JPH0724854Y2 - 液晶モニタ付カメラ一体型記録再生装置 - Google Patents

液晶モニタ付カメラ一体型記録再生装置

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JPH0724854Y2
JPH0724854Y2 JP1987068590U JP6859087U JPH0724854Y2 JP H0724854 Y2 JPH0724854 Y2 JP H0724854Y2 JP 1987068590 U JP1987068590 U JP 1987068590U JP 6859087 U JP6859087 U JP 6859087U JP H0724854 Y2 JPH0724854 Y2 JP H0724854Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カメラ一体型表示装置、特にカメラと、モ
ニタ用の液晶表示素子とを一体化したカメラ一体型表示
装置に関する。
〔考案の概要〕
この考案では、本体の端部に回動自在に取付けられたカ
メラ部と、本体の一側面に配され、少なくともカメラ部
からの映像を表示し得る画像表示素子と、画像表示素子
の、垂直方向・水平方向の内少なくとも一方向の走査を
反転させる手段とを備えているのでVTR再生時及びTV受
信時に得られる映像は勿論、カメラ撮影時の場合にはカ
メラ部を回動させて操作者自身をも被写体として画像表
示素子によってモニタでき、更に画像を反転させて所望
の表示状態を得ることもできる。これによりカメラ部を
操作者自身に向けた場合でも操作者自身の画像を所望の
表示状態、例えば鏡面像に変換することができる。
〔従来の技術〕
従来のカメラ一体型表示装置に関するもの、例えば液晶
TV付ムービーは、VTRで録画した内容をその場ですぐに
再生しモニタ用の液晶テレビジョン(以下、モニタTV)
にて観察したり、或いはカメラからの映像をモニタTVに
直接表示させて観察することができるものである。
このため、液晶TV付ムービーの用途は広く、例えば各種
スポーツにおけるフォームの研究、着付け・化粧のチェ
ック等にも用いることが可能である。このように着付け
・化粧のチェックに、液晶TV付ムービーを用いる利点
は、画面が縮小されているため、鏡でそのまま見るのと
異なり、より客観的に自分自身を視認できることにあ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の表示装置にあっては、
カメラで撮影した映像をそのままテレビジョンと同じく
通常の走査方式によりモニタTVに表示させるため、鏡面
像〔人が鏡に対向している時、左右が反転状態になる
像〕を得ることができないものであった。
従って、液晶TV付ムービーを見ながら、例えばスポーツ
のフォームの研究をしたり、着付け或いは化粧のチェッ
ク等を行う時には、多少のとまどいを感ずるものであ
り、この点の改善が望まれていた。即ち、液晶TV付ムー
ビーのような表示装置におけるモニタTVの画像は、水平
方向の反転が行われていないため、鏡面像が得られず、
この結果表示されている画像中の位置・移動方向と、画
像の観察者側の位置・移動方向とは、モニタTVの観察
時、一致しないものである。このような場合には、観察
者自身が映像を意識的に水平方向に反転させて認識し直
さなければならず、必然的にとまどいを感ずるもので、
この点の改善が望まれていた。
従ってこの考案の目的は、VTR再生時及びTV受信時に得
られる映像は勿論、カメラ撮影時の場合にはカメラ部を
回動させて操作者自身をも被写体として画像表示素子に
よりモニタでき、そしてこのモニタで表示される画像を
自在に反転し得て所望の表示状態とでき、更にカメラ部
を操作者自身に向けた場合でも、操作者自身の画像を所
望の表示状態、例えば鏡面像に変換して表示できるカメ
ラ一体型表示装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、本体の端部に回動自在に取付けられたカメ
ラ部と、 カメラ部からの映像信号を記録再生するための手段と、 本体の一側面に配され、少なくともカメラ部からの映像
を表示するようになされた液晶表示モニタと、 その一方に映像信号から得られる原色信号と該原色信号
の反転信号とが供給される第1および第2の駆動回路を
夫々有すると共に、第1および第2の駆動回路に第1お
よび第2のBCDデコーダを介して電極選択信号を供給す
る第1および第2のカウンタを夫々有する、液晶表示モ
ニタの垂直方向の電極選択駆動手段及び水平方向の電極
選択駆動手段と、 垂直方向の電極選択駆動手段と水平方向の電極選択駆動
手段の少なくとも一方による電圧駆動順序を反転するた
めに、第1および第2のカウンタの一方の計数方向を切
り換えるための切換手段とからなる液晶モニタ付カメラ
一体型記録再生装置である。
〔作用〕
本体の端部にカメラ部が回転自在に取付けられているの
で、カメラ撮影時に画像モニタする際は、カメラ部の回
動状態に応じた画像が画像表示素子に表示される。カメ
ラ部が回動して画像の表示状態が変化した場合は勿論、
カメラ部が回動せず画像の表示状態が変化しなくても、
画像表示素子の走査方向を垂直方向又は水平方向に反転
せしめることで、画像の表示状態を操作者の所望の状態
に変換自在とするものである。又、カメラ部を操作者側
に回動させた場合には、操作者自身を被写体として撮影
することになり、画像表示素子には操作者の鏡面像を垂
直方向に逆転させた状態の画像が得られるので、画像表
示素子の走査方向を垂直方向にのみ、反転させることに
より、操作者の鏡面像を表示し得る。尚、画像のモニ
タ、画像の表示状態の変換は、VTR再生時、或いはTV受
信時に得られる映像に対しても同様に行い得るものであ
る。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例について図面を参照して説明
する。この実施例は、第1図に示すように、VTRと液晶
表示体(以下、LCD)を備えた表示装置に対し、この考
案を適用したものである。
このカメラ一体型表示装置は、カメラ部1と、画像表示
素子としてのLCD2と、画像表示回路3と、VTR部4と、
キャビネットとしての本体5とから主に構成される。
カメラ部1は、被写体を捉えてカラー画像信号S1に変換
し画像表示回路3に出力してLCD2により被写体を画像P
として表示させ、或いは、カラー画像信号S1を音声信号
と共にVTR部4に出力して図示せぬVTRテープに記録させ
るものである。このカメラ部1は、上端部の水平支軸6
に取付けられて水平支軸6の円周方向(矢示C方向)に
回動自在とされレンズ収納部7を有するカメラ部8と、
このカメラ8と同軸状態で水平支軸6に取付けられ、カ
メラ8を円周方向(矢示C方向)に回動操作するための
回動ツマミ9とからなる。
LCD2は、画素Eを駆動させることで任意の画像Pを表示
する。LCD2は本体5の手前側の側面10に配されており、
その内部には、m行の行電極Xとn列の列電極Yを有す
る。そして、画像Pの表示に当たっては、i行目の行電
極Xiと、j列目の列電極Yjに画像表示回路3より供給さ
れる駆動信号SMを印加して、その交点の画素Eijを駆動
させて行う。
画像表示回路3〔第2図参照〕は、カメラ部1、VTR部
4或いは図示せぬTVチューナ部等より供給されるカラー
映像信号S1を基に、駆動信号SMと三原色信号〔後述〕を
形成してLCD2に印加して画像Pを表示せしめるものであ
る。この画像表示回路3は、信号処理回路11と、同期制
御回路12と、LCD駆動制御回路13と、列電極選択駆動回
路14と、行電極選択駆動回路15とから構成されている。
信号処理回路11は、端子16から入力されるカメラ部1、
VTR部4、或いは図示せぬTVチューナ等からのカラー映
像信号S1のYC分離、色復調、マトリックス演算等の処理
を行うもので、同期制御回路12に対してはカラー映像信
号S1に含まれる水平同期信号SH、垂直同期信号SVを供給
し、LCD駆動制御回路13に対してはカラー映像信号S1を
赤(R),青(B),緑(G)の各原色信号に分離して
供給する。
同期制御回路12は、信号処理回路11からの水平・垂直同
期信号SH,SVを基にLCD駆動制御回路13に対してタイミン
グ信号STを供給し、列及び行電極選択駆動回路14,15の
夫々に対して水平・垂直同期信号SH,SVに同期したクロ
ック信号CLH,CLVを供給する。
LCD駆動制御回路13は、原色信号R・G・Bより、その
反転信号・・を形成すると共に、これら原色信号
R・G・Bと・・とから形成される電圧V1,V2,V3
を列電極選択駆動回路14に印加している。
列電極選択駆動回路14には、第3図に示すように、同期
制御回路12からクロック信号CLHを受け、クロック信号C
LHを計数するカウンタ17が設けられている。このカウン
タ17は、加算方向(up)又は減算方向(down)の計数動
作の可能な所謂up/downカウンタである。
このカウンタ17の計数方向を切り換えるため、カウンタ
切換スイッチ18が設けられている。このカウンタ切換ス
イッチ18は、端子19,20,21によって構成され、一方の端
子20には、Hレベルの電圧が加えられ、他方の端子21は
アースされてLレベルとされている。このカウンタ17
は、端子19と20を接続する〔即ち、Hレベル〕ことでup
カウンタとなし、又端子19と21を接続する〔即ち、Lレ
ベル〕ことでdownカウンタとなす。カウンタ17より出力
される2値信号がBCDデコーダ22に供給されBCDデコーダ
22により列電極選択信号Srが形成される。更に列電極選
択駆動回路14には、列電極選択信号Srに基づいて対応す
る列電極Yを選択し列電極Yに駆動信号SMを印加する駆
動回路23が設けられている。
行電極選択駆動回路15は、列電極選択駆動回路14と同様
の構成であり、同期制御回路12からのクロック信号CLV
を計数するカウンタ24と、カウンタ24より出力される2
値信号を基に行電極選択信号Scを出力するBCDデコーダ2
5と、カウンタ切換スイッチ26と、駆動装置27とからな
る。上記カウンタ切換スイッチ26は、カメラ8の回動と
連動せしめられている。即ちカメラ8が前方向〔矢示F
方向〕を向いている時には、端子28,29が接続されるこ
とでカウンタ24をupカウンタとし、又、カメラ8が後方
向〔矢示B方向〕を向いている時には、端子28,30が接
続されることでカウンタ24をdownカウンタとする。尚、
このカウンタ切換スイッチ26の接続状態は、操作ボタン
31の操作により解除することもでき、このためカウンタ
24をupカウンタ、downカウンタのいずれに設定するかが
自在とされる。
VTR部4は、本体5の下部に形成されているもので、カ
メラ部1、或いは図示せぬTVチューナより供給されるカ
ラー映像信号S1を、音声信号と共に図示せぬVTRテープ
に記録させるものである。また再生時には、VTR部4よ
り画像表示回路3にカラー映像信号S1を出力してLCD2に
画像Pを表示させるものである。
次に、カメラ8を用いて、このカメラ一体型表示装置の
LCD2に、通常の画像P及び鏡面像PMを表示せしめる場合
について説明する。
(1)通常の画像Pを表示せしめる場合 第4図に示す如く、カメラ8を被写体〔図示せず〕に向
けると共に、カウンタ切換スイッチ18の端子19,20を接
続してカウンタ17にHレベルの電圧を印加してカウンタ
17をupカウンタとする。一方、カウンタ切換スイッチ26
は、カメラ8が前方向〔矢示F方向〕を向いているので
端子28,29が接続された状態となり、カウンタ24はupカ
ウンタとされる。
upカウンタとされた行電極選択駆動回路15のカウンタ24
に、クロック信号CLVが加えられると、クロック信号CLV
をカウントすると共にこの計数値を2値信号でBCDデコ
ーダ25に供給する。BCDデコーダ25は、最初の2値信号
から行電極選択信号Scを駆動回路27に加える。駆動回路
27は、行電極選択信号Scにより第1行目の行電極X1を選
択して駆動信号SMを印加する。
upカウンタとされた列電極選択駆動回路14のカウンタ17
にクロック信号CLHが加えられると、クロック信号CLHを
カウントすると共にこの計数値を2値信号でBCDデコー
ダ22に供給する。BCDデコーダ22は、最初の2値信号か
ら列電極選択信号Srを駆動回路23に加える。駆動回路23
は、列電極選択信号Srにより第1列目の列電極Y1を選択
して駆動信号SMを印加する。
この結果、第1行目の行電極X1と第1列目の列電極Y1
各々に駆動信号SMが印加されその交点の画素E1,1が駆動
せしめられる。
次のクロック信号CLHが列電極選択駆動回路14のカウン
タ17に加えられると、カウンタ17が加算方向にインクリ
メントして第2列目の列電極Y2が列電極選択信号Srにて
選択され駆動信号SMが印加され画素E1,2が駆動される。
このようにして第1行目の行電極X1と、これと交差する
各列電極Yjとの交点の画素E1,jの駆動が第1列から第n
列迄、増加する方向〔列電極Yの増加方向、矢示YU方
向〕に行われた後、行電極選択駆動回路15のカウンタ24
にクロック信号CLVが加えられると、カウンタ24が加算
方向にインクリメントした後、BCDデコーダ25を経て第
2行目の行電極X2を選択すべく行電極選択信号Scが駆動
回路27に出力され、駆動回路27は行電極選択信号Scに基
づいて第2行目の行電極X2に駆動信号SMを加える。
第2行目の行電極X2も第1行目の行電極X1の場合と同様
にして第1列から第n列迄の各列電極Yjに順次、駆動信
号SMが印加されて画素E2,1〜E2,nが駆動せしめられる。
このようにして行電極Xは、第1行から第m行迄行数が
増加する方向〔行電極Xの増加方向、矢示XU方向〕に順
次選択される。又一つの行電極Xiに継続して駆動信号SM
が印加されている間、列電極Yjは第1列から第n列迄、
列数が増加する方向〔矢示YU方向〕に順次選択されて駆
動信号SMが印加されることになる。これにより行電極Xi
と列電極Yjの交点の画素Ei,jが順次駆動される。この
間、列電極選択駆動回路14の駆動回路23には、LCD駆動
制御回路13より出力された原色信号に対応する電圧V1〜
V3が加えられており、この電圧V1〜V3のレベルによって
画素Ei,jの駆動時の色相、彩度、輝度が決定される。LC
D2の全画素E1,1〜Em,nが駆動すると画像Pが完成し、以
上の処理を連続して繰り返すことで、動画像を実現し得
る。
これにより、LCD2には、前方向〔矢示F方向〕における
被写体がそのままの状態で表示されることになる。
(2)鏡面像PMを表示せしめる場合(第5図及び第3図
に示す鏡面像PM参照) 第5図に示すように、このカメラ一体型表示装置を、鏡
代わりに使用したい場合には、LCD2に鏡面像PMを表示せ
しめる。即ち、第5図に示す如く、カメラ8を回動させ
て〔矢示C方向〕操作者Ope自身の側〔即ち、後方向、
矢示B方向〕に向けると、カメラ8の向きと連動してい
るカウンタ切換スイッチ26は、端子28,30が接続されてd
ownカウンタとされる。一方、カウンタ切換スイッチ18
は(1)と同様upカウンタのままにしておく。これは、
カメラ8を操作者Ope自身の側〔矢示B方向〕に向けた
場合、LCD2では、垂直方向〔矢示V方向〕、水平方向
〔矢示H方向〕の双方において反転するため、鏡面像PM
を得るには、垂直方向〔矢示V方向〕においてのみ反転
させれば良いことによるものである。
行電極選択駆動回路15のカウンタ24は、downカウンタな
ので、カウンタ24が第1回目のクロック信号CLVをカウ
ントした時点で第m行目の行電極Xmが行電極選択信号Sc
により選択され、行電極Xmに駆動信号SMが印加される。
一方、列電極選択駆動回路14は、カウンタ17がupカウン
タなので、クロック信号CLHをカウントすると第1列目
の列電極Y1を選択して駆動信号SMを印加する。これによ
り、第m行目の行電極Xmと第1列目の列電極Y1とが選択
され、各々駆動信号SMが印加されて交点の画素Em,1が駆
動される。
そして、列電極選択駆動回路14のカウンタ17が次のクロ
ック信号CLHに基づいて加算方向にインクリメントする
と第2列目の列電極Y2が選択され、駆動信号SMが印加さ
れる。
このようにして第m行目の行電極Xmと、第1列目から第
n列に至る各列電極Yjとの全ての交点の画素Em,1〜Em,n
の駆動が矢示YU方向に行われた後、行電極選択駆動回路
15のカウンタ24にクロック信号CLVが加えられると、BCD
デコーダ25を経て行電極選択信号Scが出力され、駆動回
路27より第m−1行目の行電極Xm-1が選択されて駆動信
号SMが加えられる。
第m−1行目の行電極Xm-1も、第m行目の行電極Xmと同
様に、第1列から第n列に向けて列電極Yjが順次、選択
されて各画素Em-1,jを順次作動させる。
このようにして、行電極Xは第m行から第1行迄、行数
が減少する方向〔行電極の減少方向、矢示XD方向〕に順
次選択され、又一つの行電極X1に継続して駆動信号SMが
印加されている間、列電極Yjは第1列から第n列に向け
て列数が増加する方向〔矢示YU方向〕に順次選択される
ことになり、画素Ei,jを順次駆動する。
この結果、(1)に既述した順序で表示される画像Pが
(2)では逆に第m行から第1行にかけて行数の減少す
る方向に表示され且つ列方向の表示順序は同じであるた
め、(1)にて表示される画像Pを基準とすれば、これ
を垂直方向に反転させた状態の画像〔即ち、鏡面像PM〕
が得られる。
この実施例によれば、カメラ部1を操作者Ope自身側
〔後方向〕に向けた場合には、画像表示回路3の動作に
より、LCD2に鏡面像PMを表示でき、このカメラ一体型表
示装置を鏡として用いることができるものである。又、
この実施例では、カメラ部1を用いて鏡面像を得る例に
ついて説明しているが、VTR再生時、TV受信時等におい
ても同様に鏡面像を得ることもできるものである。
尚、この実施例では、画像Pの反転を行わない場合と、
画像Pを垂直方向に反転させた場合のみを説明している
が、これに限定されるものでなく、カウンタ切換スイッ
チ18,26を操作することにより、垂直方向・水平方向の
双方に反転して画像Pの表示状態を自在に変換できるも
のである。即ち、 (3)画像を水平方向に反転させた場合〔行電極(upカ
ウント)〜列電極(downカウント)〕 この場合には、行電極選択駆動回路15のカウンタ24をup
カウンタとなし、列電極選択駆動回路14のカウンタ切換
スイッチ18の端子19と端子21を接続しカウンタ17にLレ
ベルの電圧を印加してdownカウンタとする。
これにより、行電極Xは第1行から第m行迄、行数が増
加する方向〔矢示XU方向〕に順次選択され、又一つの行
電極Xiに継続して駆動信号SMが印加されている間、列電
極Yjは第n列から第1列に向けて列数が減少する方向
〔列電極Yの減少方向、矢示YD方向〕に順次選択される
ことになり、行電極Xiと列電極Yjの交点の画素Ei,jが順
次駆動される。
この結果、(1)に記述した順序で表示される画像P
が、(3)では逆に第n列から第1列にかけて列数の減
少する方向に順次、表示されるため、(1)にて得られ
る画像Pを基準とすれば、これを水平方向に反転させた
状態の画像が得られる。
(4)画像を水平方向・垂直方向に反転させた場合〔行
電極(downカウント)〜列電極(downカウント)〕 この場合には、行・列両電極選択駆動回路15,14のカウ
ンタ切換スイッチ18,26を操作してカウンタ24、17にL
レベルの電圧を印加して共にdownカウンタとする。
行・列両電極選択駆動回路15,14のカウンタ24,17は共に
downカウンタなので、両カウンタ24,17が第1回目のク
ロック信号CLH,CLVをカウントした時点で、行電極X
は、第m行目の行電極Xmそして列電極Yは、第n列目の
列電極Ynが選択され各々駆動信号SMが印加される。
このようにして、行電極Xは第m行から第1行迄、行数
が減少する方向〔矢示XD方向〕に順次選択され、又一つ
の行電極Xiに継続して駆動信号SMが印加されている間、
列電極Yjは第n列から第1列に向けて列数が減少する方
向〔矢示YD方向〕に順次選択されることになり、行電極
Xiと列電極Yjの交点の画素Ei,jが順次駆動される。
この結果、(4)では第m行から第1行にかけて行数が
減少する方向に、又第n列から第1列にかけて列数の減
少する方向に画像が順次、表示されるため、(1)にて
得られる画像Pを基準とすれば、これを垂直・水平両方
向に反転させた状態の画像が得られる。
尚、この考案は、本実施例のみに限定されるものでな
く、単純マトリックス方式、アクティブマトリックス方
式、更には二重マトリックス電極駆動方式のいずれにも
適用が可能であり、又透過型のLCDにのみ限定されるも
のではなく、あらゆる型のLCDに適用が可能である。
又、この実施例では、水平支軸6の周囲にカメラ部1を
回動自在とし、これにより鏡面像PMを得る例を説明して
いるが、これに限定されるものではなく、水平支軸6を
本体5に対し垂直状態に設けて垂直支軸となし、この周
囲にカメラ部を設け、いわば砲塔状のカメラ部を形成し
てもよいものである。尚、この場合には、画像を水平方
向に反転させて鏡面像を得ることになる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、本体の端部に回動自在に取付けられ
たカメラ部と、本体の一側面に配され、少なくともカメ
ラ部からの映像を表示し得る液晶モニタとを備えている
ので、VTR再生時及びTV受信時に得られる映像は勿論、
カメラによる撮影時には、カメラ部を回動させることで
操作者自身をも被写体として液晶モニタによって自在に
モニタできるという効果があり、更に上記構成に加えて
液晶モニタの、垂直方向・水平方向の内少なくとも一方
向の電圧駆動順序を反転させる手段とを備えているので
液晶モニタに表示される画像を垂直方向・水平方向の少
なくとも一方向に反転でき、カメラ部の向きの如何にか
かわらず常に観察者の所望の表示状態の画像を得ること
ができるという効果がある。
これにより、カメラ部を操作者自身に向けた場合、液晶
モニタにおける画像の表示を反転させて鏡面像を得るこ
とが容易にでき、各種スポーツにおけるフォームの研
究、化粧・着付けのチェック等にも利用できるという効
果もある。
さらに、この考案では、液晶モニタを設け、その水平方
向・垂直方向の電圧駆動順序を反転させているので、画
像メモリを使用するのと異なり、回路規模をはるかに小
さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案が適用されたカメラ一体型表示装置の
一実施例を示す斜視説明図、第2図はこの一実施例に用
いられるLCDと画像表示回路を示すブロック図、第3図
は画像表示回路における行及び列電極選択駆動回路を示
すブロック図、第4図及び第5図は各々このカメラ一体
型表示装置の使用例を示す説明図である。 図面における主要な符号の説明 1:カメラ部、2:LCD、3:画像表示回路、5:本体、10:側
面、P:画像、V:垂直方向、H:水平方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の端部に回動自在に取付けられたカメ
    ラ部と、 上記カメラ部からの映像信号を記録再生するための手段
    と、 上記本体の一側面に配され、少なくとも上記カメラ部か
    らの映像を表示するようになされた液晶表示モニタと、 その一方に上記映像信号から得られる原色信号と該原色
    信号の反転信号とが供給される第1および第2の駆動回
    路を夫々有すると共に、上記第1および第2の駆動回路
    に第1および第2のBCDデコーダを介して電極選択信号
    を供給する第1および第2のカウンタを夫々有する、上
    記液晶表示モニタの垂直方向の電極選択駆動手段及び水
    平方向の電極選択駆動手段と、 上記垂直方向の電極選択駆動手段と上記水平方向の電極
    選択駆動手段の少なくとも一方による電圧駆動順序を反
    転するために、上記第1および第2のカウンタの一方の
    計数方向を切り換えるための切換手段とからなる液晶モ
    ニタ付カメラ一体型記録再生装置。
JP1987068590U 1987-05-08 1987-05-08 液晶モニタ付カメラ一体型記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0724854Y2 (ja)

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