JP2001021055A - リリーフ弁装置 - Google Patents

リリーフ弁装置

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JP2001021055A
JP2001021055A JP11190476A JP19047699A JP2001021055A JP 2001021055 A JP2001021055 A JP 2001021055A JP 11190476 A JP11190476 A JP 11190476A JP 19047699 A JP19047699 A JP 19047699A JP 2001021055 A JP2001021055 A JP 2001021055A
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JP
Japan
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hole
relief
valve
valve body
annular groove
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JP11190476A
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Shoji Morita
正二 盛田
Ikuo Misumi
育男 三角
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体の作動不良が生じることを未然に防止す
ることが可能なリリーフ弁装置を提供する。 【解決手段】 油圧力とリリーフスプリング10のばね
力との釣り合いによって弁収容孔3内を移動し、この弁
収容孔3内に開口するリリーフ孔6を開閉制御する有底
筒状の弁体7を設ける。前記弁体7の胴部7cには、内
外に貫通する貫通孔8を設ける。前記弁体7がリリーフ
孔6を最大に開いた状態で、弁体7の貫通孔8がリリー
フ孔6に連通するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルポンプ等か
ら吐出される吐出油の一部を余剰油として逃がすリリー
フ弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリリーフ弁装置は、例えば実開
昭62−114278号公報に示されるように、油圧力
とリリーフスプリングのばね力との釣り合いによって弁
収容孔内を移動し、この弁収容孔内に開口するリリーフ
孔を開閉制御する有底筒状の弁体を備えている。また、
前記弁体の胴部には内外に貫通する貫通孔が形成されて
おり、この貫通孔は弁体の胴部外周に形成した環状溝内
に開口して、この環状溝を介してリリーフ孔に連通可能
となっている。
【0003】前記リリーフ弁装置は、弁体が弁収容孔内
を移動してリリーフ孔を開くことによって、余剰油をリ
リーフ孔から逃がす。
【0004】このとき、前記弁体は、この弁体の筒状内
部が貫通孔及び環状溝を介してリリーフ孔に連通してい
ることによって内外に圧力差を生じることがなく、弁収
容孔内の移動が可能になっているのであるが、弁体がリ
リーフ孔を最大に開いた状態では、貫通孔及び環状溝内
を含めて、弁体の筒状内部とリリーフ孔との連通が遮断
される。つまり、前記リリーフ孔と環状溝との連通が遮
断されることによって弁体の筒状内部が閉塞されるか
ら、弁体の移動が停止するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の如く、前記従来
例にあっては、弁体がリリーフ孔を最大に開いて、この
リリーフ孔と環状溝との連通が遮断された場合、環状溝
内及び貫通孔内を含めて、弁体の筒状内部に作動油が滞
留することになるから、この作動油中に異物等が混入し
ていた場合にはその異物等も作動油と共に滞留すること
になる。
【0006】このため、前記作動油中の異物等が弁収容
孔と弁体との間の摺動隙間に侵入して、弁体の作動不良
を生じさせる虞がある。
【0007】本発明は、前記従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、弁体の作動不良が生じることを未然に防止
することが可能なリリーフ弁装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、油圧力とリリーフスプリングのばね力との釣り
合いによって弁収容孔内を移動し、この弁収容孔内に開
口するリリーフ孔を開閉制御する有底筒状の弁体を備
え、この弁体の胴部には内外に貫通する貫通孔が形成さ
れてなるリリーフ弁装置において、前記弁体がリリーフ
孔を最大に開いた状態で、弁体の貫通孔がリリーフ孔に
連通している構成にしてある。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記貫通孔が、弁体の胴部外
周に形成した環状溝を介してリリーフ孔に連通している
構成にしてある。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記貫通孔が、弁体の胴部外
周に形成した環状溝を介してリリーフ孔に連通してお
り、弁体がリリーフ孔を最大に開いた状態におけるリリ
ーフ孔への環状溝の開口面積は、環状溝の断面積または
貫通孔の断面積と同等以上の大きさに形成されている構
成にしてある。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記弁体には、この弁体がリ
リーフ孔を開く方向への移動を所定位置で停止させる停
止手段が付属している構成にしてある。
【0012】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の発明の構成において、前記停止手段は、弁収容孔の
開口端に固定され、この弁収容孔の開口端を塞ぐプラグ
部材である構成にしてある。
【0013】また、請求項6記載の発明は、請求項4記
載の発明の構成において、前記停止手段は、弁収容孔の
開口端を塞ぐプラグ部材と弁体との間に設けられたリリ
ーフスプリングである構成にしてある。
【0014】斯かる構成になるリリーフ弁装置は、前記
弁体が、オイルポンプから吐出される作動油の油圧力と
リリーフスプリングのばね力との釣り合いによって弁収
容孔内を移動して、この弁収容孔に開口するリリーフ孔
を開閉制御する。前記弁体が弁収容孔内を移動してリリ
ーフ孔を開くことによって、オイルポンプから吐出され
る作動油の一部を余剰油としてリリーフ孔から逃がす。
【0015】このとき、前記弁体は、この弁体の筒状内
部が貫通孔及び環状溝を介してリリーフ孔に連通してい
ることによって内外に圧力差を生じることがなく、弁収
容孔内を容易に移動する。また、前記弁体がリリーフ孔
を最大に開いた状態においても、貫通孔及び環状溝がリ
リーフ孔に連通しており、貫通孔内及び環状溝内を含め
て、弁体の筒状内部が閉塞されることがない。
【0016】これによって、前記貫通孔内及び環状溝内
を含めて、弁体の筒状内部に作動油が滞留することがな
く、リリーフ孔から速やかに排出される。このため、前
記作動油中に異物等が混入していた場合にはその異物等
も作動油と共にリリーフ孔から排出されることになるか
ら、作動油中の異物等が弁収容孔と弁体との間の摺動隙
間に侵入して、弁体の作動不良を生じさせることが未然
に防止される。
【0017】したがって、弁体の作動不良が生じること
を未然に防止することが可能なリリーフ弁装置が得られ
る。
【0018】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記貫通孔が、弁体の胴部外周に形成した環状溝を介して
リリーフ孔に連通しているから、弁体が弁収容孔内で自
転した場合においても、弁体の貫通孔が環状溝を介して
リリーフ孔に連通することができる。
【0019】また、請求項3記載の発明にあっては、前
記貫通孔が、弁体の胴部外周に形成した環状溝を介して
リリーフ孔に連通しており、弁体がリリーフ孔を最大に
開いた状態におけるリリーフ孔への環状溝の開口面積
は、環状溝の断面積または貫通孔の断面積と同等以上の
大きさに形成されているから、環状溝の開口面積によっ
て弁体の筒状内部とリリーフ孔との連通が制限されるこ
とがない。
【0020】また、請求項4記載の発明にあっては、前
記弁体には、この弁体の、リリーフ孔を開く方向への移
動を所定位置で停止させる停止手段が付属しているか
ら、弁体がリリーフ孔を最大に開いた位置に、この弁体
を安定して停止させることができる。
【0021】また、請求項5記載の発明にあっては、前
記停止手段は、弁収容孔の開口端に固定され、この弁収
容孔の開口端を塞ぐプラグ部材であるから、格別の部品
を設ける必要がない。
【0022】また、請求項6記載の発明にあっては、前
記停止手段は、弁収容孔の開口端を塞ぐプラグ部材と弁
体との間に設けられたリリーフスプリングであるから、
格別の部品を設ける必要がない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳述する。
【0024】図1は本発明の実施の形態を示すリリーフ
弁装置の断面図で、弁体がリリーフ孔を最大に開いた状
態を示す図面、図2は同じく弁体がリリーフ孔を閉じた
状態を示す図面である。
【0025】図において1はハウジング、2はハウジン
グ1の開口部を覆うカバーである。
【0026】前記ハウジング1には弁収容孔3が形成さ
れており、この弁収容孔3の開口端はプラグ部材4によ
って閉止されている。前記弁収容孔3内には、その軸方
向端部に、図外のオイルポンプからの吐出油を導く通路
5が開口している。また、前記弁収容孔3の内周側所定
位置にはリリーフ孔6が開口しており、このリリーフ孔
6は図外のオイルポンプの吸入通路またはドレン通路に
連通している。
【0027】前記弁収容孔3内には有底筒状の弁体7が
摺動自在に収容されている。前記弁体7は、開放しない
先端側7aが通路5側に配置され、開放する後端側7b
がプラグ部材4側に配置されている。
【0028】前記弁体7の胴部7cには内外に貫通する
直径方向の貫通孔8が形成されていると共に、胴部7c
外周には貫通孔8に連通する環状溝9が形成されてい
る。即ち、前記貫通孔8は環状溝9の底部に開口してお
り、弁体7の筒状内部と環状溝9とを連通している。前
記貫通孔8及び環状溝9は、後に詳述するように、弁体
7がリリーフ孔6を最大に開いた状態で、リリーフ孔6
の連通する位置に形成されている。
【0029】前記環状溝9はリリーフ孔6に面してこの
リリーフ孔6に連通可能となっており、また、環状であ
ることによって、弁体7が弁収容孔3内で自転した場合
にも貫通孔8とリリーフ孔6との連通を確保することに
なる。
【0030】前記弁体7は一端がプラグ部材4に接する
リリーフスプリング10のばね力によって通路5側に常
時付勢されており、通路5から導かれる作動油の油圧力
が小さい状態にあっては、その先端側7aの胴部7cで
リリーフ孔6を閉じている(図2参照)。
【0031】前記プラグ部材4は弁収容孔3の開口端に
ねじ込み固定されており、このプラグ部材4の先端には
所定寸法だけ弁体7側に延びたストッパ11が形成して
ある。前記ストッパ11は、弁体7が移動することによ
ってこの弁体7の後端側7bが当接可能になっており、
弁体7の、リリーフ孔6を開く方向への移動を停止させ
る停止手段となっている。即ち、プラグ部材4は停止手
段となっていいる。
【0032】詳しくは、前記停止手段としてのプラグ部
材4に形成したストッパ11は、弁体7がリリーフ孔6
を開く方向へ移動したとき、貫通孔8及び環状溝9がリ
リーフ孔6に連通している位置でその移動を停止させる
ようになっている(図1参照)。したがって、前記弁体
7がリリーフ孔6を開く方向へ移動したときにストッパ
11によってその移動を停止する位置は、弁体7がリリ
ーフ孔6を最大に開いた位置となるから、弁体7はスト
ッパ11によってその移動が停止されることによって、
リリーフ孔6を最大に開いた状態で、貫通孔8及び環状
溝9がリリーフ孔6に連通している状態に保たれること
になる。
【0033】斯かる構成になるリリーフ弁装置は、次の
ように作動する。
【0034】即ち、図外のオイルポンプから吐出される
作動油が通路5を介して弁収容孔3内に導かれることに
より、弁体7が、作動油の油圧力とリリーフスプリング
10のばね力との釣り合いによって弁収容孔3内を移動
して、この弁収容孔3に開口するリリーフ孔6を開閉制
御する。前記弁体7が弁収容孔3内を移動してリリーフ
孔6を開くことによって、図外のオイルポンプから吐出
される作動油の一部を余剰油としてリリーフ孔6から逃
がす。
【0035】このとき、前記弁体7は、この弁体7の筒
状内部が貫通孔8及び環状溝9を介してリリーフ孔6に
連通していることによって内外に圧力差を生じることが
なく、弁収容孔3内を容易に移動する。
【0036】前記弁体7の、リリーフ孔6を開く方向へ
の移動は、この弁体7の後端7bがプラグ4のストッパ
11に当接することによって停止される。
【0037】前記弁体7がリリーフ孔6を開く方向へ移
動したときにストッパ11によってその移動を停止する
位置は、弁体7がリリーフ孔6を最大に開いた位置とな
るから、弁体7はストッパ11によってその移動が停止
されることによって、リリーフ孔6を最大に開いた状態
で停止されることになる。また、前記弁体7がリリーフ
孔6を最大に開いた状態で、貫通孔8及び環状溝9はリ
リーフ孔6に連通した状態が保たれている。即ち、前記
弁体7は、この弁体7がリリーフ孔6を最大に開いた状
態で、弁体7の貫通孔8及び環状溝9がリリーフ孔6に
連通している状態となる。
【0038】このとき、前記弁体7がリリーフ孔6を最
大に開いた状態におけるリリーフ孔6への環状溝9の開
口面積は、環状溝9の断面積または貫通孔8の断面積と
同等以上の大きさに形成されるようになっている。
【0039】このため、前記弁体7がリリーフ孔6を最
大に開いた状態においても、貫通孔8及び環状溝9がリ
リーフ孔6に連通しており、貫通孔8内及び環状溝9内
を含めて、弁体7の筒状内部が閉塞されることがない。
【0040】これによって、前記貫通孔8内及び環状溝
9内を含めて、弁体7の筒状内部に作動油が滞留するこ
とがなく、リリーフ孔6から速やかに排出される。その
結果、前記作動油中に異物等が混入していた場合にはそ
の異物等も作動油と共にリリーフ孔6から排出されるこ
とになるから、作動油中の異物等が弁収容孔3と弁体7
との間の摺動隙間に侵入して、弁体7の作動不良を生じ
させることが未然に防止される。
【0041】したがって、弁体7の作動不良が生じるこ
とを未然に防止することが可能なリリーフ弁装置が得ら
れる。
【0042】また、前記貫通孔8が、弁体7の胴部7c
外周に形成した環状溝9を介してリリーフ孔6に連通し
ているから、この弁体7が弁収容孔3内で自転した場合
においても、弁体7の貫通孔8が環状溝9を介してリリ
ーフ孔6に連通することができる。
【0043】また、前記弁体7がリリーフ孔6を最大に
開いた状態におけるリリーフ孔6への環状溝9の開口面
積は、環状溝9の断面積または貫通孔8の断面積と同等
以上の大きさに形成されているから、環状溝9の開口面
積によって弁体7の筒状内部とリリーフ孔6との連通が
制限されることがない。
【0044】また、前記弁体7には、この弁体7の、リ
リーフ孔6を開く方向への移動を所定位置で停止させる
停止手段としてのストッパ11が付属しており、弁体7
がプラグ部材4のストッパ11によって停止するから、
弁体7がリリーフ孔6を最大に開いた位置に、この弁体
7を安定して停止させることができる。
【0045】また、前記停止手段としてのストッパ11
は、弁収容孔3の開口端に固定され、この弁収容孔3の
開口端を塞ぐプラグ部材4に形成されているから、即
ち、停止手段はプラグ部材4であるから、格別の部品を
設ける必要がない。
【0046】図3乃至図5は本発明の別の実施の形態を
示す図面で、これらの実施の形態が前記実施の形態と変
わるところは、停止手段の構成である。以下、これらの
実施の形態について順次説明する。尚、説明に際して、
前記実施の形態と同一構成部分には同一符号を付し、そ
の重複する説明を省略する。
【0047】先ず、図3に示す実施の形態においては、
前記停止手段としてのプラグ部材4に形成したストッパ
11の軸方向長さをやや短縮し、その分、弁体7の軸方
向長さを長くしてある。
【0048】斯かる構成にあっても、前記弁体7は、リ
リーフ孔6を最大に開いた状態で、貫通孔8及び環状溝
9がリリーフ孔6に連通した位置に保たれるから、前記
実施の形態と同様の作用及び効果が得られる。
【0049】加えて、前記弁体7の軸方向長さをやや長
くしたことにより、弁体7の倒れが少なくなり、安定し
た摺動ができる。
【0050】次に、図4に示す実施の形態においては、
前記停止手段としてのプラグ部材4のストッパ11を、
プラグ部材4の略軸心位置に軸方向に突出して形成した
構成にしてある。
【0051】斯かる構成にあっても、前記弁体7は、リ
リーフ孔6を最大に開いた状態で、貫通孔8及び環状溝
9がリリーフ孔6に連通した位置に保たれるから、前記
実施の形態と同様の作用及び効果が得られる。
【0052】加えて、前記停止手段としてのプラグ部材
4に形成したストッパ11は、弁体7の略軸心位置に当
接してこの弁体7の軸方向移動を停止させるから、弁体
7を安定して停止させることができる。
【0053】次に、図5に示す実施の形態においては、
前記リリーフスプリング10を停止手段としてのストッ
パ11としてある。即ち、前記リリーフスプリング10
のばね力は、図外のオイルポンプから最大の吐出量が通
路5を介して弁収容孔3内に導かれたとき、弁体7がリ
リーフ孔6を最大に開いた状態でその油圧力に拮抗する
大きさとしてある。尚、前記リリーフスプリング10
は、図外のオイルポンプから最大の吐出量が通路5を介
して弁収容孔3内に導かれたとき、弁体7がリリーフ孔
6を最大に開いた状態で、密着するように形成してもよ
いものである。
【0054】これによって、前記弁体7はリリーフ孔6
を最大に開いた状態で停止されることになる。また、前
記弁体7がリリーフ孔6を最大に開いた状態で、貫通孔
8及び環状溝9はリリーフ孔6に連通した状態となって
いる。
【0055】斯かる構成にあっても、前記弁体7は、リ
リーフ孔6を最大に開いた状態で、貫通孔8及び環状溝
9がリリーフ孔6に連通した位置に保たれるから、前記
実施の形態と同様の作用及び効果が得られる。
【0056】加えて、前記停止手段は、弁収容孔3の開
口端を塞ぐプラグ部材4と弁体7との間に設けられたリ
リーフスプリング10であるから、格別の部品を設ける
必要がない。
【0057】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0058】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、弁体の作動不良が生じることを未然に防止する
ことが可能なリリーフ弁装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すリリーフ弁装置の断
面図で、弁体がリリーフ孔を最大に開いた状態を示す図
面である。
【図2】図1に示すリリーフ弁装置の弁体が、リリーフ
孔を閉じた状態を示す図面である。
【図3】本発明の別の実施の形態を示す、図1と同様な
図面である。
【図4】本発明の別の実施の形態を示す、図1と同様な
図面である。
【図5】本発明の別の実施の形態を示す、図1と同様な
図面である。
【符号の説明】
3 弁収容孔 4 プラグ部材 6 リリーフ孔 7 弁体 7c 胴部 8 貫通孔 9 環状溝 10 リリーフスプリング 11 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H044 AA02 BB00 BB08 CC00 CC13 CC18 CC21 CC22 DD10 DD11 DD24 DD28 DD42 DD43 3H059 AA04 BB06 CA03 CA04 CA05 CB15 CC02 CC06 CD05 EE01 FF03 FF12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧力とリリーフスプリングのばね力と
    の釣り合いによって弁収容孔内を移動し、この弁収容孔
    内に開口するリリーフ孔を開閉制御する有底筒状の弁体
    を備え、この弁体の胴部には内外に貫通する貫通孔が形
    成されてなるリリーフ弁装置において、前記弁体がリリ
    ーフ孔を最大に開いた状態で、弁体の貫通孔がリリーフ
    孔に連通していることを特徴とする、リリーフ弁装置。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔が、弁体の胴部外周に形成し
    た環状溝を介してリリーフ孔に連通していることを特徴
    とする、請求項1記載のリリーフ弁装置。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔が、弁体の胴部外周に形成し
    た環状溝を介してリリーフ孔に連通しており、弁体がリ
    リーフ孔を最大に開いた状態におけるリリーフ孔への環
    状溝の開口面積は、環状溝の断面積または貫通孔の断面
    積と同等以上の大きさに形成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載のリリーフ弁装置。
  4. 【請求項4】 前記弁体には、この弁体の、リリーフ孔
    を開く方向への移動を所定位置で停止させる停止手段が
    付属していることを特徴とする、請求項1記載のリリー
    フ弁装置。
  5. 【請求項5】 前記停止手段は、弁収容孔の開口端に固
    定され、この弁収容孔の開口端を塞ぐプラグ部材である
    ことを特徴とする、請求項4記載のリリーフ弁装置。
  6. 【請求項6】 前記停止手段は、弁収容孔の開口端を塞
    ぐプラグ部材と弁体との間に設けられたリリーフスプリ
    ングであることを特徴とする、請求項4記載のリリーフ
    弁装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008144601A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Piolax Inc リリーフバルブ
WO2018214250A1 (zh) * 2017-05-20 2018-11-29 宁波超超电器有限公司 新型汽车涡轮增压器的进气泄压阀
JP2019116924A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 日本電産トーソク株式会社 リリーフ弁

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