JPH10120456A - 水硬性組成物及び硬化体 - Google Patents

水硬性組成物及び硬化体

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JPH10120456A
JPH10120456A JP8297026A JP29702696A JPH10120456A JP H10120456 A JPH10120456 A JP H10120456A JP 8297026 A JP8297026 A JP 8297026A JP 29702696 A JP29702696 A JP 29702696A JP H10120456 A JPH10120456 A JP H10120456A
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知恵子 矢作
Shigeo Hayashimoto
成生 林本
Kazuyuki Murata
和幸 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不燃性に優れた水硬性組成物及びその硬化体を
得ること。 【解決手段】高炉水砕スラグ、超微粉状物質、水溶性高
分子、硬化刺激剤、骨材、有機繊維および水を含有する
水硬性組成物であって、高炉水砕スラグと超微粉状物質
の合計重量100重量部に対して有機繊維を3重量部〜
10重量部含み、組成物中の水の含有割合が18〜23
重量%である水硬性組成物およびこれを養生硬化させて
得られる硬化体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不燃性に優れた水
硬性組成物及びその硬化体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている、高炉水砕スラ
グ、超微粉状物質、水溶性高分子、硬化刺激剤、骨材、
天然繊維及び水等を含有する水硬性組成物の硬化体は、
基本的には建設省告示第1828号の基材試験に合格す
る不燃材料である。
【0003】しかしながら、材料の釘打ち性や靭性を向
上させるために、ポリプロピレン繊維、ビニロン繊維な
どを添加して補強した場合、これらの繊維は発熱量が大
きいため、繊維を添加した硬化体の基材試験温度が合格
温度上限50℃を越え不合格になるといった問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、寸法安定
性、耐水性、強度等に優れ、なおかつ釘打ち性、靭性の
向上のためにポリプロピレン繊維、ビニロン繊維などを
添加しても不燃性が保持できる、不燃性に優れた、高炉
水砕スラグ、超微粉状物質、水溶性高分子、硬化刺激
剤、骨材、天然繊維及び水を含有する水硬性組成物及び
その硬化体を得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成す
るに至った。すなわち本発明は、
【0006】(1)高炉水砕スラグ、超微粉状物質、水
溶性高分子、硬化刺激剤、骨材、天然繊維および水を含
有する水硬性組成物であって、高炉水砕スラグと超微粉
状物質の合計重量100重量部に対して天然繊維を3重
量部〜10重量部含み、組成物中の水の含有割合が18
〜23重量%である水硬性組成物、(2)天然繊維がパ
ルプである上記(1)記載の水硬性組成物、(3)上記
(1)または(2)記載の水硬性組成物を混合、混練
し、必要により成形した後養生硬化してなる硬化体に関
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明における高炉水砕スラグは、その比表面積が通常
2,000cm2 /g以上、好ましくは3,000cm
2 /g以上、更に好ましくは4,000cm2/g以上
のものが用いられる。
【0008】本発明における超微粉状物質は、その平均
粒径が1μm以下、好ましくは0.05〜1μmのもの
を用いる。本発明で用いうる超微粉状物質の具体例とし
てはシリカフューム、フライアッシュ、珪石粉、クレ
ー、メタカオリン、カオリン、タルク、炭酸カルシウ
ム、陶磁器粉砕粉、チタニア、アルミナ、ジルコニア、
アエロジル等が挙げられるが、混練後の水硬性組成物の
成形性、及び最終的に得られる材料の力学的物性を考慮
するとシリカフュームが好ましい。超微粉状物質の使用
量は、使用する高炉水砕スラグの比表面積や骨材の種類
と量等によって異なるが、概ね高炉水砕スラグと超微粉
状物質の合計量100重量部のうち3〜50重量部、好
ましくは5〜30重量部、より好ましくは7〜20重量
部を占める量を用いる。
【0009】本発明で用いうる水溶性高分子の具体例と
してはヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の
セルロース誘導体、ポリアクリルアマイド、ポリ(メ
タ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸のアルカリ金
属塩、アクリルアミドとポリ(メタ)アクリル酸の金属
塩との共重合体、アクリル酸とマレイン酸の共重合体の
金属塩等が挙げられるが、水溶性高分子であればこれら
に限定されない。
【0010】これら水溶性高分子の中では、ポリ(メ
タ)アクリル酸ナトリウム、ポリ(メタ)アクリル酸カ
リウム、ポリ(メタ)アクリル酸リチウム等のポリ(メ
タ)アクリル酸塩やカルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース誘導体
が好ましく、特にポリアクリル酸ナトリウムが好まし
い。また、これらの水溶性高分子は単独使用だけではな
く、2種以上を併用することもできる。
【0011】これら水溶性高分子は水硬性組成物の成形
方法により適当な分子量のものを選定することが好まし
く、特に限定されるものではないが、ポリアクリル酸ナ
トリウムを例にとると、押出成形を行う場合は分子量が
通常100,000以上、好ましくは500,000以
上のものを用いる。また、流込み成形を行う場合、水溶
性高分子の分子量は、ポリアクリル酸ナトリウムを例に
とると、通常1,000〜100,000、好ましくは
5,000〜5,0000のものが用いられる。分子量
分布は単一分子量分布のものでも、低分子量のものから
高分子量のものまで幅広い分布を持つものでも良い。
【0012】これらの水溶性高分子は、水硬性組成物を
混練するときに均一に水硬性組成物中に混練されること
が好ましく、細かく粉砕したパウダー状、ビーズ状のも
のまたは必要により水溶液としたものを用いることが好
ましい。水溶性高分子の使用量は、本発明の硬化体が要
求される特性や水硬性組成物の成形方法によって異なる
が高炉水砕スラグと超微粉状物質の合計量100重量部
に対して、通常0.3〜20重量部、好ましくは0.5
〜7重量部、より好ましくは1.0〜5重量部である。
【0013】本発明で用いる硬化刺激剤としては、種々
のアルカリ性物質が使用できる。硬化刺激剤の用いうる
具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化リチウム等のアルカリ金属の水酸化物、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩、水酸
化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金
属の水酸化物、(メタ)珪酸ナトリウム、(メタ)珪酸
カリウム、(オルソ)珪酸ナトリウム、水ガラス等の珪
酸塩が挙げられるが、公知の硬化刺激剤であればこれら
に特に限定されない。これらの硬化刺激剤の中でアルカ
リ金属の水酸化物が好ましく、水酸化ナトリウムの使用
が特に好ましい。これらの硬化刺激剤は1種類でも2種
類以上を併用しても良い。
【0014】これら硬化刺激剤の使用量は、高炉水砕ス
ラグの比表面積、超微粉状物質の種類と量、骨材の種類
と量、及びこれらを混合、混練するのに必要な水量によ
って異なるが、概ね高炉水砕スラグと超微粉状物質の合
計量100重量部に対して、0.1〜10重量部であ
り、好ましくは0.5〜5重量部である。硬化刺激剤
は、そのまま用いても良いが、水溶液として用いるほう
が好ましい。
【0015】本発明で用いうる骨材の具体例としては
砂、珪砂、珪石粉、パーライト、中空微小球のセラミッ
クフィラー、フライアッシュバルーン等が挙げられる。
これらの骨材は1種類でも2種類以上を併用しても良
い。
【0016】骨材の使用量は特に限定されないが高炉水
砕スラグと超微粉状物質の合計量100重量部に対し
て、通常2〜300重量部、好ましくは5〜100重量
部である。
【0017】本発明で用いる水としては、通常の工業用
水が使用でき、上水、井戸水、イオン交換水等でも良
く、特に限定されない。水の使用量は、高炉水砕スラグ
の粒径、超微粉状物質の添加量、骨材の種類と粒度及び
量、天然繊維の量、必要に応じて用いる無機充填材及び
混和剤の種類と量、及び所望の混合、混練状態によって
異なるが、水硬性組成物中の含有割合として18〜23
重量%である。使用量が18重量%より少ないと混練が
困難になる、水硬性組成物の硬化体が緻密になりすぎて
釘打ちが困難になる等の問題が生じる。また使用量が2
3重量%より多いと成形時の保形性が悪い、強度が低下
する、耐水性が悪くなる等の問題が生じる。
【0018】本発明に用いうる天然繊維の具体例として
は、バージンパルプ、再生パルプ等のパルプ、麻、綿等
の天然繊維が挙げられ、パルプが好ましい。天然繊維の
使用量は高炉水砕スラグと超微粉状物質の合計量100
重量部に対して3〜10重量部、好ましくは4〜7重量
部である。天然繊維の使用量が3重量部より少ないと釘
打ち性が悪い、乾燥速度が遅い、加工性が悪い、靭性に
欠ける、基材試験において試験体が爆裂する等の問題が
生じる。また使用量が10重量部より多いと寸法環境変
化に伴う寸法や重量の変化が大きくなる、耐水性が悪く
なる等の問題が生じる。
【0019】本発明の水硬性組成物には、釘打ち性、靭
性の向上を目的として合成繊維を含有せしめることがで
きる。用いうる合成繊維の具体例として、ナイロン、ビ
ニロン、ポリプロピレン、ポリエステル、アクリル、ア
ラミド等が挙げられるが、通常建築材料中に用いられて
いる合成繊維であれば特に限定されない。繊維長は特に
限定されないが通常12mm以下のものを用いる。合成
繊維の使用量は、高炉水砕スラグと超微粉状物質の合計
量100重量部に対して通常0.1〜10重量部、好ま
しくは0.2〜5重量部である。これらは1種類でも2
種類以上併用してもよい。
【0020】本発明の水硬性組成物には、更に必要に応
じて種々の混和剤を含有せしめることができる。用いう
る混和剤の具体例としては、粉砕された徐冷スラグ、フ
ェロクロムスラグ、ウォラストナイト、シリカ、アルミ
ナ、フライアッシュ、パーライト、タルク、珪砂、珪石
粉、クレー、カオリン、炭酸カルシウム、陶磁器粉砕
物、チタニア、ジルコニア、マイカ、砂利等の無機充填
材、カーボン繊維、ガラス繊維、スチール繊維等の無機
繊維、木片、発泡スチロール等の軽量化材、砂糖、グル
コース等の硬化遅延剤、(高性能)減水剤、シランカッ
プリング剤、表面処理剤、顔料等が挙げられる。
【0021】これらの混和剤は、無機充填材の場合には
高炉水砕スラグと超微粉状物質の合計量100重量部に
対して通常10〜300重量部が、又無機繊維、減水
剤、軽量化材剤、硬化遅延剤、表面処理剤、顔料等の場
合には同様に0.1〜30重量部が必要に応じて用いら
れる。
【0022】次に、本発明の水硬性組成物の製造方法に
関して述べる。例えばまず、高炉水砕スラグと超微粉状
物質、骨材、天然繊維及び水溶性高分子等をミキサーに
入れ、粉体混合しておく。次に、所定量の硬化刺激剤を
含む水溶液をミキサーに添加し混合撹拌することによ
り、本発明の水硬性組成物が得られる。通常このように
して本発明の水硬性組成物が得られるが、必要に応じて
合成繊維や混和剤を添加、混合する場合には、前述の粉
体混合の際にそれらを添加する。
【0023】こうして得られた本発明の水硬性組成物を
必要により流込み成形、プレス成形あるいは押出成形法
等を用いて所望の形状に成形した成形体を養生硬化させ
ることにより、本発明の硬化体を得ることができる。養
生硬化は、通常室温から200℃までいずれの温度でも
良いが、湿潤状態を保った状態がより好ましい。特に養
生硬化の初期においては、成形体を飽和水蒸気下にお
く、あるいは成形体をビニールで覆う等の手段によって
乾燥しないようにするのが好ましい。養生時間は、養生
温度が高いほど十分に硬化するまでの養生時間は短くて
すむ傾向があり、特に制限されないが、通常4時間から
28日程度である。また、水中養生、蒸気養生あるいは
加圧下でのオートクレーブ養生でも良いが簡便にしかも
短時間に高強度の硬化体を得るには60〜90℃で6〜
24時間の蒸気養生で十分である。
【0024】
【実施例】次に、本発明を更に詳細に実施例で説明する
が、本発明はこれに限定されない。
【0025】実施例1 ブレーン比表面積4,000cm2 /gの高炉水砕スラ
グ90重量部、シリカフューム10重量部、パーライト
20重量部、珪砂80重量部、重量平均分子量150万
のポリアクリル酸ナトリウム2重量部、パルプ6重量部
を仕込みミキサーにて混合した後、水47重量部に水酸
化ナトリウム3重量部を溶解させた水溶液を添加し更に
混合した。混合物をニーダールーダー型混練機に移し、
約5分間混練し、本発明の水硬性組成物を得た。
【0026】次いで、前記で得られた水硬性組成物を真
空押出機によって約20mmHgの減圧下で厚さ10mm、幅
100mm、長さ600mmの板状物に成形した後、9
0℃、相対湿度98%のもとで24時間養生硬化させ
た。こうして得られた硬化体を80℃の乾燥器中で3日
乾燥したところ比重1.7の本発明の硬化体が得られ
た。この板状硬化体を押出方向に長く幅30mm、長さ
180mmに切り出して試験片を作成し、万能引張試験
機(テンシロン:(株)オリエンテック製)を用いて2
点支持1点載荷曲げ強度試験をスパン間150mm、載
荷速度0.5mm/分で行ったところ、曲げ強度が25
0kgf/cm2 、曲げ弾性率が1.5×105kgf
/cm2 であった。
【0027】また、この板状硬化体をたて40mm×よ
こ40mmに切り出して、105℃の乾燥器中で3日間
乾燥し、これを5枚重ね合わせて基材試験試験体を作成
し、建設省告示第1828号の基材試験を行ったところ
温度上昇は30℃以下(合格)であった。さらに得られ
た硬化体は耐水性に優れ、寸法安定性も良好であった。
【0028】実施例2 ポリプロピレン繊維2重量部を添加し、水の量を48重
量部にした以外は実施例1と同様な操作を行うことによ
って比重1.7、曲げ強度280kgf/cm2 、曲げ
弾性率1.6×105kgf/cm2 の板状硬化体(本
発明の硬化体)を得た。
【0029】この硬化体を実施例1と同様に基材試験を
行ったところ温度上昇は45℃以下であり合格であっ
た。
【0030】実施例3 ブレーン比表面積4,000cm2 /gの高炉水砕スラ
グ90重量部、シリカフューム10重量部、パーライト
20重量部、中空微小球セラミックフィラー20重量
部、珪砂20重量部、重量平均分子量150万のポリア
クリル酸ナトリウム2重量部、パルプ7重量部、ビニロ
ン繊維2重量部を仕込みミキサーにて混合した後、水5
0重量部に水酸化ナトリウム4重量部を溶解させた水溶
液を添加し更に混合した。混合物をニーダールーダー型
混練機に移し、約5分間混練し、本発明の水硬性組成物
を得た。この水硬性組成物を実施例1と同様に成形、養
生硬化後、80℃で2日間乾燥させ、比重1.3、曲げ
強度150kgf/cm2 、曲げ弾性率1.0×105
kgf/cm2 の板状硬化体(本発明の硬化体)を得
た。
【0031】この硬化体を実施例1と同様に基材試験を
行ったところ温度上昇は40℃以下であり合格であっ
た。さらに得られた硬化体は、鋸引き、釘打ち、ねじ込
み、いずれも可能であった。
【0032】
【発明の効果】本発明の水硬性組成物は、寸法安定性、
耐水性、強度、靭性、釘打ち性等の諸物性を損なうこと
なく不燃性を向上せしめた材料(硬化体)を与えること
ができ、床材、壁材等の建築材料として極めて有用であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高炉水砕スラグ、超微粉状物質、水溶性高
    分子、硬化刺激剤、骨材、天然繊維および水を含有する
    水硬性組成物であって、高炉水砕スラグと超微粉状物質
    の合計重量100重量部に対して天然繊維を3重量部〜
    10重量部含み、組成物中の水の含有割合が18〜23
    重量%である水硬性組成物。
  2. 【請求項2】天然繊維がパルプである請求項1記載の水
    硬性組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の水硬性組成物を混
    合、混練し、必要により成形した後養生硬化してなる硬
    化体。
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