JP2001037110A - モータのマグネット固定構造及びその固定方法 - Google Patents

モータのマグネット固定構造及びその固定方法

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JP2001037110A
JP2001037110A JP11209365A JP20936599A JP2001037110A JP 2001037110 A JP2001037110 A JP 2001037110A JP 11209365 A JP11209365 A JP 11209365A JP 20936599 A JP20936599 A JP 20936599A JP 2001037110 A JP2001037110 A JP 2001037110A
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yoke housing
resin
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Shigetoshi Yamaguchi
茂利 山口
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品点数であって、作業工数を必要と
せずにマグネットをヨークハウジング内に容易に固定で
きるマグネットの固定構造及びその固定方法を提供す
る。 【解決手段】 ヨークハウジング11の内周面に沿うよ
うに周方向にマグネット12を配設する。また、前記マ
グネット12の内周面には、その内周面を覆うようにマ
グネット飛散防止カバー13を配設する。そして、前記
ヨークハウジング11とマグネット飛散防止カバー13
との間にモールド樹脂14を充填し、ヨークハウジング
11の内周面にマグネット12及びマグネット飛散防止
カバー13を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヨークハウジング
の内周面にマグネットが固定されたモータのマグネット
固定構造及びその固定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、モータのステータ30におけ
るマグネットの固定構造としては、例えば、図7〜図9
に示すようなものが知られている。
【0003】図7に示すように、ヨークハウジング31
内には、マグネット32を固定するためのマグネットホ
ルダー33が挿入され、前記ヨークハウジング31とか
しめ係合により固定されている。同マグネットホルダー
33は、樹脂にて形成され、図9に示すようにリング部
材34、係合部35及び棒部材36で構成されている。
前記係合部35は、リング部材34の外周面に形成され
ており、前記ヨークハウジング31内でかしめ係合され
る。また、前記棒部材36は、断面が略V字型でリング
部材34の端面側に所定の間隔をもって固着形成されて
いる。そして、前記ヨークハウジング31内に固定され
た前記マグネットホルダの棒部材36間には、マグネッ
ト32が同棒部材36の自由端側から挿入されヨークハ
ウジング31内に配設されている。(図8参照。)な
お、前記マグネットホルダー33は、マグネット32を
配設する際にはマグネット32の位置決め用として、そ
して、マグネット32が配設された後は、マグネット3
2の回動防止としての役割を果たしている。さらに、マ
グネット32の内周面側には、ステンレスにて形成され
た円筒状のマグネット飛散防止カバー37(以下、飛散
防止カバー37という)が配設されている。同飛散防止
カバー37の一端は、外側に折れ曲がっており、前記棒
部材36の基端側からリング部材34の内周面に挿入し
配設されると、前記リング部材34の端面に接するよう
になっている。また、他端は配設された後に、その先端
がヨークハウジング31の内周面に接するように直線上
に拡管され、前記飛散防止カバー37によって、外周面
上に配設されたマグネット32を覆うようになってい
る。そして、前記飛散防止カバー37の両端には、溶接
が施され前記ヨークハウジング31の内周面に固定され
る。したがって、飛散防止カバー37の外周面に配設さ
れたマグネット32は、ヨークハウジング31内に固定
されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来構成に
おいては、マグネットをヨークハウジング内に固定する
ための作業工数を多く必要とし、その結果、製造コスト
が高くなるという問題があった。また、固定するために
は、マグネットホルダーが必要であり、部品点数が多く
なるという問題もあった。さらに、飛散防止カバーをヨ
ークハウジングの内側から溶接を施して固定しなければ
ならず、その作業が困難であるという問題もあった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであり、その目的
は、少ない部品点数であって、作業工数を必要とせずに
マグネットをヨークハウジング内に容易に固定できるマ
グネットの固定構造及びその固定方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、筒状のヨークハウジン
グの内周面の周方向に沿って複数個配置されるマグネッ
トを互いに樹脂モールド固定したことを要旨とする。従
って、請求項1に記載の発明においては、複数個のマグ
ネットが樹脂モールドにより互いに固定される。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータのマグネット固定構造において、前記マグネッ
トをヨークハウジングに対して樹脂モールド固定したこ
とを要旨とする。従って、請求項2に記載の発明におい
ては、請求項1に記載の発明の作用に加えて、マグネッ
トがヨークハウジングに対して樹脂モールドされること
により、複数個のマグネットがヨークハウジングの内周
面に固定される。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載のモータのマグネット固定構造において、
前記マグネットの内周面を覆うマグネット飛散防止カバ
ーを配置して同飛散防止カバーとともに前記マグネット
を樹脂モールド固定したことを要旨とする。従って、請
求項3に記載の発明においては、請求項1又は請求項2
に記載の発明の作用に加えて、マグネット飛散防止カバ
ーとともにマグネットが樹脂モールドされることによ
り、マグネット及びマグネット飛散防止カバーがヨーク
ハウジングの内周面に固定される。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載のモータのマグネット固定
構造において、前記ヨークハウジングの内周面には、回
り止め部を設け、同回り止め部にて樹脂モールドされた
マグネットが回り止めされていることを要旨とする。従
って、請求項4に記載の発明によれば、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、ヨ
ークハウジングの内周面に設けた回り止め部により、樹
脂モールドされたマグネットの回り止めがされる。
【0010】請求項5に記載の発明は、外周面を有する
第1の金型の外周面に沿って周方向に複数個のマグネッ
トを互いに所定間隔をもって配置する第1の工程と、前
記略筒状に配置されたマグネットの外周を覆うように筒
状のヨークハウジングを配置する第2の工程と、第2の
金型を前記第1の金型に対して相対的に型締めした後、
前記マグネットを樹脂モールドする第3の工程とを含む
ことを要旨とする。従って、請求項5に記載の発明にお
いては、第1の金型に複数個のマグネットを配置し、そ
のマグネットの外周を覆うようにヨークハウジングが配
置され、第2の金型を第1の金型に対して相対的に型締
めした後、樹脂モールドされることにより、マグネット
がヨークハウジングの内周面に固定される。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のモータのマグネット固定方法において、第1の金型の
外周面にマグネット飛散防止カバーを配置する工程を含
み、前記第1の工程は、マグネット飛散防止カバーを介
して第1の金型の外周面に沿ってマグネットを配置する
ものであることを要旨とする。従って、請求項6に記載
の発明においては、請求項5に記載の発明の作用に加え
て、第1の金型の外周面にマグネット飛散防止カバーを
配置し、そのマグネット飛散防止カバーの外周面に複数
個のマグネットを配置し、その後、樹脂モールドするこ
とにより、マグネット及びマグネット飛散防止カバーが
ヨークハウジングの内周面に固定される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したDCブ
ラシ付きモータのステータにおけるマグネット固定構造
の一実施形態を図1〜図2に従って説明する。
【0013】図1に示すように、モータのステータ10
は、ヨークハウジング11、4枚のマグネット12、マ
グネット飛散防止カバー(以下、飛散防止カバーとい
う)13、モールド樹脂14、回り止め部としての突起
15を備えている。
【0014】前記ヨークハウジング11は、強磁性体金
属により構成され、略円筒状に形成されている。同ヨー
クハウジング11の内周面には、その内周面に沿うよう
に湾曲状に形成された4枚のマグネット12が、所定の
間隔で周方向に配設されている(図2参照)。そして、
同マグネット12の内周面には、その内周面を覆うよう
にステンレスで構成された略円筒状の飛散防止カバー1
3が配設されている。同飛散防止カバー13は、前記マ
グネット12の内周面に配設されると、その両端がマグ
ネット12から突出する長手方向の長さを備えている。
そして、前記飛散防止カバー13は、モータの回転中な
どに何らかの衝撃によってマグネット12が割れたと
き、その破片が飛散防止カバー13の内側に配設される
図示しないロータに咬み込まないようにする役割を果た
している。
【0015】前記ヨークハウジング11と飛散防止カバ
ー13との間には、モールド樹脂14(例えば、ナイロ
ン、アクリル、ポリエステル、エポキシなど)が充填さ
れており、前記マグネット12及び飛散防止カバー13
は、モールド樹脂14によってヨークハウジング11の
内周面に固定されている。また、図2に示すように4枚
のマグネット12も、隣合うマグネット12同士が前記
モールド樹脂14によって接合されている。従って、ヨ
ークハウジング11と飛散防止カバー13との間には、
空気層がほとんど介在しない為、モータの内部で発生し
た熱を効率よくヨークハウジング11側に放熱すること
ができる。
【0016】前記モールド樹脂14と対向する前記ヨー
クハウジング11の内周面であって、前記マグネット1
2の一端面側の近傍には、1つのマグネット12に対し
て1つの突起15が形成されている。従って、マグネッ
ト12の一端面側には、周方向に略90度の間隔で、4
つの突起15が形成されている。また、同突起15は、
充填されたモールド樹脂14に覆われることで係止され
た状態になり、樹脂モールドされた前記マグネット12
及び飛散防止カバー13の回動を抑制するようになって
いる。
【0017】次に、上記のように構成されたモータのス
テータ10におけるマグネット固定方法を図3〜図6に
基づいて説明する。最初に、上記マグネット固定方法を
実現するための金型について図3に基づき説明する。
【0018】図3に示すように、第1の金型としての下
型16は、大径部17と小径部18を備えた略円筒状で
形成されている。そして、前記大径部17と小径部18
は、小径部18の外周面に前記マグネット12及び飛散
防止カバー13が配置されると、同マグネット12の外
周面と大径部17の外周面の径が一致する直径差を有し
ている。また、前記大径部17の端面側には、図6に示
す左右一対のマグネット保持爪19が4組形成されてい
る。同保持爪19は、二段のステップ状で形成されてお
り、1段目に前記マグネット12が挟持される。また、
左右のマグネット保持爪19は、配置されるマグネット
12の周方向長さに対応する間隔になっており、4組の
マグネット保持爪19は、下型16の周方向に所定の間
隔で配置されるマグネット12に併せて立設されてい
る。
【0019】さらに、大径部17の中心部には、前記大
径部17から小径部18の基端側に突出するように樹脂
注入孔20が形成されている。そして、同注入孔20の
前記小径部18に突出された先端側近傍からは、小径部
18の径方向に貫通する2本のランナー21が形成され
ている。また、小径部18の先端である下型16の先端
側には、第2の金型としての上型23が、下型16に型
締する際に着脱可能に嵌合される嵌合凹部22が形成さ
れている。
【0020】そして、前記上型23は、大径部24、小
径部25及び前記下型16の嵌合凹部22に嵌合される
嵌合凸部26を備えた略円柱状で形成されている。前記
大径部24及び小径部25は、前記下型16の大径部1
7及び小径部18と同一の直径にて形成されている。そ
して、大径部24の端面側には、下型16のマグネット
保持爪19と対向する位置に同一のマグネット保持爪2
7が形成されている(図6参照)。
【0021】本発明においては、上記のような金型を用
いて、モータのステータ10を製造する。まず、図3に
示すように下型16の小径部18の外周面に沿って飛散
防止カバー13を配置する。そして、前記飛散防止カバ
ー13の外周面に沿って周方向に4枚のマグネット12
を、前記下型16に形成されたマグネット保持爪19に
挟持するように配置する。従って、4枚のマグネット1
2は、周方向に所定の間隔で位置決めされ配置される。
さらに、前記マグネット12は仮着磁された状態で飛散
防止カバー13の外周面に沿って配置されており、その
磁力により下型16の小径部18の外周面に吸着するこ
とで前記マグネット12が下型16の外方に倒れないよ
うになっている。
【0022】次に、図4に示すように前記マグネット1
2の外周面に沿ってヨークハウジング11を配置する。
このとき、ヨークハウジング11は、その内周面に形成
された突起15が上型23側へ向くようにマグネット1
2の外周面に沿って配置する。そして、図5に示すよう
に上型23を、前記下型16に対して型締めすると、マ
グネット12の両端側には、樹脂充填空間28,29が
形成され、さらに、隣り合うマグネット12の間にも図
示しない樹脂充填空間が形成される。また、下型16と
上型23のマグネット保持爪19,27により、前記マ
グネット12は、その長手方向の両端側において保持さ
れる。
【0023】次に、下型16に形成された樹脂注入孔2
0から加熱溶融されたモールド樹脂14が注入される。
すると、同樹脂14は、ランナー21を通って、樹脂充
填空間28、隣り合うマグネット12の間の樹脂充填空
間、樹脂充填空間29の順番で充填されていく。そし
て、モールド樹脂14の充填が完了後、全ての樹脂充填
空間に充填されたモールド樹脂14が冷却硬化される
と、マグネット12及び飛散防止カバー13はヨークハ
ウジング11の内周面に固定される。さらに、ヨークハ
ウジング11の内周面に形成された突起15は、充填さ
れたモールド樹脂14で覆われ、係止された状態になっ
ている。そして、上型16及び下型23を型開きした
後、前記ヨークハウジング11を下型16及び上型23
から離型させると、図1に示すように内周面にマグネッ
ト12が固定されたステータ10が完成する。
【0024】次に、ヨークハウジング11内に固定され
た仮着磁状態のマグネット12を所望の磁力となるよう
に着磁し、前記飛散防止カバー13の内周面側に図示し
ないロータを配設する。そして、ヨークハウジング11
を図示しない蓋によって塞ぐことでモータが完成し、そ
の製造工程が終了することになる。
【0025】以上、詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果を得ることができる。 (1)マグネット12及び飛散防止カバー13が樹脂モ
ールド固定されているので、ステータ10の製造が容易
になり、その作業工数を削減できる。また、ヨークハウ
ジング11と飛散防止カバー13との間には、ほぼ全体
に亘ってモールド樹脂14が充填されているので、ガタ
つきによる異音の発生やマグネット12などの回動が抑
制される。
【0026】(2)従来のマグネットホルダー33が不
要となるので、モータの部品点数を削減でき、ステータ
10の構造が簡素化される。 (3)飛散防止カバー13をヨークハウジング11の内
側から溶接により固定する必要がないので、ステータ1
0の製造に係る作業が容易になる。
【0027】(4)ヨークハウジング11と飛散防止カ
バー13との間はモールド樹脂14が充填されているの
で、空気層が多く存在した従来構成に比べ、モータ内部
で発生した熱がヨークハウジング11側に効率よく放熱
される。
【0028】(5)ヨークハウジング11の内周面に突
起15が形成されているので、前記突起15とモールド
樹脂14との係止により、マグネット12及び飛散防止
カバー13の回動が抑制される。
【0029】(6)飛散防止カバー13により、マグネ
ット12が衝撃などにより割れても、その破片がロータ
側へ咬み込むことを抑制することができる。なお、本実
施形態は、以下のように変更して具体化してもよい。
【0030】・本実施形態においては、下型16の外周
面にマグネット12、飛散防止カバー13及びヨークハ
ウジング11を配置して樹脂モールド固定しているが、
先にマグネット12と飛散防止カバー13を樹脂モール
ド固定した後に、ヨークハウジング11内に固定するよ
うにしてもよい。なお、この場合、ヨークハウジング1
1内への固定方法は、かしめ係合やネジ止めでよい。こ
のように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏す
る。
【0031】・本実施形態においては、ヨークハウジン
グ11の内周面に4枚のマグネット12を配設している
が、その枚数は限定されるものではない。何枚のマグネ
ット12を配設しても、上記実施形態と同様の効果を奏
する。
【0032】・本実施形態においては、突起15により
マグネット12の回動を抑制しているが、ヨークハウジ
ング11の内周面に溝を形成して、その溝内に樹脂を充
填させてマグネット12の回動を抑制してもよい。この
ように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏す
る。
【0033】・本実施形態においては、突起15をマグ
ネット12の一端面側近傍に形成しているが、隣り合う
マグネット12の間に形成してもよい。このように構成
しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
【0034】・本実施形態においては、仮着磁されたマ
グネット12が両マグネット保持爪19,27に保持さ
れて飛散防止カバー13の外周面に配置されているが、
マグネット12を接着により飛散防止カバー13の外周
面に配置するようにしてもよい。このように構成すれ
ば、マグネット12を仮着磁する必要がなくモータの製
造工程が簡略され、また、マグネット保持爪19,27
も不要となる。
【0035】・本実施形態においては、2本のランナー
21によって全ての樹脂充填空間にモールド樹脂14を
充填させているが、ランナー21の本数を増やしてもよ
い。このように構成すれば、モールド樹脂14の充填効
率が向上する。
【0036】次に、上記実施形態及び別例から把握でき
る請求項に記載した発明以外の技術的思想について、そ
れらの効果と共に以下に記載する。 (1)前記マグネット12は、第1工程において、仮着
磁されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に
記載のモータのマグネット固定方法。このような方法に
よれば、マグネット12を金型の外周面に配置した際
に、マグネット12が金型に吸着されるので、作業性を
向上させることができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、少ない
部品点数で、作業工数を必要とせずにマグネットを互い
に固定できる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、少ない部品点数で、作業
工数を必要とせずにマグネットをヨークハウジング内に
容易に固定できる。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、マグネット
飛散防止カバーがモールド樹脂により固定されるので、
作業が容易になる。
【0040】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、ヨークハウジング内に固定されたマグネットの回動
を抑制することができる。
【0041】請求項5に記載の発明によれば、マグネッ
トの固定に係る作業工数を削減することができる。請求
項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の効
果に加えて、マグネット飛散防止カバーがモールド樹脂
により固定されるので、作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるモータの固定構造を示す
側部断面図。
【図2】 同じく、図1のA−A線における断面図。
【図3】 本実施形態におけるモータの固定方法の第1
の工程を示す平面図。
【図4】 同じく、第2の工程を示す平面図。
【図5】 同じく、第3の工程を示す平面図。
【図6】 同じく、マグネット保持爪を示す斜視図。
【図7】 従来のマグネット固定構造を示す側部断面図
【図8】 同じく、図8のB−B線における断面図
【図9】 同じく、マグネットホルダーを示す斜視図
【符号の説明】
11…ヨークハウジング、12…マグネット、13…マ
グネット飛散防止カバー、15…回り止め部としての突
起、16…第1の金型としての下型、23…第2の金型
としての上型。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のヨークハウジング(11)の内周
    面の周方向に沿って複数個配置されるマグネット(1
    2)を互いに樹脂モールド固定したモータのマグネット
    固定構造。
  2. 【請求項2】 前記マグネット(12)をヨークハウジ
    ング(11)に対して樹脂モールド固定した請求項1に
    記載のモータのマグネット固定構造。
  3. 【請求項3】 前記マグネット(12)の内周面を覆う
    マグネット飛散防止カバー(13)を配置して同飛散防
    止カバー(13)とともに前記マグネット(12)を樹
    脂モールド固定した請求項1又は請求項2に記載のモー
    タのマグネット固定構造。
  4. 【請求項4】 前記ヨークハウジング(11)の内周面
    には、回り止め部(15)を設け、同回り止め部(1
    5)にて樹脂モールドされたマグネット(12)が回り
    止めされている請求項1から請求項3のいずれか一項に
    記載のモータのマグネット固定構造。
  5. 【請求項5】 外周面を有する第1の金型(16)の外
    周面に沿って周方向に複数個のマグネット(12)を互
    いに所定間隔をもって配置する第1の工程と、 前記略筒状に配置されたマグネット(12)の外周を覆
    うように筒状のヨークハウジング(11)を配置する第
    2の工程と、 第2の金型(23)を前記第1の金型(16)に対して
    相対的に型締めした後、前記マグネット(12)を樹脂
    モールドする第3の工程とを含むモータのマグネット固
    定方法。
  6. 【請求項6】 第1の金型(16)の外周面にマグネッ
    ト飛散防止カバー(13)を配置する工程を含み、 前記第1の工程は、マグネット飛散防止カバー(13)
    を介して第1の金型(16)の外周面に沿ってマグネッ
    ト(12)を配置するものである請求項5に記載のモー
    タのマグネット固定方法。
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