JP2001037689A - 伸縮延長管およびこの伸縮延長管を用いた電気掃除機 - Google Patents

伸縮延長管およびこの伸縮延長管を用いた電気掃除機

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JP2001037689A
JP2001037689A JP11220058A JP22005899A JP2001037689A JP 2001037689 A JP2001037689 A JP 2001037689A JP 11220058 A JP11220058 A JP 11220058A JP 22005899 A JP22005899 A JP 22005899A JP 2001037689 A JP2001037689 A JP 2001037689A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、吸込ホース、吸込口体に接続する
接続ピンの組立を容易にするととも導通不良を防止した
電気掃除機の伸縮延長管を提供することにある。 【解決手段】外管本体41の外周壁面に軸方向に沿って
給電レール47を設けた外管40と、前記外管本体41
内に移動可能に挿入される内管本体51、この内管本体
51の一端部側に基部側を固定して取り付けられたブリ
ッジ体56からなる内管50とによって構成された伸縮
延長管30の前記ブリッジ体56に一対の導電性金属棒
57を設け、この導電性金属棒57の一端側を接続ピン
57aとし、他端側に前記給電レール47に摺接する摺
接片57bを設けることにより、接続ピンの接続工程を
なくし組み立てを容易にするとともに、接続不良に起因
する導通不良を防止した伸縮延長管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機に用
いられる伸縮延長管およびこの伸縮延長管を用いた電気
掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気掃除機は、掃除機本体の吸込
口に一端側を接続した吸込ホースの他端側に複数の管か
らなる伸縮延長管を接続し、この伸縮延長管の先端に回
転清掃体を回転させる電動機を備えた床ブラシなどの吸
込口体を接続して掃除をするようにしたものが多く使用
されている。
【0003】そして、上記伸縮延長管(以下単に延長管
という)は、一般には外管とこの外管内にその軸方向に
移動可能に挿入された内管とから構成され、内管の外管
からの突出長を変えて全長を所望の長さに調節するとと
もに、この調節した長さ状態を固定手段によって保持す
るようにしているものである。
【0004】また、前記床ブラシに設けた電動機に電力
を供給するつまり給電するために、掃除機本体側から延
長管に沿わせて設けたコードによってなすようにするも
のが最も基本的な構成であるが、このようにコードを延
長管に配設する構成では、外観も悪く、また、コードが
突出物に引っ掛かって断線するなどの不具合が生じると
いう問題がある。
【0005】この問題を解決するために、前記床ブラシ
の電動機に給電する導体を前記延長管の外管および内管
に配設するように構成したものがある。つまり、内管の
外周壁面にレール状の導体を設け、この内管に設けたレ
ール状の導体に電気的に導通するようにレール状の導体
を外管に設け、外管に対して内管を移動させた際に前記
内管に設けたレール状の導体と、外管に設けたレール状
の導体とを電気的に導通状態に維持して床ブラシに設け
た電動機に給電するように構成されているもの、あるい
は、外管と内管との間に伸縮するコイルバネまたはフレ
キシブルコードなどを配設し、延長管の伸縮に伴ってコ
イルバネを伸縮させまたフレキシブルコードを移動させ
るようにしたものがある。
【0006】このように構成した場合は、延長管の一方
側つまり外管には、この外管を吸込ホースの握り管に接
続した際に、吸込ホースの握り管に設けた弾性板からな
る一対の接続片に接続する接続ピンを設ける必要があ
り、また、延長管の他方側つまり内管には、この内管を
床ブラシの接続管に接続した際に接続管に設けた接続ピ
ンと接続する弾性板からなる接続片を設ける必要があ
る。
【0007】そして、前記延長管の外管に設ける接続ピ
ンおよび内管に設ける接続片は、それぞれ外管に設けた
前記レール状の導体などおよび内管に設けたレール状の
導体などに半田付けなどによって接続しなければならな
いとともに、確実に接続されているかどうかを確認する
ことが必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように回転清掃
体とこの回転清掃体を回転させる電動機とを設けた床ブ
ラシと吸込ホースとを接続する延長管においては、前記
床ブラシの電動機に給電するため、内管の外周壁面に設
けたレール状の導体などと、このレール状の導体などと
電気的に導通させるレール状導体などを外管に設ける構
成とした場合は、延長管の一方側つまり外管に、この外
管を吸込ホースの握り管に接続した際に、吸込ホースの
握り管に設けた弾性板からなる一対の接続片に接続する
接続ピンを設ける必要があり、また、延長管の他方側つ
まり内管に、この内管を床ブラシの接続管に接続した際
に接続管に設けた接続ピンと接続する弾性板からなる接
続片を設ける必要があり、これら接続ピンおよび接続片
は、それぞれ外管に設けたレール状導体など、および内
管に設けたレール状の導体などに半田付けなどによって
接続しなければならないとともに、確実に接続されてい
るかどうかを確認する必要がある。
【0009】このため、接続ピンおよび接続片など部品
が必要であることからコスト的に高くなり、また、接続
ピンおよび接続片をレール状導体などおよび内管に設け
たレール状の導体などに接続する工程を要するととも
に、確実に接続がされたかどうかの確認をするための確
認工程とが必要となるため組立工数が多くなり、この点
からもコスト的に高くなるという問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、外管本
体、この外管本体の外周壁面との間に軸方向に沿う摺動
室を形成するカバー体とから構成された外管と、前記摺
動室内に位置する前記外周壁面に軸方向に沿って設けら
れるとともに、一端側を前記外管本体の一端側に配置さ
れた接触片に接続された一対の給電レールと、前記外管
本体内に移動可能に挿入される内管本体、この内管本体
の一端部側に基部側を固定されるとともに軸方向に沿っ
て形成された複数の係合凹部を有し、内管本体の移動と
ともに前記摺動室内を移動するブリッジ体とから構成さ
れた内管と、一端側を前記内管本体の一端側に軸方向に
向けて突出させた接続ピンとし、他端側に前記給電レー
ルに摺接する摺接片を有するとともに、前記ブリッジ体
に互いに離間させて軸方向に沿って配設された一対の導
電性金属棒と、前記外管本体の他端側のカバー体に設け
られ、前記ブリッジ体に形成した係合凹部に係脱すると
ともに常時は付勢バネによって前記係合凹部に係合する
係合凸部を有する固定手段とから構成した伸縮延長管と
したものである。
【0011】このように請求項1記載の発明は、外管の
外管本体内に移動可能に挿入される内管本体、この内管
本体の一端部側に基部側を固定されるとともに軸方向に
沿って形成された複数の係合凹部を有し、内管本体の移
動とともに前記摺動室内を移動するブリッジ体とから構
成された内管の前記ブリッジ体に一対の導電性金属棒を
設け、この導電性金属棒の一端側を内管本体の一端側に
軸方向に向けて突出させて接続ピンとし、他端側を摺接
片を介して外管の摺動室内に位置する外周壁面に軸方向
に沿って設けられた給電レールに摺接させたことから、
接続ピンは導電性金属棒に一体に形成されるため、接続
ピンを別に設ける必要がなく部品点数を少なくできると
ともに、接続ピンを接続する接続工程および接続状態を
確認するための確認工程をなくすことができることから
組立工数を低減できるとともに安価とすることができる
という作用を有するものである。また、前記導電性金属
棒によってブリッジ体の曲げ強度を大きくでき、また、
この曲げ強度を大きくできることからブリッジ体の厚み
寸法を小さくできるため摺動室を小さくでき伸縮延長管
の外径を小さくできるという作用を有するものである。
【0012】また、請求項2記載の発明は、外管本体、
この外管本体の外周壁面との間に軸方向に沿う摺動室を
形成するカバー体とから構成された外管と、前記摺動室
内に位置する前記外周壁面に軸方向に沿うとともに一端
側に前記外管本体の一端部側に配置される接続片が一体
的に形成された一対の給電レールと、前記外管本体内に
移動可能に挿入される内管本体、この内管本体の一端部
側に基部側を固定されるとともに軸方向に沿って形成さ
れた複数の係合凹部を有し、内管本体の移動とともに前
記摺動室内を移動するブリッジ体とから構成された内管
と、一端側を前記内管本体の一端側に配置された接続ピ
ンに接続され、他端側に前記給電レールに摺接する摺接
片を有するとともに、前記ブリッジ体に互いに離間させ
て軸方向に沿って配設された一対の導電性金属棒と、前
記カバー体の外管本体の他端側に位置する部位に設けら
れ、前記ブリッジ体に形成した係合凹部に係脱するとと
もに、常時付勢バネによって前記係合凹部に係合する係
合凸部を有する固定手段とから構成した伸縮延長管とし
たものである。このように請求項2記載の発明は、外管
本体、この外管本体の外周壁面との間に軸方向に沿う摺
動室を形成するカバー体とから構成された外管の前記摺
動室内に位置する前記外周壁面に軸方向に沿って設けた
一対の給電レールの一端側に前記外管本体の一端部側に
配置される接続片を一体的に形成したことから、接続片
を別に設ける必要がなく部品点数を少なくできるととも
に、接続工程および接続状態を確認するための確認工程
をなくすことができることから組立工数を低減できると
ともに安価とすることができるという作用を有するもの
である。また、請求項3記載の発明は、請求項1記載ま
たは請求項2記載の伸縮延長管の内管の一端側および外
管の一端側をそれぞれ掃除機本体の吸込口に接続した吸
込ホースの握り管および吸込口体の接続管に接続するこ
ととした電気掃除機としたものである。
【0013】このように請求項3記載の発明は、掃除機
本体の吸込口に接続した吸込ホースの握り管と吸込口体
の接続管とを請求項1記載または請求項2記載の伸縮延
長管によって接続した電気掃除機としたことから、請求
項1または請求項2記載の発明の作用に加えて、導電性
金属棒と接続ピン、給電レールと接続片とは一体に形成
されているため、別体に形成されている場合のように長
期に亘る使用においても接続部が離れることによる導通
不良をなくすことができるという作用を有するものであ
る。また、導通不良に起因する吸込口体に設けた電動機
の動作不良を防止できることから掃除の操作性を向上さ
せることができるという作用を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図8に基いて説明する。図1は電気掃除機1
に吸込ホース20、延長管30および吸込口体である床
ブラシ80を接続した状態の斜視図である。そして、前
記電気掃除機1は、従来周知の電気掃除機と同様に構成
されているものである。つまり、上部ケース11と下部
ケース12とを図示しないネジによって結合して一体に
形成され、内部に集塵室(不図示)、送風気室(不図
示)およびリール室(不図示)などが形成された本体ケ
ース10と、この本体ケース10の前記集塵室、送風機
室およびリール室に収納された図示しないフィルター、
電動送風機およびコードリール装置などから構成されて
いる。
【0015】また、前記本体ケース10の前部には前記
集塵室に連通している吸込口13が形成されており、ま
た、本体ケース10つまり上部ケース11には前記図示
しない集塵室の上方に形成された同様に図示しない開口
を開閉する開閉蓋14が設けられており、前記図示しな
い開口を介してフィルターが出し入れできるようになっ
ている。
【0016】また、本体ケース10の後部両側壁には走
行車輪15が取り付けられており、また、前部下面には
図示しない旋回輪が取り付けられているものである。ま
た、本体ケース10内にはマイクロコンピューターなど
からなる制御手段が設けられている。
【0017】また、前記吸込ホース20は、蛇腹状に形
成された可撓性のホース21、このホース21の一端側
に接続され前記本体ケース10の吸込口13に着脱可能
に接続される接続具22および他端側に接続された握り
管である把手部23とから構成されており、そして、こ
の吸込ホース20は前記接続具22を前記本体ケース1
0の吸込口13に嵌合することによって本体ケース10
に接続されるものである。
【0018】また、前記把手部23には、把手24が一
体に設けられており、この把手24の前面部には前記図
示しない電動送風機を制御する複数の制御スイッチ25
が配設されており、これら制御スイッチ25からの制御
信号は図示しないが前記ホース21内に配設された信号
線、前記接続具22に設けた図示しない接続ピンを介し
て本体ケース10内に配設された前記制御手段に送られ
るようになっている。
【0019】また、把手部23の先端部には後述する延
長管30を嵌合させる嵌合口26が形成されており、ま
た、この嵌合口26の上面側(使用する際に上側となる
面側)には、一対のピン挿入穴(不図示)が形成され、
このピン挿入穴の奥部には、延長管30に配設された後
述する導電性金属棒57に接続された接続ピン67aと
電気的に接触する弾性板からなる接続片26aが設けら
れており、この接続片26aは、前記ホース21内に配
設された給電線、および接続具22に設けた前記図示し
ない接続ピンを介して前記コードリール装置を通して電
源と電気的に接続されるようになっている。
【0020】また、把手部23の嵌合口26の上部に
は、図2、図3に示すように接続された延長管30をそ
の状態に保持する操作つまみ27a、係合爪27bおよ
び係合爪27bを後述する内管本体51に設けた係合凹
部52cに係合させる付勢ばね27cとから構成された
固定手段27が設けられている。
【0021】つぎに、吸込ホース20の把手部23の前
記嵌合口26に接続される延長管30について説明す
る。この延長管30は外管40と内管50とから構成さ
れている。そして、前記外管40は、図2ないし図4お
よび図5に示したように、外管本体41、この外管本体
41の上面側に一体に取り付けられたカバー体42とか
ら構成されている。そして、外管本体41の後に詳述す
る内管50側(以下他端側という)には、支持台48が
設けられている。
【0022】また、前記外管本体41の前記他端側端部
には、図5などに示すように端面から所定の長さに亘っ
て径大とした嵌合部41aが形成されており、この嵌合
部41aの奥部には第一のガイド管43が配置され、ま
た、前部側には鍔部44が形成された第二のガイド管4
5が配置され、また、これら第一のガイド管43と第二
のガイド管45との間に位置して両ガイド管43および
45によって位置決めされて断面T字状のシールリング
46(図2、図3においては単に方形断面として示し
た)が配置されている。
【0023】そして、第一のガイド管43および第二の
ガイド管45は後に詳述する前記内管50の内管本体5
1が外管40の外管本体41内を軸方向に移動する際
に、この内管本体51をガイドするものであり、前記シ
ールリング46は外管40の外管本体41の内周面と内
管50の内管本体51の外周面との間から外部の空気が
流入することを防止するように機能するものである。
【0024】また、前記外管本体41の内壁の図2など
において上部には、軸方向に沿って図示しないガイド溝
が形成されており、このガイド溝には前記内管50の内
管本体51の外管40側の端部に設けた同様に図示しな
いストッパーが摺動可能に嵌合し、このストッパーによ
って内管本体51の外管40の外管本体41に対する周
方向への回り止めをするとともに、このストッパーは前
記ガイド溝の前記他端部側に位置する前記第一のガイド
管43の端縁に当接して内管50の外管本体41からの
抜止をするようになっている。
【0025】また、前記カバー体42は図示しないネジ
などの取付手段によって外管本体41の上面側に取り付
けられており、このカバー体42の内面と外管本体41
の外周壁とによって摺動室31(図2ないし図5参照)
が形成されている。この摺動室31に位置する前記外管
本体41の外周壁面には、導電性および弾性を有する材
料からなる薄板で形成された二本の給電レール47が図
4に示すように所定の間隔離間させて軸方向に平行状態
にして図示しないネジによって固定されて配設されてお
り、また、この給電レール47の後述する床ブラシ80
側端部には、前記床ブラシ80の接続管82に設けた接
続ピン83と接続される接続片140が形成されてい
る。
【0026】そして、この接続片140は、プレス加工
によって給電レール47と一体に形成されており、した
がって、従来のように接続片140を半田付けなどによ
り給電レール47に接続する必要はなく、また、一体と
なっていることから電気的導通不良が発生することもな
いものである。
【0027】前記接続片140は図8に示すように、給
電レール47の前記一端部のうちの基部側を一部を連結
した状態で略直角に折り曲げ、この折り曲げた部分のそ
の先端部には、内側つまり前記連結した部分側に向けて
折り曲げて傾斜面とした接触片部141が形成され、ま
た、前記接触片部141の前記連結側近傍にコ字状部1
42が形成されている。
【0028】また、前記外管本体41の前記床ブラシ8
0が接続される側(以下一端側という)の上面には、図
7に示すように貫通孔41pが形成され、また、この貫
通孔41pよりも端部側に位置して、後述する固定手段
70のばね71の一端を支持する突起41bが形成され
ている。
【0029】また、前記上面には同図に示すように、前
記貫通孔41pおよび突起41bの中心を通る中心線を
中心として互いに対向する対向辺41c、41cを有す
る略コ字状に形成された内側リブ41dが形成され、ま
た、この内側リブ41dの前記両対向辺41c、41c
の先端側の外側に位置して対向辺41f、41fを有す
る略コ字状の外側リブ41gが形成されており、また、
対向辺41f、41fの後端側には前記接続片140の
接触片部141の外側部を位置決めする位置決め部41
h、41hが形成されており、そして、外側リブ41g
の先端側片41i、両対向辺41f、41fおよび両位
置決め部41h、41hによって、図7に示すように接
続片140の接触片部141の外側面を位置決めし、ま
た、コ字部142の内側面は前記内側リブ41dの両対
向辺41c、41cの外側面によって位置決めされて外
管本体41に一端側先端部に配置されるものである。
【0030】また、外側リブ41gの先端側片41iに
は前記対向辺41c、41cの外側面に近接した位置に
ピン挿入孔41jの下側半分を形成する半円状の溝が形
成されている。なお、ピン挿入孔41jの上側半分を形
成する半円状の溝は図示しないが前記カバー体42に形
成されている。
【0031】そして、接続片140を外管本体41に配
置したときは、前記接触片部141の傾斜面は互いに対
向するとともに、その先端部141aは前記内側リブ4
1dの対向辺41c、41cの外側面に近接した状態と
なっており、この状態で前記接続管82に設けた接続ピ
ン83が前記ピン挿入孔41jから挿入されると、接続
ピン83は、前記接触片部141の弾性力によって互い
に圧接状態で接触し、このことによって接続ピン83と
接触片部141とは電気的に導通状態に接続されるもの
である。
【0032】また、前記第二のガイド管45の鍔部44
には、つぎにに述べる支持台48に形成した貫通孔48
dを介して前記摺動室31に連通する貫通孔44aが形
成されている。
【0033】また、前記支持台48の内部には軸方向に
沿って形成され前記摺動室31に連通する前記貫通孔4
8dが設けられている。また、支持台48の上壁の軸方
向略中間部には貫通孔48aが形成され、また、その他
端部にはバネ受突起48bが形成されている。また、支
持台48の前記貫通孔48aとバネ受突起48bとの間
の両側にはそれぞれ軸受部48c(図5参照)が形成さ
れている。
【0034】また、前記外管本体41の上面には図4、
図7に示すように互いに対向するとともに軸方向に沿っ
て形成された一対の嵌合リブ41kが形成され、この両
嵌合リブ41kの間には図示しないネジ穴が形成されて
おり、このネジ穴に対応して前記給電レール47の長手
方向両端部を図示しないネジ孔が形成されており、この
ネジ孔に図示しないネジを挿通すて前記ネジ穴に螺合す
ることにより、給電レール47は外管本体41に取り付
けられるものである。
【0035】また、前記カバー体42は、図4に示すよ
うに断面略コ字状に形成され、その両側には互いに対向
するとともに前記外管本体41に形成した嵌合リブ41
kに長手方向側壁を嵌合させて前記図示しないネジによ
って外管本体41に取り付けられるものである。
【0036】また、前記支持台48に対向するカバー体
42の上面には、つぎに説明する固定手段60の操作つ
まみ64を露出させるための方形状の開口42mが形成
されている。
【0037】そして、この固定手段60は、図5などに
示すように外管40の外管本体41の前記他端側の前記
カバー体42と外管本体41の外周面との間に形成した
前記摺動室31に設けられているものであり、ブリッジ
体56に形成した係合凹部56aに係脱する係合凸部と
しての係止体61、この係止体61を離脱させる方向に
移動させるアーム66および係合させるように押圧する
押圧突起65bを有する操作つまみ64、前記係止体6
1を係合凹部56aに係合させる方向に付勢するように
操作つまみ64を付勢する付勢バネ69とから構成され
ているものである。
【0038】そして、前記係止体61は、円柱体状に形
成されるとともに、図5などに示すように軸方向上端側
には、環状の鍔部62が形成されており、その下方部先
端部は係合部となっているものである。
【0039】また、前記操作つまみ64は、天井壁65
aを底壁とし下方を開放した有底箱状に形成されたつま
み部65と、このつまみ部65に一体に取り付けられる
とともに互いに離間した一対のアーム66とから構成さ
れている。また、つまみ部65の両側壁には軸68が形
成されており、この軸68の下側を前記軸受部48cに
軸支するとともに上側を前記カバー42に前記軸受部4
8cと対向して形成した図示しない軸受部に軸支して前
記支持台48に配置されて摺動室31に設けられている
ものである。
【0040】また、前記両アーム66の先端部は、前記
係止体61の鍔部62の下面に当接しており、操作つま
み64が軸68を支点として図5において反時計方向に
回動すると、この回動に伴って前記係止体61を上方に
移動させてその先端部つまり係合部を前記ブリッジ体5
6に形成した係合凹部56aから離脱させるように機能
するものである。
【0041】また、つまみ部65の天井壁65aの前記
係止体61の上端面に対向する位置には、前記押圧突起
65bが形成されており、また、天井壁65aの前記押
圧突起65bの反対側には、バネ受突起65cが形成さ
れている。
【0042】そして、このバネ受突起65cと前記支持
台48に形成したバネ受突起48bに前記付勢バネ69
であるコイルバネの両端部が嵌合して取り付けられてい
るものである。
【0043】また、前記押圧突起65bは操作つまみ6
4が前記付勢バネ69によって、図5において時計方向
に回動させられたとき、係止体61の上端面を押圧して
係止体61の先端部すなわち係合部を係合凹部56aに
係合させるように機能するものである。
【0044】つまり、操作つまみ64が付勢バネ69に
よって付勢されて軸68を支点として時計方向に回動さ
せられると、係止体61は前記付勢バネ69の付勢力に
よって押圧される押圧突起65bによって押圧されて係
合凹部56aに係合し、操作つまみ64を指先によって
前記付勢バネ69の付勢力に抗して押圧して反時計方向
に回動すると係止体61は、その鍔部62の下面に当接
しているアーム66によって上方に押上げられるつまり
移動し前記係合凹部56aから離脱するものである。
【0045】そして、係止体61が係合孔凹部56aか
ら離脱した状態では、後に詳述する内管50は外管40
に対して軸方向に移動させることができ、このことによ
って延長管30を所望の長さに調節できるものである。
【0046】なお、固定手段60は、上記のように前記
貫通孔48aを介してその先端部を係合凹部56aに係
脱する係止体61と、この係合体61を係合凹部56a
から係脱する方向に移動させるアーム66および係止体
61を係合凹部孔56aに係合させる方向に押圧する押
圧突起65bを有し支点軸である軸68を介して外管4
0に回動可能に設けられた操作つまみ64と、前記押圧
突起65bが係合体61を押圧する方向に付勢する付勢
バネ69とによって構成されているものであることから
その構成を簡単にできるものである。
【0047】また、外管40の一端側の前記摺動室31
内には、後述する床ブラシ80の接続管82を抜止して
固定する固定手段70が設けられており、この固定手段
70は先端部に係合爪72が形成されるとともに軸73
を回動支点として配設された操作つまみ71と、この操
作つまみ71を軸73を回動支点として係合爪72を前
記外管本体41に形成した貫通孔41aから常時管内に
突出させるように付勢するコイルバネ74とから構成さ
れている。また、前記操作つまみ71はカバー体42に
形成した開口42nから外部に露出している。
【0048】なお、前記コイルバネ74は、前記突起4
1bと突起75とによって両端を位置決めされて取り付
けられている。
【0049】つぎに、前記内管50について説明する。
この内管50は、前記外管40の外管本体41内に軸方
向に移動可能に挿入される内管本体51と、この内管本
体51に取り付けられたブリッジ体56とから構成され
ている。
【0050】そして、前記内管本体51の前記把手部2
3側(以下一端側という)には、この把手部23に形成
した接続口26に嵌合する嵌合筒部52が形成されてお
り、この嵌合筒部52の先端部には、環状溝52a(図
4参照)が形成されており、この嵌合溝52aには前記
接続口26の内周壁との気密性を保持するためのシール
リング52bが取り付けられている。
【0051】また、嵌合筒部52には、この嵌合筒部5
2を前記接続口26に嵌合接続した際に、把手部23に
設けた前記固定手段27の係合爪27bが係合する係合
凹部52cが形成されており、この嵌合凹部52cと係
合爪27bとの係合により嵌合筒部52つまり延長管3
0の内管50は抜け止めされるようになっているもので
ある。
【0052】また、内管本体51の一端側には径大とし
た環状部53が形成されており、この環状部53の一端
側端面は、前記把手部23の嵌合口26の先端部に当接
する位置決め面53aとなっており、また、環状部53
の上面側(使用時に上面となる側)には、上方を開口し
た凹部53bが形成されており、この凹部53bにはね
じ穴が形成された取付ボス53cが形成されている。ま
た、前記凹部53bの開口は、前記取付ボス53cに螺
合するねじ58によって取り付けられる蓋部材53dに
よって覆われるようになっている。
【0053】また、前記ブリッジ体56は、合成樹脂か
らなり図6に示すように断面略方形状とした短冊状に形
成されており、また、内部には互いに離間させて平行に
配置した一対の導電性金属棒(以下金属棒という)57
が一体成型により埋設されている。そして、この金属棒
57の一端側は前記ブリッジ体56の一端側(基部側)
の端面より軸方向沿って突出させてあり、この突出させ
た部分は前記把手部23の接続口26に設けた一対の接
続片26aに圧接状態で接触する接続ピン57aとなっ
ている。つまり、金属棒57の一端部側を接続ピン57
aとしたものであり、このことによって、接続ピンを半
田付けなどにより接続する必要はなく、また、接続不良
による電気的導通不良が生じることはないものである。
【0054】また、金属棒57の他端(先端)側には、
導電性および弾性を有する薄板からなる摺接片57bが
接続されており、この摺接片57bの先端部は前記給電
レール47に圧接状態で摺接し、給電レール47と金属
棒57とを電気的に導通状態とさせるものである。
【0055】また、ブリッジ体56に上面には、長手方
向に沿って複数の係合凹部56aが所定間隔置きに形成
されており、この係合凹部56aには前記固定手段60
の係合凸部としての係止体61が係脱可能に係合するよ
うになっている。
【0056】そして、前記ブリッジ体56の前記接続ピ
ン57aが突出した側には、前記凹部53bに形成した
取付ボス53cが嵌合する嵌合凹部56bが形成され、
この嵌合凹部56bの中心部には前記ねじ58を貫通さ
せる貫通孔56cが形成されている。
【0057】そして、ブリッジ体56の内管本体51へ
の取付は、前記嵌合凹部56bを前記取付ボス53cに
嵌合させることによりその一端側つまり基部側を凹部5
3c内に位置させた後、前記蓋部材53dを凹部53b
の開口を覆うように配置し、前記ねじ58を前記取付ボ
ス53cに螺合することによって片持ち状態として取り
付けられるものである。
【0058】そして、ブリッジ体56を内管本体51に
取り付けた状態では、内管本体51の外周壁と小間隙を
介して軸方向に平行に位置しているものである。
【0059】そして、内管50の外管40への取付は、
内管本体51の他端側端部を外管40の外管本体41の
他端側から挿入し、また、ブリッジ体56の先端を前記
開口44aを介して摺動室31内に挿入することによっ
てなされ、取り付けられた状態では、ブリッジ体56の
先端側に設けられている前記摺接片57bは前記給電レ
ール47の圧接しており、内管50を外管40に対して
軸方向に移動させると摺接片57bは、給電レール47
に圧接しつつ移動つまり摺接するものである。
【0060】つぎに、前記延長管30の内管50の先端
部に接続される床ブラシ80について説明する。この床
ブラシ80は、床ブラシ本体に電動機とこの電動機によ
って駆動される回転清掃体が設けられた形式の従来周知
の床ブラシと同様に構成されているものである。
【0061】つまり、図示しないが下面に開口した吸込
開口を有する吸込室内に回転清掃体およびこの回転清掃
体を駆動する電動機が配設された床ブラシ本体81、こ
の床ブラシ本体81に回動可能に取り付けられた接続管
82とから構成されている(図1参照)。
【0062】そして、前記接続管82の内管50に接続
される側には、一対の接続ピン83が突設されており、
この接続ピン83は前記外管40の一端側端面に設けた
挿入孔41jに挿入され前記接続片140の接触片部1
41に圧接状態で接触し、このことによって接続片14
0と接続ピン83とは電気的に導通状態となるものであ
る。また、前記接続ピン83は、前記図示しないリード
線を介して同様に図示しない電動機に接続されている。
そして、接続管82を外管40に接続したときに前記接
続片140、接続ピン83および図示しないリード線を
介して前記図示しない電動機に給電できるようになって
いる。
【0063】また、前記接続管82の先端部には、図2
に示すように前記操作つまみ71に設けた係合爪72が
係合する係合凹部85が形成されており、接続管82を
外管40に嵌合すると前記係合爪72が前記係合凹部8
5に係合し、このことによって前記床ブラシ80は外管
40つまり延長管30に確実に接続されるものである。
【0064】そして、床ブラシ80を延長管30から取
外すときは指先によって前記操作つまみ71を前記コイ
ルバネ74の付勢力に抗して押して係合爪72を係合凹
部85から離脱させた状態で接続管82を外管40から
引き抜くことによってなされる。
【0065】つぎに、上記のように構成された延長管3
0を伸縮させる場合の動作について説明する。延長管3
0を伸縮させる場合は、まず、操作つまみ64を指先に
よって前記付勢バネ69の付勢力に抗して押圧して反時
計方向に回動させる。すると上述したように係止体61
は、その鍔部62の下面に当接しているアーム66によ
って上方に移動させられ、前記ブリッジ体56に形成し
た係合凹部56aから離脱する。この状態では内管50
は軸方向の移動の規制が解除され、外管40内を自由に
移動させることができることから、内管50を外管40
に対して軸方向に移動させて所望の長さに調節する。
【0066】そして、この調節の際に内管50を外管4
0に対して移動つまり相対移動させると、前記摺動室3
1内にある前記ブリッジ体56は、前記内管50つまり
内管本体51と一体に移動し、その先端部に設けた摺接
片57bも同時に給電レール47に摺接しつつ移動す
る。つまり、延長管30を伸縮させるために内管50を
外管40に対して移動させたとしても、給電レール47
とブリッジ体56に設けた金属棒57とは前記摺接片5
7bを介して常に電気的導通状態に維持されるものであ
る。
【0067】そして、延長管30を前記所望の長さに調
節した後、前記操作つまみ64の押圧を解除する。この
解除により操作つまみ64は付勢バネ69によって軸6
8を支点として時計方向に回動し、押圧突起65bによ
って係止体61は下方に向けて押圧され、その先端部つ
まり係合部は前記ブリッジ体56の係合凹部56a内に
入り込み係合する。
【0068】この係合によって内管50の外管40に対
する軸方向への移動は規制され、その状態に確実に保持
される。そして、係合凹部56aは内管50の軸方向と
直交する方向を軸方向とした穴として形成され、また、
係止体61も同様に内管50および外管40の軸方向と
直交する方向に移動して前記係合凹部56aに係合する
ものであることから、掃除中に内管50に軸方向に向か
う強い力が加わったとしても、係止体61が係合凹部5
6aから離脱することはなく、前記所望の長さに調節し
た状態に確実に保持されるものである。
【0069】したがって、掃除中に延長管30は所望の
長さに確実に保持されることから、掃除中に延長管30
が縮んで短くなるようなことはなく、床ブラシ80の操
作性を向上させることができるものである。
【0070】そして、前記延長管30を用いて掃除をす
る場合は、掃除機本体10の接続口13に吸込ホース2
0の接続具22を接続し、この吸込ホース20の把手部
23の接続口26に前記延長管30の一端側つまり内管
50の内管本体51の嵌合筒部52を嵌合させて接続す
る。この接続によって嵌合筒部52に設けた係合凹部5
2cに固定手段27の係合爪27bが係合し抜け止めさ
れ、また、ブリッジ体56に設けた接続ピン57aは接
続片26aに圧接し電気的に導通状態となる。
【0071】つぎに、延長管30の外管40の外管本体
41の一端側に形成された接続口49に、床ブラシ80
の接続管82を嵌合して接続する。この接続によって接
続管82に形成した係合凹部85に固定手段70の係合
爪72が係合し抜け止めされ、また、給電レール47に
一体に形成した接続片140の接触片部141に接続ピ
ン83が圧接し電気的に導通状態となる。
【0072】そして、延長管30を上述した手順により
内管50を外管40に対して移動させて所望の長さに設
定し、制御スイッチ25を操作して電動送風機を駆動さ
せるとともに、床ブラシ80に設けた電動機を駆動させ
回転清掃体を回転させて掃除をするものである。
【0073】上述のように、摺動室31内にブリッジ体
56を挿入する構成として、この摺動室31すなわち塵
埃を含んだ吸込風とは隔離した室内で給電レール47と
金属棒57の摺接片57bとを摺動させるようにしたこ
とから接触不良を防止できる。しかも、上記延長管30
は、外管40の外管本体41内に移動可能に挿入される
内管本体51、この内管本体51の一端部側に基部側を
固定されるとともに軸方向に沿って形成された複数の係
合凹部56aを有するブリッジ体56とから構成された
内管50の前記ブリッジ体56に一対の金属棒57を設
け、この金属棒57の一端側を内管本体51の一端側に
軸方向に向けて突出させて接続ピン57aとし、他端側
を摺接片57bを介して外管40の摺動室31内に位置
する外周壁面に軸方向に沿って設けられた給電レール4
7に摺接させたことから、前記金属棒57つまり内管5
0に設けた導体の一端側先端を接続ピンとしたことか
ら、接続ピンを別に設ける必要がなく部品点数を少なく
できるとともに、接続工程および接続状態を確認するた
めの確認工程をなくすことができることから組立工数を
低減できるとともに安価とすることができるものであ
る。また、前記金属棒57によって接触不良を防止する
ために摺動室31内に挿入されるブリッジ体56の曲げ
強度を大きくでき、また、この曲げ強度を大きくできる
ことからブリッジ体56の厚み寸法を小さくできるため
摺動室を小さくでき伸縮延長管の外径を小さくできるも
のである。
【0074】また、外管40を、外管本体41とこの外
管本体41の外周壁面との間に軸方向に沿う摺動室31
を形成するカバー体42とから構成し、外管本体41の
外周壁面とカバー体42との間に軸方向に沿って形成さ
れた摺動室31の前記外周壁面に軸方向に沿って設けた
一対の給電レール47の一端側に外管本体41の一端部
側に配置される接続片140を一体的に形成したことか
ら、接続片を別に設ける必要がなく部品点数を少なくで
きるとともに、接続工程および接続状態を確認するため
の確認工程をなくすことができることから組立工数を低
減できるとともに安価とすることができるものである。
【0075】上記延長管30は金属棒57と接続ピン5
7a、給電レール47と接続片140とは一体に形成さ
れていることから、長期に亘る使用においても別体に形
成されている場合のように接続部が剥離することによる
導通不良をなくすことができ、また、導通不良に起因す
る吸込口体に設けた電動機の動作不良を防止できること
から掃除の操作性を向上させることができるものであ
る。
【0076】なお、上記実施の形態においては、金属棒
57と接続ピン57a、および給電レール47と接続片
140の両方をそれぞれ一体に形成する構成としたが、
これはその効果は半減するとしても、いずれか一方のみ
を一体に形成し、他方は従来と同様に別体として半田付
けなどにより接続するようにしてもよいものである。
【0077】また、上記実施の形態においては、ブリッ
ジ体56を合成樹脂で形成したが、これは金属板で形成
してもよく、この場合は金属棒をブリッジ体56と電気
的に絶縁して取り付けるようにすればよい。そして、ブ
リッジ体56を金属板で形成した場合は、金属棒を電気
的に絶縁しなければならないものの、ブリッジ体の曲げ
強度を増加させることができることから、ブリッジ体の
厚み寸法を小さくできるため、摺動室31を小さくで
き、したがって、延長管の外径を小さくできるものであ
る。
【0078】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、外
管の外管本体内に移動可能に挿入される内管本体、この
内管本体の一端部側に基部側を固定されるとともに軸方
向に沿って形成された複数の係合凹部を有し、内管本体
の移動とともに前記摺動室内を移動するブリッジ体とか
ら構成された内管の前記ブリッジ体に一対の導電性金属
棒を設け、この導電性金属棒の一端側を内管本体の一端
側に軸方向に向けて突出させて接続ピンとし、他端側を
摺接片を介して外管の摺動室内に位置する外周壁面に軸
方向に沿って設けられた給電レールに摺接させたことか
ら、接続ピンは導電性金属棒に一体に形成されるため、
接続ピンを別に設ける必要がなく部品点数を少なくでき
るとともに、接続ピンを接続する接続工程および接続状
態を確認するための確認工程をなくすことができること
から組立工数を低減できるとともに安価とすることがで
きるという効果を有するものである。また、前記導電性
帰属棒によってブリッジ体の曲げ強度を大きくでき、ま
た、この曲げ強度を大きくできることからブリッジ体の
厚み寸法を小さくできるため摺動室を小さくでき伸縮延
長管の外径を小さくできるという効果を有するものであ
る。
【0079】また、請求項2記載の発明は、外管本体、
この外管本体の外周壁面との間に軸方向に沿う摺動室を
形成するカバー体とから構成された外管の前記摺動室内
に位置する前記外周壁面に軸方向に沿って設けた一対の
給電レールの一端側に前記外管本体の一端部側に配置さ
れる接続片を一体的に形成したことから、接続片を別に
設ける必要がなく部品点数を少なくできるとともに、接
続工程および接続状態を確認するための確認工程をなく
すことができることから組立工数を低減できるとともに
安価とすることができるという効果を有するものであ
る。また、請求項3記載の発明は、掃除機本体の吸込口
に接続した吸込ホースの握り管と吸込口体の接続管とを
請求項1記載または請求項2記載の伸縮延長管によって
接続した電気掃除機としたことから、請求項1または請
求項2記載の発明の作用に加えて、導電性金属棒と接続
ピン、給電レールと接続片とは一体に形成されているた
め、別体に形成されている場合のように長期に亘る使用
においても接続部が離れることによる導通不良をなくす
ことができるという効果を有するものである。また、導
通不良に起因する吸込口体に設けた電動機の動作不良を
防止できることから掃除の操作性を向上させることがで
きるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電気掃除機の斜視図。
【図2】上記電気掃除機の伸縮延長管の断面図。
【図3】上記伸縮延長管を中間部の一部を省略して示し
た断面図。
【図4】上記伸縮延長管の外管と内管を分解して状態を
示す図。
【図5】上記伸縮延長管の外管の内管側端部の拡大断面
図。
【図6】上記伸縮延長管の外管の内管側端部を軸方向と
直交する方向に断面した断面図(図5におけるA−A線
での断面図)。
【図7】上記伸縮延長管の接続片を外管本体に取り付け
た状態を示す平面図(カバー体を取外した状態)。
【図8】上記接続片の斜視図。
【符号の説明】
1 電気掃除機 10 電気掃除機の本体ケース 13 吸込口 26 把手部(握り管) 30 伸縮延長管 31 摺動室 40 外管 41 外管本体 42 カバー体 47 給電レール 50 内管 51 内管本体 56 ブリッジ体 56a 係合凹部 57 導電性金属棒 57a 接続ピン 57b 摺接片 60 固定手段 61 係止体(係合凸部) 69 付勢バネ 140 接続片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管本体、この外管本体の外周壁面との
    間に軸方向に沿う摺動室を形成するカバー体とから構成
    された外管と、前記摺動室内に位置する前記外周壁面に
    軸方向に沿って設けられるとともに、一端側を前記外管
    本体の一端側に配置された接触片に接続された一対の給
    電レールと、前記外管本体内に移動可能に挿入される内
    管本体、この内管本体の一端部側に基部側を固定される
    とともに軸方向に沿って形成された複数の係合凹部を有
    し、内管本体の移動とともに前記摺動室内を移動するブ
    リッジ体とから構成された内管と、一端側を前記内管本
    体の一端側に軸方向に向けて突出させた接続ピンとし、
    他端側に前記給電レールに摺接する摺接片を有するとと
    もに、前記ブリッジ体に互いに離間させて軸方向に沿っ
    て配設された一対の導電性金属棒と、前記外管本体の他
    端側のカバー体に設けられ、前記ブリッジ体に形成した
    係合凹部に係脱するとともに常時は付勢バネによって前
    記係合凹部に係合する係合凸部を有する固定手段とから
    構成したことを特徴とする伸縮延長管。
  2. 【請求項2】 外管本体、この外管本体の外周壁面との
    間に軸方向に沿う摺動室を形成するカバー体とから構成
    された外管と、前記摺動室内に位置する前記外周壁面に
    軸方向に沿うとともに一端側に前記管本体の一端部側に
    配置される接続片が一体的に形成された一対の給電レー
    ルと、前記外管本体内に移動可能に挿入される内管本
    体、この内管本体の一端部側に基部側を固定されるとと
    もに軸方向に沿って形成された複数の係合凹部を有し、
    内管本体の移動とともに前記摺動室内を移動するブリッ
    ジ体とから構成された内管と、一端側を前記内管本体の
    一端側に配置された接続ピンに接続され、他端側に前記
    給電レールに摺接する摺接片を有するとともに、前記ブ
    リッジ体に互いに離間させて軸方向に沿って配設された
    一対の導電性金属棒と、前記カバー体の外管本体の他端
    側に位置する部位に設けられ、前記ブリッジ体に形成し
    た係合凹部に係脱するとともに、常時付勢バネによって
    前記係合凹部に係合する係合凸部を有する固定手段とか
    ら構成したことを特徴とする伸縮延長管。
  3. 【請求項3】 請求項1記載ないし請求項2記載の伸縮
    延長管の内管の一端側および外管の一端側をそれぞれ掃
    除機本体の吸込口に接続した吸込ホースの握り管および
    吸込口体の接続管に接続することを特徴とする電気掃除
    機。
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