JP2001126158A - 無線タグ - Google Patents
無線タグInfo
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- JP2001126158A JP2001126158A JP31042999A JP31042999A JP2001126158A JP 2001126158 A JP2001126158 A JP 2001126158A JP 31042999 A JP31042999 A JP 31042999A JP 31042999 A JP31042999 A JP 31042999A JP 2001126158 A JP2001126158 A JP 2001126158A
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- Japan
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- tag
- self
- coil
- sounding
- tuning circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、CDショップ、ホームセンタ
ー、カーショップ、家電店等において商品の万引き等を
防止するため商品ケースに固着して用いる非自鳴式物品
監視タグ(無線タグ)に関し、特にCD等のケースへの
ロック用タグ・ケースや独立して用いられる自鳴式タグ
と同じ周波数を用いた非自鳴式物品監視タグに関する。 【解決手段】 この発明の盗難防止用無線タグは、ナノ
結晶軟磁性材料(ファインメット)の周りにコイルを巻
き、該コイルの両端にコンデンサを接続して同調回路を
形成したことを特徴とする。また、上記同調回路の共振
周波数が22kHzであり、前記共振周波数と同じ周波
数を用いる自鳴式タグ装置と共用されることを特徴とす
る。
ー、カーショップ、家電店等において商品の万引き等を
防止するため商品ケースに固着して用いる非自鳴式物品
監視タグ(無線タグ)に関し、特にCD等のケースへの
ロック用タグ・ケースや独立して用いられる自鳴式タグ
と同じ周波数を用いた非自鳴式物品監視タグに関する。 【解決手段】 この発明の盗難防止用無線タグは、ナノ
結晶軟磁性材料(ファインメット)の周りにコイルを巻
き、該コイルの両端にコンデンサを接続して同調回路を
形成したことを特徴とする。また、上記同調回路の共振
周波数が22kHzであり、前記共振周波数と同じ周波
数を用いる自鳴式タグ装置と共用されることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CDショップ、
ホームセンター、カーショップ、家電店等において商品
の万引き等を防止するため商品ケースに固着して用いる
非自鳴式物品監視タグ(無線タグ)に関し、特にCD等
のケースへのロック用タグ・ケースや独立して用いられ
る自鳴式タグと同じ周波数を用いた非自鳴式物品監視タ
グに関する。
ホームセンター、カーショップ、家電店等において商品
の万引き等を防止するため商品ケースに固着して用いる
非自鳴式物品監視タグ(無線タグ)に関し、特にCD等
のケースへのロック用タグ・ケースや独立して用いられ
る自鳴式タグと同じ周波数を用いた非自鳴式物品監視タ
グに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品監視装置としては、
内部に電源を持たない受動型(非自鳴式)のペーパータ
グが知られている。このペーパータグは商品に付けられ
ていて、無断で商品を持ち出そうとすると店の入り口等
に設置された発信装置の側を通る時反応し、該発信装置
に設けられた警報機が鳴ることにより盗難防止を行って
いる。
内部に電源を持たない受動型(非自鳴式)のペーパータ
グが知られている。このペーパータグは商品に付けられ
ていて、無断で商品を持ち出そうとすると店の入り口等
に設置された発信装置の側を通る時反応し、該発信装置
に設けられた警報機が鳴ることにより盗難防止を行って
いる。
【0003】このペーパータグは安価ではあるが、警報
はゲートの方で鳴るため、複数の人間が同時に通過した
場合はどの人間が商品を不正に持ち出そうとしているの
か分からないため、現場を押さえるのに難しい欠点があ
る。
はゲートの方で鳴るため、複数の人間が同時に通過した
場合はどの人間が商品を不正に持ち出そうとしているの
か分からないため、現場を押さえるのに難しい欠点があ
る。
【0004】また、強引にゲートを通過しようとする犯
人に対し警報の発信箇所を確定できないため、遅れを取
って逃げられてしまうという欠点もある。
人に対し警報の発信箇所を確定できないため、遅れを取
って逃げられてしまうという欠点もある。
【0005】この欠点を改善したものとして、特開平8
−50688号公報や特開平7−272139号公報等
に示されるように、内部に電源を持ち、入り口の発信器
からの電波を受信してタグ自体が警報を鳴らす自鳴式物
品監視装置も知られている。
−50688号公報や特開平7−272139号公報等
に示されるように、内部に電源を持ち、入り口の発信器
からの電波を受信してタグ自体が警報を鳴らす自鳴式物
品監視装置も知られている。
【0006】上記非自鳴式ペーパータグは、現在58k
Hz,2.4GHz,8.2MHzの3周波数帯のもの
がある。また、上記自鳴式のものとしては、22KH
z,37.5kHz,31.5kHzのものが存在す
る。
Hz,2.4GHz,8.2MHzの3周波数帯のもの
がある。また、上記自鳴式のものとしては、22KH
z,37.5kHz,31.5kHzのものが存在す
る。
【0007】図2に上記8.2MHzのペーパータグ5
の例を示す。図2において、6は印刷された同調コイル
であり、紙状の基板7に覆われている。該タグは、上記
のように内部にLCからなる同調回路が印刷された形で
アンテナコイルとコンデンサーを内蔵するものである。
なお、該ペーパータグ5の表面には、通常ダミーのバー
コードが印刷されている。
の例を示す。図2において、6は印刷された同調コイル
であり、紙状の基板7に覆われている。該タグは、上記
のように内部にLCからなる同調回路が印刷された形で
アンテナコイルとコンデンサーを内蔵するものである。
なお、該ペーパータグ5の表面には、通常ダミーのバー
コードが印刷されている。
【0008】8.2MHzは上記LCを縦横5cmの大
きさで作るのに適した周波数である。この他58kHz
で用いられるペーパータグも普及しているが、58kH
zで上記LC回路を作ろうとすると大きくなりすぎて実
用的でなく、この58kHzのペーパータグは特公平8
−23591号公報に参照されるようにアモルファス磁
性材を用いている。
きさで作るのに適した周波数である。この他58kHz
で用いられるペーパータグも普及しているが、58kH
zで上記LC回路を作ろうとすると大きくなりすぎて実
用的でなく、この58kHzのペーパータグは特公平8
−23591号公報に参照されるようにアモルファス磁
性材を用いている。
【0009】一般的に周波数の低い58kHzの方が性
能は優れているが、汎用の上記LC回路を使えるので、
コスト的には8.2MHzの方が安いという関係にあ
る。
能は優れているが、汎用の上記LC回路を使えるので、
コスト的には8.2MHzの方が安いという関係にあ
る。
【0010】図3に58kHzのペーパータグ8の例を
示す。図3において、10,11は磁性マーカーであっ
て、平板舟形の基板9に挿入されている。基板9の表面
(図面裏側)には、同様にダミーのバーコードが印刷さ
れている。
示す。図3において、10,11は磁性マーカーであっ
て、平板舟形の基板9に挿入されている。基板9の表面
(図面裏側)には、同様にダミーのバーコードが印刷さ
れている。
【0011】ペーパータグは店舗入り口のゲートに送信
機を備え、ペーパータグの同調回路の存在により生じる
電磁界の乱れを検知して警報を鳴らすものであるが、ゲ
ートが鳴るため犯人を特定するためにはタグ自体が鳴動
する自鳴式の方が優れている。
機を備え、ペーパータグの同調回路の存在により生じる
電磁界の乱れを検知して警報を鳴らすものであるが、ゲ
ートが鳴るため犯人を特定するためにはタグ自体が鳴動
する自鳴式の方が優れている。
【0012】しかし、現状では自鳴式タグと上記非自鳴
式タグ(ペーパータグ)とは上記のように使用周波数が
異なっている。このようにそれぞれ別の周波数を用いて
いるため送信装置等が別に必要となり、両方のシステム
を同時に用いようとするとコスト高となるので、上記自
鳴式タグとペーパータグとが同じ周波数で使用できて送
信装置が兼用できると便利である。
式タグ(ペーパータグ)とは上記のように使用周波数が
異なっている。このようにそれぞれ別の周波数を用いて
いるため送信装置等が別に必要となり、両方のシステム
を同時に用いようとするとコスト高となるので、上記自
鳴式タグとペーパータグとが同じ周波数で使用できて送
信装置が兼用できると便利である。
【0013】すでに普及している前記受動式ペーパータ
グの使用周波数と同じ周波数を用いる前記8.2MHz
の自鳴式タグを出願人は先に提案している。
グの使用周波数と同じ周波数を用いる前記8.2MHz
の自鳴式タグを出願人は先に提案している。
【0014】該提案と同じ意味で、逆に自鳴式タグで使
用している周波数で動作するペーパ−タグが安価に製造
できるなら、既存の自鳴式タグ用の発信装置をそのまま
用いることが可能となり、既に普及している前記自鳴式
タグのシステムで両者を併用することが可能となるので
便利である。
用している周波数で動作するペーパ−タグが安価に製造
できるなら、既存の自鳴式タグ用の発信装置をそのまま
用いることが可能となり、既に普及している前記自鳴式
タグのシステムで両者を併用することが可能となるので
便利である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記22
kHzの自鳴式タグ装置で共用できる、該装置と同じ使
用周波数の22kHzの非自鳴式ペーパータグを提供す
ることを目的とする。
kHzの自鳴式タグ装置で共用できる、該装置と同じ使
用周波数の22kHzの非自鳴式ペーパータグを提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の盗難防止用無
線タグは、ナノ結晶軟磁性材料(ファインメット)の周
りにコイルを巻き、該コイルの両端にコンデンサを接続
して同調回路を形成したことを特徴とする。また、上記
同調回路の共振周波数が22kHzであり、前記共振周
波数と同じ周波数を用いる自鳴式タグ装置と共用される
ことを特徴とする。
線タグは、ナノ結晶軟磁性材料(ファインメット)の周
りにコイルを巻き、該コイルの両端にコンデンサを接続
して同調回路を形成したことを特徴とする。また、上記
同調回路の共振周波数が22kHzであり、前記共振周
波数と同じ周波数を用いる自鳴式タグ装置と共用される
ことを特徴とする。
【0017】また、この発明の物品監視装置は、ナノ結
晶軟磁性材料(ファインメット)の周りにコイルを巻
き、該コイルの両端にコンデンサを接続して同調回路を
形成した盗難防止用無線タグを用い、該同調回路の共振
周波数の電波を送信すると共に、該電波を受けて前記同
調回路が発生する高調波を受信して上記無線タグの存在
を検知することを特徴とする。
晶軟磁性材料(ファインメット)の周りにコイルを巻
き、該コイルの両端にコンデンサを接続して同調回路を
形成した盗難防止用無線タグを用い、該同調回路の共振
周波数の電波を送信すると共に、該電波を受けて前記同
調回路が発生する高調波を受信して上記無線タグの存在
を検知することを特徴とする。
【0018】また、上記同調回路の共振周波数が22k
Hzであり、前記高調波が第2高調波であり、さらに前
記無線タグを前記同調周波数と同じ周波数を用いる自鳴
式タグ装置と共用することを特徴とする。
Hzであり、前記高調波が第2高調波であり、さらに前
記無線タグを前記同調周波数と同じ周波数を用いる自鳴
式タグ装置と共用することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の対象となる非
自鳴式盗難防止用無線タグ1の全体斜視図を示す。図1
において、2はケースであり、3は該ケース上に巻かれ
たコイルである。4は本発明の特徴となるナノ結晶軟磁
性材料(ファインメット)から成る板であって、上記ケ
ース内に挿入される。なお、図2や図3に示される従来
型のペーパータグ構造で22kHz対応のものを作ると
大きくなりすぎて実用的なものは作れず、従来22kH
z対応のものは存在しなかった。この発明は、上記ナノ
結晶軟磁性材料(ファインメット)を用いることによっ
て初めて小型の実用的なペーパータグが実現できたので
ある。
自鳴式盗難防止用無線タグ1の全体斜視図を示す。図1
において、2はケースであり、3は該ケース上に巻かれ
たコイルである。4は本発明の特徴となるナノ結晶軟磁
性材料(ファインメット)から成る板であって、上記ケ
ース内に挿入される。なお、図2や図3に示される従来
型のペーパータグ構造で22kHz対応のものを作ると
大きくなりすぎて実用的なものは作れず、従来22kH
z対応のものは存在しなかった。この発明は、上記ナノ
結晶軟磁性材料(ファインメット)を用いることによっ
て初めて小型の実用的なペーパータグが実現できたので
ある。
【0020】ナノ結晶軟磁性材料(ファインメット)は
以下のとおりである。なお、「ファインメット」は日立
金属株式会社の商標名である。
以下のとおりである。なお、「ファインメット」は日立
金属株式会社の商標名である。
【0021】「ファインメット」は、特開平6−933
90号公報や特開平10−8224号公報に示されるよ
うに、ナノスケールの超微細な結晶粒からなるFe基合
金であり、高飽和時速密度・低磁歪で、かつCo基アモ
ルファス金属に匹敵する軟磁気特性を有するものであ
る。
90号公報や特開平10−8224号公報に示されるよ
うに、ナノスケールの超微細な結晶粒からなるFe基合
金であり、高飽和時速密度・低磁歪で、かつCo基アモ
ルファス金属に匹敵する軟磁気特性を有するものであ
る。
【0022】図1の無線タグは、図2,図3と同様に保
護ケースに入れられて裏面粘着層により商品に付けられ
る。該ケース表面には必要に応じてダミーのバーコード
が印刷される。この発明の無線タグは、従来設置されて
いる22kHzの自鳴式タグに併用される。
護ケースに入れられて裏面粘着層により商品に付けられ
る。該ケース表面には必要に応じてダミーのバーコード
が印刷される。この発明の無線タグは、従来設置されて
いる22kHzの自鳴式タグに併用される。
【0023】自鳴式物品監視装置は持ち出そうとする商
品そのものが鳴動するので犯人を特定し易く、現場を押
さえるのに上記受動式ペーパータグより有効である。し
かし、ペーパータグは1個10〜20円であるのに対し
て、自鳴式のものは200〜300円と高価なため多く
用いることが困難である。
品そのものが鳴動するので犯人を特定し易く、現場を押
さえるのに上記受動式ペーパータグより有効である。し
かし、ペーパータグは1個10〜20円であるのに対し
て、自鳴式のものは200〜300円と高価なため多く
用いることが困難である。
【0024】前述の如く、自鳴式タグと受動式ペーパー
タグが同じ周波数を用いるならば前記自鳴式タグ用の発
信装置をそのままペーパータグにも用いることが可能と
なり、既に普及している前記自鳴式タグのシステムで両
者を併用することが可能となるので便利である。すなわ
ち、高価な自鳴式タグはサンプリング的に10個に1個
程度混ぜておくだけでかなり盗難防止の効果が出てくる
ので、前記受動式(非自鳴式)ペーパータグと周波数が
共用されれば、入り口等に設置される発信装置も共用で
きるので、より普及し易い。
タグが同じ周波数を用いるならば前記自鳴式タグ用の発
信装置をそのままペーパータグにも用いることが可能と
なり、既に普及している前記自鳴式タグのシステムで両
者を併用することが可能となるので便利である。すなわ
ち、高価な自鳴式タグはサンプリング的に10個に1個
程度混ぜておくだけでかなり盗難防止の効果が出てくる
ので、前記受動式(非自鳴式)ペーパータグと周波数が
共用されれば、入り口等に設置される発信装置も共用で
きるので、より普及し易い。
【0025】図4,図5に示される如く、このペーパー
タグ12は商品に付けられていて、無断で商品を持ち出
そうとすると店の入り口等に設置された発信装置15の
検知エリア13を通る時反応し、受信装置16に設けら
れた警報機が鳴ることにより盗難防止を行っている。な
お通常は、ペーパータグは入り口カウンタではがされ
て、また自鳴式タグの場合は入り口カウンタ14で自鳴
式タグのロックをはずして、客に代金と引き替えで商品
が渡される。
タグ12は商品に付けられていて、無断で商品を持ち出
そうとすると店の入り口等に設置された発信装置15の
検知エリア13を通る時反応し、受信装置16に設けら
れた警報機が鳴ることにより盗難防止を行っている。な
お通常は、ペーパータグは入り口カウンタではがされ
て、また自鳴式タグの場合は入り口カウンタ14で自鳴
式タグのロックをはずして、客に代金と引き替えで商品
が渡される。
【0026】なお、上記の如く、自鳴式タグと併用する
場合、外見上両者が識別できないように前記無線タグも
自鳴式タグと同じケースに入れて用いることが好適であ
る。
場合、外見上両者が識別できないように前記無線タグも
自鳴式タグと同じケースに入れて用いることが好適であ
る。
【0027】次に、この発明を用いた物品監視装置につ
いて説明する。図4,図5において、発信装置15から
放射された22kHzの電波(通常ある周波数範囲をス
イープしている)は、前記無線タグ1の共振回路で共振
し、ループコイルの両端の電圧変化からタグの存在を検
知する。原理的には、ディップ・メーターと同じであ
る。
いて説明する。図4,図5において、発信装置15から
放射された22kHzの電波(通常ある周波数範囲をス
イープしている)は、前記無線タグ1の共振回路で共振
し、ループコイルの両端の電圧変化からタグの存在を検
知する。原理的には、ディップ・メーターと同じであ
る。
【0028】この発明はさらに上記共振周波数の第2高
調波でタグの存在を検知している。すなわち、22kH
zの電波を受信した無線タグは共振回路で共振し、該受
信エネルギーによって上記共振周波数の高調波を含む電
波を再放射する。
調波でタグの存在を検知している。すなわち、22kH
zの電波を受信した無線タグは共振回路で共振し、該受
信エネルギーによって上記共振周波数の高調波を含む電
波を再放射する。
【0029】この発明は上記再放射された共振周波数の
第2高調波を受信することによりタグの存在を検知して
いる。実験の結果、上記22kHzをディップ・メータ
ー式に検知するより、上記の如く第2高調波(44kH
z)を直接受信する方が検知誤動作少ないがことが分か
ったためである。なお、高調波は第2高調波に限られな
いが、第2高調波が最も感度がよいので好ましい。
第2高調波を受信することによりタグの存在を検知して
いる。実験の結果、上記22kHzをディップ・メータ
ー式に検知するより、上記の如く第2高調波(44kH
z)を直接受信する方が検知誤動作少ないがことが分か
ったためである。なお、高調波は第2高調波に限られな
いが、第2高調波が最も感度がよいので好ましい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、ナノ
結晶軟磁性材料(ファインメット)の周りにコイルを巻
き、該コイルの両端にコンデンサを接続して同調回路を
形成することにより、従来存在しなかった22kHzの
ペーパータグを実現できた。
結晶軟磁性材料(ファインメット)の周りにコイルを巻
き、該コイルの両端にコンデンサを接続して同調回路を
形成することにより、従来存在しなかった22kHzの
ペーパータグを実現できた。
【0031】また、従来普及している22kHzの自鳴
式タグ装置と同じ使用周波数の22kHzの非自鳴式ペ
ーパータグを提供できるので、既存の自鳴式タグ用の送
受信装置をそのまま用いることが可能となり、前記自鳴
式タグのシステムで両者を併用することが可能となる。
このことにより、システムコストが易く、より盗難防止
効果の高いすぐれたシステムが実現できる効果がある。
式タグ装置と同じ使用周波数の22kHzの非自鳴式ペ
ーパータグを提供できるので、既存の自鳴式タグ用の送
受信装置をそのまま用いることが可能となり、前記自鳴
式タグのシステムで両者を併用することが可能となる。
このことにより、システムコストが易く、より盗難防止
効果の高いすぐれたシステムが実現できる効果がある。
【図1】この発明の無線タグの全体斜視図を示す。
【図2】従来の8.2MHzのペーパータグを示す。
【図3】従来の58kHzのペーパータグを示す。
【図4】物品監視装置の動作図を示す。
【図5】物品監視装置のゲートでの動作説明図を示す。
1 無線タグ 2 ケース 3 コイル 4 ファインメット 5 ペーパータグ 6 コイル 7 ケース 8 ペーパータグ 9 ケース 12 タグ 13 検知エリア 14 カウンタ 15 送信ゲート 16 受信ゲート
Claims (6)
- 【請求項1】 ナノ結晶軟磁性材料(ファインメット)
の周りにコイルを巻き、該コイルの両端にコンデンサを
接続して同調回路を形成したことを特徴とする盗難防止
用無線タグ。 - 【請求項2】 上記同調回路の共振周波数が22kHz
であることを特徴とする前記請求項1記載の盗難防止用
無線タグ。 - 【請求項3】 前記共振周波数と同じ周波数を用いる自
鳴式タグ装置と共用されることを特徴とする前記請求項
1または2記載の盗難防止用無線タグ。 - 【請求項4】 ナノ結晶軟磁性材料(ファインメット)
の周りにコイルを巻き、該コイルの両端にコンデンサを
接続して同調回路を形成した盗難防止用無線タグを用
い、該同調回路の共振周波数の電波を送信すると共に、
該電波を受けて前記同調回路が発生する高調波を受信し
て上記無線タグの存在を検知することを特徴とする物品
監視装置。 - 【請求項5】 上記同調回路の共振周波数が22kHz
であり、前記高調波が第2高調波であることを特徴とす
る前記請求項4記載の物品監視装置。 - 【請求項6】 前記無線タグを、前記共振周波数と同じ
周波数を用いる自鳴式タグ装置と共用することを特徴と
する前記請求項4または5記載の物品監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31042999A JP2001126158A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 無線タグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31042999A JP2001126158A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 無線タグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001126158A true JP2001126158A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=18005147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31042999A Pending JP2001126158A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 無線タグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001126158A (ja) |
Cited By (2)
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-
1999
- 1999-10-29 JP JP31042999A patent/JP2001126158A/ja active Pending
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