JP2001027379A - コルゲート管用継手 - Google Patents

コルゲート管用継手

Info

Publication number
JP2001027379A
JP2001027379A JP11199665A JP19966599A JP2001027379A JP 2001027379 A JP2001027379 A JP 2001027379A JP 11199665 A JP11199665 A JP 11199665A JP 19966599 A JP19966599 A JP 19966599A JP 2001027379 A JP2001027379 A JP 2001027379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated pipe
joint
retainer
joint body
annular seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11199665A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Fujisawa
正造 藤沢
Junichi Kuratani
純一 倉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP11199665A priority Critical patent/JP2001027379A/ja
Publication of JP2001027379A publication Critical patent/JP2001027379A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルゲート管の一端部を挿入するのみで確実
にシールして接続することができるコルゲート管用継手
を提供すること。 【解決手段】 相互に装着された継手本体2及び筒状部
材4と、両者の間に配設されたリテーナ6とを備えたコ
ルゲート管用継手。継手本体2には環状シール部材12
が装着され、リテーナ6は複数個の係合爪部32を有
し、係合爪部32は拡径、縮径して筒状部材4を通して
挿入されたコルゲート管36の谷部40に係合する。複
数個の係合爪部32には押圧突部42が設けられてい
る。コルゲート管36を挿入すると、その一端部は環状
シール部材12に挿入され、リテーナ6の押圧突部42
が作用することによって環状シール部材12が弾性変形
し、環状シール部材12がコルゲート管36の山部38
に弾性的に圧接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルゲート管を接
続するためのコルゲート管用継手に関する。
【0002】
【従来技術】都市ガス、LPガスの如き燃料用ガス、水
道水等を通すためにコルゲート管が広く用いられ、この
コルゲート管を接続するために種々の形態の継手が提案
され、実用に供されている。このコルゲート管用継手の
一例として、例えば、特許第2686237号、特許第
2726380号公報に開示されたものが知られてい
る。かかる公知の継手は、継手本体と、この継手本体に
螺合されたナットと、ナットに回転自在に係合されたリ
テーナとを具備している。継手本体には接続孔が形成さ
れ、ナットには挿通孔が形成され、接続すべきコルゲー
ト管の一端部はナットの挿通孔を通して挿入される。リ
テーナは複数個の係合爪部を有し、これら係合爪部は拡
径してコルゲート管の山部を乗り越え、縮径してコルゲ
ート管の谷部に係合する。
【0003】この公知の継手においては、コルゲート管
の一端部をナットの挿通孔を通して挿入した後このナッ
トを締め付けることによって、コルゲート管が継手に接
続される。コルゲート管の一端部をナットの挿通孔に挿
入すると、リテーナの複数個の係合爪部がコルゲート管
の一端部の約1山に続く谷部に係合する。そして、この
ような状態においてナットを締め付けると、ナットの螺
進によってリテーナが継手本体の肩部に向けて移動し、
継手本体の肩部及びリテーナの係合爪部によって、リテ
ーナから突出するコルゲート管の約1山が押し潰され、
このようにしてコルゲート管の一端部が継手にシールさ
れて接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような継手では、
継手にコルゲート管を接続するには、コルゲート管の一
端部をナットの挿通孔を通して挿入した後ナットを締め
付けなければならず、それ故に、コルゲート管の挿入と
ナットの締め付けという2つの操作をしなければなら
ず、コルゲート管の接続操作が煩雑であるという問題が
ある。
【0005】本発明の目的は、コルゲート管の一端部を
挿入するのみで確実にシールして接続することができる
コルゲート管用継手を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、接続孔を有す
る継手本体と、挿通孔が形成された筒状部材と、前記筒
状部材の前記挿通孔を通して挿入されるコルゲート管の
一端部に係合するリテーナとを備え、前記継手本体及び
前記筒状部材が相互に装着されるコルゲート管用継手で
あって、前記継手本体の前記接続孔の所定部位には、弾
性を有する環状シール部材が装着されており、前記リテ
ーナは、前記継手本体の前記環状シール部材と前記筒状
部材との間に配設され、ベース部と、このベース部の一
端部に周方向に間隔をおいて設けられた複数個の係合爪
部とを有し、前記複数個の係合爪部は拡径、縮径自在で
あり、前記複数個の係合爪部の少なくとも一部には、前
記継手本体の前記環状シール部材に向けて突出する押圧
突部が設けられており、前記コルゲート管の一端部を前
記筒状部材の前記挿通孔を通して挿入すると、前記リテ
ーナの前記複数個の係合爪部は拡径して前記コルゲート
管の山部を乗り越え、縮径して前記コルゲート管の谷部
に係合し、前記コルゲート管の一端部は前記継手本体に
装着された前記環状シール部材に挿入され、前記リテー
ナの前記押圧突部が作用することによって前記環状シー
ル部材が弾性変形し、これによって前記環状シール部材
の内周面が前記コルゲート管の前記山部に弾性的に圧接
されることを特徴とする。
【0007】本発明に従えば、継手本体には弾性を有す
る環状シール部材が装着され、この継手本体に装着され
る筒状部材との間にリテーナが配設される。リテーナは
ベース部とこのベース部の一端部に設けられた複数個の
係合爪部を有し、複数個の係合爪部の少なくとも一部に
は押圧突部が設けられている。コルゲート管の一端部を
ナットの挿通孔を通して挿入すると、リテーナの複数個
の係合爪部は拡径してコルゲート管の山部を乗り越え、
縮径してその谷部に係合し、かく縮径して係合すること
によって、コルゲート管のリテーナからの抜けが防止さ
れる。挿入されたコルゲート管の一端部は継手本体に装
着された環状シール部材に挿入され、またかく挿入する
ことによってリテーナが挿入方向に移動してその押圧突
部が環状シール部材に作用する。かく作用すると、環状
シール部材の一部が弾性変形して半径方向内方に膨ら
み、環状シール部材の内周面がコルゲート管の山部に弾
性的に圧接され、環状シール部材とコルゲート管の間が
確実にシールされる。このように、コルゲート管を挿入
するという簡単な操作でもってコルゲート管を継手に確
実にシールして接続することができる。
【0008】また、本発明では、前記押圧突部は前記複
数個の係合爪部の各々の先端面に設けられ、前記押圧突
部が前記継手本体に装着された前記環状シールの端面に
作用することを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、複数個の係合爪部の各々
の先端面に押圧突部が設けられているので、ナットの挿
通孔を通してコルゲート管を挿入することによってリテ
ーナの押圧突部が環状シール部材の端面に作用し、これ
によって環状シール部材のこの端部が半径方向内方に弾
性変形し、環状シール部材の上記端部にてコルゲート管
の山部との間を確実にシールすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従うコルゲート管用継手の一実施形態について説明
する。図1は、本発明に従うコルゲート管用継手の一実
施形態を示す断面図であり、図2は、図1の継手のリテ
ーナを拡大して示す斜視図であり、図3は、図1の継手
にコルゲート管を接続した状態を、中心線より上側を示
す断面図である。
【0011】図1を参照して、図示のコルゲート管用継
手は、継手本体2と、この継手本体2に装着された筒状
部材4と、継手本体2及び筒状部材4によって規定され
た継手空間内に配設されたリテーナ6と、から構成され
ている。継手本体2には、その一端(図1において右
端)から他端(図1において左端)まで軸線方向(図1
において左右方向)に延びる接続孔8が形成されてい
る。継手本体2の接続孔8の所定部位(この形態では軸
線方向中間部位)には、内径が幾分大きくなっている拡
大内径部10が設けられ、この拡大内径部10の内周面
に環状シール部材12が装着され、環状シール部材12
の奥側端部(図1において左側端部)は拡大内径部10
を規定する肩部14に当接している。環状シール部材1
2の内径は接続孔8の内径よりも幾分小さく、それ故
に、環状シール部材12の内周部は接続孔8内に突出し
ている。この環状シール部材12は、弾性を有する例え
ば合成ゴム等から形成される。
【0012】継手本体2の接続孔8の拡大内径部12の
一端側(図1において右側)には、環状凹部16が設け
られ、この環状凹部16の更に一端側には雌ねじ部18
が設けられている。環状凹部16の内径は拡大内径部1
2の内径よりも更に幾分大きく、雌ねじ部18の内径は
環状凹部16の内径よりも幾分小さくなっている。尚、
環状凹部16に続いて雌ねじ部18を設け、これらの内
径を実質上等しくするようにしてもよい。このような継
手本体2は、金属、合成樹脂から形成される。
【0013】筒状部材4には、その一端(図1において
右端)から他端(図1において左端)に貫通して挿通孔
20が設けられている。この筒状部材4の一端部の外径
はその他端部の外径よりも大きく、この一端部の外径は
継手本体2の一端部の外径とほぼ等しく形成されてい
る。筒状本体4の他端部外周面には雄ねじ部22が設け
られ、この雄ねじ部22と継手本体2の雌ねじ部18を
螺合することによって、継手本体2と筒状部材4が相互
に装着される。この螺合を容易にするために、継手本体
2の外周部及び筒状部材4の一端部外周にナット部が設
けられる。筒状本体4の挿通孔20の内周面には環状凹
部24が設けられ、この環状凹部24に断面T字状の弾
性シール26が装着されている。また、筒状部材4の他
端部には環状シールリング26が装着され、このシール
リング26は継手本体2と筒状部材4との間に介在され
る。シールリング26は、燃料用ガス等の気体の透過は
許容するが、固体及び液体の透過を阻止する選択透過性
部材から構成され、このような機能を有するシールリン
グ26を介在させることによって、継手内部から雌ねじ
部18及び雄ねじ部22の螺合部を通して外部に至る通
気路が形成され、後述するコルゲート管から燃料用ガス
が漏れた場合に、上記通気路を通してガスが外部に漏
れ、ガス漏れを検知することができるとともに、固体、
液体が外部から継手内に侵入するのを阻止することがで
きる。尚、この実施形態では、継手本体2及び筒状部材
4を螺合しているが、これに代えて、両者を例えば圧
入、突起と凹部の組合せ等によって相互に装着するよう
にしてもよい。
【0014】次に、図1と共に図2を参照してリテーナ
6について説明すると、図示のリテーナ6は、環状のベ
ース部30と、この環状のベース部30の一端部(図1
において左端部)にて周方向に間隔をおいて設けられた
複数個(この実施形態では8個)の係合爪部32を有
し、隣接する係合爪部32間に軸線方向(図1において
左右方向)に延びるスリット33が設けられ、複数個の
係合爪部32は上記ベース部30から図1において左方
に延びている。これら係合爪部32の先端部には半径方
向内方に突出する爪部34が設けられ、これら爪部34
の先端は円形状の面を規定し、かかる円形状面は、後述
するコルゲート管36の山部38の外径よりも小さく、
その谷部40の外径よりも大きい。リテーナ6は、弾性
変形可能なように、例えば合成樹脂の一体成形により形
成され、複数個の係合爪部32はそれらの基部、即ちベ
ース部32との接続部位を支点として半径方向外方に拡
径、また半径方向内方に縮径することができる。尚、リ
テーナ6の係合爪部32の数は、拡径、縮径の程度等を
考慮して適宜設定することができる。
【0015】リテーナ6の係合爪部32には押圧突部4
2が設けられている。この実施形態では、押圧突部42
は各係合爪部32の先端面(継手本体2及び筒状部材4
にリテーナ6を組み込んだ状態にて環状シール部材12
に対向する面)に一体的に設けられ、上記先端面から軸
線方向外方(図1において左方)に突出している。各押
圧突部42は、後に説明する如く、継手本体2に設けら
れた環状シール部材12に作用する領域を大きくするた
めに弧状に細長く設けられ、その先端部は、押圧時に環
状シール部材12を傷付けないように弧状にするのが望
ましい。この実施形態では、各係合爪部32に押圧突部
42を設けているが、必ずしも全ての係合爪部32に設
ける必要はなく、複数個の係合爪部32の例えば一つお
き又は二つおきに設けるようにしてもよく、複数個の係
合爪部32の少なくとも一部に押圧突部32を設けるこ
とによって、後述する作用効果が達成される。
【0016】この形態では、複数個の係合爪部32の先
端部外周に弾性リング44が装着されている。係合爪部
32の外周面には断面略矩形状の凹部46が設けられ、
かかる凹部46に弾性リング44が装着されている。弾
性リング44は、後述する如く拡径した係合爪部32を
縮径する作用をし、複数個の係合爪部32は通常図1及
び図2に示す状態に保持される。この弾性リング44
は、例えば合成ゴム等から形成することができる。尚、
この形態では、弾性リング44をリテーナ6の係合爪部
32の外周に装着しているが、リテーナ6側に代えて継
手本体2側に、即ち継手本体2の係合爪部32に対向す
る部位に装着するようにしてもよく、或いは係合爪部3
2自体の弾性によって拡径、縮径する場合には弾性リン
グ44を省略することができる。
【0017】次に、上述した継手を用いたコルゲート管
の接続操作について説明する。接続するコルゲート管3
6は、例えば肉厚の薄いステンレス鋼から形成され、図
3に示すように外径が大きい山部38と外径が小さい谷
部40とが交互に設けられている。かかるコルゲート管
36は樹脂被覆48によって覆われており、接続に際
し、図3に示すように、コルゲート管36の一端部(例
えば4〜5山程度)を覆っている樹脂被覆40が剥がさ
れ、、コルゲート管36の一端部が露出される。
【0018】継手は、図1に示すように組み付けられ
る。即ち、継手本体2内にリテーナ6が所要の通りに挿
入され、その後、継手本体2の雌ねじ部18と筒状部材
4の雄ねじ部22とが螺合される。このような組み付け
状態においては、図1に示すように、リテーナ6は継手
本体2と筒状部材4との間に配置され、リテーナ6の係
合爪部32の押圧突部42は、継手本体2に装着された
環状シール部材12の端面に対向する。また、リテーナ
6の係合爪部32は継手本体2の環状凹部16の半径方
向内側に位置し、このように位置することによって、係
合爪部32の半径方向外方への拡径が許容される。更
に、筒状部材4の他端面はリテーナ6のベース部30に
対向して位置し、これによってリテーナ6の離脱が防止
される。
【0019】コルゲート管36の接続は、上述したよう
に組み付けられた継手にその一端部を筒状部材4の挿通
孔20を通して挿入すればよい。コルゲート管36の一
端部を筒状部材4の挿通孔20を通して挿入すると、こ
の挿入によってコルゲート管6の山部38がリテーナ6
の爪部34に作用してこれを挿入方向に移動し、リテー
ナの係合爪部32の押圧突部が継手本体2に装着された
環状シール部材12の対向する端面を押圧し、この押圧
状態において、リテーナ6の複数個の係合爪部32は、
それらの基部を支点として半径方向外方に拡径してコル
ゲート管36の山部38を乗り越え、半径方向内方に縮
径してその谷部40に係合し、このようにしてコルゲー
ト管36の一端部の例えば3山がリテーナ6の係合爪部
32の爪部34から突出するように挿入される。このよ
うにして係合爪部32の爪部34がコルゲート管36の
谷部40に位置すると、弾性リング44の作用によって
係合爪部32が縮径され、それらの爪部34がこの谷部
40に係合する。
【0020】この挿入状態では、コルゲート管36の挿
入された一端部は継手本体2に装着された環状シール部
材12を通して接続孔8内に突出する。環状シール部材
12の内径はコルゲート管36の山部38の外径よりも
幾分小さく、従ってコルゲート管36の山部38は環状
シール部材12に圧入され、コルゲート管36の山部3
8の外周面と環状シール部材12の内周面との間がシー
ルされる。また、この挿入状態では、リテーナ6の押圧
突部42が環状シール部材12の端面を押圧するので、
環状シール部材12のこの端面近傍が半径方向内方に突
出するように弾性変形し、これによってこの端面近傍の
内周面とコルゲート管36の山部38との間のシール面
の面圧が高められ、環状シール部材12とコルゲート管
36の山部38との間を一層確実にシールすることがで
き、コルゲート管36を通して流れる例えば燃料用ガス
の漏れを確実に防止することができる。更に、コルゲー
ト管36を覆う樹脂被覆48の端部がT字状の弾性シー
ル26を通して内側に挿入され、筒状部材4の内周面と
樹脂被覆48の外周面との間が弾性シール26によって
確実にシールされる。
【0021】以上のように、筒状部材4の挿通孔20を
通してコルゲート管36の一端部を挿入するという簡単
な操作でもってコルゲート管36を継手に確実に接続す
ることができる。この接続状態においてコルゲート管3
6を引き抜こうとすると、リテーナ6の係合爪部32が
コルゲート管36の谷部40に係合しているので、リテ
ーナ6のベース部30が筒状部材4の他端面に当接して
抜け方向の移動が阻止され、かくしてコルゲート管36
の抜けを確実に防止することができる。
【0022】この形態では、リテーナ6のベース部32
及び係合爪部32の基部の外周部にはコルゲート管36
の引き抜き方向(図1及び図3において右方)に向けて
半径方向内方に傾斜する傾斜面50が設けられ、また筒
状部材4の他端部には上記傾斜面50に対向して実質上
平行に延びる、即ち上記引き抜き方向に向けて半径方向
内方に傾斜する傾斜面52が設けられている。それ故
に、コルゲート管36を引き抜き方向に引っ張ると、リ
テーナ6の傾斜面50と筒状部材4の傾斜面52とが当
接して上記傾斜面52の作用によってリテーナ6の係合
爪部32が半径方向内方に縮径され、それらの爪部34
がコルゲート管36の谷部40に食い込むようになり、
コルゲート管36の継手からの抜けが一層確実に防止さ
れる。
【0023】以上、本発明に従うコルゲート管用継手の
一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形
態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱する
ことなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0024】例えば、図示の実施形態では、リテーナ6
のベース部32を環状に形成しているが、これに限定さ
れず、このベース部32の一部を切断して略C字状に形
成してもよく、このように構成しても上述したと同様の
作用効果が達成される。
【0025】
【発明の効果】本発明の請求項1のコルゲート管用継手
にれば、コルゲート管を筒状部材の挿通孔を通して挿入
するという簡単な操作でもってコルゲート管を継手に確
実にシールして接続することができる。また、リテーナ
の押圧突部が継手本体に装着された環状シール部材を押
圧するので、環状シール部材の弾性変形によってコルゲ
ート管と環状シール部材との間を一層確実にシールする
ことができる。
【0026】また、本発明の請求項2のコルゲート管用
継手によれば、複数個の係合爪部の各々の先端面に押圧
突部が設けられているので、これら押圧突部が環状シー
ル部材の端面に作用し、これによって環状シール部材の
上記端部にてコルゲート管の山部との間を確実にシール
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うコルゲート管用継手の一実施形態
を示す断面図である。
【図2】図1の継手のリテーナを拡大して示す斜視図で
ある。
【図3】図1の継手にコルゲート管を接続した状態を、
中心線より上側を示す断面図である。
【符号の説明】
2 継手本体 4 筒状部材 6 リテーナ 8 接続孔 12 環状シール部材 18 雌ねじ部 20 挿通孔 22 雄ねじ部 30 ベース部 32 係合爪部 36 コルゲート管 38 山部 40 谷部 42 押圧突部 44 弾性リング 48 樹脂被覆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続孔を有する継手本体と、挿通孔が形
    成された筒状部材と、前記筒状部材の前記挿通孔を通し
    て挿入されるコルゲート管の一端部に係合するリテーナ
    とを備え、前記継手本体及び前記筒状部材が相互に装着
    されるコルゲート管用継手であって、 前記継手本体の前記接続孔の所定部位には、弾性を有す
    る環状シール部材が装着されており、 前記リテーナは、前記継手本体の前記環状シール部材と
    前記筒状部材との間に配設され、ベース部と、このベー
    ス部の一端部に周方向に間隔をおいて設けられた複数個
    の係合爪部とを有し、前記複数個の係合爪部は拡径、縮
    径自在であり、 前記複数個の係合爪部の少なくとも一部には、前記継手
    本体の前記環状シール部材に向けて突出する押圧突部が
    設けられており、 前記コルゲート管の一端部を前記筒状部材の前記挿通孔
    を通して挿入すると、前記リテーナの前記複数個の係合
    爪部は拡径して前記コルゲート管の山部を乗り越え、縮
    径して前記コルゲート管の谷部に係合し、前記コルゲー
    ト管の一端部は前記継手本体に装着された前記環状シー
    ル部材に挿入され、前記リテーナの前記押圧突部が作用
    することによって前記環状シール部材が弾性変形し、こ
    れによって前記環状シール部材の内周面が前記コルゲー
    ト管の前記山部に弾性的に圧接されることを特徴とする
    コルゲート管用継手。
  2. 【請求項2】 前記押圧突部は前記複数個の係合爪部の
    各々の先端面に設けられ、前記押圧突部が前記継手本体
    に装着された前記環状シールの端面に作用することを特
    徴とする請求項1記載のコルゲート管用継手。
JP11199665A 1999-07-13 1999-07-13 コルゲート管用継手 Pending JP2001027379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11199665A JP2001027379A (ja) 1999-07-13 1999-07-13 コルゲート管用継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11199665A JP2001027379A (ja) 1999-07-13 1999-07-13 コルゲート管用継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001027379A true JP2001027379A (ja) 2001-01-30

Family

ID=16411600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11199665A Pending JP2001027379A (ja) 1999-07-13 1999-07-13 コルゲート管用継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001027379A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118567A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Nippon Flex Kk コルゲートチューブ用のコネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118567A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Nippon Flex Kk コルゲートチューブ用のコネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100307809B1 (ko) 수지제관이음매
JP2007255685A (ja) 管継手
JP3672657B2 (ja) 差し込み式管継手
JPH11325347A (ja) 管継手
JP2001027379A (ja) コルゲート管用継手
JPH0716151Y2 (ja) 管継手構造
JP3250153B2 (ja) 樹脂製管継手
JP3308782B2 (ja) 差し込み継手構造
JP3250152B2 (ja) 樹脂製管継手
JP4488635B2 (ja) フレキシブルチューブ用継手および同継手用のリテーナ
JP2004003535A (ja) フレキシブルチューブ用継手
JP4100810B2 (ja) フレキシブルチューブ用継手
JP3900448B2 (ja) コルゲート管用継手
JP4356825B2 (ja) 樹脂製コルゲート管用継手
JP3845383B2 (ja) 可撓管継手
JPH0710155Y2 (ja) 配管用の継手装置
JP2000346263A (ja) コルゲート管用継手
JP2000055259A (ja) コルゲート管用継手
JP3808010B2 (ja) フレキシブルチューブ用継手
JP3570975B2 (ja) フレキシブルチューブ用ワンタッチ継手
JP2000310372A (ja) 可撓管用継手
JPH10231966A (ja) 薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構
JP2000220778A (ja) コルゲート管用継手
JP4219025B2 (ja) フレキシブルチューブ用継手
JP2000055260A (ja) コルゲート管用継手