JP2002374382A - デジタル画像形成システム及び画像データ転写方法 - Google Patents

デジタル画像形成システム及び画像データ転写方法

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JP2002374382A
JP2002374382A JP2002071356A JP2002071356A JP2002374382A JP 2002374382 A JP2002374382 A JP 2002374382A JP 2002071356 A JP2002071356 A JP 2002071356A JP 2002071356 A JP2002071356 A JP 2002071356A JP 2002374382 A JP2002374382 A JP 2002374382A
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Japan
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image data
image
mobile phone
communication device
digital
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Application number
JP2002071356A
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English (en)
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Shoichiro Yoshiura
昭一郎 吉浦
Yasuhiro Nakai
康博 中井
Kimito Yamazaki
公人 山▲崎▼
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル複写機に取り込まれた画像データを
不特定の場所から任意の送信先に送信できるようにす
る。 【解決手段】 デジタル複写機1と、このデジタル複写
機1とは独立して携帯可能であり、デジタル複写機1と
通信可能、かつその他の通信装置と通信可能な携帯電話
2とを備える。デジタル複写機1は、原稿から画像デー
タを得る画像データ生成手段と、画像メモリ64と、画
像データに対して形態電話2にて取り扱い得るデータ形
式に変換する画像データ処理部と、画像データを画像メ
モリ64に記憶させる一方、画像メモリ64に記憶され
ている画像データを携帯電話2に送信するメインCPU
65とを備える。携帯電話2は、メモリ132と、デジ
タル複写機1から送信されてきた画像データをメモリ1
32に記憶させる一方、メモリ132に記憶されている
画像データを他の通信装置に送信するCPU131とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタル複
写機からなる画像形成装置と、例えば携帯電話からなる
携帯用画像通信装置とを備えたデジタル画像形成システ
ム及び画像データ転送方法並びにデジタル画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭64−57868号
公報に開示されているように、画像データを他の装置に
送信する機能を備えたデジタル画像形成装置が知られて
いる。このデジタル画像形成装置は、スキャナにて読み
取った原稿の画像データを記録部によりプリントアウト
するコピーモードと、通信装置および通信回線により上
記画像データを他の装置に送信するファクシミリモード
とを備えたデジタル複合複写装置となっている。
【0003】上記公報に開示されたデジタル画像形成装
置は、上記コピーモードとファクシミリモードを自動切
換えできるものであり、このような構成により、効率良
く原稿の画像をコピーしあるいはファックスすることが
できる。また、ファクシミリ機能により受信した画像デ
ータを記録部から出力可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記デジタル画像形成
装置のファクシミリ機能、あるいは一般のファクシミリ
装置を使用した場合には、特定の相手先に対して、画像
データを伝えることが可能である。しかしながら、この
場合には、送信する相手が、常時特定の場所に居る場合
に限られる。即ち、仕事で多数の取引先を訪問するため
に移動するビジネスマン等、居場所が不特定の送信相手
には、画像データを迅速に伝えることができない。
【0005】一方、現在、携帯用の通信端末として広く
普及している携帯電話を使用した場合、この携帯電話の
携帯者に対しては、その携帯者が不特定の場所に居る場
合であっても、通話により必要な情報を伝えることがで
きる。しかしながら、この場合には、上記画像データを
伝えることができない。
【0006】これとは逆に、ビジネスマンが出先におい
て至急に所定の相手先へ送信すべき原稿を入手した場
合、携帯用のファクシミリ装置でも携帯していない限
り、その原稿を迅速に送信することはできない。また、
上記のようなファクシミリ装置は、重量および大きさの
点から、実際上携帯には不向きである。また、例えば出
先において、ファクシミリ装置を借用した場合、その通
信料金は、通信の距離、時間、時間帯およびサービス会
社等によってまちまちであり、その精算が面倒であるい
った問題も生じるため、安易にこの方法を利用すること
もできない。
【0007】従って、本発明は、画像データの送信者ま
たは受信者が不特定の場所に居る場合であっても、画像
データの送受信およびその可視像化を容易かつ迅速に行
うことができるデジタル画像形成システムの提供を目的
としている。
【0008】
【課題を解決するするための手段】上記の課題を解決す
るための本発明のデジタル画像形成システムは、デジタ
ル画像形成装置と通信可能で、他の通信装置とも通信可
能な携帯通信装置とを備え、デジタル画像形成装置を利
用して必要となる原稿等の画像データを、携帯通信装置
側に記憶させる。その携帯用通信装置に記憶した画像デ
ータの任意の通信装置へと通信可能にしている。
【0009】これにより、画像データを任意の場所、位
置で、携帯用通信装置と通信可能なデジタル画像形成装
置にて任意の通信装置側へと必要な画像データを転送さ
せることが可能となる。
【0010】そこで、本発明によれば、携帯用通信装置
とデジタル画像形成装置とは任意のもの同士が通信可能
となる。特に携帯用通信装置としていは、そのデータ処
理のための形式が、それぞれで異なる。そのため、それ
ぞれで異なるデータ形式においても、デジタル画像形成
装置で処理可能なように、デジタル画像形成装置側で
は、通信可能となった携帯用通信装置が取り扱い得るデ
ータ形式を確認し、その確認のうえ、読み取った画像デ
ータを確認したデータ形式で変換処理し、これを携帯用
通信装置へと転送している。そして、携帯用通信装置側
では、送られた画像データについては、既にデジタル画
像形成装置側で、該携帯用通信装置で取り扱うことがで
きる変換画像データとして処理でき、記憶できる。
【0011】この記憶された画像データについては、携
帯用通信装置と、任意の通信装置との間で通信可能とな
り、必要な画像データを任意の位置、例えばデジタル画
像形成装置が配置されない位置からも、相手側に迅速に
転送することが可能となる。
【0012】よって、上述した本発明の課題を解決し、
必要な画像データの送受信を迅速に任意の通信装置へと
自由に送信することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の各実施の形態を図面に従
って説明するまえに、本発明のデジタル画像形成システ
ムについて説明する。デジタル画像形成システムは、図
2に示すように、デジタル画像形成装置としてのデジタ
ル複写機1と携帯用通信装置としての携帯電話2とから
構成される。携帯電話2は、電話通信網を使用して他の
通信装置と通信可能であり、デジタル複写機1に対して
着脱自在に装着されている。
【0014】デジタル複写機1は、図3に示すように、
スキャナ部11とレーザプリンタ部12とから構成され
ている。スキャナ部11は透明ガラスからなる原稿載置
台21、この原稿載置台21上へ自動的に原稿を搬送す
る両面対応自動原稿送り装置(以下、RADFと称す
る)22、および原稿載置台21上に載置された原稿の
画像を走査して読み取るスキャナユニット23から構成
されている。
【0015】上記RADF22は、原稿トレイ(図示せ
ず)上に一度にセットされた原稿を1枚ずつ自動的に原
稿載置台21上へ給送する装置である。RADF22
は、オペレータの選択に応じて原稿の片面または両面を
スキャナユニット23に読み取らせるために、図示しな
い片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経
路、搬送経路切り換え手段、各部を通過する原稿の状態
を把握し管理するためのセンサー群および制御部などを
備えている。このRADF22は従来周知のものであ
る。
【0016】スキャナユニット23は、第1走査ユニッ
ト24、第2走査ユニット25、光学レンズ26および
CCD(Charge Coupled Device) 27を備えている。第
1走査ユニット24は、原稿面を露光するランプリフレ
クタアセンブリ28、および原稿からの反射光像を反射
する第1反射ミラー29を搭載している。第2走査ユニ
ット25は、第1反射ミラー29からの反射光像をCC
D27に導くための第2および第3反射ミラー30・3
1を搭載している。光学レンズ26は、原稿からの反射
光像をCCD27上に結像するものである。CCD27
は、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換するも
のである。
【0017】スキャナ部11は、上記RADF22とス
キャナユニット23との関連した動作により、原稿載置
台21上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原
稿載置台21の下面に沿ってスキャナユニット23を移
動させ、原稿画像を読み取るように構成されている。第
1走査ユニット24は、原稿載置台21に沿って同図の
左から右へと一定速度Vで走行し、第2走査ユニット2
5は、速度Vに対してV/2の速度で同一方向に平行に
走査する。これにより、原稿載置台21上に載置された
原稿の画像を1ライン毎に順次CCD27へと結像させ
て画像を読み取ることとなる。
【0018】スキャナユニット23から得られた画像デ
ータは、図4に示す画像処理部13へ送られ、各種処理
が施された後、画像処理部13の画像メモリ64に一旦
記憶される。さらにこの画像データは、出力指示に応じ
て画像メモリ64から読み出され、レーザプリンタ部1
2に転送されて記録シート上に画像として記録される。
【0019】レーザプリンタ部12は、レーザ書込みユ
ニット41、画像を形成するための電子写真プロセス部
42、および画像が記録される記録シートの搬送系43
を備えている。
【0020】レーザ書込みユニット41は、図示しない
半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴ
ンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が感光体ドラ
ム44上で等角速度で偏向されるように補正するf一0
レンズなどを有している。上記半導体レーザ光源は、前
記画像メモリ64から読み出された画像データ、または
外部装置から転送されてきた画像データに応じてレーザ
光を出射するものである。
【0021】電子写真プロセス部42は、周知の態様に
従い感光体ドラム44の周囲に帯電器、現像器、転写
器、剥離器、クリーニング器および除電器を備えてい
る。
【0022】搬送系43は、搬送部45、カセット給紙
装置46・47、手差し給紙装置48、定着器49およ
び再供給経路50を備えている。搬送部45は、上記電
子写真プロセス部42の転写器が配置された転写位置へ
記録シートを搬送するものである。カセット給紙装置4
6・47は、搬送部45へ記録シートを送り込むもので
ある。手差し給紙装置48は、任意のサイズの記録シー
トを給紙するためのものである。定着器49は、記録シ
ートに形成されたトナー像を記録シート上に定着させる
ものである。再供給経路50は、定着器49を経た記録
シートの裏面に再度画像を形成する場合に、記録シート
を上記転写位置へ再供給するためのものである。
【0023】また、定着器49の下流側には後処理装置
51が設けられている。この後処理装置51は、画像が
記録された記録シートに対して、ステープル処理等の後
処理を施すものである。
【0024】レーザプリンタ部12において、前記画像
メモリ64から読み出された画像データは、レーザ書込
みユニット41によりレーザ光として出力される。この
レーザ光が感光体ドラム43の表面を走査することによ
り、感光体ドラム43の表面には静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像器から供給されるトナーによ
り現像されてトナー像となる。このトナー像は、カセッ
ト給紙装置46・47および手差し給紙装置48の何れ
かより供給された記録シートに転写器により転写され
る。記録シート上のトナー像は定着器49により定着さ
れる。その後、記録シートは、必要に応じて後処理装置
51により処理され、機外へ排出される。
【0025】また、デジタル複写機1は、図4に示すよ
うに、スキャナ部11にて読み取られた原稿の画像デー
タに対して各種の画像処理を行う画像処理部13を備え
ている。次に、この画像処理部13の構成および機能に
ついて説明する。
【0026】画像処理部13は、画像データ入力部61
と、画像データ処理部62と、画像データ出力部63
と、RAM(Random Access Memory)あるいはハードディ
スク等から構成される画像メモリ64と、CPU(Centr
al Processing Unit) 65とを備えている。
【0027】画像データ入力部61は、CCD部61
a、ヒストグラム処理部61bおよび誤差拡散処理部6
1cを含んでいる。画像データ入力部61はCCD27
から得られた原稿の画像データを2値化変換し、2値の
デジタル量としてヒストグラムをとりながら誤差拡散法
により画像データを処理する。処理した画像データは画
像メモリ64に一旦記憶させる。
【0028】即ち、CCD部61aでは、画像データの
各画素濃度に応じたアナログ電気信号が、A/D変換さ
れたのち、MTF補正、白黒補正またはガンマ補正さ
れ、256階調(8ビット)のデジタル信号としてヒス
トグラム処理部61bへ出力される。
【0029】ヒストグラム処理部61bでは、CCD部
61aから出力されたデジタル信号が256階調の画素
濃度別に加算され、これにより濃度情報(ヒストグラム
データ)が得られる。このヒストグラムデータは、画素
データとして誤差拡散処理部61cへ送られ、また必要
に応じてCPU65へ送られる。
【0030】誤差拡散処理部61cでは、疑似中問処理
の一種である誤差拡散法、即ち2値化の誤差を隣接画素
の2値化判定に反映させる方法により、CCD部61a
から出力された8ビット/画素のデジタル信号が1ビッ
ト(2値)に変換され、原稿における局所領域濃度を忠
実に再現するための再配分演算が行われる。
【0031】画像データ処理部62は、多値化処理部6
2a・62b、合成処理部62c、濃度変換処理部62
d、変倍処理部62e、画像プロセス部62f、誤差拡
散処理部62gおよび圧縮処理部62hを含んでいる。
画像データ処理部62は、入力された画像データをオペ
レータが希望する画像データに最終的に変換する処理部
である。画像データは、最終的に変換された出力画像デ
ータとして画像メモリ64に記憶されるまで、画像デー
タ処理部62にて処理される。但し、画像データ処理部
62に含まれている上述の各処理部は必要に応じて機能
するものであり、機能しない場合もある。
【0032】多値化処理部62a・62bでは、誤差拡
散処理部61cで2値化されたデータが再度256階調
に変換される。合成処理部62cでは、画素毎の論理演
算、即ち、論理和、論理積または排他的論理和の演算が
選択的に行われる。この演算の対象となるデータは、画
像メモリ64に記憶されている画素データおよびパター
ンジェネレータ(PG)からのビットデータである。濃
度変換処理部62dでは、256階調のデータに対し、
所定の階調変換テーブルに基づいて、入力濃度に対する
出力濃度の関係が任意に設定される。
【0033】変倍処理部62eでは、指示された変倍率
に応じて、入力された既知データにて画素データの補間
処理が行われる。これにより、変倍後の対象画素に対す
る画素データ(濃度値)が求められる。ここでは、副走
査方向が変倍された後に主走査方向が変倍処理される。
画像プロセス部62fでは、入力された画素データに対
して様々な画像処理が行われるとともに、データ列に対
する特徴抽出等の情報収集が行われる。誤差拡散処理部
62gでは、画像データ入力部61の誤差拡散処理部6
1cと同様の処理が行われる。
【0034】圧縮処理部62hでは、ランレングスとい
う符号化により2値データが圧縮される。また、画像デ
ータの圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完成
した時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
【0035】画像データ出力部63は、復元部63a、
多値化処理部63b、誤差拡散処理部63cおよびレー
ザ出力部63dを含んでいる。画像データ出力部63
は、圧縮状態で画像メモリ64に記憶されている画像デ
ータを復元し、もとの256階調に再度変換し、2値デ
ータより滑らかな中間調表現となる4値データの誤差拡
散を行う。
【0036】復元部63aでは、圧縮処理部62hにて
圧縮された画像データが復元される。多値化処理部63
bでは、画像データ処理部62の多値化処理部62a・
62bと同様な処理が行われる。誤差拡散処理部63c
では、画像データ入力部61の誤差拡散処理部61cと
同様な処理が行われる。
【0037】レーザ出力部63dでは、図示しないシー
ケンスコントローラからの制御信号に基づき、デジタル
画素データがレーザのオン/オフ信号に変換される。こ
の信号に基づいてレーザ書込みユニット41における半
導体レーザがオン/オフ状態となり、感光体ドラム44
上に静電潜像が書き込まれる。
【0038】尚、画像データ入力部61および画像デー
タ出力部63において扱われる画像データは、画像メモ
リ64の容量の削減のため、基本的には2値データとし
て画像メモリ64に記憶されているが、画像データの劣
化を考慮して4値データに処理することも可能である。
【0039】デジタル複写機1の動作は前記メインCP
U65により制御されており、このメインCPU65に
よる制御系の構成は図5に示すものとなっている。
【0040】同図において、メインCPU65には、デ
スク関係負荷66、RADF関係負荷67、操作基板ユ
ニット68、ソータコントロールユニット69、スキャ
ナ関係負荷70、プリンタ関係負荷71および前記画像
データ処理部62が接続されている。
【0041】メインCPU65は、上記の各部をシーケ
ンス制御により管理し、制御の際に各部へ制御信号を出
力している。デスク関係負荷66は、カセット給紙装置
46・47や手差し給紙装置48、後処理装置51のソ
ータにおけるモータ、クラッチ等の負荷である。RAD
F関係負荷67は、RADF22におけるモータ、クラ
ッチおよびスイッチ等の負荷である。スキャナ関係負荷
70は、スキャナユニット23におけるモータおよびソ
レノイド等の負荷である。プリンタ関係負荷71は、電
子写真プロセス部42におけるモータ、ソレノイドおよ
び高圧電源等の負荷である。
【0042】ソータコントロールユニット69は、CP
Uを備え、メインCPU65からの制御信号に基づいて
ソータの動作を制御するものである。
【0043】操作基板ユニット68は、デジタル複写機
1に対しての操作者による複写モード等の各種設定や指
令等の入力部であり、CPUを備えている。この操作基
板ユニット68は、操作者が入力により設定した例えば
複写モードに応じた制御信号をメインCPU65に転送
する。メインCPU65は、上記制御信号に基づき、デ
ジタル複写機1を上記モードに応じて動作させる。一
方、メインCPU65は、操作基板ユニット68へデジ
タル複写機1の動作状態を示す制御信号を転送する。操
作基板ユニット68は、上記制御信号に基づき、デジタ
ル複写機1が現在どのような動作状態にあるのかを操作
者に示すため、その状態を表示部により表示する。
【0044】また、画像データ処理部62に接続された
前記画像メモリ64は、例えば半導体メモリからなるメ
インメモリ64aとハードディスク64bとから構成さ
れている。メインメモリ64aには画像データ通信ユニ
ットが接続されている。この画像データ通信ユニット7
2は、他のデジタル情報機器との画像データおよび画像
制御信号等の情報通信を可能にするために設けられたも
のである。
【0045】前記操作基板ユニット68は、図6に示す
操作パネル73を備えている。操作基板ユニット68
は、操作パネル73を通じて操作者から入力された複写
モードの指定等の情報をメインCPU65に出力する。
この情報に応じてメインCPU65はデジタル複写機1
を動作させる。
【0046】操作パネル73には、中央部にタッチパネ
ル式の液晶表示装置81が配置されている。液晶表示装
置81の画面上の一部には、画面切換え指示エリア81
aが設けられている。この画面切換え指示エリア81a
は、液晶表示装置81の表示画面を画像編集機能選択用
の画面に切り換える指示を入力するためのものである。
このエリア81aを操作者が指で直接押圧操作すると、
後述のように、所望の機能を選択できるように、液晶表
示装置81の画面上に各種編集機能が一覧表示される。
このとき、表示された各種編集機能の表示領域のうち、
所望の編集機能の領域を操作者が指で押圧すると、その
編集機能が設定される。
【0047】また、操作パネル73には、図6における
左端位置に、液晶表示装置81の画面の明るさを調整す
るための明るさ調整ダイヤル82が設けられている。こ
のダイヤル82と液晶表示装置81との間には、倍率自
動設定キー83、ズームキー84、固定倍率キー85・
86、等倍キー87、両面モード設定キー88および後
処理モード設定キー89が設けられている。
【0048】倍率自動設定キー83は複写倍率を自動的
に選択するモードを設定するためのものであり、ズーム
キー84は複写倍率を1%きざみで設定するためのもの
である。固定倍率キー85・86は固定倍率を選択する
ためのものであり、等倍キー87は複写倍率を標準倍率
(等倍)に戻すためのものである。また、両面モード設
定キー88は両面モードを設定するためのものであり、
後処理モード設定キー89は所定の後処理モードを設定
するためのものである。
【0049】液晶表示装置81付近には、濃度切換えキ
ー90、濃度調整キー91およびトレイ選択キー92が
設けられている。濃度切換えキー90は、コピー濃度調
整を自動から手動、または写真モードへと切り換えるた
めのものである。濃度調整キー91は、手動モードまた
は写真モードの時に濃度レベルを細かく設定するための
ものである。トレイ選択キー92は、カセット給紙装置
46・47および手差し給紙装置48のうちから、使用
する給紙装置、即ち使用するサイズの記録シートを選択
するためのものである。
【0050】液晶表示装置81の同図における右方位置
には、テンキー93、クリアキー94、プリントスイッ
チ95、全解除キー96、割り込みキー97、操作ガイ
ドキー98、メッセージ順送りキー99、メモリ送信モ
ードキー100、モード切換えキー101、ワンタッチ
ダイヤルキー102が設けられている。
【0051】テンキー93は複写枚数等を設定するため
のものであり、クリアキー94は、複写枚数をクリアし
たり、連続コピーを途中で止める時に操作するものであ
る。プリントスイッチ95はコピーの開始を指示するた
めのものであり、全解除キー96は、現在設定されてい
るモードの全てを解除して標準状態に復帰させるための
ものである。割り込みキー97は連続コピー中に別の原
稿に対するコピーを行いたい時に操作するものである。
操作ガイドキー98は、デジタル複写機1の操作が分か
らない時に操作するものであり、これが操作されると、
デジタル複写機1の操作方法が液晶表示装置81に表示
される。メッセージ順送りキー99は、操作ガイドキー
98の操作により表示されたメッセージの表示を順送り
しながら切り換えるためのものである。
【0052】メモリ送信モードキー100、モード切換
えキー101およびワンタッチダイヤルキー102はフ
ァクシミリモードに関する設定キーである。メモリ送信
モードキー100は送信原稿を一旦メモリに蓄えてから
送信することを指定するものである。モード切換えキー
101は、デジタル複写機1の動作モードをコピー/プ
リンタ/ファックス/携帯電話送信等の各モードから選
択し、切り換えるためのものである。ワンタッチダイヤ
ルキー102は、予めデジタル複写機1に電話番号を記
憶させておいた送信先に対し、ワンタッチ操作で電話を
発信させるためのものである。
【0053】尚、上記各種キーの種類および配置等に関
する上記操作パネル73の構成は、あくまでも一例であ
り、デジタル複写機1に搭載される各種機能に応じて異
なったものとなる。
【0054】(第1の実施形態)そこで、上述したよう
な構成のデジタル複写機1は、図2に示したように、装
着部1aにおいて携帯電話2を着脱可能となっている。
装着部1aには、前記画像データ通信ユニット72が設
けられている。この画像データ通信ユニット72は、例
えば通常のファクシミリ通信等において用いられるモデ
ム装置である。画像データ通信ユニット72にて変調さ
れた画像データは、携帯電話2に入力され、この携帯電
話2を通じて他の通信装置に送信されるようになってい
る。このため、画像データ通信ユニット72および携帯
電話2は、図7に示すように、相互に接続するためのコ
ネクタ72aおよびコネクタ2aを備えている。また、
携帯電話2は、表示部133、アンテナ134、0〜9
の番号のダイヤルキー135、リダイヤルキー136、
および所定の指令を入力する入力キー137等を備えて
いる。リダイヤルキー136は、通常の電話器に設けら
れているように、前回ダイヤルした呼び出し相手を再度
呼び出す場合に、操作するものであり、呼び出し操作を
簡略化するためのものである。
【0055】上記画像データは、例えば次のようにして
画像データ通信ユニット72に供給される。即ち、送信
する原稿がRADF22にセットされ、プリントスイッ
チ95がONされると、スキャナ部11は原稿画像の読
み取りを行う。これにより得られた画像データは、画像
処理部13にて適宜処理された後、画像メモリ64に順
次取り込まれる。一方、携帯電話2では、操作パネル7
3において入力された送信相手先の呼出しを行い、その
相手先との接続を完了する。その後、画像メモリ64に
格納された画像データが画像データ通信ユニット72に
供給され、上述した画像データの送信が行われる。
【0056】尚、画像処理部13は、画像データを単に
画像データ通信ユニット72を経由して携帯電話2に供
給するばかりでなく、送信相手先である通信装置が扱い
得る形式に画像データを変換して供給することもできる
ようになっている。
【0057】上記のような動作を可能とするため、デジ
タル複写機1と携帯電話2とにより図1に示す制御回路
が構成されている。デジタル複写機1には、デジタル複
写機全体を管理する前記メインCPU65と、操作基板
ユニット68を管理する表示CPU121とが設けら
れ、表示CPU121には表示用のメモリ122が接続
されている。メインCPU65は前述したように、スキ
ャナ部11、レーザプリンタ部12、画像メモリ64を
含む画像処理部13およびその他の各部の動作を管理し
ている。メインCPU65は表示CPU121と互いに
通信可能であり、操作基板ユニット68の操作パネル7
3から入力される操作者からの指示に基づいて、各種動
作モードを設定し、デジタル複写機1の全体の動作を管
理できるようになっている。
【0058】また、デジタル複写機1は、スキャナ部1
1、メインCPU65、画像メモリ64、画像データ通
信ユニット72および操作パネル73等により構成され
る画像送信手段としてのファックス機能部を備えてい
る。このファックス機能部は、画像データ通信ユニット
72を含む構成となっている。この場合、画像データ通
信ユニット72は、電話回線にも接続されている。
【0059】一方、携帯電話2は、CPU131、メモ
リ132、表示部133およびアンテナ134等を備え
ている。CPU131は、メモリ132および表示部1
33を含み、携帯電話2全体の動作を管理するものであ
る。画像データ通信ユニット72を経てデジタル複写機
1から転送されてくる画像データは、メモリ132に記
憶される。
【0060】また、上記装着部1aには、装着部1aか
らの不用意な携帯電話2の取り外しを防止するためのロ
ック機構111が設けられている。このロック機構11
1は、それぞれ一対のロック爪112、弾性部材である
ばね113および偏心カム114を備えるとともに、こ
の偏心カム114を駆動するカム駆動装置115および
一対の携帯電話装着センサ116・116を備えてい
る。
【0061】ロック爪112は、装着部1aに装着され
た携帯電話2の一方の側部と他方の側部とに対向して設
けられている。ロック爪112は、下部が装着部1aに
回転自在に取り付けられており、上部に形成された爪部
112aが互いに対向している。この爪部112aに対
応し、携帯電話2には、爪部112aと嵌合可能な凹部
2bが形成されている。ばね113は、ロック爪112
の上部を、携帯電話2から離間する方向へ引っ張ってい
る。
【0062】偏心カム114は、ロック爪112と接触
しており、その回転もしくは揺動によるロック爪112
への押圧動作にて、ばね113の引張り力に抗して、ロ
ック爪112を携帯電話2方向へ回転させるものであ
る。偏心カム114が上記押圧動作を行うとき、装着部
1aに装着されている携帯電話2の凹部2bに、ロック
爪112の爪部112aが嵌合され、装着部1aからの
携帯電話2の取り外しが不能となる。これは、ロック機
構111のロック状態である。一方、偏心カム114に
よる上記押圧動作が解除されたとき、ロック爪112は
ばね113に引っ張られて携帯電話2から離間する。こ
の結果、装着部1aからの携帯電話2の取り外しが可能
となる。これは、ロック機構111のロック解除状態で
ある。
【0063】携帯電話装着センサ116は、装着部1a
への携帯電話2の装着状態および非装着状態を検出する
ものである。携帯電話装着センサ116の検出信号は、
メインCPU65へ入力される。メインCPU65は、
携帯電話装着センサ116にて上記装着状態が検出さ
れ、かつデジタル複写機1がロック要求状態であると
き、偏心カム114にて前記押圧動作が行わせるよう
に、前記カム駆動装置115を制御する。一方、携帯電
話装着センサ116にて上記非装着状態が検出され、か
つデジタル複写機1がロック要求状態でないとき、偏心
カム114による前記押圧動作が解除されるように、前
記カム駆動装置115を制御する。これにより、デジタ
ル複写機1のロック要求状態において、誤って携帯電話
2がデジタル複写機1から取り外される事態を防止する
ことができる。
【0064】本実施の形態においては、上記ロック要求
状態を、デジタル複写機1と携帯電話2とが画像データ
等の送受信のための通信中である場合としている。
【0065】尚、ロック機構111に代わるものとして
は、装着部1aへの携帯電話2の装着時に携帯電話2を
カバーにより覆ってしまい、このカバーの開閉機構を前
記ロック状態においてロックする機構としてもよい。
【0066】上記の構成において、本デジタル画像形成
システムの具体的な動作を以下に説明する。
【0067】本デジタル画像形成システムでは、デジタ
ル複写機1が保持する画像データを携帯電話2に転送
し、携帯電話2を通じて他の通信装置に送信し得るよう
になっている。この動作は、画像送信モードによる動作
である。この画像送信モードでは、デジタル複写機1に
携帯電話2を装着した状態にてデジタル複写機1から携
帯電話2に画像データを転送し、その後、携帯電話2を
デジタル複写機1から取り外した状態とし、携帯電話2
から他の通信装置へ画像データを転送する動作が可能で
ある。
【0068】先ず、携帯電話送信モードにおいて、スキ
ャナ部11にて読み取った原稿の画像データを携帯電話
2に転送する動作を、図8および図9のフローチャート
により説明する。
【0069】この動作の際には、操作者により予め操作
パネル73から、原稿画像を携帯電話2を使用して他の
通信装置に送信することを指令する入力、即ち携帯電話
送信モードを指令する入力、並びに送信相手先を指定す
る入力が行われる。その後、原稿が例えばRADF22
にセットされ、プリントスイッチ95がONされると
(S1)、メインCPU65は、携帯電話装着センサ1
16の検出信号に基づいて、携帯電話2がデジタル複写
機1の装着部1aに装着されているか否かを確認する
(S2)。
【0070】このとき、携帯電話2が装着部1aに装着
されていなければ、画像送信モードが設定されているか
否かを確認する(S3)。この確認の結果、画像送信モ
ードが設定されていれば、液晶表示装置81により携帯
電話2の装着を操作者に促す表示が行われる(S4)。
デジタル複写機1は携帯電話2の装着が行われるまで待
機する。上記表示は、メインCPU65からの指令に基
づいて、表示CPU121が液晶表示装置81を制御す
ることにより行われる。一方、S3において、画像送信
モードが設定されていなければ、原稿をコピーするコピ
ーモードが設定されているものと判断し、その動作に移
行する。
【0071】また、S2において、携帯電話2が装着部
1aに装着されていれば、原稿が例えばRADF22に
セットされているか否かを判定する(S5)。この判定
の結果、原稿がセットされていなければ、液晶表示装置
81において、原稿のセットを促す表示が行われる(S
6)。尚、S2において携帯電話2が装着部1aに装着
されているとき、ロック機構111は携帯電話2に対し
て前述のロック状態となる。
【0072】また、S5において、原稿がRADF22
にセットされていれば、原稿の走査を開始する(S
7)。この結果、原稿の画像は順次読み取られ、得られ
た画像データが画像処理部13の画像メモリ64に格納
される(S8)。
【0073】このようにして、全原稿の画像データが画
像メモリ64に格納されると(S9)、メインCPU6
5は、携帯電話2のCPU131と通信することによ
り、携帯電話2が取り扱うことのできる画像データの形
式、および携帯電話2のメモリ132の記憶容量を確認
する(S10)。この確認の結果、メモリ132がデジ
タル複写機1から転送しようとする画像データを記憶す
るだけの容量を有している場合、メインCPU65は、
画像メモリ64に格納されている画像データを携帯電話
2が取り扱うことのできる形式に変換し(S11)、携
帯電話2に転送する(S12)。このとき、液晶表示装
置81には画像データの転送中を示すメッセージが表示
される。一方、上記画像データ量に対してメモリ132
の記憶容量か不足する場合、その旨を液晶表示装置81
に表示させて、処理を中止する。
【0074】上記のようにして、デジタル複写機1から
携帯電話2への画像データの転送が完了すると(S1
3)、液晶表示装置81によりその旨を示すメッセージ
の表示が行われる(S14)。このとき、ロック機構1
11は携帯電話2に対して前述のロック解除状態とな
る。
【0075】その後、上記メッセージに基づいて、操作
者により携帯電話2がデジタル複写機1から取り外され
ると(S15)、画像メモリ64に格納されている画像
データが消去される(S16)。
【0076】操作者は、携帯電話2をデジタル複写機1
から取り外した後に、携帯電話2に搭載されている各種
処理機能を使用することにより、CPU131に格納さ
れた画像データに対して、さらなる処理を施したり、消
去することなく保存しておいたり、あるいは他の通信装
置に送信したり(画像送信モード)といった処理を行う
ことができる。
【0077】携帯電話送信モードにおいて、携帯電話2
は図10および図11のフローチャートに示す動作を行
う。同図に示すS21〜S28は、携帯電話2が、デジ
タル複写機1に装着されているときに、デジタル複写機
1から転送された画像データを受信するときの動作であ
る。また、S29〜S39は、携帯電話2が、デジタル
複写機1から画像データを受信した後に取り外され、単
独で他の通信装置に画像データを送信する動作である。
【0078】図10および図11において、携帯電話2
のCPU131は、先ず、携帯電話2がデジタル複写機
1に装着されているか否かを判定する(S21)。この
判定は、例えばCPU131がデジタル複写機1のメイ
ンCPU65と通信可能状態であるか否かによって行
う。
【0079】携帯電話2がデジタル複写機1に装着され
ている場合、CPU131はメモリ132の容量を確認
し(S22)、このメモリ132の容量、および携帯電
話2が取り扱うことのできる画像データの形式について
の情報をデジタル複写機1のメインCPU65に送信す
る(S23)。その後、携帯電話2は、デジタル複写機
1からのデータの受信状態となり、待機する(S2
4)。
【0080】次に、CPU131は、デジタル複写機1
から画像データを受信すると(S25)、この画像デー
タをメモリ132に記憶させる(S26)。このとき、
CPU131は、さらに画像データがメモリ132に記
憶されていることを示す、画像データありのメッセージ
を表示部133に表示させる(S27)。
【0081】その後、携帯電話2が操作者によりデジタ
ル複写機1から取り外されると(S28)、デジタル複
写機1からの画像データの受信動作を終了し、通常処理
モードの待機ルーチンへ移行する。
【0082】また、S21において携帯電話2がデジタ
ル複写機1に装着されておらず、かつ画像送信モードが
設定されている場合には(S29)、メモリ132にお
ける、デジタル複写機1から転送された画像データの有
無を確認する(S30)。この結果、メモリ132に画
像データが格納されていれば、CPU131は画像デー
タの送信相手先を示す送信先情報をセットする(S3
1)。
【0083】その後、操作者の操作により、携帯電話2
において発信指示が入力されると(S32)、携帯電話
2は画像データの発信手続を開始する(S33)。
【0084】次に、送信先との接続が完了すると(S3
4)、CPU131は、メモリ132に格納されている
画像データの送信を開始する(S35)。このときの画
像データの送信は、携帯電話2が備える図示しない変調
回路と通信装置、およびアンテナ134等により行われ
る。
【0085】その後、画像データの送信が完了すると
(S36)、CPU131は、送信先との通信を遮断し
(S37)、通常処理モードの待機ルーチンへ移行す
る。尚、S34において、送信先との接続ができなけれ
ば、再発信モードを設定し(S39)、これができるま
で、発信手続を継続する。
【0086】一方、S30において、送信すべき画像デ
ータがメモリ132に格納されていなければ(S3
8)、動作を終了して通常処理モードの待機ルーチンへ
移行する。
【0087】上記の動作では、例えば出先において、そ
こに配置されたデジタル複写機1と共にデジタル画像形
成システムを構成し得る携帯電話2を携帯すれば、スキ
ャナ装置を出先に携帯することなく、出先のデジタル複
写機1を使用して原稿の画像を携帯電話2に容易に取り
込むことができる。また、携帯電話2に取り込んだ画像
データは、携帯電話2から任意の時刻に任意の場所から
送信先に送信することができる。即ち、デジタル複写機
1が設置された位置、あるいはデジタル複写機1の使用
可能な時間等に拘束されることなく、送信先への画像デ
ータの送信が可能となる。
【0088】また、デジタル複写機1から携帯電話2に
画像データを転送する場合には、画像データを携帯電話
2が取り扱うことのできる形式にデジタル複写機1側に
て変換した後、携帯電話2に転送している。従って、小
型化が要求される携帯電話2では、画像データを変換す
る構成が不要となって構成が簡略化されるとともに、画
像データを記憶するメモリ132の使用量も最小限に抑
えることができる。従って、携帯電話2の小型化が阻ま
れることがない。
【0089】また、デジタル複写機1から携帯電話2に
画像データを転送する場合には、携帯電話2のメモリ1
32がデジタル複写機1から転送しようとする画像デー
タを記憶するだけの容量を有しているか否かを確認し、
メモリ132が画像データを記憶可能な容量を有してい
る場合に、デジタル複写機1から携帯電話2に画像デー
タを転送する一方、容量が不足する場合に、画像データ
の転送を中止している。従って、デジタル複写機1から
携帯電話2への画像データの無駄な転送、およびメモリ
132への画像データの無駄な取り込みを防止すること
ができる。また、メモリ132のデータオーバによるデ
ジタル画像形成システムの動作の停止等のトラブルを事
前に阻止することができる。
【0090】尚、上記の例においては、携帯電話2がデ
ジタル複写機1に対して着脱可能な構成について説明し
た。しかしながら、携帯電話2は、例えば赤外線通信に
よってデジタル複写機1と通信可能であってもよく、必
ずしもデジタル複写機1に対して着脱可能である必要は
ない。携帯電話2は、上記赤外線通信による場合を含
み、デジタル複写機1と通信可能となる場合、デジタル
複写機1と対向可能となる。
【0091】(第2の実施形態)本発明の他の実施形態
を図12および図13に基づいて、以下に説明する。本
デジタル画像形成システムでは、前記画像送信モードに
よる動作に代えて、図12および図13に示す携帯電話
送信モードによる動作が可能となっている。他の構成
は、前記デジタル画像形成システムと同様である。
【0092】携帯電話送信モードによる動作では、先
ず、デジタル複写機1に携帯電話2が装着された状態に
おいて、デジタル複写機1のスキャナ部11にて読み取
られた原稿の画像データについて、携帯電話2を通じて
特定の送信先への送信動作が行われる。このとき、携帯
電話2が送信先の他の通信装置と送信のための接続がで
きなければ、デジタル複写機1の画像メモリ64に格納
されているいる画像データを携帯電話2に転送し、携帯
電話2のメモリ132に格納する。これにより、その
後、携帯電話2から特定の送信先への画像データの送信
が可能となる。
【0093】次に、この携帯電話送信モードによる動作
を図12および図13のフローチャートにより説明す
る。例えば通常処理モードの待機状態において、操作者
によりデジタル複写機1に携帯電話2が装着されると
(S41)、デジタル画像形成システムにおいて携帯電
話送信モードが設定され、この状態が液晶表示装置81
に表示される(S42)。その後、送信用の原稿が例え
ばRADF22にセットされ(S43)、送信先を示す
情報が操作パネル73のワンタッチダイヤルキー102
から入力され(S44)、プリントスイッチ95がON
されると(S45)、スキャナ部11にて原稿の読み取
りを行う(S46)。これにより得られた画像データ
は、画像メモリ64に格納される(S47)。その後、
原稿の読み取りが完了すると(S48)、ロック機構1
11が携帯電話2をロック状態とする(S49)。
【0094】その後、携帯電話2から送信先に対して接
続のための呼び出しが行われ(S50)、携帯電話2が
送信先と接続できれば(S51)、携帯電話2を通じ
て、画像メモリ64に格納されている画像データを順次
相手先に送信する(S52)。
【0095】次に、画像データの送信が完了すると(S
53)、携帯電話2が送信先との接続を遮断し(S5
4)、ロック機構111が携帯電話2に対してロック解
除状態となる(S55)。その後、画像データの送信完
了のメッセージ表示が行われるとともに、携帯電話送信
モードが解除される(S56)。
【0096】また、S51において、携帯電話2が送信
先と接続できなければ、デジタル複写機1のメインCP
U65は、液晶表示装置81にその旨を表示させる(S
57)。また、メインCPU65は、画像メモリ64が
格納している画像データを携帯電話2に転送する旨を液
晶表示装置81に表示させる(S58)。また、メイン
CPU65は、携帯電話2のCPU131と通信するこ
とにより、携帯電話2が扱い得るデータの形式、および
メモリ132の容量を確認する(S59)。尚、メモリ
132に上記画像データを記憶するだけの容量がなけれ
ば、処理を中止する一方、上記画像データを記憶するだ
けの容量があれば、処理を続行する。
【0097】その後、メインCPU65は、画像メモリ
64に格納されている画像データを携帯電話2が取り扱
うことのできる形式に変換し(S60)、携帯電話2に
転送する(S61)。このとき、画像データと共に、送
信先を示す送信先情報も同時に転送する。また、液晶表
示装置81には画像データの転送中を示すメッセージが
表示される。携帯電話2に送られた送信先情報は、携帯
電話2のメモリ132に記憶される。この送信先情報
は、携帯電話2のリダイヤルキー136を操作すること
により呼び出される。従って、携帯電話2から画像デー
タを送信する場合に、操作者によるダイヤルキー135
の操作が不要となる。
【0098】このようにして、デジタル複写機1から携
帯電話2への画像データの転送が完了すると(S6
2)、液晶表示装置81によりその旨を示すメッセージ
の表示が行われる(S63)。このとき、ロック機構1
11はロック解除状態となる。
【0099】その後、上記メッセージに基づいて、操作
者により携帯電話2がデジタル複写機1から取り外され
ると(S64)、画像メモリ64に格納されている画像
データが消去される(S65)。
【0100】操作者は、携帯電話2をデジタル複写機1
から取り外した後に、携帯電話2に搭載されている各種
処理機能を使用することにより、CPU131に格納さ
れた画像データに対して、さらなる処理を施したり、消
去することなく保存しておいたり、あるいは他の通信装
置に送信したり(画像送信モード)といった処理を行う
ことができる。
【0101】上記の動作では、デジタル複写機1の設置
位置において特定の相手先への画像データの送信ができ
なかった場合であっても、携帯電話2を使用することに
より、任意の場所から任意の時刻に送信先に画像データ
を送信することができる。従って、操作者は、画像デー
タの送信が完了するまでその場で待機する必要がない。
これにより、時間に追われている操作者、例えばビジネ
スマンは、デジタル複写機1が設置されている例えば出
先において、時間を有効に使用することができる。
【0102】また、上記の動作では、携帯電話2から画
像データを特定の送信先に送信する場合、リダイヤルキ
ー136を操作するのみでよく、ファックス番号のダイ
ヤルキー135の操作が不要である。従って、携帯電話
2から画像データを特定の送信先に送信する場合の操作
が簡単である。
【0103】また、デジタル複写機1のファックス装置
が特定の送信先と接続できなかった場合、液晶表示装置
81によりその旨を操作者に伝えた後、デジタル複写機
1が保持する画像データを携帯電話2に転送している。
従って、画像データの処理の行方を操作者が確認でき
る。これにより、操作者による操作上の混乱を防止する
ことが可能となり、重要な原稿の画像データの送信ミス
および未送信等の不都合を確実に防止することができ
る。
【0104】また、デジタル複写機1から携帯電話2に
画像データを転送する際には、送信先を示す送信先情報
も同時に転送され、携帯電話2では、リダイヤルキー1
36を操作することにより送信先の呼び出しを行うこと
ができるようになっている。従って、携帯電話2から画
像データを送信する場合に、操作者によるダイヤルキー
135の操作が不要となり、送信先の呼び出し操作が簡
単である。
【0105】(第2の実施形態)本発明のさらに他の実
施形態を図14および図15に基づいて、以下に説明す
る。本デジタル画像形成システムでは、図14および図
15に示す携帯電話送信モードによる動作が可能となっ
ている。他の構成は、前記デジタル画像形成システムと
同様である。
【0106】本デジタル画像形成システムでは、デジタ
ル複写機1がファックス機能部を備えたものとなってい
る。上記ファックス機能部は、デジタル複写機1に一般
的備えられている周知のものであり、デジタル複写機1
の画像メモリ64に格納されている画像データを他の通
信装置に送信する機能である。
【0107】携帯電話送信モードによる動作では、デジ
タル複写機1のスキャナ部11にて読み取られた原稿の
画像データについて、デジタル複写機1が備えるファッ
クス機能部により特定の送信先への送信動作が行われ
る。このとき、ファックス機能部と送信先の他の通信装
置と送信のための接続ができなければ、デジタル複写機
1の画像メモリ64に格納されている画像データを携帯
電話2に転送し、携帯電話2のメモリ132に格納す
る。これにより、その後、携帯電話2から特定の送信先
への画像データの送信が可能となる。
【0108】次に、この携帯電話送信モードによる動作
を図14および図15のフローチャートにより説明す
る。この動作においては、例えば通常処理モードの待機
状態において、先ず、操作者によりデジタル複写機1の
操作パネル73に対して、原稿のファックス送信の指
令、即ちファックスモードの指令がモード切換えキー1
01により入力される(S71)。さらに、操作者によ
り、送信相手先がワンタッチダイヤルキー102により
入力され、例えばRADF22に送信用の原稿がセット
される(S72)。
【0109】次に、送信動作の開始を指令するために、
プリントスイッチ95がONされると(S73)、スキ
ャナ部11による送信用原稿の読み取りを開始する(S
74)。これにより得られた画像データは、画像メモリ
64に格納される(S75)。
【0110】全ての原稿の読み取りが完了すると(S7
6)、送信先に対して接続のための発信を行い(S7
7)、送信先と接続ができれば(S78)、画像メモリ
64に格納されている画像データの送信を開始する(S
79)。その後、画像データの送信が完了すると(S8
0)、デジタル複写機1は通信回線を遮断し(S8
1)、通常処理モードの待機ルーチンへ移行する。
【0111】また、S78において、送信先と接続でき
なければ、液晶表示装置81において、その旨の表示を
行うとともに(S82)、携帯電話2による送信の要否
を問う表示を行う(S83)。
【0112】この表示に基づいてモード切換えキー10
1が操作され(S84)、ファックス送信モードが設定
された場合には(S85)、ファックス機能部による再
発信モードとなり(S94)、S77に移行して以下の
動作を繰り返す。
【0113】一方、S85において携帯電話送信モード
が設定されると、デジタル複写機1に携帯電話2が装着
されているか否かを確認し(S86)、携帯電話2が装
着されていなければ、装着を促す表示を液晶表示装置8
1にて行う(S87)。
【0114】デジタル複写機1に携帯電話2が装着され
ている場合、ロック機構111はロック状態となる。ま
た、デジタル複写機1のメインCPU65は、携帯電話
2のCPU131と通信することにより、携帯電話2が
扱い得るデータの形式、およびメモリ132の容量を確
認する(S88)。尚、前述のように、メモリ132に
容量不足があれば処理を中止する一方、容量不足がなけ
れば処理を続行する。
【0115】その後、メインCPU65は、画像メモリ
64に格納されている画像データを携帯電話2が取り扱
うことのできる形式に変換し(S89)、携帯電話2に
転送する(S90)。このとき、画像データと共に、送
信先を示す送信先情報も同時に転送する。また、液晶表
示装置81には画像データの転送中を示すメッセージが
表示される。携帯電話2に送られた送信先情報は、携帯
電話2のメモリ132に記憶される。この送信先情報
は、携帯電話2のリダイヤルキー136を操作すること
により呼び出される。
【0116】このようにして、デジタル複写機1から携
帯電話2への画像データの転送が完了すると(S9
1)、液晶表示装置81によりその旨を示すメッセージ
の表示が行われる(S92)。その後、画像メモリ64
に格納されている画像データが消去される(S93)。
また、ロック機構111はロック解除状態となる。これ
により、操作者は、デジタル複写機1から携帯電話2を
取り外し、送信先に対して画像データを適宜送信するこ
とができる。
【0117】上記の動作では、デジタル複写機1の設置
位置においてデジタル複写機1のファックス機能部を使
用して特定の相手先への画像データの送信ができなかっ
た場合であっても、携帯電話2を使用することにより、
任意の場所から任意の時刻に送信先に画像データを送信
することができる。従って、操作者は、画像データの送
信が完了するまでその場で待機する必要がない。これに
より、時間に追われている操作者、例えばビジネスマン
は、デジタル複写機1が設置されている例えば出先にお
いて、時間を有効に使用することができる。
【0118】また、上記の動作では、携帯電話2から画
像データを特定の送信先に送信する場合、リダイヤルキ
ー136を操作するのみでよく、ファックス番号のダイ
ヤルキー135の操作が不要である。携帯電話2から画
像データを特定の送信先に送信する場合の操作が簡単で
ある。
【0119】また、デジタル複写機1のファックス機能
部が特定の送信先と接続できなかった場合、液晶表示装
置81によりその旨を操作者に伝え、操作者が画像デー
タをデジタル複写機1から携帯電話2に転送するか、デ
ジタル複写機1に保持しておき、再発信によりデジタル
複写機1から送信するかを選択できるようになってい
る。従って、画像データの処理の行方を操作者が確認で
き、重要な原稿の画像データの送信ミスおよび未送信等
の不都合をを確実に防止することができる。また、操作
者の時間的余裕、あるいは操作者のデジタル画像形成シ
ステムの使用位置、例えば自分のオフィスであるか出先
であるか等に応じて、最適な方法にて送信先への画像デ
ータの送信を行うことができる。
【0120】また、デジタル複写機1のファックス機能
部により送信先との接続ができない場合には、その旨を
操作者に伝え、ファックス機能部の再発信モードによる
接続を試みるか、携帯電話2による画像データの送信に
移行するかを操作者に促すようにしている。これによ
り、操作者の操作上の混乱を防止し、重要な原稿の画像
データの送信ミスおよび未送信等の不都合を確実に防止
することができる。また、操作者がそのときに適当な経
路での画像データの送信を選択することができる。
【0121】(第4の実施形態)本発明の他の実施形態
を図16および図17に基づいて、以下に説明する。本
デジタル画像形成システムでは、図16および図17に
示す画像送信モードによる動作が可能となっている。他
の構成は、前記デジタル画像形成システムと同様であ
る。
【0122】本デジタル画像形成システムでは、デジタ
ル複写機1が前記発明の実施の形態3において説明した
ものと同様のファックス機能部を備えている。
【0123】画像送信モードによる動作では、デジタル
複写機1のスキャナ部11にて読み取られた原稿の画像
データを特定の送信先に送信する場合において、デジタ
ル複写機1が、デジタル複写機1への携帯電話2の装着
の有無に応じて、携帯電話2による送信を行うか、ある
いはファックス機能部による送信を行うかを自動的に選
択するものとなっている。
【0124】次に、この画像送信モードによる動作を図
16および図17のフローチャートにより説明する。こ
の動作においては、例えば通常処理モードの待機状態に
おいて、先ず、操作者によりプリントスイッチ95がO
Nされると(S101)、デジタル複写機1が画像送信
モードに設定されているか否かを確認する(S10
2)。この画像送信モードの設定は、モード切換えキー
101によって行われる。
【0125】S102において、画像送信モードが設定
されていると、送信用原稿の読み取りを行い(S10
3)、得られた画像データを画像メモリ64が記憶する
(S104)。その後、全ての原稿についての読み取り
が完了すると(S105)、携帯電話2の装着の有無を
確認する(S106)。
【0126】この確認の結果、デジタル複写機1に携帯
電話2が装着されていれば、ロック機構111はロック
状態となる。また、デジタル複写機1のメインCPU6
5は、携帯電話2のCPU131と通信することによ
り、携帯電話2が扱い得るデータの形式、およびメモリ
132の容量を確認する(S107)。尚、前述のよう
に、メモリ132に容量不足があれば処理を中止する一
方、容量不足がなければ処理を続行する。
【0127】その後、メインCPU65は、画像メモリ
64に格納されている画像データを携帯電話2が取り扱
うことのできる形式に変換し(S108)、携帯電話2
に転送する(S109)。このとき、S102での画像
送信モードの設定の際に、画像データの送信先を示す送
信先情報が入力されていれば、画像データと共にこの送
信先情報も同時に転送する。また、液晶表示装置81に
は画像データの転送中を示すメッセージが表示される。
携帯電話2に送られた送信先情報は、携帯電話2のメモ
リ132に記憶される。この送信先情報は、携帯電話2
のリダイヤルキー136を操作することにより呼び出さ
れる。
【0128】このようにして、デジタル複写機1から携
帯電話2への画像データの転送が完了すると(S11
0)、液晶表示装置81によりその旨を示すメッセージ
の表示が行われる(S111)。その後、ロック機構1
11はロック解除状態となる。
【0129】これにより、操作者は、デジタル複写機1
から携帯電話2を取り外し可能となり、デジタル複写機
1が携帯電話2が取り外されると(S112)、画像メ
モリ64に格納されている画像データが消去される(S
113)。この状態において、操作者は、携帯電話2か
ら送信先に対して画像データを適宜送信することができ
る。尚、画像データ送信の際して、携帯電話2に送信先
情報が予め入力されている場合には、リダイヤルキー1
36の操作によって発信を行うことができる。一方、携
帯電話2に送信先情報が予め入力されていない場合に
は、ダイヤルキー135の操作によって発信を行う。
【0130】一方、S106において、携帯電話2が装
着されていない場合に、ワンタッチダイヤルキー102
を使用しての操作者による送信先情報の入力(S11
4)、および発信指示があれば(S115)、デジタル
複写機1はその機能により、画像データの発信手続を開
始する(S116)。このとき、送信先と接続できなけ
れば(S117)、再発信モードとなり(S123)、
S116に戻り、それ以下の動作を繰り返す。
【0131】また、S117において、デジタル複写機
1のファックス機能部が送信先と接続できれば、画像デ
ータの送信を行い(S118)、画像データの送信完了
後(S119)、デジタル複写機1は送信先との通信を
遮断する(S120)。
【0132】また、S102において、デジタル複写機
1が画像送信モードに設定されていなければ、スキャナ
部11にて原稿の読み取りを行い(S121)、得られ
た画像データに対して画像処理部13にて所定の画像処
理を行い、その画像データを画像メモリ64が記憶する
(S122)。次に、デジタル複写機1は、画像メモリ
64に記憶された画像データを読み出し、レーザプリン
タ部12にて用紙上に画像を出力する(S123)。そ
の後、デジタル複写機1は、全原稿についての上記の処
理が完了すれば(S124)、動作を終了する。
【0133】上記の動作では、デジタル複写機1への携
帯電話2の装着の有無に応じて、携帯電話2を使用して
の画像データの送信、またはデジタル複写機1のファッ
クス機能部を使用しての画像データの送信が自動的に選
択される。従って、操作者の操作についての負担を軽減
し得るとともに、ユーザのモード設定ミスを事前に防止
することが可能となる。
【0134】また、携帯電話2を使用して画像データの
送信を行う場合には、前述のように、画像データを携帯
電話2から任意の時刻に任意の場所から送信先に送信す
ることができる。
【0135】(第5の実施形態)本発明の他の実施形態
を図18ないし図20に基づいて以下に説明する。本デ
ジタル画像形成システムでは、デジタル複写機1が、前
述のように、ファックス機能部を備えている。そして、
本デジタル画像形成システムでは、デジタル複写機1の
スキャナ部11により得られた画像データを他の通信装
置に送信する際に、デジタル複写機1に携帯電話2が装
着されている場合、上記ファックス機能部によらず、自
動的に携帯電話2による送信を選択するものとなってい
る。この動作を図18および図19のフローチャートに
示す。
【0136】例えば通常処理モードの待機状態におい
て、操作者によりデジタル複写機1の装着部1aに携帯
電話2が装着されると(S131)、デジタル画像形成
システムにおいて携帯電話送信モードが設定され、この
携帯電話送信モードが設定された状態が液晶表示装置8
1に表示される(S132)。このとき、液晶表示装置
81においては、携帯電話2によるファックスが可能で
あること、およびRADF22への原稿のセットを促す
ことを示すメッセージが表示される。尚、携帯電話2の
装着は、前述のように、携帯電話装着センサ116・1
16により検出される。
【0137】その後、送信用の原稿が例えばRADF2
2にセットされ(S133)、送信先を示す情報が操作
パネル73のワンタッチダイヤルキー102から入力さ
れ(S134)、プリントスイッチ95がONされると
(S135)、スキャナ部11にて原稿の読み取りを行
う(S136)。これにより得られた画像データは、画
像メモリ64に格納される(S137)。その後、全て
の原稿の読み取りが完了すると(S138)、ロック機
構111が携帯電話2をロック状態とする(S13
9)。
【0138】その後、携帯電話2から送信先に対して接
続のための呼び出しが行われ(S140)、携帯電話2
が送信先と接続できれば(S141)、画像メモリ64
に格納されている画像データが画像データ通信ユニット
72により変調され、携帯電話2に転送される。携帯電
話2は、デジタル複写機1から転送されてきた画像デー
タを順次相手先に送信する(S142)。
【0139】次に、画像データの送信が完了すると(S
143)、携帯電話2が送信先との接続を遮断し(S1
44)、ロック機構111が携帯電話2に対してロック
解除状態となる(S145)。その後、液晶表示装置8
1において送信完了の表示が行われるとともに、携帯電
話送信モードが解除される(S146)。上記の表示に
基づいて、操作者はデジタル複写機1から携帯電話2を
取り外すことができる。
【0140】上記の構成では、デジタル複写機1のファ
ックス機能部を使用しての画像データの送信動作と携帯
電話2を使用しての画像データの送信動作とを、携帯電
話2による画像データの送信動作において必要な動作、
即ちデジタル複写機1への携帯電話2の装着動作によっ
て切り換えるようになっている。従って、操作者による
切り換え動作が簡略化されている。
【0141】また、デジタル複写機1が保持する画像デ
ータを携帯電話2を通じて特定の送信先へ送信する動作
においては、デジタル複写機1の画像メモリ64から順
次読み出された画像データが携帯電話2に転送され、そ
のメモリ132に一旦記憶されることなく、順次送信先
へ送信されていくので、迅速な送信が可能となってい
る。また、この動作においては、携帯電話2において画
像データを記憶するメモリ132が不要となっている。
【0142】また、上記の構成では、デジタル複写機1
を多数の人が利用可能な場所、例えばコピーサービスを
行っているコンビニエンスストアーやその他の店舗等に
設置しておけば、現在広く普及している携帯電話2を利
用して、多数の人が本デジタル画像形成システムが備え
る便利な機能を活用することができる。特に出先におい
て、原稿を至急に特定の送信先へ送信する必要がある場
合に有効である。
【0143】また、本デジタル画像形成システムを利用
する場合、画像データの送信に要する費用は、携帯電話
2の使用者の負担となるので、デジタル複写機1を使用
することによる複雑な料金の計算および請求が不要であ
る。従って、画像データを送信する際には、出先におい
ても気兼ねなくデジタル複写機1を借用することができ
る。
【0144】また、デジタル複写機1に携帯電話2が装
着された状態において、携帯電話2と他の通信装置との
通信が常に安定した電波状態で行われることが望まし
い。このために、図2および図7に示したように、携帯
電話2は、デジタル複写機1の装着部1aに装着された
状態において、アンテナ134がほぼ垂直となるように
支持されている。これは、携帯電話2から送信される電
波が垂直方向に振幅を持ったものであることによる。即
ち、本デジタル画像形成システムにおいて、携帯電話2
は、そのアンテナ134から送信される電波が送信先で
ある他の通信装置に対して良好に伝搬することができる
状態で、デジタル複写機1に装着されている。
【0145】また、図20に示すように、携帯電話2が
デジタル複写機1に装着された状態において、携帯電話
2にはコネクタ2aおよびコネクタ72aを介して、デ
ジタル複写機1に設けられた携帯電話用電源部141が
接続されるようになっている。これは、携帯電話2を通
じてデジタル複写機1から他の通信装置に画像データを
送信しているときに、携帯電話2のバッテリーが消耗し
て通信エラーを生じる事態を防止するものである。通信
エラーが生じた場合、復帰操作が複雑となり、出先等に
おいて操作者は時間的に大きな負担を強いられることに
なる。携帯電話2にデジタル複写機1の電源を接続する
のは、デジタル複写機1に携帯電話2が装着されている
全ての時間としてもよく、また、携帯電話2による画像
データの送信中のみとしてもよい。後者の場合には、同
図に示すように、例えば上記携帯電話用電源部141と
コネクタ72aとの間の給電路にトランジスタ等からな
るスイッチ142を設け、このスイッチ142のON/
OFFをメインCPU65により制御する構成とする。
【0146】また、デジタル複写機1と携帯電話2との
接続においては、携帯電話2から良好な画像データを送
信するために、携帯電話2にとって適切な通信環境にて
接続状態を設定するのがよい。この通信環境は、例え
ば、通信速度(2400bps、9600bps等)等
の携帯電話2の能力、データ形式、通信プロトコル、電
源電圧、通信会社あるいは端末製造メーカーなどに応じ
た規格である。即ち、携帯電話2に限らず、携帯用画像
通信装置には、デジタル方式、アナログ方式、PHS、
光通信方式(IR)等の通信規格を備えた通信装置、特
定小電力方式の通信装置などの各種の無線通信装置、お
よび通信装置が内蔵された端末装置等があり、それらの
通信規格は様々である。このために、デジタル複写機1
では携帯電話2との通信環境を認識し、これを設定する
ようにしている。通信環境の認識方法としては、例え
ば、デジタル複写機1の装着部1aに複数のスイッチを
並設し、装着部1aに携帯電話2が装着されたときに、
携帯電話2の装着によってONあるいはOFFされる複
数の上記スイッチの組み合わせによって、携帯電話2の
通信環境に関する各種情報を認識するようにしてもよ
い。この場合、携帯電話2の例えば底部には、上記スイ
ッチを押圧操作するための凸状のブロックが設けられ、
このブロックの配設位置により操作される上記スイッチ
が選択される。また、他の方法としては、デジタル複写
機1のメインCPU65と携帯電話2のCPU131と
の情報の送受信により、コード情報として通信環境に関
する情報を携帯電話2からデジタル複写機1に転送する
ようにしてもよい。
【0147】(第6の実施形態)本発明の他のさらなる
実施形態を図21および図22に基づいて、以下に説明
する。本デジタル画像形成システムでは、携帯電話2の
メモリ132内に記憶されているユーザ特有の電話番号
情報を一時的にデジタル複写機1に供給し、操作者が上
記電話番号情報に基づいて画像データの送信先を設定で
きるようになっている。この動作を図21および図22
のフローチャートにより説明する。
【0148】例えば通常処理モードの待機状態におい
て、操作者によりデジタル複写機1の装着部1aに携帯
電話2が装着されると(S151)、デジタル画像形成
システムにおいて携帯電話送信モードが設定され、この
携帯電話送信モードが設定された状態が液晶表示装置8
1に表示される(S152)。このとき、液晶表示装置
81においては、RADF22への原稿のセットを促す
ことを示すメッセージが表示される。
【0149】次に、送信用の原稿が例えばRADF22
にセットされると(S153)、携帯電話2のメモリ1
32に格納されている端末情報が、画像データ通信ユニ
ット72を経由してデジタル複写機1に取り込まれ、画
像メモリ64に記憶される(S154)。上記端末情報
は、通話相手先の電話番号情報を主とする携帯電話2が
利用する情報である。
【0150】次に、デジタル複写機1のメインCPU6
5は、上記端末情報のうちから電話番号情報を読み出
し、液晶表示装置81に表示させる(S155)。この
表示に基づいて、操作者により送信先が指定され、これ
により、画像データの送信先が設定される(S15
6)。例えば、上記電話番号情報の表示では、各電話番
号が表示順の番号を付して表示され、送信先の指定で
は、操作者が操作パネル73のテンキー93を操作して
上記表示順の番号を入力することにより、送信先が指定
される。
【0151】次に、操作者によりプリントスイッチ95
がONされると(S157)、スキャナ部11にて原稿
の読み取りを行う(S158)。このとき、原稿枚数が
カウンタにより計数され、また原稿サイズが原稿サイズ
センサにより検出される。これらカウンタおよび原稿サ
イズセンサは、一般の複写機に設けられた周知のもので
ある。原稿の読取りにより得られた画像データは、画像
メモリ64に格納される(S159)。その後、全ての
原稿の読み取りが完了すると(S160)、ロック機構
111が携帯電話2をロック状態とする(S161)。
【0152】次に、メインCPU65は、通信に関する
情報を液晶表示装置81に表示させる(S162)。こ
の情報は、上記カウンタおよび原稿サイズセンサにより
得られた送信する原稿の枚数やサイズ、送信先電話番
号、送信先名称、および通信状況などである。このよう
な表示を行うことにより、操作者は、通信状況を容易に
把握することができる。
【0153】次に、携帯電話2から送信先に対して接続
のための呼び出しが行われ(S163)、携帯電話2が
送信先と接続できれば(S164)、画像メモリ64に
格納されている画像データが携帯電話2に転送される。
携帯電話2は、デジタル複写機1から転送されてきた画
像データを順次相手先に送信する(S165)。
【0154】次に、画像データの送信が完了すると(S
166)、携帯電話2が送信先との接続を遮断する(S
167)。また、デジタル複写機1では、メインCPU
65がスキャナ部11により、画像メモリ64に格納さ
れている送信原稿の枚数、原稿のサイズ、送信先、送信
時刻、送信に要した時間および送信画像データの一部等
の送信情報をプリントアウトさせる。あるいは、メイン
CPU65は画像メモリ64に記憶されている上記の送
信情報を携帯電話2に転送する(S168)。携帯電話
2では、デジタル複写機1からの上記情報を受信する
と、それをメモリ132に記憶させる。
【0155】さらに、デジタル複写機1の画像メモリ6
4に一時的に記憶されていた情報、即ち前記端末情報、
送信情報、並びに送信用原稿の画像データ等が消去され
る(S169)。この動作は、送信中に送信上のトラブ
ル等の何らかの事情で携帯電話送信モードが解除された
場合にも同様に行われる。
【0156】次に、ロック機構111がロック解除状態
となる(S170)。その後、液晶表示装置81におい
て送信完了の表示が行われるとともに、携帯電話送信モ
ードが解除される(S171)。上記の表示に基づい
て、操作者はデジタル複写機1から携帯電話2を取り外
すことができる。
【0157】尚、S156の動作においては、携帯電話
2からの電話番号情報に基づいて送信先を設定している
が、デジタル複写機1のファックス機能部により送信先
を設定することも可能である。この場合には、操作パネ
ル73のワンタッチダイヤルキー102、あるいはテン
キー93が操作される。テンキー93の操作では、電話
番号を構成する個々の番号が入力される。この場合に
は、デジタル複写機1のメインCPU65からテンキー
93あるいはワンタッチダイヤルキー102の操作に応
じた電話番号情報が携帯電話2に転送され、携帯電話2
のCPU131は、その電話番号情報に基づいて、送信
先との接続を行う。
【0158】このように、本デジタル画像形成システム
では、携帯電話2からの電話番号情報に基づくばかりで
なく、デジタル複写機1のテンキー93あるいはワンタ
ッチダイヤルキー102の操作によっても送信先への接
続が可能であるので、操作に不慣れな場合であっても混
乱を生じることがなく、操作性が良好なものとなってい
る。
【0159】また、S168の動作において示したよう
に、送信先への画像データの送信完了後に、デジタル複
写機1では、送信原稿の枚数、原稿のサイズ、送信先、
送信時刻、送信に要した時間および送信画像データの一
部等の送信情報がプリントアウトされるので、出先に配
置されたデジタル複写機1を使用して画像データを送信
した場合であっても、操作者は手元に送信情報について
の送信記録を得ることができる。従って、操作者が例え
ば会社に戻ってからの送信記録の管理が容易になる。
【0160】また、デジタル複写機1においては、ファ
ックス機能部を使用して送信を行った場合の送信情報と
携帯電話2を使用して送信を行った場合の送信情報とを
区別して管理するようになっている。これは次の理由に
よる。
【0161】デジタル複写機1のファックス機能部にお
いては、送受信状況を把握するために、通常、送受信に
関する情報を記憶しておき、その情報を必要に応じてプ
リントアウトする管理機能が搭載されている。この管理
機能により、携帯電話2を使用して送信を行った場合の
送信情報が記憶されると、この送信情報とファックス機
能部を使用して送信を行った場合の送信情報とが混同さ
れ、両送信情報の確認が困難となる。そこで、上記の両
送信情報を区別して管理し、この問題を解消するように
している。
【0162】また、携帯電話2を使用して送信を行った
場合の上記送信情報は、デジタル複写機1からプリント
アウトされ、あるいは携帯電話2に転送された後、デジ
タル複写機1の画像メモリ64から消去されるようにな
っている。従って、操作者の個人的な情報が外部の装
置、即ちデジタル複写機1に残ってしまい、これが悪用
される事態を防止することができる。
【0163】また、本デジタル画像形成システムでは、
S168の動作において示したように、携帯電話2を使
用して送信を行った場合に、デジタル複写機1が保持す
る送信情報を携帯電話2に転送することができるように
なっている。従って、携帯電話2では、上記送信情報を
そのメモリ132に記憶しておくことにより、必要に応
じて表示部133に表示させることができる。これによ
り、送信記録の確認、および管理が容易になる。
【0164】(第7の実施形態)本発明の他の実施形態
を図23ないし図26に基づいて以下に説明する。デジ
タル複写機1は、図1に示した画像データ通信ユニット
72を通じて、外部装置に対して画像データの送受信が
可能となっている。外部装置として携帯電話2が画像デ
ータ通信ユニット72に接続されている場合、携帯電話
2から転送されてきた画像データは、画像処理部13で
の処理を経て、画像メモリ64に取り込まれる。この画
像データは、メインCPU65により読み出されてレー
ザプリンタ部12に供給されることにより、記録シート
上にプリントアウトすることができる。尚、携帯電話2
とデジタル複写機1とが通信状態にあるとき、ロック機
構111がロック状態となり携帯電話2がデジタル複写
機1に固定されるのは、前述の通りである。
【0165】次に、携帯電話2が受信した画像データが
デジタル複写機1に転送され、デジタル複写機1にてプ
リントアウトされる動作を、図23ないし図26のフロ
ーチャートにより説明する。尚、図23および図24は
携帯電話2の動作を示し、図25および図26はデジタ
ル複写機1の動作を示している。
【0166】先ず、携帯電話2側の動作について説明す
る。図23および図24において、電源をONにすると
携帯電話2は通信待機状態となる。このとき、携帯電話
2のCPU131は、操作者により特定の相手に対して
発信指示が行われるか(S181)、着信があるか(S
182)、あるいは携帯電話2がデジタル複写機1に装
着されたか否かを(S183)、常時監視している。
【0167】ここで、操作者より特定の相手に対して電
話をかけるために所定の発信指示が行われると(S18
1)、携帯電話2は発信モードとなる。次に、特定の相
手先の電話番号情報がセットされ(S184)、発信キ
ーが操作されると(S185)、携帯電話2は、指示さ
れている相手先に対して発呼を行い(S186)、その
相手先との通信が接続されると通話可能(S187)と
なる。その後、終了キーが操作されると、通信状態が遮
断され(S188)、待機状態となる。
【0168】また、相手先からの呼び出し指示、すなわ
ち着信があると、着信モードとなり(S182)、その
呼び出しが音声によるものなのか、画像データの着信な
のかを確認する(S189)。音声による着信であれ
ば、呼び出し音による操作者の呼び出しを行い(S19
2)、操作者が通話キーを操作すると(S193)、通
話可能となる(S194)。その後、終了キーが操作さ
れると、通信状態が遮断され(S195)、待機状態と
なる。
【0169】一方、S189において、画像データの着
信であれば、CPU131は、その画像データを受信
し、メモリ132に記憶させる(S190)。さらに、
操作者に対して画像データの着信を伝えるため、その旨
を表示部133に表示させる(S191)。その後、待
機状態となる。尚、画像データの着信を伝えるための方
法としては、上記表示の他、特定の報知音の発生であっ
てもよい。
【0170】また、携帯電話2では、画像データの着信
があると、その旨を示すメーセッジが表示部133に表
示される。この表示により着信を確認すると、操作者
は、携帯電話2を持ってデジタル複写機1が設置されて
いるところへ出向き、携帯電話2をデジタル複写機1の
装着部1aに装着する。これにより、携帯電話2は装着
モードとなる(S183)。この装着モードへの移行
は、例えば、デジタル複写機1への携帯電話2の装着が
携帯電話装着センサ116・116により検出され、こ
れを示す情報がメインCPU65からCPU131に送
信されることにより行われる。
【0171】装着モードなった後、操作者により携帯電
話2からデジタル複写機1への画像データの転送が指示
されると(S196)、CPU131はメモリ132に
記憶されている画像データをデジタル複写機1に転送す
る(S197)。この画像データは、画像データ通信ユ
ニット72を経て、デジタル複写機1に取り込まれ、そ
の画像メモリ64に記憶される。その後、デジタル複写
機1では、上記画像データの消去の指示があれば(S1
98)、その消去を行い(S199)、待機状態とな
る。
【0172】一方、S196において、各種設定情報の
転送要求があれば、その要求に応じて情報の転送を行い
(S200)、その後、待機状態となる。
【0173】次に、デジタル複写機1側の動作について
説明する。図25および図26において、電源がONさ
れると、デジタル複写機1はウォームアップを開始し
(S211)、それが完了すると待機状態となる(S2
12)。このとき、デジタル複写機1のメインCPU6
5は、コピーモードとして動作するのか(S213)、
ファックスモードとして動作するのか(S214)、外
部機器から転送されるデータを出力するプリンタモード
として動作するのか(S215)、あるいは携帯電話装
着モードとして動作するのか否かを監視している(S2
16)。これら各動作モードにつていは、デジタル複写
機1への各種入力条件により設定される。
【0174】操作パネル73の操作によりコピーモード
が設定されると(S213)、その後、操作者により操
作パネル73が操作され、コピー枚数、コピー倍率およ
びコピー濃度等の設定が行われる(S217)。次に、
原稿が例えばRADF22にセットされた後、プリント
スイッチ95がONされると(S218)、複写を行い
(S219)、複写完了後(S220)、待機状態とな
る。
【0175】また、ファックスモードが設定され(S2
14)、ファックス送信が設定されると(S221)、
その後、操作者により、例えばテンキー93を使用して
送信先の電話番号が入力され、画像の鮮明さを指定する
送信モードが設定される(S222)。
【0176】次に、原稿が例えばRADF22にセット
されて送信ボタンがONされると(S223)、スキャ
ナ部11により原稿の読み取りが行われ(S224)、
送信先へ原稿の画像データが送信される(S225)。
その後、送信が完了すると(S226)、デジタル複写
機1は待機状態となる。
【0177】一方、S221において、ファックス受信
であれば、メインCPU65は、送信されてきた画像デ
ータを画像メモリ64に記憶させる(S227)。そし
て、レーザプリンタ部12において上記画像データの記
録、即ちプリントアウトが可能な状態になると(S22
8)、画像データのプリントアウトを行う(S22
9)。このようにしてファックス受信の処理が完了する
と(S230)、デジタル複写機1は待機状態となる。
【0178】また、デジタル複写機1は、外部インター
フェイス(図示せず)に特定の制御信号が入力される
と、プリンタモードとなる(S215)。そして、外部
機器、例えばワードプロセッサから送信されてきた画像
データを受信すると(S231)、メインCPU65
は、送信されてきた画像データを画像メモリ64に記憶
させる。その後、レーザプリンタ部12において上記画
像データのプリントアウトが可能な状態になると(S2
32)、画像データのプリントアウトを行う(S23
3)。このようにして受信画像データの処理が完了する
と(S234)、デジタル複写機1は待機状態となる。
【0179】また、デジタル複写機1は、その装着部1
aに携帯電話2が装着され、この状態が携帯電話装着セ
ンサ116・116により検出されると、携帯電話装着
モードとなる(S216)。
【0180】携帯電話装着モードが設定されると、デジ
タル複写機1は、携帯電話2からの画像データの受信状
態となる(S235)。そして、携帯電話2からの画像
データを受信すると(S236)、その画像データを、
必要に応じて画像処理部13により処理しながら、画像
メモリ64に記憶させる(S237)。尚、画像処理部
13での処理は、画像データを画像メモリ64に記憶さ
せるとき、あるいはプリントアウトのために画像データ
を画像メモリ64から読み出したときの何れのときでも
よい。
【0181】その後、メインCPU65は、画像データ
における画像サイズを確認し、そのサイズに応じた適正
サイズの記録シート、即ち用紙の有無を確認する(S2
38)。そして、適正サイズの用紙があれば(S23
9)、その用紙を選択し(S240)、受信した画像デ
ータのプリントアウトを行う(S241)。この場合、
メインCPU65は、画像メモリ64に格納された画像
データを、レーザプリンタ部12の動作に合わせてレー
ザプリンタ部12に転送する。尚、S239において、
適正サイズの用紙がなければ、液晶表示装置81に適正
サイズを表示させ(S242)、操作者によりその用紙
がセットされるのを待った後、S240以下の動作を行
う。
【0182】上記のように、本デジタル画像形成システ
ムでは、操作者が外出中であっても、操作者が携帯する
携帯電話2に画像データを送信すれば、画像データの着
信が操作者に報知され、操作者が出先において携帯電話
2をデジタル複写機1に装着すれば、デジタル複写機1
から画像データをプリントアウトすることができる。こ
れにより、操作者は、送信されてきた情報を確認するこ
とができる。
【0183】従って、操作者が外出中のときに、電話で
は伝えることができない情報等を操作者に伝える必要が
ある場合でも、上記情報の伝達を良好に行うことができ
る。勿論、画像データをプリントアウトする装置を常時
携帯する必要もない。
【0184】また、上記画像処理部13では、携帯電話
2から転送されてきた画像データの形式が、レーザプリ
ンタ部12で扱うデータ形式と異なる場合、この形式に
適合するように、上記画像データの形式を変換する。こ
れにより、レーザプリンタ部12においては、画像デー
タのプリントアウトを適切に行うことができ、良好な画
像を得ることができる。
【0185】また、S239での適正サイズの用紙の選
択は、S237において画像メモリ64に画像データを
展開し、この展開されたときの画像データの大きさに基
づきS238において画像サイズを確認することにより
行っている。従って、適正サイズの用紙を選択すること
ができるようになっている。
【0186】即ち、携帯電話2から転送されてくる画像
データの形式は様々である。従って、例えば圧縮されて
いる画像データの展開、文字コードデータからの展開等
を実際に行った後でなければ、正確な画像サイズを確定
することはできない。このため、単に指示された用紙サ
イズ情報に基づいて用紙を選択し、画像データを記録し
た場合には、画像が用紙から欠落してしまう虞がある。
【0187】また、デジタル複写機1においては、画像
データのプリントアウトが終了すると、画像メモリ64
に記憶されていた画像データを消去するようにしてもよ
い。同様に、携帯電話2においても、プリントアウトす
べき画像データをデジタル複写機1に転送後、転送済の
画像データをメモリ132から消去するようにしてもよ
い。この動作は、特に記憶容量が少ない携帯電話2にお
いて行った場合、限られた記憶容量を有効に利用する上
で効果的である。また、画像データを一律に消去するば
かりでなく、必要に応じて保存することを選択できるよ
うにしてもよい。デジタル複写機1あるいは携帯電話2
において画像データを消去せずに保存している場合、そ
の画像データを例えば加工して使用するといったことが
可能である。
【0188】また、本デジタル画像形成システムでは、
デジタル複写機1が携帯電話2から転送されてきた画像
データをプリントアウトする機能を利用し、携帯電話2
において設定されている各種設定情報、および携帯電話
2に登録されている電話番号情報等をデジタル複写機1
に転送し、デジタル複写機1においてプリントアウトで
きるようになっている。上記の情報は、通常、携帯電話
2内においてコード情報として記憶されているものであ
る。従って、デジタル複写機1では、上記コード情報を
プリントアウトする場合、プリンタモードにおいてコー
ド情報を文字を表すドット情報へ変換する機能を使用し
て展開し、プリントアウトする。
【0189】また、携帯電話2は、デジタル複写機1に
おいてプリントアウトする情報を特定するための構成を
備えている。この構成は、例えば、携帯電話2の入力キ
ー137の操作が行われたときに、携帯電話2に設定あ
るいは登録されている情報を、CPU131がメモリ1
32から呼び出して表示部133に表示させ、さらに別
の選択キーが操作されたときに、その情報をデジタル複
写機1に転送するというものである。
【0190】
【発明の効果】以上のように、本発明のデジタル画像形
成システムによれば、例えば出先において、そこに配置
されたデジタル画像形成装置と共にデジタル画像形成シ
ステムを構成し得る携帯用通信装置、例えば携帯電話を
携帯すれば、スキャナ装置を出先に携帯することなく、
また、デジタル画像形成装置がファックス機能を備えて
いない場合であっても、出先のデジタル画像形成装置を
使用して原稿の画像データを携帯用通信装置に容易に取
り込むことができる。また、携帯用通信装置に取り込ん
だ画像データは、任意の場所から送信先に送信できる。
【0191】また、デジタル画像形成装置を多数の人が
利用可能な場所、例えばコピーサービスを行っているコ
ンビニエンスストアーやその他の店舗等に設置しておけ
ば、携帯用通信装置としての例えば現在広く普及してい
る携帯電話を利用して、多数の人が本デジタル画像形成
システムによる便利な機能を活用することができる。特
に出先において、原稿を至急に特定の送信先へ送信する
必要がある場合に有効である。
【0192】また、出先において本デジタル画像形成シ
ステムを利用する場合、画像データの送信に要する費用
は、例えば通信会社、例えば電話会社と通信契約をして
いる携帯用通信装置、例えば携帯電話の使用者の負担と
なるので、携帯用通信装置を使用することによる複雑な
料金の計算および請求が不要となる。
【0193】以上のように本発明のシステムによれば、
携帯用通信装置には、該形態用通信装置が取り扱うこと
ができるデータ形式に処理された画像データがデジタル
画像形成装置から提供されるため、携帯用通信装置にデ
ータ変換処理部等を備える必要がなく、小型化が要求さ
れる携帯用通信装置にとっては最適となり、携帯用通信
装置による任意の通信装置への転送処理が可能となる。
【0194】また、デジタル画像形成装置と携帯用通信
装置との通信状態の解除後に、画像データに関する情報
を消去させることで、例えば操作者の個人的な情報等が
外部の装置、即ちデジタル画像形成装置に残ってしま
い、これが悪用される事態を防止できる。
【0195】さらに、携帯用通信装置を通じて送信され
た画像データに関する情報を該携帯用通信装置の表示装
置に表示させることで、画像データについての送信状況
を容易に確認でき、画像データ等の送信動作についての
管理も行える。
【0196】また、本発明の画像データの転送方法にお
いても、携帯用通信装置が取り扱うデータ形式に変換さ
れた画像データを携帯用通信装置の記憶手段に記憶され
るため、同様に異なるデータ形式の携帯用通信装置で
も、同じデジタル画像形成装置を使用することができ
る。これは、本発明におけるデジタル画像形成装置にお
いても同様にである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるデジタル画像形
成システムの構成を示す概略のブロック図である。
【図2】図1に示したデジタル画像形成システムを構成
するデジタル複写機と携帯電話であって、デジタル複写
機に携帯電話が装着された状態を示す正面図である。
【図3】図2に示したデジタル複写機の内部構造を示す
概略の縦断面図である。
【図4】図2に示したデジタル複写機が備える画像処理
部のブロック図である。
【図5】図2に示したデジタル複写機が備える制御系の
構成を示すブロック図である。
【図6】図2に示したデジタル複写機が備える操作パネ
ルの正面図である。
【図7】図2に示した携帯電話とデジタル複写機が備え
るロック機構とを示す概略の正面図である。
【図8】図1に示したデジタル複写機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図8に示した動作に続く動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】図8および図9に示したデジタル複写機の動
作に対応する、図1に示した携帯電話の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】図10に示した動作に続く動作を示すフロー
チャートである。
【図12】本発明の他の実施形態におけるデジタル画像
形成システムのデジタル複写機と携帯電話との動作を示
すフローチャートである。
【図13】図12に示した動作に続く動作を示すフロー
チャートである。
【図14】本発明のさらに他の実施形態におけるデジタ
ル画像形成システムのデジタル複写機と携帯電話との動
作を示すフローチャートである。
【図15】図14に示した動作に続く動作を示すフロー
チャートである。
【図16】本発明のさらに他の実施形態におけるデジタ
ル画像形成システムのデジタル複写機と携帯電話との動
作を示すフローチャートである。
【図17】図16に示した動作に続く動作を示すフロー
チャートである。
【図18】本発明のさらに他の実施形態におけるデジタ
ル画像形成システムの動作を示すフローチャートであ
る。
【図19】図18に示した動作に続く動作を示すフロー
チャートである。
【図20】本発明のさらに他の実施形態におけるデジタ
ル画像形成システムにおいて、携帯電話に電源を接続す
る構成を示すブロック図である。
【図21】本発明のさらに他の実施形態におけるデジタ
ル画像形成システムの動作を示すフローチャートであ
る。
【図22】図21に示した動作に続く動作を示すフロー
チャートである。
【図23】本発明のさらに他の実施形態におけるデジタ
ル画像形成システムの携帯電話側の動作を示すフローチ
ャートである。
【図24】図23に示した動作に続く動作を示すフロー
チャートである。
【図25】本発明のさらに他の実施形態におけるデジタ
ル画像形成システムのデジタル複写機側の動作を示すフ
ローチャートである。
【図26】図25に示した動作に続く動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 デジタル複写機(デジタル画像形成装置) 1a 装着部 2 携帯電話(携帯用画像通信装置) 11 スキャナ部(画像情報生成手段) 64 画像メモリ(第1記憶手段) 65 メインCPU(第1制御手段) 73 操作パネル 131 CPU(第2制御手段) 132 メモリ(第2記憶手段) 137 入力キー(入力手段)
フロントページの続き (72)発明者 山▲崎▼ 公人 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA05 AA12 AA37 AB23 AB41 AB42 AC23 AC38 AC43 BA00 BB03 5C073 BB01 BB09 BD03 CB03 CD12 5K067 AA34 BB04 BB21 DD52 GG01 GG11 HH23 5K101 KK01 LL12 NN06 NN18 NN21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像形成装置と、このデジタル
    画像形成装置とは独立して携帯可能であるとともに、前
    記デジタル画像形成装置と通信可能、かつ任意の通信装
    置と通信可能な携帯用通信装置とを備え、 前記デジタル画像形成装置は、 原稿の画像を読み取って画像情報に変換する画像データ
    生成手段と、 画像データを記憶する第1記憶手段と、 前記画像データ生成手段から得られた画像データに対し
    て前記携帯用通信装置が取り扱い得るデータ形式を確認
    し、該確認したデータ形式に変換する処理を施す画像デ
    ータ処理部と、 前記画像データ処理部において処理された画像データを
    前記携帯用通信装置に転送する第1制御手段とを備え、 前記携帯用通信装置は、 画像データを記憶する第2記憶手段と、 前記デジタル画像形成装置から送信されてきた画像デー
    タを前記第2記憶手段に記憶させる第2制御手段とを備
    えていることを特徴とするデジタル画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記第2制御手段は、前記携帯用通信装
    置が任意の通信装置と通信可能な状態のとき、前記第2
    記憶手段に記憶された前記画像データを読み出して前記
    任意の通信装置に送信することを特徴とする請求項1記
    載のデジタル画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記第2記憶手段に記憶される画像デー
    タを、送信相手先の通信装置が取り扱い得る形式に変換
    する画像処理部を備えていることを特徴とする請求項1
    記載のデジタル画像形成システム。
  4. 【請求項4】 前記第1制御手段は、前記第2記憶手段
    における画像データの記憶の可否を確認した上で、画像
    データを前記携帯用通信装置が取り扱い得るデータ形式
    に変換し、該携帯用通信装置に転送することを特徴とす
    る請求項1記載のデジタル画像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記第1制御手段は、デジタル画像形成
    装置と携帯用通信装置との通信状態の解除後に、第1記
    憶手段に記憶されている前記画像データに関する情報を
    消去させるものであることを特徴とする請求項1記載の
    デジタル画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記第2制御手段は、送信した前記画像
    データに関する情報を第2記憶手段に記憶させることを
    特徴とする請求項1記載のデジタル画像形成システム。
  7. 【請求項7】 デジタル画像形成装置に備えられた原稿
    画像読取装置により読み取った画像データを、該デジタ
    ル画像形成装置から外部の通信装置との通信が可能な携
    帯用通信装置に対して転送する画像データ転送方法にお
    いて、 原稿画像を読み取り画像データを生成する第1のステッ
    プ、 前記第1のステップにおいて生成された画像データを前
    記デジタル画像形成装置の第1記憶手段に格納する第2
    のステップ、 前記第1記憶手段に格納されている画像データを前記携
    帯用通信装置が取扱い得るデータ形式を確認した上で、
    該データ形式に変換し、該携帯用通信装置に転送する第
    3のステップ、 前記第3のステップにおいて転送された画像データを第
    2記憶手段に格納する第4のステップ、を含むことを特
    徴とする画像データ転送方法。
  8. 【請求項8】 前記携帯用通信装置は、第2記憶手段に
    格納された画像データに対して、所定の処理を施すこと
    を特徴とする請求項7記載の画像データ転送方法。
  9. 【請求項9】 デジタル画像形成装置に備えられた原稿
    画像読取装置により読み取った画像データを、該デジタ
    ル画像形成装置から外部の通信装置との通信が可能な携
    帯用通信装置に対して転送する画像データ転送方法にお
    いて、 原稿画像を読み取り画像データを生成する第1のステッ
    プ、 前記第1のステップにおいて生成された画像データを前
    記デジタル画像形成装置の第1記憶手段に格納する第2
    のステップ、 前記第2のステップにおいて、前記第1記憶手段に全原
    稿の画像データが格納されたとき、前記携帯用通信装置
    と通信することで、該携帯用通信装置が取り扱うことの
    できる画像データの形式、および該携帯用通信装置の第
    2記憶手段の記憶容量を確認する第3のステップと、 前記第3のステップにおいて、前記第2記憶手段の記憶
    容量が、前記デジタル画像形成装置から転送すようとす
    る画像データを記憶するだけの容量を有している場合、
    前記第1記憶手段に格納されている画像データを前記携
    帯用通信装置が取り扱うことのできる形式に変換し、該
    携帯用通信装置に転送する第4のステップ、 前記第4のステップにおいて転送された画像データを第
    2記憶手段に格納する第5のステップ、を含むことを特
    徴とする画像データ転送方法。
  10. 【請求項10】 任意の通信装置と通信可能で、かつ画
    像データを記憶する記憶手段を有する携帯用通信装置に
    対して通信可能で、 原稿の画像を読み取って画像データに変換する画像デー
    タ生成手段と、 画像データを記憶する記憶手段と、 前記画像データ生成手段から得られた画像データに対し
    て前記携帯用通信装置が取り扱い得るデータ形式を確認
    し、該確認したデータ形式に変換する処理を施す画像デ
    ータ処理部と、 前記画像データ生成手段から得られたが画像データを記
    憶手段に記憶させる一方、前記記憶手段に記憶された前
    記画像データを読み出し、前記携帯用通信装置が取り扱
    いうるデータ形式に前記画像データ処理部を介して変換
    処理して前記携帯用通信装置に転送する制御手段と、を
    備えたことを特徴とするデジタル画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013229895A (ja) * 2013-06-10 2013-11-07 Ricoh Co Ltd ネットワークシステム、画像形成装置、プログラム、画像データ送受方法
JP2017028485A (ja) * 2015-07-22 2017-02-02 コニカミノルタ株式会社 画像処理システム、画像処理装置、携帯端末及びプログラム
JP2019004217A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 株式会社日立国際電気 無線通信装置及び無線通信システム

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