JP2001036229A - 導電性ボールの供給装置 - Google Patents

導電性ボールの供給装置

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JP2001036229A
JP2001036229A JP11207151A JP20715199A JP2001036229A JP 2001036229 A JP2001036229 A JP 2001036229A JP 11207151 A JP11207151 A JP 11207151A JP 20715199 A JP20715199 A JP 20715199A JP 2001036229 A JP2001036229 A JP 2001036229A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移載ヘッドに導電性ボールを速やかにかつ正
確に吸着させることができる導電性ボールの供給装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 移載ヘッドに対して導電性ボールを供給
する導電性ボールの供給装置において、導電性ボール4
を所定の配列で備えた配列部材10上で、スキージ25
とライン光源26とを一体的に移動させ、ライン光源2
6から配列部材10上に光を発光する。この移動動作に
おいて、スキージ25によって配列部材10上の余分な
導電性ボール4を掻き落として除去するとともに、箱部
材11内部での光センサによる光検出の有無によってボ
ール配列ミスの有無を判定する。これにより、余分な導
電性ボールの除去と配列状態の検査を同一動作で行うこ
とができ、機構の簡略化と動作時間の短縮を図ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性ボールを吸
着してワークに移載する移載ヘッドに対して導電性ボー
ルを配列状態で供給する導電性ボールの供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】基板や電子部品の電極に金属バンプを形
成する方法として、半田ボールなどの導電性ボールを電
極上に移載して半田接合する方法が知られている。導電
性ボールの移載には、移載ヘッドにより導電性ボールを
真空吸着する方法が広く用いられている。この方法は、
移載ヘッドの吸着ツールの下面に設けられた多数の吸着
孔に導電性ボールを吸着させてこの吸着ツールをワーク
上に移動させ、真空吸着を解除することにより導電性ボ
ールをワークに移載するものである。吸着ツールの下面
に導電性ボールを吸着させる方法として、従来より多数
の導電性ボールを貯溜したボール槽に対して吸着ツール
を下降させ、吸着ツールの下面を導電性ボール層内に沈
下させた状態で吸着孔から真空吸引する方法が用いられ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボール
槽から直接吸着ツールに直接導電性ボールを吸着させる
上記方法では、以下に述べるような問題があった。ま
ず、ボール槽内の導電性ボールはランダムに投入された
不規則な状態にあるため、吸着ツール下面の各吸着孔に
速やかにもれなく導電性ボールを吸着させることが難し
い。このため、導電性ボール層内に気体を吹き込んで導
電性ボールを流動化させたり、吸着ツールを導電性ボー
ル層に対して相対的に振動させるなど、導電性ボールの
吸着を促進するための手段を必要としており、各吸着孔
にもれなく導電性ボールが吸着されるまでには相当の時
間を要していた。
【0004】また、導電性ボールを吸着した吸着ツール
はワークへの移載動作に移行するが、吸着ヘッドがこの
移載動作を終えて再びボール槽に戻るまで、ボール槽で
はボール吸着のための動作は何ら行われていなかった。
このため上述のボール吸着動作そのものに時間を要する
ことと相まって、導電性ボールの移載動作のタクトタイ
ムは短縮が困難であり、大幅な生産性向上は望めなかっ
た。さらに吸着ツールによる吸着動作においては、導電
性ボールが吸着されない吸着孔が生じたり、吸着ツール
の下面に余分な導電性ボールが吸着されるなどの吸着ミ
スが発生しやすく、このことがワークへの移載ミスを招
く原因となっていた。このように従来の導電性ボールの
移載装置には、移載ヘッドへ導電性ボールを速やかにか
つ正確に吸着させることが困難であるという問題点があ
った。
【0005】そこで本発明は、移載ヘッドに導電性ボー
ルを速やかにかつ正確に吸着させることができる導電性
ボールの供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の導電性ボ
ールの供給装置は、導電性ボールを吸着してワークに移
載する移載ヘッドに対して導電性ボールを配列状態で供
給する導電性ボールの供給装置であって、上面に1個の
導電性ボールを収容可能な凹部と凹部に設けられた貫通
孔からなるボール保持部を所定の配列で複数備えた配列
部材と、この配列部材上に導電性ボールを供給するボー
ル供給手段と、前記配列部材の上面に沿って相対的に移
動しながら配列部材上の余分な導電性ボールを除去する
ボール除去手段と、このボール除去手段と一体的に移動
しながら配列部材の上方からボール保持部へ向かって光
を照射する発光手段と、前記貫通孔を貫通した発光手段
の光を検出する検出手段とを備えた。
【0007】請求項2記載の導電性ボールの供給装置
は、請求項1記載の導電性ボールの供給装置であって、
前記ボール除去手段は、導電性ボールを掻き落とす板状
のスキージである。
【0008】請求項3記載の導電性ボールの供給装置
は、請求項1記載の導電性ボールの供給装置であって、
前記ボール除去手段は、導電性ボールに摺接するブラシ
である。
【0009】請求項4記載の導電性ボールの供給装置
は、請求項1記載の導電性ボールの供給装置であって、
前記ボール除去手段は、導電性ボールに対して気体を噴
射するエアノズルである。
【0010】請求項5記載の導電性ボールの供給装置
は、請求項1記載の導電性ボールの供給装置であって、
前記検出手段は、前記配列部材の下方に形成された暗室
内に配置された光センサである。
【0011】請求項6記載の導電性ボールの供給装置
は、請求項1記載の導電性ボールの供給装置であって、
前記検出手段からの信号に基づいて導電性ボールの配列
ミスを判定する配列ミス判定手段を備えた。
【0012】本発明によれば、導電性ボールを配列状態
で保持する配列部材の上面に沿って相対的に移動しなが
ら配列部材上の余分な導電性ボールを除去するボール除
去手段と、このボール除去手段と一体的に移動しながら
配列部材の上方からボール保持部へ向かって光を照射す
る発光手段と、前記貫通孔を貫通した発光手段の光を検
出する検出手段を備えることにより、余分な導電性ボー
ルの除去と配列状態の検査を同一動作で行うことがで
き、機構の簡略化と動作時間の短縮を図ることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の導電
性ボールの移載装置の斜視図、図2は同導電性ボールの
移載装置のボール供給部の斜視図、図3は同導電性ボー
ルの移載装置のボール供給部の断面図、図4(a)は同
ボール供給部の配列部材の部分平面図、図4(b)は同
ボール供給部の配列部材の断面図、図5、図6、図7は
同導電性ボールの移載装置の動作説明図、図8は同残存
ボール検出手段による残存ボール検出の説明図、図9、
図10は同導電性ボールの移載装置のボール供給部の部
分断面図である。
【0014】まず図1を参照して導電性ボールの移載装
置の構造を説明する。図1において基台1の中央にはX
方向に搬送路2が配設されている。搬送路2は基板3を
搬送し位置決めする。基台1の上面の両端部には2基の
Y軸テーブル5が配設されている。Y軸テーブル5には
X軸テーブル6が架設されており、X軸テーブル6には
吸着ツール8を備えた移載ヘッド7が装着されている。
X軸テーブル6およびY軸テーブル5を駆動することに
より移載ヘッド7は水平移動する。
【0015】搬送路2の前方には、導電性ボール4のボ
ール供給部9が配設されている。ボール供給部9は導電
性ボール4を所定の配列パターンで配列する配列部材1
0を備えている。移載ヘッド7を配列部材10に位置さ
せ、移載ヘッド7を配列部材10に対して下降させるこ
とにより、移載ヘッド7は配列部材10上に配列された
導電性ボール4を吸着ツール8によって吸着してピック
アップし、この導電性ボール4を基板3上の所定位置に
移載する。
【0016】次に図2、図3、図4を参照してボール供
給部9について説明する。図2において、ボール槽12
は無底の略箱状の容器であり、ボール槽12の内部には
箱部材11が配設されている。箱部材11の上部には配
列部材10が装着され、箱部材11の内部は気密に形成
された暗箱となっている。図3は図2のA−A断面を示
しており、ボール槽12の上部には、4辺から内側に向
かって延出する延出部12aが設けられている。箱部材
11は、延出部12aの端面によって形成される開口部
内に挿入されている。延出部12aの上面は内側に向か
って傾斜した傾斜面12bとなっており、箱部材11の
側面と傾斜面12bによって形成される凹部内は、導電
性ボール4を貯溜する貯溜部12cとなっている。
【0017】箱部材11の底面にはラック部材14が垂
直方向に取り付けられており、ラック部材14にはモー
タ16によって回転駆動されるピニオン15が噛み合っ
ている。モータ16を駆動することにより、箱部材11
は上下動する。箱部材11が下降し、配列部材10が貯
溜部12cのボール貯溜レベルより下方に位置した状態
では、貯溜部12c内の導電性ボール4は傾斜面12b
上を下方に転落し、配列部材10の上面に移動する(図
5(a)参照)。すなわち、導電性ボール4を貯溜する
貯溜部12cおよび箱部材11を上下動させるモータ1
6は、配列部材10上に導電性ボール4を供給するボー
ル供給手段となっている。
【0018】ここで図4を参照して配列部材10につい
て説明する。図4(a)に示すように配列部材10の上
面には複数の円形状の凹部10aが格子状に設けられて
いる。凹部10aの配列ピッチPx,Pyは所定の配
列、すなわち移載ヘッド7の吸着ツール8に設けられた
吸着孔8aの配列ピッチと等しく設定されている。図4
(b)はB−B断面を示しており、凹部10aの径Dお
よび深さd1は、導電性ボール4を1個収容可能な大き
さに設定されている。
【0019】凹部10aの底面には配列部材10を貫通
する貫通孔10cが設けられており、凹部10a内に導
電性ボール4が存在する状態で、貫通孔10cから真空
吸引することにより、導電性ボール4は凹部10a内に
保持される。したがって、凹部10aおよび貫通孔10
cは導電性ボール4を保持するボール保持部となってい
る。またX方向の凹部列を形成する各凹部10aの中心
と交差して、直線状の溝10bがX方向に設けられてい
る。
【0020】ボール槽12の上面は、左右両方向(X方
向)に張り出した張り出し部13となっており、張り出
し部13の上面にはY方向にガイドレール17が配設さ
れている。ガイドレール17には、スライダ18が水平
方向にスライド自在に嵌合しており、手前側のスライダ
18の側面には、ナット19が固着されている。ナット
19には、モータ21によって回転駆動される送りねじ
20が螺入している。
【0021】2つのスライダ18上には門型のフレーム
22が架設されている。フレーム22の中央部には、取
付部材24を介してスキージ25およびライン発光部2
6を一体的に取り付けたボール除去・検査ユニット23
が取り付けられている。スキージ25は板状の部材であ
り、下端部が上昇した配列部材10の上面から僅かな隙
間を保った高さ位置にある。モータ21を駆動すること
により、スキージ25は配列部材10の上面に沿って相
対的に水平移動する。配列部材10上に導電性ボール4
が存在する状態でスキージ25を配列部材10の上面に
沿って移動させることにより、スキージ25は下端部で
導電性ボール4を掻き寄せながら移動し、導電性ボール
4を配列部材10に設けられた凹部10a内に進入させ
るとともに、凹部10a以外に位置する余分な導電性ボ
ール4を移動させて配列部材10上から掻き落として除
去する。すなわち、スキージ25は配列部材10上の余
分な導電性ボールを除去するボール除去手段となってい
る。
【0022】また箱部材11の下部にはチューブ36が
接続されており、チューブ36は切り換え弁37を介し
て図示しない真空吸引源および空気供給源と接続されて
いる。切り換え弁37を切り換えることにより、箱部材
11の内部を真空吸引し、または内部に正圧のエアを送
給することができる。配列部材10の凹部10a内に導
電性ボール4が存在する状態で箱部材11の内部を真空
吸引することにより、導電性ボール4は凹部10a内に
真空吸着により保持される。また箱部材11の内部にエ
アを送給することにより、凹部10a内の導電性ボール
4はエアブローにより外部へ排出される。
【0023】ライン発光部26はケーブル27を介して
光源装置28と接続されている。ライン発光部26が配
列部材10上に位置した状態で光源装置28を駆動する
ことにより、配列部材10の上方から凹部10aに対し
て光が照射される。したがって光源装置28およびライ
ン発光部26は発光手段となっている。箱部材11の配
列部材10の下方には暗室が形成されており、ライン発
光部26から照射された光を遮光する遮光物が凹部10
a内に存在しない状態では、貫通孔10cを貫通して箱
部材11の内部に光が進入し、内部に斜め方向に配設さ
れた反射板31によって水平方向に反射される。
【0024】反射された光は、箱部材11の内側面に配
設された光センサ32に入射する。光センサ32は検出
部34と接続されており、検出部34は光センサ32に
光が入射したことを検出する。すなわち、光センサ32
および検出部34はライン発光部26から発光され、貫
通孔10cを貫通した光を検出する検出手段となってい
る。
【0025】検出部34には判定部35が接続されてお
り、判定部35は検出部34の検出結果の信号に基づい
て導電性ボール4の配列状態を判定する。すなわち、光
センサ32への入光が検出されたならば、配列部材10
の何れかの凹部10aに導電性ボール4が配列されてい
ない配列ミスが生じていると判定する。したがって、判
定部35は検出手段からの信号によって配列ミスを判定
する配列ミス判定手段となっている。前述のようにライ
ン発光部26はスキージ25と一体的に取り付けられて
おり、モータ21を駆動することによりライン発光部2
6はスキージ25と一体的に配列部材10上で移動す
る。したがって、スキージ25によるボール除去と、配
列ミスの判定を同一動作で同時に行うことが可能となっ
ている。
【0026】図2に示すように、スライダ18には発光
部29A、受光部29Bを対にして組み合わせた光セン
サが取り付けられている。発光部29Aから発光された
光が受光部29Bに至る光軸aは、その高さ方向が配列
部材10の上面と平行で、かつ水平面内での方向は溝1
0bと平行となっている。そしてその高さ位置は、溝1
0bの高さ位置と一致するようになっている(図8参
照)。モータ21を駆動してスライダ18を水平移動さ
せながら、発光部29Aから光を発光することにより光
軸aはY方向に移動し、配列部材10の各溝10bの位
置に順次一致する。モータ21、送りねじ20およびナ
ット19は、光軸aを配列部材10上で相対的に移動さ
せる移動手段となっている。
【0027】この移動において凹部10a内に導電性ボ
ール4が存在する場合には、光軸aは導電性ボール4に
遮光され、受光部29Bが受光する光強度は低下する。
この光強度の低下を検知することにより、凹部10a内
に存在する導電性ボール4を検出することができる。こ
のボール検出は、配列部材10上に配列された導電性ボ
ール4を移載ヘッド7によってピックアップするピック
アップ動作後に、配列部材10の凹部10a内に残存す
る導電性ボール、即ち残存ボールの検出に用いられる。
受光部29Bは検出部50(図8)に接続されており、
受光部29Bからの信号を検出部50で受けることによ
り、検出部50は後述するグラフの波形に基づいて残存
ボールを検出する。したがって、発光部29A、受光部
29Bより成る光センサおよび検出部50は残存ボール
検出手段となっている。そして、残存ボールが検出され
たならば、判定部51によって、移載ヘッド7によるピ
ックアップ動作においてピックアップミスがあったと判
定される。したがって、判定部51はピックアップミス
判定手段となっている。
【0028】なお本実施の形態では、凹部10aと交差
する溝10bを設けて、光軸aを溝10b内を通過させ
ることにより残存ボールを検出するようにしているが、
溝10bを設けない場合にあっても同様の方法で残存ボ
ールを検出することができる。この場合には、凹部10
aの深さ寸法を導電性ボール4の上部が突出するような
深さに設定し、光軸aを配列部材10の上面に沿ってス
キャンさせることにより、光軸aが導電性ボール4の上
部によって遮光されるか否かで残存ボール検出を行えば
よい。ただし、導電性ボール4のボール径が小さくなる
と、上部の突出部分のみによる遮光の有無を安定して検
出することが難しくなるので、溝10bを設ける方法が
望ましい。
【0029】図3に示すように、箱部材11の外側面に
は振動子33が取り付けられている。振動子33を駆動
することにより、箱部材11には超音波振動が伝達され
る。箱部材11を介して配列部材10に振動を伝達する
ことにより、配列部材10を貯溜部12cのボール層内
に下降させたときに、凹部10a内に導電性ボール4を
進入させて捕捉するボール捕捉動作を促進する効果を有
している。
【0030】この導電性ボールの移載装置は上記のよう
に構成されており、以下ボール供給部9によって移載ヘ
ッド7へ導電性ボールを供給するボール供給動作につい
て説明する。図5に示す状態に先立って、ボール槽12
内には導電性ボール4が多数投入され、貯溜部12c内
に貯溜される。
【0031】この状態より、図5(a)に示すように箱
部材11を下降させる。これにより配列部材10は貯溜
部12cの導電性ボール4のボール層内に沈下し、配列
部材10上には導電性ボール4が移動して配列部材10
に供給される。このとき振動子33を駆動して凹部10
a内への導電性ボール4の捕捉を促進すると共に、チュ
ーブ24を介して箱部材11の内部を真空吸引し、貫通
孔10cから真空吸引する。これにより、凹部10a内
に捕捉された導電性ボール4は保持される。このとき、
ボール除去・検査ユニット23は配列部材10の上方か
ら退避した位置にある。
【0032】次いで、図5(b)に示すように箱部材1
1を上昇させる。これにより、配列部材10上に位置し
ていた導電性ボール4の一部は、配列部材10の端部か
ら貯溜部12c内に落下する。そして配列部材10上に
は不定量の導電性ボール4が残存する。この後、図5
(c)に示すようにボール除去・検査ユニット23を矢
印方向に移動させる。これにより、まずスキージ25が
配列部材10上の導電性ボール4を進行方向に掻き寄せ
る。このとき未だ導電性ボール4が捕捉されていない凹
部10aがあれば、この掻き寄せ動作において導電性ボ
ール4が未捕捉の凹部10a内に落とし込まれる。そし
てスキージ25は更に移動し、配列部材10の端部まで
到達したときに、配列部材10上から余分な導電性ボー
ル4を掻き落として除去する。除去された導電性ボール
4は貯溜部12c内に落下する。
【0033】このスキージ25によるボール除去動作と
同時並行して、光源装置28を駆動してライン発光部2
6より配列部材10の各凹部10aに対して発光する。
このとき、図6に示すように導電性ボール4が捕捉され
ていない凹部10aが存在する場合には、ライン発光部
26より発光された光は凹部10a内の貫通孔10cを
貫通して箱部材11内部の暗室内に進入し、反射板31
に反射された光線Lは光センサ32に入射する。この光
センサ32への入光は検出部34によって検出される。
そして入力が検出された場合には判定部35によってボ
ール配列ミス有りと判定される。なお、本実施の形態1
では発光手段としてライン発光部26および光源装置2
8を用いているが、LED(発光ダイオード)をライン
状に配列したものを用いてもよい。
【0034】この後、ボール除去・検査ユニット23が
配列部材10上から退避した後、図7(a)に示すよう
に移載ヘッド7を配列部材10上に移動させ、吸着ツー
ル8に設けられた吸着孔8aを凹部10aに対して位置
あわせした後、吸着ツール8を配列部材10に対して下
降させる。そして吸着ツール8の下面が配列部材10の
上面に対して所定の吸着高さ位置まで下降したならば下
降を停止し、吸着孔8aから真空吸着すると共に、箱部
材11内部の真空吸引を解除する。
【0035】これにより、凹部10a内に保持されてい
た導電性ボール4は吸着ツール8の吸着孔8aに真空吸
着される。このとき、切り換え弁37を切り換えて、箱
部材11の内部にわずかに正圧のエアを送給するように
してもよい。これにより、凹部10aからの導電性ボー
ル4の分離を容易にして、吸着孔8への導電性ボール4
の吸着を促進する効果を有する。この後、図7(b)に
示すように移載ヘッド7は上昇し、吸着ツール8の各吸
着孔8aによって導電性ボール4をピックアップした移
載ヘッド7は、基板3の所定位置に導電性ボール4を移
載する。
【0036】これにより、配列部材10の凹部10a内
には導電性ボール4が存在しない状態となるが、何らか
の原因によって吸着孔8aへの吸着ミスが発生し、ピッ
クアップ動作後においても、図8(a)に示すように、
凹部10a内に導電性ボール4が残存する場合がある。
そこでこのような残存ボールを検出するためのボール検
出動作を行う。
【0037】すなわち、モータ21を駆動して、発光部
29Aから受光部29Bに至る光軸aをY方向に移動さ
せ、光軸aを溝10bの高さ位置でスキャンさせる。こ
のとき、溝10bが交差する各凹部10a内に導電性ボ
ール4の残存が全くない場合には、発光部29Aからの
光は受光部29Bに受光されるため、受光部29Bから
の信号を検出部34で受けることにより、検出部34で
溝ピッチPyごとに光強度の山谷を示す波形のグラフが
得られる(図8(b)(イ)参照)。
【0038】これに対し、何れかの凹部10a内に導電
性ボール4が残存している場合には、発光部29Aから
の光は導電性ボール4によって遮光され受光部29Bま
で到達しない。したがってこのような場合には、当該凹
部10aの属する凹部列10aに対応する位置に本来表
れるべき山の波形(図中矢印で示す破線部)が欠落した
グラフが得られる(図8(b)(ロ)参照)。
【0039】このグラフ波形による残存ボール検出は、
受光部29Bからの信号を検出部50で受けることによ
って行われ、検出部50の残存ボール検出結果に基づい
て、判定部51によって移載ヘッド7によるピックアッ
プミスの有無が判定される。
【0040】なお本実施の形態では、残存ボール検出手
段として前述の発光部29Aと受光部29Bよりなる光
センサを用いているが、これ以外の構成、例えば図9に
示すように配列部材10の上方に、移動手段である移動
テーブル38によって水平方向に移動可能なカメラ39
を配設し、カメラ39によって撮像した配列部材10の
画像を画像処理部40によって処理して配列部材10の
凹部10a内に残存する残存ボールを検出するようにし
てもよい。
【0041】また配列部材10上に導電性ボールを供給
するボール供給手段として、図10(a)に示すように
配列部材10上でボール散布ユニット41を移動させる
ことにより、導電性ボール4を配列部材10上に散布す
るようにしてもよい。この方法によっても配列部材10
上に散布された導電性ボール4は各凹部10a内に進入
して捕捉され、このあとスキージ25を配列部材10上
で移動させることにより、配列部材10上の余分な導電
性ボール4を除去することができる。
【0042】さらに導電性ボール4を配列部材10上か
ら除去するボール除去手段として、スキージ25を用い
る方法以外にも、例えば図10(b)に示すように、取
り付け部材24にブラシ42を刷毛部の先端が配列部材
10の上面に摺接するように取り付け、ブラシ42によ
って導電性ボール4を摺り落として除去する方法を用い
てもよい。また取り付け部材24にスリット上のエア吹
き出し口が設けられたエアノズル43を取り付け、ボー
ル除去・検査ユニット23を移動させながらエア供給源
44からエアノズル43にエアを供給し、このエアを先
端部のエア吹き出し口から配列部材10上の導電性ボー
ル4に向けて噴射し、配列部材10上の余分な導電性ボ
ール4を吹き飛ばして除去するようにしてもよい。
【0043】上記説明したように、本実施の形態は、導
電性ボールを配列状態で配列部材上に保持させた状態で
移載ヘッドに供給する導電性ボールの供給において、配
列部材の上面に沿って相対的に移動しながら配列部材上
の余分な導電性ボールを除去するボール除去手段と、配
列部材上での導電性ボールの配列状態を検査するための
発光手段とを一体的に設けて同一の移動動作で余分な導
電性ボールの除去とボール配列状態の判定を行うように
したものである。これにより、個別に移動機構を設ける
必要がなく機構の簡略化が図れるとともに、動作時間の
短縮を図ることができる。
【0044】また、導電性ボールをピックアップした移
載ヘッドがワークへの移載動作を行っている間に配列部
材上への新たな導電性ボールの配列動作を並行的に行う
ことができるため、従来の単一の移載ヘッドにより導電
性ボールのピックアップ動作および移載動作を行う方法
と比較して、導電性ボールの移載に要するタクトタイム
を大幅に短縮し、生産性を向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、導電性ボールを配列状
態で保持する配列部材の上面に沿って相対的に移動しな
がら配列部材上の余分な導電性ボールを除去するボール
除去手段と、このボール除去手段と一体的に移動しなが
ら配列部材の上方からボール保持部へ向かって光を照射
する発光手段と、前記貫通孔を貫通した発光手段の光を
検出する検出手段を備えたので、余分な導電性ボールの
除去と配列状態の検査を同一動作で行うことができ、機
構の簡略化と動作時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装
置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装
置のボール供給部の斜視図
【図3】本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装
置のボール供給部の断面図
【図4】(a)本発明の一実施の形態のボール供給部の
配列部材の部分平面図 (b)本発明の一実施の形態のボール供給部の配列部材
の断面図
【図5】本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装
置の動作説明図
【図6】本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装
置の動作説明図
【図7】本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装
置の動作説明図
【図8】本発明の一実施の形態の残存ボール検出手段に
よる残存ボール検出の説明図
【図9】本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装
置のボール供給部の部分断面図
【図10】本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載
装置のボール供給部の部分断面図
【符号の説明】
3 基板 4 導電性ボール 7 移載ヘッド 8 吸着ツール 9 ボール供給部 10 配列部材 10a 凹部 10b 溝 10c 貫通孔 11 箱部材 25 スキージ 26 ライン発光部 28 光源装置 29A 発光部 29B 受光部 32 光センサ 34 検出部 35 判定部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性ボールを吸着してワークに移載する
    移載ヘッドに対して導電性ボールを配列状態で供給する
    導電性ボールの供給装置であって、上面に1個の導電性
    ボールを収容可能な凹部と凹部に設けられた貫通孔から
    なるボール保持部を所定の配列で複数備えた配列部材
    と、この配列部材上に導電性ボールを供給するボール供
    給手段と、前記配列部材の上面に沿って相対的に移動し
    ながら配列部材上の余分な導電性ボールを除去するボー
    ル除去手段と、このボール除去手段と一体的に移動しな
    がら配列部材の上方からボール保持部へ向かって光を照
    射する発光手段と、前記貫通孔を貫通した発光手段の光
    を検出する検出手段とを備えたことを特徴とする導電性
    ボールの供給装置。
  2. 【請求項2】前記ボール除去手段は、導電性ボールを掻
    き落とす板状のスキージであることを特徴とする請求項
    1記載の導電性ボールの供給装置。
  3. 【請求項3】前記ボール除去手段は、導電性ボールに摺
    接するブラシであることを特徴とする請求項1記載の導
    電性ボールの供給装置。
  4. 【請求項4】前記ボール除去手段は、導電性ボールに対
    して気体を噴射するエアノズルであることを特徴とする
    請求項1記載の導電性ボールの供給装置。
  5. 【請求項5】前記検出手段は、前記配列部材の下方に形
    成された暗室内に配置された光センサであることを特徴
    とする請求項1記載の導電性ボールの供給装置。
  6. 【請求項6】前記検出手段からの信号に基づいて導電性
    ボールの配列ミスを判定する配列ミス判定手段を備えた
    ことを特徴とするする請求項1記載の導電性ボールの供
    給装置。
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CN113314646A (zh) * 2021-07-30 2021-08-27 罗化芯显示科技开发(江苏)有限公司 一种微led植球设备及其植球方法

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