JP2001034833A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP2001034833A
JP2001034833A JP11206480A JP20648099A JP2001034833A JP 2001034833 A JP2001034833 A JP 2001034833A JP 11206480 A JP11206480 A JP 11206480A JP 20648099 A JP20648099 A JP 20648099A JP 2001034833 A JP2001034833 A JP 2001034833A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品がペットボトル商品やカップ商品などで
あっても、商品通路から適切かつ確実に払い出すことの
できる自動販売機の商品搬出装置を提供する。 【解決手段】最前商品S1を商品通路14の払出口14
aから払い出す商品払い出し装置21と、払出口14a
付近で光を発する発光素子71と、受光量に応じた受光
レベルを有する電気信号を出力する受光素子71と、商
品が発光素子71と受光素子72の間に存在しないとき
の受光素子による受光レベルに基づいて基準レベルを設
定する設定手段と、設定された基準レベルを記憶する記
憶手段と、記憶手段の基準レベルと、最前商品S1の払
い出しの開始後の受光レベルとをリアルタイムに比較す
る比較手段と、最前商品S1の払い出しの開始後に、基
準レベルと受光レベルとの差が所定値以上の状態からゼ
ロの状態になったときに、商品払い出し装置21の作動
を停止させる停止手段と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後方向に延びる
商品通路に収納された商品を、商品払い出し手段によっ
て商品通路の前端の払出口から前方に払い出す自動販売
機の商品搬出装置に関し、特に商品払い出し手段の制御
に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、この種の商品搬出装置を、
例えば特願平10−273665号において既に出願し
ている。図10は、この商品搬出装置のバケットによっ
て、商品通路から払い出される商品を受け取る状態を示
している。このバケット81は、商品通路82の払出口
82aの付近と商品取出口(図示せず)との間で移動自
在に構成されており、ほぼ収納時の姿勢で商品通路82
から払い出された商品Sを払出口82aの前方で受け取
って内部に収容し、商品取出口まで移動して商品Sを商
品取出口に搬出するものである。
【0003】同図に示すように、バケット81は、背面
側が大きく開口したボックス状のバケット本体83と、
販売時に、商品通路82内の商品S全体を後方から押圧
して前方に送り出し、最前に位置する商品(以下、本明
細書において「最前商品」という)Sを前方に払い出す
商品払い出し機構84を駆動する駆動機構85と、商品
Sの払い出しを検知することにより、駆動機構85の作
動を制御するための商品センサ86などを備えている。
この商品センサ86は、バケット本体83の左右の側壁
83a、83aの後端部に、それぞれ互いに対向するよ
うに設けられた発光素子87および受光素子88を有し
ており、販売時に、これらの素子87、88間を商品通
路82から払い出された最前商品Sの背面が通過した時
点で、駆動機構85の作動を停止させるようにしてい
る。この駆動機構85の停止に伴い、商品払い出し機構
84が停止し、これにより最前商品Sの払い出しおよび
バケット81への受け渡しが完了する。
【0004】この場合の商品センサ86による駆動機構
85の制御は、具体的には次のように行われる。すなわ
ち、まず、商品通路82からの最前商品Sの払い出しに
先立ち、発光素子87を発光させ、その光を受光素子8
8に受光させる。駆動機構85が作動することにより、
商品払い出し機構84が作動し最前商品Sの払い出しが
開始すると、発光素子87からの光は、最前商品Sによ
って一旦遮断され、最前商品Sが更に前方に移動し、そ
の背面が両素子87、88間を通過したときに、受光素
子88に再度受光される。このように、一旦遮断された
光が受光素子88に再度受光された時に、商品センサ8
6から制御信号が出力され、この制御信号に基づいて駆
動機構85の作動が停止する。つまり、商品センサ86
は、受光素子88が発光素子87からの光を受光したか
否かのみを判別するセンサ(以下、このような判別を行
うセンサを、本明細書において「変調型センサ」とい
う)であり、最前商品Sが発光素子87および受光素子
88の配置位置よりも前方に移動し、商品通路82の払
出口82aから払い出され、バケット本体83内の収容
部に完全に収容された時点で、駆動機構85を停止させ
ている。またこの場合、商品搬出装置側では、最前商品
Sの払い出しおよびバケット81による受け取りの完了
を判別するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような変調型セ
ンサである商品センサ86を有する商品搬出装置では、
商品によっては、その背面が発光素子87および受光素
子88の配置位置を通過する前に、駆動機構85が停止
してしまうことがある。すなわち、ミネラルウォーター
などのペットボトル商品や、底部が透明な材質のもので
かさ上げされたデザートなどのカップ商品が、商品通路
82から払い出される場合には、発光素子87と受光素
子88の間を商品が移動しているときに、発光素子87
からの光が、商品自体やかさ上げした底部を透過し、受
光素子88に受光されることがある。このように、商品
Sが発光素子87と受光素子88の間を移動していると
きに、受光素子88が発光素子87からの光を受光する
と、商品搬出装置側では、その時点で商品通路82から
の商品の払い出しおよびバケット81への受け渡しが完
了したとして、駆動機構85を停止させてしまう。その
結果、商品Sを商品通路82から適切に払い出すことが
できず、払い出しミスを生じてしまう。したがって、こ
のような点において、本出願人が既に出願した上記商品
搬出装置には改善の余地がある。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、商品がペットボトル商品やカ
ップ商品などであっても、商品通路から適切かつ確実に
払い出すことのできる自動販売機の商品搬出装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動販売機
の商品搬出装置は、前後方向に延びる複数の商品通路の
うちの1の商品通路に前後に並べて収納した複数の商品
を、販売時に、前方に移動させることにより、最前に位
置する最前商品を1の商品通路の前端の払出口から払い
出す商品払い出し手段と、払出口の付近で光を発する発
光素子と、この発光素子からの光を払出口の付近で受光
可能でかつ払い出される最前商品により遮断可能に配置
されるとともに、受光量に応じた受光レベルを有する電
気信号を出力する受光素子と、商品が発光素子と受光素
子の間に存在しないときの受光素子による受光レベルに
基づいて基準レベルを設定する設定手段と、設定された
基準レベルを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶
された基準レベルと、商品払い出し手段による最前商品
の払い出しの開始後の受光素子による受光レベルとをリ
アルタイムに比較する比較手段と、商品払い出し手段に
よる最前商品の払い出しの開始後に、比較手段により基
準レベルと受光レベルとの差が所定値以上の状態からゼ
ロの状態になったという比較結果が得られたときに、商
品払い出し手段の作動を停止させる停止手段と、を備え
ていることを特徴とする。
【0008】この構成によれば、販売時に、商品払い出
し手段によって、複数の商品通路のうちの1の商品通路
の商品全体を前方に移動させ、最前商品を払出口から払
い出す場合、まず、商品が発光素子と受光素子の間に存
在しないときの受光素子による受光レベルに基づいて、
設定手段により基準レベルを設定し、この設定された基
準レベルを記憶手段により記憶する。そして、商品払い
出し手段による最前商品の払い出しの開始後に、比較手
段により基準レベルと受光レベルとを比較し、これらの
差が所定値以上の状態からゼロの状態になったという比
較結果が得られたときに、商品払い出し手段の作動を停
止させる。
【0009】具体的には、商品払い出し手段が作動し最
前商品の払い出しが開始すると、最前商品は、前方に移
動し、発光素子からの光を遮断するように、発光素子と
受光素子の間を移動する。この場合、最前商品が光を透
過可能な商品(以下、本明細書において「透過商品」と
いう)であるときには、発光素子からの光は、最前商品
によって吸収あるいは拡散されることにより、低受光量
で受光素子に受光される。このため、受光素子による受
光レベルは、基準レベルよりも低くなり、上記所定値
を、例えば、商品を透過した光を受光したときの受光素
子による受光レベルと、基準レベルとの差以下の値に予
め設定しておけば、最前商品がいかなる透過商品であっ
ても、最前商品が発光素子と受光素子の間を移動すると
きには、基準レベルと受光レベルとの差(以下、本明細
書において「レベル差」という)が所定値以上の状態と
なる。そして、最前商品が発光素子と受光素子の間を通
過すると、発光素子からの光が受光素子に直接受光され
ることにより、受光レベルが基準レベルに等しくなり、
レベル差がゼロの状態となる。したがって、最前商品が
ペットボトル商品やカップ商品など透過商品であって
も、レベル差が上記所定値以上の状態からゼロの状態に
なったときに商品払い出し手段を停止させることによ
り、最前商品が発光素子と受光素子の間を移動中に商品
払い出し手段が誤って停止することがなく、最前商品を
適切かつ確実に商品通路から払い出すことができる。ま
た、上記のように、最前商品が発光素子と受光素子の間
を通過したときに、商品払い出し手段を停止させるの
で、最前商品の払い出しの完了とほぼ同時に、商品通路
の商品全体の前方への移動が停止する。このため、最前
商品の直後に位置する商品(以下、本明細書において
「次販商品」という)が、最前商品に続けて払い出され
ることはなく、その次販商品を商品通路の前端部に確実
に留まらせることができ、いわゆる2個出しを確実に防
止することができる。
【0010】なお、基準レベルは、商品が発光素子と受
光素子の間に存在しないときの受光素子による受光レベ
ルに基づいて設定されればよいため、例えば、商品搬出
装置の工場での製造時や検査時、あるいは自動販売機の
設置後の試運転時などに、基準レベルを設定したり、さ
らには後述するように、販売時に設定するようにしても
よい。
【0011】この場合、基準レベルは、販売時におい
て、商品払い出し手段による最前商品の払い出しの開始
前に発光素子が光を発したときの受光素子による受光レ
ベルに基づいて、設定手段により設定されることが好ま
しい。
【0012】この構成によれば、販売時において、最前
商品の払い出しの開始前に発光素子が光を発したときの
受光素子による受光レベルに基づいて、基準レベルが設
定されるので、各商品通路の払出口ごとに基準レベルを
最適に設定することができ、各払出口付近の明るさによ
って、商品払い出し手段が悪影響を受けることはない。
すなわち、太陽光や、自動販売機の内外に設けられた蛍
光灯の光などによって、各払出口付近の明るさが異なっ
ていても、その明るさと、販売時における発光素子から
の光による明るさとを併せた光量による受光レベルを基
準レベルとするので、最前商品が発光素子と受光素子の
間を移動しているときには、レベル差が必ず所定値以上
となるため、その移動中に商品払い出し手段が謝って停
止することはない。
【0013】この場合、払出口の前方の受取位置と商品
取出口との間で移動自在に構成されるとともに、販売時
に、最前商品を、後端部の開口を介して受け取り内部に
収容し、商品取出口に搬出するボックス状のバケット
を、更に備え、発光素子および受光素子は、バケットの
開口に臨むように、バケットの後端部の左右方向の両端
部にそれぞれ配置されており、基準レベルは、バケット
が受取位置に移動した後の受光素子による受光レベルに
基づいて、設定手段により設定されることが好ましい。
【0014】この構成によれば、発光素子および受光素
子が、受取位置と商品取出口との間で移動するバケット
に設けられているので、各商品通路ごとに発光素子およ
び受光素子を設ける必要がなく、商品搬出装置を低コス
トで製造することができる。また、基準レベルは、バケ
ットが受取位置に移動した後の受光素子による受光レベ
ルに基づいて設定されるため、各商品通路の受取位置ご
とに基準レベルを最適に設定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態による商品搬出装置を組み込んだ自動販
売機を示している。同図に示すように、この自動販売機
1は、大型ボックス状の販売機本体2内に、多品目の商
品Sをそれぞれ前後に並べて収納するとともに、前面の
透明なドア3、3を通して商品Sを見えるようにした、
いわゆるショーケース型のものである。自動販売機1
は、上記販売機本体2、および販売機本体2内に収納さ
れた商品Sを、販売時に搬出する商品搬出装置4などを
備えている。なお、以下の説明においては、収納されて
いる商品のうち最前商品および次販商品に、適宜、それ
ぞれS1およびS2の符号を付する。
【0016】販売機本体2は、その開放した前面に左右
2枚の上記ドア3、3が取り付けられており、各ドア3
は、常時は閉状態でロックされており、商品Sの補充時
などに開かれ、商品Sが前方から補充されるようになっ
ている。また、販売機本体2の上部には商品Sを冷却す
る冷却装置5が設けられ、前面のドア3、3の右方に
は、商品取出口6と、商品Sの購入時にプリペイドカー
ドなどを挿入するためのカード挿入口7および金銭を投
入するための金銭投入口(図示せず)と、各商品Sごと
に割り振られた商品番号を入力するための選択ボタン
や、入力された商品番号、投入金額および購入者に対す
るメッセージを表示する表示部(いずれも図示せず)な
どを有するコントロールパネル8とが設けられている。
また、コントロールパネル8の裏側には、商品搬出装置
4を含め販売機本体2内の各種の制御を行う、マイクロ
コンピュータを有する制御部9(図7参照)が設けられ
ている。さらに、販売機本体2内の前面上部には、収納
されている商品Sを照明するための蛍光灯10が設けら
れている。
【0017】また、販売機本体2内には、左右2つのボ
ックス状の商品収納室11、11が設けられている。各
商品収納室11内には、左右の側壁間に水平に支持され
た商品ラック12が上下方向に複数段設けられており、
図2に示すように、各商品ラック12上に前後方向に延
びる仕切壁13が左右方向に複数配置されている。そし
て、商品ラック12と、その上に配置された、左右方向
に互いに対向する仕切壁13、13とによって、商品通
路14が画成されている。したがって、各商品ラック1
2上には、前後方向に延びる商品通路14が複数設けら
れ、各商品通路14には、同一品目の多数の商品Sが前
後に並べて収納される。
【0018】商品搬出装置4は、商品通路14に収納さ
れた商品S全体を前方に送り出し、最前商品S1を前方
に払い出す商品払い出し装置21(商品払い出し手段)
と、払い出された商品Sを受け取って収容し、商品取出
口6に搬送する商品搬送装置22(商品搬送手段)とを
備えている。
【0019】図3に示すように、商品払い出し装置21
は、上記各仕切壁13に組み付けられており、仕切壁1
3の前端部および後端部にそれぞれ回転自在に支持され
た前ギア23および後ギア24と、これらのギア23、
24に巻き掛けられたタイミングベルト25と、仕切壁
13の右側面から商品通路14に臨みかつタイミングベ
ルト25に連結され、タイミングベルト25の所定方向
の回転に伴って前方に移動するプッシャ26とにより構
成されている。
【0020】前ギア23は、大径および小径の2段の平
歯車で構成されており、大径の平歯車が仕切壁13の前
端から外部に臨む一方、小径の平歯車にはタイミングベ
ルト25が巻き掛けられている。一方、後ギア24は、
前ギア23の小径の平歯車と同ピッチに形成されてい
る。プッシャ26は、平板からなるプッシャ本体27
と、これを支持するとともに、仕切壁13の右側面に形
成された前後方向に延びる案内溝13aに摺動自在に係
合し、かつ、タイミングベルト25に連結されたプッシ
ャ支持体28とにより構成されている。
【0021】このように構成された商品払い出し装置2
1では、後述する駆動ギア42によって前ギア23が回
転駆動されると、タイミングベルト25が所定方向に回
転し、これに伴いプッシャ26が仕切壁13の案内溝1
3aに案内されながら前方に移動する。そして、商品通
路14の商品S全体を後方から押圧して前方に送り出
し、商品通路14の前端の払出口14aから最前商品S
1を前方に払い出す。なお、仕切壁13は、商品Sの左
右方向の幅に合わせて、商品ラック12上の仕切位置を
自在に変更できるようになっている。
【0022】商品搬送装置22は、図1に示すように、
商品収納室11の前方に、左右方向に移動自在に設けら
れたYモジュール31と、このYモジュール31を左右
方向に駆動する、図示しないX方向駆動機構などで構成
されている。Yモジュール31は、上下方向に延びる縦
長ボックス状に形成され、X方向駆動機構により左右方
向に駆動される可動体32と、この可動体32の右側面
に突出して設けられ、可動体32に対して上下方向に移
動自在のバケット33と、可動体32に内蔵され、バケ
ット33を上下方向に駆動するY方向駆動機構(図示せ
ず)と、を有している。
【0023】バケット33は、図4〜図6に示すよう
に、商品通路14から払い出された商品Sを、払出口1
4aの前方の受取位置で受け取って内部に収容し、商品
取出口6に搬出するまで一時的に保持するバケット本体
41と、このバケット本体41の後端部に前後に揺動可
能に設けられ、上記前ギア23にかみ合い、その状態で
回転することにより、上記商品払い出し装置21を駆動
する駆動ギア42と、この駆動ギア42を揺動駆動する
とともに、後述するシュートトレイ58およびバケット
ドア53を回動駆動する第1駆動機構43と、バケット
本体41の後端部に回転可能に設けられ、商品Sの払い
出しの際に、所定方向に回転しながらその商品Sを前方
に移動させる三角ドラム44と、この三角ドラム44お
よび上記駆動ギア42を回転駆動する第2駆動機構45
と、バケット本体41の後端部に設けられ、商品通路1
4からの商品Sの払い出しおよびバケット本体41によ
る商品Sの受け取りを検知するための商品センサ46と
を備えている。
【0024】バケット本体41は、左右の側壁(左側壁
51、右側壁52)および前面のバケットドア53など
によりボックス状に形成されており、上面後半部から背
面上半部に亘って開放した構造になっている。この開放
した部分の商品収容開口54を介して、商品通路14か
ら払い出された商品Sがバケット本体41内の収容部5
5に収容される。バケットドア53は、バケット本体4
1の前面から底部に亘り、側断面「J」字状に形成され
るとともに、左右両端のほぼ下半部に、それぞれ扇形の
側面プレート56、56が設けられている。これらの側
面プレート56、56は、頂角部でそれぞれ上記左側壁
51および右側壁52に回動自在に支持されており、ま
た左側の側面プレート56には、回動軸と同軸で開閉用
ギア57が固定されている。バケットドア53は、常時
は閉状態となっており、商品取出口6で商品Sを購入者
に渡す際に、開閉用ギア57が回転駆動され、これによ
りバケットドア53が回動してバケット本体41の前面
を開放する。
【0025】また、バケット本体41内には、バケット
ドア53の底壁よりも上方に位置し、商品Sの払い出し
の際に、前下がりに緩やかに傾斜し収容部55の底部を
構成するシュートトレイ58が設けられている。払い出
された商品Sが、収容部55に収容される際に、このシ
ュートトレイ58の上面に沿って自重で前方に滑り、収
納時の姿勢を保持したまま収容されるようになってい
る。なお、シュートトレイ58は、販売待機時、商品S
の搬送時および購入者への商品Sの受け渡しの際には、
商品Sの払い出しの際よりも急な前下がりに傾斜する。
【0026】駆動ギア42は、常時は、バケット本体4
1に収容されており、商品Sを払い出す際に、揺動駆動
されることにより後方に突出し、上記前ギア23にかみ
合う。そして、この状態で駆動ギア42が回転すること
により、商品払い出し装置21を駆動する。
【0027】第1駆動機構43は、バケット本体41の
左側壁51の外側に、ケース60を介して取り付けられ
ており、図5、6に示すように、周面に多数の歯を有す
るとともに、右側面に所定形状の2つのカム溝61、6
1が形成されたカム円板62と、このカム円板62を回
転駆動するカムモータ63とを備えている。一方のカム
溝61は、これに係合する所定形状のリンク(図示せ
ず)を介して、駆動ギア42を揺動駆動するためのもの
であり、他方のカム溝61は、これに係合する所定形状
の歯付リンク64を介して開閉用ギア57を回転駆動さ
せ、これによりバケットドア53を開閉させるものであ
る。
【0028】三角ドラム44は、側断面が三角形状で左
右方向に水平に延び、商品収容開口54に下側から臨む
ように、バケット本体41の後端部に配置されている。
三角ドラム44の回転軸の左右両端部には、ギア44
a、44aがそれぞれ固定されており、左側のギア44
aが、駆動ギア42にかみ合う中間ギア67にかみ合っ
ている。したがって、三角ドラム44の右側のギア44
aが第2駆動機構45によって回転駆動されると、三角
ドラム44が図5、6において反時計回りに回転すると
ともに、駆動ギア42が中間ギア67を介して回転す
る。なお、三角ドラム44の回転速度は、商品Sを前方
に移動させる速度が商品払い出し装置21による商品S
の送り出し速度よりも速くなるように設定されている。
これにより、商品Sの払い出しの際には、最前商品S1
は、次販商品S2から次第に離隔するようにして、前方
の収容部55に送られる。
【0029】第2駆動機構45は、バケット本体41の
右側壁52を構成する内壁部52aと外壁部52bの間
に配置されており、三角ドラム44および駆動ギア42
を回転駆動する駆動モータ68と、この駆動モータ68
の回転を三角ドラム44に伝達するための減速歯車列6
9とを備えている。したがって、駆動モータ68が作動
することにより、上述したようにして、三角ドラム44
および駆動ギア42が回転する。
【0030】商品センサ46は、LEDからなる発光素
子71と、フォトトランジスタからなる受光素子72と
を有し、受光素子72が受光量に応じた受光レベルを有
する電気信号を出力する光センサ(以下「非変調型セン
サ」という)で構成されている。図5、6に示すよう
に、発光素子71および受光素子72は、三角ドラム4
4よりも若干上方で、それぞれバケット本体41の左側
壁51および右側壁52の後端部に相互に水平に対向す
るように取り付けられている。
【0031】ここで、図7を参照して、商品センサ46
を有する商品検知部70およびこれが電気的に接続され
た制御部9について簡単に説明する。同図に示すよう
に、商品検知部70における商品センサ46の発光素子
71は、一方の電極(アノード)が、ON/OFFスイ
ッチとして機能するトランジスタTを介して電源Vccお
よび制御部9の出力ポートOに接続されるとともに、他
方の電極(カソード)がアースされている。一方、受光
素子72は、コレクタ端子が電源Vccに接続されるとと
もに、エミッタ端子がアースされかつ制御部9の入力ポ
ートIに接続されている。なお、制御部9の入力ポート
Iに入力される電気信号は、制御部9内の図示しないA
/D変換回路によって、デジタル信号に変換される。
【0032】このような商品検知部70において、制御
部9の出力ポートOから電気信号が出力されると、トラ
ンジスタTがOFFからONに切り替わり、これによっ
て、電源Vccからの電流が発光素子71に流れ、発光素
子71が発光する。そして、その光を受光素子72が受
光し、電源Vccからの電流が受光素子72のコレクタか
らエミッタに流れる。具体的には、発光素子71からの
光を受光素子72のベース電極が受光し、これにより受
光素子72のエミッタ端子から受光量に応じた電気信号
が出力し、制御部9の入力ポートIに入力される。
【0033】制御部9は、いずれも図示しないが、CP
U(設定手段、比較手段および停止手段)およびメモリ
(記憶手段)を有している。CPUは、メモリから各種
プログラムを読み出し実行するものであり、具体的には
例えば、受光素子72からの電気信号に基づいて、後述
する基準レベルを設定したり(設定手段としての機
能)、その受光レベルを基準レベルと比較したり(比較
手段としての機能)、さらには後述する所定条件のとき
に商品払い出し装置21を停止させる(停止手段として
の機能)。一方、メモリは、各種の制御プログラムを記
憶しておくことに加えて、設定された基準レベルを記憶
する(記憶手段としての機能)。
【0034】次に、図5〜図9を参照しながら、販売時
における商品搬出装置4の動作について、特に商品通路
14から払い出される商品Sがバケット33に受け渡さ
れる際の動作を中心に説明する。
【0035】販売待機の状態にある自動販売機1に、購
入者が金銭を投入し、あるいはプリペイドカードを挿入
して、所望の商品Sを選択すると、バケット33がその
商品Sを収納する商品通路14の受取位置に移動する
(S1)。そして、図5、6に示すようにバケット33
が受取位置に停止した後、発光素子71が発光する(S
2)。この発光素子71の発光は、商品払い出し装置2
1が駆動される前に行われるため、発光素子71からの
光が最前商品S1によって遮られることなく、受光素子
72に直接受光される(S3)。
【0036】受光素子72が発光素子71からの光を直
接受光すると、受光量に応じた電気信号が受光素子72
から出力され、入力ポートIを介して制御部9に入力さ
れる(S4)。この場合の受光素子72の受光量は、発
光素子71からの光による明るさと、太陽や蛍光灯10
などの光による受取位置での明るさとを併せた光量によ
るものである。そして、制御部9に入力された電気信号
が、受光レベルLDにA/D変換され、このときの受光
レベルLDが基準レベルLRとして自動的に設定されメモ
リに記憶される(S5)。次いで、第1駆動機構43お
よび第2駆動機構45により商品払い出し装置21が駆
動され(S6)、最前商品S1の払い出しが開始する。
【0037】ここで、図9を参照しながら、最前商品S
1が発光素子71と受光素子72の間を移動するときの
受光レベルLDの変化について、従来の変調型センサを
商品センサとして使用した場合と比較しながら説明す
る。なお、図9(a)、(b)は、最前商品S1が発光
素子71と受光素子72の間を移動するときの受光レベ
ルLDの変化を示し、同図(a)は、発光素子71から
の光を透過可能な商品(透過商品)を払い出す場合を示
し、同図(b)は、発光素子71からの光を完全に遮断
し透過させない商品(以下「遮断商品」という)を払い
出す場合を示す。一方、同図(c)は、従来の変調型セ
ンサを商品センサとして使用し、透過商品を払い出す場
合の受光素子による受光状態を示す。
【0038】図9(a)、(b)に示すように、これら
の場合はいずれも、商品払い出し装置21が駆動される
前に発光素子71が発光することにより、受光レベルL
Dが上昇し(A点)、上述したように、この受光レベル
Dが制御部9のメモリにより基準レベルLRとして記憶
される。一方、図9(c)に示すように、変調型センサ
では、発光素子が発光しその光を受光素子が受光するこ
とにより、受光素子による受光状態がOFFからONに
切り替えられる(A’点)。
【0039】商品払い出し装置21の駆動開始とほぼ同
時に、比較手段として機能する制御部9のCPUによ
り、メモリに記憶された基準レベルLRと、受光レベル
Dとがリアルタイムに比較され、基準レベルLRと受光
レベルLDとの差(レベル差)△Lが予め設定されてい
る所定値LF以上であるか否かがチェックされる(S
7)。このチェックは、最前商品S1が発光素子71と
受光素子72の間を移動中であるか否かを判別するため
のものである。なお、本実施形態においては、所定値L
Fは、図9に示すように、商品Sを透過した光を受光し
たときの受光素子72による受光レベルLD(C−D点
間の受光レベル)と、基準レベルLRとの差△L(C−
D点間のレベル差)よりも小さく設定されている。
【0040】商品払い出し装置21が駆動されることに
より、最前商品S1が前方へ移動し、その前面が発光素
子71と受光素子72の間を通過すると、発光素子71
からの光が最前商品S1によって遮断されることによ
り、受光素子72の受光量が低下する。その結果、受光
レベルLDが基準レベルLRよりも低下し、レベル差△L
が所定値LFよりも大幅に大きくなる(図9:B点)。
したがって、基準レベルLRと受光レベルLDとの差であ
るレベル差△Lが所定値LF以上の状態となることによ
り(S7:Yes)、制御部9のCPUによって、最前
商品S1が発光素子71と受光素子72の間を移動中で
あること(B−E点間)が判別される。
【0041】これに対し、図9(c)に示す変調型セン
サでは、最前商品の前面が発光素子と受光素子の間を通
過することにより、発光素子からの光が最前商品に遮断
され、これにより受光素子の受光状態がONからOFF
に切り替えられる(図9:B’点)。
【0042】上記ステップS7において、レベル差△L
が所定値LF以上になったことが判別された(S7:Y
es)後、レベル差△Lがゼロあるいはほぼゼロ(以
下、「ゼロ」にはほぼゼロも含む)になったか否かがチ
ェックされる(S8)。このチェックは、最前商品S1
が発光素子71と受光素子72の間を通過したか否かを
判別するためのものである。最前商品S1が前方へ移動
し、その背面が発光素子71と受光素子72の間を通過
すると、発光素子71からの光が受光素子72に直接受
光されるため、一旦、基準レベルLRよりも低下した受
光レベルLDが上昇し、基準レベルLRに等しくなり、レ
ベル差△Lがゼロの状態となる(図9E点)。したがっ
て、レベル差△Lがゼロの状態となることにより(S
8:Yes)、制御部9のCPUによって、最前商品S
1が発光素子71と受光素子72の間を通過したことが
判別される。そしてこのときに、商品通路14の払出口
14aからの最前商品S1の払い出しおよびバケット3
3への受け渡しが完了したとして、第1駆動機構43お
よび第2駆動機構45により、商品払い出し装置21が
停止される(S9)。
【0043】最前商品S1が透過商品である場合(図9
(a)の場合)には、その最前商品S1が発光素子71
と受光素子72の間を移動中に、発光素子71からの光
が最前商品S1を透過し、受光素子72に受光される。
この場合の発光素子71からの光は、最前商品S1によ
って吸収あるいは拡散されるため、受光素子72による
受光レベルLDは、図9(a)に示すように、基準レベ
ルLRよりも必ず所定値LF以上低くなり(C−D点
間)、レベル差△Lが所定値LF以上となる。このた
め、発光素子71からの光が最前商品S1を透過し、受
光素子72がその光を受光しても、最前商品S1の払い
出しが完了したと、誤って判別されることはない。した
がって、最前商品S1の払い出しを開始した商品払い出
し装置21は、最前商品S1の発光素子71と受光素子
72の間の通過が完了したときに停止する(S9)。
【0044】また、最前商品S1が遮断商品である場合
(図9(b)の場合)には、発光素子71からの光が最
前商品S1によって完全に遮断されるため、最前商品S
1が発光素子71と受光素子72の間を移動していると
きには、レベル差△Lが所定値LF以上となり、通過し
たときにレベル差△Lがゼロの状態となる。したがって
この場合も、上記の透過商品の払い出しと同様に、最前
商品S1の発光素子71と受光素子72の間の通過が完
了したときに、商品払い出し装置21が停止する(S
9)。
【0045】一方、従来の変調型センサによって、発光
素子と受光素子の間の透過商品の通過を検知しようとす
ると、最前商品S1が発光素子と受光素子の間を通過す
る前に、発光素子からの光が最前商品S1を透過し、受
光素子に受光されることによって、受光素子の受光状態
がOFFからONに切り替わる(図9(c)C’点)。
このため、発光素子からの光が最前商品S1により一旦
遮断されることで、受光素子の受光状態がONからOF
Fに切り替わり、その後受光状態がOFFからONに切
り替わったときに、商品払い出し装置21を停止させる
ように設定されていると、最前商品S1は、払出口14
aから完全に払い出されない状態で商品通路14に留ま
り、払い出しミスを生じてしまうおそれがある。
【0046】したがって、本実施形態のように、商品セ
ンサ46として、上記発光素子71および受光素子72
を有する非変調型センサを使用することにより、上記の
ような払い出しミスを確実に防止することができる。
【0047】なお、最前商品S1が発光素子71と受光
素子72の間を通過した直後には、発光素子71が消灯
する(F点)。
【0048】上記のように、最前商品S1がバケット3
3に収容され、商品払い出し装置21が停止した後、X
方向駆動機構およびY方向駆動機構が作動して、バケッ
ト33が商品取出口6の後側に移動して停止する。その
後、商品取出口6を閉鎖していた開閉ドア6aが開放す
るとともに、バケットドア53が開放する。そして、購
入者が商品取出口6を介してバケット33内に手をのば
し、商品Sを取り出すと、バケットドア53が閉鎖する
とともに、開閉ドア6aによって商品取出口6が閉鎖さ
れる。これにより、商品Sの販売が完了する。
【0049】以上詳述したように、本実施形態の商品搬
出装置4によれば、商品払い出し装置21が駆動され、
基準レベルLRと受光レベルLDとの差であるレベル差△
Lが所定値LF以上の状態からゼロの状態になったとき
に、商品払い出し装置21を停止させる。このため、最
前商品S1が発光素子71および受光素子72の間を移
動中に、発光素子71からの光が最前商品S1を透過
し、その光を受光素子72が受光しても、レベル差△L
は所定値LF以上であるため、商品払い出し装置21が
最前商品S1の払い出しの完了前に誤って停止すること
はない。その結果、最前商品S1が光を透過しやすいペ
ットボトル商品やカップ商品などの透過商品であって
も、その最前商品S1を商品通路14から適切かつ確実
に払い出すことができる。また、最前商品S1が発光素
子71と受光素子72の間を通過したときに、商品払い
出し装置21を停止させるので、最前商品S1の払い出
しおよび受け渡しの完了とほぼ同時に、商品通路14の
商品S全体の前方への移動が停止する。このため、次販
商品S2が最前商品S1に続けて払い出されることはな
く、その次販商品S2を商品通路14の前端部に確実に
留まらせることができ、いわゆる2個出しを確実に防止
することができる。
【0050】また、商品センサ46の発光素子71およ
び受光素子72が、バケット33に設けられているの
で、各商品通路14ごとに発光素子71および受光素子
72を設ける必要がなく、商品搬出装置4を低コストで
製造することができる。さらに、バケット33が受取位
置に移動した後の受光レベルLDを基準レベルLRとする
ので、各商品通路14の受取位置ごとに基準レベルLR
を最適に設定することができ、各商品通路14の受取位
置ごとの明るさによって、商品払い出し装置21が悪影
響を受けることはない。すなわち、太陽光や、自動販売
機1に設けられた蛍光灯10の光などによって、各商品
通路14の受取位置ごとの明るさが異なっていても、そ
の明るさと、バケット33が受取位置に位置した後の発
光素子71からの光による明るさとを併せた光量による
受光レベルLDを基準レベルLRとするので、最前商品S
1が発光素子71と受光素子72の間を移動していると
きには、レベル差△Lが必ず所定値LF以上の状態であ
るので、その移動中に商品払い出し装置21が誤って停
止することを確実に防止できる。
【0051】なお、本発明は、説明した上記実施形態に
限定されることなく、種々の態様で実施することができ
る。また、実施形態で示した商品センサの細部の構成な
どは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適
宜、変更することができる。また、商品センサとして、
発光素子および受光素子を有する光センサを使用した
が、これと同様の機能を有する各種のセンサが商品セン
サとして使用可能である。さらに、実施形態では、基準
レベルが販売時に自動的に設定されるようにしたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば、商品搬
出装置の工場での製造時や検査時、あるいは自動販売機
の設置後の試運転時などに、基準レベルを設定するよう
にしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動販売
機の商品搬出装置は、商品がペットボトル商品やカップ
商品などであっても、商品通路から適切かつ確実に払い
出すことができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る商品搬出装置を組み込
んだ自動販売機を示す斜視図である。
【図2】複数の仕切壁が左右方向に配置された商品ラッ
クを示す斜視図である。
【図3】仕切壁を示す斜視図である。
【図4】バケットの外観を示す斜視図である。
【図5】販売時に、バケットが受取位置に移動し、ペッ
トボトル商品を受け取る状態を示す斜視図である。
【図6】販売時に、バケットが受取位置に移動し、カッ
プ商品を受け取る状態を示す斜視図である。
【図7】商品センサを有する商品検知部を示す回路図で
ある。
【図8】販売時に、バケットが受取位置に移動してか
ら、商品払い出し装置が停止するまでの商品センサの動
作を説明するためのフローチャートである。
【図9】商品が発光素子と受光素子の間を移動するとき
の本発明の受光素子による受光レベルと、従来の変調型
センサの受光素子による受光状態とを比較説明するため
の説明図であり、(a)および(b)は本発明の受光素
子による受光レベルをそれぞれ示し、(c)は変調型セ
ンサの受光素子による受光状態を示す。
【図10】従来の自動販売機の商品搬出装置のバケット
が、販売時に受取位置に移動し、商品を受け取る状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 4 商品搬出装置 6 商品取出口 9 制御部(設定手段、記憶手段、比較手段および
停止手段) 14 商品通路 14a 払出口 21 商品払い出し装置 33 バケット 46 商品センサ 71 発光素子 72 受光素子 S 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 博 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3E046 AA07 CA20 CC03 CD01 DA03 EA01 EB01 FA04 FA10 HA01 HA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に延びる複数の商品通路のうち
    の1の商品通路に前後に並べて収納した複数の商品を、
    販売時に、前方に移動させることにより、最前に位置す
    る最前商品を前記1の商品通路の前端の払出口から払い
    出す商品払い出し手段と、 前記払出口の付近で光を発する発光素子と、 この発光素子からの光を前記払出口の付近で受光可能で
    かつ払い出される前記最前商品により遮断可能に配置さ
    れるとともに、受光量に応じた受光レベルを有する電気
    信号を出力する受光素子と、 商品が前記発光素子と前記受光素子の間に存在しないと
    きの前記受光素子による前記受光レベルに基づいて基準
    レベルを設定する設定手段と、 当該設定された基準レベルを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された前記基準レベルと、前記商品
    払い出し手段による前記最前商品の払い出しの開始後の
    前記受光素子による前記受光レベルとをリアルタイムに
    比較する比較手段と、 前記商品払い出し手段による前記最前商品の払い出しの
    開始後に、前記比較手段により前記基準レベルと前記受
    光レベルとの差が所定値以上の状態からゼロの状態にな
    ったという比較結果が得られたときに、前記商品払い出
    し手段の作動を停止させる停止手段と、 を備えていることを特徴とする自動販売機の商品搬出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記基準レベルは、販売時において、前
    記商品払い出し手段による前記最前商品の払い出しの開
    始前に前記発光素子が光を発したときの前記受光素子に
    よる前記受光レベルに基づいて、前記設定手段により設
    定されることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機
    の商品搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記払出口の前方の受取位置と商品取出
    口との間で移動自在に構成されるとともに、販売時に、
    前記最前商品を、後端部の開口を介して受け取り内部に
    収容し、前記商品取出口に搬出するボックス状のバケッ
    トを、更に備え、 前記発光素子および前記受光素子は、前記バケットの前
    記開口に臨むように、当該バケットの後端部の左右方向
    の両端部にそれぞれ配置されており、 前記基準レベルは、前記バケットが前記受取位置に移動
    した後の前記受光素子による前記受光レベルに基づい
    て、前記設定手段により設定されることを特徴とする請
    求項2に記載の自動販売機の商品搬出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022520623A (ja) * 2019-02-14 2022-03-31 ラバッツァ プロフェッショナル ノース アメリカ,エルエルシー 透明カップの検出

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JP2022520623A (ja) * 2019-02-14 2022-03-31 ラバッツァ プロフェッショナル ノース アメリカ,エルエルシー 透明カップの検出
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