JP2001022001A - ユニットの固定機構およびこれを用いた写真処理装置 - Google Patents

ユニットの固定機構およびこれを用いた写真処理装置

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JP2001022001A
JP2001022001A JP11195174A JP19517499A JP2001022001A JP 2001022001 A JP2001022001 A JP 2001022001A JP 11195174 A JP11195174 A JP 11195174A JP 19517499 A JP19517499 A JP 19517499A JP 2001022001 A JP2001022001 A JP 2001022001A
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rod
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apparatus main
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Seiji Minamiyama
誠司 南山
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットの固定および固定解除を簡潔に行な
うことができ、しかも、装置本体に対するユニットの位
置決め精度を向上させることができるユニットの固定機
構およびこれを用いた写真処理装置を提供することを課
題とする。 【解決手段】 本発明は、装置本体1に可動に取付けら
れたユニット12側に、装置本体1との接離方向に移動
する係合部が設けられる一方、前記装置本体1側に、接
近した係合部と係合する被係合部が設けられてなること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニットの固定機
構およびこれを用いた写真処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真処理装置、印刷装置等、
シート状の被処理物を扱う装置は、それぞれ処理内容の
異なる複数の処理ユニットと、それぞれの処理ユニット
を連絡するように配置された搬送ユニットとを備えてお
り、被処理物を搬送ユニットによって搬送させる間、そ
れぞれの処理ユニットにて被処理物に所定の処理を施
し、しかる後、搬送ユニットの最下流側から被処理物を
結果物として取り出す構成が採用されている。
【0003】この場合、写真処理装置を例にとって概略
を述べると、マガジンから被処理物としての感光材料を
引き出し、所定長さに切断してから露光ユニットで露光
処理を施し、現像ユニットで現像処理を施した後、乾燥
ユニットで乾燥処理して写真を得るものであり、感光材
料の搬送を担う搬送ユニットは、マガジンから露光ユニ
ット、現像ユニット、乾燥ユニットを連絡するように配
置されている。
【0004】ところで、これらの各ユニットは、組立・
分解の容易化の観点から、それぞれが機構的に独立した
構成にされている。特に、搬送ユニットにあっては、装
置本体内の至る領域に配置されるものであるため、複数
のユニットに分割されている。そして、これらのユニッ
トは、メインテナンス性の向上の観点から、装置本体か
らスライドして出し入れできるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記可動なユニットに
対しては、装置本体にネジ止めされる金具との当接によ
ってユニットの移動を規制して固定する方式が採用され
ているが、この金具の取付け、取外しは極めて煩雑であ
り、また、装置本体に対するユニットの位置決め精度に
も少なからず問題がある。
【0006】そこで、本発明は上記の如き問題点に鑑み
てなされたもので、ユニットの固定および固定解除を簡
潔に行なうことができ、しかも、装置本体に対するユニ
ットの位置決め精度を向上させることができるユニット
の固定機構およびこれを用いた写真処理装置を提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るユニットの固定機構は、装置本体1に
可動に取付けられたユニット12側に、装置本体1との
接離方向に移動する係合部が設けられる一方、前記装置
本体1側に、接近した係合部と係合する被係合部が設け
られてなることを特徴とする。
【0008】上記構成からなるユニットの固定機構によ
れば、係合部が装置本体1に接近して被係合部と係合す
ることで、ユニット12は装置本体1に固定される一
方、係合部が装置本体1から離間して被係合部との係合
状態が解除されることで、ユニット12は装置本体1に
対して可動となる。
【0009】尚、「ユニット12側」とは、係合部がユ
ニット12に直接的に設けられるものはもちろん、係合
部がユニット12に取付けられた何らかの部材を介して
ユニット12に間接的に設けられるものを含む概念であ
り、「装置本体1側」とは、被係合部が装置本体1に直
接的に設けられるものはもちろん、被係合部が装置本体
1に取付けられた何らかの部材を介して装置本体1に間
接的に設けられるものを含む概念である。
【0010】また、本発明に係るユニットの固定機構
は、請求項2記載の如く、前記係合部が、軸方向に移動
可能となるようにユニット12側に支持された棒状体1
15の先端であり、前記被係合部が、前記棒状体115
の先端が係入可能となるように装置本体1側に穿設され
た係入孔103であり、しかも、ユニット12の移動方
向と棒状体115の移動方向とが一致しないよう設定さ
れてなる構成を採用することができる。
【0011】上記構成からなる請求項2記載のユニット
の固定機構によれば、棒状体115が装置本体1に接近
してその先端が係入孔103に係入することで、ユニッ
ト12は装置本体1に固定される一方、棒状体115が
装置本体1から離間してその先端と係入孔103との係
合状態が解除されることで、ユニット12は装置本体1
に対して可動となる。
【0012】さらに、本発明に係るユニットの固定機構
は、請求項3記載の如く、前記棒状体115が、装置本
体1と接近する方向に常時付勢されてなる構成を採用す
ることができる。
【0013】上記構成からなる請求項3記載のユニット
の固定機構によれば、ユニット12の固定状態におい
て、棒状体115の先端と係入孔103との係合状態が
常時維持されるので、ユニット12の固定状態が不用意
に解除されることはない。
【0014】また、本発明に係るユニットの固定機構
は、請求項4記載の如く、装置本体1側に、棒状体11
5への付勢に抗して該棒状体115の先端を係入孔10
3に誘導するガイド面104が形成されてなる構成を採
用することができる。
【0015】上記構成からなる請求項4記載のユニット
の固定機構によれば、ユニット12を移動させると、棒
状体115の先端がガイド面104と当接し、付勢に抗
して押し戻された状態となり、しかる後、棒状体115
の軸心と係入孔103の軸心とが一致した時、棒状体1
15は付勢により再びその先端が係入孔103に係入す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
写真処理装置について説明するが、まず始めに、本実施
形態における写真処理装置の全体構成、および、感光材
料の処理態様について図1に基づき説明する。
【0017】図1に示す如く、装置本体1の上面一端側
には、シート状の被処理物としての感光材料Pをロール
にして収容したマガジン2,2が載置されており、マガ
ジン2に形成された感光材料Pの送り出し用のスリット
2aと、装置本体1に形成された感光材料Pの受け取り
用のスリット1aとが連通している。
【0018】前記装置本体1内には、二つのスリット1
a,1aに臨み、受け取った感光材料Pを下方向に搬送
する縦長の第一搬送ユニット3が配置されている。該第
一搬送ユニット3には、それぞれのスリット1aと対向
する送込みローラ対4と、二組のローラ対4,4と対向
する切替機構5と、該切替機構5より下流側の搬送経路
に沿って間隔を有して配置された複数のローラ6,…と
が設けられている。
【0019】そして、前記第一搬送ユニット3は、装置
本体1側からの駆動によってマガジン2内のロールを回
転させることによりスリット2aおよびスリット1aを
介して装置本体1内に送り込まれる異なる二経路の感光
材料P,Pをそれぞれのローラ対4で保持し、この二経
路の感光材料P,Pのうちの切替機構5により選択され
た一の感光材料のみを搬送経路上に位置するカッタによ
り所定長さに切断して、ローラ6,…により下流側に搬
送する構成にしている。尚、図中、切替機構5から下流
側の連続した一点鎖線は、感光材料Pの搬送経路を示
す。
【0020】また、前記第一搬送ユニット3の下流位置
には、第一搬送ユニット3から受け取った感光材料Pを
所定位置に位置決めするための露光ステージ8と、該露
光ステージ8と対向する露光機構9とを備えた露光ユニ
ット7が配置されており、露光ステージ8に位置決めさ
れた感光材料Pは、露光機構9により写真フィルムの画
像が露光される。
【0021】さらに、前記露光ステージ8の下流位置に
は、露光ステージ8から受け取った感光材Pを装置本体
1の下方位置から搬送方向を上方に転換して搬送する搬
送ユニットが配置されている。該搬送ユニットは、搬送
経路の上流側から、第二搬送ユニット11、第三搬送ユ
ニット12、第四搬送ユニット13の順番で構成され
る。
【0022】前記第二搬送ユニット11は、露光ステー
ジ8から下方に送り出された感光材料Pを装置本体1の
下部近傍に沿って水平方向に搬送し、しかる後、搬送方
向を転換して上方に送り出すものであり、前記第三搬送
ユニット12は、第二搬送ユニット11から上方に送り
出された感光材料Pを左右に振り分けから上方に搬送す
るものであり、前記第四搬送ユニット13は、第三搬送
ユニット12から上方に送り出された感光材料Pを上方
に搬送し、しかる後、搬送方向を転換して水平方向に送
り出すものである。
【0023】ここで、前記装置本体1は、略中央部位に
配置された仕切り板1bにより、上流側に位置するプリ
ンタ部(露光処理部)Aと、下流側に位置するプロセッ
サ部(現像処理部)Bとに分けられているのであるが、
第二搬送ユニット11は、プリンタ部Aの底板1cに沿
って配置され、第三搬送ユニット12および第四搬送ユ
ニット13は、仕切り板1bに沿って配置された態様と
なる。
【0024】次に、前記装置本体1のプロセッサ部B内
には、現像ユニット15が配置されている。現像ユニッ
トは、発色液、定着液、安定液等の現像処理に必要な処
理液を蓄えた複数の処理タンク16, …と、それぞれの
処理タンク16に挿入され、上下方向に配置された複数
のローラ17(図中は一つのみの図示)を備えた液中ラ
ック(図示せず)と、隣同士の処理タンク16,16の
上方開口部を跨ぐように配置されたローラ18を備えた
オーバーラック(図示せず)とで構成されており、第四
搬送ユニット13から水平方向に送り出された感光材料
Pは、仕切り板1bに形成されたスリット1dを通り、
オーバーラックおよび液中ラックのローラ18,…,1
7,…によってそれぞれの処理タンク16,…の処理液
に順次浸漬させながら搬送されて現像処理が施される。
【0025】次に、プロセッサ部Bの下流側には、乾燥
機構(図示せず)を備えた乾燥ユニット20が配置され
ており、現像処理を終えた感光材料Pは、乾燥ユニット
20内で乾燥されつつ搬送され、乾燥処理を終えた後、
排出ローラ対21により乾燥部20から外部に排出さ
れ、写真として仕上がる。
【0026】本実施形態に係る写真処理装置の全体構成
及び感光材料の処理態様は、以上の如くであり、次に、
搬送ユニットの一つである第三搬送ユニット12の詳細
な構成について説明する。
【0027】前記第三搬送ユニット12は、露光ユニッ
ト7に比して処理速度の遅い現像ユニット15における
単位時間当たりの現像処理量を増やすべく、露光処理さ
れた感光材料Pを搬送方向の幅方向に振り分け、感光材
料Pを複数列に整列してから搬送するための搬送ユニッ
トであり、図2にその詳細な構成を示す。
【0028】前記第三搬送ユニット12は、仕切り板1
bに固定された第一レール100に沿って移動可能な第
一可動部110と、該ベース部110に固定された第二
レール111に沿って移動可能な第二可動部130とを
備えている。
【0029】前記第一可動部110は、鈑金加工によっ
て形成された角形の板状構造物からなり、感光材料Pの
搬送経路の幅方向における第一可動部110の幅が、装
置本体1の側板(搬送経路の幅方向に直交する装置本体
1の側板)の間隔より短く設定されている。
【0030】そして、前記第一レール100は、水平方
向Xに平行となるようにして仕切り板1bに二本固定さ
れており、該第一レール100に対してスライド可能な
スライダー(図示せず)が第一可動部110の裏面側に
固定されていて、第一可動部110は水平方向Xに移動
可能となる。しかも、前記第一レール100には、大き
さの異なる少なくとも二以上のレールを多段的に収容し
た伸縮レールが採用されているため、第三搬送ユニット
12を装置本体1内に収容した態様と、第三搬送ユニッ
ト12を装置本体1の側方から外部に水平方向Xに引き
出した態様とに選択することができる。
【0031】また、前記第三搬送ユニット12は、感光
材料Pの搬送性を阻害しないよう、第一可動部110と
装置本体1(仕切り板1b)との相対位置が決められて
おり、装置本体1に固定された係止部材(図示せず)
と、装置本体1内に収容される第一可動部110とが当
接することで、上記相対位置に位置決めされる。
【0032】さらに、前記第一可動部110には、該第
一可動部110の装置本体1内での遊動を規制すべく、
固定機構114が設けられている。該固定機構114
は、図3にも示す如く、往復動式のロック構造が採用さ
れており、仕切り板1dに固定されたブロック体102
に穿設された被係合部としての係入孔103に固定機構
114の棒状体115を係脱させる構造である。尚、ブ
ロック体102は、第一可動部110と装置本体1の係
止部材とが当接した状態(第一可動部110と装置本体
1とが位置決めされた状態)において、棒状体115が
係入孔103に係入可能となるように位置決めされてい
る。
【0033】前記棒状体115は、係合部としての先端
が丸め処理あるいはテーパ処理され、且つ、基端に膨大
したつまみ116が取付けられた棒状体であり、第一可
動部110の一角に固定されたL字金具118に固定さ
れた支持具119にスライド可能に支持されている。即
ち、支持具119には、二つのブラケット120,12
0が間隔を有して突設され、二つのブラケット120,
120に同軸に穿設された孔に棒状体115が挿通され
て、棒状体115はその軸方向にスライド可能となる。
【0034】また、二つのブラケット120,120間
には、棒状体115が挿通された弾性体としてのコイル
バネ121が介装されてなり、さらに、コイルバネ12
1の一端(棒状体115の先端側)を係止可能な止め輪
122が棒状体115に嵌着されている。
【0035】さらに、前記ブロック体102には、第三
搬送ユニット13の引き出し方向における角部にガイド
面としてのテーパ面104が形成されている。このテー
パ面104は、棒状体115の先端が当接可能な位置に
形成されている。
【0036】前記第二可動部130は、図1に示す如
く、四辺が板体で囲われた角形の枠状構造物からなり、
感光材料Pの搬送経路の幅方向における第二可動部13
0の幅は、感光材料Pの搬送経路の幅方向における第一
可動部110の幅より短く設定されている。
【0037】そして、前記第二レール111は、水平方
向Xに平行となるようにして第一可動部110に二本固
定されており、該第二レール111に対してスライド可
能なスライダー(図示せず)が第二可動部130の裏面
側に固定されていて、第二可動部130は水平方向Xに
移動可能となる。しかも、移動する第二可動部130が
装置本体1の側板と干渉しないよう、該第二可動部13
0は、感光材料Pの搬送経路の幅方向における第一可動
部110の幅の範囲内にて移動するよう設定されてい
る。
【0038】しかも、前記第一可動部110には、水平
方向Xに沿ってボールネジ123が回転自在に取付けら
れる一方、前記第二可動部130には、ボールネジ12
3と係合するナット131が取付けられており、第一可
動部110に固定された駆動手段としての第一モータ1
24の駆動をタイミングベルト125を介してボールネ
ジ123に伝達することで、ボールネジ123の回転に
伴って第二可動部130が移動する構成にしている。
尚、ボールネジ123は、第一可動部110の幅方向に
固定された二個の支持ブラケット126によって、その
両端が支持されている。
【0039】また、前記第二可動部130には、間隔を
有して対向する一対の回転軸体133,133が上下方
向に複数配置されており、一対の回転軸体133,13
3には、互いに対向するローラ134,134が回転軸
体133の軸方向に間隔を有して固定されている。尚、
本実施形態においては、一対の回転軸体133,133
は上下方向に四対設けられ、それぞれの回転軸体133
に四つのローラ134,…が設けられ、さらに、回転軸
体133の両端は第二可動部130の幅方向の板体に支
持されている。
【0040】また、上下方向に一列に並ぶ複数のローラ
134,…には、一本の無端ベルト135が巻き掛けて
おり、対向する無端ベルト135,…の片面同士が接触
するようにされて、この無端ベルト135,…の接触面
が感光材料Pの搬送経路となっている。
【0041】そして、複数の回転軸体133,…のう
ち、最上位の一対の回転軸体133,133は、第二可
動部130に固定された駆動手段としての第二モータ1
36により駆動が伝達されるようにしており、最上位の
一対の回転軸体133,133が回転することで、対向
する無端ベルト135,…は相反する方向に回転する。
従って、対向する無端ベルト135,…に挟まれた感光
材料Pを上下方向に搬送することができる。尚、第二可
動部130の上下方向の板体には、感光材料Pを挿通可
能なスリット137が形成されている。
【0042】ここで、第二モータ136には、最上位の
一対の回転軸体133,133の回転制御、即ち、無端
ベルト135,…の回転制御を行なうべく、パルスモー
タが採用されている。従って、この第二モータ136は
信号線および動力線からなるコード138を備えてい
る。該コード138は、第二可動部130の板体に適宜
間隔を有して取付けられた止め金具140,…により止
められ、次に、第一可動部110と第二可動部130と
に架け渡される湾曲自在な帯板141に沿って固定さ
れ、さらに、第一可動部110に適宜間隔を有して取付
けられた止め金具140,…により止められてから、第
一可動部110に固定された第一モータ124のコード
127と共に、装置本体1の制御機構(図示せず)に接
続される。
【0043】前記帯板141は、例えば、PET(ポリ
エチレンテレフタレート)からなり、可撓性を有して湾
曲可能な長尺体である。該帯板141は、図4にも示す
如く、その両端にネジ挿通用の穿孔142,…が形成さ
れ、さらに、その幅方向の両側に一対の切欠143,1
43が対向するように形成されている。そして、この一
対の切欠143,143は、帯板141の長手方向に適
宜間隔を有して複数形成されている。
【0044】前記穿孔142は、帯板のそれぞれ端部に
二箇所ずつ形成されており、帯板141の一端が固定側
である第一可動部110にネジ止めされると共に、帯板
141の他端が移動側である第二可動部130にネジ止
めされている。そして、帯板141は、長手方向を水平
にして且つその両端が互いに平行となるように取付けら
れているので、平面視にて略U字状に湾曲された態様と
なる。
【0045】また、前記コード138は、略U字状に湾
曲された帯板141の内面に沿って配置されるのである
が、該帯板141からの離脱を防止すべく、対向する一
対の切欠143,143に巻かれた紐状体145によっ
て適宜位置で保持される。
【0046】本実施形態に係る第三搬送ユニット12は
以上の構成からなり、図3(イ)に示す如く、棒状体1
15に外力を加わえていない状態では、コイルバネ12
1の復元弾性力が止め輪122に作用して、棒状体11
5は軸方向(ブロック体102に接近する方向)に付勢
されており、棒状体115の先端はブロック体102の
係入孔103内に係入している。従って、棒状体115
の外周面と係入孔103との内周面が当接するため、棒
状体115の軸方向(係入方向)と略直交する方向に移
動する第三搬送ユニット12の第一可動部110は、移
動が規制されることとなる。
【0047】そこで、第三搬送ユニット12は、装置本
体1に対して正規位置に位置決めされる。かかる状態に
て、第二搬送ユニット11から感光材料Pを受け取った
第三搬送ユニット12の第二可動部130を左右交互に
移動させてから、該感光材料Pを第四搬送ユニット13
に送り出すことで、第四搬送ユニット13以降において
は、感光材料Pを複数列で搬送することができる。
【0048】また、第三搬送ユニット12のメインテナ
ンスを行なう際には、つまみ116を把持して引き操作
し、棒状体115を係入孔103から離脱させること
で、第一可動部110の移動規制が解除されて、第三搬
送ユニット13を装置本体1から引き出すことが可能と
なる。
【0049】そして、メインテナンスを終えて第三搬送
ユニット12を装置本体1内に収容するには、第三搬送
ユニット12の第一可動部110を押し込む。さすれ
ば、棒状体115の先端はテーパ面104の当接を受け
て押し戻され、係入孔103に誘導されて、しかる後、
棒状体115の軸心と係入孔103の軸心とが一致した
時、棒状体115は付勢により再びその先端が係入孔1
03に係入して、第三搬送ユニット12が固定される。
従って、引き出された第三搬送ユニット12を装置本体
1内に収容するには、第一可動部110を装置本体1内
に押し込むだけでよく、棒状体115の引き操作は不要
となる。
【0050】また、装置本体1に対する第三搬送ユニッ
ト12の正規位置と、係入孔103に対する棒状体11
5の係入位置とが一致しているので、第一可動部110
を装置本体1内に押し込んで、第三搬送ユニット12が
固定されたならば、かかる状態が装置本体1に対する第
三搬送ユニット12の正規位置となる。
【0051】尚、本発明に係るユニットの固定機構は、
上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない
範囲にて種々の変更が可能である。従って、係合部とし
ての棒状体115、被係合部としての係入孔103の形
状は限定されず、例えば、棒状体の先端に凹部を設ける
一方、ブロック体に凸部を設け、両者を凹凸嵌合させる
ものであってもよく、要は、係合部と被係合部との係合
状態が、ユニットの移動作用によっては解除されず、係
合部を被係合部から離間させることで初めて解除される
構成であればよい。
【0052】また、棒状体の先端をテーパ状に形成する
一方、係入孔も棒状体のテーパと一致するテーパ状に形
成して、両者をテーパ係合させれば、第三搬送ユニット
の微動を規制して、より精度の高い位置決めを行なうこ
とができる。
【0053】さらに、上記実施形態においては、棒状体
115はL字金具118および支持具119を介して第
一可動部110に取付けられているが、本発明はこれに
限定されず、棒状体を第一可動部110に直接取り付け
るものであってもよい。
【0054】同様に、上記実施形態においては、係入孔
103は仕切り板1bに固定されたブロック体102に
穿設されているが、本発明はこれに限定されず、装置本
体1に直接穿設するものであってもよい。
【0055】また、係合部は往復動の直線移動をするも
のに限定されず、円弧移動するものであってもよい。か
かる場合、円弧径が大きければ、係合部はより直線移動
に近づくものである。さらに、直線移動する場合であっ
ても、その方向は、上記実施形態の如く、ユニットの移
動方向と直交するものに限定されず、要は、係合部の移
動方向とユニットの移動方向とが一致しなければよい。
【0056】また、上記固定機構114を備えるユニッ
トには、第三搬送ユニット12のみならず、該第三搬送
ユニット12と同様に装置本体1から引き出し可能な、
第二搬送ユニット11、第四搬送ユニット13がある。
第一搬送ユニット3、露光ユニット7等は、装置本体1
に常時固定されているが、これも引き出し式にして固定
機構114を設けてもよい。即ち、固定機構114を備
えるユニットは、特には限定されない。
【0057】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るユニットの固
定機構は、装置本体に可動に取付けられたユニット側
に、装置本体との接離方向に移動する係合部が設けられ
る一方、装置本体側に、接近した係合部と係合する被係
合部が設けられてなるため、係合部を装置本体側に接離
させるだけでユニットの固定および固定解除を行なうこ
とができ、また、装置本体に対してユニットが正規位置
となる状態にて係合部と被係合部とが係合するよう設定
することで、装置本体に対するユニットの位置決め精度
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す写真処理装置の全体
概略図。
【図2】同実施形態の搬送ユニットの概略斜視図。
【図3】同実施形態の搬送ユニットの固定機構の斜視図
であって、(イ)は固定状態、(ロ)は固定解除状態。
【図4】同実施形態の搬送ユニットに使用される帯板の
平面図。
【符号の説明】
1…装置本体、7…露光ユニット、11…第二搬送ユニ
ット(搬送ユニット)、12…第三搬送ユニット(搬送
ユニット)、13…第四搬送ユニット(搬送ユニッ
ト)、15…現像ユニット、20…乾燥ユニット、10
2…ブロック体、103…挿入孔(被係合部)、104
…テーパ面(ガイド面)、110…第一可動部、114
…固定機構、115…棒状体(係合部)、130…第二
可動部、P…感光材料

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体(1)に可動に取付けられたユ
    ニット(12)側に、装置本体(1)との接離方向に移
    動する係合部が設けられる一方、前記装置本体(1)側
    に、接近した係合部と係合する被係合部が設けられてな
    ることを特徴とするユニットの固定機構。
  2. 【請求項2】 前記係合部が、軸方向に移動可能となる
    ようにユニット(12)側に支持された棒状体(11
    5)の先端であり、前記被係合部が、前記棒状体(11
    5)の先端が係入可能となるように装置本体(1)側に
    穿設された係入孔(103)であり、しかも、ユニット
    (12)の移動方向と棒状体(115)の移動方向とが
    一致しないよう設定されてなる請求項1記載のユニット
    の固定機構。
  3. 【請求項3】 前記棒状体(115)が、装置本体
    (1)と接近する方向に常時付勢されてなる請求項2記
    載のユニットの固定機構。
  4. 【請求項4】 前記装置本体(1)側に、棒状体(11
    5)への付勢に抗して該棒状体(115)の先端を係入
    孔(103)に誘導するガイド面(104)が形成され
    てなる請求項3記載のユニットの固定機構。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載のユニッ
    トの固定機構を用いて、装置本体(1)にスライド自在
    に取付けられた感光材料搬送用の搬送ユニット(11,
    12,13)の固定を行なうことを特徴とする写真処理
    装置。
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