JP2001016159A - 基地局及び移動局 - Google Patents

基地局及び移動局

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JP2001016159A
JP2001016159A JP18116499A JP18116499A JP2001016159A JP 2001016159 A JP2001016159 A JP 2001016159A JP 18116499 A JP18116499 A JP 18116499A JP 18116499 A JP18116499 A JP 18116499A JP 2001016159 A JP2001016159 A JP 2001016159A
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JP
Japan
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time
transmission timing
symbol
transmission
delay
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Application number
JP18116499A
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English (en)
Inventor
Tomonori Sato
知紀 佐藤
Hideto Furukawa
秀人 古川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局からの上りフレームを同時に受信し
て、干渉の生じることがない基地局及び移動局を提供す
る。 【解決手段】 複数の移動局との間で通信をする基地局
において、第1下りフレームを各移動局に送信する第1
送信手段と、上りフレームを各移動局から受信する受信
手段と、第1下りフレームを送信した基準時刻から受信
手段が上りフレームの基準位置を受信するまでの各第1
時間に基づいて、各移動局毎との間の伝搬遅延時間を示
す第2時間を算出する第1算出手段とを具備する。そし
て、各第2時間と、全ての移動局の第2時間よりも小さ
くない基準遅延時間との差分時間を算出する第2算出手
段と、各差分時間に基づき、各移動局が第2下りフレー
ムの送信基準となる信号を受信してから上りフレームを
送信するまでの遅延量を示す送信タイミングシンボルを
含む第2下りフレームを各移動局に送信する第2送信手
段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局(BS)及
び移動局(MS)に関し、特に、符号分割多重接続(以
下、CDMA:Code Division Multiple Access)システ
ム等において、MSからBSへの送信タイミング制御に
関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、PHSの急速な普及、携帯型
パソコンやインタネットの浸透に伴い、移動データ通信
やモバイルマルチメディアに対する要求が高まってきて
いる。現在、研究開発が進められている次世代の移動体
通信システムでは、こららの新しいサービスやアプリケ
ーションに対応できる無線インタフェースが求められて
おり、CDMA方式がそのアクセス方式として注目され
ている。
【0003】CDMA方式は、送信側では、送信信号
を、拡散コードを用いて拡散変調して、送信し、受信側
では、拡散変調された信号を送信側と同一の拡散コード
を用いて逆拡散して、復調する。これによりCDMA方
式は、高い周波数利用率に加えて、伝送レートに対する
柔軟性と高速データ伝送特性において優れた特長を持っ
ている。ここで、拡散コードは各MS毎に割り当てられ
た拡散コードであり、互いに直交する。
【0004】従来、MSの送信タイミング制御は、全て
のMSの送信タイミングを同時にして同期をとるべく、
MSがBSの各スロットを受信した後、固定時間(例え
ば、0.5スロット(625/2μsec))後に送信
するように、MS側で制御している。そのため、上り
(MS→BS)回線における伝搬遅延には対処していな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数のMSと複数のB
Sで構成されたCDMAセルラーでは、上述したよう
に、他のMSの信号と区別するため自局の信号に対して
相関特性のある拡散コードを用いて変調する。広帯域に
拡散した信号S(t)から元の信号B(t)を得るため
には、送信側でスペクトル拡散に使用したものと同じ信
号C(t)を受信信号に乗算しなければならない。この
とき、受信側で発生させるC(t)のタイミングと位相
が受信信号に含まれている信号と同期している必要があ
る。
【0006】上り回線の信号に着目する。MS(1)の
受信信号をS1(t)、受信信号に乗算する信号をC1
(t)、MS(2)の受信信号をS2(t)、受信信号
に乗算する信号をC2(t)とする。
【0007】MS1の送信データを(1,−1)、MS
2の送信データを(1,1)、C1(t)の拡散コード
を(1,−1,−1,1,1,−1,−1,1)、C2
(t)の拡散コードを(1,1,−1,−1,1,1,
−1,−1)とする。
【0008】すると、S1(t)=((1,−1,−
1,1,1,−1,−1,1),(−1,1,1,−
1,−1,1,1,−1)),S2(t)=((1,
1,−1,−1,1,1,−1,−1),(1,1,−
1,−1,1,1,−1,−1))となる。
【0009】BSでは、信号S1(t)とS2(t)を
同時に受信した場合、逆拡散タイミングは同じになる。
MS1の送信データを復調するために、S1(t)をC
1(t)で逆拡散すると、8ビットで規格化した相関値
は、S1(t)の最初の8ビットの相関値は8/8、残
りの8ビットの相関値は−8/8となり、相関値がある
のでMS(1)の受信データは、(1,−1)となる。
【0010】このとき同じタイミングで受信している信
号S2(t)について、C1(t)で逆拡散することに
なるが、各々の相関値は0/8,0/8となり相関がな
いので、MS(2)の受信データは、拡散コードC1
(t)では復調されず、フィルタにより除去される。こ
のように受信した信号全ての逆拡散タイミングが同じで
あれば、他のMSの受信信号による干渉が起きない。
【0011】しかし、BSとMSの距離はMSのいる場
所によって異なる。これによって、信号S1(t)をC
1(t)で逆拡散するとき、信号S2(t)についても
相関が存在する場合があり、信号S2(t)によりS1
(t)の受信信号に干渉が生じる。
【0012】本発明の目的は、全てのMSからの受信信
号の逆拡散タイミングを同時にして、各MSからの受信
信号の干渉を防止するBS及びMSを提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1側面によれ
ば、複数のMS(i)(i=1〜n)との間で通信をす
るBSであって、第1下りフレームを前記各MS(i)
に送信する第1送信手段と、上りフレームを前記各MS
(i)から受信する受信手段とを具備する。
【0014】そして、前記下りフレームを送信した基準
時刻から前記受信手段が前記上りフレームの基準位置を
受信するまでの各第1時間に基づいて、前記各MS
(i)との間の伝搬遅延時間を示す第2時間を算出する
第1算出手段と、前記各第2時間と、全てのMS(i)
(i=1〜n)の前記第2時間よりも小さくない基準遅
延時間との差分時間を算出する第2算出手段とを具備す
る。
【0015】更に、前記各差分時間に基づき、前記各M
S(i)が第2下りフレームの送信基準となる信号を受
信してから上りフレームを送信するまでの遅延量を示す
送信タイミングシンボルを含む前記第2下りフレームを
前記各MS(i)に送信する第2送信手段を具備したこ
とを特徴とするBSが提供される。
【0016】このような構成によれば、BSと各MS
(i)との間の距離により、BSとMS(i)間の伝搬
時間が異なるが、第1算出手段により、MS(i)への
第1下りフレームの送信タイミングとMS(i)からの
上りフレームの受信タイミングからBSとMS(i)間
の伝搬時間を測定する。
【0017】第2算出手段により、各MS(i)の伝搬
時間から、基準遅延時間と伝搬時間との差分時間を求め
る。第2送信手段により、差分時間に従って、送信タイ
ミング遅延量を示す送信タイミングシンボルを送信す
る。各MS(i)は、送信タイミグシンボルに従って、
送信遅延制御するので、全てMS(i)からの上りフレ
ームは同時にBSで受信される。
【0018】本発明の他の側面によれば、符号分割多重
接続方式により複数のMS(i)と通信をするBSであ
って、前記各MS(i)用の拡散コードを用いて拡散変
調をして、第1下りフレームを送信する第1送信手段
と、前記第1下りフレームの送信基準となる信号の受信
時刻に基づいて前記各MS(i)より送信された上りフ
レームが拡散された前記拡散コードの所定ビット位置が
検出された各拡散タイミング時刻を記憶する記憶手段と
を具備する。
【0019】そして、前記各拡散タイミング時刻に基づ
いて、前記全ての逆拡散タイミング時刻よりも早くない
基準逆拡散時刻を算出する第1算出手段と、前記各拡散
タイミング時刻と前記基準逆拡散時刻との差分時間を算
出する第2算出手段と、前記各差分時間に基づき、前記
各MS(i)に第2下りフレームの送信基準となる信号
を受信してから上りフレームを送信するまでの遅延量を
示す送信タイミングシンボルを含む前記第2下りフレー
ムを前記各MS(i)に送信する第2送信手段とを具備
したことを特徴とするBSが提供される。
【0020】本発明のさらに他の側面によれば、BSと
通信をするMSであって、前記BSから送信された上り
フレームに設定された送信タイミングシンボルを取り出
す抽出手段と、制御信号に基づいて、所望の時間だけ遅
延させる可変遅延手段と、前記上りフレームの送信基準
の信号を受信してから、前記送信タイミングシンボルよ
り指示される第1送信タイミング遅延量に基づいて、前
記制御信号を出力する送信タイミング制御手段とを具備
したことを特徴とするMSが提供される。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を説明する前
に、本発明の原理を説明する。図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。図1に示すように、本発明によるBS
は、第1下りフレームを各MS2#i(i=1〜n)に
同時に送信する第1送信手段4と、上りフレームを各M
S2#iから受信する受信手段6とを具備する。
【0022】また、第1下りフレームを送信した基準時
刻から受信手段6が上りフレームの基準位置を受信する
までの各第1時間に基づいて、各MS2#iとの間の伝
搬遅延時間を示す第2時間を算出する第1算出手段10
と、各第2時間と、全てのMS2#i(i=1〜n)の
第2時間よりも小さくない基準遅延時間との差分時間を
算出する第2算出手段12とを具備する。
【0023】更に、各差分時間に基づき、各MS2#i
が第2下りフレームの送信基準となる信号を受信してか
ら上りフレームを送信するまでの遅延量を示す送信タイ
ミングシンボルを含む第2下りフレームを各MS2#i
に送信する第2送信手段14を具備する。
【0024】第1送信手段4は、全てのMS2#i(i
=1〜n)に同時に第1下りフレームを送信する。MS
2#iは、第1下りフレームの基準位置を受信してか
ら、固定時間T0遅延して、上りフレームをBSに送信
する。
【0025】BSと各MS2#iとの間の距離により、
伝搬時間が各MS2#i毎に相違する。受信手段6は、
第1送信手段4が基準位置の第1下りフレームを送信し
てから、(Ttx(i)+T0+TRX(i))(T
tx(i)は第1下りフレームの伝搬時間、T0は固定時
間、TRX(i)は上りフレームの伝搬時間)後に、上り
フレームの受信を開始する。
【0026】第1算出手段10は、第1下りフレームを
送信した基準時刻から受信手段6が上りフレームの基準
位置を受信するまでの各第1時間に基づいて、各MS2
#iとの間の伝搬遅延時間、例えば、Ttx(i)+TRX
(i)を示す第2時間を算出する。尚、第2時間は、全
てのMS2#iに共通の固定遅延時間T0を含んでも良
い。
【0027】第2算出手段12は、全ての第2時間より
小さくない基準時間Tdref、例えば、全てのMS2#i
についての第2時間の最大値と、第2時間の差分時間α
(i)、例えば、α(i)=(Tdref−(Ttx(i)+
RX(i)))を算出する。
【0028】第2送信手段14は、差分時間に従って、
MS2#iが第2下りフレームの送信基準となる信号を
受信してから上りフレームを送信するまでの遅延量を示
す送信タイミングシンボル(例えば、差分時間又は差分
時間+固定遅延量)を含む第2下りフレームを各MS2
#iに送信する。
【0029】各MS2#iは、第2下りフレームの送信
基準となる信号を受信すると、送信タイミングシンボル
で指示される時間、差分時間+固定遅延量だけ遅延し
て、上りフレームを送信する。これにより、全てMS2
#iからの上りフレームは、送信手段14が第2下りフ
レームの送信基準を送信してから、一定の(固定遅延量
+基準時間Tdref)後に、同時に受信される。
【0030】例えば、受信された上りフレームが拡散コ
ードで拡散されたスペクトル拡散信号であれば、BSで
は、MS2#iからの上りフレームを逆拡散したとき、
他のMS#j(j≠i)からの上りフレームによる干渉
を防止することができる。
【0031】第1実施形態 図2は、本発明の基地局(BS)の実施形態を示す図で
ある。図2に示すように、各BS20#j(j=1〜
m)は、例えば、広帯域CDMA(W−CDMA)方式
の基地局であり、複数のアンテナ22#j、送受信増幅
部24#j、無線部26#j、ベースバンド信号処理部
28#j、無線基地局制御部30#j及び有線伝送路イ
ンタフェース部32#jを具備する。
【0032】各アンテナ22#jは、複数のMS(i)
(i=1〜n)との間で送受信を行う。送受信増幅部2
4#jは、送信RF信号を増幅する送信アンプと受信R
F信号を増幅する低雑音アンプを装備し、RF送信信号
とRF受信信号を多重・分離して、アンテナ22#jに
接続する。
【0033】無線部26#jは、ベースバンド信号処理
部28#jでスペクトル拡散された送信信号をD/A変
換して、例えば、W−CDMA帯域(1.9G〜2.1
G)に周波数変換して、RF信号に変換する。また、受
信アンプからの受信信号を準同期検波し、A/D変換し
て、ベースバンド信号処理部28#jに伝送する。
【0034】ベースバンド信号処理部28#jは、送信
データについては、送信データの誤り訂正符号化(例え
ば、畳み込み符号化)、フレーム化、データ変調(例え
ば、BPSK変調)及び拡散変調をする。
【0035】また、受信データについては、受信信号の
逆拡散、チップ同期、誤り訂正復号、データの多重分離
及びセクタ間ダイバーシチハンドオーバ時の最大比合成
等のベースバンド信号処理を行う。
【0036】更に、全てのMS(i)からの受信信号の
逆拡散タイミングが同時になるように、送信タイミング
制御をする。
【0037】無線基地局制御部30#jは、無線制御・
交換模擬装置34との間で制御信号の送受信を行い、無
線回線管理、無線回線の設定解放などを行う。有線伝送
路インタフェース部32#jは、局間伝送路インタフェ
ース部であり、ATM処理機能、ALL−Type2,
Type5機能を有する。また、無線制御・交換模擬装
置34とBS20#j間の制御信号に対しては、SSC
OP機能を提供する。
【0038】図3は、図2中のベースバンド信号処理部
の構成図である。図3に示すように、ベースバンド信号
処理部28#jは、受信系回路36、送信系回路38及
び送信タイミング制御回路56から構成される。
【0039】受信系回路36は、復調回路40#i(i
=1〜n)、デフレーム化回路42#i(i=1〜
n)、デインタリーブ回路44#i(i=1〜n)及び
復号化回路46#i(i=1〜n)を有する。
【0040】復調回路40#iは、受信信号の逆拡散、
チップ同期及びデータ復調(BPSK)を行う。デフレ
ーム化回路42#iは、フレームを分解して、フレーム
を構成する各スロットに含まれる信号を取り出す。デイ
ンタリーブ回路44#iは、インタリーブされた受信信
号をデインタリーブする。復号化回路46#iは、ビタ
ビ復号などにより誤り訂正復号をする。
【0041】送信系回路38は、符号化回路48#i
(i=1〜n)、インタリーブ回路50#i(i=1〜
n)、フレーム化回路52#i(i=1〜n)及び変調
回路54#i(i=1〜n)を有する。
【0042】符号化回路48#iは、畳み込み符号化等
により送信データの誤り訂正符号化を行う。インタリー
ブ回路50#iは、送信データをインタリーブする。フ
レーム化回路52#iは、無線基地局制御部30#jの
指示に従って、フレームを構成する各スロットにパイロ
ットシンボル、基準シンボル、送信タイミングシンボ
ル、データシンボルなどを挿入して、フレーム化する。
変調回路54#iは、BPSK方式などにより変調し、
MS(i)に割り当てた拡散コードを用いてスペクトル
拡散変調をする。
【0043】送信タイミング制御回路56は、以下の機
能を有する。
【0044】 下りフレームを構成する各スロットに
設定する基準シンボルを生成する。尚、下りフレーム構
成の一例については、後述する。
【0045】 下りスロットの基準となる信号、例え
ば、基準シンボルを送信するタイミング時刻とデフレー
ム化回路42#iから入力されるMS(i)からの上り
スロットの基準となる信号、例えば、スロットに設定さ
れる基準シンボルに対する応答シンボルの受信時刻とか
ら、MS(i)とBS20#jとの間の送信タイミング
制御されていない純粋な伝搬時間時間を測定する。
【0046】尚、以降においても使用する「送信タイミ
ング制御」という用語は、各MS(i)が、スロットを
受信してから、固定遅延量(例えば、0.5スロット)
だけ遅延してから上りスロットを送信する制御を含ま
ず、MS(i)の伝搬時間に応じた送信タイミング制御
をいう。
【0047】 全てのMS(i)の純粋な伝搬遅延時
間の最大値を求めて、基準伝搬時間Tdrefとする。
【0048】 基準伝搬時間TdrefとMS(i)の純
粋な伝搬時間との差分α(i)を求めて、下りスロット
に設定する送信タイミングシンボルを作成する。
【0049】図4は、下り信号(BS→MS)のフレー
ム、スロットの構成例を示す図である。図4に示すよう
に、下り信号の各フレームは、複数、例えば、16個の
スロット#0〜#15から構成される。各スロット#i
は、パイロットシンボル、基準シンボル、送信タイミン
グシンボルなどの制御シンボルと、音声などの情報デー
タを示すデータシンボルからなる。
【0050】パイロットシンボルは、スロットの先頭を
指示するシンボルである。基準シンボルは、所定のビッ
トパターンの伝搬時間測定用の信号である。送信タイミ
ングシンボルなは、MS(i)がスロットの送信基準ビ
ット、例えば、スロットの最終ビットを受信してから、
送信するまでの遅延量を指示する送信タイミング遅延量
が設定される。
【0051】送信タイミングシンボルには、固定遅延量
(例えば、0.5スロット)を含む全体の遅延量を含む
ようにしてもよいが、送信タイミングシンボルのビット
数低減してスロットを有効使用する観点から、本実施形
態では、システムで予め固定遅延量を取り決めしてお
き、送信タイミングシンボルには、含まないものとす
る。
【0052】送信タイミングシンボルが指示する遅延量
は、基準クロックのクロック数でも、絶対時間でも良い
が、本実施形態では、BS20#jの拡散コードを生成
するクロック周波数の倍数のマスタクロック周波数(例
えば、32MHz)の基準クロックのクロック数とす
る。
【0053】図5は、上り信号(MS→BS)のフレー
ム、スロットの構成例を示す図である。図5に示すよう
に、上り信号のフレームは、図4に示した下り信号のフ
レームと同じ数のスロット、例えば、16個からなる。
【0054】各スロット#iは、パイロットシンボル、
応答シンボル及び下りスロットの応答タイミングシンボ
ルに相当するビット位置のダミーシンボルなどの制御シ
ンボル及びデータシンボルからなる。パイロットシンボ
ル及びデータシンボルの意味は、下り信号と同じであ
る。応答シンボルは、基準シンボルに対応する所定のビ
ットパターン、例えば、基準シンボルと同じシンボル、
である。
【0055】図6は、本発明の第1実施形態による送信
タイミング制御回路の構成図である。図6に示すよう
に、送信タイミング制御回路56は、基準シンボル生成
回路60、MS(i)伝搬時間測定回路62#i(i=
1〜n)、基準伝搬時間検出回路68、MS(i)送信
タイミング遅延量メモリ回路70#i(i=1〜n)及
びMS(i)送信タイミングシンボル算出回路72#i
(i=1〜n)を有する。
【0056】基準シンボル生成回路60は、所定ビット
のMS(i)(i=1〜n)基準シンボルを生成してフ
レーム化回路52#iに出力すると共に、基準シンボル
送信タイミング信号を有効にして、全てのMS(i)伝
搬時間測定回路62#iに同時に出力する。
【0057】基準シンボル送信タイミング信号を有効に
するタイミングは、下りスロットを送信する前であっ
て、全てのMS(i)伝搬時間測定回路62#iに同時
であれば良く、例えば、MS(i)基準シンボルをフレ
ーム化回路52#iに出力するタイミングとする。尚、
MS(i)基準シンボルは、全てのMS(i)について
同一であっても異なっていてもよい。
【0058】各MS(i)伝搬時間測定回路62#i
は、複数のJKFF64#i及びカウンタ66#iを有
する。JKFF64#i及びカウンタ66#iの個数
は、基準シンボル送信タイミング信号を有効(カウンタ
66#iをリセット)してから、応答タイミング受信タ
イミング信号が有効になるまでに、(基準シンボル送信
タイミング信号が有効になる回数+1)個である。
【0059】JKFF64#iは、基準シンボル送信タ
イミング信号が有効になると、カウンタ66#iのイネ
ーブル端子にイネーブル信号を出力し、応答シンボル受
信タイミング信号が有効になると、カウンタ66#iの
イネーブル端子にデセーブル信号を出力する。
【0060】カウンタ66#iは、イネーブル端子がイ
ネーブルになると、リセットされて、マスタクロックに
同期して、カウント動作を開始し、イネーブル端子がデ
ィセーブルになると、カウント動作を停止する。
【0061】即ち、MS(i)伝搬時間測定回路62#
iは、基準シンボル送信タイミング信号が有効になって
から、応答シンボル受信タイミング信号が有効になるま
での時間をマスタクロック換算で測定する。尚、絶対時
間に変換して出力しても良い。
【0062】基準伝搬時間検出回路68は、MS(i)
伝搬時間測定回路62#iが測定した各MS(i)の伝
搬時間から、送信タイミング遅延量を除去(減算)し
て、核MS(i)とBS20#jとの間の送信タイミン
グ制御がされていない純粋な伝搬遅延時間を算出する。
【0063】本実施形態では、MS(i)が移動するこ
とにより伝搬時間が動的に変わっていくことも考えらる
ことから、MS(i)の送信タイミング制御は、常時、
行っているので、MS(i)伝搬時間測定回路62が測
定した伝搬時間には、一般には、送信タイミング遅延量
が含まれる。そのために、各MS(i)の伝搬時間から
送信タイミング遅延量を除去する。尚、送信タイミング
遅延量には、固定遅延量が含まれても良いが、本実施形
態では、固定遅延量は含まないものとする。
【0064】各MS(i)の純粋な伝搬遅延時間を比較
して、最大伝搬時間もしくは最大伝搬時間+数マスタク
ロック遅延時間を基準伝搬時間Tdrefとして、算出す
る。
【0065】図7は、図6中のMS(i)送信タイミン
グシンボル算出回路の構成図である。図7に示すよう
に、MS(i)送信タイミングシンボル算出回路72#
iは、減算器74#i,76#iを有する。
【0066】減算器74#iは、MS(i)伝搬時間測
定回路62#iの出力であるMS(i)伝搬遅延時間信
号から送信タイミング遅延量を除去して、純粋な伝搬時
間を求める。
【0067】減算器76#iは、基準伝搬時間Tdref
純粋な伝播時間との差分をMS(i)送信タイミングシ
ンボル信号として、フレーム化回路52#iに出力する
と共に、送信タイミング遅延量として、MS(i)送信
タイミング遅延量メモリ回路70#iに出力する。
【0068】MS(i)送信タイミング遅延量メモリ回
路70#iは、送信タイミング遅延量を記憶する。尚、
MS(i)の送信タイミング制御前は、無線基地局制御
部30#jにより、0がMS(i)送信タイミング遅延
量メモリ回路70#iに書き込まれる。
【0069】図8は、本発明のMSの実施形態を示す図
である。図8に示すように、各MS(i)は、アンテナ
82、送受信増幅部84、無線部86、ベースバンド信
号処理部88、制御部90及びCODEC94とADP
96を含む端末インタフェース部92を具備する。
【0070】アンテナ82は、送信アンプで増幅された
上りRF信号を送信し、またBSから下りRF信号を受
信し、送受信増幅部84に接続する。送受信増幅部84
は、送信RF信号を増幅する送信アンプと受信RF信号
を増幅する低雑音アンプを装備し、RF送信信号とRF
受信信号を多重・分離して、アンテナ82に接続する。
【0071】無線部86は、ベースバンド信号処理部8
8により拡散された送信信号をA/D変換し、周波数変
換して、RF信号に変換する。受信アンプからの受信信
号を準同期検波し、A/D変換して、ベースバンド処理
部88に伝送する。
【0072】ベースバンド信号処理部88は、送信信号
については、送信データの誤り訂正符号化、フレーム
化、データ変調、拡散変調をし、受信信号については、
受信信号の逆拡散、チップ同期、誤り訂正復号、データ
の多重・分離、セクタ間タイバシチハンドオーバ時の最
大合成などのベースバンド信号処理を行う。更に、下り
信号の基準シンボルに従って、応答シンボルを含むスロ
ットの生成及び下りスロットに含まれる送信タイミング
シンボルに従って、送信制御をする。
【0073】制御部90は、制御信号の送受信を行う無
線制御機能を有する。端末インタフェース部92は、音
声CODEC、データ用アダプタ機能(ADP)を有
し、ハンドセット及び外部データ端末とのインタフェー
ス機能を有する。
【0074】図9は、本発明の第1実施形態による図8
中のベースバンド信号処理部88の構成図である。図9
に示すように、ベースバンド信号処理部88は、受信系
回路100、送信系回路102、送信タイミング制御回
路120及び応答シンボル生成回路122から構成され
る。
【0075】受信系回路100は、復調回路104、デ
フレーム化回路106、デインタリーブ回路108及び
復号化回路110を有する。復調回路104、デインタ
リーブ回路108及び復号化回路110は、図3中の復
調回路40#i、デインタリーブ回路44#i及び復号
化回路46#iと実質的に同一なので説明を省略する。
【0076】デフレーム化回路100は、受信スロット
から基準シンボル、送信タイミングシンボル及びデータ
シンボルを取り出し、基準シンボルを応答シンボル生成
回路122に出力し、送信タイミングシンボルを送信タ
イミング制御回路120に出力し、データシンボルをデ
インタリーブ回路108に出力する。
【0077】送信系回路102は、符号化回路112、
インタリーブ回路114、フレーム化回路116及び変
調回路118を有する。符号化回路112、インタリー
ブ回路114及び変調回路118は、図3中の符号化回
路48#i、インタリーブ回路50#i及び変調回路54
#iと実質的に同一なので説明を省略する。
【0078】フレーム化回路116は、BS20#jか
ら下りスロットの所定の送信基準の信号(例えば、デー
タシンボルの最終ビット)を受信してから固定遅延量
(例えば、0.5スロット)後に、各上りスロットにパ
イロットシンボル、応答シンボル、ダミーシンボルなど
の制御シンボル及びデータシンボルを設定すると共に、
送信タイミング制御回路120の制御に従って、送信タ
イミングシンボルで指示される遅延量だけスロットを遅
延して、出力する。
【0079】遅延制御は、例えば、最大遅延量に相当す
るビット長のシフトレジスタを構成するフリップフロッ
プの出力を送信タイミング制御回路120からの選択信
号に従って、セレクタにより選択することにより制御す
ることができる。
【0080】送信タイミング制御回路120は、送信タ
イミングシンボルが入力されると、送信タイミングシン
ボルにより指示される遅延量で、スロットを遅延させ
る。例えば、シフトレジスタを構成する該当段のFFの
出力を選択するようセレクタに選択信号を出力する。応
答シンボル生成回路122は、基準シンボルが入力され
ると、基準シンボルに該当する応答シンボル(例えば、
基準シンボル)を生成して、フレーム化回路116に出
力する。
【0081】図10は、本発明の第1実施形態のタイム
チャートである。
【0082】以下、図2〜図7の動作説明をする。
【0083】BS20#jでは、MS(i)の送信タイ
ミング制御を開始する際に、無線制御部30#jは、送
信タイミング制御回路56中のMS(i)の送信タイミ
ングを制御するためのMS(i)送信タイミング遅延量
メモリ回路70#iに0を書き込む。
【0084】基準シンボル生成回路60は、各MS
(i)基準シンボル信号を生成して、フレーム化回路5
2#iに出力すると共に、基準シンボル送信タイミング
信号を同時に有効にして、MS(i)伝搬遅延時間測定
回路62#iの該当するJKFF64#iに同時に出力
する。該当するJKFF64#iは、例えば、基準シン
ボル送信タイミング信号をクロックとして動作するJK
FF64#iの個数ビットカウンタの出力値により制御
する。
【0085】JKFF64#iは、基準シンボル送信タ
イミング信号が有効になると、カウンタ66#iのイネ
ーブル端子を有効にする。カウンタ66#iは、イネー
ブル端子が有効になると、リセットして、マスタクロッ
クに従って、カウント開始する。
【0086】基準伝搬時間検出回路68は、カウンタ6
6#iがカウント動作をストップして、MS(i)の伝
搬時間が測定されるまでは、MS(i)送信タイミング
シンボル算出回路68#iに基準伝搬時間を出力しな
い。
【0087】MS(i)送信タイミングシンボル算出回
路68#iは、基準伝搬時間が出力されていないので、
MS(i)送信タイミングシンボル信号=0をフレーム
化回路52#iに出力する。
【0088】フレーム化回路52#iは、各スロット#
j(j=0〜15)に、パイロットシンボル、送信タイ
ミング制御回路56から入力される基準シンボル信号及
び送信タイミングシンボルの制御シンボルを図4に示す
スロット構成の各所定のビット位置に設定する。
【0089】そして、有線伝送路インタフェース部32
#jを通して、符号化回路48#i及びインタリーブ回
路50#iより入力されるデータシンボルを制御シンボ
ルに後続して設定する。
【0090】変調回路54#iは、BPSK方式などに
よりデータ変調をし、MS(i)の拡散コードで拡散変
調をして、無線部26#jに出力する。無線部26#j
は、ベースバンド信号処理部28#jで拡散された送信
信号をD/A変換などをして、RF信号に変換して、ア
ンテナ22よりMS(i)に送信する。これにより、各
MS(i)に対して、図10に示すように、基準シンボ
ル及び送信タイミングシンボルを含むスロットが同時に
送信される。
【0091】図10に示すように、BS20#jから下
りスロットが送信されてから伝搬遅延時間Ttx(i)だ
け遅延して、図8中のMS(i)のアンテナ82で受信
される。送受信増幅部84は、受信RF信号を増幅す
る。無線部86は、受信アンプからの受信信号を準同期
検波し、A/D変換して、ベースバンド信号処理部88
に伝送する。
【0092】図9中の復調回路104は、受信信号を拡
散コードを用いて逆拡散し、チップ同期を取る。デフレ
ーム化回路106は、フレームに含まれる各スロットを
分解して、基準シンボルを応答シンボル生成回路122
に出力し、送信タイミングシンボルを送信タイミング制
御回路120に出力する。また、データシンボルをデイ
ンタリーブ回路108に出力する。
【0093】応答シンボル生成回路122は、入力され
た基準シンボルから図示しない変換テーブルなどを参照
して、応答シンボルを生成又は基準シンボルをそのまま
応答シンボルとして、フレーム化回路116に出力す
る。
【0094】送信タイミング制御回路120は、送信タ
イミングシンボルが入力されると、該シンボルが示す遅
延時間に該当するフレーム化回路116の図示しない可
変遅延回路を構成するシフトレジスタのFFの出力を選
択するよう選択信号を出力する。図10に示すように、
送信タイミング制御前は、下りフレームのスロット#0
の送信タイミングシンボルには0が設定されているの
で、初段のFFの出力を選択するよう選択信号を出力す
る。
【0095】フレーム化回路116は、各スロットのデ
ータシンボルの最後のビットを入力して、固定遅延量
(例えば、0.5スロット)時間後に、図5に示すよう
に、パイロットシンボル、応答シンボルなどの制御シン
ボルをスロットに設定して、制御シンボルに後続するデ
ータシンボルをスロットに設定して、可変遅延回路に出
力する。
【0096】可変遅延回路は、選択信号に従って、スロ
ットを遅延させて、変調回路118に出力する。下りフ
レームのスロット#0の送信タイミングシンボルには0
が設定されているので、遅延回路は、遅延させずにスロ
ットを変調回路118に出力する。変調回路118は、
データ変調及び拡散変調をして、上りのスロット#0を
無線部86、送受信増幅部84及びアンテナ82を通し
て、BS20#jに送信する。
【0097】MS(i)からの上り信号のスロット#0
は、MS(i)から送信されてからTRX(i)時間後に
BS20#jのアンテナ22で受信される。即ち、下り
信号のスロット#0が送信されてから、(Ttx(i)+
固定遅延量+TRX(i))時間後に、BS20#jのア
ンテナ22で受信される。
【0098】BS20#jのアンテナ22で受信された
上り信号のスロット#0は、送受信増幅24#j、無線
部26#jを通して、ベースバンド信号処理部28#j
に入力される。復調回路40#i、受信信号の逆拡散、
チップ同期、データ復調をして、デフレーム化回路42
#iに出力する。
【0099】デフレーム化回路42#iは、スロットを
分解して、応答シンボルに該当する領域からシンボルを
取り出して、応答シンボルならば、応答シンボルタイミ
ング信号を有効にして、MS(i)伝搬時間測定回路6
2#iの該当するJKFF64#iに出力する。
【0100】JKFF64#iは、応答シンボルタイミ
ング信号が有効になると、カウンタ66#iのイネーブ
ル端子にディセーブル信号を出力する。カウンタ66#
iは、イネーブル端子がディセーブルになると、カウン
ト動作をストップする。
【0101】これにより、カウンタ66#iからは、基
準シンボル送信タイミング信号が有効になってから応答
シンボル受信タイミング信号が有効になるまでの時間の
マスタクロック数が出力される。
【0102】MS(i)送信タイミング遅延量メモリ回
路70#iは、MS(i)の伝搬時間が測定されるまで
は、固定遅延量(例えば0)を出力する。基準伝搬遅延
時間検出回路68は、MS(i)伝搬時間測定回路62
#iより測定された伝搬時間から送信タイミング遅延量
を除去して、MS(i)とBS20#jの送信タイミン
グ制御がされていない純粋な伝搬時間(Ttx(i)+T
RX(i))又は(Ttx(i)+TRX(i)+固定遅延
量)を算出する。
【0103】そして、各MS(i)の純粋な伝搬時間を
比較して、最大伝搬時間もしくは最大伝搬時間+α(全
体で1スロット以下)を基準伝搬時間Tdrefとして、算
出し、MS(i)送信タイミングシンボル算出回路72
#iに出力する。
【0104】MS(i)送信タイミングシンボル算出回
路72#iの減算器74#iは、MS(i)伝搬遅延時
間測定回路62から出力される伝搬時間から送信タイミ
ング遅延量を除去して、純粋な伝搬時間(Ttx(i)+
RX(i))又は(Ttx(i)+TRX(i)+固定遅延
量)を算出する。減算器76#iは、基準伝搬時間T
drefから純粋な伝搬時間を減算して、MS(i)送信タ
イミング信号として、フレーム化回路52#iに出力す
る。
【0105】フレーム化回路52#iは、送信タイミン
グ制御回路56から基準シンボル及びMS(i)送信タ
イミングシンボルが入力されると、スロットに基準シン
ボル及び送信タイミングシンボル等の制御シンボルを設
定してから、データシンボルを設定して、変調回路54
#iに出力する。
【0106】例えば、上り信号のスロット#0に設定さ
れたた基準シンボルを送信してから、次の下り信号のス
ロット#1の間に、MS(i)から基準シンボルに対す
る応答シンボルが設定された上りスロット#0が受信さ
れるので、下り信号のスロット#2以降では、送信タイ
ミングシンボルには、固定遅延量(=0)ではなく、送
信タイミング制御回路56により送信タイミング制御さ
れた遅延量が設定される。
【0107】送信タイミングシンボル及び基準シンホル
が設定された上りスロットは、変調回路54#i、無線
部26#j及び送受信増幅部24#jを通して、アンテ
ナ22よりMS(i)に送信される。
【0108】下り信号のスロットの送信タイミングシン
ボルは、MS(i)のデフレーム化回路106で検出さ
れ、送信タイミング制御回路120に出力される。送信
タイミング制御回路120は、送信タイミングシンボル
が入力されると、フレーム化回路116を制御して、送
信タイミングシンボルで指示される遅延量だけスロット
を遅延させて、アンテナ82より上り信号のスロットを
BS20#jに送信する。
【0109】送信タイミング制御された上り信号のスロ
ットは、BS20#jで受信される。上り信号のスロッ
トは、図10に示すように、下り信号のスロットが送信
されてから、固定遅延量+送信タイミング遅延量(T
dref−Ttx(i)−TRX(i))+MS(i)の純粋の
伝搬時間(Ttx(i)+TRX(i))(=固定遅延量+
dref)後に、アンテナ22で受信される。
【0110】この結果、全てのMS(i)からの上り信
号は、同時にアンテナ22で受信される。この上り信号
のスロットが復調回路40#iに入力されて、逆拡散が
行われるが、全てのMS(i)の上り信号が同時に受信
されるので、逆拡散タイミングは同時になり干渉を生じ
ることが無くなる。
【0111】以降も継続して、各MS(i)の純粋な伝
搬遅延時間に従って、送信タイミング制御が行われるの
で、全てのMS(i)の逆拡散タイミングが同時にな
る。
【0112】第2実施形態 図11は、本発明の第2実施形態による送信タイミング
制御回路の構成図であり、図6中の構成要素と実質的に
同一の構成要素には同一の符号を附している。図11の
送信タイミング制御回路が図6の送信タイミング制御回
路と異なる点は、基準シンボルをフレーム内の各スロッ
ト#i(i=0〜15)で異なるようにしたこと、応答
シンボルが基準シンボルに対応する期待シンボルに一致
する時に、応答シンボル受信タイミング信号を有効にす
るようにしたことである。
【0113】図12は、基準シンボル(4ビット)の一
例を示す図である。図12に示すように、各スロット#
i(i=0〜15)毎に異なる基準シンボルが与えられ
ている。このように、スロット毎に異なる基準シンボル
を与えることにより、基準シンボルに対応する応答シン
ボルをスロット毎に異なるように付与することができ、
受信シンボルが、基準シンボルに対応する応答シンボル
であることが誤りなく判別できて、伝搬時間測定の誤り
を防止することができるからである。
【0114】例えば、応答シンボルが全てのスロットで
同じであれば、応答シンボルが伝送エラーにより受信で
きなかった場合、その後、正しく受信できた応答シンボ
ルがどの基準シンボルに対応するものか判別できずに、
伝搬時間の測定を誤る恐れがあるから。この基準シンボ
ル及び基準シンボルに対応する応答シンボルは、例え
ば、基準シンボル発生回路60中のROMなどのメモリ
に格納しておく。
【0115】図11に示すように、図6の送信タイミン
グ制御回路にゲート回路130#iを付加したことが図
6と異なる。ゲート回路130#iは、応答シンボルが
デフレーム化回路より入力されると、基準シンボル生成
回路60から一定時間前のスロットに設定した基準シン
ボルに対応する応答シンボルを取得する。
【0116】ゲート回路130#iは、基準シンボルか
ら対応する応答シンボルを期待応答シンボルとして、期
待応答シンボルと入力された応答シンボルとを比較し
て、一致すれば、応答シンボル受信タイミング信号を有
効にして、該当するJKFF64#iに出力する。
【0117】JKFF64#iは、応答シンボル受信タ
イミング信号が有効になると、カウンタ66#iのイネ
ーブル端子にディセーブル信号を出力する。カウンタ6
6#iは、イネーブル端子がディセーブルになると、カ
ウント動作をストップする。このように、応答シンボル
と期待シンボルが一致した場合のみ、カウンタ66#i
を停止して、伝搬時間を測定するので、伝搬時間の測定
を誤ることが無くなる。
【0118】第3実施形態 図13は、本発明の第3実施形態による送信タイミング
制御回路の構成図であり、図6中の構成要素と実質的に
同一の要素には同一の符号を附している。
【0119】図13の送信タイミング制御回路が図6の
送信タイミング制御回路と異なる点は、最大伝搬時間メ
モリ回路140に過去の最大伝搬時間をメモリしてお
き、全てのMS(i)の純粋な伝搬時間の最大の時間が
過去の最大伝搬時間よりも長い場合は、最大伝搬時間を
更新することである。但し、最大伝搬時間が所定の時間
(例えば、1.5スロット)を越えないようにする。こ
れは、あるMS(i)伝搬時間測定回路62#iが伝搬
時間の測定を誤った恐れがあるからである。
【0120】最大伝搬時間メモリ回路140は、MS
(i)伝搬時間測定回路62#iが測定した伝搬時間か
ら送信タイミング遅延量を除去して、MS(i)とBS
との間の送信タイミングが制御されていない純粋な伝搬
時間を算出する。そして、全てのMS(i)(i=1〜
n)の純粋な伝搬時間の最大値が過去の記憶されている
伝搬時間よりも長い場合には、データを最大値に更新す
る共に、更新した伝搬時間を基準伝搬時間として出力す
る。
【0121】全てのMS(i)の純粋な伝搬遅延時間よ
りも過去の記憶されている伝搬遅延時間よりも短いとき
は、データを更新せずに、過去の記憶されている伝搬時
間を基準伝搬時間として出力する。
【0122】尚、最大伝搬時間メモリ回路140には、
BS20#jがMS(i)と通信するエリアであるゾー
ン内のBS20#jから離間する位置にMS(i)が位
置したとしたときに伝搬時間を予め算出しておき、その
伝搬時間から最大伝搬時間を固定的に記憶しておいても
よい。
【0123】第4実施形態 図14は、本発明の第4実施形態によるMS(i)送信
タイミングシンボル算出回路の構成図である。
【0124】図14のMS(i)送信タイミングシンボ
ル算出回路は、直前のMS(i)の送信タイミング遅延
量からのずれの方向(遅らす又は進める)とずれ量とを
送信タイミングシンボルとした点で、MS(i)とBS
間の純粋の伝搬時間と基準遅延時間との差分の遅らせる
時間を送信タイミングシンボルとした図7のMS(i)
送信タイミングシンボル算出回路72#iと異なる。
【0125】図15は、送信タイミングシンボルの構成
例である。図15に示すように、送信タイミングシンボ
ルは、直前の送信遅延量からのずれの方向を示す符号ビ
ット(例えば、「0」が直前よりも遅延させる、「1」
が直前よりも進ませる)とずれ量を示す遅延ビットから
構成される。これにより、送信タイミングシンボルのビ
ット数を低減することができ、スロットを有効に使用す
ることができる。
【0126】図16は、本発明の第4実施形態によるM
S(i)中のベースバンド信号処理部の構成図であり、
図9のベースバンド信号処理部と実質的に同一の構成要
素には同一の符号を附している。
【0127】図16のベースバンド信号処理部は、直前
の送信タイミング遅延量を送信タイミング遅延量メモリ
回路162にメモリすること、加算器164によりデフ
レーム化回路106から出力される送信タイミングシン
ボルと送信タイミング遅延量メモリ162にメモリされ
た直前の送信遅延量とを加算して、送信タイミング遅延
量を算出するようにしたことが、図9のベースバント信
号処理部と異なる。
【0128】以下、図14及び図15の動作説明をす
る。
【0129】図14中の比較回路150#iは、MS
(i)伝搬時間と基準伝搬時間信号とを比較して、図6
中のMS(i)伝搬遅延時間測定回路62#iと同様に
構成された回路から出力されたMS(i)伝搬時間が基
準伝搬時間検出回路68から出力された基準伝搬時間よ
りも小さいときは、例えば、「0」を出力し、MS
(i)伝搬時間が基準伝搬時間よりも大きいときは、例
えば、「1」を出力する。差分抽出回路152#iは、
│MS(i)伝搬時間−基準伝搬時間│を算出する。
【0130】送信タイミングシンボルフレーム化回路1
54は、比較回路150#iの出力信号を図15に示す
符号ビットに設定する。そして、差分抽出回路152#
iの出力ビット値が、図15に示す遅延ビットの最大値
よりも大きいとき、その最大値を遅延ビットに設定す
る。
【0131】また、出力ビット値が、遅延ビットの最大
値以下ならば、差分抽出回路152#iの出力ビットを
遅延ビットに設定して、符号+遅延ビットをMS(i)
送信タイミングシンボル信号として、図3中のフレーム
化回路52#iと同様に構成される回路に出力する。
【0132】加算器156#iは、MS(i)送信タイ
ミング遅延量とMS(i)送信タイミングシンボル信号
とを加算して、加算結果を、MS(i)送信タイミング
遅延量メモリ回路70#iに書き込む。
【0133】図16中の送信タイミング遅延量メモリ回
路162には、送信タイミング制御される前は0、送信
タイミング制御されると、直前の送信タイミング遅延量
がメリされている。
【0134】加算器164は、デフレーム化回路106
より入力される図15で示される符号ビットと遅延ビッ
トからなる送信タイミングシンボルと、送信タイミング
遅延量メモリ回路162から出力される前回の送信タイ
ミング遅延量とを加算して、今回の送信タイミング遅延
量を送信タイミング遅延量メモリ回路162及び送信タ
イミング制御回路120に出力する。
【0135】送信タイミング遅延量メモリ回路162
は、今回の送信タイミング遅延量をメモリする。送信タ
イミング制御回路120は、加算器164から入力され
た送信タイミング遅延量に従って、フレーム化回路11
6により生成されるスロットを遅延させる。このように
して、遅延ビットの単位で、徐々に送信制御され、最終
的は、全てのMS(i)からの上りスロットが同時に受
信される方向に収束する。これにより、送信タイミング
シンボルのビット数を少なくすることができ、スロット
を有効に使用することができる。
【0136】尚、本実施形態では、遅延ビットを使用す
る送信タイミングシンボルとしたが、遅延ビットを使用
せずに符号ビットのみで送信タイミングシンボルとする
ことも可能である。
【0137】この場合は、符号ビットが「0」のとき、
前回よりも1マスタクロックだけ遅延させて送信し、符
号ビットが「1」のとき、前回よりも1マスタクロック
だけ早く送信するようにすればよい。
【0138】また、送信タイミング遅延量メモリ回路1
62には、符号ビットが「0」のとき、1加算して、符
号ビットが「1」のとき、1減算するようにする。これ
により、送信タイミングシンボルのビット数が最小にな
りスロットを有効に使用することができる。
【0139】第5実施形態 図17は、本発明の第5実施形態による送信タイミング
制御回路の構成図であり、図6中の構成要素と実質的に
同一の構成要素には同一の符号を符している。図17の
送信タイミング制御回路は、図3中の復調回路40#i
における各MS(i)からの上り信号の逆拡散タイミン
グの時刻からMS(i)の伝搬時間を測定するが、図4
の送信タイミング制御回路は、基準シンボル送信タイミ
ングと応答シンボル受信タイミングからMS(i)の伝
搬時間を測定する点で異なる。ここで、逆拡散タイミン
グとは、MS(i)からの上り信号が拡散された拡散コ
ードの所定のビット位置、例えば、拡散コードの先頭ビ
ットの位置が検出されたタイミングをいう。
【0140】図17に示すように、送信タイミング制御
回路は、MS(i)逆拡散タイミングメモリ回路170
#i(i=1〜n)、基準逆拡散タイミング検出回路1
72、MS(i)送信タイミング遅延量メモリ回路70
#i及びMS(i)送信タイミングシンボル算出回路7
2#iを有する。
【0141】MS(i)逆拡散タイミングメモリ回路1
70#iは、図3の復調回路40#iと同様に構成され
る回路から入力されたMS(i)逆拡散タイミング信号
が有効になった逆拡散タイミング時刻をメモリする。逆
拡散タイミング時刻は、BS20#jが有する時計の時
刻などである。
【0142】基準逆拡散タイミング検出回路172は、
MS(i)逆拡散タイミングメモリ回路170#iにメ
モリされた逆拡散タイミング時刻とMS(i)送信タイ
ミング遅延量メモリ70#iにメモリされたMS(i)
送信タイミング遅延量から、MS(i)とBS20#j
との間の送信タイミング制御されていない純粋な逆拡散
タイミング時刻を求める。そして、これらの逆拡散タイ
ミング時刻の最も遅い時刻を基準逆拡散タイミング時刻
とする。
【0143】MS(i)送信タイミングシンボル算出回
路174#iは、MS(i)逆拡散タイミングメモリ回
路170#iにメモリされた逆拡散タイミング時刻と、
基準逆拡散タイミング時刻とから、基準逆拡散タイミン
グ時刻とMS(i)とBS20#jとの間の送信タイミ
ング制御されていない純粋な逆拡散タイミング時刻との
差分を求めて、MS(i)送信タイミングシンボル信号
として出力する。
【0144】図18は、下り信号(BS→MS)のフレ
ーム、スロットの構成例を示す図である。図18の各ス
ロットは、図4に示したスロットから基準シンボルを設
定する領域を削除した点が異なる。
【0145】図19は、上り信号(MS→BS)のフレ
ーム、スロットの構成例を示す図である。図19の各ス
ロットは、図5に示したスロットから応答シンボルを設
定する領域を削除した点が異なる。
【0146】以下、図17の送信タイミング制御回路の
動作説明をする。
【0147】図20は、図17の送信タイミング制御回
路のタイムチャートである。
【0148】図2と同様に構成されるBS20#jは、
送信タイミング制御がされるまでの間は、図18に示す
下りの各スロットの送信タイミングシンボルに固定遅延
量を示す値(例えば、0)を設定して、各MS(i)に
同時に下りスロットを送信する。
【0149】図8と同様に構成されるMS(i)は、下
りのスロットを受信した後、図20のように構成した各
上りスロットを、図18に示すように、送信タイミング
シンボルが示す遅延量だけ遅延して、BS20#jに送
信する。
【0150】この時点では、送信タイミングシンボルが
固定遅延量を示す値なので、MS(i)は、下りスロッ
トを受信した後、固定遅延量だけ遅延して、BS20#
jに送信する。
【0151】図3中のBS20#j中の復調回路40#
iは、MS(i)からの上り信号を逆拡散して、逆拡散
タイミングを検出すると、MS(i)逆拡散タイミング
信号を有効にして、図17中のMS(i)逆拡散タイミ
ングメモリ回路170#iに出力する。図17中のMS
(i)逆拡散タイミングメモリ回路170#iは、MS
(i)逆拡散タイミング時刻をメモリする。
【0152】MS(i)逆拡散タイミング時刻t(i)
は、BS20#jが上りスロットを送信した時刻T0+
下り伝搬時間Ttx(i)+固定遅延量+上り伝搬時間T
RX(i)+上りスロットの先頭ビットから拡散コードの
先頭コードのビット位置までの時間となる。
【0153】基準逆拡散タイミング検出回路172は、
MS(i)逆拡散タイミング時刻とMS(i)送信タイ
ミング遅延量とから、MS(i)とBS20#jとの間
の送信タイミング制御されていない純粋な逆拡散タイミ
ング時刻を求める。そして、これらの純粋な逆拡散タイ
ミング時刻の最も遅い時刻を基準逆拡散タイミング時刻
drefとする。
【0154】MS(i)送信タイミングシンボル算出回
路174#iは、MS(i)逆拡散タイミングメモリ回
路170#iにメモリされた逆拡散タイミング時刻とM
S(i)送信タイミング遅延量から純粋な逆拡散タイミ
ング時刻を求める。
【0155】そして、基準逆拡散タイミング時刻と純粋
な逆拡散タイミング時刻との差分時間α(i)を求め
て、MS(i)送信タイミングシンボル信号として図3
のフレーム化回路52#iと同様に構成された回路に出
力すると共に、MS(i)送信タイミング遅延量メモリ
回路70#iに出力する。MS(i)送信タイミング遅
延量メモリ回路70#iは、差分時間α(i)をメモリ
する。
【0156】この差分時間は、送信タイミング制御され
ていないMS(i)の中で最も遅く到達する上り信号の
逆拡散タイミング時刻と各MS(i)の上り信号の逆拡
散タイミングとの差分時間である。
【0157】図3のフレーム化回路52#iと同様に構
成される回路は、MS(i)送信タイミングシンボル信
号を図18で示されるスロットの送信タイミングシンボ
ルに設定して、パイロットシンボルなどの制御シンボル
やデータシンボルと共に、上り信号をMS(i)に送信
する。
【0158】MS(i)は、上り信号を受信した後、固
定遅延量+送信タイミングシンボルで示される遅延量だ
け、下りスロットをBS20#jに送信する。BS20
#i中の復調回路40#iは、MS(i)からの上り信
号を逆拡散する。
【0159】この時、MS(i)からの上り信号はMS
(i)とBS20#jとの間の伝搬時間に従って、最も
遅くBS20#jに到達する上り信号と同時に到達する
ように、送信制御されているので、全てのMS(i)の
到達時刻は同じになり、逆拡散タイミング時刻は全て同
じになって干渉を生ずることがない。
【0160】第6実施形態 図21は、本発明の第6実施形態による送信タイミング
制御回路の構成図であり、図6中の構成要素と実質的に
同一の構成要素には同一の符号を符している。図21の
送信タイミング制御回路は、図3中の復調回路40#i
におけるMS(i)からの上り信号の逆拡散タイミング
信号がMS(i)伝搬時間測定回路62#iに入力され
ると、カウンタ66#iのカウント動作をストップす
る。
【0161】一方、図6の送信タイミング制御回路は、
応答シンボルのタイミング信号がMS(i)伝搬時間測
定回路62#iに入力されると、カウンタ66#iのカ
ウント動作をストップする点で図21の送信タイミング
制御回路と異なる。
【0162】図22は、図21の送信タイミング制御回
路のタイムチャートである。
【0163】MS(i)逆拡散タイミング信号は、送信
タイミング制御されていない場合、MS(i)とBS2
0#jとの間の伝搬時間だけ遅れる。そこで、MS
(i)伝搬時間測定回路62#iは、下りスロットの所
定のビット位置、例えば、スロットの先頭のタイミング
で、送信タイミング信号を有効にして、カウンタ66#
iをリセットして、カウント動作を開始する。
【0164】MS(i)逆拡散タイミング信号が有効に
なると、カウンタ66#iのカウント動作をストップし
て、MS(i)伝搬時間を測定する。その他の点につい
ては、図6と実質的に同一なので説明を省略する。
【0165】第7実施形態 図23は、本発明の第7実施形態による送信タイミング
制御回路の構成図であり、図13中の構成要素と実質的
に同一の構成要素には同一の符号を符している。図23
の送信タイミング制御回路は、第6実施形態と同様に、
図3中の復調回路40#iにおけるMS(i)からの上
り信号の逆拡散タイミング信号がMS(i)伝搬時間測
定回路62#iに入力されると、カウンタ66#iのカ
ウント動作をストップする点で、図13の送信タイミン
グ制御回路と異なる。
【0166】図23中のMS(i)伝搬時間測定回路6
2#iの動作は、図21中のものと実質的に同一なので
説明を省略する。また、他の点についてもは、図21中
のものと実質的に同一なので説明を省略する。
【0167】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
BSがMSからの上り信号を同時に受信できるようMS
側で遅延させて送信するので、BSにおいて、各MSの
受信信号が干渉することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の基地局の実施形態を示す図である。
【図3】図2中のベースバンド信号処理部の構成図であ
る。
【図4】下り信号(基地局→移動局)のフレーム、スロ
ットの構成例を示す図である。
【図5】上り信号(移動局→基地局)のフレーム、スロ
ットの構成例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態による図3中の送信タイ
ミング制御回路の構成図である。
【図7】図6中のMS(i)送信タイミングシンボル算
出回路の構成図である。
【図8】本発明の移動局の実施形態を示す図である。
【図9】本発明の第1実施形態による図8中のベースバ
ンド信号処理部の構成図である。
【図10】本発明の第1実施形態のタイムチャートであ
る。
【図11】本発明の第2実施形態による送信タイミング
制御回路の構成図である。
【図12】基準シンボル(4ビット)の一例を示す図で
ある。
【図13】本発明の第3実施形態による送信タイミング
制御回路の構成図である。
【図14】本発明の第4実施形態によるMS(i)送信
タイミングシンボル算出回路の構成図である。
【図15】送信タイミングシンボルを示す図である。
【図16】本発明の第4実施形態によるMS(i)中の
ベースバンド信号処理部の構成図である。
【図17】本発明の第5実施形態による送信タイミング
制御回路の構成図である。
【図18】下り信号(基地局→移動局)のフレーム、ス
ロットの構成例を示す図である。
【図19】上り信号(移動局→基地局)のフレーム、ス
ロットの構成例を示す図である。
【図20】図17の送信タイミング制御回路のタイムチ
ャートである。
【図21】本発明の第6実施形態による送信タイミング
制御回路の構成図である。
【図22】図21の送信タイミング制御回路のタイムチ
ャートである。
【図23】本発明の第7実施形態による送信タイミング
制御回路の構成図である。
【符号の説明】
2#i(i=1〜n) MS 4 第1送信手段 6 受信手段 8 第1算出手段 10 第2算出手段 12 第2送信手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE02 EE21 EE36 5K028 AA02 BB06 CC02 CC05 DD01 DD02 NN43 SS24 5K047 AA11 BB01 GG34 HH15 JJ08 MM02 MM11 MM24 MM56 5K067 AA03 BB04 BB21 CC00 CC10 DD25 EE02 EE10 EE22 EE72 GG01 GG11 HH00 HH22 HH23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動局との間で通信をする基地局
    であって、 第1下りフレームを前記各移動局に送信する第1送信手
    段と、 上りフレームを前記各移動局から受信する受信手段と、 前記第1下りフレームを送信した基準時刻から前記受信
    手段が前記上りフレームの基準位置を受信するまでの各
    第1時間に基づいて、前記各移動局毎との間の伝搬遅延
    時間を示す各第2時間を算出する第1算出手段と、 前記各第2時間と、前記全ての移動局の前記第2時間よ
    りも小さくない基準遅延時間との差分時間を算出する第
    2算出手段と、 前記各差分時間に基づき、前記各移動局が第2下りフレ
    ームの送信基準となる信号を受信してから上りフレーム
    を送信するまでの遅延量を示す送信タイミングシンボル
    を含む前記第2下りフレームを前記各移動局に送信する
    第2送信手段と、 を具備したことを特徴とする基地局。
  2. 【請求項2】 前記第1送信手段は、基準シンボルを含
    む前記第1下りフレームを前記各移動局に送信し、 前記第1時間は、前記第1下りフレームを送信した基準
    時刻から前記基準シンボルに対する前記上りフレームの
    所定の位置に設定された応答シンボルを受信するまでの
    時間であることを特徴とする請求項1記載の基地局。
  3. 【請求項3】 複数の移動局との間で通信をする基地局
    であって、 第1下りフレームを前記各移動局に送信する第1送信手
    段と、 上りフレームを前記各移動局から受信する受信手段と、 前記各移動局の直前の送信タイミング遅延量を記憶する
    記憶手段と、 前記第1下りフレームを送信した基準時刻から前記受信
    手段が前記上りフレームの基準位置を受信するまでの各
    第1時間と前記各送信タイミング遅延量とに基づいて、
    前記各送信タイミング遅延量を除いた前記各移動局毎と
    の間の伝搬遅延時間を示す第2時間を算出する第1算出
    手段と、 前記各第2時間と、前記全ての移動局の前記第2時間よ
    りも小さくない基準遅延時間との差分時間を算出する第
    2算出手段と、 前記各差分時間に基づいて、前記各移動局が第2下りフ
    レームの送信基準となる信号を受信してから上りフレー
    ムを送信するまでの時間の前記直前の送信タイミング遅
    延量からのずれの遅延量を示す送信タイミングシンボル
    を含む前記第2下りフレームを前記各移動局に送信する
    第2送信手段と、 前記各送信タイミングシンボルと前記直前の各送信タイ
    ミング遅延量とに基づいて、前記記憶手段に記憶された
    前記各送信タイミング遅延量を更新する更新手段と、 を具備したことを特徴とする基地局。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2下りフレーム及び前記上
    りフレームは、複数のスロットで構成され、前記第1下
    りフレームの前記各スロットの所定の第1エリアには、
    互いに異なる基準シンボルが設定され、前記第2下りフ
    レームの前記各スロットの所定の第2エリアには、前記
    送信タイミングシンボルが設定され、前記上りフレーム
    の前記各スロットの所定の第3エリアには、互いに異な
    る応答シンボルが設定され、 前記第1算出手段は、前記応答シンボルが前記基準シン
    ボルに対する期待応答シンボルに一致するとき、前記第
    1時間を算出することを特徴とする請求項2記載の基地
    局。
  5. 【請求項5】 前記第1算出手段は、前記基準時刻に基
    づいてカウント動作を開始し、前記応答シンボルの受信
    タイミングに基づいてカウント動作を停止するカウンタ
    を前記各移動局毎に具備したことを特徴とする請求項2
    記載の基地局。
  6. 【請求項6】 前記各遅延タイミングシンボルは、前記
    直前の送信タイミング遅延量を増加させる及び減少させ
    るのいずれか一方を示す符号ビットとずれ量を示す遅延
    ビットからなることを特徴とする請求項3記載の基地
    局。
  7. 【請求項7】 前記各遅延タイミングシンボルは、前記
    直前の送信タイミング遅延量を所定時間だけ増加させる
    及び減少させるのいずれか一方を示す符号ビットのみか
    らなることを特徴とする請求項3記載の基地局。
  8. 【請求項8】 前記第2算出手段は、 直前の前記基準遅延時間を記憶する記憶手段と、 前記全ての移動局の前記第2時間の最大値と前記記憶手
    段に記憶された前記基準遅延時間とを比較にして、比較
    結果に基づいて、前記基準遅延時間を更新する更新手段
    と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載の基地局。
  9. 【請求項9】 符号分割多重接続方式により複数の移動
    局と通信をする基地局であって、 前記各移動局用の第1拡散コードにより拡散変調をし
    て、第1下りフレームを送信する第1送信手段と、 前記各移動局より拡散された上りフレームを受信して、
    前記各移動局用の第2拡散コードにより逆拡散する受信
    手段と、 前記受信手段が前記各上りフレームを逆拡散して相関が
    得られたときの前記第2拡散コードの所定ビットによる
    逆拡散時刻である各第1逆拡散タイミング時刻を記憶す
    る記憶手段と、 前記各第1逆拡散タイミング時刻に基づいて、前記各移
    動局との間の伝搬遅延による各第2逆拡散タイミング時
    刻を算出し、前記全ての第2逆拡散タイミング時刻より
    も早くない基準逆拡散時刻を算出する第1算出手段と、 前記第2逆拡散タイミング時刻と前記基準逆拡散時刻と
    の差分時間を算出する第2算出手段と、 前記各差分時間に基づき、前記各移動局が第2下りフレ
    ームの送信基準となる信号を受信してから上りフレーム
    を送信するまでの遅延量を示す送信タイミングシンボル
    を含む前記第2下りフレームを前記各移動局に送信する
    第2送信手段と、 を具備したことを特徴とする基地局。
  10. 【請求項10】 符号分割多重接続方式により複数の移
    動局と通信をする基地局であって、 前記各移動局用の第1拡散コードにより拡散変調をし
    て、第1下りフレームを送信する第1送信手段と、 前記各移動局より拡散された上りフレームを受信して、
    前記各移動局用の第2拡散コードにより逆拡散する受信
    手段と、 前記第1下りフレームを送信した基準時刻から前記受信
    手段が前記各上りフレームを逆拡散して相関が得られた
    ときの前記第2拡散コードの所定ビットによる逆拡散時
    刻までの各第1時間に基づいて、前記各移動局毎との間
    の伝搬遅延時間を示す第2時間を算出する第1算出手段
    と、 前記各第2時間と、全ての移動局の前記第2時間よりも
    小さくない基準遅延時間との差分時間を算出する第2算
    出手段と、 前記各差分時間に基づき、前記各移動局が第2下りフレ
    ームの送信基準となる信号を受信してから上りフレーム
    を送信するまでの遅延量を示す送信タイミングシンボル
    を含む前記第2下りフレームを前記各移動局に送信する
    第2送信手段と、 を具備したことを特徴とする基地局。
  11. 【請求項11】 基地局と通信をする移動局であって、 前記基地局から送信された下りフレームに設定された送
    信タイミングシンボルを取り出す抽出手段と、 制御信号に基づいて、所望の時間だけ遅延させる可変遅
    延手段と、 前記下りフレームの送信基準の信号を受信してから、前
    記送信タイミングシンボルにより指示される第1送信タ
    イミング遅延量に基づいて、前記制御信号を出力する送
    信タイミング制御手段と、 を具備したことを特徴とする移動局。
  12. 【請求項12】 前記送信タイミング制御手段は、 前回の第2送信タイミング遅延量を記憶する記憶手段
    と、 前記第1送信タイミング遅延量と前記第2送信タイミン
    グ遅延量とを加算して、今回の第3送信タイミング遅延
    量を算出する算出手段と、 前記第3送信タイミング遅延量に基づいて、前記制御信
    号を出力する制御手段と、 前記記憶手段に記憶された前記第2送信タイミング遅延
    量を前記第3送信タイミング遅延量に更新する更新手段
    と、 を具備したことを特徴とする請求項11記載の移動局。
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