JP2001032594A - ロック装置 - Google Patents

ロック装置

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JP2001032594A JP2000179574A JP2000179574A JP2001032594A JP 2001032594 A JP2001032594 A JP 2001032594A JP 2000179574 A JP2000179574 A JP 2000179574A JP 2000179574 A JP2000179574 A JP 2000179574A JP 2001032594 A JP2001032594 A JP 2001032594A
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    • B60J7/185Locking arrangements
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    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
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    • B60J7/06Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements
    • B60J7/061Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements sliding and folding

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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】相手方部材を収容要素に挿入するときあるいは
挿入した後すぐに、大きな保持力が供され、高い信頼性
が得られる、ロック装置を提供する。 【解決手段】本発明は、ロック装置14が車体固定の相
手方部材用の収容機構48を有する支持板34を備え、
相手方部材34が支持板34に対して揺動可能なロック
フック36を介して収容機構48にロック可能であり、
かつこの収容機構48に対して摺動可能である、車両の
ルーフ部分を相手方部材に取り外し可能に固定するため
のロック装置14に関する。ロックフック36は前側の
係止位置から後側の係止位置に向けてほぼ相手方部材の
摺動方向に摺動可能であり、かつこの摺動方向に対して
ほぼ垂直にロック位置から解放位置に揺動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロック装置が車体
固定の相手方部材用の収容機構を有する支持板を備え、
この相手方部材が支持板に対して揺動可能なロックフッ
クを介して収容機構にロック可能であり、かつこの収容
機構に対して摺動可能である、車両のルーフ部分を相手
方部材に取り外し可能に固定するためのロック装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の公知のロック装置(ドイツ連邦
共和国実用新案登録第29703603号)は、車体フ
レーム部分に対してキャブリオレトップを取り外し可能
に固定する働きをする。ロック装置は、車両縦方向に延
びるほぼ水平な軸線回りに揺動可能な受け止めフックを
備えている。この受け止めフックは、相手方部材と協働
する。受け止めフックの揺動時に、受け止めフックの溝
は相手方部材のU字状脚部に係合し、この相手形部材を
ほぼ揺動方向に漏斗状収容機構内に引込み、相手方部材
を一端位置でロックする。
【0003】ドイツ連邦共和国特許公開第196348
98号公報から、自動車車体の後部扉を閉鎖、引き寄せ
および開放するための装置が知られている。この装置
は、後部扉に付設された積込みシルの範囲に設けられた
後部扉錠と、後部扉に設けられた、相手方部材としての
閉鎖要素を備えている。後部扉錠は錠薄板、予め係止さ
れない回転ラッチ、この回転ラッチをロックするため
に、開放レバーによって解放可能な係止爪および電気機
械的な引き寄せ駆動装置を備えた引き寄せリンクを備え
ている。後部扉を閉鎖する際に、閉鎖要素は回転ラッチ
のU字錠の溝に挿入され、回転ラッチと引き寄せリンク
を揺動させながら、上方に解放した後部扉錠の挿入トン
グ内に動かされる。この場合、回転ラッチと引き寄せリ
ンクは、錠薄板上に同軸に支持されている。
【0004】欧州特許出願公開第0492006号公報
には、車両トップが閉鎖位置の直前にあり、車両トップ
の自由端が閉鎖位置の上方にある状態から、車両トップ
の自由端を車両のフレーム上に引き降ろし、そして引き
降ろした位置で車両トップの前端を保持するために装置
が記載されている。この装置は、車両トップの自由端
に、フレーム上に設けられた引き降ろしフックを係合さ
せるための相手形部材として少なくとも1個の係合要素
を備えている。この引き降ろしフックは、係合要素と滑
り係合するための作用カムを備え、細長い収容スリット
に係合する揺動ピンを介して、駆動装置の操作棒に揺動
可能に連結され、駆動装置によって持上げられた係合位
置と下降したロック位置との間で移動可能である。揺動
ピンの収容スリットはフレームに形成されている。引き
降ろしフック自体は、細長い案内スリットを備えてい
る。フレームに固定された案内ピンがこの案内スリット
に係合する。引き降ろしフックは、ロック位置への移動
時に案内スリットに沿って案内ピンを移動させながら、
案内ピンの回りに揺動可能である。引き寄せフックは、
まず最初に、係合要素の移動方向に揺動運動を行う。こ
の揺動運動には、ロック位置に達する直前に、係合要素
の移動方向に対してほぼ垂直な摺動運動が重ね合わされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の本発明
の根底をなす課題は、相手方部材を収容要素に挿入する
ときあるいは挿入した後すぐに、大きな保持力が供さ
れ、高い信頼性が得られる、冒頭に述べた種類のロック
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1の
上位概念に記載した特徴を有するロック装置において、
ロックフックが前側の係止位置から後側の係止位置に向
けてほぼ相手方部材(例えばピン)の摺動方向に摺動可
能であり、かつこの摺動摺動に対してほぼ垂直にロック
位置から解放位置に揺動可能であることによって解決さ
れる。
【0007】これにより、揺動運動としてのロック運動
と摺動運動との間の機能分離が行われる。収容機構と相
対的な相手方部材の摺動運動の方向とほぼ垂直なロック
フックの揺動運動により、ロックフックが相手方部材に
よって摺動方向に加えられる力によってその解放位置に
揺動し、それによってセルフロッキングを生じることが
防止される。
【0008】本発明の有利な実施形は従属請求項に記載
されている。
【0009】ロックフックがロック位置の方に弾性的に
付勢されていることにより、信頼性が更に高まる。
【0010】ロックフックの揺動運動は好ましくは、切
換えスライダの制御軌道と協働する制御レバーによって
制御され、ロックフックは、制御レバーによってロック
位置から解放位置に揺動可能である。制御レバーがロッ
クフックに対して移動可能に形成され、制御レバーがば
ね力に抗してロック位置の方に、ロックフックに対する
係合を解除可能であると、ロックフックは、制御軌道に
よって決まる制御レバーに依存しないで、解放位置に持
上げられる。これは特に、相手方部材が収容機構内で予
め定めた位置を占めるときにロックフックをそのロック
位置に揺動させるために、ロックフックが基本位置とし
ての前側の係止位置でそのロック位置を占め、ルーフ部
分を相手方部材に固定する際に相手方部材によって、ま
ず最初に解放位置に揺動するときに有効である。
【0011】本発明の他の実施形では、ロックフック
は、切換えスライダの制御軌道と係合する支持レバーに
よって、前側の係止位置と後側の係止位置の間で摺動さ
せられる。支持レバーは、好ましくは少なくとも2本の
アームを備えている。この一方のアームは、支持板に揺
動可能に連結され、他方のアームは切換えスライダの制
御軌道に係合し、ロックフックは支持レバーに揺動可能
に連結されている。ロックフックと制御レバーは、支持
レバーに同軸に支持可能である。
【0012】ロック装置は、ロックフックが保持レバー
によってその解放位置に、しかも好ましくは前側の係止
位置にロック可能であるように形成されている。その
際、保持レバーがロックフックに揺動可能に連結され、
かつ少なくとも2本のアームを備え、第1のアームが、
ロックフックの解放位置で、支持板に固定された受け止
め装置または支持板に一体的に形成された受け止め装置
に形状補完的に係合可能であり、保持レバーが受け止め
装置の方に弾性的に付勢され、第2のアームが収容機構
に係合し、かつ相手方支持部材によってばね付勢に抗し
て揺動可能であると、構造が簡単になる。それによっ
て、相手方部材が収容機構内の所定の位置に達すると、
保持レバーは受け止め装置に対して係合解除される。保
持レバーの第1のアームが傾斜面を備え、保持レバーが
受け止め装置に対して係合解除されているときに、この
傾斜面が弾性的に付勢されて受け止め装置の相手方面に
当たることができ、かつこの受け止め装置に対して摺動
可能であり、ばね付勢により、ロックフックがロック位
置の方に付勢されるように、傾斜面が相手方面と協働す
ると、ロック装置の構造は更に簡単になる。
【0013】少なくともロックフックの後側の係止位置
において、ロック位置でのロックフックの揺動運動を阻
止可能であると、ロック装置の信頼性が高まる。この場
合、ロックフックの揺動運動を阻止するために、好まし
くは、保持レバーのアームが制御レバーに係合可能であ
り、かつこの制御レバーをロックフックに対して固定す
るので、制御レバーと協働する制御軌道により、ロック
フックの揺動位置が固定される。
【0014】ロックフックの揺動運動と摺動運動を制御
する切換えスライダが共通の切換えスライダ本体に一体
化されていると、ロック装置がコンパクトな構造とな
る。好ましい実施形では、切換えスライダ本体が後側の
端位置と前側の端位置の間で支持板と相対的に摺動可能
であり、ロックフックが切換えスライダ本体の後側の端
位置でその前側の係止位置にあり、かつそのロック位置
と解放位置の間で揺動可能であり、そしてロックフック
が切換えスライダ本体の前側の端位置でロック位置のそ
の後側の係止位置を占めるように、制御軌道が形成され
ている。
【0015】ロック装置は更に、相手方認識装置を備
え、相手方部材が目標位置にないときに、切換えスライ
ダ本体の摺動運動が後側の端位置と、前側の端位置の後
方に配置された警報位置との間でのみ可能であるよう
に、相手方認識装置が形成されている。これにより、相
手方部材がそれを収容機構に確実に挿入可能な位置にあ
るときに、切換えスライダ本体がその端位置を占めるこ
とができる。そうでない場合には、切換えスライダ本体
の運動はその前側の端位置に達する前に機械的に阻止さ
れる。相手方認識装置は好ましくは、支持板に揺動可能
に連結された係止レバーを備え、相手方部材が目標位置
にない場合、切換えスライダ本体が警報位置に達したと
きに、この係止レバーが切換えスライダ本体の停止エッ
ジに弾性的に付勢されて接触し、相手方部材が目標位置
にある場合、係止レバーが停止エッジとの係合を解除す
る。
【0016】相手方部材の位置が収容機構内でのその摺
動方向に見て、収容機構とロックフックとの協働作用に
よって固定可能であるが、少なくとも1個の整列機構を
設けることができる。この整列機構は、相手方部材に対
するロック装置を、相手方部材の摺動方向に対してほぼ
垂直に、収容機構と相対的に整列するように形成されて
いる。
【0017】切換えスライダは、好ましくは動力で摺動
させられる。そのために、本発明の他の実施形では、支
持板にガイドレール部分が固定され、このガイドレール
部分は動力で移動可能な連動スライダを摺動可能に収容
し、この連動スライダは切換えスライダ本体に係合可能
であり、かつ切換えスライダ本体を摺動させる。
【0018】車両のルーフ部分が折畳みルーフまたは多
板ルーフの一部であると、ロック装置を相手方部材に固
定するときに、ガイドレール部分は前側のガイドレール
部分に接触可能であり、このガイドレール部分は車両の
側方部材内に収容され、ガイドレール部分と前側のガイ
ドレール部分は折畳みルーフまたは多板ルーフのガイド
レールを形成している。
【0019】前側のガイドレール部分は、好ましくは側
方部材に浮動支持されている。この場合、ガイドレール
部分は整列機構を収容し、この整列機構は前側のガイド
レール部分に係合可能である。それによって、ガイドレ
ール部分と前側のガイドレール部分を互いに整列するこ
とができ、特にガイドレール部分の方向に延びる軸回り
の傾動に反作用することができる。ルーフ部分は好まし
くは、折畳みルーフまたは多板ルーフの開閉方向に延び
る対称軸線に対して対称に形成され、全部で2個のロッ
ク装置を備えている。このロック装置は、対称軸線の両
側においてルーフ部分の側方外側の画成部の近くに配置
されている。
【0020】特に、側方部材が車両に取り外し可能に連
結されていると、相手方認識装置は、側方部材が目標位
置にないときまたは側方部材が存在しないときに、しか
も特に相手方部材がロック装置に対する目標位置にある
ときにも、ロックフックがその後側の係止位置まで摺動
できないように、側方部材と協働する。後側の端位置に
達する前にロックフックの運動を阻止するために、ロッ
ク装置の切換えスライダは、その後側の端位置と警報位
置の間でのみ摺動を行うことができる。そのために特
に、支持板に揺動可能に連結された係止レバーが使用さ
れる。側方部材が目標位置にないとき、この係止レバー
は、切換えスライダ本体の警報位置に達する前に、切換
えスライダ本体の停止エッジに弾性的に付勢されて接触
し、側方部材が目標位置にあるときに、停止エッジに対
する係合を解除する。
【0021】切換えスライダ本体内に摺動可能に収容さ
れたロックボルトを備え、このロックボルトが、切換え
スライダ本体の後端位置と前端位置の間で切換えスライ
ダ本体を連動スライダに形状補完的に連結し、ロックボ
ルトが切換えスライダ本体の前側の端位置で支持板また
はガイドレール部分に係合可能であり、かつ連動スライ
ダとの係合を解除可能であり、連動スライダが更に移送
位置まで前方に摺動可能であると、切換えスライダ本体
の摺動運動と折畳みルーフまたは多板ルーフの開閉運動
を操作するために、押しても曲がらないケーブルを各々
のロック装置またはガイドレールに設けることで充分で
ある。その際、ガイドレール部分は、好ましくはルーフ
先端スライダを摺動可能に収容するように形成され、こ
のルーフ先端スライダは、折畳みルーフまたは多板ルー
フの前端に連結され、かつこの折畳みルーフまたは多板
ルーフの開閉運動を生じ、ルーフ先端スライダはロック
ボルトを摺動可能に収容し、このロックボルトは支持板
またはガイドレール部分に係合し、連動スライダがその
移送位置の後方にあるときに、ロックボルトはルーフ先
端スライダを保持位置に保持し、連動スライダの移送位
置においてロックボルトはこの連動スライダに形状補完
的に連結可能であり、かつ支持板またはガイドレール部
分に対して係合解除可能である。これにより、折畳みル
ーフまたは多板ルーフの摺動可能なすべての部品がルー
フケースに収容可能であり、このルーフケースによっ
て、車体固定の相手方部材から外すことができる。
【0022】動力で移動可能な連動スライダは、好まし
くは電気的な制御装置によって制御され、この制御装置
には特に、信号“保持位置にあるルーフ先端スライダ”
およびまたは“ロック位置にあるロックフック”が入力
値として入力される。この信号は電気的なスイッチを介
して供給される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、図に基づいて本発明の有利
な実施の形態を詳しく説明する。
【0024】図1、2には、車両ルーフ30を備えた車
両10が示してある。この車両ルーフ30は、開放方向
または閉鎖方向32に摺動可能にガイドレールに支持さ
れている。このガイドレールの前側のガイドレール部分
26は、車両に取り外し可能に連結された側方部材28
に浮動支持されている。折畳みルーフ30は、そのルー
フ先端149がルーフケース12の前側エッジとほぼ面
一になり、折畳みルーフ30の摺動可能なすべての部品
がロック装置のガイドレール部分22内に収容されるよ
うに、後側へ開放方向32に摺動可能である。全体を1
4で示したこのロック装置の第1の実施の形態が図3〜
7に示してある。ルーフケース12は、このロック装置
14によって車両10の車体に固定された相手方部材に
固定可能なルーフ部分である。このルーフ部分は図示し
ていない4リンクを介して車体に枢着連結され、ロック
装置14の開放時に4リンクを介して、折畳み可能な側
方部分16および合成樹脂製後部ガラス18を含む折畳
み可能な後部部分と共に下降可能である。ルーフケース
12の下降位置で、ロック装置14はルーフケース12
をこの位置に保持するために、4リンクに取付けられた
他の相手方部材に固定可能である。ルーフケース12に
は、鏡像対称的に形成された2個のロック装置14、1
4が取付けられている。この場合、走行方向に見て左側
のロック装置14だけが図示してある。左側のロック装
置14に関するすべての説明は、鏡像対称的な右側のロ
ック装置にも当てはまる。更に、図3〜7においてXで
示した軸線は、折畳みルーフ30の開放方向に、すなわ
ち車両後部の方に向いた図1の矢印32と同じ方向に向
いている。
【0025】両ロック装置14は、Bピラー20に取付
けられた車体固定の相手方部材に固定できるように、車
両縦方向に延びる対称軸線に関して対称にかつルーフケ
ース12の内部においてルーフケース12の側方の外面
近くに取付けられている。この場合同時に、ロック装置
14のガイドレール部分22は側方部材28の前側のガ
イドレール部分26と一直線になるように整列される。
これは、ガイドレール部分22に固定された整列機構と
しての整列条片24を前側のガイドレール部分26に係
合させることによって行われる。
【0026】ロック装置14は、収容溝48として形成
された収容機構を有する支持板34を備えている。この
収容機構には、Bピラー20に取付けられた相手方部材
のピン46が摺動方向50(図5参照)に挿入され、ロ
ックフック36のロック溝42によってロック可能であ
る。その際、ロック溝42は、ロックフック36の前側
のアーム38に設けられている。このロックフック36
は、支持ピン56を介して折れ曲がった支持レバー58
に揺動可能に収容されている。ロックフック36の支持
ピン56は、ロック溝42を有する前側のアーム38と
後側のアーム40の間のほぼ中央に配置されている。こ
の場合、ロックフック36は図3、5、6に示したロッ
ク位置と解放位置との間で、支持ピン56の軸線回りに
揺動方向44(図3参照)に揺動可能である。ロック位
置において、ロックフック36は更に、図5に破線で示
した前側の係止位置52と後側の係止位置54の間で、
摺動方向50に摺動可能である。
【0027】支持レバー58は2つの部分から形成さ
れ、Y方向においてブッシュ62の厚さだけ離隔された
同一の2つの半部を備えている。この半部の間隔は、ロ
ックフック36と後述する制御レバー84をこの両半部
内に収容できるように採寸されている。ブッシュ62は
軸60に嵌め込まれている。この軸60は、支持レバー
58のアーム64をY軸方向に貫通している。その際、
軸60は、支持レバー58の半部から両側に突出し、一
方では支持板34に保持され、他方ではアーム64を取
り囲む湾曲支持部材59に保持されている。この湾曲支
持部材59自体は、支持板34に固定されている。支持
レバー58は、その第2のアーム66に固定された制御
ピン68によって軸60回りに揺動可能である。この場
合、制御ピン68は、支持レバーからY方向に突出し、
切換えスライダ74の制御軌道72に係合する。制御ピ
ン68は、スライダ70を介して切換えスライダ74に
沿って案内されている。
【0028】切換えスライダ74は、切換えスライダ本
体80に一体化されている。この切換えスライダ本体8
0は、第2の切換えスライダ78を備えている。制御レ
バー84に固定された制御ピン82が、第2の切換えス
ライダ78の制御軌道76に摺動可能に収容され、支持
ピン56の軸線回りに制御レバー84を揺動させる。こ
の支持ピン56によって、制御レバー84は、ロックフ
ック36と共に支持レバー58に支持されている。この
場合、制御レバー84は、ロックフック36の前側アー
ム38の方に延びている。制御レバー84の折り曲げ部
92は、Z方向に開放したロックフック36の凹部85
に係合し、制御レバー84がその制御ピン82を介して
制御軌道78によって時計回りに揺動するときに(本明
細書で使用される時計回りと反時計回りの用語はそれぞ
れ、Y方向に見たときの方向である)、ロックフック3
6を連動する働きをする。
【0029】保持レバー89は、ほぼ中央で装着ピン9
1によってロックフック36の凹部85とロック溝42
の間の範囲に揺動可能に支持されている。この場合、保
持レバー89の第1のアーム93に設けた突起88と制
御レバー84の折り曲げ部86との間に、引張りばね9
0が設けられている。引張りばね90によって、制御レ
バー84の折り曲げ部92がロックフック36の凹部8
5に遊びなしに接触するように、時計回りの付勢力が制
御レバー84に加えられる。この場合同時に、保持レバ
ー89が時計回りに揺動し、そしてロックフック36が
その解放位置の外側にあるときには、保持レバーは、そ
の第1のアーム93に設けた傾斜面95によって付勢さ
れて保持ピン87に接触する。この保持ピン78はY方
向に延び、支持板34に固定されている。ほぼX方向に
開放した係止範囲98の上方において保持レバー89の
第1のアーム93に設けられた傾斜面95は、保持ピン
87に対する傾斜面95の付勢接触によってロックフッ
ク36に力が加えられるように形成されている。この力
はロックフック36を支持ピン56の軸線回りに反時計
回りに回転させ、ロックフック36は車両10の縦方向
に見てロック溝42の後側にある(すなわち、ロック溝
42から出発して+X方向にずらして配置された)、摺
動方向50に延びる滑り面190を介して、支持板34
の折り曲げ部188に載る。保持ピン87は更に、受け
止め装置としての働きをする。ロックフック36がその
解放位置にあるときに、保持レバー89の係止範囲98
はこの受け止め装置に係合する。
【0030】装着ピン91の下方に(すなわち、この装
着ピンに対して−Z方向にずらして)設けられた保持レ
バー89の第2のアーム94は、ほぼX方向に突出する
突起97を備えている。この突起97は、制御レバー8
4をロックフック36に対して固定するために、ロック
フック36がその後側の係止位置54に近接するや否
や、制御レバー84の折り曲げ部92の下面に当たるこ
とができる。
【0031】全体を100で示した、ほぼX方向に延び
る整列板100は、複数のねじ99を介して支持板34
に連結されている。このねじは同時に、ガイドレール部
分22の下側範囲を貫通している。このガイドレール部
分22は更に、図示していないブラインドリベットを介
してその上側範囲が支持板34に固定されている。この
場合、支持板34とガイドレール部分22と整列板10
0の相互固定保持が達成される。ガイドレール部分22
は、下側と上側の滑り軌道101または102を備えて
いる。この滑り軌道101は、X−Z平面内に延設され
た隔壁104によって互いに分離されている。下側の滑
り軌道101は、側方が隔壁104と支持板34の背壁
によって画成され、上方と下方が、隔壁104から出発
して−Y方向に延びる脚部によって画成され、そして+
/−X方向に開放している。滑り軌道101は、切換え
スライダ本体80を+/−X方向に摺動可能に収容する
働きをする。この切換えスライダ本体80自体はY方向
に突出する停止エッジ108を備えている。この停止エ
ッジ108は、隔壁104の貫通穴106を通って滑り
軌道102の範囲内に達している。その際、切換えスラ
イダ本体80は、後側の端位置と前側の端位置の間で+
/−X方向に摺動可能である。
【0032】滑り軌道102は上側と下側を、Y方向に
延びる脚部112または110によって画成され、脚部
110、112上に垂直に配置されたウェブ109によ
って少なくとも2つの開放した小室111、113に分
割されている。この内側の小室111は、連動スライダ
114を収容する働きをし、外側の小室113はルーフ
先端スライダ116を収容する働きをする。両スライダ
114、116は+/−X方向に摺動可能である。この
場合、連動スライダ114には、押しても曲がらないケ
ーブル174が取付けられている。このケーブル174
は、ルーフケース12に固定された図示していない電動
機を介して動かすことができ、ケーブル通路118内を
案内されている。このケーブル通路は滑り軌道102の
側方において隔壁104内に収容されている。
【0033】整列板100の上面119と脚部110の
下面の間には、相手方支持部材認識装置の一部として
の、+/−X方向に摺動可能な触感スライダ120が収
容されている。この触感スライダ120は、それと整列
板100の間に配置された引張りばね122の作用によ
って−X方向に付勢され、それによってその触感先端部
124は、ガイドレール部分22の前側エッジ125か
ら突出している。X方向に見て触感先端部124と反対
側の触感スライダ120の端部には、連動解除部材12
6が配置されている。この連動解除部材126は、折れ
曲がった係止レバー130の連動解除アーム128と相
互作用する。この連動解除アーム128自体は、軸13
1の回りに揺動可能に支持板34と整列板100の間に
支持されている。連動解除アーム128に対してほぼ垂
直に延びる係止レバー130のアーム132には、係止
突起133が設けられている。この係止突起133は、
切換えスライダ本体80がその前端位置の後方にある警
報位置にとどまるときに、切換えスライダ本体80の下
面に相補的に形成された図示していない停止エッジに係
合するように形成されている。その際、切換えスライダ
本体80の警報位置は支持板34に対して、切換えスラ
イダ本体80の前端位置と後端位置の間にある個所に設
けられている。この場合、前端位置は後端位置よりも小
さなX座標に一致する。
【0034】係止レバー130は、組み合わせばね13
8の2つのばねアーム134、136の一方のばねアー
ム134によって反時計回りに付勢されるので、切換え
スライダ本体80が警報位置にあるときに係止突起13
3は付勢されて切換えスライダ本体の停止エッジに接触
し、もし相手方部材がロック装置14に対してその目標
位置にないときには切換えスライダ本体80がその前端
位置に達するのを防止する。この場合、切換えスライダ
本体80は、その後端位置とその警報位置との間でのみ
摺動可能である。これに対して、ロック装置14を相手
方部材11に連結する際に相手方部材11が、ロック装
置14に対する目標位置に達していると、触感スライダ
120の触感先端部124が相手方部材11に接触し、
触感スライダ120が引張りばね122の力に抗してX
方向に摺動し、それによって連動解除部材126が係止
レバー130の連動解除アーム128を操作し、ばねア
ーム134の作用に抗して軸131を中心として時計回
りに係止レバー130を揺動させ、係止レバー130の
係止突起133は、切換えスライダ本体80の下面の停
止エッジとの係合を解除する。切換えスライダ本体80
は、その前端位置の方に向けて前方に(すなわち、−X
方向に)摺動可能である。組み合わせばね138の第2
のばねアーム136はZ方向上方に付勢され、ロックフ
ック36がその解放位置にあるときに、第2のばねアー
ム40の付勢力に抗してロックフック36の後側アーム
40によって下方に押されて動くことができる。その
際、電気的なマイクロスイッチ140がばねアーム13
6によって上方に付勢された基本位置に操作される。こ
のマイクロスイッチは組み合わせばね138と共に支持
板34に固定されている。この場合、マイクロスイッチ
140は信号“ロック位置にあるロックフック”を供給
する。この信号は、ロック装置14の電動操作を制御す
る電子制御装置に出力値として供給される。この電子制
御装置は同様に、折畳みルーフ30の開閉運動の電動操
作の制御も行う。
【0035】更に、ばねアーム136を上方に弾性的に
付勢する代わりに、ばねアームをロックフック36の後
側アーム40に形状補完的に連結することができる。そ
れによって、後側アームは、ばねアーム136を両方向
に、すなわち上方と下方に操作する。
【0036】触感スライダ120の触感先端部124を
相手方部材と相互作用させる代わりに、触感先端部12
4を側方部材28と相互作用させることができる。側方
部材28が目標位置にあり、かつ特に車両10にロック
されている場合、ロック装置14を相手方部材に連結す
るときに触感スライダ120が側方部材28によって操
作され、X方向に摺動し、それによって係止レバー13
0の係止突起133が切換えスライダ本体80をその警
報位置にもやはロックしない。これに対して、側方部材
28が車両10から取り外されるかまたは他の理由から
連結位置にあるロック装置14に対する目標位置にない
と、連結の際に触感先端部124は、X方向に操作され
ないかまたは充分に操作されず、相手方部材が目標位置
にあるときでも、切換えスライダ本体80は、その警報
位置に達する際にロックされる。それによって、相手方
部材認識装置は、側方部材を認識するために使用され
る。これは、ロック装置14を4リンクに取付けられた
他の相手方部材に連結する際に、切換えスライダ本体8
0が警報位置以外の位置まで摺動できないという利点が
ある。なぜなら、4リンクに設けられた相手方部材が目
標位置にあるがしかし、側方部材が存在しないからであ
る。それによって、ロック装置14が4リンクの相手方
部材に連結されるときに、ロック装置14に対するルー
フ先端スライダ116の後述のロックが解除されること
が防止される。
【0037】整列板100の前端に設けられた整列二叉
部152は、Y方向とZ方向においてロック装置14を
前側のガイドレール部分26に整列する働きをする。そ
のために、整列二叉部152は、相補的に形成された整
列支持部材に係合する。この整列支持部材は、側方部材
28内に浮動支持された前側のガイドレール部分26と
共にユニットを形成している。ロック装置14のガイド
レール部分22に固定され、Z方向において整列二叉部
152の上方にあり、そして前側のガイドレール部分2
6に係合可能である整列条片24は、ガイドレール部分
22に対する前側のガイドレール部分26のX軸回りの
傾動を防止する。整列面150は、X−Z平面内におい
て整列二叉部152の側面に設けられ、Bピラー20に
取付けられた相手方部材のピン46の端面に接触可能で
あるので、鏡像対称的な左側のロック装置および左側の
ピンと協働して、ルーフケース12全体を車体固定の両
ピン46に対してY方向に見て対称に整列させる。
【0038】Y方向に延びる整列板100の折り曲げ部
には、端位置ばね146が固定されている。この端位置
ばねは、2つのばねアーム142、144を備えてい
る。一方のばねアーム142は下方から小室113に係
合している。この小室113は、折畳みルーフ30のル
ーフ先端149に連結されかつ折畳みルーフの開閉運動
を生じるルーフ先端スライダ116を収容している。第
2のばねアーム144は、ルーフ先端スライダ116が
保持位置にあるときに電気的なマイクロスイッチ148
を機械的に操作するように形成されている。この場合、
マイクロスイッチ148は信号“保持位置にあるルーフ
先端スライダ”を電子制御装置に供給する。この位置
で、ルーフ先端スライダ116は、ロック装置14のガ
イドレール部分22に完全に収容され、ガイドレール部
分22に対してロック可能である。折畳みルーフ30の
摺動可能なすべての部品は、ルーフ先端スライダ116
によって保持され、ルーフケース12と共に車体固定の
相手方部材から外すことができる。
【0039】折畳みルーフ30の閉鎖時に、ルーフ先端
スライダ116と連動スライダ114は前側のガイドレ
ール部分26内にあり、ロックボルト164によって互
いに形状補完的に連結されている。このロックボルト1
64は、Z方向に摺動可能にルーフ先端スライダ116
に収容されている。ルーフケース12はロック装置14
を介して車両10のBピラー20に固定されている。こ
の場合、ロックフック36はその後端の係止位置54で
ロック位置にある。切換えスライダ本体80は、その前
側の端位置にあり、この位置で、ロックボルト156に
よって支持板34の切欠き162内に保持されている。
このロックボルト156は、Y方向に摺動可能に支持さ
れ、かつ圧縮ばね160を介して付勢されたボール15
8によってその端位置に係止可能である。支持レバー5
8の揺動運動、ひいてはロックフック36の摺動運動を
制御する制御ピン68は、スライダ70と共に切換えス
ライダ74の制御軌道72の保持範囲204の後端にあ
るが、制御レバー84の制御ピン82は、ロックフック
36の揺動運動のための切換えスライダ78の制御軌道
76の保持範囲206にある。保持レバー89は、その
傾斜面95が保持ピン87に接触することにより、反時
計回りに揺動し、保持レバーの突起97が制御レバー8
4の折り曲げ部92に作用し、この制御レバー84をロ
ックフック36に対して固定する。制御レバー84が支
持レバー58内に(支持ピン56によって)収容されか
つ切換えスライダ78の保持範囲206内に(制御ピン
82によって)収容されていることによって、制御レバ
ー84自体の位置が固定されているので、ロックフック
36はそのロック位置にロックされている。切換えスラ
イダ本体80がその端位置にあるようにするためには、
勿論上述のように、相手方部材11または側方部材28
は目標位置にあり、触感スライダ120が操作され、そ
して係止レバー130の係止突起133が切換え体80
の下面に配置された停止エッジと係合解除されていなけ
ればならない。
【0040】ルーフケース12をBピラー20から連結
解除するために、まず最初に、ルーフ先端スライダ11
6を後方へ開放方向32に摺動させることにより、折畳
みルーフ30を開放しなければならない。摺動運動は、
連動スライダ114によってルーフ先端スライダ116
に加えられる。この連動スライダ114自体は、それ自
体公知のケーブル174を介してルーフケース12に収
容された電動機によって動かされる。ルーフ先端スライ
ダ116と連動スライダ114は、最後には前側のガイ
ドレール部分26からロック装置14のガイドレール部
分22に達する。この場合、ルーフ先端スライダ116
は、その保持位置に達するや否や、ガイドレール部分2
2に設けられたストッパー168に突き当たり、後方
(X方向)へのルーフ先端スライダ116のそれ以上の
摺動を阻止する(図7参照)。この場合、上述のよう
に、電気的なマイクロスイッチ148が、ばねアーム1
44によって操作される。連動スライダ114は、図7
に示すその移動位置に達する。連動スライダ114が、
押しても曲がらないケーブル174を介して電動機によ
ってX方向に付勢されると、ロックボルト164を収容
する連動スライダ114の凹部166の傾斜面170
が、ロックボルト164に対してZ方向に力を加える。
この力により、ロックボルト164はZ方向に摺動し、
連動スライダ114の凹部166との係合を解除し、連
動スライダ114と反対側のロックボルトの端部がガイ
ドレール部分22の凹部172に押し込まれる。それに
よって、ルーフ先端スライダ116は、ガイドレール部
分に形状補完的に保持され、連動スライダ114はX方
向に更に摺動可能である。この場合、ルーフ先端スライ
ダ116寄りの連動スライダ114の側は、−Z方向へ
のルーフ先端スライダ116内のロックボルト164の
摺動による、ルーフ先端スライダ116とガイドレール
部分22の間の形状補完的な連結の解除が不可能になる
ように形成されている。連動スライダ114は所定の距
離を進んだ後で、その連結面176が、図11の前端位
置にある切換えスライダ本体80の停止エッジ108に
当接する。この場合同時に、ロックボルト156に対し
て相補的に形成された凹部180が、切換えスライダ本
体80寄りの連動スライダ114の側に設けられ、力を
更に連動スライダ114にX方向に加えると、連動スラ
イダが停止エッジ108に接触する連結面176を介し
て切換えスライダ本体80を連動し、ロックボルト15
6を収容する支持板34の凹部162の傾斜面178が
ロックボルト156に対してY方向に力を加える。この
力は、切換えスライダ本体80内でロックボルト156
をその第2の端位置に摺動させる。この第2の端位置で
は、ロックボルト156は凹部162と係合解除され、
凹部180に係合する。ロックボルト156は切換えス
ライダ本体80と支持板34との形状補完的な連結を解
除し、同時に切換えスライダ本体80と連動スライダ1
14とを形状補完的に連結する。この連動スライダ11
4は、切換えスライダ本体80をその後端位置の方に連
動する。その際、凹部180からの−Y方向へのロック
スライダ156の摺動は、ロックボルト156をその端
位置に保持するばねで付勢されたボール158に基づい
て不可能であるだけなく、連動スライダ114寄りの支
持板34の側が傾斜面178の背後で切換えスライダ本
体80近くまで案内されることによっても不可能であ
る。
【0041】連動スライダ114は、接触面108に接
触する連結面176を介して切換えスライダ本体80を
その後端位置までX方向に連動する。前端位置の方への
(X方向への)切換えスライダ本体80の連動は、連動
スライダ114と切換えスライダ本体80との間の、ロ
ックボルト156によって生じる形状補完的な連結によ
って行われる。
【0042】両端位置におけるロックボルト156の上
記係止の代わりに、ロックピン156は更に、図7に示
したその端位置においてのみばねで付勢れたボール15
8によって係止可能である。
【0043】後端位置の方へのX方向の切換えスライダ
本体80の摺動時に、支持レバー58の制御ピン68に
支持されたスライダ70は、まず最初に、制御軌道72
の保持範囲204から、傾斜面状に下方に延びる摺動範
囲208に達する。この場合、支持レバー58は、その
軸60回りに時計回りに揺動運動を強制される。この揺
動運動は、支持ピン56を介してロックフック36の摺
動運動に変換される。この場合、ロックフック36は、
その後側の係止位置54からその前側の係止位置52の
方へ−X方向に前方に摺動し、その滑り面190を介し
て支持板34の折り曲げ部188上を滑る。スライダ7
0が制御軌道の傾斜面状の摺動範囲208の最も深い個
所に位置し、前側の保持範囲212に移行するときに、
前側の係止位置52に達する。この前側の保持範囲で
は、スライダ70は、ほぼ水平に案内されるので、支持
レバー58はもはや揺動運動を行わない。
【0044】例えば前側の係止位置52に達する際に、
切換えスライダ本体80をX方向に更に摺動させること
により、制御レバー84の制御ピン82が制御軌道76
の保持範囲206を逸脱し、揺動カム210の上方に向
いた範囲に当たると、ロック位置から解放位置へのロッ
クフック36の揺動運動が開始される。この揺動カム
は、制御軌道76の前側範囲をYを横にした形に分割す
る。制御ピン82は、横にしたY字の上側の脚部に追従
し、折り曲げ部92を介して支持ピン56の軸線回りの
揺動運動をロックフック36に加える。この支持ピンは
更に、制御レバー84を支持レバー58に揺動可能に連
結している。ロックフック36が解放位置に持上げられ
るや否や、保持レバー89の係止範囲98は、保持ピン
87に係止され、ロックフック36をその解放位置に保
持する。その際、ばねアーム136を介してマイクロス
イッチ140の操作が解除され、相手方支持部材のピン
46がロックフック36のロック溝42から解放される
ので、ルーフケース12はBピラー20から連結解除さ
れ、そして図1、2に関連して説明したように、降ろす
ことが可能である。
【0045】ロック装置14による車体固定の相手方支
持部材に対するルーフケース12の連結は、逆の順序で
行われる。この場合、切換えスライダ本体80がその後
端位置にあると、制御ピン82は揺動カム210の前側
エッジの手前に位置する。ロック装置14が手動で相手
方部材に押し付けられると、まず最初に、ピン46が前
方から、収容溝48内に突出する保持レバー89の第2
のアーム94に突き当たる。それによって、保持レバー
89は、時計回りに揺動運動する。ピン46がロック溝
42の背壁に当接する際に、ピン46は、ロックフック
36に力を加える。この力の作用線が支持ピン56の下
方に位置するので、ロックフック36には、引張りばね
90によって加えられる力に付加して、回転モーメント
が反時計回りに加えられる。これにより、保持レバー8
9の係止範囲98が保持ピン87から解放され、ロック
フック36は、そのロック位置に揺動することができ
る。その際、制御ピン82はこの揺動運動を妨害しな
い。なぜなら、制御ピン82が制御軌道76の外にある
からである。保持レバー89の傾斜面95が保持ピンに
接触するや否や、ロックフック36は上述のように、引
張りばね90によってロック位置の方に付勢される。切
換えスライダ本体80が更に前方へ−X方向に移動する
と、制御レバー84の制御ピン82は、揺動カム210
によって下方に向けられ、横にしたY字の下側のアーム
に挿入される。この運動はロックフック36に伝達され
ない。なぜなら、保持レバー89の突起97がまだ制御
レバー84の折り曲げ部92に作用しておらず、この折
曲げ部がロックフック36の凹部85から下方に移動し
得るからである。ロックフック36がその後側の係止位
置54の方に更に摺動するや否や、保持レバー89が反
時計回りに揺動し、制御レバー84は、保持レバー89
の突起97が折り曲げ部92の下側エッジに作用するこ
とによってロックフック36に対して固定される。相手
方部材およびまたは側方部材28が目標位置の外にある
と、触感スライダ120の触感先端部124がX方向に
操作されないかまたは充分に操作されず、切換えスライ
ダ本体80は、その下側にある停止エッジが係止レバー
130の係止突起133に当接することにより、前側の
端位置に達する前に警報位置に停止される。その際、押
しても曲がらないケーブル174を操作する電動機は動
かなくなり、その結果スイッチが切られる。これに対し
て、相手方部材が目標位置にあると、切換えスライダ本
体80は、その前側端位置まで摺動可能である。この前
側の端位置で、連動スライダ114に対して−X方向の
力を更に加えられると、ロックボルト156は、連動ス
ライダ114の凹部180の傾斜面182から支持板3
4の凹部162内に−Y方向に摺動させられ、同時に連
動スライダ114は、切換えスライダ本体80から解放
される。ロックボルト156は、圧縮ばね160によっ
て付勢されたボール158によってこの位置に保持さ
れ、連動スライダ114は、更に前方に移送位置まで摺
動させられる。この移送位置では、連動スライダ114
は、連結面184によってルーフ先端スライダ116に
接触する。その際、押しても曲がらないケーブル174
を介して力がルーフ先端スライダ116に対して前向き
に加えられる。この力は、ガイドレール部分22の凹部
172の前側の傾斜面186を介して、ルーフ先端スラ
イダ116のロックボルト164を、凹部172から連
動スライダ114の凹部166に−Z方向に押し込むた
めに充分な大きさである。その際、ルーフ先端スライダ
116とガイドレール部分22の間の連結が解除され、
ルーフ先端スライダ116と連動スライダ114が連結
される。
【0046】図8にはロック装置の代替的な構造が示し
てある。このロック装置は、次の点だけが図3〜7に示
したものと異なっている。すなわち、第1の実施の形態
の保持レバーに対応する保持レバーが省略され、ロック
フック192が、ロックフック36の後側アーム40に
対応するアームを備えていない点だけが異なっている。
ロック位置の方へのロックフック192の弾性的な付勢
力は、引張りばね196によって加えられる。この引張
りばね196は、ロックフック192の折り曲げ部19
4と支持板34の保持突起198の間に配置されてい
る。変形された制御レバー200は、制御レバー84の
制御ピン82の代わりに、制御レバー200に一体的に
形成された制御舌片202を備えている。この制御舌片
202は、ロックフック192の揺動運動を制御するた
めに、制御軌道76と相互作用する。制御レバー200
の折り曲げ部92は、ロック装置の第1の実施の形態の
制御レバー84の場合と同様に、時計回りに付勢されて
下側からロックフック192に接触する。勿論、図8の
第2の実施の形態の場合には、付勢力が引張りばね90
によって供給される。この引張りばね90は、第1の実
施の形態と異なり、制御レバー200の折り曲げ部86
とロックフック192の折り曲げ部194の間に配置さ
れている。
【0047】切換えスライダ本体80が、その後端位置
に近接するときに、制御舌片202は、第1の実施の形
態の制御ピン82と同様に、揺動カム210の前側エッ
ジの手前に達する。しかし、ロックフック192が、そ
の解放位置で保持レバーによって保持されないので、ロ
ックフック192は、ロック位置に自由に揺動する。し
たがって、図8のロック装置を車体固定の相手方部材に
連結する際に、ロック位置でその前側係止位置にあるロ
ックフック192は、まず最初に、ピン46によって解
放位置に持上げなければならない。そのために、ロック
フック192は、その前側に傾斜面214を備えてい
る。ロック位置でロックフック192を動かなくするこ
とは、ロック装置の第1の実施の形態と異なり、ロック
フック192の揺動位置を検出するためのマイクロスイ
ッチ140と同様にあまり行われない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーフケースとして形成されたルーフ部分を備
えた車両の斜視図である。このルーフ部分は折畳みルー
フの一部であり、ロック装置によって、車両のBピラー
に固定された相手方部材に固定されており、折畳みルー
フはその閉鎖位置にある。
【図2】図1と類似の斜視図である。この場合、ルーフ
ケースは開放位置にある折畳みルーフを含めて格納位置
に降ろされている。
【図3】ロック装置の斜視図である。この場合、ロック
装置のロックフックはその後側係止位置でロック位置に
ある。
【図4】図3のロック装置の分解図である。
【図5】図3のロック装置の支持板の方向に見た側面図
である。
【図6】図3のロック装置のガイドレールの方向に見た
側面図である。
【図7】図3のVII−VII線に沿った概略部分断面
図である。この部分断面図は、ロック装置のロックフッ
クの運動を制御する切換えスライダ本体に対する、およ
び折畳みルーフのルーフ先端スライダに対する、動力で
摺動可能な連動スライダのロックボルト連結を原理的に
示している。
【図8】ロック装置の変形された実施の形態の斜視図で
ある。この場合、ロック装置のロックフックはその後側
の係止位置でロック位置にある。
【符号の説明】
10…車両、12…ルーフケース、14…ロック装置、
15…後側の側方部材支持部、16…側方部分、18…
後部ガラス、20…Bピラー、22…ガイドレール部
分、24…整列条片、26…前側のガイドレール部分、
28…側方部材、30…折畳みルーフ、32…開放方向
または閉鎖方向、34…支持板、36…ロックフック、
38…ロックフックの前側アーム、40…ロックフック
の後側アーム、42…ロック溝、44…揺動方向、46
…ピン、48…収容溝、50…摺動方向、52…前側の
係止位置、54…後側の係止位置、56…支持ピン、5
8…支持レバー、59…湾曲支持部材、60…支持レバ
ーの軸、62…支持レバーのブッシュ、64、66…支
持レバーのアーム、68…制御ピン、70…スライダ、
72…制御軌道、74…切換えスライダ、76…制御軌
道、78…切換えスライダ、80…切換えスライダ本
体、82…制御ピン、84…制御レバー、85…ロック
フックの凹部、86…制御レバーの折り曲げ部、87…
保持ピン、88…保持レバーの突起、89…保持レバ
ー、90…引張りばね、91…装着ピン、92…制御レ
バーの折り曲げ部、93…保持レバーの第1のアーム、
94…保持レバーの第2のアーム、95…傾斜面、97
…突起、98…係止範囲、99…ねじ、100…整列
板、101、102…滑り軌道、104…隔壁、106
…貫通穴、108…停止エッジ、109…ウェブ、11
0、112…脚部、111、113…小室、114…連
動スライダ、116…ルーフ先端スライダ、118…ケ
ーブル通路、119…上面、120…触感スライダ、1
22…引張りばね、124…触感先端部、125…前側
エッジ、126…連動解除部材、128…連動解除アー
ム、130…係止レバー、131…軸、132…係止レ
バーのアーム、133…係止突起、134、136…ば
ねアーム、138…組み合わせばね、140…マイクロ
スイッチ、142、144…ばねアーム、146…端位
置ばね、148…マイクロスイッチ、149…ルーフ先
端、150…整列面、152…整列二叉部、156…ロ
ックボルト、158…ボール、160…圧縮ばね、16
2…凹部、164…ロックボルト、166…凹部、16
8…ストッパー、170…傾斜面、172…凹部、17
4…ケーブル、176…連結面、178…傾斜面、18
0…凹部、182…傾斜面、184…連結面、186…
傾斜面、188…折り曲げ部、190…滑り面、192
…ロックフック、194…折り曲げ部、196…引張り
ばね、198…保持突起、200…制御レバー、202
…制御舌片、204、206…保持範囲、208…摺動
範囲、210…揺動カム、212…保持範囲、214…
傾斜面

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロック装置が車体固定の相手方部材用の
    収容機構(48)を有する支持板(34)を備え、この
    相手方部材が支持板(34)に対して揺動可能なロック
    フック(36、192)を介して収容機構(48)にロ
    ック可能であり、かつこの収容機構に対して摺動可能で
    ある、車両(10)のルーフ部分(12)を相手方部材
    に取り外し可能に固定するためのロック装置において、
    ロックフック(36、192)が前側の係止位置(5
    2)から後側の係止位置(54)に向けてほぼ相手方部
    材(46)の摺動方向に摺動可能であり、かつこの摺動
    方向に対してほぼ垂直にロック位置から解放位置に揺動
    可能であることを特徴とするロック装置。
  2. 【請求項2】 ロックフック(36、192)がロック
    位置の方に弾性的に付勢されていることを特徴とする請
    求項1記載のロック装置。
  3. 【請求項3】 ロックフック(36、192)が切換え
    スライダ(78)の制御軌道(76)によって操作可能
    な制御レバー(84、200)によってロック位置から
    解放位置に揺動可能であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のロック装置。
  4. 【請求項4】 制御レバー(84、200)がロックフ
    ック(36、192)に対して移動可能に形成され、制
    御レバー(84、200)がばね力に抗してロック位置
    の方に、ロックフック(36、192)に対する係合を
    解除可能であることを特徴とする請求項3記載のロック
    装置。
  5. 【請求項5】 ロックフック(36、192)が切換え
    スライダ(74)の制御軌道(72)と係合する支持レ
    バー(58)によって、前側の係止位置(52)と後側
    の係止位置(54)の間で摺動可能であることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか一つに記載のロック装置。
  6. 【請求項6】 支持レバー(58)が少なくとも2本の
    アーム(64、66)を備え、この一方のアーム(6
    4)が支持板(34)に揺動可能に連結され、他方のア
    ーム(66)が切換えスライダ(74)の制御軌道に係
    合し、ロックフック(36、192)が支持レバー(5
    8)に揺動可能に連結されていることを特徴とする請求
    項5記載のロック装置。
  7. 【請求項7】 ロックフック(36)が保持レバー(8
    9)によってその解放位置にロック可能であることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のロック装
    置。
  8. 【請求項8】 保持レバー(89)がロックフック(3
    6)に揺動可能に連結され、かつ少なくとも2本のアー
    ム(93、94)を備え、第1のアーム(93)が、ロ
    ックフック(36)の解放位置で、支持板(34)に固
    定された受け止め装置(87)または支持板に一体的に
    形成された受け止め装置に形状補完的に係合可能であ
    り、保持レバー(89)が受け止め装置(87)の方に
    弾性的に付勢され、第2のアーム(94)が収容機構
    (48)に係合し、かつ相手方支持部材によってばね付
    勢に抗して揺動可能であることを特徴とする請求項7記
    載のロック装置。
  9. 【請求項9】 保持レバー(89)の第1のアーム(9
    3)が傾斜面(95)を備え、保持レバー(89)が受
    け止め装置に対して係合解除されているときに、この傾
    斜面が弾性的に付勢されて受け止め装置(87)の相手
    方面に当たることができ、かつこの受け止め装置に対し
    て摺動可能であり、ばね付勢により、ロックフック(3
    6)がロック位置の方に付勢されるように、傾斜面(9
    5)が相手方面と協働することを特徴とする請求項8記
    載のロック装置。
  10. 【請求項10】 少なくともロックフック(36)の後
    側の係止位置(54)において、ロック位置でのロック
    フックの揺動運動を阻止可能であることを特徴とする請
    求項1〜9のいずれか一つに記載のロック装置。
  11. 【請求項11】 ロックフック(36)の揺動運動を阻
    止するために、保持レバー(89)のアーム(94)が
    制御レバー(84)に係合可能であり、かつこの制御レ
    バーをロックフック(36)に対して固定することを特
    徴とする請求項8または9記載のロック装置。
  12. 【請求項12】 ロックフック(36)がその解放位置
    またはロック位置に依存して電気的なスイッチ(14
    0)を操作することを特徴とする請求項1〜11のいず
    れか一つに記載のロック装置。
  13. 【請求項13】 ロックフック(36、192)の揺動
    運動と摺動運動を制御する切換えスライダ(74、7
    8)が共通の切換えスライダ本体(80)に一体化され
    ていることを特徴とする請求項5〜12のいずれか一つ
    に記載のロック装置。
  14. 【請求項14】 切換えスライダ本体(80)が後側の
    端位置と前側の端位置の間で支持板(34)と相対的に
    摺動可能であり、ロックフック(36、192)が切換
    えスライダ本体(80)の後側の端位置でその前側の係
    止位置(52)にあり、かつそのロック位置と解放位置
    の間で揺動可能であり、そしてロックフック(36、1
    92)が切換えスライダ本体(80)の前側の端位置で
    ロック位置の後側の係止位置(54)を占めるように、
    制御軌道(72、76)が形成されていることを特徴と
    する請求項13記載のロック装置。
  15. 【請求項15】 相手方認識装置を備え、相手方部材が
    目標位置にないときに、切換えスライダ本体(80)の
    摺動運動が後側の端位置と、前側の端位置の後方に配置
    された警報位置との間でのみ可能であるように、相手方
    認識装置が形成されていることを特徴とする請求項13
    または14記載のロック装置。
  16. 【請求項16】 相手方認識装置が支持板(34)に揺
    動可能に連結された係止レバー(130)を備え、相手
    方部材が目標位置にない場合、切換えスライダ本体(8
    0)が警報位置に達したときに、この係止レバーが切換
    えスライダ本体の停止エッジに弾性的に付勢されて接触
    し、相手方部材が目標位置にある場合、係止レバーが停
    止エッジとの係合を解除することを特徴とする請求項1
    5記載のロック装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも1個の整列機構(150、
    152)を備え、相手方部材に対するロック装置を、相
    手方部材の摺動方向に対してほぼ垂直に、収容機構(4
    8)と相対的に整列するように、この整列機構が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一
    つに記載のロック装置。
  18. 【請求項18】 支持板(34)にガイドレール部分
    (22)が固定され、このガイドレール部分が動力で移
    動可能な連動スライダ(114)を摺動可能に収容し、
    この連動スライダが切換えスライダ本体(80)に係合
    可能であり、かつ切換えスライダ本体を摺動させること
    を特徴とする請求項1〜17のいずれか一つに記載のロ
    ック装置。
  19. 【請求項19】 ロック装置(14)が相手方部材に固
    定されるときに、ガイドレール部分(22)が前側のガ
    イドレール部分(26)に接触可能であり、このガイド
    レール部分が車両(10)の側方部材(28)内に収容
    され、ガイドレール部分(22)と前側のガイドレール
    部分(26)が折畳みルーフ(30)または多板ルーフ
    のガイドレールを形成していることを特徴とする請求項
    18記載のロック装置。
  20. 【請求項20】 ガイドレール部分(22)が整列機構
    (24)を備え、この整列機構が前側のガイドレール部
    分(26)に係合可能であることを特徴とする請求項1
    9記載のロック装置。
  21. 【請求項21】 切換えスライダ本体(80)内に摺動
    可能に収容されたロックボルト(156)を備え、この
    ロックボルトが切換えスライダ本体(80)の後端位置
    と前端位置の間で切換えスライダ本体を連動スライダ
    (114)に形状補完的に連結し、ロックボルト(15
    6)が切換えスライダ本体(80)の前側の端位置で支
    持板(34)またはガイドレール部分(22)に係合可
    能であり、かつ連動スライダ(114)との係合を解除
    可能であり、連動スライダが更に移送位置まで前方に摺
    動可能であることを特徴とする請求項19または20記
    載のロック装置。
  22. 【請求項22】 ガイドレール部分(22)がルーフ先
    端スライダ(116)を摺動可能に収容するように形成
    され、このルーフ先端スライダが折畳みルーフ(30)
    または多板ルーフの前端に連結され、かつこの折畳みル
    ーフまたは多板ルーフの開閉運動を生じ、ルーフ先端ス
    ライダ(116)がロックボルト(164)を摺動可能
    に収容し、このロックボルトが支持板(34)またはガ
    イドレール部分(22)に係合し、連動スライダ(11
    4)がその移送位置の後方にあるときに、ロックボルト
    がルーフ先端スライダ(116)を保持位置に保持し、
    連動スライダ(114)の移送位置においてロックボル
    トがこの連動スライダに形状補完的に連結可能であり、
    かつ支持板(34)またはガイドレール部分(22)に
    対して係合解除可能であることを特徴とする請求項21
    記載のロック装置。
  23. 【請求項23】 ルーフ先端スライダ(116)がその
    保持位置で電気的なスイッチ(148)を操作すること
    を特徴とする請求項22記載のロック装置。
  24. 【請求項24】 車両(10)に取り外し可能に連結さ
    れた側方部材(28)を備えていることを特徴とする請
    求項22記載のロック装置。
  25. 【請求項25】 相手方認識装置を備え、側方部材(2
    8)が目標位置にないときまたは側方部材が存在しない
    ときに、ロックフック(36)が後側の係止位置に達す
    る前に運動を阻止され、ロックフック(36)がその前
    側の係止位置とその運動阻止位置との間にのみ摺動可能
    であるように、相手方認識装置が側方部材(28)と相
    互作用することを特徴とする請求項19〜24のいずれ
    か一つに記載のロック装置。
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