JP2001030216A - 板状成形体及び二重床用板材 - Google Patents

板状成形体及び二重床用板材

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Teruhisa Inoue
照久 井上
Toshio Takahashi
利男 高橋
Shigeru Mogi
繁 茂木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】押出成形による窯業系材料の高強度という特長
を生かしながら尚且つ安価にそして廃材を極力排出しな
い製法の開発。 【解決手段】潜在水硬性物質、硬化調整剤、硬化刺激
剤、水を含有する水硬性組成物を混練してなる混練物
を、押出成形にて一次成形した成形物を、プレス成形に
て二次成形したのちに養生硬化することを特徴とする板
状成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築、建設、内装
材料として有用な板状成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に板状の建築材料として用いられる
材料には、石材、セメント系硬化体、(発泡)コンクリ
ート系硬化体、珪酸カルシウム板、木質系ボード類、木
質セメント板、石膏ボード類、スレート板、煉瓦、タイ
ル、金属板、ガラス、又は、セラミックス、及びこれら
を複合化させたものなどが挙げられる。なかでも、押出
成形による窯業系材料が、比較的安価で高強度な材料と
して内外装材、二重床材等に使用されている。しかしな
がら、押出成形材料は成形硬化した後に切断、研削等の
加工により製品とするために、加工工程の追加による設
備投資、人件費等の発生や端材の産出による歩留まりの
低減などによって製造コストが嵩んでしまう。しかも端
材はリサイクルに使用する以外は産業廃棄物として処理
せざるを得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】押出成形による窯業系
材料の高強度という特長を生かしながら尚且つ安価にそ
して廃材を極力排出しない製法の開発が切望されてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は
【0005】(1)潜在水硬性物質、硬化調整剤、硬化
刺激剤及び水を含有する水硬性組成物を混練してなる混
練物を、押出成形にて一次成形した成形体を、プレス成
形にて二次成形したのちに養生硬化することを特徴とす
る板状成形体、(2)潜在水硬性物質が高炉水砕スラグ
もしくは高炉水砕スラグとシリカヒュームの混合物であ
る上記(1)記載の板状成形体、(3)二重床用床材で
ある上記(1)又は(2)記載の板状成形体に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
潜在水硬性物質の具体例としては高炉水砕スラグ、シリ
カヒューム、徐冷スラグ、フライアッシュ、ケイ石
(粉)、もみ殻灰等が挙げられる。これらの潜在水硬性
物質は2種以上併用しても良く、高炉水砕スラグが好ま
しく、高炉水砕スラグとシリカヒュームの併用が特に好
ましい。高炉水砕スラグは、ブレーン比表面積2000
cm/g以上のものが好ましく、2500cm/g
以上のものが更に好ましく、特に3000cm/g以
上のものが好ましい。高炉水砕スラグとシリカヒューム
の併用は、押出成形時の成形性が向上する他、成形体の
機械的強度が向上するなどの効果が顕著なことから特に
好ましい。シリカヒュームの使用量は、高炉水砕スラグ
の大きさ(粒径)や種類、必要に応じて添加する他の種
々の混和材の種類や量によっても異なるが、通常、潜在
水硬性物質100重量部に対して通常2〜50重量部、
好ましくは5〜25重量部である。
【0007】硬化刺激剤としては種々のアルカリ性物質
が使用できる。用いうる硬化刺激剤の具体例としては、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等
のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸リチウム等のアルカリ金属炭酸塩、重炭酸ナト
リウム、重炭酸カリウム、重炭酸リチウム等のアルカリ
金属重炭酸塩、更に水酸化カルシウム、水酸化マグネシ
ウム等のアルカリ土類金属の水酸化物、ピロ燐酸ナトリ
ウム、ピロ燐酸カリウム、燐酸二カリウム、燐酸三カリ
ウム、燐酸三ナトリウム、(メタ)ケイ酸ナトリウム、
(メタ)ケイ酸カリウム等が挙げられる。これらの硬化
刺激剤のうち、(メタ)ケイ酸ナトリウム、アルカリ金
属水酸化物が好ましく、中でも水酸化ナトリウムが好ま
しい。又、これらの硬化刺激剤は単独で用いても良く、
2種以上併用しても良い。
【0008】硬化刺激剤の使用量は、その塩基性度(ア
ルカリ性の強さ)、潜在水硬性物質の粒径、更に必要に
応じて添加する種々の混和材(後述する任意成分)の種
類や量、及び水の量によっても異なるが、概ね潜在水硬
性物質と種々の混和材の合計量100重量部に対して
0.1〜5重量部が好ましく、特に好ましくは0.2〜
3重量部である。
【0009】硬化刺激剤の量が少なすぎると、硬化体が
充分な強度を発現しなかったり、養生硬化に長時間を要
する等、工業的に不利となる。また多すぎると硬化速度
が速くなりすぎ混練工程や成形工程での作業性が著しく
阻害されることがある。
【0010】また、用いる硬化刺激剤は固形、水溶液の
いずれでも使用できるが、固形であると混練物中に均一
に混練できない恐れがあるので、水溶液を用いることが
好ましい。
【0011】本発明で用いる硬化調整剤は、混練物の流
動性を調整する作用があり、通常、水溶性高分子が使用
される。硬化調整剤は、混練時間内に混練系に均一に且
つ迅速に溶解する必要があるので、微粒子状、微粉状も
しくは水溶液状になっていることが好ましい。
【0012】硬化調整剤の具体例として、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリルアマイ
ド、ポリ(メタ)アクリル酸及びその塩、ポリ(メタ)
アクリル酸及びその塩、アクリルアマイドと(メタ)ア
クリル酸又はそのアルカリ金属塩との共重合体;下記
(M1)から選ばれる1種以上のモノマーと下記(M
2)から選ばれる1種以上のモノマーとの共重合体で水
溶性であるポリアクリル酸系誘導体;(M1)アクリル
アマイド及び/又は(メタ)アクリル酸のアルカリ金属
塩(M2)(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル等の(メタ)アクリル酸エステル、スチレ
ン、エチレン、プロピレン等の疎水性モノマー又は、無
水マレイン酸系共重合体等のカルボン酸系共重合体、メ
ラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の塩、ナフタ
レンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物及びその塩等の
スルホン酸系誘導体、高分子量のリグニンスルホン酸塩
等が挙げられるがこれら硬化調整剤に限定されるもので
はない。また、これら硬化調整剤は単独使用だけでな
く、2種以上を併用することも出来る。
【0013】これらの硬化調整剤のうち、分子内にカル
ボキシル基及び/又はスルホキシル基及び/又はアミド
基を有するものが好ましく、ポリ(メタ)アクリル酸、
ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム、ポリ(メタ)アク
リル酸カリウム、ポリ(メタ)アクリル酸リチウム等の
ポリ(メタ)アクリル酸及びその塩やカルボキシメチル
セルロースが更に好ましく、ポリ(メタ)アクリル酸又
はその塩が特に好ましい。
【0014】また、これら硬化調整剤は特に限定される
ものではないが、組成物の混練物の成形に適した分子量
のものを選定する事が好ましく、ポリアクリル酸ナトリ
ウムを例にとると、分子量は5000以上が好ましく、
更に好ましくは50000以上、特に好ましくは100
000以上である。これら硬化調整剤は、潜在水硬性物
質が高炉水砕スラグを含む場合に好ましく用いられる。
【0015】硬化調整剤の使用量は材料の要求特性によ
って異なりるが、潜在水硬性物質100重量部に対し
て、通常0.3〜10重量部、好ましくは0.4〜7重
量部、最も好ましくは0.5〜5重量部である。硬化調
整剤の使用量が少なすぎると、添加する水量にもよる
が、混練が困難になるか、又は困難でないとしても後工
程での成形性が悪くなる傾向がある。また、硬化調整剤
の量が多すぎると養生硬化しにくくなったり、硬化した
としても硬化体の水に対する安定性が悪くなる傾向があ
る。
【0016】本発明の組成物には、更に必要に応じて種
々の混和材を使用することが出来る。混和材としては、
例えば、フェロクロムスラグ、ウォラストナイト、シリ
カ、アルミナ、タルク、硅砂、クレー、カオリン、炭酸
カルシウム、陶磁器粉砕物、チタニア、ジルコニア、砂
利等の無機混和材、リグニンスルホン酸等の分散減水
剤、グルコース等の硬化遅延剤、シランカップリング剤
のような表面処理剤、顔料等が挙げられる。
【0017】これらの混和材を用いる場合、その使用量
は、無機混和材の場合には潜在水硬性物質100重量部
に対して通常10〜300重量部、又分散減水剤、表面
処理剤、顔料等の混和材の場合には潜在水硬性物質10
0重量部に対して通常0.1〜20重量部が用いられ
る。
【0018】また、成形物が硬化するまでの保形性を向
上させる等の目的で、繊維状物質や微粒子骨材を組成物
に添加することが出来る。用いうる繊維状物質の具体例
としては、ビニロン、パルプ、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、カーボンファイバー、アラミドファイバー、等
の長さ1〜20mm程度の短繊維状物質を挙げることが
出来る。繊維状物質の使用量は潜在水硬性物質100重
量部に対して0.1〜10重量部が好ましい。また、微
粒子骨材としてはウォラストナイト、珪砂、フェロクロ
ムスラグ粉、陶磁器粉砕品、レンガ粉砕品、抗火石を挙
げることが出来る。これら微粒子骨材は、一般的に10
00μm以下、好ましくは500μm以下、より好まし
くは300μm以下で20μm以上の平均粒径を有する
ものを用いる。 微粒子骨材の使用量は、潜在水硬性物
質100重量部に対して通常10〜200重量部であ
る。
【0019】本発明で用いる水は通常の工業水を使用出
来るが、水道水、井戸水等の水も使用可能である。水の
使用量は、使用する硬化刺激剤の種類と量及び硬化調整
剤の種類と量並びに任意成分として用いるシリカヒュー
ムの種類と量、及び繊維状物質や微粒子骨材等の種類と
量によって異なり、混練物が良好な混練性を示す様に決
めなければならないが、概ね潜在水硬性物質100重量
部に対して8〜60重量部、好ましくは10〜45重量
部、より好ましくは12〜35重量部である。
【0020】次に組成物を混練、成形する方法について
述べる。先ず、潜在水硬性物質、硬化調整剤、必要によ
り種々の混和材をオムニミキサー(千代田技研工業製)
の様な揺動型ミキサー、アイリッヒミキサーやプラネタ
リーミキサーに入れて粉体混合する。
【0021】次いでこの混合物に硬化刺激剤と所定量の
水、又は硬化刺激剤を水に溶解した水溶液を所定量添加
し、更に混合(粗混練)を行う。次いで粗混練物を更に
強い剪断力を与える事の出来る機器、例えばロールニー
ダー、バンバリーミキサー、湿式バンバリーミキサー、
ミキシングロール、バッグミル、加圧ニーダー、スクリ
ュー押出し機、ニーダールーダー型ミキサー、等を用い
て充分な混練を行い混練物を得る。
【0022】このようにして得られた混練物を押出成形
により一次成形する。押出成形に関しては、特に減圧下
で成形できる方法、例えば真空押出成形機(三上工業
製)等を使用すると養生硬化後により高い強度を発現
し、更に強度にばらつきの少ない成形物が得られること
から好ましい。
【0023】こうして得られた混練物を押出成形により
一次成形し成形物を得る。次いでこれをプレス成形によ
り二次成形する。押出成形で得られる成形物は一般に板
状に連続して押し出されたものであるため、所定の長さ
に切断した後プレス成形を行う。プレス成形は通常の油
圧プレスでも良く、押出成形と同様減圧下で成形できる
真空式の機械を用いることも出来る。
【0024】押出成形及びプレス成形してなる成形物を
養生硬化させ本発明の板状成形体を得ることができる。
養生硬化は、少なくとも成形物の水分が蒸発しない高湿
度雰囲気下で行うことが好ましい。一般的には相対湿度
80%以上、好ましくは90%以上、更に好ましくは1
00%の雰囲気下で養生硬化を行う。また、この様な高
湿度雰囲気下において更に、水分を通さない容器や袋等
に成形物を入れたり、プラスチック板やプラスチックフ
ィルム、金属板に成形物を挟む方法等、成形物中の水分
の蒸発が防止出来る様な方法で養生を行っても良い。ま
た、養生初期の成形物を水に浸漬して水中で養生を行う
ことも出来る。養生硬化温度としては一般的には、10
〜100℃である。また、水蒸気を用いて100℃以上
の温度でオートクレーブ処理を行っても良い。
【0025】養生硬化の時間は、使用する硬化刺激剤の
種類と量、及び温度、相対湿度等の養生硬化条件によっ
て大きく左右されるが、概ね半日〜7日間である。
【0026】このようにして得られた成形体は、押出成
形することにより高強度を発現し、且つプレス成形する
ことにより切断、研削等の加工成形工程を省略できるた
め、加工による端材をなくし製造コストを下げることが
出来る。
【0027】本発明の板状成形体は、切断、研削、塗装
等の加工や装飾を施さなくとも建築材料として使用可能
であるが、二重床用床材のように安全上崩壊脱落しては
ならない部位に使用する場合には、脱落防止のための補
強材を一体化することが出来る。
【0028】補強材と一体化する場合、成形体の少なく
とも片側一面に補強材として金属板を接着する。上方か
らの載荷荷重及びそれに伴い発生する成形体の引張応力
を考慮して、成形体の金属板と一体化させる面は使用状
態における下面(裏面)が好ましい。使用する金属板と
しては、通常0.2〜0.6mmの厚みのものを用い
る。また、金属板の種類として鋼板、ガルバリウム鋼
板、ステンレス板、トタン板等が挙げられ、鋼板が安価
であり強度もあるので好ましい。
【0029】成形体の少なくとも一面に金属板を接着す
るための接着剤は、市販のエポキシ系、ウレタン系、エ
ポキシ・ウレタン系等が使用出来る。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されない。
【0031】実施例1 撹拌装置の付いた混合機(アイリッヒ社製)にブレーン
比表面積4000cm /gの高炉水砕スラグ90重量
部、シリカヒューム10重量部、硬化調整剤としてポリ
アクリル酸ナトリウム3重量部、混和剤として珪砂20
重量部を入れて90秒間撹拌混合した。続いて硬化刺激
剤として水酸化ナトリウム2.6重量部と水37重量部
とからなるアルカリ刺激剤水溶液を添加し、更に30秒
間撹拌混合した。次いでこれらの撹拌混合によって得ら
れた組成物をロールニーダ型の混練機に入れて7分間混
練し粘土状の混練物を得た。次に、この混練物を真空押
出成形機で30mmHgの減圧下で押出成形を行い、厚
さ20mm、幅520mmの一様断面板状成形物を得
た。成形後間もなくこの任意長さの成形物を520mm
の長さに定尺切断し、更に500mm角に定型切断し
た。続いて定型切断された成形物を底面寸法が500m
m×500mmの箱形金型に入れプレス成形機にて加圧
成形した。得られた成形物を70℃の飽和蒸気圧の雰囲
気下で24時間養生硬化させ、本発明の成形体を得た。
【0032】更に、この成形体の片側一面にウレタン系
接着剤で500mm×500mm×0.4mmの鋼板を
貼り合わせ、本発明の二重床用床材を得た。得られた床
材についてJIS A−1450に従い二重床用床材と
しての荷重試験を行った。結果を表1に示す。
【0033】表1 4点支持中央載荷試験結果 300kg荷重時撓み 2.0mm 終局荷重 1455kg 辺荷重試験結果 300kg荷重時撓み 2.1mm 終局荷重 766kg
【0034】
【発明の効果】本発明の成形体は高強度を有し、設計の
自由度が高いことから、建築、建設、景観材料等の広範
囲な分野で用いることが出来る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4G012 MA01 PA04 PB03 PB04 PB31 4G054 AA01 AC00 BA02 BD03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜在水硬性物質、硬化調整剤、硬化刺激剤
    及び水を含有する水硬性組成物を混練してなる混練物
    を、押出成形にて一次成形した成形物を、プレス成形に
    て二次成形したのちに養生硬化することを特徴とする板
    状成形体。
  2. 【請求項2】潜在水硬性物質が高炉水砕スラグもしくは
    高炉水砕スラグとシリカヒュームの混合物である請求項
    1記載の板状成形体。
  3. 【請求項3】二重床用床材である請求項1又は2記載の
    板状成形体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2093033A3 (en) * 2008-02-08 2011-04-20 Pescale S.p.A. Method for treating catalyzed hydraulic mixtures containing industrial slags and aggregates for making non polluting articles and the articles made thereby
EP2093034A3 (en) * 2008-02-08 2011-04-27 Pescale S.p.A. Method for treating catalyzed hydraulic mixtures for making non polluting articles and the articles made thereby

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2093033A3 (en) * 2008-02-08 2011-04-20 Pescale S.p.A. Method for treating catalyzed hydraulic mixtures containing industrial slags and aggregates for making non polluting articles and the articles made thereby
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