JP2001026947A - 建設車両のフロントコンソール - Google Patents

建設車両のフロントコンソール

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JP2001026947A
JP2001026947A JP11202030A JP20203099A JP2001026947A JP 2001026947 A JP2001026947 A JP 2001026947A JP 11202030 A JP11202030 A JP 11202030A JP 20203099 A JP20203099 A JP 20203099A JP 2001026947 A JP2001026947 A JP 2001026947A
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Keiichi Otomo
啓一 大友
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの装備機器をフロントコンソールに取付
可能とするとともに、装備機器の部品交換を容易にす
る。 【解決手段】 運転室内の前面において左側面4Lから
右側面4Rにかけてフロントコンソール10を形成し、
そのフロントコンソール10を車両左右方向に3分割す
る。3分割された各コンソールのうち、中央コンソール
10Cは運転室フレームFのフロアに立設されたスタン
ド54L,545Rに、左右のコンソール10L,10R
は運転室フレームFの側面4L,4Rから突出されたブ
ラケット4Bにそれぞれ固定する。これによって、中央
コンソール10Cに装着された部品の交換作業を行う場
合には中央コンソール10Cのみをスタンド54L,5
4Rから取り外せばよく、また、左右のコンソール10
L,10Rに装着された部品の交換作業を行う場合には
左右のコンソール10Lまたは10Rのいずれかをブラ
ケット4Bから取り外せばよいので、作業が容易にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転席の前面に配
置されてモニタなどの電装品が装着される建設車両のフ
ロントコンソールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建設車両のフロントコンソールの
一例をその平面図である図13に示す。図13(a)に
示すように、運転室80内において、フロントコンソー
ル81はステアリング82の前方の車両中央部に配置さ
れている。フロントコンソール81は樹脂成形などによ
って一体で形成されており、パーキングスイッチ、作業
灯スイッチ等の各種スイッチやモニタなどの電装品が取
り付けられる。このように運転時に必要な部品をフロン
トコンソール81に集約することで、運転席83での操
作性が向上する。
【0003】また、図13(b)においては、フロント
コンソール84は車両前後方向に2分割され、車両前側
のフロントコンソール84Fは車両左右方向に拡張して
配置されている。車両後側のフロントコンソール84R
は、前側フロントコンソール84Fの車両中央部に形成
された凹部にステアリング82と一体に配置されてい
る。このようにフロントコンソール84を車両中央部の
みならず車両左右方向にまで拡張して設けることで、多
くの装備機器を取り付けることができるとともに、居住
空間性も向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、建設
車両においては装備機器が増加する傾向にあり、また、
居住空間性も重視される傾向にある。ところが、上述し
た図13(a)では、フロントコンソール81は車両中
央部に設けられているだけであり、多くの装備機器を取
り付けることが困難である。また、フロントコンソール
81の左右両側には余剰スペースが生じ、居住空間性を
損ねる。一方、図13(b)のフロントコンソールにお
いては、例えば前側のフロントコンソール84Fに取り
付けられた電装品の交換(部品交換)を行う場合、全て
の電装品のハーネスを取り外し、後側のフロントコンソ
ール84Rを取り外してから前側のフロントコンソール
84Fを取り外さなければならず、手間がかかる。ま
た、前側のフロントコンソール84Fは車両左右方向に
一体に成形されるので、フロントコンソール84Fは大
型となり、その取り扱いが困難となるばかりか、製作コ
ストも上昇する、
【0005】本発明の目的は、多くの装備機器をフロン
トコンソールに取付可能とし、運転室内の居住空間性を
高めるとともに、取り付けられた装備機器の部品交換を
容易に行うことができる建設車両のフロントコンソール
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図2
〜5,7,8,10,11を参照して説明する。 (1) 請求項1の発明は、運転室4内の前面に配置さ
れ、モニタ15および各種電装品等の装備機器15,1
7〜19,31,71〜73,LVが装着される建設車両
のフロントコンソール10に適用される。そして、フロ
ントコンソール10が運転室4内の前面中央部に着脱可
能に配置される中央コンソール10Cと、中央コンソー
ル10Cの車両左側から運転室4の前面左側端部にかけ
て配置される左コンソール10Lと、中央コンソール1
0Cの前面右側から運転室4の前面右側端部にかけて配
置される右コンソール10Rとを有し、左コンソール1
0Lおよび右コンソール10Rをそれぞれ中央コンソー
ル10Cに対して独立的に着脱可能に配置したことによ
り上述した目的は達成される。 (2) 請求項2の発明は、左コンソール10Lと右コ
ンソール10Rにそれぞれ、各種装備機器31,71〜
73が装着される装着面23,62,62aが運転席41
側へ向くように形成されるものである。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係わるフロントコンソールの適用されるホイールロ
ーダの側面図である。図1に示すように、ホイールロー
ダは運転室4の搭載された後側車体1と、作業装置5の
装着された前側車体2とを有し、後側車体1と前側車体
2は連結装置3を介して車両左右方向に屈折可能に連結
されている。作業装置5は、前側車体2に回動可能に取
り付けられたブーム5aと、ブーム5aの先端に回動可
能に取り付けられたバケット5bとを有している。ブー
ム5aはブームシリンダ6aの伸縮によって回動し、こ
れによりバケット5bが昇降する。バケット5bはバケ
ットシリンダ6bの伸縮によりベルクランク6cを介し
て回動し、これによりバケット5bの向きが上下に変化
して土砂のすい込み,排出を行う。
【0009】図2は運転室内の構成を示す平面図であ
り、図3はフロントコンソールの正面図(図2の矢視A
図)、図4は図2のIV-IV線断面図である。図2に示す
ように、運転席41は運転室4内のほぼ中央に設置さ
れ、運転席41の右側にはブームシリンダ6aとバケッ
トシリンダ6bを駆動する作業用操作レバーと、運転室
4内の空調制御を指令する空調指令装置42とが取り付
けられ、さらに後付け部品取付用の予備スペース43が
設けられている。運転席41の前側には、ステアリング
44が回動可能に設けられ、ステアリング44の前方に
は運転室4の前面全体にわたってフロントコンソール1
0が設けられている。図2、4に示すように、ステアリ
ング44に連結された不図示のステアリングシャフトを
格納するコラム45の左側面には車両の前進、後進およ
び中立のいずれかを選択する前後進操作レバー46が設
けられている。コラム45の右側面にはウインカーレバ
ー47が設けられ、ウインカーレバー47の先端には前
照灯スイッチ48が設けられている。また、コラム45
の斜め上面45aには前後進操作レバー46を中立位置
にロックする中立ロックレバー49と、ハザードスイッ
チ50と、ワイパースイッチ51とが設けられている。
【0010】図2、3に示すように、フロントコンソー
ル10は運転室4の左側面4Lから右側面4Rにかけて
運転席41を囲むように曲面状に形成され、車両左右方
向に3分割されている。これを左から順に左コンソール
10L、中央コンソール10C、右コンソール10Rと
称する。中央コンソール10Cはセンターラインclを
軸にほぼ左右対称形状を有し、また、左右のコンソール
10L,10Rも互いにほぼ左右対称形状を有してい
る。そして、左右のコンソール10L,10Rは中央コ
ンソール10Cにそれぞれ近接して配置され、各コンソ
ール10L,10C,10Rの外形線L1およびL2はな
だらかに連なっている。これによって、フロントコンソ
ール10は分割型でありながら、分割を感じさせないよ
うに形成されている。
【0011】次に、各コンソール10L,10C,10R
の詳細な形状について説明する。 (1)中央コンソール 図5は中央コンソール10Cの拡大平面図である。図3
〜5に示すように、中央コンソール10Cは前側斜面1
1と後側斜面12とを有し底面に開口部13を有する略
ドーム形状となっており、後側斜面12の後方は平坦面
14となっている。平坦面14は左右に分割され、その
分割部にコラム45の下方に設けられたステアリングシ
ャフト格納用のカバー52が挿入されている。運転室4
の底部フレームFにはボルト53によって左右一対のス
タンド54L,54Rが取り付けられ、このスタンド5
4Lと54Rの間にカバー52の下部が斜めに挿入され
ている。スタンド54L,54Rの上面には断面略L字
状のブラケット55,56が固設され、ブラケット55,
56の上面に中央コンソール10Cの内側の縁部が載置
されている。ブラケット55,56にはそれぞれねじ穴
が設けられ、そのねじ穴に対応して中央コンソール10
Cにはねじ部57a,58a(メスねじ)が設けられて
いる。ねじ穴を貫通したボルト57,58はねじ部57
a,58aに螺合され、こによって、中央コンソール1
0Cがスタンド54L,54Rに固定されている。ただ
し、車両前側のブラケット55とボルト58の間には、
ねじの締め付け作業を容易にするためにスペーサ59が
介在されている。
【0012】中央コンソール10Cの後側斜面12は運
転席41に向いて形成されており、その斜面12には運
転時における各種情報を表示するモニタ15が取り付け
られている。前側斜面11の左右両側および後側斜面1
2の左右両側には開口部16が設けられ、この開口部1
6に車両空調用のルーバーLVがそれぞれ挿脱自在に取
り付けられている。平坦面14には駐車ブレーキスイッ
チ17と、リアワイパースイッチ18と、作業灯スイッ
チ19とが取り付けられ、さらに、後付け部品取り付け
用の予備スペース20が設けられている。
【0013】図6は図4のVI-VI線断面図(一部図示省
略)である。図6に示すように、中央コンソール10C
の内側において、モニタ15および各種スイッチ17〜
19にはハーネス15a,17a〜19aが接続され、
ハーネス15a,17a〜19aの先端にはコネクタ1
5b,17b〜19bが接続されている。コネクタ15
b,17b〜19bは対応するコネクタ15c,17c〜
19cに対して着脱自在となっており、コネクタ15
c,17c〜19cの接続によりモニタ15および各種
スイッチ17〜19からの電気信号がハーネス15d,
17d〜19dを介してコントローラなどに入力され、
コネクタ15c,17c〜19cの離脱により各部品1
5,17〜19の取り外しが可能となる。中央コンソー
ル10Cの内側には空調用のダクト20が貫通してお
り、図4に示すように、ダクト20は途中で二股に分岐
し、その先端は前後斜面11,12に設けられた開口部
16に達している。ダクト20の先端にはコンソール1
0Cを挟み込むようにしてルーバーLVが取り付けら
れ、これによってダクト20はコンソール10Cに固定
される。
【0014】ところで、図6において、中央コンソール
10Cの右側端面にはキースイッチ21を取り付けるた
めの凸部21aが設けられている。このキースイッチ2
1は運転室4を有しないキャノピー仕様において用いら
れる。すなわち、キャノピー仕様においては、フロント
コンソール10としてセンターコンソール10Cのみが
用いられるので、センターコンソール10Cの右側端面
にキースイッチ21が設けられる。本実施の形態の運転
室4はキャブ仕様であるためキースイッチ21は不要で
あるが、キャノピー仕様における中央コンソール10C
をキャブ仕様にも流用しているので、凸部21aがその
まま残されている。
【0015】(2)右コンソール 図7は右コンソール10Rの拡大平面図、図8はその正
面図であり、図9は図8のIX-IX線断面図である。図7
〜9に示すように、右コンソール10Rは前側斜面22
と後側斜面23とを有し底面に開口部24を有する略ド
ーム形状となっており、後側斜面23は車両斜め後方、
すなわち運転席41の方向を向いている。右コンソール
10Rの底面には車両前側および車両後側にそれぞれ折
り曲げ部25a,25bを有するプレート25が設けら
れ、折り曲げ部25a,25bは右コンソール10Rの
底面から内側に差し込まれている。その差し込み部にお
いてプレート25および右コンソール10Rにはそれぞ
れねじ穴が開口され、そのねじ穴を貫通したボルト26
〜28によってプレート25と右コンソール10Rとが
一体に結合されている。プレート25は運転室フレーム
Fの前面4Fおよび側面4Rから突出されたブラケット
4Bの上面に載置され、ブラケット4Bにはねじ穴が、
プレート25にはそのねじ穴に対応してねじ部(メスね
じ)がそれいぞれ設けられている。このねじ部にねじ穴
を貫通したボルト29,30が螺合され、これによっ
て、右コンソール10Rがブラケット4Bに固定されて
いる。
【0016】右コンソール10Rの後側斜面23にはエ
ンジンキーを差し込んでエンジンを始動するためのキー
スイッチ31が設けられている。後側斜面23は運転席
41に向いて形成されており、エンジンキーの差込が容
易になっている。右コンソール10Rの内側においてキ
ースイッチ31にはハーネス31aが接続され、そのハ
ーネス31aはプレート25およびブラケット4Bを貫
通してコンソール10Rの外側に取り出されている。ハ
ーネス31aの先端にはコネクタ31bが接続され、コ
ネクタ31bはブラケット4Bの下面に固定されてい
る。このコネクタ31bには対応する他のコネクタが着
脱自在に取り付けられ、コントローラなどに電気信号が
入力される。なお、右コンソール10Rの車両左側端面
には中央コンソール10Cの右側端面の凸部20aとの
干渉を避けるため、切り欠き部32が設けられている。
【0017】(3)左コンソール 図10は左コンソール10Lの拡大平面図、図11はそ
の正面図であり、図12は図11のXII-XII線断面図で
ある。図10〜12に示すように、左コンソール10L
は前側斜面61と後側斜面62とを有し底面に開口部6
3を有する略ドーム形状となっており、後側斜面62は
車両斜め後方、すなわち運転席41の方向を向いてい
る。左コンソール10Lの底面には車両前側および車両
後側にそれぞれ折り曲げ部64a〜64cを有するプレ
ート64が設けられ、折り曲げ部64a〜64cは左コ
ンソール10Lの底面から内側にそれぞれ差し込まれて
いる。その差し込み部においてプレート64および左コ
ンソール10Lにはそれぞれねじ穴が開口され、そのね
じ穴を貫通したボルト65〜68によってプレート64
と左コンソール10Lとが一体に結合されている。プレ
ート64は運転室フレームの前面4Fおよび側面4Lか
ら突出されたブラケット4B上に載置され、ブラケット
4Bにはねじ穴が、プレート64にはそのねじ穴に対応
してねじ部(メスねじ)がそれぞれ設けられている。こ
のねじ部にねじ穴を貫通したボルト69,70が螺合さ
れ、これによって、左コンソール10Lがブラケット4
Bに固定される。
【0018】左コンソール10Lの後側斜面62にはラ
ジオ71が、ラジオ71の下方の斜面62aにはシガー
ライター72がそれぞれ設けられている。また、シガー
ライターの側方にはボルト67,68を覆い隠すように
灰皿73が設けられている。ラジオ71やシガーライタ
ー72は運転席41に向かって装着されており、運転席
からの操作性が良好となっている。左コンソール10L
の内側においてラジオ71とシガーライター72にはハ
ーネス71a,72aが接続され、そのハーネス71a,
72aはプレート64およびブラケット4Bを貫通して
コンソール10Lの外側に取り出されている。ハーネス
71a,72aの先端にはコネクタ71b,72bが接続
され、コネクタ71b,72bはブラケット4Bの下面
に固定されている。このコネクタ71b,72bには対
応する他のコネクタが着脱自在に取り付けられ、コント
ローラなどに電気信号が入力される。
【0019】次に、フロントコンソール10に装着され
た電装品の交換手順について説明する。例えば、モニタ
15など中央コンソール10Cに装着された部品の交換
作業を行う場合には、まず、ルーバーLVとボルト5
7,58を取り外し、中央コンソール10Cの移動をフ
リーにする。次いで、中央コンソール10Cを途中まで
持ち上げ、コンソール10Cの底面から手を挿入し、モ
ニタ15およびスイッチ類17〜19のコネクタ15
b,17b〜19bを取り外す。その後、中央コンソー
ル10Cをスタンド54L,54Rから降ろし、コンソ
ール10Cの内側でモニタ15を固定しているねじ(不
図示)を緩めてモニタ15を取り外す。
【0020】また、右コンソール10Rに装着されたキ
ースイッチ31の交換作業を行う場合には、まず、コネ
クタ31bを取り外し、ボルト29,30を取り外して
右コンソール10Rをブラケット4Bから降ろす。次い
で、ボルト26〜28を取り外してコンソール10Rと
プレート25とを分解し、キースイッチ31を取り外
す。さらに、左コンソール10Lに装着されたラジオ7
1などの交換作業を行う場合には、まず、コネクタ71
b,72bを取り外し、ボルト69,70を取り外して左
コンソール10Lをブラケット4Bから降ろす。次い
で、ボルト65〜68を取り外してコンソール10Lと
プレート64とを分解し、ラジオ71を取り外す。以上
は部品の取り外しの手順であるが、部品の取り付けはこ
れとは逆の手順で行う。
【0021】このように本実施の形態によると、フロン
トコンソール10を運転室4の前面の右端部(右側面4
R)から運転室4の前面の左端部(左側面4L)にわた
って形成したので、運転室内の空間を有効に利用して多
数の電装品を配置することができるとともに、フロント
コンソール10を車両左右方向に3分割し、中央コンソ
ール10Cをスタンド54L,54Rに、左右のコンソ
ール10L,10Rを別々のブラケット4Bに固定した
ので、各コンソール10L,10C,10Rをそれぞれ独
立して取り外すことができる。これにより、中央コンソ
ール10Cに装着されたモニタ15などの交換作業を行
う場合には中央コンソール10Cのみを、右コンソール
10Rに装着されたキースイッチ31などの交換作業を
行う場合には右コンソール10Rのみを、左コンソール
10Lに装着されたラジオ71などの交換作業を行う場
合には左コンソールのみをそれぞれ取り外せばよいの
で、部品の交換作業が容易になる。
【0022】また、左右のコンソール10L,10Rを
中央コンソール10Cにそれぞれ近接して配置し、各コ
ンソール10L,10C,10Rの外形線L1およびL2
がなだらかに連なるように形成したので、分割型であり
ながら一体感を感じさせるようなデザインとなり、運転
室内の居住空間性や快適性が向上する。さらに、フロン
トコンソール10を車両左右方向に3分割したので、各
コンソール10L,10C,10Rは大型化されず、加工
コストを抑えることができるとともに、取り扱いも容易
になる。さらにまた、左右のコンソール10L,10R
は車両斜め後方の運転席41に向いてそれぞれ形成され
ているので、左右のコンソール10L,10Rに装着さ
れたキースイッチ31やラジオ71などの操作性が向上
する。
【0023】なお、上記実施の形態では、フロントコン
ソール10をホイールローダに適用したが、他の建設車
両にも同様に適用することができる。また、上記実施の
形態ではフロントコンソール10を左右に3分割した
が、3分割以外に分割してもよい。さらに、上記実施の
形態において、各コンソール10L,10C,10Rに装
着した部品は一例であって、他の部品を装着してもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、運転室内の前面に配置されるフロントコンソール
を、車両中央部に着脱可能に配置される中央コンソール
と、中央コンソールの車両左側から運転室の前面左側端
部にかけて配置される左コンソールと、中央コンソール
の車両右側から運転室の前面右側端部にかけて配置され
る右コンソールとにより構成し、左右のコンソールを中
央コンソールに対して独立的に着脱可能としたので、運
転室内のスペースを有効に使い多くの装備機器が取付可
能になるとともに、部品交換にあたっては分割されたフ
ロントコンソールのうち交換部品の装着されたコンソー
ルのみを取り外せばよいので、部品交換の作業が容易に
なる。また、とくに請求項2の発明によれば、左コンソ
ールと右コンソールにはそれぞれ、各種装備機器が装着
される装着面を運転席側へ向くように形成したので、フ
ロントコンソールは運転席を囲むように形成されること
となり、各種電装品の操作性,視認性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるホイールローダの側面図。
【図2】本発明の実施の形態に係わるフロントコンソー
ルを有する運転室の平面図。
【図3】本発明の実施の形態に係わるフロントコンソー
ルを有する運転室の正面図。
【図4】図2のIV-IV線断面図。
【図5】本発明の実施の形態に係わるフロントコンソー
ルを構成する中央コンソールの平面図。
【図6】図4のVI-VI線断面図。
【図7】本発明の実施の形態に係わるフロントコンソー
ルを構成する右コンソールの平面図。
【図8】本発明の実施の形態に係わるフロントコンソー
ルを構成する右コンソールの正面図。
【図9】図8のIX-IX線断面図。
【図10】本発明の実施の形態に係わるフロントコンソ
ールを構成する左コンソールの平面図。
【図11】本発明の実施の形態に係わるフロントコンソ
ールを構成する左コンソールの正面図。
【図12】図11のXII-XII線断面図。
【図13】建設車両のフロントコンソールの従来例を示
す図。
【符号の説明】
4 運転席 10 フロントコンソ
ール 10L 左コンソール 10C 中央コンソ
ール 10R 右コンソール 15 モニタ 17 駐車ブレーキスイッチ 18 リアワイパー
スイッチ 19 作業灯スイッチ 31 キースイッチ 71 ラジオ 72 シガーライタ
ー 73 灰皿 11,22,61 前側斜面 12,23,62,62a 後側斜面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転室内の前面に配置され、モニタおよ
    び各種電装品等の装備機器が装着される建設車両のフロ
    ントコンソールであって、 前記運転室内の前面中央部に着脱可能に配置される中央
    コンソールと、前記中央コンソールの車両左側から前記
    運転室の前面左側端部にかけて配置される左コンソール
    と、前記中央コンソールの車両右側から前記運転室の前
    面右側端部にかけて配置される右コンソールとを有し、
    前記左コンソールおよび右コンソールをそれぞれ前記中
    央コンソールに対して独立的に着脱可能に配置したこと
    を特徴とする建設車両のフロントコンソール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建設車両のフロントコ
    ンソールにおいて、 前記左コンソールと前記右コンソールにはそれぞれ、前
    記各種装備機器が装着される装着面が運転席側へ向くよ
    うに形成されていることを特徴とする建設車両のフロン
    トコンソール。
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Cited By (6)

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