JPH07254867A - Ｃｄｍａ通信方式及び方法 - Google Patents
Ｃｄｍａ通信方式及び方法Info
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- JPH07254867A JPH07254867A JP6986794A JP6986794A JPH07254867A JP H07254867 A JPH07254867 A JP H07254867A JP 6986794 A JP6986794 A JP 6986794A JP 6986794 A JP6986794 A JP 6986794A JP H07254867 A JPH07254867 A JP H07254867A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
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- H04B7/204—Multiple access
- H04B7/216—Code division or spread-spectrum multiple access [CDMA, SSMA]
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04W56/0055—Synchronisation arrangements determining timing error of reception due to propagation delay
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- H04W56/007—Open loop measurement
- H04W56/0075—Open loop measurement based on arrival time vs. expected arrival time
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/24—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
- H04B7/26—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
- H04B7/2662—Arrangements for Wireless System Synchronisation
- H04B7/2668—Arrangements for Wireless Code-Division Multiple Access [CDMA] System Synchronisation
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- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J13/00—Code division multiplex systems
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/02—Details
- H04J3/06—Synchronising arrangements
- H04J3/0635—Clock or time synchronisation in a network
- H04J3/0682—Clock or time synchronisation in a network by delay compensation, e.g. by compensation of propagation delay or variations thereof, by ranging
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各移動局から基地局への通信における伝幡距
離の違いによる拡散パターンの位相ずれを補正すること
ができるようにして、通信感度の向上を図ったＣＤＭＡ
通信方式及び方法を提供する。 【構成】 受信手段側に、拡散パターン発生部２３、同
期部２４、及び拡散復調部２５を有し、送信手段側に、
拡散変調部１３を有する基地局１と、受信手段側に、拡
散パターン発生部４２、同期部４３、及び拡散復調部４
４を有し、送信手段側に、拡散変調部５５を有する移動
局４とを備えるＣＤＭＡ通信方式において、基地局１
に、拡散パターン発生部２３からの拡散パターンＰと受
信スペクトル拡散信号Ｓ４との同期のずれを示す遅延情
報Ｄを同期部２４から得、この遅延情報Ｄを送信信号Ｓ
１に挿入する遅延情報作成手段３２，３４を設け、移動
局４に、基地局１からの遅延情報Ｄに基づいて拡散変調
部５５の拡散変調動作を速める送信同期制御手段５８，
５９，６０を設けた。
離の違いによる拡散パターンの位相ずれを補正すること
ができるようにして、通信感度の向上を図ったＣＤＭＡ
通信方式及び方法を提供する。 【構成】 受信手段側に、拡散パターン発生部２３、同
期部２４、及び拡散復調部２５を有し、送信手段側に、
拡散変調部１３を有する基地局１と、受信手段側に、拡
散パターン発生部４２、同期部４３、及び拡散復調部４
４を有し、送信手段側に、拡散変調部５５を有する移動
局４とを備えるＣＤＭＡ通信方式において、基地局１
に、拡散パターン発生部２３からの拡散パターンＰと受
信スペクトル拡散信号Ｓ４との同期のずれを示す遅延情
報Ｄを同期部２４から得、この遅延情報Ｄを送信信号Ｓ
１に挿入する遅延情報作成手段３２，３４を設け、移動
局４に、基地局１からの遅延情報Ｄに基づいて拡散変調
部５５の拡散変調動作を速める送信同期制御手段５８，
５９，６０を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星通信等で用いられ
るＣＤＭＡ通信方式及び方法に関する。
るＣＤＭＡ通信方式及び方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】衛星通信では、各地球局（地上の無線
局）が衛星を介して他のどの地球局とも直接通信するこ
とができ、地球局設備さえあれば衛星が見える範囲でど
こからでも衛星通信網を利用することができるという長
所がある。このような長所は、複数の地球局が１つの衛
星にアクセスする「多元接続（Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃ
ｃｅｓｓ）」という技術を用いることから生まれる。こ
のような多元接続通信方式として、周波数分割多元接続
方式（ＦＤＭＡ）と、時分割多元接続方式（ＴＤＭＡ）
と、符号分割多元接続方式（以下、「ＣＤＭＡ（Ｃｏｄ
ｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓ
ｓ）通信方式」という）とがある。
局）が衛星を介して他のどの地球局とも直接通信するこ
とができ、地球局設備さえあれば衛星が見える範囲でど
こからでも衛星通信網を利用することができるという長
所がある。このような長所は、複数の地球局が１つの衛
星にアクセスする「多元接続（Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃ
ｃｅｓｓ）」という技術を用いることから生まれる。こ
のような多元接続通信方式として、周波数分割多元接続
方式（ＦＤＭＡ）と、時分割多元接続方式（ＴＤＭＡ）
と、符号分割多元接続方式（以下、「ＣＤＭＡ（Ｃｏｄ
ｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓ
ｓ）通信方式」という）とがある。
【０００３】ＣＤＭＡ通信方式は、各地球局に特定の符
号を割り当て、信号をこの符号を使って変調して送信
し、受信側でこの符号に基づいて信号を識別する方式で
ある。このＣＤＭＡ通信方式では、１地球局当たりの通
信量は少ないが、加入者が多い場合に適しており、ま
た、干渉や妨害に強いという長所がある。一つの基地局
が複数の移動局と通信を行う移動体のＣＤＭＡ通信方式
においても同様の長所がある。
号を割り当て、信号をこの符号を使って変調して送信
し、受信側でこの符号に基づいて信号を識別する方式で
ある。このＣＤＭＡ通信方式では、１地球局当たりの通
信量は少ないが、加入者が多い場合に適しており、ま
た、干渉や妨害に強いという長所がある。一つの基地局
が複数の移動局と通信を行う移動体のＣＤＭＡ通信方式
においても同様の長所がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一つの基地局
が複数の移動局と通信を行う移動体のＣＤＭＡ通信方式
では、通信の劣化は各移動局の通信に用いる拡散パター
ンの同期状態に左右される。すなわち、基地局から移動
局への通信においては、各移動局向けの送信信号の拡散
パターンの同期は基地局で取ることができるが、各移動
局から基地局への送信では、各移動局毎に基地局までの
伝幡距離が異なるため、拡散パターンの同期がとれず、
通信が劣化するという問題があった。
が複数の移動局と通信を行う移動体のＣＤＭＡ通信方式
では、通信の劣化は各移動局の通信に用いる拡散パター
ンの同期状態に左右される。すなわち、基地局から移動
局への通信においては、各移動局向けの送信信号の拡散
パターンの同期は基地局で取ることができるが、各移動
局から基地局への送信では、各移動局毎に基地局までの
伝幡距離が異なるため、拡散パターンの同期がとれず、
通信が劣化するという問題があった。
【０００５】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
もので、各移動局から基地局への通信における伝幡距離
の違いによる拡散パターンの位相ずれを補正することが
できるようにして、通信感度の向上を図ったＣＤＭＡ通
信方式及びＣＤＭＡ通信方法の提供を目的とする。
もので、各移動局から基地局への通信における伝幡距離
の違いによる拡散パターンの位相ずれを補正することが
できるようにして、通信感度の向上を図ったＣＤＭＡ通
信方式及びＣＤＭＡ通信方法の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のＣＤＭＡ通信方式は、受信手段側に、一定
のタイミングで拡散パターンを発生する第一の拡散パタ
ーン発生部と、受信されたスペクトル拡散信号の受信タ
イミングに合せて拡散パターンを出力する第一の同期部
と、この第一の同期部からの拡散パターンよって上記受
信スペクトル拡散信号を拡散復調する第一の拡散復調部
とを有し、送信手段側に、上記第一の拡散パターン発生
部からの拡散パターンによって送信信号を拡散変調して
スペクトル拡散信号を送信する第一の拡散変調部を有す
る基地局と、受信手段側に、一定のタイミングで拡散パ
ターンを発生する第二の拡散パターン発生部と、上記基
地局から受信したスペクトル拡散信号の受信タイミング
に合せて上記拡散パターンを出力する第二の同期部と、
この第二の同期部からの拡散パターンにより上記受信ス
ペクトル拡散信号を拡散復調する第二の拡散復調部とを
有し、送信手段側に、上記第二の拡散パターン発生部か
らの拡散パターンを用いて送信信号を拡散変調してスペ
クトル拡散信号を上記基地局に送信する第二の拡散変調
部を有する移動局と、を備えるＣＤＭＡ通信方式におい
て、上記基地局に、上記第一の拡散パターン発生部から
の拡散パターンと上記受信スペクトル拡散信号との同期
のずれを示す遅延情報を上記第一の同期部から得、この
遅延情報を上記送信信号に挿入する遅延情報作成手段を
設け、上記移動局に、上記基地局からの遅延情報に基づ
いて、上記第二の拡散変調部の拡散変調動作を速める送
信同期制御手段を設けた、構成としてある。
め、本発明のＣＤＭＡ通信方式は、受信手段側に、一定
のタイミングで拡散パターンを発生する第一の拡散パタ
ーン発生部と、受信されたスペクトル拡散信号の受信タ
イミングに合せて拡散パターンを出力する第一の同期部
と、この第一の同期部からの拡散パターンよって上記受
信スペクトル拡散信号を拡散復調する第一の拡散復調部
とを有し、送信手段側に、上記第一の拡散パターン発生
部からの拡散パターンによって送信信号を拡散変調して
スペクトル拡散信号を送信する第一の拡散変調部を有す
る基地局と、受信手段側に、一定のタイミングで拡散パ
ターンを発生する第二の拡散パターン発生部と、上記基
地局から受信したスペクトル拡散信号の受信タイミング
に合せて上記拡散パターンを出力する第二の同期部と、
この第二の同期部からの拡散パターンにより上記受信ス
ペクトル拡散信号を拡散復調する第二の拡散復調部とを
有し、送信手段側に、上記第二の拡散パターン発生部か
らの拡散パターンを用いて送信信号を拡散変調してスペ
クトル拡散信号を上記基地局に送信する第二の拡散変調
部を有する移動局と、を備えるＣＤＭＡ通信方式におい
て、上記基地局に、上記第一の拡散パターン発生部から
の拡散パターンと上記受信スペクトル拡散信号との同期
のずれを示す遅延情報を上記第一の同期部から得、この
遅延情報を上記送信信号に挿入する遅延情報作成手段を
設け、上記移動局に、上記基地局からの遅延情報に基づ
いて、上記第二の拡散変調部の拡散変調動作を速める送
信同期制御手段を設けた、構成としてある。
【０００７】また、請求項２記載のＣＤＭＡ通信方式で
は、上記遅延情報作成手段を、同期部からの遅延情報を
送信信号の情報の間に時分割で挿入するＣＰＵで構成し
てある。さらに、請求項３記載のＣＤＭＡ通信方式で
は、上記送信同期制御手段を、受信信号から上記遅延情
報を検出する遅延情報検出部と、上記遅延情報が格納さ
れこの遅延情報に基づいて上記第二の拡散パターン発生
部からの拡散パターンを速めて上記第二の拡散変調部に
出力する遅延回路と、この遅延回路に遅延情報を格納す
るＣＰＵとを備える構成としてある。
は、上記遅延情報作成手段を、同期部からの遅延情報を
送信信号の情報の間に時分割で挿入するＣＰＵで構成し
てある。さらに、請求項３記載のＣＤＭＡ通信方式で
は、上記送信同期制御手段を、受信信号から上記遅延情
報を検出する遅延情報検出部と、上記遅延情報が格納さ
れこの遅延情報に基づいて上記第二の拡散パターン発生
部からの拡散パターンを速めて上記第二の拡散変調部に
出力する遅延回路と、この遅延回路に遅延情報を格納す
るＣＰＵとを備える構成としてある。
【０００８】また、本発明のＣＤＭＡ通信方法は、移動
局において、基地局との距離によって変化する移動局絶
対時間を記憶した後、この移動局絶対時間に同期させて
送信信号を基地局に送信し、上記基地局において、上記
移動局絶対時間に上記送信信号の伝幡遅延時間を加わえ
た時間から基地局が有する絶対時間を引いた値を遅延情
報として移動局に送信し、上記移動局において、上記移
動局絶対時間から上記遅延情報を引いた値を新に移動局
絶対時間として記憶した後、この新たな移動局絶対時間
で同期させて送信信号を基地局に送信する、構成として
ある。
局において、基地局との距離によって変化する移動局絶
対時間を記憶した後、この移動局絶対時間に同期させて
送信信号を基地局に送信し、上記基地局において、上記
移動局絶対時間に上記送信信号の伝幡遅延時間を加わえ
た時間から基地局が有する絶対時間を引いた値を遅延情
報として移動局に送信し、上記移動局において、上記移
動局絶対時間から上記遅延情報を引いた値を新に移動局
絶対時間として記憶した後、この新たな移動局絶対時間
で同期させて送信信号を基地局に送信する、構成として
ある。
【０００９】
【作用】本発明によれば、基地局の遅延情報作成手段に
よって、第一の拡散パターン発生部からの拡散パターン
と受信スペクトル拡散信号との同期のずれを示す遅延情
報が上記第一の同期部から得られ、この遅延情報が送信
信号に挿入される。そして、移動局の送信同期制御手段
によって、基地局からの遅延情報に基づいて、第二の拡
散変調部の拡散変調動作が速められる。
よって、第一の拡散パターン発生部からの拡散パターン
と受信スペクトル拡散信号との同期のずれを示す遅延情
報が上記第一の同期部から得られ、この遅延情報が送信
信号に挿入される。そして、移動局の送信同期制御手段
によって、基地局からの遅延情報に基づいて、第二の拡
散変調部の拡散変調動作が速められる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１及び２は、本発明の一実施例に係るＣ
ＤＭＡ通信方式を示すブロック図であり、図１は基地局
を示し、図２は移動局を示している。このＣＤＭＡ通信
方式にはＣＤＭＡ方法も具体化されている。
て説明する。図１及び２は、本発明の一実施例に係るＣ
ＤＭＡ通信方式を示すブロック図であり、図１は基地局
を示し、図２は移動局を示している。このＣＤＭＡ通信
方式にはＣＤＭＡ方法も具体化されている。
【００１１】図１において、基地局１は、送信手段とし
ての復調部１１と、変調部１２と、拡散変調部１３と送
信部１４とを備えている。復調部１１は、図示しない基
地局センターから基地局１にスイッチ３０を介して分配
送信された信号を復調するものであり、変調部１２は移
動局４に送信するこの信号を変調して、その変調信号を
拡散変調部１３に出力する機能を有している。ここで、
拡散パターン発生部２３では、予め設定された絶対時間
ｔ0に同期させて拡散パターンＰを発生している。拡散
変調部１３は、拡散パターン発生部２３からの拡散パタ
ーンＰにより、変調部１２からの変調信号を拡散変調し
て、そのスペクトル拡散信号Ｓ１を送信部１４に出力す
るものであり、送信部１４は、この拡散変調部１３から
のスペクトル拡散信号Ｓ１をデュプレクサ２１とアンテ
ナとを介して移動局４に送信するようになっている。
ての復調部１１と、変調部１２と、拡散変調部１３と送
信部１４とを備えている。復調部１１は、図示しない基
地局センターから基地局１にスイッチ３０を介して分配
送信された信号を復調するものであり、変調部１２は移
動局４に送信するこの信号を変調して、その変調信号を
拡散変調部１３に出力する機能を有している。ここで、
拡散パターン発生部２３では、予め設定された絶対時間
ｔ0に同期させて拡散パターンＰを発生している。拡散
変調部１３は、拡散パターン発生部２３からの拡散パタ
ーンＰにより、変調部１２からの変調信号を拡散変調し
て、そのスペクトル拡散信号Ｓ１を送信部１４に出力す
るものであり、送信部１４は、この拡散変調部１３から
のスペクトル拡散信号Ｓ１をデュプレクサ２１とアンテ
ナとを介して移動局４に送信するようになっている。
【００１２】また、基地局１は、受信手段としての受信
部２２と、拡散復調部２５と、復調部２６とを備えてい
る。デュプレクサ２１は、送信と受信とを切替えてアン
テナに繋ぐためのフィルタであり、受信部２２はこのデ
ュプレクサ２１を介して移動局４から送られてきたスペ
クトル拡散信号Ｓ４を受信するようになっている。ここ
で、拡散パターン発生部２３では、予め設定された絶対
時間ｔ0に同期させて拡散パターンＰを発生し、拡散復
調部２５側にも出力しているが、この拡散パターン発生
部２３と拡散復調部２５との間には、同期部２４が介設
されている。この同期部２４は、拡散パターン発生部２
３にて発生した拡散パターンＰを受信部２２にて受信し
た受信信号Ｓ４に同期させる機能を有している。具体的
には、受信信号Ｓ４の受信タイミングに合せて、拡散パ
ターンＰを拡散復調部２５に出力すると共に、拡散パタ
ーンＰと受信信号Ｓ４との同期のずれを示す遅延情報Ｄ
を出力する。
部２２と、拡散復調部２５と、復調部２６とを備えてい
る。デュプレクサ２１は、送信と受信とを切替えてアン
テナに繋ぐためのフィルタであり、受信部２２はこのデ
ュプレクサ２１を介して移動局４から送られてきたスペ
クトル拡散信号Ｓ４を受信するようになっている。ここ
で、拡散パターン発生部２３では、予め設定された絶対
時間ｔ0に同期させて拡散パターンＰを発生し、拡散復
調部２５側にも出力しているが、この拡散パターン発生
部２３と拡散復調部２５との間には、同期部２４が介設
されている。この同期部２４は、拡散パターン発生部２
３にて発生した拡散パターンＰを受信部２２にて受信し
た受信信号Ｓ４に同期させる機能を有している。具体的
には、受信信号Ｓ４の受信タイミングに合せて、拡散パ
ターンＰを拡散復調部２５に出力すると共に、拡散パタ
ーンＰと受信信号Ｓ４との同期のずれを示す遅延情報Ｄ
を出力する。
【００１３】拡散復調部２５は、受信信号Ｓ４に同期し
た拡散パターンＰによって、受信信号Ｓ４を拡散復調す
るもので、復調部２６は、拡散復調部２５からの拡散復
調信号Ｓ２を復調する機能を有している。この拡散復調
信号は、検出部３３に入力され、検出部３３で自局の信
号かどうか検出され、自局の信号であると検出される
と、スイッチ３０を介して変調部３１に入力されるよう
になっている。そして、その変調信号が変調部３１から
基地局センターに送信されるようになっている。
た拡散パターンＰによって、受信信号Ｓ４を拡散復調す
るもので、復調部２６は、拡散復調部２５からの拡散復
調信号Ｓ２を復調する機能を有している。この拡散復調
信号は、検出部３３に入力され、検出部３３で自局の信
号かどうか検出され、自局の信号であると検出される
と、スイッチ３０を介して変調部３１に入力されるよう
になっている。そして、その変調信号が変調部３１から
基地局センターに送信されるようになっている。
【００１４】このような、基地局１には、遅延情報作成
手段としてのＣＰＵ３２と符号化部３４とが特設されて
いる。ＣＰＵ３２は、同期部２４からの遅延情報Ｄを符
号化部３４に送り、符号化部３４で遅延情報Ｄを符号化
させる機能を有している。そして、ＣＰＵ３２は、スイ
ッチ３０を制御して、図３に示すように、音声情報の間
に時分割で挿入し、変調部１２，拡散変調部１３，送信
部１４を介して、この遅延情報Ｄを移動局４に送信制御
するようになっている。
手段としてのＣＰＵ３２と符号化部３４とが特設されて
いる。ＣＰＵ３２は、同期部２４からの遅延情報Ｄを符
号化部３４に送り、符号化部３４で遅延情報Ｄを符号化
させる機能を有している。そして、ＣＰＵ３２は、スイ
ッチ３０を制御して、図３に示すように、音声情報の間
に時分割で挿入し、変調部１２，拡散変調部１３，送信
部１４を介して、この遅延情報Ｄを移動局４に送信制御
するようになっている。
【００１５】一方、図２に示すように、移動局４は、受
信手段としての受信部４１と、拡散復調部４４と、復調
部４５と、復号部４７とを備えている。受信部４１は、
アンテナとデュプレクサ５７とを介して基地局１からの
スペクトル拡散信号Ｓ１を受信する機能を有している。
ここで、拡散パターン発生部４２では、拡散パターンＱ
を発生し、同期部４３を介して拡散復調部４４に出力し
ている。この同期部４３は、拡散パターンＱを受信部４
１にて受信したスペクトル拡散信号Ｓ１に同期させる機
能を有している。すなわち、受信信号Ｓ１の受信タイミ
ングに合せて、拡散パターンＱを拡散復調部４４に出力
すると共に、受信信号Ｓ１の拡散パターンＱに対する遅
延情報Ｄ１を出力する。拡散復調部４４は、同期部４３
からの拡散パターンＱにより、スペクトル拡散信号Ｓ１
を拡散復調して、その拡散復調信号Ｓ３を復調部４５に
出力する。復調部４５は、拡散復調部４４からの拡散復
調信号Ｓ３を復調して、復号部４７に出力するものであ
り、復号部４７は、復調信号を復号化して、復号化信号
をＤ／Ａ変換部４８に出力するものである。これによ
り、Ｄ／Ａ変換部４８でアナログに変換された音声情報
が、スピーカ４９から音声出力されるようになってい
る。
信手段としての受信部４１と、拡散復調部４４と、復調
部４５と、復号部４７とを備えている。受信部４１は、
アンテナとデュプレクサ５７とを介して基地局１からの
スペクトル拡散信号Ｓ１を受信する機能を有している。
ここで、拡散パターン発生部４２では、拡散パターンＱ
を発生し、同期部４３を介して拡散復調部４４に出力し
ている。この同期部４３は、拡散パターンＱを受信部４
１にて受信したスペクトル拡散信号Ｓ１に同期させる機
能を有している。すなわち、受信信号Ｓ１の受信タイミ
ングに合せて、拡散パターンＱを拡散復調部４４に出力
すると共に、受信信号Ｓ１の拡散パターンＱに対する遅
延情報Ｄ１を出力する。拡散復調部４４は、同期部４３
からの拡散パターンＱにより、スペクトル拡散信号Ｓ１
を拡散復調して、その拡散復調信号Ｓ３を復調部４５に
出力する。復調部４５は、拡散復調部４４からの拡散復
調信号Ｓ３を復調して、復号部４７に出力するものであ
り、復号部４７は、復調信号を復号化して、復号化信号
をＤ／Ａ変換部４８に出力するものである。これによ
り、Ｄ／Ａ変換部４８でアナログに変換された音声情報
が、スピーカ４９から音声出力されるようになってい
る。
【００１６】このような受信手段には、送信同期制御手
段としての検出部４６と、遅延情報検出部５８と、ＣＰ
Ｕ５９と、遅延回路５６とが設けられている。検出部４
６は、復調部４５からの復調信号に基づいて、自己移動
局への「呼」の有無をを検出して、その検出信号をＣＰ
Ｕ５９に出力する機能を有している。ＣＰＵ５９は、検
出部４６からの検出信号が「呼」を示しているときに、
遅延情報検出部５８を駆動させ、遅延情報検出部５８が
復調信号から読取った遅延情報Ｄを遅延回路６０にセッ
トした後、上記復号部４７，Ｄ／Ａ変換部４８，スピー
カ４９の動作を開始させる機能を有している。また、Ｃ
ＰＵ５９は、移動局４の電源ＯＮ後の最初の受信におい
て、同期部４３からの遅延情報Ｄ１を遅延回路６０にセ
ットする機能をも有している。遅延回路６０は、セット
された遅延情報Ｄに基づいて拡散パターン発生部４２か
らの拡散パターンＱを速めて出力させる機能を有してい
る。
段としての検出部４６と、遅延情報検出部５８と、ＣＰ
Ｕ５９と、遅延回路５６とが設けられている。検出部４
６は、復調部４５からの復調信号に基づいて、自己移動
局への「呼」の有無をを検出して、その検出信号をＣＰ
Ｕ５９に出力する機能を有している。ＣＰＵ５９は、検
出部４６からの検出信号が「呼」を示しているときに、
遅延情報検出部５８を駆動させ、遅延情報検出部５８が
復調信号から読取った遅延情報Ｄを遅延回路６０にセッ
トした後、上記復号部４７，Ｄ／Ａ変換部４８，スピー
カ４９の動作を開始させる機能を有している。また、Ｃ
ＰＵ５９は、移動局４の電源ＯＮ後の最初の受信におい
て、同期部４３からの遅延情報Ｄ１を遅延回路６０にセ
ットする機能をも有している。遅延回路６０は、セット
された遅延情報Ｄに基づいて拡散パターン発生部４２か
らの拡散パターンＱを速めて出力させる機能を有してい
る。
【００１７】また、移動局４は、送信手段としての符号
化部５３と、変調部５４と、拡散変調部５５と、送信部
５６とを備えている。符号化部５３は、Ａ／Ｄ変換部５
２でデジタル変換されたマイク５１からの音声情報を符
号化するものであり、変調部５４は、符号化部５３で符
合された符号を変調するものである。拡散変調部５５
は、遅延回路６０からの拡散パターンＱを用いて変調部
５４からの変調信号を拡散変調するものであり、送信部
５６は、拡散変調部５５にて拡散変調したスペクトル拡
散変調信号Ｓ４をデュプレクサ５７，アンテナを介して
基地局１に送信するためのものである。
化部５３と、変調部５４と、拡散変調部５５と、送信部
５６とを備えている。符号化部５３は、Ａ／Ｄ変換部５
２でデジタル変換されたマイク５１からの音声情報を符
号化するものであり、変調部５４は、符号化部５３で符
合された符号を変調するものである。拡散変調部５５
は、遅延回路６０からの拡散パターンＱを用いて変調部
５４からの変調信号を拡散変調するものであり、送信部
５６は、拡散変調部５５にて拡散変調したスペクトル拡
散変調信号Ｓ４をデュプレクサ５７，アンテナを介して
基地局１に送信するためのものである。
【００１８】次に、本実施例の全体的動作について説明
する。図１に示す基地局１において、移動局４からのス
ペクトル拡散信号Ｓ４が、アンテナ，デュプレクサ２１
を介して受信部２２に受信されると、拡散復調部２５に
入力される。ここで、、同期部２４から、受信信号Ｓ４
の受信タイミングに合せて、拡散パターンＰが拡散復調
部２５に出力されると共に、拡散パターンＰと受信信号
Ｓ４との同期のずれを示す遅延情報ＤがＣＰＵ３２に出
力される。そして、拡散復調部２５において、同期部２
４からの拡散パターンＰによって、受信信号Ｓ４が拡散
復調され、その拡散復調信号Ｓ２が復調部２６で復調さ
れた後、検出部３３に入力される。検出部３３におい
て、送信信号が自局の信号かどうか検出され、自局の信
号であると検出されると、スイッチ３０を介して、変調
部３１に入力された後、その変調信号が、変調部３１か
ら基地局センターに送信される。
する。図１に示す基地局１において、移動局４からのス
ペクトル拡散信号Ｓ４が、アンテナ，デュプレクサ２１
を介して受信部２２に受信されると、拡散復調部２５に
入力される。ここで、、同期部２４から、受信信号Ｓ４
の受信タイミングに合せて、拡散パターンＰが拡散復調
部２５に出力されると共に、拡散パターンＰと受信信号
Ｓ４との同期のずれを示す遅延情報ＤがＣＰＵ３２に出
力される。そして、拡散復調部２５において、同期部２
４からの拡散パターンＰによって、受信信号Ｓ４が拡散
復調され、その拡散復調信号Ｓ２が復調部２６で復調さ
れた後、検出部３３に入力される。検出部３３におい
て、送信信号が自局の信号かどうか検出され、自局の信
号であると検出されると、スイッチ３０を介して、変調
部３１に入力された後、その変調信号が、変調部３１か
ら基地局センターに送信される。
【００１９】この動作と並行して、ＣＰＵ３２によっ
て、同期部２４からの遅延情報Ｄが符号化部３４に送ら
れ、符号化部３４で符号化された遅延情報Ｄが変調部１
２に送られる。そして、変調部１２において、基地局セ
ンターから復調部１１に送信情報が分配送信され、復調
された信号に遅延情報Ｄが挿入される。この変調信号
は、拡散変調部１３において、拡散パターン発生部２３
からの拡散パターンＰに基づいて拡散変調され、スペク
トル拡散信号Ｓ１として送信部１４に出力された後、送
信部１４からデュプレクサ２１とアンテナとを介して移
動局４に送信される。
て、同期部２４からの遅延情報Ｄが符号化部３４に送ら
れ、符号化部３４で符号化された遅延情報Ｄが変調部１
２に送られる。そして、変調部１２において、基地局セ
ンターから復調部１１に送信情報が分配送信され、復調
された信号に遅延情報Ｄが挿入される。この変調信号
は、拡散変調部１３において、拡散パターン発生部２３
からの拡散パターンＰに基づいて拡散変調され、スペク
トル拡散信号Ｓ１として送信部１４に出力された後、送
信部１４からデュプレクサ２１とアンテナとを介して移
動局４に送信される。
【００２０】図２に示す移動局４では、アンテナとデュ
プレクサ５７とを介して基地局１からのスペクトル拡散
信号Ｓ１が受信部４１に受信されると、拡散復調部４４
において、同期部４３からの拡散パターンＱにより、拡
散復調され、その拡散復調信号Ｓ３が復調部４５に出力
される。そして、復調部４５からの復調信号が検出部４
６に入力され、検出部４６において、自己移動局への
「呼」の有無が検出される。検出部４６からの検出信号
が「呼」を示しているときには、復調信号が、復号部４
７で復号化され、Ｄ／Ａ変換部４８でアナログに変換さ
れた後、音声情報として、スピーカ４９から出力され
る。
プレクサ５７とを介して基地局１からのスペクトル拡散
信号Ｓ１が受信部４１に受信されると、拡散復調部４４
において、同期部４３からの拡散パターンＱにより、拡
散復調され、その拡散復調信号Ｓ３が復調部４５に出力
される。そして、復調部４５からの復調信号が検出部４
６に入力され、検出部４６において、自己移動局への
「呼」の有無が検出される。検出部４６からの検出信号
が「呼」を示しているときには、復調信号が、復号部４
７で復号化され、Ｄ／Ａ変換部４８でアナログに変換さ
れた後、音声情報として、スピーカ４９から出力され
る。
【００２１】この動作と並行して、遅延情報検出部５８
により、遅延情報Ｄが復調信号から読取られ、遅延回路
６０にセットされる。このように、遅延情報Ｄがセット
されると、遅延回路６０からは、遅延情報Ｄに対応して
速められた拡散パターンＱが拡散変調部５５に出力され
る。しかる後は、マイク５１，Ａ／Ｄ変換部５２，符号
化部５３，変調部５４を介して拡散変調部５５に入力さ
れた音声情報は、拡散変調部５５において、遅延回路６
０からの速い拡散パターンＱにより拡散変調される。そ
して、このスペクトル拡散信号Ｓ４が、送信部５６，デ
ュプレクサ５７，アンテナを介して基地局１に送信され
る。これにより、移動局４からのスペクトル拡散信号Ｓ
４は、遅延することなく基地局１に送信され、基地局１
において同期ずれを起こすことなく正常に受信される。
により、遅延情報Ｄが復調信号から読取られ、遅延回路
６０にセットされる。このように、遅延情報Ｄがセット
されると、遅延回路６０からは、遅延情報Ｄに対応して
速められた拡散パターンＱが拡散変調部５５に出力され
る。しかる後は、マイク５１，Ａ／Ｄ変換部５２，符号
化部５３，変調部５４を介して拡散変調部５５に入力さ
れた音声情報は、拡散変調部５５において、遅延回路６
０からの速い拡散パターンＱにより拡散変調される。そ
して、このスペクトル拡散信号Ｓ４が、送信部５６，デ
ュプレクサ５７，アンテナを介して基地局１に送信され
る。これにより、移動局４からのスペクトル拡散信号Ｓ
４は、遅延することなく基地局１に送信され、基地局１
において同期ずれを起こすことなく正常に受信される。
【００２２】最後に、基地局１における同期確立動作に
ついて、図４及び図５を用いて模式的に説明する。図４
は、移動局４の移動前の送受信動作を示す模式図であ
り、（ａ）は移動局４における電源ＯＮ時の受信時の遅
延状態を示し、（ｂ）は基地局１における受信時の遅延
状態を示し、（ｃ）は基地局１からの遅延情報による同
期修正状態を示し、（ｄ）は同期確立状態を示す図であ
る。また、図５は、移動局４の移動後の送受信動作を示
す模式図であり、（ａ）は移動局４における受信時の遅
延状態を示し、（ｂ）は基地局１における受信時の遅延
状態を示し、（ｃ）は基地局１からの遅延情報による同
期修正状態を示し、（ｄ）は同期確立状態を示す図であ
る。なお、図中、「ＴＸ／ＲＸ」は基地局を示し、「Ｔ
ＲＸ」は移動局を示す略語である。
ついて、図４及び図５を用いて模式的に説明する。図４
は、移動局４の移動前の送受信動作を示す模式図であ
り、（ａ）は移動局４における電源ＯＮ時の受信時の遅
延状態を示し、（ｂ）は基地局１における受信時の遅延
状態を示し、（ｃ）は基地局１からの遅延情報による同
期修正状態を示し、（ｄ）は同期確立状態を示す図であ
る。また、図５は、移動局４の移動後の送受信動作を示
す模式図であり、（ａ）は移動局４における受信時の遅
延状態を示し、（ｂ）は基地局１における受信時の遅延
状態を示し、（ｃ）は基地局１からの遅延情報による同
期修正状態を示し、（ｄ）は同期確立状態を示す図であ
る。なお、図中、「ＴＸ／ＲＸ」は基地局を示し、「Ｔ
ＲＸ」は移動局を示す略語である。
【００２３】図４（ａ）に示すように、移動局４は、電
源ＯＮ後、基地局１から受信した信号により、移動局絶
対時間を遅延回路６０に記憶する。基地局１と移動局４
との距離による伝幡遅延は、「τ」であるので、基地局
１の絶対時間を「ｔ0」とすると、移動局４が記憶して
いる移動局絶対時間は「ｔ0＋τ」となる。
源ＯＮ後、基地局１から受信した信号により、移動局絶
対時間を遅延回路６０に記憶する。基地局１と移動局４
との距離による伝幡遅延は、「τ」であるので、基地局
１の絶対時間を「ｔ0」とすると、移動局４が記憶して
いる移動局絶対時間は「ｔ0＋τ」となる。
【００２４】そして、図４（ｂ）に示すように、移動局
４から基地局１へ、先に記憶した移動局絶対時間「ｔ0
＋τ」に同期させた拡散パターンＱで拡散したスペクト
ル拡散信号Ｓ４を送信すると、伝幡遅延が「τ」である
ので、移動局絶対時間「ｔ0＋τ」に対して、「τ」の
遅延が加わり、基地局１では、「ｔ0＋２τ」時間のス
ペクトル拡散信号Ｓ４を受信することとなる。
４から基地局１へ、先に記憶した移動局絶対時間「ｔ0
＋τ」に同期させた拡散パターンＱで拡散したスペクト
ル拡散信号Ｓ４を送信すると、伝幡遅延が「τ」である
ので、移動局絶対時間「ｔ0＋τ」に対して、「τ」の
遅延が加わり、基地局１では、「ｔ0＋２τ」時間のス
ペクトル拡散信号Ｓ４を受信することとなる。
【００２５】そして、図４（ｃ）に示すように、基地局
１では、受信したスペクトル拡散信号Ｓ４の「ｔ0＋２
τ」時間から絶対時間ｔ0を引いた値の「２τ」を遅延
情報Ｄとして移動局４に送信する。これにより、移動局
４では、「２τ」の遅延情報Ｄを受信すると、自局が記
憶している移動局絶対時間「ｔ0＋τ」から遅延情報Ｄ
の「２τ」を引いた値の「ｔ0−τ」を新に移動局絶対
時間として記憶する。
１では、受信したスペクトル拡散信号Ｓ４の「ｔ0＋２
τ」時間から絶対時間ｔ0を引いた値の「２τ」を遅延
情報Ｄとして移動局４に送信する。これにより、移動局
４では、「２τ」の遅延情報Ｄを受信すると、自局が記
憶している移動局絶対時間「ｔ0＋τ」から遅延情報Ｄ
の「２τ」を引いた値の「ｔ0−τ」を新に移動局絶対
時間として記憶する。
【００２６】そして、図４（ｄ）に示すように、移動局
４から基地局１へ、先に記憶した移動局絶対時間「ｔ0
−τ」に同期した拡散パターンＱでスペクトル拡散信号
Ｓ４を送信すると、伝幡遅延が「τ」であるので、この
移動局絶対時間「ｔ0−τ」に対して「τ」が加わり、
基地局１では、絶対時間に等しい「ｔ0」時間のスペク
トル拡散信号Ｓ４を受信することとなる。
４から基地局１へ、先に記憶した移動局絶対時間「ｔ0
−τ」に同期した拡散パターンＱでスペクトル拡散信号
Ｓ４を送信すると、伝幡遅延が「τ」であるので、この
移動局絶対時間「ｔ0−τ」に対して「τ」が加わり、
基地局１では、絶対時間に等しい「ｔ0」時間のスペク
トル拡散信号Ｓ４を受信することとなる。
【００２７】これにより、基地局１は、自己が記憶する
絶対時間に等しいタイミングでスペクトル拡散信号Ｓ４
を受信するので、遅延状態が「０」になり、基地局１に
おける同期が確立する。
絶対時間に等しいタイミングでスペクトル拡散信号Ｓ４
を受信するので、遅延状態が「０」になり、基地局１に
おける同期が確立する。
【００２８】ここで、図５に示すように移動局４が他の
場所に移動した場合には、図５（ａ）に示すように、基
地局１から移動局４への伝幡遅延は「τ＋Δτ」に変化
する。そして、図５（ｂ）に示すように、移動局４から
基地局１へ、先に記憶した「ｔ0−τ」で同期した拡散
パターンＱでスペクトル拡散信号Ｓ４を送信すると、伝
幡遅延が「τ＋Δτ」であるので、移動局絶対時間「ｔ
0−τ」に対して「τ＋Δτ」の遅延が加わり、基地局
１では、「ｔ0＋Δτ」のスペクトル拡散信号Ｓ４を受
信することとなる。
場所に移動した場合には、図５（ａ）に示すように、基
地局１から移動局４への伝幡遅延は「τ＋Δτ」に変化
する。そして、図５（ｂ）に示すように、移動局４から
基地局１へ、先に記憶した「ｔ0−τ」で同期した拡散
パターンＱでスペクトル拡散信号Ｓ４を送信すると、伝
幡遅延が「τ＋Δτ」であるので、移動局絶対時間「ｔ
0−τ」に対して「τ＋Δτ」の遅延が加わり、基地局
１では、「ｔ0＋Δτ」のスペクトル拡散信号Ｓ４を受
信することとなる。
【００２９】そして、図５（ｃ）に示すように、基地局
１では、受信したスペクトル拡散信号Ｓ４の「ｔ0＋Δ
τ」時間から絶対時間ｔ0を引いた値の「Δτ」を遅延
情報Ｄとして移動局４に送信する。移動局４では、「Δ
τ」の遅延情報Ｄを受信すると、自局が記憶している移
動局絶対時間「ｔ0−τ」から遅延情報Ｄの「Δτ」を
引いた値の「ｔ0−τ−Δτ」を新に移動局絶対時間と
して記憶する。
１では、受信したスペクトル拡散信号Ｓ４の「ｔ0＋Δ
τ」時間から絶対時間ｔ0を引いた値の「Δτ」を遅延
情報Ｄとして移動局４に送信する。移動局４では、「Δ
τ」の遅延情報Ｄを受信すると、自局が記憶している移
動局絶対時間「ｔ0−τ」から遅延情報Ｄの「Δτ」を
引いた値の「ｔ0−τ−Δτ」を新に移動局絶対時間と
して記憶する。
【００３０】そして、図５（ｄ）に示すように、移動局
４から基地局１へ、先に記憶した移動局絶対時間「ｔ0
−τ−Δτ」に同期した拡散パターンＱでスペクトル拡
散信号Ｓ４を送信すると、伝幡遅延が「τ＋Δτ」であ
るので、この移動局絶対時間「ｔ0−τ−Δτ」に対し
て「τ＋Δτ」が加わり、基地局１では、絶対時間に等
しい「ｔ0」時間のスペクトル拡散信号Ｓ４を受信する
こととなる。
４から基地局１へ、先に記憶した移動局絶対時間「ｔ0
−τ−Δτ」に同期した拡散パターンＱでスペクトル拡
散信号Ｓ４を送信すると、伝幡遅延が「τ＋Δτ」であ
るので、この移動局絶対時間「ｔ0−τ−Δτ」に対し
て「τ＋Δτ」が加わり、基地局１では、絶対時間に等
しい「ｔ0」時間のスペクトル拡散信号Ｓ４を受信する
こととなる。
【００３１】これにより、基地局１は、自己が記憶する
絶対時間ｔ0に等しいタイミングでスペクトル拡散信号
Ｓ４を受信するので、遅延状態が「０」になり、基地局
１における同期が確立する。
絶対時間ｔ0に等しいタイミングでスペクトル拡散信号
Ｓ４を受信するので、遅延状態が「０」になり、基地局
１における同期が確立する。
【００３２】
【発明の効果】以上のように本発明のＣＤＭＡ通信方式
及び方法によれば、移動局の送信同期制御手段によっ
て、基地局からの遅延情報に基づいて、拡散変調部の拡
散変調動作が速められるので、各移動局から基地局への
通信における伝幡距離の違いによる拡散パターンの位相
ずれが補正され、正常な同期確立が達成される。この結
果、ＣＤＭＡ通信方式及び方法における通信感度の向上
を図ることができる。
及び方法によれば、移動局の送信同期制御手段によっ
て、基地局からの遅延情報に基づいて、拡散変調部の拡
散変調動作が速められるので、各移動局から基地局への
通信における伝幡距離の違いによる拡散パターンの位相
ずれが補正され、正常な同期確立が達成される。この結
果、ＣＤＭＡ通信方式及び方法における通信感度の向上
を図ることができる。
【図１】本発明の一実施例に係るＣＤＭＡ通信方式にお
ける基地局を示すブロック図である。
ける基地局を示すブロック図である。
【図２】本発明の一実施例に係るＣＤＭＡ通信方式にお
ける移動局を示すブロック図である。
ける移動局を示すブロック図である。
【図３】基地局から移動局に送信される信号のフレーム
内容を示す概略図である。
内容を示す概略図である。
【図４】移動局の移動前の送受信動作を示す模式図であ
り、（ａ）は移動局における電源ＯＮ時の受信時の遅延
状態を示し、（ｂ）は基地局における受信時の遅延状態
を示し、（ｃ）は基地局からの遅延情報による同期修正
状態を示し、（ｄ）は同期確立状態を示す図である。
り、（ａ）は移動局における電源ＯＮ時の受信時の遅延
状態を示し、（ｂ）は基地局における受信時の遅延状態
を示し、（ｃ）は基地局からの遅延情報による同期修正
状態を示し、（ｄ）は同期確立状態を示す図である。
【図５】移動局の移動後の送受信動作を示す模式図であ
り、（ａ）は移動局における受信時の遅延状態を示し、
（ｂ）は基地局における受信時の遅延状態を示し、
（ｃ）は基地局からの遅延情報による同期修正状態を示
し、（ｄ）は同期確立状態を示す図である。
り、（ａ）は移動局における受信時の遅延状態を示し、
（ｂ）は基地局における受信時の遅延状態を示し、
（ｃ）は基地局からの遅延情報による同期修正状態を示
し、（ｄ）は同期確立状態を示す図である。
１ 基地局 ４ 移動局 １３，５５ 拡散変調部 ２３，４２ 拡散パターン発生部 ２４，４３ 同期部 ２５，４４ 拡散復調部 ３２，５９ ＣＰＵ ３４ 符号化部 ５８ 遅延情報検出部 ６０ 遅延回路 Ｐ，Ｑ 拡散パターン Ｓ１，Ｓ４ スペクトル拡散信号 Ｄ 遅延情報
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年８月１２日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
Claims (4)
- 【請求項１】 受信手段側に、一定のタイミングで拡散
パターンを発生する第一の拡散パターン発生部と、受信
されたスペクトル拡散信号の受信タイミングに合せて拡
散パターンを出力する第一の同期部と、この第一の同期
部からの拡散パターンよって上記受信スペクトル拡散信
号を拡散復調する第一の拡散復調部とを有し、送信手段
側に、上記第一の拡散パターン発生部からの拡散パター
ンによって送信信号を拡散変調してスペクトル拡散信号
を送信する第一の拡散変調部を有する基地局と、 受信手段側に、一定のタイミングで拡散パターンを発生
する第二の拡散パターン発生部と、上記基地局から受信
したスペクトル拡散信号の受信タイミングに合せて上記
拡散パターンを出力する第二の同期部と、この第二の同
期部からの拡散パターンにより上記受信スペクトル拡散
信号を拡散復調する第二の拡散復調部とを有し、送信手
段側に、上記第二の拡散パターン発生部からの拡散パタ
ーンを用いて送信信号を拡散変調してスペクトル拡散信
号を上記基地局に送信する第二の拡散変調部を有する移
動局と、 を備えるＣＤＭＡ通信方式において、 上記基地局に、上記第一の拡散パターン発生部からの拡
散パターンと上記受信スペクトル拡散信号との同期のず
れを示す遅延情報を上記第一の同期部から得、この遅延
情報を上記送信信号に挿入する遅延情報作成手段を設
け、 上記移動局に、上記基地局からの遅延情報に基づいて、
上記第二の拡散変調部の拡散変調動作を速める送信同期
制御手段を設けた、 ことを特徴とするＣＤＭＡ通信方式。 - 【請求項２】 上記遅延情報作成手段が、同期部からの
遅延情報を送信信号の情報の間に時分割で挿入するＣＰ
Ｕである請求項１記載のＣＤＭＡ通信方式。 - 【請求項３】 上記送信同期制御手段が、受信信号から
上記遅延情報を検出する遅延情報検出部と、上記遅延情
報が格納されこの遅延情報に基づいて上記第二の拡散パ
ターン発生部からの拡散パターンを速めて上記第二の拡
散変調部に出力する遅延回路と、この遅延回路に遅延情
報を格納するＣＰＵとを備える請求項１または請求項２
記載のＣＤＭＡ通信方式。 - 【請求項４】 移動局において、基地局との距離によっ
て変化する移動局絶対時間を記憶した後、この移動局絶
対時間に同期させて送信信号を基地局に送信し、 上記基地局において、上記移動局絶対時間に上記送信信
号の伝幡遅延時間を加わえた時間から基地局が有する絶
対時間を引いた値を遅延情報として移動局に送信し、 上記移動局において、上記移動局絶対時間から上記遅延
情報を引いた値を新に移動局絶対時間として記憶した
後、この新たな移動局絶対時間で同期させて送信信号を
基地局に送信する、 ことを特徴としたＣＤＭＡ通信方法。
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6986794A JP2677191B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | Ｃｄｍａ通信方式 |
| TW84102351A TW257912B (ja) | 1994-03-15 | 1995-03-13 | |
| KR1019950005236A KR0163463B1 (ko) | 1994-03-15 | 1995-03-14 | 기지국과 이동국 사이의 전파 지연이 고려된 cdma 통신방법 및 cdma 통신망에서 사용하기 위한 기지국 및 이동국 |
| DE69536044T DE69536044D1 (de) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | CDMA Übertragungsverfahren zur Regelung der Übertragungszeit von Signalen zwischen Mobilstation and Basisstation, und Basisstation dafür |
| AT09075531T ATE531148T1 (de) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | Mobile sprachkommunikationsstation zur verwendung in einem kommunikationssystem mit mehrfachem zugang und codeunterteilung |
| EP20070022536 EP1892868B1 (en) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | CDMA communication method for adjusting transmission timing of signals from mobile station to base station, and base station therefore |
| DE1995635668 DE69535668T2 (de) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | CDMA Übertragungsverfahren zur Regelung der Übertragungszeit von Signalen zwischen Mobilstation und Basisstation, und Basisstation dafür |
| EP19950301700 EP0673130B1 (en) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | CDMA Communication Method for Adjusting Transmission Timing of Signals from Mobile Station to Base Station, and Base Station therefore. |
| CN95103299A CN1083221C (zh) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | 在基地站和移动站间传播延迟的码分多址通信的方法及基地站和移动站 |
| EP20090075531 EP2161865B1 (en) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | A mobile voice communication station for use in a code division multiple access communication system |
| US08/404,503 US5617410A (en) | 1994-03-15 | 1995-03-15 | CDMA communication with a propagation delay between a base and a mobile station taken into account |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6986794A JP2677191B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | Ｃｄｍａ通信方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07254867A true JPH07254867A (ja) | 1995-10-03 |
| JP2677191B2 JP2677191B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=13415180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6986794A Expired - Lifetime JP2677191B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | Ｃｄｍａ通信方式 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5617410A (ja) |
| EP (3) | EP2161865B1 (ja) |
| JP (1) | JP2677191B2 (ja) |
| KR (1) | KR0163463B1 (ja) |
| CN (1) | CN1083221C (ja) |
| AT (1) | ATE531148T1 (ja) |
| DE (2) | DE69536044D1 (ja) |
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