JP2001030011A - ダイ、パンチ、折り曲げ角度検出方法および折り曲げ加工機 - Google Patents

ダイ、パンチ、折り曲げ角度検出方法および折り曲げ加工機

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JP2001030011A
JP2001030011A JP11203434A JP20343499A JP2001030011A JP 2001030011 A JP2001030011 A JP 2001030011A JP 11203434 A JP11203434 A JP 11203434A JP 20343499 A JP20343499 A JP 20343499A JP 2001030011 A JP2001030011 A JP 2001030011A
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work
bending
die
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laser
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Katsumi Koyama
勝巳 小山
Tetsuya Anzai
哲也 安西
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/006Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves combined with measuring of bends

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に非接触式で折り曲げ時の折り曲げ角度を
正確に検出すると共に、通り曲げ精度を良好にしたダ
イ、パンチ、折り曲げ角度検出方法および折り曲げ加工
機を提供することにある。 【解決手段】 板状のワークWの折り曲げ加工を行うた
めのダイ溝DVを備えたダイDと、ワークWを上記ダイ
溝DVへ押圧するために上記ダイDに対して接近離反す
る方向へ相対的に移動自在のパンチPとを備えた折り曲
げ加工機1において、レーザ測長器41から発振された
レーザ光LBを複数に分割してワークWの折り曲げ部付
近へ反射するハーフミラー39を、前記パンチP又はダ
イDの少なくとも一方に設け、前記レーザ測長器41か
らワークWの複数箇所のレーザ照射点までの距離に基づ
いてワークWの両側面の傾斜角を演算し、かつこの演算
した各傾斜角に基づいてワークWの折り曲げ角度を演算
する演算手段57とを備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板状のワークに
折り曲げ加工を行うダイ、パンチ、折り曲げ角度検出方
法および折り曲げ加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折り曲げ加工機としてのプレスブ
レーキにおいて、板状のワークに折り曲げ加工を行った
ときにワークの折り曲げ角度を検出する折り曲げ角度検
出装置としては、たとえば図15に示されているよう
に、ダイDの図15において右側面にブラケット101
が取り付けられ、このブラケット101の先端にはレー
ザ測長器103が設けられている。そして、パンチPと
ダイDとの協動でワークWに折り曲げ加工を行った際、
折り曲げられたワークWの側面に前記レーザ測長器10
3からレーザ光LBを照射してレーザ測長器103から
ワークWの側面までの距離を基にして角度θ1 を測定
し、この角度θ1 からθ2 =90−θ1 の式より演算
し、さらにθ=2θ2 でもって曲げ角度θを求めてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図16に示
されているように、ダイDの肩部の摩擦抵抗や、図17
(A)、(B)に示されているように、パンチPとダイ
Dの傾きなどにより、図18(A)、(B)に示されて
いるように、フロント側とリア側の曲げ角度が異なる。
したがって、片側の測定では誤差が大きく、正確な曲げ
角度を検出することが出来ないという問題があった。
【0004】また、複数箇所の測定ではフロント側又は
リア側にY軸移動手段を曲げ部の近傍に設ける必要があ
り、作業性の面で問題があった。
【0005】この発明の目的は、特に非接触式で折り曲
げ時の折り曲げ角度を正確に検出すると共に、通り曲げ
精度を良好にしたダイ、パンチ、折り曲げ角度検出方法
および折り曲げ加工機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のダイは、板状のワークの折
り曲げ加工を行うためのダイ溝を備えたダイにおいて、
上記ダイ溝の長手方向に対して直交する方向のスリット
又は穴を上記ダイ溝に連通して設け、上記スリット又は
穴の底部付近に、レーザ測長器から発振されるレーザ光
を前記ダイ溝方向へ反射するハーフミラーを傾斜して設
けてなることを特徴とするものである。
【0007】したがって、レーザ測長器から発振される
レーザ光が、ダイ溝の長手方向に対して直交する方向に
ダイ溝に連通して設けたスリット又は穴の底部付近に傾
斜して設けられているハーフミラーで反射されてワーク
の両側面へ照射される。そして、ワークの両側面とレー
ザ測長器までの距離が検出されることにより、たとえば
折り曲げ時の折り曲げ角度が正確に検出される。
【0008】請求項2によるこの発明のパンチは、板状
のワークの折り曲げ加工を行うための先端頂部を備えた
パンチにおいて、上記先端頂部の長手方向に対して直交
する方向のスリット又は穴を前記パンチに設け、レーザ
測長器から発振されるレーザ光を前記スリット又は穴か
ら前記先端頂部によって折り曲げられているワークの折
り曲げ部側へ反射するハーフミラーを傾斜して設けてな
ることを特徴とするものである。
【0009】したがって、レーザ測長器から発振される
レーザ光が、パンチの先端頂部の長手方向に対して直交
する方向にパンチに設けたスリット又は穴にハーフミラ
ーが傾斜して設けられているハーフミラーで反射されて
ワークの両側面へ照射される。そして、ワークの両側面
とレーザ測長器までの距離が検出されることにより、た
とえば折り曲げ時の折り曲げ角度が正確に検出される。
【0010】請求項3方法によるこの発明の折り曲げ角
度検出方法は、板状のワークの折り曲げ加工を行うため
のダイ溝を備えたダイの上記ダイ溝へパンチによってワ
ークを押圧して上記ワークをV字形状に折り曲げ加工時
に、レーザ測長器から発振されたレーザ光を複数に分割
してワークの折り曲げ部の複数箇所に照射し、前記レー
ザ測長器から複数箇所のレーザ照射点までの距離を検出
し、この検出された各距離に基づいて前記ワークの両側
面の傾斜角を演算し、この演算された両側面の傾斜角に
基づいてワークの折り曲げ角度を求めることを特徴とす
るものである。
【0011】したがって、ダイ上に板状のワークを載置
せしめ、パンチとダイとの協動でワークを押圧して折り
曲げ加工が行われる。この折り曲げ加工時に、前記ダイ
溝の両肩部付近においてワークの傾斜した両側面の複数
箇所にレーザ測長器からレーザ光が照射されてレーザ測
長器から複数箇所のレーザ照射点までの距離が検出され
る。この検出された複数の検出距離に基づいて前記ワー
クの両側面の傾斜角が演算され、この両側面の傾斜角に
基づいてワークの折り曲げ角度が正確に求められる。そ
の結果、良好な通り曲げ精度が得られる。
【0012】請求項4によるこの発明の折り曲げ加工機
は、板状のワークの折り曲げ加工を行うためのダイ溝を
備えたダイと、ワークを上記ダイ溝へ押圧するために上
記ダイに対して接近離反する方向へ相対的に移動自在の
パンチとを備えた折り曲げ加工機において、レーザ測長
器から発振されたレーザ光を複数に分割してワークの折
り曲げ部付近へ反射するハーフミラーを、前記パンチ又
はダイの少なくとも一方に設け、前記レーザ測長器から
ワークの複数箇所のレーザ照射点までの距離に基づいて
ワークの両側面の傾斜角を演算し、かつこの演算した各
傾斜角に基づいてワークの折り曲げ角度を演算する演算
手段とを備えてなることを特徴とするものである。
【0013】したがって、ダイ上に板状のワークを載置
せしめ、パンチとダイとの協動でワークを押圧して折り
曲げ加工が行われる。この折り曲げ加工時に、前記ダイ
溝の両肩部付近においてワークの傾斜した両側面の複数
箇所にレーザ測長器からレーザ光が照射されて複数箇所
のレーザ照射点までの距離が検出される。この検出され
た複数の検出距離に基づいて前記ワークの両側面の傾斜
角が演算手段で演算され、この演算手段で演算された両
側面の傾斜角に基づいてワークの折り曲げ角度が正確に
求められる。その結果、良好な通り曲げ精度が得られ
る。
【0014】請求項5によるこの発明の折り曲げ角度検
出装置は、請求項4記載の折り曲げ加工機において、前
記レーザ測長器をパンチの相対的な移動方向と平行な方
向へ移動自在に設けると共に、上記レーザ測長器を所定
位置に位置決め自在の位置決め手段又はレーザ測長器を
検出する位置検出手段を設けてなることを特徴とするも
のである。
【0015】したがって、前記レーザ測長器がパンチの
相対的な移動方向と平行な方向へ移動自在に設けられて
いると共に、上記レーザ測長器が所定位置に位置決め自
在の位置決め手段又はレーザ測長器を検出する位置検出
手段が設けられているので、レーザ測長器が所定位置に
簡単かつ正確に位置決めされ、正確に折り曲げ角度が検
出される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1、図2および図3を参照するに、折り
曲げ加工機としてのプレスブレーキ1は、立設されたサ
イドフレーム3L、3Rを備えており、このサイドフレ
ーム3L、3Rのほぼ中央部には切欠きGを有してい
る。また、前記サイドフレーム3L、3Rの上部前方に
は、下端部に複数の中間板5を介してパンチPを装着す
るラムとしての上部テーブル7が上下動自在に設けられ
ている。
【0018】前記サイドフレーム3L、3Rの上部前面
には、前記上部テーブル7を上下移動させるラム駆動手
段である左右のボールネジユニット9L、9Rが設けら
れている。このボールネジユニット9L、9Rでは、駆
動モータ11により図示省略のボールネジを回転駆動し
て上部テーブル7を上下動させる。
【0019】一方、前記サイドフレーム3L、3Rの下
部前面には、前後(図2、図3において左右)の支持板
13F、13Rが設けられており、上端部にダイDを装
着する下部テーブル15が前後の支持板13F、13R
の上部に挟まれている。また、下部テーブル15の左右
両端は、前記支持板13F、13Rと一体的に貫通して
サイドフレーム3L、3Rに固定される支点ピン17
L、17Rにより支持されている。
【0020】したがって、下部テーブル15における左
右両端部は支点ピン17L、17Rによりサイドフレー
ム3L、3Rに対して上下方向に固定されているが、中
央部分では若干の上下変形が可能となっている。
【0021】また、前記支持板13F、13Rの中央部
において下部テーブル15の下側に接するように、前述
の左右の支点ピン17L、17Rを支点として下部テー
ブル15の中央部を持ち上げるためのクラウニング手段
19が設けられている。さらに、図1における左側のサ
イドフレーム3Lの左側には、駆動モータ11などを制
御せしめるためのを制御装置21が設けられている。
【0022】前記サイドフレーム3L、3Rの切欠きG
の位置には、ワークWの曲げ位置をパンチPおよびダイ
Dの位置に合わせるためのバツクゲージ装置23が設け
られている。このバツクゲージ装置23ではワークWを
突き当てる複数の突き当て25がストレツチ27に備え
られていて、L軸モータ29でリンク機構31によりL
軸方向(前後方向)へ前記ストレツチ27が移動位置決
めされるようになっている。また、Z軸モータ33を駆
動することにより、リンク機構31を介して突き当て2
5がZ軸方向(上下方向)へ移動される。さらに、Y軸
モータ35を駆動することにより、例えばラックとピニ
オンの駆動機構で突き当て25がY軸方向(左右方向)
へ移動される。
【0023】上記構成により、バツクゲージ装置23の
突き当て25をL軸、Y軸およびZ軸方向へ移動せしめ
て所望の位置へ位置決めしてワークWを突き当て25に
突き当てる。次いで、パンチPとダイDとの協動でワー
クWに折り曲げ加工が行われることになる。
【0024】前記ダイDの左右方向の適宜位置には図4
に示されているように、ダイ溝DVに連通して複数のス
リット37が形成されている。このスリット37の代わ
りに穴であっても構わない。このスリット37内には図
5に示されているように、右斜め上方へほぼ45度傾斜
して反射面を構成するハーフミラー39が設けられてい
る。また、前記バツクゲージ装置23の突き当て25に
は図5に示されているように、レーザ測長器41が設け
られている。
【0025】上記構成により、レーザ測長器41はL
軸、Y軸およびZ軸方向へ移動せしめられ所望の位置へ
位置決めされるものである。しかも、レーザ測長器41
から発振されたレーザ光LBは、ハーフミラー39で反
射された後スリット37内を通ってワークWの側面に照
射される。そして、照射されたレーザ光LBは戻り光と
してレーザ測長器41へ戻されてレーザ測長器41から
ワークWの側面までの距離が検出されることになる。な
お、レーザ測長器41のL軸方向の先端位置である基準
位置は予めL軸モータ29により所望の位置に位置決め
されるものである。
【0026】また、レーザ測長器41をZ軸モータ33
によりZ軸方向へ移動位置決めさせることでワークWの
両側面までの複数の距離が検出される。したがって、こ
の検出されたワークWの両側面までの距離を用いてワー
クWの折り曲げ角度が正確に演算されるものである。
【0027】前記制御装置21は、図6に示されている
ように、CPU43を備えており、このCPU43には
種々のデータを入力するためのキーボードなどの入力手
段45が接続されていると共に、種々のデータを表示す
るためのCRTなどの表示手段47が接続されている。
前記Y軸モータ35、L軸モータ29およびZ軸モータ
33にはそれぞれ位置検出器としてのエンコーダ49、
51、53が備えられていて、しかも、前記CPU43
にはレーザ測長器41が接続されている。
【0028】前記レーザ測長器41で検出されたワーク
Wの側面までの距離は、CPU43に入力されて記憶す
る距離メモリ55並びに折り曲げ角度を演算するための
演算手段57が前記CPU43に接続されている。
【0029】つぎに、前記距離メモリ55、演算手段5
7で検出、演算のアルゴリズムについて図7、図8を用
いて説明する。
【0030】図7において、前記レーザ測長器41は例
えば1個の発光器、受光器を備えており、この1個の発
光器から発振されたレーザ光LBの光軸1はハーフミラ
ー39で全反射されると共に半分が透過された後反射さ
れてワークWの図7においてワークWの右側面へ照射さ
れる。その後、戻り光として受光器で受光される。前記
レーザ測長器41をZ軸方向の上方へ2点鎖線で示した
ごとく移動し位置決めして前述した要領でもってレーザ
光LBの光軸2で発振せしめることにより、ワークWの
図7においてワークWの左側面へ照射される。その後、
戻り光として受光器で受光される。したがって、ワーク
Wの4点である両側面までの距離が検出されることにな
る。
【0031】この検出された距離をもとにして図8を参
照して折り曲げ角度を演算すると、つぎの如くになる。
すなわち、図8において、ハーフミラー39の厚さが予
め値cとして測定されているものとする。ハーフミラー
39はレーザ測長器41から波長(λ1、λ2)をパルス
と共に交互に出力することにより波長λ1のとき、ハー
フミラー39の表面で反射し、波長λ2のときはハーフ
ミラー39内へ入射してハーフミラー39の裏面で反射
する機能を有する。この状態で実線で示したレーザ測長
器41の位置から発振されたレーザ光LBの光軸1はハ
ーフミラー39で全反射されると共に半分が透過された
後反射されてワークWの点A1、A2へ照射されてレーザ
測長器41の位置からワークWの点A1、A2までの距離
1、L2が検出される。
【0032】同様にして、図7に示されているように、
レーザ測長器41を実線の位置から2点鎖線の位置まで
移動位置決めせしめた後、レーザ測長器41の位置から
発振されたレーザ光LBの光軸2はハーフミラー39で
全反射されると共に半分が透過された後反射されてワー
クWの点A3、A4へ照射されてレーザ測長器41の位置
からワークWの点A3、A4までの距離L3、L4が検出さ
れる。
【0033】すなわち、図8に示されているように、ハ
ーフミラー39の傾斜角をα1、屈折角度をβ(ガラス
の質によって決まる)とすると、
【数1】 e =c/sin(α1+β) α =2ecos(α1+β) =2c・cos(α1+β)/sin(α1+β) b1=d・sin(90−α1) =2c・cos(α1+β)・sin(90−α1)/sin(α1+β) 各々の波長のときの測長器からA1、A2までの測長量をL1、L2とすると a1=L1−L2−(2e−d・cos(90−α1)) =L1−L2−[2c/sin(α1+β)]+2c・cos(α1+β) ・cos(90−α1) 同様にして
【数2】a2=L4−L3−[2c/sin(α1+β)]
+2c・cos(α1+β)・cos(90−α1) α2=tan-1(b1/a1) α3=tan-1(b1/a2) θ1=180−(α2+α3)=180−[tan-1(b1
/a1)+tan-1 (b2/a2)] で求めることができる。
【0034】図9には他の実施の形態が示されている。
すなわち、図9において前述した実施の形態における部
品と同じ部品には同一の符号を付して詳細な説明を省略
する。図9において、前記下部テーブル15に取り付け
られたブラケットにはL軸駆動モータ59が設けられて
おり、このL軸駆動モータ59にはエンコーダなどの位
置検出器61が備えられている。しかも、L軸駆動モー
タ59の出力軸にはボールネジ63の一端が連結されて
いる。このボールネジ63にはナット部材65が螺合さ
れている。このナット部材65にはZ軸駆動モータ67
が設けられており、このZ軸駆動モータ67にはエンコ
ーダなどの位置検出器69が備えられている。しかも、
Z軸駆動モータ67の出力軸にはボールネジ71の一端
が連結されている。このボールネジ71にはナット部材
73が螺合されている。このナット部材73には前記レ
ーザ測長器41が一体化されている。
【0035】上記構成により、L軸駆動モータ59を駆
動せしめるとボールネジ63を介してナット部材65が
L軸方向へ移動される。そのときの移動量は位置検出器
61で検出される。また、Z軸駆動モータ67を駆動せ
しめるとボールネジ71を介してナット部材73がZ軸
方向へ移動される。そのときの移動量は位置検出器69
で検出される。
【0036】したがって、レーザ測長器41がL、Z軸
方向へ移動されると共に、その移動量が位置検出器6
1、69で検出されることになる。
【0037】図9に示したごとくレーザ測長器41から
光軸1、2でレーザ光LBをワークWへ向けて照射せし
めることによつて、前述した要領で折り曲げ角度を正確
に検出することができる。
【0038】図10には図9に代わる他の実施の形態が
示めされている。すなわち、図10において図9におけ
る部品と同じ部品には同一の符号を付して詳細な説明を
省略する。図10において、Z軸駆動モータ67に位置
検出器を備えていない場合の例で、この場合には、前記
下部テーブル15に取り付けられたブラケットにはZ軸
方向へ複数のシリンダ75、77が設けられており、こ
のシリンダ75、77にはストッパ79、81が装着さ
れている。
【0039】上記構成により、レーザ測長器41を実線
の位置又は2点鎖線の位置で位置決めする場合にはそれ
ぞれシリンダ75、77を作動せしめてストツパ79、
81を実線の位置から2点鎖線の位置へ突出せしめるこ
とにより、レーザ測長器41を実線の位置又は2点鎖線
の位置で位置決めせしめることができる。
【0040】したがって、図10に示したごとくレーザ
測長器41から光軸1、2でレーザ光LBをワークWへ
向けて照射せしめることによつて、前述した要領で折り
曲げ角度を正確に検出することができる。
【0041】図11には他の実施の形態が示されてい
る。すなわち、図11において図7における部品と同じ
部品には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図
11において、ハーフミラー39を実線の位置から2点
鎖線の位置へ駆動モータ、ボールネジ及びナット部材な
どの駆動伝達手段で移動せしめることにより、ワークW
の右側の側面から左側の側面へレーザ測長器41から光
軸1でレーザ光LBを照射せしめて、レーザ測長器41
からワークWの両側面までの距離を検出して折り曲げ角
度を正確に検出することもできる。
【0042】また、図11において実線の位置にハーフ
ミラー39を、2点鎖線の位置へ1/4型ハーフミラー
39を設けることによっても、同様の作用並びに効果を
奏するものである。
【0043】図12には図9、図13には図10および
図14には図11がそれぞれ対応したパンチP内にハー
フミラー39又はレーザ測長器41を設けた例が示され
ており、図12、図13および図14において図9,図
10,図11における部品と同一部品には同じ符号を付
したもので、詳細な説明を省略するが、ダイDと同じ要
領で作用をなすとともに、同じ効果を奏するものであ
る。
【0044】なお、この発明は、前述した発明の実施の
形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。前述の実施
の形態において、パンチPを上下動せしめる例で説明し
たが、ダイDを上下動せしめるようにしても構わない。
また、ハーフミラー39の角度は検出角度に影響しない
ものである。ただ、両側検出のみで、片側では影響する
ものである。また、レーザ光LBの光軸は必ずしも水平
でなくても良い。ただし、レーザ光LBの光軸1、光軸
2は各々平行である必要がある。さらに、レーザ測長器
41は光軸1、光軸2の各々でレーザ光LBの光軸と直
角に移動させることが必要である。
【0045】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明よ
り理解されるように、請求項1の発明によれば、レーザ
測長器から発振されるレーザ光が、ダイ溝の長手方向に
対して直交する方向にダイ溝に連通して設けたスリット
又は穴の底部付近に、傾斜して設けられているハーフミ
ラーで反射されてワークの両側面へ照射される。そし
て、ワークの両側面とレーザ測長器までの距離が検出さ
れることにより、たとえば折り曲げ時の折り曲げ角度を
正確に検出せしめることができる。
【0046】請求項2の発明によれば、レーザ測長器か
ら発振されるレーザ光が、パンチの先端頂部の長手方向
に対して直交する方向にパンチに設けたスリット又は穴
にハーフミラーが傾斜して設けられているハーフミラー
で反射されてワークの両側面へ照射される。そして、ワ
ークの両側面とレーザ測長器までの距離が検出されるこ
とにより、たとえば折り曲げ時の折り曲げ角度を正確に
検出せしめることができる。
【0047】請求項3の発明によれば、ダイ上に板状の
ワークを載置せしめ、パンチとダイとの協動でワークを
押圧して折り曲げ加工が行われる。この折り曲げ加工時
に、前記ダイ溝の両肩部付近においてワークの傾斜した
両側面の複数箇所にレーザ測長器からレーザ光が照射さ
れてレーザ測長器から複数箇所のレーザ照射点までの距
離が検出される。この検出された複数の検出距離に基づ
いて前記ワークの両側面の傾斜角が演算され、この両側
面の傾斜角に基づいてワークの折り曲げ角度を正確に求
めることができる。その結果、良好な通り曲げ精度を得
ることができる。
【0048】請求項4の発明によれば、ダイ上に板状の
ワークを載置せしめ、パンチとダイとの協動でワークを
押圧して折り曲げ加工が行われる。この折り曲げ加工時
に、前記ダイ溝の両肩部付近においてワークの傾斜した
両側面の複数箇所にレーザ測長器からレーザ光が照射さ
れて複数箇所のレーザ照射点までの距離が検出される。
この検出された複数の検出距離に基づいて前記ワークの
両側面の傾斜角が演算手段で演算され、この演算手段で
演算された両側面の傾斜角に基づいてワークの折り曲げ
角度を正確に求めることができる。その結果、良好な通
り曲げ精度を得ることができる。
【0049】請求項5の発明によれば、前記レーザ測長
器がパンチの相対的な移動方向と平行な方向へ移動自在
に設けられていると共に、上記レーザ測長器が所定位置
に位置決め自在の位置決め手段又はレーザ測長器を検出
する位置検出手段が設けられているので、レーザ測長器
が所定位置に簡単かつ正確に位置決めされ、正確に折り
曲げ角度を検出せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の折り曲げ加工機としてのプレスブレ
ーキの正面図である。
【図2】図1における左側面図である。
【図3】図1における右側面図である。
【図4】ダイの正面図である。
【図5】図2におけるV矢視部の拡大図である。
【図6】制御装置の構成ブロック図である。
【図7】折り曲げ角度を検出する説明図である。
【図8】折り曲げ角度を検出する説明図である。
【図9】ダイのスリット内にハーフミラーを設け、レー
ザ測長器を上下方向へ移動せしめて折り曲げ角度を検出
する例の説明図である。
【図10】ダイのスリット内にハーフミラーを設け、レ
ーザ測長器を上下方向へ移動せしめて折り曲げ角度を検
出する他の例の説明図である。
【図11】ダイのスリット内にハーフミラーを設けて、
折り曲げ角度を検出する他の例の説明図である。
【図12】パンチのスリット内にハーフミラーを設け、
レーザ測長器を上下方向へ移動せしめて折り曲げ角度を
検出する例の説明図である。
【図13】パンチのスリット内にハーフミラーを設け、
レーザ測長器を上下方向へ移動せしめて折り曲げ角度を
検出する他の例の説明図である。
【図14】パンチのスリット内にハーフミラーを設け
て、折り曲げ角度を検出する例の説明図である。
【図15】従来の折り曲げ角度を検出する説明図であ
る。
【図16】従来の折り曲げ角度を検出したときの作用説
明図である。
【図17】(A)、(B)は従来の折り曲げ角度を検出
したときの作用説明図である。
【図18】(A)、(B)は従来の折り曲げ角度を検出
したときの作用説明図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ(折り曲げ加工機) 7 上部テーブル 15 下部テーブル 23 バックゲージ装置 37 スリット 39 ハーフミラー(反射面) 41 レーザ測長器 55 距離メモリ 57 演算手段 P パンチ D ダイ W ワークW DV ダイ溝 LB レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E063 AA01 BA07 DA02 DA03 DA20 FA05 FA10 JA07 LA03 LA04 LA08 LA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のワークの折り曲げ加工を行うため
    のダイ溝を備えたダイにおいて、上記ダイ溝の長手方向
    に対して直交する方向のスリット又は穴を上記ダイ溝に
    連通して設け、上記スリット又は穴の底部付近に、レー
    ザ測長器から発振されるレーザ光を複数に分割して前記
    ダイ溝方向へ反射するハーフミラーを傾斜して設けてな
    ることを特徴とするダイ。
  2. 【請求項2】 板状のワークの折り曲げ加工を行うため
    の先端頂部を備えたパンチにおいて、上記先端頂部の長
    手方向に対して直交する方向のスリット又は穴を前記パ
    ンチに設け、レーザ測長器から発振されるレーザ光を前
    記スリット又は穴から前記先端頂部によって折り曲げら
    れているワークの折り曲げ部側へ反射するハーフミラー
    を傾斜して設けてなることを特徴とするパンチ。
  3. 【請求項3】 板状のワークの折り曲げ加工を行うため
    のダイ溝を備えたダイの上記ダイ溝へパンチによってワ
    ークを押圧して上記ワークをV字形状に折り曲げ加工時
    に、レーザ測長器から発振されたレーザ光を複数に分割
    してワークの折り曲げ部の複数箇所に照射し、前記レー
    ザ測長器から複数箇所のレーザ照射点までの距離を検出
    し、この検出された各距離に基づいて前記ワークの両側
    面の傾斜角を演算し、この演算された両側面の傾斜角に
    基づいてワークの折り曲げ角度を求めることを特徴とす
    る折り曲げ角度検出方法。
  4. 【請求項4】 板状のワークの折り曲げ加工を行うため
    のダイ溝を備えたダイと、ワークを上記ダイ溝へ押圧す
    るために上記ダイに対して接近離反する方向へ相対的に
    移動自在のパンチとを備えた折り曲げ加工機において、
    レーザ測長器から発振されたレーザ光を複数に分割して
    ワークの折り曲げ部付近へ反射するハーフミラーを、前
    記パンチ又はダイの少なくとも一方に設け、前記レーザ
    測長器からワークの複数箇所のレーザ照射点までの距離
    に基づいてワークの両側面の傾斜角を演算し、かつこの
    演算した各傾斜角に基づいてワークの折り曲げ角度を演
    算する演算手段とを備えてなることを特徴とする折り曲
    げ加工機。
  5. 【請求項5】 前記レーザ測長器をパンチの相対的な移
    動方向と平行な方向へ移動自在に設けると共に、上記レ
    ーザ測長器を所定位置に位置決め自在の位置決め手段又
    はレーザ測長器を検出する位置検出手段を設けてなるこ
    とを特徴とする請求項4記載の折り曲げ加工機。
JP11203434A 1999-07-16 1999-07-16 ダイ、パンチ、折り曲げ角度検出方法および折り曲げ加工機 Pending JP2001030011A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120168992A1 (en) * 2009-06-29 2012-07-05 Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg. Device and method for the laser-supported bending of workpieces
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JP2015113939A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 株式会社キッツ バルブ用保護板とその製造方法並びにその保護板を取付けた低温・高温用バルブ

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