JP2001038023A - 遊技機周辺機器用の基板収納ボックス - Google Patents

遊技機周辺機器用の基板収納ボックス

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JP2001038023A
JP2001038023A JP11214337A JP21433799A JP2001038023A JP 2001038023 A JP2001038023 A JP 2001038023A JP 11214337 A JP11214337 A JP 11214337A JP 21433799 A JP21433799 A JP 21433799A JP 2001038023 A JP2001038023 A JP 2001038023A
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Japan
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storage box
game
board
locking
box
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Application number
JP11214337A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納される基板に不正な処理を施すことがで
きず、仮に不正がなされた場合には該不正を明確に判明
できる基板収納ボックスを提供する。 【解決手段】 遊技機2における遊技に付随して、遊技
に使用可能な遊技用有価価値または遊技において獲得さ
れた獲得有価価値である獲得玉数の処理を行う玉計数器
等の遊技機周辺機器に使用され、前記有価価値の処理プ
ログラムを記録する不揮発性のメモリ95が少なくとも
実装された基板46を収納する遊技機周辺機器用の基板
収納ボックス50において、該基板収納ボックス50が
前記基板46を含む複数の構成部品51、60によって
組み付け構成されると共に、最終組付構成部品60を組
み付けた後に外部から解除困難な係止手段を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技機における
遊技に付随して、遊技に使用可能な遊技用有価価値また
は遊技において獲得された獲得有価価値の処理を行う遊
技機周辺機器に使用され、前記遊技用有価価値または獲
得有価価値の処理プログラムが記録された不揮発性のメ
モリが少なくとも実装された基板を収納する基板収納ボ
ックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技に使用可能な遊技用有価価値
または遊技において獲得された獲得有価価値の処理を行
う遊技機周辺機器、例えば遊技により獲得された遊技媒
体であるパチンコ玉の計数を行う計数機や、該計数機が
各遊技機に1対1に対応して設けられたユニット島台等
においては、これらパチンコ玉を計数する計数センサに
より計数された獲得有価価値である玉数がバーコードと
して印字されたレシートを発行したり、前記玉数データ
が記録された磁気カード等の記録媒体を発行する処理が
実施されている。
【0003】これら有価価値である獲得有価価値の前記
処理は、マイクロコンピュータを構成するMPU、RO
M、RAM等の電子デバイスが多数実装され、前記遊技
機周辺機器の処理動作を制御する制御基板により実施さ
れているが、これら制御基板における前記獲得有価価値
の処理は、不揮発性メモリであるROMに記録された処
理プログラムに基づいて実施されており、これらROM
を例えば正当な有価価値よりも著しく大きな有価価値と
なるような処理プログラムが記録されたROMに不正に
交換することにより、不正な利益を得ることがなされる
場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
前記計数機等の遊技機の周囲および遊技場内の所定位置
に配置されて、遊技機における遊技に付随して各有価価
値の処理を行う遊技機周辺機器用においては、前記のよ
うなROM交換等の不正行為への対策がなされておら
ず、これら前記基板(制御基板)にROM交換等の不正
がなされないようにするとともに、これら前記基板(制
御基板)にROM交換等の不正がされたか否かが明確に
判明できる対策が切望されていた。
【0005】よって、本発明は上記した背景並びに問題
点に着目してなされたもので、内部に収納される基板に
前記ROM交換等の不正な処理を施すことができず、仮
に不正がなされた場合には不正が施されていることを明
確に判明できる遊技機周辺機器用の基板収納ボックスを
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技機周辺機器用の基板収納ボックス
は、遊技機における遊技に付随して、遊技に使用可能な
遊技用有価価値または遊技において獲得された獲得有価
価値の処理を行う遊技機周辺機器に使用され、前記遊技
用有価価値または獲得有価価値の処理プログラムを記録
する不揮発性のメモリが少なくとも実装された基板を収
納する遊技機周辺機器用の基板収納ボックスにおいて、
該基板収納ボックスが前記基板を含む複数の構成部品に
よって組み付け構成されると共に、最終組付構成部品を
組み付けた後に外部から解除困難な係止手段を具備する
ことを特徴としている。この特徴によれば、基板収納ボ
ックスが基板を含む複数の構成部品によって組み付け構
成されると共に、最終組付構成部品を組み付けた後に外
部から解除困難な係止手段によって係止されているの
で、内部に収納される基板を取り出して前記ROM交換
等の不正を行うには基板収納ボックスの一部又は全部を
破壊する以外に方法はなく、仮に基板収納ボックスの一
部が破壊されていれば、不正が行われたことを直ちに発
見できるようになることから、前記基板への不正を防止
できるようになる。
【0007】本発明の遊技機周辺機器用の基板収納ボッ
クスは、遊技機における遊技に付随して、遊技に使用可
能な遊技用有価価値または遊技において獲得された獲得
有価価値の処理を行う遊技機周辺機器に使用され、前記
遊技用有価価値または獲得有価価値の処理プログラムを
記録する不揮発性のメモリが少なくとも実装された基板
を収納する遊技機周辺機器用の基板収納ボックスにおい
て、該基板収納ボックスが前記基板を含む複数の構成部
品によって組み付け構成されると共に、前記基板を被覆
するための組付構成部品に係る所定の部位を破壊しない
限り、その組付け状態を解除困難な固着手段を具備する
ことを特徴としている。この特徴によれば、基板収納ボ
ックスが基板を含む複数の構成部品によって組み付け構
成されると共に、前記基板を被覆するための組付構成部
品に係る所定の部位を破壊しない限りその組付け状態を
解除困難な固着手段を設けたので、例えば線材等を用い
て前記組付構成部品の係止機構の係合状態を外そうとし
ても、前記固着手段により前記係止機構の係合状態が保
たれるので、内部に収納される基板を取り出して前記R
OM交換等の不正を行うには基板収納ボックスの一部又
は全部を破壊する以外に方法はなく、仮に基板収納ボッ
クスの一部が破壊されていれば、不正が行われたことを
直ちに発見できるようになることから、前記基板への不
正を防止できるようになる。
【0008】本発明の遊技機周辺機器用の基板収納ボッ
クスは、前記固着手段は、前記組付構成部品の間をリベ
ットによって固着するものであることが好ましい。この
ようにすれば、前記固着手段を少ない部品構成にて簡便
に形成することができる。
【0009】本発明の遊技機周辺機器用の基板収納ボッ
クスは、前記固着手段は、前記組付構成部品を溶着又は
接着によって固着するものであることが好ましい。この
ようにすれば、前記組付構成部品が溶着又は接着によっ
て強固に固着されるようになるため、該基板収納ボック
スが開放されて基板上のデバイスが持ち去られることも
防止できる。
【0010】本発明の遊技機周辺機器用の基板収納ボッ
クスは、前記固着手段は、前記組付構成部品の間の係止
機構をさらに係止する第2の係止機構であることが好ま
しい。このようにすれば、係止機構を2重とすること
で、基板収納ボックスの開放をより困難なものとするこ
とができる。
【0011】本発明の遊技機周辺機器用の基板収納ボッ
クスは、遊技機における遊技に付随して、遊技に使用可
能な遊技用有価価値または遊技において獲得された獲得
有価価値の処理を行う遊技機周辺機器に使用され、前記
遊技用有価価値または獲得有価価値の処理プログラムを
記録する不揮発性のメモリが少なくとも実装された基板
を収納する遊技機周辺機器用の基板収納ボックスにおい
て、該基板収納ボックスは前記基板を収納する基体及び
蓋体から構成され、前記基体と前記蓋体を非可逆的な固
着状態に締結する固着締結手段を具備することを特徴と
している。この特徴によれば、前記基板収納ボックスを
構成する基体及び蓋体が、固着締結手段により非可逆的
な固着状態に締結されるようになるため、これら基体及
び蓋体を開放し、内部に収納される基板を取り出して前
記ROM交換等の不正を行うには基板収納ボックスの一
部又は全部を破壊する以外に方法はなく、仮に基板収納
ボックスの一部が破壊されていれば、不正が行われたこ
とを直ちに発見できるようになることから、前記基板へ
の不正を防止できるようになる。
【0012】本発明の遊技機周辺機器用の基板収納ボッ
クスは、前記固着締結手段の露出部分を被覆する非可逆
的な封止部材を設けることが好ましい。このようにすれ
ば、前記固着締結手段による固着状態を解除する場合に
は、前記封止部材を破損しなければならず、該基板収納
ボックスの開放をより困難なものとできるばかりか、こ
れら破損の痕跡により不正が行われたことを直ちに発見
できるようになる。
【0013】本発明の遊技機周辺機器用の基板収納ボッ
クスは、前記封止部材は、所定波長の光にて硬化する光
硬化性樹脂であることが好ましい。このようにすれば、
該封止部材が光にて迅速に硬化する光硬化性樹脂である
ことから、該封止部材を簡便かつ効率的に形成すること
ができる。
【0014】本発明の遊技機周辺機器用の基板収納ボッ
クスは、前記固着締結手段は、当該基板ボックスに形成
された凹部内に入り込んだ状態で前記基体と前記蓋体を
締結することが好ましい。このようにすれば、固着締結
手段が凹部内に入り込んでいるために、該固着締結手段
を被覆する前記封止部材の破損を行い難くなるばかり
か、該封止部材として液状の光硬化性樹脂を用いた場合
には、該凹部内に光硬化性樹脂を注入して硬化させるこ
とで、簡便に封止部材の形成を行うことができる。
【0015】尚、本発明において遊技用周辺機器とは、
遊技機における遊技に付随して、遊技に使用可能な遊技
用有価価値または遊技において獲得された獲得有価価値
の処理を行うものを示し、その設置位置が遊技機の周囲
ではなくても良いし、遊技機に直接接続されていない機
器を含むものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】(実施例1)まず図1における1は、本発
明の基板収納ボックスを内蔵する遊技機周辺機器用であ
る玉計数機を島端に有する遊技島を示し、2は前記遊技
島1の長手方向両側面に複数列設されるパチンコ機、3
は遊技者が遊技により獲得したパチンコ玉を計数して遊
技島台1内へ返却する玉計数器であり、前記遊技島1の
端部に形成されたカウンタ台4の上部に設置されてい
る。
【0018】5は各パチンコ機2に配給するパチンコ玉
を保留する上部タンクであり、この上部タンク5内に貯
留されたパチンコ玉は、図2に示されるように遊技島台
1の長手方向に配設される本流樋6内に流入されるよう
になっている。本流樋6内のパチンコ玉は、本流樋に所
定間隔おきに設けられる補給シュート7及び該補給シュ
ート7の下端より各パチンコ機2に延設される補給ジャ
バラ8を通り、さらに補給カウンタ9を介して各パチン
コ機2の上部供給皿(図示略)内に配給されるようにな
っている。
【0019】各パチンコ機2よりアウト玉として排出さ
れるパチンコ玉は、各パチンコ機2の裏側に配設される
玉排出装置10内に収容され、そこから遊技島1内下部
長手方向に敷設される回収樋11、11’内に排出され
るようになっている。
【0020】本実施例の遊技島1内の下部には下部タン
ク12、12’が配設されており、適宜量のパチンコ玉
が貯留可能とされている。特に遊技島1の両端寄りの回
収樋11’内に収容されたパチンコ玉は一旦下部タンク
12’内に貯留され、その後リフト装置13を介して隣
の下部タンク12内に収容されるようになっている。ま
た、これら各下部タンク12、12’内には玉量検出セ
ンサ14が設けられており、各下部タンク12、12’
内のパチンコ玉が所定貯留量に達したことを確認できる
ようになっている。
【0021】前記本流樋6の端部と回収樋11’の端部
とは、両端に取付部材18、19を有する連結ホース1
7を介して連結されており、前記連結ホース17の上部
の取付部材18には上部タンク5より延設されるオーバ
ーフロー樋16の端部が連結され、また下部取付部材1
9には後述する玉計数器3の連結管40が連結されてい
おり、該玉計数器3にて計数されて回収されたパチンコ
玉が、前記下部タンク12に貯溜されるようになってい
る。
【0022】回収樋11、11’及び下部タンク12、
12’内に収容されたパチンコ玉は全て揚送装置15内
に集められた後、上方に搬送され、再び上部タンク5内
に適宜量のパチンコ玉が還流される。このようにパチン
コ玉は遊技島台1内を循環して使用されるようになって
いる。
【0023】本実施例1において用いた前記玉計数器3
は、図3〜図5に示されるように、主に内部に制御基板
46や表示操作基板37や、計数された玉数データを記
録するバーコードが印刷されたレシートの発行を行うプ
リンタユニット42と、会員カードが挿入可能とされた
カードユニット41等の各種装置を内蔵する本体部20
と、該本体部20の下部より前方に突設され、投入され
るパチンコ玉の計数並びに後述する端玉の返却を行う玉
計数部21とから構成されている。
【0024】前記本体部20の前面には、操作表示部2
0aが設けられており、該操作表示部20aには、計数
されたパチンコ玉の総数を表示する総玉数表示部22
と、該計数された総玉数により交換可能な所定の特殊景
品数を表示する景品数表示部23と、該景品数との交換
を行った際に余る余り玉の数を表示する端玉数表示部2
4と、該端玉数表示部24の余り玉の返却を行って計数
された玉数の精算を行う際に押圧操作される返却精算ボ
タン27と、これら余り玉の返却を行わずに計数された
全ての玉数の精算を行う際に押圧操作される全数精算ボ
タン28と、が表示操作基板37上に設けられており、
該表示操作基板37は、前記操作表示部20aを覆うよ
うにシリンダ錠30を解錠することで開閉可能とされた
開閉カバー29内部に収容されている。また、図3にお
いて25は、前記カードユニット41に連通する会員カ
ード挿入口であり、26は、前記プリンタユニット42
により発行されたレシートの発行口である。
【0025】前記玉計数部21の上面には、その中央部
に内部に繋がる投入口38を有する所定深さのホッパ3
1が設けられており、適宜量のパチンコ玉を一時的に受
入れることが出来るようになっている。前記投入口38
の下方には、下方に傾斜して投入されたパチンコ玉を導
くガイドレール39が設けられ、前述の遊技島1の連結
ホース17の下部取付部材19に連結する連結管40に
接続されている。
【0026】前記ガイドレール39は、特に図示しない
が、複数本のガイドレールがパチンコ玉の外径より若干
大寸の幅間隔おきに列設されてなるもので、これらガイ
ドレール39上をパチンコ玉が整列して通過するように
なっている。そして該ガイドレール39の下方にはパチ
ンコ玉の通過を検出可能な計数センサ36が設けられて
おり、ガイドレール39上を通過するパチンコ玉数に合
致した信号が該計数センサ36より制御基板46に出力
されて、投入されたパチンコ玉数が計数されるようにな
っている。
【0027】また、本実施例1の玉計数器3には、図4
に示すように、該玉計数器3の調整時や前記遊技島1内
に貯溜されているパチンコ玉量が多く、玉の回収を行え
ない場合において、収納部33より引き出して前記投入
口38を覆うように配置可能とされたゴムシート34が
設けられており、これらゴムシート34は、通常は巻取
ドラム43に巻かれた状態で収納部33に収納されてお
り、該ゴムシート34を引き出す際は、前記開閉カバー
29を開けて前記表示操作基板37上に設けられた中止
ボタン96を操作することにより、前記巻取ドラム43
の回転をベルト44を介して規制するソレノイドブレー
キ45における規制が解除されて引き出し可能となるよ
うにされており、該ゴムシート34の収納は、該ゴムシ
ート34の先端における係止を解除することにより、前
記巻取ドラム43がスプリングにより回転してゴムシー
ト34を自動的に巻き取るようになっている。
【0028】また、この玉計数部21の前面には前記余
り玉の返却を行う返却計数ユニット35に連通する端玉
返却口32が設けられており、前記端玉数表示部24に
表示された数の余り玉が、前記返却精算ボタン27が操
作された際に返却されるようになっている。
【0029】これら玉計数部21に設けられた前記計数
センサ36や返却計数ユニット35は、前記カードユニ
ット41や前記プリンタユニット42とともに、図4並
びに図6に示すように、前記開閉カバー29に覆われた
前記本体部20内に配置された制御基板46に接続され
ている。
【0030】該制御基板46には、計数センサ36、返
却計数ユニット35、カードユニット41、プリンタユ
ニット42が接続されるデータI/O91が実装されて
いて、これら各部と後述する制御マイコン(MPU)9
0とのデータの授受がなされるようになっているととも
に、前記表示操作基板37上に形成された総玉数表示部
22、景品数表示部23、端玉数表示部24の各表示部
と、返却精算ボタン27、全数精算ボタン28並びに前
記中止ボタン96が接続され、これら各部と前記制御マ
イコン(MPU)90との信号の授受を行う入出力I/
O92が実装されており、これらデータI/O91並び
に入出力I/O92を介して各部からのデータの入手な
らびに制御がなされるようになっていて、本実施例1で
は前記前記ソレノイドブレーキ45も前記入出力I/O
92に接続されて、その動作が制御マイコン(MPU)
90により前述のように制御されている。
【0031】この制御基板46には、前記各表示部に表
示される表示データ等を記憶するRAM94や、前記制
御マイコン(MPU)90が実施する景品数の算出処理
や各部の制御内容が記述された制御プログラムを記憶す
る不揮発性メモリであるROM95が実装されていると
ともに、遊技場の管理を行う管理コンピュータ等の外部
機器とのデータ通信を行う通信部93も実装されてい
る。
【0032】この制御マイコン(MPU)90の制御内
容を、玉計数器3の動作内容に沿って説明すると、前記
玉計数部21のホッパ31上に投入されたパチンコ玉
は、前記計数センサ36により検出され、該計数センサ
36を通過する玉数に合致する数の信号が前記データI
/O91を介して前記制御マイコン(MPU)90に出
力される。制御マイコン(MPU)90は該信号数をカ
ウントしてそのカウント数を前記総玉数表示部22に表
示するとともに、そのカウント数に基づき、交換可能な
景品数並びに余り数を算出して前記景品数表示部23と
端玉数表示部24にそれぞれ表示する。
【0033】全ての玉が計数された後、利用者は前述の
ように、余り玉の返却を希望する場合には返却精算ボタ
ン27を操作し、余り玉の返却を希望しない場合には全
数精算ボタン28を操作する。
【0034】ここで返却精算ボタン27が操作された場
合には、前記端玉数表示部24に表示されている余り玉
数が前記返却計数ユニット35により計数されて前記端
玉返却口32より返却されるとともに、前記レシート発
行口26より前記総玉数表示部22に表示された玉数か
ら該返却された玉数を減じた玉数表示並びに該玉数デー
タが記録されたバーコードが印刷されたレシートが発行
される。この際、前記会員カード挿入口25に会員カー
ドが挿入されている場合においては、前記バーコードに
記録される玉数データが会員カードである磁気カードに
記録されている貯蓄玉数データに加算され、新たな貯蓄
玉数データが算出されて会員カードである磁気カード記
録されて返却される。また、前記全数精算ボタン28が
操作された場合には、前記総玉数表示部22に表示され
た玉数データが前記バーコードまたは会員カードである
磁気カードに記録されて精算が実施されるようになって
いる。
【0035】次に、前記表示操作基板37は、図4およ
び図5に示すように、本体部20内部の取付け基台47
にネジ49aにより取付けられ、その前面には、前記表
示操作基板37の各表示部並びに操作部に対応する部位
に開口をが形成され、該取付け基台47にネジ49bに
て取付けられるカバー体48に覆われて収容されるよう
になっている。
【0036】また、前記制御基板46は図4および図5
に示すように、基板収納ボックス50に収納され、前記
取付け基台47の表示操作基板37と反対面に、該基板
収納ボックス50が着脱自在とされる取付台80を介し
てネジ49cにて取付けられている。
【0037】以下に本実施例の要部を構成する基板収納
ボックスの構成について図7から図10を参照して説明
する。図7は、基板収納ボックス50の断面図と拡大部
分断面図であり、図8は、基板収納ボックス50の分解
斜視図であり、図9は、基板収納ボックス50の平面図
であり、図10は、基板収納ボックス50の側面図であ
る。しかして、基板収納ボックス50は、制御基板46
を収納支持する箱体51と、該箱体51の上面を閉塞す
るカバー体60とから組付構成され、そのように組付構
成された基板収納ボックス50は、前記取付け基台47
に止着される取付台80に着脱自在に取り付け得るよう
になっている。以下、各組付構成部品毎に説明する。
【0038】まず、箱体51は、上面が開放した直方体
状に合成樹脂(金属でも良い)で形成され、その側壁のほ
ぼ全域に内部で発生する熱を放熱するための放熱孔52
が多数穿設されている。また、箱体51の底面には、比
較的大きな長方形状の開口53が開設され、該開口53
の長手方向開口縁には、取付台80の後述する係合レー
ル81に係合するL字状の係合片54が垂下形成されて
いる。なお、箱体51の底面は、図7(A)に示すよう
に、側壁の下端よりもやや上方の位置に底上げ状態で形
成されているため、垂下形成される上記係合片54は、
箱体51の側壁と同一平面状に位置することとなる。
【0039】更に、箱体51には、その前方部中央に係
止孔51aが形成され、その前方部左右に支持位置決め
突起55が突設され、その後方部左右に止め突起56が
突設されている。係止孔51aは、基板収納ボックス5
0を取付台80に装着した際に取付台80に形成される
係止突起84と係合して基板収納ボックス50全体を取
付け基台47の裏面に支持固定するものである。また、
支持位置決め突起55は、制御基板46の前方部両端を
カバー体60に設けられる後述する押え部材67と挾持
して支持するものであり、止め突起56は、制御基板4
6の後方部両端をビス73で上着支持するものである。
なお、支持位置決め突起55及び止め突起56について
は、後に詳述する。また、箱体51の長手方向両側壁内
側には、係止突起57が形成されている。この係止突起
57は、カバー体60を箱体51に被覆したときにカバ
ー体60の裏面に垂下形成される係止垂下片66と係合
するようになっており、この係止突起57と係止垂下片
66との係合状態は、外部から操作してその係合状態を
解除することができないようになっている。この点につ
いては、後に詳述する。更に、箱体51の後部側壁は、
高さが低く形成された配線引き出し凹部58となってい
る。
【0040】また、箱体51の前記開口53を閉塞する
ために透明板59が箱体51の内側から底面に当接して
設けられる。このため、透明板59の四隅には、間隔保
持筒部59aが上面に形成され、この間隔保持筒部59
aが図7(A)に示すように、前記支持位置決め突起5
5及び止め突起56を貫通して所定の位置に保持され、
また、間隔保持筒部59aの上面に制御基板46の下面
が当接して透明板59と制御基板46との間隔を保持し
ている。しかして、箱体51の底面を透明板59で閉塞
することにより、制御基板46の裏面(ハンダ面)が外
部から透視し得ることとなり、仮にハンダ面に不正な工
作(例えば、ジャンパー配線を接続したり、電子素子を
実装したりする不正工作)をした場合には、直ちに分か
るようになっている。この意味で、透明板59によって
閉塞される開口53の大きさは、基板収納ボックス50
を傾けながらハンダ面の全域が見える程度の大きさがあ
れば十分である。
【0041】一方、上記した箱体51の上面を閉塞する
カバー体60は、透明な合成樹脂によって一体的に成形
されるもので、その後方部が下方向に曲折された仕切片
61となっている。この仕切片61の位置は、カバー体
60を箱体51に装着したときに図9に示すように、制
御基板46のコネクタ実装領域72が外部に現れて接続
開口62を形成するような位置で曲折される。これによ
り、箱体51にカバー体60を組付構成した状態で接続
開口62に臨むコネクタに外部からの配線を接続するこ
とができる。また、カバー体60の表面のほぼ全域に
は、内部で発生した熱を外部に放出するための放熱孔6
3が表示領域69を除く範囲(図9の二点鎖線で囲んだ
範囲)で多数形成されている。また、カバー体60の上
面両サイドには、L字状のL型突起64が列状に形成さ
れている。このL型突起64は、外部からのノイズの影
響が大きい場合に、必要に応じてノイズ防止用の金属薄
板を挿入することができるものである。更に、カバー体
60の長手方向端縁には、図7(A)及び図9に示すよ
うに、箱体51の側壁上端縁と係合する掛止部65が上
下2カ所ずつ突設され、該掛止部65の間のカバー体6
0には、下方に向かって垂下される係止垂下片66が形
成されている。更に、カバー体60の前方部両側に押え
部材67が垂下されており、また、カバー体60を箱体
51に組み付けた状態で前方の掛止部65の間であって
係止垂下片66の上端と箱体51の側壁との間を差し渡
すように封印紙68が貼付される。
【0042】上記した押え部材67と係止垂下片66の
詳細な説明をする前に、制御基板46の構造について簡
単に説明すると、制御基板46は、周知のようにプリン
ト配線基板によって構成され、その上面が電子部品の実
装面とされ、その実装面の大部分が電子部品実装領域7
1として使用され、後方の一部がコネクタ実装領域72
とされる。また、制御基板46には、その前方左右に前
記支持位置決め突起55に対応する係止穴74が形成さ
れ、その後方左右に前記止め突起56に対応する止め穴
75が形成されている。
【0043】上記のように構成されるカバー体60の押
え部材67と係止垂下片66の作用について以下に説明
する。まず、押え部材67の作用について説明する。透
明板59が装着された状態の箱体51において、制御基
板46の前方の係止穴74を支持位置決め突起55の先
端突起部に差し込み、後方の止め穴75を止め突起56
に載置する。この状態で止め穴75と止め突起56の穴
を一致させてビス73を螺着することにより、制御基板
46を箱体51に止着したこととなる。そして、その
後、カバー体60を箱体51の上方から装着する。この
際、押え部材67の先端部が図7(A)(この図は、図
9のA−A線で切断した断面図である)に示すように、
制御基板46の上面に当接すると共に、係止穴74を貫
通している支持位置決め突起55の先端突起部が押え部
材67の中心に形成された穴に係合するので、制御基板
46の前方部が支持位置決め突起55と押え部材67と
によって挟持止着された状態となり、後方部のビス73
による止着とで完全に制御基板46を基板収納ボックス
50内に止着したこととなる。
【0044】一方、係止垂下片66の作用について説明
すると、係止垂下片66は、箱体51の側壁内側に設け
られる係止突起57に対応するもので、図7(B)に示
すように、係止垂下片66は、カバー体60に形成され
た貫通穴66bを貫通して一旦上方に突出された後U字
状の曲折されてカバー体60の上面と一体的に接続され
て形成され、その下端に外側に架設する爪部66aが形
成されている。一方、係止突起57は、その上面が傾斜
面57aとなっており、その下部が鋭角的に切り込まれ
た係合面57bとなっている。しかして、カバー体60
を箱体51の上方から装着すると、係止垂下片66の爪
部66aが傾斜面57aに沿って弾性変形しながら下方
に移動し、遂には、爪部66aと係合面57bとが係合
した状態となる。この状態で係止垂下片66と係止突起
57の係合状態は、係止垂下片66の爪部66aを内側
に移動させなければならないが、基板収納ボックス50
の外側からこのような移動操作はできないので、一旦カ
バー体60を箱体51に装着した後には、簡単にカバー
体60を箱体51から外すことはできない。しかして、
これを外そうと思えば、図7(B)に示すB−B線をニ
ッパ等で切断して図7(C)に示すように、係止垂下片
66をカバー体60から分離させなければならない。
【0045】このように、本実施例においては、基板収
納ボックス50が制御基板46を含む箱体51やカバー
体60の複数の構成部品によって組み付け構成されると
共に、最終組付構成部品であるカバー体60を組み付け
たときに外部から解除することができない係止垂下片6
6と係止突起57とからなる係止手段によって係止され
ているので、内部に収納される制御基板46を取り出す
には、カバー体60の一部である係止垂下片66を切断
する以外に方法はなく、仮にカバー体60の一部である
係止垂下片66が切断されていれば、不正な処理工作が
行われたことが直ちに分かる。なお、上記した係止垂下
片66をカバー体60の裏面に直接(貫通穴66bを形
成することなく)形成しても良く、この場合には、係止
垂下片66部分のカバー体60を破壊しなければ、カバ
ー体60と箱体51の係合状態を解除することができな
い。また、係止垂下片66が多数形成されている場合に
は、カバー体60のほぼ全部を破壊しなければ係合状態
を解除することができない。
【0046】上記のように外部からは分離できないよう
に組付構成された基板収納ボックス50は、図8に示す
ような取付け基台47に止着される取付台80に着脱自
在に取り付けられるようになっている。ここで簡単に取
付台80について説明すると、取付台80は、合成樹脂
(金属でも良い)によって一体的に形成され、その中央
に前記係合片54と係合する一対の係合レール81が逆
L字状に形成され、その上下端縁に基板収納ボックス5
0の側壁を案内するガイド片82(このガイド片82は
必ずしも必要でない)が突設されている。一方、取付台
80の一側端部には、弾性変形する係止解除レバー83
が形成され、該係止解除レバー83の基部に前記係止孔
51aと係合する係止突起84が突設されている。しか
して、基板収納ボックス50を取付台80に装着すると
きには、取付台80の側方から係合片54が係合レール
81に係合するように押し込み、更に強く押し込むこと
により係止突起84上面の傾斜面に沿って係止解除レバ
ー83が下方に弾性し、遂には、係止突起84と係止孔
51aとが係合して装着が完了する。一方、基板収納ボ
ックス50を取り外すには、係止解除レバー83を下方
に抑圧して係止孔51aと係止突起84との係合を解除
した状態で基板収納ボックス50を押し込み方向とは逆
の方向に引き抜くことにより簡単に取り外すことができ
る。
【0047】上記した実施例では、基板収納ボックス5
0の組付構成部品として、箱体51とカバー体60と制
御基板46としてが、制御基板46を収納するものであ
れば、どのような構造のものでも良い。例えば、基板収
納ボックスを一体的に構成し、その一体的に構成された
基板収納ボックスの挿入口から制御基板46を挿入した
時に外部から解除できない係止手段によって制御基板4
6が係止支持される構造のものでも良い。また、基板収
納ボックス50に収納される基板も遊技動作を制御する
ものに限らず、不正行為が行われ易いその他の制御基板
を収納する基板収納ボックスにも応用することができ
る。
【0048】(実施例2)本 実施例2を図11〜図1
4に基づいて説明する。図11は、本実施例2において
用いた遊技機周辺機器であるユニット島台101’によ
り構成された遊技島101の外観を示す外観斜視図であ
り、図12は、本実施例2の遊技島101に用いたユニ
ット式遊技島台101’を示す正面図であり、図13
は、本実施例2の該遊技島101に用いたユニット式遊
技島台101’の内部構造を示す図であり、図14は、
本実施例2のユニット式遊技島台101’の構成を示す
ブロック図である。
【0049】本実施例2の遊技島1は、図11に示され
るように、その前後面(後面は図示せず)に所定の台数
(本実施例2では4台)のパチンコ機102および該パ
チンコ機102に1対1に設けられ、記録媒体である会
員カ−ドやプリペイドカ−ドが挿入可能なカ−ドユニッ
ト103が搭載可能とされ、図13に示すように、その
内部にはこれらパチンコ機102を稼動させるのに必要
なパチンコ玉の揚送装置126や研磨装置141ならび
に各部の制御を行う制御基板142から成る制御装置等
の適宜装置が全て収容されている1つの独立したユニッ
ト構成とされた所定数のユニット式遊技島台101’が
横方向に適宜連結されて横長状に形成されている。
【0050】図12に示すように、このユニット式遊技
島台101’(以下遊技島台と略記する)は、遊技島台
101’内下部を覆う腰板107と、該腰板107上に
列設される遊技機としてのパチンコ機102、及びパチ
ンコ機102に1対1とされて隣接して設けられる前記
カ−ドユニット103と、遊技島台101’の前記パチ
ンコ機102の上部を覆う幕板106a、ランプ板10
6bと、該ランプ板106bに個々のパチンコ機102
に1対1とされ呼び出しボタン117を備えた呼び出し
ランプ108と、から主に構成され、前記パチンコ機1
02の下部位置には、各パチンコ機102毎に計数装置
104が設けられている。
【0051】この計数装置104は、該計数装置104
の一部を構成する玉受皿135が、前記各パチンコ機1
02の下皿105に設けられた排出口(図示せず)を下
から覆うように固設され、遊技により獲得されたパチン
コ玉は、前記下皿105より玉受皿135に適宜投入さ
れ、遊技者がスライドレバー134を操作するすること
で計数装置104により計数された後、遊技島台10
1’内部の下方に設けられた回収樋部140にパチンコ
玉が返却されるようになっている。
【0052】また、この計数装置104の前面には、こ
れら計数装置104に一度投入、計数した獲得玉の再度
の払い出しを受けるための払出ボタン133が設けられ
ており、このように遊技者は一度計数したパチンコ玉を
前記払出ボタン133を操作することでパチンコ機10
2より払い出させて再度使用することができるようにな
っている。
【0053】前記幕板106a、106bは、本実施例
2においては前方に開放可能に設けられており、幕板を
開放することにより、図13に示すように、該遊技島台
101’内の上部位置に設けられた供給樋部136に連
結される供給管129、130内において発生する玉づ
まりや各電設部等のメンテナンスを外部より容易に行え
るようになっている。
【0054】また、前記幕板106bとパチンコ機10
2との間には、前記計数装置104により計数される獲
得玉数の合計や遊技終了時や離席時における処理状況お
よび案内情報等が表示可能とされた表示パネル138が
設けられている。また、この表示パネル138の隣に
は、全数精算ボタン119、端玉精算ボタン120、離
席ボタン121から成る操作ボタンがそれぞれ設けられ
ているとともに、前記表示パネル138の他方側の並設
された前記2つのパチンコ機102の中間位置には、遊
技により獲得した獲得玉数が景品と交換可能な有価価値
としてリライト式磁気カードである精算カ−ドに記録、
発行可能な磁気カードリーダライタ139が設けられ、
そのカード発行口137が露出するように配置されてい
る。
【0055】また、本実施例2の遊技島台101’の下
部位置には、図3に示されるように、回収樋部140に
連接されて、揚送モータ125によりパチンコ玉を揚送
樋127を通じて前記供給樋136に揚送する揚送装置
126が設けられ、供給樋136に至る経路中には、パ
チンコ玉の研磨を行う研磨装置141が設けられてい
る。
【0056】これら本実施例2の遊技島101の構成を
図14に示すブロック図に基づいて説明すると、前記各
遊技島台101’の前記回収樋部140の下部位置に
は、図13に示すように、遊技島台101’の筐体下面
板149上に止着された基板収納ボックス150が設け
られており、該基板収納ボックス150内部に収納され
た制御基板142には、前記パチンコ機102、磁気カ
ードリーダライタ139、前記表示パネル138を駆動
する表示ドライバ143並びに前記カードユニット10
3が接続され、これら各部とのデータの授受を行うデー
タI/O124と、前記パチンコ機102に供給管12
9、130を通じて供給される補給玉を計数する補給玉
計数機並びに該パチンコ機102より排出されるアウト
玉を計数するアウト玉計数機や、前記計数装置104、
揚送装置126、研磨装置141と、全数精算ボタン1
19、端玉精算ボタン120、離席ボタン121等が接
続されて、これら各部との信号の授受を行う入出力I/
O123と、各部の状況や各種データ等を記憶するため
のRAM131と、不揮発性メモリであるROM132
に記憶されている所定の制御プログラムを実行して制御
動作を行う制御マイコン(MPU)122が実装されて
おり、該制御基板142に接続されている各部の制御お
よび稼働状況が管理可能とされているとともに、遊技島
1を構成する各遊技島台101’の制御基板142に
は、通信部145が設けられており、該通信部145並
びに通信ケーブル146を介して管理コンピュータ14
7とデータ通信可能に接続されている。
【0057】前記制御基板142は、前記遊技島台10
1’に設置される4台の各パチンコ機102に搭載され
ている遊技用マイコン(図示略)と前記データI/O1
24を介して接続されていて、各パチンコ機102の上
皿前面部に設けられている貸出ボタン113、返却ボタ
ン115の操作信号並びに該パチンコ機102の遊技情
報(始動、特賞、確変)が出力されるようになってお
り、前記貸出ボタン113と返却ボタン115との間に
配置された表示部114には、前記カ−ドユニット3に
挿入されるプリペイドカ−ドによる度数または会員カ−
ドによる貯蓄玉数が前記制御基板142より遊技用マイ
コン(図示略)に出力されて表示されるようになってい
る。
【0058】更に、本実施例2の遊技島台101’に
は、図14に示すように、前記パチンコ機102に供給
される補給玉数の計数を行う補給玉計数機と、前記パチ
ンコ機102より排出されるアウト玉の計数を行うアウ
ト玉計数機とが、前記パチンコ機102の上方および下
方の所定位置に設けられており、これら各計数機が前記
制御基板142に接続されてこれら各計数機による計数
情報(補給玉数、打込玉数)が該制御基板142より前
記管理コンピュータ147に送信されて、該補給玉数と
打込玉数とより算出される差玉数とともに逐次管理され
るようになっている。
【0059】また、前記計数装置104により計数され
た獲得玉数データおよび前記払出ボタン133の操作に
よりパチンコ機102より払い出された玉数データは、
前記制御マイコン122により適宜加算または減算され
て逐次制御基板142に接続されている前記表示パネル
138に表示されるようになっている。尚、図14中の
143は前記表示パネル138の表示動作の制御行う表
示ドライバ、126並びに141は、前述のように揚送
装置および研磨装置であり、前記供給樋部136および
回収樋部140の適宜位置に設けられた各パチンコ玉検
出センサ(図示せず)よりの信号に基づき、その動作が
制御マイコン122にて適宜制御されている。
【0060】また、本実施例2に用いた前記カ−ドユニ
ット103は、図12に示すようような外観を有してお
り、その前面には、利用可能であることを遊技客に知ら
せる作動ランプ112と、前記プリペイドカ−ドが挿入
可能とされたプリペイドカ−ド挿入口109と、会員登
録された特定の会員遊技者が所持する会員カ−ドが挿入
可能とされた会員カ−ド挿入口110と、挿入されてい
る会員カ−ドの返却を行う際に押圧操作される会員カ−
ド返却ボタン111および会員カードの認証時に点灯さ
れる会員カードインジケータ128と、を有しており、
その内部には、前記プリペイドカ−ド挿入口109、会
員カ−ド挿入口110に連接して前記プリペイドカ−ド
に記録された各デ−タを読み取りおよび書き込み可能な
磁気カ−ドリ−ダライタ116、前記会員カ−ドである
ICカードに記録された各デ−タを読み取りおよび書き
込み可能なICカードリ−ダライタ118とが 設けら
れていて、前記制御基板142に前記データI/O12
4を介して接続されている。
【0061】これら磁気カ−ドリ−ダライタ116にて
プリペイドカ−ドより読み出されたプリペイド有価価値
であるプリペイド度数データは、前記データI/O12
4を介して制御マイコン122に出力され、前記RAM
131に記憶されるとともに、前記パチンコ機102の
遊技用マイコン(図示せず)に出力されて前記表示部1
14に表示され、該表示部114に残度数が存在する場
合において、前記貸出ボタン113を押圧操作すること
により、所定数のパチンコ玉がパチンコ機102より貸
し出され、貸し出された玉数に該当する所定数の度数が
前記制御マイコン122により減算されて、表示部11
4の表示が更新される。
【0062】また、前記ICカードリ−ダライタ118
にて会員カードであるICカードより読み出された遊技
に再使用可能な貯蓄有価価値である貯蓄玉数データは、
前記プリペイド有価価値であるプリペイド度数データと
同様に、前記データI/O124を介して制御マイコン
122に出力され、前記RAM131に記憶されるとと
もに、前記パチンコ機102の遊技用マイコン(図示せ
ず)に出力されて前記表示部114に表示され、該表示
部114に貯蓄玉数の残数が存在する場合において、前
記貸出ボタン113を押圧操作することにより、所定数
のパチンコ玉がパチンコ機102より返却され、返却さ
れた所定玉数に手数料が加算された値が前記制御マイコ
ン122により減算されて、表示部114の表示が更新
される。
【0063】また、本実施例2において使用した前記プ
リペイドカードは、通常の磁気カードを用いたものであ
り、これらプリペイドカードは前記遊技島1の端部に設
置された発行装置(図示せず)において購入できるよう
になっている。
【0064】前述のようにして貸し出されたパチンコ玉
を使用して遊技を実施し、大当りが発生して獲得した玉
が増えた場合には、前記のようにこれら獲得した玉を各
パチンコ機102に設けられた前記計数装置104に適
宜投入して計数を実施する。これら計数装置104によ
り計数された獲得玉数は、前記入出力I/O123を介
して制御マイコン122に出力され、前記表示パネル1
38に表示される。
【0065】遊技者が持ち玉が少なくなり、これら計数
された玉を再度使用したい場合は、前記のように計数装
置104の全面部に設けられた払出ボタン133を押圧
操作することにより、該操作信号が前記入出力I/O1
23を介して制御マイコン122に検出され、該制御マ
イコン122より前記遊技用マイコンに予め定められた
所定数のパチンコ玉の払い出し指示が出力されて、パチ
ンコ機102より所定数のパチンコ玉が返却されるとと
もに、制御マイコン122により前記表示パネル138
の獲得玉数より前記排出された所定数が減算、更新表示
される。
【0066】遊技者が遊技を中断して席を離れる場合に
は、前記表示パネル138の側部に設けられた離席ボタ
ン121を操作することにより、前記カード発行口13
7より制御マイコン122により決定された識別符号が
記録された離席カードが発行され、パチンコ機102並
びにカードユニット103および全数精算ボタン11
9、端玉精算ボタン120の各操作が制御マイコン12
2より無効とされるとともに、前記表示パネル138の
表示が「離席中」に変更される。遊技者が再度遊技を再
開したい場合には、前記カード発行口137に離席時に
発行された離席カードを挿入することで、該離席カード
に記録されている識別符号が照合されることで前記操作
の無効が解除されるようになっている。
【0067】また、遊技者が遊技を終了する際において
は、前記カードユニット103に会員カードが挿入され
ている場合と挿入されていない場合とで処理が異なる。
【0068】前記会員カードが挿入されていない場合に
おいて、前記全数精算ボタン119が操作された場合に
は、その時点における前記表示パネル138に表示され
た獲得玉数が、前記制御マイコン122より前記データ
I/O124を介して前記磁気カードリーダライタ13
9に出力され、前記リライトカードに記録されて精算カ
ードとして前記カード発行口137より発行される。
【0069】また、前記全数精算ボタン119に代えて
端玉精算ボタン120が操作された場合には、予め設定
された特殊景品との交換において生じる端玉を除く玉数
が前記リライトカードに記録されて精算カードとして同
様に発行され、該端玉はパチンコ機102より返却され
る。
【0070】これら精算カードには精算カードを識別可
能な識別情報としての発行番号が発行時に記録され、該
発行番号と前記獲得玉数とが前記管理コンピュータ14
7に登録されるようになっており、遊技者は該精算カー
ドを景品交換機やPOSレジ等が設置された景品交換カ
ウンタに持参することで、獲得玉数に基づき希望する景
品との交換、精算を実施することができる。
【0071】これに対し、前記会員カードが挿入されて
いる場合においては、その時点において前記表示部11
4に表示されている貯蓄玉数データに、前記表示パネル
138に表示されている獲得玉数データが制御マイコン
122にて加算され、新たな貯蓄玉数データが算出され
て、該新たな貯蓄玉数データが前記ICカードリーダラ
イタ118により会員カードであるICカードに更新記
録されて、前記会員カ−ド挿入口110より返却され
る。
【0072】これらの各有価価値等の処理を含む各制御
を実施する前記制御マイコン122と、これら有価価値
等の処理を含む各制御内容が記述されたプログラムを記
憶する前記ROM132が実装された制御基板142
は、前述のように、回収樋部140の下部にユニット島
台101’の筐体下面板149上に止着された基板収容
ボックス150内部に収容されてユニット島台101’
に取付けられている。
【0073】次に、本実施例2の要部を構成する基板収
納ボックス150の構成について図15から図19を参
照して説明する。図15は、基板収納ボックス150の
平面図であり、図16は、基板収納ボックス150の側
面図であり、図17は、基板収納ボックス150の分解
斜視図であり、図18は、図15のD−D線で切断した
基板収納ボックス150の断面図と要部の拡大部分断面
図であり、図19は、固着手段としてのブラインドリベ
ット159の作用を示す断面図である。
【0074】本実施例2の基板収納ボックス150は、
前記制御基板142を収納支持する箱体151と、該箱
体151の上面を閉塞するカバー体170とが組付構成
され、そのように組付構成された基板収納ボックス15
0は、前記筐体下面板149上に止着される取付台20
0に着脱自在に取り付け得るようになっている。以下、
各組付構成部品毎に説明する。
【0075】まず、箱体151は、上面が開放した直方
体状に合成樹脂(金属でも良い)で形成され、その側壁
のほぼ全域に内部で発生する熱を放熱するための放熱孔
152が多数穿設されている。また、箱体151の底面
には、比較的大きな長方形状の開口153が開設され、
該開口153の長手方向開口縁には、取付台200の後
述する係合レール201に係合するL字状の係合片15
4が垂下形成されている。なお、箱体151の底面は、
図18(A)に示すように、側壁の下端よりもやや上方
の位置に底上げ状態で形成されているため、垂下形成さ
れる上記係合片154は、箱体151の側壁と同一平面
状に位置することとなる。
【0076】更に、箱体151には、その前方部中央に
係止孔163が形成され、その前方部左右に支持位置決
め突起155が突設され、その後方部左右に止め突起1
56が突設されている。係止孔163は、基板収納ボッ
クス150を取付台200に装着した際に取付台200
に形成される係止突起204と係合して基板収納ボック
ス150全体を筐体下面板149の上面に支持固定する
ものである。また、支持位置決め突起155は、前記制
御基板142の前方部両端をカバー体170に設けられ
る後述する押え部材178と挟持して支持するものであ
り、止め突起156は、前記制御基板142の後方部両
端をビス193で止着支持するものである。なお、支持
位置決め突起155及び止め突起156については、後
に詳述する。
【0077】また、箱体151の長手方向両側壁内側に
は、係止突起157が形成されている。この係止突起1
57は、カバー体170を箱体151に被覆したときに
カバー体170の裏面に垂下形成される係止垂下片17
6と係合するようになっており、この係止突起157と
係止垂下片176との係合状態は、通常では、外部から
操作してその係合状態を解除することができないように
なっているが、前記した放熱孔152等からピアノ線等
を挿入して係合状態を解除することが全く不可能ではな
いので、本実施例2においては、係止突起157のほぼ
中央にリベット貫通穴158が形成され、これに対応す
る係止垂下片176にもリベット貫通穴177が形成さ
れてそれぞれの貫通穴158,177にブラインドリベ
ット159を貫通させて係止突起157と係止垂下片1
76とを固着するようになっている。この点について
は、後に詳述する。
【0078】更に、前記係止突起157の近傍の箱体1
51の内面には、予備的に設けられる取付穴161が形
成されている。この取付穴161は、カバー体170に
形成される後述するビス止め穴179に対応してビス1
80で取り付け得るようになっており、検査等の必要に
より、係止垂下片176の基部を切断して箱体151と
カバー体170とを分離した場合に、再度箱体151と
カバー体170とを組み付けるときに使用するものであ
る。なお、箱体151の後部側壁は、高さが低く形成さ
れた配線引き出し凹部162となっている。
【0079】また、箱体151の前記開口153を閉塞
するために透明板164が箱体151の内側から底面に
当接して設けられる。このため、透明板164の四隅に
は、間隔保持筒部165が上面に形成され、この間隔保
持筒部165が図18(A)に示すように、前記支持位
置決め突起155及び止め突起156を貫通して所定の
位置に保持され、また、間隔保持筒部165の上面に前
記制御基板142の下面が当接して透明板164と前記
制御基板142との間隔を保持している。しかして、箱
体151の底面を透明板164で閉塞することにより、
前記制御基板142の裏面(ハンダ面)が外部から透視
し得ることとなり、仮にハンダ面に不正な工作(例え
ば、ジャンパー配線を接続したり、電子部品を実装した
りする不正工作)をした場合には、直ちにわかるように
なっている。この意味で、透明板164によって閉塞さ
れる開口153の大きさは、基板収納ボックス150を
傾けながらハンダ面の全域が見える程度の大きさがあれ
ば十分である。
【0080】一方、上記した箱体151の上面を閉塞す
るカバー体170は、透明な合成樹脂によって一体的に
成形されるもので、その後方部が下方向に曲折された仕
切片171となっている。この仕切片171の位置は、
カバー体170を箱体151に装着したときに図15に
示すように、前記制御基板142のコネクタ実装領域1
92が外部に現れて接続開口172を形成するような位
置で曲折される。これにより、箱体151にカバー体1
70を組付構成した状態で接続開口172に臨むコネク
タに前記ユニット島台101’に設けられた各部からの
配線を接続することができる。また、カバー体170の
表面のほぼ全域には、内部で発生した熱を外部に放出す
るための放熱孔173が表示領域183を除く範囲(図
15の二点鎖線で囲んだ範囲)で多数形成されている。
また、カバー体170の上面両サイドには、L字状のL
型突起174が列状に形成されている。このL型突起1
74は、外部からのノイズの影響が大きい場合に、必要
に応じてノイズ防止用の金属薄板を挿入することができ
るものである。
【0081】更に、カバー体170の長手方向端縁に
は、図18(A)及び図15に示すように、箱体151
の側壁上端縁と係合する掛止部175が上下2カ所ずつ
突設され、該掛止部175の間のカバー体170には、
下方に向かって垂下される係止垂下片176が形成され
ている。係止垂下片176には、前述したようにリベッ
ト貫通穴177が穿設されている。また、係止垂下片1
76の近傍には、前述したように取付穴161に対応す
るビス止め穴179が形成されている。このビス止め穴
179は、前述したように、遊技場での検査が終了した
後に、再度カバー体170と箱体151とを組み付ける
場合にビス180を螺着することにより行うものである
が、ビス180を螺着した後には、図15および図23
(B)に示すように、ビス180を完全に被覆するよう
に検査済封印紙182を貼付することが望ましい。この
ように構成することにより、検査済封印紙182を破損
しなければ、ビス180に触ることができないため、不
正行為の発見が容易となるからである。
【0082】また、カバー体170の前方部両側に押え
部材178が垂下されており、また、カバー体170を
箱体151に組み付けた状態で、掛止部175部分のカ
バー体170の上面と箱体151の側壁との間を差し渡
すように封印紙181が貼付される。
【0083】上記した押え部材178と係止垂下片17
6の詳細な説明をする前に、前記制御基板142の構造
について簡単に説明すると、前記制御基板142は、周
知のようにプリント配線基板によって構成され、その上
面が電子部品の実装面とされ、その実装面の大部分が電
子部品実装領域191として使用され、後方の一部がコ
ネクタ実装領域192とされる。また、前記制御基板1
42には、その前方左右に前記支持位置決め突起155
に対応する係止穴194が形成され、その後方左右に前
記止め突起156に対応する止め穴195が形成されて
いる。
【0084】上記のように構成されるカバー体170の
押え部材178と係止垂下片176の作用について以下
説明する。まず、押え部材178の作用について説明す
ると、透明板164が装着された状態の箱体151にお
いて、前記制御基板142の前方の係止穴194を支持
位置決め突起155の先端突起部に差し込み、後方の止
め穴195を止め突起156に載置する。この状態で止
め穴195と止め突起156の穴を一致させてビス19
3を螺着することにより、前記制御基板142を箱体1
51に止着したこととなる。そして、その後、カバー体
170を箱体151の上方から装着する。この際、押え
部材178の先端部が図18(A)(この図は、図15
のE−E線で切断した断面図である)に示すように、前
記制御基板142の上面に当接すると共に、係止穴19
4を貫通している支持位置決め突起155の先端突起部
が押え部材178の中心に形成された穴に係合するの
で、前記制御基板142の前方部が支持位置決め突起1
55と押え部材178とによって挟持止着された状態と
なり、後方部のビス193による止着とで完全に前記制
御基板142を基板収納ボックス150内に止着したこ
ととなる。
【0085】一方、係止垂下片176の作用について説
明すると、係止垂下片176は、箱体151の側壁内側
に設けられる係止突起157に対応するもので、図18
(B)に示すように、係止垂下片176は、カバー体1
70に形成された貫通穴176bを貫通して一旦上方に
突出された後U字状の曲折されてカバー体170の上面
と一体的に接続されて形成され、その下端に外側に突設
する爪部176aが形成されている。一方、係止突起1
57は、その上面が傾斜面157aとなっており、その
下部が鋭角的に切り込まれた係合面157bとなってい
る。しかして、カバー体170を箱体151の上方から
装着すると、係止垂下片176の爪部176aが傾斜面
157aに沿って弾性変形しながら下方に移動し、遂に
は、爪部176aと係合面157bとが係合した状態と
なる。この係止垂下片176と係止突起157の係合状
態を解除するには、係止垂下片176の爪部176aを
内側に移動させなければならない。
【0086】そして、そのような移動を、例えば、箱体
151に形成される放熱孔152やカバー体170に形
成される放熱孔173からピアノ線等を差し込んで行う
不正行為を完全に防止するようにするため、本実施例2
においては、係止突起157と係止垂下片176とをリ
ベット159で固着している。そこで、係止突起157
と係止垂下片176とをリベット159で固着する方法
について、図19を参照して説明する。本実施形態に用
いられるリベット159は、ブラインドリベット159
と言われるもので、アルミニウム製のリベット159本
体の中に、一端部にリベット159の内周筒を挿通し得
ない係合部160aを有し且つ係合部160aの基部に
径の細い折曲部160bを有する引きピン160を挿入
したものである。まず、係止突起157と係止垂下片1
76との合致した貫通穴158,177にブラインドリ
ベット159を差し込み、その状態で所定の工具を使用
して引きピン160を図19(A)に示す矢印方向に引
くと、係合部160aによってリベット159の足部が
図19(B)に示すように変形し、リベット159の頭
部と変形した端部とによって完全に係止突起157と係
止垂下片176とが挟持された状態となり、その後、引
きピン160をさらに強く引っ張ることにより、折曲部
160bから折れて先端部が分離する。
【0087】このような状態において、基板収納ボック
ス150の外側からリベット159の挟持状態を解除す
る操作を行うことは不可能であるため、一旦カバー体1
70を箱体151に装着してリベット159を固着した
後には、簡単にカバー体170を箱体151から外すこ
とはできない。しかして、これを外そうと思えば、図1
8(B)に示すように係止垂下片176の基部をニッパ
等で切断して図18(C)に示すように、係止垂下片1
76をカバー体170から分離させなければならない。
【0088】このように、本実施例2においては、ユニ
ット島台101’に設けられる前記制御基板142を収
納する基板収納ボックス150において、該基板収納ボ
ックス150が前記制御基板142を含む複数の構成部
品である箱体151、透明板164、カバー体170等
によって組み付け構成されると共に、前記制御基板14
2を被覆するための組付構成部品である箱体151の係
止突起157とカバー体170の係止垂下片176に係
る所定の部位である係止垂下片176の基部を破壊しな
い限り、その組付け状態を解除することができないリベ
ット159からなる固着手段を設けたので、例えば基板
収納ボックス150の放熱孔152,173等の穴から
ピアノ線等を差し込んで係止突起157と係止垂下片1
76との係合状態を外そうとしても、該リベット159
によってその係合状態を外すことは不可能となることか
ら、箱体151とカバー体170を分離して内部に収納
される前記制御基板142を取り出すには、少なくとも
係止垂下片176の基部を破壊する以外に方法はなく、
仮に係止垂下片176の基部が破壊されていれば、不正
な処理が行われたことが直ちにわかる。
【0089】なお、上記した係止垂下片176をカバー
体170の裏面に直接(貫通穴176bを形成すること
なく)形成しても良く、この場合には、係止垂下片17
6部分のカバー体170を破壊しなければ、カバー体1
70と箱体151の係合状態を解除することができな
い。また、係止垂下片176が多数形成されている場合
には、カバー体170のほぼ全部を破壊しなければ係合
状態を解除することができない。
【0090】上記のように外部からは分離できないよう
に組付構成された基板収納ボックス150は、図17に
示すような筐体下面板149に止着される取付台200
に着脱自在に取り付けられるようになっている。ここで
簡単に取付台200について説明すると、取付台200
は、合成樹脂(金属でも良い)によって一体的に形成さ
れ、その中央に前記係合片154と係合する一対の係合
レール201が逆L字状に形成され、その上下端縁に基
板収納ボックス150の側壁を案内するガイド片202
(このガイド片202は必ずしも必要でない)が突設さ
れている。一方、取付台200の一側端部には、弾性変
形する係止解除レバー203が形成され、該係止解除レ
バー203の基部に前記係止孔163と係合する係止突
起204が突設されている。
【0091】しかして、基板収納ボックス150を取付
台200に装着するときには、取付台200の側方から
係合片154が係合レール201に係合するように押し
込み、更に強く押し込むことにより係止突起204上面
の傾斜面に沿って係止解除レバー203が下方に弾性
し、遂には、係止突起204と係止孔163とが係合し
て装着が完了する。一方、基板収納ボックス150を取
り外すには、係止解除レバー203を下方に押圧して係
止孔163と係止突起204との係合を解除した状態で
基板収納ボックス150を押し込み方向とは逆の方向に
引き抜くことにより簡単に取り外すことができる。
【0092】上記した実施例2においては、固着手段と
して、箱体151側に形成される係止突起157とカバ
ー体170に設けられる係止垂下片176とをリベット
159で固着する構造を示したが、他の固着手段を採用
しても良い。例えば図20に示すように、カバー体17
0と箱体151に対応密着する突片211,210を突
設し、該突片211,210を溶着するか接着剤で接着
するかの構成を採用しても良いし、図39に示すよう
に、カバー体170の係止垂下片270と箱体151の
側壁に開設される係合穴271とを係合させる係止機構
を、更にロック部材272の係合部273が係止垂下片
270の爪部270aと係合する第2の係止機構によっ
て係止する構成を採用しても良い。そこで、以下、他の
固着手段を用いた実施形態について説明する。
【0093】(実施例3)図20から図27を参照し
て、本実施例3において用いた固着手段について説明す
る。図20は、本実施例3の固着手段が適用される基板
収納ボックス150Aの平面図であり、図21は、該基
板収納ボックス150Aの分解斜視図であり、図22
は、図20のA’−A’線で切断した断面図であり、図
23は、(A)が要部の説明をするための断面図で、
(B)が図20のB’−B’線で切断した断面図であ
り、図24〜図26は、他の溶着構造を示す概略断面図
であり、図27は、超音波プラスチック溶着装置の原理
を示す概略図である。なお、本実施例2における図面中
の符号は、前記実施例2と構造又は機能が同じ構成要素
に対しては、同じ符号を使用した。
【0094】以下、本実施例3の特徴とするところを簡
単に説明するが、本実施例3は前述のように固着手段が
異なるのみが、その他の部分の構成は、前記実施例2と
同様とされている。
【0095】この本実施例3における固着手段は、図2
0に示すように、前記箱体151の上辺の適宜箇所(少
なくとも左右の2カ所あれば良いが、図示では、4カ
所)から水平方向に延びる溶着突片210を延設し、一
方これに対応するカバー体170にも水平方向に溶着突
片211を延設し、箱体151にカバー体170を合わ
せたときに、相互の溶着突片210,211が当接した
状態となり、その当接部分を超音波プラスチック溶着装
置によって溶着するものである。なお、溶着突片21
0,211の基部には、切れ込み部210a,211a
が各々形成されており、検査時等に容易に溶着部分を折
曲分離することができるようになっている。逆に通常時
において、過って基板収納ボックス150を落下したと
き等に、切れ込み部210a,211aから溶着部分が
簡単に曲折分離しないように、カバー体170の四隅に
は、溶着突片210,211より外側に突出している破
損防止凸部212が形成されている。
【0096】ここで、図27を参照して超音波プラスチ
ック溶着装置の原理について簡単に説明すると、ベース
220に受治具221が載置され、その受治具221に
溶着物222を乗せ、一方、溶着物222の上部には、
ホーン223が位置し、このホーン223に超音波振動
を付与する超音波振動子224を連結すると共に、ホー
ン223に圧力を加えるシリンダ225を連結する。超
音波振動子224には、制御部によって制御される超音
波発振器が接続され、シリンダ225は、空圧制御回路
によって制御される。
【0097】しかして、ベース220に設けられる起動
スイッチ226を操作して装置を稼働させたときには、
ホーン223に超音波振動が発生すると共に、ホーン2
23を所定の圧力で溶着物222を加圧する。そして、
その加圧状態で溶着物222の境界面に摩擦熱が発生し
て、その摩擦熱によって境界面が瞬時に溶着する。な
お、ベース220には、非常時に装置の稼働を停止する
非常スイッチが設けられている。
【0098】上記のような動作原理の溶着装置を用いて
本実施例3の前記溶着突片210,211を溶着するこ
とにより、箱体151とカバー体170とが、その溶着
部分を破壊しない限り、分離することは不可能となる。
このため、箱体151とカバー体170を分離して内部
に収納される前記制御基板142を取り出すには、少な
くとも溶着部分の切れ込み部210a,211aを折曲
分離する以外に方法はなく、仮に溶着部分が折曲分離さ
れていれば、不正な処理が行われたことが直ちにわか
る。
【0099】なお、溶着するに際し、図24に示すよう
に、カバー体170の溶着突片211の下面に円錐状の
突起211bを形成しておくことにより、溶着時間を極
めて短くすることができると共に、溶解した突起211
bが境界面を埋める埋め代となって十分な溶着強度を得
ることができる。また、図25に示すように、溶着突片
211の下面に円柱状の突起211cを形成し、溶着突
片210に突起211cの径より若干小さい径の嵌入穴
210bを形成し、これらを加圧しながら溶着すること
により、突起211cが嵌入穴210bに嵌入溶着され
て上記と同様に十分な溶着強度を得ることができる。同
じく、十分な溶着強度を得るために溶着突片210,2
11側に工夫を凝らすのではなく、装置のホーン223
の先端形状を図26に示すように、波形突起223aと
することにより、溶着後の溶着部分に溶着凹部213を
形成することができ、この溶着凹部213によっても十
分な溶着強度を得ることができる。なお、溶着に類似す
る技術である接着剤を溶着突片210,211の境界面
に塗布して接着する技術を、本実施例3に適用しても良
い。
【0100】(実施例4)次に、前記実施例3と同じく
溶着技術を用いて固着する他の実施形態である基板収納
ボックス150Bの構成について図28から図31を参
照して説明する。図28は、本実施例4に係る基板収納
ボックス150Bの平面図であり、図29は、溶着部分
の部分平面図と断面図であり、図30及び図31は、類
似の溶着構造を示す断面図である。
【0101】この本実施例4の基板収納ボックス150
Bは、カバー体170の外周縁の適宜位置(図28で
は、3カ所)に長方形状の貫通穴230を形成すると共
に、その貫通穴230に向かって傾斜する傾斜面部23
1を周設し、更に、貫通穴230の裏面一側にガイド片
234を周設し、一方、箱体151には、貫通穴230
を貫通する断面長方形状の突出片232を突設し、突出
片232をガイド234片に沿って貫通穴230に貫通
した状態で図29(C)に示すように、溶着装置のホー
ン223で突出片232の頭部を溶解してその溶着部2
33が傾斜面部231と溶着係合するものである。これ
によって、箱体151とカバー体170とが、その溶着
部233を破壊しない限り、分離することは不可能とな
る。このため、箱体151とカバー体170を分離して
内部に収納される前記制御基板142を取り出すには、
少なくとも溶着部233を破壊する以外に方法はなく、
仮に溶着部233が破壊されていれば、不正な処理が行
われたことが直ちにわかる。
【0102】なお、本実施例4においては、前記溶着部
233の基部(即ち、突出片232の基部)をきれいに
切断して箱体151とカバー体170とを分離して不正
行為を行った後その切断面に接着剤を塗布して再度箱体
151とカバー体170とを組み付けるという不正を行
われる可能性があるので、図29(E)に示すように、
貫通穴230の裏面の他側にも防犯用のガイド片235
を突設すれば、上記のような不正行為を防止することが
できる。また、本実施例4を示す図28には、検査時等
に溶着部233を破壊して分離した後に、再度組み付け
るためのビス止め穴179及びビス180等が記載され
ていないが、これは図示を省略したものであり、実際に
は設けられている。
【0103】また、突出片232や貫通穴230の形状
を変えたりしても良い。例えば、図30に示すように、
カバー体170に貫通穴を形成せず、箱体151の突出
片236をクランク状に形成してカバー体170を受け
るように構成し、そのクランク状突出片236の先端を
先端形状が半円状のホーン223によって内側に溶着し
て溶着部237でカバー体170を包み込むように構成
しても良い。また、図31に示すように、カバー体17
0の貫通穴230の周辺部に傾斜面部を形成することな
く突出片232を突出した場合には、ホーン223の形
状を富士媚態状に形成して、突出片232の先端を二股
状に分けてカバー体170の上面を被覆溶着する溶着部
238としても良い。
【0104】(実施例5)ところで、上記のように構成
される前記実施例4の基板収納ボックス150Bにおい
ては、溶着部分以外のところを浮き上がらせて慎重に溶
着部分にクラックを生じさせて分離するということも考
えられるので、このような不正を防止するために、図3
2に示す基板収納ボックス150Cのように、カバー体
170の溶着部233の近傍から傾斜状(必ずしも傾斜
状でなくても良い)に延びるスリット240を形成する
ことにより、無理にこじ開けようと力を入れたときにカ
バー体170が破損するように構成しても良い。なお、
図32は、本実施例5の基板収納ボックス150Cを示
す平面図である。
【0105】また、制御基板142に対する不正は、主
として前記制御マイコン122が実施する有価価値の処
理動作や制御動作が記述されたプログラムが格納された
ROM132の交換という行為であり、この点に着目す
れば、箱体151とカバー体170とを接着剤等で完全
に固着し、ROM132位置に対応するカバー体170
の部分だけ開閉できるようにすれば良い。このような構
成を実現した実施例6を、図33から図35に基づき以
下に示す。
【0106】(実施例6)図33は、本実施例6の基板
収納ボックス150Dの平面図であり、図34は、図3
3のC−C線で切断した断面図であり、図35は、要部
の断面図である。図において、制御基板142のROM
250の位置する上方のカバー体170の一部をROM
カバー板251としてL型上部ガイド252と下部受け
ガイド253とによってスライド自在に設け、前記実施
例3と同様に箱体151に形成される溶着突片210と
ROMカバー板251に形成される溶着突片211とを
溶着することにより、前記実施例3と同様に、箱体15
1とROMカバー板251とが、その溶着部分を破壊し
ない限り、分離することは不可能となる。このため、箱
体151とROMカバー板251を分離して内部に収納
されるROM250を取り出すには、少なくとも溶着部
分の切れ込み部210a,211aを折曲分離する以外
に方法はなく、仮に溶着部分が折曲分離されていれば、
不正な処理が行われたことが直ちにわかる。なお、図3
3において、溶着突片210,211の左右のカバー体
170には、破損防止凸部212が形成されている。
【0107】なお、前記実施例3〜6においては、溶着
技術を適用した固着手段を示したが、これらの溶着技術
は、同種のプラスチック同士の溶着が最も溶着強度が強
くなる。しかし、異種のプラスチックを溶着する場合で
あっても、境界面における溶着強度は、若干弱くなるも
のの、前記実施例4や実施例5に示すように、溶着部分
の構造を特殊な構造とすることにより、溶着部分におい
て機械的な係合状態を作り出し、この係合状態が異種間
の溶着強度の弱さを補うものとすることができる。ま
た、前記実施例3〜6における溶着技術を接着技術に変
えて構成しても良い。
【0108】(実施例7)次に、さらに他の固着手段に
ついて説明する。図36及び図37は、最も手軽に行え
る固着手段の形態を示すものである。図36は、本実施
例7の基板収納ボックス150Eの断面図であり、図3
7は、要部の拡大部分断面図である。図において、箱体
151の内側側面に係止ひも260を一体的に形成し、
この係止ひも260をカバー体170に形成される貫通
穴262を通して外部に引き出し、その引き出した係止
ひも260の先端部分に形成されるのこぎり状係止部2
61を箱体151の外側側面に形成される貫通穴262
内を貫通させて該貫通穴262内に形成される係止部2
63に係止させ、貫通穴262から突出した部分を切断
する。このように構成することにより、一旦前記係止ひ
も260を貫通穴262に貫通させた後には、前記のこ
ぎり状係止部261と係止部263との係合状態は、通
常の状態のままでは、はずしにくく、強制的にはずした
場合には、係止ひも260に傷が付いていたりして容易
に不正をはたらいたか否かがわかる。したがって、係止
ひも260に傷つけないで係止ひも260を引き抜くこ
とは不可能に近く、結局、箱体151とカバー体170
を分離して内部に収納される前記制御基板142を取り
出すには、少なくとも係止ひも260を切断する以外に
方法はなく、仮に係止ひも260が切断されていれば、
不正な処理が行われたことが直ちにわかる。
【0109】(実施例8)次に、実施例8の固着手段に
ついて図38〜図40を参照して説明する。図38は、
本実施例8の基板収納ボックス150Fの分解斜視図で
あり、図39は、その断面図であり、図40は、要部の
部分拡大断面図である。図において、箱体151とカバ
ー体170との装着は、箱体151の側面の適宜位置
(図示では4個)に開設される係合穴271にカバー体
170から垂下される係止垂下片270の爪部270a
を係合させることにより行い、更に、係合穴271に対
して箱体151の外側側面から該係合穴271を完全に
塞ぐ平板部の前面に矢印状の係合部273が突設された
ロック部材272を差し込んで係合部273によって爪
部270aの裏面を係止するように構成したものであ
る。つまり、箱体151とカバー体170との係合を第
1の係止機構である係合穴271と係止垂下片270と
で行い、その第1の係止機構をロック部材272の係合
部273という第2の係止機構で係止した構造である。
この構造は、ロック部材272を係合穴271に差し込
む際には、係合部273の圧入より爪部270aが若干
後方に下がりながら受け入れるが、逆に、例えば放熱孔
152からピアノ線等を差し込んで係合部273の係合
をはずし、さらに係止垂下片270の爪部270aをは
ずすことは、ほぼ不可能であるし、実際にこれをやろう
とすると、ロック部材272の係合部273の後ろの部
分で破損してしまうものである。
【0110】したがって、本実施例8における基板収納
ボックス150Fを分離しようとすれば、図40(B)
に示すように、ドライバ工具274等でロック部材27
2を破損しなければならず、仮にロック部材272が破
損されていれば、不正な処理が行われたことが直ちにわ
かる。ただし、ロック部材272を破損させて、ロック
部材272のコピー品を作成して元の状態に戻すという
不正が行われる可能性もあるが、このような不正に対し
ては、例えば、ロック部材272の材質を複数種類のプ
ラスチックを特定の割合で混ぜたものから成形すること
により、成分分析することにより本物かコピー品である
かが分かるようにしておけば良い。この場合、外観から
その成分比率を予測させないようにロック部材272に
メッキ処理を施すことにより、予測させないと共に、コ
ピーにかかる時間や経費を増大させ、結果的に不正がし
ずらくなるようにすることが望ましい。また、出荷時期
や機種等によって混合比率を変化させることにより、一
層コピーしずらくなるようにしても良い。なお、ロック
部材272の材質は、プラスチックに限るものではな
く、金属又は他の物質の混合物でも良い。
【0111】更に、基板収納ボックスにおける固着手段
の付与に加えて、基板収納ボックスを取り付ける前記ユ
ニット島台101’の筐体下面板149への取付構造に
も固着手段を適用しても良い。このように固着手段を筐
体下面板149に適用をした実施例を以下に示す。
【0112】(実施例9)図41は、筐体下面板149
と本実施例9の基板収納ボックス150Gとの関係を示
す側方断面図である。図において、筐体下面板149の
上面に突設される取付ボス148への基板収納ボックス
150Gの取付構造において、基板収納ボックス150
Gが取りつけられる取付板285を取付ボス148に対
して溶着部286で取り付けることにより、基板収納ボ
ックス150G自体を筐体下面板149から取り外すに
は、取付ボス148の溶着部286を破損させなければ
ならない。また、基板収納ボックス150Gを構成する
枠体280とカバー体281との接合部分も溶着部28
4で溶着することにより、これらを分離するためには、
溶着部284を破損させなければならない。更に、基板
収納ボックス150Gは、カバー体281に基板取付ボ
ス282を突設し、その基板取付ボス282に前記制御
基板142を電子部品等の実装面がカバー体281の内
側に向くように溶着部283で取り付けられている。こ
のため、仮に枠体280とカバー体281とを分離でき
たとしても、直ちに実装面に触れることができないた
め、溶着部283を破損して基板取付ボス282から前
記制御基板142を取り出さなければならない。
【0113】このように、本実施例9の基板収納ボック
ス150Gにおいては、3カ所を破損しなければ、前記
制御基板142に実装されたROM132等を交換する
ことができないので、少なくとも溶着部283,28
4,286が破損されておれば、不正な処理が行われた
ことが直ちにわかる。
【0114】(実施例10)次に、固着締結手段として
ワンウエイネジを使用した本実施例10の基板収納ボッ
クス362の構成について説明する。本実施例10の基
板収納ボックス362は、図42に示すように、制御基
板142’を内部に収納する蓋体380及びボックス本
体410の組付体からなり、この組付体が取付台450
を介して前記筐体下面板149に取り付けられて構成さ
れる。
【0115】先ず、前記基板収納ボックス362に収納
される本実施例10の制御基板142’について説明す
ると、本実施例10に用いた制御基板142’の機能と
しては、前記実施例2〜9のユニット島台101’に使
用されている制御基板142と同一とされているが、使
用する前記蓋体380及びボックス本体410の構造に
合わせて使用するデバイス並びに実装位置が異なるもの
とされている。つまり、本実施例10に用いた制御基板
142’は、図45に示すように、前記制御基板142
と同様に長方形状のプリント配線基板によって構成され
ており、その上面の大部分は前記制御マイコン122や
該制御マイコン122が実施するプログラムが記憶され
たROM132等の各電子部品373を実装する電子部
品実装領域374として形成される一方、幅方向一側の
領域がコネクタ375を実装するコネクタ実装領域37
6として形成されている。また、該制御基板142’に
は、幅方向一側の両端に止め穴377が穿設される一
方、幅方向他側の両端には係合穴378が穿設されてい
る。なお、制御基板142’の上面及び下面における止
め穴377の外周には、メッキ部(図示しない)が設け
られている。このメッキ部は、制御基板142’を後述
の本体枠416にビス439止めする際、制御基板14
2’のグランドライン(図示しない)と本体枠416と
を導通させるためのものであり、基板収納ボックス36
2内で発生する静電気から制御基板142’を保護する
ようになっている。また、各実装領域374,376が
形成された制御基板142’の上面には、電子部品37
3とコネクタ375を電気的に接続する結線パターン3
79が形成されている(図46参照)。
【0116】また、上記した制御基板142’のコネク
タ実装領域376には、図45に示すように、透明合成
樹脂製の被覆部材461が取り付けられるようになって
いる。被覆部材461は長板形状をなし、その長手方向
の両端側には、ビス439で制御基板142’と共締め
する取付穴462が穿設されている。各取付穴462間
には、コネクタ実装領域376に並設されたコネクタ3
75を個々に挿通する挿通穴463が複数穿設されてい
る。また、被覆部材461の幅方向一側の両端部には、
被覆部材461の長手方向に沿って延びる規制壁464
が上方に突設され、その規制壁464の内向側端部分か
ら被覆部材461の下面にかけて規制壁465が突設さ
れている。規制壁465の下端部には、後述する底板4
11の取付穴411aに嵌合する取付突起466が突設
されている。
【0117】前記蓋体380は、図43に示すように、
透視性を有する上板381と、金属製の蓋枠393と、
透視性及び導電性を有する導電板400と、を備えてい
る。上板381は、透明合成樹脂の長方形板からなり、
その下面側の外周端部には、所定間隔を置いて複数の溶
着突起382が突設されている。上板381の長手方向
の両端側には、複数(実施形態中では、3つ)の取付片
部383a〜383cが並設されている。取付片部38
3a〜383cは、各々、上板381の側壁を構成する
部分と、上板381の上壁を構成する部分と、を有した
断面L字状をなし、上板381の側壁構成部分には、各
取付片部383a〜383c間を連結する連結部384
a〜384cが一体成形され、上板381の上壁構成部
分には、各取付片部383a〜383c間を連結する連
結部385a〜385cが一体成形されている。各取付
片部383a〜383c間には、スリット状の溝が形成
され、連結部384a〜384c,385a〜385c
は、取付片部383a〜383cの外壁面から突出した
状態で設けられている(図47参照)。また、取付片部
383a〜383cの上壁構成部分には、それぞれ取付
穴386a〜386cが穿設されており、取付片部38
3cの隣接部であり且つ上板381の幅方向一側の両端
隅角部には、取付穴386dが穿設されている。さら
に、上板381の上面には、凹部390,392が形成
されている。凹部390には、ユニット島台101’の
機種名を記した機種名シール389が貼着され、凹部3
92には、制御基板142’を検査した際に書き込む
「検査者」「検査日」の各項目を記した検査履歴シール
391が貼着されている。
【0118】なお、上記した各取付穴386a〜386
d,388の上方部分は、ボックス本体410との組み
付け状態で組み付け用のビスを蓋枠393の外壁面に入
り込ませるような凹形状をなしている(図47(A)参
照)。このため、ビスの頭部を切断してビス止めを解除
する不正行為が防止できる。また、各連結部384a〜
384c,385a〜385cには、それぞれ基板収納
ボックス362の開放手順を示唆するための刻印「1〜
3」が施されている(図46及び図49参照)。具体的
には、取付片部383aに対応する連結部384a,3
85aには「1」の刻印が施され、取付片部383bに
対応する連結部384b,385bには「2」の刻印が
施され、取付片部383cに対応する連結部384c,
385cには「3」の刻印が施されている。
【0119】蓋枠393は、上面に開口部394を有
し、該開口部394以外となる残りの上面領域には、上
板381側の複数の溶着突起382を個々に挿通する挿
通穴395が複数穿設されている。また、蓋枠393の
外周縁部には、全周に亘って側壁が垂下形状されてい
る。蓋枠393の長手方向両端の側壁は、ボックス本体
410との組み付け状態で後述する取付片430の先端
部分と当接する当接壁397として形成され(図47参
照)、その下端側の前後2箇所には、係合爪396が突
設されている。蓋枠393の幅方向一側の側壁は、基板
収納ボックス362内に収納される制御基板142’の
電子部品実装領域374とコネクタ実装領域376とを
蓋枠393の内外に仕切る仕切り壁398として形成さ
れている(図51参照)。
【0120】導電板400は、上板381と同様に透明
合成樹脂の長方形板からなり、その上面側には黒色塗装
を施した導電性繊維401が全域に接合して設けられて
いる。導電板400の外周端部には、蓋枠393に穿設
された挿通穴395と同様に、上板381側の溶着突起
382を個々に挿通する挿通穴402が複数穿設されて
いる。ここで、導電性繊維について簡単に説明すると、
導電性繊維は、大きく分けて金属製(銅、黄銅、ニッケ
ル、アルミニューム等)のフィラメントを網状に織った
ものと、合成繊維に導電性粒子(銅、カーボン等)を塗
布又は含浸させたものと、があり、いずれの種類の導電
性繊維においても、電磁シールド効果及び光線透過率の
見地から、50〜250メッシュ(特に、100〜20
0メッシュがよい)程度で、その開口率10〜90%
(特に、30〜80%がよい)であることが望ましい。
そして、メッシュという構造上、どうしても透視性が悪
くなるが、本実施形態では、これを抑制するために、導
電性繊維401を金属色を避けた濃色(本実施例では黒
色)にすることで透視性を向上させている。
【0121】なお、本実施例10では、透明合成樹脂板
に導電性繊維401を接合することで導電板400を構
成しているが、導電板の構成はこれに限定するものでは
なく、透明合成樹脂板に導電性繊維を埋設して導電板
(俗にCRTフィルターなどともいう)を構成してもよ
い。この場合、その透明合成樹脂板を濃色とすることに
より透視性を向上させることができる。また、透明導電
層の形成によって導電板を構成してもよい。この透明導
電層について簡単に説明すると、透明導電層は、金、白
金、銀、錫、アルミニウム、ニッケル、パラジウム、あ
るいはアンチモン等の金属や酸化インジウムあるいは酸
化錫等の金属酸化物、又はこれらの混合物を真空蒸着、
スパッタリング、イオンプレーティング、CVD等の方
法により導電性と透視性を有する厚みの層として樹脂材
等の表面に形成されるものである。透明導電層の厚み
は、通常5〜1000nm程度であり、その電気伝導性
は、10000Ω/□以下、好ましくは1000Ω/□
以下の電気抵抗率が適当である。
【0122】しかして、蓋体380は、図44(A),
(B)に示すように、蓋枠393の挿通穴395及び導
電板400の挿通穴402を挿通した上板381の溶着
突起382が超音波溶着されることで、上板381、蓋
枠393、及び導電板400の組付体として構成されて
いる。また、このような溶着突起382の溶着により、
導電板400の導電性繊維401は、蓋枠393と確実
に導通される。なお、溶着突起382の溶着において、
上板381(溶着突起382)と導電板400とを同一
素材で形成した場合には、溶着突起382の溶着部分が
導電板400に混じり合い、より一層強固な溶着が可能
になる。また、蓋体380の組み付け方法は、超音波溶
着以外にも熱溶着したり、溶剤又は接着剤を用いてもよ
い。また、このような蓋体380の組み付け状態におい
て、上板381の上面と蓋枠393の側面との間には、
長方形状のホログラムシール404が貼着され、これに
よって蓋体380の組み付け状態が担保されるようにな
っている。
【0123】ここで、ホログラムシールについて簡単に
説明すると、ホログラムシールは、ホログラム層と光反
射層と接着剤層とを備え、ホログラム層に形成されるホ
ログラム図柄を偽造困難な図柄に構成することで、不正
行為に伴うシールの貼り替えを防止するようになってい
る。このホログラム図柄は、ホログラムシールの表面に
入射したコヒーレント光(レーザー光)がホログラム層
のエンボス面を透して光反射層に入り、光反射層からホ
ログラム干渉光としてホログラムシールの外方に反射さ
れることで形成される。また、ホログラムシールを剥し
た場合は、もう一度貼り直してもホログラム図柄が元の
形状にならないので、剥した痕跡が残る。
【0124】一方、ボックス本体410は、図45に示
すように、透視性を有する底板411と、金属製の本体
枠416と、を備えている。底板411は、透明合成樹
脂の長方形板からなり、その上面側には、制御基板44
2’の下面を支承するためのフランジ片412が四隅近
傍部及び幅方向両端の中央部に立設されている。なお、
幅方向一側の二隅近傍部に立設されたフランジ片412
には、後述する係合片424との干渉を逃がすためのス
リット部413が形成されている。一方、幅方向他側の
二隅近傍部に立設されたフランジ片412の近傍には、
後述する取付片422を貫通する貫通穴414が穿設さ
れ、その近傍には、被覆部材461の取付突起466を
嵌合する取付穴411aが穿設されている。また、長手
方向一側のほぼ中央部には、切欠部415が穿設されて
いる。この切欠部415は、基板収納ボックス362を
取付台450に取り付けた状態で後述する係合突起45
4との干渉を逃がすための切り欠きである。
【0125】本体枠416は、下面に開口部417を有
すると共に、その外周縁部には全周に亘って側壁を有す
る形状となっている。開口部417の内周縁部には、そ
の幅方向両側に断面L字状をなす係合片418が所定の
条設長さで形成され、内周縁部の長手方向一側には、係
止穴420を穿設した係止片419が形成されている。
また、開口部417以外となる残りの下面領域には、複
数の軽減穴421が穿設されている。下面領域における
幅方向一側の両端には、取付穴423を穿設した取付片
422が形成され、下面領域における幅方向他側の両端
には、係合突起425を備えた係合片424が形成され
ている。また、上記した係合片418は、後で詳述する
取付台450への取り付け時に取付台450側の係合レ
ール451と係合し易いように先端部分が若干下方に折
曲されている。
【0126】また、本体枠416の幅方向一側壁には、
複数の放熱穴428が穿設されている。本体枠416の
幅方向の両側壁には、その長手方向の両端部に補強片4
29が延設されている。この補強片429は、延設部分
から内向側に折曲されることで本体枠416の長手方向
両側壁を内側から押さえ、本体枠416の強度を向上す
るようになっている。また、側壁間の隙間を塞ぐので、
側壁間を広げて不正に改造しようとしてもできない。な
お、このような補強片は、本体枠416に限らず蓋枠3
93側に設けてもよい。本体枠416の長手方向の両側
壁の上端部分は、内向側に折曲された取付片430とし
て形成されており、該取付片430には、蓋体380側
の取付穴386a〜386dと個々に対応する取付穴4
31〜434が穿設されている。取付穴432〜434
の近傍には、それぞれ装備用のワンウエイネジ440を
挿通状態で装備しておく装備穴435〜437が穿設さ
れている。また、取付片430の先端側の前後2箇所に
は、蓋体380側の係合爪396を係止する係止溝43
8が形成されている。
【0127】しかして、上記した蓋体380及びボック
ス本体410は、以下に示す組み付けによって制御基板
142’を収納した組付体(基板収納ボックス362)
として構成される。先ず、制御基板142’と底板41
1とを重畳して本体枠416に装着し、制御基板14
2’の係合穴378に係合片424の係合突起425を
挿通する。次に、制御基板142’のコネクタ375を
挿通穴463に挿通させて被覆部材461をコネクタ実
装領域376に装着し、被覆部材461の取付穴462
と制御基板142’の止め穴377を取付片422の取
付穴423にビス439で共締めする。これにより、被
覆部材461及び制御基板142’が底板411を挟ん
で本体枠416にビス439止めされた状態となる(図
51(A)参照)。なお、このような制御基板142’
の取り付け固定において、止め穴377と取付穴423
との穴位置を合せる際、制御基板142’が若干ズレる
ことで係合突起425と係合穴378とが係合し、ビス
止めされない制御基板142’の幅方向一側も固定され
る。また、コネクタ実装領域376は、図46及び図5
1に示すように、その上面に被覆部材461が取り付け
られることで、コネクタ375以外の部分、言い換えれ
ば結線パターン379を形成した部分が被覆部材461
によって被覆される。このようにして結線パターン37
9を被覆した被覆部材461は、取付突起466が底板
411の取付穴411aに嵌合することで底板411に
対して位置決めされている。
【0128】次に、上面が開放しているボックス本体4
10に蓋体380を被せる。このとき、蓋体380側の
4つの係合爪396は、図43及び図45に示すよう
に、それぞれC〜F方向への挿入によってボックス本体
410側の係止溝438に係止され、ボックス本体41
0及び蓋体380の位置決め的な取り付けが行われる。
なお、このような係合爪396と係止溝438の係合
は、図50(A),(C)に示すように、先ず、係合爪
396を係止溝438内に挿し込み、次いで図50
(B),(D)に示すように、蓋体380(係合爪39
6)をスライド移動させて係止溝438と係合させるこ
とで行われる。この係合状態は、固着状態を解除しなけ
れば解除されないので、固着部の代わりになる。このた
め、固着箇所を少なくでき、組み付け易くコストダウン
が招来できる。つまり、四隅にこのような係合部があれ
ば、四隅を全て固着しなくてもよい(四隅を開けること
ができない)。また、蓋枠393の仕切り壁398は、
制御基板142’の電子部品実装領域374とコネクタ
実装領域376とを蓋体380の内外に仕切った状態に
ある。これにより、蓋体380を取り外すことなく、コ
ネクタ375への配線取り付け及び配線取り外しが可能
になる。
【0129】そして、図43及び図45に示すA・B方
向において、取付片部383aの取付穴386aを本体
枠416の取付穴431にワンウエイネジ(ビス)44
0で止める(図47(A)参照)。これにより、蓋体3
80とボックス本体410との内部空間に制御基板14
2’を封止状態で収納した組付体(基板収納ボックス3
62)が構成される。なお、このような制御基板14
2’の封止状態において、外部に露出して設けられるコ
ネクタ実装領域376は、結線パターン379が被覆部
材456で被覆されている。このため、コネクタ実装領
域376を外部に露出して設けた構成でも、結線パター
ン379を利用した不正行為を防止することができる。
また、このような組み付け状態で、仕切り壁398の先
端部分は、被覆部材461と当接することにより、各規
制壁464,465を蓋体380の内側に配している。
これにより、不正行為でビス439が取り外された場合
でも、制御基板142’の封止状態(蓋体380の固着
状態)を解除しない限り被覆部材461が取り外せない
ようになっている。また、基板収納ボックス362内に
は、導電板400が設けられているので、電磁シールド
効果が得られる。さらに、基板収納ボックス362は、
その上壁面を構成する上板381と導電板400、及び
下壁面を構成する底板411をそれぞれ透視性を有する
素材から形成することで、制御基板142’の実装面
(上面)及びハンダ面(下面)を外部から透視できるよ
うにしている。このため、制御基板142’に不正な工
作(例えば、ジャンパー配線を接続したり、電子部品を
実装したりする不正工作)が施された場合には、直ちに
その不正工作が判るようになっている。
【0130】また、上記した蓋体380とボックス本体
410との組み付け状態において、各装備穴435〜4
37に挿通されたワンウエイネジ440は、その上方か
ら蓋体380が覆いかぶさるようにして取り付けられる
ことで、装備穴435〜437から外れることなく基板
収納ボックス362内に収納されている。即ち、このよ
うな収納状態で、蓋体380の各取付片部383b,3
83c及び取付穴386d近傍の上壁面が個々にワンウ
エイネジ440の飛び出しを阻止している。なお、ワン
ウエイネジ440の装備方法は、実施形態中に記載のも
のに限定しない。例えば、前記基板収納ボックス362
の組み付け状態で、ワンウエイネジ440の頭部を蓋体
380(取付片部など)によって完全に押え込む構成と
したり、あるいはワンウエイネジ440の径と装備穴4
35〜437の径をほぼ同じ構成としてもよい。このよ
うな構成とした場合には、基板収納ボックス362の閉
塞状態で、装備されたワンウエイネジ440のガタ付き
を押えることができる。
【0131】ここで、ワンウエイネジ440について説
明する。ワンウエイネジ440は、ネジ締め方向にしか
回らない特殊なネジであり、一旦締め付けるとネジを破
壊しない限り取り外すことができない。具体的には、図
48(A),(B)に示すように、その頭部441に設
けられたネジ溝が当接面部442と凹部443と中心穴
部444とから構成されている。そして、図48
(C),(D)に示す特殊マイナスドライバー445で
ネジ440締めを行う場合には、ドライバー445の中
心軸部446を中心穴部444に差し込み、この状態か
らドライバー445の当接片部447を当接面部442
に当接させて一方向(図48(A)の時計回り方向)に
頭部441を回転させることでネジ440締めを行う。
一方、ドライバー445で頭部441を他方向(図48
(A)の反時計回り方向)に回転させてネジ440を取
り外そうとした場合には、ドライバー445が凹部44
3に入り込んで滑ってしまい頭部441を回転させるこ
とができずにネジ440の取り外しが行えない。なお、
通常のマイナスドライバーでも頭部441を一方向に回
転させてネジ440締めすることは可能であるが、特殊
マイナスドライバー445のように、中心軸部446を
ワンウエイネジ440の中心穴部444に差し込んでワ
ンウエイネジ440との位置決めを行った方が締め付け
作業が容易に行える。
【0132】さらに、本実施例10の基板収納ボックス
362は、図52に示すように、蓋体380とボックス
本体410のビス(ワンウエイネジ440)止め部分が
接着力を有する透明な紫外線硬化性樹脂470によって
被覆されるようになっている。具体的な工程としては、
蓋体380及びボックス本体410が基板収納ボックス
362として組み付けられると、図52(A)に示すよ
うに、液体吐出装置471からビス440止め部分に液
状の紫外線硬化性樹脂470が吐出される。これによ
り、取付穴386a〜386dの上方部分に形成された
凹部内には、図52(B)に示すように、所定量の紫外
線硬化性樹脂470が注入される。紫外線硬化性樹脂4
70の注入量は、ビス440の頭部441が完全に樹脂
470内に入り込むだけの量に設定されている。そし
て、図52(C)に示すように、凹部内の紫外線硬化性
樹脂470に対して紫外線照射装置472から紫外線が
照射されることで、紫外線硬化性樹脂470は秒単位の
スピードで硬化し、この硬化した紫外線硬化性樹脂47
0によってビス440止め部分(ビス440の頭部44
1)が完全に被覆された基板収納ボックス362が完成
する。
【0133】次に、前記のより完成した基板収納ボック
ス362を前記筐体下面板149に取り付けるための取
付台450について図42を参照して説明する。取付台
450は、図42に示すように、前記実施例2〜9の取
付台200と同様の形状を有し、合成樹脂(金属でもよ
い)によって形成された長方形板からなり、その基板中
央には断面逆L字状をなす一対の係合レール451が所
定間隔を置いて条設されている。なお、係合レール45
1の条設方向は、取付台450の長辺部に沿った左右方
向となっている。取付台450の各長辺部(前後端縁)
には、基板面に対して直交するガイド片452が突設さ
れている。取付台450の右側端部には、弾性変形する
解除レバー453が形成されており、該解除レバー45
3の基部には、ボックス本体410側の係止穴420と
係合する係合突起454が突設されている。また、取付
台450の基板面には、前記筐体下面板149側の取付
ボス(図示しない)に取付台450をビス止めするため
の止め穴455が穿設されている。
【0134】しかして、上記した取付台450は、止め
穴455を介して筐体下面板149にビス止めされるこ
とで筐体下面板149上の所定部位に固定される。ま
た、この取付台450に基板収納ボックス362を取り
付けるときには、取付台450に対して基板収納ボック
ス362を左側方からスライド装着させる。このとき、
取付台450側の係合レール451は、基板収納ボック
ス362側の係合片418と係合した状態にあり、ガイ
ド片452は、基板収納ボックス362のスライド移動
を案内する。そして、このような基板収納ボックス36
2のスライド移動によって取付台450側の解除レバー
453が下方に弾性変形し、遂には、基板収納ボックス
362側の係止穴420が取付台450側の係合突起4
54と係合して基板収納ボックス362の装着が完了す
る。一方、基板収納ボックス362を取付台450から
取り外すときには、解除レバー453を下方に押して係
止穴420と係合突起454との係合を解除し、この状
態から基板収納ボックス362を左側方にスライドさせ
ることで簡単に取り外すことができる。即ち、基板収納
ボックス362は、筐体下面板149にビス止め固定さ
れた取付台450に対して着脱自在な構成となってい
る。
【0135】次に、上記した基板収納ボックス362を
制御基板142’の検査(出荷納入後にROMが正規の
ものか否かを検査する)のために開放し、その後再度閉
塞状態に復元する手順を図49に基づいて説明する。先
ず、図49(A)に示す基板収納ボックス362の閉塞
状態において、刻印「1」を目印に各連結部384a,
385aをニッパー等の切断工具で切断する。これによ
り、取付片部383aは、蓋体380から完全に分離さ
れ且つワンウエイネジ440によってボックス本体41
0に固着された状態となる。即ち、ボックス本体410
に対する蓋体380の固着が全て解除されて、基板収納
ボックス362の開放が可能になる。そして、図49
(B)に示すように、ボックス本体410から蓋体38
0を取り外して制御基板142’の検査を行う。また、
このような蓋体380の取り外し(連結部384a,3
85aの切断)によって、各装備穴435〜437に挿
通されたワンウエイネジ440は、取り出し可能な状態
となり、このうち装備穴435に挿通されたワンウエイ
ネジ440を基板収納ボックス362の復元用に取り出
す。その後、基板収納ボックス362を閉塞するときに
は、図49(C)に示すように、蓋体380をボックス
本体410に被せた状態で、取り出したワンウエイネジ
440を刻印「2」を目印に取付片部383bの取付穴
386bに螺着する。これにより、取付片部383bの
取付穴386bとこれに対応する本体枠416の取付穴
432とがワンウエイネジ440によって共締めされ
て、基板収納ボックス362が再度閉塞状態に復元され
る。
【0136】なお、上記した制御基板142’の検査作
業は、基板収納ボックス362のメーカー側の営業マン
が行い、その営業マンは、検査履歴シール391に自分
の氏名(検査者)と検査日を記入することで、検査した
旨を基板収納ボックス362に明記するようになってい
る。さらには、基板番号、検査者、検査日、及びデータ
入力者などをメーカー側の管理コンピュータに入力して
おくことで、検査履歴シール407の記載が正規のもの
か否か判別できるようにしておく。また、このような検
査履歴のデータ入力方法としては、ホールコンピュータ
とメーカーの管理コンピュータと営業所の端末コンピュ
ータとの間でネットワークを組み、営業所で入力したデ
ータ内容を管理コンピュータに記録しておく。そして、
ホールコンピュータから入力された基板番号などのデー
タによってその検査履歴データを管理コンピュータから
読み出して閲覧できるようにしてもよい。
【0137】その後、基板収納ボックス362を再度検
査(2回目の検査)する場合には、刻印「2」を目印に
各連結部384b,385bを切断する。これにより、
取付片部383bを蓋体380から分離させて基板収納
ボックス362を開放する。後は同様に、各連結部38
4b,385bの切断に伴って取り出したワンウエイネ
ジ440(装備穴436のワンウエイネジ440)を刻
印「3」を目印に取付片部383cの取付穴386cに
螺着する。これにより、基板収納ボックス362が再度
閉塞状態に復元される。それ以降、基板収納ボックス3
62を検査(3回目の検査)する場合には、刻印「3」
を目印に各連結部384c,385cを切断すること
で、取付片部383cを蓋体380から分離させて基板
収納ボックス362を開放する。また、基板収納ボック
ス362の復元時には、各連結部384c,385cの
切断に伴って取り出したワンウエイネジ440(装備穴
437のワンウエイネジ440)を最後に残った取付穴
386dに螺着する。
【0138】ところで、上記した基板収納ボックス36
2の閉塞状態においては、連結部384a〜384c,
385a〜385cを切断して取付片部383a〜38
3cと上板381との連結を解除しない限り、基板収納
ボックス362が開放できないようになっている。従っ
て、制御基板142’の検査以外で連結部384a〜3
84c,385a〜385cが切断されるような場合
は、この切断により制御基板142’に不正が行われた
ことが即座に且つ確実に判別できるため、基板収納ボッ
クス362の防犯効果を高めることができる。また、基
板収納ボックス362の構成では、上板381の溶着突
起382を切り離しても、導電板400が制御基板14
2’上に落ち込むため、溶着突起382を切り離した隙
間から制御基板142’に細工をしようとしても導電板
400がそれを阻止する。
【0139】以上、本実施例10の基板収納ボックス3
62は、ボックス本体410と蓋体380を非可逆的な
(破壊しない限り取り外せない)固着状態に締結するワ
ンウエイネジ440を備え、該ワンウエイネジ440の
頭部441を非可逆的な紫外線硬化性樹脂470で被覆
している。このため、不正にワンウエイネジ440を破
壊しようとする場合、ワンウエイネジ440を被覆する
紫外線硬化性樹脂470を破壊しなければならない。従
って、紫外線硬化性樹脂470の破壊跡がワンウエイネ
ジ440を破壊した形跡として確実に残るので、即座に
不正行為が判別でき、ひいては制御基板142’に対す
る不正行為が防止できる。また、ワンウエイネジ440
を被覆する紫外線硬化性樹脂470は透明なので、ワン
ウエイネジ440が紫外線硬化性樹脂470を透して確
認できる。さらに、本実施例10にて用いた紫外線硬化
性樹脂470は、紫外線の照射によって数秒で硬化する
特性を有するため、ワンウエイネジ440を紫外線硬化
性樹脂470で被覆する作業が迅速に行えることができ
ることから好ましいが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、これら紫外線硬化性樹脂470をその他の
光、例えば可視光で硬化可能な光硬化性樹脂としても良
く、更には前記のように透明な樹脂ではなく、硬化速度
を速めたり、より高い硬度を得る等の目的等で添加材等
の配合により適宜不透明としても良い。
【0140】また、ワンウエイネジ440を被覆する封
止部材に紫外線硬化性樹脂470を用いることの利点と
しては、紫外線を照射しなければ硬化しないので、紫外
線硬化性樹脂470で確実にワンウエイネジ440を覆
ったのを確認してから硬化させることができる。また、
シールのように溶液によってその接着力を落とすことが
ない。
【0141】なお、本発明は前記した実施例10に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可
能である。以下、本実施例10の固着締結手段であるワ
ンウエイネジ440に関するその他の実施形態を以下に
説明する。また、以下の説明では、前記実施例10と同
様の構成部材については同一の符号を付記すると共に、
その詳細な説明は省略する。
【0142】(実施例11)本実施例11では、図53
(A)に示すように、蓋体380とボックス本体410
のビス440止め部分をホログラムシール404で被覆
している。この構成においては、不正にワンウエイネジ
440を破壊しようとする場合、ワンウエイネジ440
を被覆するホログラムシール404を剥さなければなら
ない。従って、ホログラムシール404のホログラム図
柄がワンウエイネジ440を破壊した形跡として残るの
で、即座に不正行為が判別できる。なお、本実施例11
では、ワンウエイネジ440の頭部441が上板381
の凹部内に入り込み、その外周面にホログラムシール4
04を貼付する構成となっている。このため、ホログラ
ムシール404は、平坦面に貼付されることとなり(頭
部441に直接貼らない)、良好な貼付状態が得られる
ようになっている。また、更に他の実施形態を以下に説
明する。
【0143】(実施例12)本実施例12では、図53
(B)に示すように、上板381の取付穴386a′〜
386d′に凹部を形成せず、ワンウエイネジ440の
頭部441を上板381の外壁面から突出して設けてい
る。そして、その突出した頭部441を被覆するように
して紫外線硬化性樹脂470が硬化されている。このよ
うに本実施例12では、紫外線硬化性樹脂470を凹部
内に注入するのではなく、直接的に頭部441の外周に
紫外線硬化性樹脂470を塗布してワンウエイネジ44
0を被覆している。但し、前記実施例10のように、凹
部内に紫外線硬化性樹脂470を注入する構成の方が、
定量で確実にワンウエイネジ440を被覆することがで
きる。また、封止部材としては、上記した紫外線硬化性
樹脂及びホログラムシール以外に、エポキシ接着剤やア
クリル接着剤等の透明な接着剤等でもよい。即ち、封止
部材による封止状態を解除すると、その形跡が残るもの
であればいずれの部材であってもよい。
【0144】また、基板ボックスを固着する固着締結手
段は、ワンウエイネジに限らず、リベットや破断ネジで
もよい。
【0145】前記実施例における各要素は、本発明に対
して以下のように対応している。
【0146】本発明の請求項1は、遊技機における遊技
に付随して、遊技に使用可能な遊技用有価価値または遊
技において獲得された獲得有価価値(獲得玉数)の処理
を行う遊技機周辺機器(玉計数器3)に使用され、前記
遊技用有価価値または獲得有価価値(獲得玉数)の処理
プログラムを記録する不揮発性のメモリ(ROM95)
が少なくとも実装された基板(制御基板46)を収納す
る遊技機周辺機器用の基板収納ボックス50において、
該基板収納ボックス50が前記基板(制御基板46)を
含む複数の構成部品(箱体51、カバ−体60)によっ
て組み付け構成されると共に、最終組付構成部品(カバ
−体60)を組み付けた後に外部から解除困難な係止手
段(係止垂下片66、係止突起57)を具備している。
【0147】本発明の請求項2は、遊技機における遊技
に付随して、遊技に使用可能な遊技用有価価値(プリペ
イド度数、貯蓄玉数)または遊技において獲得された獲
得有価価値(獲得玉数)の処理を行う遊技機周辺機器
(ユニット島台101’)に使用され、前記遊技用有価
価値(プリペイド度数、貯蓄玉数)または獲得有価価値
(獲得玉数)の処理プログラムを記録する不揮発性のメ
モリ(ROM122)が少なくとも実装された基板(制
御基板142)を収納する遊技機周辺機器用の基板収納
ボックス150において、該基板収納ボックス150が
前記基板(制御基板142)を含む複数の構成部品(箱
体151、透明板164、カバ−体170)によって組
み付け構成されると共に、前記基板(制御基板142)
を被覆するための組付構成部品(箱体151の係止突起
157とカバ−体170の係止垂下片176)に係る所
定の部位(係止垂下片176の基部)を破壊しない限
り、その組付け状態を解除困難な固着手段(リベット1
59)を具備している。
【0148】本発明の請求項3は、前記固着手段は、前
記組付構成部品(箱体151とカバ−体170)の間を
リベットによって固着するものである。
【0149】本発明の請求項4は、前記固着手段は、前
記組付構成部品(箱体151とカバ−体170)を溶着
又は接着によって固着するものである。
【0150】本発明の請求項5は、前記固着手段は、前
記組付構成部品(箱体151とカバ−体170)の間の
係止機構(カバー体170の係止垂下片270と箱体1
51の係合穴271との係合)をさらに係止する第2の
係止機構(ロック部材272の係合部273の係止垂下
片270の爪部270aへの係合)である。
【0151】本発明の請求項6は、遊技機における遊技
に付随して、遊技に使用可能な遊技用有価価値(プリペ
イド度数、貯蓄玉数)または遊技において獲得された獲
得有価価値(獲得玉数)の処理を行う遊技機周辺機器
(ユニット島台101’)に使用され、前記遊技用有価
価値(プリペイド度数、貯蓄玉数)または獲得有価価値
(獲得玉数)の処理プログラムを記録する不揮発性のメ
モリ(ROM122)が少なくとも実装された基板(制
御基板142’)を収納する遊技機周辺機器用の基板収
納ボックス362において、該基板収納ボックス362
は前記基板(制御基板142’)を収納する基体(ボッ
クス本体411)及び蓋体380から構成され、前記基
体(ボックス本体411)と前記蓋体380を非可逆的
な固着状態に締結する固着締結手段(ワンウエイネジ4
40)を具備する。
【0152】本発明の請求項7は、前記固着締結手段
(ワンウエイネジ440)の露出部分(ワンウエイネジ
440の頭部441)を被覆する非可逆的な封止部材
(ホログラムシール404、紫外線硬化樹脂470)を
設けた。
【0153】本発明の請求項8は、前記封止部材は、所
定波長の光(紫外線)にて硬化する光硬化性樹脂(紫外
線硬化樹脂470)である。
【0154】本発明の請求項9は、前記固着締結手段
(ワンウエイネジ440)は、当該基板ボックス362
に形成された凹部(取付穴386a〜386dの上方部
分に形成された凹部)内に入り込んだ状態で前記基体
(ボックス本体411)と前記蓋体380を締結する。
【0155】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0156】例えば、前記各種構成部材を形成する素材
については、取り分け実施形態中に記載のものに限定す
るものではない。例えば、透視性を有する上板や蓋材を
透明合成樹脂ではなく、ガラス素材から形成してもよ
い。また、基板収納ボックスの材質は、特に限定せず、
合成樹脂でも金属でもよい。
【0157】また、上記した各実施例では、基板収納ボ
ックスの組付構成部品として、箱体とカバー体と前記制
御基板とからなるものを示したが、本発明は前記制御基
板を収納するものであれば、どのような構造のものでも
良い。また、基板収納ボックスに収納される基板も前記
玉計数器3やユニット島台101’の制御基板46,1
22に限定されるものではなく、これら各制御基板のよ
うに、遊技により獲得した獲得玉数等の有価価値や、カ
ードに記録されている貯蓄有価価値や貨幣の有価価値等
の処理を行う処理プログラムを記憶する不揮発性のメモ
リが実装されたものであれば適用することができる。
【0158】また、前記各実施例では、遊技機として弾
球遊技機であるパチンコ機を例に説明しているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、これら遊技機とし
てスロットマシン、映像式パチンコ遊技機、あるいはコ
インゲームなどの遊技機の周辺機器にも適用可能である
ことは言うまでもない。
【0159】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0160】(a)請求項1の発明によれば、基板収納
ボックスが基板を含む複数の構成部品によって組み付け
構成されると共に、最終組付構成部品を組み付けた後に
外部から解除困難な係止手段によって係止されているの
で、内部に収納される基板を取り出して前記ROM交換
等の不正を行うには基板収納ボックスの一部又は全部を
破壊する以外に方法はなく、仮に基板収納ボックスの一
部が破壊されていれば、不正が行われたことを直ちに発
見できるようになることから、前記基板への不正を防止
できるようになる。
【0161】(b)請求項2の発明によれば、基板収納
ボックスが基板を含む複数の構成部品によって組み付け
構成されると共に、前記基板を被覆するための組付構成
部品に係る所定の部位を破壊しない限りその組付け状態
を解除困難な固着手段を設けたので、例えば線材等を用
いて前記組付構成部品の係止機構の係合状態を外そうと
しても、前記固着手段により前記係止機構の係合状態が
保たれるので、内部に収納される基板を取り出して前記
ROM交換等の不正を行うには基板収納ボックスの一部
又は全部を破壊する以外に方法はなく、仮に基板収納ボ
ックスの一部が破壊されていれば、不正が行われたこと
を直ちに発見できるようになることから、前記基板への
不正を防止できるようになる。
【0162】(c)請求項3の発明によれば、前記固着
手段を少ない部品構成にて簡便に形成することができ
る。
【0163】(d)請求項4の発明によれば、前記組付
構成部品が溶着又は接着によって強固に固着されるよう
になるため、該基板収納ボックスが開放されて基板上の
デバイスが持ち去られることも防止できる。
【0164】(e)請求項5の発明によれば、係止機構
を2重とすることで、基板収納ボックスの開放をより困
難なものとすることができる。
【0165】(f)請求項6の発明によれば、前記基板
収納ボックスを構成する基体及び蓋体が、固着締結手段
により非可逆的な固着状態に締結されるようになるた
め、これら基体及び蓋体を開放し、内部に収納される基
板を取り出して前記ROM交換等の不正を行うには基板
収納ボックスの一部又は全部を破壊する以外に方法はな
く、仮に基板収納ボックスの一部が破壊されていれば、
不正が行われたことを直ちに発見できるようになること
から、前記基板への不正を防止できるようになる。
【0166】(g)請求項7の発明によれば、前記固着
締結手段による固着状態を解除する場合には、前記封止
部材を破損しなければならず、該基板収納ボックスの開
放をより困難なものとできるばかりか、これら破損の痕
跡により不正が行われたことを直ちに発見できるように
なる。
【0167】(h)請求項8の発明によれば、該封止部
材が光にて迅速に硬化する光硬化性樹脂であることか
ら、該封止部材を簡便かつ効率的に形成することができ
る。
【0168】(i)請求項9の発明によれば、固着締結
手段が凹部内に入り込んでいるために、該固着締結手段
を被覆する前記封止部材の破損を行い難くなるばかり
か、該封止部材として液状の光硬化性樹脂を用いた場合
には、該凹部内に光硬化性樹脂を注入して硬化させるこ
とで、簡便に封止部材の形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における玉計数器を備えた遊
技島を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の実施例1における計数器を備えた遊技
島の構成を示す側断面図である。
【図3】本発明の実施例1において用いた計数器を示す
正面図である。
【図4】本発明の実施例1において用いた計数器を示す
側断面図である。
【図5】本発明の実施例1において用いた計数器本体内
部に取付けられる表示操作基板並びに基板収納ボックス
の取付け状況を示す図である。
【図6】本発明の実施例1において用いた計数器の構成
を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例1において用いた基板収納ボッ
クスの断面図と拡大部分断面図である。
【図8】本発明の実施例1において用いた基板収納ボッ
クスの分解斜視図である。
【図9】本発明の実施例1において用いた基板収納ボッ
クスの平面図である。
【図10】本発明の実施例1において用いた基板収納ボ
ックスの側面図である。
【図11】本発明の実施例2におけるユニット島台を備
えた遊技島を示す外観斜視図である。
【図12】本発明の実施例2におけるユニット島台を示
す正面図である。
【図13】本発明の実施例2におけるユニット島台の内
部構造を示す図である。
【図14】本発明の実施例2におけるユニット島台の構
成を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施例2における基板収納ボックス
を示す平面図である。
【図16】本発明の実施例2における基板収納ボックス
の側面図である。
【図17】本発明の実施例2における基板収納ボックス
の分解斜視図である。
【図18】図15のE−E線で切断した断面図及び要部
の拡大断面図である。
【図19】固着手段としてのブラインドリベットの作用
を示す断面図である。
【図20】本発明の実施例3における基板収納ボックス
を示す平面図である。
【図21】本発明の実施例3における基板収納ボックス
の分解斜視図である。
【図22】図20のA’−A’線で切断した断面図であ
る。
【図23】本発明の実施例3における基板収納ボックス
の要部拡大断面図と図20のB’−B’線で切断した断
面図である。
【図24】他の溶着構造を説明する断面図である。
【図25】同じく他の溶着構造を説明する断面図であ
る。
【図26】同じく他の溶着構造を説明する断面図であ
る。
【図27】溶着装置の原理を説明する概略図である。
【図28】本発明の実施例4における基板収納ボックス
を示す平面図である。
【図29】本発明の実施例4における基板収納ボックス
の要部の平面図及び断面図である。
【図30】他の溶着構造を説明する断面図である。
【図31】同じく他の溶着構造を説明する説明図であ
る。
【図32】本発明の実施例5における基板収納ボックス
を示す平面図である。
【図33】本発明の実施例6における基板収納ボックス
を示す平面図である。
【図34】図33のC−C線で切断した断面図である。
【図35】本発明の実施例6における基板収納ボックス
の要部の断面図である。
【図36】本発明の実施例7における基板収納ボックス
を示す断面図である。
【図37】本発明の実施例7における基板収納ボックス
の要部の拡大断面図である。
【図38】本発明の実施例8における基板収納ボックス
を示す分解斜視図である。
【図39】本発明の実施例8における基板収納ボックス
の断面図である。
【図40】本発明の実施例8における基板収納ボックス
の要部の拡大断面図である。
【図41】本発明の実施例9における基板収納ボックス
を示す断面図である。
【図42】本発明の実施例10における基板収納ボック
ス及び取付台を示す斜視図である。
【図43】本発明の実施例10における蓋体を示す分解
斜視図である。
【図44】同図(A),(B)はそれぞれ溶着突起の溶
着状態を示す説明図である。
【図45】被覆部材と制御基板とボックス本体を示す分
解斜視図である。
【図46】本発明の実施例10における基板収納ボック
スを示す平面図である。
【図47】同図(A)は蓋体の取付片部がボックス本体
にビス止めされた状態を示す部分断面図であり、同図
(B)は基板収納ボックス内に装備用のワンウエイネジ
が収納された状態を示す部分断面図である。
【図48】同図(A)(B)はそれぞれワンウエイネジ
を示す説明図であり、同図(C)(D)は特殊マイナス
ドライバーを示す説明図である。
【図49】同図(A)〜(C)はそれぞれ基板収納ボッ
クスの復元手順を示す側面図である。
【図50】同図(A)〜(D)はそれぞれ蓋体の係合爪
とボックス本体の係止溝との係合関係を示す説明図であ
る。
【図51】同図(A)(B)はそれぞれ制御基板の上面
を覆う被覆部材を示す縦断面図である。
【図52】同図(A)〜(C)はそれぞれ紫外線硬化性
樹脂でワンウエイネジを被覆する工程を示す縦断面図で
ある。
【図53】同図(A)は実施例11におけるワンウエイ
ネジの被覆構造を示す縦断面図であり、同図(B)は実
施例12におけるワンウエイネジの被覆構造を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 遊技島 2 パチンコ機 3 玉計数器 4 カウンタ台 5 上部タンク 6 本流樋 7 補給シュート 8 補給ジャバラ 9 補給カウンタ 10 玉排出装置 11 回収樋 12 下部タンク 13 後リフト装置 14 玉量検出センサ 15 揚装装置 16 オーバーフロー樋 17 連結ホース 18 取付部材 19 下部取付部材 20 本体部 20a 操作表示部 21 玉計数部 22 総玉数表示部 23 景品数表示部 24 端玉数表示部 25 会員カード挿入口 26 レシート発行口 27 返却精算ボタン 28 全数精算ボタン 29 開閉カバー 30 シリンダ錠 31 ホッパ 32 端玉返却口 33 収納部 34 ゴムシート 35 返却計数ユニット 36 計数センサ 37 表示操作基板 38 投入口 39 ガイドレール 40 連結管 41 カードユニット 42 プリンタユニット 43 巻取ドラム 44 ベルト 45 ソレノイドブレーキ 46 制御基板 47 基台 48 カバー体 49a ネジ 49b ネジ 49c ネジ 50 基板収納ボックス 51 箱体 51a 係止孔 52 放熱孔 53 開口 54 係合片 55 突起 56 突起 57b 係合面 57 係止突起 57a 傾斜面 58 凹部 59a 間隔保持筒部 59 透明板 60 カバー体 61 仕切片 62 接続開口 63 放熱孔 64 L型突起 65 掛止部 66b 貫通穴 66 係止垂下片 66a 爪部 67 押え部材 68 封印紙 69 表示領域 71 電子部品実装領域 72 コネクタ実装領域 73 ビス 74 係止穴 75 穴 80 取付台 81 係合レール 82 ガイド片 83 係止解除レバー 84 係止突起 90 制御マイコン 91 データI/O 92 入出力I/O 93 通信部 94 RAM 95 ROM 96 中止ボタン 101 遊技島 101’ ユニット式遊技島台 102 パチンコ機 103 カードユニット 104 計数装置 105 下皿 106a 幕板 106b ランプ板 107 腰板 108 呼び出しランプ 109 プリペイドカード挿入口 110 会員カード挿入口 111 会員カード返却ボタン 112 作動ランプ 113 貸出ボタン 114 表示部 115 返却ボタン 116 磁気カードリ−ダライタ 117 呼び出しボタン 118 ICカードリ−ダライタ 119 全数精算ボタン 120 端玉精算ボタン 121 離席ボタン 122 制御マイコン 123 入出力I/O 124 データI/O 125 揚送モータ 126 揚送装置 127 揚送樋 128 会員カードインジケータ 129 供給管 130 供給管 131 RAM 132 ROM 133 払出ボタン 134 スライドレバー 135 玉受皿 136 供給樋 137 カード発行口 138 表示パネル 139 磁気カードリーダライタ 140 回収樋部 141 研磨装置 142 制御基板 142’ 制御基板 143 表示ドライバ 145 通信部 146 通信ケーブル 147 管理コンピュータ 148 取付ボス 149 筐体下面板 150 基板収納ボックス 150A 基板収納ボックス 150B 基板収納ボックス 150C 基板収納ボックス 150D 基板収納ボックス 150F 基板収納ボックス 150G 基板収納ボックス 151 箱体 152 放熱孔 153 開口 154 係合片 155 突起 156 突起 157b 係合面 157 係止突起 157a 傾斜面 158 リベット貫通穴 159 ブラインドリベット 160 ピン 160a 係合部 160b 折曲部 161 取付穴 162 凹部 163 係止孔 164 透明板 165 間隔保持筒部 170 カバー体 171 仕切片 172 接続開口 173 放熱孔 174 L型突起 175 掛止部 175a 掛止部 176 係止垂下片 176a 爪部 176b 貫通穴 177 リベット貫通穴 178 押え部材 179 穴 180 ビス 181 封印紙 182 検査済封印紙 183 表示領域 191 電子部品実装領域 192 コネクタ実装領域 193 ビス 194 係止穴 195 穴 200 取付台 201 係合レール 202 ガイド片 203 係止解除レバー 204 係止突起 210 溶着突片 210a 切れ込み部 210b 嵌入穴 211b 突起 211c 突起 211 溶着突片 211a 切れ込み部 212 破損防止凸部 213 溶着凹部 220 ベース 221 受治具 222 溶着物 223 ホーン 223a 波形突起 224 超音波振動子 225 シリンダ 226 起動スイッチ 230 貫通穴 231 傾斜面部 232 突出片 233 溶着部 234 ガイド 235 ガイド片 236 クランク状突出片 236 突出片 237 溶着部 238 溶着部 240 スリット 250 ROM 251 カバー板 252 L型上部ガイド 253 ガイド 260 係止ひも 261 のこぎり状係止部 262 貫通穴 263 係止部 270 係止垂下片 270a 爪部 271 係合穴 272 ロック部材 273 係合部 274 ドライバ工具 280 枠体 281 カバー体 282 基板取付ボス 283 溶着部 284 溶着部 285 取付板 286 溶着部 362 基板収納ボックス 373 電子部品 374 電子部品実装領域 375 コネクタ 376 コネクタ実装領域 377 穴 378 係合穴 379 結線パターン 380 蓋体 381 上板 382 溶着突起 383a 取付片部 383b 取付片部 383c 取付片部 384a 連結部 384b 連結部 384c 連結部 385a 連結部 385b 連結部 385c 連結部 386a 取付穴 386a’〜d’ 取付穴 386b 取付穴 386c 取付穴 386d 取付穴 389 機種名シール 390 凹部 391 検査履歴シール 392 凹部 393 蓋枠 394 開口部 395 挿通穴 396 係合爪 397 当接壁 398 壁 400 導電板 401 導電性繊維 402 挿通穴 404 ホログラムシール 407 検査履歴シール 410 ボックス本体 411 ボックス本体 411a 取付穴 411 底板 412 フランジ片 413 スリット部 414 貫通穴 415 切欠部 416 本体枠 417 開口部 418 係合片 419 係止片 420 係止穴 421 軽減穴 422 取付片 423 取付穴 424 係合片 425 係合突起 428 放熱穴 429 補強片 430 取付片 431 取付穴 432 取付穴 433 取付穴 434 取付穴 435 装備穴 436 装備穴 437 装備穴 438 係止溝 439 ビス 440 ワンウエイネジ 441 頭部 442 当接面部 443 凹部 444 中心穴部 445 特殊マイナスドライバー 446 中心軸部 447 当接片部 450 取付台 451 係合レール 452 ガイド片 453 解除レバー 454 係合突起 455 穴 456 被覆部材 461 被覆部材 462 取付穴 463 挿通穴 464 規制壁 465 規制壁 466 取付突起 470 紫外線硬化性樹脂 471 液体吐出装置 472 紫外線照射装置
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月30日(1999.7.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0157
【補正方法】変更
【補正内容】
【0157】 また、上記した各実施例では、基板収納
ボックスの組付構成部品として、箱体とカバー体と前記
制御基板とからなるものを示したが、本発明は前記制御
基板を収納するものであれば、どのような構造のもので
も良い。また、基板収納ボックスに収納される基板も前
記玉計数器3やユニット島台101’の制御基板46,
122に限定されるものではなく、これら各制御基板の
ように、遊技により獲得した獲得玉数等の有価価値や、
遊技に使用可能な遊技用有価価値としてのプリペイド有
価価値や貯蓄有価価値、または貨幣価値等に関する処理
プログラムが記録された不揮発性メモリが実装された制
御基板や該制御基板を収納した収納体を具備し、遊技場
内に設置された遊技機周辺機器に関しても本発明を適用
することができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機における遊技に付随して、遊技に
    使用可能な遊技用有価価値または遊技において獲得され
    た獲得有価価値の処理を行う遊技機周辺機器に使用さ
    れ、前記遊技用有価価値または獲得有価価値の処理プロ
    グラムを記録する不揮発性のメモリが少なくとも実装さ
    れた基板を収納する遊技機周辺機器用の基板収納ボック
    スにおいて、該基板収納ボックスが前記基板を含む複数
    の構成部品によって組み付け構成されると共に、最終組
    付構成部品を組み付けた後に外部から解除困難な係止手
    段を具備することを特徴とする遊技機周辺機器用の基板
    収納ボックス。
  2. 【請求項2】 遊技機における遊技に付随して、遊技に
    使用可能な遊技用有価価値または遊技において獲得され
    た獲得有価価値の処理を行う遊技機周辺機器に使用さ
    れ、前記遊技用有価価値または獲得有価価値の処理プロ
    グラムを記録する不揮発性のメモリが少なくとも実装さ
    れた基板を収納する遊技機周辺機器用の基板収納ボック
    スにおいて、該基板収納ボックスが前記基板を含む複数
    の構成部品によって組み付け構成されると共に、前記基
    板を被覆するための組付構成部品に係る所定の部位を破
    壊しない限り、その組付け状態を解除困難な固着手段を
    具備することを特徴とする遊技機周辺機器用の基板収納
    ボックス。
  3. 【請求項3】 前記固着手段は、前記組付構成部品の間
    をリベットによって固着するものである請求項2項に記
    載の遊技機周辺機器用の基板収納ボックス。
  4. 【請求項4】 前記固着手段は、前記組付構成部品を溶
    着又は接着によって固着するものである請求項2項に記
    載の遊技機周辺機器用の基板収納ボックス。
  5. 【請求項5】 前記固着手段は、前記組付構成部品の間
    の係止機構をさらに係止する第2の係止機構である請求
    項2項に記載の遊技機周辺機器用の基板収納ボックス。
  6. 【請求項6】 遊技機における遊技に付随して、遊技に
    使用可能な遊技用有価価値または遊技において獲得され
    た獲得有価価値の処理を行う遊技機周辺機器に使用さ
    れ、前記遊技用有価価値または獲得有価価値の処理プロ
    グラムを記録する不揮発性のメモリが少なくとも実装さ
    れた基板を収納する遊技機周辺機器用の基板収納ボック
    スにおいて、該基板収納ボックスは前記基板を収納する
    基体及び蓋体から構成され、前記基体と前記蓋体を非可
    逆的な固着状態に締結する固着締結手段を具備すること
    を特徴とする遊技機周辺機器用の基板収納ボックス。
  7. 【請求項7】 前記固着締結手段の露出部分を被覆する
    非可逆的な封止部材を設けた請求項6に記載の遊技機周
    辺機器用の基板収納ボックス。
  8. 【請求項8】 前記封止部材は、所定波長の光にて硬化
    する光硬化性樹脂である請求項7に記載の遊技機周辺機
    器用の基板収納ボックス。
  9. 【請求項9】 前記固着締結手段は、当該基板ボックス
    に形成された凹部内に入り込んだ状態で前記基体と前記
    蓋体を締結する請求項6〜8のいずれかに記載の遊技機
    周辺機器用の基板収納ボックス。
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