JPH06174130A - 電動流量制御弁 - Google Patents
電動流量制御弁Info
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- JPH06174130A JPH06174130A JP4320771A JP32077192A JPH06174130A JP H06174130 A JPH06174130 A JP H06174130A JP 4320771 A JP4320771 A JP 4320771A JP 32077192 A JP32077192 A JP 32077192A JP H06174130 A JPH06174130 A JP H06174130A
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- rotor
- case
- flow control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ロータの回転振動を抑制して騒音の発生を少く
した低騒音の電動流量制御弁を提供することにある。 【構成】連通弁口３に弁座３ａを設けた弁本体Ａと、前
記弁座３ａに接離するニードル弁５と、弁本体Ａの外側
部に固定される密閉ケース６及び該ケースの外側に配置
されるステータコイル９を有し前記ケース６の内側にロ
ータ１０を設けたステッピングモータＭと、該ステッピ
ングモータのロータ回転によるねじ送り作用でニードル
弁５を開閉作動させる弁作動機構Ｂとを具備し、前記ロ
ータ１０を構成する永久磁石１２の閉弁移動方向に対す
る後端部に、合成樹脂材で成形された軸受パッキン４０
を前記ケース６の内周面に摺接するように配置して取付
け、この軸受パッキン４０と弁作動機構Ｂ部による両端
支持構造で前記ロータ１０を回転及び位置移動可能に保
持したことを特徴とする。
した低騒音の電動流量制御弁を提供することにある。 【構成】連通弁口３に弁座３ａを設けた弁本体Ａと、前
記弁座３ａに接離するニードル弁５と、弁本体Ａの外側
部に固定される密閉ケース６及び該ケースの外側に配置
されるステータコイル９を有し前記ケース６の内側にロ
ータ１０を設けたステッピングモータＭと、該ステッピ
ングモータのロータ回転によるねじ送り作用でニードル
弁５を開閉作動させる弁作動機構Ｂとを具備し、前記ロ
ータ１０を構成する永久磁石１２の閉弁移動方向に対す
る後端部に、合成樹脂材で成形された軸受パッキン４０
を前記ケース６の内周面に摺接するように配置して取付
け、この軸受パッキン４０と弁作動機構Ｂ部による両端
支持構造で前記ロータ１０を回転及び位置移動可能に保
持したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍サイクルに用いられ
る冷媒のような流体の流量制御に使用する電動流量制御
弁に関するものである。
る冷媒のような流体の流量制御に使用する電動流量制御
弁に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】特開昭６２ー６３２８２号公報、特公平
４ー６８５１０号公報等で知られている従来の電動流量
制御弁は、図６に示すようなものであり、弁室１に連通
する一次口１ａ及び二次口１ｂを有し二次口側隔壁２の
連通弁口３（隔壁２に螺挿固定した弁シート４の内孔で
形成される）に弁座３ａを設けた弁本体Ａと、この弁本
体Ａの弁口弁座３ａに接離する長さの長い棒状のニード
ル弁５と、前記弁本体Ａの二次口１ｂと反対側になる外
側部に固定される円筒状の密閉ケース６及び該ケースの
外側に配置されるステータコイル９を有し前記ケース６
の内側にステータコイル９の通電励磁によって回転され
る弁開閉方向に位置移動可能なロータ１０を設けたパル
ス制御可能なステッピングモータＭと、該ステッピング
モータＭのロータ回転によるねじ送り作用で前記ニード
ル弁５を開閉作動させる弁作動機構Ｂとを具備し、前記
一次口１ａには第１流路Ｐａが接続され、該一次口１ａ
と直交する二次口１ｂには第２流路Ｐｂが接続される。
４ー６８５１０号公報等で知られている従来の電動流量
制御弁は、図６に示すようなものであり、弁室１に連通
する一次口１ａ及び二次口１ｂを有し二次口側隔壁２の
連通弁口３（隔壁２に螺挿固定した弁シート４の内孔で
形成される）に弁座３ａを設けた弁本体Ａと、この弁本
体Ａの弁口弁座３ａに接離する長さの長い棒状のニード
ル弁５と、前記弁本体Ａの二次口１ｂと反対側になる外
側部に固定される円筒状の密閉ケース６及び該ケースの
外側に配置されるステータコイル９を有し前記ケース６
の内側にステータコイル９の通電励磁によって回転され
る弁開閉方向に位置移動可能なロータ１０を設けたパル
ス制御可能なステッピングモータＭと、該ステッピング
モータＭのロータ回転によるねじ送り作用で前記ニード
ル弁５を開閉作動させる弁作動機構Ｂとを具備し、前記
一次口１ａには第１流路Ｐａが接続され、該一次口１ａ
と直交する二次口１ｂには第２流路Ｐｂが接続される。
【０００３】なお、前記密閉ケース６は下蓋７とキャン
８とで構成され、前記ロータ１０は筒状のスリーブ１１
と、該スリーブ１１の外側に嵌着された筒状の永久磁石
１２とで構成される。
８とで構成され、前記ロータ１０は筒状のスリーブ１１
と、該スリーブ１１の外側に嵌着された筒状の永久磁石
１２とで構成される。
【０００４】前記弁作動機構Ｂは、弁本体Ａの弁筐突出
口１３に螺合固着（螺合ネジ部をカシメて固着）される
管状の固定ガイド１４を備え、この固定ガイド１４の外
周雄ねじ部に前記スリーブ１１の内周雌ねじ部を螺合さ
せたもので、前記ガイド１４の内側に挿入されるニード
ル弁５の上端軸部５ａをスリーブ１１上部の連結壁中心
孔に挿入して、Ｃ形リングのような軸止具１５でロータ
１０と一体に移動するように止着し、前記弁軸部５ａの
下方段部とスリーブ連結壁の内端ワッシャ１６との間に
前記ニードル弁５を閉弁方向（図６において下方向）に
付勢する閉弁緩衝ばね１７を介在させ、前記ロータ１０
を回転させると、該ロータ１０が弁作動機構Ｂのねじ送
り作用で回転しながら軸心方向に移動し、このロータ１
０の回転移動によって前記ニードル弁５を開閉方向に移
動させ、ステータコイル９に与えられるパルス信号に対
応した流体の流量を制御できるようになっている。
口１３に螺合固着（螺合ネジ部をカシメて固着）される
管状の固定ガイド１４を備え、この固定ガイド１４の外
周雄ねじ部に前記スリーブ１１の内周雌ねじ部を螺合さ
せたもので、前記ガイド１４の内側に挿入されるニード
ル弁５の上端軸部５ａをスリーブ１１上部の連結壁中心
孔に挿入して、Ｃ形リングのような軸止具１５でロータ
１０と一体に移動するように止着し、前記弁軸部５ａの
下方段部とスリーブ連結壁の内端ワッシャ１６との間に
前記ニードル弁５を閉弁方向（図６において下方向）に
付勢する閉弁緩衝ばね１７を介在させ、前記ロータ１０
を回転させると、該ロータ１０が弁作動機構Ｂのねじ送
り作用で回転しながら軸心方向に移動し、このロータ１
０の回転移動によって前記ニードル弁５を開閉方向に移
動させ、ステータコイル９に与えられるパルス信号に対
応した流体の流量を制御できるようになっている。
【０００５】なお、図中１８は前記スリーブ１１の下端
部に突出量の調整ができるように螺装された閉弁規制ピ
ンで、前記ニードル弁５の閉弁時に弁本体Ａに固着（圧
入固定）された全閉ストッパ１９の外周面部に図示の如
く当接して、前記ロータ１０の閉弁下降限を規制する。
２０は前記スリーブ１１の上端部に突出量の調整ができ
るように螺装された開弁規制ピンで、前記ニードル弁５
の全開時にキャン上端の全開ストッパ２１に当接して、
前記ロータ１０の開弁上昇限を規制する。
部に突出量の調整ができるように螺装された閉弁規制ピ
ンで、前記ニードル弁５の閉弁時に弁本体Ａに固着（圧
入固定）された全閉ストッパ１９の外周面部に図示の如
く当接して、前記ロータ１０の閉弁下降限を規制する。
２０は前記スリーブ１１の上端部に突出量の調整ができ
るように螺装された開弁規制ピンで、前記ニードル弁５
の全開時にキャン上端の全開ストッパ２１に当接して、
前記ロータ１０の開弁上昇限を規制する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電動流量制
御弁は、ステッピングモータＭのロータ１０を管状固定
ガイド１４による片持支持構造としているので、前記ロ
ータ１０が閉弁時及び開弁時に回転振動し、このロータ
１０の回転振動によって弁作動機構Ｂのねじ螺合部から
騒音が発生する欠点がある。
御弁は、ステッピングモータＭのロータ１０を管状固定
ガイド１４による片持支持構造としているので、前記ロ
ータ１０が閉弁時及び開弁時に回転振動し、このロータ
１０の回転振動によって弁作動機構Ｂのねじ螺合部から
騒音が発生する欠点がある。
【０００７】本発明は前記従来の問題を解消するために
なされたもので、その目的は前記ロータの回転振動を抑
制して騒音の発生を少くした低騒音の電動流量制御弁を
提供することにある。
なされたもので、その目的は前記ロータの回転振動を抑
制して騒音の発生を少くした低騒音の電動流量制御弁を
提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明においては弁室１に連通する一次口１ａ及
び二次口１ｂを有し二次口側隔壁２の連通弁口３に弁座
３ａを設けた弁本体Ａと、この弁本体の弁口弁座３ａに
接離するニードル弁５と、前記弁本体Ａの二次口１ｂと
反対側になる外側部に固定される密閉ケース６及び該ケ
ースの外側に配置されるステータコイル９を有し前記ケ
ース６の内側にステータコイル９の通電励磁によって回
転される弁開閉方向に位置移動可能なロータ１０を設け
たステッピングモータＭと、該ステッピングモータのロ
ータ回転によるねじ送り作用で前記ニードル弁５を開閉
作動させる弁作動機構Ｂとを具備する電動流量制御弁に
おいて、前記ロータ１０を構成するスリーブ１１及び筒
状の永久磁石１２を備え、この永久磁石１２の閉弁移動
方向に対する後端部に合成樹脂材で成形された軸受パッ
キン４０を前記ケース６の内周面に摺接するように配置
して取付け、この軸受パッキン４０と前記弁作動機構Ｂ
部による両端支持構造で前記ロータ１０を回転及び位置
移動可能に保持したことを特徴とする。
めに、本発明においては弁室１に連通する一次口１ａ及
び二次口１ｂを有し二次口側隔壁２の連通弁口３に弁座
３ａを設けた弁本体Ａと、この弁本体の弁口弁座３ａに
接離するニードル弁５と、前記弁本体Ａの二次口１ｂと
反対側になる外側部に固定される密閉ケース６及び該ケ
ースの外側に配置されるステータコイル９を有し前記ケ
ース６の内側にステータコイル９の通電励磁によって回
転される弁開閉方向に位置移動可能なロータ１０を設け
たステッピングモータＭと、該ステッピングモータのロ
ータ回転によるねじ送り作用で前記ニードル弁５を開閉
作動させる弁作動機構Ｂとを具備する電動流量制御弁に
おいて、前記ロータ１０を構成するスリーブ１１及び筒
状の永久磁石１２を備え、この永久磁石１２の閉弁移動
方向に対する後端部に合成樹脂材で成形された軸受パッ
キン４０を前記ケース６の内周面に摺接するように配置
して取付け、この軸受パッキン４０と前記弁作動機構Ｂ
部による両端支持構造で前記ロータ１０を回転及び位置
移動可能に保持したことを特徴とする。
【０００９】なお、前記弁作動機構Ｂを内側に雌ねじ部
３１及び軸受部３２を有し前記弁本体Ａに固定された円
筒状のブッシュ３０と、このブッシュ雌ねじ部３１に螺
合される雄ねじ部３６及び前記ブッシュ軸受部３２にガ
イドされる回転支承部３７を有し前記ロータ１０の中心
部に同心状に固定された弁ホルダ３５とから構成し、こ
の弁ホルダ３５内に弁子構成のニードル弁５′を組込む
ことも可能であり、この場合には前記ロータ１０を構成
する永久磁石１２の閉弁移動方向に対する後端部に合成
樹脂材で成形された軸受パッキン４０を前記ケース６の
内周面に摺接するように配置して取付けることにより、
この軸受パッキン４０と前記弁作動機構部（ブッシュ軸
受部３２）による両端支持構造で前記ロータ１０を回転
及び位置移動可能に保持することができる。
３１及び軸受部３２を有し前記弁本体Ａに固定された円
筒状のブッシュ３０と、このブッシュ雌ねじ部３１に螺
合される雄ねじ部３６及び前記ブッシュ軸受部３２にガ
イドされる回転支承部３７を有し前記ロータ１０の中心
部に同心状に固定された弁ホルダ３５とから構成し、こ
の弁ホルダ３５内に弁子構成のニードル弁５′を組込む
ことも可能であり、この場合には前記ロータ１０を構成
する永久磁石１２の閉弁移動方向に対する後端部に合成
樹脂材で成形された軸受パッキン４０を前記ケース６の
内周面に摺接するように配置して取付けることにより、
この軸受パッキン４０と前記弁作動機構部（ブッシュ軸
受部３２）による両端支持構造で前記ロータ１０を回転
及び位置移動可能に保持することができる。
【００１０】
【作用】前記構成の電動流量制御弁によれば、前記ロー
タ１０を軸受パッキン４０と弁作動機構Ｂ部による両端
支持構造で回転及び位置移動可能に保持し、前記軸受パ
ッキン４０のダンピング効果によってロータの回転振動
を抑制し、騒音の発生を少くすることができる。
タ１０を軸受パッキン４０と弁作動機構Ｂ部による両端
支持構造で回転及び位置移動可能に保持し、前記軸受パ
ッキン４０のダンピング効果によってロータの回転振動
を抑制し、騒音の発生を少くすることができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の第１の実施例を図１乃至図４
に従い具体的に説明すると、この第１実施例による電動
流量制御弁は従来のものと同様な弁本体Ａとステッピン
グモータＭ及び弁作動機構Ｂを具備するが、この弁本体
ＡとステッピングモータＭの構成は、弁本体Ａの弁口３
を二次口側隔壁２に穿設される連通孔で形成した点を除
き、従来のものと略同様であるので、同一部分に同符号
を付して詳細な説明は省略する。
に従い具体的に説明すると、この第１実施例による電動
流量制御弁は従来のものと同様な弁本体Ａとステッピン
グモータＭ及び弁作動機構Ｂを具備するが、この弁本体
ＡとステッピングモータＭの構成は、弁本体Ａの弁口３
を二次口側隔壁２に穿設される連通孔で形成した点を除
き、従来のものと略同様であるので、同一部分に同符号
を付して詳細な説明は省略する。
【００１２】而して、この第１実施例においては、前記
弁作動機構Ｂを内側に雌ねじ部３１及び軸受部３２を有
し前記弁本体Ａの樹脂蓋３３に弁室１内へ垂下するよう
に埋設固定された円筒状のブッシュ３０と、このブッシ
ュ雌ねじ部３１に螺合される雄ねじ部３６及び前記ブッ
シュ軸受部３２にガイドされる回転支承部３７を有し前
記ロータ１０（合成樹脂製のスリーブ１１）の中心部に
同心状に埋設固定された弁ホルダ３５とから構成してい
る。
弁作動機構Ｂを内側に雌ねじ部３１及び軸受部３２を有
し前記弁本体Ａの樹脂蓋３３に弁室１内へ垂下するよう
に埋設固定された円筒状のブッシュ３０と、このブッシ
ュ雌ねじ部３１に螺合される雄ねじ部３６及び前記ブッ
シュ軸受部３２にガイドされる回転支承部３７を有し前
記ロータ１０（合成樹脂製のスリーブ１１）の中心部に
同心状に埋設固定された弁ホルダ３５とから構成してい
る。
【００１３】そして、前記弁ホルダ３５の内部に圧縮ス
プリング３８で弁突出方向に付勢される弁子構成のニー
ドル弁５′と、このニードル弁５′の位置規制を行う固
定リング３９（前記弁本体Ａの弁座３ａに対するニード
ル弁５′の位置を弁組立時に調整する機能を有する）と
を組込み、且つ前記ロータ１０を構成する永久磁石１２
の閉弁移動方向に対する後端部（図示上端部）にポリ４
弗化エチレン等の合成樹脂材で成形された図３に示すよ
うな外周４箇所の曲げ部４０ａ及びスリーブ嵌合穴４０
ｂを有する軸受パッキン４０を、その外周曲げ部４０ａ
が前記ケース６（キャン８）の内周面に図２の如く摺接
するように被嵌し、止まり嵌めの係止具４１で脱落しな
いように固着して、この軸受パッキン４０と弁作動機構
部（ブッシュ軸受部３２）による両端支持構造で前記ロ
ータ１０を回転及び位置移動可能に保持している。
プリング３８で弁突出方向に付勢される弁子構成のニー
ドル弁５′と、このニードル弁５′の位置規制を行う固
定リング３９（前記弁本体Ａの弁座３ａに対するニード
ル弁５′の位置を弁組立時に調整する機能を有する）と
を組込み、且つ前記ロータ１０を構成する永久磁石１２
の閉弁移動方向に対する後端部（図示上端部）にポリ４
弗化エチレン等の合成樹脂材で成形された図３に示すよ
うな外周４箇所の曲げ部４０ａ及びスリーブ嵌合穴４０
ｂを有する軸受パッキン４０を、その外周曲げ部４０ａ
が前記ケース６（キャン８）の内周面に図２の如く摺接
するように被嵌し、止まり嵌めの係止具４１で脱落しな
いように固着して、この軸受パッキン４０と弁作動機構
部（ブッシュ軸受部３２）による両端支持構造で前記ロ
ータ１０を回転及び位置移動可能に保持している。
【００１４】前記雌ねじ部３１及び雄ねじ部３６の螺合
長さは、ニードル弁５′の開閉移動ストロークと同一又
は若干長く設定され、前記ニードル弁５′の図１に示す
ような全開時においてホルダ雄ねじ部３６がブッシュ雌
ねじ部３１から噛合離脱するようにし、且つ前記ロータ
１０のスリーブ後端凹所１１ａと前記ケース６（キャン
上端部８ａ）との間に復帰用スプリング４２を組込んで
いる。
長さは、ニードル弁５′の開閉移動ストロークと同一又
は若干長く設定され、前記ニードル弁５′の図１に示す
ような全開時においてホルダ雄ねじ部３６がブッシュ雌
ねじ部３１から噛合離脱するようにし、且つ前記ロータ
１０のスリーブ後端凹所１１ａと前記ケース６（キャン
上端部８ａ）との間に復帰用スプリング４２を組込んで
いる。
【００１５】この復帰用スプリング４２は、ニードル弁
５′の閉弁時においてキャン上端部８ａから図４の如く
離れ、ニードル弁５′の全開時にはキャン上端部８ａに
当接して図１の如く圧縮され、前記ロータ１０及び弁ホ
ルダ３５を該ホルダ雄ねじ部３６がブッシュ雌ねじ部３
１に噛み合う方向に付勢する作用をなす。
５′の閉弁時においてキャン上端部８ａから図４の如く
離れ、ニードル弁５′の全開時にはキャン上端部８ａに
当接して図１の如く圧縮され、前記ロータ１０及び弁ホ
ルダ３５を該ホルダ雄ねじ部３６がブッシュ雌ねじ部３
１に噛み合う方向に付勢する作用をなす。
【００１６】前記雌ねじ部３１及び雄ねじ部３６のねじ
螺合部は、前記弁本体Ａの弁室１内に図４の如く配置さ
れ、該弁室１内に供給されるオイル成分を含む流体（例
えば冷媒）がねじ螺合部に潤滑されるようになってい
る。
螺合部は、前記弁本体Ａの弁室１内に図４の如く配置さ
れ、該弁室１内に供給されるオイル成分を含む流体（例
えば冷媒）がねじ螺合部に潤滑されるようになってい
る。
【００１７】なお、図中１８ａは前記スリーブ１１の下
端部に一体的に突設された閉弁規制ピン、１９ａは前記
弁本体Ａの樹脂蓋３３上に一体的に突設された全閉スト
ッパを示し、ニードル弁５ａの閉弁時に前記ピン１８ａ
が全閉ストッパ１９ａの外周面部に図４の如く当接し
て、前記ロータ１０の閉弁下降限を規制するようになっ
ている。４３はコイル通電端子４４を有するモータコネ
クタ部である。
端部に一体的に突設された閉弁規制ピン、１９ａは前記
弁本体Ａの樹脂蓋３３上に一体的に突設された全閉スト
ッパを示し、ニードル弁５ａの閉弁時に前記ピン１８ａ
が全閉ストッパ１９ａの外周面部に図４の如く当接し
て、前記ロータ１０の閉弁下降限を規制するようになっ
ている。４３はコイル通電端子４４を有するモータコネ
クタ部である。
【００１８】図５は図６に示した従来公知の電動流量制
御弁（同一部分に同符号を付して詳細な構造説明は省略
する）において、前記ロータ１０を構成する永久磁石１
２の閉弁移動方向に対する後端部（図示上端部）に、合
成樹脂材で成形された図３に示すような構成の軸受パッ
キン４０を、その外周曲げ部４０ａが前記キャン８の内
周面に摺接するように配置して係止具４１で取付け、こ
の軸受パッキン４０と前記弁作動機構部（管状固定ガイ
ド１４）による両端支持構造で前記ロータ１０を回転及
び位置移動可能に保持したものである。
御弁（同一部分に同符号を付して詳細な構造説明は省略
する）において、前記ロータ１０を構成する永久磁石１
２の閉弁移動方向に対する後端部（図示上端部）に、合
成樹脂材で成形された図３に示すような構成の軸受パッ
キン４０を、その外周曲げ部４０ａが前記キャン８の内
周面に摺接するように配置して係止具４１で取付け、こ
の軸受パッキン４０と前記弁作動機構部（管状固定ガイ
ド１４）による両端支持構造で前記ロータ１０を回転及
び位置移動可能に保持したものである。
【００１９】なお、前記軸受パッキン４０は曲げ部４０
ａを有しないもの（前記キャン８の内周面に当接する外
周摺接部を有するもの）でも適用可能である。
ａを有しないもの（前記キャン８の内周面に当接する外
周摺接部を有するもの）でも適用可能である。
【００２０】
【発明の効果】本発明の電動流量制御弁は、前記ロータ
１０を軸受パッキン４０と弁作動機構Ｂ部による両端支
持構造で回転及び位置移動可能に保持しているので、前
記軸受パッキン４０のダンピング効果によってロータ１
０の回転振動を抑制し、騒音の発生を少くすることがで
きる。
１０を軸受パッキン４０と弁作動機構Ｂ部による両端支
持構造で回転及び位置移動可能に保持しているので、前
記軸受パッキン４０のダンピング効果によってロータ１
０の回転振動を抑制し、騒音の発生を少くすることがで
きる。
【００２１】また、前記弁作動機構Ｂのねじ螺合部の長
さ（前記雌ねじ部３１及び雄ねじ部３６の螺合長さ）を
弁子形ニードル弁５′の開閉移動ストロークと同一又は
若干長く設定して、前記ニードル弁５′の全開時にホル
ダ雄ねじ部３６がブッシュ雌ねじ部３１から噛合離脱す
るようにし、且つ前記ロータ１０と前記ケース６との間
に、ニードル弁５′の全開時に圧縮されて前記ロータ１
０及び弁ホルダ３５を該ホルダ雄ねじ部３６がブッシュ
雌ねじ部３１に噛み合う方向に付勢する復帰用スプリン
グ４２を組込んだ構成とすれば、図５及び図６に示す開
弁規制ピン２０と全開ストッパ２１をなくして構造の簡
素化を図ることができ、開弁規制ピン２０と全開ストッ
パ２１の衝接による騒音の発生をなくすこともできる。
さ（前記雌ねじ部３１及び雄ねじ部３６の螺合長さ）を
弁子形ニードル弁５′の開閉移動ストロークと同一又は
若干長く設定して、前記ニードル弁５′の全開時にホル
ダ雄ねじ部３６がブッシュ雌ねじ部３１から噛合離脱す
るようにし、且つ前記ロータ１０と前記ケース６との間
に、ニードル弁５′の全開時に圧縮されて前記ロータ１
０及び弁ホルダ３５を該ホルダ雄ねじ部３６がブッシュ
雌ねじ部３１に噛み合う方向に付勢する復帰用スプリン
グ４２を組込んだ構成とすれば、図５及び図６に示す開
弁規制ピン２０と全開ストッパ２１をなくして構造の簡
素化を図ることができ、開弁規制ピン２０と全開ストッ
パ２１の衝接による騒音の発生をなくすこともできる。
【００２２】更に、前記弁作動機構Ｂのねじ螺合部（雌
ねじ部３１及び雄ねじ部３６の螺合部）を弁本体Ａの弁
室１内に配置し、該弁室１内に供給されるオイル成分を
含む流体が前記ねじ螺合部に潤滑される構成とした場合
には、ねじ面の擦れ音等の発生もなく、ねじ部の摩耗に
ついても信頼性が向上する。
ねじ部３１及び雄ねじ部３６の螺合部）を弁本体Ａの弁
室１内に配置し、該弁室１内に供給されるオイル成分を
含む流体が前記ねじ螺合部に潤滑される構成とした場合
には、ねじ面の擦れ音等の発生もなく、ねじ部の摩耗に
ついても信頼性が向上する。
【図１】本発明の第１実施例による電動流量制御弁を開
弁状態で示した中央縦断面図。
弁状態で示した中央縦断面図。
【図２】前記電動流量制御弁の要部拡大断面図。
【図３】前記電動流量制御弁に組込まれる軸受パッキン
の斜視図。
の斜視図。
【図４】図１の電動流量制御弁を閉弁状態で示した中央
縦断面図。
縦断面図。
【図５】本発明の第２実施例による電動流量制御弁を開
弁状態で示した中央縦断面図。
弁状態で示した中央縦断面図。
【図６】従来の電動流量制御弁を閉弁状態で示した中央
縦断面図。
縦断面図。
Ａ…弁本体、１…弁室、Ｐａ…第１流路、Ｐｂ…第２流
路、１ａ…一次口、１ｂ…二次口、２…二次口側隔壁、
３…連通弁口、３ａ…弁座、５…棒状のニードル弁、
５′…弁子形のニードル弁、６…密閉ケース、７…下
蓋、８…キャン、９…ステータコイル、１０…ロータ、
１１…スリーブ、１２…筒状の永久磁石、Ｍ…ステッピ
ングモータ、１８，１８ａ…閉弁規制ピン、１９，１９
ａ…全閉ストッパ、Ｂ…弁作動機構、３０…ブッシュ、
３１…ブッシュ雌ねじ部、３２…ブッシュ軸受部、３３
…弁本体の樹脂蓋、３５…弁ホルダ、３６…同ホルダの
雄ねじ部、３７…同ホルダの回転支承部、３８…圧縮ス
プリング、４０…軸受パッキン、４０ａ…軸受パッキン
の外周曲げ部、４１…係止具、４２…復帰用スプリン
グ、４３…モータコネクタ部。
路、１ａ…一次口、１ｂ…二次口、２…二次口側隔壁、
３…連通弁口、３ａ…弁座、５…棒状のニードル弁、
５′…弁子形のニードル弁、６…密閉ケース、７…下
蓋、８…キャン、９…ステータコイル、１０…ロータ、
１１…スリーブ、１２…筒状の永久磁石、Ｍ…ステッピ
ングモータ、１８，１８ａ…閉弁規制ピン、１９，１９
ａ…全閉ストッパ、Ｂ…弁作動機構、３０…ブッシュ、
３１…ブッシュ雌ねじ部、３２…ブッシュ軸受部、３３
…弁本体の樹脂蓋、３５…弁ホルダ、３６…同ホルダの
雄ねじ部、３７…同ホルダの回転支承部、３８…圧縮ス
プリング、４０…軸受パッキン、４０ａ…軸受パッキン
の外周曲げ部、４１…係止具、４２…復帰用スプリン
グ、４３…モータコネクタ部。
Claims (4)
- 【請求項１】 弁室に連通する一次口及び二次口を有し
二次口側隔壁の連通弁口に弁座を設けた弁本体と、この
弁本体の弁口弁座に接離するニードル弁と、前記弁本体
の二次口と反対側になる外側部に固定される密閉ケース
及び該ケースの外側に配置されるステータコイルを有し
前記ケースの内側にステータコイルの通電励磁によって
回転される弁開閉方向に位置移動可能なロータを設けた
ステッピングモータと、該ステッピングモータのロータ
回転によるねじ送り作用で前記ニードル弁を開閉作動さ
せる弁作動機構とを具備する電動流量制御弁において、
前記ロータを構成するスリーブ及び筒状の永久磁石を備
え、この永久磁石の閉弁移動方向に対する後端部に合成
樹脂材で成形された軸受パッキンを前記ケースの内周面
に摺接するように配置して取付け、この軸受パッキンと
前記弁作動機構部による両端支持構造で前記ロータを回
転及び位置移動可能に保持したことを特徴とする電動流
量制御弁。 - 【請求項２】 弁室に連通する一次口及び二次口を有し
二次口側隔壁の連通弁口に弁座を設けた弁本体と、この
弁本体の弁口弁座に接離するニードル弁と、前記弁本体
の二次口と反対側になる外側部に固定される密閉ケース
及び該ケースの外側に配置されるステータコイルを有し
前記ケースの内側にステータコイルの通電励磁によって
回転される弁開閉方向に位置移動可能なロータを設けた
ステッピングモータと、該ステッピングモータのロータ
回転によるねじ送り作用で前記ニードル弁を開閉作動さ
せる弁作動機構とを具備する電動流量制御弁において、
前記弁作動機構を内側に雌ねじ部及び軸受部を有し前記
弁本体に固定された円筒状のブッシュと、このブッシュ
雌ねじ部に螺合される雄ねじ部及び前記ブッシュ軸受部
にガイドされる回転支承部を有し前記ロータの中心部に
同心状に固定された弁ホルダとから構成し、この弁ホル
ダ内に弁子構成のニードル弁を組込んだこと、前記ロー
タを構成するスリーブ及び筒状の永久磁石を備え、この
永久磁石の閉弁移動方向に対する後端部に合成樹脂材で
成形された軸受パッキンを前記ケースの内周面に摺接す
るように配置して取付け、この軸受パッキンと前記弁作
動機構部による両端支持構造で前記ロータを回転及び位
置移動可能に保持したことを特徴とする電動流量制御
弁。 - 【請求項３】 前記雌ねじ部及び雄ねじ部の螺合長さを
ニードル弁の開閉移動ストロークと同一又は若干長く設
定して、前記ニードル弁の全開時にホルダ雄ねじ部がブ
ッシュ雌ねじ部から噛合離脱するように構成し、且つ前
記ロータと前記ケースとの間に、前記ニードル弁の全開
時に圧縮されて前記ロータ及び弁ホルダを該ホルダ雄ね
じ部がブッシュ雌ねじ部に噛み合う方向に付勢する復帰
用スプリングを組込んだことを特徴とする請求項２に記
載の電動流量制御弁。 - 【請求項４】 前記雌ねじ部及び雄ねじ部のねじ螺合部
を前記弁本体の弁室内に配置し、弁室内に供給されるオ
イル成分を含む流体がねじ螺合部に潤滑されるようにし
たことを特徴とする請求項２に記載の電動流量制御弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4320771A JP2755538B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 電動流量制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4320771A JP2755538B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 電動流量制御弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06174130A true JPH06174130A (ja) | 1994-06-24 |
| JP2755538B2 JP2755538B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=18125078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4320771A Expired - Fee Related JP2755538B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 電動流量制御弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2755538B2 (ja) |
Cited By (12)
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-
1992
- 1992-11-30 JP JP4320771A patent/JP2755538B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2755538B2 (ja) | 1998-05-20 |
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