JP2001037108A - 自転車用発電機 - Google Patents

自転車用発電機

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JP2001037108A
JP2001037108A JP11202017A JP20201799A JP2001037108A JP 2001037108 A JP2001037108 A JP 2001037108A JP 11202017 A JP11202017 A JP 11202017A JP 20201799 A JP20201799 A JP 20201799A JP 2001037108 A JP2001037108 A JP 2001037108A
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yoke
generator
bicycle
coil
hub
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JP11202017A
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Kouichi Shirasago
晃市 白砂
Kenji Itoi
憲治 糸井
Makoto Uchida
誠 内田
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Mitsuba Corp
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Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車用発電機の出力特性をコストアップを
抑えつつ改善する。 【解決手段】 ヨーク12に収容されてハブ軸1に固定
された発電コイル22と、ハブ軸1に対し回転自在に設
けられ内周面にマグネット3を配設したケーシング2を
備え、発電コイル22の外側をマグネット3が回転する
ことにより発電を行う。コの字型に形成された磁性体か
らなるヨーク片17を積層して積層ユニット18とし、
これを円周方向に間隔を置いて複数配設してヨーク12
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用発電機に
関し、特に、車輪のハブに発電機を内蔵させたいわゆる
ハブダイナモと呼ばれる自転車用発電機に適用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自転車においては、付設された
ライト等に電力を供給するため、車輪の回転を利用して
発電を行うタイプの発電機が広く用いられている。ま
た、近年このような自転車用発電機として、車輪を支持
する車軸部分に発電機を配設したいわゆるハブダイナモ
と呼ばれる装置が普及してきている。
【0003】このハブダイナモは、一般に、車輪側にマ
グネットを備えたロータを配設し、それをハブ軸側に設
けたコイルの周囲にて回転させ発電作用を行うようにな
っている。図8, 9は、このようなハブダイナモ型の従
来の自転車用発電機(以下、発電機と略記する)におけ
る主要部の構成を示す説明図である。
【0004】図8の発電機では、車輪側に取り付けられ
たケーシング(ハブ体)51の内周にマグネット52が
配される。ケーシング51内にはリングヨーク53が取
り付けられており、マグネット52はその内周に固着さ
れる。ケーシング51は、図示しないベアリングによっ
てハブ軸54に対し回転自在に支承されている。
【0005】マグネット52の内側にはコイルユニット
55が配設される。コイルユニット55は、ハブ軸54
にスペーサ56を介して固着され、その外側にはヨーク
57が配設される。ヨーク57の外周とマグネット52
の内周との間には空隙が形成されている。ヨーク57
は、軸方向に2個のヨーク部材57aと57bが組み合
わされた形となっており、各ヨーク部材57a, bはそ
れぞれ、底面部58と側片59とから構成されている。
側片59は、底面部58から曲げ加工によって形成さ
れ、対向するヨーク部材57a, bの側片59同士がそ
れぞれ互い違いに組み合わされて、コイルユニット55
の外周を覆うようになっている。
【0006】一方、図9の発電機では、ケーシング51
側の構成は図8と同様であるが、ヨーク57の形態が前
述のものとは異なっている。つまり、図9の場合には、
各ヨーク部材57a, bには、絞り加工によって屈曲形
成されたコイル保持部60が設けられている。そして、
コイルユニット55は、このコイル保持部60によって
支持されてヨーク57内に収容され、図8におけるスペ
ーサ56は省かれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、発電機におけ
る磁路形成に際し、ヨークの板厚が不足すると磁束密度
が飽和してしまう箇所が発生する。かかる箇所が生じる
とマグネットからの磁束が有効に利用できず、出力電圧
を向上させる妨げとなる。これに対し磁束の飽和を防止
すべく板厚を大きくすると、高速時においてヨーク内部
に発生する渦電流損が大きくなり出力電圧が低下してし
まう。従って、ヨークの板厚をバランス良く設定するこ
とがヨーク設計の際に大きな問題となる。
【0008】しかしながら、図8, 9のような従来の発
電機では、ヨークに曲げや絞り加工部が存在するため、
板厚設定の自由度が小さく、また、加工により板厚が変
化して全体を均一な厚さに形成できないという問題があ
った。
【0009】さらに、曲げや絞り加工を行った部分には
塑性加工による残留応力が存在するため、これが磁気の
流れを妨げて磁束の有効活用が図れないという問題も生
じる。この場合、かかる残留応力はヨークを焼鈍するこ
とで低減可能であるが、その際、焼鈍工程が加わること
によるコストアップは避けられない。また、焼鈍時の熱
によりヨークの寸法が変化するため、そのまま使用する
と出力電圧にバラツキが生じるという問題がある。一
方、それを再修正すればバラツキは低減するが、修正工
程の分だけコストが上昇するという新たな問題が生じ
る。
【0010】本発明の目的は、自転車用発電機の出力特
性をコストアップを抑えつつ改善することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の自転車用発電機
は、磁性体からなるヨークに収容されてハブ軸に固定さ
れた発電コイルと、前記ハブ軸に対し回転自在に設けら
れ、その内周面に永久磁石を配設したハブ体を備え、前
記発電コイルの外側を前記永久磁石が回転することによ
り発電を行う自転車用発電機であって、前記ヨークは、
磁性体からなる板状部材を積層して形成されることを特
徴とする。
【0012】これにより、本発明の自転車用発電機で
は、ヨーク設計上の自由度が大きくなり、磁束の飽和状
態を適宜改善することが可能となる。従って、界磁磁束
を有効活用することができ、出力向上や装置の小型化を
図ることが可能となる。また、ヨークの積層化に伴い、
渦電流損が低減し高速時の出力特性を改善することが可
能となる。さらに、曲げ加工等を省くことができると共
に、熱処理や寸法修正等の後処理も不要となり、部品コ
ストを抑えることが可能となる。加えて、内部歪みの残
留等による鉄損を低減でき、無負荷時における回転抵抗
を軽減することが可能となる。
【0013】一方、前記板状部材を、対向する二辺とそ
れらを接続する一辺とを備えたコの字型に形成し、前記
二辺部分が前記発電コイルの外周側および内周側に延在
するようにしても良い。また、前記板状部材を複数枚積
層して積層体を形成し、それを円周方向に間隔を置いて
複数配設して前記ヨークを形成するようにしても良い。
【0014】さらに、前記発電コイルの内周側に、前記
積層体間を接続する磁性体からなるスペーサを設けた
り、前記ハブ軸と前記ヨークとの間に、磁性体からなる
円筒部材を積層して形成したブッシュを介設したりして
も良く、これらにより磁路が強化され、さらに出力特性
が改善される。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、
本発明の実施の形態1である発電機の構成を示す断面図
である。図1の発電機は、自転車の車輪を支持するハブ
軸1に配設されるハブダイナモ形式となっており、ハブ
軸1側が固定子となり発電コイル22が配設される。一
方、ハブ軸1には回転子としてケーシング(ハブ体)2
が回転自在に設けられており、その内周側にはマグネッ
ト(永久磁石)3が取り付けられている。
【0016】ケーシング2の図1において左端側にはベ
アリング4が取り付けられている。ベアリング4の内周
側にはナット5が挿入されており、ナット5はハブ軸1
の外周に形成されたねじ1aにねじ込まれている。これ
により、ケーシング2の左端側は、ベアリング4を介し
てハブ軸1に回転自在に支持されることになる。ナット
5にはフランジ5aが形成されており、ベアリング4は
このフランジ5aとケーシング2内の段部2aとによっ
て軸方向に抜け止めされる。ナット5の外側にはさらに
ナット6が配設され、ナット5の緩み止めが施されてい
る。
【0017】ケーシング2の図1において右端側にはパ
ネル7がはめ込まれており、パネル7の中央部にはベア
リング8が取り付けられている。ベアリング8の内周側
にはナット9が挿入されており、ナット9はハブ軸1の
外周に形成されたねじ1aにねじ込まれている。これに
より、ケーシング2の右端側は、パネル7に取り付けら
れたベアリング8を介してハブ軸1に回転自在に支持さ
れる。なお、ナット9にもフランジ9aが形成されてお
り、ベアリング8はこのフランジ9aとパネル7内の段
部7aとによって軸方向に抜け止めされる。また、ナッ
ト9の外側にはさらにナット10が配設され、ナット9
の緩み止めが施されている。
【0018】ケーシング2の内周側には、鉄等の磁性材
料によって形成された円筒形状のリングヨーク11が取
り付けられている。また、リングヨーク11の内側に
は、界磁子として複数個のマグネット3が配設されてい
る。
【0019】ハブ軸1側には、発電コイル22がヨーク
12に収容された状態で固定されている。ハブ軸1には
大径部1bが形成されており、その外周にはヨーク12
が取り付けられ、その内側に発電コイル22のコイルユ
ニット23が収容されている。ヨーク12の外周はマグ
ネット3と若干の間隙を空けて対向しており、ヨーク1
2および発電コイル22の外側をマグネット3が回転す
るようになっている。なお、発電コイル22には配線1
9が設けられており、この配線19はナット9に設けら
れた配線孔9bから発電機外部へと引き出されている。
【0020】ヨーク12の軸方向外側にはそれぞれヨー
ク保持板13, 14が取り付けられている。ヨーク保持
板13の外側(図1において左側)にはナット15が取
り付けられている。また、ヨーク保持板14の外側(図
1において右側)にはナット16が取り付けられる。そ
して、両ナット15, 16によってヨーク12は大径部
1b上に保持、固定される。
【0021】また、ナット16は、その図1において右
端側がナット9の左端と接するようにハブ軸1に取り付
けられる。これにより、ケーシング2内におけるハブ軸
1の位置が決まり、発電コイル22とマグネット3との
間の位置関係が決定される。すなわち、マグネット3が
位置ずれなく発電コイル22の外側を回転するように、
ケーシング2とハブ軸1とが組み付けられる。
【0022】ここで、当該発電機におけるヨーク12
は、鉄等の磁性体からなる板状のヨーク片(板状部材)
17から構成される。図2は、ヨーク片17の構成を示
す斜視図である。このヨーク片17は、プレス等にて鉄
板を打ち抜き成形したものであり、従来の装置のよう
に、ヨーク形成に際し曲げ加工や絞り加工は必要ない構
成となっている。ヨーク片17は、図2に示したように
略コの字型の鉄片であり、対応する二辺をなす外周部1
7aと内周部17bと、それらを接続する一辺となる胴
部17cから構成される。また、胴部17cには係合突
起17dが設けられている。
【0023】ヨーク片17は、複数枚積層されて積層ユ
ニット(積層体)18として用いられる。図3は、積層
ユニット18の構成およびその配設状態を示す説明図で
ある。図3に示したように、積層ユニット18は、ヨー
ク片17の外周部17aが外径側に来るようにハブ軸1
の大径部1bに取り付けられる。そして、この積層ユニ
ット18を周方向に間隔を置いて複数配設することによ
りヨーク12が形成される。
【0024】また、積層ユニット18は、図3に示した
ようにハブ軸1の前後方向(図1において左右方向)か
ら交互に配設される。この場合、発電コイル22のコイ
ルユニット23両端面には、積層ユニット18の幅に形
成された図示しないヨーク取付溝が形成されている。そ
して、コイル前後にて異なる位置の溝に積層ユニット1
8を挿入することにより、発電コイル22の周囲に積層
ユニット18が交互に配設されることになる。
【0025】このように本発明による発電機では、ヨー
ク片17を積層させてヨーク12を形成しているため、
ヨーク片17の形状や積層枚数を変えることにより磁気
回路構成や磁路の断面積を適宜変えることができる。こ
のため、磁束が飽和しがちな部分の断面積を増加させる
など、磁束状態に応じてヨーク形状やその厚さ等を適宜
変更することが容易にでき、磁束飽和状態を任意に改善
することが可能となる。
【0026】また、ヨーク製造に際し曲げ加工や絞り加
工が不要なため、部品の加工工程を削減でき、さらに、
残留応力を除去するための熱処理等も不要となり、部品
コストの低減を図ることが可能となる。
【0027】一方、ヨーク12の形成に際し、ヨーク片
17の係合突起17dは、ヨーク保持板13, 14に設
けられた係合溝(図示せず)に嵌め込まれる。すなわ
ち、両者を嵌合させることにより、発電コイル22を取
り囲む形で配設された積層ユニット18にヨーク保持板
13, 14を取り付ける。そして、ヨーク保持板13,
14をナット15, 16を締め付けることにより、発電
コイル22およびヨーク12はハブ軸1上に固定され
る。
【0028】このようにして構成された発電機では、ケ
ーシング2が車輪側に固定され、自転車が駆動されると
車輪の回転と共に、マグネット3が発電コイル22の外
側を回転するようになる。これにより、発電コイル22
に起電力が発生され、この起電力が発電電力としてライ
ト等の負荷に供給される。この際、当該発電機では、ヨ
ーク12の積層化により渦電流損が低下するため、高速
時の出力特性が改善される。また、ヨーク12の曲げ加
工等がないため、内部歪みによる鉄損が低減され、コギ
ングトルクが減少し無負荷時における回転抵抗も軽減さ
れる。
【0029】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2である発電機について説明する。図4は、本発明の
実施の形態2である発電機の構成を示す断面図である。
なお、実施の形態1と同様の部品等については同一の符
号を付し、その詳細は省略する。
【0030】図4の発電機もまたハブダイナモ形式の装
置であり、その基本構成は図1の発電機と同様である。
但し、当該発電機では、図1の発電機に加えてヨーク1
2の内周側に巻ブッシュ20が設けられており、磁路の
強化が図られている。
【0031】ここで、巻ブッシュ20は、鉄等の磁性体
からなる薄板材を円筒状に成形し積層したものである。
図4の発電機では、ハブ軸1の大径部1bが図1のもの
より小径に形成されており、大径部1bとヨーク12と
の間にこの巻ブッシュ20が挿入されている。なお、そ
の他の構成は図1の発電機と同様である。
【0032】当該発電機では、ヨーク12の内周面に接
して巻ブッシュ20が配置されていることから、ヨーク
12における磁気抵抗が低減されて磁路が強化され、出
力の向上が図られている。
【0033】(実施の形態3)さらに、本発明の実施の
形態3である発電機について説明する。図5は、本発明
の実施の形態3である発電機の構成を示す断面図であ
る。なお、実施の形態1と同様の部品等については同一
の符号を付し、その詳細は省略する。
【0034】図5の発電機もまたハブダイナモ形式の装
置であり、その基本構成は図1の発電機と同様である。
但し、当該発電機では、図1の発電機に加えてヨーク1
2の内周側にスペーサ21が設けられており、磁路の強
化が図られている。なお、その他の構成は図1の発電機
と同様である。
【0035】この場合、スペーサ21は鉄等の磁性体か
らなるリング状部材であり、ヨーク12の内周面に接し
て配設されている。このため当該発電機では、ヨーク1
2における磁路が強化され、出力の向上が図られてい
る。
【0036】
【実施例】次に、図8に示した従来の発電機と、図1,
4に示した本発明による発電機の発電特性とを比較した
実験の結果について説明する。図6はこれらの実験結果
のデータを示すグラフであり、(a)は従来の装置、
(b)は図1の装置、(c)は図4の装置における実験
結果を示したものである。さらに、図7は、実験結果の
うち有負荷時における出力電圧のみをプロットしたグラ
フである。
【0037】この場合、従来の装置と本発明による装置
では、高速時の出力特性と、無負荷時の出力特性の2点
について改善が見られた。すなわち、まず第1に、図7
からわかるように、車速10km/h以上にて従来の発
電機よりも出力電圧が向上した。特に、図4の装置で
は、ほぼ全速域にて出力向上が見られた。また第2に、
図6からわかるように、無負荷時の実測値と計算値との
差が大きいのに対し(図6(a))、本発明による装置
ではそれらはほぼ一致している(図6(b),
(c))。これはすなわち、無負荷時の鉄損がほとんど
ゼロに近くなったことを表し、車輪を回転させる力(ペ
ダルを踏む力)が小さくて済むことを示している。
【0038】このように本発明による発電機では、ヨー
ク設計の自由度が大きくなると共に、鉄損の低減により
高速域や無負荷時における出力特性の改善を図ることが
可能となっている。
【0039】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0040】たとえば、ヨーク片17の形状や積層枚数
は前述の例には限られず、求められる性能に基づき適宜
変更することが可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明の自転車用発電機は、いわゆるハ
ブダイナモ形式の自転車用発電機において、磁性体から
なる板状部材を積層してヨークを形成したことにより、
ヨーク設計上の自由度が大きくなり、磁束の飽和状態を
適宜改善することが可能となる。このためマグネットの
磁束を有効活用することができ、出力向上や装置の小型
化を図ることが可能となる。また、ヨークの積層化に伴
い、渦電流損が低減し高速時の出力特性を改善すること
が可能となる。
【0042】さらに、ヨークの曲げ加工等を省くことが
できると共に、熱処理や寸法修正等の後処理も不要とな
るため、部品コストを抑えることが可能となる。また、
内部歪みの残留等による鉄損を低減できることから、無
負荷時における回転抵抗を軽減することが可能となる。
【0043】一方、発電コイルの内周側に巻ブッシュや
スペーサを設けることにより、磁路が強化され、発電機
の出力特性をさらに改善することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である発電機の構成を示
す断面図である。
【図2】ヨーク片の構成を示す斜視図である。
【図3】積層ユニットの構成およびその配設状態を示す
説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2である発電機の構成を示
す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3である発電機の構成を示
す断面図である。
【図6】実験結果を示すグラフであり、(a)は従来の
装置、(b)は図1の装置、(c)は図4の装置におけ
る実験結果を示している。
【図7】実験結果のうち有負荷時における出力電圧のみ
をプロットしたグラフである。
【図8】従来の自転車用発電機の構成を示す断面図であ
る。
【図9】従来の他の自転車用発電機の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ハブ軸 1a ねじ 1b 大径部 2 ケーシング(ハブ体) 2a 段部 3 マグネット(永久磁石) 4 ベアリング 5 ナット 5a フランジ 6 ナット 7 パネル 7a 段部 8 ベアリング 9 ナット 9a フランジ 9b 配線孔 10 ナット 11 リングヨーク 12 ヨーク 13 ヨーク保持板 14 ヨーク保持板 15 ナット 16 ナット 17 ヨーク片(板状部材) 17a 外周部 17b 内周部 17c 胴部 17d 係合突起 18 積層ユニット(積層体) 19 配線 20 巻ブッシュ(ブッシュ) 21 スペーサ 22 発電コイル 23 コイルユニット 51 ケーシング 52 マグネット 53 リングヨーク 54 ハブ軸 55 コイルユニット 56 スペーサ 57 ヨーク 57a ヨーク部材 58 側片 58 底面部 59 側片 60 コイル保持部
フロントページの続き (72)発明者 内田 誠 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内 Fターム(参考) 5H002 AA07 AB05 AB06 AB08 AC03 AE08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体からなるヨークに収容されてハブ
    軸に固定された発電コイルと、前記ハブ軸に対し回転自
    在に設けられ、その内周面に永久磁石を配設したハブ体
    を備え、前記発電コイルの外側を前記永久磁石が回転す
    ることにより発電を行う自転車用発電機であって、 前記ヨークは、磁性体からなる板状部材を積層して形成
    されることを特徴とする自転車用発電機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自転車用発電機におい
    て、前記板状部材は対向する二辺とそれらを接続する一
    辺とを備えたコの字型に形成され、前記二辺部分が前記
    発電コイルの外周側および内周側に延在することを特徴
    とする自転車用発電機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の自転車用発電機
    において、前記ヨークは、前記板状部材を複数枚積層し
    て形成した積層体を円周方向に間隔を置いて複数配設し
    てなることを特徴とする自転車用発電機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自転車用発電機におい
    て、前記発電コイルの内周側に、前記積層体間を接続す
    る磁性体からなるスペーサを設けたことを特徴とする自
    転車用発電機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れか1項に記載の自転
    車用発電機において、前記ハブ軸と前記ヨークとの間
    に、磁性体からなる円筒部材を積層して形成したブッシ
    ュを介設したことを特徴とする自転車用発電機。
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