JP2001031124A - 分別回収し易いプラスチックキャップ - Google Patents
分別回収し易いプラスチックキャップInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】店頭での展示効果が良く、使用し易く、流通過
程での荷重による破損がなく、製造し易い分別回収し易
いプラスチックキャップを提供する。 【解決手段】キャップ本体100 に蓋部200 が螺着したプ
ラスチックキャップであって、蓋部の周壁の上方内周面
に天板下面からキャップ本体の周壁上端面に当接する耐
荷重リング231 を設け、キャップ本体の周壁下端の外周
に薄肉脆弱線101を介して容器との咬合部を下端内周面
にもつ咬合筒を接続し、薄肉脆弱線の引き裂き開始位置
から咬合筒下端に達する薄肉脆弱線102 を形成し、2本
の薄肉脆弱線が交叉する引き裂き開始位置の咬合筒の上
方外面に先端が引き裂き方向とは逆の周方向へ伸びる柄
部をもつ取外し用つまみを設け、咬合筒の外周面の取外
し用つまみの柄部の近傍位置に絡み防止突起160 を設
け、咬合筒の取外し用つまみの取り付け内周面に上端か
ら下端にわたる抜き用縦溝103 を設ける。
程での荷重による破損がなく、製造し易い分別回収し易
いプラスチックキャップを提供する。 【解決手段】キャップ本体100 に蓋部200 が螺着したプ
ラスチックキャップであって、蓋部の周壁の上方内周面
に天板下面からキャップ本体の周壁上端面に当接する耐
荷重リング231 を設け、キャップ本体の周壁下端の外周
に薄肉脆弱線101を介して容器との咬合部を下端内周面
にもつ咬合筒を接続し、薄肉脆弱線の引き裂き開始位置
から咬合筒下端に達する薄肉脆弱線102 を形成し、2本
の薄肉脆弱線が交叉する引き裂き開始位置の咬合筒の上
方外面に先端が引き裂き方向とは逆の周方向へ伸びる柄
部をもつ取外し用つまみを設け、咬合筒の外周面の取外
し用つまみの柄部の近傍位置に絡み防止突起160 を設
け、咬合筒の取外し用つまみの取り付け内周面に上端か
ら下端にわたる抜き用縦溝103 を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調味料、みりん、
ポン酢などの液体内容物のボトルの口頸部に打栓して装
着されるキャップ本体と蓋部とからなる2ピースのプラ
スチックキャップに関するもので、詳しくは、使用後の
廃棄処理時に、ボトルから分別回収し易いプラスチック
キャップに関するものである。
ポン酢などの液体内容物のボトルの口頸部に打栓して装
着されるキャップ本体と蓋部とからなる2ピースのプラ
スチックキャップに関するもので、詳しくは、使用後の
廃棄処理時に、ボトルから分別回収し易いプラスチック
キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体内容物を充填したボトルに
は、その使用のし易さを付与するため、キャップ本体に
蓋部がヒンジを介して接続するいわゆるプラスチック製
のヒンジキャップが、ボトルの口頸部に打栓方式で装着
され、広い用途範囲にわたって使用されていた。
は、その使用のし易さを付与するため、キャップ本体に
蓋部がヒンジを介して接続するいわゆるプラスチック製
のヒンジキャップが、ボトルの口頸部に打栓方式で装着
され、広い用途範囲にわたって使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、環境
保全の問題から、使用後のボトルを廃棄処理するとき
に、各部品を分別回収する機運が高まってきているが、
上述したヒンジキャップ付きのボトルは、廃棄するとき
に、ボトルの口頸部からキャップを取り外そうとして
も、キャップの周壁下端内周面に設けられた咬合リング
がボトルの口頸部の咬合リングにしっかりと咬合してい
るために取り外し難いことがあった。この問題を解決す
るため、例えば、特願平10−166779号、特願平
11−22221号及び特願平11−68829号など
に記載されたヒンジキャップがあり、これらのヒンジキ
ャップは、ボトルの口頸部と係着する係着筒の周壁に接
続する上端内側水平位置と上端から下端にわたる2本の
薄肉脆弱線を設け、この2本の薄肉脆弱線の交叉する上
端の係着筒の外周の位置に設けられた取外し用つまみ
を、キャップをボトルの口頸部から取り外すときに、引
っ張って上述の2本の薄肉脆弱線を切断してキャップを
ボトルの口頸部から取り外し、分別回収するものであっ
た。しかしながら、店頭での商品の展示効果、注出時の
無方向性などを考慮すると、商品の用途によっては、キ
ャップ本体と蓋部が別体となる2ピースキャップが求め
られ、また、取外し用つまみが突起するヒンジキャップ
は、内容物の高速充填ライン上でキャップとキャップと
が絡み合って高速充填ができないことがあった。また、
流通過程においてキャップに荷重がかかり上述の薄肉脆
弱線が切断されてしまうことがあり、また、製造すると
きに金型内でアンダーカット(金型の開閉方向に対して
引っ掛かりとなる部分)となる咬合部が、インナーリン
グと比較的に近い位置にあるために無理抜きしにくいこ
とがあった。
保全の問題から、使用後のボトルを廃棄処理するとき
に、各部品を分別回収する機運が高まってきているが、
上述したヒンジキャップ付きのボトルは、廃棄するとき
に、ボトルの口頸部からキャップを取り外そうとして
も、キャップの周壁下端内周面に設けられた咬合リング
がボトルの口頸部の咬合リングにしっかりと咬合してい
るために取り外し難いことがあった。この問題を解決す
るため、例えば、特願平10−166779号、特願平
11−22221号及び特願平11−68829号など
に記載されたヒンジキャップがあり、これらのヒンジキ
ャップは、ボトルの口頸部と係着する係着筒の周壁に接
続する上端内側水平位置と上端から下端にわたる2本の
薄肉脆弱線を設け、この2本の薄肉脆弱線の交叉する上
端の係着筒の外周の位置に設けられた取外し用つまみ
を、キャップをボトルの口頸部から取り外すときに、引
っ張って上述の2本の薄肉脆弱線を切断してキャップを
ボトルの口頸部から取り外し、分別回収するものであっ
た。しかしながら、店頭での商品の展示効果、注出時の
無方向性などを考慮すると、商品の用途によっては、キ
ャップ本体と蓋部が別体となる2ピースキャップが求め
られ、また、取外し用つまみが突起するヒンジキャップ
は、内容物の高速充填ライン上でキャップとキャップと
が絡み合って高速充填ができないことがあった。また、
流通過程においてキャップに荷重がかかり上述の薄肉脆
弱線が切断されてしまうことがあり、また、製造すると
きに金型内でアンダーカット(金型の開閉方向に対して
引っ掛かりとなる部分)となる咬合部が、インナーリン
グと比較的に近い位置にあるために無理抜きしにくいこ
とがあった。
【0004】本発明は、上述の従来の問題を解決したも
のであり、2ピースキャップで、店頭での展示効果が良
く、使用し易く、高速充填が可能で、流通過程での荷重
による破損がなく、製造し易い分別回収し易いプラスチ
ックキャップを提供するものである。
のであり、2ピースキャップで、店頭での展示効果が良
く、使用し易く、高速充填が可能で、流通過程での荷重
による破損がなく、製造し易い分別回収し易いプラスチ
ックキャップを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の発明は、キャップ本体に別体の蓋部が螺合して冠着し
たプラスチックキャップであって、前記蓋部の周壁の上
方内周面に天板下面から前記キャップ本体の周壁上端面
に当接する耐荷重リングを設け、前記キャップ本体の周
壁下端の外周に薄肉脆弱線を介してボトルとの咬合部を
下端内周面にもつ咬合筒を接続し、前記薄肉脆弱線の引
き裂き開始位置から咬合筒下端に達する薄肉脆弱線を形
成し、前記2本の薄肉脆弱線が交叉する引き裂き開始位
置の咬合筒の上方外面に先端が引き裂き方向とは逆の周
方向へ伸びる柄部をもつ取外し用つまみを設け、前記咬
合筒の外周面の前記取外し用つまみの柄部の近傍位置に
絡み防止突起を設け、且つ、前記咬合筒の前記取外し用
つまみの取り付け内周面に上端から下端にわたる無理抜
き用縦溝を設けたことを特徴とする分別回収し易いプラ
スチックキャップである。
の発明は、キャップ本体に別体の蓋部が螺合して冠着し
たプラスチックキャップであって、前記蓋部の周壁の上
方内周面に天板下面から前記キャップ本体の周壁上端面
に当接する耐荷重リングを設け、前記キャップ本体の周
壁下端の外周に薄肉脆弱線を介してボトルとの咬合部を
下端内周面にもつ咬合筒を接続し、前記薄肉脆弱線の引
き裂き開始位置から咬合筒下端に達する薄肉脆弱線を形
成し、前記2本の薄肉脆弱線が交叉する引き裂き開始位
置の咬合筒の上方外面に先端が引き裂き方向とは逆の周
方向へ伸びる柄部をもつ取外し用つまみを設け、前記咬
合筒の外周面の前記取外し用つまみの柄部の近傍位置に
絡み防止突起を設け、且つ、前記咬合筒の前記取外し用
つまみの取り付け内周面に上端から下端にわたる無理抜
き用縦溝を設けたことを特徴とする分別回収し易いプラ
スチックキャップである。
【0006】次に、本発明の第2の発明は、キャップ本
体に別体の蓋部が螺合して冠着したプラスチックキャッ
プであって、前記蓋部の周壁の上方内周面に天板下面か
ら前記キャップ本体の周壁上端面に当接する複数個の並
列する耐荷重リブを設け、前記キャップ本体の周壁下端
の外周に薄肉脆弱線を介してボトルとの咬合部を下端内
周面にもつ咬合筒を接続し、前記薄肉脆弱線の引き裂き
開始位置から咬合筒下端に達する薄肉脆弱線を形成し、
前記2本の薄肉脆弱線が交叉する引き裂き開始位置の咬
合筒の上方外面に先端が引き裂き方向とは逆の周方向へ
伸びる柄部をもつ取外し用つまみを設け、前記咬合筒の
外周面の前記取外し用つまみの柄部の近傍位置に絡み防
止突起を設け、且つ、前記咬合筒の前記取外し用つまみ
の取り付け内周面に上端から下端にわたる無理抜き用縦
溝を設けたことを特徴とする分別回収し易いプラスチッ
クキャップである。
体に別体の蓋部が螺合して冠着したプラスチックキャッ
プであって、前記蓋部の周壁の上方内周面に天板下面か
ら前記キャップ本体の周壁上端面に当接する複数個の並
列する耐荷重リブを設け、前記キャップ本体の周壁下端
の外周に薄肉脆弱線を介してボトルとの咬合部を下端内
周面にもつ咬合筒を接続し、前記薄肉脆弱線の引き裂き
開始位置から咬合筒下端に達する薄肉脆弱線を形成し、
前記2本の薄肉脆弱線が交叉する引き裂き開始位置の咬
合筒の上方外面に先端が引き裂き方向とは逆の周方向へ
伸びる柄部をもつ取外し用つまみを設け、前記咬合筒の
外周面の前記取外し用つまみの柄部の近傍位置に絡み防
止突起を設け、且つ、前記咬合筒の前記取外し用つまみ
の取り付け内周面に上端から下端にわたる無理抜き用縦
溝を設けたことを特徴とする分別回収し易いプラスチッ
クキャップである。
【0007】
【作用】本発明のプラスチックキャップは、キャップ本
体に別体の蓋部が螺合して冠着した2ピースのキャップ
であり、1ピースのヒンジキャップと異なり、キャップ
本体と蓋部との材質を変えることができ、例えば蓋部に
光沢があり内容物の付着しにくいポリプロピレンを使用
することにより、店頭での商品の展示効果が向上し、使
用時の使用し易さを改善できる。また、内容物の注出方
向に方向性がなく、把手付ボトルにも使用できる。
体に別体の蓋部が螺合して冠着した2ピースのキャップ
であり、1ピースのヒンジキャップと異なり、キャップ
本体と蓋部との材質を変えることができ、例えば蓋部に
光沢があり内容物の付着しにくいポリプロピレンを使用
することにより、店頭での商品の展示効果が向上し、使
用時の使用し易さを改善できる。また、内容物の注出方
向に方向性がなく、把手付ボトルにも使用できる。
【0008】また、本発明のプラスチックキャップは、
咬合筒の外周に突設された取外し用つまみの近傍位置に
絡み防止突起が設けられているため、内容物の高速充填
ライン上でキャップとキャップとが絡み合うことがな
く、高速充填が可能である。
咬合筒の外周に突設された取外し用つまみの近傍位置に
絡み防止突起が設けられているため、内容物の高速充填
ライン上でキャップとキャップとが絡み合うことがな
く、高速充填が可能である。
【0009】また、本発明のプラスチックキャップは、
蓋部の周壁の上方内周面に天板下面からキャップ本体の
周壁上端面に当接する耐荷重リング又は耐荷重リブが設
けられているため、流通過程でキャップの蓋部上方から
荷重がかかっても、この荷重が集中的に薄肉脆弱線にか
からないように分散され、荷重によって薄肉脆弱線が切
断することがない。
蓋部の周壁の上方内周面に天板下面からキャップ本体の
周壁上端面に当接する耐荷重リング又は耐荷重リブが設
けられているため、流通過程でキャップの蓋部上方から
荷重がかかっても、この荷重が集中的に薄肉脆弱線にか
からないように分散され、荷重によって薄肉脆弱線が切
断することがない。
【0010】また、本発明のプラスチックキャップは、
咬合筒の取外し用つまみの取り付け内周面に上端から下
端にわたる無理抜き用縦溝が設けられており、製造時に
金型内から製品を抜き取り易い。
咬合筒の取外し用つまみの取り付け内周面に上端から下
端にわたる無理抜き用縦溝が設けられており、製造時に
金型内から製品を抜き取り易い。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態の分別
回収し易いプラスチックキャップについて、図を用いて
詳細に説明する。本実施形態のプラスチックキャップ
(10)は、図1(a)に示すように、キャップ本体
(100)に別体の蓋部(200)が螺合して冠着した
プラスチックキャップであり、キャップ本体と蓋部と
は、その使用目的に合わせて異なった材質の成形材料を
選出して、射出成形法により製造されるものである。例
えば、キャップ本体に低密度ポリエチレンを用い、蓋部
にはポリプロピレンを用いても良い。
回収し易いプラスチックキャップについて、図を用いて
詳細に説明する。本実施形態のプラスチックキャップ
(10)は、図1(a)に示すように、キャップ本体
(100)に別体の蓋部(200)が螺合して冠着した
プラスチックキャップであり、キャップ本体と蓋部と
は、その使用目的に合わせて異なった材質の成形材料を
選出して、射出成形法により製造されるものである。例
えば、キャップ本体に低密度ポリエチレンを用い、蓋部
にはポリプロピレンを用いても良い。
【0012】本実施形態のプラスチックキャップの蓋部
(200)の構造は、図1(a)に示すように、天板
(210)下面にキャップ本体とのインナーリング(2
11)(封止リング)を設け、周壁(220)の上方内
周面に天板下面からキャップ本体の周壁上端面に当接す
る耐荷重リング(231)又は複数個の並列する耐荷重
リブ(232)を設け、その下方の外周面にキャップ本
体との螺合部(221)(雌ネジ)を形成し、下端外周
につば(222)を周設するものである。そして、キャ
ップ本体(100)の構造は、図1(a)及び(b)に
示すように、天板(110)の周壁近傍内側上面に先端
が曲面で外側に開く注出筒(130)を立設し、この注
出筒の位置から下方へ天板を凹状に陥没させ、この凹状
の天板にリング状の薄肉脆弱線(111)を形成し、こ
の薄肉脆弱線の内側一端に先端にプルリング(113)
をもつ支柱(112)を立設し、周壁の外周面に蓋部と
の螺合部(121)(雄ネジ)を形成し、周壁下端の外
周に薄肉脆弱線(101)を介してボトルとの咬合部
(141)を下端内周面にもつ咬合筒(140)を接続
し、薄肉脆弱線(101)の引き裂き開始位置から咬合
筒下端に達する薄肉脆弱線(102)を形成し、これら
2本の薄肉脆弱線(101と102)が交叉する引き裂
き開始位置の咬合筒の上方外面に先端が引き裂き方向と
は逆の周方向へ伸びる柄部(151)をもつ取外し用つ
まみ(150)を設け、咬合筒の外周面の取外し用つま
みの柄部の近傍位置に複数個の絡み防止突起(160,
160)を設け、且つ、咬合筒の取外し用つまみの取り
付け内周面に上端から下端にわたる無理抜き用縦溝(1
03)を設け、周壁下端にボトルとのインナーリング
(122)を垂設するものである。なお、周壁(22
0)の下端外周につば(222)を周設するのは、キャ
ップをボトルに打栓するときにその衝撃で薄肉脆弱線
(101)が破損することを防ぐためのものである。
(200)の構造は、図1(a)に示すように、天板
(210)下面にキャップ本体とのインナーリング(2
11)(封止リング)を設け、周壁(220)の上方内
周面に天板下面からキャップ本体の周壁上端面に当接す
る耐荷重リング(231)又は複数個の並列する耐荷重
リブ(232)を設け、その下方の外周面にキャップ本
体との螺合部(221)(雌ネジ)を形成し、下端外周
につば(222)を周設するものである。そして、キャ
ップ本体(100)の構造は、図1(a)及び(b)に
示すように、天板(110)の周壁近傍内側上面に先端
が曲面で外側に開く注出筒(130)を立設し、この注
出筒の位置から下方へ天板を凹状に陥没させ、この凹状
の天板にリング状の薄肉脆弱線(111)を形成し、こ
の薄肉脆弱線の内側一端に先端にプルリング(113)
をもつ支柱(112)を立設し、周壁の外周面に蓋部と
の螺合部(121)(雄ネジ)を形成し、周壁下端の外
周に薄肉脆弱線(101)を介してボトルとの咬合部
(141)を下端内周面にもつ咬合筒(140)を接続
し、薄肉脆弱線(101)の引き裂き開始位置から咬合
筒下端に達する薄肉脆弱線(102)を形成し、これら
2本の薄肉脆弱線(101と102)が交叉する引き裂
き開始位置の咬合筒の上方外面に先端が引き裂き方向と
は逆の周方向へ伸びる柄部(151)をもつ取外し用つ
まみ(150)を設け、咬合筒の外周面の取外し用つま
みの柄部の近傍位置に複数個の絡み防止突起(160,
160)を設け、且つ、咬合筒の取外し用つまみの取り
付け内周面に上端から下端にわたる無理抜き用縦溝(1
03)を設け、周壁下端にボトルとのインナーリング
(122)を垂設するものである。なお、周壁(22
0)の下端外周につば(222)を周設するのは、キャ
ップをボトルに打栓するときにその衝撃で薄肉脆弱線
(101)が破損することを防ぐためのものである。
【0013】次に、本発明の他の一実施形態の分別回収
し易いプラスチックキャップについて、図を用いて詳細
に説明する。本実施形態のプラスチックキャップの蓋部
(200)の構造は、図2(a)に示すように、天板
(210)下面にキャップ本体とのインナーリング(2
11)(封止リング)を設け、周壁(220)の上方内
周面に天板下面からキャップ本体の周壁上端面に当接す
る耐荷重リング(231)又は複数個の並列する耐荷重
リブ(232)を設け、その下方の外周面にキャップ本
体との螺合部(221)(雌ネジ)を形成するものであ
る。そして、キャップ本体(100)の構造は、図2
(a)及び(b)に示すように、天板(110)の周壁
近傍内側下面にボトルとのインナーリング(122)を
垂設し、このインナーリングの近傍内側上面に先端が曲
面で外側に開く注出筒(130)を立設して周壁との間
に液垂れ防止溝(170)を形成し、この注出筒の位置
から下方へ天板を凹状に陥没させ、この凹状の天板にリ
ング状の薄肉脆弱線(111)を形成し、この薄肉脆弱
線の内側一端に先端にプルリング(113)をもつ支柱
(112)を立設し、周壁の外周面に蓋部との螺合部
(121)(雄ネジ)を形成し、周壁下端の外周に薄肉
脆弱線(101)を介してボトルとの咬合部(141)
を下端内周面にもつ咬合筒(140)を接続し、薄肉脆
弱線(101)の引き裂き開始位置から咬合筒下端に達
する薄肉脆弱線(102)を形成し、これら2本の薄肉
脆弱線(101と102)が交叉する引き裂き開始位置
の咬合筒の上方外面に先端が引き裂き方向とは逆の周方
向へ伸びる柄部(151)をもつ取外し用つまみ(15
0)を設け、咬合筒の外周面の取外し用つまみの柄部の
近傍位置に複数個の絡み防止突起(160,160)を
設け、且つ、咬合筒の取外し用つまみの取り付け内周面
に上端から下端にわたる無理抜き用縦溝(103)を設
けるものである。
し易いプラスチックキャップについて、図を用いて詳細
に説明する。本実施形態のプラスチックキャップの蓋部
(200)の構造は、図2(a)に示すように、天板
(210)下面にキャップ本体とのインナーリング(2
11)(封止リング)を設け、周壁(220)の上方内
周面に天板下面からキャップ本体の周壁上端面に当接す
る耐荷重リング(231)又は複数個の並列する耐荷重
リブ(232)を設け、その下方の外周面にキャップ本
体との螺合部(221)(雌ネジ)を形成するものであ
る。そして、キャップ本体(100)の構造は、図2
(a)及び(b)に示すように、天板(110)の周壁
近傍内側下面にボトルとのインナーリング(122)を
垂設し、このインナーリングの近傍内側上面に先端が曲
面で外側に開く注出筒(130)を立設して周壁との間
に液垂れ防止溝(170)を形成し、この注出筒の位置
から下方へ天板を凹状に陥没させ、この凹状の天板にリ
ング状の薄肉脆弱線(111)を形成し、この薄肉脆弱
線の内側一端に先端にプルリング(113)をもつ支柱
(112)を立設し、周壁の外周面に蓋部との螺合部
(121)(雄ネジ)を形成し、周壁下端の外周に薄肉
脆弱線(101)を介してボトルとの咬合部(141)
を下端内周面にもつ咬合筒(140)を接続し、薄肉脆
弱線(101)の引き裂き開始位置から咬合筒下端に達
する薄肉脆弱線(102)を形成し、これら2本の薄肉
脆弱線(101と102)が交叉する引き裂き開始位置
の咬合筒の上方外面に先端が引き裂き方向とは逆の周方
向へ伸びる柄部(151)をもつ取外し用つまみ(15
0)を設け、咬合筒の外周面の取外し用つまみの柄部の
近傍位置に複数個の絡み防止突起(160,160)を
設け、且つ、咬合筒の取外し用つまみの取り付け内周面
に上端から下端にわたる無理抜き用縦溝(103)を設
けるものである。
【0014】上述した二つの本実施形態のプラスチック
キャップは、製造時に金型からの抜けが良好であり、内
容物充填ライン上で380本/分の高速充填が可能であ
り、通常の流通過程においては、蓋部上の荷重により薄
肉脆弱線が切断することは無かった。なお、本実施形態
のプラスチックキャップを口頸部に打栓方式で取り付け
たボトルは、内容物を使用後、咬合筒に突設する取外し
用つまみを引っ張ることにより、2本の薄肉脆弱線が切
断されて、キャップをボトルから容易に取り外すことが
できた。
キャップは、製造時に金型からの抜けが良好であり、内
容物充填ライン上で380本/分の高速充填が可能であ
り、通常の流通過程においては、蓋部上の荷重により薄
肉脆弱線が切断することは無かった。なお、本実施形態
のプラスチックキャップを口頸部に打栓方式で取り付け
たボトルは、内容物を使用後、咬合筒に突設する取外し
用つまみを引っ張ることにより、2本の薄肉脆弱線が切
断されて、キャップをボトルから容易に取り外すことが
できた。
【0015】
【発明の効果】本発明の分別回収し易いプラスチックキ
ャップは、キャップ本体と別体の蓋部とからなり、それ
ぞれの材質を変えることができ、店頭での商品の展示効
果が向上させることができ、また、注出方向の方向性が
ないなど、使用時の使用し易さを改善させることができ
る。
ャップは、キャップ本体と別体の蓋部とからなり、それ
ぞれの材質を変えることができ、店頭での商品の展示効
果が向上させることができ、また、注出方向の方向性が
ないなど、使用時の使用し易さを改善させることができ
る。
【0016】また、本発明のプラスチックキャップは、
取外し用つまみの近傍位置に絡み防止突起が設けられて
おり、高速充填ライン上でキャップの絡み合いがなく、
高速充填が可能である。
取外し用つまみの近傍位置に絡み防止突起が設けられて
おり、高速充填ライン上でキャップの絡み合いがなく、
高速充填が可能である。
【0017】また、本発明のプラスチックキャップは、
蓋部の周壁の上方内周面に天板下面からキャップ本体の
周壁上端面に当接する耐荷重リング又は耐荷重リブが設
けられており、流通過程での蓋部上の荷重などによっ
て、薄肉脆弱線が切断することがない。
蓋部の周壁の上方内周面に天板下面からキャップ本体の
周壁上端面に当接する耐荷重リング又は耐荷重リブが設
けられており、流通過程での蓋部上の荷重などによっ
て、薄肉脆弱線が切断することがない。
【0018】また、本発明のプラスチックキャップは、
咬合筒の取外し用つまみの取り付け内周面に上端から下
端にわたる無理抜き用縦溝が設けられており、製造時に
製品の金型内から抜けが良好である。
咬合筒の取外し用つまみの取り付け内周面に上端から下
端にわたる無理抜き用縦溝が設けられており、製造時に
製品の金型内から抜けが良好である。
【図1】(a)は、本発明のプラスチックキャップの一
実施形態の断面図であり、(b)は、そのキャップ本体
の底面図である。
実施形態の断面図であり、(b)は、そのキャップ本体
の底面図である。
【図2】(a)は、本発明のプラスチックキャップの他
の一実施形態の断面図であり、(b)は、そのキャップ
本体の底面図である。
の一実施形態の断面図であり、(b)は、そのキャップ
本体の底面図である。
10……プラスチックキャップ 100……キャップ本体 101,102,111……薄肉脆弱線 103……無理抜き用縦溝 110,210……天板 112……支柱 113……プルリング 120,220……周壁 121,221……螺合部 122,211……インナーリング 130……注出筒 140……咬合筒 141……咬合部 150……つまみ 151……柄部 160……絡み防止突起 170……液垂れ防止溝 200……蓋部 222……つば 231……耐荷重リング 232……耐荷重リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC03 DA01 DB01 DB09 DB11 DB12 DC03 EA04 EB01 EB02 EB04 EC03 FA09 FB01 GA01 GB01 GB08 GB12 GB14 GB17 KA12 KA15 LA03 LA07 LA17 LB02 LD01
Claims (2)
- 【請求項1】キャップ本体に別体の蓋部が螺合して冠着
したプラスチックキャップであって、前記蓋部の周壁の
上方内周面に天板下面から前記キャップ本体の周壁上端
面に当接する耐荷重リングを設け、前記キャップ本体の
周壁下端の外周に薄肉脆弱線を介してボトルとの咬合部
を下端内周面にもつ咬合筒を接続し、前記薄肉脆弱線の
引き裂き開始位置から咬合筒下端に達する薄肉脆弱線を
形成し、前記2本の薄肉脆弱線が交叉する引き裂き開始
位置の咬合筒の上方外面に先端が引き裂き方向とは逆の
周方向へ伸びる柄部をもつ取外し用つまみを設け、前記
咬合筒の外周面の前記取外し用つまみの柄部の近傍位置
に絡み防止突起を設け、且つ、前記咬合筒の前記取外し
用つまみの取り付け内周面に上端から下端にわたる無理
抜き用縦溝を設けたことを特徴とする分別回収し易いプ
ラスチックキャップ。 - 【請求項2】キャップ本体に別体の蓋部が螺合して冠着
したプラスチックキャップであって、前記蓋部の周壁の
上方内周面に天板下面から前記キャップ本体の周壁上端
面に当接する複数個の並列する耐荷重リブを設け、前記
キャップ本体の周壁下端の外周に薄肉脆弱線を介してボ
トルとの咬合部を下端内周面にもつ咬合筒を接続し、前
記薄肉脆弱線の引き裂き開始位置から咬合筒下端に達す
る薄肉脆弱線を形成し、前記2本の薄肉脆弱線が交叉す
る引き裂き開始位置の咬合筒の上方外面に先端が引き裂
き方向とは逆の周方向へ伸びる柄部をもつ取外し用つま
みを設け、前記咬合筒の外周面の前記取外し用つまみの
柄部の近傍位置に絡み防止突起を設け、且つ、前記咬合
筒の前記取外し用つまみの取り付け内周面に上端から下
端にわたる無理抜き用縦溝を設けたことを特徴とする分
別回収し易いプラスチックキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20014099A JP3885419B2 (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 分別回収し易いプラスチックキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20014099A JP3885419B2 (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 分別回収し易いプラスチックキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001031124A true JP2001031124A (ja) | 2001-02-06 |
JP3885419B2 JP3885419B2 (ja) | 2007-02-21 |
Family
ID=16419465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20014099A Expired - Fee Related JP3885419B2 (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 分別回収し易いプラスチックキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3885419B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101049660B1 (ko) * | 2009-01-28 | 2011-07-14 | 삼화왕관주식회사 | 힌지캡 |
-
1999
- 1999-07-14 JP JP20014099A patent/JP3885419B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101049660B1 (ko) * | 2009-01-28 | 2011-07-14 | 삼화왕관주식회사 | 힌지캡 |
Also Published As
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JP3885419B2 (ja) | 2007-02-21 |
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