JP2001024681A - 受信バースト信号識別回路 - Google Patents

受信バースト信号識別回路

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JP2001024681A
JP2001024681A JP19476599A JP19476599A JP2001024681A JP 2001024681 A JP2001024681 A JP 2001024681A JP 19476599 A JP19476599 A JP 19476599A JP 19476599 A JP19476599 A JP 19476599A JP 2001024681 A JP2001024681 A JP 2001024681A
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burst signal
clock
phase
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JP19476599A
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Yasuhito Okawa
康仁 大川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDS伝送システム等のポイント側に設けら
れ、マルチポイント側から送信されてポイント側で受信
される受信バースト信号を、簡単な回路構成で、しかも
クロック周波数帯域の半分以下の周波数帯域で識別でき
る受信バースト信号識別回路を提供する。 【解決手段】 多相遅延クロック発生部1は、基本クロ
ックを順次遅延させることによって、n個の位相遅延ク
ロックからなる多相遅延クロックを発生する。ラッチ部
2は、受信バースト信号を、基本クロック、および多相
遅延クロックを構成するn個の位相遅延クロックでそれ
ぞれラッチする。到達順位判定部3は、(n+1)個の
ラッチ出力の到達順位を、各ラッチ出力の変化点が検出
されるタイミングを相互に比較することにより判定し
て、判定結果を示す(n+1)個の到達順位判定信号を
出力する。受信位相選択部4は、(n+1)個のラッチ
出力のいずれかを、(n+1)個の到達順位判定信号に
基づいて選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信バースト信号
識別回路に関し、より特定的には、PDS通信システム
など、ポイント−マルチポイント構成を有するバースト
通信システムのポイント側に設けられ、マルチポイント
側から送信されてポイント側で受信される受信バースト
信号を識別するための受信バースト信号識別回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の加入者線を多重するPDS
(Passive Double Star)伝送シス
テムとしては、「信学技報SAT96−78,CS96
−111(1996−10)」および「NTT R&D
Vol.44 No.121995」に記載されたも
の等が知られている。図18は、従来のPDS伝送シス
テムの構成の一例を示すブロック図である。図18にお
いて、従来のPDS伝送システムは、SLT(Subs
criber Line Terminal)を備え、
光網終端機能をもつ1つのOSU(Optical S
ubscriber Unit)からなるポイント側
と、OSUと対向して動作する、光網終端機能をもつ複
数のONU#1〜#m(Optical Network
Termination Unit)からなるマルチポ
イント側と、光スターカプラを介して光伝送路を1:m
(mは2以上の任意の整数)に分岐・結合する1心の光
ファイバ伝送路とで構成されている。
【0003】上記のように構成されたPDS伝送システ
ムでは、1心双方向伝送を実現するために、図19に示
すように、ポイント側からマルチポイント側への下りフ
レーム(TDM)と、マルチポイント側からポイント側
への上りフレーム(TDMA)とを交互に伝送する方式
が用いられる。上記のように伝送する際、OSUと各O
NU#1〜#mとの間では、伝送距離の相違のため、互いに
異なる量の伝送遅延が発生する。そのため、図19の中
央部に示す遅延計測フレームDMFを用いて、OSUと
各ONU#1〜#mとの間の往復の伝送時間を計測し、その
計測結果に基づいて、各ONU#1〜#mの送出する信号が
OSUの到達点で衝突しないように、各ONU#1〜#mの
信号送出のタイミングを制御するようにしている。
【0004】以下には、上記の遅延計測の手順を、図2
0を用いて簡単に説明する。図20は、図19のPDS
伝送システムで行われる遅延計測処理を説明するための
図(フレーム構成図)である。図20において、OSU
から各ONU#1〜#mに対して下りフレーム(TDM)を
送出すると、その伝送路長に応じ、ONU#1では、d1
の伝送遅延が生じる。同様に、ONU#mでは、dm の伝
送遅延が生じる。ここで、PRは、プリアンブル、FR
dは、下り同期フレームである。また、OHは、遅延計
測指示や上りUCHの送出位置指示などのためのシステ
ムパラメータであり、UCH#1〜UCH#mは、各ONU
#1〜#mへの伝送情報をそれぞれ示している。
【0005】遅延計測は、1フレームにつき1つのON
Uに対して行われる(つまり、各ONU#1〜#m毎に、1
フレームを用いてポーリングが行われる)。遅延計測で
は、各ONU#1〜#mは、OSUからの指示に応じ、下り
フレーム(TDM)のUCH#mを受信した後に、所定の
バイトgをおいて、遅延計測フレーム(DMF)を送出
する。OSUが、例えば、ONU#1に対して遅延計測を
指示した場合、ONU#1は、下りフレーム(TDM)の
UCH#mを受信した後に、所定のバイトgをおいてDM
F#1の遅延計測フレームを送出する。
【0006】上り伝送においても、下りフレームと同等
の遅延が生じるので、OSUでは、下りフレーム(TD
M)のUCH#mを送出してから、DMF#1の遅延計測フ
レームを検出するまでの時間を計測し、その計測結果を
もとに、往復の遅延時間を算出することができる。な
お、各ONU#1〜#mのフレーム同期時間、および遅延計
測フレームの同期時間は、同一の回路を用いるので、特
に考慮する必要はない。こうして全てのONU#1〜#mに
ついて遅延計測を行った後、OSUは、各ONU#1〜#m
に対して、上りUCH#1〜#mの送出タイミングを指示す
る。送出タイミングの指示は、各ONU#1〜#mの上りフ
レーム(TDMA)が、U1 ,U2 ,…,Um のタイミ
ングで、順次OSUに到着するように、往復の遅延量を
補正した値に設定される。
【0007】しかし、システムの起動時には、各ONU
#1〜#mの伝送遅延時間が全く不明であるために、各ON
U#1〜#mでは、どのタイミングで下りUCHが入力され
るかが予測できない。同様に、OSUも、どのタイミン
グで上りUCHが入力されるかが予測できない。そこ
で、PDS伝送システムでは、システム起動時、次のよ
うにしてクロックを抽出し、抽出したクロックに基づい
てフレーム同期を確立する処理が行われる。
【0008】すなわち、例えば、図21に示すように、
最初、OSUは、OSU自身の基準クロックCLK0 に
位相同期した下りフレーム(TDM)を、DATA0 と
して各ONU#1〜#mに送出する。次に、各ONU#1〜#m
は、OSUから送出されたDATA0 を受け、そのDA
TA0 から、それに位相同期した受信クロックCK-1〜
CK-mをPLL等によって抽出して、下りフレームの同
期を確立させる。また、これら受信クロックCK-1〜C
K-mを用いて上りフレーム(TDMA)を生成して、D
ATA1'〜DATAm'としてOSUに送出する。次に、
OSUでは、各ONU#1〜#mから送出されたDATA1'
〜DATAm'を受け、それら受信したDATA1'〜DA
TAm'(受信バースト信号)を、基準クロックCLK0
を用いて識別して、上りフレームの同期を確立させる。
【0009】ところが、このとき、図21にも示すよう
に、OSUと各ONU#1〜#mとの間の伝送距離が互いに
異なるために、DATA1'〜DATAm'の到達位相は、
まちまちとなる。また、ある1つのDATAに注目した
場合、動作環境の変化に応じて、到達位相に変動が生じ
ることがある。そのため、到達した信号位相が基準クロ
ックCLK0 の立ち上がりの前後にある場合は、DAT
A1'〜DATAm'を正常に識別できるが、伝送距離や動
作環境によっては、基準クロックCLK0 の立ち上がり
がDATA1'〜DATAm'の変化点と重なることがあ
り、その場合には、DATA1'〜DATAm'の識別に誤
りが生じる可能性が高い。
【0010】そこで、OSU(ポイント側)では、受信
バースト信号を識別するための基準クロック信号の位相
を制御する処理が、さらに行われる。従来、上記のよう
な、ポイント側で受信バースト信号を正しく識別するた
めのクロック位相制御方式としては、特開平4−347
931号公報に記載のものが知られている。
【0011】図22は、上記公報に記載の「位相同期ク
ロック抽出回路」(以下、従来の受信バースト信号識別
回路)の構成を示すブロック図である。図22におい
て、従来の受信バースト信号識別回路は、変化点検出回
路101と、多相遅延クロック発生回路102と、クロ
ック選択回路103と、クロック決定回路104と、決
定結果保持回路105と、セレクタ106とを備えてい
る。
【0012】変化点検出回路101は、受信バースト信
号の立ち上がりまたは立ち下がり(変化点)を検出す
る。多相クロック発生回路102は、基準クロックをも
とに、互いに位相の異なる複数の位相遅延クロック(多
相クロック)を生成する。クロック選択回路103は、
多相クロック発生回路102が生成した複数の位相遅延
クロックの中から、変化点検出回路101の検出結果と
互いに同期しているクロックを選択する。クロック決定
回路104は、クロック選択回路103の選択結果に基
づいてクロックを決定する。決定結果保持回路105
は、クロック決定回路104の決定結果を保持する。セ
レクタ106は、決定結果保持回路105の保持内容を
参照して、多相クロック発生回路102が生成した複数
のクロックのうち1つを選択し、出力する。
【0013】上記のように構成された従来の受信バース
ト信号識別回路では、基準クロックから複数の位相遅延
クロックを生成して、それら複数の位相遅延クロックの
中から、受信バースト信号と同じクロック位相にあるも
のを選択する。そして、選択したクロックを用いて、受
信バースト信号を識別する。このようなクロック位相制
御回路を設けることにより、PDS伝送システムのポイ
ント側では、システム起動時、受信バースト信号を正し
く識別することが可能となる。また、起動時に限らず、
動作中にも、安定した識別を行うことが可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の受信バースト信号識別回路では、受信バースト信号
と各位相遅延クロックとの相関をとり、その相関処理の
結果に基づいて、受信バースト信号と同じクロック位相
にある位相遅延クロックを選択するので、クロック決定
回路104および決定結果保持回路105を必要とし、
その分、回路構成が複雑となる。なお、図示はしない
が、クロック決定回路104および決定結果保持回路1
05は、数多くのラッチ素子とカウンタとを持ち、内部
構成が複雑である。その結果として、上記従来の受信バ
ースト信号識別回路には、回路規模が大きく、消費電力
も多い問題があった。また、上記の相関処理および選択
処理をクロック周波数帯域で実現する必要があるので、
高速動作が要求される問題もあった。
【0015】それゆえに、本発明の目的は、ポイント−
マルチポイント構成を有するバースト通信システムのポ
イント側に設けられ、マルチポイント側から送信されて
ポイント側で受信される受信バースト信号を、簡単な回
路構成で、しかもクロック周波数帯域の半分以下の周波
数帯域で、識別することができる受信バースト信号識別
回路を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、ポイント−マルチポイント構成を有するバース
ト通信システムのポイント側に設けられ、マルチポイン
ト側から送信されてポイント側で受信される受信バース
ト信号を識別するための受信バースト信号識別回路であ
って、基本クロックが入力され、その基本クロックを順
次遅延させることによって、隣接クロック間の各位相遅
延量が一定値tであるようなn個(ただし、nは2以上
の任意の整数)の位相遅延クロックからなる多相遅延ク
ロックを発生する多相遅延クロック発生手段、受信バー
スト信号と、基本クロックと、多相遅延クロック発生手
段が発生した多相遅延クロックとが入力され、その受信
バースト信号を、その基本クロック、およびその多相遅
延クロックを構成するn個の位相遅延クロックでそれぞ
れラッチするラッチ手段、ラッチ手段からの(n+1)
個のラッチ出力が入力され、それら(n+1)個のラッ
チ出力の到達順位を、各ラッチ出力の変化点が検出され
るタイミングを相互に比較することにより判定して、そ
の判定結果を示す(n+1)個の到達順位判定信号を出
力する到達順位判定手段、およびラッチ手段からの(n
+1)個のラッチ出力と、到達順位判定手段からの(n
+1)個の到達順位判定信号とが入力され、それら(n
+1)個のラッチ出力のうちいずれか1つのラッチ出力
を、それら(n+1)個の到達順位判定信号に基づいて
選択する受信位相選択手段とを備えている。
【0017】上記第1の発明では、受信バースト信号を
基本クロックおよびn個の位相遅延クロックで直接ラッ
チ(すなわちサンプリング)して、それにより得られた
(n+1)個のラッチ出力の到達順位(すなわち変化点
が検出されるタイミングの早い遅い)を判定する。そし
て、その判定結果に基づいて、それら(n+1)個のラ
ッチ出力のうちいずれかのラッチ出力を選択する。な
お、選択されたラッチ出力をそのまま受信バースト信号
として出力してもよく、あるいは、選択されたラッチ出
力を基本クロックでさらにラッチし、それにより得られ
る信号を受信バースト信号として出力してもよい。これ
により、受信バースト信号を常に正しく識別することが
できるようになる。また、このようにして受信バースト
信号を識別すれば、受信バースト信号と各位相遅延クロ
ックとの相関を取って受信バースト信号と同じクロック
位相にある位相遅延クロックを選択し、その位相遅延ク
ロックに基づいて受信バースト信号を識別する場合とは
異なり、クロック決定回路および決定結果保持回路が必
要なくなる。よって、簡単な回路構成で、しかもクロッ
ク周波数帯域の半分以下の周波数帯域で、上記の識別を
行えるようになる。
【0018】第2の発明は、第1の発明において、到達
順位判定手段は、(n+1)個のセット・リセット型フ
リップ・フロップ素子(以下、SR型FF素子と略記す
る)、および(n+1)個の論理和素子を含み、各SR
型FF素子のリセット端子へは、各論理和素子の出力端
子が接続され、各論理和素子の入力端子へは、その論理
和素子自身の出力端子が接続されている以外の全てのS
R型FF素子の各出力端子がカスケード接続され、各S
R型FF素子のセット端子へは、ラッチ手段からの各ラ
ッチ出力が入力され、各SR型FF素子は、そのSR型
FF素子自身のセット端子へと入力されるラッチ出力が
論理”0”から論理”1”へと変化すると、それに応じ
て、そのSR型FF素子自身の出力端子からの出力も、
論理”0”から論理”1”へと変化するように構成され
ていることを特徴としている。
【0019】上記第2の発明では、(n+1)個のSR
型FF素子および(n+1)個の論理和素子を用いて到
達順位判定手段を実現している。これにより、回路規模
を小さく抑えることが可能となる。
【0020】第3の発明は、第1の発明において、到達
順位判定手段は、(n+1)個のデータ・ラッチ型フリ
ップ・フロップ素子(以下、D型FF素子と略記す
る)、(n+1)個の論理積素子、および1個の否定論
理和素子を含み、各D型FF素子のクロック入力端子へ
は、各論理積素子の出力端子が接続され、各論理積素子
の一方の入力端子へは、否定論理和素子の出力端子が接
続され、否定論理和素子の入力端子へは、全てのD型F
F素子の各出力端子がカスケード接続され、各D型FF
素子のデータ入力端子への入力は、論理”1”に設定さ
れ、各論理積素子の他方の入力端子へは、ラッチ手段か
らの各ラッチ出力が入力され、各D型FF素子は、全て
のD型FF素子のうちいずれかのD型FF素子の出力端
子からの出力が論理”0”から論理”1”へと変化する
と、それに応じて、そのD型FF素子自身のクロック入
力端子への入力を、論理”1”へと固定するように構成
されていることを特徴としている。
【0021】上記第3の発明では、(n+1)個のD型
FF素子、(n+1)個の論理積素子および1個の否定
論理和素子を用いて、到達順位判定手段を実現してい
る。これにより、回路規模を小さく抑えることが可能と
なる。
【0022】第4の発明は、第1の発明において、受信
位相選択手段は、(n+1)個のラッチ出力のうちいず
れか1つのラッチ出力を選択する際、(n+1)個の到
達順位判定信号のうち最先到達を示す信号と対応するラ
ッチ出力を選択することを特徴としている。
【0023】上記第4の発明では、ラッチ出力の選択を
行う際、最先到達を示す到達順位判定信号と対応するラ
ッチ出力を選択する。
【0024】第5の発明は、第4の発明において、受信
位相選択手段は、最先到達を示す到達順位判定信号が複
数ある場合、それら複数の到達順位判定信号と対応する
複数のラッチ出力のうち、位相が最も早い位相遅延クロ
ックでラッチして得られたラッチ出力を優先して選択す
ることを特徴としている。
【0025】上記第5の発明では、最先到達を示す到達
順位判定信号が複数ある場合、位相が最も早い位相遅延
クロックと対応するものが優先される。それにより、最
先到達のラッチ出力が複数ある場合、位相が最も早いラ
ッチ出力が優先して選択されるようなる。
【0026】第6の発明は、第1の発明において、受信
位相選択手段は、(n+1)個のラッチ出力のうちいず
れか1つのラッチ出力を選択する際、(n+1)個の到
達順位判定信号のうち最先到達を示すものよりも少なく
とも1つ順位が後の信号と対応するラッチ出力を選択す
ることを特徴としている。
【0027】上記第6の発明(および下記第7の発明)
では、ラッチ出力の選択を行う際、最先到達を示す信号
と対応するラッチ出力でなく、その少なくとも1相前後
にあるラッチ出力を選択する。これにより、動作環境の
変化に伴って正しいラッチ出力が得られなくなる不都合
を回避できる。
【0028】第7の発明は、第1の発明において、受信
位相選択手段は、(n+1)個のラッチ出力のうちいず
れか1つのラッチ出力を選択する際、(n+1)個の到
達順位判定信号のうち最先到達を示すものよりも少なく
とも1つ順位が前の信号と対応するラッチ出力を選択す
ることを特徴としている。
【0029】第8の発明は、第1の発明において、受信
バースト信号が入力され、その受信バースト信号が有信
号状態か無信号状態かを判定して、その判定結果が有信
号状態から無信号状態となった瞬間、到達順位判定手段
を初期状態に設定するための無信号連続検出信号を出力
する初期状態設定手段をさらに備え、初期状態設定手段
は、受信バースト信号において、ある有意データの先頭
を検出した瞬間、その受信バースト信号が有信号状態に
あると判定し、その瞬間から予め決められた時間が経過
するまでに次の有意データの先頭を検出した場合、その
受信バースト信号が継続して有信号状態にあると判定
し、検出しない場合、その受信バースト信号が無信号状
態になったと判定することを特徴としている。
【0030】上記第8の発明では、受信バースト信号が
有信号状態から無信号状態となった瞬間、到達順位判定
手段を初期状態に設定し、その瞬間を基準に、到達順位
の判定を行う。
【0031】第9の発明は、第1の発明において、n
(すなわち多相遅延クロック発生手段が発生する多相遅
延クロックの相数)は、3以上の任意の整数であり、一
定値t(すなわち多相遅延クロック発生手段が発生する
多相遅延クロックにおける隣接クロック間の各遅延量)
は、基本クロックの周期をTとして、{T/(n−
1)}以下であることを特徴としている。
【0032】上記第9の発明では、相数nを3以上とす
ることにより、最低限の信号識別能力を保証できるよう
にしている。さらには、相数nを、信号の伝送速度や各
種論理素子の性能に応じて適切に設定すれば、必要かつ
十分な信号識別能力が得られるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る受信バースト信号識別回路の構成を示すブロック図
である。図1に示す受信バースト信号識別回路は、例え
ば、図18に示すPDS伝送システムのポイント側に設
けられる(より一般的には、ポイント−マルチポイント
構成を有するバースト通信システムのポイント側に設け
られる)。そして、受信バースト信号識別回路へは、各
ONU#1〜#mから送信され、OSUが受信した受信バー
スト信号が入力される。図1において、第1の実施形態
に係る受信バースト信号識別回路は、多相遅延クロック
発生部1と、ラッチ部2と、到達順位判定部3と、受信
位相選択部4とを備えている。
【0034】多相遅延クロック発生部1へは、基本クロ
ックCLK0 が入力され、多相遅延クロック発生部1か
らは、n個の位相遅延クロックCLK1 〜CLKn が出
力される(ただし、nは2以上の任意の整数;以下同
様)。ラッチ部2へは、基本クロックCLK0 と、多相
遅延クロック発生部1からのn個の位相遅延クロックC
LK1 〜CLKn と、受信バースト信号Dinとが入力さ
れ、ラッチ部2からは、(n+1)個のラッチ出力Q0
〜Qn が出力される。到達順位判定部3へは、ラッチ部
2からの(n+1)個のラッチ出力Q0 〜Qn が入力さ
れ、到達順位判定部3からは、(n+1)個の到達順位
判定信号S0〜Sn が出力される。受信位相選択部4へ
は、基本クロックCLK0 と、ラッチ部2からの(n+
1)個のラッチ出力Q0 〜Qn と、到達順位判定部3か
らの(n+1)個の到達順位判定信号S0 〜Sn とが入
力され、受信位相選択部4からは、選択信号Doutが出
力される。
【0035】以下には、上記のように構成された受信バ
ースト信号識別回路の動作を説明する。最初、多相遅延
クロック発生部1は、基本クロックを順次遅延させるこ
とによって、互いに位相の異なる複数の位相遅延クロッ
ク(多相遅延クロック)を発生する。図2は、図1の多
相遅延クロック発生部1の動作を説明するための図(タ
イムチャート)である。図2には、一例として、7相遅
延クロックを発生する場合が示されている。図2に示す
ように、多相遅延クロック発生部1は、例えば、7相遅
延クロックを発生する場合、基本クロックCLK0 を一
定時間tずつ順次遅延させることにより、CLK1 〜C
LK7 を生成する。
【0036】次に、ラッチ部2は、受信バースト信号
を、基本クロック、および多相遅延クロック発生部1が
発生した多相遅延クロックで、それぞれラッチ(サンプ
リング)する。図3は、図1のラッチ部2の動作を説明
するための図(タイムチャート)である。図3には、一
例として、受信バースト信号を基本クロックおよび7相
遅延クロックでラッチする場合が示されている。図3に
示すように、ラッチ部2は、例えば、受信バースト信号
Dinを、基本クロックCLK0 および多相遅延クロック
発生部1からの多相遅延クロックCLK1〜CLK7 で
それぞれサンプリングし、それによって、互いに異なる
8個のサンプリング結果、すなわち、図中のラッチ出力
Q0 〜Q7 を得る。ここで、受信バースト信号Dinは、
非通信状態(無信号)では、論理”0”であり、その先
頭には、通信開始を示すプリアンブル・ビット(例えば
1,0の交番)が付加されている。
【0037】次に、到達順位判定部3は、ラッチ部2の
複数の出力を受け、それら複数のラッチ出力のうち、時
間的に最も早く到達順位判定部3へ到達したのがどれで
あるかを、各ラッチ出力の変化点が検出されるタイミン
グを相互に比較することにより判定する。そして、その
判定結果を示す到達順位判定信号を出力する。図4は、
図1の到達順位判定部3の動作を説明するための図(タ
イムチャート)である。図4には、一例として、8個の
ラッチ出力を受けた場合が示されている。図4に示すよ
うに、到達順位判定部3は、例えば、8個のラッチ出力
Q0 〜Q7 を受け、それらのうちどれが到達順位判定部
3に最も早く到達したかを判定する。判定は、各ラッチ
出力の変化点の検出を行い、各変化点が検出されるタイ
ミングを相互に比較することによって行う。そして、到
達順位判定部3は、その判定結果を示す8個の到達順位
判定信号S0 〜S7 を出力する。
【0038】次に、受信位相選択部4は、到達順位判定
部3の判定結果に基づいて、後段への出力信号の位相を
選択、すなわち、ラッチ部2からの複数のラッチ出力の
中から、後段へと出力すべきものを選択する。図5は、
図1の受信位相選択部4の動作を説明するための図(タ
イムチャート)である。図5には、一例として、8個の
ラッチ出力および8個の到達順位判定信号を受けた場合
が示されている。図5に示すように、受信位相選択部4
は、例えば、到達順位判定部3から、ラッチ出力Q1 が
最先の出力であるとの判定結果を示す到達順位判定信号
S1 を受け、応じて、8個ラッチ出力Q0 〜Q7 の中か
ら、Q1 を選択する。そして、選択したQ1 を、選択信
号Dout として後段へと出力する。
【0039】なお、受信位相選択部4から出力される選
択信号Dout をそのまま受信バースト信号として出力し
てもよく、あるいは、後段において、選択信号Dout を
基本クロックでさらにラッチし、それにより得られる信
号を受信バースト信号として出力してもよい。こうし
て、第1の実施形態に係る受信バースト信号識別回路
は、受信バースト信号を正しく識別する。
【0040】以上のように、本実施形態によれば、受信
バースト信号を、基本クロックおよび(それを順次遅延
させて得られた)n個の位相遅延クロックで直接ラッチ
(すなわちサンプリング)して、それにより得られた
(n+1)個のラッチ出力の到達順位(すなわち変化点
が検出されるタイミングの早い遅い)を判定する。そし
て、その判定結果に基づいて、それら(n+1)個のラ
ッチ出力のうちいずれかのラッチ出力を選択する(ここ
では、最先到達のラッチ出力を選択する)。なお、選択
されたラッチ出力をそのまま受信バースト信号として出
力してもよく、あるいは、後段において、選択されたラ
ッチ出力を基本クロックでさらにラッチし、それにより
得られる信号を受信バースト信号として出力してもよ
い。これにより、受信バースト信号を常に正しく識別す
ることができるようになる。
【0041】また、上記のようにして受信バースト信号
を識別すれば、従来のように受信バースト信号と各位相
遅延クロックとの相関を取って受信バースト信号と同じ
クロック位相にある位相遅延クロックを選択し、その位
相遅延クロックに基づいて受信バースト信号を識別する
のとは異なり、クロック決定回路および決定結果保持回
路が必要なくなる。よって、簡単な回路構成で、しかも
クロック周波数帯域の半分以下の周波数帯域で、上記の
識別を行えるようになる。
【0042】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態に係る受信バースト信号識別回路は、第1の実施形態
に係る受信バースト信号識別回路と同様の構成を有す
る。よって、以下の説明にも、図1を援用する。本実施
形態と第1の実施形態との相違は、到達順位判定部3
が、特に、次のような内部構成を有する点だけである。
【0043】図6は、本発明の第2の実施形態に係る受
信バースト信号識別回路(図1参照)に備わる到達順位
判定部3の内部構成を示す回路図である。図6におい
て、到達順位判定部3は、(n+1)個のセット・リセ
ット型フリップ・フロップ素子(以下、SR型FF素
子)30-0〜30-nと、(n+1)個の論理和素子31
-0〜31-nとで構成される。
【0044】SR型FF素子30-0〜30-nの各リセッ
ト端子Rへは、論理和素子31-0〜31-nの出力端子が
接続され、論理和素子31-0〜31-nの各入力端子へ
は、自分の出力端子が接続されている以外の全てのSR
型FF素子の各出力端子Qが、カスケードに接続されて
いる。一方、SR型FF素子30-0〜30-nの各セット
端子Sへは、ラッチ部2からの各ラッチ出力Q0 〜Qn
が入力される。
【0045】SR型FF素子30-0〜30-nはそれぞ
れ、各セット端子Sへと入力されるラッチ出力Q0 〜Q
n が論理”0”から論理”1”へと変化すると、それに
応じて、各出力端子Qからの出力も論理”0”から論
理”1”へと変化するように構成されている。つまり、
各出力端子Qからの出力は、ラッチ出力Q0 〜Qn の立
ち上がりのタイミングで、論理”0”から論理”1”へ
と変化する。こうして、いずれかのSR型FF素子の出
力が論理”0”から論理”1”に変化すると、他のSR
型FF素子が強制的にリセットされることになる。これ
により、到達順位判定部3は、到達順位の判定を行うこ
とが可能となる。
【0046】以上のように、本実施形態では、(n+
1)個のSR型FF素子30-0〜30-nおよび(n+
1)個の論理和素子31-0〜31-nを用いて到達順位判
定部3を実現している。これにより、回路規模を小さく
抑えることが可能となる。
【0047】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態に係る受信バースト信号識別回路は、第1の実施形態
に係る受信バースト信号識別回路と同様の構成を有す
る。よって、以下の説明にも、図1を援用する。本実施
形態と第1の実施形態との相違は、到達順位判定部3
が、特に、次のような内部構成を有する点だけである。
【0048】図7は、本発明の第3の実施形態に係る受
信バースト信号識別回路(図1参照)に備わる到達順位
判定部3の内部構成を示す回路図である。図7におい
て、到達順位判定部3は、(n+1)個のデータ・ラッ
チ型フリップ・フロップ素子(以下、D型FF素子)3
2-0〜32-nと、(n+1)個の論理積素子34-0〜3
4-nと、1個の否定論理和素子33とで構成される。
【0049】D型FF素子32-0〜32-nはそれぞれ、
データ入力端子Dと、クロック入力端子CLKとを持
ち、各クロック端子CLKへは、各論理積素子34-0〜
34-nの出力端子が接続される。論理積素子34-0〜3
4-nは、それぞれ2つの入力端子を持ち、各一方の入力
端子へは、否定論理和素子33の出力端子が接続され
る。否定論理和素子33の入力端子へは、全てのD型F
F素子32-0〜32-nの出力端子Qがカスケードに接続
される。
【0050】D型FF素子32-0〜32-nの各データ入
力端子Dへの入力は、論理”1”に設定され、論理積素
子34-0〜34-nの各他方の入力端子へは、ラッチ部2
からの各ラッチ出力Q0 〜Qn が入力される。D型FF
素子32-0〜32-nは、それらD型FF素子32-0〜3
2-nのうちいずれかの出力端子Qからの出力が論理”
0”から論理”1”に変化すると、それに応じて、クロ
ック入力端子CLKへの入力を否定、すなわち論理”
1”に固定するように構成されている。これにより、到
達順位判定部3は、到達順位の判定を行うことが可能と
なる。
【0051】以上のように、本実施形態では、(n+
1)個のD型FF素子32-0〜32-n、1個の否定論理
和素子33および(n+1)個の論理積素子34-0〜3
4-nを用いて、到達順位判定部3を実現している。これ
により、回路規模を小さく抑えることが可能となる。
【0052】(第4の実施形態)図8は、本発明の第4
の実施形態に係る受信バースト信号識別回路の構成を示
すブロック図である。図8に示す受信バースト信号識別
回路は、例えば、図18に示すPDS伝送システムのポ
イント側に設けられる(より一般的には、ポイント−マ
ルチポイント構成を有するバースト通信システムのポイ
ント側に設けられる)。そして、受信バースト信号識別
回路へは、各ONU#1〜#mから送信され、OSUが受信
した受信バースト信号が入力される。図8において、第
4の実施形態に係る受信バースト信号識別回路は、多相
遅延クロック発生部1aと、ラッチ部2aと、到達順位
判定部3aと、受信位相選択部4aとを備えている。
【0053】多相遅延クロック発生部1aへは、基本ク
ロックCLK0 が入力され、多相遅延クロック発生部1
aからは、7個の位相遅延クロックCLK1 〜CLK7
が出力される。ラッチ部2aへは、基本クロックCLK
0 と、多相遅延クロック発生部1aからの7個の位相遅
延クロックCLK1 〜CLK7 と、受信バースト信号D
inとが入力され、ラッチ部2aからは、8個のラッチ出
力Q0 〜Q7 が出力される。到達順位判定部3aへは、
ラッチ部2aからの8個のラッチ出力Q0 〜Q7 が入力
され、到達順位判定部3aからは、3個の到達順位判定
コードA0 〜A2 が出力される。受信位相選択部4aへ
は、基本クロックCLK0 と、ラッチ部2aからの8個
のラッチ出力Q0 〜Q7 と、到達順位判定部3aからの
3個の到達順位判定コードA0 〜A2 とが入力され、受
信位相選択部4aからは、選択信号Dout が出力され
る。
【0054】すなわち、本実施形態は、大まかな構成に
おいて第1の実施形態と同じである。ただし、相数nが
7に限定されており、また、到達順位判定部3aおよび
受信位相選択部4aに、第1の実施形態にはない特徴
(後述)を持たせている。
【0055】以下には、上記のように構成された受信バ
ースト信号識別回路の動作を説明する。最初、多相遅延
クロック発生部1aは、第1の実施形態と同様、基本ク
ロックを順次遅延させることによって、互いに位相の異
なる7個の位相遅延クロック(7相遅延クロック)を発
生する(図2参照)。次に、ラッチ部2aは、第1の実
施形態と同様、受信バースト信号を、基本クロック、お
よび多相遅延クロック発生部1aが発生した7相遅延ク
ロックで、それぞれラッチ(サンプリング)し、8個の
ラッチ出力Q0 〜Q7 を得る(図3参照)。
【0056】次に、到達順位判定部3aは、第1の実施
形態と同様、ラッチ部2aから8個のラッチ出力を受
け、それら8個のラッチ出力のうち、時間的に最も早く
到達順位判定部3aへ到達したのがどれであるかを判定
し、その判定結果を示す到達順位判定信号を出力する。
ただし、判定の際、最先到達のラッチ出力が2つあると
きは、位相が時間的に早い方のラッチ出力を優先する。
これが上記の、第1の実施形態にはない特徴である。
【0057】図9は、図8の到達順位判定部3aの動作
を説明するための図(タイムチャート)である。図9に
示すように、到達順位判定部3aは、8個のラッチ出力
Q0 〜Q7 を受け、それらのうちどれが到達順位判定部
3aに最も早く到達したかを判定して、その判定結果を
示す到達順位判定信号S0 〜S7 を生成する。そして、
それら到達順位判定信号S0 〜S7 の中に、最先を示す
到達順位判定信号が2つ(図中、S1 およびS2 )ある
場合、位相が時間的に早い方のラッチ出力と対応する方
の到達順位判定信号(図中、信号S1 )に対して優先権
を与え、その信号を示す3ビットの優先順位コードA0
〜A2 を出力する。
【0058】図10に、図8の到達順位判定部3aの内
部構成の一例を示す。図10において、到達順位判定部
3aは、4個の否定素子35-1〜35-4と、5個の論理
積素子36-1〜36-5と、3個の否定論理和素子37-1
〜37-3とで構成され、基準クロックCLK0 の位相で
出力されるラッチ出力Q0 に重み付けをするためのエン
コーダ(符号化器)として動作する。図11に、図8の
到達順位判定部3aへ入力される8個のラッチ出力Q0
〜Q7 と、到達順位判定部3aから出力される3ビット
の優先順位コードA0 〜A2との対応関係を示す。
【0059】次に、受信位相選択部4aは、第1の実施
形態と同様、到達順位判定部3aの判定結果に基づい
て、受信バースト信号の位相を選択、すなわち、ラッチ
部2aからの複数のラッチ出力の中からいずれかを選択
して、選択信号Dout として後段へと出力する。ただ
し、第1の実施形態と異なり、上記の選択は、到達順位
判定部3aから出力される3ビットの優先順位コードA
0 〜A2 に基づいて行われる。
【0060】図12に、図8の受信位相選択部4aの内
部構成の一例を示す。図12において、受信位相選択部
4aは、3個の否定素子40-1〜40-3と、8個の論理
積素子41-1〜41-8と、1個の否定論理和素子42
と、1個のD型FF素子43とで構成される。図13
に、図8の受信位相選択部4aへと入力される3ビット
の優先順位コードA0 〜A2 と、受信位相選択部4aか
ら出力される選択信号Dout との対応関係を示す。
【0061】以上のように、本実施形態では、最先到達
を示す到達順位判定信号が2つある場合、位相が早い方
の位相遅延クロックと対応するものが優先される。それ
により、最先到達のラッチ出力が2つある場合、位相が
早い方のラッチ出力が優先して選択されるようになる。
より一般的には、最先到達を示す到達順位判定信号が複
数ある場合、位相が最も早い位相遅延クロックと対応す
るものが優先される。それにより、最先到達のラッチ出
力が複数ある場合は、位相が最も早いラッチ出力が優先
して選択されるようなる。
【0062】(第5の実施形態)本発明の第5の実施形
態に係る受信バースト信号識別回路は、第1の実施形態
に係る受信バースト信号識別回路と同様の構成を有す
る。よって、以下の説明にも、図1を援用する。本実施
形態が第1の実施形態と異なるのは、受信位相選択部4
が行う動作の一部だけである。すなわち、受信位相選択
部4は、到達順位判定部3が最先と判定したラッチ出力
よりも、少なくとも1つ、時間的に遅い位相遅延クロッ
クでラッチされたラッチ出力を選択する。
【0063】図14は、本発明の第5の実施形態に係る
受信バースト信号識別回路(図1参照)に備わる受信位
相選択部4の動作を説明するための図(タイムチャー
ト)である。図14では、ラッチ出力Q1 が、最先のラ
ッチ出力と判定されているが、このラッチ出力Q1 は、
到達順位判定部3が、受信バースト信号Dinを位相遅延
クロックCLK1 でラッチして得られたものである。
【0064】このとき、もし、受信バースト信号Dinと
位相遅延クロックCLK1 とが互いに十分近接した位相
関係にある、つまり、受信バースト信号Dinの変化点
と、位相遅延クロックCLK1 の変化点とが極めて近接
しているとすると、動作環境の変化に伴って位相遅延ク
ロックCLK1 の位相が変動した場合、正しいラッチ出
力Q1 が得られなくなる可能性が高い。この点を考慮し
て、受信位相選択部4は、最先のラッチ出力と判定され
たものよりも、少なくとも1つ、時間的に遅い位相遅延
クロックでラッチされたラッチ出力を選択する(図14
では、2つ遅いクロックCLK3 でラッチされたラッチ
出力Q3 が選択されている)。
【0065】以上のように、本実施形態では、ラッチ出
力の選択を行う際、最先到達を示す信号と対応するラッ
チ出力でなく、その少なくとも1相前にあるラッチ出力
を選択する。これにより、動作環境の変化に伴って正し
いラッチ出力が得られなくなる不都合を回避できる。
【0066】(第6の実施形態)本発明の第6の実施形
態に係る受信バースト信号識別回路は、第1の実施形態
に係る受信バースト信号識別回路と同様の構成を有す
る。よって、以下の説明にも、図1を援用する。本実施
形態が第1の実施形態と異なるのは、受信位相選択部4
が行う動作の一部だけである。すなわち、受信位相選択
部4は、到達順位判定部3が最先と判定したラッチ出力
よりも、少なくとも1つ、時間的に早い位相遅延クロッ
クでラッチされたラッチ出力を選択する。
【0067】図15は、本発明の第6の実施形態に係る
受信バースト信号識別回路(図1参照)に備わる受信位
相選択部4の動作を説明するための図(タイムチャー
ト)である。図15では、ラッチ出力Q1 が、最先のラ
ッチ出力と判定されているが、このラッチ出力Q1 は、
到達順位判定部3が、受信バースト信号Dinを位相遅延
クロックCLK1 でラッチして得られたものである。
【0068】このとき、もし、受信バースト信号Dinと
位相遅延クロックCLK1 とが互いに十分近接した位相
関係にある、つまり、受信バースト信号Dinの変化点
と、位相遅延クロックCLK1 の変化点とが極めて近接
しているとすると、動作環境の変化に伴って位相遅延ク
ロックCLK1 の位相が変動した場合、正しいラッチ出
力Q1 が得られなくなる可能性が高い。この点を考慮し
て、受信位相選択部4は、最先のラッチ出力と判定され
たものよりも、少なくとも1つ、時間的に早い位相遅延
クロックでラッチされたラッチ出力を選択する(図15
では、2つ早いクロックCLK7 でラッチされたラッチ
出力Q7 が選択されている)。
【0069】以上のように、本実施形態では、ラッチ出
力の選択を行う際、最先到達を示す信号と対応するラッ
チ出力でなく、その少なくとも1相後にあるラッチ出力
を選択する。これにより、動作環境の変化に伴って正し
いラッチ出力が得られなくなる不都合を回避できる。
【0070】(第7の実施形態)図16は、本発明の第
7の実施形態に係る受信バースト信号識別回路の構成を
示すブロック図である。図16に示す受信バースト信号
識別回路は、例えば、図18に示すPDS伝送システム
のポイント側に設けられる(より一般的には、ポイント
−マルチポイント構成を有するバースト通信システムの
ポイント側に設けられる)。そして、受信バースト信号
識別回路へは、各ONU#1〜#mから送信され、OSUが
受信した受信バースト信号が入力される。図16におい
て、第7の実施形態に係る受信バースト信号識別回路
は、多相遅延クロック発生部1と、ラッチ部2と、到達
順位判定部3と、受信位相選択部4と、初期状態設定部
5とを備えている。
【0071】多相遅延クロック発生部1、ラッチ部2、
到達順位判定部3および受信位相選択部4は、図1に示
すものと同じであり、第1の実施形態と概ね同様の動作
を行う。初期状態設定部5は、受信バースト信号Dinが
有信号状態から無信号状態となった瞬間、到達順位判定
部3を初期状態に設定する(なお、有信号状態,無信号
状態については、後述する)。すなわち、初期状態設定
部5へは、受信バースト信号Dinが入力され、初期状態
設定部5からは、受信バースト信号Dinが有信号状態に
あるか無信号状態にあるかを示す無信号連続検出信号L
s が出力される。
【0072】以下には、上記のように構成された受信バ
ースト信号識別回路の動作を説明する。なお、第1の実
施形態と同様の動作については、説明を省略する。図1
7は、図16の初期状態設定部5の動作を説明するため
の図(タイムチャート)である。図17に示すように、
PDS伝送システムにおいて、マルチポイント側からデ
ータが順次送出されているときは、ポイント側で受信さ
れる受信バースト信号Dinは、1フレームの上りフレー
ム領域TDMA内(図19参照)に、有意データ(時間
サイズx)とガードバンド(時間サイズz)とを交互か
つ連続的に含んでいる。このようなとき、1つの有意デ
ータを受信してから次の有意データを受信するまでの時
間が短いので、初期状態設定部5は、受信バースト信号
Dinが有信号状態にあると判定し、その判定結果に基づ
いて、無信号連続検出信号Ls を、論理”1”とする
(図中(a))。
【0073】一方、システム起動時に(ポーリングによ
り)遅延計測を行っているときは、受信バースト信号D
inは、1フレームの遅延計測フレーム領域DMF内(図
19参照)に、1つの有意データ(時間サイズx)だけ
を含んでいる。このようなとき、1つの有意データを受
信してから次の有意データを受信するまでの時間が長い
ので、初期状態設定部5は、受信バースト信号Dinが無
信号状態にあると判定し、その判定結果に基づいて、無
信号連続検出信号Ls を、論理”1”とする(図中
(b))。
【0074】上記の有信号状態,無信号状態の判定は、
具体的には、次のようにして行われる。すなわち、初期
状態設定部5は、受信バースト信号Dinにおいて、ある
有意データの先頭を検出してからの経過時間をyとし
て、yが次式(1)を満たしてもなお、次の有意データ
の先頭を検出しないとき、受信バースト信号Dinが無信
号状態にあると判定する。 y>x+z …(1)
【0075】つまり、受信バースト信号Dinにおいて、
ある有意データの先頭が検出された瞬間、受信バースト
信号Dinは、有信号状態にあると判定される。そして、
その有意データの先頭が検出されてから、時間(x+
z)が経過するまでに次の有意データの先頭が検出され
れば、継続して有信号状態にあると判定され(図中
(a))、時間(x+z)が経過しても次の有意データ
の先頭が検出されなければ、無信号状態になったと判定
される。
【0076】以上のように、本実施形態では、受信バー
スト信号が有信号状態から無信号状態となった瞬間、到
達順位判定部3を初期状態に設定し、その瞬間を基準
に、到達順位の判定を行うようにしている。
【0077】(第8の実施形態)本発明の第8の実施形
態に係る受信バースト信号識別回路は、第1の実施形態
に係る受信バースト信号識別回路と同様の構成を有す
る。よって、以下の説明にも、図1を援用する。本実施
形態と第1の実施形態との相違は、多相遅延クロック発
生部1が行う動作の一部だけである。多相遅延クロック
発生部1は、第1の実施形態と同様、基本クロックCL
K0を一定時間tずつ順次遅延させることによって、互
いに位相の異なる複数の位相遅延クロック(多相遅延ク
ロック)を発生する。本実施形態では、特に、上記の遅
延時間(定数)tは、次式(2)を満たすような値に決
められる。 t<T/n …(2) ここで、Tは、スロット長(すなわち基本クロックCL
K0 の周期)であり、nは、多相遅延クロックの相数
(ただし、3以上の整数)である。
【0078】一例として、7相遅延クロックを発生する
場合が、図2に示されている(第1の実施形態を参
照)。図2に示すように、多相遅延クロック発生部1
は、例えば、7相遅延クロックを発生する場合、基本ク
ロックCLK0 を、上式(2)を満たす一定時間tずつ
順次遅延させることにより、CLK1 〜CLK7 を生成
する。
【0079】以上のように、本実施形態では、相数nを
3以上とすることにより、最低限の信号識別能力を保証
できるようにしている。さらに、相数nを、信号の伝送
速度や各種論理素子の性能に応じて適切に設定すれば、
必要かつ十分な信号識別能力が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る受信バースト信
号識別回路の構成を示すブロック図である(第2,第
3,第5,第6および第8の実施形態にも援用されてい
る)。
【図2】図1の多相遅延クロック発生部1の動作を説明
するための図(タイムチャート)である。
【図3】図1のラッチ部2の動作を説明するための図
(タイムチャート)である。
【図4】図1の到達順位判定部3の動作を説明するため
の図(タイムチャート)である。
【図5】図1の受信位相選択部4の動作を説明するため
の図(タイムチャート)である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る受信バースト信
号識別回路(図1参照)に備わる到達順位判定部3の内
部構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る受信バースト信
号識別回路(図1参照)に備わる到達順位判定部3の内
部構成を示す回路図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る受信バースト信
号識別回路の構成を示すブロック図である。
【図9】図8の到達順位判定部3aの動作を説明するた
めの図(タイムチャート)である。
【図10】図8の到達順位判定部3aの内部構成の一例
を示す回路図である。
【図11】図8の到達順位判定部3aへ入力される8個
のラッチ出力Q0 〜Q7 と、到達順位判定部3aから出
力される3ビットの優先順位コードA0 〜A2 との対応
関係を示す図である。
【図12】図8の受信位相選択部4aの内部構成の一例
を示す回路図である。
【図13】図8の受信位相選択部4aへと入力される3
ビットの優先順位コードA0 〜A2 と、受信位相選択部
4aから出力される選択信号Dout との対応関係を示す
図である。
【図14】本発明の第5の実施形態に係る受信バースト
信号識別回路(図1参照)に備わる受信位相選択部4の
動作を説明するための図(タイムチャート)である。
【図15】本発明の第6の実施形態に係る受信バースト
信号識別回路(図1参照)に備わる受信位相選択部4の
動作を説明するための図(タイムチャート)である。
【図16】本発明の第7の実施形態に係る受信バースト
信号識別回路の構成を示すブロック図である。
【図17】図16の初期状態設定部5の動作を説明する
ための図(タイムチャート)である。
【図18】従来のPDS伝送システムの構成の一例を示
すブロック図である。
【図19】図18のPDS伝送システムにおいて伝送さ
れる信号のフレーム構成を示す図である。
【図20】図19のPDS伝送システムで行われる遅延
計測処理を説明するための図(フレーム構成図)であ
る。
【図21】図19のPDS伝送システムにおいてシステ
ム起動時に行われる処理、すなわち、クロックを抽出
し、抽出したクロックに基づいてフレーム同期を確立す
る処理を説明するための図(タイムチャート)である。
【図22】従来の受信バースト信号識別回路の構成の一
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1a…多相遅延クロック発生部 2,2a…ラッチ部 3,3a…到達順位判定部 4,4a…受信位相選択部 5…初期状態設定部 30-0〜30-n…SR型FF素子 31-0〜31-n…論理和素子 32-0〜32-n,43…D型FF素子 33,37-1〜37-3,42…否定論理和素子 34-0〜34-n,36-1〜36-5,41-1〜41-8…論
理積素子 35-1〜35-4,40-1〜40-3…否定素子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポイント−マルチポイント構成を有する
    バースト通信システムのポイント側に設けられ、マルチ
    ポイント側から送信されてポイント側で受信される受信
    バースト信号を識別するための受信バースト信号識別回
    路であって、 基本クロックが入力され、その基本クロックを順次遅延
    させることによって、隣接クロック間の各位相遅延量が
    一定値tであるようなn個(ただし、nは2以上の任意
    の整数)の位相遅延クロックからなる多相遅延クロック
    を発生する多相遅延クロック発生手段、 前記受信バースト信号と、前記基本クロックと、前記多
    相遅延クロック発生手段が発生した多相遅延クロックと
    が入力され、その受信バースト信号を、その基本クロッ
    ク、およびその多相遅延クロックを構成するn個の位相
    遅延クロックでそれぞれラッチするラッチ手段、 前記ラッチ手段からの(n+1)個のラッチ出力が入力
    され、それら(n+1)個のラッチ出力の到達順位を、
    各ラッチ出力の変化点が検出されるタイミングを相互に
    比較することにより判定して、その判定結果を示す(n
    +1)個の到達順位判定信号を出力する到達順位判定手
    段、および前記ラッチ手段からの(n+1)個のラッチ
    出力と、前記到達順位判定手段からの(n+1)個の到
    達順位判定信号とが入力され、それら(n+1)個のラ
    ッチ出力のうちいずれか1つのラッチ出力を、それら
    (n+1)個の到達順位判定信号に基づいて選択する受
    信位相選択手段とを備える、受信バースト信号識別回
    路。
  2. 【請求項2】 前記到達順位判定手段は、 (n+1)個のセット・リセット型フリップ・フロップ
    素子(以下、SR型FF素子と略記する)、および(n
    +1)個の論理和素子を含み、 各前記SR型FF素子のリセット端子へは、各前記論理
    和素子の出力端子が接続され、 各前記論理和素子の入力端子へは、その論理和素子自身
    の出力端子が接続されている以外の全てのSR型FF素
    子の各出力端子がカスケード接続され、 各前記SR型FF素子のセット端子へは、前記ラッチ手
    段からの各ラッチ出力が入力され、 各前記SR型FF素子は、そのSR型FF素子自身のセ
    ット端子へと入力されるラッチ出力が論理”0”から論
    理”1”へと変化すると、それに応じて、そのSR型F
    F素子自身の出力端子からの出力も、論理”0”から論
    理”1”へと変化するように構成されていることを特徴
    とする、請求項1に記載の受信バースト信号識別回路。
  3. 【請求項3】 前記到達順位判定手段は、 (n+1)個のデータ・ラッチ型フリップ・フロップ素
    子(以下、D型FF素子と略記する)、 (n+1)個の論理積素子、および1個の否定論理和素
    子を含み、 各前記D型FF素子のクロック入力端子へは、各前記論
    理積素子の出力端子が接続され、 各前記論理積素子の一方の入力端子へは、前記否定論理
    和素子の出力端子が接続され、 前記否定論理和素子の入力端子へは、全てのD型FF素
    子の各出力端子がカスケード接続され、 各前記D型FF素子のデータ入力端子への入力は、論
    理”1”に設定され、 各前記論理積素子の他方の入力端子へは、前記ラッチ手
    段からの各ラッチ出力が入力され、 各前記D型FF素子は、全ての前記D型FF素子のうち
    いずれかのD型FF素子の出力端子からの出力が論理”
    0”から論理”1”へと変化すると、それに応じて、そ
    のD型FF素子自身のクロック入力端子への入力を、論
    理”1”へと固定するように構成されていることを特徴
    とする、請求項1に記載の受信バースト信号識別回路。
  4. 【請求項4】 前記受信位相選択手段は、前記(n+
    1)個のラッチ出力のうちいずれか1つのラッチ出力を
    選択する際、前記(n+1)個の到達順位判定信号のう
    ち最先到達を示す信号と対応するラッチ出力を選択する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の受信バースト信号
    識別回路。
  5. 【請求項5】 前記受信位相選択手段は、最先到達を示
    す到達順位判定信号が複数ある場合、それら複数の到達
    順位判定信号と対応する複数のラッチ出力のうち、位相
    が最も早い位相遅延クロックでラッチして得られたラッ
    チ出力を優先して選択することを特徴とする、請求項4
    に記載の受信バースト信号識別回路。
  6. 【請求項6】 前記受信位相選択手段は、前記(n+
    1)個のラッチ出力のうちいずれか1つのラッチ出力を
    選択する際、前記(n+1)個の到達順位判定信号のう
    ち最先到達を示すものよりも少なくとも1つ順位が後の
    信号と対応するラッチ出力を選択することを特徴とす
    る、請求項1に記載の受信バースト信号識別回路。
  7. 【請求項7】 前記受信位相選択手段は、前記(n+
    1)個のラッチ出力のうちいずれか1つのラッチ出力を
    選択する際、前記(n+1)個の到達順位判定信号のう
    ち最先到達を示すものよりも少なくとも1つ順位が前の
    信号と対応するラッチ出力を選択することを特徴とす
    る、請求項1に記載の受信バースト信号識別回路。
  8. 【請求項8】 前記受信バースト信号が入力され、その
    受信バースト信号が有信号状態か無信号状態かを判定し
    て、前記到達順位判定手段を初期状態に設定するための
    無信号連続検出信号を、その判定結果に関連して出力す
    る初期状態設定手段をさらに備え、 前記初期状態設定手段は、 前記受信バースト信号において、ある有意データの先頭
    を検出した瞬間、その受信バースト信号が有信号状態に
    あると判定し、 その瞬間から予め決められた時間が経過するまでに次の
    有意データの先頭を検出した場合、その受信バースト信
    号が継続して有信号状態にあると判定し、検出しない場
    合、その受信バースト信号が無信号状態になったと判定
    することを特徴とする、請求項1に記載の受信バースト
    信号識別回路。
  9. 【請求項9】 前記n(すなわち多相遅延クロック発生
    手段が発生する多相遅延クロックの相数)は、3以上の
    任意の整数であり、 前記一定値t(すなわち前記多相遅延クロック発生手段
    が発生する多相遅延クロックにおける隣接クロック間の
    各遅延量)は、前記基本クロックの周期をTとして、
    {T/(n−1)}以下であることを特徴とする、請求
    項1に記載の受信バースト信号識別回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7863939B2 (en) 2008-05-23 2011-01-04 Fujitsu Limited Signal detecting apparatus, signal receiving apparatus, and signal detecting method

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