JP2001038784A - 射出成形機のバレル冷却装置 - Google Patents

射出成形機のバレル冷却装置

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JP2001038784A
JP2001038784A JP11215628A JP21562899A JP2001038784A JP 2001038784 A JP2001038784 A JP 2001038784A JP 11215628 A JP11215628 A JP 11215628A JP 21562899 A JP21562899 A JP 21562899A JP 2001038784 A JP2001038784 A JP 2001038784A
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JP
Japan
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barrel
heater
air
injection molding
molding machine
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JP11215628A
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English (en)
Inventor
Teruo Yoda
輝夫 依田
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形機のバレルやヒータを、より安定し
て冷却することを可能にする。 【解決手段】 バレルやヒータの表面の部分的な焼けや
実際の成形不良分析から加熱区域H1が局部過熱状態で
あると判断されるときは、有効に空気吹き付けされるよ
う空気吹き付けノズル角度を与える。この場合、ボルト
29を緩めて空気導入管27を回動してもよいし、バレ
ル11の先端側の空気導入管21のみを回動してもよ
い。吹付けられた空気は、ヒータ12およびバレル11
の過熱部分から熱を奪う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機のバレ
ルやヒータの過熱状態すなわち過熱時に前記バレルやヒ
ータを冷却するバレル冷却装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の成形運転時では、ヒータに
よる外部加熱とバレルに内蔵されたスクリュー(図示し
ない)回転によるせん断摩擦により原料を加熱し、その
熱により原料を可塑化するとともにバレルに熱を蓄積す
る。一方、ヒータによる外部加熱の一部はヒータ外周面
から空気中へ放熱される。このためヒータの外周に断熱
材からなる保温カバーを設け熱エネルギー損失を防止し
ている。しかしながら、断熱材の保温効果によりバレル
の温度が設定温度以上に蓄積過熱され制御しきれないこ
とがあった。
【0003】そこで従来、図5ないし図7に示すような
バレル冷却装置が知られている。バレル11は外周にヒ
ータ12を取付け、バレル11全体は上下に通風孔13
を設けた保温カバー14でおおわれている。前記保温カ
バー14はバレル11の加熱制御区域(H1、H2、H
3)毎に仕切板15で仕切られている。前記バレル11
を挟んで両側に空気吹付用ノズル16をバレル側に向っ
て設けた空気導入管17を配設し、前記空気導入管17
も前記加熱制御区域毎に仕切板18で仕切られている。
前記空気吹付用ノズル16は第7図に示すようにヒータ
12に向かって前記空気導入管17に穿設されている。
図6に示すように左右一対の前記空気導入管17の基部
はそれぞれ1本となりそれぞれ対応して設けられた電磁
弁19に接続され、さらに同電磁弁19は工場用圧縮空
気源に接続されている。また前記空気導入管17はバレ
ル11の外周に抱かせたバンド20で挟持されている。
【0004】そして、電磁弁19はバレル11の温度コ
ントロール用自動温度調節計(図示せず)により加熱制
御区域毎に個々に温度コントロールされ自動的にON,
OFFされる。即ちバレル11が、それぞれ加熱制御区
域毎に設定された設定温度より過熱されると、この過熱
された加熱制御区域に対応したヒータの電源を切ると共
に、この過熱区域に対応した電磁弁19をON(励磁で
弁開)させ、冷却用圧縮空気を空気導入管17内に導入
し空気吹付用ノズル16よりヒータ12の外周に向かっ
て吹付け過熱区域の強制冷却を行なう。吹付けられた空
気はヒータ12およびバレル11から熱を奪いながら矢
印ロの方向に流れ保温カバー14に設けた通風孔13よ
り外部に吹出す。バレル11の温度が設定温度以下に下
がると自動温度調節計により電磁弁19を自動的にOF
F(消磁で弁閉)させ、冷却用圧縮空気の吹付けを停止
させる。
【0005】このように、過熱されたバレル11の加熱
制御区域に対応したヒータ12の電源を切るとともにバ
レル11側を挟んで両側に設けた空気吹付用ノズル16
でヒータ12を急冷却する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出成形機
の成形運転時では、スクリュー回転によるせん断摩擦に
よる原料の加熱状態は、長期的にみるとスクリューの回
転状態により変化している。また、ヒータとバレルの取
付状態も長期的にみると変化してくる。即ち、バレルは
ヒータの外部加熱やスクリュー回転によるせん断熱を全
体的に蓄積しているが局部的に過熱状態を併発してい
た。ところが、従来のバレル冷却装置では両側から空気
吹き付けノズルの開口の向きが固定された状態で急冷却
するので、長期に亘って過熱状態となった局部を急冷却
せず、そうでない局部を急冷却することがあり、均一な
安定したバレル温度に達するまでに時間を要した。
【0007】本発明は、より安定してバレルを冷却する
射出成形機のバレル冷却装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による射出成形機の冷却装置は、バレル外周に
ヒータを有し、そのヒータを加熱区域に区分して、該ヒ
ータによる外部加熱とそのバレルに内蔵されたスクリュ
ー回転によるせん断により原料を可塑化する射出成形機
のバレル冷却装置において、前記バレル軸芯に平行な空
気導入管を設け、その空気導入管に前記ヒータの加熱区
域毎に冷却するための複数の空気吹き付けノズルと、前
記空気導入管を接続し、各加熱区域毎の空気吹き付け量
を調整する流量調整弁と、前記ヒータに向かって前記空
気吹き付けノズル角度を調整する回動部材とを具備して
なる射出成形機のバレル冷却装置とした。
【0009】この装置によればバレルやヒータの局部的
過熱状態にあわせて、該ヒータやバレルに向かって空気
吹き付けノズル角度を調整できることから、より安定し
てバレルを冷却することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図1ないし図4を参照して説明する。なお、図5に示し
た従来装置と同一部分には同一符号を付して説明を省略
する。
【0011】図1に示すようにバレル11の外周にヒー
タ12を加熱区域(H1,H2,H3)毎に取付ける。
またバレル11には図示しないスクリューが内蔵され、
その回転によるせん断摩擦により原料を加熱し、その熱
で可塑化する。その熱の一部はバレル11に蓄積され
る。前記バレル11の軸芯に平行であって、空気導入管
21、22、23、27が空気吹き付け量を調整する流
量調整弁24、25、26を介して、一軸状に設けられ
ている。これらは前記バレル11軸芯上に2箇所設けら
れている。
【0012】そして、これら空気導入管21、22、2
3には前記ヒータ12に向かって空気を吹き付けるため
の複数の空気吹き付けノズル31が穿設されている。前
記バレル11の先端側の空気導入管21には盲栓をし、
基部側の空気導入管27は図4に示すように固定ブロッ
ク28を挿通してボルト29で締結されている。なお、
基部側の空気導入管27には工場用空気源を接続するた
めのネジ30が内径面に設けられている。
【0013】接続された工場用空気源は空気導入管2
1、22、23、27と流量調整弁24、25、26を
通って、空気吹き付けノズル31に達し、前記バレル1
1とヒータ12の外周に向かって成形運転中に吹き付け
られる。
【0014】ここでたとえば、図2や図3に示すように
バレルやヒータの表面の部分的な焼けや実際の成形不良
分析から加熱区域H1のバレル頂上部が局部過熱状態で
あると判断されるときは、有効に空気吹き付けされるよ
う前記空気吹き付けノズル角度θを与える。この場合、
ボルト29を緩めて空気導入管27を回動してもよい
し、前記バレル11の先端側の空気導入管21のみを回
動してもよい。更に、空気吹き付け量を流量調整弁24
で調整することもできる。吹付けられた空気は、ヒータ
12およびバレル11の過熱部分から熱を奪いながら矢
印イの方向に流れる。
【0015】このようにして、バレルやヒータの表面の
部分的な焼けや実際の成形不良分析から局部過熱状態の
特定の加熱区域に対して、安定して冷却することができ
た。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明の射出成形機の
バレル冷却装置によれば、バレルやヒータの局部的過熱
状態にあわせて、より安定してバレルを冷却することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形機のバレル冷却装置の実
施の形態を示す図。
【図2】図1の断面A−Aを示す図。
【図3】図1の断面B−Bを示す部分拡大図。
【図4】図1のC部拡大断面図。
【図5】従来のバレル冷却装置を示す図。
【図6】図5の断面D−Dを示す図。
【図7】図5の断面E−Eを示す部分拡大図。
【符号の説明】
11 加熱シリンダ 12 加熱ヒータ 21、22、23、27 空気導入管 24、25、26 流量調整弁 28 固定ブロック 29 ボルト 31 空気吹き付けノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バレル外周にヒータを有し、そのヒータ
    を加熱区域に区分して、該ヒータによる外部加熱とその
    バレルに内蔵されたスクリュー回転によるせん断により
    原料を可塑化する射出成形機のバレル冷却装置におい
    て、 前記バレル軸芯に平行な空気導入管を設け、 その空気導入管に前記ヒータの加熱区域毎に冷却するた
    めの複数の空気吹き付けノズルと、 前記空気導入管を接続し、各加熱区域毎の空気吹き付け
    量を調整する流量調整弁と、 前記ヒータに向かって前記空気吹き付けノズル角度を調
    整する回動部材とを具備してなる射出成形機のバレル冷
    却装置。
JP11215628A 1999-07-29 1999-07-29 射出成形機のバレル冷却装置 Pending JP2001038784A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITBS20110120A1 (it) * 2011-09-02 2013-03-03 Rpm Srl Pressa per lo stampaggio di elastomeri
JP2015024574A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 東洋機械金属株式会社 射出成形機
JP5699268B1 (ja) * 2014-02-28 2015-04-08 安尾 清一 断熱カバー取付け後のヒーター冷却パイプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITBS20110120A1 (it) * 2011-09-02 2013-03-03 Rpm Srl Pressa per lo stampaggio di elastomeri
JP2015024574A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 東洋機械金属株式会社 射出成形機
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