JP2001015757A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
における低いP/V比の問題を克服し、高集積化に適した
素子構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 半導体基板に形成されたチャネル領域
と、前記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極11と、前
記チャネル領域を挟んでいるソース領域12及びドレイ
ン領域13と、前記ドレイン領域は第1の領域と第2の
領域を有していることと、前記第1の領域は前記第2の
領域よりも不純物濃度が低いことと、前記第2の領域は
接地されていることと、前記第1の領域は前記ゲート電
極下にあることと、前記第2の領域は前記第1の領域下
にもあることを備えることを特徴とする半導体装置。
Description
特に負性微分抵抗特性を示す機能デバイスに関する。
高機能化にとって、負性微分抵抗特性は非常に魅力的な
特徴の一つである。これを実現する手法として、一般に
広く知られているものがエサキ・ダイオードである(L.
Esaki, Phys. Rev. 109,603, 1958)。これは二
端子素子であり、LSI応用には適しない。これを三端
子化した素子として、表面接合トンネル素子が開示され
ている(特開平9−260690号公報)。回路応用で
は、負性微分抵抗特性におけるピーク電流とバレー電流
の比(P/V比)が大事な指標である。回路の性能や動
作マージンを向上させ、実際の集積回路で用いるには、
大きなP/V比が必須である。ところが、これまでにシ
リコンを使って作製された負性微分抵抗素子のP/V比
は、せいぜい4程度である。これは、トンネル接合中に
存在する欠陥がリーク電流を発生させ、バレー電流を低
く抑えられないためである。
でのシリコン負性微分抵抗素子では、バレー電流の低減
を妨げる物理的なメカニズムが存在して、P/V比が向
上しないという問題があった。本発明は、大きなP/V
比を達成するための素子構造を提供し、集積化に適した
負性微分抵抗素子の実現を目的とする。
体基板に形成されたチャネル領域と、前記チャネル領域
上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に
形成されたゲート電極と、前記チャネル領域を挟んでい
るソース領域及びドレイン領域と、前記ドレイン領域は
第1の領域と第2の領域を有していることと、前記第1
の領域は前記第2の領域よりも不純物濃度が低いこと
と、前記第2の領域は接地されていることと、前記第1
の領域は前記ゲート電極下にあることと、前記第2の領
域は前記第1の領域下にもあることを備えることを特徴
とする半導体装置である。本願第2の発明は、前記第1
の領域の深さは2nm以上20nm以下であり、その不
純物濃度は1019cm−3以下であることを特徴とす
る本願第1の発明に記載の半導体装置である。本願第3
の発明は、半導体基板に形成されたチャネル領域と、前
記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲ
ート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記チャネル
領域を挟んでいるソース領域及びドレイン領域と、前記
ドレイン領域は接地されていることと、前記ドレイン領
域のバンド・ギャップは前記半導体基板のバンド・ギャ
ップよりも小さいことを備えることを特徴とする半導体
装置である。
コンであり、前記ドレイン領域はシリコン・ゲルマニウ
ムであることを特徴とする本願第3の発明に記載の半導
体装置である。本発明によれば、従来の負性微分抵抗素
子で見られるところの、バレー電流低減を妨げる物理的
なメカニズムが原理的に存在しない。従って、P/V比
が大きく、集積化に適した負性微分抵抗素子が実現可能
となる。
用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置(MISトランジスタ)の基本原理を説明
した図である。シリコン基板にシリコン酸化膜が埋め込
まれたSOI基板表面に、pチャネルMOSトランジスタが作
られている。従来の方式では、ソースを接地し、ドレイ
ンに負の電圧を与える。一方、本発明の方式では、ドレ
インを接地し、ソースにドレインと逆の電圧、つまり、
正の電圧を与える。ソースを接地した等価回路を考える
と、ドレインには負の電圧がかかり、従来の方式と同様
である。ところが、従来の方式でゲート電圧が一定であ
るのに対して、本発明の方式では、実効的なゲート電圧
がソース電圧(つまり等価回路で見れば、ドレイン電
圧)とともに変化することになる。このゲート電圧の変
化が負性微分抵抗の起源となることを以下で説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の基
本原理を説明した図である。図1でゲートに正の電圧を
与え、バンド間トンネル電流を発生させる。このときの
ゲート電圧とトンネル電流の関係が図示されている。ゲ
ート電圧の横軸は右端を0 V、左向きに正方向となって
いる。ソースに正(つまり、図1の等価回路で見ればド
レインに負)の電圧を与えていくと、トンネル電流は単
調に増加する。
るので、トンネル電流はドレイン電圧とともに単調に増
加する。動作ポイントを時間を追って見ると、上向きに
移動する。一方、本発明の方式では、操作上はゲート電
圧は固定であるが、等価回路で考えると、実効的なゲー
ト電圧はソース電圧とともに変化する。動作ポイントを
追いかけると、右方向に移動していく。初めのうち電流
は増加するものの、次第に減少傾向となり、負性微分抵
抗領域が現れる。注目すべきは、動作ポイントをうまく
制御しているのみで、バレー電流の低減を阻害するよう
な物理的なメカニズムが原理的に存在しない点である。
つまり、大きなP/V比が実現可能となる。ここではバン
ド間トンネル電流を使っているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、ゲート電圧とともに変化する電流
であれば何でも適用できる。例えば、ドレイン接合リー
ク電流、表面接合トンネル電流なども有効である。ま
た、ソース・ドレイン領域に金属、あるいは、金属とシ
リコンの化合物(シリサイド)を有するMOSトランジス
タにおいて、ショットキー電流を利用することもでき
る。図3は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置
の電流特性の測定図である。
ルMOSトランジスタを通常のMOSプロセスで形成し、この
素子に本方式を適用した。このときのソース電圧と素子
を流れる電流の測定結果が図示されている。P/V比10が
室温で実現できており、これまでの限界を打破する手法
として非常に有効であることを示している。電流が再び
上昇するのは、実効的なゲート電圧が負となり、pMOS動
作で電流が流れ始めるためである。図4は、本発明に係
る半導体装置の電流特性の計算例である。バンド間トン
ネル電流Itunnelは次式で与えられる。
ギャップである。εは内部電界でゲート電圧とドレイン
電圧の関数となる。一方、pMOSの電流IMOSは次式で与え
られる。
も、当然ながら、負性微分抵抗は現れない(従来方
式)。図4は本発明の方式のもとで計算した結果であ
る。このときはVgが固定ではなく、実効的にVdとともに
変化する効果を取り込んでいる。これから明らかなよう
に、動作ポイントを意図的に制御することで、容易に負
性微分抵抗特性が実現できる。図5は、本発明に係る半
導体装置の電流特性の他の計算例である。チャネル領域
の不純物濃度を高くすると、図2で示されるトンネル電
流の立ち上がりが左方向に移動する。加えて、MOS電流
のしきい値も深くなるため、負性微分抵抗領域が広くな
り、P/V比向上が期待できる。図5は不純物濃度を5×10
17 cm-3に想定して、計算を行った結果である。縦軸は
ログ・スケールとなっている。P/V比は6桁以上にも及
び、極めて有効な手法であることが示された。高いP/V
比を実現する別の手段として、動作温度の低温化も有効
である。トンネル電流は温度にあまり依存しないが、MO
S電流の場合、低温化とともにしきい値が深くなる。こ
のため、負性微分抵抗領域が広くなって高いP/V比が実
現できる。
は、ゲート絶縁膜の薄膜化が有効である。ゲート絶縁膜
の薄膜化により、図2で示されるトンネル電流の立ち上
がりが急峻となり、低電圧領域で負性微分抵抗を実現で
きる。シリコン酸化膜では4 nm以下の薄膜化とともに
リーク電流が増大する。リーク電流を低減するために、
ドレイン近傍のバンド間トンネリングが発生する領域の
みのゲート酸化膜を局所的に薄くすることも有効であ
る。さらなる薄膜化には高誘電体ゲート絶縁膜が望まし
い。例えば、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、酸
化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸化チタン、酸化タ
ンタルなどが有効である。図6は、本発明の第2の実施
形態に係る半導体装置の説明図である。ドレイン領域の
不純物プロファイルが、表面から5 nmまでが低濃度
で、それ以降は急激に高濃度になっている。ゲートとオ
ーバーラップしたドレイン領域でバンドが曲げられる
と、バンド間トンネル電流が流れる。この効果を顕著に
するには、表面が反転しやすくなければならない。つま
り、ドレイン拡散層の表面濃度は薄くする。ところが、
濃度が薄いままだと空乏層が伸びてしまうので、表面電
界が低下する。そこで、表面が低濃度で、かつ、急峻に
高濃度にすることで、バンド間トンネル電流を最大にす
ることが可能となる。図6に示すような濃度プロファイ
ルにより、バンド間トンネリングによるピーク電流を増
大させ、結果的にP/V比が向上できる。作製方法として
は、δドープ法などが有効である。
算した結果である。1015 cm-3のn型基板に表面濃度を
薄くしたp+ドレイン拡散層を設けた。具体的には、深さ
dまでが1016 cm-3で、それ以降は1020 cm-3となる階
段状のプロファイルで、深さdをパラメータとした。図7
から明らかなように、トンネル電流を最大にするには最
適な深さがある。5 nm付近というのは、トンネル距離
という点から考えても妥当な数値である。表面の低濃度
層を1019 cm-3まで上げても、同様の結果が得られた。
従って、20 nm以下のトンネル距離レベルの表面極浅層
を1019 cm-3以下の濃度にし、それより深い領域では急
峻な高濃度層にすることで、2桁以上のトンネル電流上
昇が実現できる。金属配線とのコンタクトが問題になる
場合は、コンタクト領域で部分的に表面極浅層を高濃度
にすることで対応できる。図8は本発明の第3の実施形
態に係る半導体装置の断面概略図である。ソース・ドレ
イン拡散層がSiGeで構成されている。SiGe化によりバン
ド・ギャップEgが小さくなるので、トンネル電流の式
(1)からも明らかなように、トンネル電流が増大し、
結果的にP/V比が向上できる。形成方法としては、通常
のシリコンMOSプロセスでソース・ドレイン層の不純物
をイオン注入する際に、同時にゲルマニウムをイオン注
入する。もちろん、ドレイン層のみをSiGe化しても同じ
効果が実現できる。また、形成方法として、シリコン層
上にSiGe層をエピタキシャル成長させることも有効であ
る。チャネル層も含めて全面をSiGe化してもよい。
体装置の断面概略図である。2個のp型MOSトランジスタ
が直列に接続されている。左の端子をソース、右の端子
をドレインとみなし、図1と同じく、ドレインを接地す
る。これにより、2個の直列接続された負性微分抵抗素
子ができ、図10に示されるところの、2個のピーク構造
を有する電流特性が実現できる。この場合、両者のゲー
ト電圧は同じにしているが、異なる電圧を与えること
で、図11に示されるように、ピーク電流の大きさを個々
に変えることも可能である。中央の端子は特に必要ない
ため、図12に示されるように、ゲートの直下に作り込む
構造も有効である。図13は本発明の第5の実施形態に係
る半導体装置の断面概略図である。多数のp型MOSトラン
ジスタが直列に接続されている。あるいは、図14に示さ
れるように、ゲート直下にp型高濃度領域が多数作り込
まれている。このような素子構造を用いることで、図15
に示されるところの、多数のピーク構造を有する電流特
性が実現できる。以上の実施形態では、p型MOSトランジ
スタを用いているが、バイアスの正負を適宜変更するこ
とにより、n型MOSトランジスタを用いることも、もちろ
ん可能である。また、SOI基板を用いているが、通常の
シリコン基板を用いることも可能である。
体装置の回路図である。電源線VddとVssの間に、トラン
ジスタと負荷素子が直列に接続されている。トランジス
タが図1の方式により負性微分抵抗を有するように、各
電源線とゲート電圧Vgが決められる。負荷素子として
は、三端子表面接合トンネル素子、MOSトランジスタ、
エサキ・ダイオード、抵抗素子など、適宜、必要に応じ
て変更でき、特に上述の4つの素子に限定されるもので
はない。本回路の特徴は、図17で示されるところの、双
安定動作である。つまり、2個の安定な動作点P0とP1が
存在する。図17では、負荷素子として負性微分抵抗動作
をするMOSトランジスタを用いており、同じ動作をする2
個のMOSトランジスタが直列接続した形になっている。
図18は本発明の第7の実施形態に係る半導体記憶装置の
回路図である。図16に示される双安定回路の接続点に、
スイッチ素子として働くMOSトランジスタが接続されて
いる。ゲートとドレインには、ワード線WL、ビット線BL
がそれぞれ接続されている。双安定回路の安定点を記憶
信号として利用することで、スタティックに記憶保持が
できる。このSRAMセルは3素子で構成され、従来の6素子
と比べて省面積化が実現できる。従来の負性微分抵抗素
子を用いてSRAMセルを構成しても、P/V比が不十分なた
めに満足できるメモリー動作が得られない。本発明の方
式では、数桁に及ぶP/V比が達成可能であり、低消費電
力で、かつ、高速なSRAM動作が実現できる。
化された半導体記憶装置の回路図である。ワード線とビ
ット線が格子状に配線され、左右、あるいは、上下のメ
モリー・セルで共通化されている。メモリー・セルの省
面積化が可能なため、高集積性に優れており、1ギガ・
ビット、あるいは、それ以上の集積回路を実現すること
ができる。図20は本発明の第9の実施形態に係る半導体
装置の回路図である。本発明の方式により負性微分抵抗
動作するMOSトランジスタが、インダクタLと抵抗Rに直
列接続され、その両端に電圧Eが与えられている。出力V
outは発振し、3素子で高周波発振器を構成することがで
きる。さらに、ゲート電圧Vgに応じて発振周波数は変化
し、周波数調整が可能である。図21は本発明の第10の
実施形態に係る半導体装置の回路図である。本発明の方
式により負性微分抵抗動作する2個のMOSトランジスタと
負荷素子が直列接続されている。負荷素子としては、三
端子表面接合トンネル素子、MOSトランジスタ、エサキ
・ダイオード、抵抗素子など、適宜、必要に応じて変更
でき、特に上述の4つの素子に限定されるものではな
い。図9で説明したように、2個のMOSトランジスタで2個
のピーク構造を有する電流特性が得られる。これと負荷
素子を組み合わせることで、図22に示されるように、3
個の安定点を有する回路が実現できる。ここでは、負荷
素子として抵抗を用いている。3個の安定点を利用する
ことで、3値メモリーが構成できる。同様に、図13で示
される構造を利用することで、多値メモリーが構成でき
る。
形して用いることができる。
ー電流の低減を妨げる物理的なメカニズムが存在しない
ため、大きなP/V比を達成することが可能となり、集積
化に適した負性微分抵抗素子が実現できる。
基本原理図。
基本原理の説明図。
電流特性の測定図。
電流特性を計算した図。
算例の図。
説明図。
電流特性をシミュレーションした図。
断面概略図。
断面概略図。
の電流特性図。
の他の電流特性図。
の変形例の断面概略図。
の断面概略図。
の変形例の断面概略図。
の回路図。
の双安定動作の概念図。
装置の回路図。
装置の回路図。
の回路図。
置の回路図。
置の多重安定動作の概念図。
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板に形成されたチャネル領域
と、 前記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、前記
ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記チャネ
ル領域を挟んでいるソース領域及びドレイン領域と、前
記ドレイン領域は第1の領域と第2の領域を有している
ことと、前記第1の領域は前記第2の領域よりも不純物
濃度が低いことと、前記第2の領域は接地されているこ
とと、前記第1の領域は前記ゲート電極下にあること
と、 前記第2の領域は前記第1の領域下にもあることを備え
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記第1の領域の深さは2nm以上20
nm以下であり、その不純物濃度は1019cm−3以
下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板に形成されたチャネル領域
と、 前記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、前記
ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記チャネ
ル領域を挟んでいるソース領域及びドレイン領域と、前
記ドレイン領域は接地されていることと、前記ドレイン
領域のバンド・ギャップは前記半導体基板のバンド・ギ
ャップよりも小さいことを備えることを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項4】 前記半導体基板はシリコンであり、前記
ドレイン領域はシリコン・ゲルマニウムであることを特
徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
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JP18274299A Expired - Fee Related JP3420972B2 (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 半導体装置 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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