JP2001023865A - 多連型電子部品 - Google Patents

多連型電子部品

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JP2001023865A
JP2001023865A JP11198403A JP19840399A JP2001023865A JP 2001023865 A JP2001023865 A JP 2001023865A JP 11198403 A JP11198403 A JP 11198403A JP 19840399 A JP19840399 A JP 19840399A JP 2001023865 A JP2001023865 A JP 2001023865A
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multiple electronic
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functional element
adhesive
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JP11198403A
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English (en)
Inventor
Yukihito Yamashita
由起人 山下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的特性の異なる機能素子または同種機能
素子を複数個並列方向に貼り合わせた多連型電子部品に
おいて、小型で回路基板への実装面積を小さくすると共
に回路基板に実装する際の半田付け不良の発生を防ぎ、
しかも抗折力強度が高く、クロストークの小さい多連型
電子部品を提供することを目的とする。 【解決手段】 主平面9の少なくとも一方の面を窪ま
せ、相対向する両端面7に露出した内部電極4の端部5
と電気的に接続し、かつ両側面10に折り返した外部電
極11を両端面7の中央部に設けた直方体形状の積層セ
ラミックコンデンサ素子12〜15を主平面9どうしが
互いに接するようにし複数個並列方向に並べ、隣り合う
積層セラミックコンデンサ素子12〜15どうしの間に
生じる窪み部分に接着剤16を充填し、接着結合を行っ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気特性が異なる同
種機能素子どうしを複数個接着結合した多連型電子部
品、またはコンデンサ素子、抵抗素子、サーミスタ等の
異種機能素子どうしを複数個組み合わせて接着結合した
多連型電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の電子回路を構成する機能素子
の小型化と、回路基板への実装作業を容易にするため
に、機能素子を直方体形状のチップ型に構成することは
良く知られている。
【0003】また、機能素子の実装密度を高め、かつ実
装作業を容易にする方法として、異なる特性の機能素子
を複数個接着結合した多連型電子部品が特開平11-4
0459号公報に開示されている。これは、図9に示す
ように直方体形状機能素子41を主平面42どうしが互
いに接触するように複数個並べ、これをシート44を介
し接着剤43で接着したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術によれ
ば、直方体形状の機能素子41を主平面42どうしが接
するように複数個並べ、これを接着結合させている。ま
た、各機能素子41の外部電極46が互いに短絡しない
ように所定間隔を保って形成されている。したがって完
成品の多連型電子部品45を回路基板に実装した際に実
装密度が高いものとなるとともに、実装した際、外部電
極46間で短絡することがないとしている。
【0005】しかしながら前記構成で各機能素子41を
接着結合した場合、シート44の厚みにより多連型電子
部品45の寸法が長くなり実装面積が大きくなる。また
接着剤43が各機能素子41の端面47に滲み出し外部
電極46の表面を汚染し、回路基板上に実装した際に半
田付け不良となり易いという問題があった。
【0006】本発明は前記従来の問題点を解決する多連
型電子部品を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、主平面の少なくとも一方の面を窪ませ、相
対向する両端面に露出した内部電極の端部と電気的に接
続し、かつ両側面に折り返した外部電極を両端面の中央
部に設けた直方体形状の機能素子を主平面どうしが互い
に接するように複数個並列方向に並べ、隣り合う前記機
能素子どうしの間に生じた紡錘形状の窪み部分に接着剤
を充填して接着結合した多連型電子部品である。
【0008】この多連型電子部品は、シートを用いずに
隣り合う機能素子間の窪み部分に接着剤を充填して機能
素子どうしを接着結合するため、多連型電子部品の寸法
が小さくなり、従って実装面積も小さくなる。また接着
剤を隣り合う主平面どうしの間に生じる紡錘形状の窪み
部分に充填するため、窪み部分が接着剤の溜まりとなり
接着剤が機能素子の端面に滲み出し外部電極の表面を汚
染することがなくなり、完成品を回路基板上に実装する
際に半田付け不良が発生することはない。尚、充填する
接着剤は機能素子間の紡錘形状の窪みの体積以上になら
ないように配慮する必要がある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、主平面の少なくとも一方の面を窪ませ、相対向する
両端面に露出した内部電極の端部と電気的に接続し、か
つ両側面に折り返した外部電極を両端面の中央部に設け
た直方体形状の機能素子を主平面どうしが互いに接する
ようにし複数個並列方向に並べ、隣り合う前記機能素子
どうし間に生じた窪み部分に接着剤を充填して接着結合
した多連型電子部品であり、隣り合う機能素子間に生じ
た紡錘形状の窪み部分に接着剤を充填し接着結合するた
め、従来例に比べ多連型電子部品の寸法が小さくなり、
従って実装面積も小さくなる。また接着剤を紡錘形状の
窪み部分の体積に相当する量を用いることで、隣り合う
機能素子どうしの外部電極と所定の間隔を設けて形成し
た外部電極の表面に接着剤が滲み出し、その表面を汚染
することが無くなり、多連型電子部品を回路基板上に実
装する際に半田付け不良を発生させることがない。また
紡錘形状の窪み部分に充填した接着剤が機能素子どうし
を十分に固着し機械的強度も大きなものとなる。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、各機能
素子の各稜部の面取りを施した請求項1に記載の多連型
電子部品であり、これにより主平面どうしで接した機能
素子の稜の接する部分が溝状となり、隣り合う機能素子
の外部電極との間隔距離が広くなり、従って多連型電子
部品を回路基板に半田実装した際に半田による外部電極
間での短絡等の不具合の発生を防止することが可能とな
る。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、各機能
素子の主平面を円弧状に窪ませた請求項1または請求項
2に記載の多連型電子部品であり、焼結した機能素子の
面取りを行うと、焼結体の表面部は面取りメヂアの衝突
で円弧状に研磨され窪ませることができ、この面取り後
の機能素子を主平面どうしが接するように複数個並列方
向に並べると隣り合う機能素子間には紡錘形状の空間が
生じ、その空間体積に相当する分の接着剤を充填して機
能素子どうしを接着結合することによって、隣り合う機
能素子どうしを強固に確実に接着させることができると
共に、隣り合う機能素子間のクロストークを窪みの深さ
によって小さくできるという作用を有するものである。
但し、窪みの深さは機能素子内部に形成した内部電極に
接しない深さにする必要がある。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、各機能
素子の主平面を凹型方形状に窪ませた請求項1または請
求項2に記載の多連型電子部品であり、機能素子の主平
面に部分研磨または機械加工を施し、所定深さの凹型方
形状に窪ませることによって隣り合う機能素子間に方形
状の空間が生じ、その空間に接着剤を充填して機能素子
を接着結合することによって、機能素子間の接着強度を
向上させると共に、隣り合う機能素子間のクロストーク
を窪みの深さによって小さくできるという作用を有する
ものである。但し、窪みの深さは機能素子内部に形成し
た内部電極に接しない深さにする必要がある。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、各機能
素子の主平面に複数条の溝を設けた請求項1または請求
項2に記載の多連型電子部品であり、機能素子の主平面
に複数条の溝を設けることで機能素子の主平面は表面積
が大きくなり、並列方向に並べた機能素子間に接着剤を
充填し接着した際に隣り合う機能素子どうしをより強固
に接着することが可能となる作用を有するものである。
また溝は主平面に対し縦、横、斜めまたその組み合わせ
を行うことができる。但し、溝の深さは機能素子の内部
に形成した内部電極に接しない深さにする必要がある。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、各機能
素子の主平面の窪み部分の表面を粗面加工した請求項1
から請求項5の何れか1つに記載の多連型電子部品であ
り、機能素子の主平面部分に形成した窪み、溝の表面を
サンドブラスト等を用い粗面加工することにより主平面
の表面積がより大きくなり、並列方向に並べた機能素子
間に接着剤を充填し接着した際に隣り合う機能素子どう
しをより強固に接着することが可能となる作用を有する
ものである。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、機能素
子どうしを150℃より低い温度で硬化する熱硬化型接
着剤を用いて接着結合した請求項1から請求項6の何れ
か1つに記載の多連型電子部品であり、これは機能素子
どうしを接着する際にその端面に形成した外部電極に対
する熱の影響を小さくし、多連型電子部品を回路基板へ
実装する際に外部電極と回路基板ランドとの半田付け性
を低下させないためである。
【0016】本発明の請求項8に記載の発明は、機能素
子どうしを15秒より短時間で硬化する熱硬化型接着剤
を用いて接着結合した請求項1から請求項7の何れか1
つに記載の多連型電子部品であり、これは機能素子どう
しを接着する際に接着剤を短時間で硬化させて機能素子
の端面に形成した外部電極に対する熱の影響を小さく
し、多連型電子部品を回路基板へ実装する際に外部電極
と回路基板のランドとの半田付け性を低下させないため
である。
【0017】本発明の請求項9に記載の発明は、各機能
素子の構成材料の誘電率より低い誘電率を有する接着剤
を用いて接着結合した請求項1から請求項8の何れか1
つに記載の多連型電子部品であり、接着に用いる接着剤
の誘電率を機能素子の誘電率より小さいものを用いるこ
とによって、隣り合う機能素子間で発生するクロストー
クをより小さくすることができるという作用を有するも
のである。
【0018】本発明の請求項10に記載の発明は、機能
素子の構成材料の絶縁抵抗率より高い絶縁抵抗率を有す
る接着剤を用いて接着結合した請求項1から請求項9の
何れか1つに記載の多連型電子部品であり、接着に用い
る接着剤の絶縁抵抗率を機能素子の絶縁抵抗率より高い
ものを用いることによって、隣り合う機能素子間の絶縁
抵抗を高くし、お互いの電気的特性の干渉を抑制すると
共に、外部電極間でのマイグレーションを防止するとい
う作用を有するものである。
【0019】本発明の請求項11に記載の発明は、各機
能素子の側面に特性を表示した請求項1から請求項10
の何れか1つに記載の多連型電子部品であり、これによ
り各機能素子の諸特性を測定機で確認することなく、目
視で容易に識別できるという作用を有するものである。
【0020】本発明の請求項12に記載の発明は、機能
素子の両側面に接着剤を塗布し両側面を平坦にした請求
項1から請求項11の何れか1つに記載の多連型電子部
品であり、これにより機能素子の側面に特性の捺印表示
をする際により鮮明に容易に捺印できると共に、各機能
素子を整列させる際に側面の吸着が容易となり所定位置
に正確に配置することができる。更に多連型電子部品を
回路基板に実装する際の吸着も容易となり、組立工程を
低減できるという作用を有するものである。
【0021】本発明の請求項13に記載の発明は、各機
能素子の側面方向の厚さと主平面方向の厚さを異ならせ
た請求項1から請求項12の何れか1つに記載の多連型
電子部品であり、これにより各機能素子の方向性を容易
に識別することができるため、機能素子を整列する際所
定位置に正しい姿勢で配置して接着結合することがで
き、組立工数を低減できるという作用を有するものであ
る。
【0022】本発明の請求項14に記載の発明は、各機
能素子の側面方向の厚さを主平面方向の厚さより厚くし
た請求項1から請求項13の何れか1つに記載の多連型
電子部品であり、これにより機能素子どうしを接着剤で
接着結合した多連型電子部品は接着面積が大きくなり接
着強度を強くすることができると共に、機能素子の端面
に形成する外部電極の面積を大きくすることができ、機
能素子と外部電極との固着強度を強くすることができる
という作用を有するものである。
【0023】本発明の請求項15に記載の発明は、各機
能素子の両端面に露出させた内部電極の端部の幅を機能
素子内部に形成した内部電極の幅より狭くした請求項1
から請求項14の何れか1つに記載の多連型電子部品で
あり、これにより機能素子の内部電極の有効面積を広く
し機能素子の性能を確保でき、また端面に露出させた内
部電極の端部を狭くしても端部を介して外部電極との電
気的接続が確保できると共に、外部電極の幅を狭く形成
することができるので、隣り合う機能素子の外部電極ど
うしの間隔が広くなり、多連型電子部品を回路基板に実
装した際に外部電極間での短絡が防止できるという作用
を有するものである。
【0024】本発明の請求項16に記載の発明は、各機
能素子の両端面に露出させた内部電極の端部の幅を外部
電極の幅より狭くした請求項1から請求項15の何れか
1つに記載の多連型電子部品であり、これにより機能素
子の端面に露出させた内部電極の端部全体が外部電極で
確実に覆われ、端部を介して外部電極との電気的接続が
確保されると共に、機能素子に外部電極を形成した後に
必要に応じてその表面にメッキ処理を施す場合、メッキ
液が内部電極の端部とセラミック誘電体層との隙間から
素子内に浸入するのを防止することができるという作用
を有するものである。
【0025】本発明の請求項17に記載の発明は、各機
能素子の両端面に露出させた内部電極の端部と接続する
外部電極を機能素子の端面に露出させた内部電極の端部
に対し垂直方向に形成した請求項1から請求項16の何
れか1つに記載の多連型電子部品であり、これにより外
部電極が機能素子の端面に露出した内部電極の端部の全
てと交わり、端部を介して外部電極との電気的接続の信
頼性を向上させることができるという作用を有するもの
である。
【0026】本発明の請求項18に記載の発明は、各機
能素子の外部電極の幅を隣り合う機能素子の外部電極ど
うしの間隔より狭く形成した請求項1から請求項17の
何れか1つに記載の多連型電子部品であり、これにより
隣り合う機能素子どうしの外部電極の間隔が広くなり、
多連型電子部品を回路基板に実装した際隣り合う外部電
極どうし間で半田ブリッジ等による短絡等の不具合を防
止できるという作用を有するものである。
【0027】本発明の請求項19に記載の発明は、個々
の機能素子が積層セラミックコンデンサ素子である請求
項1から請求項18の何れか1つに記載の多連型電子部
品であり、これにより同特性または異なる特性の積層セ
ラミックコンデンサ素子を複数個接着結合した多連型積
層セラミックコンデンサを提供することが可能となる。
【0028】本発明の請求項20に記載の発明は、個々
の機能素子が抵抗体素子である請求項1から請求項18
の何れか1つに記載の多連型電子部品であり、これによ
り同特性または異なる特性の抵抗素子を複数個接着結合
した多連型抵抗を提供することが可能となる。
【0029】本発明の請求項21に記載の発明は、個々
の機能素子がサーミスタ素子である請求項1から請求項
18の何れか1つに記載の多連型電子部品であり、これ
により同特性または異なる特性のサーミスタ素子を複数
個接着結合した多連型サーミスタを提供することが可能
となる。
【0030】本発明の請求項22に記載の発明は、積層
セラミックコンデンサ素子、抵抗体素子またはサーミス
タ素子の機能素子を組み合わせて接着結合した請求項1
から請求項21の何れか1つに記載の多連型電子部品で
あり、これにより電気特性の異なる電子部品素子を組み
合わせて複数個接着結合した複合特性の多連型電子部品
を提供することが可能となる。
【0031】以下、本発明の一実施の形態の多連型電子
部品について、積層セラミックコンデンサ四個を主平面
どうしが接するように接着結合した四連型積層セラミッ
クコンデンサを用いて説明する。
【0032】図1は積層セラミックコンデンサ素子12
〜15のグリーンチップ6の斜視図、図2はその展開
図、図3は面取り後の積層セラミックコンデンサ素子1
2〜15の焼結体8、図4は積層セラミックコンデンサ
素子12〜15の斜視図、図5は多連型積層セラミック
コンデンサ18の製造方法を説明する斜視図、図6は四
連型積層セラミックコンデンサ18の斜視図、図7は主
平面9を凹型方形状に窪ませた積層セラミックコンデン
サ素子12〜15の斜視図、図8は主平面9に複数条の
溝状の窪みを設けた積層セラミックコンデンサ素子12
〜15の斜視図である。
【0033】図において、1はセラミック誘電体層、2
は上部無効層、3は下部無効層、4は内部電極、5は内
部電極4の端部、6はグリーンチップ、7は端面、8は
焼結体、9は主平面、10は側面、11は外部電極、1
2〜15は積層セラミックコンデンサ素子、16は接着
剤、17は捺印を示す。
【0034】先ず、公知のドクターブレード法に従っ
て、誘電率1000のセラミック誘電体材料を用いセラ
ミック誘電体層1のグリーンシートを作製する。
【0035】次に、作製したグリーンシートを複数枚積
層し上部無効層2と下部無効層3を作製する。
【0036】次いで、下部無効層3面にグリーンシート
を積層し、その面に第一層目の内部電極4を印刷した
後、第一層目の内部電極4の面にグリーンシートを積層
し、その面に第一層目の内部電極4と対になる第二層目
の内部電極4を印刷する。続いて、その上にグリーンシ
ートを積層した後、その面にグリーンシートを介して第
一層目の内部電極4の真上に重なるようにして第三層目
の内部電極4を印刷する。更に、その上にグリーンシー
トを積層した後、その面にグリーンシートを介して第二
層目の内部電極4の真上に重なるようにして第四層目の
内部電極4を印刷する。このようにして順次、グリーン
シートの積層と内部電極4の印刷を交互に所定数繰り返
した後、最後に上部無効層2を重ね加圧積層して積層体
グリーンブロック(図示せず)を作製する。この時、図
2に示すように内部電極4の幅は0.3mm、端部5の
幅を0.2mmとなるように狭く形成する。
【0037】その後、積層体グリーンブロックを所定形
状に切断し図1に示すグリーンチップ6を作製する。切
断されたグリーンチップ6は焼結後の寸法が幅(主平面
9方向の厚さ)0.8×厚み(側面10方向の厚さ)
1.0×長さ(端面7方向の厚さ)1.6mmなるよう
にし、また奇数層目の内部電極4と、偶数目の内部電極
4の狭い方の端部5がセラミック誘電体層1を挟んで一
層おきに交互に相対向する異なる端面7に露出した構造
となっている。
【0038】次に、グリーンチップ6を所定温度で焼成
し焼結体8を作製する。
【0039】次いで、焼結体8をアルミナボール(φ
2)、セラミック粉末、水と共にバレル研磨機で面取り
を行い、焼結体8の端面7に内部電極4の端部5を完全
に露出させる。更にバレル研磨を進めると図3に示すよ
うに焼結体8の主平面9及び側面10は円弧状に研磨さ
れ窪みが生じる。主平面9は側面10に比べ表面積が大
きいためバレル研磨のメヂア(アルミナボール、セラミ
ック粉末)で側面10より多く研磨されている。続いて
焼結体8を乾燥した後更に主平面9に粗面加工を施し
た。
【0040】その後、図4に示すように端面7に露出さ
せた内部電極4の端部5全体を覆い、かつ両側面10に
折り返した外部電極11を対向する両端面7の中央部分
に形成し、幅0.8mm×厚み1.0mm×長さ1.6
mmの積層セラミックコンデンサ素子12を完成した。
この時、外部電極11は内部電極4の積層方向に対し垂
直にかつ焼結体8の端面7に露出した全ての端部5全体
を覆い、内部電極4との電気的接続の信頼性を確保する
と共に、必要に応じ外部電極11表面に半田等のメッキ
処理を施す際にメッキ液がセラミック誘電体層1と内部
電極4の端部5との隙間から焼結体8の内部に浸入する
のを防止できる0.3〜0.4mmの幅で端面7の中央
部に形成した。尚、外部電極11を両側面10に折り返
したのは、完成品の多連型積層セラミックコンデンサ1
8を回路基板に実装する際にランドとの接触面積を多く
し半田付け性を確保するためである。
【0041】次に前記製造方法を用い、セラミック誘電
体層1を挟んで内部電極4の有効重なり面積とセラミッ
ク誘電体層1の厚みとそれぞれを変え、電気特性の異な
る積層セラミックコンデンサ素子13,14,15をそ
れぞれ作製した。
【0042】次いで、得られた積層セラミックコンデン
サ素子12〜15の側面10に特性表示の捺印17を行
った。尚、特性表示の捺印17において、Cはコンデン
サ素子、Hは定格50V、Kは許容差±10%、BはB
特性、102は1nF、152は1.5nF、222は
2.2nF、103は10nFを表している。また捺印
17を施す前にバレル研磨で研磨された両側面10の窪
みに接着剤16を充填し平坦にすることで捺印17を容
易に、しかもより鮮明に表示を行うことが可能となる。
更に、次工程で積層セラミックコンデンサ素子12〜1
5どうしを整列する際の側面10の吸着が容易になり四
連型積層セラミックコンデンサ18の組立工数を低減す
ると共に、完成品の多連型積層セラミックコンデンサ1
8を回路基板に実装する際の吸着も容易になる。
【0043】その後、図5に示すように積層セラミック
コンデンサ素子12〜15各々の主平面9の窪みの中央
部分に誘電率が5.1で、体積抵抗率が4×1014Ωc
mのアクリル樹脂を主成分とする熱硬化型接着剤16を
塗布した後、主平面9どうしが接するようにして固定支
持治具20に整列させ、可動押圧治具21および22で
押圧した後、紫外線(80w/cm)を約10秒間照射
し接着剤16の仮硬化に続いて、更に150℃の温度で
10秒間加熱して完全硬化させ図6に示すような多連型
積層セラミックコンデンサ18を完成させた。
【0044】尚、積層セラミックコンデンサ素子12〜
15の幅を0.8、厚みを1.0のものを用いているた
め主平面9の識別が容易となり、それぞれの積層セラミ
ックコンデンサ素子12〜15の主平面9どうしが互い
に接するように並列方向に正しく配置することができ
る。また積層セラミックコンデンサ素子12〜15は主
平面9を円弧状に窪ませているので、隣り合う主平面9
の窪みが形成する紡錘形が接着剤16の溜まりとなり、
接着剤16が滲み出て外部電極11面に達するのを防ぐ
ことができると共に、接着面積が大きくなり、隣り合う
積層セラミックコンデンサ素子12〜15どうしを強固
に接着させるため、多連型積層セラミックコンデンサ1
8が運搬や取り扱い時に積層セラミックコンデンサ素子
12〜15が分離することが無くなる。また窪みの表面
を更に粗面加工を施すことによって接着強度をより強固
なものにすることが可能となる。但し接着剤16の量は
紡錘形状の窪みの体積に見合うだけの量に制御する必要
がある。尚、接着剤16の硬化を150℃、15秒間で
行ったのは、外部電極11の半田付け性の低下を防ぐと
共に積層セラミックコンデンサ素子12〜15の特性劣
化を抑制するためである。
【0045】積層セラミックコンデンサ素子12〜15
は、外部電極11の幅を0.3〜0.4mmで焼結体8
の端面7に露出させた内部電極4の端部5を覆うよう
に、中央部に形成し内部電極4との電気的接続の信頼性
を確保しながら、隣り合う外部電極11どうしの間隔が
広くなるように配慮している。また焼結体8の稜部を面
取りしているので、隣り合う積層セラミックコンデンサ
素子12〜15が接した稜部分が溝状となり外部電極1
1どうしの空間距離が更に広くなる。従って、多連型積
層セラミックコンデンサ18を回路基板へ実装した際、
隣り合う外部電極11間で半田ブリッジによる短絡を防
止することができる。
【0046】接着剤16の誘電率、体積抵抗率の値につ
いては特に限定するものではないが、積層セラミックコ
ンデンサ素子12〜15の加熱による特性変化を抑制す
るために硬化温度は100〜150℃の範囲で硬化する
材料を用いることが好ましい。更には、接着剤16の誘
電率がセラミック誘電体材料の誘電率(1000)に比
べて小さい5.1のアクリル系樹脂を用いたのは、積層
セラミックコンデンサ素子12〜15間の浮遊容量を小
さく抑制するためで、二桁以上の差がある接着剤を用い
ることが望ましい。
【0047】また絶縁抵抗率がセラミック材料の絶縁抵
抗率に比べて大きい4×1014Ωcmを用いたのは、隣
り合う外部電極11間の表面絶縁抵抗を大きくし外部電
極11間どうしのマイグレーションを防止するためで、
一〜二桁以上差のある接着剤を用いることが望ましい。
また更に積層セラミックコンデンサ素子12〜15の側
面10が平坦になるように接着剤16を塗布し硬化する
ことで、より鮮明な特性の捺印17の表示を行うことが
できる。
【0048】本実施の形態ではセラミック誘電体層1を
挟んで内部電極4の有効重なり面積とセラミック誘電体
層1の厚みとそれぞれを変え、電気特性の異なる積層セ
ラミックコンデンサ素子13,14,15をそれぞれ作
製したが、それぞれの積層セラミックコンデンサ素子1
2〜15をセラミック誘電体層1の構成材料の誘電率を
変えて作製することも可能である。
【0049】また積層セラミックコンデンサ素子12〜
15の主平面9を円弧状に窪ませたが、図7に示す凹型
方形状や図8に示す複数条の溝状の窪みを形成すること
も有効な手段となる。
【0050】更に、機能素子に積層セラミックコンデン
サ素子12〜15のみを組み合わせた多連型積層セラミ
ックコンデンサ18を形成したが、抵抗体素子、サーミ
スタ素子等の機能素子を任意に組み合わせた複合体の多
連型電子部品を形成することも可能である。また更に、
積層セラミックコンデンサ素子12〜15の主平面方向
の厚さに対し、内部電極4の幅はマージンとしてその両
サイドに少なくとも0.25mm以上確保できれば本実
施の形態の0.3mmに限定されるものではない。
【0051】以上のようにして作製した本発明の四連型
積層セラミックコンデンサ18と、従来例の四連型積層
セラミックコンデンサ45それぞれ10個について、積
層セラミックコンデンサ素子12〜15の接着方向の長
さ寸法、接着剤の滲み出し状況、抗折力強度、クロスト
ークについて比較し、その結果を(表1)〜(表4)に
示した。
【0052】
【表1】
【0053】10個の多連型積層セラミックコンデンサ
18,45について長さ寸法を、ノギスで測定を行っ
た。(表1)に示すように本発明の長さ寸法の平均値が
3.126mmであるのに対して、従来例では3.41
mmであった。両者ともに幅(主平面9方向の寸法)が
0.8mm(但し、バレル研磨以前の寸法)の積層セラ
ミックコンデンサ素子12〜15、41をそれぞれ四個
並列に使用しているが、本実施の形態は主平面9の中央
部を窪ませて接着剤16で接着結合しているのに対し、
従来例は厚みが0.1mm程度のシート44を介し接着
剤43で接着結合している。そのため従来例ではシート
44の三枚分の約0.3mm程度全長寸法が長くなって
いる。従って本発明の四連型積層セラミックコンデンサ
18は回路基板への実装面積が小さくより高密度な実装
が可能となることが分かる。
【0054】
【表2】
【0055】接着剤16の滲み出しは、積層セラミック
コンデンサ素子12〜15,41どうしを接着した接着
剤16が積層セラミックコンデンサ素子12〜15,4
1の端面7に滲み出し、それが外部電極11,46の表
面を汚染しているか、否かを目視検査したものである。
外部電極11,46の表面が汚染されていないものを
(○)、汚染が認められたものを(×)として評価し
た。
【0056】(表2)に示すように、本実施の形態では
10個全てが(○)であるのに対して、従来例では2個
の(×)が発生した。これは本発明では、隣り合う積層
セラミックコンデンサ素子12〜15の主平面9どうし
が接して形成される紡錘形状の隙間に接着剤16を充填
して連結するのに対して、従来例は積層セラミックコン
デンサ(機能素子)41の主平面42全体に接着剤43
を塗布しシート44を介して接着結合するため、接着剤
43が接着面から滲み出しやすく外部電極46の表面を
汚染するものと思われる。外部電極46の表面の汚染が
確認された(×)の四連型積層セラミックコンデンサ4
5を回路基板上に実装したところ、接着剤43が外部電
極46の表面を汚染した部分が半田付け不良となった。
本発明では接着剤16が積層セラミックコンデンサ素子
12〜15の端面7に滲み出し、外部電極11の表面を
汚染することがなく回路基板上に実装した際に半田付け
不良となることはない。
【0057】
【表3】
【0058】抗折力強度は、四連型積層セラミックコン
デンサ18,45を積層セラミックコンデンサ素子12
〜15,41どうしの接続面に曲げ方向の加重を加えた
時の強度である。
【0059】(表3)に示すように、本実施の形態の抗
折力強度の平均値が2.234kgであるのに対し、従
来例では2.017kgと小さな値を示した。本発明の
四連型積層セラミックコンデンサ18は積層セラミック
コンデンサ素子12〜15の主平面9を窪ませ、更に粗
面加工を施しているため、積層セラミックコンデンサ素
子12〜15どうしの接着高度が強くなり、抗折力強度
も高くなっている。従って本発明の四連型積層セラミッ
クコンデンサ18は運搬や、回路基板実装時に積層セラ
ミックコンデンサ素子12〜15どうしが分離すること
がなくなる。
【0060】
【表4】
【0061】クロストークは隣り合う積層セラミックコ
ンデンサ素子12〜15間に発生する浮遊容量である。
【0062】(表4)に示すように、本実施の形態の平
均は21.84pFと小さいのに対して、従来例は3
5.91pFと大きくなっている。本実施の形態の四連
型積層セラミックコンデンサ18は隣り合う積層セラミ
ックコンデンサ素子12〜15間の窪みの深さと、貼り
合わせする接着剤16の誘電率でクロストークをより小
さくすることが可能であるのに対して、従来例は積層セ
ラミックコンデンサ素子41の主平面42に窪みを設け
ていないため大きくなったものと思われる。
【0063】
【発明の効果】以上本発明の多連型電子部品は、主平面
の少なくとも一方の面を窪ませ、また相対向する両端面
に露出させた内部電極の端部と電気的に接続し、かつ両
側面に折り返した外部電極を両端面の中央部に形成した
機能素子を主平面どうしが接するようにして複数個を並
列方向に並べ、隣り合う機能素子どうし間で生じた紡錘
形の窪みに低誘電率で高絶縁抵抗率を有する接着剤を充
填し、接着結合を行うものである。
【0064】この多連型電子部品は、隣り合う機能素子
間の窪みに接着剤を充填し、機能素子どうしを接着結合
するため、機能素子を並列に並べた方向の寸法が長くな
ることはなく、完成品の回路基板への実装面積を小さく
することができる。また隣り合う機能素子間に生じる紡
錘形状の窪みが溜まりとなり接着剤が機能素子の端面に
滲み出し外部電極の表面を汚染することがなくなり、回
路基板に実装する際に外部電極とランドとの半田付け性
を低下させることはない。また窪み表面に粗面加工を行
うことにより、機能素子間どうしの接着高度がより強く
なり、輸送や、組立工程のハンドリングにおいて、接着
した機能素子間での剥離を防止することができる。更
に、低誘電率で高絶縁抵抗率を有する接着剤を用いるこ
とにより機能素子間のクロストークを小さくし、かつ隣
り合う外部電極間でマイグレーションを防止することが
可能となる。また更に、機能素子の外部電極を内部電極
の露出した端部全体を覆い、かつ、機能素子の端面の中
央部にのみ形成するために、完成品を回路基板に実装し
た際に隣り合う機能素子の外部電極間の間隔が広くな
り、半田ブリッジ等による短絡を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多連型電子部品の一実施の形態におけ
る積層セラミックコンデンサ素子のグリーンチップの斜
視図
【図2】同積層セラミックコンデンサ素子のグリーンチ
ップの展開図
【図3】本発明の面取りで円弧状の窪みを設けた積層セ
ラミックコンデンサの焼結体の斜視図
【図4】同積層セラミックコンデンサ素子の斜視図
【図5】同四連型積層セラミックコンデンサの製造方法
を説明する斜視図
【図6】同四連型積層セラミックコンデンサの斜視図
【図7】同主平面を凹型方形状に窪ませた積層セラミッ
クコンデンサ素子の斜視図
【図8】同主平面に溝を設けた積層セラミックコンデン
サ素子の斜視図
【図9】従来例の四連型積層セラミックコンデンサの斜
視図
【符号の説明】
1 セラミック誘電体層 2 上部無効層 3 下部無効層 4 内部電極 5 内部電極の端部 6 グリーンチップ 7 端面 8 焼結体 9 主平面 10 側面 11 外部電極 12,13,14,15 積層セラミックコンデンサ素
子 16 接着剤 17 捺印 18 四連型積層セラミックコンデンサ 20 固定支持治具 21,22 可動押圧治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E001 AB03 AD03 AH04 AH06 AJ02 AZ01 5E082 AA01 AB03 BC14 BC31 BC39 CC05 DD03 EE04 EE35 FG06 FG26 FG54 GG10 GG26 JJ03 JJ15 MM24 MM28 PP01 PP02 PP05 PP06

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主平面の少なくとも一方の面を窪ませ、
    相対向する両端面に露出した内部電極の端部と電気的に
    接続し、かつ両側面に折り返した外部電極を両端面の中
    央部に設けた直方体形状の機能素子を主平面どうしが互
    いに接するように複数個並列方向に並べ、隣り合う機能
    素子どうしの間に生じた窪み部分に接着剤を充填して接
    着結合した多連型電子部品。
  2. 【請求項2】 機能素子の各稜部の面取りを施した請求
    項1に記載の多連型電子部品。
  3. 【請求項3】 機能素子の主平面を円弧状に窪ませた請
    求項1または請求項2に記載の多連型電子部品。
  4. 【請求項4】 機能素子の主平面を凹型方形状に窪ませ
    た請求項1または請求項2に記載の多連型電子部品。
  5. 【請求項5】 機能素子の主平面に複数条の溝を設けた
    請求項1または請求項2に記載の多連型電子部品。
  6. 【請求項6】 機能素子の主平面の窪み部分の表面を粗
    面加工した請求項1から請求項5の何れかに記載の多連
    型電子部品。
  7. 【請求項7】 機能素子どうしを150℃より低い温度
    で硬化する熱硬化型接着剤を用いて接着結合した請求項
    1から請求項6の何れか1つに記載の多連型電子部品。
  8. 【請求項8】 機能素子どうしを15秒より短時間で硬
    化する熱硬化型接着剤を用いて接着結合した請求項1か
    ら請求項7の何れか1つに記載の多連型電子部品。
  9. 【請求項9】 各機能素子の構成材料の誘電率より低い
    誘電率を有する接着剤を用いて接着結合した請求項1か
    ら請求項8の何れか1つに記載の多連型電子部品。
  10. 【請求項10】 各機能素子の構成材料の絶縁抵抗率よ
    り高い絶縁抵抗率を有する接着剤を用いて接着結合した
    請求項1から請求項9の何れか1つに記載の多連型電子
    部品。
  11. 【請求項11】 各機能素子の側面に特性表示を施した
    請求項1から請求項10の何れか1つに記載の多連型電
    子部品。
  12. 【請求項12】 各機能素子の両側面に接着剤を塗布
    し、表面を平坦にした請求項1から請求項11の何れか
    1つに記載の多連型電子部品。
  13. 【請求項13】 各機能素子の側面方向の厚さと主平面
    方向の厚さを異ならせた請求項1から請求項12の何れ
    か1つに記載の多連型電子部品。
  14. 【請求項14】 各機能素子の側面方向の厚さを主平面
    方向の厚さより厚くした請求項1から請求項13の何れ
    か1つに記載の多連型電子部品。
  15. 【請求項15】 各機能素子の両端面に露出させた内部
    電極の端部の幅を機能素子内部に形成した内部電極の幅
    より狭くした請求項1から請求項14の何れか1つに記
    載の多連型電子部品。
  16. 【請求項16】 各機能素子の両端面に露出させた内部
    電極の端部の幅を外部電極の幅より狭くした請求項1か
    ら請求項15の何れか1つに記載の多連型電子部品。
  17. 【請求項17】 各機能素子の両端面に露出させた内部
    電極の端部と接続する外部電極を機能素子の端面に対し
    垂直方向に形成した請求項1から請求項16の何れか1
    つに記載の多連型電子部品。
  18. 【請求項18】 各機能素子の外部電極の幅を隣り合う
    機能素子の外部電極との間隔より狭く形成した請求項1
    から請求項17の何れか1つに記載の多連型電子部品。
  19. 【請求項19】 個々の機能素子が積層セラミックコン
    デンサ素子である請求項1から請求項18の何れか1つ
    に記載の多連型電子部品。
  20. 【請求項20】 個々の機能素子が抵抗体素子である請
    求項1から請求項18の何れか1つに記載の多連型電子
    部品。
  21. 【請求項21】 個々の機能素子がサーミスタ素子であ
    る請求項1から請求項18の何れか1つに記載の多連型
    電子部品。
  22. 【請求項22】 積層セラミックコンデンサ素子、抵抗
    体素子またはサーミスタ素子の機能素子を組み合わせて
    接着結合した請求項1から請求項21の何れか1つに記
    載の多連型電子部品。
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