JP2001024803A - 対面通話装置と方法 - Google Patents
対面通話装置と方法Info
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Abstract
向通話においてスムースで間違いのないコミュニケーシ
ョン及び作業を行うことができる対面通話装置及び方法
を提供する。 【解決手段】 部屋の内側と外側を仕切る壁を介して対
面で通話を行う対面通話装置において、前記壁に音孔を
装置した透明板と音を遮断する透明板で構成する空間を
設け、その空間にスピーカを装置するか、又はその空間
に音響ダクトを装置し、その音響ダクトにスピーカを装
置したことを特徴とする対面通話装置。
Description
場、チケット等の売券売り場、又は面談システム等に見
られるような部屋の内側と外側を仕切る壁を介して対面
で通話をスムースに行うための対面通話装置及び方法に
関する。
1の従来例を用いて説明する。以下、対面通話装置の中
から、特に売券売り場の例を挙げて説明する。
する販売者103が、切符を購入しに来る購入者104
と、「切符を求める」、「切符を提供してお金を受け取
る」等の会話をスムースにして、誤りの無い切符を売る
ようになされている。
入者104の間に透明仕切板108が装置されていて、
両者が顔を確認しながら会話できるように構成されてい
る。透明仕切り板には音孔を装置しているが、音孔の開
孔率は10−15%程度のため、販売者103と購入者
104の会話で、発声の音量により良く聞こえない場合
や、耳の遠くなったお年寄りとの間の十分な会話ができ
ない場合があり、相互の通話を電気的に拡声する必要が
発生する。
マイク106でピックアップして対面拡声装置105に
よって増幅し、室外スピーカ110より購入者104に
伝達し、購入者104の音声は受話マイク107でピッ
クアップして対面拡声装置105によって増幅し、室内
スピーカ109より出力して販売者103に伝達し、コ
ミュニケーションをとる。
入者104が販売者103の顔を見てしゃべり、マイク
の位置に注意を払わないため、マイクに適切なレベルで
音声が入力しない欠点がある。また、販売者103の拡
声用のスピーカが、購入者の予測するところとは異なる
位置に装置された室外スピーカ110や、受話マイク1
07と一体になった装置に装置されたスピーカである場
合、購入者104の予測した場所と異なる場所から音声
がでるため、特に初めて訪問した人は戸惑い、切符を購
入するための会話がスムースに実施できない等の欠点が
発生している。
技術の現状に鑑み創案されたものであり、その目的は売
券売り場等でスムースに会話ができて、容易に目的を達
せられるシステムを提供することであり、特に双方向の
拡声装置を使用した状態でも、購入者が販売者の顔を見
て会話をするのと同じ感覚で拡声装置を用いての双方向
通話ができるように、前面に音孔を持った仕切板から販
売者の音声が出力され、しかも購入者が販売者の顔に近
づいていったところに受話マイクが位置されるように構
成した、両者のコミュニケーションや作業に間違いが発
生しない対面通話装置及び方法を提供することにある。
を達成するためにコミュニケーションや作業がスムース
かつ容易に行うことができる対面通話装置及び方法につ
いて鋭意検討した結果、部屋の内側と外側を仕切る壁に
透明な空間を設け、さらにスピーカを装置し、その空間
を介して音声を出力することによって対面通話をスムー
スに行えることを見出し、本発明の完成に至った。
壁を介して対面で通話を行う対面通話装置において、前
記壁に音孔を装置した透明板と音を遮断する透明板で構
成する空間を設け、その空間にスピーカを装置するか、
又はその空間に音響ダクトを装置し、その音響ダクトに
スピーカを装置したことを特徴とする対面通話装置であ
る。
壁に音孔を装置した透明板と音を遮断する透明板で構成
する空間を設け、その空間を介して対面で通話を行う対
面通話方法であって、部屋の外側の者は前記空間又はそ
の近傍のマイクロホンに音声を入力してそれを部屋の内
側のスピーカに出力することによって通話し、部屋の内
側の者は部屋の内側のマイクロホンに音声を入力してそ
れを前記空間又は前記空間に通じる場所にあるスピーカ
に出力し、さらに前記音孔を介して部屋の外側に出力す
ることによって通話することを特徴とする対面通話方法
である。
売り等は販売者と購入者の間のコミュニケーションがき
ちんとできないと、誤った切符を販売する等の間違いが
生じることがあり、サービスの低下として顧客からクレ
ームが来たり、利用客が減少したりする原因にもなる。
そのために、本発明は透明な仕切板があっても、販売者
と購入者の会話が増幅装置を介していても、両者が対面
して自然な会話をしているような状態を作り出す、上述
のような対面通話装置及び方法を提案する。
明例、図2の対面ウインドウ部を拡大した図3の対面ウ
インドウ拡大図−1及び図4の対面ウインドウ拡大図−
2を用いて説明する。
204が対話するときに、購入者204には販売者20
3の声が対面ウインドウ208の音孔付仕切板303
(405)から聞こえるように感じられること、そし
て、購入者204が対面ウインドウ208の音孔付仕切
板303(405)に向かって話せば、販売者203の
居る室内スピーカ210に適度な音量で明瞭に聞こえる
ことである。
板302(402)は音響的に室内201と室外202
を遮蔽する構造を有し、室外側に装置する透明板は音孔
付仕切板303(405)であり、音孔314(41
0)を介して音響的に室外202に通じる構造を有し、
透明仕切板302(402)との間で空間307(40
9)を作る。
ピックアップされ双方向拡声装置205で増幅され、図
3のように空間307に装置した室外スピーカ308で
販売者203の音声が出力され、室外スピーカ308か
ら出力された音声は音孔付仕切板303の音孔314よ
り購入者204に向かって音声311として出力され
る。
カ403を対面ウインドウの近傍に設置し、室外スピー
カ403より空間409に通じる音響ダクト404を装
置して、販売者203の音声が音響ダクト404より空
間409に出力され、音孔410から室外413の購入
者204に音声412として出力されるように構成する
こともできる。
する受話マイク304(407)及び騒音検知マイク3
05(406)の設置方法を図3及び図4の対面ウイン
ドウ拡大図及び図5の受話マイク設置例を用いて説明す
る。
からの自動車、空調、子供の歓声等で騒音レベルが高い
ことが多いので、それらの騒音に購入者204の音声が
マスキングされることがある。従って、本発明では、そ
れを防ぐため、図3及び図4のように受話マイク304
(407)及び騒音検知マイク305(406)を対面
ウインドウ208の周辺に設置して、何れか一方のマイ
クの位相を逆にし、騒音を打ち消すように構成してい
る。このような構成により、受話マイク304(40
7)から入力した購入者204の音声が騒音を打ち消し
た状態で残ることになるので、騒音下でも明瞭な音声を
室内312にいる販売者203に出力することができ
る。
受話マイク304(407)は、音孔付仕切板303
(405)に購入者204が最も近づき易く、かつ購入
者204の音源である口が近づく位置に装置することが
好ましい。例えば、受話マイク304(407)(50
4)は、図5の受話マイク設置例のように音孔付仕切板
506の音孔505の一部に設置される。
に室外スピーカ308から空間307を通じて音孔付仕
切板303の音孔314を通過する音声311として出
力されるか、または図4のように室外スピーカ403か
ら音響ダクト404及び空間409を通じて音孔付仕切
板405の音孔410を通過する音声412として出力
されるため、受話マイク304(407)(504)は
背面の空間307(409)からの音が極力入力しない
ような指向性のあるマイクロホンにしてハウリングを発
生しにくい構成とすることが好ましい。
えば図6の双方向拡声系統図に従った構成を採用する。
即ち、送話マイク601を増幅602に接続し適切なレ
ベルにして、ハウリング等を抑圧するATT603を経
て増幅604に接続し、適切な出力レベルとするATT
605を経て増幅606に接続し、出力増幅607の出
力を室外スピーカ609と窓口の送話スピーカ610に
切りかえる切替スイッチ608に接続し、切替スイッチ
により選択できるようにする。
11と騒音制御マイク623を例えば対面ウインドウ6
24に装置し、騒音制御マイク623の位相を位相制御
612によって制御し、騒音制御マイク623と受話マ
イク611の騒音を制御する騒音制御613に入力し、
出力を増幅614に接続し、音声検知622からの信号
で適切なレベルとするATT615を経て増幅装置61
7に入力する。
611からのレベルを検知し、さらに増幅617と増幅
602の出力をそれぞれATT618とATT603で
制御し、ATT618からの信号は増幅619と出力6
20で適切なレベルに増幅され、室内スピーカ621を
駆動する。
法の好ましい態様を切符販売を例にして具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
の販売者203が室外202の購入者204と対面する
対面ウインドウ208を透明仕切板302と音孔付仕切
板303で構成し、両仕切板の間に空間ができるように
構成している。購入者204が切符売り場に近づくと、
対面ウインドウ208から確認できるうえに、人間の体
温、音響、レーダー方式、圧力スイッチ等で購入者が切
符売り場に来たことを近接センサー214(627)に
よって検知することができる。この検知信号を増幅62
8で増幅し、音量減衰装置のATT629を開放状態と
して増幅614の出力を通過させる。近接センサー21
4(627)が動作することで、購入者204がカウン
ター215の前に来ると、双方向拡声装置205は双方
の会話を拡声装置を用いてできるように準備する。
的駅を確認する質問を発声すると、送話マイク206
(601)に音声が入力される。送話マイク601に入
力した販売者203の音声は増幅602で適切なレベ
ル、−20dB程度のレベルまで増幅して、次段の増幅
604に入力されるが、増幅602と増幅604の間に
ATT603を装置している。
く聞こえない場合に販売者203が音量を上げたとき、
あるいは増幅装置614内にある自動音量調整が動作し
たとき、受話マイク611の感度が上がり、送話スピー
カ610の音も拾うことにより起こるハウリングや、受
話マイクの音量が上昇したときに起こるハウリングの発
生を防ぐために送話マイク601の音量を制御する目的
で装置している。
増幅606に入力する。増幅604と増幅606の中間
にあるATT605は、対面ウインドウ内の出力が適切
かどうかをリアルタイムに調整する装置として具備され
ている。送話マイク601のレベルは出力増幅607よ
り送話スピーカ610によって対面ウインドウ624に
出力し、さらに購入者に伝送されるが、対面ウインドウ
内には受話マイク611があり、受話マイク611が送
話マイク601の音を拾い、室内スピーカ621から出
力され、前記出力が送話マイク601に入力する音響ル
ープでハウリングを発生させない限度の出力の許容値
を、音声検知616によってリアルタイムに検知し、対
面ウインドウ内でのハウリングレベルに余裕があれば、
音声検知616によりATT603が減衰量を調整する
等、受話マイク611によってウインドウ内の音量レベ
ルを音声検知622でリアルタイムにレベル確認をし、
対面ウインドウ624からの出力を適切とするように動
作する。
スピーカ609を駆動させるために必要な電力増幅を行
う出力増幅607に出力するように構成され、出力増幅
607は、送話スピーカ610と室外スピーカ609の
いずれかを動作させるための切替スイッチ608で何れ
かに出力するように構成されている。室外スピーカ60
9は、駅としての一般的な案内を室外にいる複数の購入
者に行うときや、切符の購入者が勘違いして窓口を離れ
たときなどに使用する。
ピーカ308は対面ウインドウの上面に設置され、対面
ウインドウ内に向けて出力するようになっている。実際
には、室外スピーカ308よりの音声は透明仕切板30
2と音孔付仕切板303との間の空間307に出力さ
れ、出力された音声は音孔付仕切板303の複数の音孔
314より、対面ウインドウ208の真正面に居る購入
者204に出力される。このような室外スピーカ308
の配置により発生する音孔314からの音は購入者20
4にとって、あたかも正面に見える販売者203から直
接聞こえるように錯覚する。その結果、販売員203の
音声が対面ウインドウ208から聞こえてくると、購入
者204は対面ウインドウ208に顔を近づけてくる。
8の正面に装置されている受話マイク207に入力さ
れ、増幅614によって−20dB程度のレベルに増幅
され、増幅617に渡される。増幅614と増幅617
の間にはATT629とATT615が装置され、AT
T629は購入者が対面通話装置に近接するまでは受話
マイク611の信号が増幅装置617に入力しないよう
に大きな減衰を与え、室内スピーカを無音状態とし、近
接センサー627が購入者204の接近を検知するとA
TT629の減衰を設定されたレベルまで解除して、適
切なレベルで増幅614の信号を通過させる。
ルを検知してATT618で受話マイク611のレベル
を調整し、また、受話マイク611のレベルに応じた最
適な送話スピーカ610の出力となるようにATT60
3は音声検知616によって動作する。ATT618は
増幅619と出力620を介して適切な室内スピーカ6
21の出力レベルとなるようにする。
ーを用いて説明する。購入者が窓口に接近すると(70
2)、近接センサーが検知し、対面ウインドウに設置し
た受話マイクの音が室内に出力して(703)、購入者
が来たことを室内の販売員は知ることができる。あるい
は、近接センサーに購入者が近接したときに購入者が来
たことを知らせる表示装置によっても室内の切符販売員
は知ることができる。購入者の接近を音声あるいは表示
で認知した販売者は音声を発すると送話マイクから応答
して、対面ウインドウ内の空間に販売者の音声が出力し
(704)、仕切板の音孔から購入者に出力し、あたか
も販売員から聞こえたように感じ(705)、購入者は
用件を対面ウインドウに向かって伝えると、室内のスピ
ーカから購入者の音声が聞こえる(706)。
3及び図4の拡大図で説明すると、対面ウインドウはお
互いの顔が見える大きさと透明性を有するものとして、
室内312(411)側と室外313(413)側にそ
れぞれ仕切板が設けられる。対面ウインドウの室内31
2(411)側の仕切板は透明で音孔等が一切無い構造
を有し、例えばガラス、アクリル板等の透明な板状のも
のを使用して遮音性の構造として装置される。一方、室
外313(413)側の仕切板は透明で複数の音孔31
4(410)を設けた構造を有し、例えばガラス、アク
リル板等の透明な板状のものを使用して音が通過する構
造として装置される。
側の透明仕切板302と室外(313)側の音孔付仕切
板303の構成する空間307にスピーカ308を装置
し、スピーカ308より音声を出力して、音孔付仕切板
303に装置した音孔314より音声311を室外31
3側に出力するか、又は、図4のようにスピーカ403
を空間409に通じる壁の一部あるいは対面ウインドウ
の近くに装置し、前記スピーカ403より音声を出力し
て、音響ダクト404を通って透明仕切板402と音孔
付仕切板405で構成する空間409に音声を出力し、
次いで音孔410から室外413側に音声を出力するよ
うに構成する。
声を出力するか、又は空間409に通じる音響ダクトを
介して音声を出力するかの違いであり、壁の構造や壁の
厚さ等によって適宜選択することが好ましい。いずれの
方式によっても販売員203の音声があたかも透明板を
通過して明瞭に聞こえて来るように錯覚するため、購入
者は対面ウインドウに顔を近づけてくる傾向があり、結
果としてコミュニケーションや作業の迅速さにつながる
効果を有し、本発明の最も特徴とする発明のポイントで
ある。
ロホンに入力する外部雑音を抑制する装置を説明する。
駅等の切符を販売するような場所では、極めて多くの人
が歩いており、子供の大きな声、物をぶつける音、引き
摺ったような音等、様々な雑音がある。このような雑音
状態の中で、購入者204の音声が小さいときには音声
検知616によって音量レベルを上げることができる
が、音量を上げても外部の騒音も同時に上がるので明瞭
度が良くならない場合がある。
面ウインドウに受話マイク207と騒音検知マイク21
3を装置して騒音を低減させる構成を取っている。この
場合、受話マイク207(611)と騒音検知マイク2
13は互いに近い位置に装置するが、購入者204の音
声は受話マイク207(611)に入力するように構成
し、騒音制御マイク623は購入者204の音声が入り
にくい位置に装置することが好ましい。そのように配置
すると、音声の無いときは、室外202の雑音が前記の
両マイクに雑音として入力する。即ち、図8の雑音制御
説明図を用いて説明すると、受話マイク611には騒音
波形802が、騒音検知マイク623には雑音波形80
4が入力し、前記波形は騒音制御マイク623と受話マ
イク611では同じ波形である。それは両方のマイクが
雑音源からの距離を考えればほぼ同じ位置にあると考え
て良い。
は雑音制御マイク623の系に位相制御612を装置
し、位相を逆にして混合すると、同じレベルで位相を変
えていない受話マイク611に入力した雑音波形と、騒
音制御マイク623に入力した騒音波形が打ち消しあっ
て、雑音制御613からは受話マイク611に入力して
いた購入者の音声波形が出力される。以上のように構成
することにより、室外の雑音を打ち消し、購入者204
の音声だけを明瞭に室内201に居る販売者203に伝
えることができるため、間違いのないスムースな販売が
可能である。
ーについて説明する。駅等の切符を販売する販売場所
は、昼間は連続して購入者204が来るから、販売者2
03も連続した仕事として対応するが、早朝、夜間等の
購入者204が少ないときは、販売者203を常に置い
ておくことは無駄なため、他の仕事との兼務になるが、
購入者が来た時はすぐにも対応可能なように、購入者が
来たときに、人間の体温、音響、レーダー方式、圧力ス
イッチ等の機能のセンサーを近接センサーとして室外に
装置する。近接センサー出力を増幅628によってON-O
FF信号等の信号変化と表示装置が点燈するようにする
か、あるいは信号音が発生するように構成する。これに
よって販売者203は対面ウインドウの前に常時いなく
ても購入者が来たことを容易に知ることができる。
購入者が来たことを販売者203に知らせる方法だと、
小さな子供が近づいたり荷物を置いただけで誤動作によ
り、別の仕事をしていた販売者が対面ウインドウに来な
ければならない可能性がある。従って、システムの信頼
性の向上のためには、近接センサー627による購入者
204の近接情報に加えて、受話マイクへの購入者20
4の音声情報を利用することが好ましい。例えば購入者
204が販売者203を呼ぶような声を発すると、騒音
制御613の音声レベルを1−0信号にして増幅628
に入力し、近接センサー信号の1−0信号とでAND動作
をさせ、両方の入力が入力状態となった時に、ATT6
29の減衰をゼロにするか、あるいは購入者が来たこと
を知らせる表示630を点燈する等の動作を行なわせる
ように構成する。
ーカ308(403)の音声が空間307(409)に
出力し、音孔付仕切板303(405)に装置している
多数の音孔314(410)から音声を室外に出すよう
に装置した構成を有するが、受話マイク304(40
7)を音孔付仕切板303(405)の音孔314(4
10)の一部に装置する場合には、受話マイク304
(407)は、購入者204が音孔314(410)か
らの音声を聞きながら話す位置を考慮して音孔付仕切板
501の中央付近に装置することが最も適切である。
合したデザインで仕切板に取付けることによって、購入
者の口元はマイクを意識せずに仕切板に近づく傾向があ
る。ここで特徴的なことは、背面の空間に出力する音声
が小さければ小さいほど、購入者204は音孔付仕切板
501にさらに近づき、受話マイク504に接近するの
で、内部に居る販売者203は購入者の音声をより明瞭
に聞き取ることができることである。
話マイク504を購入者側に向いた指向性マイクとする
ことによって、背面の空間に出力されている音声が受話
マイク504に入力するのを抑えられ、ハウリングマー
ジンを稼ぐことができる。但し、受話マイク611に指
向性マイクを使用することでハウリングマージンをとる
ことはできても、音響工学的には音声出力のスピーカの
前にマイクを装置しているのと同じ構造であるため、増
幅614のラインの状況をリアルタイムに音声検知61
6がウオッチし室内スピーカ621の出力が送話マイク
601に過大に入ってハウリングをしない様にATT6
18でマイクの音量に従ってコントロールし、室内スピ
ーカの出力が一定になるように構成することが好適であ
る。
ような構成を有するので以下のような効果を奏すること
ができる: (i)駅の切符販売、映画館の切符販売のような室内と
室外を仕切った双方向の対面通話システムにおいて、誤
解を発生させずに迅速にコミュニケーションや作業を行
うことができる。特に購入者は販売者の音声を対面ウイ
ンドウから聞くため、購入者は対面ウインドウに顔を近
づけてコミュニケーションをする傾向があり、スムース
で自然な対話が可能である。 (ii)購入者のマイクロホンに入力する外部雑音を抑圧
する装置によって販売者は購入者の音声だけを明瞭に聞
くことができる。 (iii) 購入者が来たことを知らせる近接センサーによっ
て、販売者は必要時のみ対面ウインドウに来て応対すれ
ば良く作業効率が格段に向上する。さらに近接センサー
に加えて、受話マイクへの購入者の音声情報を利用する
ことによって、購入者の来訪の感知精度がさらに向上す
る。 (iv)透明な対面ウインドウで室内・室外を仕切ってい
るので、室内の者が室外から直接危害を加えられること
はない。
ドウの断面図。
ドウの断面図。
Claims (10)
- 【請求項1】 部屋の内側と外側を仕切る壁を介して対
面で通話を行う対面通話装置において、前記壁に音孔を
装置した透明板と音を遮断する透明板で構成する空間を
設け、その空間にスピーカを装置するか、又はその空間
に音響ダクトを装置し、その音響ダクトにスピーカを装
置したことを特徴とする対面通話装置。 - 【請求項2】 前記スピーカが部屋の内側の音声を出力
するものであることを特徴とする請求項1記載の対面通
話装置。 - 【請求項3】 前記空間又はその近傍に部屋の外側の音
声を入力するマイクロホンと外部雑音を入力するマイク
ロホンをさらに装置し、前記マイクロホンの両方の位相
を調整し、前記音声を入力するマイクロホンに入力する
外部雑音を抑圧するようにしたことを特徴とする請求項
1又は2記載の対面通話装置。 - 【請求項4】 前記音声を入力するマイクロホンが前記
音孔を装置した透明板に装置された指向性マイクロホン
であることを特徴とする請求項3記載の対面通話装置。 - 【請求項5】 人が対面通話装置に近接したことを検知
する近接センサーをさらに装置したことを特徴とする請
求項1〜4のいずれか記載の対面通話装置。 - 【請求項6】 前記近接センサーが人の近接を検知した
ことを知らせる表示装置をさらに装置したことを特徴と
する請求項5記載の対面通話装置。 - 【請求項7】 前記近接センサーが人の近接を検知し、
かつ前記音声を入力するマイクロホンが音声を入力した
時のみ、対面通話装置が通常動作するようにしたことを
特徴とする請求項5又は6記載の対面通話装置。 - 【請求項8】 部屋の内側と外側を仕切る壁を介して対
面で通話を行う際に、いずれか一方の通話状態のときに
対面する他方の増幅系の適切な増幅抑圧を行うようにし
たことを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載の対面
通話装置。 - 【請求項9】 前記部屋の内側に部屋の外側の音声を出
力するスピーカと部屋の内側の音声を入力するマイクロ
ホンを装置したことを特徴とする請求項1〜8のいずれ
か記載の対面通話装置。 - 【請求項10】 部屋の内側と外側を仕切る壁に音孔を
装置した透明板と音を遮断する透明板で構成する空間を
設け、その空間を介して対面で通話を行う対面通話方法
であって、部屋の外側の者は前記空間又はその近傍のマ
イクロホンに音声を入力してそれを部屋の内側のスピー
カに出力することによって通話し、部屋の内側の者は部
屋の内側のマイクロホンに音声を入力してそれを前記空
間又は前記空間に通じる場所にあるスピーカに出力し、
さらに前記音孔を介して部屋の外側に出力することによ
って通話することを特徴とする対面通話方法。
Priority Applications (1)
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