JP2001014579A - テレメータ観測装置及びテレメータシステム - Google Patents

テレメータ観測装置及びテレメータシステム

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JP2001014579A
JP2001014579A JP11185112A JP18511299A JP2001014579A JP 2001014579 A JP2001014579 A JP 2001014579A JP 11185112 A JP11185112 A JP 11185112A JP 18511299 A JP18511299 A JP 18511299A JP 2001014579 A JP2001014579 A JP 2001014579A
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observation data
monitoring device
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telemeter
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Yasushi Urano
靖 浦野
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、監視装置からの要求に従い、雨量
計、水位計等の観測機器より取得した観測データを監視
装置に伝送するテレメータ観測装置に於いて、欠測が生
じた際に、その欠測の生じた補填データを監視装置の要
求に応えて伝送することのできるテレメータ観測装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】主制御部11aは、上記テレメータ監視装
置からの呼出(要求)に従う観測データの伝送(送信)
後に於いて、所定時間内に、再度、呼出(要求)を受け
ると、これを再送要求と解釈して、観測データ記憶部1
1eに記憶された観測データを読出し、当該データを伝
送制御部11d、及び変復調部11cを介し、更に無線
装置部13を介してテレメータ監視装置に無線伝送(再
送)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視装置からの要
求に従い、例えば雨量計、水位計等の観測機器(セン
サ)より取得した観測データを監視装置に伝送する、主
に観測地点に設置されるテレメータ観測装置に関する。
【0002】また本発明は、中央の監視装置と、当該監
視装置からの要求に従い観測機器より取得した観測デー
タを監視装置に伝送する観測装置とでなるテレメータシ
ステムに関する。
【0003】
【従来の技術】従来、雨量計、水位計等の観測機器(セ
ンサ)より取得した観測データを監視装置に伝送する、
主に観測地点に設置されるテレメータ観測装置に於いて
は、親局となる監視装置の呼出(要求)に対して、観測
機器で観測した最新の観測データを返送(応答)するの
みであった。従って例えば返送データの衝突、無線伝送
路上の障害等により欠測が生じると、従来では監視装置
側でその欠測を補填できず、欠測として特定記号等によ
り出力(印字又は表示出力)するか、若しくは係員の手
作業により適当な補填値を記述していた。また、観測機
器(センサ)に記録計を備えた構成に於いては、欠測が
生じた際に、係員が観測機器の設置場所に赴いて記録計
の値を読みとることにより補填値を得ていた。この際、
観測機器は往来が困難な山間部等に設置されることが多
く、従って欠測の補填に多くの時間と労力を要するとい
う問題があった。
【0004】このように従来では、欠測が生じた際に、
その欠測を補填する有効な手段が存在しなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
テレメータ観測装置に於いては、親局となる監視装置の
呼出(要求)に対して、観測機器で観測した最新の観測
データを返送(応答)するのみであることから、監視装
置に於いて、例えば返送データの衝突等により欠測が生
じた際に、その欠測を補填する有効な手段が存在しなか
った。
【0006】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
監視装置からの要求に従い、例えば雨量計、水位計等の
観測機器より取得した観測データを監視装置に伝送する
テレメータ観測装置に於いて、欠測が生じた際に、その
欠測の生じた補填データを監視装置の要求に応えて伝送
することのできるテレメータ観測装置を提供することを
目的とする。
【0007】また本発明は、監視装置からの要求に従い
観測機器より取得した観測データを監視装置に伝送する
テレメータ観測装置に於いて、監視装置からの要求に応
じて過去の任意の観測データを取得し監視装置に伝送す
ることのできるテレメータ観測装置を提供することを目
的とする。
【0008】また本発明は、中央の監視装置と、当該監
視装置からの要求に従い観測機器より取得した観測デー
タを監視装置に伝送する観測装置とでなるテレメータシ
ステムに於いて、欠測が生じた際に、その欠測を容易に
かつ正しい値で補填でき、かつ過去の任意の観測データ
を取得できるテレメータシステムを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、監視装置から
の要求に従い、例えば雨量計、水位計等の観測機器(セ
ンサ)より取得した観測データを監視装置に伝送する、
主に観測地点に設置されるテレメータ観測装置に於い
て、伝送した観測データを記憶する記憶手段を有して、
欠測が生じた際に、その欠測の生じた補填データを監視
装置の要求に応えて伝送する機能を備えたことを特徴と
する。
【0010】また本発明は、監視装置からの要求に従い
観測機器より取得した観測データを監視装置に伝送する
テレメータ観測装置に於いて、伝送した観測データを時
間情報を付加して記憶する記憶手段を有して、監視装置
からの要求に応じて過去の任意の観測データを取得し監
視装置に伝送することのできる機能を備えたことを特徴
とする。
【0011】即ち、本発明は、監視装置からの要求に従
い、観測機器より取得した観測データを監視装置に伝送
するテレメータ観測装置に於いて、伝送した観測データ
を少なくとも次回伝送時まで記憶する記憶手段を具備し
てなることを特徴とする。
【0012】また本発明は、監視装置からの要求に従
い、観測機器より取得した観測データを監視装置に伝送
するテレメータ観測装置に於いて、観測データを記憶す
る記憶手段と、観測データの伝送時に当該観測データを
前記記憶装置に書き込む制御手段と、監視装置からの再
送要求に従い前記観測データ記憶手段に記憶された観測
データを読出し、監視装置に伝送する観測データ伝送手
段とを具備してなることを特徴とする。
【0013】また本発明は、監視装置からの要求に従
い、観測機器より取得した観測データを監視装置に伝送
するテレメータ観測装置に於いて、伝送した観測データ
を次回伝送時まで記憶する記憶手段と、監視装置からの
要求に従い、観測機器より取得した最新の観測データ
に、前記記憶手段に記憶された前回観測機器より取得し
た観測データを付加して前記監視装置に伝送する観測デ
ータ伝送手段とを具備してなることを特徴とする。
【0014】また本発明は、監視装置からの要求に従
い、観測機器より取得した観測データを監視装置に伝送
するテレメータ観測装置に於いて、観測データを記憶す
る記憶手段と、観測データ伝送時に当該観測データを計
測時の時間情報(例えば日時、又は曜日と日時等)とと
もに前記記憶装置に書き込む記憶制御手段と、監視装置
から受けた要求を解読する解読手段と、前記解読手段の
解読結果に従い、前記記憶手段より、例えば全ての観測
データ、又は、前記時間情報を参照して、指定日時又は
指定期間に従う観測データを読出し、監視装置に伝送す
る伝送制御手段とを具備してなることを特徴とする。
【0015】上述したような本発明のテレメータ観測装
置を用いることにより、監視装置に於いて欠測が生じた
際に、その欠測が生じた観測データを再度伝送すること
ができ、かつ要求に応じた過去の任意の観測データを再
送することができる。これにより、監視装置側にて、観
測地点に赴いて補填値を取得することなく、正しい値の
補填値を用いて容易に補填することができる。
【0016】また本発明は、中央の監視装置と、当該監
視装置からの要求に従い観測機器より取得した観測デー
タを監視装置に伝送する観測装置とでなるテレメータシ
ステムに於いて、観測装置に、伝送した観測データを少
なくとも次回伝送時まで記憶する記憶手段を有し、監視
装置に、前記記憶手段に記憶された観測データを要求
し、その受信データを欠測補填値として出力する手段を
有してなることを特徴とする。
【0017】また本発明は、中央の監視装置と、当該監
視装置からの要求に従い観測機器より取得した観測デー
タを監視装置に伝送する観測装置とでなるテレメータシ
ステムに於いて、観測装置に、時計部と、観測データを
記憶する記憶手段と、観測データ伝送時に当該観測デー
タを前記時計部より得られる当該データ計測時の時間情
報とともに前記記憶手段に書き込む記憶制御手段と、監
視装置から受けた要求を解読する解読手段と、前記解読
手段の解読結果に従い前記記憶手段より要求に従う観測
データを読出し、監視装置に伝送する伝送制御手段とを
有し、監視装置に、前記時間情報に関係する条件(例え
ば、指定日時、指定期間、又は全時間等)をもとに前記
記憶手段より観測データを取得する要求送出及び応答受
信手段を有してなることを特徴とする。
【0018】上述したような本発明のシステム構成とす
ることにより、欠測が生じた際に、観測地点に赴いて補
填値を取得することなく、監視装置側にて、正しい値の
補填値を用いて容易に補填することができる。この際、
監視装置側では、観測装置の記憶データを受けて手作業
で補填する手段、又はソフトウェア制御で自動補填する
手段のいずれであってもよい。また、監視装置側では観
測装置より過去の任意の観測データを容易に取得するこ
とができ、各種の作業に使用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0020】図1は本発明の実施形態に於けるテレメー
タ観測装置の要部の構成を示すブロック図である。
【0021】図中、11は観測装置本体部であり、装置
全体の制御を司る主制御部11a、雨量計、水位計等の
観測機器(センサ)から観測データを取込む観測データ
入力部11b、親局側の監視装置との間で各種情報を送
受するための変復調部11c、及び伝送制御部11d、
伝送(送信)した観測データを貯える観測データ記憶部
11e等の各種機能回路を有してなる。
【0022】12は観測機器(センサ)であり、ここで
は雨量を計測する雨量計又は水位を計測する水位計を例
にとる。この観測機器(センサ)12は、上記観測装置
本体部11の観測データ入力部11bに接続され、計測
値をパルス信号又はBCDコードの観測データとして出
力する。
【0023】13は親局側の監視装置との間で所定周波
数帯の無線伝送路を用いて各種の情報を送受する無線装
置部である。14は観測装置に動作用電源を供給する電
源装置であり、例えば太陽電池と蓄電池を組み合わせた
太陽電池電源を備えて構成される。
【0024】ここで上記図1に示すテレメータ観測装置
の第1実施形態に於ける動作を説明する。
【0025】図1に示すテレメータ観測装置は、通常動
作時、親局となる監視局に設けられたテレメータ監視装
置からの呼出(要求)に応じて、その都度、観測機器
(センサ)12より取得した最新の観測データをテレメ
ータ監視装置に送信する。
【0026】即ち、この際は、親局となる監視局に設け
られたテレメータ監視装置より送出された呼出(要求)
信号が無線装置部13を介し、更に観測装置本体部11
に設けられた変復調部11c、及び伝送制御部11dを
介して、主制御部11aに入力され解釈される。主制御
部11aは、予め定められた所定の間隔で観測データ入
力部11bを介して雨量計、水位計等の観測機器(セン
サ)12より観測データを読み込み、上記テレメータ監
視装置から呼出(要求)を受けると、その呼出(要求)
に応じて、観測機器(センサ)12より読み込んだ最新
の観測データを伝送制御部11d、及び変復調部11c
を介し、更に無線装置部13を介してテレメータ監視装
置に無線伝送する。
【0027】このように、テレメータ監視装置からの呼
出(要求)に応じて、その都度、観測機器(センサ)1
2より取得した最新の観測データがテレメータ監視装置
に送信される。
【0028】本発明の実施形態に於けるテレメータ観測
装置に於いては、上記観測データの伝送に伴い、その観
測データが主制御部11aの制御の下に観測データ記憶
部11eに記憶される。
【0029】テレメータ監視装置は、呼出(要求)に伴
う観測データの受け付け時に於いて、欠測が生じた際、
その欠測判定に伴い、所定時間経過後、再度、呼出(要
求)を行う。
【0030】テレメータ観測装置の主制御部11aは、
テレメータ監視装置からの呼出(要求)に従う観測デー
タの伝送(送信)後に於いて、所定時間内に、再度、呼
出(要求)を受けると、これを再送要求として捉え、上
記観測データ記憶部11eに記憶された観測データを、
再度、テレメータ監視装置に伝送する。即ち、この際、
主制御部11aは、上記テレメータ監視装置からの呼出
(要求)に従う観測データの伝送(送信)後に於いて、
所定時間内に、再度、呼出(要求)を受けると、これを
再送要求と解釈して、観測データ記憶部11eに記憶さ
れた観測データを読出し、当該データを伝送制御部11
d、及び変復調部11cを介し、更に無線装置部13を
介してテレメータ監視装置に無線伝送(再送)する。
【0031】このように、テレメータ監視装置側で欠測
が生じると、再度、呼出(要求)を行うことで、欠測し
た観測データを再受信することができ、これにより観測
地点に赴いて補填値を取得することなく、監視装置側に
て、正しい値の補填値を用いて容易に補填することがで
きる。この際、監視装置側では、観測装置の観測データ
記憶部11eに記憶記憶された観測データを受けると、
この観測データ値を表示して手作業で補填してもよい
が、主制御部11aの処理プログラムに自動補填の処理
ルーチンを用意しておき、ソフトウェア制御で自動補填
することも可能である。
【0032】図2は上記図1に示す、観測データ記憶部
11eを備えたテレメータ観測装置を適用したテレメー
タシステムの一構成例を示すブロック図である。
【0033】図2に於いて、1は監視局に設けられたテ
レメータ監視装置、2は水位、雨量等の観測局に設けら
れたテレメータ観測装置、3は中継局に設けられたテレ
メータ中継装置である。
【0034】テレメータ監視装置1の監視対象にある各
テレメータ観測装置2,2,…には、それぞれ図1に示
したような、送信(伝送)された観測データを貯える観
測データ記憶部11eが設けられている。尚、図1に於
いては、観測データ記憶部11eが観測装置本体部11
内に設けられた構成として示しているが、ここでは観測
データ記憶部11eを明示するため観測装置本体部11
と別ブロックで示している。
【0035】監視局に設けられたテレメータ監視装置1
は、監視対象にある各テレメータ観測装置2,2,…に
対して一括呼出(または個別呼出)制御する。各テレメ
ータ観測装置2,2,…は上記テレメータ監視装置1か
らの呼出制御により、雨量計、水位計等の観測機器(セ
ンサ)より読み込んだ最新の観測データを返送(送信)
し、その送信した観測データを観測データ記憶部11e
に記憶する。
【0036】テレメータ監視装置は、呼出(要求)に伴
う観測データの受け付け時に於いて、欠測が生じると、
所定時間経過後、再度、呼出制御する。
【0037】テレメータ観測装置2,2,…は、テレメ
ータ監視装置1からの呼出に従う観測データの伝送(送
信)後に於いて、所定時間内に、再度、呼出を受ける
と、これを再送要求として捉え、上記観測データ記憶部
11eに記憶された観測データを、再度、テレメータ監
視装置1に伝送する。
【0038】このように、テレメータ監視装置1側で欠
測が生じると、再度、呼出(要求)を行うことで、欠測
した観測データを再受信することができ、これにより観
測地点に赴いて補填値を取得することなく、テレメータ
監視装置1側にて、正しい値の補填値を用いて容易に補
填することができる。
【0039】上記した実施形態に於いては、テレメータ
監視装置1側で欠測が生じた際に、テレメータ監視装置
1が所定時間内に再度、呼出(要求)を行うことで、テ
レメータ観測装置2,2,…が観測データ記憶部11e
に記憶された観測データを読出し、観測データを再送す
る構成としたが、例えば欠測が生じた際に、テレメータ
監視装置1が通常呼出(通常要求)とは異なる特定コマ
ンドによる呼出(再送要求)を行うことで、テレメータ
観測装置2,2,…の主制御部(図1の符号11a参
照)が、この特定コマンドによる再送要求を解釈し、観
測データ記憶部11eに記憶された観測データを読出し
て、観測データを再送する構成としてもよい。
【0040】次に上記図1に示すテレメータ観測装置の
第2実施形態に於ける動作を説明する。
【0041】この第2実施形態に於いては、テレメータ
監視装置からの呼出(要求)に応じて、観測機器(セン
サ)12より取得した最新の観測データをテレメータ監
視装置に送信(返送)する都度、当該観測データを次回
の送信(返送)時まで観測データ記憶部11eに記憶し
ておき、テレメータ監視装置からの呼出(要求)に応じ
て、観測機器(センサ)12より取得した最新の観測デ
ータをテレメータ監視装置に送信(返送)する際に、そ
の都度、当該データに、観測データ記憶部11eに記憶
された前回伝送時の観測データを付加して伝送する。
【0042】即ち、この際は、親局となる監視局に設け
られたテレメータ監視装置より送出された呼出(要求)
信号が無線装置部13を介し、更に観測装置本体部11
に設けられた変復調部11c、及び伝送制御部11dを
介して、主制御部11aに入力され解釈される。主制御
部11aは、予め定められた所定の間隔で観測データ入
力部11bを介して雨量計、水位計等の観測機器(セン
サ)12より観測データを読み込み、上記テレメータ監
視装置から呼出(要求)を受けると、その呼出(要求)
に応じて、観測機器(センサ)12より読み込んだ最新
の観測データと、観測データ記憶部11eに記憶されて
いる前回伝送された観測データとをペアにして、伝送制
御部11d、及び変復調部11cを介し、更に無線装置
部13を介してテレメータ監視装置に無線伝送する。
【0043】このように、テレメータ監視装置からの呼
出(要求)に応じて、その都度、観測機器(センサ)1
2より取得した最新の観測データと、観測データ記憶部
11eに記憶されている前回伝送した観測データとがそ
れぞれテレメータ監視装置に送信される。
【0044】このように、第2実施形態に於いては、呼
出(要求)の都度、最新の観測データと、前回既に伝送
された観測データとが受信されることから、テレメータ
監視装置側で欠測が生じた際に、次回の呼出(要求)に
対する返送(応答)まで待つことで、欠測となった観測
データを取得でき、これにより観測地点に赴いて補填値
を取得することなく、監視装置側にて、正しい値の補填
値を用いて容易に補填することができる。
【0045】次に図2、図3、及び図4を参照して本発
明の第3実施形態を説明する。尚、ここでは、図3に示
すテレメータ観測装置の構成於いて、上述した図1と同
一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0046】図3は本発明の第3実施形態に於けるテレ
メータ観測装置の構成を示すブロック図である。この図
3に示す構成が上記した図1に示すテレメータ観測装置
の構成と特に異なる部分は、主制御部11aに、時刻デ
ータを生成する時計部11fを設けて、当該時計部11
fの時間情報を観測データに対応付けて観測データ記憶
部11eに記憶する点と、主制御部11aが、図4に示
すような呼出制御の際のコマンド処理制御機能をもつ点
である。尚、ここでは、観測データ記憶部11eに、観
測データと当該データ取得時の時間情報とでなるデータ
ブロックを最新のデータブロックを含め、連続する複数
ブロック(例えば30分毎に採取して複数週分(48デ
ータブロック*))分、常時記憶するものとする。
【0047】即ち、この第3実施形態に於いては、図3
に示すように、主制御部11aに、時刻データを生成す
る時計部11fを設け、テレメータ監視装置からの呼出
制御により、雨量計、水位計等の観測機器(センサ)よ
り読み込んだ最新の観測データを返送(送信)し、その
送信した観測データを観測データ記憶部11eに記憶す
る際、主制御部11aの制御の下に、上記時計部11f
より時間情報を取得し、当該時間情報を観測データに対
応付けて観測データ記憶部11eに記憶する。更に、主
制御部11aは、図4に示すように、テレメータ監視装
置からの呼出内容、即ち要求コマンドを解釈し、その要
求に従う観測データの送信機能をもつ。
【0048】ここで図2、図3、及び図4を参照して本
発明の第3実施形態に於ける動作を説明する。
【0049】テレメータ観測装置2,2,…は、親局と
なる監視局に設けられたテレメータ監視装置1からの呼
出(要求)内容に応じて、その都度、観測機器(セン
サ)12より取得した最新の観測データ、または観測デ
ータ記憶部11eに記憶された観測データをテレメータ
監視装置1に送信する。更に上記観測機器(センサ)1
2より取得した最新の観測データ送信時に於いて、当該
観測データを時計部11fより取得した時間情報ととも
に観測データ記憶部11eに記憶する。
【0050】即ち、この際は、親局となる監視局に設け
られたテレメータ監視装置より送出された呼出(要求)
信号が無線装置部13を介し、更に観測装置本体部11
に設けられた変復調部11c、及び伝送制御部11dを
介して、主制御部11aに入力され解釈される。
【0051】主制御部11aは、予め定められた所定の
間隔で観測データ入力部11bを介して雨量計、水位計
等の観測機器(センサ)12より観測データを読み込
み、上記テレメータ監視装置から呼出(要求)を受ける
と、その呼出内容、即ち要求コマンドを解釈する。
【0052】ここで、上記コマンドが、通常の観測要求
である際(図4ステップS1 YES)は、観測機器(セン
サ)12より読み込んだ最新の観測データを伝送制御部
11d、及び変復調部11cを介し、更に無線装置部1
3を介してテレメータ監視装置1に無線伝送する(図4
ステップS2)。更に、上記観測データの無線伝送に伴
い、当該観測データに、時計部11fより取得した、観
測データ取得時の時間情報を対応付け、これを観測デー
タブロックとして、観測データ記憶部11eに記憶す
る。尚、ここでは、上述したように、観測データ記憶部
11eに、観測データと当該データ取得時の時間情報と
でなる観測データブロックが、最新のデータブロックを
含む連続する複数データブロック(例えば複数の週に跨
るNデータブロック)分、記憶される。
【0053】また、上記コマンドが、観測データ全ての
観測要求である際(図4ステップS4 YES)は、観測デ
ータ記憶部11eに記憶された全ての観測データブロッ
ク(例えば30分*24H=48個の観測データブロッ
ク)を上記同様の伝送制御によりテレメータ監視装置1
に無線伝送する(図4ステップS5)。
【0054】また、上記コマンドが、時刻指定(例えば
*時*分〜*時*分まで)による観測要求である際(図
4ステップS6 YES)は、観測データ記憶部11eに記
憶された観測データブロックから、該当する時間帯の観
測データブロックを抽出し、当該データブロックを上記
同様の伝送制御によりテレメータ監視装置1に無線伝送
する(図4ステップS7)。
【0055】また、上記コマンドが、観測期間(例えば
*曜日*時*分〜*曜日*時*分まで)による観測要求
である際(図4ステップS8 YES)は、観測データ記憶
部11eに記憶された観測データブロックから、該当す
る期間の観測データブロックを抽出し、当該データブロ
ックを上記同様の伝送制御によりテレメータ監視装置1
に無線伝送する(図4ステップS9)。
【0056】このように、テレメータ監視装置1からの
呼出(要求)に応じて、その都度、観測機器(センサ)
12より取得した最新の観測データ、または呼出内容
(要求コマンド)に従う記憶データがテレメータ監視装
置1に送信される。
【0057】上述したように本発明の第3実施形態によ
れば、テレメータ観測装置2,2,…に、図3に示すよ
うな観測データ記憶部11e及び時計部11fを設ける
ともに、図4に示すようなコマンド処理機能をもつこと
で、欠測時の補填データのみでなくテレメータ監視装置
1の要求に応じた任意のデータを返送でき、これにより
テレメータ監視装置1側に於いて、欠測が生じた際に、
正しい値の補填値を取得できるとともに、過去の任意の
観測データを容易に取得することができ、各種の作業に
使用できる。
【0058】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、監
視装置からの要求に従い、例えば雨量計、水位計等の観
測機器より取得した観測データを監視装置に伝送するテ
レメータ観測装置に於いて、欠測が生じた際に、その欠
測の生じた補填データを監視装置の要求に応えて伝送す
ることのできるテレメータ観測装置が提供できる。
【0059】また本発明によれば、監視装置からの要求
に従い観測機器より取得した観測データを監視装置に伝
送するテレメータ観測装置に於いて、監視装置からの要
求に応じて過去の任意の観測データを取得し監視装置に
伝送することのできるテレメータ観測装置が提供でき
る。
【0060】また本発明によれば、中央の監視装置と、
当該監視装置からの要求に従い観測機器より取得した観
測データを監視装置に伝送する観測装置とでなるテレメ
ータシステムに於いて、欠測が生じた際に、その欠測を
容易にかつ正しい値で補填でき、かつ過去の任意の観測
データを取得できるテレメータシステムが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る
テレメータ観測装置の要部の構成を示すブロック図。
【図2】上記図1に示す観測データ記憶部を備えたテレ
メータ観測装置を適用したテレメータシステムの一構成
例を示すブロック図。
【図3】本発明の第3実施形態に係るテレメータ観測装
置の要部の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第3実施形態に係るテレメータ観測装
置の要部の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…テレメータ監視装置 2…テレメータ観測装置 3…テレメータ中継装置 11…観測装置本体部 11a…主制御部 11b…観測データ入力部 11c…変復調部 11d…伝送制御部 11e…観測データ記憶部 11f…時計部 12…観測機器(センサ) 13…無線装置部 14…電源装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA01 AB01 BB01 BC02 CC05 CC14 CD16 DD02 DE16 FF01 FG01 FG02 FG04 GG01 GG08 5K048 AA06 BA35 DA02 DB01 DC01 EB03 EB10 EB11 FA10 FC01 GB05 HA01 HA02 HA03 5K067 AA33 BB27 FF05 GG01 GG11 HH23 HH28 LL01 LL05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視装置からの要求に従い、観測機器よ
    り取得した観測データを監視装置に伝送するテレメータ
    観測装置に於いて、伝送した観測データを少なくとも次
    回伝送時まで記憶する記憶手段を具備してなることを特
    徴とするテレメータ観測装置。
  2. 【請求項2】 監視装置からの要求に従い、観測機器よ
    り取得した観測データを監視装置に伝送するテレメータ
    観測装置に於いて、 観測データを記憶する記憶手段と、 観測データの伝送時に当該観測データを前記記憶装置に
    書き込む制御手段と、 監視装置からの再送要求に従い前記観測データ記憶手段
    に記憶された観測データを読出し、監視装置に伝送する
    観測データ伝送手段とを具備してなることを特徴とする
    テレメータ観測装置。
  3. 【請求項3】 監視装置からの要求に従い、観測機器よ
    り取得した観測データを監視装置に伝送するテレメータ
    観測装置に於いて、 伝送した観測データを次回伝送時まで記憶する記憶手段
    と、 監視装置からの要求に従い、観測機器より取得した最新
    の観測データに、前記記憶手段に記憶された前回観測機
    器より取得した観測データを付加して前記監視装置に伝
    送する観測データ伝送手段とを具備してなることを特徴
    とするテレメータ観測装置。
  4. 【請求項4】 監視装置からの要求に従い、観測機器よ
    り取得した観測データを監視装置に伝送するテレメータ
    観測装置に於いて、 観測データを記憶する記憶手段と、 観測データ伝送時に当該観測データを計測時の時間情報
    とともに前記記憶手段に書き込む記憶制御手段と、 監視装置から受けた要求を解読する解読手段と、 前記解読手段の解読結果に従い前記記憶手段より要求に
    従う観測データを読出し、監視装置に伝送する伝送制御
    手段とを具備してなることを特徴とするテレメータ観測
    装置。
  5. 【請求項5】 解読可能な要求には、少なくとも、記憶
    手段に貯えられた最新の観測データのデータ伝送要求、
    記憶手段に貯えられた観測データ全てのデータ伝送要
    求、記憶手段に貯えられた観測データのうち、指定日時
    に従う観測データのデータ伝送要求、記憶手段に貯えら
    れた観測データのうち、指定期間に従う観測データのデ
    ータ伝送要求のいずれかが含まれる請求項4記載のテレ
    メータ観測装置。
  6. 【請求項6】 監視装置と、当該監視装置からの要求に
    従い観測機器より取得した観測データを監視装置に伝送
    する観測装置とでなるテレメータシステムに於いて、観
    測装置に、伝送した観測データを少なくとも次回伝送時
    まで記憶する記憶手段を有し、監視装置に、前記記憶手
    段に記憶された観測データを要求する手段と、前記要求
    に従う受信データを欠測補填値として出力する手段とを
    有してなることを特徴とするテレメータシステム。
  7. 【請求項7】 監視装置と、当該監視装置からの要求に
    従い観測機器より取得した観測データを監視装置に伝送
    する観測装置とでなるテレメータシステムに於いて、 観測装置に、時計部と、観測データを記憶する記憶手段
    と、観測データ伝送時に当該観測データを前記時計部よ
    り得られる当該データ計測時の時間情報とともに前記記
    憶手段に書き込む記憶制御手段と、監視装置から受けた
    要求を解読する解読手段と、前記解読手段の解読結果に
    従い前記記憶手段より要求に従う観測データを読出し、
    監視装置に伝送する伝送制御手段とを有し、 監視装置に、前記時間情報に関係する条件をもとに前記
    記憶手段より観測データを取得する要求送出及び応答受
    信手段を有してなることを特徴とするテレメータシステ
    ム。
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