JP2001015064A - 紫外線放電灯及び紫外線照射装置 - Google Patents

紫外線放電灯及び紫外線照射装置

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JP2001015064A
JP2001015064A JP11184962A JP18496299A JP2001015064A JP 2001015064 A JP2001015064 A JP 2001015064A JP 11184962 A JP11184962 A JP 11184962A JP 18496299 A JP18496299 A JP 18496299A JP 2001015064 A JP2001015064 A JP 2001015064A
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JP
Japan
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ultraviolet
discharge lamp
ray
lamp
metal halide
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JP11184962A
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English (en)
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Katsuhiro Kawai
勝弘 河合
Kenzo Suzuki
健蔵 鈴木
Nobuyuki Masuda
信幸 増田
Takaharu Kishimoto
隆春 岸本
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COSMO GIKEN KK
UV KK
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COSMO GIKEN KK
UV KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線硬化型のインキや塗料を紫外線により
硬化乾燥するために、インキの塗布面や塗料の塗装面の
補修や、微少面積への照射に効果的に紫外線を照射し、
かつ経済的な紫外線放電灯及び紫外線照射装置の開発。 【解決手段】 .320nmから450nmを主波長
とした沃化鉄、あるいは沃化ガリウムを添加物として封
入し、有効発光長を4cm以下とし、負荷をlcm当た
り30Wから50W/cmとし、さらに発光管3内壁面
当たり10から20W/cm2 としたメタルハライドラ
ンプ1により構成した直管型の紫外線放電灯。.紫外
線放電灯1に、それぞれ紫外線を良く反射する高純度ア
ルミニュウムあるいは紫外線反射ミラーを内蔵する照射
器を内蔵させ、簡易冷却機構6を設け、ケース5をアル
ミニュウムや耐熱プラスチックからなる素材により構成
した紫外線照射装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線硬化型のイ
ンキや塗料を紫外線により硬化乾燥するために、インキ
の塗布面や塗料の塗装面の補修や、微少面積への照射に
効果的に紫外線を照射し、かつ経済的な紫外線放電灯及
び紫外線照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からインキの塗布面や塗料の塗装面
の微少面積の補修のための紫外線照射には、超高圧水銀
灯などの球形のいわゆる丸玉放電灯(表1参照)が使用
されていたが、放電の不安定や超高圧にすることによる
放電灯の爆発などの欠点があり、さらに製造に困難さを
伴い、高価になっていた。
【0003】また、丸玉放電灯は、その負荷が数百W/
cm以上、あるいは30W/cm2以上となり、放電灯
からの熱放射が大きいため、寿命が500時間以内と短
いばかりでなく、照射装置内に組み込んだときの冷却装
置が大きくなる、などの欠点もあった。
【0004】さらに、紫外線放射用の直管型メタルハラ
イドランプは、従来400W以上の大型直管型紫外線放
電灯が提案されて実用化されているが、400W以下の
もの、あるいは有効発光長が5cm以下の放電灯は、そ
の製造技術が難しく実用化されていないのが実状で、上
記の丸玉放電灯が一部使用され始めたのが現状である。
【0005】なお、小型の直管型紫外線放電灯として高
圧水銀ランプも使用されているが、インキや塗料の紫外
線硬化においては、顔料入りの色物や、厚手の塗料に対
しては長波長域に有効なメタルハライドランプが要求さ
れていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、丸玉
放電灯などの超高圧放電灯や高圧水銀ランプなどの従來
の放電灯にない、放電の安定した長寿命の小型の直管型
紫外線用メタルハライドランプが実現でき、さらに、照
射装置が小型軽量で安価な装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【発明を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、A.320nmから450nmを主波長
とした沃化鉄、あるいは沃化ガリウムを添加物として封
入し、有効発光長を4cm以下とし、負荷をlcm当た
り30Wから50W/cmとし、さらに発光管内壁面当
たり10から20W/cm2 としたメタルハライドラン
プにより構成したことを特徴としている。
【0008】B.上記紫外線放電灯に、それぞれ紫外線
を良く反射する高純度アルミニュウムあるいは紫外線反
射ミラーを内蔵する照射器を内蔵させ、簡易冷却機構を
設け、ケースをアルミニュウムや耐熱プラスチックから
なる素材により構成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記の構成により本発明は、直管型メタルハラ
イドランプの有効発光長が4cm以下の場合、負荷にお
いて1cm当たり30Wから50W/cmとし、さらに
発光管内壁面当たり10から20W/cm2 とした。負
荷がそれぞれ1cm当たり30W/cm以下、さらに発
光管内壁面当たり10W/cm2 以下の時は、320n
mから450nmの出力が得られず、高圧水銀ランプと
同様な特性となりメタルハライドランプの特性は得られ
なかった。また、放電も不安定で、かつ寿命も短く、紫
外線用のメタルハライドランプとは成り得なかった。一
方、負荷がそれぞれ1cm当たり50W/cm以上、さ
らに発光管内壁面当たり20W/cm2 以上の時は期待
する320nmから450nmの出力は得られるが、発
光管へ負荷がかかり過ぎ、短時間で失透やブラッキング
などが発生し、短寿命となった。
【0010】本発明が提案する、負荷を1cm当たり3
0Wから50W/cmとし、さらに発光管内壁面当たり
10から20W/cm2 とすれば、長寿命、かつ放電の
安定した小型の直管型紫外線放電灯が得られ、該放電灯
をそれぞれ紫外線を良く反射する高純度アルミニュウ
ム、あるいは紫外線反射ミラーを内蔵する照射器に内蔵
し、簡単な冷却機構を有し、ケースをアルミニュウムや
耐熱プラスチックなどの素材で構成した小型軽量の紫外
線照射装置が得られた。
【0011】本願発明者らは、小型の直管型紫外線放電
灯を使用した小型軽量の紫外線照射装置により、紫外線
硬化型のインキや塗料を紫外線により硬化乾燥するため
に、インキの塗布面や塗料の塗装面の補修や、微少面積
への照射に特に効果的であることを確認し、従来の爆発
等の危険性のない、かつ長寿命であることから極めて経
済的な紫外線照射装装置を可能にした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、添付の図面及び表1を参照して詳細に説明する。
図1において、符号1は本発明による小型の直管型紫外
線放電灯であり、放電を持続させる高純度タングステン
などから成る電極2,2を、その電極間距離を4cmと
し、高純度石英管などからなる内径が0.9cmの発光
管3を構成している。その負荷はlcm当たり37.5
W/cmになり、発光管3内壁面当たり13W/cm2
である。
【0013】紫外線放電灯1の封入物としては点灯を容
易にするためのアルゴン等の希ガスと放電を持続させる
水銀のほかに320nmから450nmの出力を増すた
めの沃化鉄(あるいは沃化ガリウム)を添加し、ランプ
の大きさは150Wである紫外線放電用のメタルハライ
ドランプである。
【0014】表1に示すように、本発明による直管型紫
外線放電灯1は320nmから450nmの出力で、従
来の高圧水銀ランプと比較して150%の出力であり、
高出力が得られた。また、320nmから450nmの
出力は、顔料入りの色物や、厚手の塗料に対しては長波
長域に有効なメタルハライドランプが実現できた。
【0015】さらに、本発明による紫外線放電灯1によ
る紫外線照射装置を、図2に基づいて説明する。図2
(a)は本発明による紫外線照射装置の正面図、(b)
は側面図である。紫外線放電灯1は、紫外線を良く反射
する高純度アルミニュウムからなる反射板4により周方
向の一方が反射状態に覆われており、軽量アルミニュウ
ム(あるいは耐熱プラスチック)よりなるケース5内に
収容されている。ケース5の上部には、小型の冷却用の
ファン6が設けられている。この紫外線照射装置は、放
電灯1も含み全体で700gと軽量であり、簡易型の手
動式紫外線照射器として有効である。
【0016】さらに、本発明の紫外線照射装置(照射
器)によれば、照射距離10cmの場所で320nmか
ら450nmの波長域での紫外線照度は50mW/cm
2 以上の有効照射面積が縦10cm、横4cm得られて
いる。50mW/cm2 以上の紫外線照度であれば、顔
料入りの色物や、厚手の塗料の硬化に対して有効であっ
た。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明による紫外線放電灯(メタルハラ
イドランプ)及び紫外線照射装置の作用効果を、表1に
より、従来の放電灯及び照射装置と対比しながら説明す
る。同表においては、本発明によるメタルハライドラン
プと従来の高圧水銀ランプ及び丸玉放電灯は、それぞれ
150Wの同一ランプ電力で、それぞれの特性を比較し
ている。
【0019】本発明のメタルハライドランプと従来の高
圧水銀ランプを比較すると、320nmから450nm
の出力は1.5倍である。また、高圧水銀ランプの欠点
である顔料人りの色物や、厚手の塗料の硬化に対しては
表面硬化が進み、内部までは硬化が進まず、表1に記載
されているように500ミクロンの厚物や黒色塗料は硬
化しなかった。
【0020】また、メタルハライドランプと丸玉放電灯
を装置としての性能面から比較すると、照射器から10
cmの距離での有効照射面積は丸玉放電灯では2cmの
円の範囲しか得られず、メタルハライドランプによる照
射装置の40cm2 に比較して、丸形放電灯による装置
では3.14cm2 しか得られず、中心部の硬化は進む
が硬化性能は1/10以下であった。
【0021】従来の丸玉放電灯は負荷が高い超高圧放電
灯であるが故に爆発等の危険性があり、さらに寿命時間
は200〜250時間と寿命が矩く、また、放電灯の製
造工程が複雑となり、価格も高価となって実用的でない
ことが確認された。従って本発明によれば、放電も安定
しており、紫外線硬化能力が優れ、寿命も長い小型の紫
外線照射装置を提供できる。
【0022】また、本発明による小型の直管型紫外線放
電灯及び小型軽量とした紫外線照射装置は、手動式の照
射器としてのみならず、320nmから450nmの出
力が多く、寿命も長いことから、紫外線硬化のみでなく
前面にブラックフィルターを具備することにより非破壊
検査用の光源装置としても利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメタルハライドランプ(紫外線放
電灯)の正面図である。
【図2】本発明による紫外線照射装置の正面図(a)、
同側面図(b)である。
【符号の説明】
1 直管型紫外線放電灯(メタルハライドランプ) 2 電極 3 発光管 4 高純度アルミニュウムからなる反射板 5 軽量アルミニュウムよりなるケース 6 小型の冷却用のファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 信幸 埼玉県秩父市大野原1418−2 コーポあざ みC−202 (72)発明者 岸本 隆春 埼玉県坂戸市伊豆の山町11−24−207 Fターム(参考) 4F042 DB42 DB43 DB48 5C015 QQ45 QQ57 SS03 SS04 5C039 AA02 HH06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 320nmから450nmを主波長とし
    た沃化鉄、あるいは沃化ガリウムを添加物として封入
    し、有効発光長を4cm以下とし、負荷をlcm当たり
    30Wから50W/cmとし、さらに発光管内壁面当た
    り10から20W/cm2 としたメタルハライドランプ
    により構成したことを特徴とする直管型の紫外線放電
    灯。
  2. 【請求項2】 上記紫外線放電灯に、それぞれ紫外線を
    良く反射する高純度アルミニュウムあるいは紫外線反射
    ミラーを内蔵する照射器を内蔵させ、簡易冷却機構を設
    け、ケースをアルミニュウムや耐熱プラスチックからな
    る素材により構成したことを特徴とする紫外線照射装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103578910A (zh) * 2012-07-27 2014-02-12 岩崎电气株式会社 长弧型金属卤化物灯
WO2016068233A1 (ja) * 2014-10-31 2016-05-06 ウシオ電機株式会社 光硬化装置

Cited By (3)

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CN103578910A (zh) * 2012-07-27 2014-02-12 岩崎电气株式会社 长弧型金属卤化物灯
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