表1に示される通りであった。この場合も、原料容器2内には、最初に充填した量の20%の原料が残存し、SiO気化時に原料容器2外に突沸したと思われる原料が、原料部3の底部に堆積していた。
(比較例2)
比較例1と同じ装置を用いて実施した。
直径120mm、深さ300mmのカーボン製反応原料容器2に、3〜7mmのケイ石粒を1.2kgと、10〜50mmのSi粒を0.6kgとを混合して充填し、原料部3に装入した。各原料は、実施例3と同じものを使用した。
第一のSiO析出部4には直径110mm、長さ800mmの石英製析出容器を設置した。
最初に、真空容器内を真空ポンプで排気口10より圧力が1Pa以下になるまで排気した後、ヒータ7により第一のSiO析出部4を、ヒータ6により原料部3の昇温を開始した。原料部3の温度が1600℃になるまで昇温し、溶解したSiとケイ石粒の反応によりSiO気体を発生させ、該SiO気体を第一のSiO析出部4に析出させた。このとき、第一のSiO析出部4の温度分布が500〜700℃になるようにヒータ7のパワーを調整した。
所定の時間、第一のSiO析出部4にSiO固体を冷却固化した後、第一のSiO析出部4の温度を該温度分布に保持しながら、原料からのSiO気体の発生を停止するためにヒータ6をオフにした。
原料部3が1300℃以下になった時点で、ヒータ7のパワーもオフにした。得られたSiOの不純物濃度は、表1に示される通りであった。この実験においては、原料として粉体を用いておらず、Si原料が融液化するため、原料の飛散は起こらなかった。
Figure 2005298273
表1の結果より、粉体原料を用い、原料の飛散が生じた場合でも、一度析出したSiO固体を再気化し、450〜1000℃の温度に設定された別の領域にSiO固体を再析出させることにより、SiO固体中の不純物濃度が充分低下することがわかった。
また、実施例1と実施例2および実施例4とを比較すると、実施例2および実施例4の方が、各不純物濃度が低くなっており、気体の流出入を制御するシャッターを有効に活用することにより、SiO固体中の不純物濃度をより低下させられたことが示された。
さらに、原料飛散が起らないSi融液とケイ石粒を用いた場合、一度析出したSiO固体の不純物濃度は比較的低いが、本発明を実施することにより、さらに高純度なSiOを得られることが判明した。
本発明を実施するSiO固体製造装置の概念図である。 本発明を実施する他のSiO固体製造装置の概念図である。 本発明を実施する別のSiO固体製造装置の概念図である。
符号の説明
1 原料
2 原料容器
3 原料部
4 第一のSiO析出部
5 第二のSiO析出部
6〜8 ヒータ
9 断熱材
10 排気口
11 不純物排気口
12 不純物排気口
13〜17 シャッター

Claims (6)

  1. SiOを含む原料とC又はSiを含む原料とを減圧下で加熱し、SiO気体を発生させ、該SiO気体を冷却し、固体を析出させることでSiO固体を製造する方法であって、一度析出したSiO固体を再気化した後再度冷却し、別の領域にSiO固体を再析出させることを特徴とするSiO固体の製造方法。
  2. 該SiO固体を再気化し、別の領域へのSiO固体の再析出を複数回繰り返す請求項1に記載のSiO固体の製造方法。
  3. 該SiO固体を最後に固体析出させる温度が450〜1000℃である請求項1または2に記載のSiO固体の製造方法。
  4. 真空ポンプを備えた減圧容器内に、C又はSiを含む原料とSiOを含む原料とを収容する原料容器、該原料容器の加熱手段、C又はSiを含む原料とSiOを含む原料とから生成するSiO気体を冷却固化する第一のSiO析出部、該析出部の加熱手段、および、析出したSiO固体から生成するSiO気体を再度冷却固化する第二のSiO析出部を少なくとも備えることを特徴とするSiO固体の製造装置。
  5. 該加熱手段を有するSiO析出部を複数個備えた請求項4に記載のSiO固体の製造装置。
  6. 該SiO析出部それぞれに排気経路を備え、該原料容器が設置される領域と第一のSiO析出部との間、各SiO析出部同士の間および各SiO析出部と該SiO析出部の排気経路との間に、気体の流出入を制御する手段を備える請求項4または5に記載のSiO固体の製造装置。
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