JP2001033033A - ガスメータと通信可能な警報器 - Google Patents

ガスメータと通信可能な警報器

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JP2001033033A
JP2001033033A JP11208039A JP20803999A JP2001033033A JP 2001033033 A JP2001033033 A JP 2001033033A JP 11208039 A JP11208039 A JP 11208039A JP 20803999 A JP20803999 A JP 20803999A JP 2001033033 A JP2001033033 A JP 2001033033A
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Hiroshi Nakae
浩史 中江
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清久 石川
Mutsuto Yokoyama
睦人 横山
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】火災又はガス発生の検知から短時間でガスメー
タを遮断することができる警報器及び警報システム。 【解決手段】火災又はガス警報器24に、ガスメータ1
0,12との通信を可能にする通信機能を追加し、火災
又はガスの発生を検出すると、ガスメータにガス遮断信
号を送信して、ガスメータにガス遮断を行わせる。但
し、ガスメータは、内蔵されるマイクロコンピュータ及
び無線通信装置12は通常スリーブ状態にあり、起動に
時間を要する。従って、火災又はガス警報器は、火災又
はガス発生に至る予備的状態を検出して、ガスメータに
起動信号を送って、ガスメータ側の通信装置及びマイク
ロコンピュータを予め起動させる。その後、火災又はガ
ス発生が検出されると、警報器は遮断信号を送信して、
ガスメータにガス遮断を行わせる。火災又はガスの発生
の検出からガス遮断に至るまでの時間を短くすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータと通信
可能な火災またはガス警報器にかかり、特に火災警報ま
たはガス警報に応答して、短時間でガスメータを遮断す
ることができる火災またはガスの警報器及び警報システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータを内蔵するガスメ
ータは、安全性を高めるために、ガスの使用状態が通常
状態とは異なることを検出してガスの供給遮断を行う機
能を有する。このガス供給遮断は、内蔵する感震器によ
る地震検知に応答して行われる場合もある。
【0003】図1は、従来のガスメータを利用したセキ
ュリティシステム全体を示す図である。このセキュリテ
ィシステムでは、遮断機能を有するガスメータ10に無
線機能を有する自動検針子機12を取り付け、更に、ガ
スメータ10が取り付けられている顧客宅内に無線親機
14を設置する。そして、無線親機14は、顧客宅の電
話16に付与された電話回線を利用して、ガスセンタ2
0と通信を行う。
【0004】図1に示されたセキュリティシステムで
は、無線親機14と自動検針子機12との間は、所定の
周波数を利用した無線通信が可能であり、更に、顧客宅
とガスセンタ20との間は、公衆電話回線18を利用し
て通信が可能になっている。
【0005】従来のセキュリティシステムの最も一般的
な機能は、第1にガスセンタ20から通信によるガス使
用料の自動検針、第2にガスメータ10がガス遮断を行
った場合のガスメータ10からガスセンタ20へのガス
遮断通報、そして、第3にガスセンタ20からガスメー
タ10に対する遠隔遮断及び遠隔開栓(遠隔遮断解除)
などである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のセキュリティシ
ステムを利用して、火災やガスの発生時においても、何
らかのセキュリティ機能を実現することが望まれてい
る。上記のガスセキュリティシステムとは別に、火災警
報器やガス警報器を設置する例は見受けられるが、その
ような火災またはガス警報器がガスメータと連動した
り、上記のガスセキュリティシステムと連動する具体的
な構成は、未だ提案されていない。
【0007】そこで、本発明の目的は、ガスメータと連
動した火災またはガス警報器を提供することにある。
【0008】更に、本発明の目的は、火災またはガス発
生の検知から短時間でガスメータを遮断することができ
る火災またはガス警報器を提供することにある。
【0009】更に、本発明の目的は、火災またはガス発
生の検知に伴うガス遮断やそれに伴う遮断通報を短時間
で行うことができる警報システムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の一つの側面は、火災またはガス警報器
に、ガスメータとの通信を可能にする通信機能を追加
し、火災またはガスの発生を検出すると、ガスメータに
ガス遮断信号を送信して、ガスメータにガス遮断を行わ
せる。但し、ガスメータは、例えば10年間という長期
間にわたる電池駆動を実現するために、内蔵されるマイ
クロコンピュータ及び無線通信装置は通常スリープ状態
にあり、起動に時間を要する。特に無線通信装置は、駆
動に大電流を要するので、通信を確立して起動するには
時間を要する。従って、本発明の火災またはガス警報器
は、火災またはガス発生に至る予備的状態を検出して、
ガスメータに起動信号を送信して、ガスメータ側の通信
装置及びマイクロコンピュータを予め起動させる。そし
て、その後、火災またはガス発生が検出されると、警報
器はガスメータに遮断信号を送信することで、起動状態
にあるガスメータにガス遮断を行わせる。ガスメータが
起動状態にあるので、火災またはガスの発生の検出から
ガス遮断に至るまでの時間を短くすることができる。
【0011】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、ガス遮断機能を有するガスメータと連携し、
火災またはガスの発生を検出して警報を出力する警報器
において、前記ガスメータと通信を行う通信装置を有
し、前記火災またはガスの発生に至る予備的状態を検出
して、前記通信装置を介して前記ガスメータに起動信号
を送信し、その後前記火災またはガスの発生を検出し
て、前記通信装置を介して前記ガスメータにガス遮断信
号を送信することを特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するために、本発明の更
に別の側面は、火災またはガスの発生を検出して警報を
出力する警報器を含み、ガス遮断機能を有するガスメー
タと連携する警報システムにおいて、前記ガスメータと
第1の通信を行うセキュリティ制御装置と、前記警報器
に接続され、前記セキュリティ制御装置と第2の通信を
行うセキュリティ通信装置とを有し、前記警報器が、前
記火災またはガスの発生に至る予備的状態を検出して、
前記セキュリティ通信装置及び前記セキュリティ制御装
置を介して前記ガスメータに起動信号を送信し、その後
前記警報器が前記火災またはガス漏れの発生を検出し
て、前記セキュリティ通信装置及び前記セキュリティ制
御装置を介して前記ガスメータにガス遮断信号を送信す
ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0014】図2は、本発明の実施の形態例における警
報器及び警報システムの構成図である。図2に示された
警報システムでは、ガス遮断機能を有するガスメータ1
0とガスまたは火災警報器24とが通信可能になってい
る。そのために、ガスまたは火災警報器24には、ガス
メータと通信する無線機能を有するセキュリティ子機2
6が取り付けられる。或いは、このセキュリティ子機2
6は、警報器24内に内蔵されても良い。
【0015】セキュリティ子機26は、無線機能を有す
るセキュリティ制御装置22と所定の周波数(426H
z)のセキュリティ波で無線通信CM2を行うことがで
きる。また、セキュリティ制御装置22は、ガスメータ
10に取り付けられた無線機能を有する自動検針子機1
2と、テレメータ・テレコントロール波(429Hz)
で無線通信CM1を行うことができる。
【0016】セキュリティ制御装置22は、従来の無線
親機14と同じ機能を有し、顧客宅の電話回線を利用し
て、遠隔にあるガスセンタ20と通信することができ
る。
【0017】火災またはガス発生によるガス遮断動作の
概略は、以下の通りである。ガスまたは火災警報器24
は、ガス発生または火災に至る予備的状態を検知する
と、その予報信号をセキュリティ子機26に与え、セキ
ュリティ子機26から、起動信号を無線通信CM2,C
M1を介して自動検針子機12に送信する。ガスメータ
10及び自動検針子機12は、共に内蔵する電池11,
13からの電源で駆動する構成になっているので、通常
はスリープ状態にある。但し、自動検針子機12は、例
えば18秒に1回の頻度で、受信状態か否かの監視を行
う。そして、送信された自分宛の起動信号が自動検針子
機12により検知されると、自動検針子機12が起動す
ると共に、その起動信号がガスメータ10に伝えられ、
ガスメータ10の電源がオンとなり内蔵するマイクロコ
ンピュータが起動される。
【0018】ガスまたは火災警報器24は、その後、ガ
スの発生または火災を検知するとガス警報または火災警
報を出力する。具体的には、警報音を発し、その警報信
号をセキュリティ子機26に与える。セキュリティ子機
26は、その警報信号に応答して、ガス遮断信号を無線
通信CM2,CM1を介して自動検針子機12に送信す
る。起動状態の自動検針子機12は、直ちにガス遮断信
号を受信し、ガスメータ10に伝え、ガスメータ10に
内蔵されるマイクロコンピュータは、ガス遮断弁に遮断
信号を与えてガス遮断を実行させる。
【0019】ガス遮断が行われると、従来のガスセキュ
リティシステムの機能に従って、ガス遮断されたこと
が、自動検針子機12からセキュリティ制御装置22に
無線通信CM1を介して通知され、セキュリティ制御装
置22から遠隔にあるガスセンタに通報される。これに
より、ガスセンタ20から、顧客宅に何らかの異常が発
生したことが、電話などにより知らされる。
【0020】予報検出によりガスメータ10が起動して
も、その後火災やガス発生が検出されなければ、所定時
間後にガスメータ10と自動検針子機12とはスリープ
状態に戻る。
【0021】図3は、ガスメータの概略構成図である。
ガスメータ10内にはマイクロコンピュータ102が内
蔵され、図示しない電池により駆動される。また、ガス
配管107には、遮断弁106とガス流量計104とが
挿入され、マイクロコンピュータ102の遮断指令信号
に応答して遮断弁106がガスの供給を遮断し、また、
マイクロコンピュータの遮断復帰命令信号に応答して遮
断弁106が復帰する。流量計104により計測された
ガスの使用量についての信号が、マイクロコンピュータ
102に与えられ、内蔵するメモリ領域に記録される。
【0022】マイクロコンピュータ102は、ガスメー
タ10に取り付けられた、若しくは内蔵された自動検針
子機12と通信することができ、自動検針子機12は、
無線機能を有して、上記の周波数を利用してセキュリテ
ィ制御装置22と無線通信CM1を行うことができる。
【0023】図4は、セキュリティ制御装置の構成図で
ある。セキュリティ制御装置22は、自動検針子機12
と無線通信CM1を行う自動検針親機226と、セキュ
リティ子機26と無線通信CM2を行うセキュリティ親
機228と、遠隔のガスセンタ20と電話回線を介して
通信するターミナル・ネットワーク・コントロール・ユ
ニット(TNCU)222と、それらの無線機226,
228及びTNCU222を制御し中継するマイクロコ
ンピュータ224とを有する。セキュリティ装置は、通
常顧客宅内に設置され、商用電源により常時駆動されて
いる。
【0024】自動検針親機226は、前述のテレメータ
・テレコントロール波により、自動検針子機12と無線
通信CM1を行う。また、セキュリティ親機228は、
前述のセキュリティ波によりセキュリティ子機26と無
線通信CM2を行う。
【0025】ガスセンタ20からガスメータ10への通
信は、電話回線を通じてTNCU222に行われ、更
に、マイクロコンピュータ224により中継されて、自
動検針親機226から自動検針子機12に無線通信CM
2により行われる。また、ガスメータ10からガスセン
タ20への通信は、それと逆のルートを介して行われ
る。
【0026】図5は、ガスまたは火災警報器とセキュリ
ティ子機26の構成図である。ガスまたは火災警報器2
4は、火災警報器の場合は、例えば火災に伴う煙の発生
を検出する煙センサ242や、火災に伴う温度上昇を検
出する温度センサ243とを有する。また、ガス警報器
の場合は、例えばガス漏れによるメタンガス(CH4
センサ245や、燃焼機器の不完全燃焼によるCO濃度
の上昇を検出するCOセンサ244を有する。
【0027】それぞれのセンサ出力は、A/Dコンバー
タによりディジタルデータに変換され、マイクロコンピ
ュータ241に供給される。マイクロコンピュータ24
1は、各センサからの検出出力値が、火災、ガス漏れ及
び不完全燃焼によるCOの発生などに至る前の予備的状
態に達したことを検出すると、スイッチ246を介して
セキュリティ子機26の内蔵するマイクロコンピュータ
261に予報を通知する。また、マイクロコンピュータ
241は、各センサからの検出出力が、火災、ガス漏れ
及び不完全燃焼に至ったことを検知すると、スイッチ2
47を介してマイクロコンピュータ261にその警報を
通知する。
【0028】上記の火災、ガス漏れ、不完全燃焼などに
至る前の予備的状態とは、例えば、温度センサの場合で
説明すると、火災検知温度が65℃に設定されている場
合は、それより所定の温度低い、例えば50℃を検知し
た状態である。この所定の温度は、典型的な火災が発生
した場合に、その所定の温度から上記火災検知温度の6
5℃に達するまでの時間が、自動検針子機12が起動信
号の受信を検知し、ガスメータ10が起動するに必要な
時間より長くなる程度の温度である。例えば、自動検針
子機12が起動信号の受信を検知するのに約20秒程度
を必要とする場合は、火災発生時にその20秒間で上昇
する温度を考慮して設定される。通常の火災が発生した
場合、温度が50℃から65℃に至るのに要する時間
は、約30秒程度であることが、実験などから明らかに
なっている。従って、予備的状態を50℃に設定するこ
とで、実際の火災発生による火災警報(65℃)が発生
するまでに、自動検針子機12及びガスメータ10が余
裕を持って起動完了することができる。ガス漏れや不完
全燃焼などの予備的状態の検知レベルも、同様の基準で
決められる。
【0029】また、警報器24内のマイクロコンピュー
タ241は、火災、ガス漏れ、不完全燃焼などを検知す
ると、警報スピーカ248から警報音249を発する。
この機能は、従来の警報器に設けられていた機能であ
る。
【0030】セキュリティ子機26内のマイクロコンピ
ュータ261は、予備的状態を検出した検出信号を受信
すると、無線機262から無線通信CM2によりセキュ
リティ制御装置22内のセキュリティ親機228に起動
信号を送信する。また、マイクロコンピュータ261
は、火災、ガス漏れなどの検知信号を受信すると、無線
機262から無線通信CM2によりセキュリティ子機2
28にガス遮断信号を送信する。或いは、火災警報信号
若しくはガス漏れ警報信号などをセキュリティ子機22
8に送信しても良い。或いは、それらの信号は共通の警
報信号であっても良い。
【0031】警報器24とセキュリティ子機26との間
は、必ずしも、上記の2つのケーブルにより接続されな
くても良い。例えば、フォトダイオードと受光トランジ
スタとからなるスイッチを一つだけ設け、予備的状態を
検出した予報信号と火災やガス漏れ検知信号とを、異な
る信号に変調して伝えることもできる。
【0032】図6は、図2〜図5に示した警報システム
による火災警報によるガス遮断フローを示す図である。
火災警報を一例に説明するが、ガス漏れ警報やCO警報
によるガス遮断フローの場合も、予報検知によりガスメ
ータを起動し、警報状態検知によりガスメータを遮断す
ることでは、同じである。
【0033】最初に、火災警報器24は、例えば50℃
の予備的状態の温度を検知し、火災予報検知と判断し
(S1)、セキュリティ子機26に予報信号を与える
(S2)。セキュリティ子機26は、この予報信号に応
答して、無線通信CM2を介してセキュリティ制御装置
22に起動信号を送信する(S3)。セキュリティ制御
装置22は、通常商用電源により常時ON状態にあるの
で、起動信号を直ちに受信することができる。従って、
セキュリティ制御装置22が起動信号を受信するまで、
例えばα秒を要するが、このα秒は非常に短い。
【0034】セキュリティ制御装置22は、内蔵する自
動検針親機226から無線通信CM1を介してガスメー
タ10に取り付けられている自動検針子機12に、起動
信号を送信する(S4)。この起動信号の送信は、自動
検針子機12が無線の受信を検出する周期γ秒、例えば
18秒、より長い期間、γ+2秒間、継続的に行われ
る。それにより、その期間内に必ず自動検針子機12が
無線受信の検出を行うので、起動信号は確実に受信され
る。この起動信号の受信に応答して、自動検針子機12
は電源起動し、常時無線を受信できる状態になる(S
5)。
【0035】そして、自動検針子機12は、ガスメータ
10に起動信号を伝え、やがてガスメータ10もスリー
プ状態から通常状態に起動される(S7)。自動検針子
機12の起動から、ガスメータ10の起動までは、短時
間で行われる。ガスメータ10は起動すると、起動確認
信号を自動検針子機12を介してセキュリティ制御装置
22に送信する(S8,S9)。
【0036】火災予報検知から自動検針子機12とガス
メータ10とが起動するまでには、上記の例ではα+γ
+2秒を要することが理解される。この内、最も長い時
間γ秒は、電池駆動である自動検針子機12の無線受信
検知の周期に対応する。γ秒が18秒とすると、α秒は
僅かであるので、火災予報検知から起動まで、約20秒
を要することになる。
【0037】火災予報検知からその後更に温度が上昇し
て、例えば65℃に達すると、火災警報器24は、火災
が発生したものとして火災検知を行い(S10)、火災
警報を出力する(S11)。具体的には、火災警報音を
警報スピーカ248から出力し、また、スイッチ247
を介してセキュリティ子機26に火災警報信号を伝える
(S12)。
【0038】セキュリティ子機26は、無線機262か
ら無線通信CM2により遮断信号をセキュリティ制御装
置22に送信する(S13)。セキュリティ制御装置2
2は、商用電源により駆動されて常時動作状態にあるの
で、この遮断信号を直ちに受信する。そして、自動検針
親機から遮断信号を自動検針子機12に無線通信CM1
により送信する(S14)。
【0039】自動検針子機12は、既に起動済みであ
り、常時無線通信を受信できる状態にある。従って、自
動検針子機12は遮断信号を直ちに受信し、ガスメータ
10に伝える(S15)。ガスメータ10も、既に起動
済みであり、直ちにガス遮断を行う(S16)。セキュ
リティ制御装置22が遮断信号を送信してからガスメー
タ10がガス遮断を行うまでの時間εは、例えば7秒程
度であることが確認された。
【0040】その結果、火災検知(S10)から、ガス
メータ10がガス遮断(S16)するまでの時間は、α
+ε秒であり、α秒が僅かであることから、火災検知か
らガス遮断までの時間が、僅か7秒程度と非常に短くで
きる。
【0041】その後、ガスメータ10は、自動検針子機
12からセキュリティ制御装置22に遮断完了信号を無
線により送信する(S17,S18)。それに応答し
て、セキュリティ装置22は、遠隔のガスセンタに電話
回線を介して遮断通報を行う(S19)。火災警報か
ら、ガスセンタへの遮断通報までの時間も短くすること
ができる。
【0042】上記の予報検知による起動とその後の火災
検知によるガス遮断の組み合わせは、予報検知によりガ
ス遮断しより安全なシステムにして火災検知からガス遮
断までの時間が長くなるのを避けるようにする場合と比
較して、誤報による遮断をなくすことができる。予報検
知によりガス遮断することで、電池駆動のガスメータの
起動に長時間を要する問題を解決することができるが、
そのようなガス遮断は、誤報による遮断を頻発させる可
能性がある。しかし、上記の予報検知では、自動検針子
機とガスメータの起動を行い、その後の火災検知でガス
遮断を行うようにすれば、あくまでも火災を検知してか
らガス遮断が行われるので、誤報による遮断は少なく、
火災検知から短時間でのガス遮断を実行することが可能
になる。
【0043】図7は、第2の実施の形態例における警報
システムの構成図である。図2に示した第1の実施の形
態例では、セキュリティ制御装置22内に、無線通信C
M1,CM2の中継をする機能を設け、更に、ガスセン
タとの電話通信を可能にするTNCUを設けた。第2の
実施の形態例では、図1の従来の構成に、自動検針子機
12と直接無線通信を行うことができる無線機27を警
報器24に設ける。そして、警報器24からの火災予報
検知に応答して、警報器用無線機27から直接無線通信
CM2により自動検針子機12に起動信号を送信し、更
に警報器24からの火災検知に応答して、警報器用無線
機27から直接無線通信CM2により自動検針子機12
に遮断信号を送信する。
【0044】第2の実施の形態例では、ガスメータ10
とガスセンタ20との間の通信は、従来と同様にTNC
U14内の無線親機との無線通信CM1と、電話回線1
8とで行う。
【0045】図8は、第2の実施の形態例における火災
警報の遮断フローを示す図である。図8中には、図6に
対応する工程には同じ引用番号を与えている。最初に、
警報器24が火災に至る予備的な状態である温度50℃
を検知すると(S1)、予報信号を警報用無線機27に
与える(S2)。警報用無線機27は、自動検針子機1
2に起動信号を送信する(S40)。この起動信号は、
自動検針子機12が無線の受信検出サイクル(γ秒)よ
り長い時間、例えばγ+2秒、連続して送信される。こ
れにより、γ+2秒後に、自動検針子機12が受信を検
知して、起動する(S5)。起動信号は、ガスメータ1
0にも与えられ、ガスメータも電源起動する。そして、
起動確認信号が、ガスメータ10から、自動検針子機1
2により無線により警報用無線貴27に送信される(S
90)。
【0046】その後、警報器24が火災検知すると、火
災警報を出力し(S11)、火災警報信号を警報器用無
線機27に与える。警報器用無線機27は、その火災警
報信号に応答して、ガス遮断信号を自動検針子機12に
直接無線送信する(S140)。そして、ガスメータが
メータ遮断する(S16)。この遮断完了に伴い、ガス
メータ10は、遮断完了信号を自動検針子機12からT
NCU14に無線により送信する。その遮断完了信号
は、TNCU14を経由して、遠隔のガスセンタ20に
送信される(S19)。
【0047】火災警報以外の、ガス漏れ警報、CO警報
の場合も、同様にして予報で起動し、警報で遮断するこ
とで、遮断までの時間を短くし、且つ誤報による遮断を
減らすことができる。
【0048】上記第2の実施の形態例において、警報器
用無線機27は、TNCU14と直接無線で通信しても
良い。その場合は、火災警報信号が、TNCU経由で遠
隔のガスセンタ20に電話回線を介して送信される。
【0049】以上の実施の形態例では、ガス遮断機能を
有するガスメータと連携する火災またはガス警報器を例
にして説明した。しかしながら、本発明は、そのような
ガスメータと警報器との関係に限定されず、緊急状態を
検出して何らかの警報を発する警報器と、起動開始に時
間を要する端末とで構成される種々のシステムに適用さ
れる。
【0050】例えば、温室の温度を管理している温度計
と、遠隔の監視小屋を結ぶ無線システムにおいて、温室
の温度が例えば30℃以上に上がりすぎるか、10℃以
下に下がりすぎるかを検出して、警報を発する場合であ
って、監視小屋の無線機は電池駆動で間欠的にしか電波
を受信することができない場合がある。この場合、警報
器の予報レベルを、上記の警報を発する状態の予備的状
態として、例えば29℃や11度に設定し、その予報レ
ベルを検出した時は、警報器は監視小屋の無線機を起動
する信号を送信する。これにより、実際に警報を発する
状態に達する前に、監視小屋の無線機を起動させること
ができ、実際の警報が発せられた場合に、短時間で所定
の警報処理を実行することが可能になる。
【0051】以上、本発明の保護範囲は、上記の実施の
形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0052】
【発明の効果】以上、本発明によれば、警報器が警報を
出力してから短時間でガスメータの遮断を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガスメータを利用したセキュリティシス
テム全体を示す図である。
【図2】本発明における実施の形態例の警報器及び警報
システムの構成図である。
【図3】ガスメータの概略構成図である。
【図4】セキュリティ制御装置の構成図である。
【図5】ガスまたは火災警報器とセキュリティ子機26
の構成図である。
【図6】火災警報によるガス遮断フローを示す図であ
る。
【図7】第2の実施の形態例における警報システムの構
成図である。
【図8】火災警報によるガス遮断フローを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ガスメータ 12 ガスメータの無線機、自動検針子機 20 ガスセンタ 22 セキュリティ制御装置 24 セキュリティ子機 26 ガスまたは火災警報機 CM1 第1の無線通信 CM2 第2の無線通信
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K003 QB01 QB05 QB07 3K068 NA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス遮断機能を有するガスメータと連携
    し、火災またはガスの発生を検出して警報を出力する警
    報器において、 前記ガスメータと通信を行う通信装置を有し、 前記火災またはガスの発生に至る予備的状態を検出し
    て、前記通信装置を介して前記ガスメータに起動信号を
    送信し、その後前記火災またはガスの発生を検出して、
    前記通信装置を介して前記ガスメータにガス遮断信号を
    送信することを特徴とする警報器。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記通信装置は、前記ガスメータの受信検出頻度に応じ
    た期間、前記起動信号を送出しつづけることを特徴とす
    る警報器。
  3. 【請求項3】火災またはガスの発生を検出して警報を出
    力する警報器を含み、ガス遮断機能を有するガスメータ
    と連携する警報システムにおいて、 前記ガスメータと第1の通信を行うセキュリティ制御装
    置と、 前記警報器に接続され、前記セキュリティ制御装置と第
    2の通信を行うセキュリティ通信装置とを有し、 前記警報器が、前記火災またはガスの発生に至る予備的
    状態を検出して、前記セキュリティ通信装置及び前記セ
    キュリティ制御装置を介して前記ガスメータに起動信号
    を送信し、その後前記警報器が前記火災またはガス漏れ
    の発生を検出して、前記セキュリティ通信装置及び前記
    セキュリティ制御装置を介して前記ガスメータにガス遮
    断信号を送信することを特徴とする警報システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記セキュリティ制御装置は、前記ガスメータからのガ
    ス遮断完了信号に応答して、遠隔のセンタにガス遮断状
    態を通報することを特徴とする警報システム。
  5. 【請求項5】請求項3または4において、前記セキュリ
    ティ制御装置は、前記警報器からのガス遮断信号に応答
    して、遠隔のセンタに火災またはガスの発生を通報する
    ことを特徴とする警報システム。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、 前記ガスメータは、前記ガス遮断機能を有し、電池駆動
    されるマイクロコンピュータ、及び・又は、前記第1の
    通信を行い電池駆動される通信装置を有することを特徴
    とする警報システム。
  7. 【請求項7】起動信号に応答して電池駆動され、起動開
    始までの所定の時間を要する端末装置と連携され、所定
    の緊急状態を検出して警報を発する警報器において、 前記所定の緊急状態に達する予備的状態を検出し、前記
    端末装置に起動信号を送信し、その後前記所定の緊急状
    態を検出して、前記端末装置に所定の緊急指示信号を送
    信することを特徴とする警報器。
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