JP2001032682A - 可撓性管の地中埋設誘導方法および装置 - Google Patents

可撓性管の地中埋設誘導方法および装置

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JP2001032682A
JP2001032682A JP11203797A JP20379799A JP2001032682A JP 2001032682 A JP2001032682 A JP 2001032682A JP 11203797 A JP11203797 A JP 11203797A JP 20379799 A JP20379799 A JP 20379799A JP 2001032682 A JP2001032682 A JP 2001032682A
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pipe
guide
guide roller
guiding
advanced
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JP11203797A
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Hiroyuki Jo
博幸 城
Hiromasa Nakauchi
啓雅 中内
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性を有する合成樹脂製管3の先進導孔2
への埋設誘導にあたり、工事による地表上の影響する距
離をできるだけ短くする。 【解決手段】 トラック11の前上部にスタンド14を
固定し、駆動手段35によって回転駆動される第1案内
ローラ15と補助ローラ16との間で管3を送り込む。
この管3は、誘導用索条22を介して、トラック11の
前部に固定されたウインチ21によって引張られる。こ
うして管3は、第1案内ローラ15から第2および第3
案内ローラ25,26に支持されて鉛直面内で円弧状に
導かれ、先進導孔2の上流側開口端5付近にもたらされ
る。その後、管3は、先進導孔2内に予め挿入された引
込み索条31によって引張られて、埋設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に非開削工法
で形成したたとえば横に延びる先進導孔の開口端付近
に、可撓性管たとえば合成樹脂製管を誘導し、これによ
って管を先進導孔内に埋設するための可撓性管の地中埋
設誘導方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、本件出願人による
特開平9−242932に開示される。この先行技術で
は、先進導孔の発進側の立坑に臨む挿入方向上流側の開
口端に、可撓性管の一端部を誘導するにあたり、先進導
孔の延長線上で、立坑に関して先進導孔とは反対側に地
上で延ばして配置し、この管の一端部を、開口端に誘導
し、管を順次的に先進導孔内に挿入して埋設する。
【0003】この先行技術では、地表面上に、比較的長
い管が、先進導孔の発進側の立坑に関して、その先進導
孔とは反対側に延びている。したがって地表面が道路で
あるときには、先進導孔の引込み側、すなわち挿入方向
下流側の立坑と、地表面上の管の他端部との間の比較的
長い距離にわたって、工事による影響、たとえば交通の
障害が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、工事
によって影響が生じる距離をできるだけ短くし、可撓性
管を円滑に埋設誘導することができるようにした可撓性
管の地中埋設誘導方法および装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、可撓性管の一
端部を、管が埋設誘導されるべき地中に形成された先進
導孔の挿入方向上流側の開口端付近に誘導して案内する
可撓性管の地中埋設誘導方法において、管を、先進導孔
の上方で先進導孔の前記上流側開口端よりも挿入方向下
流側から供給し、管の前記一端部付近から先進導孔への
挿入に伴って順次的に、前記上流側開口端よりも挿入方
向上流側に凸になるように、上下の仮想面内で円弧状に
形成し、この円弧の半径方向内方で、かつ、この円弧の
周方向に間隔あけて配置された複数の案内ローラで、支
持し、管を先進導孔の前記上流側開口端に誘導する可撓
性管の地中埋設誘導方法である。
【0006】請求項1の本発明に従えば、ポリエチレン
(略称PE)またはそのほかの合成樹脂製などの可撓性
管を、地中に予め形成して掘削された先進導孔の地表上
で、挿入方向上流側の開口端よりも挿入方向下流側から
供給し、複数の案内ローラで管を比較的大きな曲率半径
で、座屈などしないようにしつつ、円弧状に湾曲し、管
の一端部を先進導孔の上流側開口端に誘導する。こうし
て誘導された管の一端部を、その管の一端部に索条の一
端部を連結し、先進導孔の挿入方向下流側の開口端から
索条の他端部を引張ることによって、管を先進導孔内に
引込み、あるいはまた上流側開口端に管を押し込んで挿
入し、こうして管が先進導孔内に埋設される。
【0007】管は、上流側開口端よりも挿入方向上流側
(後述の図1および図2の左方)に凸になるように、上
下の仮想面内で、たとえば鉛直面内で円弧状となるよう
に、その円弧の半径方向内方で複数(たとえば後述の実
施の形態では3)の案内ローラで支持される。こうして
管は、地表面上で、先進導孔の前記上流側開口端から下
流側開口端に向けて延ばして配置してもよく、先進導孔
の上流側と下流側の各開口端間にほぼ等しい距離にわた
って工事の障害が生じるおそれがあるだけであって、先
行技術に比べて、その工事の影響が生じる距離をできる
だけ短くすることができるようになる。この管は、先進
導孔の上方で、先進導孔の上流側開口端よりも挿入方向
下流側に設けられたリールから、そのリールに巻回され
た管を順次的に供給するようにしてもよい。
【0008】また本発明は、管の前記一端部を誘導用索
条の一端部に連結し、前記案内ローラに案内される誘導
用索条の他端部を、前記上流側開口端付近の外方で牽引
し、これによって管を案内ローラに支持しつつ誘導する
ことを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、管の前記一端部を、誘導
用索条の一端部に連結し、この誘導用索条を、前記案内
ローラに案内して、上流側開口端付近の外方で、たとえ
ばウインチなどの牽引手段によって引張ることによっ
て、管を案内ローラによって案内して円弧状に湾曲して
先進導孔の上流側開口端にもたらすことが、容易に可能
である。
【0010】また本発明は、管の前記一端部は、前記上
流側開口端に誘導されて到達した状態で、先進導孔内に
予め挿入された引込み用索条の一端部に連結し、先進導
孔の下流側開口端から引込み用索条の他端部を引張り、
これによって管を先進導孔内に引込むことを特徴とす
る。
【0011】先進導孔内における引込み用索条は、パイ
プ状のいわゆる、継ぎ足し式ロットである場合もある。
【0012】本発明に従えば、先進導孔内には、引込み
用索条を予め挿入しておき、上流側開口端付近に管の前
記一端部が誘導されて到達したとき、この引込み用索条
の一端部に管の前記一端部を連結し、引込み用索条の他
端部を、先進導孔の下流側開口端が臨むたとえば立坑内
で引張ることによって、管を先進導孔内に挿入して引込
み、埋設することができる。
【0013】本発明の実施の他の形態では、誘導用索条
を省略し、先進導孔内に予め挿入されている引込み用索
条の一端部を、管の一端部に連結して、この引込み用索
条を、複数の案内ローラで支持しながら、引込み用索条
の他端部を引張ることによって、管の一端部が案内ロー
ラに支持されて円弧状に湾曲され、先進導孔の上流側開
口端から、先進導孔内に誘導して挿入することもまた、
可能である。
【0014】また本発明は、地中に形成された先進導孔
の可撓性管挿入方向上流側の開口端上方に配置され、管
を案内する第1案内ローラと、第1案内ローラを支持す
るスタンドと、管の一端部に連結される誘導用索条と、
誘導用索条を牽引する牽引手段と、前記上流側開口端よ
りも上方かつ挿入方向上流側で、しかも第1案内ローラ
よりも下方に配置され、第1案内ローラによって案内さ
れた管を案内する第2案内ローラと、前記上流側開口端
よりも上方で、かつ第2案内ローラの下方で、かつ第2
案内ローラよりも前記上流側開口端寄りに配置され、第
2案内ローラによって案内された管を案内する第3案内
ローラと、第2および第3案内ローラを支持する支持手
段とを含むことを特徴とする可撓性管の地中埋設誘導装
置である。
【0015】本発明に従えば、スタンドは、先進導孔の
開口端付近の上方に固定され、このスタンドに支持され
る案内ローラに可撓性管を案内し、誘導用索条によって
その管を、第2案内ローラおよび第3案内ローラに順次
的に案内し、こうして管の曲率半径を比較的大きくして
管が座屈などの不所望な変形を生じることを防ぎ、管の
一端部を第3案内ローラから、先進導孔の上流側開口端
に向けて誘導することが可能になる。したがって管は、
先進導孔の上方で先進導孔の挿入方向上流側の開口端付
近から下流側の開口端に向けて延ばしておき、工事によ
って影響される地表上の距離をできるだけ短くすること
ができる。
【0016】また本発明は、第1案内ローラの上方に配
置され、第1案内ローラとの間で管を挟持し、前記スタ
ンドに回転自在に設けられる補助ローラと、前記スタン
ドに設けられ、第1案内ローラを、管の誘導方向に回転
駆動する駆動手段とを含むことを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、管は、円弧の半径方向内
方に配置された第1案内ローラと、円弧の半径方向外方
に配置された補助ローラとの間に管が導かれ、第1案内
ローラを、モータおよび減速機などを含む駆動手段によ
って、管の誘導方向に回転駆動することによって、この
第1案内ローラの外周面に比較的大きな力で圧接する管
を、円滑に案内して移動することができるようになる。
駆動手段によって回転駆動される第1案内ローラの周速
は、回転自在に設けられる補助ローラの周速を越える値
となる。
【0018】本発明の実施の他の形態では、補助ローラ
を、もう1つの回転駆動手段によって駆動し、このとき
第1案内ローラの周速を、補助ローラの周速を越える値
にしてもよい。
【0019】また本発明は、運搬具を有し、この運搬具
には、スタンドと牽引手段とが設けられることを特徴と
する。
【0020】本発明に従えば、運搬具、たとえばトラッ
クなどの自動車に、その運搬具のたとえば上部にスタン
ドを固定し、運搬具のたとえば前部に牽引手段を取付け
ることによって、可撓性管の地中埋設誘導の作業を効率
よく行うことができる。運搬具の上部にスタンドを設け
ることによって、先進導孔の上流側開口端のできるだけ
高い上方の位置に、第1案内ローラを配置することがで
き、したがって第1〜第3案内ローラによって案内され
る管の円弧の半径をできるだけ大きくすることができ、
管を円滑に第1〜第3案内ローラに支持して先進導孔の
上流側開口端に円滑に導くことが容易に可能になる。こ
の運搬具によって、管の地中埋設誘導のために用いられ
る各種の装置、治具などを搭載し、工事現場に移動する
ことができるので、作業性が良好である。
【0021】また本発明は、支持手段は、第2および第
3案内ローラが設けられる第1支持体と、前記挿入方向
に沿って伸縮可能に第1支持体に設けられる第2支持体
とを含むことを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、第2および第3案内ロー
ラを支持する支持手段は、先進導孔の上流側開口端が臨
む立坑の上部に配置される第1および第2支持体を含
む。この第1および第2支持体を、先進導孔の延長上
で、管の挿入方向前後に伸縮可能とすることによって、
各種の内径を有する立坑に、本発明の支持手段を共通に
用いることができ、作業性が良好である。
【0023】第1支持体には、第2および第3案内ロー
ラが設けられ、この第1支持体が第2支持体よりも先進
導孔の上流側開口端寄りに配置されることによって、第
1支持体によって第2および第3案内ローラを確実に支
持することができ、がたつきなどを生じることを抑制す
ることができる。
【0024】また本発明は、第1支持体は、一対の平行
に延び、第2案内ローラを支持する第1支持部材と、前
記一対の支持部材を連結する連結部材と、第1支持部材
の下部に垂下して固定され、第3案内ローラを支持する
取付け部材とを有し、第2支持体は、第1支持部材の前
記挿入方向上流側の端部に望遠鏡式に伸縮可能に設けら
れる第2支持部材を有することを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、第1支持体の第2案内ロ
ーラを支持する第1支持部材に、第2支持体の第2支持
部材を望遠鏡式に伸縮可能に設けることによって、先進
導孔の上流側開口端が臨む立坑の内径の大小に対応し
て、支持手段を共用することができ、作業性が良好であ
る。第1支持部材の下部には、取付け部材を垂下して固
定し、この取付け部材に第3案内ローラを支持すること
によって、第1〜第3案内ローラによって支持されて円
弧状に湾曲される管の径を比較的大きくすることが容易
であり、管の特定部分に大きな不所望な曲げ応力が作用
することを防ぐことができ、円滑に管を案内して誘導す
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の方向性を示す断面図である。土壌1には、たとえ
ば水平に延びる先進導孔2が予め掘削されて形成されて
いる。この先進導孔2には、ポリエチレンなどの合成樹
脂製管3が引込まれて挿入方向4に挿入され、埋設され
る。先進導孔2の挿入方向4上流側の開口端5は、発進
側の立坑6に臨み、下流側開口端7は、もう1つの立坑
8に臨む。立坑8がなく開口端7が地表9に臨む場合も
ある。埋設されるべき管3は、先進導孔2の上方で、立
坑6,8間にわたって土壌1の地表9上に配置される。
したがって管3を発進導孔2に挿入する工事による地表
9上で影響される距離をできるだけ短くすることができ
る。これに比べて、先行技術では、管3は、立坑6に関
して先進導孔2とは反対側(すなわち図1の左方)で地
表9上に配置され、したがって工事によって地表9上で
影響される距離は、管3のほぼ全長と立坑6,8間の距
離との和であり、比較的長い。管3の長さおよび立坑
6,8間の距離は、たとえば40〜50mである。本発
明では、立坑6,8間で地表9上に前述のように管3が
配置されるので、地表9上での工事によって影響される
距離をできるだけ短くすることができる。
【0027】運搬具である自動車、たとえばトラック1
1の前部12の上部13には、スタンド14が立設固定
される。このスタンド14には、第1案内ローラ15が
設けられ、この第1案内ローラ15の上方に、補助ロー
ラ16が配置される。補助ローラ16もまた、スタンド
14に設けられる。管3は、第1案内ローラ15および
補助ローラ16の間に挿通され、たとえば挟持されてそ
の管3の一端部17から他端部18にわたって案内され
る。管3の他端部18側の部分は、地表9上に撓んで延
びている。
【0028】トラック11の前部12の下部19には、
ウインチ21が装着される。ワイヤロープである誘導用
索条22の一端部23は、管3の一端部17に着脱可能
に連結される。誘導用索条22の他端部20は、ウイン
チ21によって巻回されて牽引され、またウインチ21
によって索条22がほどかれて供給される。
【0029】立孔6の上部には、支持手段24が、土壌
1の地表9付近でたとえばアンカなどによって着脱可能
に固定される。この支持手段24には、第2案内ローラ
25および第3案内ローラ26が回転自在に設けられ
る。第1〜第3案内ローラ15,25,26および補助
ローラ16は水平な軸線を有し、それらの軸線は、図1
の紙面に平行な仮想鉛直面に垂直である。誘導用索条2
2を、ウインチ21によって牽引方向29に牽引して、
管3を誘導する。
【0030】図2は、管3が第1〜第3案内ローラ1
5,25,26によって支持されて案内誘導された状態
を示す図である。管3は、これらの第1〜第3案内ロー
ラ15,25,26によって支持され、参照符3aで示
されるように、仮想鉛直面内で円弧に湾曲される。この
仮想鉛直面は、たとえばこの実施の形態では、先進導孔
2の軸線を含む。管3の一端部17が、先進導孔2の上
流側開口端5付近の外方で、その上流側開口端5の付近
にまで誘導されて案内された状態で、この一端部17
は、先進導孔2内に予め挿通されている引込み用索条3
1の一端部32に連結される。このとき誘導用索条22
は、管3の一端部17から取外される。
【0031】引込み用索条31の他端部34を、立孔8
に設けられたウインチなどの牽引手段33によって、牽
引することによって、管3を、その一端部17から先進
導孔2内に、上流側開口端32から順次的に挿入して埋
設することができる。第1案内ローラ15は、トラック
11の上部13に固定されたスタンド14の上部に設け
られ、したがって第1案内ローラ15の高さH1は比較
的大きい。また第3案内ローラ26は、立孔6内で、地
表面9よりも下方に設けられている。さらに第2案内ロ
ーラ25は、上流側開口端5よりも上方かつ挿入方向4
上流側(図1および図2の左方)で、しかも第1案内ロ
ーラ15よりも下方に配置される。第3案内ローラ26
は、上流側開口端5よりも上方で、かつ第2案内ローラ
25よりも下方で、かつ第2案内ローラ25よりも上流
側開口端5寄り(すなわち図1および図2の右方)に配
置される。
【0032】図3は、スタンド14、第1案内ローラ1
5および補助ローラ16を示す図1の左方から見た正面
図である。第1案内ローラ15は、管3の下面を支持す
る。第1案内ローラ15と補助ローラ16とは、円形断
面を有する管3の外周面に沿った外形を有し、弧状に形
成される。第1案内ローラ15は、スタンド14に取付
けられている駆動手段35によって回転駆動される。第
1案内ローラ15の回転駆動方向36(図1および図2
参照)は、誘導用索条22および管3が誘導される方向
29と同一である。補助ローラ16は、管3の上面に接
触して従動回転するものであって、スタンド14の上部
に回転自在に設けられる。
【0033】図4は立孔6の上面で土壌1に固定される
支持手段24の平面図であり、図5はその支持手段24
の斜視図である。この支持手段24は、第1支持体38
と第2支持体39とを含む。第1支持体38は、一対の
たとえば水平である平行に延びる細長い第1支持部材
と、これらの一対の支持部材41を連結する細長い連結
部材42と、第1支持部材41の下部に垂下して固定さ
れる取付け部材43とを含む。取付け部材43は、傾斜
した補強片44によって第2案内ローラ25側で第1支
持部材41に連結されて補強される。第1支持部材41
の連結部材42とは反対側(図4および図5の左方)寄
りには、第2案内ローラ25が回転自在に支持される。
この第2案内ローラ25は、管3の外周面を支持し、鼓
状に形成される。第3案内ローラ26は、一対の取付け
部材43間に回転自在に支持される。この第3案内ロー
ラ26もまた、管3を案内支持する。取付け部材43
は、立孔6の上流側開口端5付近の内壁に当接する。第
1支持部材38は、取付け部材43に関して第2案内ロ
ーラ25とは反対側(図4および図5の右方)で、その
部分46は、立孔6の上部で土壌1の地表9上に載置さ
れる。
【0034】第2支持体39の一対の第2支持部材48
は、第1支持部材41内に挿入可能であり、したがって
第1および第2支持部材41,48は望遠鏡式に伸縮可
能である。第1および第2支持部材41,48の軸線に
直角な断面は、矩形であり、少なくとも第1支持部材4
1は中空であって、角筒状に形成される。第2支持部材
48には、連結部材49によって連結される。第2支持
部材48の下部には、垂下する部材50が固定される。
この垂下部材50は、立孔6の内周面に当接する。第2
支持部材48の垂下部材50に関して、第1支持部材4
1とは反対側(図4および図5の左方)の部分51は、
立孔6の上部の土壌1の地表面9上に載置される。
【0035】管3は、合成樹脂以外の材料から成っても
よく、可撓性を有すればよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、可撓性管
は、地中に形成された先進導孔の上方で、その先進導孔
の挿入方向上流側の開口端付近から下流側の開口端に向
けて配置されるので、地表上で工事の影響が及ぼされる
距離をできるだけ短くすることができる。また本発明に
よれば、複数の案内ローラによって、管を、上流側開口
端よりも挿入方向上流側に凸になるように、上下の下層
面内、たとえば鉛直面内で、円弧状に形成し、したがっ
て管に不所望な大きな曲げ応力が作用することを防ぎ、
円滑に管を湾曲させて、その一端部を、先進導孔の上流
側開口端に誘導して案内することができる。
【0037】請求項2の本発明によれば、誘導用索条を
用いて管を、複数の案内ローラに案内させて、その管の
前記一端部を、上流側開口端付近にもたらすことがで
き、作業性が良好である。
【0038】請求項3の本発明によれば、複数の案内ロ
ーラによって誘導して案内される管の前記一端部を、先
進導孔内に予め挿入された引込み用索条の一端部に連結
して管を先進導孔内に挿入して埋設することができ、そ
の作業性が良好である。
【0039】請求項4の本発明によれば、スタンドに支
持された第1案内ローラから第2案内ローラを経て第3
案内ローラに、管が湾曲されて導かれ、したがって管に
過大な応力が作用することなく、円滑に管を湾曲してそ
の管の一端部を上流側開口端に誘導することが容易に可
能になり、作業性が良好である。こうして管を、先進導
孔の上方で、上流側の開口端付近から下流側の開口端側
に延ばして配置することができ、したがって地表上で工
事によって影響される距離をできるだけ短くすることが
できる。
【0040】請求項5の本発明によれば、第1案内ロー
ラを駆動手段によって駆動し、補助ローラを、回転自在
にスタンドに設け、こうして第1案内ローラの外周速
は、管3の誘導開始直後にウインチ21の巻取り速度に
比べて高くすることで管が円滑に送り込まれることがで
きるようになる。
【0041】請求項6の本発明によれば、自動車である
トラックなどの運搬具に、スタンドと牽引手段とを設け
るので、現場における可撓性管の地中埋設誘導作業を良
好な作業性で、行うことが円滑に可能になる。
【0042】請求項7の本発明によれば、支持手段の第
1支持体によって第2および第3案内ローラを支持し、
これによって管を、第2および第3案内ローラによっ
て、確実に誘導案内することを可能にし、第2支持体
は、第1支持体に伸縮可能に設けられ、したがって上流
側開口端よりも先進導孔のさらに上流側のたとえば立坑
の内径が異なっていても、本件支持手段を共用すること
ができ、作業性が良好である。
【0043】請求項8の本発明によれば、第1支持体の
第1支持部材に、第2案内ローラが支持され、この第1
支持部材から垂下する取付け部材に第3案内ローラが支
持されるので、第2および第3案内ローラによって管を
安定して確実に誘導案内することができるとともに、第
2支持体の第2支持部材を、第1支持部材に望遠鏡式に
伸縮可能とすることによって、前述のように各種の大き
さの異なる立坑に関連して共用して支持手段を用いるこ
とができるとともに、運搬時には、縮小して小形化し、
したがって運搬作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の方向性を示す断
面図である。
【図2】管3が第1〜第3案内ローラ15,25,26
によって支持されて案内誘導された状態を示す図であ
る。
【図3】スタンドに14、第1案内ローラ15および補
助ローラ16を示す図1の左方から見た正面図である。
【図4】立孔6の上面で土壌1に固定される支持手段2
4の平面図である。
【図5】図4に示す支持手段24の斜視図である。
【符号の説明】
1 土壌 2 先進導孔 3 合成樹脂製管 6,8 立孔 9 地表 14 スタンド 15 第1案内ローラ 16 補助ローラ 21 ウインチ 22 誘導用索条 24 支持手段 25 第2案内ローラ 26 第3案内ローラ 31 引込み用索条 35 駆動手段 38 第1支持体 39 第2支持体 41 第1支持部材 42 連結部材 43 取付け部材 44 補強片 48 第2支持部材 50 垂下部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性管の一端部を、管が埋設誘導され
    るべき地中に形成された先進導孔の挿入方向上流側の開
    口端付近に誘導して案内する可撓性管の地中埋設誘導方
    法において、 管を、先進導孔の上方で先進導孔の前記上流側開口端よ
    りも挿入方向下流側から供給し、 管の前記一端部付近から先進導孔への挿入に伴って順次
    的に、前記上流側開口端よりも挿入方向上流側に凸にな
    るように、上下の仮想面内で円弧状に形成し、この円弧
    の半径方向内方で、かつ、この円弧の周方向に間隔あけ
    て配置された複数の案内ローラで、支持し、 管を先進導孔の前記上流側開口端に誘導する可撓性管の
    地中埋設誘導方法。
  2. 【請求項2】 管の前記一端部を誘導用索条の一端部に
    連結し、 前記案内ローラに案内される誘導用索条の他端部を、前
    記上流側開口端付近の外方で牽引し、これによって管を
    案内ローラに支持しつつ誘導することを特徴とする請求
    項1記載の可撓性管の地中埋設誘導方法。
  3. 【請求項3】 管の前記一端部は、前記上流側開口端に
    誘導されて到達した状態で、先進導孔内に予め挿入され
    た引込み用索条の一端部に連結し、 先進導孔の下流側開口端から引込み用索条の他端部を引
    張り、これによって管を先進導孔内に引込むことを特徴
    とする請求項2記載の可撓性管の地中埋設誘導方法。
  4. 【請求項4】 地中に形成された先進導孔の可撓性管挿
    入方向上流側の開口端上方に配置され、管を案内する第
    1案内ローラと、 第1案内ローラを支持するスタンドと、 管の一端部に連結される誘導用索条と、 誘導用索条を牽引する牽引手段と、 前記上流側開口端よりも上方かつ挿入方向上流側で、し
    かも第1案内ローラよりも下方に配置され、第1案内ロ
    ーラによって案内された管を案内する第2案内ローラ
    と、 前記上流側開口端よりも上方で、かつ第2案内ローラの
    下方で、かつ第2案内ローラよりも前記上流側開口端寄
    りに配置され、第2案内ローラによって案内された管を
    案内する第3案内ローラと、 第2および第3案内ローラを支持する支持手段とを含む
    ことを特徴とする可撓性管の地中埋設誘導装置。
  5. 【請求項5】 第1案内ローラの上方に配置され、第1
    案内ローラとの間で管を挟持し、前記スタンドに回転自
    在に設けられる補助ローラと、 前記スタンドに設けられ、第1案内ローラを、管の誘導
    方向に回転駆動する駆動手段とを含むことを特徴とする
    請求項4記載の可撓性管の地中埋設誘導装置。
  6. 【請求項6】 運搬具を有し、 この運搬具には、スタンドと牽引手段とが設けられるこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の可撓性管の地中
    埋設誘導装置。
  7. 【請求項7】 支持手段は、 第2および第3案内ローラが設けられる第1支持体と、 前記挿入方向に沿って伸縮可能に第1支持体に設けられ
    る第2支持体とを含むことを特徴とする請求項5または
    6記載の可撓性管の地中埋設誘導装置。
  8. 【請求項8】 第1支持体は、 一対の平行に延び、第2案内ローラを支持する第1支持
    部材と、 前記一対の支持部材を連結する連結部材と、 第1支持部材の下部に垂下して固定され、第3案内ロー
    ラを支持する取付け部材とを有し、 第2支持体は、 第1支持部材の前記挿入方向上流側の端部に望遠鏡式に
    伸縮可能に設けられる第2支持部材を有することを特徴
    とする請求項7記載の可撓性管の地中埋設誘導装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100478386B1 (ko) * 2001-12-26 2005-03-24 운양건설 주식회사 엘엔지 탱크 강연선 삽입 시공방법

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