JP2001033207A - 移動体の位置特定方法及び装置 - Google Patents

移動体の位置特定方法及び装置

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JP2001033207A
JP2001033207A JP11205379A JP20537999A JP2001033207A JP 2001033207 A JP2001033207 A JP 2001033207A JP 11205379 A JP11205379 A JP 11205379A JP 20537999 A JP20537999 A JP 20537999A JP 2001033207 A JP2001033207 A JP 2001033207A
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Japan
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moving body
light
light reflecting
distance
reflecting means
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JP11205379A
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English (en)
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Hisao Nishii
久雄 西井
Fumio Hatada
文男 畑田
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光反射手段からの受光角度を測定する角度測
定手段の測定精度と、移動体から光反射手段までの距離
を測定する測距手段の測定精度とに影響され難い移動体
の位置特定方法及びその実施に使用する移動体の位置特
定装置を提供する。 【解決手段】 移動体T及び光反射手段A,B,及びC
の距離が比較的小さい場合には、レーザ投受光ユニット
21,距離演算部17,及びCPU11から構成される
測距手段の測定誤差の影響を受け易いので、この測距手
段を用いない手法により移動体Tの位置及び移動方向を
特定し、前記距離が比較的大きい場合には、ロータリー
エンコーダ等の角度測定手段の測定誤差の影響を受け易
いので、この角度測定手段を用いない余弦定理利用の手
法により移動体の位置及び移動方向を特定するように切
り替える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無人搬送車
システムにおける無人搬送車等の移動体の位置を特定す
る移動体の位置特定方法及びその実施に使用する移動体
の位置特定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工場,倉庫等の敷地内で使用され
る無人搬送車システムにおいて採用されつつあるレーザ
ガイド式AGV(Automatic Guided Vehicle)、所謂L
GV(Laser Guided Vehicle)は、壁面の光反射手段に
レーザ光を反射させてナビゲーションを行なうため、床
面への誘導線の施設、誘導テープの貼り付けといった工
事が不要で、搬送レイアウトの変更に柔軟に対応できる
システムとして評価が高い。
【0003】図6は、特開平9−105628号公報に
開示されている移動体の位置特定装置の全体構成を示す
斜視図であり、図7は、そのブロック図である。図6及
び図7において、TはLGVとして構成された移動体T
であり、この移動体T自体が、敷地内の壁面の同一高さ
に貼り付けられた2箇所以上の光反射手段A,B,…
(図6及び図7においては、3つの光反射手段A,B,
及びCのみを示してある)からの反射光に基づいて三角
測量を行なうことによって、自装置の位置を特定する位
置特定装置の機能を兼ね備えている。
【0004】光反射手段A,B,及びCは、再帰性反射
板から構成され、移動体Tが走行する範囲内の壁面に3
つ以上が設置されている。
【0005】移動体Tは、箱状に構成された台車10の
上面に旋回塔20を備えている。該旋回塔20は、光反
射手段A,B,及びCの設置高さに合わせて水平にレー
ザ光を出射し、光反射手段A,B,及びCにて反射され
るレーザ光を受光するレーザ投受光ユニット21を備え
ている。
【0006】一方、台車10内には、CPU11,電動
モータ(M)12,ロータリーエンコーダ(EN)1
3,角度演算部14,メモリ15,及び設定情報データ
ベース(DB)16等が設けられている。
【0007】CPU11は、前述したレーザ投受光ユニ
ット21を制御するばかりでなく、モータ12を制御す
る一方、メモリ15及び設定情報データベース16に記
憶されている情報に基づいて、自装置(移動体T)の位
置及び移動方向を後述する如くに演算するようになって
いる。
【0008】電動モータ12は、レーザ投受光ユニット
21を内蔵した旋回塔20を一方向へ回転し、これによ
ってレーザ光を水平方向の全周に亘って照射させるよう
になっている。
【0009】ロータリーエンコーダ13は、この旋回塔
20の回転位置するものであり、レーザ投受光ユニット
21によるレーザ光の受光角度(又は照射角度)を検出
することができるようになっている。
【0010】角度演算部14は、ロータリーエンコーダ
13が検出した角度情報をCPU11で処理することが
可能な形式に変換し、変換結果をメモリ15に記憶す
る。
【0011】メモリ15は、角度演算部14から与えら
れた角度情報を記憶するとともに、CPU11における
処理に伴う一時的なデータを記憶する。
【0012】設定情報データベース16は、光反射手段
A,B,及びCが貼り付けられた位置情報のほかに、後
述する様々な設定情報を予め記憶している。
【0013】従来の移動体の位置特定装置は以上の如き
ハードウェア構成を有しており、CPU11からの指示
に応じて、電動モータ12が旋回塔20を基準方向(通
常は移動体Tの前方又は移動方向)から一方向へ1回転
旋回させるとともに、レーザ投受光ユニット21からレ
ーザ光を出射する。出射されたレーザ光は、光反射手段
A,B,又はCの何れかに入射したときにだけ反射さ
れ、反射光は入射方向、即ち移動体Tの方向へ反射され
る。
【0014】光反射手段A,B,又はCの何れかによっ
て反射されたレーザ光は、レーザ投受光ユニット21に
より受光され、受光した際のレーザ光の前記基準方向か
らの角度、即ち光反射手段A,B,又はCの何れかの角
度がロータリーエンコーダ13により検出され、検出結
果が角度演算部14及びメモリ15を介してCPU11
に与えられる。
【0015】CPU11は、例えば外部装置から与えら
れた移動体Tの概略位置情報と、メモリ15に記憶され
た角度情報とに基づいて、設定情報データベース16を
参照し、反射光が何れの光反射手段A,B,又はCから
のものであるかを識別する。CPU11は、識別した光
反射手段A,B,及びCの位置情報を設定情報データベ
ース16から読み出し、この読み出し結果と、前述の角
度情報とに基づいて、三角測量により移動体Tの位置及
び移動方向を演算するようになっている。なお、演算結
果としての移動体Tの位置及び移動方向は、例えば移動
体Tの走行を制御する外部装置に通信等により与えられ
て利用されるようになっている。
【0016】図8は、3つの光反射手段を用いて三角測
量により移動体の位置及び移動方向を特定する原理を説
明するための説明図である。次に、三角測量による移動
体Tの位置及び移動方向を特定する原理を説明する。
【0017】この原理は、特開昭59−67476号公
報によく開示されている。図8において、最終的に求め
るものは、移動体Tの位置及び移動方向である。そし
て、移動体Tの位置は、図8に示す如く適宜に設定され
たxy直角座標系(絶対座標系)における位置(xt,
yt)として求められる。また、移動体Tの移動方向
は、y軸(好ましくは東西南北の何れかの方角)からの
角度φ(但し、ここではy軸から反時計方向を+として
いる)として求められる。
【0018】前述のように、この移動体Tとは離れて3
つの光反射手段A,B,及びCが設けられており、これ
らの光反射手段A,B,及びCへは移動体Tからレーザ
光が走査される。従って、移動体Tから出射されたレー
ザ光は、光反射手段A,B,及びCへ、例えばB,C,
及びAの順で入射され、光反射手段A,B,及びCは、
移動体Tから入射された光を入射方向、即ち移動体Tの
方向へ再帰反射する。
【0019】従って、移動体Tでは、光反射手段A,
B,及びCから順次反射されるレーザ光を受光し、その
ときのレーザ光の投光方向を測定することによって、移
動体Tを中心とする光反射手段A及びCの開き角αと、
光反射手段B及びCの開き角βとを知ることができる。
【0020】ここで、移動体T,光反射手段A,及び光
反射手段Cに着目すると、これらの3点を通る1つの円
1を描くことができる。この円1の軌跡を示す方程式
は、光反射手段A及びCの位置と、その開き角αとによ
って容易に求めることができる。なぜならば、或る点か
ら見た光反射手段A及びCの開き角がαである場合、そ
の或る点は、必ず円1上に位置する筈だからである。即
ち、同一円上の異なる3点のうち2点の位置と他の点か
ら見た2点の開き角とがわかれば、その3点を通る円の
方程式を求めることができる。同様にして、移動体T
と、光反射手段B及びCとを通る円2の方程式も、光反
射手段B及びCの位置と、移動体Tから見た光反射手段
B及びCの間の開き角βとによって容易に求めることが
できる。
【0021】移動体Tの位置は、上述のようにして求め
た円1及び円2の2つの交点のうちの一方として求める
ことができ、他方は、光反射手段Cの位置となる。な
お、移動体Tの位置は、円1の方程式と円2の方程式と
を連立方程式として求めることも可能である。
【0022】光反射手段A,B,及びCの位置は、これ
らを壁面に貼り付けた際に予め測定され、設定情報デー
タベース16に記憶されている。また、移動体Tの移動
方向φは、移動体Tの位置を求めることができれば、後
述する如く容易に求めることができる。
【0023】次に、移動体Tの位置(xt,yt)及び
移動方向φの具体的な演算原理について詳述する。ま
ず、移動体Tに関する以下の情報は既知である。但し、
εA,εB,LA,LBは、夫々光反射手段A,B,及
びCの位置から夫々演算して求めることも可能である。 (xa,ya):光反射手段Aの(絶対座標)位置 (xb,yb):光反射手段Bの(絶対座標)位置 (xc,yc):光反射手段Cの(絶対座標)位置 εA:光反射手段A及びCを結ぶ線分がx軸となす角度 εB:光反射手段B及びCを結ぶ線分がx軸となす角度 LA:光反射手段A及びCの間の距離 LB:光反射手段B及びCの間の距離
【0024】まず、移動体Tからのレーザ光の走査によ
って移動体Tの移動方向φに対する光反射手段A,B,
及びCからの受光角度θA,θB,及びθCが夫々測定
される。次に、移動体Tから見た光反射手段A及びCの
開き角αと、移動体Tから見た光反射手段B及びCとの
開き角βとが式(1)及び式(2)によって求められ
る。 α=|θA−θC| …(1) β=|θB−θC| …(2)
【0025】また、円1及び円2の半径γA及びγB
は、式(3)及び式(4)によって求められる。 γA=(LA/2)cosecα …(3) γB=(LB/2)cosecβ …(4)
【0026】ここで、演算を単純化するため、光反射手
段Cを原点(0,0)とするXY(相対)座標系で考え
る。XY座標系での円1の中心OAの座標(XA,Y
A)は、式(5)及び式(6)によって求められる。 XA=−γAsin(εA+α) …(5) YA=γAcos(εA+α) …(6)
【0027】XY座標系での円2の中心OBの座標(X
B,YB)も同様にして式(7)及び式(8)によって
求められる。 XB=−γBsin(εB−β) …(7) YB=γBcos(εB−β) …(8)
【0028】ここで、円1及び円2の中心間距離をRと
すれば、その2乗を式(9)で表わすことができる。 R2 =(YB−YA)2 +(XB−XA)2 …(9)
【0029】また、ここで仮に次のようなXYを設定す
る。 XY=XA・YB−XB・YA …(10)
【0030】上述の式(9)及び式(10)を用いてX
P及びYPの位置を求めると、式(11)及び式(1
2)のようになる。 XP=(YB−YA)XY/R2 …(11) YP=(XA−XB)XY/R2 …(12)
【0031】従ってxy座標系での移動体Tの位置(x
t,yt)は、式(13)及び式(14)となる。 xt=xc+2XP …(13) yt=yc+2YP …(14)
【0032】但し、 LA=√{(xa−xc)2 +(ya−yc)2 } …(15) LB=√{(xb−xc)2 +(yb−yc)2 } …(16) εA=tan-1{(yc−ya)/(xc−xa)} …(17) εB=tan-1{(yb−yc)/(xb−xc)} …(18)
【0033】次に、移動体Tの移動方向φを求める。ま
ず、移動体T及び光反射手段Aを結ぶ線分とx軸とがな
す角度ξが式(19)によって求められる。 ξ=tan-1{(yt−ya)/(xt−xa)} …(19)
【0034】ここで、θA+ξ+(−φ)=3/2πで
あるから、移動体Tの移動方向φは、式(20)によっ
て求められる。ここで、移動方向φは、前述した如く反
時計方向を+としているので(−φ)で表わされてい
る。 φ=−3/2π+θA+ξ …(20)
【0035】なお、以上の説明においては、3つの光反
射手段を用いて三角測量を行なう構成としているが、三
角測量の原理では、後述するような三角形の余弦定理を
利用した方法のように、最低2つの光反射手段を用いる
ことにより、移動体の位置及び移動方向を特定すること
が可能である。
【0036】以上に説明した三角測定による原理を用い
て得られた移動体Tの位置(xt,yt)及び移動方向
φには、ロータリーエンコーダ13で光反射手段A,
B,及びCからの受光角度θA,θB,及びθCを検出
する際の、ロータリーエンコーダ13の角度分解能に相
当する検出精度に起因する誤差が含まれる。そして、こ
の誤差の大きさは、移動体T(より詳しくは例えばレー
ザ投受光ユニット21)から光反射手段A,B,及びC
までの距離及び角度(受光角度)といった光反射手段
A,B,及びCの配置パターンによって影響を受ける。
現実には、3つより多くの光反射手段A,B,…を設置
し、これら多数の光反射手段A,B,…を用いて前述し
た原理にて得られる複数の解の中から、最も誤差が小さ
い解を求める必要がある。
【0037】次に、前述した2つの光反射手段を用いた
三角測量の原理を説明する。図9は、2つの光反射手段
を用いて三角測量により移動体の位置及び移動方向を特
定する原理を説明するための説明図である。図9におい
ては、例えば図8に示した2つの光反射手段A,Bを選
択した例として示してある。
【0038】まず、レーザ投受光ユニット21が光反射
手段A,Bの夫々から受光した反射光に基づいて、光反
射手段A,Bまでの距離を夫々測定する。これは、レー
ザ投受光ユニット21からレーザ光を出射した時点から
各光反射手段A,Bからの反射光を受光するまでの時間
をCPU11により測定し、CPU11がこの時間にお
けるレーザ光の到達距離を求めることによって各光反射
手段A,Bまでの距離を測定することにより行なう。
【0039】つまり、移動体T及び光反射手段Aの間の
距離dA、並びに移動体T及び光反射手段Bの間の距離
dBが上述の如くに測定され、設定情報データベース1
6に記憶された光反射手段A,Bのx,y(絶対)座標
系における位置情報に基づいて、2つの光反射手段A,
Bの間の距離dABが求められる。なお、距離dAB
は、図8において説明した距離LAと同一のものであ
り、その求め方についての説明は省略する。
【0040】このようにして得られた三角形TABの距
離dA,dB,及びdABの各辺に基づいて、角TAB
(δ)を余弦定理を用いて式(21)により求める。 δ=cos-1{(dA2 +dAB2 −dB2 )/2dA・dAB …(21)
【0041】また、図8において説明したεAに相当す
る角度φABは式(22)により求められる。 φAB=tan-1{(yb−ya)/(xb−xa)} …(22)
【0042】また、以上の式(21)及び式(22)の
解を用いて、光反射手段Aのy軸に対する開き角Ψは式
(23)により求められる。 Ψ=π/2−δ−φAB …(23)
【0043】従って、移動体Tの移動方向φは式(2
4)により求められる。 φ=π−θA−Ψ …(24)
【0044】また、移動体Tの絶対座標位置(xt,y
t)は、式(25),式(26)により夫々求められ
る。 xt=xa+dA・sinΨ …(25) yt=xa+dA・cosΨ …(26)
【0045】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した移動体
Tの位置及び移動方向を特定するための2つの方法にお
いて、まず、3つの光反射手段から特定する前者の方法
では、測定した光反射手段A,B,及びCの角度θA,
θB,及びθCに基づいて移動体Tの位置及び移動方向
を特定する。ところが、前述した如くロータリーエンコ
ーダ13の角度分解能に相当する誤差が必ず存在するの
で、移動体T及び光反射手段A,B,及びCの間の距離
が大きくなるのに伴って誤差が増大するという問題があ
った。
【0046】勿論、より精度が高く、高分解能のロータ
リーエンコーダ13を備え、また、レーザ光のビーム径
を絞ることができるレーザ投受光ユニット21を備える
ことによって、或る程度誤差を軽減することが可能では
あるが、このようなロータリーエンコーダ13及びレー
ザ投受光ユニット21は非常に高価であるという欠点が
ある。
【0047】一方、2つの光反射手段により特定する後
者の方法では、測定した移動体T及び光反射手段A,
B,及びCの間の距離に基づいて移動体Tの位置及び移
動方向を特定するため、この距離の大小に応じた誤差が
生じることがないものの、移動体Tに通常備えられる測
距手段の測定精度が比較的に低いため、特に移動体T及
び光反射手段A,B,及びCの間の距離が小さい場合
に、測距精度が移動体Tの位置及び移動方向の特定精度
に大きく影響することになるという欠点がある。
【0048】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、移動体及び光反射手段の距離が比較的小さい場
合には、測距手段の測定誤差の影響を受け易いので、こ
の測距手段を用いない前者の方法により移動体の位置及
び移動方向を特定し、前記距離が比較的大きい場合に
は、ロータリーエンコーダ等の角度測定手段の測定誤差
の影響を受け易いので、この角度測定手段を用いない後
者の方法により移動体の位置及び移動方向を特定するこ
とによって、これら2つの特定方法の長所を有効に利用
するようにした移動体の位置特定方法及びその実施に使
用する移動体の位置特定装置を提供することを目的とす
る。
【0049】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る移動体の
位置特定方法は、移動体から3つの光反射手段へ光を照
射し、各光反射手段による反射光を前記移動体にて受
け、受けた前記反射光に基づいて前記移動体の位置及び
移動方向を三角測量により特定する移動体の位置特定方
法において、前記3つの光反射手段の何れか2つの夫々
及び前記移動体の間の距離を前記反射光に基づいて測定
し、測定した前記距離の何れかが所定距離未満である場
合に、前記3つの光反射手段による反射光を受光した際
の前記移動体における受光角度を求め、該受光角度及び
3つの光反射手段の位置に基づいて前記移動体の位置及
び移動方向を特定し、前記測定した距離の何れかが前記
所定距離以上である場合に、前記距離に基づいて前記移
動体の位置及び移動方向を余弦定理を用いて特定するこ
とを特徴とする。
【0050】第2発明に係る移動体の位置特定装置は、
移動体から3つの光反射手段へ光を照射し、各光反射手
段による反射光を前記移動体にて受け、受けた前記反射
光に基づいて前記移動体の位置及び移動方向を三角測量
により特定する移動体の位置特定装置において、前記3
つの光反射手段の何れか2つの夫々及び前記移動体の間
の距離を前記反射光に基づいて測定する測距手段と、該
測距手段により測定された前記距離の何れかを所定距離
と比較する比較手段と、該比較手段による比較結果が、
前記距離の何れかが前記所定距離未満である場合に、前
記3つの光反射手段による反射光を受光した際の前記移
動体における受光角度を測定する角度測定手段と、該角
度測定手段による測定結果及び前記3つの光反射手段の
位置に基づいて前記移動体の位置及び移動方向を特定す
る第1特定手段と、前記比較手段による比較結果が、前
記距離の何れかが前記所定距離以上である場合に、前記
距離に基づいて前記移動体の位置及び移動方向を余弦定
理を用いて特定する第2特定手段とを備えることを特徴
とする。
【0051】第3発明に係る移動体の位置特定装置は、
第2発明の移動体の位置特定装置において、前記比較手
段が、測定された前記距離の何れか小さい方を前記所定
距離と比較すべくなしてあることを特徴とする。
【0052】第1発明に係る移動体の位置特定方法にお
いては、移動体から3つの光反射手段へ光を照射し、各
光反射手段による反射光を移動体にて受け、受けた反射
光に基づいて移動体の位置及び移動方向を三角測量によ
り特定する方法にあって、3つの光反射手段の何れか2
つの夫々及び移動体の間の距離(例えばdA,dB)を
反射光に基づいて測定し、測定した距離の何れかが所定
距離未満である場合に、3つの光反射手段による反射光
を受光した際の移動体における受光角度(例えばθA,
θB,及びθC)を求め、受光角度及び3つの光反射手
段の位置に基づいて移動体の位置及び移動方向を特定
し、また、測定した距離の何れかが前記所定距離以上で
ある場合に、前記距離に基づいて移動体の位置及び移動
方向を余弦定理を用いて特定する構成としたので、前記
距離の大小に応じて前述した2つの特定方法を切り替え
ることができて、高精度で高価な角度測定手段及び測距
手段を必要とせず、これら2つの特定方法の長所を有効
に利用することが可能である。
【0053】第2発明に係る移動体の位置特定装置にお
いては、移動体から3つの光反射手段へ光を照射し、各
光反射手段による反射光を移動体にて受け、受けた反射
光に基づいて移動体の位置及び移動方向を三角測量によ
り特定する装置にあって、3つの光反射手段の何れか2
つの夫々及び移動体の間の距離(例えばdA,dB)を
反射光に基づいて測定する測距手段と、該測距手段によ
り測定された前記距離の何れかを所定距離と比較する比
較手段と、該比較手段による比較結果が、前記距離の何
れかが前記所定距離未満である場合に、3つの光反射手
段による反射光を受光した際の移動体における受光角度
(例えばθA,θB,及びθC)を測定する角度測定手
段と、該角度測定手段による測定結果及び3つの光反射
手段の位置に基づいて移動体の位置及び移動方向を特定
する第1特定手段と、前記比較手段による比較結果が、
前記距離の何れかが前記所定距離以上である場合に、前
記距離に基づいて移動体の位置及び移動方向を余弦定理
を用いて特定する第2特定手段とを備える構成としたの
で、前記距離の大小に応じて前述した2つの特定方法を
切り替えることができて、高精度で高価な角度測定手段
及び測距手段を必要とせず、これら2つの特定方法の長
所を有効に利用することが可能である。
【0054】第3発明に係る移動体の位置特定装置にお
いては、前記比較手段が、測定された前記距離の何れか
小さい方を前記所定距離と比較する構成としたので、前
記距離が前記所定距離近傍であるような場合であって
も、可及的に前述した前者の方法を用いて移動体の位置
及び移動方向を特定するようにすることができ、これに
よって、比較的精度が低い測距手段を用いた場合であっ
ても、高精度な特定精度を安定的に得ることができる。
【0055】なお、本発明においては、前述した2つの
光反射手段を用いる後者の特定方法を前述した演算方法
に限定するものではなく、例えば次に説明する実施の形
態の如くに構成することも可能である。
【0056】図10は、3つの光反射手段を用いる前者
の特定方法に、2つの光反射手段を用いる後者の特定方
法における余弦定理を応用した例を説明するための説明
図である。3つの光反射手段を用いる前者の特定方法に
おいては、移動体から各光反射手段までの距離を測定又
は演算する必要がなく、その特定精度は、ロータリーエ
ンコーダ13等から構成される角度測定手段による受光
角度θA,θB,及びθCの検出精度と、設定情報デー
タベース16等に記憶されている光反射手段A,B,及
びCの位置情報の精度とに依存する。ここで問題となる
受光角度θA,θB,及びθCの検出精度に直接的に影
響を受けるのは、前述した式(1)及び式(2)によっ
て演算される開き角α,βである。
【0057】そこで、式(1)及び式(2)に代えて、
2つの光反射手段を用いる後者の特定方法の特徴事項で
ある三角形の余弦定理を利用した式(27)及び式(2
8)により開き角α,βを求める。 α=cos-1{(dA2 +dC2 −dAC2 )/2dA・dC} …(27) β=cos-1{(dB2 +dC2 −dBC2 )/2dB・dC} …(28)
【0058】これによって、ロータリーエンコーダ等の
角度測定手段の検出精度に左右されずに、3つの光反射
手段を利用した精度の高い特定を可能とすることができ
る。
【0059】なお、以上に説明した本発明においては、
前述した従来構成の如くに移動体自体を位置特定装置と
して構成しても、また、移動体と、本発明に係る位置特
定装置とを別体に設ける構成としてもよい。
【0060】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る移動
体の位置特定装置の構成を示すブロック図である。本発
明に係る移動体の位置特定装置は、図7に示した従来の
移動体の位置特定装置におけるレーザ投受光ユニット2
1及びCPU11の間に距離演算部17を介在させ、こ
れらレーザ投受光ユニット21,距離演算部17,及び
CPU11により測距手段を構成し、前述した原理説明
の前者及び後者の方法による演算及び切り替えをCPU
11により行なう構成としたものであって、その全体構
成は図6に示した従来の移動体の位置特定装置と同様の
外観を有している。
【0061】本発明に係る移動体の位置特定装置におい
て、台車10内には、CPU11,電動モータ(M)1
2,ロータリーエンコーダ(EN)13,角度演算部1
4,メモリ15,設定情報データベース(DB)16,
及び距離演算部17等が設けられている。
【0062】CPU11は、前述したレーザ投受光ユニ
ット21を制御するとともに、モータ12を制御する一
方、メモリ15及び設定情報データベース16に記憶さ
れている光反射手段A,B,及びCの位置情報等の様々
な設定情報に基づいて、自装置(移動体T)の位置及び
移動方向を演算するようになっている。
【0063】電動モータ12は、レーザ投受光ユニット
21を内蔵した旋回塔20を一方向へ回転し、これによ
ってレーザ光を水平方向の全周に亘って照射させるよう
になっている。
【0064】ロータリーエンコーダ13は、この旋回塔
20の回転位置するものであり、レーザ投受光ユニット
21によるレーザ光の受光角度(又は照射角度)を検出
することができるようになっている。
【0065】角度演算部14は、ロータリーエンコーダ
13が検出した角度情報をCPU11で処理することが
可能な形式に変換し、変換結果をメモリ15に記憶す
る。
【0066】メモリ15は、角度演算部14から与えら
れた角度情報を記憶するとともに、CPU11における
処理に伴う一時的なデータを記憶する。
【0067】設定情報データベース16は、光反射手段
A,B,及びCが貼り付けられた位置情報のほかに、後
述する様々な設定情報を予め記憶している。
【0068】距離演算部17は、CPU11がレーザ投
受光ユニット21からのレーザ光の出射タイミングを記
憶し、光反射手段A,B,及びCからの反射光に基づい
た情報をレーザ投受光ユニット21から与えられた際
に、この光反射手段A,B,及びCに対応するレーザ光
の出射タイミングに基づいて、出射してから反射光を受
光するまでの時間を演算し、演算結果にレーザ光の空気
中の伝搬速度を掛け合わせることによって、移動体Tか
ら各光反射手段A,B,又はCまでの距離を演算するよ
うになっている。
【0069】図2及び図3は、本発明に係る移動体の位
置特定装置のCPU11の移動体の位置及び移動方向の
特定に伴う処理内容を示すフローチャートである。ま
ず、CPU11は、電動モータ12に動作指示を出力し
て、旋回塔20を基準方向(通常は移動体Tの前方又は
移動方向)から一方向へ1回転旋回させるとともに、レ
ーザ投受光ユニット21に出射指示を出力してレーザ投
受光ユニット21からレーザ光を出射させる。この際
に、検出された全ての光反射手段A,B,…の受光角度
は、角度演算部14を介してメモリ15に記憶される一
方、各光反射手段A,B,…の移動体Tからの距離は、
レーザ投受光ユニット21での受光タイミングに基づい
て距離演算部17により演算され、CPU11を介して
メモリ15に記憶される(ステップ1)。
【0070】次に、CPU11は、前述した外部装置等
から与えられる移動体Tの概略位置情報と、設定情報デ
ータベース16に記憶されている光反射手段A,B,…
の位置情報とに基づいて、ステップ1における各記憶結
果を照合することによって各光反射手段A,B,…を識
別し、各情報を対応付ける(ステップ2)。
【0071】続いて、CPU11は、検出された全ての
光反射手段A,B,…の中から3つの光反射手段(ここ
では、光反射手段A,B,及びCとする)を選択する組
み合わせの番号を示すカウンタiを初期化すべく、i=
1にする(ステップ3)。なお、カウンタi=1,2,
…,nとしており、nが組み合わせの合計を示す。
【0072】そして、第i番目の組み合わせの3つの光
反射手段A,B,及びCの夫々に対応する、位置情報
(xa,ya),(xb,yb),及び(xc,yc)
と、受光角度θA,θB,及びθCと、距離dA,d
B,及びdCとをメモリ15から読み込む(ステップ
4)。
【0073】次に、読込んだ距離dAが予め設定情報デ
ータベース16等に記憶されている所定値Dより小さい
か否かを確認し(ステップ5)、距離dAが所定値Dよ
り小さい場合には、開き角αを前記式(1)により演算
する(ステップ6)。一方、距離dAが所定値D以上で
ある場合には、前記式(15)及び式(27)により開
き角αを演算する(ステップ7)。
【0074】さらに、ステップ6又はステップ7の後
で、読込んだ距離dBが前記所定値Dより小さいか否か
を確認し(ステップ8)、距離dBが所定値Dより小さ
い場合には、開き角βを前記式(2)により演算する
(ステップ9)。一方、距離dBが所定値D以上である
場合には、前記式(16)及び式(28)により開き角
βを演算する(ステップ10)。
【0075】そして、ステップ6又はステップ7にて得
られた開き角αと、ステップ9又はステップ10にて得
られた開き角βとに基づいて、前述した前者の特定方法
を用いて移動体Tの位置(xt,yt)及び移動方向φ
を演算し(ステップ11)、カウンタiに1を加える
(i=i+1)(ステップ12)。
【0076】続いて、3つの光反射手段の全ての組み合
わせについて移動体Tの位置(xt,yt)及び移動方
向φを演算したか否かを、カウンタiの値がnより大き
いか否かで判断し(ステップ13)、i≦nである場合
には、次の組み合わせについてステップ4からの処理を
繰り返す。一方、i>nである場合には、全ての組み合
わせにおける移動体Tの位置(xt,yt)及び移動方
向φの複数の解の中から適宜の評価方法を用いて最適解
を選択し(ステップ14)、本処理を終了する。なお、
ステップ14における最適解の選択では、単に複数の解
の平均値を演算することによって求めるようにしてもよ
く、本発明においては、この複数の解についての選択又
は演算の方法を限定するものではない。
【0077】
【実施例】次に、前記所定値Dの検証結果の一例を示
す。図4及び図5は、所定値Dの検証結果を示す図表で
あり、図4には、距離LAが1000mm,距離dAが
1000mm,及び距離dBが1414mmであって、
測距手段の測定誤差が±15mmである場合を想定して
あり、一方、図5には、図4に対して各距離を10倍と
して、距離LAが10000mm,距離dAが1000
0mm,及び距離dBが14140mmであって、測距
手段の測定誤差が±15mmである場合を想定してあ
る。また、図4及び図5には、この測距手段の測定誤差
によって左右される前記式(27)の角度(開き角α)
の誤差を度(°)で示してある。
【0078】図4及び図5に示す如く、測距手段の測定
誤差±15mmに相当する開き角αの変化量は、各距離
が大きくなるにつれてに減少し、各距離が小さくなるに
つれて増大することがわかる。
【0079】ここで、距離dA,dBのうち、小さい方
(ここでは距離dA)が1m(1000mm)程度のと
きの角度誤差は約±0.6°である。例えば、一般的な
ロータリーエンコーダ13を例にとれば、その角度検出
精度が±0.25°(分解能0.5°)程度であるか
ら、この距離では、余弦定理による方法を用いるメリッ
トは少ないと判断できる。
【0080】このような考え方からすれば、図4及び図
5の角度誤差に基づいて、角度誤差が±0.25°にな
る距離dAを推定した場合、2〜3mとなる。つまり、
前述した実施の形態において用いた所定値Dを2〜3m
に設定しておくことによって、余弦定理による方法を用
いるメリットを受けることが可能となるものである。こ
のように、所定値Dは、移動体Tの実走行を含めて勘案
した値に設定することによって、特定方法の最適な切り
替えを実現することができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る移動体の
位置特定方法及びその実施に使用する移動体の位置特定
装置においては、移動体から3つの光反射手段へ光を照
射し、各光反射手段による反射光を移動体にて受け、受
けた反射光に基づいて移動体の位置及び移動方向を三角
測量により特定する方法にあって、3つの光反射手段の
何れか2つの夫々及び移動体の間の距離(例えばdA,
dB)を反射光に基づいて測定し、測定した距離の何れ
かが所定距離未満である場合に、3つの光反射手段によ
る反射光を受光した際の移動体における受光角度(例え
ばθA,θB,及びθC)を求め、受光角度及び3つの
光反射手段の位置に基づいて移動体の位置及び移動方向
を特定し、また、測定した距離の何れかが前記所定距離
以上である場合に、前記距離に基づいて移動体の位置及
び移動方向を余弦定理を用いて特定する構成としたの
で、前記距離の大小に応じて前述した2つの特定方法を
切り替えることができて、高精度で高価な角度測定手段
及び測距手段を必要とせず、これら2つの特定方法の長
所を有効に利用することが可能である。
【0082】また、移動体から3つの光反射手段へ光を
照射し、各光反射手段による反射光を移動体にて受け、
受けた反射光に基づいて移動体の位置及び移動方向を三
角測量により特定する装置にあって、3つの光反射手段
の何れか2つの夫々及び移動体の間の距離(例えばd
A,dB)を反射光に基づいて測定する測距手段と、該
測距手段により測定された前記距離の何れかを所定距離
と比較する比較手段と、該比較手段による比較結果が、
前記距離の何れかが前記所定距離未満である場合に、3
つの光反射手段による反射光を受光した際の移動体にお
ける受光角度(例えばθA,θB,及びθC)を測定す
る角度測定手段と、該角度測定手段による測定結果及び
3つの光反射手段の位置に基づいて移動体の位置及び移
動方向を特定する第1特定手段と、前記比較手段による
比較結果が、前記距離の何れかが前記所定距離以上であ
る場合に、前記距離に基づいて移動体の位置及び移動方
向を余弦定理を用いて特定する第2特定手段とを備える
構成としたので、前記距離の大小に応じて前述した2つ
の特定方法を切り替えることができて、高精度で高価な
角度測定手段及び測距手段を必要とせず、これら2つの
特定方法の長所を有効に利用することが可能である。
【0083】さらに、前記比較手段が、測定された前記
距離の何れか小さい方を前記所定距離と比較する構成と
したので、前記距離が前記所定距離近傍であるような場
合であっても、可及的に前述した前者の方法を用いて移
動体の位置及び移動方向を特定するようにすることがで
き、これによって、比較的精度が低い測距手段を用いた
場合であっても、高精度な特定精度を安定的に得ること
ができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動体の位置特定装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明に係る移動体の位置特定装置のCPUの
移動体の位置及び移動方向の特定に伴う処理内容を示す
フローチャートである。
【図3】本発明に係る移動体の位置特定装置のCPUの
移動体の位置及び移動方向の特定に伴う処理内容を示す
フローチャートである。
【図4】所定値の検証結果を示す図表である。
【図5】所定値の検証結果を示す図表である。
【図6】特開平9−105628号公報に開示されてい
る移動体の位置特定装置の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図7】図6に示した移動体の位置特定装置の全体構成
を示すブロック図である。
【図8】3つの光反射手段を用いて三角測量により移動
体の位置及び移動方向を特定する原理を説明するための
説明図である。
【図9】2つの光反射手段を用いて三角測量により移動
体の位置及び移動方向を特定する原理を説明するための
説明図である。
【図10】3つの光反射手段を用いる前者の特定方法
に、2つの光反射手段を用いる後者の特定方法における
余弦定理を応用した例を説明するための説明図である。
【符号の説明】
11 CPU 13 ロータリーエンコーダ(EN) 14 角度演算部 17 距離演算部 21 レーザ投受光ユニット T 移動体 A,B,C 光反射手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA32 BB25 CC00 DD03 FF09 FF32 FF61 GG04 HH04 HH13 JJ01 LL12 PP03 QQ00 QQ23 2F112 AD01 AD05 BA06 CA04 CA12 DA25 DA32 5H301 AA02 AA03 AA10 BB05 DD01 FF10 FF11 GG08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体から3つの光反射手段へ光を照射
    し、各光反射手段による反射光を前記移動体にて受け、
    受けた前記反射光に基づいて前記移動体の位置及び移動
    方向を三角測量により特定する移動体の位置特定方法に
    おいて、 前記3つの光反射手段の何れか2つの夫々及び前記移動
    体の間の距離を前記反射光に基づいて測定し、測定した
    前記距離の何れかが所定距離未満である場合に、前記3
    つの光反射手段による反射光を受光した際の前記移動体
    における受光角度を求め、該受光角度及び3つの光反射
    手段の位置に基づいて前記移動体の位置及び移動方向を
    特定し、前記測定した距離の何れかが前記所定距離以上
    である場合に、前記距離に基づいて前記移動体の位置及
    び移動方向を余弦定理を用いて特定することを特徴とす
    る移動体の位置特定方法。
  2. 【請求項2】 移動体から3つの光反射手段へ光を照射
    し、各光反射手段による反射光を前記移動体にて受け、
    受けた前記反射光に基づいて前記移動体の位置及び移動
    方向を三角測量により特定する移動体の位置特定装置に
    おいて、 前記3つの光反射手段の何れか2つの夫々及び前記移動
    体の間の距離を前記反射光に基づいて測定する測距手段
    と、該測距手段により測定された前記距離の何れかを所
    定距離と比較する比較手段と、該比較手段による比較結
    果が、前記距離の何れかが前記所定距離未満である場合
    に、前記3つの光反射手段による反射光を受光した際の
    前記移動体における受光角度を測定する角度測定手段
    と、該角度測定手段による測定結果及び前記3つの光反
    射手段の位置に基づいて前記移動体の位置及び移動方向
    を特定する第1特定手段と、前記比較手段による比較結
    果が、前記距離の何れかが前記所定距離以上である場合
    に、前記距離に基づいて前記移動体の位置及び移動方向
    を余弦定理を用いて特定する第2特定手段とを備えるこ
    とを特徴とする移動体の位置特定装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段は、測定された前記距離の
    何れか小さい方を前記所定距離と比較すべくなしてある
    請求項2記載の移動体の位置特定装置。
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