JP2001036424A - 受信装置とその受信方法 - Google Patents

受信装置とその受信方法

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JP2001036424A
JP2001036424A JP11209571A JP20957199A JP2001036424A JP 2001036424 A JP2001036424 A JP 2001036424A JP 11209571 A JP11209571 A JP 11209571A JP 20957199 A JP20957199 A JP 20957199A JP 2001036424 A JP2001036424 A JP 2001036424A
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友健 佐藤
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孝敏 城杉
Tsutomu Noda
勉 野田
Hitoshi Akiyama
仁 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上波放送を受信する移動体が異なる放送局
間して放送信号や放送周波数が変化しても、継続的に放
送番組を受信できるようにする。 【解決手段】 いま、所望の視聴デジタルチャンネルを
デジタル受信用選局回路5で選局し、デジタル復調回路
6で復調,復号して所望の番組を視聴しているときに
は、アナログ受信用選局回路3が制御回路8によって制
御され、隣接する送信局からの送信チャンネルを順に選
局するチャンネルスキャンが行なわれ、夫々のチャンネ
ルの受信強度が検出されている。視聴デジタルチャンネ
ルの受信強度が低下して視聴チャンネルを変更する必要
がある場合に、スキャンしたチャンネルのうちで受信強
度が大きく増加しているチャンネルを次の視聴チャンネ
ルと決定し、デジタル受信用選局回路5またはアナログ
受信用選局回路3で選局し、視聴できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車な
どの移動体に用いてデジタル放送やアナログ放送を受信
する受信装置とその受信方法に係り、特に、デジタル放
送用の受信部とアナログ放送用の受信部の2系統を備え
た受信装置とその受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル方式やアナログ方式のテレビジ
ョン(映像)やラジオ(音声)を放送する地上波放送
が、各地に配置された多数の放送局によって行なってお
り、これらの地域的放送局が放送する番組や送信する信
号の周波数配置は夫々異なっている。このため、自動車
などの移動体が移動しながら放送を受信している場合、
受信可能な放送は次々に変化し、従って、ある特定の番
組を視聴していても、受信地域が変われば、その番組は
受信不可能となる。
【0003】ところで、例えば、特開平10−2242
44号公報には、アナログラジオ放送の受信手段とデジ
タルラジオ放送の受信手段との両方を備えたラジオ放送
受信方法が開示されている。これは、装置使用者がアナ
ログラジオ放送を選択して受信すると、その一方でデジ
タルラジオ部が番組情報を受信し、これらの受信するア
ナログラジオ放送とデジタル放送との番組が同じであれ
ば、自動的にデジタルラジオ放送に切り替わり、受信中
のデジタルラジオ放送の信号強度が弱くなった場合に
は、元の同じ番組内容のアナログラジオ放送の受信に自
動的に切り替わるようにするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術では、自動車などの移動体が異なる送信局間を
移動しながら放送を受信する場合、受信可能な放送の送
信局やチャンネルが次々に変化すると、放送を継続して
受信することができない。
【0005】例えば、自動車などの移動により、受信中
のアナログラジオ放送の送信局から遠ざかり、そのアナ
ログラジオ放送が受信できなくなった場合には、次に選
択すべき最適なチャンネルを見つけて切り替えるという
ことがことができない。
【0006】また、デジタルラジオ放送の信号強度が減
少した場合には、同じ番組の低品質なアナログラジオ放
送に戻ることになるが、受信装置がデジタルラジオ放送
の第1の送信局から遠ざかり、既に別の第2の送信局の
エリアで受信している状態にある場合には、この第2の
送信局が高品質なデジタルラジオ放送を送信しているに
もかかわらず、この第2の送信局のデジタルラジオ放送
に自動的に切り替えることができない。
【0007】このように、上記従来技術では、自動車な
どの移動体が移動しながら放送番組を受信している場
合、受信可能な放送は次々に変化し、従って、ある特定
の番組を視聴していても、受信地域が変われば、その番
組は受信不可能となり、継続的に放送を受信することが
できなかった。
【0008】本発明の目的は、かかる問題を解消し、自
動車などの移動体が移動しながら放送を受信していると
きに、受信可能な放送信号や放送周波数が次々に変化す
る場合でも、継続的に番組を視聴可能とした安価な受信
装置とその受信方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、2つの受信手段を備え、その一方の受信
手段で複数のチャンネル信号の中から指定したチャンネ
ル信号を分離,復調出力し、表示手段などに供給すると
ともに、他方の受信手段で、この複数のチャンネル信号
のうちの該指定したチャンネル信号以外のチャンネル信
号をスキャンして夫々の受信強度を評価し、分離復調す
るしていチャンネル信号を、受信強度の低下により、変
更する必要がある場合には、次に指定して分離,復調出
力すべきチャンネル信号を決定することができるように
するものである。これにより、現在復調出力中のチャン
ネル信号が視聴できないようになると、その前に、新た
なチャンネル信号が分離,復調出力されるようになり、
番組を継続して受信できることになる。
【0010】上記受信手段としては、複数のチャンネル
信号が多重かされた伝送信号から1つのチャンネル信号
を分離するための多重信号分離手段と、該多重分離手段
で分離されたチャンネル信号を復調するための復調手段
とからなり、一方の多重信号分離手段と復調手段とから
なる受信手段が指定したチャンネル信号を分離復調して
いるとき、他方の受信手段での多重信号分離手段が残り
のチャンネル信号を順番に分離し、復調手段がこの分離
したチャンネル信号の受信強度の時間的変化を検出し、
この受信強度が大きくなる方向に最も変化が大きいチャ
ンネルを次の指定したチャンネル信号に決定するもので
ある。これにより、分離,復調出力するチャンネル信号
が変更しても、良好な状態で番組を継続して受信できる
ことになる。
【0011】また、本発明は、上記伝送信号に異なる変
調方式(例えば、アナログ変調方式とデジタル変調方
式)のチャンネル信号が混在する場合、一方の受信手段
の復調手段を一方の変調方式のチャンネル信号を復調す
る復調手段とし、他方の受信手段の復調手段を他方の変
調方式のチャンネル信号を復調する復調手段とする。こ
れにより、指定した上記のチャンネル信号はその変調方
式を復調する復調手段を備えた受信手段で分離,復調出
力されるのであるが、他方の受信手段では、多重信号分
離手段が残りのチャンネル信号が、その変調方式にかか
わらず、順番に分離されてチャンネルスキャンが行なわ
れることになり、これによって分離されたチャンネル信
号は、この同じ受信手段の復調手段に供給されるが、こ
の復調手段では、その変調手段に応じて復調可能であっ
たり、復調不能であったりする。従って、これにより、
チャンネルスキャン中の各チャンネル信号は第1の変調
方式によるものか、第2の変調方式によるものかを判別
することができ、次に分離,復調出力されるように指定
された新たなチャンネル信号を、その判定結果に基づい
て、その変調方式に適合した受信手段で分離,復調出力
されるようにすることができる。
【0012】さらに、本発明によると、上記伝送信号の
チャンネル信号が1以上のチャンネル信号を送信する複
数の送信局から送信されたものであるとき、これらチャ
ンネル信号に夫々のチャンネル信号の番組情報を付加す
ることにより、上記指定されたチャンネルが変更される
場合でも、かかる番組情報により、これまでの指定され
たチャンネル信号の番組と同一,類似もしくは同一放送
事業者系列の番組を継続して視聴可能とすることができ
る。
【0013】即ち、上記の指定されたチャンネル信号を
分離,復調出力する場合には、この指定されたチャンネ
ル信号から番組情報を抽出して上記伝送信号の各チャン
ネル信号の番組について認識しておき、上記のように、
チャンネルスキャによって判定した受信強度が増加する
方向に最も大きく変化するチャンネル信号を送信する送
信局を検出し、この送信局が複数のチャンネル信号を送
信しているときには、上記の番組情報により、これらチ
ャンネル信号のうち、上記指定されたチャンネル信号の
番組と同一,類似または同一放送事業者系列の番組のチ
ャンネル信号を次の分離,復調出力されるように指定す
るチャンネル信号とするものである。
【0014】さらにまた、本発明は、上記の伝送信号の
各チャンネル信号には夫々、その全てのチャンネル信号
の周波数配置を示す周波数配置情報が多重されており、
上記の指定されたチャンネル信号を分離,復調出力する
場合には、この指定されたチャンネル信号からこの周波
数配置情報を取り出し、この周波数配置情報に基づくチ
ャンネル信号について上記のチャンネルスキャンを行な
うものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に従って説明する。図1は本発明による受信装置の第1
の実施形態を示すブロック図であって、1は受信装置、
2はアンテナ装置、3はアナログ受信用選局回路、4は
アナログ復調回路、5はデジタル受信用選局回路、6は
デジタル復調回路、7は選択回路、8は制御回路、9は
表示手段である。
【0016】以下で言うデジタル変調方式とは、例え
ば、OFDM方式やVSB方式などデジタルデータを伝
送するための変調方式である。また、アナログ変調方式
とは、例えば、NTSC方式やPAL方式などアナログ
映像信号やアナログ音声信号を伝送するための変調方式
である。但し、アナログ変調方式においても、文字放送
やデータ放送,字幕データなどのデジタルデータを含む
場合もある。
【0017】また、以下では、デジタル放送のチャンネ
ルをデジタルチャンネルといい、アナログ放送のチャン
ネルをアナログチャンネルという。
【0018】図1において、制御回路8は、デジタル選
局信号CD1によってデジタル受信用選局回路5が選局
するチャンネルを設定する。デジタル受信用選局回路5
は、アンテナ装置2から入力された受信放送信号Sin
ら、デジタル選局信号CD1によって設定された選局チ
ャンネルのデジタル変調方式の受信信号(以下、デジタ
ル変調信号という)を分離し、周波数変換してデジタル
変調IF(Intermediate Frequency)信号SD1を出力す
る。このデジタル変調IF信号SD1は、デジタル復調
回路6によって映像や音声などの信号データに変換され
る。この実施形態では、デジタル復調回路6は供給され
るデジタル変調IF信号の復調,分離,復号を行なうも
のとする。デジタル復調回路6では、復調によって得ら
れたデジタルデータ列の中から復号すべき番組のデータ
列が制御回路8から供給されるデジタル番組選択信号C
D2によって選択し、これが復号されてデジタル映像/
音声復号信号SD2として出力される。
【0019】デジタル復調回路6は、また、デジタル受
信用選局回路5から供給されるデジタル変調信号のレベ
ル(受信強度)を検出してそれに応じたデジタル受信強
度情報信号DD1を出力するとともに、この供給される
デジタル変調信号が正しくデジタル変調された復調可能
な信号であるか否かを判別し、その判別結果に応じてデ
ジタル復調可否情報信号DD2を出力する。
【0020】なお、デジタル受信用選局回路5は、視聴
する番組チャンネル(以下、視聴チャンネルという。こ
れがアナログチャンネルの場合には、視聴アナログチャ
ンネルといい、ディジタルチャンネルの場合には、視聴
デジタルチャンネルという)の選局の場合には、制御回
路8からのデジタル選局信号CD1により、選局チャン
ネルとしてデジタルチャンネルのみが設定されるのであ
るが、後述するチャンネルスキャンの場合には、アナロ
グチャンネルも選局可能であり、このため、デジタル受
信用選局回路5がアナログチャンネルを選局した場合に
は、これをデジタル復調回路6が復調することができな
いから、このチャンネルに対してデジタル復調可否情報
信号DD2は復調不能という情報内容を表わす。
【0021】ここで、デジタル受信強度情報信号DD1
は、デジタル受信用選局回路5で選局された受信信号の
受信強度を表わす信号である。選局されたチャンネルの
受信強度が変化しても、回路が適応できる範囲内では、
AGC(Automatic Gain Control)回路の動作により、デ
ジタル変調IF信号SD1のレベルがほぼ一定となる。
受信強度は、例えば、このAGC回路によって検出する
ことができ、この実施形態では、デジタル復調回路6に
内蔵されたAGC回路によって検出された受信強度がデ
ジタル受信強度情報信号DD1として出力される。この
場合、通常、かかるAGC回路では、チューナ(この場
合、デジタル受信用選局回路5)にゲイン調整電圧を帰
還するが、図1では、これを省略している。なお、デジ
タル復調回路6において、変調IF信号の復調誤差積分
値から受信信号のC/Nを求め、それにより、受信状態
の良否を検出するようにしてもよい。
【0022】また、デジタル復調可否情報信号DD2
は、受信した(即ち、デジタル受信用選局回路5で選局
された)デジタル変調信号が正常に復調できるかどうか
を表わすものである。デジタル復調回路6は、デジタル
データの誤り率もしくは誤り訂正されたデータ量などに
より、受信したデジタル変調信号が正常に復調できるか
どうかを検出することができる。この場合、上記のよう
に、デジタル受信用選局回路5は、アナログ変調方式の
受信信号(以下、アナログ変調信号という)も、後述す
るチャンネルスキャンのために、選局可能としてもよい
が、勿論、このアナログ変調信号はデジタル復調回路6
で復調され得ないから、このチャンネルに対してはデジ
タル復調可否情報信号DD2が復調不能と表示する。
【0023】同様に、制御回路8は、アナログ選局信号
CA1により、アナログ受信用選局回路3が選局するチ
ャンネルを設定する。アナログ受信用選局回路3は、ア
ンテナ装置2から供給される受信放送信号Sinからこの
アナログ選局信号CA1によって設定されたチャンネル
のアナログ変調信号を分離(選局)し、周波数変換して
アナログ変調IF信号SA1を出力する。このアナログ
変調IF信号SA1はアナログ復調回路4で映像信号や
音声信号などに復調され、アナログ映像/音声復調信号
SA2として出力される。
【0024】また、このアナログ復調回路4はアナログ
復調用選局信号3から供給される変調IF信号のレベル
を検出し、それに応じたアナログ受信強度情報信号DA
1を出力するとともに、この供給される変調IF信号が
正しくアナログ変調可能であるか否かを判別し、その判
別結果に応じたアナログ復調可否情報信号DA2を出力
する。
【0025】ここで、アナログ受信強度情報信号DA1
は、アナログ受信用選局回路3で選局された受信信号の
レベル(受信強度)を表わす信号である。選局されたチ
ャンネルの受信強度が変化しても、回路が適応できる範
囲内では、AGC回路の動作により、アナログ変調IF
信号SA1のレベルがほぼ一定となる。その受信強度
は、例えば、このAGC回路によって検出することがで
き、この実施形態では、アナログ復調回路4に内蔵され
たAGC回路によって検出された受信強度を、アナログ
受信強度情報信号DA1として出力している。この場合
も、通常、AGC回路からチューナ(この場合、アナロ
グ受信用選局回路3)にゲイン調整電圧を帰還するが、
図1では、これを省略している。
【0026】一方、アナログ復調可否情報信号DA2
は、受信したアナログ変調信号が正常に復調できるかど
うかを表わすものである。アナログ復調回路4は、映像
信号キャリアの有無や色差信号キャリアの有無,同期信
号成分の有無などにより、受信したアナログ変調信号が
正常に復調できるかどうかを検出することができる。こ
の場合、アナログ受信用選局回路3は、デジタルチャン
ネルも、後述するチャンネルスキャンに際しては、選局
可能とするものであり、このため、デジタルチャンネル
が選局されると、アナログ復調回路4はそのデジタル変
調信号を復調することができないから、このチャンネル
に対してはアナログ復調可否情報信号DA2が復調不能
という情報内容を表わすことになる。但し、このアナロ
グ受信用選局回路3は、視聴する番組の選局の場合に
は、制御回路8からのアナログ選局信号CA1により、
選局チャンネルとしてアナログチャンネルのみが設定さ
れる。
【0027】選択回路7は、制御回路8からの選択制御
信号CSにより、デジタル受信用選局回路5とデジタル
復調回路6とで視聴デジタルチャンネルのデジタル変調
信号の選局,復調,復号を行なっているときには、この
デジタル復調回路6からのデジタル映像/音声復号信号
SD2を選択し、また、アナログ受信用選局回路3とア
ナログ復調回路4とで視聴アナログチャンネルのアナロ
グ変調信号の選局,復調を行なっているときには、この
アナログ復調回路4からのアナログ映像/音声復調信号
SA2を選択し、夫々映像/音声信号Soutとして出力
して表示手段9に供給する。この表示装置9では、この
映像/音声信号Soutによって映像や音声が再生表示さ
れる。アナログ放送の場合でも、また、デジタル放送の
場合でも、その受信強度の変化は、例えば、前回そのチ
ャンネルを選局したときの受信強度と今回そのチャンネ
ルを選局しているときの受信強度との差を求めることで
検出できる。受信強度の変化率の変化(加速度)を利用
してもよい。
【0028】なお、ここでは、この受信装置1は自動車
などの移動体に搭載される表示装置に用いられるものと
しているため、この受信装置1から出力される映像/音
声信号Soutは表示手段9に供給されるものとしている
が、これに限らず、VTRなどの記録再生手段に供給さ
れるようにしてもよいし、また、再度変調して他の受信
装置に送信するようにしてもよい。
【0029】図2は図1に示した受信装置1を搭載した
自動車などの移動体とその周辺の地上波送信局による有
効受信範囲とを示す模式図であって、10a,10b,
10cは送信局、11a,11b,11cは夫々送信局
10a,10b,10cの有効受信範囲、12は移動体
である。
【0030】ここで、移動体12は、例えば、自動車や
列車,航空機,船舶,潜水艦,ロケット,人間を含む動
物,自転車,馬車などであって、受信装置1を搭載して
移動する物体である。この移動体12は矢印で示す方向
に移動しているものとする。
【0031】また、図3は図2に示した移動体12での
受信装置1における受信信号の周波数スペクトルを示す
模式図であって、チャンネルch1,チャンネルch4
は送信局10aからの受信デジタル変調信号、チャンネ
ルch2は送信局10bからの受信アナログ変調信号、
チャンネルch5は送信局10bからの受信デジタル変
調信号、チャンネルch3は送信局10cからの受信デ
ジタル変調信号、チャンネルch6は送信局10cから
の受信アナログ変調信号とする。各チャンネルの受信信
号のスペクトルに示す矢印は、移動体12が図2に示す
ように移動したときのそのチャンネルの受信信号強度の
時間経過に伴なう変化を示している。例えば、チャンネ
ルch1のデジタル変調信号の受信強度は時間経過とと
もに減少し、チャンネルch2のアナログ変調信号は時
間経過とともに受信強度が増大している。
【0032】次に、図2及び図3を用いて、この実施形
態の動作について説明する。いま、移動体12に搭載さ
れている受信装置1が、送信局10aから送信されてい
るチャンネルch4のデジタル変調信号を受信し、上記
のようにして、これをデジタル復調回路6で復調,復号
して選択回路7から映像/音声信号Soutとして出力し
ている状態にあるものとする。
【0033】この場合、デジタル受信用選局回路5が視
聴チャンネルとしてのチャンネルch4のデジタル変調
信号を選局しているが、これとともに、アナログ受信用
選局回路3が、チャンネルch4以外の制御回路8から
のアナログ選局信号CA1によって指定されるチャンネ
ルを選局して受信している。以下、この場合のこのアナ
ログ受信用選局回路3の選局動作について説明する。
【0034】制御回路8からのこの場合のアナログ選局
信号CA1は、アナログチャンネル,デジタルチャンネ
ルの別なく、選局チャンネルを切り換えるものであっ
て、これにより、アナログ受信用選局回路3は、チャン
ネルch4以外のチャンネルを順番に繰り返し選局し続
ける(この動作を、以下、スキャンという)。例えば、
図3において、チャンネルch1,ch2,ch3,c
h5,ch6,ch1,……の順に選局していく。従っ
て、これら各チャンネルは夫々時間的間隔を置いて繰り
返し選局されることになり、制御回路8は、アナログ復
調回路4で検出されるアナログ受信強度情報信号DA1
から夫々のチャンネルの受信強度の時間的変化を求める
ことが可能となる。なお、ここでは、デジタル復調回路
6で復調,復号中の視聴チャンネルch4をこのチャン
ネルスキャンから除いているが、このチャンネルch4
も含めてスキャンするようにしてもよい。
【0035】制御回路8は、例えば、マイクロプロセッ
サを中心に構成されており、夫々のチャンネルの受信強
度の時間的変化から移動体12が近づいていく送信局の
送信信号を判別することができる。即ち、例えば、図2
に示すように移動体12が移動するときの図3に示す状
態の場合では、チャンネルch2,ch5の受信強度が
時間経過とともに増大しており、これらチャンネルch
2,ch5の受信信号は移動体12が近づいている送信
局から送信されていると判断することができる。実際に
は、受信強度は、建造物による反射波などの影響によ
り、必ずしも単調増加でない場合もあるが、その場合に
は、そのチャンネルの受信信号の複数回の受信(例え
ば、現在の受信とそれより過去の複数回の受信)の平均
受信強度を用いればよい。
【0036】以上のようにして、移動体12に搭載され
た受信装置1は、それが近づいている送信局を認識する
ことができるため、現在の視聴チャンネルの受信強度が
受信可能基準値以下となる前に次に視聴チャンネルとな
るチャンネルの受信強度の大きいチャンネルを決定する
ことができる。なお、この受信可能基準値とは、視聴者
が受信した放送番組を正常に視聴可能な受信強度と正常
に視聴できない受信強度との境界を示す受信強度値であ
る。受信可能基準値としては、アナログ変調信号とデジ
タル変調信号とで異なる値とすることもできる。
【0037】なお、この実施形態では、受信強度によっ
て受信状態の検出を行なっているが、復調中のデジタル
変調信号のデータ誤り率の増加や誤り訂正を行なったデ
ータ量で検出するようにしてもよい。
【0038】制御回路8は、現在の視聴チャンネルのデ
ジタル変調信号の受信強度をデジタル受信強度情報信号
DD1によって検出することができる。但し、デジタル
変調信号の受信強度を、アナログ受信用選局回路3でス
キャンしながらアナログ復調回路4で検出してもよい。
【0039】移動体12が図2で示す矢印の方向に進行
し、その結果、現在の視聴チャンネルのデジタル変調信
号の受信強度が受信可能基準値以下になって正常に復調
動作ができなくなることが推定される場合には、上記の
ようにして検出される次に視聴チャンネルとなるチャン
ネルの受信強度の大きいチャンネルを選局することによ
り、放送の受信を継続させることができる。
【0040】制御回路8は、また、アナログ復調回路4
から供給されるアナログ復調可否情報信号DA2によ
り、アナログ受信用選局回路3で選局されるチャンネル
の変調IF信号が正しくアナログ復調可能な信号かどう
かを判定することができる。これにより、アナログチャ
ンネルとデジタルチャンネルとが混在して送信されてい
る地域では、アナログ復調可能でないチャンネルはデジ
タルチャンネルであると判断することができる。従っ
て、例えば、現在の視聴チャンネルがデジタルチャンネ
ルであるが、その受信強度が減少して受信チャンネルの
変更の必要が生じた場合、受信装置1が現在近づいてい
る送信局(図2の場合、送信局10b)が送信する放送
チャンネルの中から、必要に応じて、デジタルチャンネ
ルとアナログチャンネルとを区別して選局することがで
きる。即ち、例えば、現在デジタルチャンネル(図3の
場合、チャンネルch4)の番組を視聴中であって、視
聴チャンネル変更後もデジタルチャンネル(図3の場
合、チャンネルch5)を視聴チャンネルとすることが
可能である。
【0041】以上はデジタル受信用選局回路5で選局さ
れたデジタル変調信号がデジタル復調回路6で復調,復
号され、選択回路7から映像/音声信号Soutとして出
力される場合であったが、同様にして、アナログ受信用
選局回路3で選局されたアナログ変調信号がアナログ復
調回路4で復調され、選択回路7から映像/音声信号S
outとして出力される場合には、デジタル受信用選局回
路5とデジタル復調回路6を用いて上記のようなチャン
ネルスキャンを行なうことにより、各チャンネルの受信
強度の変化を検出し、現在の視聴アナログチャンネルの
受信強度が受信可能基準値以下になったときに番組視聴
できる次のチャンネルを予め決めておくことができる。
【0042】この場合、デジタル復調回路6は、スキャ
ンするチャンネル毎にデジタル受信強度情報信号DD1
及びデジタル復調可否情報信号DD2を制御回路8に供
給する。制御回路8は、このデジタル復調可否情報信号
DD2により、スキャン中の各チャンネルがデジタル変
調信号であるかどうかを検出することができ、これによ
り、アナログチャンネルとデジタルチャンネルとが混在
して送信されている地域では、デジタル復調可能でない
チャンネルは、アナログチャンネルであると判断するこ
とができる。従って、例えば、現在の視聴チャンネルが
アナログチャンネルであって、その受信強度が減少して
視聴チャンネルの変更の必要が生じた場合、受信装置1
が近づいている送信局が送信する放送チャンネルの中か
ら、必要に応じて、デジタルチャンネルとアナログチャ
ンネルを区別して選局することができる。
【0043】以上のことからして、例えば、現在アナロ
グチャンネルが視聴チャンネルであって、視聴チャンネ
ルの変更後もアナログチャンネルを視聴チャンネルとし
て選択することが可能であるし、逆に、現在高品質なデ
ジタルチャンネルが視聴チャンネルであって、視聴チャ
ンネルの変更後も高品質なデジタルチャンネルを視聴チ
ャンネルとして選択することも可能である。
【0044】なお、以上では、受信信号強度の検出にア
ナログ受信強度情報信号DA1とデジタル受信強度情報
信号DD1を用いているが、アナログとデジタルとで共
用するようにしてもよい。この場合には、1つの信号強
度検出回路を切り替えて、アナログ受信信号強度とデジ
タル受信信号強度の検出を行なうようにする。
【0045】以上のように、この実施形態では、自動車
などの移動体12に搭載された受信装置1が移動しなが
ら放送を受信している場合、受信すべき放送信号の送信
局の切り替わによって受信可能な放送信号や放送周波数
が次々に変化する場合でも、継続的に番組を視聴可能な
受信装置を安価に提供することが可能となる。
【0046】さらに、この実施形態では、受信装置1を
搭載した移動体12が進行することにより、視聴チャン
ネルを放送する送信局が切り替わる場合、送信局が切り
替わる前に受信している番組と送信局が切り替わった後
に受信する番組を同一番組もしくは類似番組もしくは同
一系列の放送事業者の番組とすることができるようにす
るものであるが、以下、この点について説明する。
【0047】図2において、いま、移動体12の受信装
置1は、送信局10aがデジタル変調方式で送信してい
るチャンネルのデータの中の番組を復調しているものと
する。この送信局10aからのチャンネルデータの中に
は、送信局10a及びこれに隣接する送信局10b,送
信局10cが夫々送信しているチャンネルの周波数配置
情報とこれらチャンネルの番組に関する情報(以下、番
組情報という)が多重されている。制御回路8は、この
場合、デジタル復調回路6で復調されるチャンネルデー
タから、これらチャンネルの周波数配置情報や各チャン
ネルで伝送されるデータに含まれる番組情報をチャンネ
ル情報信号DD3として受け取ることができるように構
成されており、従って、図2に示す状態の場合、この制
御回路8には、移動体12を有効受信範囲11a,11
b,11c内に含む送信局10a,10b,10cから
のチャンネルch1〜ch6の周波数配置情報や番組情
報が格納されている。上記のチャンネルスキャンはこの
周波数配置情報に基づいて行なう。そして、図2におい
て、移動体12が送信局10bの有効受信範囲11bに
移り、この送信局10bからの送信信号を受信して復調
するようになると、そのチャンネルのデータからこの放
送局10bとこれに隣接する放送局のチャンネルの周波
数配置情報と番組情報とを制御回路8が取り込み、この
取り込んだ周波数配置情報に基づいて新たなチャンネル
スキャンを行なう。
【0048】移動体12に搭載された受信装置1は、デ
ジタル受信用選局回路5とデジタル復調回路6とで視聴
デジタルチャンネルを選局,復調,復号しているときに
は、上記のように、アナログ受信用選局回路3を用いて
他のチャンネルを順々にスキャンし、これらチャンネル
の受信信号をアナログ復調回路4に供給している。これ
により、上記のように、制御回路8は、アナログ受信強
度情報信号DA1を用いて、各チャンネルの受信信号の
時間経過に伴う受信強度の変化を検出することができ
る。図2に示す状態の場合、移動体12は送信局10b
に近づく方向に進行しているので、制御回路8は、図3
に示すチャンネルch2,ch5の受信強度が時間経過
に伴なって増大していることを認識できる。
【0049】一方、上記のように、制御回路8は、送信
局10b,10cで送信されるチャンネルの周波数配置
とそれらの番組情報も有しており、これら送信局の送信
チャンネルの周波数配置と受信装置1の制御回路8で認
識した各チャンネルの受信強度の変化とを比較すること
により、制御回路8は、それが搭載されている移動体1
2が近づいている送信局、図2に示す状態では、送信局
10bに近づいていることを認識することができる。
【0050】さらに、上記のように、制御回路8が現在
の視聴チャンネルを送信する送信局に隣接した送信局か
ら送信される各チャンネルのデータに含まれている番組
情報を取り込んで保有しているため、現在視聴している
番組の番組情報と次に聴取する他の送信局の番組情報と
を比較することにより、これら異なる送信局間で同一番
組への切替えや類似番組への切替え,同一系列放送事業
者の番組への切替えなど、継続的な番組受信が可能であ
る。
【0051】同様にして、指定されるアナログチャンネ
ルが視聴チャンネルとしてアナログ受信用選局回路3で
選局され、そのアナログIF変調信号SA1がアナログ
復調回路4で復調されているときも、このアナログ復調
回路4で復調されるチャンネルデータから、このチャン
ネルデータを送信する送信局とそれに隣接する送信局と
での各チャンネルの周波数配置情報と番組情報とをチャ
ンネル情報信号DA3として制御回路8が取り込むこと
ができ、これにより、デジタル受信用選局回路5が隣接
した送信局のチャンネルスキャンをすることができる
し、また、同一番組への切替えなどの上記の機能を持た
せることができる。
【0052】以上のように、この実施形態では、自動車
などの移動体12が移動しながら放送を受信する状態に
あるとき、番組視聴可能な放送信号や放送周波数が次々
に変化する場合においても、良好な受信状態で継続的に
番組を視聴することが可能であるし、また、視聴チャン
ネルを送信する送信局が切り替わる場合には、切り替わ
り前後の送信局で同一の番組が放送されていれば、その
番組を継続的に視聴することが可能である。
【0053】この実施形態は、主に音声を放送するラジ
オ放送、主に映像と音声を放送するテレビジョン放送、
さらには、映像や音声,その他のデータを受信するマル
チメディア放送などにも適用できる。
【0054】なお、この実施形態では、図1において、
各部を別々の回路としたが、これらの内の複数を単一の
半導体チップに搭載されてもよいし、また、これらの回
路と同等の機能をソフトウェア処理や化学的反応,生物
的反応によって実現してもよい。
【0055】図4は以上説明した本発明の実施形態とし
ての受信装置に用いられる本発明による受信方法の第1
の実施形態を示すフローチャートである。
【0056】ここでは、図2に示したように、受信装置
1を搭載した移動体12がデジタル受信用選局回路5及
びデジタル復調回路6を用いてデジタル放送を視聴しな
がら移動しているものとする。この受信方法の実施形態
は、例えば、マイクロプロセッサなどを中心とした制御
回路8がソフトウェアを実行して行なわれるものである
が、電子回路などのハードウェアやDNAコンピュータ
などの化学的情報処理手段によって実行してもよい。
【0057】次に、この受信方法の第1の実施形態を既
に説明した図1〜図3を用いて説明する。
【0058】チャンネルスキャン動作の開始に際し、制
御回路8は、まず、デジタル復調回路6で視聴チャンネ
ルを復調,復号する際に得られるチャンネル情報信号D
D3から隣接送信局の周波数配置情報を抽出して取り込
み、この周波数配置情報に基づいてアナログ受信用選局
回路3の選局チャンネルをスキャンの開始チャンネルを
表わす初期値に設定する(ステップ101。この場合、
アナログ受信用選局回路3は、アナログチャンネルばか
りでなく、デジタルチャンネルも選局できる。デジタル
受信用選局回路5も、同様に、制御回路8からのチャン
ネル選局信号CD1により、アナログチャンネルも選局
できる)。この初期値として設定されるチャンネルは、
例えば、デジタル受信用選局回路5が選局している視聴
デジタルチャンネルとは異なるチャンネルであり、例え
ば、周波数配置情報が指定するチャンネルのうち送信周
波数が最も低いチャンネルとする。
【0059】次に、制御回路8は、アナログ復調回路4
からアナログ受信強度情報信号DA1を取り込み(この
場合、アナログ受信用選局回路3がデジタルチャンネル
を選局しているときには、アナログ受信強度情報信号D
A1はその受信強度を表わしている)、この設定されて
いるチャンネルの受信強度を検出する(ステップ10
2)。
【0060】ところで、実際には、移動体12の移動に
伴う電波の伝播経路の変化や建物などによる反射の影響
によって受信強度が変化するため、アナログ受信強度情
報信号DA1により、複数回の受信強度の平均値を求
め、この平均受信強度の時間的な変化を求めるなどする
必要がある。このために、制御回路8は、過去に検出し
た各チャンネルの受信強度を記憶する記憶装置を内蔵し
ており、現在アナログ受信用選局回路3が選局している
チャンネルの現在の受信強度と記憶装置に記憶されてい
るこのチャンネルの過去の受信強度とを演算することに
より、このチャンネルの受信強度の平均値を求める。勿
論、このような受信強度の平均値を求めずに、アナログ
受信強度情報信号DA1で得られる受信強度の時間的変
化を監視するようにしてもよいが、ここでは、アナログ
受信強度情報信号DA1で得られる受信強度の平均値を
求め、これを用いるものとする。
【0061】後述するチャンネルスキャンによって各チ
ャンネル毎にこのような受信強度の時間的変化を求める
ことにより、受信強度が大きくなる向きに最も変化して
いるチャンネルを検出する。移動体12はこのチャンネ
ルの送信局に接近しつつあるものであり、以下、かかる
チャンネルを接近チャンネルという。
【0062】制御回路8は、さらに、アナログ復調回路
4からのアナログ受信信号復調可否情報信号DA2によ
り、アナログ受信用選局回路3で選局しているチャンネ
ルの信号がアナログ変調信号であるかどうかを判定する
ことができ、検出した受信強度情報と復調可否情報とを
内蔵の記憶回路に記憶する。
【0063】次に、制御回路8は、デジタル復調回路6
からデジタル受信強度情報信号DD1を取り込み、この
ときデジタル受信用選局回路5で選局されている視聴デ
ジタルチャンネルの受信強度を検出する(ステップ10
3)。制御回路8に内蔵の記憶装置には、過去に検出し
たデジタルチャンネルの受信強度も記憶されており、デ
ジタルチャンネルの場合も、この記憶装置に記憶されて
いる過去に検出した受信強度とのデータと現在検出され
た受信強度とを演算することによって受信強度の平均値
を求める。
【0064】そして、制御回路8は、ステップ103で
得られた受信中の視聴デジタルチャンネルの受信強度の
平均値に基づいて、この視聴チャンネルのデジタル変調
信号が正しく復調可能な受信強度であるかどうかを判断
する(ステップ104)。現在受信している視聴デジタ
ルチャンネルのデジタル変調信号の受信強度が大きく、
視聴チャンネルを他のチャンネルの受信に変更する必要
がないと判断される場合には、制御回路8は、アナログ
受信用選局回路3にアナログ選局信号CA1を送ること
により、その選局チャンネルを次のチャンネルに変更す
る(ステップ105)。
【0065】このようにして、現在受信している視聴デ
ジタルチャンネルの受信強度が充分大きく、視聴チャン
ネルを変更する必要がない場合には、ステップ102〜
105の一連の動作が繰り返され、アナログ受信用選局
回路3が制御されてアナログチャンネルのスキャンが行
なわれることになる。勿論、このチャンネルスキャン
は、上記の取り込んだ周波数配置情報によるチャンネル
について行なわれる。この際、受信強度が大きくなる方
向に最も大きく変化するアナログチャンネルが検出され
ている。
【0066】その後、制御回路8は、受信中のデジタル
チャンネルの受信強度が低下し、チャンネル変更の必要
があると判定される場合(ステップ104)、ステップ
102で検出した受信強度が大きくなる向きに最も変化
が大きいチャンネルが、記憶装置に記憶されているこの
チャンネルに対応したアナログ受信可否情報により、ア
ナログ変調信号であるか、デジタル変調信号であるか、
即ち、アナログチャンネルであるか、デジタルチャンネ
ルであるかを判別する(ステップ106)。
【0067】このチャンネルがデジタルチャンネルであ
る場合には、制御回路8はデジタル選局信号CD1によ
ってデジタル受信用選局回路5を制御し、デジタル受信
用選局回路5の選局チャンネルをこのデジタルチャンネ
ルに変更させ、これを新たな視聴チャンネルとする(ス
テップ108)。この新たな視聴デジタルチャンネルの
デジタル変調IF信号SD1はデジタル復調回路6で復
調,分離,復号され、その復号信号SD2は選択回路7
で選択されて映像/音声信号Soutとして出力される。
また、これとともに、ステップ101からの動作が再開
され(周波数配置情報の取り込みも行なわれる)、新た
なチャンネルスキャンが上記のように開始することにな
る。
【0068】また、ステップ106で受信強度が大きく
なる向きに最も大きく変化しているチャンネルがアナロ
グチャンネルである場合には、制御回路8はアナログ選
局信号CA1によってアナログ受信用選局回路3を制御
してアナログ受信用選局回路3での選局チャンネルをこ
のアナログチャンネルに変更させ、これを新たな視聴チ
ャンネルとする(ステップ107)。この選局された新
たな視聴アナログチャンネルのアナログ変調IF信号S
A1はアナログ復調回路4で復調され、その復調信号S
A2は選択回路7で選択されて映像/音声信号Soutとし
て出力される。これとともに、図5に示す動作が行なわ
れる。
【0069】即ち、図5において、制御回路8は、ま
ず、アナログ復調回路4で視聴チャンネルを復調する際
に得られるチャンネル情報信号DA3から隣接送信局の
周波数配置情報を抽出して取り込み、この周波数配置情
報に基づいてデジタル受信用選局回路3の選局チャンネ
ルをチャンネルスキャンの開始チャンネルを表わす初期
値に設定する(ステップ201)。この初期値として設
定されるチャンネルは、例えば、アナログ受信用選局回
路3が選局している受信中の視聴アナログチャンネルと
は異なるチャンネルであり、例えば、上記の周波数配置
情報によるチャンネルのうち送信周波数が最も低いチャ
ンネルとする。
【0070】次に、制御回路8は、デジタル復調回路6
からデジタル受信強度情報信号DD1を取り込み(この
場合、デジタル受信用選局回路5がアナログチャンネル
を選局しているときには、デジタル受信強度情報信号D
D1はその受信強度を表わしている)、この受信中のチ
ャンネルの受信強度を検出する(ステップ202)。こ
の場合も、上記のように、チャンネルの受信強度の平均
値を求めるようにしてもよい。後述するチャンネルスキ
ャンによって各チャンネル毎にこのような受信強度の時
間的変化を求めることにより、受信強度が大きくなる向
きに最も大きく変化しているチャンネルを検出する。こ
れも接近チャンネルである。制御回路8は、さらに、デ
ジタル復調回路6からのデジタル復調可否情報信号DD
2により、チャンネルスキャンで現在デジタル受信用選
局回路5で選局している受信チャンネルの変調信号がデ
ジタル変調信号であるかどうか、即ち、デジタルチャン
ネルであるかアナログチャンネルであるかを判定するこ
とができ、検出した受信強度情報と復調可否情報とを内
蔵の記憶回路に記憶する。
【0071】次に、制御回路8は、アナログ復調回路4
からアナログ受信強度情報信号DA1を取り込み、この
ときアナログ受信用選局回路3で選局されている視聴ア
ナログチャンネルの受信強度を検出する(ステップ20
3)。制御回路8に内蔵の記憶装置には、過去に検出し
たこの視聴アナログチャンネルの受信強度も記憶されて
おり、このアナログチャンネルの場合も、この記憶装置
に記憶されている過去に検出した受信強度と現在検出さ
れた受信強度とを演算することによって受信強度の平均
値を求める。
【0072】そして、制御回路8は、ステップ203で
得られた視聴アナログチャンネルの受信強度の平均値に
基づいて、この視聴アナログチャンネルのアナログ変調
信号が正しく復調可能な受信強度であるかどうかを判断
する(ステップ204)。現在受信している視聴アナロ
グチャンネルのアナログ変調信号の受信強度が大きく、
視聴チャンネルを他のチャンネルに変更する必要がない
と判断される場合には、ステップ205に進み、制御回
路8はデジタル受信用選局回路5にデジタル選局信号C
D1を送ることにより、選局チャンネルを次のデジタル
チャンネルに変更する。
【0073】このようにして、現在受信している視聴ア
ナログチャンネルの受信強度が充分大きく、視聴チャン
ネルを変更する必要がない場合には、ステップ202〜
205の一連の動作が繰り返され、デジタル受信用選局
回路5が制御されてチャンネスキャンが行なわれること
になる。この際、受信強度が大きくなる方向に最も大き
く変化するチャンネルが検出されている。
【0074】その後、制御回路8は、受信中の視聴アナ
ログチャンネルの受信強度が低下し、視聴チャンネル変
更の必要があると判定される場合には(ステップ20
4)、ステップ202で検出した受信強度が大きくなる
向きに最も変化が大きいチャンネルが、記憶装置に記憶
されているこのチャンネルに対応したデジタル復調可否
情報により、アナログチャンネルであるか、デジタルチ
ャンネルであるかを判別する(ステップ206)。
【0075】このチャンネルがデジタルチャンネルであ
る場合には、制御回路8はデジタル選局信号CD1によ
ってデジタル受信用選局回路5を制御し、デジタル受信
用選局回路5の選局チャンネルをこのデジタルチャンネ
ルに変更させ、これを新たな視聴チャンネルとする(ス
テップ207)。この新たな視聴デジタルチャンネルの
デジタル変調IF信号SD1はデジタル復調回路6で復
調,分離,復号され、その復号信号SD2は選択回路7
で選択されて映像/音声信号Soutとして出力される。
また、これとともに、図4で説明した動作が再開され、
新たなチャンネルスキャンが、上記のように、開始する
ことになる。
【0076】また、ステップ206で受信強度が大きく
なる向きに最も大きく変化しているチャンネルがアナロ
グチャンネルである場合には、制御回路8はアナログ選
局信号CA1によってアナログ受信用選局回路3を制御
し、アナログ受信用選局回路3での選局チャンネルをこ
のアナログチャンネルに変更させ、これを新たな視聴チ
ャンネルとする(ステップ208)。この新たな視聴ア
ナログチャンネルのアナログ変調IF信号SA1はアナ
ログ復調回路4で復調され、その復調信号SA2は選択
回路7で選択されて映像/音声信号Soutとして出力さ
れる。これとともに、図5に示す動作が再び行なわれ
る。
【0077】以上のように、この実施形態では、自動車
などの移動体12が移動しながら放送を受信している場
合、受信可能な放送信号や放送周波数が次々に変化して
も、継続的に番組を視聴可能であって、しかも、構成が
簡単で安価なものとなる。
【0078】図6は図1〜図3で説明した受信装置1に
用いられる本発明による受信方法の第2の実施形態を示
すフローチャートである。
【0079】ここでも、図2に示したように、受信装置
1を搭載した移動体12がデジタル受信用選局回路5及
びデジタル復調回路6を用いてデジタル放送を視聴しな
がら(即ち、デジタルチャンネルを現視聴チャンネルと
して)移動しているものとし、視聴チャンネルの送信局
が切り替わる場合、この切り替わり前の視聴チャンネル
と切り替わり後の視聴チャンネルとが同一もしくは類似
番組、あるいは同一系列の放送事業者の番組とすること
を可能とするものである。
【0080】以下、この図6で示す受信方法の第2の実
施形態を既に説明した図1〜図3を用いて説明する。
【0081】チャンネルスキャンに先立って、制御回路
8は、まず、視聴デジタルチャンネルを復調,復号する
デジタル復調回路6からチャンネル情報信号DD3を取
り込み、隣接する送信局から送信されるデジタルチャン
ネルの周波数配置情報と番組情報とを保有する(ステッ
プ301)。そして、制御回路8は、かかる状態で、上
記第1の実施形態と同様、現在の視聴チャンネルが視聴
可能である限り、ステップ102〜105の動作を行な
う。かかる動作は図4で説明したステップ102〜10
5の動作と同様であり、従って、制御回路8は、デジタ
ル復調回路6からのデジタル復調可否情報信号DD2に
基づいて視聴デジタルチャンネルの復調の可否を常時判
定しながら、アナログ受信用選局回路3とアナログ復調
回路4とでチャンネルスキャンを行ない、これにより、
アナログ受信強度情報信号DA1とアナログ復調可否情
報信号DA2とでもって、隣接する送信局からの各チャ
ンネルの受信強度の検出やアナログチャンネルかデジタ
ルチャンネルかの判別を行なう。
【0082】その後、視聴デジタルチャンネルの受信強
度が低下し、この結果、制御回路8は、視聴チャンネル
の変更の必要ありと判定すると(ステップ104)、チ
ャンネルスキャンによって得られた隣接送信局の各送信
チャンネルの受信強度から、上記受信方法の第1の実施
形態と同様にして、移動体12が接近している送信局
(即ち、接近送信局)を推定し(ステップ302)、こ
の推定した接近送信局の送信チャンネルのうちの次に視
聴チャンネルとすべきチャンネルを、取得した番組情報
に基づいて決定する(ステップ303)。
【0083】これを図2,図3を用いて説明すると、移
動体12が図示するように矢印方向に移動し、このと
き、この移動体12の受信装置1の視聴チャンネルがデ
ジタルチャンネルch4とする。この移動体12は送信
局10bに接近しているので、上記のチャンネルスキャ
ンにより、この送信局10bから送信されるアナログチ
ャンネルch2とデジタルチャンネルch5との受信強
度が上昇している。
【0084】その後、移動体12の移動によって現在の
視聴チャンネルch4の受信強度が低下し、制御回路8
が視聴チャンネルの変更が必要と判定すると、送信局1
0bを接近送信局と推定する(ステップ302)。そし
て、制御回路8は、この送信局10bから送信されるチ
ャンネルch2,ch5について、取得した番組情報か
ら、これまでの視聴チャンネルであるチャンネルch4
の視聴番組と関連する番組があるか否かを判定する。即
ち、まず、チャンネルch2,ch5中に視聴チャンネ
ルch4の番組と同一の番組があるかどうかを判定し、
同一番組があれば、これを次の視聴番組と決定し、同一
番組がなければ、次に、チャンネルch2,ch5中に
視聴チャンネルch4の番組とジャンル的に類似の番組
があるかどうかを判定し、類似番組があれば、これを次
の視聴番組と決定し、類似番組がなければ、次に、チャ
ンネルch2,ch5中に視聴チャンネルch4の番組
と放送業者が同一系列の番組(以下、系列番組という)
があるかどうかを判定し、系列番組があれば、これを次
の視聴番組と決定する。これが、図6におけるステップ
303の判定動作である。なお、系列番組も視聴番組の
決定条件に含めるのは、放送事業者が同一系列である場
合、ローカル番組を除けば、同様の番組を放送している
可能性が高いからである。
【0085】このように、次の視聴番組が決定すると、
チャンネルch2,ch5のうちのこの番組を含むチャ
ンネルが次の視聴チャンネルとする。また、同一,類
似,系列のいずれの番組もない場合には、接近送信局1
0bからのチャンネルch2,ch5のうち、受信強度
が大きい方のチャンネルを次の視聴チャンネルとする。
【0086】図6に戻って、このようにして次の視聴チ
ャンネルが決定すると、チャンネルスキャン時に得られ
たアナログ復調可否情報信号DA2の結果に基づいて、
決定したこの視聴チャンネルがデジタルチャンネルであ
るか、アナログチャンネルであるかを判定し(ステップ
106)、デジタルチャンネル(図3では、チャンネル
ch5)である場合には、制御回路8は、この決定した
視聴チャンネルを選局するように、デジタル選局信号C
D1によってデジタル受信用選局回路5を制御し、この
選局された視聴チャンネル中の視聴番組としての所望の
番組(上記の同一,類似,系列のいずれかの番組、若し
くは、かかる番組がない場合には、例えば、視聴チャン
ネル中の配列が上位の番組)を復調,復号するように、
デジタル番組選択信号CD2によってデジタル復調回路
6を制御する(ステップ108)。これにより、この所
望の番組の映像/音声信号Sout が選択回路7から出力
される。これとともに、制御回路8は、ステップ30
1,101〜105の動作を開始し、次の視聴チャンネ
ルの決定のためのチャンネルスキャンを行なう。
【0087】また、決定した視聴チャンネルがアナログ
チャンネル(図3では、チャンネルch2)である場合
には、制御回路8は、この決定した視聴チャンネルを選
局するように、アナログ選局信号CA1によってアナロ
グ受信用選局回路3を制御する。この選局された視聴チ
ャンネルのアナログ変調IF信号SA1はアナログ復調
回路4で復調され、これにより、この所望の番組の映像
/音声信号Sout が選択回路7から出力される。
【0088】このように、新たな視聴チャンネルがアナ
ログチャンネルである場合には、図7で示すように、ア
ナログ復調回路4からのチャンネル情報信号DA3によ
り、この新たな視聴アナログチャンネルに多重されてい
る周波数配置情報と番組情報とが制御回路8に取り込ま
れる(ステップ401)。この番組情報は、新たな視聴
アナログチャンネルを送信している送信局の番組情報と
これに隣接した送信局から送信しているチャンネルの番
組情報である。
【0089】このように、制御回路8は、上記の番組情
報を保持した状態で、この新たな視聴アナログチャンネ
ルが視聴可能である限り、ステップ201〜205の動
作を行なう。かかる動作は図5で説明したステップ20
1〜205の動作と同様であり、従って、制御回路8
は、アナログ復調回路4からのアナログ復調可否情報信
号DA2に基づいて視聴チャンネルチャンネルの復調の
可否を常時判定しながら、デジタル受信用選局回路5と
デジタル復調回路6とでチャンネルスキャンを行ない、
これにより、デジタル受信強度情報信号DD1とデジタ
ル復調可否情報信号DD2とでもって、隣接する送信局
からの各チャンネルの受信強度の検出やアナログチャン
ネルかデジタルチャンネルかの判別を行なう。
【0090】その後、視聴アナログチャンネルの受信強
度が低下し、この結果、制御回路8は、視聴チャンネル
の変更の必要ありと判定すると(ステップ204)、チ
ャンネルスキャンによって得られた隣接送信局の各送信
チャンネルの受信強度から、上記受信方法の第1の実施
形態と同様にして、移動体12が接近している送信局
(即ち、接近送信局)を推定し(ステップ402)、こ
の推定した接近送信局の送信チャンネルのうちの次に視
聴チャンネルとすべきチャンネルを、取得した番組情報
に基づいて決定する(ステップ403)。この場合の次
の視聴チャンネルの決定は、上記と同様、取り込んだ番
組情報に基づき、この接近送信局の送信チャンネルのう
ち、現在の視聴アナログチャンネルの番組と同一番組あ
るいは類似番組あるいは系列番組を持つチャンネルとす
るものであり、そのいずれの番組を持たない場合には、
例えば、受信強度が最も大きいチャンネルとし、これが
デジタルチャンネルである場合には、例えば、配列順番
から次の視聴番組を決める。
【0091】このように、次の視聴チャンネルが決定す
ると、チャンネルスキャン時に得られたデジタル復調可
否情報信号DD2の結果に基づいて、決定したこの視聴
チャンネルがデジタルチャンネルであるか、アナログチ
ャンネルであるかを判定し(ステップ206)、これが
デジタルチャンネルである場合には、制御回路8は、こ
の決定した視聴チャンネルを選局するように、デジタル
選局信号CD1によってデジタル受信用選局回路5を制
御し、この選局された視聴チャンネル中の所望の番組
(上記の同一,類似,系列のいずれかの番組、若しく
は、かかる番組がない場合には、視聴チャンネル中の配
列が上位の番組)を復調,復号するように、デジタル番
組選択信号CD2によってデジタル復調回路6を制御す
る(ステップ207)。これにより、この所望の番組の
映像/音声信号Sout が選択回路7から出力される。こ
れとともに、制御回路8は図6に示した動作に移り、ア
ナログ受信用選局回路3とアナログ変調回路4でチャン
ネルスキャンを行なわせる。
【0092】また、決定した視聴チャンネルがアナログ
チャンネル(ステップ206)である場合には、制御回路
8は、この決定した視聴チャンネルを選局するように、
アナログ選局信号CA1によってアナログ受信用選局回
路3を制御し、この選局された視聴チャンネルのアナロ
グ変調IF信号SA1をアナログ復調回路4で復調させ
る(ステップ208)。これにより、この所望の番組の
映像/音声信号Soutが選択回路7から出力される。こ
れとともに、制御回路8は、ステップ401,201〜
205の動作を再び開始し、次の視聴チャンネルの決定
のためのチャンネルスキャンを行なう。
【0093】以上のように、この実施形態の受信方法に
よれば、受信装置を搭載した移動体が進行することによ
り、視聴チャンネルを送信する送信局が切り替わる場
合、送信局が切り替わる前に受信している視聴番組と送
信局が切り替わった後に受信する視聴番組を同一番組,
類似番組、もしくは同一系列の放送事業者の系列番組と
することが可能となる。
【0094】なお、上記の受信方法では、例えば、マイ
クロプロセッサなどを中心とした制御回路8において、
ソフトウェアとして実行されるものであるが、電子回路
などのハードウェアやDNAコンピュータなどの化学的
情報処理手段によって実行してもよい。
【0095】また、以上の各実施形態では、電源を投入
したときの動作については説明しなかったが、この場合
には、例えば、次のような動作が行なわれる。その一例
としては、ユーザは、電源を投入するとともに、通常の
受信装置と同様、手動で選局操作を行ない、所望とする
チャンネルを視聴チャンネルとして選択してその受信状
態とする。このように、視聴チャンネルを受信した状態
とすることにより、図4〜図7のいずれかに示す受信方
法が開始される。他の例としては、電源を投入すると、
アナログ受信用選局回路3とアナログ復調回路4とによ
り、または、デジタル受信用選局回路5とデジタル復調
回路6とにより、受信装置1の可能な周波数範囲で自動
的にチャンネルスキャンが行なわれ、最大受信強度のチ
ャンネルが視聴チャンネルと決定されて図4〜図7のい
ずれかに示す受信方法が開始される。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動車などの移動体に搭載された受信装置が移動しなが
ら放送を受信している場合、視聴チャンネルを送信する
送信局が切り替わるものであるから、受信可能な放送信
号や放送周波数が次々に変化する場合においても、継続
的に番組を視聴可能な受信装置を安価に提供することが
でき、また、送信局が切り替わる場合、切り替わり前後
の送信局間で同一,類似または同一系列放送事業者の番
組が放送されているときには、自動的にその番組を継続
的して視聴可能な受信装置を安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受信装置の一実施形態を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示す受信装置を搭載した移動体と送信局
との関係を示す模式図である。
【図3】図2に示す移動体の受信装置が受信するチャン
ネルのスペクトルとその強度変化を示す模式図である。
【図4】図1に示した受信装置の視聴チャンネルがデジ
タルチャンネルであるときの本発明による受信方法の第
1の実施形態を示すフローチャートである。
【図5】図1に示した受信装置の視聴チャンネルがアナ
ログチャンネルであるときの本発明による受信方法の第
1の実施形態を示すフローチャートである。
【図6】図1に示した受信装置の視聴チャンネルがデジ
タルチャンネルであるときの本発明による受信方法の第
2の実施形態を示すフローチャートである。
【図7】図1に示した受信装置の視聴チャンネルがアナ
ログチャンネルであるときの本発明による受信方法の第
2の実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 受信装置 2 アンテナ装置 3 アナログ受信用選局回路 4 アナログ復調回路 5 デジタル受信用選局回路 6 デジタル復調回路 7 選択回路 8 制御回路 9 表示手段 10a〜10c 送信局 11a〜11c 送信局の有効受信範囲 12 移動体
フロントページの続き (72)発明者 野田 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 秋山 仁 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 5C025 BA03 BA20 BA25 BA30 DA07 5C063 AB01 AB03 AB05 AC01 AC05 CA23 CA31 CA40 5K061 AA03 BB01 BB06 BB12 BB17 CC45 FF17 JJ06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャンネル信号が多重化された伝
    送信号を受信する受信装置において、 該伝送信号のいずれかのチャンネル信号を受信して復調
    出力する選局復調手段と、該伝送信号の受信したチャン
    ネル信号の受信強度の時間的変化を検出して受信強度情
    報として出力する検出手段とを有する第1,第2の受信
    手段と、 該第1,第2の受信手段を制御することにより、該第
    1,第2の受信手段のいずれか一方の受信手段を該伝送
    信号のいずれか1つのチャンネル信号を指定して受信,
    復調出力する指定チャンネル分離状態に設定するととも
    に、他方の受信手段を該伝送信号の各チャンネル信号を
    順番に受信するチャンネルスキャン状態として、該他方
    の受信手段が受信するチャンネル信号に関する該受信強
    度情報を取り込み、取り込んだ該受信強度情報に基づい
    て次の受信,復調出力するチャンネル信号を指定する制
    御手段とを備え、 該制御手段は、現在受信,復調出力中のチャンネル信号
    の受信強度が低下すると、次に受信,復調すべきものと
    して指定したチャンネル信号を該第1,第2の受信手段
    のいずれかで受信,復調出力させることを特徴とする受
    信装置。
  2. 【請求項2】 複数のチャンネル信号が多重された伝送
    信号を受信する受信装置において、 該伝送信号からいずれかのチャンネル信号を分離する第
    1,第2の多重信号分離手段と、 該第1の多重信号分離手段で分離されたチャンネル信号
    を復調出力するとともに、該第1の多重信号分離手段で
    分離されたチャンネル信号の受信強度の時間的変化を検
    出して受信強度情報として出力する第1の復調手段と、 該第2の多重信号分離手段で分離されたチャンネル信号
    を復調出力するとともに、該第2の多重信号分離手段で
    分離されたチャンネル信号の受信強度の時間的変化を検
    出して受信強度情報として出力する第2の復調手段と、 該第1,第2の多重信号分離手段のいずれか一方の多重
    信号分離手段を所定の指定チャンネル信号を分離する指
    定チャンネル分離状態にし、該一方の多重信号分離手段
    で分離されたチャンネル信号が供給される該第1,第2
    の復調手段のいずれかで該所定の指定チャンネルを復調
    出力させるとともに、他方の多重信号分離手段を該伝送
    信号のチャンネル信号を順番に分離するチャンネルスキ
    ャン状態とし、該チャンネルスキャン状態にある該他方
    の多重信号分離手段で分離されたチャンネル信号が供給
    される該第1,第2の復調手段のいずれかからの該受信
    強度情報に基づいて、分離,復調出力する次の指定チャ
    ンネル信号を決定する制御手段とを備え、 該制御手段は、現在分離,復調出力中の該指定チャンネ
    ル信号の受信強度が低下すると、決定した該次の指定チ
    ャンネル信号を、該第1,第2の多重信号分離手段のい
    ずれか一方を指定チャンネル分離状態にして分離させ、
    他方をさらに次の指定チャンネル信号を決定するための
    チャンネルスキャン状態にすることを特徴とする受信装
    置。
  3. 【請求項3】 第1の変調方式のチャンネル信号と第2
    の変調方式のチャンネル信号とが複数多重化された伝送
    信号を受信する受信装置において、 該伝送信号からいずれかのチャンネル信号を分離する第
    1,第2の多重信号分離手段と、 該第1の多重信号分離手段で分離されたチャンネル信号
    のうちの第1の変調方式のチャンネル信号を復調出力す
    るとともに、該第1の多重信号分離手段で分離されたチ
    ャンネル信号の受信強度の時間的変化と復調の可否とを
    検出し、夫々受信強度情報,復調可否情報として出力す
    る第1の復調手段と、 該第2の多重信号分離手段で分離されたチャンネル信号
    のうちの第2の変調方式のチャンネル信号を復調出力す
    るとともに、該第2の多重信号分離手段で分離されたチ
    ャンネル信号の受信強度の時間的変化と復調の可否とを
    検出し、夫々受信強度情報,復調可否情報として出力す
    る第2の復調手段と、 該第1,第2の多重信号分離手段のいずれか一方の多重
    信号分離手段を所定の指定チャンネル信号を分離する指
    定チャンネル分離状態にし、該一方の多重信号分離手段
    で分離されたチャンネル信号が供給される該第1,第2
    の復調手段のいずれかで該所定の指定チャンネルを復調
    出力させるとともに、他方の多重信号分離手段を該伝送
    信号のチャンネル信号を順番に分離するチャンネルスキ
    ャン状態とし、該チャンネルスキャン状態にある該他方
    の多重信号分離手段で分離されたチャンネル信号が供給
    される該第1,第2の復調手段のいずれかからの該受信
    強度情報と該復調可否情報とに基づいて、分離,復調出
    力する次の指定チャンネル信号を決定し、かつ、該第
    1,第2の多重信号分離手段と該第1,第2の復調手段
    とのうちの、該次の指定チャンネルを分離して復調出力
    する該次の指定チャンネル信号の変調方式に応じた多重
    信号分離手段と復調手段とを決定する制御手段とを備
    え、 該制御手段は、現在の該指定チャンネル信号の受信強度
    が低下すると、決定した該次の指定チャンネル信号を、
    該第1,第2の多重信号分離手段のうちの決定した該多
    重信号分離手段で分離させ、該第1,第2の復調手段の
    うちの決定した該復調手段で復調出力させるとともに、
    他方の該多重信号分離手段及び復調手段をさらに次の指
    定チャンネル信号及び分離,復調出力する多重信号分離
    手段,復調手段を決定するためのチャンネルスキャン状
    態にすることを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1,第2の変調方式のいずれか一方がアナログ変
    調方式であって、他方がデジタル変調方式であることを
    特徴とする受信装置。
  5. 【請求項5】 1以上の送信局から送信される複数のチ
    ャンネル信号が多重化された伝送信号であって、該チャ
    ンネル信号夫々に、その番組情報と隣接する該送信局か
    ら送信されるチャンネル信号の番組情報とが多重されて
    いる該伝送信号を受信する受信装置において、 該伝送信号からいずれかのチャンネル信号を分離する第
    1,第2の多重信号分離手段と、 該第1の多重信号分離手段で分離されたチャンネル信号
    を復調出力するとともに、該第1の多重信号分離手段で
    分離されたチャンネル信号の受信強度の時間的変化を検
    出して受信強度情報として出力する第1の復調手段と、 該第2の多重信号分離手段で分離されたチャンネル信号
    を復調出力するとともに、該分離されたチャンネル信号
    の受信強度の時間的変化を検出して受信強度情報として
    出力する第2の復調手段と、 該第1,第2の多重信号分離手段のいずれか一方の多重
    信号分離手段を所定の指定チャンネル信号を分離する指
    定チャンネル分離状態にし、該一方の多重信号分離手段
    で分離されたチャンネル信号が供給される該第1,第2
    の復調手段のいずれかで該所定の指定チャンネルを復調
    出力させるとともに、復調出力する該所定の指定チャン
    ネルから該番組情報を取り込み、かつ、他方の多重信号
    分離手段を該伝送信号のチャンネル信号を順番に分離す
    るチャンネルスキャン状態とし、該チャンネルスキャン
    状態にある該他方の多重信号分離手段で分離されたチャ
    ンネル信号が供給される該第1,第2の復調手段のいず
    れかからの該受信強度情報に基づいて該複数の送信局の
    うちの近接した送信局を決定し、さらに、復調出力する
    該所定の指定チャンネルから取り込んだ該番組情報に基
    づいて、近接していると決定した該送信局から送信され
    る該チャンネル信号の中から分離,復調出力する次の指
    定チャンネル信号を決定する制御手段とを備え、 該制御手段は、現在分離,復調出力中の該指定チャンネ
    ル信号の受信強度が低下すると、決定した該次の指定チ
    ャンネル信号を、該第1,第2の多重信号分離手段のい
    ずれか一方を指定チャンネル分離状態にして分離させ、
    他方をさらに次の指定チャンネル信号を決定するための
    チャンネルスキャン状態にすることを特徴とする受信装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の受
    信装置において、 前記伝送信号の各チャンネル信号には夫々、前記伝送信
    号の全てのチャンネル信号の周波数配置を示す周波数配
    置情報が多重されており、 前記制御手段は、前記指定チャンネル分離状態に設定し
    た前記多重信号分離手段で分離される前記所定の指定チ
    ャンネル信号に多重されている該周波数配置情報を取り
    込み、前記チャンネルスキャン状態にある前記多重信号
    分離手段で該周波数配置情報に基づくチャンネル信号を
    順番に分離するように制御することを特徴とする受信装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1つに記載の受
    信装置において、 前記分離,復調されたチャンネル信号が供給され、該チ
    ャンネル信号の情報表示を行なう表示手段を備えたこと
    を特徴とする受信装置。
  8. 【請求項8】 複数のチャンネル信号が多重された伝送
    信号を受信する方法において、 該複数のチャンネル信号のうちの指定チャンネル信号を
    選局,復調して出力しながら、該指定チャンネルの受信
    強度の時間変化を検出し、 かつ、該指定チャンネル信号以外の該伝送信号のチャン
    ネル信号夫々の受信強度の時間的変化を検出して、次の
    指定チャンネル信号を決定し、 選局,復調出力中の該指定チャンネルの受信強度が所定
    値よりも低下したとき、次の指定チャンネル信号として
    決定されたチャンネル信号を選局,復調して出力するよ
    うにすることを特徴とする受信方法。
  9. 【請求項9】 複数のチャンネル信号が多重された伝送
    信号を受信する方法において、 該複数のチャンネル信号のうちの指定されたチャンネル
    信号を分離,復調出力しながら、 該伝送信号から該指定されたチャンネル信号以外の該
    チャンネル信号を分離してその受信強度を評価する第1
    のステップと、 該分離,復調出力中の該指定されたチャンネル信号の
    受信強度を評価する第2のステップと、 該第2のステップによる該受信強度の評価により、分
    離,復調出力するチャンネル信号を変更すべきか否かを
    判定する第3のステップとからなる一連の動作を、該第
    3のステップで分離,復調出力するチャンネル信号を変
    更すべきでないとする判定がある限り、繰り返すことに
    よってチャンネルスキャンを行ない、 該第3のステップで分離,復調出力するチャンネル信号
    を変更すべきと判定したときには、第1のステップによ
    る受信強度の評価に基づいて次に分離,復調出力するチ
    ャンネル信号を新たに指定し、 分離,復調出力するチャンネル信号を新たに指定した該
    チャンネル信号に変更するとともに、該第1〜第3のス
    テップからなるチャンネルスキャンを行なうことを特徴
    とする受信方法。
  10. 【請求項10】 第1の変調方式のチャンネル信号と第
    2の変調方式のチャンネル信号とが複数多重化された伝
    送信号を受信する方法において、 該複数のチャンネル信号のうちの指定されたチャンネル
    信号をその変調方式に対応する分離手段と復調手段とに
    よって分離,復調出力しながら、 該伝送信号から該指定されたチャンネル信号以外の該
    チャンネル信号を該分離手段とは異なる分離手段によっ
    て分離し、その受信強度を評価する第1のステップと、 該分離,復調出力中の該指定されたチャンネル信号の
    受信強度を評価する第2のステップと、 該第2のステップによる該受信強度の評価により、分
    離,復調出力するチャンネル信号を変更すべきか否かを
    判定する第3のステップとからなる一連の動作を、該第
    3のステップで分離,復調出力するチャンネル信号を変
    更すべきでないとする判定がある限り、繰り返すことに
    よってチャンネルスキャンを行ない、 該第3のステップで分離,復調出力するチャンネル信号
    を変更すべきと判定したときには、第1のステップによ
    る受信強度の評価に基づいて次に分離,復調出力するチ
    ャンネル信号を新たに指定し、 分離,復調出力するチャンネル信号を新たに指定した該
    チャンネル信号に変更することにより、新たに指定した
    該チャンネル信号をその変調方式に応じた分離手段と復
    調手段とによって分離,復調出力するとともに、該第1
    〜第3のステップからなるチャンネルスキャンを行なう
    ことを特徴とする受信方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記第1,第2の変調方式のいずれか一方がアナログ変
    調方式であって、他方がデジタル変調方式であることを
    特徴とする受信方法。
  12. 【請求項12】 1以上の送信局から送信される複数の
    チャンネル信号が多重化された伝送信号であって、該チ
    ャンネル信号夫々に、その番組情報と隣接する該送信局
    から送信されるチャンネル信号の番組情報とが多重され
    ている該伝送信号を受信する方法において、 該複数のチャンネル信号のうちの指定されたチャンネル
    信号を分離,復調出力しながら、 該伝送信号から該指定されたチャンネル信号以外の該
    チャンネル信号を分離し、その受信強度を評価する第1
    のステップと、 該分離,復調出力中の該指定されたチャンネル信号の
    受信強度を評価する第2のステップと、 該第2のステップによる該受信強度の評価により、分
    離,復調出力するチャンネル信号を変更すべきか否かを
    判定する第3のステップとからなる一連の動作を、該第
    3のステップで分離,復調出力するチャンネル信号を変
    更すべきでないとする判定がある限り、繰り返すことに
    よってチャンネルスキャンを行ない、 該第3のステップで分離,復調出力するチャンネル信号
    を変更すべきと判定したときには、第1のステップによ
    る受信強度の評価に基づいて次に分離,復調出力するチ
    ャンネル信号を送信する送信局を指定し、 該指定した送信局が送信する1以上の該チャンネル信号
    の番組情報と分離,復調出力中の該指定されたチャンネ
    ル信号の番組情報とに基づいて、該指定された送信局が
    送信する該チャンネル信号のうちの所定のチャンネル信
    号を次に分離,復調出力する新たなチャンネル信号とし
    て指定し、 分離,復調出力するチャンネル信号を新たに指定した該
    チャンネル信号に変更するとともに、該第1〜第3のス
    テップからなるチャンネルスキャンを行なうことを特徴
    とする受信方法。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12のいずれか1つに記載
    の受信方法において、 前記伝送信号の各チャンネル信
    号には夫々、前記伝送信号の全てのチャンネル信号の周
    波数配置を示す周波数配置情報が多重されており、 分離,復調出力中の前記指定されたチャンネル信号の該
    周波数配置情報を分離し、該周波数配置情報に基づいて
    前記チャンネルスキャンを行なうことを特徴とする受信
    方法。
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