JP2001017365A - 伸縮延長管およびこの伸縮延長管を用いた電気掃除機 - Google Patents

伸縮延長管およびこの伸縮延長管を用いた電気掃除機

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JP2001017365A
JP2001017365A JP11190475A JP19047599A JP2001017365A JP 2001017365 A JP2001017365 A JP 2001017365A JP 11190475 A JP11190475 A JP 11190475A JP 19047599 A JP19047599 A JP 19047599A JP 2001017365 A JP2001017365 A JP 2001017365A
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pipe
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Akira Torisawa
陽 鳥澤
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、延長管に設けた給電レールの導通
不良を防止し吸込口体の電動機に良好に給電できる電気
掃除機の伸縮延長管を提供することにある。 【解決手段】管本体41とこの管本体41の外周壁面と
の間に摺動室31を形成するカバー体42とからなる外
管40の前記外周面に給電レール47を設け、前記管本
体41内を軸方向に移動する管本体51とブリッジ体5
3とからなる内管50の前記ブリッジ体53にリード線
54(給電導体)とこのリード線54に接続され前記給
電レール47に摺接する摺接片56を設け、前記リード
線54の端部に接続した接続片54aを介して床ブラシ
(吸込口体)の電動機に給電するようにし、前記給電レ
ール47を塵埃を含ん吸込風に触れないようにして導通
不良を防止した伸縮延長管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機に用
いられる伸縮延長管およびこの伸縮延長管を用いた電気
掃除に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気掃除機は、掃除機本体の吸込
口に一端側を接続した吸込ホースの他端側に複数の管か
らなる伸縮延長管を接続し、この伸縮延長管の先端に回
転清掃体を回転させる電動機を備えた床ブラシなどの吸
込口体を接続して掃除をするようにしたもが多く使用さ
れている。
【0003】そして、上記伸縮延長管(以下単に延長管
という)は、一般には外管とこの外管内にその軸方向に
移動可能に挿入された内管とから構成され、内管の外管
からの突出長を変えて全長を所望の長さに調節するとと
もに、この調節した長さ状態を固定手段によって保持す
るようにしているものである。
【0004】また、前記床ブラシに設けた電動機に電力
を供給するつまり給電するために、掃除機本体側から延
長管に沿わせて設けたコードによってなすようにするも
のが最も基本的な構成であるが、このようにコードを延
長管に配設する構成では、外観も悪く、また、コードが
突出物に引っ掛かって断線するなどの不具合が生じるる
という問題がある。この問題を解決するためには前記床
ブラシの電動機に給電する導体を前記延長管の外管およ
び内管に配設する必要があり、このようにした伸縮延長
管が、特開平4−250129号公報の図5ないし図8
に示されている。
【0005】つまり、この延長管1は上記図5ないし図
8に示すように、内管の外周面に通電レール20を設け
るとともに、この通電レール20を覆う覆体12を設
け、この覆体12に一定間隔おきに係合孔21を設け、
また、外管6に前記係合孔21に係合する突起部23a
と操作ボタン23bからなる操作具23を設けて、この
操作具23を押圧したとき係合孔21から突起部23a
を脱出させるように構成し、また、電極27に一端を接
続され端部を電動吸込具7のコネクター部に接続される
ターミナル13に接続したコード28を外管6に設け、
また、前記電極27は突起部23aの先端に設けた導電
性接点26と接触するようになっており、このことによ
って、電動吸込具7に給電できるようになっている。
【0006】しかし、この延長管1は外管6の内側に入
り込む内管5の外周面に通電レール20が設けられてい
ることから、外管内を塵埃を含んだ空気が流れることか
ら、この空気中に含まれている塵埃が外管の内面に付着
し、この付着した塵埃が前記通電レール20の表面に付
着しその結果前記電極27との間に導通不良が生じ、前
記電動機に給電ができなくなるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように上記公報
に記載された延長管1は、外管6の内側に入り込む内管
5の外周面に通電レール20を設けていることから、外
管を流れる空気に含まれた塵埃が外管の内面に付着し、
この付着した塵埃が前記通電レール20の表面に付着し
その結果通電レールと接点26あるいは接点26と電極
27間に導通不良が生じ前記電動機に給電ができなくな
るという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、管本体と
この管本体の外周壁面との間に軸方向に沿う摺動室を形
成するカバー体とから構成されるとともに、前記外周壁
面に軸方向に沿う一対の給電レールおよび前記管本体の
一端部側に設けられ前記給電レールに電気的に接続され
た一対の接続ピンが設けられた外管と、前記外管内に移
動可能に挿入される管本体とこの管本体の一端部側に基
部側を固定され軸方向に互いに離間させて設けられた一
対の給電導体と軸方向に沿って形成された複数の係合凹
部を有し前記外管内を軸方向に移動する前記管本体とと
もに摺動室内を軸方向に移動するブリッジ体とから構成
されるとともに、前記給電導体に電気的に接続され前記
管本体の一端側に設けられた一対の接続片および前記給
電導体に電気的に接続されるとともにブリッジ体の先端
部に設けられ前記給電レールに摺接する一対の摺接片を
有する内管と、付勢バネによって常時前記カバー体に形
成した貫通孔を通して前記摺動室内に突出し前記係合凹
部に係脱する係合凸部を有し前記外管の管本体の他端側
のカバー体に設けた固定手段とから構成した伸縮延長管
としたものである。
【0009】このように請求項1記載の発明は、延長管
を、管本体とこの管本体の外周壁面との間に軸方向に沿
う摺動室を形成するカバー体とから構成されるととも
に、前記外周壁面に軸方向に沿う一対の給電レールおよ
び前記管本体の一端部側に設けられ前記給電レールに電
気的に接続された一対の接続ピンが設けられた外管と、
前記外管内に移動可能に挿入される管本体とこの管本体
の一端部側に基部側を固定され軸方向に互いに離間させ
て設けられた一対の給電導体と軸方向に沿って形成され
た複数の係合凹部を有し前記外管内を軸方向に移動する
前記管本体とともに摺動室内を軸方向に移動するブリッ
ジ体とから構成されるとともに、前記給電導体に電気的
に接続され前記管本体の一端側に設けられた接続片およ
び前記給電導体に電気的に接続されるとともにブリッジ
体の先端部に設けられ前記給電レールに摺接する一対の
摺接片を有する内管と、付勢バネによって常時前記カバ
ー体に形成した貫通孔を通して前記摺動室内に突出し前
記係合凹部に係脱する係合凸部を有し前記外管の管本体
の他端側のカバー体に設けた固定手段とから構成したこ
とから、給電レールおよび給電導体は、外管の外周壁面
とカバー体によって形成された摺動室内に配置されるこ
とから内管および外管の管内を通る空気に含めれる塵埃
に起因する導通不良を確実に防止でき、また、固定手段
の係合凸部が係脱する係合凹部は内管とともに移動する
ブリッジ体に形成されていることから、前記固定手段を
カバー体つまり外管の上面側に配置できることからその
操作性を向上させることができるという作用を有するも
のである。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、ブリッジ体に設けた一対の給電導体
を金属棒とした伸縮延長管としたものである。このよう
に請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、ブリッジ体に設けた一対の給電導体を金属棒とした
ことから、請求項1記載の発明の作用に加えて、ブリッ
ジ体の曲げ強度を大きくできることから、ブリッジ体の
厚み寸法を小さくできることから、摺動室を小さくでき
伸縮延長管の外径を小さくできるという作用を有するも
のである。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、ブリッジ体を金属板により形成する
とともに、この金属板に一対の給電導体を絶縁材を介し
て設けた伸縮延長管としたものである。このように請求
項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、ブリ
ッジ体を金属板により形成するとともに、この金属板に
一対の給電導体を絶縁材を介して設けたことから、請求
項1記載の発明の作用に加えて、さらにブリッジ体の曲
げ強度を大きくできるかためブリッジ体の厚み寸法を小
さくできることから、摺動室を小さくでき伸縮延長管の
外径を小さくできるという作用を有するものである。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、ブリッジ体に形成す
る係合凹部は一対の給電導体または一対の金属棒の間に
形成した伸縮延長管としたものである。
【0013】このように請求項4記載の発明は、請求項
1ないし請求項3記載の発明において、ブリッジ体に形
成する係合凹部は一対の給電導体または一対の金属棒の
間に形成したことから、請求項1ないし請求項3記載の
それぞれの発明の作用に加えて、係合凹部は一対の給電
導体または一対の金属棒を避けた部位に形成するもので
あることから、ブリッジ体の厚み寸法を大きくすること
なく係合凹部の係合代を大きくでき、係合凸部との係合
を確実にできるという作用を有するものである。
【0014】また、請求項5記載の発明は、掃除機本体
の吸込口に接続した吸込ホースと吸込口体とを請求項1
記載ないし請求項4記載の伸縮延長管によって連通接続
することとした電気掃除機としたものである。
【0015】このように請求項5記載の発明は、掃除機
本体の吸込口に接続した吸込ホースと吸込口体とを請求
項1記載ないし請求項4記載の伸縮延長管によって連通
接続した電気掃除機としたことから、請求項1ないし請
求項4記載の発明の作用に加えて、掃除の際の伸縮延長
管の伸縮操作が容易であるとともに固定手段による固定
が確実にできることから、掃除中の操作性の向上を図る
ことができるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図6に基いて説明する。図1は電気掃除機1
に吸込ホース20、延長管30および吸込口体である床
ブラシ70を接続した状態の斜視図である。そして、前
記電気掃除機1は、従来周知の電気掃除機と同様に構成
されているものである。つまり、上部ケース11と下部
ケース12とを図示しないネジによって結合して一体に
形成され、内部に集塵室(不図示)、送風気室(不図
示)およびリール室(不図示)などが形成された本体ケ
ース10と、この本体ケース10の前記集塵室、送風機
室およびリール室に収納された図示しないフィルター、
電動送風機およびコードリール装置などから構成されて
いる。
【0017】また、前記本体ケース10の前部には前記
集塵室に連通している吸込口13が形成されており、ま
た、本体ケース10つまり上部ケース11には前記図示
しない集塵室の上方に形成された開口を開閉する開閉蓋
14が設けられており、前記図示しない開口を介してフ
ィルターが出し入れできるようになっている。
【0018】また、本体ケース10の後部両側壁には走
行車輪15が取り付けられており、また、前部下面には
図示しない旋回輪が取り付けられているものである。ま
た、本体ケース10内にはマイクロコンピューターなど
からなる制御手段が設けられている。また、本体ケース
10の前部には、掃除機を収納する際に後壁を床面に載
置して立てた状態として、後述する延長管30に設けた
係止突起35aを挿入する係止凹部17が形成されてい
る。
【0019】また、前記吸込ホース20は、蛇腹状に形
成された可撓性のホース21、このホース21の一端側
に接続され前記本体ケース10の吸込口13に着脱可能
に接続される接続具22および他端側に接続された把手
部23とから構成されており、そして、この吸込ホース
20は前記接続具22を前記本体ケース10の吸込口1
3に嵌合することによって本体ケース10に接続される
ものである。
【0020】また、前記把手部23には、把手24が一
体に設けられており、この把手24の前面部には前記図
示しない電動送風機を制御する複数の制御スイッチ25
が配設されており、これら制御スイッチ25からの制御
信号は図示しないが前記ホース21内に配設された信号
線、前記接続具22に設けた図示しない接続ピンを介し
て本体ケース10内に配設された前記制御手段に送られ
るようになっている。
【0021】また、把手部23の先端部には後述する延
長管30を嵌合させる嵌合口26が形成されており、ま
た、この嵌合口26の上面側(使用する際に上側となる
面側)には、延長管30に配設された後述する給電レー
ル47に接続された接続ピン47aと電気的に接触する
接続片が配設されて雌コネクター(不図示)が設けられ
ており、前記接続片は、前記ホース21内に配設された
給電線、および接続具22に設けた前記図示しない接続
ピンを介して前記コードリール装置を通して電源と電気
的に接続されるようになっている。
【0022】また、把手部23の嵌合口26の上部に
は、接続された延長管30をその状態に保持する操作つ
まみ27aと係合爪(不図示)とか構成された固定手段
27が設けられている。
【0023】つぎに、吸込ホース20の把手部23の前
記嵌合口26に接続される延長管30について説明す
る。この延長管30は外管40と内管50とから構成さ
れている。そして、前記外管40は、図2、図3、図5
および図6に示したように、管本体41、この管本体4
1の上面側に一体に取り付けられたカバー体42とから
構成されている。そして、管本体41の後に詳述する内
管50側(以下一端側という)には、断面コ字状に形成
された支持台48が設けられている。
【0024】また、前記管本体41の前記一端側端部に
は、図2、図3に示すように端面から所定の長さに亘っ
て径大とした嵌合部41aが形成されており、この嵌合
部41aの奥部には第一のガイド管43が配置され、ま
た、前部側には鍔部44が形成された第二のガイド管4
5が配置され、また、これら第一のガイド管43と第二
のガイド管45との間に位置して両ガイド管43および
45によって位置決めされて断面T字状のシールリング
46が配置されている。
【0025】そして、第一のガイド管43および第二の
ガイド管45は後に詳述する前記内管50の管本体51
が外管40の管本体41内を軸方向に移動する際に、こ
の管本体51をガイドするものであり、前記シールリン
グ46は外管40の管本体41の内周面と内管50の管
本体51の外周面との間から外部の空気が流入すること
を防止するように機能するものである。
【0026】また、前記管本体41の内壁の図2におい
て上部には、軸方向に沿ってガイド溝41bが形成され
ており、このガイド溝41bには前記内管50の管本体
51の外管40側の端部に設けたストッパー57が摺動
可能に嵌合し、このストッパー57によって管本体51
の外管40の管本体41に対する周方向への回り止めを
するとともに、このストッパー57は前記ガイド溝41
bの前記一端部側に位置する前記第一のガイド管43の
端縁に当接して内管50の管本体41からの抜止をする
ようになっている。
【0027】また、図5の分解斜視図に示すネジ81お
よび係止体82によって管本体41の上面側には前記カ
バー体42が取り付けられ、カバー体42の内面と管本
体41の外周壁とによって摺動室31(図2、図3、図
6参照)が形成されている。この摺動室31に位置する
前記管本体41の周面には、導電性材料からなる薄板で
形成された二本の給電レール47が図6に示すように所
定の間隔離間させて軸方向に平行にしてネジ80(図5
参照)によって固定されて配設されており、また、この
給電レール47の前記把手部23側端部は、管本体41
の他端側に設けた前記把手部23の嵌合口26の上面側
に設けた雌コネクターに接続される一対の接続ピン47
aに接続されている。
【0028】なお、前記鍔部44にはつぎにに述べる支
持台48に形成した貫通孔48dを介して前記前記摺動
室31に連通する貫通孔44aが形成されている。
【0029】また、前記外管40の管本体41の前記一
端部に向けられた前記支持台48の内部には軸方向に沿
って形成され前記摺動室31に連通する前記貫通孔48
dが設けられている。また、支持台48の上壁の軸方向
略中間部には貫通孔48aが形成され、また、その他端
部にはバネ受突起48bが形成されている。また、支持
台48の前記貫通孔48aとバネ受突起48bとの間の
両側にはそれぞれ軸受部48c(図5参照)が形成され
ている。
【0030】また、前記管本体41の上面には図5に示
すように互いに対向するとともに軸方向に沿って形成さ
れた一対の嵌合リブ41cが形成され、この両嵌合リブ
41cの間には四個のネジ穴41dが形成されている。
また、これら四個のネジ穴41dに前記給電レール47
の両端部に設けた貫通孔47bを挿通した前記ネジ80
を螺合することにより前記給電レール47は管本体41
に取り付けられるものである。
【0031】また、前記管本体41の前記支持台48が
設けられている部位の両側壁にはそれぞれ二個の係止孔
41f(図5では一方側のみ図示)が形成されており、
この係止孔41fには前記係止体82の板状の係止爪8
2aおよび鉤状の係止爪82bが係合するようになって
いる。また、他端側にはネジ穴41iが形成されたボス
41kが、また、前記接続ピン47aを取り付ける一対
の係合溝41gが形成されており、また、管本体41の
前記他端側の先端部には嵌合溝41hが形成されてお
り、この嵌合溝41hにはシールリング46aが嵌合し
て取り付けられている。このシールリング46aは前記
把手部23の嵌合口26に管本体41つまり外管40を
嵌合した際に外部からの空気の流入を防止するように機
能するものである。
【0032】また、前記カバー体42は、図5に示すよ
うに断面略コ字状に形成されその両側には互いに対向す
るとともに前記管本体41に形成した嵌合リブ41cに
外側から嵌合する側壁42aが形成されており、また、
前記支持台48に対向する上面には後述する固定手段6
0の操作つまみ64を露出させるための方形状の開口4
2bが形成されている。
【0033】また、前記開口42bが形成された部位の
両側壁42aには前記係止体82が嵌合する嵌合孔42
cが形成されており、また、他端側には前記ネジ81を
通するネジ孔42dが形成されている。このネジ孔42
dにネジ81を挿通して前記管本体41のボス41kの
ネジ穴41iに螺合することにより、また、前記係止体
82を前記嵌合孔42cに嵌合するとともに係止爪82
aおよび係止爪82bを係止孔41fに係合させること
により、図6に示すようにカバー体42は管本体41に
一体に取り付けられるものである。
【0034】なお、図示しないがカバー体42の他端側
には前記管本体41に形成した一対の係合溝41gと対
応する係合溝が形成されており、カバー体42を管本体
41に一体に取り付けたときは、この図示しない係合溝
と前記係合溝41gによって前記接続ピン47aは挟持
されて固定されるものである。
【0035】つぎに、前記内管50は、前記外管40の
管本体41内に軸方向に移動可能に挿入される管本体5
1と、この管本体51に取り付けられたブリッジ体53
とから構成されている。そして、前記ブリッジ体53
は、管本体51の端部外周面に形成された固定手段90
の操作つまみ92を配置する配置部32内に設けたボス
52に、その基部をネジ83によって取り付けられ管本
体51の外周壁と小間隙を介して軸方向に平行にして取
り付けられている。
【0036】そして、管本体51の床ブラシ70が接続
される側(以下一端側という)の上面(使用中に上側と
なる面)に形成された前記配置部32の先端部の両側に
は互いに対向する軸受51aが形成されたリブ51bが
設けられており、これらリブ51bの内側にはこれらリ
ブ51bと小間隙を介して位置決めリブ51cが形成さ
れており、また、これら位置決めリブ51cと前記ボス
52との間にはU字状リブ51dが形成されている。ま
た、U字状リブ51dの内側には貫通孔51eが形成さ
れている。
【0037】そして、前記リブ51bと位置決めリブ5
1cとの間には接続片54aが挟持されて配置されるよ
うになっており、この接続片54aはコネクターを構成
するものである。
【0038】また、前記一端部端縁には前面壁51gが
形成されており、この前面壁51gには、後述する床ブ
ラシ70の接続管72に設けた図示しない一対の接続ピ
ンが挿入され貫通孔51fが形成され、この貫通孔51
fから挿入された前記接続ピンはは前記接続片54aに
接触するようになっている。
【0039】また、前記管本体51の前記配置部32に
は前記リブ51b、位置決めリブ51c、U字状リブ5
1d、リブ51bと位置決めリブ51cとの間に配置さ
れた接続片54aを覆うカバー58が取り付けられよう
になっており、このカバー58の取り付けは、前記ボス
52に対応してカバー58に形成したネジ孔58aに前
記ネジ83を挿通し、前記ボス52に螺合することによ
ってなされるものである。また、このカバー58には前
記操作つまみ92を露出させる開口58bが形成されて
いる。
【0040】また、前記リブ51bに形成した軸受51
aは、床ブラシ70の接続管72を抜止して固定する固
定手段90の操作つまみ92の両側に設けた軸93の下
側を軸支するものであり、この軸93の上側は前記軸受
51aに対向する前記カバー58に形成された図示しな
い軸受によって軸支されるようになっており、また、操
作つまみ92の先端部には係合爪94が形成されてい
る。
【0041】そして、操作つまみ92は、その軸93の
下側を前記軸受51aに軸支させてカバー58を取り付
けることによって軸93の上側をカバー58に形成した
図示しない軸受によって軸支することによって管本体5
1に取り付けられる。そして、取り付けられた状態で
は、前記係合爪94は前記貫通孔51eを貫通して管本
体51内に突出するようになっており、また、操作つま
み92は付勢バネ95によって前記係合爪94が前記貫
通孔51eから常時管内に突出するように付勢されてい
る。
【0042】また、前記ブリッジ体53は、短冊状の板
金から形成されており、その長手方向両側縁を外側から
内側向けてカールして内部に保持溝53aが形成されて
いる。また、ブリッジ体53の長手方向に沿う中央部つ
まり前記保持溝53aの間の領域には、複数の係合凹部
としての係合孔53bが所定間隔毎に形成されている。
【0043】また、ブリッジ体53の基部側には、前記
ボス52に嵌合する嵌合孔53cが形成されており、こ
の嵌合孔53cを前記ボス52に嵌合した後前記カバー
58をネジ83によってボス52に取り付けることによ
って、ブリッジ体53は片持状態として管本体51に一
体に取り付けられるものである。
【0044】また、前記保持溝53a内には、給電導体
としての芯線S(図5参照)の外周を絶縁材としての絶
縁被覆で被覆されたリード線54がそれぞれ収納して配
設されている。
【0045】また、ブリッジ体53の先端部には絶縁材
からなる取付台55がネジ84によって取り付けられて
おり、この取付台55には前記一対の給電レール47に
圧接しつつ移動つまり摺接する一対の摺動片56が取り
付けられている。この摺動片56には前記リード線54
の一端が接続されており、また、このリード線54の他
端側はそれぞれ前記接続片54aに接続されている。
【0046】また、前記管本体51の他端側先端部に
は、前記外管40の管本体41の内壁に形成したガイド
溝41b内を移動する前記ストッパー57が設けられて
おり、このストッパー57は前記先端部に形成した凹部
51h内に収容されて設けられているものである。
【0047】そして、前記ブリッジ体53は、内管50
の管本体51を外管40の管本体41に挿入されたとき
は、前記第二のガイド管45の鍔部44に形成した貫通
孔44aおよび支持台48の内部に形成された貫通孔4
8dを貫通して前記摺動室31内に挿入され、また、摺
接片56は給電レール47に圧接しているものである。
【0048】そして、管本体51を管本体41に対して
軸方向に移動すると、前記摺接片56は前記給電レール
47上を圧接状態で移動するものである。
【0049】また、前記内管50の一端側先端部には、
係止リング35がネジ85によって取り付けられてお
り、この係止リング35には前記掃除機1の本体ケース
10の前部に設けた前記係止凹部17に係脱する係合突
起35aが形成されている。そして、上述したように掃
除機1を使用しないで収納する際に、掃除機1を立てた
状態とし、この状態で前記係止突起35aを前記係止凹
部17に係合させることにより、吸込ホース20、延長
管30および後述する床ブラシ70を掃除機1に接続し
たまま収納できるものである。
【0050】つぎに、前記内管50を外管40に対して
位置決めする固定手段60について説明する。この固定
手段60は、前記外管40の管本体41の前記一端部の
前記カバー体42と管本体41の外周面との間に形成し
た摺動室31に設けられているものであり、図2、図3
に示すように、ブリッジ体53に形成した係合孔53b
に係脱する係合凸部としての係止体61、この係止体6
1を離脱させる方向に移動させるアーム66および係合
させるように押圧する押圧突起65bを有する操作つま
み64、前記係止体61を係合凹部に係合させる方向に
付勢するように操作つまみ64を付勢する付勢バネ69
とから構成されているものである。
【0051】そして、前記係止体61は、円柱体状に形
成されるとともに、図2ないし図5に示すように軸方向
上端側には、環状の鍔部62が形成されており、その下
方部先端部は係合部となっているものである。
【0052】また、前記操作つまみ64は、図2、図3
に示すように天井壁を65aを底壁とし下方を開放した
有底箱状に形成されたつまみ部65と、このつまみ部6
5に一体に取り付けられるとともに互いに離間した一対
のアーム66が形成されたアーム板67(図5参照)と
から構成されている。また、つまみ部65の両側壁には
軸68が形成されており、この軸68の下側を前記軸受
部48cに軸支するとともに上側を前記カバー42に前
記軸受部48cと対向して形成した図示しない軸受部に
軸支して前記支持台48に配置されて摺動室31に設け
られているものである。
【0053】なお、前記アーム板67は、つまみ部65
の両側壁に接着などによりつまみ部65と一体化されて
いるものである。
【0054】また、前記両アーム66の先端部は断面曲
面状とした当接部としての当接突起66aが形成されて
おり、この当接突起66aは、前記係止体61の鍔部6
2の下面に当接しており、操作つまみ60が軸68を支
点として図2、図3において時計方向に回動するとこの
回動に伴って前記係止体61を上方に移動させてその先
端部つまり係合部を前記ブリッジ体53に形成した係合
孔53bから離脱させるように機能するものである。
【0055】また、前記当接突起66aの前記係止体6
1の鍔部62との当接関係は、操作つまみ60が前記時
計方向への回動が開始されるに伴って開始される当接突
起66aの移動開始時においては、係止体61の移動方
向軸心線の軸68と反対側近傍に位置させるとともに、
移動に伴って軸68側の移動方向軸心線の側近傍に偏位
するように設定されている。
【0056】このように当接突起66aと係止体61の
鍔部62との当接関係を上記のように回動開始時に、係
止体61の移動方向軸心線の軸68と反対側近傍に位置
させるとともに、移動に伴って軸68側の移動方向軸心
線の側近傍に偏位するように設定することにより、回動
に伴って移動するアーム66の当接突起66aを係止体
61の軸心から大きく離れることがないようにできるこ
とから係止体66の移動する際の軸心が係合孔53bお
よび貫通孔48aの軸心に対して対して傾くことを防止
できるため、係止体61の係合孔53bからの離脱動作
を容易にさせるつまりスムースに離脱させることができ
るものである。
【0057】また、つまみ部65の天井壁65aの前記
係止体61と上端面に対向する位置には前記押圧突起6
5bが形成されており、また、天井壁65aの前記押圧
突起65bの反対側には、バネ受突起65cが形成され
ている。
【0058】そして、このバネ受突起65cと前記支持
台48に形成したバネ受突起48bに前記付勢バネ69
であるコイルバネの両端部が嵌合して取り付けられてい
るものである。
【0059】また、前記押圧突起65bは操作つまみ6
0が前記付勢バネ69によって反時計方向に回動させら
れたとき、係止体61の上端面を押圧して係止体61の
先端部すなわち係合部を係合孔53bに係合させるよう
に機能するものである。
【0060】つまり、操作つまみ60が付勢バネ69に
よって付勢されて軸68を支点として反時計方向に回動
させられると、係止体61は前記付勢バネ69の付勢力
によって押圧される押圧突起65bによって押圧されて
係合孔53bに係合し、操作つまみ60の操作部64a
を指先によって前記付勢バネ69の付勢力に抗して押圧
して時計方向に回動すると係止体61は、その鍔部62
の下面に当接しているアーム66の当接突起66aによ
って上方に押上げられるつまり移動し前記係合孔53b
から離脱するものである。
【0061】そして、係止体61が係合孔35bから離
脱した状態では、内管50は外管40に対して軸方向に
移動させることができ、このことによって延長管30を
所望の長さに調節できるものである。
【0062】つぎに、前記延長管30の内管50の先端
部に接続される床ブラシ70について説明する。この床
ブラシ70は、床ブラシ本体に電動機とこの電動機によ
って駆動される回転清掃体が設けられた形式の従来周知
の床ブラシと同様に構成されているものである。
【0063】つまり、図示しないが下面に開口した吸込
開口を有する吸込室内に回転清掃体およびこの回転清掃
体を駆動する電動機が配設された床ブラシ本体71、こ
の床ブラシ本体71に回動可能に取り付けられた接続管
72とから構成されている(図1参照)。
【0064】そして、前記接続管72の内管50に接続
される側には、図示しない一対の接続ピンが突設されて
おり、この接続ピンは前記内管50の前面壁51gに形
成した貫通孔51fに挿入され前記接続片54aに接触
して電気的に接続されようになっている。また、前記接
続ピンは、前記図示しないリード線を介して前記電動機
に接続されている。接続管72を内管50に接続記した
ときに前記接続片54a、接続ピン55および図示しな
いリード線を介して前記図示しない電動機に給電できる
ようになっている。
【0065】また、前記接続管72の先端部には、図3
に示すように前記操作つまみ92に設けた係合爪94が
係脱する係合凹部73が形成されており、接続管72を
内管50に嵌合すると前記係合爪94が前記係合凹部7
3に係合し、このことによって前記床ブラシ70は内管
50つまり延長管30に確実に接続されるものである。
【0066】そして、床ブラシ70を延長管30から取
外すときは指先によって前記操作つまみ92を前記バネ
95の付勢力に抗して押して係合爪94を係合凹部73
から離脱させた状態で接続管72を内管50から引き抜
くことによってなされる。
【0067】つぎに、上記のように構成された延長管3
0を伸縮させる場合の動作について説明する。延長管3
0を伸縮させる場合は、まず、操作つまみ64の操作部
64aを指先によって前記付勢バネ69の付勢力に抗し
て押圧して時計方向に回動させる。すると上述したよう
に係止体61は、その鍔部62の下面に当接しているア
ーム66の当接突起66aによって上方に移動させら
れ、前記ブリッジ体53に形成した係合孔53bから離
脱する。この状態では内管50は軸方向の移動の規制が
解除され、外管40内を自由に移動させることができる
ことから、内管50を外管40に対して軸方向に移動さ
せて所望の長さに調節する。
【0068】そして、この調節の際に内管50を外管4
0に対して移動させると、前記摺動室31内にある前記
ブリッジ体53は、前記内管50つまり管本体51と一
体に移動し、その先端部に設けた摺接片56も同時に給
電レール47に摺接しつつ移動する。つまり、内管50
が外管40に対して伸縮するために移動させられたとし
ても、給電レール47とブリッジ体53に設けたリード
線54とは前記摺接片56を介して常に電気的接続状態
に維持されるものである。
【0069】そして、延長管30を前記所望の長さに調
節した後、前記操作つまみ64の押圧を解除する。この
解除により操作つまみ64は付勢バネ69によって軸6
8を支点として反時計方向に回動し、押圧突起65bに
よって係止体61は下方に向けて押圧され、その先端部
つまり係合部は前記係合孔53b内に入り込み係合す
る。
【0070】この係合によって内管50の外管40に対
する軸方向への移動は規制され、その状態に確実に保持
される。そして、係合孔53bは内管50の軸方向と直
交する方向を軸方向とした孔として形成され、また、係
止体61も同様に内管50および外管40の軸方向と直
交する方向に移動して前記係合孔53bに係合するもの
であることから、掃除中に内管50に軸方向に向かう強
い力が加わったとしても、係止体61が係合孔53bか
ら離脱することはなく、前記所望の長さに調節した状態
に確実に保持されるものである。
【0071】したがって、掃除中に延長管30は所望の
長さに確実に保持されることから、掃除中に延長管30
が縮んで短くなるようなことはなく、床ブラシ70の操
作性を向上させることができるものである。
【0072】まお、上記のように固定手段60は、前記
貫通孔48aを介してその先端部を係合孔53bに係脱
する係止体61と、この係合体61を係合孔53bから
係脱する方向に移動させるアーム66および係止体61
を係合孔53bに係合させる方向に押圧する押圧突起6
5bを有し支点軸である軸68を介して外管40に回動
可能に設けられた操作つまみ64と、前記押圧突起65
bが係合体61を押圧する方向に付勢する付勢バネ69
とによって構成されているものであることからその構成
を簡単にできるものである。
【0073】上述のよう上記延長管30は、外管40を
管本体41とこの管本体41の外周壁面との間に軸方向
に沿う摺動室31を形成するカバー体42とから構成
し、前記摺動室31内の管本体41の外周壁面に軸方向
に沿って給電レール47を設けたことから、給電レール
47は、掃除時における塵埃を含んだ空気流に触れるこ
とがないため、前記空気流に含まれる塵埃が付着するこ
とはことはなく、したがって、ブリッジ体53に設けた
摺接片56との間に前記塵埃に起因する導通不良を確実
に防止できるものである。
【0074】また、固定手段60の係止体61が係脱す
る係合孔53bは内管50とともに移動するブリッジ体
53に形成されていることから、前記固定手段60をカ
バー体42つまり外管40の上面側に配置できることか
らその操作性を向上させることができるものである。
【0075】また、ブリッジ体53を金属板により形成
するとともに、この金属板に両側に形成した保持溝53
aに芯線Sを絶縁材で被覆した一対のリード線54を設
けたことから、ブリッジ体53の曲げ強度を極めて大き
くできるためブリッジ体53の厚み寸法を小さくでき、
したがって、摺動室31を小さくでき延長管30の外径
を小さくできるものである。
【0076】また、ブリッジ体53に形成する係合孔5
3bは一対のリード線54の間に形成したこと、つま
り、係合孔53bは一対のリード線54を避けた部位に
形成されることから、ブリッジ体53の厚み寸法を大き
くすることなく係合孔53の係止体61との係合代を大
きくでき、係止体61の係合凸部との係合を確実にでき
るものである。
【0077】また、上記延長管30を用いて掃除をする
場合は、掃除の際の延長管30の伸縮操作が容易である
とともに固定手段60による固定が確実にできることか
ら、掃除中の操作性の向上を図ることができるものであ
る。
【0078】なお、上記実施の形態においては、ブリッ
ジ体53に形成する係合凹部は、貫通した孔からなる係
合孔53bによって形成したが、これは貫通した孔では
なく凹部によって形成するようにしてもよいものであ
る。
【0079】また、上記実施の形態では、内管50を外
管40に固定する固定手段60を、係止体61、係止体
61を係合孔53bから離脱させるアーム66と押圧突
起65bを有する操作つまみ64および付勢バネ69に
よって構成したが、これは床ブラシ70の接続管72を
固定する固定手段90のように構成してもよいものであ
る。
【0080】また、上記実施の形態においては、ブリッ
ジ体53を金属板で形成したが、これは合成樹脂で形成
してもよいものである。このようにブリッジ体を合成樹
脂で形成するときは、給電導体をブリッジ体の軸方向
(内管の軸方向)両側に一体成型により埋設するように
することにより絶縁性を高めることができる。また、ブ
リッジ体53を合成樹脂で形成するときは給電導体を剛
性の大きい金属棒とすることによりブリッジ体の曲げ強
度を大きくできるものである。
【0081】また、給電導体をブリッジ体の軸方向両側
に埋設し、両給電導体の間の領域に係合凹部を設けるこ
とにより、ブリッジ体の厚み寸法を小さくしても係合凹
部と係止凸部との係合代を大きくでき、したがって、確
実な固定性を損なうことなく上記実施の形態の場合と同
様摺動室を小さくでき、したがって、延長管の外径を小
さくできるものである。
【0082】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、延
長管を、管本体とこの管本体の外周壁面との間に軸方向
に沿う摺動室を形成するカバー体とから構成されるとと
もに、前記外周壁面に軸方向に沿う一対の給電レールお
よび前記管本体の一端部側に設けられ前記給電レールに
電気的に接続された一対の接続ピンが設けられた外管
と、前記外管内に移動可能に挿入される管本体とこの管
本体の一端部側に基部側を固定され軸方向に互いに離間
させて設けられた一対の給電導体と軸方向に沿って形成
された複数の係合凹部を有し前記外管内を軸方向に移動
する前記管本体とともに摺動室内を軸方向に移動するブ
リッジ体とから構成されるとともに、前記給電導体に電
気的に接続され前記管本体の一端側に設けられた接続片
および前記給電導体に電気的に接続されるとともにブリ
ッジ体の先端部に設けられ前記給電レールに摺接する一
対の摺接片を有する内管と、付勢バネによって常時前記
カバー体に形成した貫通孔を通して前記摺動室内に突出
し前記係合凹部に係脱する係合凸部を有し前記外管の管
本体の他端側のカバー体に設けた固定手段とから構成し
たことから、給電レールおよび給電導体は、外管の外周
壁面とカバー体によって形成された摺動室内に配置され
ることから内管および外管の管内を通る空気に含めれる
塵埃に起因する導通不良を確実に防止でき、また、固定
手段の係合凸部が係脱する係合凹部は内管とともに移動
するブリッジ体に形成されていることから、前記固定手
段をカバー体つまり外管の上面側に配置できることから
その操作性を向上させることができるという効果を有す
るものである。
【0083】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、ブリッジ体に設けた一対の給電導体
を金属棒としたことから、請求項1記載の発明の効果に
加えて、ブリッジ体の曲げ強度を大きくできることか
ら、ブリッジ体の厚み寸法を小さくできることから、摺
動室を小さくでき伸縮延長管の外径を小さくできるとい
う効果を有するものである。
【0084】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、ブリッジ体を金属板により形成する
とともに、この金属板に一対の給電導体を絶縁材を介し
て設けたことから、請求項1記載の発明の効果に加え
て、さらにブリッジ体の曲げ強度を大きくできるかため
ブリッジ体の厚み寸法を小さくできることから、摺動室
を小さくでき伸縮延長管の外径を小さくできるという効
果を有するものである。
【0085】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、ブリッジ体に形成す
る係合凹部は一対の給電導体または一対の金属棒の間に
形成したことから、請求項1ないし請求項3記載のそれ
ぞれの発明の効果に加えて、係合凹部は一対の給電導体
または一対の金属棒を避けた部位に形成するものである
ことから、ブリッジ体の厚み寸法を大きくすることなく
係合凹部の係合代を大きくでき、係合凸部との係合を確
実にできるという効果を有するものである。
【0086】また、請求項5記載の発明は、掃除機本体
の吸込口に接続した吸込ホースと吸込口体とを請求項1
記載ないし請求項4記載の伸縮延長管によって連通接続
した電気掃除機としたことから、請求項1ないし請求項
4記載の発明の効果に加えて、掃除の際の伸縮延長管の
伸縮操作が容易であるとともに固定手段による固定が確
実にできることから、掃除中の操作性の向上を図ること
ができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電気掃除機の斜視図。
【図2】上記電気掃除機の延長管を中間部の一部を省略
して示した断面図。
【図3】上記延長管を縮めた状態の内管と外管および内
管と吸込口体の接続管との関係を示す断面図。
【図4】上記延長管の軸方向と直交する方向の断面図
(図3におけるA−A線での断面図)。
【図5】上記延長管の分解斜視図。
【図6】上記延長管の内管と外管を分解した状態を示す
斜視図。
【符号の説明】
1 電気掃除機 10 電気掃除機の本体ケース 13 吸込口 30 延長管 31 摺動室 40 外管 41 外管の管本体 42 カバー体 47 給電レール 47a 接続ピン 50 内管 51 内管の管本体 53 ブリッジ体 53b 係合孔(係合凹部) 54 給電導体 54a 接続片 69 付勢バネ 60 固定手段 61 係止体(係合凸部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管本体とこの管本体の外周壁面との間に
    軸方向に沿う摺動室を形成するカバー体とから構成され
    るとともに、前記外周壁面に軸方向に沿う一対の給電レ
    ールおよび前記管本体の一端部側に設けられ前記給電レ
    ールに電気的に接続された一対の接続ピンが設けられた
    外管と、 前記外管内に移動可能に挿入される管本体とこの管本体
    の一端部側に基部側を固定され軸方向に互いに離間させ
    て設けられた一対の給電導体と軸方向に沿って形成され
    た複数の係合凹部を有し前記外管内を軸方向に移動する
    前記管本体とともに摺動室内を軸方向に移動するブリッ
    ジ体とから構成されるとともに、前記給電導体に電気的
    に接続され前記管本体の一端側に設けられた一対の接続
    片および前記給電導体に電気的に接続されるとともにブ
    リッジ体の先端部に設けられ前記給電レールに摺接する
    一対の摺接片を有する内管と、 付勢バネによって常時前記カバー体に形成した貫通孔を
    通して前記摺動室内に突出し前記係合凹部に係脱する係
    合凸部を有し前記外管の管本体の他端側のカバー体に設
    けた固定手段とから構成したことを特徴とする伸縮延長
    管。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、ブリッジ
    体に設けた一対の給電導体を金属棒としたことを特徴と
    する伸縮延長管。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明において、ブリッジ
    体を金属板により形成するとともに、この金属板に一対
    の給電導体を絶縁材を介して設けたことを特徴とする伸
    縮延長管。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の発明にお
    いて、ブリッジ体に形成する係合凹部は一対の給電導体
    または一対の金属棒の間に形成したことを特徴とする伸
    縮延長管。
  5. 【請求項5】 掃除機本体の吸込口に接続した吸込ホー
    スと吸込口体とを請求項1記載ないし請求項4記載の伸
    縮延長管によって連通接続することを特徴とする電気掃
    除機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005034176A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Toshiba Tec Corp 延長管及び電気掃除機
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