JP2001038540A - 金属部品の加熱圧入装置 - Google Patents

金属部品の加熱圧入装置

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JP2001038540A
JP2001038540A JP11217426A JP21742699A JP2001038540A JP 2001038540 A JP2001038540 A JP 2001038540A JP 11217426 A JP11217426 A JP 11217426A JP 21742699 A JP21742699 A JP 21742699A JP 2001038540 A JP2001038540 A JP 2001038540A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】様々な形状の金属部品を効率よく加熱すること
ができる金属部品の加熱圧入装置を提供する。 【解決手段】本発明は、金属部品を保持可能な圧入ユニ
ットと、この圧入ユニットに保持された金属部品を加熱
する加熱手段50とを有し、圧入ユニットに保持された
金属部品を加熱ユニット50により熱可塑性樹脂材より
成るワークを溶融可能な温度に加熱してから圧入する金
属部品の加熱圧入装置であって、前記加熱手段50は、
金属部品が挿通可能な加熱コイル52を備えており、こ
の加熱コイル52に金属部品を挿入して加熱するように
構成されていることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属部品を加熱
し、これを熱可塑性樹脂材で成るワークに圧入する金属
部品の加熱圧入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から熱可塑性樹脂材で成るワークに
ナット等の金属部品を圧入する場合には、加熱圧入装置
が用いられてきた。この加熱圧入装置としては、先に出
願人によって創出された特開平9−267223号の金
属部品の圧入装置が知られている。この圧入装置は、鉛
直に延びて設けた筒状の貯留管に金属部品を整列させ、
この貯留管が連設される貯留ブロックを電熱素子によっ
て加熱することにより、貯留管下部の金属部品を加熱す
るように構成されており、加熱した金属部品を分離供給
手段によって1個ずつチャックユニットに供給保持し、
この金属部品を往復駆動源の駆動を受けて作動するステ
ムによりワーク上に押し出して圧入するように構成され
ている。この時、金属部品は自身の熱でワークを溶融し
ながら圧入される。
【0003】前記チャックユニットには、チャックユニ
ット自体と前記圧入工具とを加熱するための電熱素子が
備えられており、この電熱素子でチャックユニット及び
圧入工具を加熱することにより、金属部品とチャック爪
との温度差をなくし、金属部品からチャック爪への熱伝
導で金属部品の温度が低下してしまうのを防止するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の金
属部品の圧入装置においては、その構造上、加熱できる
金属部品が限定されてしまい、その用途が限られてい
た。また、電熱素子が貯留ブロックに埋め込まれている
ため熱効率が悪く、金属部品の加熱に長時間を要すると
ともに、所定の温度まで金属部品を加熱しようとする
と、電熱素子の負担が大きくなり、電熱素子の故障が頻
発する等の問題が発生していた。また、予め圧入工具が
加熱保温されているため、その熱によって金属部品圧入
時のワークの凝固が遅くなり、圧入工具が復帰動作する
と金属部品が所定位置からずれたり、あるいはワークの
凝固膨張によって浮き上がってしまう等の問題が発生し
ていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みて創成されたものであり、様々な形状の金属部品を効
率よく加熱することができる金属部品の加熱圧入装置の
提供を目的とする。この目的を達成するため、本発明は
金属部品を保持可能な圧入ユニットと、この圧入ユニッ
トに保持された金属部品を加熱する加熱手段とを有し、
圧入ユニットに保持された金属部品を加熱ユニットによ
り熱可塑性樹脂材より成るワークを溶融可能な温度に加
熱して圧入する金属部品の加熱圧入装置であって、前記
加熱手段は、金属部品が挿通可能な加熱コイルを備えて
おり、この加熱コイルに金属部品を挿入して加熱するよ
うに構成されていることを特徴とする。
【0006】前記構成において、金属部品は少なくとも
一端面に開口する中空穴を有し、また圧入ユニットには
前記中空穴に挿入可能な保持ロッドと、この保持ロッド
の中空穴壁面に対応する面から突出するよう付勢された
係止部材とが配置されており、保持ロッドを金属部品の
中空穴に挿入することで中空穴内で係止部材が突っ張
り、これにより保持ロッドに金属部品を保持するように
構成されていることが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図10において、1は熱
可塑性の樹脂材より成るワークに、例えば金属製のナッ
ト部品など、少なくとも一端面に開口する中空穴が形成
された金属部品Pを圧入するための加熱圧入装置であ
り、前記金属部品Pを複数配列してストックするための
マガジンユニット10と、このマガジンユニットに隣接
して配置された3軸の直交座標型ロボットR(以下、単
にロボットRという)と、このロボットRに取り付けら
れた圧入ユニット20と、前記金属部品Pを加熱するた
めの加熱ユニット50と、ワークを所定位置に保持する
ワークホルダ60とを備えている。以下、これらの構成
要素について詳細に説明する。
【0008】◎マガジンユニット 前記マガジンユニット10は、複数の金属部品Pを配列
したマガジン11を保持するマガジンテーブル12を有
している。このマガジンテーブル12は、マガジン供給
用コンベア(図示せず)に隣接するマガジン受取位置M
1と、圧入ユニット20による部品取出位置M2とをス
ライド移動可能に構成されており、マガジン受取位置M
1においては、マガジン供給用コンベアとの間でマガジ
ン11の交換が行われるようになっている。
【0009】◎圧入ユニット 前記圧入ユニット20は、ロボットRのZ軸可動部R1
に連結されるメインフレーム21に作業ツール22及び
エアシリンダ23をそれぞれ回動自在に配置して構成さ
れている。前記作業ツール22は、メインフレーム21
に支持軸21aによって回動自在に軸支された回動フレ
ーム24と、この回動フレーム24に配置されたエアシ
リンダ25と、このエアシリンダ25のピストンロッド
25aに連結された圧入ヘッド26とを有して成り、回
動フレーム24には、前記エアシリンダ23のピストン
ロッド23a先端が回動自在に連結されるように構成さ
れている。つまり、作業ツール22はエアシリンダ23
のピストンロッド23aが伸長することによって90°
回動するように構成されており、この回動動作は加熱ユ
ニット及びワークホルダに隣接する回動エリアTにおい
て行われるよう構成されている。
【0010】前記圧入ヘッド26は、前記エアシリンダ
25のピストンロッド25a先端に連結された支持テー
ブル27と、この支持テーブル27に連結されたセンタ
リングデバイス28と、このセンタリングデバイス28
に取り付けた断熱ブロック29と、この断熱ブロック2
9に取り付けられた部品保持ユニット30と、前記セン
タリングデバイス28に支持されたエア噴射ノズル31
とから構成されている。
【0011】前記センタリングデバイス28は、断熱ブ
ロック29をフローティング状態で支持するよう構成さ
れており、これにより断熱ブロック29及び前記部品保
持ユニット30は、水平面内を若干量移動できるように
なっている。また、前記断熱ブロック29は、例えば断
熱性セラミック等の熱伝導率の低い材質で成る断熱材2
9aを部品保持ユニット30の連結位置に組み込んだも
のであり、これにより部品保持ユニット30からの熱伝
導を最小限に抑えるように構成されている。さらに、前
記エア噴射ノズル31は、圧縮空気の供給源(図示せ
ず)に接続され、これの作動を受けて先端から圧縮空気
を噴射するよう構成されており、後記する基準部材34
の下方に先端に向けて配置されている。
【0012】また、前記部品保持ユニット30は、前記
断熱材29aに上部を覆われ、かつねじ部品29bによ
り断熱ブロック29に一体に固定された押圧ブッシュ3
2と、この押圧ブッシュ32に内挿された保持ロッド3
3と、押圧ブッシュ32に外挿されたスリーブ状の基準
部材34とを備えて構成されている。
【0013】前記保持ロッド33は、金属部品Pの中空
穴に進入可能な形状を成し、前記押圧ブッシュ32内に
収納されたばね35により常時押圧ブッシュ32から突
出するように付勢されている。この保持ロッド33には
収納溝33aが形成されており、この収納溝33aには
係止部材36が回動自在に軸支して配置されている。こ
の係止部材36は、先端の係止片36aが保持ロッド3
3の先端付近から常時突出するようばね37により付勢
されており、保持ロッド33を金属部品Pの中空穴に挿
入した時、この係止片36aが中空穴に押し付けられる
よう構成されている。
【0014】前記基準部材34は、その先端が押圧ブッ
シュの先端面を含む面から僅かに突出するワーク接地片
34aに形成されており、このワーク接地片34aの先
端が押圧ブッシュ32の先端面を含む面から僅かに突出
するよう常時ばね38により押圧ブッシュ32先端側へ
付勢されている。また、この基準部材34の上部には、
被検出片39が一体的に取り付けられており、この被検
出片39に対向する前記断熱ブロック29側部には変位
センサ40が取り付けられている。なお、この変位セン
サ40は、その検出面と前記被検出片39上面との間隔
が予め設定された近接範囲内にある場合にのみONする
ように構成されているものである。
【0015】◎加熱ユニット 前記加熱ユニット50は、筐体51に内蔵された加熱シ
ステム(図示せず)を有し、この加熱システムには筐体
51から突出する加熱コイル52が接続されている。こ
の加熱コイル52は、金属部品Pの被加熱部分を内包で
きる内径及び全長に形成されており、この加熱コイル5
2に加熱システム51から高周波電流を流して磁束を発
生させ、この磁束が加熱コイル52内に挿入された金属
部品Pに集中することによる電磁誘導作用で金属部品P
に渦電流を発生させ、これによる金属部品P自身の発熱
作用で金属部品Pを加熱するようになっている。また、
前記筐体51にはブラケット53を介して非接触式の温
度センサ54が、その検出面を前記加熱コイル52の上
空位置に向けて配置されており、この温度センサ54に
よって加熱コイル52から取り出された金属部品Pの温
度を検出できるように構成されている。
【0016】◎ワークホルダ 前記ワークホルダ60は、スライドユニット61に連結
されたインデックステーブル62と、このインデックス
テーブル62上に配置された台座63と、この台座63
上に配置されかつワークWを保持可能に構成されたワー
クテーブル64とを備えており、スライドユニット61
の作動によりワークテーブル64を水平移動させ、これ
をワーク取得位置W1と前記回動エリアTに隣接する圧
入作業位置W2とに位置決めするとともに、インデック
ステーブル62の作動により圧入作業位置においてワー
クテーブル64を水平面上で回転させ、ワークテーブル
64に保持されたワークWの向きを変えて位置決めでき
るように構成されている。
【0017】上記加熱圧入装置1を使用してワークWに
金属部品Pを圧入する時には、まず、マガジンユニット
10のマガジンテーブル12がマガジン受取位置M1に
移動してマガジン11を受け取り、部品取出位置M2に
復動位置決めされる。同時にワークホルダ60のワーク
テーブル64がスライドユニット61の作動によりワー
ク供給位置W1に移動してワークWを受け取って保持
し、圧入作業位置W2に復動位置決めされる。このよう
にマガジン11及びワークWが所定の位置にセットされ
ると、続いてロボットRの作動により圧入ユニット20
がマガジン11に移動し、所定の金属部品Pの中空穴に
部品保持ユニット30の保持ロッド33を挿入する。こ
れにより係止部材36の係止片36aが金属部品Pの内
部に押し付けられるため、保持ロッド33に金属部品P
を保持することができる。
【0018】続いて、圧入ユニット20はロボットRの
作動により加熱ユニット50へ移動し、加熱コイル52
に金属部品Pを保持ロッド33ごと挿入する。この時、
加熱コイル52には加熱システムの作動によって高周波
電流が流されており、これによる電磁誘導作用によって
金属部品Pは相応の温度に加熱される。この時、断熱ブ
ロック29の断熱材29aにより部品保持ユニット30
からの熱伝導は極力抑えられるため、変位センサ40の
精度が狂うのを防止できるとともに、ロボットR及び圧
入ユニット20各部の熱劣化を防ぐことができる。
【0019】加熱ユニット52における金属部品Pの加
熱時間は制御ユニット(図示せず)によって制御されて
おり、この加熱時間が経過すると、圧入ユニット20は
ロボットRの作動により上昇して金属部品Pを加熱コイ
ル52から取り出す。金属部品Pが加熱コイル52から
取り出される時、金属部品Pの温度は温度センサ54に
よって測定される。もし、金属部品Pが所定の温度以上
に加熱されていなければ、その金属部品Pは排除され、
圧入ユニット20は再度マガジンユニット10に戻り、
別の金属部品Pによって前述の加熱動作を繰り返す。
【0020】金属部品Pが所定の温度以上に加熱されて
いる場合、圧入ユニット20はロボットRの作動により
ワークホルダ60へ移動し、図9(a)に示すように金
属部品PをワークWにおける所定の金属部品圧入用の穴
h上方へ位置決めする。この状態でシリンダ25が作動
して圧入ヘッド26を下降させ、金属部品PをワークW
の穴h入口へ押し付ける。このことにより、金属部品P
はワークWの穴hの周縁部分を溶かしながらワークWに
圧入される。この時、図9(b)に示すように保持ロッ
ド33は金属部品Pが受ける圧入抵抗の影響で押圧ブッ
シュ32内へ逃げ、これによって押圧ブッシュ32の先
端面が金属部品Pに当接する。
【0021】圧入にともなって金属部品Pの上端面がワ
ークWの表面に一致する直前、基準部材34は図9
(c)に示すようにワーク接地片34aがワーク表面に
当接することで下降できなくなり、これに対応して保持
ロッド33及び押圧ブッシュ32は、ばね38を圧縮し
つつ下降を続ける。こうして図9(d)に示すように金
属部品Pの上端面がワークWの表面に一致して押圧ブッ
シュ32の先端面がワークWの表面に押し付けられる
と、その状態でエア噴射ノズル31から一定時間圧縮エ
アが噴射され、金属部品Pの熱で溶けたワークWの穴h
周縁部分が冷やし固められる。なお、押圧ブッシュ32
先端面がワークW表面に当接したことは、エアシリンダ
25にエアを供給している空気圧回路(図示せず)中の
圧力変化を見ることなどにより検知できる。
【0022】万一、圧入力の不足、ワークWの変形など
により、押圧ブッシュ32の先端面がワークWの表面に
接していない場合、すなわち、金属部品PがワークWに
正しく圧入されずにワークWから浮き上がっている場合
には、変位センサ40と被検出片39との間隔に異常が
現れるため、これが変位センサ40によって検出され、
これを受けて装置の動作が一時ストップされるととも
に、警告ランプ、警告ブザー等により作業者に異常が知
らされる。変位センサ40が異常を検出せず、金属部品
Pが正しく圧入されている場合には、圧入ヘッド26は
エア噴射ノズル31からのエア噴射完了後、エアシリン
ダ25の復動を受けて元の位置に戻され、前述の動作を
繰り返し行ってワークWの残りの穴hに金属部品Pを圧
入していく。
【0023】前述の圧入作業において、ワークWが鋳造
によって成形されていて、実際の穴位置が設計上の穴位
置から少しずれてしまっているような場合には、圧入段
階において金属部品Pの中心が穴hの中心からずれてし
まうが、このような場合には、金属部品P圧入時、ワー
クWの穴h周縁部分の溶融量に偏りが発生し、これが金
属部品Pに作用する圧入抵抗の偏りとなって現れ、この
圧入抵抗の偏りにより金属部品Pは自動的に穴hの中心
に沿う位置に移動しようとする。この時、部品保持ユニ
ット30等はセンタリングデバイス28の作用により金
属部品Pの求心動作に追従して水平面上を移動できるた
め、これによって金属部品Pと穴hとのずれを修正する
ことができる。
【0024】また、ワークWの穴hが水平方向に延びて
設けられている場合には、加熱ユニット50により金属
部品Pを加熱した後、回動エリアTにおいて圧入ユニッ
ト20のエアシリンダ23がロッド23aを伸長させる
よう作動し、図10に示すように、作業ツール22をシ
ョックアブソーバ21bに当接する位置まで回動させ
る。これにより、圧入ヘッド26は保持ロッド33の軸
線が水平方向に向くよう、その姿勢を変化させる。ま
た、これに合わせて、ワークWはインデックステーブル
62の作動により、水平方向に延びる穴hの形成面が前
記回動エリアTに向くよう回転位置決めされるため、こ
れによりワークWの水平方向へ延びて設けられる穴hに
金属部品Pを圧入可能となる。
【0025】なお、以上の説明では加熱コイルに通電す
ることによる電磁誘導作用で金属部品P自身を発熱させ
る加熱ユニットを示したが、加熱ユニットは、加熱コイ
ル自体を高温に加熱し、この熱により金属部品を二次的
に加熱するタイプのものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の金属部品の加熱圧入装置によれ
ば、金属部品を加熱コイルに挿入して加熱するように構
成されているため、如何なる形状の金属部品であっても
加熱コイルに挿通可能なものであれば加熱することがで
き、よって幅広い用途に活用可能な金属部品の加熱圧入
装置を提供することができる。また、加熱コイルによっ
て直接的に金属部品を加熱することができるため、短時
間で効率よく金属部品を加熱することができるととも
に、加熱ユニットの負担を減らしてこれの故障もなくす
ことができる。
【0027】一方、部品保持ユニットの保持ロッド先端
に金属部品を保持し、これを加熱コイルに差し込んで加
熱することができるため、従来のように部品保持ユニッ
トを常時加熱しておく必要がなくなり、圧入時における
ワークの余計な溶融などを防止することができ、また、
加熱ユニットが加熱コイル自体を高温に加熱し、この熱
により金属部品を加熱するタイプのものである場合に
は、加熱コイルに部品保持ユニットに保持した金属部品
を挿通させるだけで、金属部品外周面を全面的に効率よ
く加熱することができる。そればかりか、金属部品を再
加熱しなければならないような事態が発生した場合に
は、これに容易に対応することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属部品の加熱圧入装置における
加熱ユニットの拡大図であって、(a)は平面図、
(b)は正面図である。
【図2】本発明に係る金属部品の加熱圧入装置の平面図
である。
【図3】本発明に係る金属部品の加熱圧入装置の正面図
である。
【図4】本発明に係る金属部品の加熱圧入装置における
マガジンユニットの拡大図であって、(a)は平面図、
(b)は正面図である。
【図5】本発明に係る金属部品の加熱圧入装置における
圧入ユニットの一部切欠拡大正面図である。
【図6】本発明に係る金属部品の加熱圧入装置における
圧入ユニットの一部切欠拡大側面図である。
【図7】本発明に係る金属部品の加熱圧入装置における
部品保持ユニットの一部切欠拡大断面図である。
【図8】本発明に係る金属部品の加熱圧入装置における
ワークホルダの拡大正面図である。
【図9】本発明に係る金属部品の加熱圧入装置の動作説
明図である。
【図10】本発明に係る金属部品の加熱圧入装置の動作
説明図である。
【符号の説明】
1 金属部品の加熱圧入装置 10 マガジンユニット 11 マガジン 20 圧入ユニット 22 作業ツール 23 エアシリンダ 24 回動フレーム 25 エアシリンダ 26 圧入ヘッド 30 部品保持ユニット 31 エア噴射ノズル 32 押圧ブッシュ 33 保持ロッド 34 基準部材 50 加熱ユニット 52 加熱コイル 60 ワークホルダ 62 インデックステーブル 64 ワークテーブル R ロボット W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属部品を保持可能な圧入ユニットと、こ
    の圧入ユニットに保持された金属部品を加熱する加熱手
    段とを有し、圧入ユニットに保持された金属部品を加熱
    ユニットにより熱可塑性樹脂材より成るワークを溶融可
    能な温度に加熱して圧入する金属部品の加熱圧入装置で
    あって、 前記加熱手段は、金属部品が挿通可能な加熱コイルを備
    えており、この加熱コイルに金属部品を挿入して加熱す
    るように構成されていることを特徴とする金属部品の加
    熱圧入装置。
  2. 【請求項2】金属部品は少なくとも一端面に開口する中
    空穴を有し、また圧入ユニットには前記中空穴に挿入可
    能な保持ロッドと、この保持ロッドの中空穴壁面に対応
    する面から突出するよう付勢された係止部材とが配置さ
    れており、保持ロッドを金属部品の中空穴に挿入するこ
    とで中空穴内で係止部材が突っ張り、これにより金属部
    品が保持されるように構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の金属部品の加熱圧入装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20230005487A (ko) * 2021-07-01 2023-01-10 (주)낙원 항공기 수평꼬리날개 피봇샤프트의 부싱 조립장치 및 조립방법

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