JP2001025004A - 電子鏡システム - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自分の姿を左右が反対にならない実像で映す
ことができ、しかも正面の姿と後ろ姿とを単独で映し出
せるばかりではなく、真っ正面の姿と真後ろの姿或いは
横向きの姿とを同時に同一平面内で映し出すことができ
る電子鏡システムを得ること。 【解決手段】 本発明の電子鏡システム１は、画像映出
装置２と、この前面に配設され、遠隔的にズーム、仰
角、水平角のコントロールが可能な電子カメラ装置３Ｂ
と、この電子カメラ装置３Ｂと前記画像映出装置２との
間に配設され、前記電子カメラ装置３Ｂのズーム、仰
角、水平角等をコントロールするためのフット式リモー
トコントロール装置４とから構成され、前記画像映出装
置２と前記電子カメラ装置３Ｂとの間に介在した人物Ｐ
の後ろ姿を前記電子カメラ装置３Ｂで撮影し、前記画像
映出装置２に実像の後ろ姿を映出するできるように構成
されている。
ことができ、しかも正面の姿と後ろ姿とを単独で映し出
せるばかりではなく、真っ正面の姿と真後ろの姿或いは
横向きの姿とを同時に同一平面内で映し出すことができ
る電子鏡システムを得ること。 【解決手段】 本発明の電子鏡システム１は、画像映出
装置２と、この前面に配設され、遠隔的にズーム、仰
角、水平角のコントロールが可能な電子カメラ装置３Ｂ
と、この電子カメラ装置３Ｂと前記画像映出装置２との
間に配設され、前記電子カメラ装置３Ｂのズーム、仰
角、水平角等をコントロールするためのフット式リモー
トコントロール装置４とから構成され、前記画像映出装
置２と前記電子カメラ装置３Ｂとの間に介在した人物Ｐ
の後ろ姿を前記電子カメラ装置３Ｂで撮影し、前記画像
映出装置２に実像の後ろ姿を映出するできるように構成
されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自分の後ろ姿を、
後ろ正面から、或いは横向きの姿を真横から自然な姿勢
で見ることができる電子鏡システムに関するものであ
る。
後ろ正面から、或いは横向きの姿を真横から自然な姿勢
で見ることができる電子鏡システムに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、自分の後ろ姿、或いは横向きの姿
をほぼリアルタイムで観察する術は殆どなく、大小複数
の鏡を用い、人手を借りて、それらの鏡の角度を微妙に
調整して辛うじて観察でき、個人では殆ど不可能であっ
た。例えば、外出時などに自分の身仕舞いを調べたい場
合には、通常、一枚鏡や三面鏡を使用し、身仕舞いを整
えるが、自分の正面の姿は鏡に映し易く、比較的見やす
いが、後ろ姿を映す場合には、半身になって映さなくて
はならない。
をほぼリアルタイムで観察する術は殆どなく、大小複数
の鏡を用い、人手を借りて、それらの鏡の角度を微妙に
調整して辛うじて観察でき、個人では殆ど不可能であっ
た。例えば、外出時などに自分の身仕舞いを調べたい場
合には、通常、一枚鏡や三面鏡を使用し、身仕舞いを整
えるが、自分の正面の姿は鏡に映し易く、比較的見やす
いが、後ろ姿を映す場合には、半身になって映さなくて
はならない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な通常の一枚鏡や三面鏡に自分の姿を映した場合には、
左右が反対の虚像が写り、衣服の修正や髪の手入れなど
の身仕舞いを整える場合には自然な姿勢で見ることがで
きない。また、通常の一枚鏡はもとより、三面鏡であっ
ても、真っ正面の姿と真後ろの姿、或いは横の姿をとを
同時に同一平面内で映し、見比べることもできない。
な通常の一枚鏡や三面鏡に自分の姿を映した場合には、
左右が反対の虚像が写り、衣服の修正や髪の手入れなど
の身仕舞いを整える場合には自然な姿勢で見ることがで
きない。また、通常の一枚鏡はもとより、三面鏡であっ
ても、真っ正面の姿と真後ろの姿、或いは横の姿をとを
同時に同一平面内で映し、見比べることもできない。
【０００４】本発明は前記のような課題を解決しようと
するものであって、自分の姿を左右が反対にならない実
像で映すことができ、しかも正面の姿と後ろ姿等を単独
で映し出せるばかりではなく、真っ正面の姿と真後ろの
姿、或いは横の姿とを同時に同一平面内で映し出すこと
ができる電子鏡システムを得ることを目的とするもので
ある。
するものであって、自分の姿を左右が反対にならない実
像で映すことができ、しかも正面の姿と後ろ姿等を単独
で映し出せるばかりではなく、真っ正面の姿と真後ろの
姿、或いは横の姿とを同時に同一平面内で映し出すこと
ができる電子鏡システムを得ることを目的とするもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項１に記載の発明では、電子鏡システムを、画
像映出装置と、その画像映出装置の前面に配設され、前
記画像映出装置に出力信号を送信でき、ズーム、仰角、
水平角のコントロールが可能な電子カメラ装置と、その
電子カメラ装置と前記画像映出装置との間に配設された
前記電子カメラ装置のズーム、仰角、水平角をコントロ
ールするためのリモートコントロール装置とから構成し
て、前記課題を解決している。また、請求項２に記載の
発明では、電子鏡システムを、一つの画面を分割して、
それぞれの分割画面に異なる映像を映出できる画像映出
装置と、その画像映出装置の上などの近傍に配設され、
その画像映出装置の前面に存在する人物の正面を撮影で
き、かつズーム、仰角、水平角のコントロールが可能な
第１の電子カメラ装置と、その第１の電子カメラ装置と
前記電子カメラ装置のズーム、仰角、水平角をコントロ
ールするための第１のリモートコントロール装置と、前
記画像映出装置の前面に配設され、その前面に存在する
人物の後ろ姿または一方の側面を撮影でき、かつズー
ム、仰角、水平角のコントロールが可能な第２の電子カ
メラ装置と、その第２の電子カメラ装置と前記画像映出
装置との間に配設された前記第２の電子カメラ装置のズ
ーム、仰角、水平角をコントロールするための第２のリ
モートコントロール装置とから構成して、前記課題を解
決している。更にまた、請求項３に記載の発明では、前
記画像映出装置が画像固定静止機能を備えていることを
特徴とする。
に、請求項１に記載の発明では、電子鏡システムを、画
像映出装置と、その画像映出装置の前面に配設され、前
記画像映出装置に出力信号を送信でき、ズーム、仰角、
水平角のコントロールが可能な電子カメラ装置と、その
電子カメラ装置と前記画像映出装置との間に配設された
前記電子カメラ装置のズーム、仰角、水平角をコントロ
ールするためのリモートコントロール装置とから構成し
て、前記課題を解決している。また、請求項２に記載の
発明では、電子鏡システムを、一つの画面を分割して、
それぞれの分割画面に異なる映像を映出できる画像映出
装置と、その画像映出装置の上などの近傍に配設され、
その画像映出装置の前面に存在する人物の正面を撮影で
き、かつズーム、仰角、水平角のコントロールが可能な
第１の電子カメラ装置と、その第１の電子カメラ装置と
前記電子カメラ装置のズーム、仰角、水平角をコントロ
ールするための第１のリモートコントロール装置と、前
記画像映出装置の前面に配設され、その前面に存在する
人物の後ろ姿または一方の側面を撮影でき、かつズー
ム、仰角、水平角のコントロールが可能な第２の電子カ
メラ装置と、その第２の電子カメラ装置と前記画像映出
装置との間に配設された前記第２の電子カメラ装置のズ
ーム、仰角、水平角をコントロールするための第２のリ
モートコントロール装置とから構成して、前記課題を解
決している。更にまた、請求項３に記載の発明では、前
記画像映出装置が画像固定静止機能を備えていることを
特徴とする。
【０００６】従って、請求項１に記載の発明によれば、
画像映出装置と電子カメラ装置との間に介在した人物の
後ろ姿、或いは横の姿を前記電子カメラ装置で撮影し、
前記画像映出装置に実像で映出することができる。ま
た、請求項２に記載の発明によれば、画像映出装置の一
方の分割画面に第１の電子カメラ装置で撮影した正面ま
たは一方の側面の画像を映出し、前記画像映出装置の他
方の分割画面に前記第２の電子カメラ装置で撮影した後
ろ姿または他方の側面の実像の画像を映出することがで
きる。
画像映出装置と電子カメラ装置との間に介在した人物の
後ろ姿、或いは横の姿を前記電子カメラ装置で撮影し、
前記画像映出装置に実像で映出することができる。ま
た、請求項２に記載の発明によれば、画像映出装置の一
方の分割画面に第１の電子カメラ装置で撮影した正面ま
たは一方の側面の画像を映出し、前記画像映出装置の他
方の分割画面に前記第２の電子カメラ装置で撮影した後
ろ姿または他方の側面の実像の画像を映出することがで
きる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて、本発明の一実
施形態の電子鏡システムを説明する。図１は本発明の一
実施形態の電子鏡システムの構成を示す斜視図、図２は
図１に示した電子鏡システムの一構成要素の電子カメラ
装置を示していて、同図Ａはその斜視図、同図Ｂはその
正面図、そして図３は図２に示した電子カメラ装置のフ
ット式リモートコントロール装置の平面図である。
施形態の電子鏡システムを説明する。図１は本発明の一
実施形態の電子鏡システムの構成を示す斜視図、図２は
図１に示した電子鏡システムの一構成要素の電子カメラ
装置を示していて、同図Ａはその斜視図、同図Ｂはその
正面図、そして図３は図２に示した電子カメラ装置のフ
ット式リモートコントロール装置の平面図である。
【０００８】図１において、符号１は本発明の一実施形
態の電子鏡システムを指す。この電子鏡システム１は、
一台の画像映出装置２と２台の電子カメラ装置３Ａ、３
Ｂと１台或いは２台のフット式リモートコントロール装
置４とから構成されており、前記画像映出装置２の画像
入力端子には２台の電子カメラ装置３Ａ、３Ｂの出力信
号がケーブル、赤外線などの手段で入力され、その映像
出力信号が入力される。また、２台の電子カメラ装置３
Ａ、３Ｂにはフット式リモートコントロール装置４が有
線、無線、或いは光などの接続手段で接続されている。
なお、画像映出装置２と２台の電子カメラ装置３Ａ、３
Ｂとの接続手段、及び２台の電子カメラ装置３Ａ、３Ｂ
とフット式リモートコントロール装置４との接続手段は
本発明の要点ではないので、それらを図示することは省
略した。
態の電子鏡システムを指す。この電子鏡システム１は、
一台の画像映出装置２と２台の電子カメラ装置３Ａ、３
Ｂと１台或いは２台のフット式リモートコントロール装
置４とから構成されており、前記画像映出装置２の画像
入力端子には２台の電子カメラ装置３Ａ、３Ｂの出力信
号がケーブル、赤外線などの手段で入力され、その映像
出力信号が入力される。また、２台の電子カメラ装置３
Ａ、３Ｂにはフット式リモートコントロール装置４が有
線、無線、或いは光などの接続手段で接続されている。
なお、画像映出装置２と２台の電子カメラ装置３Ａ、３
Ｂとの接続手段、及び２台の電子カメラ装置３Ａ、３Ｂ
とフット式リモートコントロール装置４との接続手段は
本発明の要点ではないので、それらを図示することは省
略した。
【０００９】前記画像映出装置２は陰極線管、液晶表示
装置などを用いたテレビジョン受像装置であっても、テ
レビジョンチューナを備えていない画像モニター装置で
あってもよい。ただし、一つの画面を二分割して、それ
ぞれの分割画面に異なる映像を映出できる機能及び画面
固定静止機能を備えているものが好適である。
装置などを用いたテレビジョン受像装置であっても、テ
レビジョンチューナを備えていない画像モニター装置で
あってもよい。ただし、一つの画面を二分割して、それ
ぞれの分割画面に異なる映像を映出できる機能及び画面
固定静止機能を備えているものが好適である。
【００１０】前記２台の電子カメラ装置３Ａ、３Ｂはい
ずれもＣＣＤ素子で構成され、そして自動カラー調整機
能、自動フォーカス機能及び自動露出機能を備えている
ものを用いると好適である。この実施形態においてはそ
のような機能を備えている電子カメラ装置であることを
前提に記している。これらの電子カメラ装置３Ａ、３Ｂ
の内、第１の電子カメラ装置３Ａは前記画像映出装置２
の上正面に姿を映そうとする人物Ｐの正面を向くように
配設されており、他の１台の電子カメラ装置、即ち、第
２の電子カメラ装置３Ｂは前記人物Ｐの真後ろに載置台
５に載置された状態で配設されている。この載置台５は
高さが手動、或いは自動で伸縮自在に調節できる調節手
段５１を備えているものを用いるとよい。
ずれもＣＣＤ素子で構成され、そして自動カラー調整機
能、自動フォーカス機能及び自動露出機能を備えている
ものを用いると好適である。この実施形態においてはそ
のような機能を備えている電子カメラ装置であることを
前提に記している。これらの電子カメラ装置３Ａ、３Ｂ
の内、第１の電子カメラ装置３Ａは前記画像映出装置２
の上正面に姿を映そうとする人物Ｐの正面を向くように
配設されており、他の１台の電子カメラ装置、即ち、第
２の電子カメラ装置３Ｂは前記人物Ｐの真後ろに載置台
５に載置された状態で配設されている。この載置台５は
高さが手動、或いは自動で伸縮自在に調節できる調節手
段５１を備えているものを用いるとよい。
【００１１】前記２台の電子カメラ装置３Ａ、３Ｂは共
に同一の機能、構造を備えたものでよく、図２に示した
ように、レンズ３１が装着されているカメラヘッド３２
が水平角回動軸受け台３３と仰角回動軸受け台３５とに
取り付けられている。前記水平角回動軸受け台３３は制
御機構が内蔵されている平板状のキャビネットであり、
その正面中央部にはリモートコントロール装置４から
の、例えば、赤外線制御信号を受光できる受光部３７が
露出して設けられている。また、前記水平角回動軸受け
台３３の上には、水平角回動軸３４を介して左右の水平
方向に回動できるように断面コの字型の仰角回動軸受け
台３５が取り付けられている。そしてこの仰角回動軸受
け台３５に、カメラヘッド３２が左右一対の仰角回動軸
３６を介して回動自在に取り付けられている。このよう
な支持機構により、電子カメラ装置３Ａ、３Ｂはカメラ
ヘッド３２の仰角及び水平角のコントロールができ、ま
た、カメラヘッド３２は前記フット式リモートコントロ
ール装置４によりズームができる。これらズーム、仰
角、水平角のリモートコントロール機構は既知であるの
で省略する。なお、符号３８は電源コードを指す。
に同一の機能、構造を備えたものでよく、図２に示した
ように、レンズ３１が装着されているカメラヘッド３２
が水平角回動軸受け台３３と仰角回動軸受け台３５とに
取り付けられている。前記水平角回動軸受け台３３は制
御機構が内蔵されている平板状のキャビネットであり、
その正面中央部にはリモートコントロール装置４から
の、例えば、赤外線制御信号を受光できる受光部３７が
露出して設けられている。また、前記水平角回動軸受け
台３３の上には、水平角回動軸３４を介して左右の水平
方向に回動できるように断面コの字型の仰角回動軸受け
台３５が取り付けられている。そしてこの仰角回動軸受
け台３５に、カメラヘッド３２が左右一対の仰角回動軸
３６を介して回動自在に取り付けられている。このよう
な支持機構により、電子カメラ装置３Ａ、３Ｂはカメラ
ヘッド３２の仰角及び水平角のコントロールができ、ま
た、カメラヘッド３２は前記フット式リモートコントロ
ール装置４によりズームができる。これらズーム、仰
角、水平角のリモートコントロール機構は既知であるの
で省略する。なお、符号３８は電源コードを指す。
【００１２】前記第２の電子カメラ装置３Ｂを制御する
ためのフット式リモートコントロール装置４の一例とし
ては、図３に示したような構成のものを使用すると好適
である。このフット式リモートコントロール装置４は、
今、前記載置台５が、その高さ調整機構が自動伸縮機構
で構成されているものとした場合には、これを制御する
高さ制御釦４１と、カメラヘッド３２の水平角を制御す
る水平角制御釦４２と、カメラヘッド３２の仰角を回動
を制御する仰角制御釦４３と、カメラレンズ３１をズー
ムするズーム制御釦４４と、電源オンオフ釦４５と画像
映出装置２の画面を固定静止するフリーズ釦４６とを備
えている。
ためのフット式リモートコントロール装置４の一例とし
ては、図３に示したような構成のものを使用すると好適
である。このフット式リモートコントロール装置４は、
今、前記載置台５が、その高さ調整機構が自動伸縮機構
で構成されているものとした場合には、これを制御する
高さ制御釦４１と、カメラヘッド３２の水平角を制御す
る水平角制御釦４２と、カメラヘッド３２の仰角を回動
を制御する仰角制御釦４３と、カメラレンズ３１をズー
ムするズーム制御釦４４と、電源オンオフ釦４５と画像
映出装置２の画面を固定静止するフリーズ釦４６とを備
えている。
【００１３】もし、第１の電子カメラ装置３Ａをも自動
制御する場合には、前記フット式リモートコントロール
装置４と同一の各種機能を備えた制御釦をもう一組並列
に配設しておけばよい。勿論、同一のフット式リモート
コントロール装置４を２台、人物Ｐの足元に配設してお
いてもよいし、一台で３Ａ ３Ｂを切替え可能としても
よい。なお、第１の電子カメラ装置３Ａを載置台５に載
せて、その高さを調節する必要がある場合には、前記フ
ット式リモートコントロール装置４と全く同一のものを
利用してよいが、第１の電子カメラ装置３Ａの高さを固
定して用いる場合には、フット式リモートコントロール
装置は前記高さ制御釦４１を省略したものでよい。ま
た、この電子鏡システム１を着付け教室や貸衣装店の着
付け室などで使用する場合には、少なくとも前記第２の
電子カメラ装置３Ｂを制御する前記フット式リモートコ
ントロール装置４を着付け先生などの専門家が使用し易
い場所に配設しておくとよく、或いは別途、前記少なく
とも第２の電子カメラ装置３Ｂを制御できる、前記フッ
ト式リモートコントロール装置４の機能と同一の機能を
備えたリモートコントロール装置を用意しておいてもよ
い。
制御する場合には、前記フット式リモートコントロール
装置４と同一の各種機能を備えた制御釦をもう一組並列
に配設しておけばよい。勿論、同一のフット式リモート
コントロール装置４を２台、人物Ｐの足元に配設してお
いてもよいし、一台で３Ａ ３Ｂを切替え可能としても
よい。なお、第１の電子カメラ装置３Ａを載置台５に載
せて、その高さを調節する必要がある場合には、前記フ
ット式リモートコントロール装置４と全く同一のものを
利用してよいが、第１の電子カメラ装置３Ａの高さを固
定して用いる場合には、フット式リモートコントロール
装置は前記高さ制御釦４１を省略したものでよい。ま
た、この電子鏡システム１を着付け教室や貸衣装店の着
付け室などで使用する場合には、少なくとも前記第２の
電子カメラ装置３Ｂを制御する前記フット式リモートコ
ントロール装置４を着付け先生などの専門家が使用し易
い場所に配設しておくとよく、或いは別途、前記少なく
とも第２の電子カメラ装置３Ｂを制御できる、前記フッ
ト式リモートコントロール装置４の機能と同一の機能を
備えたリモートコントロール装置を用意しておいてもよ
い。
【００１４】次に、前記構成の本発明の電子鏡システム
１の使用方法を図１を用いて説明する。先ず、衣服を着
ようとする人物Ｐは画像映出装置２の電源を入れ、画像
映出装置２が一般のテレビジョン受像機である場合に
は、ビデオ入力に切り換え、そして図示していないが画
面を二分割で映出できる状態にセットする。次に、画像
映出装置２と第１の電子カメラ装置３Ｂの間に、その画
像映出装置２の画面に対して正面を向いて立ち、そして
２台の電子カメラ装置３Ａ、３Ｂの電源をフット式リモ
ートコントロール装置４の電源オンオフ釦４５を操作し
て入れる。これらの電子カメラ装置３Ａ、３Ｂは自動露
出機能及び自動フォーカス機能により最適な露出及びフ
ォーカス状態になる。
１の使用方法を図１を用いて説明する。先ず、衣服を着
ようとする人物Ｐは画像映出装置２の電源を入れ、画像
映出装置２が一般のテレビジョン受像機である場合に
は、ビデオ入力に切り換え、そして図示していないが画
面を二分割で映出できる状態にセットする。次に、画像
映出装置２と第１の電子カメラ装置３Ｂの間に、その画
像映出装置２の画面に対して正面を向いて立ち、そして
２台の電子カメラ装置３Ａ、３Ｂの電源をフット式リモ
ートコントロール装置４の電源オンオフ釦４５を操作し
て入れる。これらの電子カメラ装置３Ａ、３Ｂは自動露
出機能及び自動フォーカス機能により最適な露出及びフ
ォーカス状態になる。
【００１５】そして次に、両電子カメラ装置３Ａ、３Ｂ
は撮影できる状態になり、その人物Ｐが第１の電子カメ
ラ装置３Ａに正対している場合には、その第１の電子カ
メラ装置３Ａは人物Ｐの真正面の映像を図示のように前
記画像映出装置２の画面右半分に映出し、第２の電子カ
メラ装置３Ｂはその人物Ｐの真後ろの後ろ姿を前記画像
映出装置２の左半分の画面に映出する。また、この状態
で人物Ｐが横を向けば、電子カメラ装置３Ａではその人
物Ｐの側面を、電子カメラ装置３Ｂではその反対側の側
面を画像映出装置２のそれぞれの分割画面に同時に映出
することができる。また、正面を向いた状態で第２の電
子カメラ装置３Ｂを人物Ｐの横方向に移動させることに
より、正面の姿と同一画面上で見ることも出来る。特
に、第２の電子カメラ装置３Ｂでは、実像を映出するこ
とができる。
は撮影できる状態になり、その人物Ｐが第１の電子カメ
ラ装置３Ａに正対している場合には、その第１の電子カ
メラ装置３Ａは人物Ｐの真正面の映像を図示のように前
記画像映出装置２の画面右半分に映出し、第２の電子カ
メラ装置３Ｂはその人物Ｐの真後ろの後ろ姿を前記画像
映出装置２の左半分の画面に映出する。また、この状態
で人物Ｐが横を向けば、電子カメラ装置３Ａではその人
物Ｐの側面を、電子カメラ装置３Ｂではその反対側の側
面を画像映出装置２のそれぞれの分割画面に同時に映出
することができる。また、正面を向いた状態で第２の電
子カメラ装置３Ｂを人物Ｐの横方向に移動させることに
より、正面の姿と同一画面上で見ることも出来る。特
に、第２の電子カメラ装置３Ｂでは、実像を映出するこ
とができる。
【００１６】そして、例えば、後ろの帯締めの状態や髪
形を精査したい場合には、フット式リモートコントロー
ル装置４の高さ制御釦４１、水平角制御釦４２、仰角制
御釦４３及びズーム釦４４を足指で押して制御し、必要
な部分を拡大して前記画像映出装置２に映出することが
できる。この操作は、後ろ姿を見る場合のみならず、正
面の姿を見る場合にも、同様の制御操作を行うことによ
って行うことができる。
形を精査したい場合には、フット式リモートコントロー
ル装置４の高さ制御釦４１、水平角制御釦４２、仰角制
御釦４３及びズーム釦４４を足指で押して制御し、必要
な部分を拡大して前記画像映出装置２に映出することが
できる。この操作は、後ろ姿を見る場合のみならず、正
面の姿を見る場合にも、同様の制御操作を行うことによ
って行うことができる。
【００１７】また、前記のような着付け教室や貸衣装店
の着付け室などで使用する場合には、生徒或いは着付け
依頼者Ｐを画像映出装置２と第２の電子カメラ装置３Ｂ
の間に立たせ、着付けの先生或いは専門家がリモートコ
ントロール装置４などを用いて電子カメラ装置３Ａ、３
Ｂを操作し、適切な指導或いは着付けの状態などを行う
ことができる。
の着付け室などで使用する場合には、生徒或いは着付け
依頼者Ｐを画像映出装置２と第２の電子カメラ装置３Ｂ
の間に立たせ、着付けの先生或いは専門家がリモートコ
ントロール装置４などを用いて電子カメラ装置３Ａ、３
Ｂを操作し、適切な指導或いは着付けの状態などを行う
ことができる。
【００１８】後ろ姿のみを観察したい場合には、画像映
出装置２をその画面を全面映出状態に切り換え、第２の
電子カメラ装置３Ｂのみの映像を映出できるようにすれ
ばよい。正面の姿を撮影する第１の電子カメラ装置３Ａ
の電源はフット式リモートコントロール装置４の電源オ
ンオフ釦４５を足指で押して切っておくとよい。また、
用途によって第１の電子カメラ装置３Ａを必要としない
場合には、初めから電子鏡システムに組み込む必要はな
い。
出装置２をその画面を全面映出状態に切り換え、第２の
電子カメラ装置３Ｂのみの映像を映出できるようにすれ
ばよい。正面の姿を撮影する第１の電子カメラ装置３Ａ
の電源はフット式リモートコントロール装置４の電源オ
ンオフ釦４５を足指で押して切っておくとよい。また、
用途によって第１の電子カメラ装置３Ａを必要としない
場合には、初めから電子鏡システムに組み込む必要はな
い。
【００１９】また、前記電子カメラ装置３Ａ、３Ｂのカ
メラヘッド３２として小型ビデオレコーダ付カメラを用
いれば、撮像中の映像を磁気テープに記録でき、保存し
ておくことができる。
メラヘッド３２として小型ビデオレコーダ付カメラを用
いれば、撮像中の映像を磁気テープに記録でき、保存し
ておくことができる。
【００２０】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の電子鏡
システムによれば、 １．通常の一枚鏡や三面鏡では見ることができない自分
の後ろ姿や横の姿を自然な姿勢で見ることができる ２．左右が反対になる鏡の虚像と異なり、左右反対にな
らない実像が得られ、前後左右の衣服の修正や髪の手入
れが容易にできる ３．着付け室では、専門家が生徒などの客に分かり易
く、適切に指導することができる など数々の優れた効果が得られる。
システムによれば、 １．通常の一枚鏡や三面鏡では見ることができない自分
の後ろ姿や横の姿を自然な姿勢で見ることができる ２．左右が反対になる鏡の虚像と異なり、左右反対にな
らない実像が得られ、前後左右の衣服の修正や髪の手入
れが容易にできる ３．着付け室では、専門家が生徒などの客に分かり易
く、適切に指導することができる など数々の優れた効果が得られる。
【図１】 本発明の一実施形態の電子鏡システムの構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】 図２は図１に示した電子鏡システムの一構成
要素の電子カメラ装置を示していて、同図Ａはその斜視
図、同図Ｂはその正面図である。
要素の電子カメラ装置を示していて、同図Ａはその斜視
図、同図Ｂはその正面図である。
【図３】 図２に示した電子カメラ装置のフット式リモ
ートコントロール装置の平面図である。
ートコントロール装置の平面図である。
１…本発明の電子鏡システム、２…画像映出装置、３Ａ
…第１の電子カメラ装置、３Ｂ…第２の電子カメラ装
置、３１…レンズ、３２…カメラヘッド、３３…水平角
回動軸受け台、３４…水平角回動軸、３５…仰角回動軸
受け台、３６…仰角回動軸、３７…受光部、４…フット
式リモートコントロール装置、４１…高さ制御釦、４２
…水平角制御釦、４３…仰角制御釦、４４…ズーム釦、
４５…電源オンオフ釦、５…載置台、３８…電源コー
ド、４６…フリーズ釦、５１…調節手段
…第１の電子カメラ装置、３Ｂ…第２の電子カメラ装
置、３１…レンズ、３２…カメラヘッド、３３…水平角
回動軸受け台、３４…水平角回動軸、３５…仰角回動軸
受け台、３６…仰角回動軸、３７…受光部、４…フット
式リモートコントロール装置、４１…高さ制御釦、４２
…水平角制御釦、４３…仰角制御釦、４４…ズーム釦、
４５…電源オンオフ釦、５…載置台、３８…電源コー
ド、４６…フリーズ釦、５１…調節手段
Claims (3)
- 【請求項１】 画像映出装置と、該画像映出装置の前面
に配設され、前記画像映出装置に出力信号を送信でき、
ズーム、仰角、水平角のコントロールが可能な電子カメ
ラ装置と、 該電子カメラ装置と前記画像映出装置との間に配設され
た前記電子カメラ装置のズーム、仰角、水平角をコント
ロールするためのリモートコントロール装置とから構成
され、 前記電子カメラ装置の前に介在した人物の姿を前記電子
カメラ装置で撮影し、前記画像映出装置に実像の姿を映
出することを特徴とする電子鏡システム。 - 【請求項２】 一つの画面を分割して、それぞれの分割
画面に異なる映像を映出できる画像映出装置と、 該画像映出装置の上などの近傍に配設され、その画像映
出装置の前面に存在する人物の正面または側面を撮影で
き、かつズーム、仰角、水平角のコントロールが可能な
第１の電子カメラ装置と、 該第１の電子カメラ装置と前記電子カメラ装置のズー
ム、仰角、水平角をコントロールするための第１のリモ
ートコントロール装置と、 前記画像映出装置の前面に配設され、その前面に存在す
る人物の後ろ姿または側面を撮影でき、かつズーム、仰
角、水平角のコントロールが可能な第２の電子カメラ装
置と、 該第２の電子カメラ装置と前記画像映出装置との間に配
設された前記第２の電子カメラ装置のズーム、仰角、水
平角をコントロールするための第２のリモートコントロ
ール装置とから構成され、 前記画像映出装置の一方の分割画面に前記第１の電子カ
メラ装置で撮影した正面又は側面の画像を映出し、前記
画像映出装置の他方の分割画面に前記第２の電子カメラ
装置で撮影した後ろ姿または側面の画像を実像で映出す
ることを特徴とする電子鏡システム。 - 【請求項３】 前記画像映出装置は画像固定静止機能を
具備していることを特徴とする請求項１及び請求項２に
記載の電子鏡システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11196677A JP2001025004A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 電子鏡システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11196677A JP2001025004A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 電子鏡システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001025004A true JP2001025004A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16361770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11196677A Pending JP2001025004A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 電子鏡システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001025004A (ja) |
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-
1999
- 1999-07-09 JP JP11196677A patent/JP2001025004A/ja active Pending
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