JPH11203760A - フロッピーディスクドライブおよびそれに使用されるイジェクトレバー - Google Patents

フロッピーディスクドライブおよびそれに使用されるイジェクトレバー

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JPH11203760A
JPH11203760A JP10004730A JP473098A JPH11203760A JP H11203760 A JPH11203760 A JP H11203760A JP 10004730 A JP10004730 A JP 10004730A JP 473098 A JP473098 A JP 473098A JP H11203760 A JPH11203760 A JP H11203760A
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JP
Japan
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floppy disk
disk
holder
disk holder
disk drive
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JP10004730A
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English (en)
Inventor
Hisateru Komatsu
久輝 小松
Makoto Takahashi
誠 高橋
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロッピーディスクがイジェクトされた状態
において、フロッピーディスクドライブに衝撃が加わっ
ても上下一対の磁気ヘッド同士が衝突するのを防止する
こと。 【解決手段】 イジェクトレバー24は、筒状部240
の近傍に上方に突出した突出部244を備えている。突
出部244は、ディスクホルダ22内にフロッピーディ
スクを収容している状態ではディスクホルダ22から退
避されているが、フロッピーディスクがディスクホルダ
22からイジェクトされた状態では、ディスクホルダ2
2との間で所定の狭い隙間を保った状態で、フレーム1
3上のディスクホルダ22の内部に位置して、ディスク
ホルダ22の下方向の撓みを規制する規制手段として働
く。突出部244は、キャリッジアセンブリ15の近傍
に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
クドライブに関し、更に詳しくは、挿入されたフロッピ
ーディスクがそれを保持するためのディスクホルダから
イジェクトされた状態で、そのディスクホルダの下方向
の撓みを規制する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フロッピーディスクドラ
イブは、それに挿入されたフロッピーディスクの円板状
磁気記録媒体に対してデータの記録再生を行うための装
置である。そして、このようなフロッピーディスクドラ
イブは、ラップトップ・パソコンやノート型パソコン、
あるいはノート型ワープロ等の携帯型電子機器に搭載さ
れる。
【0003】以下、図5及び図6を参照して、携帯型電
子機器に搭載可能な、従来の3.5インチ型フロッピー
ディスクドライブについて説明する。図5は分解斜視
図、図6は前面側からみた斜視図である。
【0004】図示のフロッピーディスクドライブは、
3.5インチ型フロッピーディスク(後述する)を駆動
するための装置である。挿入されたフロッピーディスク
は、図5及び図6の矢印Aに示す方向からフロッピーデ
ィスクドライブ中に挿入される。挿入されたフロッピー
ディスクは、ディスクテーブル11上に、その回転軸1
1aとフロッピーディスクの中心軸とが一致した状態で
保持される。ディスクテーブル11の回転軸11aはス
プリング12を介してフレーム13に設けられた軸受1
3aに挿入され、これによってディスクテーブル11は
フレーム13の表面上で回転自在に支持されている。従
って、ディスクテーブル11の回転軸11aの軸方向B
は、フレーム13の厚み方向と平行に成っている。ディ
スクテーブル11は、フレーム13の裏面に設けられた
スピンドルモータ(図示せず)によって回転駆動され、
これによってフロッピーディスクの磁気記録媒体が回転
する。また、フレーム13の裏面には、多数の電子部品
が搭載された基板(図示せず)が取り付けられている。
【0005】フロッピーディスクドライブは、フロッピ
ーディスクの磁気記録媒体に対してデータの読出し/書
込みを行うための上下一対の磁気ヘッド14(上側磁気
ヘッドのみを図示する)を備えている。磁気ヘッド14
は、フロッピーディスクドライブの背面側に設けられた
キャリッジアセンブリ15にその先端で支持されてい
る。すなわち、キャリッジアセンブリ15は、上側磁気
ヘッド14を支持する上側キャリッジ15Uと下側磁気
ヘッドを支持する下側キャリッジ15Lとを有する。キ
ャリッジアセンブリ15は、フレーム13の表面上で後
述するようにフレーム13から離隔して配置されてお
り、磁気ヘッド14をその先端でフロッピーディスクに
対して所定の半径方向(図5及び図6の矢印Cで示す方
向)に沿って移動可能に支持している。
【0006】また、フレーム13の背面側の側壁131
には、ステッピングモータ16が固定されている。ステ
ッピングモータ16はキャリッジアセンブリ15を所定
の半径方向Cに沿ってリニアに駆動する。詳細に説明す
ると、ステッピングモータ16は所定の半径方向Cと平
行に延在する回転軸(駆動軸)161を有し、この回転
軸161には雄ネジが切られている。この回転軸161
の先端161aは、フレーム13の表面から切り起こし
により立設された曲げ部132に空けられた穴132a
を貫通し、スチールボール162が設けられる。この穴
132aとスチールボール162とによって、回転軸1
61は所定の半径方向Cと平行に延在するように規制さ
れ、かつその先端161aは回転可能に保持される。
【0007】一方、キャリッジアアセンブリ15は、下
側キャリッジ15Lから回転軸161まで延在したアー
ム151を有し、このアーム151の先端151aは回
転軸161の雄ネジの谷の部分に係合する。従って、ス
テッピングモータ16の回転軸161が回転すると、こ
のアーム151の先端151aが回転軸161の雄ネジ
の谷の部分に沿って動かされ、これによってキャリッジ
アセンブリ15自体が所定の半径方向Cに沿って移動す
る。とにかく、ステッピングモータ16はキャリッジア
センブリ15を所定の半径方向Cに沿ってリニアに移動
させるための駆動手段として働く。
【0008】ステッピングモータ16の回転軸161が
キャリッジアセンブリ15の一方の側に設けられている
ので、キャリッジアセンブリ15の一方の側はこの回転
軸161によってフレーム13から離隔した状態で、移
動可能に支持される。しかしながら、この回転軸161
による支持だけでは、キャリッジアセンブリ15全体を
フレ−ム13の表面から離隔した配置することはできな
い。そのため、キャリッジセンブリ15の他方の側でキ
ャリッジアセンブリ15を支持しながら案内するための
ものが必要である。この案内するためのものがガイドバ
ー17である。すなわち、ガイドバー17はキャリッジ
アセンブリ15を間に挟んで、ステッピングモータ16
の回転軸161とは逆側に設けられている。ガイドバー
17は所定の半径方向Cに対して平行に延在し、フレー
ム13の表面上で一端171および他端172が後述す
るように固定され、キャリッジアセンブリ15を所定の
半径方向Cに沿って案内する。これによって、キャリッ
ジアセンブリ15全体がフレーム13の表面から離隔し
て配置される。
【0009】尚、キャリッジアセンブリ15からこのガ
イドバー17側へフレキシブル・プリンテッド・サーキ
ット(FPC)152が延在しており、このFPC15
2はフレーム13の裏面に取り付けられた基板に電気的
に接続される。
【0010】ガイドバー17はフレーム13の表面でガ
イドバークランプ18によって挟持されている。ガイド
バークランプ18はその中央部でフレーム13の表面に
バインド子ネジ19によって固定されている。詳細に説
明すると、ガイドバークランプ18はガイドバー17よ
り少しだけ長い矩形固定部材180を有し、矩形固定部
材180のほぼ中央にはバインド子ネジ19のネジ軸1
90が通過できる程度の穴180aが穿設されている。
矩形固定部材180の一端180bおよび他端172を
挟持するための一対のアーム181および182が延在
している。
【0011】ガイドバークランプ18は単にガイドバー
17を挟持しているだけなので、このだけではガイドバ
ー17をフレーム13の表面に固定することはできな
い。このために、ガイドバー17の両端171および1
72の位置を規制するための一対の位置決め部材が必要
である。この一対の位置決め部材としては、フレーム1
3の一部をフレーム13の表面側に切り起こして形成し
た一対の曲げ部201および202を使用している。
【0012】キャリッジアセンブリ15の下側キャリッ
ジ15Lは、キャリッジアセンブリ15をガイドバー1
7に沿って摺動可能に支持する支持枠としても働く。下
側キャリッジ15Lはガイドバー17側へ突出した突出
部(図示せず)を有し、この突出部中にガイドバー17
が摺動可能に嵌入されている。
【0013】フロッピーディスクドライブは、イジェク
トプレート21とディスクホルダ22とを更に有する。
フレーム13、イジェクトプレート21、及びディスク
ホルダ22は、金属板に打抜き加工、プレス加工、曲げ
加工等を施すことにより形成される。
【0014】イジェクトプレート21は、フロッピーデ
ィスクの挿入方向Aおよびその逆方向に沿ってスライド
自在なように、フレーム13上に備えられている。イジ
ェクトプレート21は、後述するように、フロピーディ
スクドライブの作動時に、ディスクホルダ22と協働し
てフロッピーディスクを保持する。また、イジェクトプ
レート21は、フロッピーディスクを挿入方向Aに沿っ
てフロッピーディスクドライブ内に挿入することを可能
とし、或いはフロッピーディスクを挿入方向Aと逆方向
に沿ってフロッピーディスクドライブ内からの取り出す
ことを可能とするために、挿入方向Aに沿ってフロッピ
ーディスクが摺動自在なようにフロッピーディスクを保
持する。イジェクトプレート21には、互いに対向する
一対の側壁210が形成されている。この両側壁210
の各々には、一対のカム部211が形成されている。ま
た、イジェクトプレート21の底面には、両側壁210
に沿って切抜き部212が形成され、イジェクトプレー
ト21の底面中央部には、ディスクテーブル11を取り
囲むように略U字状の切欠き部213が形成されてい
る。更に、イジェクトプレート21の下面には、ピン
(後述する)が設けられており、このピンは、後述する
イジェクトレバーの係止部と係合する。
【0015】ディスクホルダ22は、イジェクトプレー
ト21上に配置されている。ディスクホルダ22には、
主表面220と、この主表面220の両側端で互いに対
向した一対の側壁221が形成されている。この両側壁
221には、それぞれ突片222(一方のみ図示)が形
成されている。これらの突片222は、イジェクトプレ
ート21の切抜き部212を通じてフレーム13の穴1
33内に挿通される。この突片222がフレーム13の
穴133内に挿通されることにより、ディスクホルダ2
2は、フレーム13に対する挿入方向Aの位置が決めら
れるのと同時に、ディスクホルダ22は、ディスクテー
ブル11の回転軸11aの軸方向Bに沿って往復動自在
となる。また、両側壁221の各々には、一対のピン2
23が設けられている。このピン223は、イジェクト
プレート21の側壁210に形成されたカム部211内
に挿通される。ディスクホルダ22とイジェクトプレー
ト21との間には、イジェクトバネ23が架設されてい
る。
【0016】尚、本例の場合、ディスクホルダ22に突
片222を設け、フレーム133に穴133を設けてあ
るが、これに限らず、フレームに突片を設け、ディスク
ホルダに穴を設けて構わない。
【0017】また、ディスクホルダ22は、その挿入方
向Aの奥側中央部に、キャリッジアンセンブリ15の上
側キャリッッジ15Uと対応する位置に、所定の半径方
向Cに延在した略矩形状の開口部224が設けられてい
る。この開口部224を囲むように、その周囲にディス
クホルダ22の主表面220から上方に盛り上がった、
略U字形状の盛り上がり縁225´が形成されている。
一方、キャリッジアンセンブリ15は、側方に延びる一
対の側方アーム153を備え、この側方アーム152は
盛り上がり縁225´の上に位置する。後述するよう
に、フロッピーディスクがディスクホルダ22からイジ
ェクトされた状態では、この側方アーム153が盛り上
がり縁225´と係合し、これによって上下一対の磁気
ヘッド14同士が互いに離される。さらに、ディスクホ
ルダ22は、その挿入方向Aの奥側で開口部224から
右よりに、後述するイジェクトレバーのレバー部の回動
を許すような形状の開口部226´も有している。
【0018】図7も参照して、フレーム13上には、キ
ャリッジアセンブリ15の近傍に、イジェクトレバー2
4´が回動自在に設けられている。詳細に述べると、フ
レーム13には、その表面から上方に延びるロッド状ピ
ン134が立設している。イジェクトレバー24´は、
ロッド状ピン134が嵌め込まれる筒状部240と、こ
の筒状部240から径方向に延在するアーム部(レバー
部)241と、このアーム部241の自由端に設けた上
方に延在する突起部242と、アーム部241の自由端
側から周方向に延びる円弧状の係止部243とを有して
いる。イジェクトレバー24´には、筒状部240の周
りにイジェクトレバーバネ25が装着され、このイジェ
クトレバーバネ25は、イジェクトレバー24´を図面
上、反時計回りに付勢している。イジェクトレバー24
´の突起部242は上記ディスクホルダ22の開口部2
26´に遊嵌されている。また、この突起部242は、
後述するフロッピーディスクのシャッタの右側上端縁と
係合して、シャッタの開閉を制御する。尚、図5に示さ
れるように、ロッド状ピン134の先端にはネジ26が
捩じ込まれており、これによってイジェクトレバー24
´がロッド状ピン134から抜けるのを防止している。
【0019】また、フレーム13の前端部には、フロン
トパネル27が取り付けられている。フロントパネル2
7は、フロッピーディスクを出し入れする開口271
と、この開口271を開閉する扉272とを備えてい
る。このフロントパネル27には、イジェクトボタン2
8が前後方向移動可能に突設されている。イジェクトボ
タン28は、イジェクトプレート21の前端で前方に突
き出ている突起部214に嵌め込まれている。
【0020】図8を参照して、図5および図6に示され
たフロッピーディスクドライブ(FDD)によって駆動
されるフロッピーディスク(FD)について説明する。
図示のフロッピーディスク40は、円板状の磁気記録媒
体41と、この磁気記録媒体41を覆うシェル42と、
矢印D方向に摺動可能なシャッタ43とを有する。シャ
ッタ43には窓43aが空けられている。シャッタ43
は矢印D方向とは逆方向に図示しないバネ部材によって
付勢されている。シェル42は、上記フロッピーディス
クドライブの磁気ヘッド14での磁気記録媒体41のア
クセスを可能とする開口部42aを有する。この開口部
42aは、フロッピーディスク40がフロッピーディス
クドライブ内に挿入されていない状態では、図に示すよ
うに、シャッタ43で覆われている。後述するように、
フロッピーディスク40がフロッピーディスクドライブ
内に挿入されるとき、シャッタ43の右側縁上端43b
にイジェクトレバー24´の突起部242が係合して、
シャッタ43を矢印D方向へ摺動する。
【0021】シェル42は、右上角部に、逆挿入(表裏
及び挿入方向を逆にして挿入)防止用の面取り部42b
が形成されている。また、シェル42には、その挿入方
向A後端の左側角部に書込み保護用穴44が穿設されて
いる。
【0022】次に、図9をも参照して、フロッピーディ
スク40をフロッピーディスクドライブ内に挿入すると
きの動作と、フロッピーディスクドライブ内に挿入され
ているフロッピーディスク40をイジェクトするときの
動作について説明する。最初に、挿入するときの動作に
ついて説明し、後でイジェクトするときの動作について
説明する。
【0023】フロッピーディスク40をフロッピーディ
スクドライブ内に挿入する前では、イジェクトレバー2
4´の突起部242は図9の一点鎖線で示す位置にあ
る。この位置は図6に示す位置でもある。この状態で
は、イジェクトプレート21のピン214がイジェクト
レバー24´の係止部243のアーム部243aと係合
している。この状態において、人がフロッピーディスク
40をもって、その前端を扉272に当てながら、正常
な状態で矢印Aで示す挿入方向に沿って、フロッピーデ
ィスク40をフロッピーディスクドライブ中に挿入して
いく。先ず、扉272が回動して開口271が開き、そ
の状態でフロッピーディスク40をフレーム13の表面
と実質的に平行な状態で押し進めて行く。このとき、フ
ロッピーディスク40は、ディスクホルダ22とイジェ
クトプレート21とによって規定される収容空間中を移
動することになる。フロッピーディスク40を所定の距
離押し進めたときに、フロッピーディスク40のシャッ
タ43の右側上端縁43bがイジェクトレバー24´の
突起部242と係合する。この時点(地点)から、イジ
ェクトレバー24´に装着されたイジェクトレバーバネ
25の付勢力に抗して、さらにフロッピーディスク40
を押し進めると、イジェクトレバー24´の突起部24
2は、開口部226内を、図9および図6の矢印Eで示
す時計回りに回動する。これに伴って、フロッピーディ
スク40のシャッタ43は、バネ部材の付勢力に抗し
て、矢印D方向に摺動する。したがって、シャッタ43
により開口部42aを徐々に開けようとする。そして、
フロッピーディスク40がフロッピーディスクドライブ
のディスクホルダ22内に完全に収容される直前に、シ
ャッタ43は開口部42aを完全に開く。
【0024】一方、前述したように、ディスクホルダ2
2の側壁221に形成されたピン223がイジェクトプ
レート21の側壁210に形成されたカム部211内に
挿通しているので、シャッタ43が開口部42aを完全
に開いたと同時に、ディスクホルダ22が矢印Bで示す
方向に沿って下方に降下する。これにより、キャリッジ
アセンブリ15の側方アーム152とディスクホルダ2
2の盛り上がり縁225との係合が解かれ、キャリッジ
アセンブリ15の上側キャリッジ15Uも下方に落ち
る。これにより、フロッピーディスク40の磁気記録媒
体41はキャリッジアセンブリ15の上下一対の磁気ヘ
ッド14で挟持される。と同時に、イジェクトプレート
21のピン214とイジェクトレバー24´の係止部2
43のアーム部243aとの係合が解かれ、イジェクト
バネ23の付勢力によってイジェクトプレート21が挿
入方向Aと逆方向に少しだけ前進し、これによって、図
9に示すように、イジェクトプレート21のピン214
とイジェクトレバー24´の係止部243の先端243
bとが係合すると共に、図示しないディスクロック機構
によってフロッピーディスク40がロックされた状態
で、フロッピーディスク40はディスクホルダ22内に
完全に収容される。尚、イジェクトプレート21が挿入
方向Aと逆方向に少しだけ前進するので、イジェクトボ
タン28も、フロントパネル27から挿入方向Aと逆方
向に少しだけ前へ突出する。
【0025】この後は、周知の方法により、磁気ヘッド
14によってフロッピーディスク40の磁気記録媒体4
1に対してデータの読み/書きを行うことができる。
【0026】次に、ディスクホルダ22に収容されてい
るフロッピーディスク40をイジェクトする場合の動作
について説明する。
【0027】この場合、ユーザはイジェクトボタン28
を挿入方向Aに後方へ押し込む。これいより、イジェク
トプレート21はフレーム13上を挿入方向Aに後方へ
摺動していく。これとともに、ディスクホルダ22のピ
ン223がイジェクトプレート21のカム部211内に
挿通しているので、ディスクホルダ22が矢印Bに沿っ
て上方へ上がる。これにより、キャリッジアセンブリ1
5の側方アーム153とディスクホルダ22の盛り上が
り縁225とが係合し、キャリッジアセンブリ15の先
端に支持された一対の磁気ヘッド14がフロッピーディ
スク40の磁気記録媒体41から離れる。イジェクトボ
タン28を挿入方向Aに更に後方へ押し込むと、ディス
クホルダ22は所定の規定された上方位置に置かれると
共に、イジェクトプレート21のピン243とイジェク
トレバー24´の係止部243の先端243bとの係合
が解かれる。これにより、上記イジェクトレバーバネ2
5の付勢力によって、イジェクトレバー24´が矢印E
と逆方向に反時計周りに回動する。したがって、イジェ
クトレバー24´の突起部242も矢印Eと逆方向に反
時計周りに回転するので、ディスクホルダ22内に収容
されてフロッピーディスク40が挿入方向Aと逆方向に
前方へ押し出され、フロッピーディスク40はフロッピ
ーディスクドライブからイジェクトされる。この状態で
は、イジェクトレバー24´の係止部243のアーム部
243aがイジェクトプレート21のピン243と係合
するので、イジェクトプレート21がフロントパネル2
7側へ移動するのが停止される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、磁気
ヘッド14によるフロッピーディスク40の磁気記録媒
体41へのアクセスを可能とするため、ディスクホルダ
22には、キャリッジアセンブリ15が移動する範囲と
同程度の大きさの開口部224が形成されている。その
結果、ディスクホルダ22では、この開口部224付近
の部分が他の部分と比較して強度の点で弱い構造となっ
ている。換言すれば、開口部224付近のディスクホル
ダ22の部分は可撓性のある構造となっている。以下、
この部分を可撓性部分と呼ぶことにする。
【0029】一方、フロッピーディスク40がイジェク
トされた状態では、キャリッジアセンブリ15の側方ア
ーム153がディスクホルダ22の盛り上がり縁225
´と係合された状態となっている。この状態では、キャ
リッジアセンブリ15の先端に支持された一対の磁気ヘ
ッド14は、所定距離互いに離隔されている。
【0030】また、上述したように、この種のフロッピ
ーディスクドライブは、携帯用電子機器に内蔵される。
そして、一般的には、携帯用電子機器を携帯する場合、
それに内蔵されたフロッピーディスクドライブにはフロ
ッピーディスク40が挿入されていないことの方が多
い。このような携帯中において、携帯用電子機器を携帯
している携帯者が誤ってそれを落としてしまったときの
ように、携帯用電子機器(フロッピーディスクドライ
ブ)に対して衝撃が加わることがある。このような状況
の場合、ディスクホルダ22の可撓性部分が一瞬撓み、
キャリッジアセンブリ15の先端に支持された上下一対
の磁気ヘッド14同士が衝突して、磁気ヘッド14が破
損してしまうというおそれがある。特に、フロッピーデ
ィスク40のイジェクト時において、キャリッジアセン
ブリ15の側方アーム153がディスクホルダ22の盛
り上がり縁225とその端部側で係合されるような状況
では、上記衝撃によってその係合部分が他の部分に比較
して大きく撓むので、上記磁気ヘッド14が破損する危
険性が高くなる。
【0031】上述した従来のフロッピーディスクドライ
ブは、このような危険性に対して何の対策も施されてい
ない。
【0032】それ故に本発明の課題は、フロッピーディ
スクがイジェクトされた状態において、フロッピーディ
スクドライブに衝撃が加わっても、キャリッジアセンブ
リの先端に支持された上下一対の磁気ヘッド同士が衝突
するのを防止することが可能なフロッピーディスクドラ
イブおよびそれに使用されるイジェクトレバーを提供す
ることにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、挿入さ
れたフロッピーディスクを駆動するためのフロッピーデ
ィスクドライブであって、フレームと;該フレーム上に
配置され、前記フロッピーディスクドライブ中に挿入さ
れた前記フロッピーディスクを保持するディスクホルダ
と;前記ディスクホルダ内に前記フロッピーディスクを
収容している状態では前記ディスクホルダから退避され
ているが、前記フロッピーディスクが前記ディスクホル
ダからイジェクトされた状態では、前記ディスクホルダ
との間で所定の狭い隙間を保った状態で、前記フレーム
上の前記ディスクホルダの内部に位置して、前記ディス
クホルダの下方向の撓みを規制する規制手段と;を有す
ることを特徴とするフロッピーディスクドライブが得ら
れる。
【0034】また、本発明によれば、フロッピーディス
クドライブ内に挿入されたフロッピーディスクを保持す
るためのディスクホルダ内に収容された前記フロッピー
ディスクを前記ディスクホルダからイジェクトするため
のイジェクトレバーにおいて、前記ディスクホルダ内で
前記フロッピーディスクを収容している状態では前記デ
ィスクホルダから退避されているが、前記フロッピーデ
ィスクが前記ディスクホルダからイジェクトされた状態
では、前記ディスクホルダとの間で所定の狭い隙間を保
った状態で、前記ディスクホルダの内部に位置して、前
記ディスクホルダの下方向の撓みを規制する規制手段を
有することを特徴とするイジェクトレバーが得られる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実
施の形態によるフロッピーディスクドライブ(FDD)
の要部を示す分解斜視図である。図示のフロッピーディ
スクドライブは、イジェクトレバーの構成が相違してい
る点を除いて、ほぼ図5に示したものと同様の構成を有
する。したがって、イジェクトレバーに参照符号24を
付してある。図5に示すものと同様の構成を有するもの
には同一の参照符号を付して、説明の簡略化するために
それらの説明については省略する。
【0036】本実施の形態のフロッピーディスクドライ
ブは、ディスクホルダの構造が、図5に示すものと若干
相違している。すなわち、図1と図5とを比較すると明
らかなように、本実施の形態に係るディスクホルダ22
では、盛り上がり縁225の占める面積が図5に示した
盛り上がり縁225´の面積より広くなっていると共
に、開口部226の開口面積は図5に示した開口部22
6´の開口面積より狭くなっている。
【0037】図1に加えて図2をも参照して、イジェク
トレバー24は、筒状部240の近傍に上方に突出した
突出部244を備えている点を除いて、図5および図7
に示したイジェクトレバー24´と同様の構成を有す
る。この突出部244は、ディスクホルダ22内にフロ
ッピーディスク40(図8)を収容している状態ではデ
ィスクホルダ22から退避されているが、フロッピーデ
ィスク40がディスクホルダ22からイジェクトされた
状態では、ディスクホルダ22との間で所定の狭い隙間
を保った状態で、フレーム13上のディスクホルダ22
の内部に位置して、ディスクホルダ22の下方向の撓み
を規制する規制手段として働く。そして、この突出部2
44は、キャリッジアセンブリ15の近傍に配置されて
いる。
【0038】図3(a)に、フロッピーディスクドライ
ブのディスクホルダ22内にフロッピーディスク40が
収容されている状態を示し、図3(b)に、フロッピー
ディスクドライブのディスクホルダ22からロッピーデ
ィスク40がイジェクトされた状態を示す。
【0039】図3(a)に示すように、フロッピーディ
スクドライブのディスクホルダ22内にフロッピーディ
スク40が収容されている状態では、イジェクトレバー
24の突出部244がディスクホルダ22から退避され
た状態にある。この状態では、前述したようにディスク
ホルダ22が降下した状態にあるので、イジェクトレバ
ー24の突出部244はディスクホルダ22の主表面2
20よりも上方に突き出でいる。
【0040】この状態から、前述したようにイジェクト
ボタン28を操作することにより、ディスクホルダ22
からフロッピーディスク40をイジェクトさせると、イ
ジェクトレバー24は図3(b)に示す状態となる。こ
の状態では、前述したようにディスクホルダ22が上昇
しており、イジェクトレバー24の突出部244がフレ
ーム13(図1)上のディスクホルダ22の内部に位置
する。図示の例では、イジェクトレバー24の突出部2
44は、ディスクホルダ22の端部に位置している。こ
のディスクホルダ22の端部は、前述したように、ディ
スクホルダ22が他の部分と比較して強度的にも弱く、
何らかの外力が作用すると、撓み易い場所である。この
状態を図4にも図示してある。この状態では、イジェク
トレバー24の突出部244とディスクホルダ22の主
表面220とは、所定の狭い隙間を保持している。
【0041】このように、本実施の形態では、フロッピ
ーディスク40がディスクホルダ22からイジェクトさ
れた状態において、イジェクトレバー24の突出部24
4がディスクホルダ22の内部に入りこむので、ディス
クホルダ22の下方向の撓みを規制することができる。
したがって、このような構造を有するフロッピーディス
クドライブに衝撃が加わっても、キャリッジアセンブリ
15の先端に支持された上下一対の磁気ヘッド14同士
が衝突するのを防止することができる。このように、磁
気ヘッド14の破損を防ぐことができるので、信頼性の
高いフロッピーディスクドライブを提供することができ
る。したがって、このような構造を有するフロッピーデ
ィスクドライブをラップトップ・パソコンのような携帯
型電子機器に内蔵させることにより、信頼性の高い携帯
型電子機器を提供することができる。
【0042】本発明は上述した実施の形態に限定せず、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変形が
可能なのは勿論である。例えば、本発明に係る規制手段
をイジェクトレバーとは別部品として構成しても良い。
但し、規制手段として働く突出部244をイジェクトレ
バー24と一体に成形して製造した方が、規制手段をイ
ジェクトレバーとは別部品として構成したものよりも安
価となる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ディスクホルダ内にフロッピーディスクを収
容している状態ではディスクホルダから退避されている
が、フロッピーディスクがディスクホルダからイジェク
トされた状態では、ディスクホルダとの間で所定の狭い
隙間を保った状態で、フレーム上のディスクホルダの内
部に位置して、ディスクホルダの下方向の撓みを規制す
る規制手段を備えたので、持ち運び中などにフロッピー
ディスクドライブに衝撃が加えられても、キャリッジア
センブリの先端に保持されている上下一対の磁気ヘッド
同士が衝突するのを防止することがでる。これにより、
磁気ヘッドの破損を防ぐことができるので、信頼性の高
いフロッピーディスクドライブおよびそれを内蔵した携
帯型電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るフロッピーディス
クドライブの要部を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示されるフロッピーディスクドライブに
使用されるイジェクトレバーを示す斜視図である。
【図3】図1に示したフロッピーィスクドライブの動作
を説明するための図で、(a)はフロッピーディスクド
ライブのディスクホルダ内にフロッピーディスクが収容
されている状態を示し、(b)は、フロッピーディスク
ドライブのディスクホルダからロッピーディスクがイジ
ェクトされた状態を示す。
【図4】図1に示したフロッピーディスクドライブを、
そのディスクホルダからロッピーディスクがイジェクト
された状態で、斜め後方から見た概略斜視図である。
【図5】従来のフロッピーディスクドライブの要部を示
す分解斜視図である。
【図6】図5に示したフロッピーディスクドライブを斜
め前方から見た概略斜視図である。
【図7】図5に示されるフロッピーディスクドライブに
使用されるイジェクトレバーを示す斜視図である。
【図8】フロッピーディスクドライブで駆動されるフロ
ッピーディスクを示す平面図である。
【図9】図7に示したイジェクトレバーの動作を説明す
るために、フロッピーディスクと共に示す平面図であ
る。
【符号の説明】
13 フレーム 22 ディスクホルダ 24 イジェクトレバー 244 突出部(規制手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入されたフロッピーディスクを駆動す
    るためのフロッピーディスクドライブであって、フレー
    ムと;該フレーム上に配置され、前記フロッピーディス
    クドライブ中に挿入された前記フロッピーディスクを保
    持するディスクホルダと;前記ディスクホルダ内に前記
    フロッピーディスクを収容している状態では前記ディス
    クホルダから退避されているが、前記フロッピーディス
    クが前記ディスクホルダからイジェクトされた状態で
    は、前記ディスクホルダとの間で所定の狭い隙間を保っ
    た状態で、前記フレーム上の前記ディスクホルダの内部
    に位置して、前記ディスクホルダの下方向の撓みを規制
    する規制手段と;を有することを特徴とするフロッピー
    ディスクドライブ。
  2. 【請求項2】 前記フロッピーディスクドライブは、磁
    気ヘッドを支持するキャリッジアセンブリを備え、前記
    規制手段は前記キャリッジアセンブリの近傍に配置され
    ている、請求項1に記載のフロッピーディスクドライ
    ブ。
  3. 【請求項3】 前記フロッピーディスクドライブは、前
    記フロッピーディスクを前記ディスクホルダからイジェ
    クトするためのイジェクトレバーを備え、前記規制手段
    は前記イジェクトレバーと一体に形成されている、請求
    項1又は2に記載のフロッピーディスクドライブ。
  4. 【請求項4】 フロッピーディスクドライブ内に挿入さ
    れたフロッピーディスクを保持するためのディスクホル
    ダ内に収容された前記フロッピーディスクを前記ディス
    クホルダからイジェクトするためのイジェクトレバーに
    おいて、前記ディスクホルダ内で前記フロッピーディス
    クを収容している状態では前記ディスクホルダから退避
    されているが、前記フロッピーディスクが前記ディスク
    ホルダからイジェクトされた状態では、前記ディスクホ
    ルダとの間で所定の狭い隙間を保った状態で、前記ディ
    スクホルダの内部に位置して、前記ディスクホルダの下
    方向の撓みを規制する規制手段を有することを特徴とす
    るイジェクトレバー。
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