JP2001035070A - フロッピーディスクドライブ制御装置およびステッピングモータ制御回路 - Google Patents

フロッピーディスクドライブ制御装置およびステッピングモータ制御回路

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JP2001035070A
JP2001035070A JP11200924A JP20092499A JP2001035070A JP 2001035070 A JP2001035070 A JP 2001035070A JP 11200924 A JP11200924 A JP 11200924A JP 20092499 A JP20092499 A JP 20092499A JP 2001035070 A JP2001035070 A JP 2001035070A
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disk drive
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JP11200924A
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Yoshito Otomo
嘉人 大友
Shinya Koseki
進也 小関
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5552Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks using fine positioning means for track acquisition separate from the coarse (e.g. track changing) positioning means
    • G11B5/5556Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks using fine positioning means for track acquisition separate from the coarse (e.g. track changing) positioning means with track following after a "seek"

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シークエラーが発生するのを防止し、媒体無
し時のシーク雑音を抑制すること。 【解決手段】 カウンタ34は、外部シーク方向信号と
外部ステップ信号とに応答して、磁気ヘッドの目標トラ
ック位置を示す目標トラック位置信号を出力する。カウ
ンタ35は、フロッピーディスクがフロッピーディスク
ドライブ内に挿入されているときに動作して、内部ステ
ップ信号を生成する。カウンタ33は、フロッピーディ
スクがフロッピーディスク内に挿入されているときに動
作状態となり、選択したシーク方向信号と選択したステ
ップ信号とに応答して、磁気ヘッドの実際の現在トラッ
ク位置を示す現在トラック位置信号を出力する。比較回
路36は、目標トラック位置信号と現在トラック位置信
号とを比較して、一致信号と内部シーク方向信号とを出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
クドライブを制御するフロッピーディスクドライブ制御
装置に関し、特に、フロッピーディスクドライブの磁気
ヘッドをシーク動作させるステッピングモータを制御す
るための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フロッピーディスクドラ
イブ(以下「FDD」とも略称する)は、それに挿入さ
れたフロッピーディスク(以下「FD」とも略称する)
の円板状の磁気記録媒体に対してデータの記録再生を行
うための装置である。そして、このようなフロッピーデ
ィスクドライブは、ラップトップ・パーソナルコンピュ
ータやノート型パーソナルコンピュータ、あるいはノー
ト型ワードプロセッサ等の電子機器に搭載される。
【0003】この種のフロッピーディスクドライブは、
フロッピーディスクの磁気記録媒体に対してデータの読
出し/書込みを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドをフ
ロッピーディスクに対して所定の半径方向に沿って移動
可能に先端で支持するキャリッジアセンブリと、このキ
ャリッジアセンブリを上記所定の半径方向に沿って移動
させるステッピングモータと、フロッピーディスクを保
持しつつ磁気記録媒体を回転駆動するスピンドルモータ
と、を有している。ここで、磁気ヘッドを目的(目標)
のトラックに移動することを「シーク」と呼ぶ。このシ
ーク動作は、ステッピングモータを回転駆動することに
よってなされる。
【0004】FDD制御装置はこのフロッピーディスク
ドライブを制御するための装置である。従来のFDD制
御装置では、フロッピーディスクがフロッピーディスク
ドライブ内に存在する(挿入されている)か否かに拘ら
ず、ドライブ・セレクト(Drive Select)信号が論理
“L”レベルのアクティブ状態にあって、外部ステップ
(STEP)信号が入力されれば、外部シーク方向(DIRECT
ION)信号にて指定された方向(例えば、内周又は外
周)に磁気ヘッドをシークしている。
【0005】図5に、従来のFDD制御装置中の、ステ
ッピングモータ16を制御するステッピングモータ制御
回路30’を示す。図示のステッピングモータ制御回路
30’は、ステッピングモータ16を駆動するためのス
テッピングモータドライバ31と、このステッピングモ
ータドライバ31に相励磁タイミング信号を生成する相
励磁タイミング生成回路32’と、磁気ヘッド(図示せ
ず)の現在位置を示すヘッド現在位置トラックカウンタ
33とを有する。
【0006】相励磁タイミング生成回路32’には、外
部シーク方向信号DIR0と外部ステップ信号SWSTとが供給
される。外部シーク方向信号DIR0は、ドライブ・セレク
ト信号が論理“L”レベルの時に入力した外部ステップ
信号をトリガにしてシーク方向信号を保持した信号であ
る。ここで、ドライブ・セレクト信号は、フロッピーデ
ィスクドライブを有効にする信号であって、論理“L”
レベルのとき有効を示す。また、シーク方向信号は、磁
気ヘッドを移動する方向を決める信号であって、論理
“L”レベルは内周方向を、論理“H”レベルは外周方
向をそれぞれ示す。また、相励磁タイミング生成回路3
2’は、サブステップパルス発生の為の信号SWSTABを出
力する。ここで、「サブステップパルス」とは、ステッ
ピングモータ16の2相目を切替する励磁タイミングパ
ルスのことである。尚、ヘッド現在位置トラックカウン
タ33にも、外部シーク方向信号DIR0と外部ステップ信
号SWSTとが供給されている。
【0007】とにかく、従来のFDD制御装置は、フロ
ッピーディスクの挿入/未挿入にかかわらず、シーク動
作が可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロッ
ピーディスクドライブ内にフロッピーディスクが入って
いない時には、以下に述べるような不具合が発生する。
【0009】以下、図6を参照して、その不具合につい
て説明する。図6において、(A)はフロッピーディス
クドライブ内にフロッピーディスク40が入っていると
きの状態を示し、(B)はフロッピーディスクドライブ
内にフロッピーディスク40が入っていないときの状態
を示す。
【0010】図6(A)に示すように、フロッピーディ
スクドライブ内にフロッピーディスク40が入っている
とき、ディスクホルダ22が落ちており、キャリッジア
センブリ15の上側キャリッジ15Uに取り付けられて
いる側方アーム153とディスクホルダ22の盛り上が
り縁225とは係合していない。このとき、上下一対の
磁気ヘッドによって、フロッピーディスク40の磁気記
録媒体が挟まれた状態となる。したがって、磁気ヘッド
を磁気記録媒体に押し当てるバネ圧(ロード圧と呼ばれ
る)は低いので、キャリッジアセンブリ15に加わる負
荷も小さく、低トルクのステッピングモータでも十分に
キャリッジアセンブリ15を駆動することができる。
【0011】しかしながら、図6(B)に示すように、
フロッピーディスクドライブ内にフロッピーディスク4
0が入っていない状態では、ディスクホルダ22が上方
に移動し、ディスクホルダ22がキャリッジアセンブリ
15の上側キャリッジ15Uを持ち上げている。すなわ
ち、ディスクホルダ22の盛り上がり縁225に、上側
キャリッジ15Uに取り付けられている側方アーム15
3が係合することになる。このため、ロード圧により、
キャリッジアセンブリ15に負荷が加わる。その結果、
キャリッジアセンブリ15を駆動するステッピングモー
タには、フロッピーディスク40が入っている状態より
も、高いトルクを確保する必要がある。
【0012】したがって、第1の不具合としては、側方
アーム153とディスクホルダ22との間の摩擦によ
り、負荷が大になり、シークエラーが発生する可能性が
あることである。第2の不具合としては、フロッピーデ
ィスクドライブ内にフロッピーディスク40が入ってい
ない状態、すなわち、「媒体無し」時のシーク騒音が、
フロッピーディスクドライブ内にフロッピーディスク4
0が入っているとき、すなわち、「媒体有り」時より高
くなることである。
【0013】したがって、本発明の課題は、シークエラ
ーが発生するのを防止することができる、FDD制御装
置を提供することにある。
【0014】本発明の他の課題は、媒体無し時のシーク
雑音を抑制することができる、FDD制御装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、挿入さ
れたフロッピーディスク(40)を駆動するためのフロ
ッピーディスクドライブを制御するフロッピーディスク
ドライブ制御装置(30)において、前記フロッピーデ
ィスク(40)が前記フロッピーディスクドライブ内に
挿入されていないときは、シーク動作を禁止する手段
(SPMT,33)を含むことを特徴とするフロッピーディ
スクドライブ制御装置が得られる。
【0016】また、本発明によれば、挿入されたフロッ
ピーディスク(40)を駆動するためのフロッピーディ
スクドライブを制御するフロッピーディスクドライブ制
御装置(30)において、前記フロッピーディスク(4
0)が前記フロッピーディスクドライブ内に挿入されて
いるか否かを判断する判断手段(SPMT)と、該判断手段
で前記フロッピーディスク(40)が前記フロッピーデ
ィスクドライブ内に挿入されていないと判断されたとき
に、シーク動作を禁止する禁止手段(33)と、を含む
ことを特徴とするフロッピーディスクドライブ制御装置
が得られる。
【0017】さらに、本発明によれば、外部から供給さ
れる外部シーク方向信号(DIR0)と外部ステップ信号
(SWST1,SWST)とに基づいて、フロッピーディスクド
ライブの磁気ヘッド(14)をシーク動作させるステッ
ピングモータ(16)を制御するための回路(30)で
あって、フロッピーディスク(40)が前記フロッピー
ディスクドライブ内に挿入されているか未挿入であるか
に関係なく、前記外部シーク方向信号(DIR0)と前記外
部ステップ信号(SWST1)とに応答して、前記磁気ヘッ
ド(14)の目標トラック位置を示す目標トラック位置
信号(TRKB[0:6])を出力するヘッド目標位置トラッ
クカウンタ(34)と、前記フロッピーディスク(4
0)が前記フロッピーディスクドライブ内に挿入された
ときに、前記ステッピングモータ(16)を駆動するこ
とによって、前記目標トラック位置信号(TRKB[0:
6])で示される前記目標トラック位置まで前記磁気ヘ
ッドを自動的にシークする手段(31,32,33,3
5,36)と、を有することを特徴とするステッピング
モータ制御回路が得られる。
【0018】さらにまた、本発明によれば、外部から供
給される外部シーク方向信号(DIR0)と外部ステップ信
号(SWST1,SWST)とに基づいて、フロッピーディスク
ドライブの磁気ヘッド(14)をシーク動作させるステ
ッピングモータ(16)を制御するための回路(30)
であって、フロッピーディスク(14)が前記フロッピ
ーディスクドライブ内に挿入されているか未挿入である
かに関係なく、前記外部シーク方向信号(DIR0)と前記
外部ステップ信号(SWST1,SWST)とに応答して、前記
磁気ヘッド(14)の目標トラック位置を示す目標トラ
ック位置信号(TRKB[0:6])を出力するヘッド目標位
置トラックカウンタ(34)と、前記フロッピーディス
ク(40)が前記フロッピーディスクドライブ内に挿入
されているときに動作して、内部ステップ信号(SAB)
を生成する内部ステップ信号生成手段(35)と、前記
フロッピーディスク(40)が前記フロッピーディスク
ドライブ内に未挿入のときには動作せず、前記フロッピ
ーディスク(40)が前記フロッピーディスク内に挿入
されているときに動作状態となり、選択したシーク方向
信号(DIR0/XBLA)と選択したステップ信号(SABs)と
に応答して、前記磁気ヘッド(14)の実際の現在トラ
ック位置を示す現在トラック位置信号(TRKA[0:6])
を出力するヘッド現在位置トラックカウンタ(33)
と、前記フロッピーディスク(40)が前記フロッピー
ディスクドライブ内に挿入されたときに、前記目標トラ
ック位置信号(TRKB[0:6])と前記現在トラック位置
信号(TRKA[0:6])とを比較して、前記目標トラック
位置と前記現在トラック位置との一致/不一致を示す一
致信号(XEQUAB)と内部シーク方向信号(XBLA)とを出
力する比較回路(36)と、前記一致信号(XEQUAB)が
不一致を示しているときには、前記内部シーク方向信号
(XBLA)を選択し、前記一致信号(XEQUAB)が一致を示
しているときには、前記外部シーク方向信号(DIR0)を
選択して、前記選択したシーク方向信号(DIR0/XBLA,D
IR1)を前記ヘッド現在位置トラックカウンタ(33)
へ供給するシーク方向選択手段(312,313,31
4,315)と、前記フロッピーディスク(40)が前
記フロッピーディスクドライブ内に挿入されているとき
に動作して、前記一致信号(XEQUAB)が不一致を示して
いるときには前記内部ステップ信号(SAB)を選択し、
前記一致信号(XEQUAB)が一致を示しているときには前
記外部ステップ信号(SWST)を選択して、前記選択した
ステップ信号(SABs)を前記ヘッド現在位置トラックカ
ウンタ(33)へ供給するステップ信号選択手段(30
7,308,309,310,311)と、前記選択し
たシーク方向信号(DIR1)と前記選択したステップ信号
(SABs)とに基づいて前記ステッピングモータ(16)
を駆動する駆動手段(31,32)と、を有することを
特徴とするステッピングモータ制御回路が得られる。
【0019】上記括弧内の符号は、理解を容易にするた
めに付したものであり、一例にすぎず、これらに限定さ
れない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0021】最初に、図2及び図3を参照して、本発明
に係るFDD制御装置が適用される、携帯型電子機器に
搭載可能な3.5インチ型フロッピーディスクドライブ
について説明する。図2は分解斜視図、図3は前面側か
らみた斜視図である。
【0022】図示のフロッピーディスクドライブは、
3.5インチ型フロッピーディスク(後述する)を駆動
するための装置である。挿入されたフロッピーディスク
は、図2及び図3の矢印Aに示す方向からフロッピーデ
ィスクドライブ中に挿入される。挿入されたフロッピー
ディスクは、ディスクテーブル11上に、その回転軸1
1aとフロッピーディスクの中心軸とが一致した状態で
保持される。ディスクテーブル11の回転軸11aは、
スプリング12を介してフレーム13に設けられた軸受
13aに挿入され、これによってディスクテーブル11
はフレーム13の表面上で回転自在に支持されている。
従って、ディスクテーブル11の回転軸11aの軸方向
Bは、フレーム13の厚み方向と平行に成っている。デ
ィスクテーブル11は、フレーム13の裏面に設けられ
たスピンドルモータ(図示せず)によって回転駆動さ
れ、これによってフロッピーディスクの磁気記録媒体が
回転する。また、フレーム13の裏面には、多数の電子
部品が搭載された基板(図示せず)が取り付けられてい
る。
【0023】フロッピーディスクドライブは、フロッピ
ーディスクの磁気記録媒体に対してデータの読出し/書
込みを行うための上下一対の磁気ヘッド14(上側磁気
ヘッドのみを図示する)を備えている。磁気ヘッド14
は、フロッピーディスクドライブの背面側に設けられた
キャリッジアセンブリ15にその先端側で支持されてい
る。すなわち、キャリッジアセンブリ15は、上側磁気
ヘッド14を支持する上側キャリッジ15Uと、下側磁
気ヘッドを支持する下側キャリッジ15Lとを有する。
キャリッジアセンブリ15は、フレーム13の表面上で
後述するようにフレーム13から離隔して配置されてお
り、磁気ヘッド14をその先端側でフロッピーディスク
に対して所定の半径方向(図2及び図3の矢印Cで示す
方向)に沿って移動可能に支持している。
【0024】また、フレーム13の背面側の側壁131
には、ステッピングモータ16が固定されている。ステ
ッピングモータ16はキャリッジアセンブリ15を所定
の半径方向Cに沿ってリニアに駆動する。詳細に説明す
ると、ステッピングモータ16は所定の半径方向Cと平
行に延在する回転軸(駆動軸)161を有し、この回転
軸161には雄ネジが切られている。この回転軸161
の先端161aは、フレーム13の表面から切り起こし
により立設された曲げ部132に空けられた穴132a
を貫通し、スチールボール162が設けられる。この穴
132aとスチールボール162とによって、回転軸1
61は所定の半径方向Cと平行に延在するように規制さ
れ、かつその先端161aは回転可能に支持されてい
る。
【0025】一方、キャリッジアセンブリ15は、下側
キャリッジ15Lから回転軸161まで延在したアーム
151を有し、このアーム151の先端151aは回転
軸161の雄ネジの谷の部分に係合する。従って、ステ
ッピングモータ16の回転軸161が回転すると、この
アーム151の先端151aが回転軸161の雄ネジの
谷の部分に沿って動かされ、これによってキャリッジア
センブリ15自体が所定の半径方向Cに沿って移動す
る。とにかく、ステッピングモータ16はキャリッジア
センブリ15を所定の半径方向Cに沿ってリニアに移動
させるための駆動手段として働く。
【0026】ステッピングモータ16の回転軸161が
キャリッジアセンブリ15の一方の側に設けられている
ので、キャリッジアセンブリ15の一方の側はこの回転
軸161によってフレーム13から離隔した状態で、移
動可能に支持される。しかしながら、この回転軸161
による支持だけでは、キャリッジアセンブリ15全体を
フレーム13の表面から離隔した状態で配置することは
できない。そのため、ガイドバー17によって、キャリ
ッジアセンブリ15の他方の側でキャリッジアセンブリ
15を支持しながら案内する。ガイドバー17はキャリ
ッジアセンブリ15を間に挟んで、ステッピングモータ
16の回転軸161とは逆側に設けられている。ガイド
バー17は所定の半径方向Cに対して平行に延在し、フ
レーム13の表面上で一端171および他端172が後
述するように固定され、キャリッジアセンブリ15を所
定の半径方向Cに沿って案内する。これによって、キャ
リッジアセンブリ15全体がフレーム13の表面から離
隔して配置される。
【0027】尚、キャリッジアセンブリ15からこのガ
イドバー17側へフレキシブル・プリンテッド・サーキ
ット(FPC)152が延在しており、このFPC15
2はフレーム13の裏面に取り付けられた基板(図示せ
ず)に電気的に接続される。
【0028】ガイドバー17はフレーム13の表面でガ
イドバークランプ18によって挟持されている。ガイド
バークランプ18はその中央部でフレーム13の表面に
バインド子ネジ19によって固定されている。詳細に説
明すると、ガイドバークランプ18はガイドバー17よ
り少しだけ長い矩形固定部材180を有し、矩形固定部
材180のほぼ中央にはバインド子ネジ19のネジ軸1
90が通過できる程度の穴180aが穿設されている。
矩形固定部材180は、その一端180bおよび他端1
80cで、ガイドバー17の一端171および他端17
2をそれぞれ挟持するための一対のアーム181および
182が延在している。
【0029】ガイドバークランプ18は単にガイドバー
17を挟持しているだけなので、これだけではガイドバ
ー17をフレーム13の表面に固定することは出来な
い。このために、ガイドバー17の両端171および1
72の位置を規制するための一対の位置決め部材が必要
である。この一対の位置決め部材としては、フレーム1
3の一部をフレーム13の表面側に切り起こして形成し
た一対の曲げ部201および202を使用している。
【0030】キャリッジアセンブリ15の下側キャリッ
ジ15Lは、キャリッジアセンブリ15をガイドバー1
7に沿って摺動可能に支持する支持枠としても働く。下
側キャリッジ15Lはガイドバー17側へ突出した突出
部(図示せず)を有し、この突出部中にガイドバー17
が摺動可能に嵌入されている。
【0031】フロッピーディスクドライブは、イジェク
トプレート21とディスクホルダ22とを更に有する。
フレーム13、イジェクトプレート21、及びディスク
ホルダ22は、金属板に打抜き加工、プレス加工、曲げ
加工等を施すことにより形成される。
【0032】イジェクトプレート21は、フロッピーデ
ィスクの挿入方向Aおよびその逆方向に沿ってスライド
自在なように、フレーム13上に備えられている。イジ
ェクトプレート21は、後述するように、フロッピーデ
ィスクドライブの作動時に、ディスクホルダ22と協動
してフロッピーディスクを保持する。また、イジェクト
プレート21は、フロッピーディスクを挿入方向Aに沿
ってフロッピーディスクドライブ内に挿入することを可
能とし、或いはフロッピーディスクを挿入方向Aと逆方
向に沿ってフロッピーディスクドライブ内から取り出す
ことを可能とするために、挿入方向Aにそってフロッピ
ーディスクが摺動自在なようにフロッピーディスクを保
持する。イジェクトプレート21には、互いに対向する
一対の側壁210が形成されている。この両側壁210
の各々には、一対のカム部211が形成されている。ま
た、イジェクトプレート21の底面には、両側壁210
に沿って切抜き部212が形成され、イジェクトプレー
ト21の底面中央部には、ディスクテーブル11を取り
囲むように略U字状の切欠き部213が形成されてい
る。更に、イジェクトプレート21の下面には、ピン
(後述する)が設けられており、このピンは、後述する
イジェクトレバーの係止部と係合する。
【0033】ディスクホルダ22は、イジェクトプレー
ト21上に配置されている。ディスクホルダ22には、
主表面220と、この主表面220の両側端で互いに対
向した一対の側壁221が形成されている。この両側壁
221には、それぞれ突片222(一方のみ図示)が形
成されている。これらの突片222は、イジェクトプレ
ート21の切抜き部212を通じてフレーム13の穴1
33内に挿通される。この突片222がフレーム13の
穴133内に挿通されることにより、ディスクホルダ2
2は、フレーム13に対する挿入方向Aの位置が決めら
れるのと同時に、ディスクホルダ22は、ディスクテー
ブル11の回転軸11aの軸方向Bに沿って往復動自在
となる。また、両側壁221の各々には、一対のピン2
23が設けられている。このピン223は、イジェクト
プレート21の側壁210に形成されてカム部211内
に挿通される。ディスクホルダ22とイジェクトプレー
ト21との間には、イジェクトバネ23が架設されてい
る。
【0034】尚、本例の場合、ディスクホルダ22に突
片222を設け、フレーム13に穴133を設けてある
が、これに限らず、フレームに突片を設け、ディスクホ
ルダに穴を設けても構わない。
【0035】また、ディスクホルダ22は、その挿入方
向Aの奥側中央部に、キャリッジアセンブリ15の上側
キャリッジ15Uと対応する位置に、所定の半径方向C
に延在した略矩形状の開口部224が設けられている。
この開口部224を囲むように、その周囲にディスクホ
ルダ22の主表面220から上方に盛り上がった、略U
字形状の盛り上がり縁225が形成されている。一方、
キャリッジアセンブリ15は、側方に延びる一対の側方
アーム153を備え、この側方アーム153は盛り上が
り縁225の上に位置する。後述するように、フロッピ
ーディスクがディスクホルダ22からイジェクトされた
状態では、この側方アーム153が盛り上がり縁225
と係合し、これによって上下一対の磁気ヘッド14同士
が互いに離される。さらに、ディスクホルダ22は、そ
の挿入方向Aの奥側で開口部224から右寄りに、後述
するイジェクトレバーのレバー部の回動を許すような形
状の開口部226も有している。
【0036】フレーム13上には、キャリッジアセンブ
リ15の近傍に、イジェクトレバー24が回動自在に設
けられている。詳細に述べると、フレーム13には、そ
の表面から上方に延びるロッド状ピン134が立設して
いる。イジェクトレバー24は、ロッド状ピン134が
嵌め込まれる筒状部240と、この筒状部240から径
方向に延在するアーム部(レバー部)241と、このア
ーム241の自由端に設けた上方に延在する突起部24
2と、アーム部241の自由端側から周方向に延びる円
弧状の係止部243とを有している。イジェクトレバー
24には、筒状部240の周りにイジェクトレバーバネ
25が装着され、このイジェクトレバーバネ25は、イ
ジェクトレバー24を図面上、反時計回りに付勢してい
る。イジェクトレバー24の突起部242は上記開口部
226に遊嵌されている。また、この突起部242は、
後述するフロッピーディスクのシャッタの右側上端縁と
係合して、シャッタの開閉を制御する。尚、図3に示さ
れるように、ロッド状ピン134の先端にはネジ26が
捩じ込まれており、これによってイジェクトレバー24
がロッド状ピン134から抜けるのを防止している。
【0037】また、フレーム13の前端部には、フロン
トパネル27が取り付けられている。フロントパネル2
7は、フロッピーディスクを出し入れする開口271
と、この開口271を開閉する扉272とを備えてい
る。このフロントパネル27には、イジェクトボタン2
8が前後方向移動可能に突設されている。イジェクトボ
タン28は、イジェクトプレート21の前端で前方に突
き出ている突起部214に嵌め込まれている。
【0038】図4を参照して、図2および図3に示され
たフロッピーディスクドライブ(FDD)によって駆動
されるフロッピーディスク(FD)40について説明す
る。図示のフロッピーディスク40は、円板状の磁気記
録媒体41と、この磁気記録媒体41を覆うシェル42
と、矢印D方向に摺動可能なシャッタ43とを有する。
シャッタ43には窓43aが空けられている。シャッタ
43は矢印D方向とは逆方向に図示しないバネ部材によ
って付勢されている。シェル42は、上記フロッピーデ
ィスクドライブの磁気ヘッド14による磁気記録媒体4
1へのアクセスを可能とする開口部42aを有する。こ
の開口部42aは、フロッピーディスク40がフロッピ
ーディスクドライブ内に挿入されていない状態では、図
に示すように、シャッタ43で覆われている。フロッピ
ーディスク40がフロッピーディスクドライブ内に挿入
されるとき、シャッタ43の右側縁上端43bにイジェ
クトレバー24の突起部242が係合し、シャッタ43
を矢印D方向へ摺動する。
【0039】シェル42は、右上角部に、逆方向挿入
(表裏及び前後の挿入方向を逆にして挿入)防止用の面
取り部42bが形成されている。また、シェル42に
は、その挿入方向A後端の左側角部に書込み保護用穴4
4が穿設されている。
【0040】上述したように、フロッピーディスクドラ
イブによって駆動されるフロッピーディスク40におい
て、磁気ヘッド14によってアクセスされる磁気記録媒
体41の表面上には、データを記録するための通路とし
ての複数本のトラック(図示せず)が半径方向に沿って
同心円状に形成されている。フロッピーディスク40の
トラック本数は片面80本であり、最外周トラックTR
00から最内周トラックTR79まである。
【0041】図1を参照して、本発明の一実施の形態に
係るFDD制御装置中の、ステッピングモータ制御回路
30について説明する。図1に示されるように、ステッ
ピングモータ制御回路30は、ステッピングモータ16
(図2)を駆動するためのステッピングモータドライバ
31と、このステッピングモータドライバ31に相励磁
タイミング信号を生成する相励磁タイミング生成回路3
2と、磁気ヘッド14(図2)の現在位置を示すヘッド
現在位置トラックカウンタ33と、磁気ヘッド14の目
標位置を示すヘッド目標位置トラックカウンタ34と、
カウンタ35と、比較回路36と、後述する各種の論理
回路やフリップフロップを備えている。
【0042】図示のステッピングモータ制御回路30に
は、入力信号として、外部ステップ信号SWST1、外部シ
ーク方向信号DIR0、信号C312、外部リセット信号PRST、
外部ステップ信号SWST、および信号SPMTが供給されてい
る。
【0043】外部シーク方向信号DIR0は、前述したよう
に、ドライブ・セレクト信号が論理“L”レベルの時に
入力したステップ信号をトリガにしてシーク方向信号を
保持した信号である。外部ステップ信号SWST1は、ドラ
イブ・セレクト信号が論理“L”レベルに入力した信号
である。信号C312は、3.1m秒のクロック周期を持つ
外部クロック信号である。外部リセット信号PRSTは、パ
ワーオン後、100m秒に有効とする信号である。外部
ステップ信号SWSTは、前述したように、ドライブ・セレ
クト信号が論理“L”レベルで、かつ、後述する信号SP
MTが論理“H”レベルの時に入力したステップ信号であ
る。信号SPMTは、前述したように、スピンドルモータが
オンした200m秒後に有効となる信号である。この信
号SPMTは、フロッピーディスク40(図4)がフロッピ
ーディスクドライブ内に挿入しているか未挿入であるか
を示す信号である。
【0044】外部シーク方向信号DIR0と外部ステップ信
号SWST1とはヘッド目標位置トラックカウンタ34に供
給される。外部クロック信号C312はカウンタ35に供給
される。外部リセット信号PRSTはアンドゲート301を
介して内部リセット信号RSTとしてカウンタ35に供給
される。外部ステップ信号SWSTはオアゲート302およ
びアンドゲート301を介してカウンタ35に供給され
る。信号SPMTはヘッド現在位置トラックカウンタ33に
供給される。
【0045】信号SPMTとヘッド目標位置トラックカウン
タ34から出力される内部クロック信号BCLK(後述す
る)とはオアゲート303で論理和を取られた後、D型
フリップフロップ304のクロック入力端子に供給され
る。また、外部リセット信号PRSTとカウンタ35から出
力される内部ステップ信号SAB(後述する)とはオアゲ
ート305で論理和をとられた後、D型フリップフロッ
プ304のリセット端子に供給される。D型フリップフ
ロップ304の出力信号と信号SPMTとはオアゲート30
6で論理和を取られた後、アンドゲート301に供給さ
れる。アンドゲート301には、また、カウンタ35か
ら出力される内部ステップ信号SABも供給される。すな
わち、アンドゲート301は、内部ステップ信号SABと
外部リセット信号PRSTとオアゲート302の出力信号と
オアゲート306の出力信号との論理積を取り、その出
力信号を内部リセット信号RSTとしてカウンタ35に供
給している。
【0046】カウンタ35は4m秒毎に内部ステップ信
号SABを出力する。この内部ステップ信号SABは、ヘッド
現在位置トラックカウンタ33のカウント値Aとヘッド
目標位置トラックカウンタ34のカウント値Bとを等し
くする為のものである。とにかく、カウンタ35は、フ
ロッピーディスク40(図4)がフロッピーディスクド
ライブ内に挿入されているときに動作して、内部ステッ
プ信号SABを生成する内部ステップ信号生成手段として
働く。
【0047】また、カウンタ35は、外部ステップ信号
SWSTをトリガにして、ヘッド現在位置トラックカウンタ
33のカウント値Aとヘッド目標位置トラックカウンタ
34のカウント値Bとを比較させるためのトリガ信号C
1.7Mを出力する。このトリガ信号C217Mは比較回路36
に供給される。
【0048】オアゲート302には比較回路36から出
力される一致信号XEQUABが供給されている。この一致信
号XEQUABは、ヘッド現在位置トラックカウンタ33のカ
ウント値Aとヘッド目標位置トラックカウンタ34のカ
ウント値Bとが異なるときに論理“H”レベルとなり、
等しいときに論理“L”レベルとなる信号である。オア
ゲート302はこの一致信号XEQUABが論理“H”レベル
のとき、すなわち、カウント値Aとカウント値Bとが異
なるときに、外部ステップ信号SWSTをマスクする。一致
信号XEQUABは、また、相励磁タイミング生成回路32と
ヘッド現在位置トラックカウンタ33にも供給されてい
る。
【0049】さらに、一致信号XEQUABはアンドゲート3
07にも供給されている。このアンドゲート307には
信号SPMTが供給される。アンドゲート307は一致信号
XEQUABと信号SPMTとの論理積をとる。アンドゲート30
7の出力信号はインバータ308とアンドゲート309
とに供給される。インバータ309の出力信号はアンド
ゲート310に供給される。アンドゲート310は、イ
ンバータ309の出力信号と外部ステップ信号SWSTとの
論理積をとる。アンドゲート309はアンドゲート30
7の出力信号と内部ステップ信号SABとの論理積をと
る。ノアゲート311は、アンドゲート310の出力信
号とアンドゲート309の出力信号とのNORをとり、
その出力信号を選択したステップ信号SABsとして出力す
る。
【0050】すなわち、アンドゲート307、インバー
タ308、アンドゲート309、310、およびノアゲ
ート311との組み合わせは、フロッピーディスク40
(図4)がフロッピーディスクドライブ内に挿入されて
いるときに動作して、一致信号XEQUABが論理“L”レベ
ルのとき、外部ステップ信号SWSTを選択し、一致信号XE
QUABが論理“H”レベルのとき、内部ステップ信号SAB
を選択し、選択したステップ信号SABsを出力するステッ
プ信号選択手段として動作する。このステップ信号選択
手段から出力される選択したステップ信号SABsは、相励
磁タイミング生成回路32とヘッド現在位置トラックカ
ウンタ33とに供給される。
【0051】ヘッド目標位置トラックカウンタ34は、
フロッピディスク40がフロッピーディスクドライブ内
に挿入されているか未挿入であるかに関係なく、外部シ
ーク方向信号DIR0と外部ステップ信号SWST1とに応答し
て、磁気ヘッド14(図2)の目標トラック位置に相当
するカウント値Bを示す目標トラック位置信号TRKB[0:
6]と内部クロック信号BCLKとを出力する。この内部クロ
ック信号BCLKは、外部ステップ信号SWSTが通り抜けてい
る信号であるが、ヘッド目標位置トラックカウンタ34
のカウント値が“0”以下及び“81”以上の時マスク
される信号である。
【0052】目標トラック位置信号TRKB[0:6]は比較回
路36に供給される。比較回路36には、ヘッド現在位
置トラックカウンタ33から磁気ヘッド14の実際の現
在トラック位置に相当するカウント値Aを示す現在トラ
ック位置信号TRKA[0:6]が供給される。比較回路36
は、トリガ信号C1.7Mに応答して、現在トラック位置信
号TRKA[0:6]で示されるカウント値Aと目標トラック位
置信号TRKB[0:6]で示されるカウント値Bとを比較し
て、上述した一致信号XEQUABと内部シーク方向信号XBLA
とを出力する。一致信号XEQUABは、前述したように、カ
ウント値Aとカウント値Bとが異なるとき論理“H”レ
ベルとなり、カウント値Aとカウント値Bとが等しいと
き論理“L”レベルをとなる信号である。一方、内部シ
ーク方向信号XBLAは、カウント値Aがカウント値Bより
大きいとき論理“H”レベルとなり、カウント値Aがカ
ウント値Bより小さいとき論理“L”レベルとなる信号
である。換言すれば、内部シーク方向信号XBLAは、カウ
ント値Aとカウント値Bとを等しくするためのシーク方
向を示す信号である。
【0053】一致信号XEQUABはインバータ312とアン
ドゲート313とに供給される。アンドゲート313に
は内部シーク方向信号XBLAが供給される。インバータ3
12の出力信号はアンドゲート314に供給される。ア
ンドゲート314には外部シーク方向信号DIR0が供給さ
れている。アンドゲート313の出力信号とアンドゲー
ト314の出力信号とはオアゲート315に供給され
る。このオアゲート315から出力される選択したシー
ク方向信号DIR0/XBLAはヘッド現在位置トラックカウン
タ33に供給される。
【0054】とにかく、インバータ312、アンドゲー
ト313、314およびオアゲート315の組み合わせ
は、一致信号XEQUABが論理“H”レベルのときは内部シ
ーク方向信号XBLAを選択し、一致信号XEQUABが論理
“L”レベルのときは外部シーク方向信号DIR0を選択
し、選択したシーク方向信号DIR0/XBLAを出力するシー
ク方向選択手段として働く。
【0055】ヘッド現在位置トラックカウンタ33は、
一致信号XEQUABが論理“H”レベルのとき、すなわち、
カウント値AとカウントBとが等しくないときには、内
部ステップ信号SABに同期して内部シーク方向信号XBLA
で示す方向へカウントする。逆に、一致信号XEQUABが論
理“L”レベルのとき、すなわち、カウント値Aとカウ
ントBとが等しいときには、ヘッド現在位置トラックカ
ウンタ33は外部シーク方向信号DIR0で示す方向へカウ
ントする。ヘッド現在位置トラックカウンタ33は、前
述した現在トラック位置信号TRKA[0:6]と選択したシー
ク方向信号DIR1とを出力する。この選択したシーク方向
信号DIR1は、このカウンタ33に供給される選択したシ
ーク方向信号DIR0/XBLAをそのまま出力する。選択した
シーク方向信号DIR1は相励磁タイミング生成回路32に
供給される。
【0056】相励磁タイミング生成回路32は、一致信
号XEQUABが論理“H”レベルのとき、すなわち、カウン
ト値Aとカウント値Bとが異なるときには、内部ステッ
プ信号SABにより動作する。このとき、サブステップパ
ルスを発生する為、信号SWSTABを出力する。一方、一致
信号XEQUABが論理“L”レベルのとき、すなわち、カウ
ント値Aとカウント値Bとが等しいときには、相励磁タ
イミング生成回路32は、外部ステップ信号SWSTにてス
テッピングモータドライバ31を動作させる。すなわ
ち、相励磁タイミング生成回路32とステッピングモー
タドライバ31との組み合わせは、選択したシーク方向
信号DIR1と選択したステップ信号SABsとに基づいてステ
ッピングモータ16(図2)を駆動する駆動手段として
働く。
【0057】また、カウンタ35と、ヘッド現在位置ト
ラックカウンタ33と、比較回路36と、相励磁タイミ
ング生成回路32と、ステッピングモータドライバ31
と、シーク方向選択手段と、ステップ信号選択手段との
組み合わせは、フロッピーディスク40(図4)がフロ
ッピーディスクドライブ内に挿入されたときに、ステッ
ピングモータ16(図2)を駆動することによって、目
標トラック位置信号TRKA[0:6]で示される目標トラック
位置まで磁気ヘッド14(図2)を自動的にシークする
手段として働く。
【0058】次に、図1を参照して、ステッピングモー
タ制御回路30の動作について説明する。最初に、フロ
ッピーディスク40(図4)がフロッピーディスクドラ
イブ内に挿入されていないときの動作について説明す
る。この場合、信号SPMTは有効でない(論理“H”レベ
ル)ので、ヘッド現在位置トラックカウンタ33は動作
しない。又、シーク動作は禁止される。一方、ヘッド目
標位置トラックカウンタ34は、外部シーク方向信号DI
R0と外部ステップ信号SWST1とに応答して、磁気ヘッド
14(図2)の目標トラック位置を示す目標トラック位
置信号TRKB[0:6]を出力する。
【0059】この状態において、フロッピーディスク4
0(図4)がフロッピーディスクドライブ内に挿入され
たとする。このとき、信号SPMTは有効となる(論理
“L”レベル)。これにより、信号SPMTがアンドゲート
301を介してリセット信号RSTとしてカウンタ35に
供給されるので、信号SPMTの立上がりエッジからカウン
タ35がカウント動作を始める。この動作開始時点か
ら、1.7m秒経過後に、カウンタ35はトリガ信号C
1.7Mを比較回路36に供給する。トリガ信号C1.7Mに応
答して、比較回路36は、ヘッド目標位置トラックカウ
ンタ34から出力される目標トラック位置信号TRKB[0:
6](カウント値B)とヘッド現在位置トラックカウンタ
33から出力される現在トラック位置信号TRKA[0:6]
(カウント値A)とを比較する。
【0060】カウント値Aとカウント値Bとが等しい場
合には、比較回路36は一致を示す論理“L”レベルの
一致信号XEQUABを出力する。したがって、本ステッピン
グモータ制御回路30は、自動シークを行わず、外部ス
テップ信号SWSTを待つことになる。このとき、カウンタ
35はカウント動作を停止する。
【0061】一方、カウント値Aとカウント値Bとが相
違するとする。この場合、比較回路36は不一致を示す
論理“H”レベルの一致信号XEQUABと内部シーク方向信
号XBLAとを出力する。カウンタ35は、4m秒毎に内部
ステップ信号SABを生成する。内部シーク方向信号XBLA
は上記シーク方向選択手段で選択したシーク方向信号と
して選択されて、ヘッド現在位置トラックカウンタ33
と相励磁タイミング生成回路32とに供給される。ま
た、内部ステップ信号SABも上記ステップ信号選択手段
で選択したステップ信号SABsとして選択されて、ヘッド
現在位置トラックカウンタ33と相励磁タイミング生成
回路32とに供給される。これにより、自動シークが行
われる。この自動シークは、カウント値Aとカウント値
Bとが等しくなるまで行われる。
【0062】尚、内部ステップ信号SABをトリガにし
て、カウンタ35は1.7m秒後にトリガ信号C1.7Mを
比較回路36に供給する。比較回路36は、カウント値
Aとカウント値Bとを比較して、カウント値Aとカウン
ト値Bとが等しくなるまで、すなわち、一致信号XEQUAB
が論理“L”レベルの一致を示すまで、カウンタ35は
カウント動作を行う。
【0063】また、上記自動シーク動作が完了して、カ
ウント値Aとカウント値Bとが等しくなった後には、外
部ステップ信号SWSTと外部シーク方向信号DIR0とに応じ
て、ステッピングモータ制御回路30は通常のシーク動
作を行う。これ以降、ヘッド現在位置トラックカウンタ
33とヘッド目標位置トラックカウンタ34とは、常に
等しいカウント値A及びBをカウントし続けることにな
る。
【0064】尚、本発明は、上述した実施の形態に限定
されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更
が可能なのはいうまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、フロ
ッピーディスクがフロッピーディスクドライブ内に挿入
されていないときにはシーク動作を禁止しているので、
シークエラーが発生するのを防止でき、媒体無し時のシ
ーク雑音を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るFDD制御装置中
のステッピングモータ制御回路の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明に係るFDD制御装置が適用されるフロ
ッピーディスクドライブの要部を示す分解斜視図であ
る。
【図3】図2に示したフロッピーディスクドライブを斜
め前方から見た概略斜視図である。
【図4】フロッピーディスクドライブで駆動されるフロ
ッピーディスクを示す平面図である。
【図5】従来のFDD制御装置中のステッピングモータ
制御回路を示すブロック図である。
【図6】フロッピーディスクドライブ内にフロッピーデ
ィスクが入っていない状態でのシーク動作を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
30 ステッピングモータ制御回路 31 ステッピングモータドライバ 32 相励磁タイミング生成回路 33 ヘッド現在位置トラックカウンタ 34 ヘッド目標位置トラックカウンタ 35 カウンタ 36 比較回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入されたフロッピーディスクを駆動す
    るためのフロッピーディスクドライブを制御するフロッ
    ピーディスクドライブ制御装置において、 前記フロッピーディスクが前記フロッピーディスクドラ
    イブ内に挿入されていないときは、シーク動作を禁止す
    る手段を含むことを特徴とするフロッピーディスクドラ
    イブ制御装置。
  2. 【請求項2】 挿入されたフロッピーディスクを駆動す
    るためのフロッピーディスクドライブを制御するフロッ
    ピーディスクドライブ制御装置において、 前記フロッピーディスクが前記フロッピーディスクドラ
    イブ内に挿入されているか否かを判断する判断手段と、 該判断手段で前記フロッピーディスクが前記フロッピー
    ディスクドライブ内に挿入されていないと判断されたと
    きに、シーク動作を禁止する禁止手段と、を含むことを
    特徴とするフロッピーディスクドライブ制御装置。
  3. 【請求項3】 外部から供給される外部シーク方向信号
    と外部ステップ信号とに基づいて、フロッピーディスク
    ドライブの磁気ヘッドをシーク動作させるステッピング
    モータを制御するための回路であって、 フロッピーディスクが前記フロッピーディスクドライブ
    内に挿入されているか未挿入であるかに関係なく、前記
    外部シーク方向信号と前記外部ステップ信号とに応答し
    て、前記磁気ヘッドの目標トラック位置を示す目標トラ
    ック位置信号を出力するヘッド目標位置トラックカウン
    タと、 前記フロッピーディスクが前記フロッピーディスクドラ
    イブ内に挿入されたときに、前記ステッピングモータを
    駆動することによって、前記目標トラック位置信号で示
    される前記目標トラック位置まで前記磁気ヘッドを自動
    的にシークする手段と、を有することを特徴とするステ
    ッピングモータ制御回路。
  4. 【請求項4】 外部から供給される外部シーク方向信号
    と外部ステップ信号とに基づいて、フロッピーディスク
    ドライブの磁気ヘッドをシーク動作させるステッピング
    モータを制御するための回路であって、 フロッピーディスクが前記フロッピーディスクドライブ
    内に挿入されているか未挿入であるかに関係なく、前記
    外部シーク方向信号と前記外部ステップ信号とに応答し
    て、前記磁気ヘッドの目標トラック位置を示す目標トラ
    ック位置信号を出力するヘッド目標位置トラックカウン
    タと、 前記フロッピーディスクが前記フロッピーディスクドラ
    イブ内に挿入されているときに動作して、内部ステップ
    信号を生成する内部ステップ信号生成手段と、 前記フロッピーディスクが前記フロッピーディスクドラ
    イブ内に未挿入のときには動作せず、前記フロッピーデ
    ィスクが前記フロッピーディスク内に挿入されていると
    きに動作状態となり、選択したシーク方向信号と選択し
    たステップ信号とに応答して、前記磁気ヘッドの実際の
    現在トラック位置を示す現在トラック位置信号を出力す
    るヘッド現在位置トラックカウンタと、 前記フロッピーディスクが前記フロッピーディスクドラ
    イブ内に挿入されたときに、前記目標トラック位置信号
    と前記現在トラック位置信号とを比較して、前記目標ト
    ラック位置と前記現在トラック位置との一致/不一致を
    示す一致信号と内部シーク方向信号とを出力する比較回
    路と、 前記一致信号が不一致を示しているときには、前記内部
    シーク方向信号を選択し、前記一致信号が一致を示して
    いるときには、前記外部シーク方向信号を選択して、前
    記選択したシーク方向信号を前記ヘッド現在位置トラッ
    クカウンタへ供給するシーク方向選択手段と、 前記フロッピーディスクが前記フロッピーディスクドラ
    イブ内に挿入されているときに動作して、前記一致信号
    が不一致を示しているときには前記内部ステップ信号を
    選択し、前記一致信号が一致を示しているときには前記
    外部ステップ信号を選択して、前記選択したステップ信
    号を前記ヘッド現在位置トラックカウンタへ供給するス
    テップ信号選択手段と、 前記選択したシーク方向信号と前記選択したステップ信
    号とに基づいて前記ステッピングモータを駆動する駆動
    手段と、を有することを特徴とするステッピングモータ
    制御回路。
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