JP2001014564A - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JP2001014564A
JP2001014564A JP11189094A JP18909499A JP2001014564A JP 2001014564 A JP2001014564 A JP 2001014564A JP 11189094 A JP11189094 A JP 11189094A JP 18909499 A JP18909499 A JP 18909499A JP 2001014564 A JP2001014564 A JP 2001014564A
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JP11189094A
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Tomohiro Mori
智広 森
Masami Miyake
政美 三宅
Takanori Endo
貴則 遠藤
Masa Yonezawa
政 米澤
Seiro Hachiman
誠朗 八幡
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品の不正持出しを確実に報知しかつその物品
を容易に識別する。 【解決手段】盗難監視用の物品11に取付けられ特定周
波数の電波に共振する共振回路部17を有する盗難防止
用タグ12と、互いに間隔をあけてそれぞれ立設された
送信アンテナ13及び受信アンテナ14と、送信アンテ
ナ13から所定周波数の電波を発信させ盗難防止用タグ
12が送信アンテナ13と受信アンテナ14の間を通過
して共振回路部17で共振した電波を受信アンテナ14
が受信したとき警報を発するように構成された警報手段
16とを有する。送信アンテナ13と受信アンテナ14
の間を通過した時に鳴音する鳴音手段21が盗難防止用
タグ12に設けられ、鳴音手段21に送信アンテナ13
と受信アンテナ14の間を通過後においても鳴音状態を
持続する自己保持回路23が設けられ、その自己保持を
解消するリセットスイッチ23aが盗難防止用タグに設
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盗難を監視する物
品が無断で持ち出された時これを報知するための盗難防
止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の盗難防止装置としては、
22kHzの長波帯或は超長波帯を利用して盗難監視用
の物品に取付けられた自励式のタグを作動させる方式
と、8.2MHzの短波帯を利用してそのタグの存在を
検知する方式とが知られている。前者の方式では盗難監
視用の物品が無断で持出された時に、その物品に取付け
られたタグ自体が警報を発することにより、その物品が
盗難された事実を店員等に知らせるとともに、盗難者に
対してはその警報により盗難をひるませ、その物品を途
中で放置させるようになっている。
【0003】一方、後者のタグの存在を検知する方式で
は、8.2MHzの電波に共振する共振回路部を有する
盗難防止用タグを盗難監視用の物品に取付け、上記盗難
監視用の物品を販売等する店の出入り口には送信アンテ
ナと受信アンテナとを互いに所定の間隔をあけて立設
し、これらのアンテナを警報手段に電気的に接続してい
る。警報手段は制御部とスピーカを有し、制御部は共振
回路部で共振する8.2MHzの電波を送信アンテナか
ら送信させるとともに、受信アンテナからの受信信号の
信号レベルを常にチェックするように構成される。この
盗難防止装置では、盗難を監視している物品が未清算の
まま送信アンテナ及び受信アンテナ間を通過しようとす
ると、送信アンテナから送信された電波が盗難防止用の
物品に取付けられたタグの共振回路部で共振するため、
受信アンテナには受信レベルの変調された受信信号が受
信される。この結果、制御部はスピーカから警報を発
し、未清算商品の持ち出しをチェックできるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の自励式
のタグでは物品が盗難された事実を店員等に知らせ、盗
難者に対して盗難をひるませるためには比較的大きな警
報音等をそのタグから発する必要があり、相当の音量を
発生可能なスピーカ及び電源回路が必要になる不具合が
ある。このため、比較的小型のスピーカ及び電源回路を
使用して比較的小さな盗難監視用の物品に取付けた場合
には、警報音が制限され盗難の事実を店員等に確実に報
知できない場合がある。この点で後者のタグの存在を検
知する方式における盗難監視用タグは、比較的小さな盗
難監視用の物品であっても取付けられ、十分な音量の警
報音を発することができるけれども、盗難を監視してい
る物品が送信アンテナ及び受信アンテナ間を通過した際
にのみ警報が発せられるため、盗難を監視している物品
がその送信アンテナ及び受信アンテナ間を通過してしま
った場合にはその警報が停止する不具合がある。従っ
て、警報が発せられた際に複数の盗難監視用の物品が送
信アンテナ及び受信アンテナ間を通過しており、店員が
駆けつけた際に警報が停止していると、いずれのものが
未清算商品であるか否か迅速に判断することが困難にな
る問題点がある。本発明の目的は、物品の不正持出しを
確実に報知しかつその物品を容易に識別し得る盗難防止
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、盗難監視用の物品11に取
付けられ特定周波数の電波に共振する共振回路部17を
有する盗難防止用タグ12と、物品11を販売、貸渡又
は展示する場所の通路の両側に互いに間隔をあけてそれ
ぞれ立設された送信アンテナ13及び受信アンテナ14
と、送信アンテナ13及び受信アンテナ14に接続され
送信アンテナ13から所定周波数の電波を発信させ盗難
防止用タグ12が送信アンテナ13と受信アンテナ14
の間を通過して共振回路部17で共振した電波を受信ア
ンテナ14が受信したとき警報を発するように構成され
た警報手段16とを有する盗難防止装置の改良である。
その特徴ある構成は、送信アンテナ13と受信アンテナ
14の間を通過した時に鳴音する鳴音手段21が盗難防
止用タグ12に設けられ、鳴音手段21に送信アンテナ
13と受信アンテナ14の間を通過後においても鳴音状
態を持続する自己保持回路23が設けられたところにあ
る。
【0006】この請求項1に係る盗難防止装置では、タ
グ12が取付けられた物品11を店から無断で持出そう
として送信アンテナ13及び受信アンテナ14間を通過
すると、警報手段16が比較的大きな警報を発して盗難
の事実を店員等に確実に報知する。一方タグ12自体に
設けられた鳴音手段21は警報手段16が警報を発する
と同時に鳴音し、この鳴音状態を自己保持回路23が保
持するので、タグ12が物品11とともに送信アンテナ
13と受信アンテナ14の間を通過した後においても鳴
音手段21は鳴音し続け、警報により駆けつけた店員等
に店から無断で持出された物品11を特定させる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、自己保持回路23の自己保持を解消するリ
セットスイッチ23aが盗難防止用タグ12に設けられ
た盗難防止装置である。この請求項2に係る発明では、
店員等により回収された無断で持出された物品11に取
付けられたタグ12における鳴音手段21の鳴音状態を
リセットスイッチ23aの操作により停止することによ
り、店内にその物品11を速やかに再度陳列できる。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の発明であって、共振回路部17がコイル部17aを
有し、共振回路部17の共振周波数が8.2MHzであ
って、コイル部17aのインダクタンスが2ないし40
μHである盗難防止装置である。この請求項3に係る発
明では、共振回路部17の共振周波数を8.2MHzに
することにより、8.2MHzの短波帯を利用した既存
の盗難防止装置に本発明を容易に適用させることがで
き、コイル部17aのインダクタンスを2ないし40μ
Hにすることにより、警報手段16及び鳴音手段21の
動作を確実に行わせる。コイル部17aのインダクタン
スが2μH未満であると鳴音手段21が鳴音せず、40
μHを越えると警報手段16から警報が発せられない。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて詳しく説明する。図1に示すように、盗
難防止装置は盗難監視用の物品11に取付けられた盗難
防止用タグ12と、その物品11を販売、貸渡又は展示
する場所の通路の両側に互いに間隔をあけてそれぞれ立
設された送信アンテナ13及び受信アンテナ14と、こ
の送信アンテナ13及び受信アンテナ14に接続された
警報手段16とを備える。物品11はこの実施の形態で
はノートパソコンであり、送信アンテナ13及び受信ア
ンテナ14は物品11であるノートパソコンを販売する
店の出入り口(図示せず)に所定の間隔をあけて立設さ
れる。
【0010】図2及び図3に示すように、タグ12は特
定周波数の電波に共振する共振回路部17を有する。こ
の実施の形態における共振回路部17は送信アンテナ1
3から送信された8.2MHzの電波に共振するもので
あり、共振回路部17は非磁性でなおかつ絶縁性のケー
ス18に内蔵される。共振回路部17はコイル部17a
とコンデンサ17bから構成され、コイル部17aは磁
性体からなるコア17cの周囲にコイル17dを巻いて
インダクタンスが2ないし40μHになるように作られ
る(図3)。コンデンサ17bはこのコイル部14aと
電気的に接続され、コイル部17aとともに送信アンテ
ナ13から送信された8.2MHzの電波に共振するよ
うに構成される。なお、図示しないが、コイル部17a
は絶縁性基材シートの一方の面に銅やアルミニウム等の
導電性材料により形成しても良く、絶縁導線を巻回して
絶縁性基材シートに貼付けることにより形成し、或いは
絶縁性基材シートに積層したアルミニウム箔や銅箔等の
導電性材料をエッチング法又は打抜き法等により不要部
分を除去して略正方形等の渦巻き状に形成してもよい。
【0011】図1に戻って、警報手段16は制御部16
aとスピーカ16bにより構成され、受信アンテナ14
は制御部16aの制御入力に接続され、制御部16aの
制御出力に送信アンテナ13が接続される。また制御部
16aの制御出力には警報を発するスピーカ16bが接
続される。制御部16aは共振回路部17で共振する
8.2MHzの電波を送信アンテナ13から送信させる
とともに、受信アンテナ14からの受信信号の信号レベ
ルを常にチェックするように構成される。即ち、送信ア
ンテナ13から送信された電波を直接受信アンテナ14
が受信した場合の信号レベルを基準値とし、送信アンテ
ナ13から送信された電波がタグ12の共振回路部17
で共振して受信アンテナ14が受信すると、この信号レ
ベルは上記基準値より所定値だけ大きくなるが、このと
き制御部16aはスピーカ16bを鳴動させるように構
成される。また、最近では発信受信が一体型となったト
ランシーバタイプのアンテナも存在するが、原理は同じ
であり、アンテナ付近を通過すると制御部16aはスピ
ーカ16bを鳴動させる。
【0012】本発明の特徴ある構成は、送信アンテナ1
3と受信アンテナ14の間を通過した時に鳴音して送信
アンテナ13と受信アンテナ14の間を通過後において
も鳴音状態を持続する鳴音手段21が盗難防止用タグ1
2に設けられたところにある。図2に示すように、この
実施の形態における鳴音手段21は、共振回路部17が
共振するとき鳴音しこの鳴音状態を保持する自己保持回
路23を有する。具体的に説明すると、鳴音手段21は
ブザー22aと電源であるボタン電池22bと報知回路
27とを有し、ボタン電池22bの一方の電極は節電回
路22dを介してブザー22aの一方の端子に接続され
る。ボタン電池22bの他方の電極は接地されブザー2
2aの他方の端子はトランジスタ26を介して接地され
る。一方、報知回路27は2つの増幅器27a,27b
とスレッシュホールド27cを有し、第1増幅器27a
の入力は共振回路部17に接続され、コイル部17aの
両端に生じる電圧を増幅させるように構成される。第1
増幅部27aの出力は第2増幅器27bの入力と節電回
路22dの制御端子に接続され、節電回路22dは共振
回路13が共振したときにボタン電池22bの一方の電
極とブザー22aの一方の端子とを導通するように構成
される。
【0013】第2増幅部27bの出力にはスレッシュホ
ールド27cの入力が接続される。スレッシュホールド
27cの出力は自己保持回路23を介してトランジスタ
26のベース端子に接続される。共振回路17が共振し
たときにコイル部17aの両端に生じる電圧は第1及び
第2増幅器27a,27bにて増幅され、スレッシュホ
ールド27cにて選別されるように構成される。スレッ
シュホールド27cで選別された信号電圧が所定値以上
である場合にはトランジスタ27のベース端子に電流が
流れてボタン電池22bとブザー22aは閉回路を構成
してブザー22aが鳴音するように構成される。なお、
図2においては増幅器を2つとしたが、必要に応じて1
つ或は3つ以上としてもかまわない。
【0014】この実施の形態における自己保持回路23
はフリップフロップであり、共振回路13が共振してト
ランジスタ26に電流が流れてブザー22aが一旦鳴音
するすると、その後共振回路13が共振しなくなっても
自己保持回路23はトランジスタ26のベース端子にボ
タン電池22bからの電流を流してブザー22aが鳴音
を持続するように構成される。この自己保持回路23に
は自己保持を解消するリセットスイッチ23aが設けら
れ、ブザー22aが鳴音している状態で、リセットスイ
ッチ23aを押すことによりブザー22aが鳴音状態が
終了するように構成される。この自己保持回路23、及
び報知回路27はリセットスイッチ23aの操作用孔2
8aが形成された保護ケース28(図3)に収容され、
図3に示すように、保護ケース28、ボタン電池22b
及びブザー22aは共振回路部17とともにタグケース
18に収容される。
【0015】このように構成された盗難防止用タグの使
用方法を説明する。タグ12が取付けられた物品11を
店から無断で持出そうとして送信アンテナ13及び受信
アンテナ14間を通過すると、送信アンテナ13から送
信された電波をタグ12の共振回路部17が拾って共振
を起こす。この結果、コイル部16の自己インダクタン
スとコンデンサ17の容量により予め定められた周波数
の電波が共振回路部17から再放射される。この再放射
された電波を受信アンテナ14が受信すると、この受信
信号に基づいて制御部16aは料金を支払っていない物
品11が無断で持出されることを検出するので、スピー
カ16bを鳴動して比較的大きな警報を発する。
【0016】一方、タグ12では共振回路17が共振す
ることによりコイル部17aの両端に生じる電圧が第1
及び第2増幅器27a,27bで増幅される。この増幅
された電圧はスレッシュホールド27cで選別され、選
別された信号電圧が所定値以上であることにより、スレ
ッシュホールド27cから自己保持回路23を介してト
ランジスタ27のベース端子に電流が流れる。ベース端
子に電流が流れたトランジスタ27は、ボタン電池22
bとブザー22aの閉回路を構成してブザー22aを鳴
音させる。
【0017】盗難を監視している物品11が送信アンテ
ナ13及び受信アンテナ14間を通過した場合には、送
信アンテナ13から送信された電波がタグ12の共振回
路部17に届かなくなる結果、共振回路部17の共振は
停止して制御部16aはスピーカ16bの鳴動を終了さ
せる。一方、タグ12ではブザー22aが一旦鳴音した
ため、自己保持回路23は、共振回路13が共振しなく
なってもトランジスタ26のベース端子にボタン電池2
2bからの電流を流してブザー22aの鳴音状態を持続
する。このため、警報手段16により警報が発せられた
際に複数の盗難監視用の物品11が送信アンテナ13及
び受信アンテナ14の間を通過しており、警報により店
員が駆けつけた際にその警報が停止していても、その店
員は鳴音手段21が発するブザー22aの音により店か
ら無断で持出された物品11を特定する。店員が店から
無断で持出された物品11を回収した場合には、その店
員は操作用孔28aからリセットスイッチ23aを操作
する。これにより物品11に取付けられたタグ12にお
ける鳴音手段21の鳴音状態は停止し、店員は店内にそ
の物品11を速やかに陳列する。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図2及ぶ図
3に示すタグ12を複数種類作成した。即ち、たて5c
m、よこ3.5cm、厚さ2.5mmの鉄粉を74wt
%含む複合材からなるコア17cに、断面直径が0.2
mmの絶縁導線を表1に示す回数巻いてコイル部17a
を作成した。このコイル部17aのそれぞれのLは表1
に示すようになった。このコイル部17aの両端にセラ
ミックコンデンサ17bを接続して共振周波数が8.2
MHzの共振回路部17を形成した。この時接続したセ
ラミックコンデンサ17bのCを表1に示す。この共振
回路部17の両端に自己保持回路23を有する鳴音手段
21を接続して表1に示す複数種類のタグ12を得た。 <比較試験>表1の複数種類のタグ12を既存の8.2
MHzの短波帯を利用した警報装置の送信アンテナ13
と受信アンテナ14の間にそれぞれ通過させ、警報手段
16からの警報の有無、及びタグにおける鳴音の有無を
調査した。その結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】<評価>表1の結果から、コイル部17a
のインダクタンスLが2ないし40μHの範囲内にある
実施例1ないし9の全てのタグ12では、警報手段16
から警報が発せられ、かつタグ12自体からも鳴音が発
生したことが判る。コイル部17aのインダクタンスL
が2μHより小さい比較例1でタグが鳴音しなかったの
は共振回路部17が共振してコイル部17aの両端に生
じ、第1及び第2増幅器27a,27bで増幅された電
圧が所定値以下であったためと考えられる。コイル部1
7aのインダクタンスLが40μHより大きい比較例2
で警報手段16から警報が発せられなかったのは鳴音手
段21が共振回路部17に接続されたため、共振周波数
がずれたためと考えられる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、送
信アンテナと受信アンテナの間を通過した時に鳴音して
送信アンテナと受信アンテナの間を通過後においても鳴
音状態を持続する鳴音手段を盗難防止用タグに設けたの
で、タグが取付けられた物品を店から無断で持出そうと
して送信アンテナ及び受信アンテナ間を通過すると、警
報手段が比較的大きな警報を発して盗難の事実を店員等
に確実に報知する。それと同時にタグ自体に設けられた
鳴音手段が鳴音し、タグが物品とともに送信アンテナと
受信アンテナの間を通過した後においても鳴音状態が持
続される。この結果、物品の不正持出しを店員等に確実
に報知することができ、かつ維持される鳴音により店員
等がその物品を容易に識別することができる。また、リ
セットスイッチを盗難防止用タグに設ければ、店員等に
より回収された物品に取付けられたタグにおける鳴音状
態を容易に停止して再び店内にその物品を速やかに陳列
することができる。更に、共振回路部の共振周波数を
8.2MHzにすれば、8.2MHzの短波帯を利用し
た既存の盗難防止装置に本発明を容易に適用することが
でき、既存設備の大幅な改修を不要にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難防止装置のタグが取付けられた物
品を送信アンテナ及び受信アンテナ間を通過させている
状態を示す図。
【図2】そのタグにおける回路構成図。
【図3】そのタグの内部構造を示す斜視図。
【符号の説明】
11 物品 12 タグ 13 送信アンテナ 14 受信アンテナ 16 警報手段 17 共振回路部 17a コイル部 21 鳴音手段 23 自己保持回路 23a リセットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 貴則 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 米澤 政 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 八幡 誠朗 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 知 財サービス株式会社内 Fターム(参考) 5C084 AA03 AA09 BB33 CC35 DD07 EE07 GG71 GG74 HH03 HH12 HH13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難監視用の物品(11)に取付けられ特定
    周波数の電波に共振する共振回路部(17)を有する盗難防
    止用タグ(12)と、前記物品(11)を販売、貸渡又は展示す
    る場所の通路の両側に互いに間隔をあけてそれぞれ立設
    された送信アンテナ(13)及び受信アンテナ(14)と、前記
    送信アンテナ(13)及び受信アンテナ(14)に接続され前記
    送信アンテナ(13)から所定周波数の電波を発信させ前記
    盗難防止用タグ(12)が前記送信アンテナ(13)と前記受信
    アンテナ(14)の間を通過して前記共振回路部(17)で共振
    した電波を前記受信アンテナ(14)が受信したとき警報を
    発するように構成された警報手段(16)とを有する盗難防
    止装置において、 前記送信アンテナ(13)と前記受信アンテナ(14)の間を通
    過した時に鳴音する鳴音手段(21)が前記盗難防止用タグ
    (12)に設けられ、 前記鳴音手段(21)に前記送信アンテナ(13)と前記受信ア
    ンテナ(14)の間を通過後においても鳴音状態を持続する
    自己保持回路(23)が設けられたことを特徴とする盗難防
    止装置。
  2. 【請求項2】 自己保持回路(23)の自己保持を解消する
    リセットスイッチ(23a)が盗難防止用タグ(12)に設けら
    れた請求項1記載の盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 共振回路部(17)がコイル部(17a)を有
    し、共振回路部(17)の共振周波数が8.2MHzであっ
    て、コイル部(17a)のインダクタンスが2ないし40μ
    Hである請求項1又は2記載の盗難防止装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200467207Y1 (ko) 2012-02-16 2013-05-31 (주)커머스앤컨설팅인터내셔날 도난감지 표시기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200467207Y1 (ko) 2012-02-16 2013-05-31 (주)커머스앤컨설팅인터내셔날 도난감지 표시기

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