JP2001031981A - ストリッパー頂部において排出される重質物質の凝縮による第1帯域からの流出物の中間ストリッピング帯域を含む2つの連続的帯域における中間留分の水素化処理方法 - Google Patents

ストリッパー頂部において排出される重質物質の凝縮による第1帯域からの流出物の中間ストリッピング帯域を含む2つの連続的帯域における中間留分の水素化処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストリッパー頂部において排出される重質物
質の凝縮による第1帯域からの流出物の中間ストリッピ
ング帯域を含む2つの連続的帯域における中間留分の水
素化処理方法を提供する。 【解決手段】 ストリッピング帯域での条件下において
ガス状である炭化水素と、水素と、硫化水素とを含む、
ストリッピング工程において生成されるガス流出物が、
ストリッピング帯域に少なくとも一部が搬送される炭化
水素液体フラクションと、ガス・フラクションに含まれ
る硫化水素の除去帯域に搬送されかつ炭化水素に乏しい
ガス・フラクションとを生成するのに十分な温度で冷却
され、該除去帯域から精製水素が回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化水素フラクシ
ョン、例えば特に内燃エンジン用気化燃料の領域におい
て使用可能な、硫黄、窒素および芳香族化合物を低含有
量で含む炭化水素フラクションを生成するための中間留
分の水素化処理に関する。これら炭化水素フラクション
には、ジェット燃料、ディーゼル燃料、ケロシンおよび
ガスオイルが含まれる。本発明は、より詳しくは圧縮に
よるイグニション・エンジン用気化燃料の製造に関す
る。この領域において、本発明は、中間留分、より詳し
くは脱芳香族されかつ脱硫された、高セタン価を有する
気化燃料を製造するためのガスオイル留分の変換方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、原油の直接蒸留に由来するか、あ
るいは接触クラッキング方法により生じるガスオイル留
分は、なお無視できない量の芳香族化合物、窒素化合物
および硫黄化合物を含むものである。大半の工業国の現
在の法制的な枠内において、エンジン内で使用可能な気
化燃料は、約500ppm未満の硫黄量しか含んではな
らない。これらの国々のうちの多くにおいて、芳香族化
合物および窒素の最大含有量を課する規格は、今のとこ
ろ存在していない。しかしながら、いくつかの国または
州では、スウェーデンおよびカリフォルニアと同様に芳
香族化合物の含有量を20容積%未満、さらには10容
積%未満の値に制限することが検討されている。幾人か
の専門家により、この値が5容積%に制限されうること
が考えられている。スウェーデンでは、特に、いくつか
のディーゼル気化燃料の種類においては、既に非常に苛
酷な規格に応えねばならない。そういうわけで、この国
では分類IIのディーゼル気化燃料は、硫黄を50ppm
を超えておよび芳香族化合物を10容積%を超えて含ん
ではならない。また分類Iのディーゼル気化燃料は、硫
黄を10ppmを超えておよび芳香族化合物を5容積%
を超えて含んではならない。現在、スウェーデンでは、
分類IIIのディーゼル気化燃料は、硫黄500ppm未
満および芳香族化合物25容積%未満しか含んではなら
ない。さらに同様の制限が、カリフォルニア州における
この型の気化燃料の販売に関して施行されている。
【0003】一方、いくつかの国のエンジン設計者は、
精油業者が最小値のセタン価を有する気化燃料を製造し
かつ販売することを法制により義務づけるように、圧力
を加えている。現在、フランスの法制では、最小セタン
価49が要求されるが、近未来において、この最小価
は、(既にスウェーデン国における分類Iの気化燃料に
関する場合にそうであるように)少なくとも50、多く
の場合少なくとも55、より多くの場合55〜65であ
る。
【0004】多数の専門家により、将来において窒素含
有量、例えば約200ppm未満、おそらくは100p
pm未満を課する規格を有する可能性が真剣に検討され
ている。従って、低含有量の窒素により、製品の優れた
安定性を得ることが可能になる。またこの低含有量の窒
素は、一般に製品の販売者によってと同様に製造者によ
っても探求されるものである。
【0005】従って、直接蒸留あるいは接触クラッキン
グ(LCO留分)または他の転換方法(コーキング、ビ
スブレーキング、残渣の水素化転換等)に由来する従来
のガスオイル留分から、セタン価に関すると同様に芳香
族化合物、硫黄および窒素の含有量に関しても改善され
た特徴を有する物質を得ることが可能になる、信頼ので
きる効果的な方法を開発することが必要である。それは
特に重要なことである。ここに、非常に高品質の気化燃
料留分として直接的に完全に付加価値付けが可能な流出
物を得るようにするために、ガス炭化水素化合物の最小
量を生成する本発明の方法の利点のうちの1つがある。
さらに本発明の方法により、使用済み触媒の再生を必要
としないで長期間に亘って製造が可能になる。該触媒は
使用期間中、非常に安定しているという利点を有する。
さらに本発明の実施の形態によれば、別の利点が、水素
の再循環のレベルにおいて存在する。従って、この実施
の形態によれば、水素を含むガスの単一フラクション
が、その再循環前に脱硫・乾燥帯域に搬送される。この
ことにより、脱硫・乾燥塔のサイズと、この操作を行う
のに必要な原料の量とに関する節約が可能になる。本発
明の別の変形例によれば、第2反応器に入れられる仕込
原料の温度を調整するために炉が使用される場合、装置
の開始が促進される。
【0006】米国特許US−A−5114562には、
第1水素化脱硫工程を含む、脱硫されかつ脱芳香族され
た炭化水素留分を製造するための連続する少なくとも2
工程における中間留分の水素化処理方法が記載されてい
る。該第1水素化脱硫工程の流出物は、該流出物に含ま
れる硫化水素を除去するために、水素によるストリッピ
ング帯域に搬送される。次いで、得られた脱硫済み液体
フラクションは、水素化と呼ばれる第2帯域に搬送され
る。この第2帯域は、直列状に稼動する少なくとも2つ
の反応器を備える。この第2帯域において、芳香族化合
物が水素化される。この開示によれば、ストリッピング
帯域において使用される水素は、本方法に必要な補給水
素である。ストリッピングの際に同伴される炭化水素化
合物は、冷却による凝縮後に第1水素化脱硫工程に再導
入される。凝縮工程で炭化水素化合物から分離されたガ
スは、該ガスに含まれる硫化水素の除去を可能にするア
ミン溶液を用いる洗浄により処理される。次いで、この
ガスは、水素化と呼ばれる第2帯域に搬送される。次い
で水素化帯域から出た流出物は、所期の液体フラクショ
ンと、ガス・フラクションとに分離される。このガス・
フラクションは、新品仕込原料との混合物状で第1水素
化脱硫工程の入口に搬送される。この操作方法では、い
くつかの不都合が示される。故に、軽質化合物でありか
つ水素化脱硫工程に再循環される、ストリッピング塔
(ストリッパー)の頂部において同伴された炭化水素
は、この工程において蒸発されることになり、故に水素
の分圧の低下を引き起こすことになる。このことは、充
分な水素化脱硫に関して有利ではない。さらに別の不都
合は、再循環ポンプを有する必要性があり、このことに
より、全体の投資および運転コストが増加することであ
る。
【0007】米国特許US−A−5110444の文献
には、区別される少なくとも3工程での中間留分の水素
化処理を含む方法が記載されている。第1水素化脱硫工
程により生じた流出物は、該流出物に含まれる硫化水素
を除去するために水素によるストリッピング帯域に搬送
される。次いで、得られた脱硫済み液体フラクション
は、第1水素化帯域に搬送される。この第1水素化帯域
の流出物は、水素化脱硫工程の次に来るストリッピング
帯域とは区別される第2ストリッピング帯域に順番に搬
送される。最後に、第2ストリッピング帯域により生じ
た液体部分が、第2水素化帯域に搬送される。水素によ
る第1ストリッピング塔(ストリッパー)の頂部におい
て同伴された軽質炭化水素は、水素化脱硫工程に再循環
される。このことは、そこから蒸発されるこれらの化合
物が、水素の分圧を低下させるので、この工程の充分な
効果には不利である。さらに、この再循環は、再循環圧
縮器の避けられない使用を前提とし、このことにより、
全体の投資および運転コストが増加される。
【0008】
【発明の構成】本発明は、先行技術の方法の不都合から
大部分において解放されうる解決策を提供する。しかし
ながら、先行技術の開示、特に本発明の明細書に引用さ
れる文献の開示は、当業者の認識における不可欠な部分
を成すものであり、その特徴全体が、本明細書に含まれ
るものとして見なされねばならない。
【0009】従って、最も広い範囲において、本発明
は、例えば中間留分のような炭化水素フラクションの水
素化処理方法、特に連続する少なくとも2工程において
脱芳香族されかつ脱硫された、高セタン価を有する気化
燃料を製造するためのガスオイル留分の変換方法に関す
る。本発明は、前記方法により得られる気化燃料にも関
する。本明細書の意味では、中間留分の用語は、適当な
ASTM法により測定される約130〜385℃、多く
の場合約140〜375℃、ほとんどの場合約150〜
370℃の範囲で沸騰する炭化水素フラクションを示
す。さらに本発明の方法により、ナフサの範囲における
沸点を有する炭化水素フラクションの処理における適用
が提供される。この方法は、溶媒として、添加剤とし
て、あるいは好ましくは芳香族化合物の削減された含有
量を含む気化燃料として使用可能な炭化水素留分を製造
するために使用されてよい。ケロシンの用語は、本明細
書の意味においては130〜250℃の範囲で沸騰する
炭化水素フラクションを示す。ディーゼル燃料の用語
は、本明細書の意味において230〜385℃の範囲で
沸騰する炭化水素フラクションを示す。ナフサの用語
は、本明細書の意味においてC5〜終留点約210℃に
至る炭化水素フラクションを示す。ガスオイルの用語
は、本明細書の意味において230〜420℃の範囲で
沸騰する炭化水素フラクションあるいは420〜525
℃の範囲で沸騰する重質フラクションを意味する。ジェ
ット燃料の用語は、本明細書の意味において130〜2
90℃の範囲で沸騰する炭化水素フラクションを示す。
好ましくは本方法において使用される炭化水素フラクシ
ョンは、約150℃を越える初留点を有しかつほとんど
の場合約370℃未満の蒸留済みフラクションの90%
を含む沸点を有するフラクションである。このフラクシ
ョンには、通常、ほとんどの場合約1ppm〜約1重量
%の量で有機窒素化合物の形態で窒素が含まれる。さら
に、このフラクションには、通常約0.1重量%を越え
る量、多くの場合約0.15〜約5重量%の量、ほとん
どの場合約0.5〜3.5重量%の量で有機硫黄化合物
の形態で硫黄が含まれる。単一および/または多原子環
の芳香族化合物の含有量は、通常約10容積%を越え、
多くの場合約20容積%を越え、通常約60容積%未
満、多くの場合約50容積%未満である。
【0010】より正確には、本発明は、硫黄化合物、窒
素化合物および芳香族化合物を含む炭化水素仕込原料の
水素化処理方法に関し、この方法は、次の工程: (a) 前記仕込原料および水素を、元素周期表の第VI
B族の少なくとも1つの金属または金属化合物と前記周
期表の第VIII族の少なくとも1つの金属または金属化合
物とを無機担体上に含む少なくとも1つの水素化脱硫触
媒を含む水素化脱硫帯域内に通過させる少なくとも1つ
の第1工程であって、前記帯域は、温度約260〜45
0℃および圧力約2〜20MPaを含む水素化脱硫条件
下に維持される第1工程と、(b) 水素化脱硫工程に
より生じた部分脱硫済み仕込原料が、ストリッピング帯
域に搬送される少なくとも1つの第2工程であって、該
ストリッピング帯域において、該仕込原料が、第1工程
において占められる圧力と実質的に同一の圧力下に温度
約100〜350℃で、水素と硫化水素とを含むストリ
ッピング・ガス流出物、並びに実質的に硫化水素を含ま
ない液体仕込原料の形成のための条件下に、水素を含む
少なくとも1つのガスによる向流でストリッピングによ
り精製される少なくとも1つの第2工程と、(c) 実
質的に純粋な補給水素とほとんどの場合再循環水素とを
添加された後に、ストリッピング工程により生じた液体
仕込原料が、好ましくは第VIII族の少なくとも1つの貴
金属または貴金属化合物を無機担体上に含む水素化処理
触媒を含む水素化処理帯域内に搬送される少なくとも1
つの第3工程とを含む。この流出物は、前記帯域におい
て温度約220〜360℃、圧力約2〜20MPaに直
接熱交換により保持された後に、部分脱芳香族された流
出物の取得が可能な水素化処理の条件下に維持される。
【0011】前記方法は、前記ストリッピング帯域の条
件下でのガス炭化水素と、水素と、硫化水素とを含むス
トリッピング工程において生成されたガス流出物が、ス
トリッピング帯域に搬送される炭化水素液体フラクショ
ンと、炭化水素に乏しいガスフラクションに含まれる硫
化水素の除去帯域に搬送される該炭化水素に乏しいガス
・フラクションとを生成するために充分な温度で冷却さ
れ、該硫化水素除去帯域から精製水素が回収されること
を特徴とする。
【0012】さらに本発明は、本発明の方法により得ら
れる部分脱硫されかつ部分脱芳香族された炭化水素フラ
クションにも関する。
【0013】本発明の種々の実施の形態が、互いに別々
にか、あるいは組合わされて実施可能である。有利な実
施の形態によれば、ストリッピング・ガスは、本発明の
方法において使用される補給水素のフラクションであ
る。この補給水素フラクションは、通常本方法において
使用される補給水素全体の90容積%未満、多くの場合
60容積%未満、ほとんどの場合約1〜50容積%であ
る。
【0014】本発明の特別な実施の形態によれば、スト
リッピング帯域の終了時に得られる炭化水素に乏しいガ
ス・フラクション中に含まれる硫化水素の除去帯域から
回収される精製水素の少なくとも一部は、脱硫・乾燥帯
域に搬送され、この脱硫・乾燥帯域から、実質的に純粋
かつ実質的に乾燥した水素が回収される。また別の一部
は、補足的処理をしないで回収される。
【0015】ストリッピング帯域に由来する水素と硫化
水素とを含むガス混合物からの水素の精製は、通常当業
者に公知の従来技術の1つまたは別の1つにより、特に
吸収による硫化水素の除去を可能にする条件下に少なく
とも1つのアミンの溶液による該ガス混合物の予備処理
により行われる。前記アミンは、ほとんどの場合モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、ジグリコールア
ミン、ジイソプロピルアミンおよびメチルジエタノール
アミンからなる群から選ばれる。この吸収の特別な実施
の形態において、ガス混合物は、塩基性溶液、好ましく
は前述の群から選ばれるアミンの水溶液と接触される。
該ガス混合物は、硫化水素との付加化合物を生成する。
このことにより、少なくとも500重量ppm未満、多
くの場合約100重量ppm未満の硫化水素割合を含む
精製ガスを得ることが可能になる。ほとんどの場合、残
留硫化水素量は、約50重量ppm未満、非常に多くの
場合約10重量ppm未満である。このガス混合物の精
製方法は、文献に多く記載されている、当業者に公知の
従来方法である。この精製方法は、例えばUllmannの百
科事典、A12巻、258頁以下に硫化水素を含む天然ガスの
処理について簡潔に記載されている。本発明の枠内で
は、アミンの水溶液による処理は、通常温度約10〜1
00℃、多くの場合約20〜70℃で行われる。通常使
用されるアミン量は、例えばアミンに対する硫化水素の
モル比が、約0.1:1〜約1:1、多くの場合約0.
3:1〜約0.8:1、例えば約0.5:1であるよう
なものである。アミン溶液による硫化水素の吸収が行わ
れる圧力は、通常約0.1〜50MPa、多くの場合約
1〜25MPa、ほとんどの場合約1〜10MPaであ
る。アミン溶液の再生は、圧力の変化により慣行的に行
われる。さらに、より乾燥したガスと、ガス混合物中に
当初存在する硫化水素のより入念な除去とを得るため
に、このガス混合物の少なくとも一部について、例えば
硫化水素の吸着帯域において吸収工程から出るガスの処
理のような補足的処理を行うこともできる。この硫化水
素吸着帯域には、例えば温度約10〜400℃、多くの
場合約10〜100℃、ほとんどの場合約20〜50
℃、全体圧力約0.1〜50MPa、多くの場合約1〜
25MPa、好ましくは約1〜10MPaで操作が行わ
れる、例えば好ましくは再生可能なシーブ、あるいは例
えば酸化亜鉛とを含む少なくとも1つの吸着反応器、多
くの場合少なくとも2つの吸着反応器が含まれる。この
実施の形態によれば、吸着帯域に2つの反応器が含まれ
る場合、一方の反応器がガスの処理に使用される間に、
他方の反応器がそれに含まれる原料の再生中であるか、
または交替中であり、前記帯域に含まれるガス混合物の
乾燥および脱硫が可能になる。この補足的処理の出口
で、ガス中の硫化水素含有量は、通常1重量ppm未
満、多くの場合数十重量ppm程度である。
【0016】1つの実施の形態によれば、ストリッピン
グ工程において生成されたガス流出物は、前記ストリッ
ピング帯域の前記ガス流出物の出口付近にあるストリッ
ピング帯域の内部に位置する少なくとも1つの冷却手段
により冷却される。
【0017】別の有利な実施の形態によれば、ストリッ
ピング工程において生成されたガス流出物は、ストリッ
ピング帯域の外部に位置する少なくとも1つの冷却手段
により冷却されかつ少なくとも一部凝縮される。次い
で、得られた液体は、ストリッピング帯域に少なくとも
一部再送される。
【0018】別の実施の形態によれば、ストリッピング
工程において生成されたガス流出物は、少なくとも1つ
の冷却手段により冷却される。得られた炭化水素液体フ
ラクションの少なくとも一部は、ストリッピング帯域に
再送され、場合によっては少なくとも1つの別の一部
は、炭化水素仕込原料との混合物状で水素化脱硫工程
(a)に搬送される。
【0019】ストリッピング工程の後に回収される実質
的に純粋な水素は、ストリッピング用に使用される水素
含有ガスの一部の導入箇所と、水素化脱硫工程(a)の
流出物の前記ストリッピング帯域への導入箇所との間に
位置する少なくとも1つの導入箇所においてストリッピ
ング帯域に再循環される。
【0020】ストリッピング工程の後に回収される実質
的に純粋な水素は、直接および/または仕込原料との混
合後に、工程(a)の 水素化脱硫帯域に再循環され
る。
【0021】好ましくは予め乾燥され、徹底的に脱硫さ
れ、ストリッピング工程後に回収される実質的に純粋な
水素は、直接および/またはストリッピング帯域の液体
流出物と補給水素との混合後に、工程(c)の水素化処
理帯域に再循環される。
【0022】本発明の方法の特別な実施の形態によれ
ば、硫化水素除去帯域から回収される実質的に純粋な水
素の全体に対して乾燥を行うことが望まれない場合、水
素化処理工程(c)への再循環が望まれる水素の乾燥お
よび徹底的な脱硫を行うことが有利である。
【0023】本発明の好ましい実施の形態では、工程
(a)および工程(c)の操作条件は、仕込原料の特徴
に応じて選ばれる。この仕込原料は、直接蒸留のガスオ
イル留分、接触クラッキングに由来するガスオイル留
分、コーキングまたは残渣のビスブレーキングに由来す
るガスオイル留分あるいはこれらの留分の2つまたはそ
れ以上の留分の混合物であってよい。これらの操作条件
は、通常硫黄100ppm未満および窒素200ppm
未満、好ましくは窒素100ppm未満、ほとんどの場
合窒素50ppm未満を含む物質を工程(a)の出口に
おいて得るように選ばれる。工程(c)の条件は、芳香
族化合物20容積%未満を含む物質を前記工程(c)の
出口で得るように選ばれる。これらの条件は、芳香族化
合物10容積%未満または同じく芳香族化合物5容積%
未満、硫黄50ppm未満、さらには10ppm未満、
窒素50ppm未満、さらには20ppm未満または同
じく10ppm未満で含みかつセタン価少なくとも5
0、および少なくとも55、ほとんどの場合55〜60
を有する気化燃料を第2工程後に得るようにするために
苛酷になるものである。
【0024】そのような成果を得るために、工程(a)
の条件には、温度約300〜450℃、全体圧力約2〜
20MPa、および液体仕込原料の全体毎時空間速度約
0.1〜4が含まれる。工程(b)の条件には、温度約
200〜400℃、全体圧力約3〜15MPa、および
液体仕込原料の全体毎時空間速度約0.5〜10が含ま
れる。
【0025】工程(a)において使用される触媒は、元
素周期表の第VIB族の少なくとも1つの金属または金属
化合物を最終触媒の重量に対する金属の重量で表示され
る量で通常約0.5〜40%と、前記周期表の第VIII族
の少なくとも1つの金属または金属化合物を最終触媒の
重量に対する金属の重量で表示される量で通常約0.1
〜30%とを無機担体上に含む。多くの場合、使用され
る触媒は、ケイ素、燐、ホウ素、あるいはこのまたはこ
れらの元素の化合物からなる群から選ばれる少なくとも
1つの元素を含むものである。触媒は、例えば燐または
少なくとも1つの燐化合物を担体の重量に対する五酸化
燐の重量で表示される量で約0.001〜20%含むも
のである。最終触媒の重量に対する金属の重量で表示さ
れる第VIB族の金属または金属化合物の量は、好ましく
は約2〜30%、ほとんどの場合約5〜25%であり、
第VIII族の金属または金属化合物の量は、好ましくは約
0.5〜15%、ほとんどの場合約1〜10%である。
【0026】卓越した成果を取得することが望まれるこ
とにより、比較的低圧の範囲内にあることが望まれる場
合、物質の硫黄含有量を約500〜800ppmの値に
削減することを可能にする条件下に第1工程(a1)を
行うことが可能であり、ついでこの物質を直後の工程
(a2)に搬送することが可能である。この工程(a
2)において、条件は、硫黄含有量を約100ppm未
満、好ましくは約50ppm未満の値にするように選ば
れる。次いで、この工程(a2)により生じた物質は、
工程(b)に搬送される。この実施の形態において、工
程(a2)の条件は、該工程(a2)に搬送される物質
が既に非常に低減された硫黄含有量を有するので、一定
の仕込原料について単一工程(a)で操作が行われる場
合よりも温和である。この実施の形態において、工程
(a1)の触媒は、例えば本出願人名義のフランス特許
出願FR−A−2197966およびFR−A−253
8813の明細書に記載されている触媒のような先行技
術の従来触媒であってよい。同触媒を工程(a1)およ
び工程(a2)において使用することによって、本発明
の枠から逸脱しないものである。
【0027】これらの工程(a)、工程(a1)および
工程(a2)において、触媒の無機担体は、好ましくは
アルミナ、シリカ、シリカ・アルミナ、ゼオライト、お
よびこれらの無機化合物のうちの少なくとも2つの化合
物の混合物からなる群から選ばれる。極めて一般にはア
ルミナが使用される。
【0028】本発明の好ましい実施の形態では、これら
の工程(a)、工程(a1)および工程(a2)の触媒
は、モリブデンおよびタングステンからなる群から選ば
れる少なくとも1つの金属または金属化合物と、ニッケ
ル、コバルトおよび鉄からなる群から選ばれる少なくと
も1つの金属または金属化合物とを含むものである。ほ
とんどの場合、この触媒は、モリブデンまたはモリブデ
ン化合物と、ニッケルおよびコバルトからなる群から選
ばれる少なくとも1つの金属または金属化合物とを含
む。
【0029】本発明の好ましい特別な実施の形態におい
て、これらの工程(a)、工程(a1)および工程(a
2)の触媒は、好ましくは担体の重量に対する三酸化ホ
ウ素の重量で表示される量でホウ素または少なくとも1
つのホウ素化合物を約0〜10%含むものである。さら
に他の実施の形態が多くの場合使用される。この場合、
触媒は、例えばケイ素またはケイ素化合物、あるいはさ
らにはケイ素およびホウ素の組み合わせ、あるいは場合
によっては燐または燐化合物と組み合わされるこれら元
素の各々の化合物を含むものである。これらの元素また
はこれらの元素の化合物を含む特殊な組み合わせの限定
されない例として、次の組み合わせが挙げられる:Ni
MoP、NiMoPB、NiMoSi、NiMoSi
B、NiMoPSi、NiMoSiBP、CoMoP、
CoMoPB、CoMoSi、CoMoSiB、CoM
oPSi、CoMoSiBP、NiWP、NiWPB、
NiWSi、NiWSiB、NiWPSi、NiWSi
BP、CoWP、CoWPB、CoWSi、CoWSi
B、CoWPSi、CoWSiBP、NiCoMoP、
NiCoMoPB、NiCoMoSi、NiCoMoS
iBおよびNiCoMoSiPである。
【0030】工程(c)において使用される触媒は、元
素周期表第VIII族の少なくとも1つの貴金属または貴金
属化合物を最終触媒の重量に対する金属の重量で表示さ
れる量で約0.01〜20%と、好ましくは少なくとも
1つのハロゲンとを無機担体上に含む。工程(c)で使
用される触媒の無機担体は、工程(a)の触媒について
使用される担体とは無関係に選ばれる。ほとんどの場
合、工程(c)の触媒は、パラジウムおよび白金からな
る群から選ばれる少なくとも1つの貴金属または貴金属
化合物を含む。
【0031】工程(c)において使用される触媒の無機
担体は、通常アルミナ、シリカ、シリカ・アルミナ、ゼ
オライト、およびこれらの無機化合物のうちの少なくと
も2つの化合物の混合物からなる群から選ばれる。この
担体は、塩素、フッ素、ヨウ素および臭素からなる群、
好ましくは塩素およびフッ素からなる群から選ばれる好
ましくは少なくとも1つのハロゲンを含むものである。
実施の有利な形態では、この担体は、塩素およびフッ素
を含むものである。ほとんどの場合、ハロゲン量は、担
体の重量に対して約0.5〜15重量%である。ほとん
どの場合、使用される担体はアルミナである。ハロゲン
は、通常対応する酸のハロゲン化物により担体上に導入
される。白金またはパラジウムは、その塩または化合
物、例えば白金の場合にはヘキサクロロ白金酸の水溶液
により導入される。
【0032】工程(c)の該触媒の金属量は、最終触媒
の重量に対する金属の重量で表示されて、好ましくは約
0.01〜10%、多くの場合約0.01〜5%、ほと
んどの場合約0.03〜3%である。
【0033】図1および図2により、本発明による方法
の2つの実施の形態が例証的に簡潔に説明される。図3
により、先行技術による方法が例証される。これらの図
に関して、類似手段は、同じ参照数字および参照記号で
示される。
【0034】管路(1)を経て来る炭化水素仕込原料
は、管路(42)(42a)および(26)を経て来る実
質的に純粋な水素と混合される。次いで、この混合物
は、熱交換器(EC1)内で反応器(R1)の流出物と
熱交換され、ついで炉(F1)内で予備加熱された後に
管路(6)を経て反応器(R1)に導入される。管路
(42)および管路(42a)を経て来る水素は、冷却
(急冷)ガスとして管路(27)を経て反応器(R1)
に導入される。反応器(R1)から出る流出物は、熱交
換器(EC1)内で熱交換後に炭化水素仕込原料と共に
管路(7)を経て(英語で当業者によりストリッパーと
呼ばれる)抽出塔(S1)に搬送される。この抽出塔
で、該流出物は、管路(2)および管路(4)を経て来
る補給水素の一部により精製される。さらに、実質的に
純粋な再循環水素が、管路(42)および管路(25)
を経て抽出塔(S1)に導入される。
【0035】管路(28)を経て抽出塔(S1)から出
るガス流出物は、管路(5)上に位置する熱交換器(E
C4)内での熱により、管路(24)を経る再循環水素
と、管路(2)(3)および(5)を経て導入される補
給水素との混合物と熱交換される。次いで前記混合物
は、管路(9)を経て反応器(R2)に導入される。管
路(28)を経て分離タンク(B1)に入る凝縮炭化水
素液体フラクションは、管路(29)を経て再び出て、
ついでポンプ(P1)により管路(30)を経て抽出塔
(S1)に一部再送され、場合によっては弁(V36)
および管路(6)を通って管路(36)を経て反応器
(R1)に一部再送される。
【0036】抽出塔(S1)から出る液体フラクション
は、レベル調節弁(V1)を通過して、ついで 管路
(5)を経て来る水素との混合後、管路(10)を経て
反応器(R2)から出る流出物との熱交換器(EC2)
内での熱交換後、また炉(F2)内で再加熱された後
に、管路(8)および管路(9)を経て搬送されて、反
応器(R2)に再び入る。管路(8)を経て抽出塔(S
1)から出る流体の圧力が、反応器(R2)内を占める
流体の圧力よりも低い場合、反応器(R2)内を占める
圧力レベルに少なくとも等しいレベルにこの圧力を調整
することが可能なポンプが使用される。管路(22)、
(22a)、(22b)および(23)を経て来る水素
は、冷却(急冷)ガスとして反応器(R2)に導入され
る。
【0037】管路(11)を経て分離タンク(B1)か
ら出るガス流出物は、圧力調節弁(V2)を通過して、
ついで管路(13)を経て来る洗浄水との混合後、熱交
換器(EC3)内での熱交換後に管路(12)および管
路(14)を経て分離タンク(B2)内に搬送される前
に管路(10)を経て来る反応器(R2)の流出物と混
合される。該分離タンクから、管路(15)を経る水性
フラクションと、管路(16)を経る所期の部分脱硫さ
れかつ部分脱芳香族された流出物を構成する炭化水素液
体フラクションと、管路(17)を経る水素および硫化
水素を含むガス・フラクションとが回収される。このガ
ス・フラクションの一部は、場合によっては管路(1
8)を経てパージされてよい。該管路(18)は、弁
(V18)を有する(この弁は、図面上には示されてい
ないが、パージ流量の調節を可能にし、水素の流出は、
管路(18)を見込んだ最小パージを構成する)。該ガ
ス・フラクションの別の一部、あるいはパージが存在し
ない場合には全部が、管路(19)を経て硫化水素の少
なくとも部分除去用吸収塔(S2)に搬送される。この
吸収塔に、吸収用溶液が、管路(20)を経て導入さ
れ、ついで管路(21)を経て回収される。管路(2
2)および管路(22a)を経て、精製水素の少なくと
も一部が回収される。この一部は、流量調節弁(V3)
を通って脱硫・乾燥帯域(SE1)に搬送され、ついで
管路(22b)および管路(23)を経て反応器(R
2)に再送されてよい。管路(22)を経て回収される
精製水素の別の一部は、流量調節弁(V4)を通過して
管路(42)と管路(25)とを経て抽出塔(S1)に
搬送され、および/または管路(42)、(42a)、
(26)および(6)を経て反応器(R1)に搬送され
る。図面上に示されてはいないが、管路(42a)は、
通常、反応器(R1)に搬送される精製水素の(図面上
には示されていない)流量調節弁(V40)を有する。
図面上に示されてはいないが、管路(22)(22a)
(22b)および(23)および/または管路(22)
(22a)(24)および(5)を経て反応器(R2)
に搬送されるための吸着塔(S2)から出る水素の場合
によって行われる再循環には、この反応器(R2)内を
占める圧力レベルに少なくとも等しいレベルに圧力を調
整するための圧縮器の使用が必要とされる。場合によっ
ては抽出塔(S1)および/または反応器(R1)に再
循環される、吸収塔(S2)から出る水素についても同
様である。このようにして、検討される種々の再循環物
に対して要求される圧力でガスの取得を可能にする単一
の圧縮器を使用する可能性がある。この場合、この圧縮
器は、管路(22)上の吸着塔(S2)付近に位置する
ことになる。さらに一方が管路(22b)上に位置し、
他方が管路(42)上に位置する2つの圧縮器の使用を
想定することも可能である。
【0038】図2には下記のケースが示される。管路
(10)を経て反応器(R2)から出る流出物の一部の
みが、熱交換器(EC2)内で冷却され、別の一部は管
路(31)を経て送られ、熱交換された一部との混合後
に、管路(32)を経て熱分離塔(B3)に搬送され
る。この熱分離塔から、管路(11)を経て来るガスと
混合される管路(34)を経るガスと、所期の部分脱硫
されかつ部分脱芳香族された流出物の一部を構成する管
路(33)を経る炭化水素液体フラクションとが回収さ
れる。この炭化水素液体フラクションは、管路(35)
を経て回収される所期の部分脱硫されかつ部分脱芳香族
された流出物を得るために、管路(16)を経て分離タ
ンク(B2)から出る炭化水素フラクションと混合され
る。
【0039】先行技術が示される図3は、本発明を例証
する図1のフローシートと直接比較される。先行技術
は、2つの主要な点について本発明と異なる。使用され
る抽出塔(S1)は、液体フラクション用回収タンクを
含まない。従って、この抽出塔には、抽出塔(S1)の
頂部から出るガス中に同伴される重質炭化水素は再導入
されない。抽出塔(S1)の頂部において同伴される重
質炭化水素の回収が存在しないので、その結果、これら
重質炭化水素フラクションの反応器(R1)内への導入
は存在しない。
【0040】
【発明の実施の形態】次の実施例は、本発明を例証する
が、その範囲を限定するものではない。
【0041】3つの実施例に共通するデータが、パイロ
ット装置の結果に基づくコンピューターソフトPGGC
により創出される情報シミュレーションから引き出され
る。 仕込原料:
【表1】
【0042】補給物の組成: 水素 99.9容積% メタン 0.1容積% 操作条件:
【表2】
【0043】空間速度 反応器R1 : 1m/(m/時) 反応器R2 : 2m/(m/時) [実施例1]種々の流体の流量については、3つの実施
例の記載後における概要一覧表を参照。
【0044】図1のフローシートに従って、管路(1)
を経て来る仕込原料を、管路(26)の再循環ガスと混
合した。全体を、熱交換器(EC1)および炉(F1)
において加熱した後、圧力6.6MPa、温度330℃
で管路(6)を経て反応器(R1)に導入した。反応器
内での温度上昇を、管路(27)を経て来る冷却(急
冷)水素ガスにより20℃の範囲に制限した。反応器
(R1)の流出物を、熱交換器(EC1)内での冷却後
に管路(7)を経て水素抽出塔(水素ストリッパー)
(S1)の頂部棚段に搬送した。水素抽出塔の頂部物質
を冷却した。冷却範囲は55℃であった。該頂部物質を
管路(28)を経て分離タンク(B1)に搬送した。こ
のタンクの液体を、管路(29)(30)およびポンプ
(P1)を経て水素抽出塔の頂部棚段に再送する一方
で、圧力調節弁(V2)を通って管路(11)を経た頂
部蒸気を、反応器(R2)の流出物と管路(12)内で
混合後にタンク(B2)に搬送した。この頂部蒸気は、
水素化反応器において処理されないガスオイル留分物質
を約2295kg/時含んでいた。
【0045】水素抽出塔の中央部に向けて、硫化水素と
補給水素との最も大きい部分を抽出するために管路(2
5)を経てストリッピング水素を注入し、また管路
(8)を経て水素化反応器(R2)に搬送される液体仕
込原料中の硫化水素の抽出を仕上げるために、管路
(4)を経て抽出塔の底部に該ストリッピング水素を注
入した。 この液体仕込原料の流量を、レベル調節弁
(V1)により制御した。次いで仕込原料と、管路
(3)の補給水素と、管路(24)の再循環水素とを混
合した。この混合物を、反応器の入口で要求される温度
に到達するように管路(9)を経て熱交換器(EC2)
および炉(F2)を通過して反応器(R2)に搬送し
た。 反応器(R2)内での温度の上昇を、管路(2
3)を経る冷却(急冷)水素ガスの注入により調節し
た。
【0046】反応器(R2)の流出物を管路(10)を
経て抜き出した。ついで該流出物を、管路(12)内で
水素抽出塔の頂部蒸気と混合した。この混合物に、熱交
換器(EC3)を通る前に、反応器内で生成された硫化
アンモニウムを除去するために管路(13)を経て相当
量の洗浄水を注入した。熱交換器(EC3)内での部分
凝縮後、存在する3相をタンク(B2)内で分離した。
【0047】本方法の物質を構成する炭化水素相を、後
に行われる残留硫化水素の抽出および軽質フラクション
の除去処理に向けて管路(16)を経て搬送した。
【0048】水性相を、排水処理へ搬送するために管路
(15)を経て抜き出した。
【0049】管路(17)を経てタンク(B2)から出
る蒸気相を、管路(19)を経てアミンの洗浄に搬送す
る一方で、過剰水素を、管路(18)を経てパージして
もよかった。アミン洗浄による硫化水素から精製される
水素ガスの一部を、次の種々の流体に分離した:すなわ
ち ・管路(26)を経て反応器(R1)に向かう再循環用
流体、 ・管路(27)を経て反応器(R1)に向かう冷却(急
冷)用流体、および ・管路(25)を経て(S1)に向かうストリッピング
・ガス用流体。
【0050】このガスの別の一部を、反応器(SE1)
内で乾燥し、ついで脱硫して、次の種々の流体に分離し
た:すなわち ・管路(24)を経て反応器(R2)に向かう再循環用
流体、および ・管路(23)を経て反応器(R2)に向かう冷却用流
体。
【0051】硫化水素に乏しいアミン溶液を、管路(2
0)を経て洗浄塔頂部に搬送する一方で、硫化水素に富
む溶液を、管路(21)を経てアミン再生帯域に搬送し
た。
【0052】最終物質は、次の特性を有した:
【表3】
【0053】[実施例2]種々の流体の流量について
は、3つの実施例の記載後における概要一覧表を参照。
【0054】図2のフローシートによれば、記載は、熱
交換器(EC2)内での冷却後、管路(10)を経る反
応器(R2)の流出物の出口までは図1の対応する記載
と同一であった。この流出物を、圧力5.5MPa、温
度270℃で管路(32)を経て熱分離タンク(B3)
内に搬送した。
【0055】管路(34)を経るタンク(B3)の蒸気
相を、管路(11)を経る水素抽出塔の頂部物質と管路
(12)内において混合した。熱交換器(EC3)に向
かう前に、この混合物に、反応器内で生成された硫化ア
ンモニウムを除去するために管路(13)を経て相当量
の洗浄水を注入した。熱交換器(EC3)内での部分凝
縮後、存在する3相をタンク(B2)内で分離した。
【0056】後に行われる残留硫化水素の抽出および軽
質フラクションの除去処理に向けて搬送される本方法の
物質を構成するために、管路(16)を経る炭化水素相
を、管路(33)を経るタンク(B3)の液体と管路
(35)内において混合した。
【0057】水性相を、排水処理へ搬送するために管路
(15)を経て抜き出した。
【0058】蒸気相は、管路(17)を経てタンク(B
2)から出た。この蒸気相を、前述の図1に関連してな
された記載に従って処理した。
【0059】最終物質は、次の特性を有した:
【表4】
【0060】[実施例3]種々の流体の流量について
は、3つの実施例の記載後における要点一覧表を参照。
【0061】水素による抽出塔(S1)頂部での重質炭
化水素の凝縮を行わない図3のフローシートによれば、
フローシートは、水素による抽出塔頂部における凝縮物
の回収を除けば、実施例1のフローシートと同一であっ
た。この回収は、実施例3においては存在しなかった。
【0062】種々の流体における流量を示す表を参照す
ることにより、この実施例に関して、重質物質の365
9kg/時が、実施例1に比して回収されないことに注
目された。これら重質物質は、反応器(R2)において
処理され得なかった。従って、最終物質に対して同じ品
質を得るために、反応器(R2)内での処理は、実施例
3においては実施例1においてよりも苛酷でなければな
らなかった。
【0063】最終物質は、次の特性を有した:
【表5】
【0064】種々の流体の流量:
【表6】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフローシート。
【図2】本発明の実施例を示すフローシート。
【図3】先行技術による方法を示すフローシート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10G 45/08 C10G 45/08 Z 45/52 45/52 67/02 67/02 (72)発明者 ジェラール エーンリシュ フランス国 サン ジェルマン アン レ リュ デュ ポンテル 103 (72)発明者 セシル プレーン フランス国 サン ジェルマン アン レ リュ ドゥ ラ レピュブリク 14 (72)発明者 ローランス カルポ フランス国 ヴェルネゾン リュ ドゥ ラ マコニエール 101

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫黄化合物、窒素化合物および芳香族化
    合物を含む炭化水素仕込原料の水素化処理方法であっ
    て、次の工程: (a) 前記仕込原料および水素を、元素周期表の第VI
    B族の少なくとも1つの金属または金属化合物と前記周
    期表の第VIII族の少なくとも1つの金属または金属化合
    物とを無機担体上に含む少なくとも1つの水素化脱硫触
    媒を含む水素化脱硫帯域内に通過させる少なくとも1つ
    の第1工程であって、前記帯域は、温度約260〜45
    0℃および圧力約2〜20MPaを含む水素化脱硫条件
    下に維持される第1工程と、(b) 水素化脱硫工程に
    より生じた部分脱硫済み仕込原料が、ストリッピング帯
    域に搬送される少なくとも1つの第2工程であって、該
    ストリッピング帯域において、該仕込原料が、第1工程
    において占められる圧力と実質的に同一の圧力下に温度
    約100〜350℃で、水素と硫化水素とを含むストリ
    ッピング・ガス流出物、並びに実質的に硫化水素を含ま
    ない液体仕込原料の形成のための条件下に、水素を含む
    少なくとも1つのガスによる向流でストリッピングによ
    り精製される少なくとも1つの第2工程と、(c) 実
    質的に純粋な補給水素と再循環水素とを添加された後
    に、ストリッピング工程により生じた液体仕込原料が、
    第VIII族の少なくとも1つの貴金属または貴金属化合物
    を無機担体上に含む水素化処理触媒を含む水素化処理帯
    域内に搬送される少なくとも1つの第3工程であって、
    前記帯域が、部分脱芳香族済み流出物の取得を可能にす
    る水素化処理条件下に維持される少なくとも1つの第3
    工程とを含む水素化処理方法において、 前記ストリッピング帯域での条件下においてガス状であ
    る炭化水素と、水素と、硫化水素とを含む、ストリッピ
    ング工程において生成されるガス流出物が、ストリッピ
    ング帯域に少なくとも一部が搬送される炭化水素液体フ
    ラクションと、ガス・フラクションに含まれる硫化水素
    の除去帯域に搬送されかつ炭化水素に乏しいガス・フラ
    クションとを生成するのに十分な温度で冷却され、該除
    去帯域から精製水素が回収されることを特徴とする、水
    素化処理方法。
  2. 【請求項2】 実質的に純粋な補給水素と再循環水素と
    を添加された後に、ストリッピング工程により生じた液
    体流出物が、第VIII族の少なくとも1つの貴金属または
    貴金属化合物を無機担体上に含む水素化処理触媒を含む
    水素化処理帯域に、温度約220〜360℃、圧力約2
    〜20MPaに直接熱交換により保持された後に搬送さ
    れ、前記帯域が、部分脱芳香族済み流出物の取得を可能
    にする水素化処理条件下に維持される、請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 補給水素フラクションが、ストリッピン
    グ工程(b)において水素を含むストリッピング・ガス
    として使用される、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(a)の操作条件が、硫黄100p
    pm未満および窒素200ppm未満を含む物質を得る
    ように選ばれ、工程(c)の条件が、芳香族化合物20
    容積%未満を含む物質を得るように選ばれる、請求項1
    〜3のうちのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 ストリッピング工程において生成された
    ガス流出物が、ストリッピング帯域からの前記ガス流出
    物の出口付近における前記ストリッピング帯域の内部に
    位置する少なくとも1つの冷却手段により冷却される、
    請求項1〜4のうちのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 ストリッピング工程において生成された
    ガス流出物が、ストリッピング帯域の外部に位置する少
    なくとも1つの冷却手段により冷却されかつ少なくとも
    一部凝縮され、得られた液体が、ストリッピング帯域に
    再送される、請求項1〜5のうちのいずれか1項記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 硫化水素の除去帯域の出口で得られる精
    製水素の少なくとも一部が、脱硫・乾燥帯域に搬送され
    る、請求項1〜6のうちのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 ストリッピング工程の後に回収された実
    質的に純粋の水素の少なくとも一部が、ストリッピング
    に使用される水素含有ガスの一部の導入箇所と、ストリ
    ッピング帯域内への水素化脱硫工程(a)の流出物の導
    入箇所との間に位置する少なくとも1つの導入箇所にお
    いて前記ストリッピング帯域に再循環される、請求項1
    〜7のうちのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 ストリッピング工程の後に回収された実
    質的に純粋の水素の少なくとも一部が、直接および/ま
    たは仕込原料との混合後に、工程(a)の水素化脱硫帯
    域に再循環される、請求項1〜8のうちのいずれか1項
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 ストリッピング工程の後に回収された
    実質的に純粋の水素の少なくとも一部が、直接および/
    またはストリッピング帯域の液体流出物と補給水素との
    混合後に、工程(c)の水素化処理帯域に再循環され
    る、請求項1〜9のうちのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 工程(a)の触媒が、モリブデンおよ
    びタングステンからなる群から選ばれる少なくとも1つ
    の金属または金属化合物と、ニッケル、コバルトおよび
    鉄からなる群から選ばれる少なくとも1つの金属または
    金属化合物とを含む、請求項1〜10のうちのいずれか
    1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 さらに工程(a)の触媒が、ケイ素、
    燐およびホウ素からなる群から選ばれる少なくとも1つ
    の元素を含むか、あるいはこのまたはこれらの元素の1
    つまたは複数の化合物を含む、請求項1〜11のうちの
    いずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 さらに工程(a)の触媒が、燐または
    少なくとも1つの燐化合物を含む、請求項1〜12のう
    ちのいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 さらに工程(a)の触媒が、ホウ素ま
    たは少なくとも1つのホウ素化合物を含む、請求項1〜
    13のうちのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 さらに工程(a)の触媒が、ケイ素ま
    たは少なくとも1つのケイ素化合物を含む、請求項1〜
    14のうちのいずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 工程(a)および工程(c)において
    使用される触媒の担体が、アルミナ、シリカ、シリカ・
    アルミナ、ゼオライトおよびこれら無機化合物の少なく
    とも2つの化合物の混合物からなる群から互いに無関係
    に選ばれる、請求項1〜15のうちのいずれか1項記載
    の方法。
  17. 【請求項17】 工程(c)の触媒担体が、好ましくは
    塩素およびフッ素からなる群から選ばれる少なくとも1
    つのハロゲンを含む、請求項1〜16のうちのいずれか
    1項記載の方法。
  18. 【請求項18】 工程(c)の触媒が、パラジウムおよ
    び白金からなる群から選ばれる少なくとも1つの貴金属
    または貴金属化合物を含む、請求項1〜17のうちのい
    ずれか1項記載の方法。
  19. 【請求項19】 ストリッピング帯域により生じたガス
    流出物の冷却により得られる炭化水素液体フラクション
    の少なくとも一部が、炭化水素仕込原料との混合物状で
    水素化脱硫工程(a)に搬送される、請求項1〜18の
    うちのいずれか1項記載の方法。
  20. 【請求項20】 請求項1〜19のうちのいずれか1項
    記載の方法により得られる一部脱硫されかつ一部脱芳香
    族された炭化水素フラクション。
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