JP2001039105A - 前輪用タイヤと後輪用タイヤの組み合わせ - Google Patents

前輪用タイヤと後輪用タイヤの組み合わせ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエット性能、操縦安定性能を両立する。 【解決手段】 トレッド面2に、タイヤ赤道Cの近傍に
位置する内端iを起点としてタイヤ赤道Cを横切ること
なくタイヤ周方向線となす角度が0〜15°でのびる急
傾斜部3aと、この急傾斜部3aに連続しかつタイヤ周
方向線となす角度が15°よりも大かつ60°以下の範
囲でのびる緩傾斜部3bとを含む傾斜溝3を設けた前輪
用タイヤ1Fと後輪用タイヤ1Rの組み合わせである。
前輪用タイヤ1Fのランド比を50〜60%とし、かつ
後輪用タイヤ1Rのランド比を前輪用タイヤのランド比
よりも大かつ60〜70%とする。前輪用タイヤ1F
は、急傾斜部3aの溝巾Wfを後輪用タイヤ1Rの溝巾
Wrよりも大とする。急傾斜部3a、3a間がなす陸部
10はその巾Wsが前記溝巾Wfよりも小さい小巾部6
を含み、かつ後輪用タイヤ1Rは、前記陸部10の巾
が、前記急傾斜部3aの溝巾Wr以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエット性能、ノ
イズ性能、ドライ操縦安定性能を高い次元で両立しうる
前輪用タイヤと後輪用タイヤの組み合わせに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、車両の耐ハイドロプレーニング性能を向上するため
には、例えばタイヤに形成される溝面積を増すこと、換
言すればランド(陸)比を下げることが行われる。しか
し、ランド比の低下は、ドライ路面での操縦安定性の低
下を招く。特にスポーツカー等に装着される高性能タイ
ヤにあっては、溝面積を通常よりも小さくしてグリップ
力や剛性感を高めているため、ランド比の低下はこの種
のタイヤの操縦安定性を大きく低下させるという不具合
がある。
【0003】また、このような操縦安定性の低下を防止
するため、例えばFR車などでは、前輪用タイヤに比し
て後輪用タイヤの巾を大きくすることも考えられる。し
かしながら、ボディ側のクリアランスが小さい場合に
は、ボディとタイヤが干渉することがあるため、このよ
うな方法だけでは十分な効果を得るまでには至っていな
い。
【0004】本発明は、以上のような問題点に鑑み案出
なされたもので、特定のトレッドパターンを有する前輪
用タイヤと後輪用タイヤの各ランド比等を一定範囲に限
定することを基本として、ウエット性能、ノイズ性能、
ドライ操縦安定性能を高い次元で両立しうる前輪用タイ
ヤと後輪用タイヤの組み合わせを提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、トレッド面に、タイヤ赤道から近傍に位置
する内端を起点として該タイヤ赤道を横切ることなくタ
イヤ周方向線となす角度が0〜15°の範囲でのびる急
傾斜部と、この急傾斜部に連続しかつタイヤ周方向線と
なす角度が15°よりも大かつ60°以下の範囲で同向
きに傾いてのびる緩傾斜部とを含む傾斜溝を前記タイヤ
赤道の両側に設けた前輪用タイヤと後輪用タイヤの組み
合わせであって、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を
充填するとともに正規荷重を負荷して平面に接地させた
接地面において、前記前輪用タイヤは、接地面の外周輪
郭線で囲まれる該接地面の全面積に対する接地面積の比
であるランド比が50〜60%であり、かつ後輪用タイ
ヤは、そのランド比が前輪用タイヤのランド比よりも大
かつ60〜70%であるとともに、前輪用タイヤは、前
記急傾斜部の溝巾を後輪用タイヤの溝巾よりも大とし、
かつ急傾斜部間がなす陸部はその陸部巾が前記溝巾より
も小さい小巾部を含み、かつ後輪用タイヤは、前記陸部
の陸部巾が、前記急傾斜部の溝巾以上であることを特徴
としている。
【0006】ここで、「正規リム」とは、タイヤが基づ
いている規格を含む規格体系において、当該規格がタイ
ヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標
準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETR
TOであれば "Measuring Rim"とする。また、「正規内
圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系に
おいて、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、
JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TI
RE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURE
S" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION P
RESSURE" であるが、タイヤが乗用車用である場合には
180kPaとする。さらに「正規荷重」とは、タイヤ
が基づいている規格を含む規格体系において、各規格が
タイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば
最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS A
T VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大
値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"とする。
【0007】なお前記傾斜溝の前記急傾斜部と緩傾斜部
とは、滑らかに連なり、かつ緩傾斜部は徐々にタイヤ周
方向に対する角度を増すことが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1には前輪用タイヤ1Fのトレッ
ドパターンの展開図を、図2には後輪用タイヤ1Rのト
レッドパターンの展開図をそれぞれ示しており、各タイ
ヤ1F、1Rに共通する部分から先ず説明する。
【0009】本実施形態の各タイヤ1F、1Rは、トレ
ッド面2に、タイヤ赤道Cの両側に設けられた複数本の
傾斜溝3を具えている。該傾斜溝3は、急傾斜部3aと
緩傾斜部3bとを含んでいる。前記急傾斜部3aは、図
3に拡大して示す如く、前記タイヤ赤道近傍に位置する
内端iを起点として該タイヤ赤道Cを横切ることなくタ
イヤ周方向線となす角度θ1が0〜15°の小角度をな
してのびる。
【0010】前記内端iは、他の溝とは交わらない独立
したものである。このような独立した内端iは、傾斜溝
3が接地した際に実質的に両端解放の気柱管を構成する
のを妨げ、タイヤ騒音を抑制しうる。例えば、一端が閉
じた気柱管は、両端解放の気柱管に比べ共鳴ノイズの周
波数が略半減、すなわち低周波数側へとシフトする。し
たがって、本例のような内端iを有する傾斜溝2は、路
面と接地した際に共鳴ノイズを低周波数側へと移行させ
ることができ、ノイズ周波数の分散化などを図り、通過
騒音や路面の打音、さらには車内騒音などを低減しう
る。
【0011】なお本実施形態では、各タイヤ1F、1R
のトレッドの中央部Crには、タイヤ周方向に連続して
のびる実質的に排水用に役立つ溝は有していない。これ
により、共鳴ノイズはより一層低減される。また「トレ
ッドの中央部」Crとは、タイヤ赤道Cを中心とする接
地巾TW(正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填す
るとともに正規荷重を負荷して平面に接地させた接地面
のタイヤ軸方向最外端間のタイヤ軸方向距離)の50%
の領域として定める。また「実質的に排水用に役立つ
溝」には、巾が2.0mm以下の細溝、サイピングなど実
質的な排水効果を発揮しないものは含まれない。
【0012】また、図3に示す如く、前記傾斜溝3の内
端iは、本例ではタイヤ赤道Cから小距離Lを隔てたも
のを例示している。この小距離Lは、例えば接地巾TW
の2%以下程度が好ましい。この小距離Lが大きすぎる
と、トレッド中央部Cr、とりわけタイヤ赤道C付近の
水膜排水効果が低下する傾向がある。また、タイヤ周方
向線に対して小角度でのびる前記急傾斜部3aがタイヤ
赤道側に設けられることにより、従来、タイヤ赤道両側
に形成されていた周方向溝と実質的に大差ない優れた排
水性を発揮しうる。なおこの内端iは、タイヤ赤道C上
に位置させても良い。
【0013】また緩傾斜部3bは、急傾斜部3aに連な
りかつタイヤ周方向となす角度θ2が15°よりも大か
つ60°以下の範囲で同向きに傾いてのびる。このよう
な緩傾斜部3bは、とりわけトレッド中央部Crのパタ
ーン剛性を維持するのに役立ち、ドライグリップを高め
るなど操縦安定性能の向上に寄与しうる。
【0014】また急傾斜部3a、緩傾斜部3bは、それ
ぞれ一定の角度θ1、θ2でのびるものでも良いが、本
例では急傾斜部3a、緩傾斜部3bがタイヤ軸方向外側
に向かうにつれてタイヤ周方向に対する角度を徐々に増
すものを例示している。なお前記急傾斜部3a、緩傾斜
部3bの角度θ1、θ2は、溝中心線Gcにて測定し、
これらが滑らかにカーブする場合には溝中心線の接線と
タイヤ周方向線とのなす角度として測定しうる。
【0015】また図3に示す如く、急傾斜部3aと緩傾
斜部3bとが交わる交わり部Pは、例えば傾斜溝の内端
iと外端3eとの間のタイヤ軸方向長さWGの0.25
倍〜0.70倍、より好ましくは0.35〜0.65倍
の距離Sをタイヤ赤道Cから隔てた位置に設けるのが望
ましい。これによって、ウエットグリップ性能とドライ
グリップ性能とをバランス良く向上しうる。
【0016】また傾斜溝3の外端3eは、本例では前記
トレッド中央部Crの外側であるトレッドショルダ部S
hをタイヤ周方向に連続してのびる縦溝4に連通して終
端している。従って、傾斜溝2は、この縦溝4を利用し
て傾斜溝内の排水をタイヤ外方へと効果的に排出しう
る。なお傾斜溝3のタイヤ軸方向の外端3eをトレッド
端縁eまで延在させても構わない。
【0017】本例の空気入りタイヤは、前記傾斜溝3
が、前記内端i側から順次路面に接地するように回転さ
せるのが好ましい。これによってウエット路面の水膜
は、急傾斜部3aの内端iから流水抵抗の少ない急傾斜
部3aを経て、緩傾斜部3bから例えば縦溝4へと効果
的に排出することができる。また本例ではこの縦溝4に
は、該縦溝4からタイヤ軸方向内、外にのびる小傾斜溝
5i、5oが配置され、これらの小傾斜溝5i、5oを
利用してさらに排水性を高めうる。
【0018】上述のように、各タイヤ1F、1Rは、基
本的に同一のトレッドパターンを有しているが、次に具
体的に異なる部分について説明する。本実施形態の前輪
用タイヤ1Fと後輪用タイヤ1Rの組み合わせにおいて
は、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填するとと
もに正規荷重を負荷して平面に接地させた接地面(図
1、図2に点線でその外周輪郭線Eを示す。)におい
て、前輪用タイヤ1Fは、接地面の外周輪郭線Eで囲ま
れる該接地面の全面積(溝面積+接地面積)に対する接
地面積の比であるランド比が50〜60%とされ、かつ
後輪用タイヤ1Rでは、そのランド比が前輪用タイヤの
ランド比よりも大かつ60〜70%に設定されている。
【0019】発明者らは、上述のような特徴的な傾斜溝
を含む図1、図2のパターンを有するタイヤにおいて、
前記ランド比が、48%、57%、63%及び72%の
4種のタイヤ(タイヤサイズ215/45ZR17、装
着リムサイズ7J×17)を試作した。そして、前輪用
タイヤ1Fにランド比が57%の供試タイヤを装着する
とともに、後輪タイヤ1Rにランド比の異なる供試タイ
ヤを順次装着(テスト車両:国産FR乗用車、排気量2
500cc、内圧230kPa)し、操縦安定性と耐ハイ
ドロプレーニング性能(以下、単に「耐ハイドロ性能」
ということがある。)について実車試験を行った。
【0020】操縦安定性については、前記テスト車両に
より、速度120km/Hで乾燥アスファルト路面をレ
ーンチェンジしたときの安定性をドライバーのフィーリ
ングによって10点法で評価した。また、耐ハイドロプ
レーニング性能については、同テスト車両を、水深10
mmのアスファルト路において速度70km/hで100R
の円旋回を行い、残留する最大発生横Gを測定し、これ
を指数化して示したものである。
【0021】図4にはその結果を示している。図から
は、後輪タイヤ1Rのランド比が増加すると操縦安定性
は向上するものの、耐ハイドロ性能は低下することが確
認できる。しかし、後輪用タイヤ1Rのランド比を60
〜70%の範囲に限定した場合には、耐ハイドロ性能の
低下が実質的になく、両性能が比較的バランス良く維持
されていることが確認できる。
【0022】他方、後輪用タイヤ1Rのランド比を前記
好ましい範囲に含まれる63%に設定し、前輪用タイヤ
1Fにランド比の異なる供試タイヤを順次装着して操縦
安定性と耐ハイドロ性能について同様のテストを行っ
た。図5には、そのテストの結果を示している。テスト
の結果、操縦安定性と耐ハイドロ性能とをバランス良く
向上するためには、後輪用タイヤ1Rのランド比が63
%の場合、前輪用タイヤ1Fのランド比を50〜60%
とするのが良い。そして、発明者らは、さらに種々のラ
ンド比のタイヤを試作して実験を試みることにより、前
輪用タイヤ1Fのランド比は50〜60%、より好まし
くは55〜58%とし、後輪用タイヤ1Rのランド比は
前輪用タイヤのランド比よりも大かつ60〜70%、さ
らに好ましくは62〜66%とすることが望ましいこと
を知見した。
【0023】また、前輪用タイヤ1Fのランド比を後輪
用タイヤ1Rに比して小とするに際して、前輪用タイヤ
1Fは、前記急傾斜部3aの溝巾Wfを後輪用タイヤ1
Rの急傾斜部3aの溝巾Wrよりも大とすることがより
効果的である。前記急傾斜部3aは、接地圧の高いタイ
ヤ赤道Cの近傍位置にありかつタイヤ周方向と小角度で
傾いてのびるため、溝巾を増した場合の耐ハイドロ性能
向上への寄与率が他の溝に比して高いものとなるからで
ある。
【0024】なお緩傾斜部3bについては、本例では前
輪用タイヤ1F、後輪用タイヤ1Rともに同一の溝巾と
したものが例示される。これによって、前輪用タイヤ1
Fのトレッド中央部Crのパターン剛性の低下を最小限
に止め、操縦安定性の低下を抑制しうる点で好ましいも
のとなる。また前記各溝巾Wf、Wrは、急傾斜部3a
の溝巾が変化する場合、各溝巾は最大の溝巾として特定
され、溝がのびる向きと直交する方向で測定される。
【0025】このような前輪用タイヤ1Fの急傾斜部3
aの溝巾Wfは、例えば接地巾TWの2〜9%、好まし
くは2.5〜5.5%、さらに好ましくは4〜8%、よ
り好ましくは4〜7%とするのが望ましいが、下限を6
mm以上とするのがさらに望ましい。なお急傾斜部3aの
溝深さは7mm以上とすることが望ましい。また前輪用タ
イヤ1Fの前記急傾斜部3aの溝巾Wfと、後輪用タイ
ヤの前記急傾斜部3aの溝巾Wrとの差(Wf−Wr)
は、0.5mm以上、さらに好ましくは1.0mm以上とす
るのが好ましい。
【0026】また本実施形態の前輪用タイヤ1Fは、前
記傾斜溝3、3間などに路面と接地する陸部9、10な
どが形成されるが、本例では、その陸部巾Wsが前記溝
巾Wfよりも小さい小巾部6、7を含んでいる。本例で
は、図1に示す如く、小巾部6、7は、タイヤ赤道両側
の急傾斜部3a、3a間に挟まれるリブ状の陸部9と、
タイヤ赤道Cの各側において、急傾斜部3a、3a間に
形成される羽状の陸部10とに設けられたものが示され
る。ここで、陸部の巾は、陸部がのびる向きと直角に測
定し、その最小の巾をもって特定する。また前記小巾部
6、7は、夫々トレッド中央部Crに設けられている。
このため、前輪用タイヤ1Fにおいては、タイヤ赤道付
近の水膜除去がより一層促進され、さらに耐ハイドロ性
能を向上できる。なお前記溝巾Wfと小巾部の(最小)
巾Wsとの差(Wf−Ws)は、例えば1.0mm以上、
好ましくは2.0〜4.0mmとするのが望ましい。
【0027】これに対し、後輪用タイヤ1Rは、前記リ
ブ状の陸部9及び羽状の陸部10の巾が、いずれも前記
急傾斜部3aの溝巾Wr以上として形成されている。こ
れによって、操縦安定性に寄与の高い後輪用タイヤ1R
では、上述のような小巾部6、7を具えていないため、
トレッド中央部Crにて剛性を高め操縦安定性を向上し
うる。
【0028】以上本発明の実施形態について詳述した
が、前輪用タイヤ1Fと後輪用タイヤ1Rとは同一サイ
ズであっても良いが、好ましくは後輪用タイヤの方が大
きいことが望ましい。
【0029】
【発明の効果】上述したように、本発明の前輪用タイヤ
と後輪用タイヤの組み合わせにおいては、ウエット性
能、ノイズ性能、ドライ操縦安定性能を高い次元で両立
しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の前輪用タイヤのトレッドパターン
を示す図である。
【図2】本実施形態の後輪用タイヤのトレッドパターン
を示す図である。
【図3】傾斜溝の拡大図である。
【図4】耐ハイドロ性能、操縦安定性、ランド比の関係
を示すグラフである。
【図5】耐ハイドロ性能、操縦安定性、ランド比の関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1F 前輪用タイヤ 1R 後輪用タイヤ 2 トレッド面 3 傾斜溝 3a 急傾斜部 3b 緩傾斜部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド面に、タイヤ赤道近傍に位置する
    内端を起点として該タイヤ赤道を横切ることなくタイヤ
    周方向線となす角度が0〜15°の範囲でのびる急傾斜
    部と、 この急傾斜部に連続しかつタイヤ周方向線となす角度が
    15°よりも大かつ60°以下の範囲で同向きに傾いて
    のびる緩傾斜部とを含む傾斜溝を前記タイヤ赤道の両側
    に設けた前輪用タイヤと後輪用タイヤの組み合わせであ
    って、 正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填するとともに
    正規荷重を負荷して平面に接地させた接地面において、 前記前輪用タイヤは、接地面の外周輪郭線で囲まれる該
    接地面の全面積に対する接地面積の比であるランド比が
    50〜60%であり、 かつ後輪用タイヤは、そのランド比が前輪用タイヤのラ
    ンド比よりも大かつ60〜70%であるとともに、 前輪用タイヤは、前記急傾斜部の溝巾を後輪用タイヤの
    溝巾よりも大とし、かつ前記急傾斜部間がなす陸部はそ
    の陸部巾が前記溝巾よりも小さい小巾部を含み、 かつ後輪用タイヤは、前記陸部の陸部巾が、前記急傾斜
    部の溝巾以上であることを特徴とする前輪用タイヤと後
    輪用タイヤの組み合わせ。
  2. 【請求項2】前記急傾斜部と緩傾斜部とは、滑らかに連
    なり、かつ緩傾斜部は徐々にタイヤ周方向に対する角度
    を増すことを特徴とする請求項1記載の前輪用タイヤと
    後輪用タイヤの組み合わせ。
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