JP2001038866A - ガスバリア性積層ポリエステルフィルム - Google Patents
ガスバリア性積層ポリエステルフィルムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスバリア性と強度が共に優れているばかり
でなく、良好な製膜性を有し、しかも製造コストが安い
という利点をもつ、特に包装材料として有用なポリエス
テルフィルムを提供する。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート系ポリエス
テルからなる層の少なくとも片面に、ポリトリメチレン
2,6−ナフタレート系ポリエステルからなる層が一体
に積層されており、かつ二軸配向したガスバリア性積層
ポリエステルフィルム。
でなく、良好な製膜性を有し、しかも製造コストが安い
という利点をもつ、特に包装材料として有用なポリエス
テルフィルムを提供する。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート系ポリエス
テルからなる層の少なくとも片面に、ポリトリメチレン
2,6−ナフタレート系ポリエステルからなる層が一体
に積層されており、かつ二軸配向したガスバリア性積層
ポリエステルフィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスバリア性に優れ
た新規なポリエステル積層フィルムに関する。更に詳し
くは、ガスバリア性と引裂き強度が共に優れているばか
りでなく、良好な製膜性を有し、しかも製造コストも安
いという利点をもつ、特に包装材料として有用な積層ポ
リエステルフィルムに関する。
た新規なポリエステル積層フィルムに関する。更に詳し
くは、ガスバリア性と引裂き強度が共に優れているばか
りでなく、良好な製膜性を有し、しかも製造コストも安
いという利点をもつ、特に包装材料として有用な積層ポ
リエステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル樹脂の代表であるポリエチ
レンテレフタレートは、機械的特性や透明性に優れてい
るほか、酸素や水蒸気に対するガスバリア性に優れてお
り、包装材料として利用した際に、内容物の酸化劣化や
腐敗、錆の発生などを起こしにくくすることが出来る。
また、ナイロンのように物性の湿度依存性が少なく、ポ
リ塩化ビニリデンのように廃棄する際に焼却してもダイ
オキシンのような有害なガスが発生しないなど、包装材
料として優れた特性を有している。
レンテレフタレートは、機械的特性や透明性に優れてい
るほか、酸素や水蒸気に対するガスバリア性に優れてお
り、包装材料として利用した際に、内容物の酸化劣化や
腐敗、錆の発生などを起こしにくくすることが出来る。
また、ナイロンのように物性の湿度依存性が少なく、ポ
リ塩化ビニリデンのように廃棄する際に焼却してもダイ
オキシンのような有害なガスが発生しないなど、包装材
料として優れた特性を有している。
【0003】しかし、包装用途の中でも、例えば、酸素
に敏感で酸化劣化しやすい内容物や、長期に亘って保存
する必要のある内容物を包装する場合といった、高度に
ガスバリア性が要求される用途に対してはポリエチレン
テレフタレートのガスバリア性は決して充分なものでは
ない。
に敏感で酸化劣化しやすい内容物や、長期に亘って保存
する必要のある内容物を包装する場合といった、高度に
ガスバリア性が要求される用途に対してはポリエチレン
テレフタレートのガスバリア性は決して充分なものでは
ない。
【0004】本発明者等は、ガスバリア性の良好な包装
材料について研究を行なった結果、1,3−プロパンジ
オールをグリコール成分とし、ナフタレン2,6−ジカ
ルボン酸を酸成分とするポリエステルである、ポリトリ
メチレン2,6−ナフタレートが、従来フィルム素材と
して使用されているポリエチレンテレフタレートやポリ
エチレン2,6−ナフタレートよりもガスバリア性が格
段に優れていることを見出した。しかし、このポリトリ
メチレン2,6−ナフタレートは、引裂き強度が弱い
(即ち耐引裂き性が悪い)、製膜性が悪いなどの欠点を
持っている。また、ポリトリメチレン2,6−ナフタレ
ートは、既に世間で広く使用され大量生産される故に安
価で提供されているポリエチレンテレフタレートに比し
て非常に高価であるという点も、特に価格が重視される
包装材料において問題となる。
材料について研究を行なった結果、1,3−プロパンジ
オールをグリコール成分とし、ナフタレン2,6−ジカ
ルボン酸を酸成分とするポリエステルである、ポリトリ
メチレン2,6−ナフタレートが、従来フィルム素材と
して使用されているポリエチレンテレフタレートやポリ
エチレン2,6−ナフタレートよりもガスバリア性が格
段に優れていることを見出した。しかし、このポリトリ
メチレン2,6−ナフタレートは、引裂き強度が弱い
(即ち耐引裂き性が悪い)、製膜性が悪いなどの欠点を
持っている。また、ポリトリメチレン2,6−ナフタレ
ートは、既に世間で広く使用され大量生産される故に安
価で提供されているポリエチレンテレフタレートに比し
て非常に高価であるという点も、特に価格が重視される
包装材料において問題となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決し、ガスバリア性に優れ、しかも、耐引裂き性や
製膜性も良好で、かつ製造コストも安い、包装材料とし
て最適なフィルムを提供することを目的とする。
を解決し、ガスバリア性に優れ、しかも、耐引裂き性や
製膜性も良好で、かつ製造コストも安い、包装材料とし
て最適なフィルムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
ポリエステルフィルムは、ポリエチレンテレフタレート
系ポリエステル(A)からなるフィルム層の少なくとも
片面に、ポリトリメチレン2,6−ナフタレート系ポリ
エステル(B)からなるフィルム層が一体に積層されて
おり、かつ二軸配向したことを特徴とするガスバリア性
が優れた積層ポリエステルフィルムであり、特に、ポリ
トリメチレン2,6−ナフタレート系ポリエステル
(B)からなるフィルム層の厚さの合計が、積層フィル
ム全体の厚さの1/24〜23/24であることを特徴
とする上記のガスバリア性積層ポリエステルフィルムで
ある。
ポリエステルフィルムは、ポリエチレンテレフタレート
系ポリエステル(A)からなるフィルム層の少なくとも
片面に、ポリトリメチレン2,6−ナフタレート系ポリ
エステル(B)からなるフィルム層が一体に積層されて
おり、かつ二軸配向したことを特徴とするガスバリア性
が優れた積層ポリエステルフィルムであり、特に、ポリ
トリメチレン2,6−ナフタレート系ポリエステル
(B)からなるフィルム層の厚さの合計が、積層フィル
ム全体の厚さの1/24〜23/24であることを特徴
とする上記のガスバリア性積層ポリエステルフィルムで
ある。
【0007】本発明のフィルムは、典型的には、ポリエ
チレンテレフタレート(以下、PETと略記することが
ある)フィルム層の少なくとも片面に、ポリトリメチレ
ン2,6−ナフタレート(以下、PTNと略記すること
がある)フィルム層を積層した二軸配向積層ポリエステ
ルフィルムであって、例えば、PET/PTN二層構造
や、PTN/PET/PTNおよびPET/PTN/P
ET三層構造或いはそれ以上の多層構造よりなる二軸配
向積層ポリエステルフィルムである。
チレンテレフタレート(以下、PETと略記することが
ある)フィルム層の少なくとも片面に、ポリトリメチレ
ン2,6−ナフタレート(以下、PTNと略記すること
がある)フィルム層を積層した二軸配向積層ポリエステ
ルフィルムであって、例えば、PET/PTN二層構造
や、PTN/PET/PTNおよびPET/PTN/P
ET三層構造或いはそれ以上の多層構造よりなる二軸配
向積層ポリエステルフィルムである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のガスバリア性フィルムを
構成するポリエチレンテレフタレート系ポリエステル
(A)とは、テレフタル酸を主たる酸成分とし、エチレ
ングリコールを主たるグリコール成分とするポリエステ
ルである。ここで「主たる」とは、該ポリエステルを構
成する全酸成分に対してテレフタル酸成分が、また全グ
リコール成分に対してエチレングリコール成分が、各々
80mol%以上、好ましくは85mol%以上、更に
好ましくは90mol%以上であることを言う。
構成するポリエチレンテレフタレート系ポリエステル
(A)とは、テレフタル酸を主たる酸成分とし、エチレ
ングリコールを主たるグリコール成分とするポリエステ
ルである。ここで「主たる」とは、該ポリエステルを構
成する全酸成分に対してテレフタル酸成分が、また全グ
リコール成分に対してエチレングリコール成分が、各々
80mol%以上、好ましくは85mol%以上、更に
好ましくは90mol%以上であることを言う。
【0009】上記ポリエステル(A)の代表例として
は、ポリエチレンテレフタレート(PET)が挙げられ
るが、20mol%未満の割合でテレフタル酸、エチレ
ングリコール以外に第3成分を共重合したものでも良
い。
は、ポリエチレンテレフタレート(PET)が挙げられ
るが、20mol%未満の割合でテレフタル酸、エチレ
ングリコール以外に第3成分を共重合したものでも良
い。
【0010】ここで第3成分としては、イソフタル酸、
ナフタレン2,6−ジカルボン酸、ナフタレン2,7−
ジカルボン酸、ナフタレン1,4−ジカルボン酸、コハ
ク酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸等のジカルボ
ン酸およびこれらのエステル誘導体、1,3−プロパン
ジオール、1,2−プロパンジオール、テトラメチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、オクタメチレングリコール等の脂肪族グリ
コール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環
族グリコール、ビスフェノールS,ビスフェノールA,
ヒドロキノンなどの芳香族ジオール、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコールなどの高分子グリコ
ールなどが挙げられ、本発明の効果を損なわない限り、
これらの中から1種以上の成分のものを共重合する事も
出来る。
ナフタレン2,6−ジカルボン酸、ナフタレン2,7−
ジカルボン酸、ナフタレン1,4−ジカルボン酸、コハ
ク酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸等のジカルボ
ン酸およびこれらのエステル誘導体、1,3−プロパン
ジオール、1,2−プロパンジオール、テトラメチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、オクタメチレングリコール等の脂肪族グリ
コール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環
族グリコール、ビスフェノールS,ビスフェノールA,
ヒドロキノンなどの芳香族ジオール、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコールなどの高分子グリコ
ールなどが挙げられ、本発明の効果を損なわない限り、
これらの中から1種以上の成分のものを共重合する事も
出来る。
【0011】第3成分として共重合できる量は、全ジカ
ルボン酸成分或いは全ジオール成分の20mol%未
満、更に好ましくは15mol%未満、特に好ましくは
10mol%未満である。
ルボン酸成分或いは全ジオール成分の20mol%未
満、更に好ましくは15mol%未満、特に好ましくは
10mol%未満である。
【0012】また、本発明におけるポリエチレンテレフ
タレート系ポリエステル(A)は、少量(例えば20w
t%以下)の他のポリマーをブレンドしたものでも良
い。
タレート系ポリエステル(A)は、少量(例えば20w
t%以下)の他のポリマーをブレンドしたものでも良
い。
【0013】ブレンドできるポリマーとして、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
ブチレンナフタレートなどのポリエステルを挙げること
が出来、これらの中から1種類以上のポリマーをブレン
ドすることが出来る。ブレンドできる量は、ポリエステ
ル(A)に対して20wt%未満、更に好ましくは15
wt%未満、特に好ましくは10wt%未満である。
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
ブチレンナフタレートなどのポリエステルを挙げること
が出来、これらの中から1種類以上のポリマーをブレン
ドすることが出来る。ブレンドできる量は、ポリエステ
ル(A)に対して20wt%未満、更に好ましくは15
wt%未満、特に好ましくは10wt%未満である。
【0014】本発明のフィルムを構成するポリエチレン
テレフタレート系ポリエステル(A)は、後述の方法で
測定した極限粘度が0.4〜1.5のものが好ましい。
極限粘度がこの範囲外のものはフィルムの引裂き強度が
悪くかつ製膜性も劣る傾向が見られる。より好ましい極
限粘度は0.45〜1.20、更に好ましい極限粘度は
0.5〜1.0である。
テレフタレート系ポリエステル(A)は、後述の方法で
測定した極限粘度が0.4〜1.5のものが好ましい。
極限粘度がこの範囲外のものはフィルムの引裂き強度が
悪くかつ製膜性も劣る傾向が見られる。より好ましい極
限粘度は0.45〜1.20、更に好ましい極限粘度は
0.5〜1.0である。
【0015】本発明の積層フィルムは、前記PET系ポ
リエステル(A)からなるフィルム層の少なくとも一片
面に、ポリトリメチレン2,6−ナフタレート系ポリエ
ステル(B)からなるフィルム層を一体に積層する。
リエステル(A)からなるフィルム層の少なくとも一片
面に、ポリトリメチレン2,6−ナフタレート系ポリエ
ステル(B)からなるフィルム層を一体に積層する。
【0016】ここで、ポリトリメチレン2,6−ナフタ
レート系ポリエステル(B)とは、ナフタレン2,6−
ジカルボン酸を主たる酸成分とし、1,3−プロパンジ
オールを主たるグリコール成分とするポリエステルであ
る。ここで、「主たる」とは、全酸成分に対しナフタレ
ン2,6−ジカルボン酸成分が、また全グリコール成分
に対し1,3−プロパンジオール成分が、各々80mo
l%以上、好ましくは85mol%以上、更に好ましく
は90mol%以上であることを言う。
レート系ポリエステル(B)とは、ナフタレン2,6−
ジカルボン酸を主たる酸成分とし、1,3−プロパンジ
オールを主たるグリコール成分とするポリエステルであ
る。ここで、「主たる」とは、全酸成分に対しナフタレ
ン2,6−ジカルボン酸成分が、また全グリコール成分
に対し1,3−プロパンジオール成分が、各々80mo
l%以上、好ましくは85mol%以上、更に好ましく
は90mol%以上であることを言う。
【0017】上記のポリエステル(B)をエステル交換
法によって製造する場合には、ナフタレンジカルボン酸
のエステル誘導体を原料として用いることができ、該エ
ステル誘導体としては、工業的に容易に入手できるナフ
タレン2,6−ジカルボン酸ジメチルは好ましいものの
一つである。
法によって製造する場合には、ナフタレンジカルボン酸
のエステル誘導体を原料として用いることができ、該エ
ステル誘導体としては、工業的に容易に入手できるナフ
タレン2,6−ジカルボン酸ジメチルは好ましいものの
一つである。
【0018】上記ポリエステル(B)の製造において、
ナフタレン2,6−ジカルボン酸以外の共重合ジカルボ
ン酸成分として、ナフタレン2,7−ジカルボン酸、ナ
フタレン1,4−ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフ
タル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸
等のジカルボン酸およびこれらのエステル誘導体なども
使用できる。これらの中で、テレフタル酸、イソフタル
酸およびこれらのアルキルエステル誘導体(例えば、テ
レフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル等)が好適
である。
ナフタレン2,6−ジカルボン酸以外の共重合ジカルボ
ン酸成分として、ナフタレン2,7−ジカルボン酸、ナ
フタレン1,4−ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフ
タル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸
等のジカルボン酸およびこれらのエステル誘導体なども
使用できる。これらの中で、テレフタル酸、イソフタル
酸およびこれらのアルキルエステル誘導体(例えば、テ
レフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル等)が好適
である。
【0019】これらのジカルボン酸は1種のみでなく2
種以上を用いることも出来るが、ナフタレン−2,6ジ
カルボン酸以外のジカルボン酸成分の合計は、全ジカル
ボン酸成分の20mol%未満、更に好ましくは15m
ol%未満、特に好ましくは10mol%未満とする。
種以上を用いることも出来るが、ナフタレン−2,6ジ
カルボン酸以外のジカルボン酸成分の合計は、全ジカル
ボン酸成分の20mol%未満、更に好ましくは15m
ol%未満、特に好ましくは10mol%未満とする。
【0020】また、1,3−プロパンジオール以外の共
重合グリコール成分として、例えばエチレングリコー
ル、1,2−プロパンジオール、テトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、オクタメチレングリコール等の脂肪族グリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グ
リコール、ビスフェノールS、ビスフェノールA、ヒド
ロキノンなどの芳香族ジオール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールなどの高分子グリコール
などを使用することが出来る。
重合グリコール成分として、例えばエチレングリコー
ル、1,2−プロパンジオール、テトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、オクタメチレングリコール等の脂肪族グリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グ
リコール、ビスフェノールS、ビスフェノールA、ヒド
ロキノンなどの芳香族ジオール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールなどの高分子グリコール
などを使用することが出来る。
【0021】これらのジオール化合物は1種のみでなく
2種以上を用いてもよいが、1,3−プロパンジオール
以外のジオール成分の合計量は全ジオール成分の20m
ol%未満、好ましくは15mol%未満、更に好まし
くは10mol%未満とする。
2種以上を用いてもよいが、1,3−プロパンジオール
以外のジオール成分の合計量は全ジオール成分の20m
ol%未満、好ましくは15mol%未満、更に好まし
くは10mol%未満とする。
【0022】上記のポリエステル(B)は、本発明の効
果を損なわない限り、例えばヒドロキシ安息香酸の如き
芳香族オキシ酸、ω−ヒドロキシカプロン酸の如き脂肪
族オキシ酸などのオキシカルボン酸に由来する成分を少
量(例えば、20mol%未満)共重合していても差し
支えない。
果を損なわない限り、例えばヒドロキシ安息香酸の如き
芳香族オキシ酸、ω−ヒドロキシカプロン酸の如き脂肪
族オキシ酸などのオキシカルボン酸に由来する成分を少
量(例えば、20mol%未満)共重合していても差し
支えない。
【0023】或いは、トリメリット酸、ピロメリット酸
などの多価カルボン酸、ペンタエリスリトールの如きポ
リオールなども、本発明の積層ポリエステルフィルムの
特徴を損なわない範囲で少量(例えば、2mol%未
満)共重合していてもよい。
などの多価カルボン酸、ペンタエリスリトールの如きポ
リオールなども、本発明の積層ポリエステルフィルムの
特徴を損なわない範囲で少量(例えば、2mol%未
満)共重合していてもよい。
【0024】何れの場合も、上記ポリエステル(B)中
における全繰返し単位に対しトリメチレン2,6−ナフ
タレート単位が80mol%未満になると本発明の目的
とするフィルムを得られ難くなるので好ましくない。
における全繰返し単位に対しトリメチレン2,6−ナフ
タレート単位が80mol%未満になると本発明の目的
とするフィルムを得られ難くなるので好ましくない。
【0025】このポリトリメチレン2,6−ナフタレー
ト系ポリエステル(B)は、また、少量(例えば20w
t%以下)の割合で、他種のポリエステル、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンイソフタレートなどをブレンドしても
良い。
ト系ポリエステル(B)は、また、少量(例えば20w
t%以下)の割合で、他種のポリエステル、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンイソフタレートなどをブレンドしても
良い。
【0026】本発明のフィルムを構成するポリトリメチ
レン2,6−ナフタレート系ポリエステル(B)は、後
述の方法で測定した極限粘度が0.4〜1.5のものが
好ましい。極限粘度がこの範囲外のものは製膜性が劣る
傾向が見られる。より好ましい極限粘度は0.45〜
1.20、更に好ましい極限粘度は0.5〜1.0であ
る。
レン2,6−ナフタレート系ポリエステル(B)は、後
述の方法で測定した極限粘度が0.4〜1.5のものが
好ましい。極限粘度がこの範囲外のものは製膜性が劣る
傾向が見られる。より好ましい極限粘度は0.45〜
1.20、更に好ましい極限粘度は0.5〜1.0であ
る。
【0027】上記のポリエステル(A)(B)は、例え
ば、ジカルボン酸のエステル誘導体および脂肪族グリコ
ールを、従来公知のエステル交換触媒であるナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、スト
ロンチウム、チタン、ジルコニウム、マンガン、コバル
ト等を含む化合物の一種または二種以上を用いて加熱反
応させ、エステル交換反応を行い、次いで減圧下、従来
公知の重合触媒の存在下で加熱重合が行われる。この際
の好ましい重合触媒としては、アンチモン化合物やゲル
マニウム化合物、チタン化合物などが挙げられる。
ば、ジカルボン酸のエステル誘導体および脂肪族グリコ
ールを、従来公知のエステル交換触媒であるナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、スト
ロンチウム、チタン、ジルコニウム、マンガン、コバル
ト等を含む化合物の一種または二種以上を用いて加熱反
応させ、エステル交換反応を行い、次いで減圧下、従来
公知の重合触媒の存在下で加熱重合が行われる。この際
の好ましい重合触媒としては、アンチモン化合物やゲル
マニウム化合物、チタン化合物などが挙げられる。
【0028】また、公知の直接重合法を用い、ジカルボ
ン酸とグリコールとの直接重合法によって、上記のポリ
エステル(A)、(B)を得る方法も採用できる。
ン酸とグリコールとの直接重合法によって、上記のポリ
エステル(A)、(B)を得る方法も採用できる。
【0029】なお、上記ポリエステル(A)(B)は溶
融重合後、これをチップ化し、固相重合を行うことも出
来る。
融重合後、これをチップ化し、固相重合を行うことも出
来る。
【0030】本発明では、上記ポリエステル(A)
(B)の一方または両方に、本発明の特徴を損なわない
範囲で、例えば、結晶核剤、安定剤、染料、顔料、滑
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、ハードコ
ート剤、分散剤、難燃剤などの添加剤を必要に応じて含
有させることができる。
(B)の一方または両方に、本発明の特徴を損なわない
範囲で、例えば、結晶核剤、安定剤、染料、顔料、滑
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、ハードコ
ート剤、分散剤、難燃剤などの添加剤を必要に応じて含
有させることができる。
【0031】本発明のガスバリア性積層ポリエステルフ
ィルムは、前記のポリエステル(A)フィルム層とポリ
エステル(B)フィルム層とを積層一体化した積層フィ
ルムである。
ィルムは、前記のポリエステル(A)フィルム層とポリ
エステル(B)フィルム層とを積層一体化した積層フィ
ルムである。
【0032】該積層ポリエステルフィルムは、前記ポリ
エステル(A)とポリエステル(B)の積層形態は任意
に選定でき、例えば、PTN/PETの二層構造および
PTN/PET/PTNまたはPET/PTN/PET
の三層構造、或いはそれ以上の多層構造であってもよ
い。
エステル(A)とポリエステル(B)の積層形態は任意
に選定でき、例えば、PTN/PETの二層構造および
PTN/PET/PTNまたはPET/PTN/PET
の三層構造、或いはそれ以上の多層構造であってもよ
い。
【0033】これらは上記ポリエステル(A)および
(B)からなる未延伸積層シートを、従来公知の方法で
二軸配向させることにより製造することが出来る。
(B)からなる未延伸積層シートを、従来公知の方法で
二軸配向させることにより製造することが出来る。
【0034】未延伸積層シートを製造する方法として
は、例えば、別々の押出機でPETとPTNとをそれぞ
れ溶融し、押出しダイ内にて積層して製膜する方法のほ
かに、それぞれのフィルムをフィードブロックダイなど
を用いて積層して製膜する方法等が挙げられる。
は、例えば、別々の押出機でPETとPTNとをそれぞ
れ溶融し、押出しダイ内にて積層して製膜する方法のほ
かに、それぞれのフィルムをフィードブロックダイなど
を用いて積層して製膜する方法等が挙げられる。
【0035】出来上がった未延伸積層シートを二軸延伸
する方法としては、逐次二軸延伸法でも、また同時二軸
延伸法でも良い。
する方法としては、逐次二軸延伸法でも、また同時二軸
延伸法でも良い。
【0036】本発明の積層ポリエステルフィルムは、フ
ィルム全体の厚みに対し、ポリエステル(B)層の厚み
(例えばPTN層が二層以上の場合はPTN各層の厚み
の合計)の割合が、1/24〜23/24である。好ま
しくは1/12〜11/12、更に好ましくは1/6〜
5/6である。
ィルム全体の厚みに対し、ポリエステル(B)層の厚み
(例えばPTN層が二層以上の場合はPTN各層の厚み
の合計)の割合が、1/24〜23/24である。好ま
しくは1/12〜11/12、更に好ましくは1/6〜
5/6である。
【0037】ポリエステル(B)層の厚みの割合が1/
24よりも小さくなるとガスバリア性に対するポリエス
テル(B)層による改善効果が小さく、結果として積層
フィルム全体のガスバリア性がさほど向上しないので好
ましくない。また、ポリエステル(B)層の厚みの割合
が23/24よりも大きくなると、積層フィルム全体の
引裂き強度が小さくなり製膜性が悪化するので好ましく
ない。
24よりも小さくなるとガスバリア性に対するポリエス
テル(B)層による改善効果が小さく、結果として積層
フィルム全体のガスバリア性がさほど向上しないので好
ましくない。また、ポリエステル(B)層の厚みの割合
が23/24よりも大きくなると、積層フィルム全体の
引裂き強度が小さくなり製膜性が悪化するので好ましく
ない。
【0038】本発明における積層フィルム全体の厚さは
特に限定されないが、1〜100μm、好ましくは5〜
50μm、更に好ましくは10〜30μm程度が包装材
料として利用する際に適している。
特に限定されないが、1〜100μm、好ましくは5〜
50μm、更に好ましくは10〜30μm程度が包装材
料として利用する際に適している。
【0039】一般的にフィルムのガス透過量はフィルム
の厚さに依存し、同一の組成、同一の製膜条件で作成し
たフィルム同士を比較すると、厚いフィルムの方がガス
バリア性に優れる。但し、フィルムが厚すぎると今度は
柔軟性や透明性等、他の特性が悪くなるほかに、コスト
の面でも好ましくない。
の厚さに依存し、同一の組成、同一の製膜条件で作成し
たフィルム同士を比較すると、厚いフィルムの方がガス
バリア性に優れる。但し、フィルムが厚すぎると今度は
柔軟性や透明性等、他の特性が悪くなるほかに、コスト
の面でも好ましくない。
【0040】本特許においてガスバリア性の指標として
いる酸素透過係数は、酸素透過量をフィルムの単位厚さ
当たりに換算した値であり、酸素透過係数同士で比較す
る場合には、フィルム厚さには影響されない。
いる酸素透過係数は、酸素透過量をフィルムの単位厚さ
当たりに換算した値であり、酸素透過係数同士で比較す
る場合には、フィルム厚さには影響されない。
【0041】本発明においては積層ポリエステルフィル
ムの滑り性を改善する為に、積層フィルム中に不活性微
粒子を含有させ、その表面に微細な突起を形成させるこ
とにより易滑性を付与することが出来る。含有させる粒
子の種類は、例えば、球状シリカ、多孔質シリカ、炭酸
カルシウム、シリカアルミナ、アルミナ、二酸化チタ
ン、カオリンクレー、硫酸バリウム、ゼオライトの如き
無機粒子、或いはシリコン樹脂粒子、架橋ポリスチレン
粒子やポリプロピレン粒子の如き有機粒子をあげること
ができる。
ムの滑り性を改善する為に、積層フィルム中に不活性微
粒子を含有させ、その表面に微細な突起を形成させるこ
とにより易滑性を付与することが出来る。含有させる粒
子の種類は、例えば、球状シリカ、多孔質シリカ、炭酸
カルシウム、シリカアルミナ、アルミナ、二酸化チタ
ン、カオリンクレー、硫酸バリウム、ゼオライトの如き
無機粒子、或いはシリコン樹脂粒子、架橋ポリスチレン
粒子やポリプロピレン粒子の如き有機粒子をあげること
ができる。
【0042】不活性微粒子は天然品、合成品のいずれで
もよいが、無機粒子の場合は、粒径が均一であることが
好ましいなどの理由により、一般に天然品よりも合成品
であることが好ましく、結晶形態、硬度、比重、色など
については特に制限を受けることなく使用することがで
きる。
もよいが、無機粒子の場合は、粒径が均一であることが
好ましいなどの理由により、一般に天然品よりも合成品
であることが好ましく、結晶形態、硬度、比重、色など
については特に制限を受けることなく使用することがで
きる。
【0043】上記の不活性微粒子の平均粒径は0.05
〜5.0μmの範囲であることが好ましく、0.1〜
3.0μmであることが更に好ましい。平均粒径が0.
05μm未満だと十分な滑り性を付与することが難し
く、また、平均粒径が5.0μmを越えるとフィルムの
表面の平滑性が低下するので好ましくない。
〜5.0μmの範囲であることが好ましく、0.1〜
3.0μmであることが更に好ましい。平均粒径が0.
05μm未満だと十分な滑り性を付与することが難し
く、また、平均粒径が5.0μmを越えるとフィルムの
表面の平滑性が低下するので好ましくない。
【0044】本発明では、特にフィルム表層部に含有さ
せる不活性微粒子の量は0.001〜1.0重量%であ
ることが好ましく、0.03〜0.5重量%であること
が更に好ましい。含有量が0.001重量%未満だとフ
ィルムに十分な滑り性を付与することが困難となり、含
有量が1.0重量%を越えると、積層フィルムの透明性
が低下するので好ましくない。
せる不活性微粒子の量は0.001〜1.0重量%であ
ることが好ましく、0.03〜0.5重量%であること
が更に好ましい。含有量が0.001重量%未満だとフ
ィルムに十分な滑り性を付与することが困難となり、含
有量が1.0重量%を越えると、積層フィルムの透明性
が低下するので好ましくない。
【0045】ここで使用する不活性微粒子は前記例示し
た中から選ばれた単一成分でもよく、2成分あるいは3
成分以上を含む多成分であってもよい。
た中から選ばれた単一成分でもよく、2成分あるいは3
成分以上を含む多成分であってもよい。
【0046】一方、3層以上の積層フィルムでは、芯層
部には特に粒子を含有させる必要はない。芯層部に粒子
が含有していてもガスバリア性は特に影響されないが、
粒子の含有量があまりに多いと今度は、透明性やフィル
ム表面の粗さなど他の特性に影響を与える恐れが有るの
で、芯層の粒子含有量は0.5重量%以下であることが
好ましい。
部には特に粒子を含有させる必要はない。芯層部に粒子
が含有していてもガスバリア性は特に影響されないが、
粒子の含有量があまりに多いと今度は、透明性やフィル
ム表面の粗さなど他の特性に影響を与える恐れが有るの
で、芯層の粒子含有量は0.5重量%以下であることが
好ましい。
【0047】次に、本発明のガスバリア性二軸配向積層
ポリエステルフィルムの製造方法について説明する。上
記2種のポリエステル(A)、(B)からなる未延伸積
層シートはそれ自体公知の積層方法で製造することが出
来る。例えば、別々の溶融押出し機でPET,PTNを
多層積層構造となるように押し出すか、それぞれ個別に
押し出した後、2層、3層或いはそれ以上の多層のフィ
ードブロック又はマニホールドを用いて、PETとPT
Nの各シートから、両者を積層してなる2層、3層或い
はそれ以上多層の未延伸シートをダイから引き出し、キ
ャスティングロールで冷却して未延伸フィルムを作る。
キャスティングロールについては、静電密着装置やエア
ナイフを用いてシートを密着させることが、厚み斑やエ
アの巻き込みを防止できるので好ましい。
ポリエステルフィルムの製造方法について説明する。上
記2種のポリエステル(A)、(B)からなる未延伸積
層シートはそれ自体公知の積層方法で製造することが出
来る。例えば、別々の溶融押出し機でPET,PTNを
多層積層構造となるように押し出すか、それぞれ個別に
押し出した後、2層、3層或いはそれ以上の多層のフィ
ードブロック又はマニホールドを用いて、PETとPT
Nの各シートから、両者を積層してなる2層、3層或い
はそれ以上多層の未延伸シートをダイから引き出し、キ
ャスティングロールで冷却して未延伸フィルムを作る。
キャスティングロールについては、静電密着装置やエア
ナイフを用いてシートを密着させることが、厚み斑やエ
アの巻き込みを防止できるので好ましい。
【0048】次にこの未延伸積層フィルムを二軸延伸し
て、二軸配向せしめる。この延伸方法は、従来公知の方
法、例えば逐次二軸延伸でも、また同時二軸延伸方法で
も良く、更には多段延伸を用いることも出来る。この中
で最初に長手方向に、次いで幅方向に延伸する逐次二段
延伸法が、延伸によるフィルムの厚み斑などが少なくな
るので、好ましい。
て、二軸配向せしめる。この延伸方法は、従来公知の方
法、例えば逐次二軸延伸でも、また同時二軸延伸方法で
も良く、更には多段延伸を用いることも出来る。この中
で最初に長手方向に、次いで幅方向に延伸する逐次二段
延伸法が、延伸によるフィルムの厚み斑などが少なくな
るので、好ましい。
【0049】最初に長手方向に延伸する際の条件は、延
伸温度が70〜120℃、延伸倍率が1.5〜6.5倍
であるのが好ましい。延伸条件がこの範囲を外れるとフ
ィルムが白化したり、充分な機械強度が得られないなど
の問題が生じやすくなるので好ましくない。より好まい
延伸倍率は2.5〜6.0倍、最も好ましくは3.0〜
5.5倍である。
伸温度が70〜120℃、延伸倍率が1.5〜6.5倍
であるのが好ましい。延伸条件がこの範囲を外れるとフ
ィルムが白化したり、充分な機械強度が得られないなど
の問題が生じやすくなるので好ましくない。より好まい
延伸倍率は2.5〜6.0倍、最も好ましくは3.0〜
5.5倍である。
【0050】次いで幅方向に延伸するが、幅方向に延伸
する方法としては、テンターを用いる方法が一般的であ
る。この幅方向の延伸条件は、延伸温度が90〜160
℃、延伸倍率は1.5〜6.5倍であることが好まし
い。延伸倍率が1.5倍より小さいと、延伸斑を生じた
り、充分な機械強度が選られないなど問題が生じること
があるので好ましくない。また6.5倍よりも大きい
と、製膜時にフィルム破れが発生しやすくなり、また、
均一な延伸を施すことが難しくなり、得られるフィルム
の耐引裂き性も悪化することがあり好ましくない。より
好ましくは2.5〜6.0倍、最も好ましくは3.0〜
5.0倍である。また延伸温度が90〜160℃の範囲
を外れると積層フィルムを均一に延伸できなくて延伸斑
を生じたり、耐引裂き性が悪化するなどの傾向があり好
ましくない。より好ましくは110℃〜150℃であ
る。
する方法としては、テンターを用いる方法が一般的であ
る。この幅方向の延伸条件は、延伸温度が90〜160
℃、延伸倍率は1.5〜6.5倍であることが好まし
い。延伸倍率が1.5倍より小さいと、延伸斑を生じた
り、充分な機械強度が選られないなど問題が生じること
があるので好ましくない。また6.5倍よりも大きい
と、製膜時にフィルム破れが発生しやすくなり、また、
均一な延伸を施すことが難しくなり、得られるフィルム
の耐引裂き性も悪化することがあり好ましくない。より
好ましくは2.5〜6.0倍、最も好ましくは3.0〜
5.0倍である。また延伸温度が90〜160℃の範囲
を外れると積層フィルムを均一に延伸できなくて延伸斑
を生じたり、耐引裂き性が悪化するなどの傾向があり好
ましくない。より好ましくは110℃〜150℃であ
る。
【0051】本発明のガスバリア性積層フィルムを製造
するに当たり、一旦二軸延伸されたフィルムを少なくと
も一方向に更に延伸しても良い。延伸する場合、延伸温
度を90〜170℃、延伸倍率を1.1〜2.0倍程度
にすることが好ましい。この範囲を外れると、均一な延
伸が困難になったり、フィルム破れが頻発したりして好
ましくない。耐引裂き性も悪化する傾向にあり、好まし
くない。
するに当たり、一旦二軸延伸されたフィルムを少なくと
も一方向に更に延伸しても良い。延伸する場合、延伸温
度を90〜170℃、延伸倍率を1.1〜2.0倍程度
にすることが好ましい。この範囲を外れると、均一な延
伸が困難になったり、フィルム破れが頻発したりして好
ましくない。耐引裂き性も悪化する傾向にあり、好まし
くない。
【0052】次に、この延伸フィルムを緊張下に熱処理
(ヒートセット)する事が好ましい。延伸したフィルム
に熱処理を施すことによって、フィルムが延伸した状態
を長期間保持することが出来るほか、熱処理をしていな
いフィルムに比べて、フィルムの結晶化度があがること
によってガスバリア性が更に向上する。
(ヒートセット)する事が好ましい。延伸したフィルム
に熱処理を施すことによって、フィルムが延伸した状態
を長期間保持することが出来るほか、熱処理をしていな
いフィルムに比べて、フィルムの結晶化度があがること
によってガスバリア性が更に向上する。
【0053】熱処理としては130℃〜170℃で1〜
100秒間処理することが好ましい。熱処理温度が13
0℃よりも小さいと、ヒートセットが充分に行われない
ので好ましくない。また熱処理温度が170℃よりも大
きいと、フィルムが白化したり、フィルムが破れやすく
なったりして好ましくない。好ましい熱処理温度は14
0℃〜160℃である。
100秒間処理することが好ましい。熱処理温度が13
0℃よりも小さいと、ヒートセットが充分に行われない
ので好ましくない。また熱処理温度が170℃よりも大
きいと、フィルムが白化したり、フィルムが破れやすく
なったりして好ましくない。好ましい熱処理温度は14
0℃〜160℃である。
【0054】なお、PTNのガラス転移温度は75℃前
後とPETのそれに近く、従って延伸する際の最適温度
条件がPTNとPETとで似通っている。この点も、本
発明に係るPTNとPETとの積層フィルムが製膜性に
優れるという利点に寄与している。
後とPETのそれに近く、従って延伸する際の最適温度
条件がPTNとPETとで似通っている。この点も、本
発明に係るPTNとPETとの積層フィルムが製膜性に
優れるという利点に寄与している。
【0055】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。なお、本発明および実施例中の各物性は下記の
方法によって評価した。
明する。なお、本発明および実施例中の各物性は下記の
方法によって評価した。
【0056】(1)極限粘度 O−クロロフェノールを溶媒として用い25℃で測定し
た。単位は[dl/g]である。
た。単位は[dl/g]である。
【0057】(2)酸素透過度 ASTM D−1434−75M法に基づき、市販のガ
ス透過率測定装置(東洋精機製作所製GTRテスタ−M−
C1)でフィルムの酸素透過度を求めた。フィルムの両
側に圧力差をつけ、一定時間内に高圧側から低圧側へ、
厚さ12μmのフィルムを透過した酸素の量を測定し
た。単位は[cc /m2・24hr・12μm ・at
m]である。 評価においては、酸素透過率が80[c
c /m2・24hr・12μm ・atm]を下回るも
のを酸素バリア性が「良好」とした。
ス透過率測定装置(東洋精機製作所製GTRテスタ−M−
C1)でフィルムの酸素透過度を求めた。フィルムの両
側に圧力差をつけ、一定時間内に高圧側から低圧側へ、
厚さ12μmのフィルムを透過した酸素の量を測定し
た。単位は[cc /m2・24hr・12μm ・at
m]である。 評価においては、酸素透過率が80[c
c /m2・24hr・12μm ・atm]を下回るも
のを酸素バリア性が「良好」とした。
【0058】(3)引裂き強度(引裂き伝播抵抗) 軽荷重引き裂き強度試験機(東洋精機製作所製)を用
い、50.8mm(長手方向)×63.5mm(幅方
向)のフィルム試料の長手方向に沿った両ツカミの中央
で、幅方向に直角に12.7mmの亀裂を入れ、残りの
50.8mmに対する引き裂きに要する力を測定した。
この力をフィルムの厚みで除して、引裂き強度(引裂き
伝播抵抗)とした。この測定をフィルムの長手方向、幅
方向の両方について行い長手方向、幅方向の引裂き強度
が共に0.15[kg/mm]以上のものを耐引裂き性
が「良好」とした。
い、50.8mm(長手方向)×63.5mm(幅方
向)のフィルム試料の長手方向に沿った両ツカミの中央
で、幅方向に直角に12.7mmの亀裂を入れ、残りの
50.8mmに対する引き裂きに要する力を測定した。
この力をフィルムの厚みで除して、引裂き強度(引裂き
伝播抵抗)とした。この測定をフィルムの長手方向、幅
方向の両方について行い長手方向、幅方向の引裂き強度
が共に0.15[kg/mm]以上のものを耐引裂き性
が「良好」とした。
【0059】[実施例1]平均粒径が2μmの多孔質シ
リカを0.05重量%含有する、極限粘度が0.63の
ポリトリメチレン2,6−ナフタレート(PTN)ホモ
ポリマーのペレットを、150℃で4時間乾燥した後、
溶融押出し機で、280℃にて溶融した。
リカを0.05重量%含有する、極限粘度が0.63の
ポリトリメチレン2,6−ナフタレート(PTN)ホモ
ポリマーのペレットを、150℃で4時間乾燥した後、
溶融押出し機で、280℃にて溶融した。
【0060】一方極限粘度0.62のポリエチレンテレ
フタレート(PET)ホモポリマーのペレットを170
℃で3時間乾燥させた後、別の押出し機にて280℃に
て溶融した。
フタレート(PET)ホモポリマーのペレットを170
℃で3時間乾燥させた後、別の押出し機にて280℃に
て溶融した。
【0061】上記の溶融PTNと溶融PETとを、3層
よりなるマルチマニホールドダイに導き、芯層がPET
で両外層がPTNとなるように該ダイ内にて積層させ、
スリット状ダイを通して表面温度25℃のキャスティン
グドラム上に押出して急冷し、積層未延伸フィルムを得
た。
よりなるマルチマニホールドダイに導き、芯層がPET
で両外層がPTNとなるように該ダイ内にて積層させ、
スリット状ダイを通して表面温度25℃のキャスティン
グドラム上に押出して急冷し、積層未延伸フィルムを得
た。
【0062】この積層未延伸フィルムをロール表面温度
115℃にて縦方向に3.0倍延伸し、引き続きテンタ
ーにて120℃にて横方向に3.1倍延伸し、160℃
にて5秒間熱処理をして、全体の厚みが12μmのPT
N/PET/PTNの3層積層二軸延伸フィルムを得
た。得られた積層二軸延伸フィルムの物性を表1に示
す。この積層フィルムはガスバリア性および耐引裂き性
ともに優れていた。
115℃にて縦方向に3.0倍延伸し、引き続きテンタ
ーにて120℃にて横方向に3.1倍延伸し、160℃
にて5秒間熱処理をして、全体の厚みが12μmのPT
N/PET/PTNの3層積層二軸延伸フィルムを得
た。得られた積層二軸延伸フィルムの物性を表1に示
す。この積層フィルムはガスバリア性および耐引裂き性
ともに優れていた。
【0063】[実施例2]芯層をPTN層とし、その両
側をPET層とすると共に、PTN層とPET層との厚
みを変更した他は、実施例1と同様の方法で厚み12μ
mの積層二軸延伸フィルムを得た。得られた積層二軸延
伸フィルムの物性を表1に示す。この積層フィルムはガ
スバリア性および耐引裂き性ともに優れていた。
側をPET層とすると共に、PTN層とPET層との厚
みを変更した他は、実施例1と同様の方法で厚み12μ
mの積層二軸延伸フィルムを得た。得られた積層二軸延
伸フィルムの物性を表1に示す。この積層フィルムはガ
スバリア性および耐引裂き性ともに優れていた。
【0064】[実施例3〜5]芯層がPET層で、その
片側にPTN層を積層した2層構成とする以外は、実施
例1と同様の方法で厚み12μmの積層二軸延伸フィル
ムを得た。得られた積層二軸延伸フィルムの物性を表1
に示す。
片側にPTN層を積層した2層構成とする以外は、実施
例1と同様の方法で厚み12μmの積層二軸延伸フィル
ムを得た。得られた積層二軸延伸フィルムの物性を表1
に示す。
【0065】[比較例1]PETのみの単層としたほか
は、実施例1と同様の方法で厚み12μmの積層二軸延
伸フィルムを得た。得られた積層二軸延伸フィルムの物
性を表1に示す。酸素透過係数が大きく、本発明の積層
フィルムに比べて、ガスバリア性が劣ったものであっ
た。
は、実施例1と同様の方法で厚み12μmの積層二軸延
伸フィルムを得た。得られた積層二軸延伸フィルムの物
性を表1に示す。酸素透過係数が大きく、本発明の積層
フィルムに比べて、ガスバリア性が劣ったものであっ
た。
【0066】[比較例2]PTNのみの単層としたほか
は、実施例1と同様の方法で厚み12μmの積層二軸延
伸フィルムを得た。得られた積層二軸延伸フィルムの物
性を表1に示す。本発明の積層フィルムに比べて、耐引
裂き性が劣ったものであった。
は、実施例1と同様の方法で厚み12μmの積層二軸延
伸フィルムを得た。得られた積層二軸延伸フィルムの物
性を表1に示す。本発明の積層フィルムに比べて、耐引
裂き性が劣ったものであった。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】以上の如き本発明のガスバリア性ポリエ
ステルフィルムは、(1)24時間当りの酸素透過度の
値が80cc /m2・24hr・12μm ・atm以下
(好ましくは70cc /m2・24hr・12μm ・a
tm以下)で、かつ長手方向および幅方向の引き裂き強
度が共に0.30kg/mm(好ましくは0.40kg
/mm)以上であって、良好なガスバリア性と機械的物
性とを兼ね備えている、(2)製膜性が良好で効率的に
生産が可能である、(3)原料ポリエステルの一方に安
価で入手しやすいPETを使用するため生産コストが安
い、という種々の効果を有する。このため、本発明のガ
スバリア性積層ポリエステルフィルムは、特に包装材料
として好適であり、例えば食品の真空包装用フィルムな
どとして好適に使用し得る。
ステルフィルムは、(1)24時間当りの酸素透過度の
値が80cc /m2・24hr・12μm ・atm以下
(好ましくは70cc /m2・24hr・12μm ・a
tm以下)で、かつ長手方向および幅方向の引き裂き強
度が共に0.30kg/mm(好ましくは0.40kg
/mm)以上であって、良好なガスバリア性と機械的物
性とを兼ね備えている、(2)製膜性が良好で効率的に
生産が可能である、(3)原料ポリエステルの一方に安
価で入手しやすいPETを使用するため生産コストが安
い、という種々の効果を有する。このため、本発明のガ
スバリア性積層ポリエステルフィルムは、特に包装材料
として好適であり、例えば食品の真空包装用フィルムな
どとして好適に使用し得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 67:00 B29L 7:00 9:00 (72)発明者 飯田 真 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝 人株式会社相模原研究センター内 Fターム(参考) 4F071 AA46 AF08 AF16 AH04 BC01 BC12 4F100 AK41B AK41C AK42A BA02 BA03 BA06 BA10B BA10C BA25 EJ38 GB15 GB23 JD02 JD03 JD20 JK03 JL02 YY00 4F210 AA24 AA26 AG01 AG03 QC06 QC07 QG01 QG15 4J029 AA03 AB01 AC01 AD10 AE03 BA03 BA04 CB04A CC06A HA01 HB01
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレート系ポリエス
テルからなるフィルム層の少なくとも片面に、ポリトリ
メチレン2,6−ナフタレート系ポリエステルからなる
フィルム層が一体に積層されており、かつ二軸配向した
ことを特徴とするガスバリア性積層ポリエステルフィル
ム。 - 【請求項2】 ポリトリメチレン2,6−ナフタレート
系ポリエステルからなるフィルム層の厚さの合計が、積
層フィルム全体の厚さの1/24〜23/24であるこ
とを特徴とする、請求項1に記載のガスバリア性積層ポ
リエステルフィルム。 - 【請求項3】 酸素透過度が80cc /m2・24hr
・12μm ・atm以下であり、かつ、長手方向およ
び幅方向の引裂き強度が共に0.30kg/mm以上で
あることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載
のガスバリア性積層ポリエステルフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11213692A JP2001038866A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | ガスバリア性積層ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11213692A JP2001038866A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | ガスバリア性積層ポリエステルフィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001038866A true JP2001038866A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16643418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11213692A Pending JP2001038866A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | ガスバリア性積層ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001038866A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008123401A1 (ja) | 2007-03-28 | 2008-10-16 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | 二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法 |
JP2021030530A (ja) * | 2019-08-21 | 2021-03-01 | 三菱ケミカル株式会社 | 積層延伸フィルム、積層延伸フィルムの製造方法、および包装材料 |
-
1999
- 1999-07-28 JP JP11213692A patent/JP2001038866A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPWO2008123401A1 (ja) * | 2007-03-28 | 2010-07-15 | 東洋製罐株式会社 | 二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法 |
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