JP2001036703A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2001036703A
JP2001036703A JP11208156A JP20815699A JP2001036703A JP 2001036703 A JP2001036703 A JP 2001036703A JP 11208156 A JP11208156 A JP 11208156A JP 20815699 A JP20815699 A JP 20815699A JP 2001036703 A JP2001036703 A JP 2001036703A
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JP11208156A
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Bunichi Nagano
文一 長野
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信用原稿の送信条件の入力中の受信用原稿
の受信に対しても、送信用原稿のメモリへの読込みが行
われ、自動的なメモリ送信を行えるようにするととも
に、原稿取忘れの防止のために操作者の拘束を防ぐこと
ができるようにする。 【解決手段】 制御回路603Aは、操作部(操作パネ
ル60)において、送信用原稿の送信条件が操作者にて
直接入力されて送信を行う直接送信モードと、送信用原
稿の読込みと共にメモリ502に画像データを格納して
モデム603を介してメモリ送信を行うメモリ送信モー
ドと、受信用原稿を受信する受信モードとを選択可能に
する。直接送信モードを、送信用原稿の送信条件の入力
中に受信を受けた際に、メモリ送信モードに変更可能に
して、受信終了後にメモリ送信が自動的に行われるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ(以
下、FAXと略記する)機能における直接送信及びメモ
リ送信の送信制御に改良を施したファクシミリ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置においては、装
置本体の操作部での直接送信モードの選択状態で、操作
者(オペレータ)による送信先の電話番号や画質などの
送信条件の入力をした後、オペレータによるメモリ送信
モードへの切換え選択によって送信用原稿がメモリに読
込まれ、これによって、送信用原稿のメモリ送信を行う
ようになっている。
【0003】また、このような送信用原稿の読込み中
に、受信用原稿の受信があると、自動受信モードの優先
によって受信用原稿の受信を行いつつ、送信用原稿の読
込みを継続するとともに、受信終了後に送信用原稿のメ
モリ送信を行うような制御システムとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のファクシミリ装置にあっては、直接送信モード
での送信条件の入力中に受信用原稿の受信があると、受
信モードが優先されていることから、オペレータによる
メモリ送信モードの切換え選択が行えず、入力途中の送
信用原稿の送信条件が消去されてしまう。
【0005】このため、送信用原稿のメモリ送信を行う
場合には、受信終了後に、再度、初めから送信用原稿の
送信条件を再入力したり、受信終了まで送信用原稿を送
信トレイ上にセットしたまま状態で、オペレータは、通
信回線が空くまで機体の側で待機していなければならな
いことから、オペレータにとっては、事務的に無駄な時
間が拘束される。
【0006】また従来、例えば、特公平4−39263
号公報に開示されているように、送信用原稿の送信条件
の入力中に受信用原稿の受信があると、入力途中の送信
用原稿の送信条件を保持手段にて一時的に保持して、受
信終了後に、保持手段の情報を基に、送信用原稿のメモ
リへの読込みが行われて、メモリ送信を開始するような
制御システムが提案されている。このような制御システ
ムにおいても、オペレータは、原稿載置台上にセットさ
れた送信用原稿を取り忘れないために、受信終了後の送
信用原稿のメモリへの読込み終了まで機体の側で待機し
ていなければならず、オペレータにとっては、事務的に
無駄な時間が拘束される。
【0007】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
もので、送信用原稿の送信条件の入力中の受信用原稿の
受信に対しても、送信用原稿のメモリへの読込みが行わ
れ、自動的なメモリ送信を行えるようにするとともに、
原稿取忘れを防止するために操作者が装置のそばに拘束
されるのを防ぐことができるようにしたファクシミリ装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、画像の送
信又は受信を行う送受信手段と、送信のために原稿画像
の読み取りを行う読み取り手段と、受信した画像を形成
する画像形成手段と、操作者による条件の設定を可能と
する操作手段と、前記読み取り手段で読み取った画像デ
ータを格納するメモリと、画像の送受信の制御を行う制
御手段とを備えたファクシミリ装置である。前記操作手
段により信用原稿の送信条件が操作者にて直接入力され
て送信を行う直接送信モードと、送信用原稿の読込みと
共にメモリに格納した画像の送信を行うメモリ送信モー
ドとが操作手段により選択可能となっている。そして、
前記制御手段は、前記直接送信モードでの前記送信用原
稿の送信条件の入力中に受信を受けた場合、前記操作手
段により前記メモリ送信モードに切り換え可能とする。
【0009】第2の発明は、前記制御手段は、受信終了
後におけるメモリ送信の開始を、自動的にメモリ送信を
行う自動設定または送信モードを切り換え可能とする手
動設定に切換え可能とするものである。
【0010】第3の発明は、さらに、前記制御手段が、
メモリ送信が手動設定により開始される場合、所定の設
定時間内に操作者による送信モードの選択がないときに
は送信を中断するものである。
【0011】従来のファクシミリ装置では、操作手段か
ら送信先の電話番号や画質等の送信条件の入力中に受信
があると、メモリ送信モードに切り換えようとしても切
り換えることができず、入力していた送信条件まで消去
されてしまう。第1の発明においては、直接送信モード
と、メモリ送信モードとが操作手段により選択可能とな
っており、直接送信モードでの前記送信用原稿の送信条
件の入力中に受信を受けた場合、前記操作手段により前
記メモリ送信モードに切り換え可能とする。そのため、
送信条件の入力中に受信を受けたとき、操作者は、回線
が空き次第直ちに送信したい場合や、再送信の設定が面
倒な場合には、メモリ送信モードに切り換える。また、
急ぎの要件でない場合などで送信を止める場合には、直
接送信モードのままで放置する。そして、メモリ送信モ
ードを選択すると、受信中であっても、引き続き送信条
件の入力が可能となり、入力を完了させ、原稿の読み込
みが行われ、送信と受信が平行処理される。したがっ
て、着信に対して、それまでの入力操作がむだになるこ
とがなく、操作者の要望に沿った様々な対応が可能にな
るとともに、送信用原稿はメモリに読み込まれているの
で、メモリ送信モードで回線が空き次第、自動的に再送
信を行い、操作者が原稿を取り忘れることもなく、また
原稿を取りに戻ることもない。
【0012】また、第2の発明においては、受信終了後
におけるメモリ送信による開始を、前記操作手段により
自動または手動設定に切換え可能とするので、操作者の
要望に合わせた対応が可能となる。すなわち、自動設定
にしておくと、当然、送信条件の継続入力が可能にな
り、入力を完了すると、原稿が読み込まれ、このように
送信モードの切り換えの手間を省くことができる。これ
に対して、手動設定にしておくと、ファクシミリ装置が
操作者に、送信モード切り換えの要望の有無を問い合わ
せる。直ちに送信したい場合や、再送信の設定が面倒な
場合には、操作者はメモリ送信モードに切り換え、送信
を止める場合には、直接送信モードのままとする。この
ように、操作者は、自分の要望にあった設定を選択でき
る。
【0013】第3の発明においては、メモリ送信が手動
設定により開始される場合、所定の設定時間内に操作者
による送信モードの選択がないときには送信を中断する
ので、メモリ送信であっても送信を止める場合は、送信
モードを入力しなければよく、操作者が直接送信モード
を入力する必要もない。こうして、手動設定にしておけ
ば、メモリ送信であっても、操作者の要望に合わせた対
応が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、例えば、プリ
ンタ機能、FAX機能あるいはコピー機能等の各種機能
を備えたデジタル画像形成装置としてのデジタル複写機
の全体構成を概略的に示すもので、符号1は画像形成装
置本体(機体)である。
【0015】この画像形成装置本体1は、上面部の透明
ガラスからなる原稿載置台2上に、原稿押えカバーを兼
用する自動原稿送り装置(RADF:Reversing Automa
ticDocument Feeder)3が開閉自在に搭載されている。
【0016】この自動原稿送り装置3は、両面コピー対
応型の形態を有し、例えば、一度に複数枚に纏めてセッ
トされる原稿を一枚ずつ原稿載置台2上に自動的に供給
搬送して、その原稿の一方の面を後述するスキャナ部4
による画像読取りを行う。読み取りの終了後、再度、原
稿を表裏反転させて原稿載置台2上に供給搬送して、ス
キャナ部4による原稿の他方の面についての画像読取り
が行われる。このような原稿両面の画像読み取りが終了
した後に、その原稿を外部に排出することにより、次の
一枚の原稿についての両面搬送動作を実行する。
【0017】この場合、自動原稿送り装置3による原稿
の搬送及び表裏反転の動作は、オペレータにて選択され
た片面コピーモードまたは両面コピーモードに対応して
行われるとともに、画像形成装置本体1の駆動動作に関
連させて制御されるようになっている。
【0018】上記したスキャナ部4は、原稿載置台2の
下方に配置されて平行に往復移動する第1及び第2の走
査ユニット5A,5Bと、光学レンズ体6と、光電変換
素子からなるCCD(Charge Coupled Device)ライン
センサ7とを備える原稿画像読取りユニット、所謂、ス
キャナユニットにて構成されている。
【0019】第1の走査ユニット5Aは、露光ランプ5
1と、この露光ランプ51からの光を原稿画像表面に露
光させるリフレクタ52と、このリフレクタ52を介し
て露光され反射される原稿からの反射光像を所定の方向
に向かって導くための第1のミラー53とを有し、原稿
載置台2の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の
走査速度で平行に往復移動制御されるようになってい
る。
【0020】第2の走査ユニット5Bは、第1の走査ユ
ニット5Aの第1のミラー53により導かれた原稿から
の反射光像を更に所定の方向に向かって導くための第2
のミラー54及び第3のミラー55を有し、第1の走査
ユニット5Aと一定の速度関係を保って平行に往復移動
制御されるようになっている。
【0021】光学レンズ体6は、第2の走査ユニット5
Bの第3のミラー55により導かれされた原稿からの反
射光像を縮小し、この縮小された光像をCCDラインセ
ンサ7に結像させるようになっている。
【0022】CCDラインセンサ7は、光学レンズ体6
により結像された光像を光電変換して電気信号にして出
力するようになっている。このように電気信号に変換さ
れた原稿画像は、画像データとして後述する画像処理部
へと転送されて、所定の画像データ処理が施されるよう
になっている。この画像データをレーザ記録部であるレ
ーザ書込みユニット8に与えて、電子写真プロセス部1
0において、感光体ドラム48上に可視画像として再現
した後、用紙上に画像を転写する。
【0023】そして、レーザ書込みユニット8は、画像
データに応じたレーザ光を半導体レーザと、このレーザ
光を等速角度偏向するポリゴンミラーと、等角速度偏向
されたレーザ光が電子写真プロセス部10の感光体感光
体ドラム11上で等速度偏向されるように補正するf−
θレンズ等を有している。
【0024】すなわち、上記した電子写真プロセス部1
0は、レーザ書込みユニット8からポリゴンミラー9を
介して出射される画像データのレーザ光が結像される感
光体ドラム11と、この感光体ドラム11上に結像され
る画像データを静電潜像に画像化させるように帯電させ
る帯電チャージャ12と、この帯電チャージャ12の帯
電にて画像化された静電潜像をトナーの供給により現像
して可視化像する現像器13と、この現像器13にて可
視化像された原稿画像のトナー像を、後述する給紙装置
20から給紙搬送路を介して給紙される記録用紙P上に
転写する転写チャージャ14と、この転写チャージャ1
4にて転写された記録用紙Pを感光体ドラム11上から
剥離させる剥離チャージャ15と、この剥離チャージャ
15による記録用紙Pの剥離後の感光体ドラム11上の
残留トナーをクリーニングするクリーニング装置16と
の各画像形成機構を備える。
【0025】これら各々の各画像形成機構は、レーザ書
込みユニット8からの画像データのレーザ光の感光体ド
ラム11上への結像点から、現像器13を始めに感光体
ドラム11の矢印回転方向に順に配置されているもの
で、剥離チャージャ15による剥離後の記録用紙Pは、
搬送ベルト17を介して定着器18に搬送されて、記録
用紙Pに転写されたトナー像の定着が行われるととも
に、この定着後の記録用紙Pは、排紙ローラ19を介し
てソータ30に搬送され、このソータ30を介して各々
の排紙トレイ31,32上に区分け排紙されるか、操作
部による両面コピーモードの選択の際には、反転搬送機
構40に切換え搬送されるようになっている。
【0026】この反転搬送機構40は、両面コピーモー
ドの選択によって、排紙ローラ19の上流側に設けた第
1の用紙切換えレバー41の切換え制御され、定着後の
記録用紙Pを反転搬送経路42に導き、第2の用紙切換
えレバー43の切換え制御によりスイッチバックさせて
搬送経路44に導くことにより表裏反転させ、この表裏
反転後の記録用紙Pを、再度、後述する給紙搬送路に供
給搬送し、これによって、記録用紙Pへの両面コピーが
行われるようになっている。
【0027】上記した給紙装置20は、画像形成装置本
体1内に用紙サイズに応じて複数段に装填される給紙カ
セット21A,21B,21Cと、これら各々の給紙カ
セット21A,21B,21Cに積載収容された記録用
紙Pを最上層側から一枚ずつ選択的にピックアップし
て、給紙搬送路22を介して電子写真プロセス部10の
上流側のレジストローラ23に搬送するか、または、画
像形成装置本体1の外部に設置した手差しトレイ24か
ら手差し給紙される記録用紙Pを給紙搬送路25を介し
てレジストローラ23に搬送し、このレジストローラ2
3にて給紙タイミングを図りながら電子写真プロセス部
10に給紙してなるものである。
【0028】ところで、ソータ30を介して各々の排紙
トレイ31,32上に積載排紙される記録用紙Pは、図
示しないステープル機構にて自動的に束ねられるように
なっている。
【0029】図2は、画像形成装置本体1における操作
部の一実施形態を示すもので、この操作部に設置される
オペレータにてキータッチ操作される操作パネル60
は、各種情報をLCD画面表示する表示部61と操作キ
ー群62とを有し、この操作キー群62は、各種モード
に関する指示を入力するテンキー63と、このテンキー
63に組み込まれたクリアキー64と、各種機能の操作
キー(ワンタッチキー)群65A〜65Jと、スタート
キー66及びストップキー67などをそれぞれ有してい
る。
【0030】図3は、デジタル画像形成装置の各種機能
部全体の電気的な構成を示すブロック図、図4は、FA
X機能部の構成を支援すブロック図である。図3のシス
テムは、操作パネル60を管理制御するオペレーション
パネルボード100と、各種機能部を管理制御するマシ
ンコントロールボード200と、原稿画像を電気的に読
取り電子データとするCCDボード300と、このCC
Dボード300にて電子データ化された原稿画像に対し
て所定の画像処理を施すメイン画像処理ボード400
と、このメイン画像処理ボード400にて画像処理され
た画像情報に対して更に所定の画像処理を施すサブ画像
処理ボード500と、このサブ画像処理ボード500に
インターフエイスを介して接続された他の拡張ボード群
600とを有する。この拡張ボード群600は、プリン
タボード601、機能拡張ボード602及びFAXボー
ド603等にて構成され管理制御されるようになってい
る。
【0031】オペレーションパネルボード100は、サ
ブの中央演算装置(CPU)101を有し、この中央演
算装置101により基本的な制御が行われるようになっ
ているもので、操作パネル60のLCD表示部61にお
ける画面表示、例えば、「ソーシンコピーデキマス」等の
画面表示、及びオペレータによる各種モードに関する指
示を入力する操作キー群62からの操作入力などを管理
してなるとともに、これらの操作キー群62からの入力
されたデータ、あるいは、LCD表示部61に画面表示
させる情報などの各種制御情報をメモリ102に記憶さ
せるようになっている。
【0032】また、オペレーションパネルボード100
の中央演算装置101は、後述するメイン画像処理ボー
ド400のメイン中央演算装置401との制御データ通
信にて画像形成装置本体1の動作指示を行うもので、こ
の場合、メイン中央演算装置401からは、画像形成装
置本体1の動作状態を示す制御信号をオペレーションパ
ネルボード100の中央演算装置101へと転送するこ
とにより、操作パネル60のLCD表示部61を通し
て、オペレータに装置自体の動作状態の現況を画面表示
するようになっている。
【0033】マシンコントロールボード200もまた、
サブ中央演算装置(CPU)201を有し、この中央演
算装置201により全体の制御が行われ、メモリ202
に記憶するようになっている。すなわち、中央演算装置
201は、処理原稿画像を読み取るスキャナ部4と、ス
キャナ部4からの原稿画像情報をレーザ書込みユニット
8を介して画像形成する電子写真プロセス部10と、給
紙装置20と、両面コピー時における記録用紙Pの反転
搬送機構(両面ユニット)40とのそれぞれの制御を行
う。また、中央演算装置201は、上述したようなRA
DF、または、ADF(Automatic Document Feeder)
などの自動原稿送り装置3の制御をサブの中央演算装置
(CPU)203を介して行うとともに、ソータ30に
て区分け排紙される記録用紙Pのステープル機構(図示
せず)などの後処理を行うフィニッシャ204をサブの
中央演算装置(CPU)205を介して行い、これによ
って、各種機能部を管理制御している。
【0034】CCDボード300は、CCDラインセン
サ7を駆動する駆動回路(CCDゲートアレイ)301
と、このCCDゲートアレイ301から出力されるアナ
ログデータのゲイン調整などを行うアナログ回路302
と、このアナログ回路302のアナログ出力をデジタル
信号に変換して電子データとして出力するA/D変換器
303などから構成されている。この制御管理は、後述
するメイン画像処理ボード400のメイン中央演算装置
401により行われる。
【0035】メイン画像処理ボード400は、メイン中
央演算装置401により制御されるもので、多種画像処
理部402と、この多種画像処理部402にて処理が施
された画像データあるいは処理手順管理などの各種制御
情報が記憶管理されるメモリ403と、多種画像処理部
402にて処理が施された画像情報でもって画像を再現
するレーザコントロール404と、レーザ書込みユニッ
ト405などから構成されている。
【0036】この場合、多種画像処理部402は、CC
Dボード300から送られて来る原稿画像の電子データ
を基に、画像の階調性を所望の状態で表現できるよう
に、シェーディング補正、濃度補正、領域分離、フィル
タ処理、MTF補正、解像度変換、電子ズーム(変倍処
理)及びガンマ補正などを、多種の画像データ状態のま
ま処理を施す。レーザコントロール404は、レーザ書
込みユニット405側へとデータを転送制御するように
なっている。
【0037】サブ画像処理ボード500は、メイン画像
処理ボード400のメイン中央演算装置401により制
御される2値画像処理部501と、画像処理の施された
2値画像情報あるいは処理上での制御情報などを記憶管
理するメモリ、及びこのメモリを制御するゲートアレイ
(G/A)502と、複数枚の原稿画像情報を記憶管理
して複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数の数だけ続出
させて複数の複写物を生成するハードディスク(H
D)、及びこのハードディスクを制御(RHD)するゲ
ートアレイ(G/A)503と、外部インターフエイス
としてのSCSI、及びこのSCSIを制御するゲート
アレイ(G/A)504などから構成されている。
【0038】そして、メイン画像処理ボード400とサ
ブ画像処理ボード500とは、コネクタ406,505
にて接続されているとともに、サブ画像処理ボード50
0を構成する2値画像処理部501はまた、多値画像情
報を2値画像に変換する処理部501A、画像の回転処
理を行う処理部501B、2値画像の変倍処理を行う2
値変倍(ズーム)処理部501C、画像の圧縮・伸長処
理を行う圧縮・伸長処理部501D,501E及びFA
X画像を通信手段を介して送受信するように、後述する
拡張ボード群600のFAXボード603に接続される
ファックスインターフエイス(FAX・I/F)501
Fを備えている。
【0039】拡張ボード群600としては、例えば、パ
ーソナルコンピュータ(CPU)などから送られて来る
データを画像形成装置本体1のプリンタ部からプリンタ
モードとして出力可能にするプリンタボード601と、
画像形成装置本体1の編集機能を拡張して装置自体の特
徴を有効に活用する機能拡張ボード602と、画像形成
装置本体1のスキャナ部4から読み込んだ原稿画像を相
手先に対して送信したり、相手先から送られて来る画像
情報を画像形成装置本体1のプリンタ部から出力可能に
するFAXボード603などを有する。
【0040】また、プリンタボード601は、外部イン
ターフエイスとしてのSCSI−2を備え、画像処理ボ
ード500のゲートアレイ(G/A)504における外
部インターフエイスとしてのSCSI−2に接続されて
いるとともに、機能拡張ボード602もまた、外部イン
ターフエイスとしてのSCSI−2を備え、画像処理ボ
ード500のゲートアレイ(G/A)504における外
部インターフエイスとしてのSCSI−2に接続されて
いる。FAXボード603は、CPU603A、メモリ
603B、モデム603C、NCU603D及びFAX
ゲートアレイ(G/A)にて構成されている。
【0041】次に、本発明のデジタル画像形成装置にお
ける「FAXモード」としての画像データの処理及び流
れについて、以下、詳細に説明すると、「FAXモー
ド」には、相手先への原稿の送信に対する処理と、相手
先からの原稿の受信に対する処理がある。
【0042】相手先への原稿の送信に対する処理を行う
場合、画像形成装置本体1の自動原稿送り装置3の所定
位置に送信用原稿をセットして、一枚ずつ原稿載置台2
上に自動的に順次供給するとともに、この原稿載置台2
上に供給された送信用原稿をスキャナ部4にて順次読み
取り、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボー
ド400へ転送する。
【0043】このメイン画像処理ボード400に転送さ
れた電子データは、8ビットの画像電子データとして多
値画像処理部402に送られて所定の処理が施される。
この多値画像処理部402にて所定の処理が施された8
ビットの画像電子データは、メイン画像処理ボード40
0側のコネクタ406及びサブ画像処理ボード500側
のコネクタ505を介して、サブ画像処理ボード500
側に送られる。そして、2値画像処理部501の多値2
値変換部501Aにおいて誤差拡散などの処理が行われ
るとともに、8ビットの画像電子データから2ビットの
画像電子データに変換される。
【0044】この場合、多値2値変換部501Aにおい
て8ビットの画像電子データを誤差拡散などの処理を含
めて、2ビットの画像電子データに変換する理由は、た
だ単に、多値2値変換を行っただけでは画質的に問題が
生じ、画質が劣化することから、このような画質の劣化
が少なくなるように配慮しているためである。
【0045】このようにして2値画像化された送信用原
稿の画像データは、2値画像処理部501の圧縮・伸長
処理部の圧縮回路501Dにて所定の形式で圧縮され
て、メモリ502に記憶される。
【0046】この状態で、相手先との送信手続きを行っ
て送信可能な状態が確保されると、メモリ502に所定
の形式で圧縮されて記憶された送信用原稿の画像データ
を読み出し、この画像データは、FAXボード603へ
と転送されるとともに、このFAXボード603にて圧
縮形式の変更などの必要な処理が施されて、相手先に対
し、通信回線を介して順次送信されるようになってい
る。
【0047】一方、相手先から通信回線を介して送信さ
れて来た原稿画像の受信処理を行う場合には、FAXボ
ード603での通信手続きを行いながら、相手先から送
信されて来る受信用原稿の画像データを受信する。この
とき、受信した画像データが所定の形式に圧縮された状
態で送信されて来る。そのために、この画像データは、
サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501に設
けられたFAXインターフエイス501Fを介して、2
値画像処理部501へと送られる。
【0048】そして、2値画像処理部501に送られた
原稿の画像データは、圧縮・伸長処理部の伸長回路50
1Eなどによりをページ単位の画像として再現されると
ともに、このページ単位の画像として再現された原稿画
像は、メイン画像処理ボード400側へと転送されて、
多値画像処理部402にてガンマ補正が行われ、レーザ
コントロール404からレーザ書込みユニット(LS
U)405にて画像を再現するように、画像の書き込み
制御が行われる。
【0049】すなわち、本発明に係るデジタル画像形成
装置の画像処理部は、主として、メイン画像処理ボード
400とサブ画像処理ボード500とに分割構成され
る。メイン画像処理ボード400は、スキャナ部4から
読取り入力された原稿画像を多値の画像情報として処理
してなるとともに、レーザコントロール404の制御に
より、レーザ書込みユニット(LSU)405から電子
写真プロセス部(電子写真プロセス)10の感光体ドラ
ム11上に画像を再現するように、画像の書き込みが行
われる。サブ画像処理ボード500は、メイン画像処理
ボード400にて多値画像情報として処理された原稿画
像情報に対して2値化処理など所定の処理を施したり、
外部インターフエイスを介して接続された機器から送ら
れてきた画像情報に対して所定の処理を施した後、多値
画像処理部(メイン画像処理ボード400)側へと転送
したりする。
【0050】この構成により、スキャナ部4から読取り
入力された原稿画像は、多値画像としての原稿が有する
特徴を損なうことなく、電子写真プロセス部10にてコ
ピー画像として再現可能になる。大量の原稿を電子RD
H機能などを用いて高速出力処理を行う場合には、サブ
画像処理ボード500やハードディスク503などを用
いることで可能になる。
【0051】また、FAX機能、プリンタ機能などの外
部機器からの画像情報に対する処理及び出力、特に、F
AX機能に対する処理及び出力においては、原稿画像の
特徴が保たれるように多値画像処理が施された送信原稿
に対する2値化処理など、デジタル画像形成装置として
備えられたデジタルの特徴機能に合わせて画像情報に適
切な処理を施すことが可能になる。
【0052】さらに、上述したように、画像処理部をメ
イン画像処理ボード400とサブ画像処理ボード500
とに分散させているために、画像形成装置本体1自体の
バリエーション(ラインナップ)を多種多様に配置し揃
えたりすることも可能になる。これによって、ユーザの
要望に合わせて画像形成装置本体1を設置することが可
能になるとともに、装置設置後もユーザの要望に合わせ
たシステム展開が簡単に図れる。
【0053】しかも、メイン画像処理ボード400に設
置された中央演算装置(CPU)401が、サブ画像処
理ボード500をも管理制御してなる構成を有するため
に、それぞれの処理部において、連続した処理される画
像全体の流れを集中管理することが可能になり、これに
よって、データ及び処理の流れが円滑になるとともに、
画像データが失われるというアクシデントを発生させる
こともない。
【0054】上記した本発明に係るデジタル画像形成装
置におけるFAX機能部の動作を、図5〜図8に示すフ
ローチャートに基づいて、更に詳しく説明する。
【0055】通常、FAX機能部において、画像形成装
置本体1の主電源が立ち上げられた後には、図5のステ
ップS1で示すように、その制御部のRAM.I/Dが
初期化された通常の操作前の待機状態となっている。
【0056】このような待機状態において、オペレータ
が送信用原稿の送信、もしくは、通常の原稿のコピーを
行うときに、ステップS2で、図示ない画像形成装置本
体1の制御部に設置された警告用リングが、例えば、
「♪チンチン(リンギング)」と鳴るようなアラーム機
能が作動している場合、すなわち、受信があった場合に
は、ステップS21を介して、後述するように、図7に
示すステップS22に移行する。
【0057】また、ステップS2でリングが鳴らないと
きには、ステップS3に移行し、操作パネル60上での
何らかのキー入力が行われた否かの判断がなされる。
「キー入力有り」と判断された場合には、ステップS4
に移行し、そのキー入力が操作パネル60上でのスター
トキー66によるものか否かの判断がなされる。
【0058】このステップS3で「キー入力無し」と判
断された場合には、再び、ステップS2に戻り、初期化
された元の待機状態となる。
【0059】ステップS4でキー入力がスタートキー6
6である場合には、送信用原稿の送信、もしくは、通常
の原稿のコピーが可能になり(コピー/送信)、後述す
るステップS10(図6)に移行する。
【0060】ステップS4でキー入力がスタートキー6
6でない場合には、ステップS5でテンキー63による
ものか否かの判断がなされ、テンキー63である場合に
は、ステップS6でテンキー63に対応した処理が行わ
れた後、再び、ステップS2に戻り、初期化された元の
待機状態となる。
【0061】また、ステップS5でテンキー63による
入力でない場合には、ステップS7でキー入力がワンタ
ッチキー65A〜65Jによるものか否かの判断がなさ
れる。ワンタッチキー65A〜65Jによる入力でない
場合には、再び、ステップS2に戻り、初期化された元
の待機状態となる。
【0062】ステップS7でワンタッチキー65A〜6
5Jによる入力の場合には、ステップS8でFAXボー
ド603上のNCU603Dに電話番号のセットが行わ
れるとともに、ステップS9でその電話番号の操作パネ
ル60上のLCD61への表示が行われ、各々のワンタ
ッチキー65A〜65Jに対応した処理が行われた後
に、再び、ステップS2に戻り、初期化された元の待機
状態となる。
【0063】一方、ステップS4で操作されたキー入力
がスタートキー66である場合、ステップS10で送信
用原稿のFAX送信、もしくは、通常の原稿のコピーの
判断がなされ(コピー/送信)、コピーを行う場合に
は、ステップS11に移行してプリンタ機能のチェック
が行われた後、ステップS12でコピーシーケンスに基
づいたコピー動作が行われる。
【0064】ステップS13でコピー終了か否かの判断
がなされ、コピーが終了していない場合には、ステップ
S12に戻り、コピー終了が判定されるまで継続される
ようになっている。コピーが終了した場合には、再び、
ステップS2に戻り、初期化された元の待機状態とな
る。
【0065】また、ステップS10でFAX送信を行う
場合は、ステップS14に移行し、操作パネル60上の
LCD61に「送信の開始」及び「送信先の電話番号」
の表示が行われ、ステップS15で「回線の使用中」や
「紙切れ」などのチェックが行われた後、ステップS1
6で「相手先のエラー」の有無が判断がなされる。
【0066】ステップS16で相手先にエラーがない場
合には、ステップS17で送信シーケンスに基づいた送
信が行われるとともに、ステップS18で送信が終了か
否かの判断がなされ、送信が終了していない場合には、
ステップS17に戻り、送信終了が判定されるまで継続
されるようになっている。
【0067】ステップS18で送信終了と判定された場
合には、ステップS19で操作パネル60上のLCD6
1に「送信終了」が表示された後、再び、ステップS2
に戻り、初期化された元の待機状態となる。
【0068】ステップS16で相手先にエラーが発生し
ていると判定された場合には、ステップS20で操作パ
ネル60上のLCD61に「送信エラー」が表示された
後、再び、ステップS2に戻り、初期化された元の待機
状態となる。
【0069】ところで、上記したようなステップ段階に
おけるキー入力中、すなわち、ステップS2〜S6を繰
り返している際、あるいは、ステップS9からステップ
S2に戻った際に、アラーム機能のリンギングが発生す
ると、図7に示すステップS22に移行し、以下の動作
が行われるようになっている。
【0070】ステップS2でリンギングが発生した場合
には、ステップS21を介してステップS22に移行
し、送信原稿の有無が判断される。送信原稿がない場合
には、以下に説明するステップによる受信処理モードに
基づいた通常通りの受信用原稿の受信が実行/処理が行
われる。
【0071】すなわち、ステップS23で受信を開始す
ると、ステップS24でプリンタ機能のチェックが行わ
れる。ステップS25でプリンタ機能にエラーが発生し
ていると判定された場合には、ステップS26で操作パ
ネル60上のLCD61に「プリンタエラー」の発生が
表示されて、再び、ステップS2に戻る。
【0072】ステップS25でプリンタ機能にエラーの
発生がないと判定された場合には、ステップS27で操
作パネル60上のLCD61に「受信中」が表示される
とともに、ステップS28で受信エラーの有無が判断さ
れる。ステップS28で受信エラーが発生していると判
定された場合には、ステップS29で操作パネル60上
のLCD61に「受信エラー」の発生が表示されて、再
び、ステップS2に戻る。
【0073】ステップS28で受信エラーの発生がない
と判定されると、ステップS30で受信シーケンスに基
づいた受信が行われるとともに、ステップS31で受信
が終了か否かの判断がなされる。受信が終了していない
場合には、ステップS30に戻り、受信終了が判定され
るまで継続されるようになっている。
【0074】ステップS31で受信終了と判定された場
合には、ステップS32で操作パネル60上のLCD6
1に「受信終了」が表示された後、再び、ステップS2
に戻り、初期化された元の待機状態となる。
【0075】一方、ステップS22で送信原稿があると
判定されると、図8に示すステップS33で自動メモリ
送信モードの選択が行われる。このとき、自動メモリ送
信モードが選択されている場合には、ステップS34で
受信を開始するとともに、ステップS35で上述したス
テップS23〜S32による受信処理モードに基づいた
受信モード処理が行われる。
【0076】そして、このような受信モード処理中に、
ステップS36から送信原稿(送信スメージ)のメモリ
への格納が開始され、ステップS37で受信処理を実行
しながら、送信原稿のメモリへの入力が並行処理され
る。
【0077】ステップS38で受信が終了か否かの判断
がなされ、受信が終了していない場合には、ステップS
37に戻り、受信終了が判定されるまで継続されるよう
になっている。ステップS38で受信終了と判定される
と、ステップS39で送信原稿のメモリへの格納が完了
か否かの判断がなされ、メモリへの送信原稿の格納が完
了していない場合には、ステップS37に戻り、格納が
完了するまで判定を継続する。
【0078】ステップS39で送信原稿のメモリへの格
納が完了とされると、ステップS40でメモリに入力さ
れた原稿データが送信され、ステップS41での原稿デ
ータの送信が完了か否かの判断がなされる。メモリへの
送信が完了していない場合には、ステップS40に戻
り、送信が完了するまで判定を継続するようになってい
る。ステップS41で「送信完了」と判定された場合に
は、再び、ステップS2に戻り、初期化された元の待機
状態となる。
【0079】一方、ステップS33で自動メモリ送信モ
ードの選択がなく、手動入力モードによるメモリ送信の
選択が行われているときには、ステップS42におい
て、操作パネル60上のLCD61に「1.メモリ送
信」と「2.送信の中止」の選択画面が表示される。こ
の選択画面の表示は、ステップS43でセットされたタ
イマーにて、例えば、5秒に予め設定され、この設定時
間において、表示内容を基に、オペレータによるステッ
プS44での「1.メモリ送信」の選択、ステップS4
5での「2.送信の中止」の選択が行われる。
【0080】この場合、所定の設定時間「5秒」が経過
すると、入力操作が「無い」ものと判定がなされ、ま
た、所定の設定時間「5秒」内に「2.送信の中止」の
選択がなされると、上述したようなステップS23〜S
32による通常の受信処理モードに基づいた受信モード
処理が行われる。
【0081】そして、ステップS43による設定時間内
に、「1.メモリ送信」の選択がなされると、ステップ
S34に移行し、上述したようなステップS34〜S4
1に基づいた受信モード処理が行われる。
【0082】このように、本発明に係るデジタル画像形
成装置におけるFAX機能部は、直接送信モードとメモ
リ送信モードとに選択可能になっているとともに、オペ
レータによる送信用原稿の送信条件の入力中に受信があ
ったときには、直接送信モードをメモリ送信モードに変
更可能になっている。このために、従前のように、着信
に対して、オペレータによるそれまでの送信用原稿の送
信条件の入力操作が無駄になることはない。
【0083】しかも、受信中に入力された送信用原稿が
メモリに読み込まれているために、メモリ送信モードで
回線が空き次第、自動的に再送信を行っても、従前のよ
うなオペレータが原稿を取り忘れることもなく、また、
機体の側に待機している必要もない。
【0084】さらに、受信終了後におけるメモリ送信の
開始を、自動または手動に切換え可能になっているため
に、自動設定の場合には、送信モードの切換えの手間が
省ける一方、手動設定の場合には、直ちに送信したり、
送信の中断などの操作が円滑に行える。
【0085】なお、本発明は、上記した実施形態に限定
されることはなく、本発明の要旨を免脱しない範囲で種
々変更実施可能なことは云うまでもない。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1の
発明によれば、直接送信モードでの送信用原稿の送信条
件の入力中に受信を受けた場合、操作手段によりメモリ
送信モードに切り換え可能とするので、着信に対して、
それまでの入力操作がむだにしたくない場合はメモリ送
信を選択し、送信を中止しても構わない場合には直接送
信を選択でき、操作者の要望に沿った様々な対応が可能
になる。また、送信用原稿はメモリに読み込まれている
ので、メモリ送信モードで回線が空き次第、自動的に再
送信を行い、操作者が原稿を取り忘れることもなく、ま
た原稿を取りに戻ることもない。
【0087】第2の発明のによれば、受信終了後におけ
るメモリ送信の開始を、操作手段により自動または手動
設定に切換え可能としたので、メモリ送信モードであっ
ても、さらに手動設定にして、送信モードの設定が可能
とすることで、操作者の要望に合わせた対応を臨機応変
に行うことができる。
【0088】第3の発明によれば、手動設定における受
信終了後のメモリ送信を、所定の設定時間内に操作者に
よるメモリ送信モードの選択がないときには中断するの
で、、メモリ送信であっても送信を止める場合は、送信
モードを入力しなければよく、入力の手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル画像形成装置の一実施形
態の全体構成を概略的に示す説明図である。
【図2】操作部における操作パネルの一実施形態を示す
説明図である。
【図3】各種機能部全体の電気的構成を示すブロック図
である。
【図4】FAX機能部の構成を示すブロック図である。
【図5】FAX機能部における送信制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図5に続くFAX機能部における送信制御動作
を示すフローチャートである。
【図7】FAX機能部における受信制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図7に続くFAX機能部における受信制御動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 原稿載置台 3 自動原稿送り装置 4 スキャナ部 8 レーザ書込みユニット 10 電子写真プロセス部 60 操作パネル 70 制御システム 100 オペレーションパネルボード 200 マシンコントロールボード 300 CCDボード 400 メイン画像処理ボード 500 サブ画像処理ボード 501F FAXインターフエイス 600 拡張ボード群 603 FAXボード 603A CPU 603B メモリ 603C モデム 603D NCU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の送信又は受信を行う送受信手段
    と、送信のために原稿画像の読み取りを行う読み取り手
    段と、受信した画像を形成する画像形成手段と、操作者
    による条件の設定を可能とする操作手段と、前記読み取
    り手段で読み取った画像データを格納するメモリと、画
    像の送受信の制御を行う制御手段とを備え、 前記操作手段により信用原稿の送信条件が操作者にて直
    接入力されて送信を行う直接送信モードと、送信用原稿
    の読込みと共にメモリに格納した画像の送信を行うメモ
    リ送信モードとが操作手段により選択可能となってお
    り、 前記制御手段は、前記直接送信モードでの前記送信用原
    稿の送信条件の入力中に受信を受けた場合、前記操作手
    段により前記メモリ送信モードに切り換え可能とするこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、受信終了後におけるメ
    モリ送信の開始を、自動的にメモリ送信を行う自動設定
    または送信モードを切り換え可能とする手動設定に切換
    え可能としたことを特徴とする請求項1記載のファクシ
    ミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、メモリ送信が手動設定
    により開始される場合、所定の設定時間内に操作者によ
    る送信モードの選択がないときには送信を中断すること
    を特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
JP11208156A 1999-07-22 1999-07-22 ファクシミリ装置 Pending JP2001036703A (ja)

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