JP2020008822A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020008822A
JP2020008822A JP2018132720A JP2018132720A JP2020008822A JP 2020008822 A JP2020008822 A JP 2020008822A JP 2018132720 A JP2018132720 A JP 2018132720A JP 2018132720 A JP2018132720 A JP 2018132720A JP 2020008822 A JP2020008822 A JP 2020008822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
cover
cover member
apparatus main
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018132720A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7171279B2 (ja
Inventor
久史 大高
Hisashi Otaka
久史 大高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018132720A priority Critical patent/JP7171279B2/ja
Publication of JP2020008822A publication Critical patent/JP2020008822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7171279B2 publication Critical patent/JP7171279B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

【課題】カバー部材が落下して破損してしまうことを低減可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】シートに画像を形成する画像形成部と、画像形成部によって画像が形成され、機外に排出されたシートが積載される積載面と、を有する装置本体1と、装置本体1に支持されると共に、積載面の上方に配置されるカバー部材50と、を備え、装置本体1は、積載面を含み、開状態となることで装置本体1の内部を露出させる上面カバーと、上面カバーを開き操作するための把手部2Lと、を有し、カバー部材50は、把手部2Lを覆うカバー部62Lを有する。【選択図】図10

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、シートに画像を形成し、画像が形成されたシートを排紙ローラによって排紙トレイに排出するプリンタが提案されている(特許文献1参照)。このプリンタは、排紙トレイの上方にカバーが設けられており、カバーの上面は、平面状に形成されているため、各種機器を載置可能である。
特開2000−280570号公報
一般に、プリンタの内部のプロセスカートリッジやトナーカートリッジを交換するために、プリンタ本体の上部に開閉可能な開閉カバーを設けるものが知られている。この開閉カバーの上方に上記特許文献1に記載のカバーを載置した場合、カバーを開閉カバーに載せたまま開閉カバーが開かれると、カバーが落下してしまう虞がある。カバーが開閉カバーから落下すると、カバーが破損してしまうことがある。
そこで、本発明は、カバー部材が落下して破損してしまうことを低減し、上述した課題を解決した画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって画像が形成され、機外に排出されたシートが積載される積載面と、を有する装置本体と、前記装置本体に支持されると共に、前記積載面の上方に配置されるカバー部材と、を備え、前記装置本体は、前記積載面を含み、開状態となることで前記装置本体の内部を露出させる上面カバーと、前記上面カバーを開き操作するための把手部と、を有し、前記カバー部材は、前記把手部を覆うカバー部を有する、ことを特徴とする。
本発明によると、装置本体にカバー部材が支持された状態ではカバー部によって把手部が覆われるので、ユーザにカバー部材を装置本体から取り外してから上面カバーを開き操作するように促すことができる。これにより、カバー部材が落下して破損してしまうことを低減できる。
本実施の形態に係るプリンタを示す全体斜視図。 プリンタを示す断面図。 (a)はプリンタを示す側面図、(b)は(a)の3B−3B矢視図、(c)は(b)の破線部分を示す拡大図。 プリンタを示す分解斜視図。 プリンタを側面側から視た斜視図。 プリンタを側面側かつ上方から視た斜視図。 プリンタを示す平面図。 プリンタを示す正面図。 プリンタを示す背面斜視図。 (a)はカバー部材を装置本体から取り外した状態を示す側面図、(b)はカバー部材を装置本体に取り付けた状態を示す側面図。 カバー部材を示す底面斜視図。 水蒸気の流れを説明するための断面図。
〔全体構成〕
本実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタ100は、モノクロのトナー像を形成する電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ100は、図1及び図2に示すように、装置本体1と、カバー部材50と、プリンタ100の各種情報を表示する表示装置70と、を有している。カバー部材50は、装置本体1に支持されると共に、装置本体1の積載面90との間に空間SPを形成するように積載面90の上方に配置されている。装置本体1は、シートを給送するシート給送装置10と、給送されたシートに画像を形成する画像形成部20と、シートを積載面90に排出可能な排出ローラ対40と、を有している。
プリンタ100に画像形成の指令が出力されると、プリンタ100に接続された外部のコンピュータ等から入力された画像情報に基づいて、画像形成部20による画像形成プロセスが開始される。画像形成部20は、プロセスカートリッジ21と、レーザスキャナ22と、転写ローラ24と、定着部30と、を有している。プロセスカートリッジ21は、回転可能な感光ドラム23と、感光ドラム23に沿って配置された不図示の帯電ローラ、現像ローラ及びクリーニングブレードを有している。転写ローラ24は、感光ドラム23と共に転写部としての転写ニップT1を形成している。プロセスカートリッジ21は、プリンタ100の装置本体1に対して着脱可能になっている。なお、本実施の形態では、プリンタ100はモノクロのレーザビームプリンタであるが、これに限定されない。例えば、プリンタ100はフルカラーのレーザビームプリンタでもよい。
レーザスキャナ22は、入力された画像情報に基づいて、感光ドラム23に向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラム23は、帯電ローラにより予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム23上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラによりこの静電潜像が現像され、感光ドラム23上にモノクロのトナー像が形成される。
上述の画像形成プロセスに並行して、シート給送装置10からシートが給送される。シート給送装置10は、装置本体1に軸11aを中心に開閉可能に支持される第1トレイ11を有している。第1トレイ11は、閉状態で装置本体1の前面の外装の一部を構成しており、開状態となることで、装置本体1の内部のシート収納空間17にユーザがアクセスできるようになる。
第1トレイ11は、シートを載置可能な載置面11bを有している。ユーザは、シート収納空間17にシートをセットする際には、第1トレイ11を開け、載置面11bにシートを載置する。第1トレイ11には、ユーザが第1トレイ11を開くための摘まみ部11cが設けられており、容易に第1トレイ11を開けることができるようになっている。
更に、シート給送装置10は、第1トレイ11の載置面11bに載置されたシートのシート給送方向における上流側を支持する中板16と、ピックアップローラ13と、分離パッド14と、を有している。画像形成の指令に応じて、中板16は上昇し、中板16に支持されたシートがピックアップローラ13に当接する。この状態でピックアップローラ13が回転することで、シートは給送され、かつ分離パッド14によって1枚ずつに分離される。
分離パッド14によって1枚ずつに分離されたシートは、レジストレーションローラ対15に搬送され、レジストレーションローラ対15により斜行が補正される。レジストレーションローラ対15によって所定の搬送タイミングで搬送されたシートには、転写ローラ24に印加された静電的負荷バイアスによって、転写ニップT1において感光ドラム23上のトナー像が転写される。感光ドラム23上に残った残トナーは、クリーニングブレードによって回収される。
トナー像が転写されたシートは、定着部30の加熱ローラ31及び加圧ローラ32によって所定の熱及び圧力が付与されて、トナーが溶融固着(定着)される。定着部30を通過したシートは、排出ローラ対40によって積載面90に排出される。排出ローラ対40は、定着部30よりも上方に配置されている。
[装置本体]
次に、装置本体1についてより詳しく説明する。装置本体1には、図2に示すように、シート排出方向において積載面90の上流に配置され、鉛直方向に延びる突き当て面46が設けられている。積載面90に排出されたシートは、積載面90が突き当て面46に向かって下り傾斜しているために、突き当て面46に向けて滑り、後端が突き当て面46に突き当たって整列する。突き当て面46には、排出ローラ対40によって排出されるシートが通過する排出口48が形成されている。
図2、図3(b)、図3(c)及び図4に示すように、シート排出方向において排出口48の下流には、案内部材47が回動可能に支持されている。案内部材47の下面47cは、排出口48を通過するシートの上面に当接してシートを積載面90に向けて案内する。なお、下面47cは、上に凸となるような湾曲面を有しており、シートがこの湾曲面に沿って通過することで、シートのカールを矯正する機能を有する。更に、案内部材47は、シート排出方向に直交する幅方向に整列する複数の孔47bを有しており、これら複数の孔47bは、それぞれ鉛直方向において案内部材47を貫通している。
以下の説明では、図1における表示装置70を正面から視た状態を基準にして、上下左右及び前後を規定する。図4に示すように、装置本体1は、装置本体1の上部以外の外装を構成する枠体1Aと、枠体1Aに対して開閉可能に支持される上面カバー45と、を有している。枠体1Aは、前面パネル1Fと、左側面パネル1Lと、右側面パネル1Rと、背面パネル1Bと、を有している。前面パネル1Fの幅方向における一方側である左側には、表示装置70が取り付けられている。表示装置70には、液晶パネルや、複数のボタンが設けられており、各種情報を表示したり、画像形成ジョブを入力したりすることができる。左側面パネル1Lの上面カバー45と前面パネル1Fとの間に挟まれた角部には、ユーザが指等を指し込み可能な把手部2Lが形成されている。第1の把手部としての把手部2Lは、左側面パネル1Lの他の面よりも装置本体1の内方に向けて凹んだ凹形状を有している。
把手部2Lは、上方が開放するように形成されているため、ユーザは、把手部2Lに指を指し込むことで、把手部2Lの上方に位置する上面カバー45を把持して開き操作しやすくなっている。また、把手部2Lは、前面パネル1Fと左側面パネル1Lとの境界部分FLに沿って一端縁が形成されているため、意匠性が高い。なお、右側面パネル1Rにも、把手部2Lと同形状の第2の把手部としての把手部2Rが形成されている(図8参照)。
上面カバー45は、図4に示すように、幅方向に延びる軸45a(図2参照)を中心に枠体1Aに対して開閉可能に支持されており、閉状態で装置本体1の上部側の外装を構成している。また、上面カバー45は、開状態となることで装置本体1の内部を露出させ、装置本体1の内部に配置されたプロセスカートリッジ21を交換したり、ジャムしたシートを除去したりすることが可能となっている。上面カバー45は、前方向に下り傾斜する上面45cと、突き当て面46に向かって後ろ方向に下り傾斜する排出トレイ41と、を有している。
排出トレイ41には、回動軸42a(図2参照)を中心に延長トレイ42が回動可能に支持されており、延長トレイ42には、回動軸43aを中心に予備トレイ43が更に回動可能に支持されている。これら延長トレイ42及び予備トレイ43を開くことで、図12に示すように、排出ローラ対40によって機外に排出されるシートがシート排出方向に長いシートであっても、シートを受け止めて積載することができる。排出トレイ41には、延長トレイ42に隣接して設けられた凹部41aが形成されており、ユーザは、凹部41aに指を入れることで、延長トレイ42を容易に開くことが可能となっている。
積載面90は、排出ローラ対40(図2参照)によって機外に排出されたシートを支持して積載可能な領域であり、図4において破線で示されている。すなわち、積載面90は、排出トレイ41と、延長トレイ42の上面と、上面45cの一部と、から構成されている。なお、延長トレイ42や予備トレイ43を開いた際には、開いた状態の延長トレイ42及び予備トレイ43の上面も積載面90の一部を構成する。
上面カバー45の上面45cには、図2及び図4に示すように、定着部30の上方に配置され、定着部30を通過する際にシートが加熱されることで発生する水蒸気を空間SPに向けて逃がす蒸気口45bが形成されている。蒸気口45bは、上面カバー45を鉛直方向に貫通する孔であり、案内部材47の孔47b及び定着部30の加熱ローラ31及び加圧ローラ32のローラ幅と略同じ幅を有するように、幅方向に長く形成されている。このように、定着部30において発生した水蒸気は、主に蒸気口45b及び排出口48から空間SPに排出される。なお、排出口48から排出された水蒸気の一部は、案内部材47の孔47bを通過して上昇するため、案内部材47の下面47cに水蒸気が凝固し、水滴となって付着することを防止できる。
[カバー部材]
次に、カバー部材50についてより詳しく説明する。カバー部材50は、図4乃至図9に示すように、前面50Fと、左側面50Lと、右側面50Rと、背面50Bと、天面51と、を有している。天面51は、水平方向に延びる平面であって、ユーザがシート等を載置可能に構成されている。左側面50L及び右側面50Rは、カバー部材50の幅方向における両端側に設けられている。前面50Fは、カバー部材50のシート排出方向における下流側に設けられている。背面50Bは、カバー部材50のシート排出方向における上流側に設けられている。
左側面50Lには、図5、図6及び図10(b)に示すように、幅方向(左右方向)の外側から装置本体1を視た場合に、装置本体1の上面である上面カバー45の上面45cよりも上方に切り欠かれた切欠き部52Lが形成されている。すなわち、切欠き部52Lは、積載面90よりも上方に位置している。連通部及び第1の連通部としての切欠き部52Lは、上面カバー45の上面45cとの間に連通空間52LSを形成しており、この連通空間52LSによって、装置本体1とカバー部材50との間の空間SPとカバー部材50の外部とが連通する。
切欠き部52Lは、図3(a)に示すように、前後方向において、カバー部材50の全体の長さL2に対して3分の1以上の長さL1を有する。なお、切欠き部52Lの前後方向における長さL1は、カバー部材50の長さL2以下であることはもちろんである。なお、右側面50Rにも、左側面50Lの切欠き部52Lと同形状の切欠き部52Rが形成されており、連通部及び第1の連通部としての切欠き部52Rは、上面カバー45の上面45cとの間に連通空間52RSを形成している(図10(b)参照)。
図7に示すように、カバー部材50の前側には、カバー部材50の上方からの平面視において、カバー部材50が装置本体1に支持された状態で、積載面90の少なくとも一部を露出させる切欠き部53が形成されている。切欠き部53は、前面50Fの下端50Fa(図4参照)から天面51の一部に跨って形成されており、シート排出方向における天面51の下流端縁51aよりもシート排出方向において上流側に切り欠かれている。切欠き部53は、積載面90との間に連通空間53Sを形成しており、この連通空間53Sによって、装置本体1とカバー部材50との間の空間SPとカバー部材50の外部とが連通する。切欠き部53は、幅方向において積載面90よりも長く形成されている。
図9に示すように、カバー部材50の背面50Bには、装置本体1の上面である上面カバー45の上面45cよりも上方に切り欠かれた切欠き部54が形成されている。第2の連通部としての切欠き部54は、上面カバー45の上面45cとの間に連通空間54Sを形成しており、この連通空間54Sによって、装置本体1とカバー部材50との間の空間SPとカバー部材50の外部とが連通する。
図4乃至図9に示すように、カバー部材50の一側面である左側面50Lからは、カバー部62Lが下方に延びている。第1のカバー部としてのカバー部62Lは、把手部2Lの形状に沿って略矩形状に形成されていると共に、把手部2Lよりも僅かに大きく形成されている。そして、カバー部62Lは、図10(a)(b)に示すように、カバー部材50が装置本体1に支持された状態で、把手部2Lを覆うように形成されている。なお、カバー部材50の他側面である右側面50Rにも、把手部2Rを覆うように第2のカバー部としてのカバー部62R(図8参照)が形成されている。これにより、カバー部材50が装置本体1に支持された状態では、ユーザはカバー部62L,62Rによって把手部2L,2Rにアクセスすることができず、上面カバー45の開き操作を規制することができる。また、カバー部62L,62Rは、それぞれ切欠き部52L,52Rに連続して形成されており、カバー部材50の凹凸を少なくして意匠性及び加工性を向上している。
図7乃至図9に示すように、カバー部材50は、カバー部材50を装置本体1に対して位置決めする第1位置決め部61L、第2位置決め部61R及び第3位置決め部63Rを有している。第1位置決め部61L及び第2位置決め部61Rは、カバー部材50の背面50Bから下方に延びるように形成されている。第1位置決め部61Lは、シート排出方向における装置本体1の上流かつ幅方向において装置本体1の一方側に配置されており、上下方向において少なくとも一部が装置本体1に重なるように設けられている。第2位置決め部61Rは、シート排出方向における装置本体1の上流かつ幅方向において装置本体1の他方側に配置されており、上下方向において少なくとも一部が装置本体1に重なるように設けられている。
第3位置決め部63Rは、カバー部材50の前面50Fから下方に延びるように形成されており、かつカバー部62Rと一体に形成されている。すなわち、カバー部62R及び第3位置決め部63Rは、装置本体1の右前の角部を覆うように滑らかに湾曲して一体に形成されている。これにより、カバー部材50の製造コストを低減できると共に、意匠性を向上できる。第3位置決め部63Rは、シート排出方向における装置本体1の下流かつ幅方向において装置本体1の他方側に配置されており、上下方向において少なくとも一部が装置本体1に重なるように設けられている。なお、幅方向におけるカバー部材50の中心に対して第3位置決め部63Rの対称の位置には、表示装置70が設けられているため、カバー部62L側には、位置決め部が設けられていない。
図11に示すように、カバー部材50の4つの角部に対応する位置には、当接面71L,71R,72L,72Rが形成されている。これら当接面71L,71R,72L,72Rが装置本体1の上面カバー45の上面45cに当接することで、カバー部材50は装置本体1に支持される。また、第1位置決め部61L、第2位置決め部61R及びカバー部62Lは、それぞれ当接面71L,71R,72Lよりも装置本体1の外側に配置されている。このため、これら第1位置決め部61L、第2位置決め部61R及びカバー部62Lと、当接面71L,71R,72Lと、が段形状を構成している。
また、カバー部62R及び第3位置決め部63Rは、当接面72Rよりも装置本体1の外側に配置されている。このため、カバー部62R、第3位置決め部63R及び当接面72Rは、段形状を構成している。このようなカバー部材50の4つの角部に設けられた段形状により、カバー部材50は、装置本体1に対して安定して支持される。
図11に示すように、カバー部材50の下面51b側には、補強リブ65L,65R,66L,66R,69L,69Rが形成されている。補強リブ65L,66Lは、前後方向において切欠き部52Lを挟むように配置され、補強リブ65R,66Rは、前後方向において切欠き部52Rを挟むように配置されている。また、補強リブ69L,69Rは、左右方向において切欠き部52Lを挟むように配置されている。これら補強リブ65L,65R,66L,66R,69L,69Rは、カバー部材50の強度を向上しており、特に、カバー部材50の天面51からの負荷に対する強度を向上している。
更に、カバー部材50の下面51bには、シート排出方向に延びる複数の案内リブ68が形成されている。案内リブ68は、排出ローラ対40(図2参照)によって排出されるシートとカバー部材50との接触面積を少なくし、シートに作用する搬送抵抗を低減させている。これにより、シートの折れやカールを低減できる。
また、カバー部材50には、下面51bから下方に延びる壁部67が形成されている。壁部67は、補強リブ69Lと一体に形成され、補強リブ69Lからシート排出方向における下流に延びる第1リブ67aと、補強リブ69Rと一体に形成され、補強リブ69Rからシート排出方向における下流に延びる第2リブ67bと、を有している。更に、壁部67は、幅方向(左右方向)に延び、第1リブ67aと第2リブ67bとを接続する第3リブ67cと、を有している。壁部67は、これら第1リブ67a、第2リブ67b及び第3リブ67cによって、略コ字状に形成されており、上面カバー45に形成された蒸気口45bを囲むようにして配置されている。また、蒸気口45b及び排出口48は、シート排出方向において互いに異なる位置に配置されており、第3リブ67cは、シート排出方向において、蒸気口45bと排出口48との間に配置されている。
以上のように、本実施の形態では、カバー部材50の左側面50L、右側面50R、天面51及び背面50Bに、それぞれ切欠き部52L,52R,53,54が形成されている。これにより、定着部30で発生し、蒸気口45b又は排出口48から空間SPに排出された水蒸気は、切欠き部52L,52R,53,54によって形成される連通空間52LS,52RS,53S,54Sを通って、カバー部材50の外部に放出される。このため、空間SP内の水蒸気量が減少し、例えばカバー部材50の下面51bにおいて水蒸気が水滴となって付着することを低減できる。よって、排出されるシートがこの水滴を吸着することが低減され、シートの品質を向上できる。
また、本実施の形態では、カバー部材50の下面側に壁部67が形成されている。壁部67は、図12に示すように、空間SPを、蒸気口45bの上方に位置する第1空間Aと、排出口48の上方に位置する第2空間Bと、に区画する。このため、蒸気口45bを通過して上昇する水蒸気は、第1空間Aに排出されるが、壁部67によって第1空間Aから第2空間Bに移動することが制限される。このように、蒸気口45bから排出された水蒸気は、第2空間Bに移動することなく、切欠き部54からカバー部材50の外部に排出されるように案内され、第2空間B内の水蒸気量が減少する。これにより、第2空間Bにおいて水滴の発生が抑えられる。
壁部67の第3リブ67cは、排出口48よりもシート排出方向における上流に配置されているため、排出口48から排出されたシートは、第3リブ67cよりもシート排出方向における上流側でカバー部材50の下面51bに接触することが無い。すなわち、シートは、水滴の発生が抑えられた第2空間B側を通過するため、シートが水滴を吸着することが低減され、シートの品質を向上できる。なお、排出口48から排出された水蒸気は、第2空間Bに排出されるが、切欠き部52L,52R,53によって形成される連通空間52LS,52RS,53Sを通って、カバー部材50の外部に放出される。
また、切欠き部52L,52R,53,54は、比較的幅広に形成されているが、これら切欠き部52L,52R,53,54を挟むように補強リブ65L,65R,66L,66R,69L,69Rがそれぞれ設けられている。これにより、カバー部材50の強度を十分に確保することができ、かつ切欠き部52L,52R,53,54を幅広に形成することで水蒸気をカバー部材50の外部に逃がしやすくなっている。
また、カバー部材50の天面51は、水平方向に延びる平面から構成されており、ユーザがシート等を載置可能に構成されている。更に、カバー部材50の天面51は、積載面90に積載されたシートに塵埃が付着するのを低減したり、印刷されたシートの画像をセキュリティの観点から覆って、他のユーザから見えにくくしたりする機能を有する。このように、本実施の形態では、装置本体1の上方のスペースを有効利用しつつ、カバー部材50に切欠き部52L,52R,53,54を設けることで、水蒸気が空間SPに滞留し難くし、水滴が付着することに起因したシートの品質の低下を防止している。
切欠き部53は、カバー部材50の上方からの平面視において、積載面90の少なくとも一部を露出させるように形成されているので、積載面90に積載されたシートの視認性を向上すると共に、シートの取り出し等における操作性を向上することができる。特に、切欠き部53は、幅方向において、積載面90よりも長く形成されているため、よりシートの視認性及び操作性を向上できる。これにより、ユーザは、積載面90にシートが積載されているか否か、又は積載面90に積載されたシートがどのようなシートかを、容易に判別することができる。なお、切欠き部52L,52R,53,54の形状や長さは、本実施の形態に限定されず、カバー部材50の強度やデザイン、天面51へのシートの載置性等を勘案して、適宜設定してよい。
ところで、例えばプロセスカートリッジ21を交換する際には、ユーザは、カバー部材50を装置本体1から取り外した後に、把手部2L,2Rに指を指し込んで上面カバー45を開き操作する。しかしながら、ユーザによっては、カバー部材50が装置本体1に支持されている状態で、上面カバー45を開き操作しようとすることがある。すると、上面カバー45が所定の角度まで開かれた際に、カバー部材50が上面カバー45から脱落し、カバー部材50が破損してしまう虞がある。本実施の形態では、上面カバー45を開き操作するための把手部2L,2Rは、カバー部62L,62Rによって覆われており、ユーザは把手部2L,2Rにアクセスすることができず、上面カバー45の開き操作を規制することができる。これにより、ユーザにカバー部材50を取り外した後に上面カバー45を開き操作するように促し、カバー部材50の破損を防止できる。
また、カバー部材50には、第1位置決め部61L、第2位置決め部61R及び第3位置決め部63Rが設けられている。第1位置決め部61L、第2位置決め部61R及び第3位置決め部63Rが上面カバー45に引っかかることで、カバー部材50が装置本体1に支持に支持された状態で上面カバー45が開かれたとしても、即座にカバー部材50が脱落することはない。このため、ユーザが誤った操作手順で上面カバー45を開き操作しても、カバー部材50の破損を低減できる。
なお、本実施の形態において、カバー部材50の左側面50L及び右側面50Rにそれぞれ切欠き部52L,52Rを形成していたが、左側面50L及び右側面50Rのいずれか一方のみに切欠き部を形成してもよい。また、把手部2L,2R及びカバー部62L,62Rについても、それぞれいずれか一方のみ設け、いずれか他方を省いてもよい。
また、本実施の形態において、カバー部材50の背面50Bに切欠き部54を形成したが、これに限定されない。例えば、切欠き部54を貫通孔に代えてもよく、切欠き部54を省いてもよい。また、既述のいずれの形態においても、カバー部材の下面51bに壁部67を設けていたが、壁部67を設けなくてもよい。また、蒸気口45bを省いてもよい。
また、本実施の形態において、電子写真方式のプリンタ100を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置にも本発明を適用することが可能である。
1:装置本体/2L:把手部、第1の把手部/2R:第2の把手部(把手部)/20:画像形成部/30:定着部/45:上面カバー/45a:軸/50:カバー部材/50L:一側面(左側面)/50R:他側面(右側面)/51:天面/61L:第1位置決め部/61R:第2位置決め部/62L:カバー部、第1のカバー部/62R:第2のカバー部/63R:第3位置決め部/70:表示装置/90:積載面/100:画像形成装置(プリンタ)

Claims (7)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって画像が形成され、機外に排出されたシートが積載される積載面と、を有する装置本体と、
    前記装置本体に支持されると共に、前記積載面の上方に配置されるカバー部材と、を備え、
    前記装置本体は、前記積載面を含み、開状態となることで前記装置本体の内部を露出させる上面カバーと、前記上面カバーを開き操作するための把手部と、を有し、
    前記カバー部材は、前記把手部を覆うカバー部を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記把手部は、シート排出方向に直交する幅方向において前記装置本体の一方側に設けられる第1の把手部であり、
    前記カバー部は、前記幅方向において前記装置本体の前記一方側に設けられる第1のカバー部であり、
    前記装置本体は、前記幅方向において前記装置本体の他方側に設けられ、前記上面カバーを開き操作するための第2の把手部を有し、
    前記カバー部材は、前記第2の把手部を覆う第2のカバー部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記幅方向において前記装置本体の前記一方側に配置され、前記画像形成装置に関する各種情報を表示する表示装置を備え、
    前記上面カバーは、前記幅方向に延びる軸を中心に開閉可能であり、
    前記カバー部材は、前記カバー部材を前記装置本体に対して位置決めする第1位置決め部、第2位置決め部及び第3位置決め部を有し、
    前記第1位置決め部は、前記シート排出方向における前記装置本体の上流かつ前記幅方向において前記装置本体の前記一方側に配置され、上下方向において少なくとも一部が前記装置本体に重なるように設けられ、
    前記第2位置決め部は、前記シート排出方向における前記装置本体の上流かつ前記幅方向において前記装置本体の他方側に配置され、上下方向において少なくとも一部が前記装置本体に重なるように設けられ、
    前記第3位置決め部は、前記シート排出方向における前記装置本体の下流かつ前記幅方向において前記装置本体の前記他方側に配置され、上下方向において少なくとも一部が前記装置本体に重なるように設けられる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の把手部は、前記第3位置決め部と一体に形成される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1のカバー部は、前記カバー部材の前記幅方向における一側面から下方に延び、
    前記第2のカバー部は、前記カバー部材の前記幅方向における他側面から下方に延びている、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の把手部及び前記第2の把手部は、上方が開放された凹形状を有する、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記カバー部材の天面は、水平方向に延びる平面である、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2018132720A 2018-07-12 2018-07-12 画像形成装置 Active JP7171279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018132720A JP7171279B2 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018132720A JP7171279B2 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020008822A true JP2020008822A (ja) 2020-01-16
JP7171279B2 JP7171279B2 (ja) 2022-11-15

Family

ID=69151667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018132720A Active JP7171279B2 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7171279B2 (ja)

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0830060A (ja) * 1994-07-20 1996-02-02 Ricoh Co Ltd ユニット結合装置
JP2000162944A (ja) * 2000-01-01 2000-06-16 Sharp Corp 画像形成装置
JP2001038023A (ja) * 1999-07-28 2001-02-13 Sankyo Kk 遊技機周辺機器用の基板収納ボックス
JP2005005403A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器の保持台
JP2005260827A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Nec Access Technica Ltd 原稿自動送り装置および原稿読み取り装置
JP2006042003A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Seiko Epson Corp 画像入出力装置
JP2006102949A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Brother Ind Ltd ラベルプリンタ
JP2007124427A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2008203863A (ja) * 2008-03-12 2008-09-04 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2009300930A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2013118529A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置、原稿読取装置、および画像形成装置
JP2014053760A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Canon Inc プリント装置
JP2018008412A (ja) * 2016-03-30 2018-01-18 セイコーエプソン株式会社 キャップ、プリンター

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0830060A (ja) * 1994-07-20 1996-02-02 Ricoh Co Ltd ユニット結合装置
JP2001038023A (ja) * 1999-07-28 2001-02-13 Sankyo Kk 遊技機周辺機器用の基板収納ボックス
JP2000162944A (ja) * 2000-01-01 2000-06-16 Sharp Corp 画像形成装置
JP2005005403A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器の保持台
JP2005260827A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Nec Access Technica Ltd 原稿自動送り装置および原稿読み取り装置
JP2006042003A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Seiko Epson Corp 画像入出力装置
JP2006102949A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Brother Ind Ltd ラベルプリンタ
JP2007124427A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2008203863A (ja) * 2008-03-12 2008-09-04 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2009300930A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2013118529A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置、原稿読取装置、および画像形成装置
JP2014053760A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Canon Inc プリント装置
JP2018008412A (ja) * 2016-03-30 2018-01-18 セイコーエプソン株式会社 キャップ、プリンター

Also Published As

Publication number Publication date
JP7171279B2 (ja) 2022-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5534425B2 (ja) カバーの開閉機構および画像形成装置
US7676190B2 (en) Image forming apparatus
JP6041251B2 (ja) シート材積載装置、シート材排出装置及び画像形成装置
EP1469360B1 (en) Image forming apparatus
JP5627317B2 (ja) カラー電子写真画像形成装置、及び感光体カートリッジ
JP4983520B2 (ja) 画像形成装置
JP7283206B2 (ja) 画像形成装置
EP3144733B1 (en) Image forming apparatus
JP7362247B2 (ja) 画像形成装置
JP2020008821A (ja) 画像形成装置
JP6323544B2 (ja) 画像形成装置
JP2020008822A (ja) 画像形成装置
JP2020006666A (ja) 画像形成装置
JP6332429B2 (ja) 画像形成装置
JP5914378B2 (ja) 画像形成装置
JP5530952B2 (ja) 画像形成装置
JP7501028B2 (ja) 画像形成装置
JP2019207422A (ja) 画像形成装置
JP6562111B2 (ja) 画像形成装置
JP7069850B2 (ja) 画像形成装置
JPH11194567A (ja) 画像形成装置
JP6575630B2 (ja) 画像形成装置
JP6043713B2 (ja) 画像形成装置
JP6724214B2 (ja) 収納容器および画像形成装置
JP2007047825A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221102

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7171279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151