JP2001024910A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

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JP2001024910A
JP2001024910A JP11192616A JP19261699A JP2001024910A JP 2001024910 A JP2001024910 A JP 2001024910A JP 11192616 A JP11192616 A JP 11192616A JP 19261699 A JP19261699 A JP 19261699A JP 2001024910 A JP2001024910 A JP 2001024910A
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Keiichi Nitta
啓一 新田
Yoichi Mori
洋一 森
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コントラストの高い画像を投影可能な投射型表
示装置を提供する。 【解決手段】被写体を載置可能なデータ入力部5と、前
記被写体を照明する照明手段30と、前記被写体を撮像
する撮像手段4、6と、前記撮像手段で撮像した画像を
スクリーンに投射する投射手段1,2とを有し、照明手
段30からの照明光が、投射手段1,2の投射する画像
に到達する量を軽減する遮蔽手段3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置装置付き
の投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラを用いて被写体を
撮像し、これをデジタル画像信号に変換し、変換された
デジタル画像信号を、さらにプロジェクタ等で投影可能
とする投射型表示装置が広く使用されつつある。図8
は、かかる投射型表示装置の従来例を説明する図であ
る。
【0003】図8において、投影レンズ200を有する
投射部210に、一端が固定されたスタンド250の先
端部に撮像カメラ230が取り付けられている。撮像カ
メラ230は、投射部210のハウジング上部に載置さ
れた被写体を撮像し、スクリーン27に、撮像カメラ2
30で撮像された被写体の像を投影する。さらに、スタ
ンド250の途中には、被写体を照明する照明部240
が取り付けられている。撮像カメラ230により、S/
N比のよい高画質の画像を得るために、照明部240は
高輝度のものが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、スタンド250
は、1本のアームで構成されており、照明部240の光
が、被写体を照射するだけでなく、スクリーン27に投
影された画像に対して影響を及ぼし、投影画像のコント
ラストが低下するという問題点があった。この影響は、
特に投射部210の投影距離が短くなるほど大きくな
る。投射部210によりスクリーン27に投影される画
像は、高輝度であることが望ましいが、上記のように照
明部240の光により、投影された画像のコントラスト
が低下してしまっては、せっかく照明部240を高輝度
化し、撮像カメラ230で高画質の被写体像が得られて
も、また、投射部による投影画像を高輝度化しても、意
味がないものとなってしまう。
【0005】また、例えば、照明部240として、蛍光
灯、投射部210内に具備される不図示のランプとして
メタルハイドランプを使用した場合、上記のような、投
影画像のコントラストの低下の他、照明部240と、投
射部210内に具備される不図示のランプの色温度の違
いにより、投影画像の色が、照明部240の影響によ
り、本来の投影される色とは異なったものとなる可能性
がある。これは、撮像カメラ230により撮像される画
像についても同様である。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決し、コ
ントラストの高い画像を投影可能な投射型表示装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため、
本発明の投射型表示装置は、被写体を載置可能なデータ
入力部と、前記被写体を照明する照明手段と、前記被写
体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像した画像
をスクリーンに投射する投射手段とを有し、前記照明手
段からの照明光が、前記投射手段の投射する画像に到達
する量を軽減する遮蔽手段を設けた構成とする。
【0008】また、本発明の投射型表示装置は、被写体
を載置可能なデータ入力部と、前記被写体を撮像する撮
像手段と、前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに
投射する投射手段とを有し、前記投射手段からの画像が
投射された前記スクリーンからの反射光が、前記撮像手
段による撮像領域に到達する量を軽減する遮蔽手段を設
けた構成とする。
【0009】また、前記遮蔽手段は、さらに前記投射手
段からの画像が投射された前記スクリーンからの反射光
が前記撮像手段による撮像領域に到達する量を軽減する
構成としてもよい。また、本発明の投射型表示装置は、
被写体を載置可能なデータ入力部と、前記被写体を照明
する照明手段と、前記被写体を撮像する撮像手段と、前
記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投射
手段と、前記照明手段を保持する照明保持手段とを有
し、前記照明保持手段は、前記照明手段からの照明光が
前記投射手段の投射する画像に到達する量を軽減する構
成とする。
【0010】また、本発明の投射型表示装置は、被写体
を載置可能なデータ入力部と、前記被写体を照明する照
明手段と、前記被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像
手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投射手段
と、前記照明手段を保持する照明保持手段とを有し、前
記照明保持手段は、前記投射手段からの画像が投射され
た前記スクリーンからの反射光が、前記撮像手段による
撮像領域に到達する量を軽減する構成とする。
【0011】また、前記照明保持手段は、さらに前記投
射手段からの画像が投射された前記スクリーンからの反
射光が前記撮像手段による撮像領域に到達する量を軽減
する構成としてもよい。また、前記照明手段は、前記照
明光を出射する出射部と、前記照明光を反射する反射鏡
とを有し、前記反射鏡は前記投射手段の投射面と反対側
に前記出射部からの照明光を反射するように配置される
構成としてもよい。
【0012】また、前記反射鏡は、前記投射手段の投射
面に平行に配置される構成としてもよい。また、本発明
の投射型表示装置は、被写体を載置可能なデータ入力部
と、前記被写体を照明する照明手段と、前記被写体を撮
像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像した画像をスク
リーンに投射する投射装置とを有し、前記照明手段が、
前記投射装置に内蔵されている構成とする。
【0013】また、前記照明手段は、前記投射装置の投
射する部分と反対側の面に内蔵される構成としてもよ
い。また、前記照明手段は、前記投射装置のリア側に内
蔵される構成としてもよい。また、本発明の投射型表示
装置は、被写体を載置可能なデータ入力部と、前記被写
体を照明する照明手段と、前記被写体を撮像する撮像手
段と、前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射
する投射装置とを有し、前記照明手段は、前記投射装置
の投射する部分と反対側の面に設けられる構成とする。
【0014】また、本発明の投射型表示装置は、被写体
を載置可能なデータ入力部と、前記被写体を照明する照
明手段と、前記被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像
手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投射装置と
を有し、前記照明手段は、前記投射装置のリア側に設け
られる構成とする。
【0015】また、本発明の投射型表示装置は、被写体
を載置可能なデータ入力部と、前記被写体を撮像する撮
像部と、前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投
射する投射部とを有し、前記投射部は前記データ入力部
の上方に支柱によって保持され、前記支柱は、前記投射
部からの画像が投射された前記スクリーンからの反射光
が、前記撮像手段による撮像領域に到達するのを遮蔽す
る構成とする。
【0016】また、本発明の投射型表示装置は、被写体
を載置可能なデータ入力部と、前記被写体を照明する照
明手段と、前記被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像
手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投射部とを
有し、前記投射部は前記データ入力部の上方に支柱によ
って保持され、前記支柱は、前記照明手段からの照明光
が前記投射部の投射する画像に到達するのを遮蔽する構
成とする。
【0017】また、前記投射部が、あおり投射角度を調
整可能とする構成としてもよい。また、前記支柱が、前
記投射部から着脱可能な構成としてもよい。また、前記
支柱が、前記画像投射部から外されたことを検出するセ
ンサを設けた構成としてもよい。また、本発明の投射型
表示装置は、被写体を載置可能なデータ入力部と、前記
被写体を照明する照明手段と、前記被写体を撮像する撮
像手段と、前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに
投射する投射部とを有し、前記投射部は前記データ入力
部の上方に支柱によって保持され、前記支柱は、前記投
射部からの画像が投射された前記スクリーンからの反射
光が、前記撮像手段による撮像領域に到達するのを遮蔽
し、前記支柱が、前記投射部から着脱可能であり、前記
支柱が、前記画像投射部から外されたことを検出するセ
ンサを有し、前記センサによる検出結果をもとに、前記
照明手段のON/OFFを制御する構成とする。
【0018】また、本発明の投射型表示装置は、被写体
を載置可能なデータ入力部と、前記被写体を照明する照
明手段と、前記被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像
手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投射部とを
有し、前記投射部は前記データ入力部の上方に支柱によ
って保持され、前記支柱は、前記照明手段からの照明光
が前記投射部の投射する画像に到達するのを遮蔽し、前
記支柱が、前記投射部から着脱可能であり、前記支柱
が、前記画像投射部から外されたことを検出するセンサ
を有し、前記センサによる検出結果をもとに、前記照明
手段のON/OFFを制御する構成とする。
【0019】また、前記支柱は、前記投射部からの画像
が投射された前記スクリーンからの反射光が、前記撮像
手段による撮像領域に到達するのを遮蔽する構成として
もよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の投射型表示装置の
実施の形態を図面に従い説明する。なお、図において同
一または類似のものには同一の参照数字を付して説明す
る。図1は、本発明の第1の実施の形態の投射型表示装
置の外観斜視図である。本実施の形態の投射型表示装置
は、データの投射部2とデータ入力部5とを分離可能に
有する。
【0021】図1(A)は、かかる投射型表示装置のデ
ータ入力部5の撮像装置4を使用状態にした図であり、
図1(B)は、撮像装置4を使用状態から折り畳んだ状
態を示している。投射部2には投影レンズ1が設けられ
ている。この投射型表示装置の投射部2の上部にデータ
入力部5が乗せられている。データ入力部5の一端には
撮像装置支持機構3が取り付けられ、この撮像装置支持
機構3は折り畳み可能にされている。かつ、撮像装置支
持機構3の上端部には撮像装置4が取り付けられてい
る。
【0022】図1(B)は、この撮像装置支持機構3が
折り畳まれた状態を示している。図1(B)に示される
ように、撮像装置支持機構3が折り畳まれた状態では、
この撮像装置支持機構3が投射型表示装置の投射部2の
上面と、平行になる。本実施の形態の投射型表示装置
は、撮像装置4を有するデータ入力部5と、投射部2と
を分離可能な構成としている。図2は、かかる図1に示
す投射型表示装置において、データ入力部5の撮影部4
と、データ投射部2を分離した状態を説明する図であ
る。
【0023】図2(A)に示すように、投射型表示装置
の投射部2とデータ入力部5とは結合機構部7により結
合されている。そして、データ入力部5を図2(A)の
矢印方向にスライドすることにより、この結合が外れる
ように構成されている。図2(B)は、図2(A)の状
態からデータ入力部5を矢印方向にスライドすることに
より結合機構部7における結合が外れ、投射型表示装置
の投射部2とデータ入力部5とが分離された状態を示し
ている。
【0024】図2において、データ入力部5について説
明すると、撮像装置支持機構3の一端がデータ入力部5
取り付けられ、かつその先端部に撮像装置4が支持され
る。撮像装置4の撮像レンズ6は、データ入力部5の上
面に向けられている。したがって、データ入力部5の上
面に、被写体が載置されると撮像レンズ6を通して撮像
装置4がこれを撮像することが可能である。
【0025】さらに、撮像装置支持機構3の内側には照
明灯30が内蔵されている。したがって、照明灯30に
よりデータ入力部5の上面に載置された被写体を照明す
ることが可能である。ここで、撮像装置支持機構3は、
遮蔽板の機能を果たす。これには、照明灯30の光がス
クリーン27に到達するのを避ける効果、及びスクリー
ン27に投影された画像の反射光が被写体に到達するの
を避ける効果がある。
【0026】図3(A)(B)は、本発明の第2、第3
の実施の形態の投射型表示装置を示す図である。図3
(A)の実施の形態においては、撮像装置支持機構3a
が1本のアームで構成され、スクリーン27に平行とな
るように照明部99が撮像装置支持機構3aに支持され
ている。照明部99は、例えば蛍光灯で構成される照明
灯98と、反射鏡97により構成される。このような構
成によっても、照明部99の光の、投射部2の投影する
画像に対する影響を軽減することができる。
【0027】図3(A)の構成において、撮像装置支持
機構3aは、投射部2のリア側で投射部2に係合させる
構成としてもかまわない。また、照明部99は紙面上縦
方向に配置してもかまわない。図3(B)の実施の形態
においては、撮像装置支持機構3bが、投射部2のリア
部(スクリーン27から離れた側)にその一端を支持さ
れ、投射部2の載置された面と同じ面(もしくは同じ面
上に置かれたデータ入力部)に載置された被写体を撮像
装置4により撮像する構成となっており、前記被写体を
照明する照明手段30は、投射部2のリア部に設けられ
ている。
【0028】この場合は、投射部2自体が光の遮蔽機能
を果たしている。図5は、投射型表示装置の投射部2と
データ入力部5の電気的な回路構成ブロックを示す図で
ある。データ入力部5の撮像装置4に内蔵される撮像レ
ンズ6により入力される被写体像は、電荷蓄積素子(C
CD)50で受光され、電気的信号に変換される。CC
D50より電気信号に変換された信号は、CCD読み取
り回路51に入力され、所定のタイミングでA/D変換
回路52に入力される。
【0029】A/D変換回路52は、入力されるCCD
読み取り回路51により読み取られた信号をデジタル信
号に変換し、出力する。A/D変換回路52により変換
されたデジタル信号は送受信回路53に入力される。制
御回路54によりA/D変換回路52から出力されるデ
ジタル信号は、送受信回路53を通して、ケーブル1
2、又は無線回線により接続される投射部2に送られ
る。
【0030】図5において、ケーブル12を通して送ら
れる被写体データは、投射部2の送受信回路23により
受信され、制御回路24の制御に基づき、D/A変換回
路22に入力される。D/A変換回路22は、送受信回
路23により受信されたデジタル信号をアナログ信号に
変換し、液晶表示素子(LCD)20の駆動回路21に
入力する。LCD駆動回路21は、D/A変換回路22
により変換されたアナログ信号を、所定の操作信号に同
期して、液晶表示素子20に入力し、撮像された被写体
と同じ画像を液晶表示素子20に表示する。
【0031】また、投影のための照明光源25が備えら
れ、液晶表示素子20の背後から投射光が照射される。
したがって、液晶表示素子20を通した投射光により、
液晶表示素子20の像が投影レンズ1を通して、図示し
ないスクリーンに投影される。ここで、図5において、
A/D変換回路52により変換されたデジタル被写体デ
ータに対応するデジタル信号は、制御回路54の制御に
より送受信回路53を通して直接ケーブル12に送りだ
すように説明したが、データ入力部5内にメモリを備え
ておき、一旦このメモリにA/D変換回路52により変
換されたデジタル被写体データに対応するデジタル信号
を格納しておくことも可能である。この場合は、適宜の
時に、被写体データを投射部2に送ることが可能であ
る。
【0032】図5において、更に送受信回路53及び2
3を赤外線送受信部13、14とすることにより、ケー
ブル12の代わりに無線回線を利用してデータ入力部5
と投射部2との間でデータを表示することが可能であ
る。図5では投射部2およびデータ入力部5にそれぞれ
制御回路54、24を設けるように示されているが、こ
れを一方の側にのみ、制御回路の機能を実行するものと
して、例えばCPUを搭載することも可能である。
【0033】この場合には、ケーブル12を通して、一
方側におかれたCPUから他方の送受信回路を制御する
制御信号を送ることが必要である。上記説明では、デー
タ入力部、投射部を分離可能な構成として説明したが、
これらは一体の構成としてもよい。また、上記の説明に
おいては、被写体を載置する面をデータ入力部5の上面
としたが、投射部2のハウジング上面に被写体を載置す
る構成としてもよい。
【0034】次に、本発明の第4の実施の形態の投射型
表示装置について説明する。本実施形態の投射型表示装
置は、第1、第2の実施形態では、投射部の上にデータ
入力部を設ける構成としたが、本実施形態では、投射部
の下にデータ入力部を設ける構成としている。第1、第
2の実施形態においては、投射型表示装置のハウジング
上面に、被写体を載置する場所があるが、このような構
成の場合、投射型表示装置が置かれている面に対して、
被写体を載置する面が高いため、特に、被写体を頻繁に
交換してプレゼンテーションを行うような場合、操作者
の負担になる場合もある。
【0035】従来より、投射型表示装置において、スク
リーンへの画像投射角度の調整は、例えば、投射型表示
装置の底面フロント側に配置された脚部の高さを調整す
ることにより行われていた。しかし、図7に示すよう
に、投射型表示装置100を載置する台101が、スク
リーン102の近傍まであるような場合には、スクリー
ン102に投射される画像の下端が、台101によりケ
ラれてしまう、という問題点もあった。
【0036】これは、投射型表示装置100に対して
の、スクリーン102の相対的な位置が低いほど、ま
た、投射型表示装置100が小型化される(装置の厚さ
が薄くなる)ほど顕著となる。本実施形態においては、
以上のような問題点を解決できる。図4(A)(B)
は、第4の実施の形態の投射型表示装置の外観斜視図、
側面図である。
【0037】投射部2aの底面に配置された撮像装置4
は、撮像レンズ6を介して、被写体載置台(データ入力
部)5に載置された被写体を撮像する。撮像された被写
体像は、投射部2aの投射レンズ1を介して、不図示の
スクリーンに投射される。なお、図4においては、説明
のため、撮像装置4、及び撮像レンズ6が、投射部2a
の底面より突出した構成としているが、これを突出しな
い構成としてもよい。
【0038】撮像装置4を含む投射部2aと、被写体載
置台5は、平面状の支柱303により結合されている。
本構成によれば、投射部2aのスクリーンに対する相対
的な位置を高くすることができるので、全投射画像をス
クリーン上に投射できる。さらには、支柱303によ
り、スクリーンの投射画像の光が撮像装置4による撮像
に影響するのを防止することができる。即ち、支柱30
3は、遮光板としても機能する。
【0039】さらには、投射部2aと支柱303、支柱
303と被写体載置台5の結合に、ロックの可能なヒン
ジ307を設けることで、未使用時に図4(C)のよう
な収納状態にすることができる。図6は、上記の実施の
形態を実現する電気回路のブロックダイアグラムであ
る。被写体載置台5に載置された被写体の被写体像は、
撮像レンズ6により、撮像素子323の撮像面に結像
し、光電変換され、電気信号に変換された後、信号処理
部324で所定の信号処理を施された後、投射部2aに
出力される。
【0040】撮像装置4より入力された映像信号は、ス
イッチ325のA端子に入力される。スイッチ325の
B端子には、本装置外部から入力される端子Hからの映
像信号が入力される。スイッチ325の端子の選択は、
不図示のリモートコントロール部からの制御信号を、受
信部332で受けて制御部333によりなされる。
【0041】スイッチ325の出力は、信号処理部32
6で所定の信号処理が施された後、液晶駆動部327に
入力される。液晶駆動部327は液晶パネル328を駆
動し、不図示の投射用のランプを用いて、被写体像の空
間光変調が行われる照明装置334は、必要に応じて、
被写体載置台5に置かれる被写体を照明する。
【0042】モータ321、322は、各々必要に応じ
て、撮像レンズ6のフォーカス、ズームを調整する。モ
ータ329、330は、投射レンズ1のフォーカス、ズ
ームを調整するモータである。一方、モータ331は、
スクリーンに対する投射画像の投射角度を変更する為
に、例えば、投射レンズ1を液晶パネル328に平行な
面内で移動させる。
【0043】図6における照明部334は、必要に応じ
て、例えば、投射部2aのハウジング底面に設けられ、
被写体を照明する。例えばボルトで投射部2aに固定さ
れた支柱303が、投射部2aから外された際に、セン
サ335でこれを検出し、制御部33により、照明部3
34は自動的にOFFされる。
【0044】ここで、本実施形態においては、投射型表
示装置の電源は、バッテリより供給される構成とするこ
とが望ましい。バッテリは、例えば、支柱303に挿入
される。これは、支柱303にスイッチング電源を内蔵
し、これより本投射型表示装置に電源を供給する構成と
してもよい。勿論、スイッチング電源を投射部2aのハ
ウジング内部に設けても構わない。
【0045】バッテリの場合には、商用交流電源に接続
する為の電源コードは不要になるが、スイッチング電源
を用いる場合には、電源コードが必要となる。電源コー
ドを接続する為のコネクタ(ACインレット)は、支柱
303の下部に配置される。また、図6における端子H
も、支柱303の下部に配置される。
【0046】従来のOHPの機能のみを実現すればよい
場合には、端子Hは不要である。また、この際の電源を
バッテリより供給するようにし、バッテリを投射部2a
のハウジング内部に設ける構成とすれば、回路が全て投
射部2aのハウジング内に配置する為、ケーブルによる
電磁波の放射を軽減することができる。端子Hは、投射
部2aのハウジングに設けることが望ましいが、被写体
載置台5上に置く被写体の交換に際して、端子Hに接続
された映像信号の接続ケーブルが、操作の妨げになるの
で、例えば、赤外線を用いて、無線により、映像信号を
入力する構成とする。この場合、図6の端子Hを赤外線
受光部として、電気信号に変換された変調された映像信
号を不図示の復調回路で復調した上で、スイッチ325
のB端子に入力する構成とすればよい。
【0047】上記説明では、映像信号を例にして説明し
たが、音声信号の場合にも同様である。投射部、撮像装
置の動作を制御する各種スイッチを投射部2aに設ける
と、その操作に際して、投射画像が揺れるなどの影響を
及ぼす可能性がある。この為、各種スイッチは、不図示
のリモートコントロール装置に集約し、同装置により制
御することが望ましい。図6の受光部332は、リモー
トコントロール装置からの、例えば赤外光を受光する。
【0048】また、図4において、投射部2aと、支柱
303及び被写体載置台5を、例えばボルトによって分
離可能な構成とすれば、撮像装置4を含む投射部2aを
天井に吊した際にも、撮像装置4により、投射部2aの
下部の被写体を撮像することができる。この際、投射部
2aのハウジングの上面は、天井に相対する形で設置さ
れる。不図示のスクリーンへの画像のあおり投射角度の
調整は、不図示のリモートコントロール部からの操作に
より、モータ331を駆動することによって行う。
【0049】図4(A)の構成において、不図示のスク
リーンへの画像の投射角度の変更を、支柱303と投射
部2aの相対的な角度を変更することによって行うと、
それによって撮像装置4による撮像画像に台形歪みが発
生する。即ち、本実施の形態においては、被写体載置台
5と投射部2aの相対的な位置関係を保ったまま、スク
リーンへの画像の投射角度が変更できるようにすること
が望ましい。図6のモータ331は、この機能を実現す
るもので、投射レンズ1を、液晶パネルなどの画像形成
部に平行な面内で、移動させるものである。勿論、液晶
パネル等の画像表示部を移動させるような構成としても
よい。
【0050】なお、第4の実施の形態の投射型表示装置
に関しては、第1、第2の実施形態の投射型表示装置の
持つ「投射型表示装置が置かれている面に対して、被写
体を載置する面が高いため、特に、被写体を頻繁に交換
してプレゼンテーションを行うような場合、操作者の負
担になる」という問題点だけを解決するためなら、以下
のような構成としてもよい。
【0051】すなわち、被写体を載置可能なデータ入力
部と、前記被写体を撮像する撮像部と、前記撮像手段で
撮像した画像をスクリーンに投射する投射部とを有し、
前記投射部は前記データ入力部の上方に支柱によって保
持され、前記撮像部は、前記投射部の下側(データ入力
部側)に設けられた構成とすればよい。以上のような第
4の実施形態の投射型表示装置には、以下のような効果
がある。
【0052】撮像装置と投射部とを一体化した構成と
し、投射部の下部に配置された被写体載置台に載置され
た被写体を撮像する構成とした為、従来被写体載置台に
内蔵されていた電気回路を上部ユニットに配置すること
ができるので、被写体載置台を薄く構成することができ
る。また、上部ユニット、下部ユニットの間を支柱で結
合する構成としているので、従来の装置に比較して、ス
クリーンに対する画像投射部の高さが高くなり、スクリ
ーンの相対的な位置が低いような場合に対しても、スク
リーンに全画像を投射することが可能となる。
【0053】また、投射部と被写体載置台を支柱で結合
させる構成としたことにより、スクリーンに投射された
画像と、撮像装置で撮像する画像の相互干渉を防止する
ことができる。また、投射部にあおり投射量の調整手段
を設けているので、撮像装置による撮像において台形歪
みが生じない。
【0054】また、各種スイッチをリモートコントロー
ル装置に集約することで、スイッチ操作による、投射画
像への影響をなくすことができる。また、支柱と被写体
載置台を、撮像装置を含む投射部から分離可能な構成と
したので、投射部を天井に吊した状態においても、画像
投射部下部の撮像が可能である。
【0055】また、撮像装置の機能が不要な場合には、
支柱と被写体載置台を、撮像装置を含む投射部から分離
すればよい。また、支柱の着脱を検出するセンサを設け
たので、上記のような場合には、被写体を照明する照明
部を自動的にOFFさせることができる。勿論、同セン
サの検出結果によって、撮像部を非動作とさせることも
できる。
【0056】また、投射部のハウジング底面に放熱用開
口を配置する場合には、放熱効率の向上が期待できる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被写体を
照明する照明光がスクリーンに到達する量を軽減する構
成とすることにより、コントラストの高い画像を投影す
ることができる。また、スクリーンからの反射光が撮像
手段の撮像領域に到達する量を軽減する構成とすること
により、コントラストの高い画像を投影することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の投射型表示装置の
外観斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の投射型表示装置に
おいて、データ入力部と投射部を分離した状態を説明す
る図。
【図3】本発明の第2、第3の実施の形態の投射型表示
装置を示す図。
【図4】本発明の第4の実施の形態の投射型表示装置の
外観斜視図、側面図。
【図5】本発明の第1〜第3の実施の形態の投射型表示
装置の投射部とデータ入力部の電気的な回路構成ブロッ
クを示す図。
【図6】本発明の第4の実施の形態を実現する電気回路
のブロック図。
【図7】投射型表示装置を載置する台によってスクリー
ンに投射される画像の下端がケラれてしまうことを説明
するための図。
【図8】従来の投射型表示装置を示す図。
【符号の説明】
1:投射レンズ、2、2a:投射部、3、3a、3b:
撮像装置支持機構、4、4a:撮像装置、5、5a:デ
ータ入力部(被写体載置台)、6:撮像レンズ、12:
ケーブル、13、14:赤外線送受信部、20:液晶表
示素子(LCD)、21:LCD駆動回路、22:D/
A変換回路、23:送受信回路、24:制御回路、2
7:スクリーン、30:照明灯、50:電荷蓄積素子
(CCD)、51:CCD読み取り装置、52:A/D
変換回路、53:送受信回路、54:制御回路、98:
照明灯、99:照明部、303:支柱、307:ヒン
ジ、321、322:モータ、323:撮像素子、32
4、326:信号処理部、325:スイッチ、326:
信号処理部、327:液晶駆動部、328:液晶パネ
ル、329、330、331:モータ、332:受信
部、333:制御回路、334:照明装置、335:セ
ンサ。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を照明する照明手段と、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射手段とを有し、 前記照明手段からの照明光が、前記投射手段の投射する
    画像に到達する量を軽減する遮蔽手段を設けたことを特
    徴とする投射型表示装置。
  2. 【請求項2】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射手段とを有し、 前記投射手段からの画像が投射された前記スクリーンか
    らの反射光が、前記撮像手段による撮像領域に到達する
    量を軽減する遮蔽手段を設けたことを特徴とする投射型
    表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の投射型表示装置であっ
    て、 前記遮蔽手段は、さらに前記投射手段からの画像が投射
    された前記スクリーンからの反射光が前記撮像手段によ
    る撮像領域に到達する量を軽減することを特徴とする投
    射型表示装置。
  4. 【請求項4】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を照明する照明手段と、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射手段と、 前記照明手段を保持する照明保持手段とを有し、 前記照明保持手段は、前記照明手段からの照明光が前記
    投射手段の投射する画像に到達する量を軽減することを
    特徴とする投射型表示装置。
  5. 【請求項5】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を照明する照明手段と、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射手段と、 前記照明手段を保持する照明保持手段とを有し、 前記照明保持手段は、前記投射手段からの画像が投射さ
    れた前記スクリーンからの反射光が、前記撮像手段によ
    る撮像領域に到達する量を軽減することを特徴とする投
    射型表示装置。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の投射型表示装置であっ
    て、 前記照明保持手段は、さらに前記投射手段からの画像が
    投射された前記スクリーンからの反射光が前記撮像手段
    による撮像領域に到達する量を軽減することを特徴とす
    る投射型表示装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の投射型表示装置であっ
    て、 前記照明手段は、前記照明光を出射する出射部と、前記
    照明光を反射する反射鏡とを有し、前記反射鏡は前記投
    射手段の投射面と反対側に前記出射部からの照明光を反
    射するように配置されることを特徴とする投射型表示装
    置。
  8. 【請求項8】請求項8に記載の投射型表示装置であっ
    て、 前記反射鏡は、前記投射手段の投射面に平行に配置され
    ることを特徴とする投射型表示装置。
  9. 【請求項9】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を照明する照明手段と、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射装置とを有し、 前記照明手段が、前記投射装置に内蔵されていることを
    特徴とする投射型表示装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の投射型表示装置であっ
    て、 前記照明手段は、前記投射装置の投射する部分と反対側
    の面に内蔵されることを特徴とする投射型表示装置。
  11. 【請求項11】請求項9に記載の投射型表示装置であっ
    て、 前記照明手段は、前記投射装置のリア側に内蔵されるこ
    とを特徴とする投射型表示装置。
  12. 【請求項12】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を照明する照明手段と、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射装置とを有し、 前記照明手段は、前記投射装置の投射する部分と反対側
    の面に設けられることを特徴とする投射型表示装置。
  13. 【請求項13】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を照明する照明手段と、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射装置とを有し、 前記照明手段は、前記投射装置のリア側に設けられるこ
    とを特徴とする投射型表示装置。
  14. 【請求項14】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射部とを有し、 前記投射部は前記データ入力部の上方に支柱によって保
    持され、 前記支柱は、前記投射部からの画像が投射された前記ス
    クリーンからの反射光が、前記撮像手段による撮像領域
    に到達するのを遮蔽することを特徴とする投射型表示装
    置。
  15. 【請求項15】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を照明する照明手段と、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射部とを有し、 前記投射部は前記データ入力部の上方に支柱によって保
    持され、 前記支柱は、前記照明手段からの照明光が前記投射部の
    投射する画像に到達するのを遮蔽することを特徴とする
    投射型表示装置。
  16. 【請求項16】請求項14または請求項15に記載の投
    射型表示装置であって、 前記投射部が、あおり投射角度を調整可能とすることを
    特徴とする投射型表示装置。
  17. 【請求項17】請求項14または請求項15に記載の投
    射型表示装置であって、 前記支柱が、前記投射部から着脱可能なことを特徴とす
    る撮像装置付き投射型表示装置。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の投射型表示装置であ
    って、 前記支柱が、前記画像投射部から外されたことを検出す
    るセンサを設けたことを特徴とする投射型表示装置。
  19. 【請求項19】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を照明する照明手段と、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射部とを有し、 前記投射部は前記データ入力部の上方に支柱によって保
    持され、 前記支柱は、前記投射部からの画像が投射された前記ス
    クリーンからの反射光が、前記撮像手段による撮像領域
    に到達するのを遮蔽し、 前記支柱が、前記投射部から着脱可能であり、 前記支柱が、前記画像投射部から外されたことを検出す
    るセンサを有し、 前記センサによる検出結果をもとに、前記照明手段のO
    N/OFFを制御することを特徴とする投射型表示装
    置。
  20. 【請求項20】被写体を載置可能なデータ入力部と、 前記被写体を照明する照明手段と、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で撮像した画像をスクリーンに投射する投
    射部とを有し、 前記投射部は前記データ入力部の上方に支柱によって保
    持され、 前記支柱は、前記照明手段からの照明光が前記投射部の
    投射する画像に到達するのを遮蔽し、 前記支柱が、前記投射部から着脱可能であり、 前記支柱が、前記画像投射部から外されたことを検出す
    るセンサを有し、 前記センサによる検出結果をもとに、前記照明手段のO
    N/OFFを制御することを特徴とする投射型表示装
    置。
  21. 【請求項21】請求項15に記載の投射型表示装置であ
    って、 前記支柱は、前記投射部からの画像が投射された前記ス
    クリーンからの反射光が、前記撮像手段による撮像領域
    に到達するのを遮蔽することを特徴とする投射型表示装
    置。
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