JP2005142746A - 音声情報拡声装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 時間帯や状況に応じて拡声範囲を自動的に選択することで、騒音問題にも対応可能な音声情報拡声装置を得る。
【解決手段】 広告および案内に関する音声情報を音声信号として出力する音声信号源と、音声情報を異なる特定の範囲に対して拡声するように配置される複数の超指向性スピーカと、各超指向性スピーカへ供給する音声信号を増幅する音声信号増幅器と、超指向性スピーカのいずれかを選択し、選択された超指向性スピーカに対して音声信号源からの音声信号を供給するセレクタと、時間および人の往来に依存する信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、セレクタを制御して対応する超指向性スピーカを駆動するよう選択させる制御装置とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 広告および案内に関する音声情報を音声信号として出力する音声信号源と、音声情報を異なる特定の範囲に対して拡声するように配置される複数の超指向性スピーカと、各超指向性スピーカへ供給する音声信号を増幅する音声信号増幅器と、超指向性スピーカのいずれかを選択し、選択された超指向性スピーカに対して音声信号源からの音声信号を供給するセレクタと、時間および人の往来に依存する信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、セレクタを制御して対応する超指向性スピーカを駆動するよう選択させる制御装置とを備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、超指向性スピーカを用いた音声情報拡声装置に関するものである。
超指向性スピーカを用いた機器として、ゲーム機や販売機を操作する人に対して音声アナウンスを行う装置がある(例えば、特許文献1参照。)。また、施設に進入する利用者を対人センサにより検出し、その検出信号に応じて頭上より音声アナウンスを行う装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
指向性の弱い通常のスピーカを用いて広告や案内を音声情報で行う音声情報拡声装置の場合、広範囲に拡声音が行き渡る反面、設置する地域性や施設によっては騒音間題を引き起こす恐れがある。一方、音声情報拡声装置の設置場所としては、周囲にある事務所や店舗などの状況によっては、時間帯によって拡声音が騒音間題とならない場合もある。また、広告や案内の音声情報の提供方法として、人の往来に応じて、比較的限られた方向に、かつ必要な時間に行う方が騒音問題として望ましい場合がある。これらの問題を解決するために超指向性スピーカを用いる方法が考えられるが、今度は拡声音の行き渡る範囲が狭くなるため、拡声範囲に限界を生じる場合が起きる。従来の超指向性スピーカを用いた機器は、超指向性スピーカによる拡声範囲が固定され、また超指向性スピーカに対する音源はスピーカ毎に設けられているので、装置を複数台用意しなければならず、コスト高になるし、設備の運用管理が煩雑となる。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、時間帯や状況に応じて拡声範囲を自動的に選択することで、騒音問題にも対応可能な音声情報拡声装置を得ることを目的とする。
この発明に係る広告装置は、広告および案内に関する音声情報を音声信号として出力する音声信号源と、音声情報を異なる特定の範囲に対して拡声するように配置される複数の超指向性スピーカと、各超指向性スピーカへ供給する音声信号を増幅する音声信号増幅器と、超指向性スピーカのいずれかを選択し、選択された超指向性スピーカに対して音声信号源からの音声信号を供給するセレクタと、時間および人の往来に依存する信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、セレクタを制御して対応する超指向性スピーカを駆動するよう選択させる制御装置とを備えたものである。
この発明によれば、時間帯や状況に応じて拡声範囲を自動的に選択できるようにしたため、広告や案内の音声情報の提供をタイムリーに行える効果があり、結果として騒音の軽減も配慮できる効果がある。また、1つの音声信号源で複数の超指向性スピーカを選択駆動するため、運用管理を容易にする効果もある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による広告装置の構成を示すブロック図である。
音声信号源3は、例えばテープレコーダやCD等の記録媒体に予め録音しておいた広告や案内に関する音声情報を音声信号として出力する手段である。複数の超指向性スピーカ51,52は、音声情報を異なる特定の範囲に対して拡声するように配置される手段である。音声信号増幅器41,42は、各超指向性スピーカ51,52へ供給する音声信号を増幅する手段である。なお、ここで超指向性スピーカ51,52が超音波帯域の搬送波を用いて放射特性が制御された音声信号により駆動されるタイプである場合には、その制御機能も音声信号増幅器41,42に含まれるものとする。セレクタ6は、超指向性スピーカ51,52のいずれかに対して音声信号源3からの音声信号を供給するよう選択する手段である。タイマ1は、セレクタ6の切り替え時間を予め設定したタイミング信号(時間に依存する信号)を発生する手段である。制御装置2は、複数の超指向性スピーカ51,52のそれぞれの駆動許可時間を設定し、タイマ1のタイミング信号に基づいて、音声信号源3を始動させると共に、駆動許可時間に対応した超指向性スピーカを選択するようにセレクタ6を制御する手段である。
図1はこの発明の実施の形態1による広告装置の構成を示すブロック図である。
音声信号源3は、例えばテープレコーダやCD等の記録媒体に予め録音しておいた広告や案内に関する音声情報を音声信号として出力する手段である。複数の超指向性スピーカ51,52は、音声情報を異なる特定の範囲に対して拡声するように配置される手段である。音声信号増幅器41,42は、各超指向性スピーカ51,52へ供給する音声信号を増幅する手段である。なお、ここで超指向性スピーカ51,52が超音波帯域の搬送波を用いて放射特性が制御された音声信号により駆動されるタイプである場合には、その制御機能も音声信号増幅器41,42に含まれるものとする。セレクタ6は、超指向性スピーカ51,52のいずれかに対して音声信号源3からの音声信号を供給するよう選択する手段である。タイマ1は、セレクタ6の切り替え時間を予め設定したタイミング信号(時間に依存する信号)を発生する手段である。制御装置2は、複数の超指向性スピーカ51,52のそれぞれの駆動許可時間を設定し、タイマ1のタイミング信号に基づいて、音声信号源3を始動させると共に、駆動許可時間に対応した超指向性スピーカを選択するようにセレクタ6を制御する手段である。
次に動作について説明する。
タイマ1からはタイミング信号が制御装置2に与えられる。制御装置2は、複数の超指向性スピーカのそれぞれの駆動許可時間を設定しており、タイミング信号を受けると音声信号源3に対して音声信号をセレクタ6に出力するよう制御する。また、同時に制御装置2は、設定された駆動許可時間(この動作例では超指向性スピーカ51に対してのみ設定したものとする。)の情報に従ってセレクタ6を制御し、駆動する超指向性スピーカ51の選択を行う。音声信号源3からの音声信号はセレクタ6により音声信号増幅器41に送られ、増幅される。音声信号増幅器41で増幅された音声信号は、超指向性スピーカ51に印加されてこれを駆動し、広告音声が拡声される。超指向性スピーカ51による拡声音は、超指向性スピーカ51が向けられた方向への音圧が高く、目的とする範囲に対してのみ伝わる。また、同じ駆動許可時間を両超指向性スピーカ51、52に対して設定した時間帯においては、2つのスピーカの拡声範囲に拡声が行われる。なお、必要に応じて指向性スピーカの数を増やすようにしてもよい。
タイマ1からはタイミング信号が制御装置2に与えられる。制御装置2は、複数の超指向性スピーカのそれぞれの駆動許可時間を設定しており、タイミング信号を受けると音声信号源3に対して音声信号をセレクタ6に出力するよう制御する。また、同時に制御装置2は、設定された駆動許可時間(この動作例では超指向性スピーカ51に対してのみ設定したものとする。)の情報に従ってセレクタ6を制御し、駆動する超指向性スピーカ51の選択を行う。音声信号源3からの音声信号はセレクタ6により音声信号増幅器41に送られ、増幅される。音声信号増幅器41で増幅された音声信号は、超指向性スピーカ51に印加されてこれを駆動し、広告音声が拡声される。超指向性スピーカ51による拡声音は、超指向性スピーカ51が向けられた方向への音圧が高く、目的とする範囲に対してのみ伝わる。また、同じ駆動許可時間を両超指向性スピーカ51、52に対して設定した時間帯においては、2つのスピーカの拡声範囲に拡声が行われる。なお、必要に応じて指向性スピーカの数を増やすようにしてもよい。
図2はこの発明に係る音声情報拡声装置の設置例を示す説明図である。
図は、音声情報拡声装置9を事務所や店舗などの制限地域10がある状況に設置された場合を想定したものである。超指向性スピーカ51,52の拡声範囲を事務所や店舗10に近い範囲111と遠い範囲112に設定することで、事務所や店舗10の営業時間帯には遠い範囲112のみへの拡声を行い、営業時間外の休日等には遠い範囲112と近い範囲111の両方に対して拡声することで、音声情報拡声装置9からの拡声による騒音を軽減できる。
図は、音声情報拡声装置9を事務所や店舗などの制限地域10がある状況に設置された場合を想定したものである。超指向性スピーカ51,52の拡声範囲を事務所や店舗10に近い範囲111と遠い範囲112に設定することで、事務所や店舗10の営業時間帯には遠い範囲112のみへの拡声を行い、営業時間外の休日等には遠い範囲112と近い範囲111の両方に対して拡声することで、音声情報拡声装置9からの拡声による騒音を軽減できる。
以上のように、この実施の形態1によれば、タイマによりセレクタの切り替え時間を予め設定したタイミング信号を発生するようにし、制御装置が、複数の超指向性スピーカのそれぞれの駆動許可時間を設定し、タイミング信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、セレクタを制御して駆動許可時間に対応した超指向性スピーカを駆動するよう選択するので、選択された超指向性スピーカの設置方向によって定まる範囲に対してのみ拡声音が伝わり、一方、設定範囲外に対しては音圧が低くなるため、騒音を軽減でき、タイムリーな音声情報の提供を可能にする効果が得られる。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による超指向性スピーカ付き音声情報拡声装置の構成を示すブロック図である。図において、図1に相当する部分には同一符号を付して示す。この実施の形態2の場合、タイマの替りに、対人センサ71,72が各超指向性スピーカ51,52と組にして設置されており、組となる超指向性スピーカの特定範囲に接近した人を検出し、検出信号を制御装置2に与えるようにしている。制御装置2は、対人センサ71,72の検出信号に基づいて、音声信号源3から音声信号が出力されるよう制御すると共に、セレクタ6を切り替え制御して人の接近を検出した対人センサ71,72と組をなす超指向性スピーカ51,52を駆動するよう選択する動作を行う。
図3はこの発明の実施の形態2による超指向性スピーカ付き音声情報拡声装置の構成を示すブロック図である。図において、図1に相当する部分には同一符号を付して示す。この実施の形態2の場合、タイマの替りに、対人センサ71,72が各超指向性スピーカ51,52と組にして設置されており、組となる超指向性スピーカの特定範囲に接近した人を検出し、検出信号を制御装置2に与えるようにしている。制御装置2は、対人センサ71,72の検出信号に基づいて、音声信号源3から音声信号が出力されるよう制御すると共に、セレクタ6を切り替え制御して人の接近を検出した対人センサ71,72と組をなす超指向性スピーカ51,52を駆動するよう選択する動作を行う。
次に動作について説明する。
ここでは、対人センサ71と超指向性スピーカ51を、また対人センサ72と超指向性スピーカ52を組にし、各組を人の接近方向に合わせて設置した状態を想定する。対人センサ71(または72)により人が可聴範囲に接近したことを検出すると、その検出信号が制御装置2に与えられる。制御装置2は、検出信号に基づいて、音声信号源3を制御し音声信号が出力させると共に、人の接近を検出した対人センサ71(または72)と組の超指向性スピーカ51(または52)を駆動するようセレクタ6の切り替えを制御する。このことにより、音声信号源3からの音声信号は、音声信号増幅器41(または42)に送られ増幅される。音声信号増幅器41(または42)により増幅され信号は、超指向性スピーカ51(または52)に与えられ、その拡声音は人の接近してきている方向に設定された拡声範囲に対して放出される。
ここでは、対人センサ71と超指向性スピーカ51を、また対人センサ72と超指向性スピーカ52を組にし、各組を人の接近方向に合わせて設置した状態を想定する。対人センサ71(または72)により人が可聴範囲に接近したことを検出すると、その検出信号が制御装置2に与えられる。制御装置2は、検出信号に基づいて、音声信号源3を制御し音声信号が出力させると共に、人の接近を検出した対人センサ71(または72)と組の超指向性スピーカ51(または52)を駆動するようセレクタ6の切り替えを制御する。このことにより、音声信号源3からの音声信号は、音声信号増幅器41(または42)に送られ増幅される。音声信号増幅器41(または42)により増幅され信号は、超指向性スピーカ51(または52)に与えられ、その拡声音は人の接近してきている方向に設定された拡声範囲に対して放出される。
なお、超指向性スピーカ51,52の両拡声範囲に対して同時に人が接近して来た場合には、両スピーカから拡声音を発生するようにしてもよい。
図2の設置例に実施の形態1と組み合わせて実施の形態2を適用した場合、対人センサ71,72を用いることで事務所や店舗10から遠い範囲112では常に拡声し、近い範囲111では人が接近した場合のみ拡声するように駆動許可を解除しうるよう制御装置2で設定してもよい。一方、遠い範囲112では人の接近時に拡声し、近い範囲111では決められた時間帯のみ拡声するようにしてもよい。
図2の設置例に実施の形態1と組み合わせて実施の形態2を適用した場合、対人センサ71,72を用いることで事務所や店舗10から遠い範囲112では常に拡声し、近い範囲111では人が接近した場合のみ拡声するように駆動許可を解除しうるよう制御装置2で設定してもよい。一方、遠い範囲112では人の接近時に拡声し、近い範囲111では決められた時間帯のみ拡声するようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態2によれば、対人センサを各超指向性スピーカと組にして設置し、組となる超指向性スピーカの特定範囲に接近した人を検出するようにし、制御装置が、人の接近を検出した対人センサの検出信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、セレクタを制御して当該対人センサと組をなす超指向性スピーカを駆動すよう選択させるようにしたので、超指向性スピーカにより拡声された音声は、超指向性スピーカが向けられた方向への音圧が高く、人が存在する範囲へ拡声音を伝えられ、一方、設定範囲外に対しては音圧が低くなるため、騒音を軽減でき、タイムリーな音声情報の提供を可能にする効果が得られる。
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3による音声情報拡声装置の構成を示すブロック図である。図において、図1に相当する部分には同一符号を付して示す。この実施の形態3の場合、タイマの替りに外部信号抽出手段8が設けられている。この外部信号抽出手段8は、乗り物の運行状況および人の移動(動線)に関連する機器から人の出現を検出または予測する信号を抽出する手段である。これら乗り物の運行状況や人の移動に関する機器としては、駅の自動改札装置、バス停留所の運行状況表示装置、エレベータの運行状況装置、自動ドアなどがある。これらの機器から得られる人の出現を検出または予測する抽出信号は、例えば接点信号、シリアル信号、パラレル信号などからなり、制御装置2へ与えられる。制御装置2では、これらの抽出信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、セレクタを制御して対応する超指向性スピーカを駆動するよう選択させる。
図4はこの発明の実施の形態3による音声情報拡声装置の構成を示すブロック図である。図において、図1に相当する部分には同一符号を付して示す。この実施の形態3の場合、タイマの替りに外部信号抽出手段8が設けられている。この外部信号抽出手段8は、乗り物の運行状況および人の移動(動線)に関連する機器から人の出現を検出または予測する信号を抽出する手段である。これら乗り物の運行状況や人の移動に関する機器としては、駅の自動改札装置、バス停留所の運行状況表示装置、エレベータの運行状況装置、自動ドアなどがある。これらの機器から得られる人の出現を検出または予測する抽出信号は、例えば接点信号、シリアル信号、パラレル信号などからなり、制御装置2へ与えられる。制御装置2では、これらの抽出信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、セレクタを制御して対応する超指向性スピーカを駆動するよう選択させる。
次に動作について説明する。
超指向性スピーカ51,52の拡声範囲を、例えば駅の改札口やバス停留所などの目的方向に向けて予め設定しておくものとする。外部信号抽出手段8は、駅の自動改札装置、バス停留所の運行状況表示装置などと接続され、乗客が自動改札装置を使用したり、バスが停留所で停止したりした場合、これら機器から人の出現を検出または予測する信号を抽出する。この抽出信号は、乗客がどの改札口を出入りしたか、あるいはどのバス停から降車するかを表すデータを含んでいることになる。そこで、外部信号抽出手段8または制御装置2において、どの方面から人が来るかの解析がなされる。制御装置2では、抽出した信号に基づいて音声信号源3を始動させ、音声信号を出力させる。また、制御装置2は、同時にセレクタ6を制御し、抽出信号が指示する方向に向けられた超指向性スピーカ51(または52)を、音声信号源3からの音声信号で駆動させよう選択させる。これにより、音声信号は音声信号増幅器41(または42)で増幅されて超指向性スピーカ51(または52)に与えられ、これを駆動する。したがって、超指向性スピーカ51(または52)は、駅の改札口やバス停留所の目的とする範囲に対してのみ拡声音を伝えることになる。
超指向性スピーカ51,52の拡声範囲を、例えば駅の改札口やバス停留所などの目的方向に向けて予め設定しておくものとする。外部信号抽出手段8は、駅の自動改札装置、バス停留所の運行状況表示装置などと接続され、乗客が自動改札装置を使用したり、バスが停留所で停止したりした場合、これら機器から人の出現を検出または予測する信号を抽出する。この抽出信号は、乗客がどの改札口を出入りしたか、あるいはどのバス停から降車するかを表すデータを含んでいることになる。そこで、外部信号抽出手段8または制御装置2において、どの方面から人が来るかの解析がなされる。制御装置2では、抽出した信号に基づいて音声信号源3を始動させ、音声信号を出力させる。また、制御装置2は、同時にセレクタ6を制御し、抽出信号が指示する方向に向けられた超指向性スピーカ51(または52)を、音声信号源3からの音声信号で駆動させよう選択させる。これにより、音声信号は音声信号増幅器41(または42)で増幅されて超指向性スピーカ51(または52)に与えられ、これを駆動する。したがって、超指向性スピーカ51(または52)は、駅の改札口やバス停留所の目的とする範囲に対してのみ拡声音を伝えることになる。
図5は音声情報拡声装置の設置例を示すものである。図は、例えば駅の自動改札機の複数出口などに対応させて複数の超指向性スピ一カ51,52を並べて隣接設置した場合を想定したものである。ここでは、超指向性スピ一カ51,52による拡声範囲113,114がそれぞれ重ならないように配置されている。このようにすることにより、それぞれの拡声音は別々に明瞭に聞きとることが可能となる。
なお、実施の形態1と組み合わせて適用した場合、超指向性スピ一カ51,52からの拡声を異なる時間帯に設定することも可能である。
なお、実施の形態1と組み合わせて適用した場合、超指向性スピ一カ51,52からの拡声を異なる時間帯に設定することも可能である。
以上のように、この実施の形態3によれば、外部信号抽出手段により、乗り物の運行状況および人の移動に関連する機器から人の出現を検出または予測する信号を抽出するようにし、制御装置が、この抽出信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、セレクタを制御して抽出信号が指示する超指向性スピーカを駆動するよう選択させるようにしたので、超指向性スピーカにより拡声された音声は、超指向性スピーカが向けられた方向への音圧が高く、人が存在する範囲へのみ拡声音が伝えられ、一方、設定範囲外に対しては音圧が低くなるため、騒音を軽減でき、タイムリーな音声情報の提供を可能にする効果が得られる。
1 タイマ、2 制御装置、3 音声信号源、6 セレクタ、7 対人センサ、8 外部信号抽出手段、9 音声情報拡声装置、10 事務所または店舗、41,42 音声信号増幅器、51,52 超指向性スピーカ、111〜114 拡声範囲。
Claims (4)
- 広告および案内に関する音声情報を音声信号として出力する音声信号源と、
前記音声情報を異なる特定の範囲に対して拡声するように配置される複数の超指向性スピーカと、
各超指向性スピーカへ供給する音声信号を増幅する音声信号増幅器と、
前記超指向性スピーカのいずれかを選択し、選択された超指向性スピーカに対して前記音声信号源からの音声信号を供給するセレクタと、
時間および人の往来に依存する信号に基づいて、前記音声信号源を始動させると共に、前記セレクタを制御して対応する超指向性スピーカを駆動するよう選択させる制御装置とを備えた音声情報拡声装置。 - セレクタの切り替え時間を予め設定したタイミング信号を発生するタイマを備え、
制御装置は、複数の超指向性スピーカのそれぞれの駆動許可時間を設定し、前記タイミング信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、前記セレクタを制御して前記駆動許可時間に対応した超指向性スピーカを駆動するよう選択させることを特徴とする請求項1記載の音声情報拡声装置。 - 各超指向性スピーカと組にして設置され、組となる超指向性スピーカの特定範囲に接近した人を検出する対人センサを備え、
制御装置は、人の接近を検出した対人センサの検出信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、セレクタを制御して当該対人センサと組をなす超指向性スピーカを駆動すよう選択させることを特徴とする請求項1記載の音声情報拡声装置。 - 乗り物の運行状況および人の移動に関連する機器から人の出現を検出または予測する信号を抽出する外部信号抽出手段を備え、
制御装置は、前記外部信号抽出手段の抽出信号に基づいて、音声信号源を始動させると共に、セレクタを制御して前記抽出信号が指示する超指向性スピーカを駆動するよう選択させることを特徴とする請求項1記載の音声情報拡声装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN108766229A (zh) * | 2018-05-22 | 2018-11-06 | 西同晓 | 一种基于特型信号定向放大器的电梯广告运营系统及方法 |
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2003
- 2003-11-05 JP JP2003375955A patent/JP2005142746A/ja active Pending
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