JP2001033244A - 移動体の位置特定方法及び装置 - Google Patents

移動体の位置特定方法及び装置

Info

Publication number
JP2001033244A
JP2001033244A JP11203902A JP20390299A JP2001033244A JP 2001033244 A JP2001033244 A JP 2001033244A JP 11203902 A JP11203902 A JP 11203902A JP 20390299 A JP20390299 A JP 20390299A JP 2001033244 A JP2001033244 A JP 2001033244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving
combination
light reflecting
reflecting means
moving body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11203902A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Hatada
文男 畑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP11203902A priority Critical patent/JP2001033244A/ja
Priority to TW089111234A priority patent/TW484018B/zh
Priority to KR1020000037694A priority patent/KR20010015142A/ko
Publication of JP2001033244A publication Critical patent/JP2001033244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/16Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using electromagnetic waves other than radio waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光反射手段の配置パターン及び距離等に左右
されずに、受光角度の測定誤差に影響されにくい解(移
動体の位置及び移動方向)を得ることができる移動体の
位置特定方法及びその実施に使用する移動体の位置特定
装置を提供する。 【解決手段】 3つ以上の光反射手段の中から3つの光
反射手段を選択する(ステップ1−5)各組み合わせに
対して、移動体の位置及び移動方向を三角測量により求
め(ステップ1−6)、求めた複数の解について、各組
み合わせにおける何れか3つの光反射手段の間の2つの
開き角α,βの測定誤差に対する、x(又はX)方向成
分の変化率∂XP/∂α,∂XP/∂βと、y(又は
Y)方向成分の変化率∂YP/∂α,∂YP/∂βとの
何れかが最小となる組み合わせから移動体の位置のx方
向成分xtと、y方向成分ytを選択し(ステップ1−
10,11,14)、各方向成分についての2つの組み
合わせにおける移動方向の平均値を移動体の移動方向φ
とする(ステップ1−14)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無人搬送車
システムにおける無人搬送車等の移動体の位置を特定す
る移動体の位置特定方法及びその実施に使用する移動体
の位置特定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工場,倉庫等の敷地内で使用され
る無人搬送車システムにおいて採用されつつあるレーザ
ガイド式AGV(Automatic Guided Vehicle)、所謂L
GV(Laser Guided Vehicle)は、壁面の光反射手段に
レーザ光を反射させてナビゲーションを行なうため、床
面への誘導線の施設、誘導テープの貼り付けといった工
事が不要で、搬送レイアウトの変更に柔軟に対応できる
システムとして評価が高い。
【0003】図11は、特開平9−105628号公報
に開示されている移動体の位置特定装置の全体構成を示
す斜視図であり、図12は、そのブロック図である。図
11及び図12において、TはLGVとして構成された
移動体Tであり、この移動体T自体が、敷地内の壁面の
同一高さに貼り付けられた3箇所以上の光反射手段A,
B,…(図11及び図12においては、3つの光反射手
段A,B,及びCを示してある)からの反射光に基づい
て三角測量を行なうことによって、自装置の位置を特定
する位置特定装置の機能を兼ね備えている。
【0004】光反射手段A,B,及びCは、再帰性反射
板から構成され、移動体Tが走行する範囲内の壁面に3
つ以上が設置されている。
【0005】移動体Tは、箱状に構成された台車10の
上面に旋回塔20を備えている。該旋回塔20は、光反
射手段A,B,及びCの設置高さに合わせて水平にレー
ザ光を出射し、光反射手段A,B,及びCにて反射され
るレーザ光を受光するレーザ投受光ユニット21を備え
ている。
【0006】一方、台車10内には、CPU11,電動
モータ(M)12,ロータリーエンコーダ(EN)1
3,角度演算部14,メモリ15,及び設定情報データ
ベース(DB)16等が設けられている。
【0007】CPU11は、前述したレーザ投受光ユニ
ット21を制御するばかりでなく、モータ12を制御す
る一方、メモリ15及び設定情報データベース16に記
憶されている情報に基づいて自装置(移動体T)の位置
及び移動方向を後述する如くに演算するようになってい
る。
【0008】電動モータ12は、レーザ投受光ユニット
21を内蔵した旋回塔20を一方向へ回転し、これによ
ってレーザ光を水平方向の全周に亘って照射させるよう
になっている。
【0009】ロータリーエンコーダ13は、この旋回塔
20の回転位置を検出するものであり、レーザ投受光ユ
ニット21によるレーザ光の受光角度(又は照射角度)
を検出することができるようになっている。
【0010】角度演算部14は、ロータリーエンコーダ
13が検出した角度情報をCPU11で処理することが
可能な形式に変換し、変換結果をメモリ15に記憶す
る。
【0011】メモリ15は、角度演算部14から与えら
れた角度情報を記憶するとともに、CPU11における
処理に伴う一時的なデータを記憶する。
【0012】設定情報データベース16は、光反射手段
A,B,及びCが貼り付けられた位置情報のほかに、後
述する様々な設定情報を予め記憶している。
【0013】従来の移動体の位置特定装置は以上の如き
ハードウェア構成を有しており、CPU11からの指示
に応じて、電動モータ12が旋回塔20を基準方向(通
常は移動体Tの前方又は移動方向)から一方向へ1回転
旋回させるとともに、レーザ投受光ユニット21からレ
ーザ光を出射する。出射されたレーザ光は、光反射手段
A,B,又はCの何れかに入射したときにだけ反射さ
れ、反射光は入射方向、即ち移動体Tの方向へ反射され
る。
【0014】光反射手段A,B,又はCの何れかによっ
て反射されたレーザ光は、レーザ投受光ユニット21に
より受光され、受光した際のレーザ光の前記基準方向か
らの角度、即ち光反射手段A,B,又はCの何れかの角
度がロータリーエンコーダ13により検出され、検出結
果が角度演算部14及びメモリ15を介してCPU11
に与えられる。
【0015】CPU11は、例えば外部装置から与えら
れた移動体Tの概略位置情報と、メモリ15に記憶され
た角度情報とに基づいて設定情報データベース16を参
照し、反射光が何れの光反射手段A,B,又はCからの
ものであるかを識別する。CPU11は、識別した光反
射手段A,B,及びCの位置情報を設定情報データベー
ス16から読み出し、この読み出し結果と、前述の角度
情報とに基づいて、三角測量により移動体Tの位置及び
移動方向を演算するようになっている。
【0016】なお、演算結果としての移動体Tの位置及
び移動方向は、例えば移動体Tの走行を制御する外部装
置に通信等により与えられて利用されるようになってい
る。
【0017】図13は、三角測量による移動体Tの位置
及び移動方向を特定する原理を説明するための説明図で
ある。次に、三角測量による移動体Tの位置及び移動方
向を特定する原理を説明する。この原理は、特開昭59
−67476号公報によく開示されている。図13にお
いて、最終的に求めるものは、移動体Tの位置及び移動
方向である。そして、移動体Tの位置は、図13に示す
如く適宜に設定されたxy直角座標系(絶対座標系)に
おける位置(xt,yt)として求められる。また、移
動体Tの移動方向は、y軸(好ましくは東西南北の何れ
かの方角)からの角度φ(但し、ここではy軸から反時
計方向を+としている)として求められる。
【0018】前述のように、この移動体Tとは離れて3
つの光反射手段A,B,及びCが設けられており、これ
らの光反射手段A,B,及びCへは移動体Tからレーザ
光が走査される。従って、移動体Tから出射されたレー
ザ光は、光反射手段A,B,及びCへ、例えばB,C,
及びAの順で入射され、光反射手段A,B,及びCは、
移動体Tから入射された光を入射方向、即ち移動体Tの
方向へ再帰反射する。
【0019】従って、移動体Tでは、光反射手段A,
B,及びCから順次反射されるレーザ光を受光し、その
ときのレーザ光の投光方向を測定することによって、移
動体Tを中心とする光反射手段A及びCの開き角αと、
光反射手段B及びCの開き角βとを知ることができる。
【0020】ここで、移動体T,光反射手段A,及び光
反射手段Cに着目すると、これらの3点を通る1つの円
1を描くことができる。この円1の軌跡を示す方程式
は、光反射手段A及びCの位置と、その開き角αとによ
って容易に求めることができる。なぜならば、或る点か
ら見た光反射手段A及びCの開き角がαである場合、そ
の或る点は、必ず円1上に位置する筈だからである。即
ち、同一円上の異なる3点のうち2点の位置と他の点か
ら見た2点の開き角とがわかれば、その3点を通る円の
方程式を求めることができる。同様にして、移動体T
と、光反射手段B及びCとを通る円2の方程式も、光反
射手段B及びCの位置と、移動体Tから見た光反射手段
B及びCの間の開き角βとによって容易に求めることが
できる。
【0021】移動体Tの位置は、上述のようにして求め
た円1及び円2の2つの交点のうちの一方として求める
ことができ、他方は、光反射手段Cの位置となる。な
お、移動体Tの位置を円1の方程式と円2の方程式とを
連立方程式として求めることも可能である。
【0022】光反射手段A,B,及びCの位置は、これ
らを壁面に貼り付けた際に予め測定され、設定情報デー
タベース16に記憶されている。また、移動体Tの移動
方向φは、移動体Tの位置を求めることができれば、後
述する如く容易に求めることができる。
【0023】次に、移動体Tの位置(xt,yt)及び
移動方向φの具体的な演算原理について詳述する。ま
ず、移動体Tに関する以下の情報は既知である。但し、
εA,εB,LA,LBは、光反射手段A,B,及びC
の位置から夫々演算して求めることも可能である。 (xa,ya):光反射手段Aの(絶対座標)位置 (xb,yb):光反射手段Bの(絶対座標)位置 (xc,yc):光反射手段Cの(絶対座標)位置 εA:光反射手段A及びCを結ぶ線分がx軸となす角度 εB:光反射手段B及びCを結ぶ線分がx軸となす角度 LA:光反射手段A及びCの間の距離 LB:光反射手段B及びCの間の距離
【0024】まず、移動体Tからのレーザ光の走査によ
って移動体Tの移動方向φに対する光反射手段A,B,
及びCからの受光角度θA,θB,及びθCが夫々測定
される。次に、移動体Tから見た光反射手段A及びCの
開き角αと、移動体Tから見た光反射手段B及びCとの
開き角βとが式(1)及び式(2)によって求められ
る。 α=|θA−θC| …(1) β=|θB−θC| …(2)
【0025】また、円1及び円2の半径γA及びγB
は、式(3)及び式(4)によって求められる。 γA=(LA/2)cosecα …(3) γB=(LB/2)cosecβ …(4)
【0026】ここで、演算を単純化するため、光反射手
段Cを原点(0,0)とするXY(相対)座標系で考え
る。XY座標系での円1の中心OAの座標(XA,Y
A)は、式(5)及び式(6)によって求められる。 XA=−γAsin(εA+α) …(5) YA=γAcos(εA+α) …(6)
【0027】XY座標系での円2の中心OBの座標(X
B,YB)も同様にして式(7)及び式(8)によって
求められる。 XB=−γBsin(εB−β) …(7) YB=γBcos(εB−β) …(8)
【0028】ここで、円1及び円2の中心間距離をRと
すれば、その2乗を式(9)で表わすことができる。 R2 =(YB−YA)2 +(XB−XA)2 …(9)
【0029】また、ここで、仮に次のようなXYを設定
する。 XY=XA・YB−XB・YA …(10)
【0030】上述の式(9)及び式(10)を用いてX
P及びYPの位置を求めると、式(11)及び式(1
2)のようになる。 XP=(YB−YA)XY/R2 …(11) YP=(XA−XB)XY/R2 …(12)
【0031】従って、xy座標系での移動体Tの位置
(xt,yt)は、式(13)及び式(14)となる。 xt=xc+2XP …(13) yt=yc+2YP …(14)
【0032】但し、 LA=√{(xa−xc)2 +(ya−yc)2 } …(15) LB=√{(xb−xc)2 +(yb−yc)2 } …(16) εA=tan-1{(yc−ya)/(xc−xa)} …(17) εB=tan-1{(yb−yc)/(xb−xc)} …(18)
【0033】次に、移動体Tの移動方向φを求める。ま
ず、移動体T及び光反射手段Aを結ぶ線分とx軸とがな
す角度ξが式(19)によって求められる。 ξ=tan-1{(yt−ya)/(xt−xa)} …(19)
【0034】ここで、θA+ξ+(−φ)=3/2πで
あるから、移動体Tの移動方向φは、式(20)によっ
て求められる。ここで、移動方向φは、前述した如く反
時計方向を+としているので(−φ)で表わされてい
る。 φ=−3/2π+θA+ξ …(20)
【0035】以上に説明した三角測定による原理を用い
て得られた移動体Tの位置(xt,yt)及び移動方向
φには、ロータリーエンコーダ13で光反射手段A,
B,及びCからの受光角度θA,θB,及びθCを検出
する際の、ロータリーエンコーダ13の角度分解能に相
当する検出精度に起因する誤差が含まれる。そして、こ
の誤差の大きさは、移動体T(より詳しくは例えばレー
ザ投受光ユニット21)から光反射手段A,B,及びC
までの距離及び角度(受光角度)といった光反射手段
A,B,及びCの配置パターンによって影響を受ける。
現実には、3つより多くの光反射手段A,B,…が設置
され、これら多数の光反射手段A,B,…を用いて前述
した原理にて得られる複数の解の中から、最も誤差が小
さい解を求める必要がある。
【0036】これは、これら複数の解の平均値を採用す
ること、互いの距離が最も小さい3つの光反射手段の組
み合わせによって得られた解を採用すること、又は正三
角形に近い配置の光反射手段の組み合わせによって得ら
れた解を採用すること等によってなされていた。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の移動体の位置特定装置においては、光反射手段が配
置される距離及び角度は様々であって、配置パターンに
よっては非常に大きな誤差が生じることがあるため、高
精度な位置検出は期待できなかった。
【0038】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、3つ以上の光反射手段の中から所定数の光反射
手段を選択する各組み合わせに対して、移動体の位置及
び移動方向を前述した如く三角測量により求め、求めた
複数の解について、各組み合わせにおける何れか3つの
光反射手段の間の2つの受光角度差(例えば開き角α,
β)の測定誤差に対する、第1方向成分(例えばx又は
X方向成分)の変化率と、第2方向成分(例えばy又は
Y方向成分)の変化率との何れかが可及的に小さくなる
組み合わせから第1又は第2方向成分及び移動方向を選
択し、選択結果に基づいて移動体の位置及び移動方向を
特定することにより、光反射手段の配置パターン及び距
離等に左右されずに、受光角度の測定誤差に影響されに
くい解(移動体の位置及び移動方向)を得ることができ
る移動体の位置特定方法及びその実施に使用する移動体
の位置特定装置を提供することを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る移動体の
位置特定方法は、移動体から3つ以上の光反射手段へ光
を照射し、各光反射手段による反射光を前記移動体にて
受光した際の受光角度を測定し、該受光角度及び光反射
手段の位置に基づいて前記移動体の位置及び移動方向を
三角測量により特定する移動体の位置特定方法におい
て、前記3つ以上の光反射手段の中から所定数の光反射
手段を選択する各組み合わせに対して、前記移動体の位
置及び移動方向を三角測量により夫々求め、各組み合わ
せにおける何れか3つの光反射手段の間の2つの受光角
度差を求め、該2つの受光角度差の測定誤差に対する前
記移動体の位置の第1方向成分に関連する値の変化率、
又は前記移動体の位置の第2方向成分に関連する値の変
化率が可及的に小さい組み合わせにおける前記第1又は
第2方向成分に関連する値及び移動方向に基づいて、前
記移動体の位置及び移動方向を特定することを特徴とす
る。
【0040】第2発明に係る移動体の位置特定装置は、
移動体から3つ以上の光反射手段へ光を照射し、各光反
射手段による反射光を前記移動体にて受光した際の受光
角度を測定し、該受光角度及び光反射手段の位置に基づ
いて前記移動体の位置及び移動方向を三角測量により特
定する移動体の位置特定装置において、前記3つ以上の
光反射手段の中から所定数の光反射手段の組み合わせを
生成する組合せ生成手段と、該組合せ生成手段により生
成された各組み合わせに対して、前記移動体の位置及び
移動方向を三角測量により夫々測量する測量手段と、各
組み合わせにおける何れか3つの光反射手段の間の2つ
の受光角度差を演算する角度差演算手段と、該角度差演
算手段により演算された前記2つの受光角度差の測定誤
差に対する前記移動体の位置の第1方向成分に関連する
値の変化率、又は前記移動体の位置の第2方向成分に関
連する値の変化率が可及的に小さい組み合わせを選択す
る選択手段とを備え、該選択手段により選択された組み
合わせにおける前記第1又は第2方向成分に関連する値
及び移動方向に基づいて前記移動体の位置及び移動方向
を特定すべくなしてあることを特徴とする。
【0041】第3発明に係る移動体の位置特定装置は、
第2発明の移動体の位置特定装置において、前記選択手
段が、前記測定誤差に対する前記第1方向成分に関連す
る値の変化率が可及的に小さい組み合わせを選択する第
1選択手段と、前記測定誤差に対する前記第2方向成分
に関連する値の変化率が最小となる組み合わせを選択す
る第2選択手段とを備え、前記第1選択手段により選択
された組み合わせにおける前記第1方向成分に関連する
値及び前記第2選択手段により選択された組み合わせに
おける前記第2方向成分に関連する値に基づいて前記移
動体の位置を特定すべくなしてあることを特徴とする。
【0042】第4発明に係る移動体の位置特定装置は、
第3発明の移動体の位置特定装置において、前記第1及
び第2選択手段により選択された組み合わせにおける移
動方向の平均値に基づいて前記移動体の移動方向を特定
すべくなしてあることを特徴とする。
【0043】次に、本発明の原理を説明する。前述した
移動体Tの(絶対座標)位置(xt,yt)の解を得る
式(13)及び式(14)において、前記解に誤差を生
じさせる直接的な要因となると考えられるのは、XP,
YPである。そこで、本発明では、ロータリーエンコー
ダ13のような受光角度検出器の検出誤差を勘案して、
開き角α,βの検出誤差に対する変化率が可及的に小さ
くなる光反射手段の組み合わせを得、この組み合わせか
ら得られる移動体Tの位置(xt,yt)を誤差が可及
的に小さい解として採用するものである。なお、以下に
おいては、前記変化率が最小となる光反射手段の組み合
わせを得ることによって、前記誤差が最小となる解を求
めるものとして説明する。
【0044】まず、開き角α,βの検出誤差に対する変
化率が最小となる光反射手段の組み合わせを得るため
に、各開き角α,βの検出誤差に対するXP,YPの変
化率(ここではパラメータという)を求める。
【0045】 ∂XP/∂α =(∂XP/∂XA)(∂XA/∂α)+(∂XP/∂YA)(∂YA/∂ α) =[(YB−YA)(YB−2YP)(∂XA/∂α)+{(YB−YA) (2XP−XB)−XY}(∂YA/∂α)]/R2 …(21)
【0046】 ∂XP/∂β =(∂XP/∂XB)(∂XB/∂β)+(∂XP/∂YB)(∂YB/∂ β) =[(YB−YA)(2YP−YA)(∂XB/∂β)+{(YB−YA) (XA−2XP)+XY}(∂YB/∂β)]/R2 …(22)
【0047】 ∂YP/∂α =(∂YP/∂XA)(∂XA/∂α)+(∂YP/∂YA)(∂YA/∂ α) =[{(XA−XB)(YB−2YP)+XY}(∂XA/∂α)+(XA −XB)(2XP−XB)(∂YA/∂α)]/R2 …(23)
【0048】 ∂YP/∂β =(∂YP/∂XB)(∂XB/∂β)+(∂YP/∂YB)(∂YB/∂ β) =[{(XA−XB)(2YP−YA)−XY}(∂XB/∂β)+(XA −XB)(XA−2XP)(∂YB/∂β)]/R2 …(24)
【0049】 但し、 ∂XA/∂α =−(LA/2){cos(εA+α)sinα−sin(εA+α)co sα}/sin2 α …(25) ∂YA/∂α =(LA/2){−sin(εA+α)sinα−cos(εA+α)co sα}/sin2 α …(26) ∂XB/∂β =−(LB/2){cos(εB−β)sinβ+sin(εB−β)co sβ}/sin2 β …(27) ∂YB/∂β =−(LB/2){sin(εB−β)sinβ−cos(εB−β)co sβ}/sin2 β …(28)
【0050】これらのパラメータを使用して、例えば次
に示す評価方法で夫々移動体Tの位置(xt,yt)及
び移動方向φを求める。
【0051】1)xt,yt最大誤差が最小となる最適
解を求める場合の評価関数Hは(29)式で表わされ、
Hが最小となる解(xj,yj,φj)を選択する。な
お、以下においてjは光反射手段の組み合わせ数を示
す。 H=Max(|∂XP/∂α|,|∂XP/∂β|,|∂YP/∂α|,|∂ YP/∂β|) …(29)
【0052】2)xt,yt誤差の2乗和が最小となる
最適解を求める場合の評価関数Hは(30)式,(3
1)式,及び(32)式等で表わされ、Hが最小となる
解(xj,yj,φj)を選択する。 H=√{(∂XP/∂α)2 +(∂XP/∂β)2 +(∂YP/∂α)2 +( ∂YP/∂β)2 } …(30) H=√{Max(∂XP/∂α,∂XP/∂β)2 +Max(∂YP/∂α, ∂YP/∂β)2 }…(31) H=|∂XP/∂α|+|∂XP/∂β|+|∂YP/∂α|+|∂YP/∂ β| …(32)
【0053】3)x位置に重点を置いた最適解を求める
場合の評価関数Hは(33)式で表わされ、Hが最小と
なる解(xj,yj,φj)を選択する。 H=Max(|∂XP/∂α|,|∂XP/∂β|) …(33)
【0054】4)y位置に重点を置いた最適解を求める
場合の評価関数Hは(34)式で表わされ、Hが最小と
なる解(xj,yj,φj)を選択する。 H=Max(|∂YP/∂α|,|∂YP/∂β|) …(34)
【0055】なお、以上の評価方法を任意に組み合わせ
て得られた複数の解(xj,yj,φj)の平均値を選
択するようにしてもよく、また、例えば後述する実施の
形態にも示す如く、評価方法3)で得られた解のxj及
びφjを選択するとともに、評価方法4)で得られた解
のyj及びφjを選択し、これらの(xj,yj)によ
り移動体Tの位置とし、さらに、得られた2つのφjの
平均値を得ることにより移動体Tの移動方向を特定する
ようにしてもよい。
【0056】また、以上に示した方法においては、移動
体Tの位置として絶対座標における位置を求めるように
説明したが、相対座標における位置(Xt,Yt)を求
める構成としても構わない。
【0057】さらに、第1及び第2方向成分を夫々設定
するために以上においては、xy絶対座標系及びXY相
対座標系の如き直交座標系を設定して説明したが、これ
らのような直交座標系以外の基準軸を設定して移動体T
の位置及び移動方向を特定するようにしてもよい。
【0058】従って、第1発明に係る移動体の位置特定
方法においては、移動体から3つ以上の光反射手段へ光
を照射し、各光反射手段による反射光を移動体にて受光
した際の受光角度を測定し、該受光角度及び光反射手段
の位置に基づいて移動体の位置及び移動方向を三角測量
により特定する方法にあって、3つ以上の光反射手段の
中から所定数(例えば3つ)の光反射手段を選択する各
組み合わせの夫々に対して、移動体の位置及び移動方向
を三角測量により求める。この求め方については、前述
した従来と同様の方法であっても、その他の三角測量に
よる方法であっても構わない。次に、各組み合わせにお
ける何れか3つの光反射手段の間の2つの受光角度差
(例えば開き角α,β)の測定誤差に対する移動体の位
置の第1方向成分に関連する値(例えばXP)の変化
率、又は移動体の位置の第2方向成分に関連する値(例
えばYP)の変化率が可及的に小さい組み合わせにおけ
る第1又は第2方向成分に関連する値及び移動方向に基
づいて、移動体の位置及び移動方向を特定する構成とし
たので、光反射手段の配置パターン及び距離等に左右さ
れずに、受光角度の測定誤差に影響されにくい最適解を
得ることができる。
【0059】また、第2発明に係る移動体の位置特定装
置においては、移動体から3つ以上の光反射手段へ光を
照射し、各光反射手段による反射光を移動体にて受光し
た際の受光角度を測定し、該受光角度及び光反射手段の
位置に基づいて移動体の位置及び移動方向を三角測量に
より特定する装置にあって、3つ以上の光反射手段の中
から所定数(例えば3つ)の光反射手段を選択する組み
合わせを組合せ生成手段により生成し、測量手段が、生
成された各組み合わせの夫々に対して、移動体の位置及
び移動方向を三角測量により求める。この求め方につい
ては、第1発明と同様である。次に、各組み合わせにお
ける何れか3つの光反射手段の間の2つの受光角度差
(例えば開き角α,β)を角度差演算手段により演算
し、演算された2つの受光角度差の測定誤差に対する移
動体の位置の第1方向成分に関連する値(例えばXP)
の変化率、又は移動体の位置の第2方向成分に関連する
値(例えばYP)の変化率が可及的に小さい組み合わせ
を選択手段により選択し、選択された組み合わせにおけ
る第1又は第2方向成分に関連する値及び移動方向に基
づいて、移動体の位置及び移動方向を特定する構成とし
たので、光反射手段の配置パターン及び距離等に左右さ
れずに、受光角度の測定誤差に影響されにくい最適解を
得ることができる。
【0060】また、第3発明に係る移動体の位置特定装
置においては、選択手段が、2つの受光角度差の測定誤
差に対する移動体の位置の第1方向成分に関連する値の
変化率が可及的に小さい組み合わせを選択する第1選択
手段と、2つの受光角度差の測定誤差に対する移動体の
位置の第2方向成分に関連する値の変化率が可及的に小
さい組み合わせを選択する第2選択手段とを備え、第1
選択手段により選択された組み合わせにおける第1方向
成分に関連する値及び第2選択手段により選択された組
み合わせにおける第2方向成分に関連する値に基づいて
移動体の位置を特定する構成としたので、これら2つの
選択手段により例えば直交方向成分として夫々設定した
第1及び第2方向成分の両方を得ることができ、これに
よって移動体の位置をより容易に特定することができ
る。
【0061】さらに、第4発明に係る移動体の位置特定
装置においては、第1及び第2選択手段により選択され
た組み合わせにおける2つの移動方向の平均値に基づい
て移動体の移動方向を特定する構成としたので、2つの
選択手段により夫々得られた解の平均値を前記移動方向
の最適解とすることができ、解の信頼性が高い。
【0062】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。本発明に係る移動体の位置
特定装置の構成は、図11及び図12に示した従来の移
動体の位置特定装置と同様の構成を有し、そのCPU1
1における処理内容が異なるだけである。従って、同一
部分には同一の参照符号を付してその構成及び作用の詳
細な説明を省略する。
【0063】図1及び図2は、本発明に係る移動体の位
置特定装置における移動体の位置及び移動方向の検出に
伴うCPU11の処理内容を示すフローチャートであ
る。まず、電動モータ12に動作指示を与えて旋回塔2
0を所定方向に回転させるとともに、レーザ投受光ユニ
ット21をオンすることによってスキャンを行なう(ス
テップ1−1)。そして、旋回塔20が1回転して36
0°方向のスキャンが完了した後で、光反射手段A,
B,…からの受光角度をメモリ15から読み込み(ステ
ップ1−2)、読み込み結果と、設定情報データベース
16に記憶されている光反射手段A,B,…の位置情報
とに基づいて光反射手段A,B,…の識別を行なう(ス
テップ1−3)。
【0064】360°スキャンで検出した全ての光反射
手段A,B,…の中から3つの光反射手段を選択する組
み合わせの番号を示すカウンタiを初期化すべく、i=
1にする(ステップ1−4)。なお、カウンタi=1,
2,…,nとしており、nが組み合わせ数の合計を示
す。
【0065】そして、第i番目の組み合わせの解演算に
用いる3つの光反射手段(ここでは前述の原理説明に対
応させて仮にAi,Bi,Ciとする)を選択し(ステ
ップ1−5)、各光反射手段からの受光角度(θAi,
θBi,θCi)と、設定情報データベース16から読
み出された位置情報(xa,ya)i,(xb,yb)
i,及び(xc,yc)iの各情報に基づいて前述の原
理説明のようにして移動体Tの位置(xi,yi)及び
移動方向φiを演算して、演算結果をメモリ15に記憶
し(ステップ1−6)、カウンタiに1を加える(i=
i+1)(ステップ1−7)。
【0066】そして、全ての光反射手段の組み合わせに
ついて移動体Tの位置(xi,yi)及び移動方向φi
を演算したか否かを、カウンタiの値がn(3つの光反
射手段の組み合わせの合計数)より大きいか否かで判断
し(ステップ1−8)、i≦nである場合には、次の組
み合わせについてステップ1−5からの処理を繰り返
す。
【0067】一方、i>nである場合には、カウンタi
をリセット(i=1)し(ステップ1−9)、前述の原
理説明における評価方法3)に基づいて、x位置に重点
を置いた最適解を求めるための評価関数Hが最小となる
解(xi,yi,φi)をメモリ15に記憶されている
ステップ1−6の演算結果から選択し、(xj,yj,
φj)とする(ステップ1−10)。
【0068】次に、今度は前述の原理説明における評価
方法4)に基づいて、y位置に重点を置いた最適解を求
めるための評価関数Hが最小となる解(xi,yi,φ
i)をメモリ15に記憶されているステップ1−6の演
算結果から選択し、(xk,yk,φk)とし(ステッ
プ1−11)、カウンタiに1を加える(i=i+1)
(ステップ1−12)。
【0069】そして、全ての光反射手段の組み合わせに
ついて評価したか否かを、カウンタiの値がnより大き
いか否かで判断し(ステップ1−13)、i≦nである
場合には、次の組み合わせについてステップ1−10か
らの処理を繰り返す。
【0070】一方、i>nである場合には、ステップ1
−10,1−11の夫々で最終的に得られた解(xj,
yj,φj),(xk,yk,φk)に基づいて、移動
体Tのx方向位置をxj、y方向位置をykと夫々し、
移動方向φをφj及びφkの平均値として決定し(ステ
ップ1−14)、決定した(xt,yt,φ)を前記外
部装置等へ出力する(ステップ1−15)。
【0071】
【実施例】次の図3及び図4に示すような光反射手段の
配置構成において、ロータリーエンコーダ13の開き角
α,βの検出に0.25°の誤差がある場合の、移動体
Tの位置及び移動方向の特定誤差と、前述した各種評価
関数とを検証した。
【0072】図3及び図4は、本発明に係る移動体の位
置特定装置の検証に用いた移動体Tに対する光反射手段
の配置構成の主要パターンを示す模式図であり、図示の
都合上、検証に用いた光反射手段の18種類の組み合わ
せのうち、図3には第1〜第13の組み合わせのみを夫
々示し、図4には第14の組み合わせのみを示してあ
る。なお、検証に用いた光反射手段の組み合わせ及びそ
の位置関係は次の通りである。
【0073】第1の組み合わせ(P1):A1,B1,
C1(α,β=90°,T位置=O1) 第2の組み合わせ(P2):A2,B2,C1(α,β
=60°,T位置=O1) 第3の組み合わせ(P3):A5,B5,C1(α,β
=45°,T位置=O1) 第4の組み合わせ(P4):A3,B3,C1(α,β
=30°,T位置=O1) 第5の組み合わせ(P5):A4,B4,C4(α,β
=90°,T位置=O1) ※P1の条件で全ての距離を2倍にした。 第6の組み合わせ(P6):A6,B6,C1(α,β
=90°,T位置=O1) ※P1の条件でO1−AB間距離を√3倍にし、LA,
LBを√2倍にし、εA,εBを小さくした。 第7の組み合わせ(P7):A1,B1,C4(α,β
=90°,T位置=O1) ※P1の条件でO1−C間距離を2倍にし、LA,LB
を1.58倍にし、εA,εBを大きくした。 第8の組み合わせ(P8):A2,B2,C4(α,β
=60°,T位置=O1) ※P2の条件でO1−C間距離を2倍にし、LA,LB
を大きくし、εA,εBを大きくした。 第9の組み合わせ(P9):A5,B5,C4(α,β
=45°,T位置=O1) ※P3の条件でO1−C間距離を2倍にした。 第10の組み合わせ(P10):A3,B3,C4
(α,β=30°,T位置=O1) ※P4の条件でO1−C間距離を2倍にし、LA,LB
を小さくした。 第11の組み合わせ(P11):A1,B1,C1
(α,β=26°,T位置=O2,開き角誤差なし) 第12の組み合わせ(P12):A1,B1,C1
(α,β=26°,T位置=O2) 第13の組み合わせ(P13):A2,B2,C1
(α,β=26°,T位置=O2) ※P12の条件でO2−AB間距離を大きくし、εA,
εBを小さくした。
【0074】第14の組み合わせ(P14):A7,B
7,C1(α=25°,β=270°,T位置=O1) ※P1の条件で光反射手段を図7に示す如く反時計回り
に90°回転させた状態。以下の組み合わせにおける回
転状態は同様の考え方に基づいたものであって、図示は
省略する。 第15の組み合わせ(P15):A8,B8,C1(α
=45°,β=225°,T位置=O1) ※P1の条件で光反射手段を反時計回りに60°回転さ
せた状態。 第16の組み合わせ(P16):A9,B9,C1(α
=55°,β=180°,T位置=O1) ※P1の条件で光反射手段を反時計回りに45°回転さ
せた状態。 第17の組み合わせ(P17):A10,B10,C1
(α=65°,β=135°,T位置=O1) ※P1の条件で光反射手段を反時計回りに30°回転さ
せた状態。 第18の組み合わせ(P18):A11,B11,C1
(α=80°,β=100°,T位置=O1) ※P1の条件で光反射手段を反時計回りに10°回転さ
せた状態。
【0075】検証結果は以下の通りである。図5は、移
動体及び光反射手段の位置関係の組み合わせと、各組み
合わせにおける角度(ε+α)との関係を説明するため
の説明図である。
【0076】また、図6及び図7は、移動体及び光反射
手段の位置関係と、前述した原理説明における評価方法
による演算結果(評価項目)との関係を示す図表であ
り、図6には第1〜第6の組み合わせ(P1〜P6)の
演算結果を、図7には第7〜第10,第12,及び第1
3の組み合わせ(P7〜P10,P12,P13)の演
算結果を夫々示してある。
【0077】なお、図7において第11の組み合わせ
(P11)が欠落しているのは、「開き角誤差なし」、
つまり開き角α,βの検出誤差が”0°”として設定さ
れているからである。また、図8は、図6及び図7に示
した移動体及び光反射手段の位置関係と、各位置関係の
組み合わせの評価項目中の誤差,評価値の絶対値との関
係を示すグラフである。
【0078】一方、図9は、移動体及び光反射手段の位
置関係と、前述した原理説明における評価方法による演
算結果(評価項目)との関係を示す図表であり、特に、
第1の組み合わせ(P1)の演算結果と、該第1の組み
合わせ(P1)を回転させた第14〜第18の組み合わ
せ(P14〜P18)の演算結果とを対比するように示
してある。また、図10は、図9に示した移動体及び光
反射手段の位置関係と、各位置関係の組み合わせの評価
項目中の誤差,評価値の絶対値との関係を示すグラフで
ある。
【0079】図6及び図7において「x,y最大誤差最
小順位」として示した|x誤差|,|y誤差|の何れか
大きい方の値が小さい方から付けた順位と、前述した原
理説明における評価方法1)の(29)式による評価の
順位、即ち図6及び図7において「Max∂XP,∂Y
P最小」として示した順位とは略一致した傾向を示して
いる。
【0080】詳述すれば、これら2つの評価において順
位が一致していないP3,P4,P5,及びP7のう
ち、P5及びP7は、「x,y最大誤差最小順位」で
は、P7>P5であるが、P5≒P7と見て良く、P5
よりY位置誤差が小さいことから、図6及び図7におい
て「x,yノルム誤差最小順位」として示した前述の原
理説明における評価方法2)のx,yのノルム誤差の順
位、即ち√(X誤差2 +Y誤差2 )が小さい順に評価し
た順位P7<P5を採用すべきと思われる。
【0081】図6に示す如くP3及びP4の順位関係は
正しく評価されているが、P3及びP4のグループと、
P5及びP7のグループの順位関係が「x,y最大誤差
最小順位」における順位関係と逆転している。これは、
本検証結果の場合においては|x誤差|>|y誤差|と
なっていることから、|x誤差|に関係する前述の原理
説明における評価方法3)のMax(|∂XP/∂α
|,|∂XP/∂β|)、即ち「Max|∂XP|」の
値で評価すべきであるが、ここでは、この値よりもy誤
差に関係する評価方法4)のMax(|∂YP/∂α
|,|∂YP/∂β|)、即ち「Max|∂YP|」の
値の方がP2,P3,P4,及びP6の場合、大きくな
り、|y誤差|の順位に切り替わってしまうことがわか
る。
【0082】また、評価方法3)によるMax(|∂X
P/∂α|,|∂XP/∂β|)、即ち「Max|XP
|」の値と、評価方法4)によるMax(|∂YP/∂
α|,|∂YP/∂β|)、即ち「Max|YP|」の
値との大小関係は、(εA+α),(εB−β)の角度
位置によって定まる。即ち、図5中にクロスハッチング
で示した如く、−45°<(εA+α),(εB−β)
<45°,及び135°<(εA+α),(εB−β)
<225°の範囲内にあるとき、評価方法3)によるM
ax(|∂XP/∂α|,|∂XP/∂β|)、即ち
「Max|YP|」の値の方が大きくなる。
【0083】また、実際の|x誤差|,|y誤差|をΔ
x,Δyと夫々した場合、これらは次の(35)式,
(36)式で求められる。なお、本検証ではΔα=−
0.5°,Δβ=0.25°と定義する。 ΔX∝2ΔXP∝(∂XP/∂α)Δα+(∂XP/∂β)Δβ …(35) ΔY∝2ΔYP∝(∂YP/∂α)Δα+(∂YP/∂β)Δβ …(36)
【0084】一方、評価方法2)における∂XP/∂
α,∂XP/∂β,∂YP/∂α,及び∂YP/∂βの
ノルム(30)式,(31)式,及び(32)式で評価
した順位、即ち「ノルム∂XP,∂YP最小順位」は、
各式とも等しくなるが、前述した評価方法1)における
Max(|∂XP/∂α|,|∂XP/∂β|,|∂Y
P/∂α|,|∂YP/∂β|)、即ち「Max∂X
P,∂YP最小順位」とは部分的に異なっている。
【0085】(30)式,(31)式,及び(32)式
での評価は、|x誤差|,|y誤差|のノルム誤差、即
ち√(X誤差2 +Y誤差2 )で得られる「xyノルム誤
差」が小さい順に評価した「x,yノルム誤差最小順
位」と対応付けるのが妥当と考えられるので、これらを
比較すると、P2,P3,P5,及びP7の順位に差異
がある。
【0086】また、図5及び図9からわかるように、移
動体T及び光反射手段の位置関係が全く同じであれば、
座標軸の回転によってΔx,Δyの大小関係は変化する
ものの、そのノルム{√(ΔX2 +ΔY2 )}に基づい
た「x,yノルム誤差最小順位」は一定になると言え
る。従って、座標軸の回転による測定精度の変化はな
い。
【0087】以上のように評価式としては、「Max∂
XP,∂YP」で示したMax(|∂XP/∂α|,|
∂XP/∂β|,|∂YP/∂α|,|∂YP/∂β
|)と、ノルム∂XPで示した及びノルムYPとの何れ
か一方だけでも高精度な位置特定が可能と思われるが、
最大誤差とノルム誤差との両方の観点から総合的に評価
する方が望ましい。
【0088】そこで、Max(|∂XP/∂α|,|∂
XP/∂β|,|∂YP/∂α|,|∂YP/∂β|)
と、ノルム∂XP及びノルムYPとの加算値、即ち「M
ax+ノルム∂XP∂YP」の値で順位付けをしてみる
と、多少の改良効果が認められる(「Max+ノルム∂
XP∂YP順位」の項を参照)。
【0089】しかし、「Max|∂XP|順位」で示し
たMax(|∂XP/∂α|,|∂XP/∂β|)の順
位は、「x精度順位」で示した|x誤差|の順位と略一
致し、また、「Max|∂YP|順位」で示したMax
(|∂YP/∂α|,|∂YP/∂β|)の順位も、
「y精度順位」で示した|y誤差|の順位と略一致して
いることから、前述した評価方法1),2)の如きx,
yの両方を勘案した唯一解を求めるよりも、x,yの夫
々について誤差の小さい解を個別に求める方がよいこと
がわかる。
【0090】即ち、まず、|x誤差|に着目してH=M
ax(|∂XP/∂α|,|∂XP/∂β|)が最小と
なる組み合わせから、解(xi,φi)を選択する。続
いて、|y誤差|に着目してH=Max(|∂YP/∂
α|,|∂YP/∂β|)が最小となる組み合わせか
ら、解(yj,φj)を選択する。移動方向精度は、
x,y誤差(精度)によって付随的に決まるため、(φ
i+φj)/2を最終的な解とする。このように、評価
方法3),4)を組み合わせた前述の実施の形態の如く
移動体の位置特定装置を構成することがより望ましい。
【0091】例えば、第2〜第7の組み合わせ(P2〜
P7)の中から最適解を選択するような場合、「Max
|∂XP|」で示したMax(|∂XP/∂α|,|∂
XP/∂β|)よって、x位置について第6の組み合わ
せ(P6)が選択され、同様にして「Max|∂YP
|」で示したMax(|∂YP/∂α|,|∂YP/∂
β|)よって、y位置について第7の組み合わせ(P
7)が選択され、最終的には、移動体Tの位置(x,
y)=(P6のx値,P7のy値)、移動方向φ=
{(P6のφ値+P7のφ値)/2}となる。
【0092】なお、本発明に係る移動体の位置特定方法
を実際に利用する場合には、移動体Tの実走行を含めて
何れの評価方法が最も高い検出精度を有しているかを確
認し乍ら、最適な評価方法を適宜に選択することが望ま
しい。
【0093】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る移動体の
位置特定方法及びその実施に使用する移動体の位置特定
装置においては、移動体から3つ以上の光反射手段へ光
を照射し、各光反射手段による反射光を移動体にて受光
した際の受光角度を測定し、該受光角度及び光反射手段
の位置に基づいて移動体の位置及び移動方向を三角測量
により特定する方法にあって、3つ以上の光反射手段の
中から所定数(例えば3つ)の光反射手段を選択する各
組み合わせの夫々に対して、移動体の位置及び移動方向
を三角測量により求める。次に、各組み合わせにおける
何れか3つの光反射手段の間の2つの受光角度差(例え
ば開き角α,β)の測定誤差に対する移動体の位置の第
1方向成分に関連する値(例えばXP)の変化率、又は
移動体の位置の第2方向成分に関連する値(例えばY
P)の変化率が可及的に小さい組み合わせにおける第1
又は第2方向成分に関連する値及び移動方向に基づい
て、移動体の位置及び移動方向を特定する構成としたの
で、光反射手段の配置パターン及び距離等に左右されず
に、受光角度の測定誤差に影響されにくい最適解を得る
ことができる。
【0094】また、移動体から3つ以上の光反射手段へ
光を照射し、各光反射手段による反射光を移動体にて受
光した際の受光角度を測定し、該受光角度及び光反射手
段の位置に基づいて移動体の位置及び移動方向を三角測
量により特定する装置にあって、3つ以上の光反射手段
の中から所定数(例えば3つ)の光反射手段を選択する
組み合わせを組合せ生成手段により生成し、測量手段
が、生成された各組み合わせの夫々に対して、移動体の
位置及び移動方向を三角測量により求める。次に、各組
み合わせにおける何れか3つの光反射手段の間の2つの
受光角度差(例えば開き角α,β)を角度差演算手段に
より演算し、演算された2つの受光角度差の測定誤差に
対する移動体の位置の第1方向成分に関連する値(例え
ばXP)の変化率、又は移動体の位置の第2方向成分に
関連する値(例えばYP)の変化率が可及的に小さい組
み合わせを選択手段により選択し、選択された組み合わ
せにおける第1又は第2方向成分に関連する値及び移動
方向に基づいて、移動体の位置及び移動方向を特定する
構成としたので、光反射手段の配置パターン及び距離等
に左右されずに、受光角度の測定誤差に影響されにくい
最適解を得ることができる。
【0095】また、選択手段が、2つの受光角度差の測
定誤差に対する移動体の位置の第1方向成分に関連する
値の変化率が可及的に小さい組み合わせを選択する第1
選択手段と、2つの受光角度差の測定誤差に対する移動
体の位置の第2方向成分に関連する値の変化率が可及的
に小さい組み合わせを選択する第2選択手段とを備え、
第1選択手段により選択された組み合わせにおける第1
方向成分に関連する値及び第2選択手段により選択され
た組み合わせにおける第2方向成分に関連する値に基づ
いて移動体の位置を特定する構成としたので、これら2
つの選択手段により例えば直交方向成分として夫々設定
した第1及び第2方向成分の両方を得ることができ、こ
れによって移動体の位置をより容易に特定することがで
きる。
【0096】さらに、第1及び第2選択手段により選択
された組み合わせにおける2つの移動方向の平均値に基
づいて移動体の移動方向を特定する構成としたので、2
つの選択手段により夫々得られた解の平均値を前記移動
方向の最適解とすることができ、解の信頼性が高い等、
本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動体の位置特定装置における移
動体の位置及び移動方向の検出に伴うCPUの処理内容
を示すフローチャートである。
【図2】本発明に係る移動体の位置特定装置における移
動体の位置及び移動方向の検出に伴うCPUの処理内容
を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る移動体の位置特定装置の検証に用
いた移動体に対する光反射手段の配置構成の主要パター
ンを示す模式図である。
【図4】本発明に係る移動体の位置特定装置の検証に用
いた移動体に対する光反射手段の配置構成の主要パター
ンを示す模式図である。
【図5】移動体及び光反射手段の位置関係の組み合わせ
と、各組み合わせにおける角度(ε+α)との関係を説
明するための説明図である。
【図6】移動体及び光反射手段の位置関係と、原理説明
における評価方法による演算結果(評価項目)との関係
を示す図表である。
【図7】移動体及び光反射手段の位置関係と、原理説明
における評価方法による演算結果(評価項目)との関係
を示す図表である。
【図8】図6及び図7に示した移動体及び光反射手段の
位置関係と、各位置関係の組み合わせの評価項目中の誤
差,評価値の絶対値との関係を示すグラフである。
【図9】移動体及び光反射手段の位置関係と、原理説明
における評価方法による演算結果(評価項目)との関係
を示す図表である。
【図10】図9に示した移動体及び光反射手段の位置関
係と、各位置関係の組み合わせの評価項目中の誤差,評
価値の絶対値との関係を示すグラフである。
【図11】特開平9−105628号公報に開示されて
いる移動体の位置特定装置の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図12】図11に示した移動体の位置特定装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図13】三角測量による移動体の位置及び移動方向を
特定する原理を説明するための説明図である。
【符号の説明】
11 CPU 13 ロータリーエンコーダ(EN) 14 角度演算部 21 レーザ投受光ユニット T 移動体(位置特定装置) A,B,C 光反射手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体から3つ以上の光反射手段へ光を
    照射し、各光反射手段による反射光を前記移動体にて受
    光した際の受光角度を測定し、該受光角度及び光反射手
    段の位置に基づいて前記移動体の位置及び移動方向を三
    角測量により特定する移動体の位置特定方法において、 前記3つ以上の光反射手段の中から所定数の光反射手段
    を選択する各組み合わせに対して、前記移動体の位置及
    び移動方向を三角測量により夫々求め、各組み合わせに
    おける何れか3つの光反射手段の間の2つの受光角度差
    を求め、該2つの受光角度差の測定誤差に対する前記移
    動体の位置の第1方向成分に関連する値の変化率、又は
    前記移動体の位置の第2方向成分に関連する値の変化率
    が可及的に小さい組み合わせにおける前記第1又は第2
    方向成分に関連する値及び移動方向に基づいて、前記移
    動体の位置及び移動方向を特定することを特徴とする移
    動体の位置特定方法。
  2. 【請求項2】 移動体から3つ以上の光反射手段へ光を
    照射し、各光反射手段による反射光を前記移動体にて受
    光した際の受光角度を測定し、該受光角度及び光反射手
    段の位置に基づいて前記移動体の位置及び移動方向を三
    角測量により特定する移動体の位置特定装置において、 前記3つ以上の光反射手段の中から所定数の光反射手段
    の組み合わせを生成する組合せ生成手段と、該組合せ生
    成手段により生成された各組み合わせに対して、前記移
    動体の位置及び移動方向を三角測量により夫々測量する
    測量手段と、各組み合わせにおける何れか3つの光反射
    手段の間の2つの受光角度差を演算する角度差演算手段
    と、該角度差演算手段により演算された前記2つの受光
    角度差の測定誤差に対する前記移動体の位置の第1方向
    成分に関連する値の変化率、又は前記移動体の位置の第
    2方向成分に関連する値の変化率が可及的に小さい組み
    合わせを選択する選択手段とを備え、該選択手段により
    選択された組み合わせにおける前記第1又は第2方向成
    分に関連する値及び移動方向に基づいて前記移動体の位
    置及び移動方向を特定すべくなしてあることを特徴とす
    る移動体の位置特定装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記測定誤差に対する
    前記第1方向成分に関連する値の変化率が可及的に小さ
    い組み合わせを選択する第1選択手段と、前記測定誤差
    に対する前記第2方向成分に関連する値の変化率が最小
    となる組み合わせを選択する第2選択手段とを備え、前
    記第1選択手段により選択された組み合わせにおける前
    記第1方向成分に関連する値及び前記第2選択手段によ
    り選択された組み合わせにおける前記第2方向成分に関
    連する値に基づいて前記移動体の位置を特定すべくなし
    てある請求項2記載の移動体の位置特定装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2選択手段により選択さ
    れた組み合わせにおける移動方向の平均値に基づいて前
    記移動体の移動方向を特定すべくなしてある請求項3記
    載の移動体の位置特定装置。
JP11203902A 1999-07-16 1999-07-16 移動体の位置特定方法及び装置 Pending JP2001033244A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11203902A JP2001033244A (ja) 1999-07-16 1999-07-16 移動体の位置特定方法及び装置
TW089111234A TW484018B (en) 1999-07-16 2000-06-09 Position determining method for moving body and apparatus using the method
KR1020000037694A KR20010015142A (ko) 1999-07-16 2000-07-03 이동체의 위치특정방법 및 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11203902A JP2001033244A (ja) 1999-07-16 1999-07-16 移動体の位置特定方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001033244A true JP2001033244A (ja) 2001-02-09

Family

ID=16481609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11203902A Pending JP2001033244A (ja) 1999-07-16 1999-07-16 移動体の位置特定方法及び装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2001033244A (ja)
KR (1) KR20010015142A (ja)
TW (1) TW484018B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132853A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Toshiba Tec Corp 位置検出システムおよび位置検出方法
JP2007139461A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Toshiba Tec Corp 位置検出システム
JP2008002911A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Toshiba Tec Corp 位置検出システム
JP2008014776A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Toshiba Tec Corp 位置検出システムおよび位置検出装置
KR100977246B1 (ko) 2007-02-23 2010-08-20 한국전자통신연구원 순방향 링크 aoa를 이용한 위치 추정 장치 및 방법

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100863245B1 (ko) * 2006-07-18 2008-10-15 삼성전자주식회사 거리측정 기능을 갖는 비컨, 이를 이용한 위치인식시스템및 그 위치인식방법
CN108645341B (zh) * 2018-03-09 2020-03-20 南昌航空大学 荧光式位移传感方法
CN112556576B (zh) * 2020-12-07 2022-06-21 兰剑智能科技股份有限公司 双激光扫描仪校准方法、装置及设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132853A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Toshiba Tec Corp 位置検出システムおよび位置検出方法
JP2007139461A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Toshiba Tec Corp 位置検出システム
JP2008002911A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Toshiba Tec Corp 位置検出システム
JP2008014776A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Toshiba Tec Corp 位置検出システムおよび位置検出装置
KR100977246B1 (ko) 2007-02-23 2010-08-20 한국전자통신연구원 순방향 링크 aoa를 이용한 위치 추정 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
KR20010015142A (ko) 2001-02-26
TW484018B (en) 2002-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4531965B2 (ja) 振れ検出装置、振れ検出装置付き回転レーザ装置及び振れ検出補正装置付き位置測定設定システム
CA1268525A (en) Position sensing system for a moving object
JP4601798B2 (ja) 位置測定設定システム
CN105157697B (zh) 基于光电扫描的室内移动机器人位姿测量系统及测量方法
US8259311B2 (en) Method for determining position, laser beam detector and detector-reflector device for a system for determining position
JP4812170B2 (ja) 位置測定装置、光学的送信方法、及び光学トランスミッタ
JP4416925B2 (ja) 位置測定設定システム及びそれに使用する受光センサ装置
Muralikrishnan et al. ASME B89. 4.19 performance evaluation tests and geometric misalignments in laser trackers
CN103376097B (zh) 自动布局和点转换系统
JP2001033244A (ja) 移動体の位置特定方法及び装置
JP2005180925A (ja) レーザ測定システム
CN114252028A (zh) 一种结合激光三角法的紧凑型四光斑二维转角检测装置
JP2001033207A (ja) 移動体の位置特定方法及び装置
JPH0248069B2 (ja)
CN116125445A (zh) 二维激光雷达的标定方法、装置、存储介质和电子设备
JP2795613B2 (ja) 移動体の位置及び姿勢の測定方法
Pisani et al. Cartesian approach to large scale co-ordinate measurement: InPlanT
JP2001066136A (ja) 位置特定方法及び装置並びにこれを備えた移動体
JP2001074458A (ja) 移動体の位置検出設備
JPS6015508A (ja) 移動体の位置測定方法
JP2736558B2 (ja) 位置測定方法及びその装置
JP2002188918A (ja) 無人車位置計測方式
WO2023170877A1 (ja) 測定装置、ロボットシステム、管理方法、ターゲット部材、および測定方法
EP4345412A1 (en) On-site compensation of measurement devices
JP5285974B2 (ja) 測定装置