JP2001037776A - 治療装置 - Google Patents

治療装置

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JP2001037776A
JP2001037776A JP11211181A JP21118199A JP2001037776A JP 2001037776 A JP2001037776 A JP 2001037776A JP 11211181 A JP11211181 A JP 11211181A JP 21118199 A JP21118199 A JP 21118199A JP 2001037776 A JP2001037776 A JP 2001037776A
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applicator
electrode
microwave
measurement
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Toru Nagase
徹 長瀬
Satoshi Mizukawa
聡 水川
Norihiko Haruyama
典彦 晴山
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロ波を処置エネルギとして、かつその
治療領域の幾何学的拡大を治療用エネルギ供給具の軸に
対して直交する方向において把握してマイクロ波の出力
を制御できる治療装置を提供する。 【解決手段】 マイクロ波発振部2の治療用マイクロ波
はマイクロ波穿刺アプリケータ5に印加され、その先端
のマイクロ波放射アンテナ部6からこれが穿刺された生
体組織7側に放射され、その際このマイクロ波穿刺アプ
リケータ5の軸と直交する方向に離間して配置された測
定用の電極9と接続された表面アプリケータ8を介して
HF発振部13からの高周波信号を送信し、焼灼表面モ
ニタ部11及び焼灼内部モニタ部12により、電極間の
生体組織7のインピーダンスを測定して、それを焼灼範
囲認識部14にてマイクロ波穿刺アプリケータ5の軸に
直交する方向の焼灼範囲を認識し、認識結果を制御部1
5に送り、治療用マイクロ波の出力を制御するようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生体組織に対し、治
療のためのエネルギを付与して治療を行う治療装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】悪性または良性の腫瘍に対する処置とし
て高周波、ラジオ波、アルゴンビーム、マイクロ波、レ
ーザなど各種のエネルギを用いた、加温や凝固焼灼療法
が実施されるようになっている。特にエネルギの組織深
部到達性に優れるマイクロ波は、たとえば肝小細胞癌の
凝固処置などに広く行われるようになってきている。
【0003】しかしながら本法は、生体の深部で実施さ
れるため直視観察下では施行できず、予め容易されたマ
イクロ波出力値と出力時間のテーブルに従ってマイクロ
波を出力することが未だに一般的であり、症例や部位に
よる血流効果の差を最適に考慮することが困難である。
【0004】また近年では、超音波診断装置を術中併用
して処置部組織の変性をリアルタイムに観測しながら凝
固を行なう手法も提案されている。しかしながら、手技
が煩雑となること、マイクロ波放射時に組織内バブリン
グが発生しやすく超音波観測の視野を妨げる可能性があ
ること、凝固範囲を超音波画像から判別するにあたり術
者による判断の差が介入する余地があること、などが問
題点となっている。
【0005】一方、特開平9−117456に示されれ
るように、処置用、マイクロ波電極から組織に放射され
るマイクロ波の進行波、反射波のレベルを観測して凝固
の程度を推定するアイデアが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マイク
ロ波電極の種類の違いにより判別基準が異なること、マ
イクロ波電極近傍の生体特性から決定される反射波のレ
ベルを判断基準としているため凝固領域の幾何学的寸法
の進展を明確に把握することが容易でないこと、が問題
である。
【0007】本発明は、凝固深達性の優れるマイクロ波
を処置のためのエネルギとして用い、かつその凝固或い
は治療領域の幾何学的拡大を治療用エネルギ供給具(ア
プリケータ)の軸に対して直交する方向において把握し
てマイクロ波の出力を制御できる治療装置を提供するこ
とを第1の目的とする。
【0008】また、本発明は凝固或いは治療領域の幾何
学的拡大を治療用エネルギ供給具(アプリケータ)の軸
に対して直交する方向において把握してマイクロ波の出
力を制御でき、かつ凝固処置の安全性、および簡便性を
確保できる治療装置を提供することも目的とする。
【0009】さらに本発明は、マイクロ波以外の治療エ
ネルギを用いた場合にも、凝固或いは治療領域の幾何学
的拡大を治療用エネルギ供給具(アプリケータ)の軸に
対して直交する方向において明確に把握して治療用エネ
ルギの出力を制御できる治療装置を提供することも目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】先端部を生体組織に穿刺
して治療のための治療用エネルギを生体に付与する処置
部を備えたアプリケータと、前記アプリケータの軸から
離間して配置可能な測定電極と、前記処置部に供給する
治療のための治療用エネルギをマイクロ波の第1の周波
数で供給する治療用エネルギ供給手段と、前記測定電極
に測定用エネルギを、前記第1の周波数と異なる第2の
周波数で供給する測定用エネルギ発生手段と、前記測定
用エネルギ発生手段の出力結果から前記測定電極が配置
され、かつ前記アプリケータの先端部が穿刺された生体
組織のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手
段と、前記インピーダンス測定手段の測定結果により前
記治療用エネルギ供給手段の出力を制御する制御手段
と、を備えたことにより、例えば凝固深達性の優れたマ
イクロ波を治療処置のためのエネルギとして用い、この
周波数とは異なる第2の周波数で、アプリケータの軸か
ら離間した位置に配置した測定電極を介して生体組織の
インピーダンスを測定することにより、アプリケータの
軸に対して直交する方向における凝固等の領域を明確に
把握してマイクロ波の出力を制御できるようにしてい
る。
【0011】また、先端部を生体組織に穿刺して治療の
ための治療用エネルギを生体に付与する処置部を備えた
アプリケータと、前記アプリケータの軸から離間して配
置可能な測定電極と、前記処置部に供給する治療のため
の治療用エネルギを供給する治療用エネルギ供給手段
と、前記測定電極に測定用エネルギを供給する測定用エ
ネルギ発生手段と、前記測定用エネルギ発生手段の出力
結果から前記測定電極が配置され、かつ前記アプリケー
タの先端部が穿刺された生体組織のインピーダンスを測
定するインピーダンス測定手段と、前記インピーダンス
測定手段の測定結果により前記治療用エネルギ供給手段
の出力を制御する制御手段と、を備えたことにより、治
療用エネルギで凝固等の処置を行い、アプリケータの軸
から離間した位置に配置した測定電極を介して生体組織
のインピーダンスを測定することにより、アプリケータ
の軸に対して直交する方向における凝固等の領域を明確
に把握して治療用エネルギの出力を制御できるようにし
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の治療装置
の構成を示し、図2はマイクロ波穿刺アプリケータ及び
焼灼内部モニタ部の構成を示し、図3はマイクロ波出力
とモニタ動作のタイミング関係を示し、図4はマイクロ
波出力量と焼灼レベルの関係を示す。
【0013】図1に示す本発明の第1の実施の形態の凝
固範囲認識機能付き治療装置1は、治療のためのエネル
ギ、より具体的にはマイクロ波のエネルギを発生するマ
イクロ波発振部2を有し、このマイクロ波発振部2で発
振された例えば2450MHzの周波数のマイクロ波は
マイクロ波伝送ケーブル3で伝送され、このマイクロ波
伝送ケーブル3の途中の分岐部4を通りマイクロ波穿刺
アプリケータ5の基端に印加され、このマイクロ波穿刺
アプリケータ5によりその先端側に伝送され、その先端
の処置部としてのマイクロ波放射アンテナ部6からこの
マイクロ波放射アンテナ部6が穿刺された生体組織7の
患部等の治療対象部位にマイクロ波の電気エネルギが照
射される。
【0014】また、この生体組織7に穿刺されたマイク
ロ波穿刺アプリケータ5のマイクロ波放射アンテナ部6
の位置と離間して、より具体的にはマイクロ波穿刺アプ
リケータ5の軸と直交する方向(鉛直方向)に離間し
て、インピーダンスを測定するために生体組織7の表面
に表面アプリケータ8の先端の電極9が設置され、この
表面アプリケータ8の基端は接続ケーブルにより焼灼表
面モニタ部11及び焼灼内部モニタ部12を介して高周
波発振器(HF発振器と略記)13に接続されている。
【0015】また、焼灼表面モニタ部11及び焼灼内部
モニタ部12は接続ケーブルにより、マイクロ波伝送ケ
ーブル3と分岐部4で接続されている。
【0016】上記HF発振器13は例えば350或いは
500kHzの周波数の測定用の高周波信号を発生し、
この高周波信号を焼灼表面モニタ部11及び焼灼内部モ
ニタ部12を介して表面アプリケータ8及びマイクロ波
穿刺アプリケータ5側に送出する。
【0017】焼灼表面モニタ部11及び焼灼内部モニタ
部12はインピーダンス測定手段を内蔵し、インピーダ
ンス測定結果を焼灼範囲認識部14に送る。焼灼範囲認
識部14は入力されたインピーダンス測定結果から焼灼
範囲を認識し、その認識結果を制御部15に送る。
【0018】制御部15は焼灼範囲認識部14からの認
識結果により、マイクロ波出力制御部16を介してマイ
クロ波発振部2の発振出力を制御すると共に、入力部1
7から入力された焼灼範囲,焼灼レベル等の設定値によ
ってもマイクロ波出力制御部16を介してマイクロ波発
振部2の発振出力を制御する。
【0019】また、この制御部15には告知部18が接
続されており、制御部15は焼灼範囲認識部14からの
認識結果等を告知部18に送り、この告知部18は表示
面或いは音声等で術者等に焼灼の状態を告知することが
できるようにしている。
【0020】次に図2を参照してマイクロ波穿刺アプリ
ケータ5及び焼灼内部モニタ部12の構成を説明する。
マイクロ波穿刺アプリケータ5の先端部に設けたマイク
ロ波放射アンテナ部6は、マイクロ波伝送ケーブル3を
構成する同軸ケーブルの同軸中心導体の先端に接続され
る針状電極6Aと、同じく同軸ケーブルの外部導体の先
端に接続される電極6Bからなり、針状電極6Aは生体
組織7に穿刺され、電極6Bは生体組織7の表面に接触
するように配置される。
【0021】また、マイクロ波穿刺アプリケータ5の基
端は図1に示す分岐部4で焼灼表面モニタ部11及び焼
灼内部モニタ部12を介してHF発振部13とも接続さ
れることにより、マイクロ波放射アンテナ部6の針状電
極6A及び電極6Bはインピーダンス測定により焼灼状
態をモニタする電極の機能を兼ねている。
【0022】なお、分岐部4にてマイクロ波がモニタ部
11及び12側へ流れこまないように接続されている。
例えばマイクロ波を遮断し、高周波を通過させるフィル
タ、或いはアイソレータなどを介挿して接続すれば良
い。マイクロ波放射アンテナ部6は、図1に示すように
マイクロ波伝送ケーブル3でマイクロ波発振部2と接続
されている。また、このマイクロ波放射アンテナ部6の
針状電極6Aは、焼灼内部モニタ部12に接続される。
また、マイクロ波放射アンテナ6の電極6Bは、焼灼表
面モニタ部11に接続される。更に、表面アプリケータ
8の電極9は、焼灼内部モニタ部12と焼灼表面モニタ
部11に接続される。
【0023】インピーダンスを測定する焼灼内部モニタ
部12、焼灼表面モニタ部11は、同じ構成であり、測
定しようとする電極が異なるのみであるので、その一方
の例えば焼灼内部モニタ部12に対して図2で説明す
る。
【0024】HF発振部13からの高周波信号はその出
力端から焼灼内部モニタ部12を経てマイクロ波アプリ
ケータ5の同軸中心導体の先端の針状電極6A及び表面
アプリケータ8の電極9を経てこれら針状電極6A及び
電極9間の生体組織7の内部を高周波電流が流れる。
【0025】この高周波電流は焼灼内部モニタ部12に
設けた電流測定部21で測定され、また両電極6A及び
電極9間の高周波電圧は、マイクロ波アプリケータ5及
び表面アプリケータ8の基端側の焼灼内部モニタ部12
に設けた電圧測定部22で測定される。そして、電圧測
定部22で測定された高周波電圧と、電流測定部21で
測定された高周波電流は焼灼内部モニタ部12に設けた
インピーダンス演算部23に送られ、両電極6A及び電
極9間のインピーダンス、つまり生体組織7の内部のイ
ンピーダンスを演算により算出し、焼灼範囲認識部14
に送る。
【0026】これに対し、焼灼表面モニタ部11も、電
流測定部21と、電圧測定部22及びインピーダンス演
算部23を有し、焼灼内部モニタ部12の場合には電極
6Aと電極9間のインピーダンスを測定していた代わり
に、電極6Bと電極9間のインピーダンス、つまり生体
組織7の表面のインピーダンスを測定するようにしてい
る。この焼灼表面モニタ部11で算出したインピーダン
スは焼灼範囲認識部14に送られる。なお、電流測定部
21は、通常の高周波電流計以外に電流プローブを用い
ても良い。
【0027】次に本実施の形態の作用を説明する。マイ
クロ穿刺アプリケータ5は、図2に示すマイクロ波放射
アンテナ部6を先端付近に備えており、マイクロ波放射
アンテナ部6を中心にマイクロ波が放射され、生体組織
7の温度を上昇させて凝固する。
【0028】マイクロ波放射アンテナ部6の電極針状6
Aは生体組織7に刺入され、電極6Bが表面に突き当た
るところで固定する。この状態でマイクロ波を出力する
と、針状電極6Aを中心にほぼ半球に近い焼灼領域がで
きる。焼灼を開始してマイクロ波放射アンテナ部6付近
から凝固範囲が広がってくるのを表面から確認できる。
【0029】針状電極6Aと、表面アプリケータ8の電
極9間のインピーダンスをモニタする焼灼内部モニタ部
12は、焼灼の中心から焼灼されていない表面アプリケ
ータ8の間、つまり焼灼内部の状態をインピーダンスの
変化によりモニタできる。
【0030】また、電極6Bと、表面アプリケータ8の
電極9間のインピーダンスをモニタする焼灼表面モニタ
部11は、焼灼表面の中心から焼灼されていない表面ア
プリケータ8の間、つまり焼灼表面の状態をインピーダ
ンス測定でモニタできる。焼灼内部モニタ部12の検知
結果と、焼灼表面モニタ部11の検知結果は、焼灼範囲
認識部14によって、認識される。
【0031】入力部17から焼灼レベルの程度を設定し
ておくことで、焼灼の状態を音声や表示映像で告知でき
る。また、その結果に応じて、制御部15はマイクロ波
出力制御部16をコントロールし、自動的にマイクロ波
出力を下げたり、停止したりすることができる。
【0032】焼灼の程度によりマイクロ波出力をコント
ロールする例を、図3と図4のタイミングチャートを用
いて説明する。図3は、モニタとマイクロ波出力のタイ
ミングを示す。
【0033】マイクロ波が例えば15秒出力される(図
3(A)でONで示す)と、短い期間、出力が停止し
(Lowレベル又はOFFで示す)、その停止期間に図
3(B)に示すHF発振器13がONして、図3(C)
に示す焼灼内部モニタ12と、図3(D)に示す焼灼表
面モニタ11でのインピーダンスを測定し、その凝固レ
ベルを確認する。測定が終了すると、再びマイクロ波が
15秒出力され、その後インピーダンスを測定する。
【0034】以下、入力部17による設定値に達するま
で、繰り返され、設定値の焼灼レベルに達するとマイク
ロ波出力は停止すると共に、インピーダンス測定のため
のHF出力及びモニタの動作の停止する。
【0035】また、マイクロ波出力時間は入力部17で
可変設定することができ、この時間設定により、この設
定時間に達するまでマイクロ波出力が行われた場合にも
マイクロ波出力を停止すると共に、インピーダンス測定
のためのHF出力及びモニタの動作の停止するようにす
ることもできる。
【0036】図4は、焼灼レベル値(インピーダンス
値)とマイクロ波出力量の関係を示す。図4(A)に示
すように初期のマイクロ波出力量を例えば50Wとし、
図4(B)に示す焼灼レベルに応じて出力を可変させる
ようにした。
【0037】焼灼レベルを1〜5の段階に設定し、その
段階に応じて50W、40W、30Wと減少させ、自動
的に期待する焼灼レベルを行えるようにしている。マイ
クロ波出力量のステップ及び焼灼レベルのステップは、
入力部17で可変設定できる。また、焼灼レベルステッ
プは、インピーダンス値で設定してもよい。
【0038】本実施の形態は以下の効果を有する。凝固
範囲を確認しながら、治療することができるので、安全
性を確保した状態で確実な焼灼治療ができる。つまり、
生体の凝固処置を行なう過程で常に処置部位の生体イン
ピーダンスを測定するため、生体の血流効果や術者の経
験などに左右されずに凝固領域の幾何学的進展度及び凝
固の程度を再現性良く得ることができる。そのため治療
効果、安全性、及び治療操作性の向上を図ることが可能
となる。
【0039】また、凝固深達性の優れたマイクロ波を治
療処置のためのエネルギとして用い、この周波数とは異
なる第2の周波数で、アプリケータの軸から離間した位
置に配置した測定電極を介して生体組織のインピーダン
スを測定することにより、アプリケータの軸に対して直
交する方向における凝固等の処置した領域を明確に把握
してマイクロ波の出力を制御できる。従って、安全性を
確保して、所望とする領域を簡単に処置できる。
【0040】(第2の実施の形態)図5〜図9を参照し
て本発明の第2の実施の形態を説明する。図5は本発明
の第2の実施の形態の治療装置の全体構成を示す。この
治療装置31は治療装置本体(以下、単に本体と略記)
32と、この本体32にマイクロ波伝送ケーブル33を
介して接続されるマイクロ波アプリケータ34と、この
本体32に信号ケーブル35を介して接続される測定用
プローブ36とを有する。
【0041】本体32はマイクロ波による凝固治療を行
うのに適した装置であり、この本体32の前面には、図
6にも示すように表示・設定部37と、マイクロ波コネ
クタ38と、信号コネクタ39とが設けてある。
【0042】マイクロ波コネクタ38にはマイクロ波伝
送ケーブル33を介してマイクロ波アプリケータ34が
接続される。また、信号コネクタ39には信号ケーブル
35を介して測定用プローブ36が接続される。
【0043】測定用プローブ36の先端側の円周上に
は、例えば6つの測定用電極40a〜40fが等間隔、
例えば5mm間隔に配置されている。この図5では、肝
臓41の凝固処置のモニタを行なうために、穿刺したマ
イクロ波アプリケータ34の近傍に、つまりマイクロ波
アプリケータ34の軸と直交する方向に適宜の距離で測
定用プローブ36を穿刺した状態である。
【0044】図6は、本体32の内部のブロック図であ
る。マイクロ波コネクタ38には治療用電源42から凝
固処置用のエネルギが供給される。信号コネクタ39は
8極あり、スイッチング回路43によって任意の電極対
を選択できる。選択された電極対には測定用定電流電源
44が接続される。
【0045】また、フィルタ45を介して電圧センサ4
6が接続される。ここで、測定用定電流電源44の周波
数は治療用電源(より具体的にはマイクロ波発振器)4
2の周波数と大きく異なるもの、例えば数100kHz
の周波数である。フィルタ45は治療用電源42の周波
数成分が電圧センサ46に入力されてノイズとなるのを
取り除くためのものであり、このフィルタは例えば測定
用定電流源44の周波数成分を通すローパスフィルタを
採用できる。
【0046】上記表示・設定部37、治療用電源42、
スイッチング回路43及び測定用定電流電源44はCP
U47によって制御される。信号ケーブル35のピン配
置は、信号コネクタ39に接続した場合に測定用電極4
0aから順に40fまでが信号コネクタ39の端子aか
らfに接続されるようになっている。
【0047】この場合、信号コネクタ39の端子gとh
には何も接続されない。ここでは例として測定用電極4
0a〜40fが6極の場合を説明したが、測定用電極の
数を6極より増減してもよい。
【0048】図7(A)〜(C)は、表示・設定部37
にある状態表示用LED48の変化を示したものであ
る。動作の詳細は後述する。ここで、状態表示用LED
48の(1)は電極対a−b、(2)は電極対b−c、
(3)は電極対c−d、(4)は電極対d−e、(5)
は電極対e−f、(6)は電極対f−g、(7)は電極
対g−hに対応する。
【0049】次に本実施の形態の作用を説明する。図5
に示すように接続した後、初期インピーダンスの記録の
ために表示・設定部37にある図示しない設定ボタンを
押下する。すると、CPU47は図8に示すフローチャ
ートに沿って初期インピーダンスの測定の制御動作を行
う。
【0050】まず、ステップS1の測定用定電流電源4
2をONして電極組み合わせ(C)を初期値(C=1)
にする。ここで、電極組み合わせ(C)の(1)〜
(7)は前述した状態表示LED48の(1)〜(7)
の電極対と同じである。
【0051】次にCPU47はスイッチング回路43を
制御して電極組み合わせ(C)を選択する(S2)。そ
して電圧を測定してインピーダンスを算出し、この電極
対での初期インピーダンスとして記憶する(S3)。
【0052】次のステップS4で、電極組み合わせ
(C)が(7)か否かを判断し、電極組み合わせ(C)
が(7)になるまではCの値をインクリメント、つまり
C=C+1にして(S5)、ステップS2に戻って処理
を繰り返す。
【0053】そして、電極組み合わせ(C)が(7)と
なるまでの全電極組み合わせの測定が終わったら、測定
用定電流電源42をOFFにする(S6)。最後に、初
期インピーダンス値が10kΩ未満場合は電極対が接続
されていると判断して、状態表示LED48の対応する
LEDを点灯させる。
【0054】すると、初期状態は図7(A)のように全
て消灯していた状態表示用LED48が、図7(B)に
示すように(1)〜(5)まで点灯する。この実施の形
態では測定用電極が6極(a〜f)であるため、存在す
る電極対のLED(1)〜(5)までが点灯する。初期
インピーダンスの測定が終了すると、治療を開始でき
る。
【0055】処置を開始する場合は、表示・設定部37
の図示しないスタートスイッチを押下する。すると、図
9に示すフローチャートに従ってCPU47はインピー
ダンス測定の制御動作を行い、測定結果に応じた表示を
行う。
【0056】出力が開始すると、CPU47は測定用定
電流電源42をONして電極組み合わせ(C)を初期値
(C=1)にする(S11)。次にCPU47はスイッ
チング回路43を制御して電極組み合わせ(C)を選択
する(S12)。そして電圧を測定してインピーダンス
を算出する(S13)。
【0057】このインピーダンス値を同じ電極対での初
期インピーダンス値の3倍より大きいか否かを比較し
(S14)、インピーダンス値が初期インピーダンス値
の3倍以下の場合はステップS16に移り、インピーダ
ンス値が初期インピーダンス値の3倍より大きい場合
は、凝固されたと判断して、状態表示用LED48でこ
の電極対に対応するLEDの表示色を変更する(S1
5)。
【0058】次に治療用の出力終了か否かを判断し(S
16)、継続して出力されている場合は、電極組み合わ
せ(C)の値をインクリメントする。但し、最後の組み
合わせ(C=7)の場合は(C)の値を(1)に戻す
(S17)。その後、ステップS12に戻って処理を繰
り返す。そして、術者によって出力が停止された場合
は、測定用定電流電源42をOFF(S18)にして、
この処置を終了する。
【0059】図7(C)は電極対(2)、(3)、
(4)のインピーダンス値がそれぞれ初期インピーダン
ス値の3倍以上になった場合の状態表示用LED48を
示す。この時の凝固範囲49と測定用プローブ36の位
置関係は図7(D)のようになっている。
【0060】ここでは治療用電源とアプリケータ34の
例としてマイクロ波としたが、RF波(ラジオ波)、H
F波でもよいし、超音波でもよい。この時、測定用電源
の周波数(第2の周波数)は治療用電源42に用いた周
波数(例えば第1の周波数とする)に応じてインピーダ
ンスの測定に影響のない周波数に変更すれば良い。ま
た、凝固終了の判断を初期インピーダンス値の3倍とし
たが、初期インピーダンス値の関数であればこれに限ら
ない。
【0061】本実施の形態は以下の効果を有する。本実
施の形態により、凝固範囲をモニタして表示することが
できるので治療の進行具合を把握でき、より確実な処置
を行なうことが出来る。
【0062】(第3の実施の形態)次に図10及び図1
1を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0063】全体の構成は第2の実施の形態と同じであ
る。異なる点として、図10(A)に示すように、表示
・設定部37にある状態表示用LED48の下にそれぞ
れのLEDに対応する処置範囲設定ボタン50が設けて
ある。
【0064】次に本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、第2の実施の形態と同様にセッティングした後、初
期インピーダンスの記録操作を行う。次に、電極対が接
続されていると判断されて点灯している状態表示用LE
D48のうち、処置範囲と指定する部分の処置範囲設定
ボタン50を押す。処置範囲設定ボタン50は押す毎に
点灯/消灯し、点灯している時が指定されている時であ
る。本実施の形態では電極対(2)〜(4)を処置範囲
と指定した場合について示す。図10(B)はこの時の
状態表示LED48と処置範囲設定ボタン50の図であ
る。
【0065】処置を開始する場合は、表示・設定部37
の図示しないスタートスイッチを押下する。すると、図
11に示すフローチャートに従ってインピーダンスを測
定し、その値に基づいて制御を行う。
【0066】出力が開始されると、測定用定電流電源4
2をONして電極組み合わせ(C)を初期値(1)にす
る(S21)。次にスイッチング回路43を制御して電
極組み合わせ(C)を選択する(S22)。そして電圧
を測定してインピーダンスの算出を行う(S23)。次
にこのインピーダンス値が10kΩ以上か否かを判断す
る(S24)。
【0067】10kΩ以上の場合は、この電極対が最初
の接続範囲内(状態表示LED48が点灯している部
分)か否かを判断する(S25)。接続範囲内である場
合は、信号ケーブル35の断線や測定用プローブ36の
抜けが生じたと判断して、出力を停止して図示しないブ
ザーまたはLEDで警告表示を行なう(S26)。その
後、測定用定電流電源42をOFFして(S27)、こ
の処置を終了する。
【0068】ステップS24でインピーダンスが10k
Ω未満の場合、またはステップS25で接続範囲外の場
合は、インピーダンス値を同じ電極対での初期インピー
ダンス値の3倍と比較し(S28)、インピーダンス値
が初期インピーダンス値の3倍以下の場合はステップS
32に移る。
【0069】これに対し、インピーダンス値が初期イン
ピーダンス値の3倍より大きい場合には、凝固されたと
判断して状態表示用LED48でこの電極対に対応する
LEDの表示色を変更する(S29)。次にこの電極対
が設定された処置範囲外であるか判断する(S30)。
処置範囲外の場合は、ステップS26に移り、出力を停
止して図示しないブザーまたはLEDで警告表示を行な
う。その後測定用定電流電源42をOFFして(S2
7)終了する。
【0070】ステップS30で処置範囲内の場合は、全
設定処置範囲が処置完了しているか判断する(S3
1)。全設定処置範囲が処置完了していない場合にはS
32に移る。完了している場合は出力を停止し(S3
3)、ステップS27に移り、測定用定電流電源42を
OFFして終了する。
【0071】図10(C)は、設定された処置範囲を処
置完了した時の状態表示用LED48と処置範囲設定ボ
タン50の図である。この時の凝固範囲と測定用プロー
ブ36の位置関係は第2の実施の形態と同様に図7
(D)のようになっている。
【0072】図11のステップS32では、術者によっ
て出力が停止されたか判断する。停止していない場合
は、電極組み合わせ(C)の値をインクリメントする。
但し、最後の組み合わせ(C=7)の場合は(C=1)
に戻す(S34)。その後、ステップS22に戻って処
理を繰り返す。出力が停止された場合は測定用定電流電
源42をOFF(S27)にして終了する。
【0073】第2の実施の形態と同様、治療用電源とア
プリケータの例としてマイクロ波として説明したが、R
F波、HF波、超音波でもよい。この時、測定用電源の
周波数は治療用電源の周波数に応じてインピーダンスの
測定に影響のない周波数に変更すれば良い。また、凝固
終了の判断を初期インピーダンス値の3倍としたが、初
期インピーダンス値の関数であればこれに限らない。
【0074】本実施の形態は以下の効果を有する。第2
の実施の形態の効果に加えて、処置終了を検知して自動
停止できる。また、測定用プローブのずれや処置範囲の
ずれを検知して警告できるので、より確実な処置を行な
うことが出来る。
【0075】(第4の実施の形態)次に図12及び図1
3を参照して本発明の第4の実施の形態の治療装置を説
明する。図12は治療装置の構成を使用例で示し、図1
3はアプリケータの構成を示す。
【0076】図12に示す治療装置51はマイクロ波の
治療用エネルギを発生すると共に、測定用の高周波エネ
ルギを発生するマイクロ波装置本体(本体と略記)52
と、この本体52のパネルに設けられたコネクタ53、
54にそれぞれマイクロ波伝送用延長ケーブル(第1周
波数用延長ケーブル)55及び、高周波伝送用延長ケー
ブル(第2周波数用延長ケーブル)56を介して接続さ
れるアプリケータ57とを有する。
【0077】このアプリケータ57はマイクロ波を放射
して治療の処置を行う先端がとがった直線(或いは円
柱)形状のアプリケータ本体部58に、測定用高周波電
極部59を、その針状電極をアプリケータ本体部58の
軸から展開可能に設けた構成にしてあり、アプリケータ
本体部58の基端(後端)の同軸コネクタ61がマイク
ロ波伝送用延長ケーブル55と接続され、また測定用高
周波電極部59の基端(後端)のコネクタ62(の端子
63a,63b)が高周波伝送用延長ケーブル56と接
続される。
【0078】図13に示すようにアプリケータ57のア
プリケータ本体部58は先端がとがった円柱形状であ
り、銅または鋼線などからなる中心導体64と、その周
囲を覆うようにその外側に配置された中空の誘電体65
と、この誘電体65を覆うようにその外側に配置された
銅またはステンレスなどからなる金属円筒管66と、例
えば誘電体65と同じのフッ素樹脂などからなる円筒状
のスペーサ67と、中心導体64の先端に電気的に接続
され、銅またはステンレスなどからなる先端導体68
と、先端導体68を中心導体64に電気的に接続する半
田などの接合材69と、先端導体68に設けられた嵌合
手段70と、嵌合手段70に嵌合して設置され、樹脂等
の絶縁材で構成される先端ピン71と、少なくとも先端
導体68と金属円筒管66とを被覆し、フッ素樹脂など
で構成される円筒形状の被覆72と、アプリケータ本体
部58の後端に設置された同軸コネクタ61とを有す
る。
【0079】また、このアプリケータ本体部58の先端
近傍近くでの被覆72或いは先端ピン71上に設置され
た例えば円環形状に構成された導電部からなる測定用電
極(第2周波数用電極)74と、この電極74に接続さ
れたリード線(図示しない)と、針状に形成された測定
用電極(第2周波数用電極)76と、この電極76の絶
縁被覆77と、電極76の進退手段78と、電極74及
び76にそれぞれ独立して電気接続されたリード線79
と、リード線79の後端に接続されたコネクタ62と、
このコネクタ62上に設置された端子63a及び63b
とで高周波アプリケータ部59が構成されている。
【0080】なお、上記進退手段78は、例えばアプリ
ケータ本体部58の外表面上に設けられた電極76の外
径を嵌入できる通路であっても良い。この通路内部に電
極76が挿入され、通路内で前後に進退するように把持
操作されることにより、電極76の先端部を目的とする
測定部位に到達させることができる。
【0081】また、更に進退手段78には電極76の後
端側に接合されたハンドル部が設けられていても良い。
アプリケータ上のハンドルを前後に操作することによ
り、容易に電極76の先端を目的とする測定部位に到達
させることができる。
【0082】次に本実施の形態の作用を説明する。図1
2に示すように、アプリケータ57は生体81内の例え
ば実質臓器である肝臓82に発生した肝小細胞癌などの
被処置部位に到達するように経皮的に穿刺される。この
際、トロッカや超音波観測装置、X線観測装置、MR1
観測装置を併用しても良い。
【0083】また、図12に示すようにアプリケータ5
7を予め本体52に第1周波数用延長ケーブル55と、
第2周波数用延長ケーブル56とによってそれぞれ本体
52のパネル上に備えられたコネクタ53、54に接続
しておく。
【0084】アプリケータ57が穿刺された状態で、さ
らに進退手段78を操作することにより片側の第2周波
数電極76がアプリケータ57における直線状に延びる
アプリケータ本体部58の先端から展開し、アプリケー
タ57の軸に対して略直交する方向(鉛直方向)に近い
状態で生体組織内に刺入される。
【0085】その後、治療に用いるマイクロ波を第1の
周波数として、この周波数と異なり、測定に用いる第2
の周波数、例えば350kHzの数ワット以下の微弱な
高周波が術者の操作により本体52より供給され、生体
81に通電される。供給される高周波の電圧と電流か
ら、第2周波数帯における生体インピーダンスが測定さ
れる。
【0086】測定された生体インピーダンスの値を本体
52内のメモリ等に保存(詳細後述)したうえで本体5
2から、治療のための第1の周波数、例えば2450M
Hzのマイクロ波が術者のスイッチ操作によりアプリケ
ータ57に供給され、スペーサ67を略中心として構成
される第1周波数用電極(本実施の形態においてはマイ
クロ波アンテナ)からマイクロ波が生体内に放射(投
入)されて加熱が開始される。
【0087】生体が加熱される過程において、前述の第
2の周波数による生体インピーダンス検知は連続的に行
われており、逐次インピーダンス値の変化を観測する。
マイクロ波のエネルギ投入量が時間経過とともに増大す
ると、生体組織には加熱→蛋白変性→乾燥(→炭化)と
順次、相変化が発生し凝固領域83が幾何学的に拡大す
る。
【0088】この相変化と第2周波数による生体インピ
ーダンスの変化には相関があるため、予め生体インピー
ダンスに絶対閾値または相対変化量を設定しておけば、
所望の生体の相変化を検出することが可能となる。それ
ゆえ所望の相変化が得られた時点で第1の周波数の出力
を停止すれば、一定の組織凝固の処置を行うことができ
る。
【0089】本実施の形態では特に第2周波数用電極が
アプリケータ本体部58から離れた位置に配置されるた
め、凝固領域の深達方向への拡大を明確に把握すること
が可能となる。
【0090】また、治療のためのエネルギとしては前述
に示したマイクロ波に限定されるものではなく、高周
波、ラジオ波、レーザ、または超音波などを用いても良
いし、上記に示した肝臓82のほかに、脳、舌、前立腺
などに適用することも可能である。
【0091】本実施の形態は以下の効果を有する。本実
施の形態によれば、生体の血流効果や術者の経験則など
の不定要素に左右されず、実質臓器内の処置部位におい
て特にアプリケータの軸の鉛直(深さ)方向においてそ
の幾何学的凝固領域の拡大と凝固状態を常に観測するこ
とができるため、治療効果、安全性、および治療の操作
性を向上することができる。
【0092】(第5の実施の形態)次に図14を参照し
て本発明の第5の実施の形態を説明する。図14に示す
アプリケータ85は図13のアプリケータ57におい
て、アンテナ(スペーサ67)の近位側(後方側)での
被覆72上に設置された例えば円環形状の導電部材から
なる第2周波数用電極86と、この第2周波数用電極8
6に電気的に接続された被覆リード線87とを設けた構
成にしている。
【0093】つまり、図13のアプリケータ57におい
てはその先端側に第2周波数用電極74を設けていた
が、本実施の形態ではその代わりにスペーサ67の近く
でその後方側に第2周波数用電極86を設け、先端側に
第2周波数用電極74を設けるスペースを不要にして、
図13の先端部より短い先端部(より具体的には先端ピ
ン71′)にしてアプリケータ先端部をコンパクト化、
或いは小型化できるようにしている。その他は第4の実
施の形態と同様の構成であり、同一の部材には同じ符号
を付け、その説明を省略する(なお、図13のアプリケ
ータ本体部58及び高周波アプリケータ部59と若干異
なるので、図14ではアプリケータ本体部58及び高周
波アプリケータ部59の符号を省略している)。
【0094】本実施の形態の作用は第4の実施の形態と
同様である。本実施の形態は以下の効果を有する。本実
施の形態によればアプリケータの先端を小型化できるた
め、治療の操作性を向上することができる。
【0095】(第6の実施の形態)次に図15を参照し
て本発明の第6の実施の形態を説明する。図15に示す
アプリケータ91は図14のアプリケータ85におい
て、第2周波数用電極86及び被覆リード線87を設け
る代わりに、第2周波数用電極76と、この電極76の
絶縁被覆77と、進退手段78とにそれぞれ対となる第
2周波数用電極76′と、絶縁被覆77′と、進退手段
78′とを設けている。その他は第5の実施の形態と同
様の構成である。
【0096】つまり、本実施の形態では一対の針状に構
成された第2周波数用電極76及び76′と、絶縁被覆
77及び77′と、進退手段78及び78′とを有す
る。次に本実施の形態の作用を説明する。
【0097】第4の実施の形態のアプリケータ57と比
較して本実施の形態のアプリケータ91は、2つの第2
周波数用電極76、76′を任意に進退させて位置決め
することが可能となる。
【0098】例えば被処置部位の中心にアプリケータ9
1を穿刺し、その後、第2周波数用電極76、76′を
それぞれ処置部の辺縁部に到達するように穿刺、位置決
めする。この操作には超音波観測装置、X線観測装置、
MRI観測装置などを併用すればさらに容易に操作を行
なうことができる。この状態で治療のためのマイクロ波
エネルギを投入すれば、処置部の辺縁部までを確実に凝
固することが可能となる。
【0099】本実施の形態は以下の効果を有する。本実
施の形態によれば任意の2点間で生体インピーダンスの
測定が可能となるため、治療効果及び安全性を更に向上
することができる。
【0100】(第7の実施の形態)次に図16を参照し
て本発明の第7の実施の形態を説明する。図16に示す
アプリケータ95は図15のアプリケータ91におい
て、一対の第2周波数用電極76及び76′と、絶縁被
覆77及び77′の他に、新たに一対の第3周波数用電
極96及び96′と、絶縁被覆97及び97′を進退手
段78′により進退自在に設け、第2周波数用電極96
及び96′はリード線79′により、コネクタ62′の
端子63a′及び63b′に接続している。その他は第
6の実施の形態と同様の構成である。
【0101】つまり、本実施の形態は第6の実施の形態
において、さらに測定用のアプリケータを設けた構成に
している。次に本実施の形態の作用を説明する。
【0102】第4の実施の形態のアプリケータ57と比
較して本実施の形態のアプリケータ95は、一対の第2
周波数用電極と一対の第3周波数用電極を任意に進退さ
せて位置決めすることが可能となる。
【0103】第2周波数用電極対には例えば350kH
zの高周波を、第3周波数用電極対には例えば500k
Hzの高周波を通電して、それぞれ独立して生体インピ
ーダンスを測定する。この状態で治療のためのマイクロ
波エネルギを投入すれば、処置部の辺縁部までを確実に
凝固することが可能となる。
【0104】本実施の形態は以下の効果を有する。本実
施の形態によれば複数の任意の2点間で生体インピーダ
ンスの測定が可能となるため、治療効果及び安全性を更
に向上することができる。
【0105】(第8の実施の形態)次に図17〜19を
参照して本発明の第8の実施の形態を説明する。図17
は本発明の第8の実施の形態の針状マイクロ波アプリケ
ータの構成を示し、図18は針状マイクロ波アプリケー
タの先端側をバルーンを膨らました状態で示し、図19
はバルーンの表面に設けた電極を示す。
【0106】図17に示すように本実施の形態における
針状マイクロ波アプリケータ110は同軸構造になって
おり、先端は内部導体が突出してマイクロ波電極111
aになっている。また、先端部の外部導体はリング状に
露出していてマイクロ波電極111bになっている。こ
のマイクロ波電極111bのすぐ後方にはバルーン11
2が設けてあり、バルーン送気活栓113を利用してバ
ルーン112を膨らますことができる。この図17では
収縮した状態である。
【0107】また、マイクロ波アプリケータ110の後
端には内部導体及び外部導体に接続されたコネクタ10
2と図19に示す測定電極114a〜114e及び内部
導体に接続される測定信号用コネクタ103と、上記バ
ルーン送気活栓113とが設けてある。
【0108】バルーン112を膨らまして肝臓104に
マイクロ波電極111aを穿刺した状態図が図18であ
る。マイクロ波電極111aと111bからマイクロ波
が照射され、図18で斜線で示すような凝固範囲105
が形成される。
【0109】バルーン112の表面には図19に示すよ
うに、同心円の5つの円状測定電極114a〜114e
が内側から順に等間隔で配置されている。この円状測定
電極114a〜114eは測定電極コネクタ103に接
続されている。また、マイクロ波電極111aはマイク
ロ波コネクタ102と測定電極コネクタ103に接続さ
れている。マイクロ波コネクタ102と測定電極コネク
タ103はそれぞれ図示しないマイクロ波発振器とイン
ピーダンス測定器に接続される。
【0110】次に本実施の形態の作用を説明する。図1
8に示すように、マイクロ波電極111aを例えば肝臓
104の組織内に穿刺してマイクロ波電極111bが組
織に接触するように配置する。そしてバルーン送気活栓
113から送気してバルーン112を膨らまし、組織に
密着させる。
【0111】マイクロ波治療実行中に様々な測定電極対
のインピーダンスを測定する。組織の凝固が進むとイン
ピーダンスが高くなることから、このインピーダンスの
推移を観測することで凝固範囲の広がり具合を知ること
が出来る。
【0112】測定電極対111a−114a、111a
−114b、111a−114d、111a−114e
のインピーダンスを測定し、その推移を観測することで
凝固範囲の広がり具合の情報が得られる。また、測定電
極対114a−114b、114b−114c、114
c−114d、114d−114eのインピーダンスを
観測すると、より感度良く凝固範囲の広がり具合の情報
が得られる。
【0113】また、測定電極対111a−114aのイ
ンピーダンスが開放値になった場合、マイクロ波電極1
11aが組織外に抜けてしまったか、マイクロ波電極1
11bが組織に接触していないことがわかる。ここで、
針状マイクロ波アプリケータ110はリジッドでもフレ
キシブルでもよい。
【0114】本実施の形態は以下の効果を有する。この
アプリケータで凝固治療を実施し、その処置範囲の広が
り具合を知ることが出来る。
【0115】(第9の実施の形態)次に図20を参照し
て本発明の第9の実施の形態を説明する。本実施の形態
は図17に示す針状マイクロ波アプリケータ110とバ
ルーン112上に設けた測定電極の形状が異なるのみで
あり、本実施の形態ではバルーン112上の測定電極は
図20に示すように円弧状になっている点である。
【0116】つまり、マイクロ波電極111aの周囲に
円弧状に測定電極対115aと115b、116aと1
16b、117aと117bが同心状に内側から外側に
順次形成されている。その他は第8の実施の形態と同様
である。
【0117】次に本実施の形態の作用を説明する。第8
の実施の形態と同様に、マイクロ波電極111aを組織
内に穿刺してマイクロ波電極111bが組織に接触する
ように配置する。そしてバルーン送気活栓113から送
気してバルーン112を膨らまし、組織に密着させる。
そしてマイクロ波治療実行中に様々な測定電極対のイン
ピーダンスを測定する。組織の凝固が進むとインピーダ
ンスが高くなることから、このインピーダンスの推移を
観測することで凝固範囲の広がり具合を知ることが出来
る。
【0118】測定電極対115a−115b、116a
−116b、117a−117bのインピーダンスを測
定し、その推移を観測することで凝固範囲の広がり具合
の情報が得られる。また、測定電極対115a−116
a、116a−117a、115b−116b、116
b−117bのインピーダンスを観測すると、凝固範囲
の偏りに関する情報が得られる。
【0119】また、マイクロ波電極111aと、例えば
円弧状電極115aのインピーダンスが開放値になった
場合、マイクロ波電極111aが組織外に抜けてしまっ
たか、マイクロ波電極111bが組織に接触していない
ことがわかる。ここで、針状マイクロ波アプリケータ1
10はリジッドでもフレキシブルでもよい。
【0120】本実施の形態は以下の効果を有する。第8
の実施の形態と同様に、このアプリケータで凝固治療を
実施し、その処置範囲の広がり具合を知ることが出来
る。更に凝固範囲の偏り具合の情報も得られる。
【0121】(第10の実施の形態)次に本発明の第1
0の実施の形態を説明する。本実施の形態は第8または
第9の実施の形態で、マイクロ波電極111aが測定電
極コネクタ103に接続されていない構成にしたもので
ある。
【0122】次に本実施の形態の作用を説明する。
【0123】第8の実施の形態と同様に、マイクロ波電
極111aを組織内に穿刺してマイクロ波電極111b
が組織に接触するように配置する。そしてバルーン送気
活栓113から送気してバルーン112を膨らまし、組
織に密着させる。そしてマイクロ波治療実行中に様々な
測定電極対のインピーダンスを測定する。組織の凝固が
進むとインピーダンスが高くなることから、このインピ
ーダンスの推移を観測することで凝固範囲の広がり具合
を知ることが出来る。
【0124】バルーン112上の測定電極が図19の場
合、測定電極対114a−114b、114b−114
c、114c−114d、114d−114eのインピ
ーダンスを測定し、その推移を観測することで凝固範囲
の広がり具合の情報が得られる。
【0125】バルーン112上の測定電極が図20の場
合、測定電極対115a−115b、116a−116
b、117a−117bのインピーダンスを測定し、そ
の推移を観測することで凝固範囲の広がり具合の情報が
得られる。また、測定電極対115a−116a、11
6a−117a、115b−116b、116b−11
7bのインピーダンスを観測すると、凝固範囲の偏りに
関する情報が得られる。
【0126】本実施の形態は以下の効果を有する。第8
または第9の実施の形態と同じ効果が得られる。加え
て、測定電極全てがマイクロ波アンテナと絶縁されてて
いるため、インピーダンス測定器側に必要なフィルタを
設けることが軽減或いは不要となる。
【0127】(第11の実施の形態)次に図21を参照
して本発明の第11の実施の形態を説明する。図21に
示すマイクロ波アプリケータ121は針状マイクロ波ア
プリケータ部122と、この針状マイクロ波アプリケー
タ部122が挿通されるバルーン付きカテーテル部12
3とから構成される。
【0128】針状マイクロ波アプリケータ部122は同
軸構造になっており、先端は内部導体が吐出してマイク
ロ波電極111aになっている。また、先端部の外部導
体は露出していてマイクロ波電極111bになってい
る。マイクロ波電極111a及び111bは針状マイク
ロ波アプリケータ部122の後端のマイクロ波コネクタ
102と接続され、このマイクロ波コネクタ102から
マイクロ波が伝達され、マイクロ波電極111aと11
1bの間を中心としてマイクロ波が照射されるようにな
っている。
【0129】バルーン付きカテーテル部123はその先
端側にバルーン112が設けてあり、バルーン付きカテ
ーテル部123の後端側のバルーン送気活栓113を利
用してバルーン112を膨張、収縮できる。バルーン1
12の表面には図19または図20に示す測定電極があ
り、測定電極コネクタ103に接続されている。
【0130】バルーン付きカテーテル部123には針状
マイクロ波アプリケータ122が挿入可能で、挿入した
状態は図22となり、図17の針状マイクロ波アプリケ
ータ110と同様になる。
【0131】次に本実施の形態の作用を説明する。バル
ーン付きカテーテル部123に針状マイクロ波アプリケ
ータ部122を挿入し、図17に示すバルーン付き針状
マイクロ波アプリケータ110と同様の外観となり、マ
イクロ波電極111aを組織内に穿刺してマイクロ波電
極111bが組織に接触するように配置する。
【0132】そしてバルーン送気活栓113から送気し
てバルーン112を膨らまし、組織に密着させる。そし
てマイクロ波治療実行中に様々な測定電極対のインピー
ダンスを測定する。組織の凝固が進むとインピーダンス
が高くなることから、このインピーダンスの推移を観測
することで凝固範囲の広がり具合を知ることが出来る。
【0133】バルーン112上の測定電極が図19の場
合、測定電極対114a−114b、114b−114
c、114c−114d、114d−114eのインピ
ーダンスを測定し、その推移を観測することで凝固範囲
の広がり具合の情報が得られる。
【0134】バルーン112上の測定電極が図20の場
合、測定電極対115a−115b、116a−116
b、117a−117bのインピーダンスを測定し、そ
の推移を観測することで凝固範囲の広がり具合の情報が
得られる。また、測定電極対115a−116a、11
6a−117a、115b−116b、116b−11
7bのインピーダンスを観測すると、凝固範囲の偏りに
関する情報を得ることができる。
【0135】本実施の形態は以下の効果を有する。他の
実施の形態と同様に凝固治療を行い、その処置範囲の広
がり具合を知ることが出来る。また、測定電極をカテー
テルのバルーン上に配置したので、マイクロ波アプリケ
ータの構造を複雑にすることがない。
【0136】[付記] 1.先端部を生体組織に穿刺して治療のための治療用エ
ネルギを生体に付与する処置部を備えたアプリケータ
と、前記アプリケータの軸から離間して配置可能な測定
電極と、前記処置部に供給する治療のための治療用エネ
ルギをマイクロ波の第1の周波数で供給する治療用エネ
ルギ供給手段と、前記測定電極に測定用エネルギを、前
記第1の周波数と異なる第2の周波数で供給する測定用
エネルギ発生手段と、前記測定用エネルギ発生手段の出
力結果から前記測定電極が配置され、かつ前記アプリケ
ータの先端部が穿刺された生体組織のインピーダンスを
測定するインピーダンス測定手段と、前記インピーダン
ス測定手段の測定結果により前記治療用エネルギ供給手
段の出力を制御する制御手段と、を備えたことを特徴と
する治療装置。
【0137】2.先端部を生体組織に穿刺して治療のた
めの治療用エネルギを生体に付与する処置部を備えたア
プリケータと、前記アプリケータの軸から離間して配置
可能な測定電極と、前記処置部に供給する治療のための
治療用エネルギを供給する治療用エネルギ供給手段と、
前記測定電極に測定用エネルギを供給する測定用エネル
ギ発生手段と、前記測定用エネルギ発生手段の出力結果
から前記測定電極が配置され、かつ前記アプリケータの
先端部が穿刺された生体組織のインピーダンスを測定す
るインピーダンス測定手段と、前記インピーダンス測定
手段の測定結果により前記治療用エネルギ供給手段の出
力を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする治
療装置。
【0138】3.治療のためのエネルギを供給する第1
の周波数発生装置と、測定のためのエネルギを供給する
第2の周波数発生装置と、治療のためのエネルギを生体
に投入する第1周波数用電極を備えた第1アプリケータ
と、第1アプリケータから進退可能に展開、または分離
された位置に配置される少なくとも1つの第2周波数用
電極と、第1アプリケータと第2周波数用電極との間の
インピーダンスを測定する手段と、インピーダンスの測
定結果に応じて第1の周波数の出力を制御する手段と、
からなる治療装置。
【0139】4.付記3に記載の治療装置であり、分離
された位置に配置される少なくとも1つの第2周波数用
電極が、前記第1アプリケータと別体に構成される第2
のアプリケータ上に配置されたもの。 5.付記3または4に記載の治療装置であり、各電極間
を選択的に作動する第2周波数発生手段と、第1周波数
用電極の片側の極と、展開または分離された少なくとも
1つの第2周波数用電極との間のインピーダンスを測定
する手段と、第1周波数用電極の他の片側の極と、展開
または分離された少なくとも1つの第2周波数用電極と
の間のインピーダンスを測定する手段と、それら2つの
測定値に応じて第1の周波数の出力を制御する手段、を
含むもの。
【0140】6.付記5に記載の治療装置であり、特に
第1アプリケータが同軸ケーブルにより構成されてお
り、第1アプリケータの中心導体と第2アプリケータと
の間のインピーダンスを測定する内部焼灼モニタを構成
し、第1アプリケータの外部導体と第2アプリケータと
の間のインピーダンスを測定する表面焼灼モニタを構成
するもの。
【0141】7.付記3〜6のいずれかに記載の治療装
置であり、3つ以上の測定用電極と、当該測定用電極か
ら任意の2極からなる測定用電極対を選択できる電極切
替え手段と、測定用電極対をサンプリングしてインピー
ダンスを測定する測定手段と、獲得したインピーダンス
情報に応じて告知または第1周波数の出力を制御する手
段と、を含むもの。 8.付記7に記載の治療装置で、焼灼範囲を視覚的に表
示する手段を有するもの。
【0142】9.付記7に記載の治療装置で、測定した
インピーダンスが初期インピーダンスの関数から定めら
れる値を超えた場合に、告知または第1周波数の出力を
制御するもの。 10.付記7に記載の治療装置で、予め設定された全処
置範囲のインピーダンスが初期インピーダンスの関数か
た定められる値を超えた場合に、告知または第1周波数
の出力を制御するもの。 11.付記7に記載の治療装置で、予め設定された処置
範囲以外のインピーダンスが初期インピーダンスの関数
から定められる値を超えた場合に、告知または第1周波
数の出力を制御するもの。
【0143】12.付記7に記載の治療装置で、測定し
たインピーダンスが予め決められた上限値を超えた場合
に、告知または第1周波数の出力を制御するもの。 13.第1の周波数が1GHz以上の周波数、第2の周
波数が1GHz以下の周波数である付記3〜12のいず
れかに記載の治療装置。 14.第1の周波数が2450±100MHzであり、
第1周波数用電極がマイクロ波アンテナである付記3〜
13のいずれかに記載の治療装置。
【0144】15.第2の周波数が350±35KHz
である付記3〜14のいずれかに記載の治療装置。 16.第2の周波数が500±50KHzである付記3
〜14のいずれかに記載の治療装置。 17.付記3〜16のいずれかに記載の治療装置に組み
合わされて使用されるアプリケータであり、第1アプリ
ケータ上に設置された少なくとも1つの第2周波数用電
極と、前記第1アプリケータから進退可能に展開する少
なくとも1つの第2周波数電極とを含むもの。
【0145】18.付記3〜16のいずれかに記載の治
療装置に組み合わされて使用されるアプリケータであ
り、進退可能に展開する第2周波数用電極が対を構成す
るもの。 19.付記3〜16のいずれかに記載の治療装置に組み
合わされて使用されるアプリケータであり、進退可能に
展開する第2周波数用電極が複数の対を構成するもの。 20.付記3〜16のいずれかに記載の治療装置に組み
合わされて使用されるアプリケータであり、膨張可能な
バルーンを有し、そのバルーン上に少なくとも1つの第
2周波数用電極が設置されているもの。 21.付記3〜16のいずれかに記載の治療装置に組み
合わされて使用されるカテーテルであり、カテーテル上
に接地された膨張可能なバルーンと、そのバルーン上に
少なくとも1つの第2周波数用電極が設置されているも
の。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、先
端部を生体組織に穿刺して治療のための治療用エネルギ
を生体に付与する処置部を備えたアプリケータと、前記
アプリケータの軸から離間して配置可能な測定電極と、
前記処置部に供給する治療のための治療用エネルギをマ
イクロ波の第1の周波数で供給する治療用エネルギ供給
手段と、前記測定電極に測定用エネルギを、前記第1の
周波数と異なる第2の周波数で供給する測定用エネルギ
発生手段と、前記測定用エネルギ発生手段の出力結果か
ら前記測定電極が配置され、かつ前記アプリケータの先
端部が穿刺された生体組織のインピーダンスを測定する
インピーダンス測定手段と、前記インピーダンス測定手
段の測定結果により前記治療用エネルギ供給手段の出力
を制御する制御手段と、を備えているので、例えば凝固
深達性の優れたマイクロ波を治療処置のためのエネルギ
として用い、この周波数とは異なる第2の周波数で、ア
プリケータの軸から離間した位置に配置した測定電極を
介して生体組織のインピーダンスを測定することによ
り、アプリケータの軸に対して直交する方向における凝
固等の領域を明確に把握してマイクロ波の出力を制御で
きる。
【0147】また、先端部を生体組織に穿刺して治療の
ための治療用エネルギを生体に付与する処置部を備えた
アプリケータと、前記アプリケータの軸から離間して配
置可能な測定電極と、前記処置部に供給する治療のため
の治療用エネルギを供給する治療用エネルギ供給手段
と、前記測定電極に測定用エネルギを供給する測定用エ
ネルギ発生手段と、前記測定用エネルギ発生手段の出力
結果から前記測定電極が配置され、かつ前記アプリケー
タの先端部が穿刺された生体組織のインピーダンスを測
定するインピーダンス測定手段と、前記インピーダンス
測定手段の測定結果により前記治療用エネルギ供給手段
の出力を制御する制御手段と、を備えているので、治療
用エネルギで凝固等の処置を行い、アプリケータの軸か
ら離間した位置に配置した測定電極を介して生体組織の
インピーダンスを測定することにより、アプリケータの
軸に対して直交する方向における凝固等の領域を明確に
把握して治療用エネルギの出力を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の治療装置の構成を
示すブロック図。
【図2】マイクロ波穿刺アプリケータ及び焼灼内部モニ
タ部の構成を示す図。
【図3】マイクロ波出力とモニタ動作のタイミング関係
を示すタイミングチャート図。
【図4】マイクロ波出力量と焼灼レベルの関係を示す説
明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の治療装置の全体構
成を示す図。
【図6】治療装置本体の内部構成を示す図。
【図7】状態表示用LED等による動作説明図。
【図8】設定スイッチを操作後の動作を示すフローチャ
ート図。
【図9】出力開始後の動作を示すフローチャート図。
【図10】本発明の第3の実施の形態における状態表示
用LEDによる動作説明図。
【図11】出力開始後の動作を示すフローチャート図。
【図12】本発明の第4の実施の形態の治療装置の全体
構成を示す図。
【図13】アプリケータの内部構成を示す図。
【図14】本発明の第5の実施の形態におけるアプリケ
ータの内部構成を示す図。
【図15】本発明の第6の実施の形態におけるアプリケ
ータの内部構成を示す図。
【図16】本発明の第7の実施の形態におけるアプリケ
ータの内部構成を示す図。
【図17】本発明の第8の実施の形態における針状マイ
クロ波アプリケータの構成を示す図。
【図18】バルーンを膨らませて治療処置を行っている
先端側を示す図。
【図19】バルーンの表面に設けた測定電極等を示す
図。
【図20】本発明の第9の実施の形態におけるバルーン
の表面に設けた測定電極等を示す図。
【図21】本発明の第11の実施の形態における針状マ
イクロ波アプリケータ部とバルーン付きカテーテル部と
を示す図。
【図22】図21で針状マイクロ波アプリケータ部にバ
ルーン付きカテーテル部を装着した状態の外観図。
【符号の説明】
1…治療装置 2…マイクロ波発振部 3…マイクロ波伝送ケーブル 4…分岐部 5…マイクロ波穿刺アプリケータ 6…マイクロ波放射アンテナ部 7…生体組織 8…表面アプリケータ 9…電極 11…焼灼表面モニタ部 12…焼灼内部モニタ部 13…HF発振部 14…焼灼範囲認識部 15…制御部 16…マイクロ波出力制御部 17…入力部 18…告知部 21…電流測定部 22…電圧測定部 23…インピーダンス演算部 6A…針状電極 6B…電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月12日(1999.8.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】次に本実施の形態の作用を説明する。図1
2に示すように、アプリケータ57は生体81内の例え
ば実質臓器である肝臓82に発生した肝小細胞癌などの
被処置部位に到達するように経皮的に穿刺される。この
際、トロッカや超音波観測装置、X線観測装置、MR
観測装置を併用しても良い。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0145
【補正方法】変更
【補正内容】
【0145】18.付記3〜16のいずれかに記載の治
療装置に組み合わされて使用されるアプリケータであ
り、進退可能に展開する第2周波数用電極が対を構成す
るもの。 19.付記3〜16のいずれかに記載の治療装置に組み
合わされて使用されるアプリケータであり、進退可能に
展開する第2周波数用電極が複数の対を構成するもの。 20.付記3〜16のいずれかに記載の治療装置に組み
合わされて使用されるアプリケータであり、膨張可能な
バルーンを有し、そのバルーン上に少なくとも1つの第
2周波数用電極が設置されているもの。 21.付記3〜16のいずれかに記載の治療装置に組み
合わされて使用されるカテーテルであり、カテーテル上
設置された膨張可能なバルーンと、そのバルーン上に
少なくとも1つの第2周波数用電極が設置されているも
の。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 晴山 典彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 JJ29 KK04 KK07 KK10 KK23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部を生体組織に穿刺して治療のため
    の治療用エネルギを生体に付与する処置部を備えたアプ
    リケータと、 前記アプリケータの軸から離間して配置可能な測定電極
    と、 前記処置部に供給する治療のための治療用エネルギをマ
    イクロ波の第1の周波数で供給する治療用エネルギ供給
    手段と、 前記測定電極に測定用エネルギを、前記第1の周波数と
    異なる第2の周波数で供給する測定用エネルギ発生手段
    と、 前記測定用エネルギ発生手段の出力結果から前記測定電
    極が配置され、かつ前記アプリケータの先端部が穿刺さ
    れた生体組織のインピーダンスを測定するインピーダン
    ス測定手段と、 前記インピーダンス測定手段の測定結果により前記治療
    用エネルギ供給手段の出力を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする治療装置。
  2. 【請求項2】 先端部を生体組織に穿刺して治療のため
    の治療用エネルギを生体に付与する処置部を備えたアプ
    リケータと、 前記アプリケータの軸から離間して配置可能な測定電極
    と、 前記処置部に供給する治療のための治療用エネルギを供
    給する治療用エネルギ供給手段と、 前記測定電極に測定用エネルギを供給する測定用エネル
    ギ発生手段と、 前記測定用エネルギ発生手段の出力結果から前記測定電
    極が配置され、かつ前記アプリケータの先端部が穿刺さ
    れた生体組織のインピーダンスを測定するインピーダン
    ス測定手段と、 前記インピーダンス測定手段の測定結果により前記治療
    用エネルギ供給手段の出力を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする治療装置。
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