JPH06342065A - 電子式物品監視システム及び方法 - Google Patents

電子式物品監視システム及び方法

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JPH06342065A
JPH06342065A JP6042598A JP4259894A JPH06342065A JP H06342065 A JPH06342065 A JP H06342065A JP 6042598 A JP6042598 A JP 6042598A JP 4259894 A JP4259894 A JP 4259894A JP H06342065 A JPH06342065 A JP H06342065A
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JP
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electronic article
surveillance system
article surveillance
antenna
loop
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JP6042598A
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Michael D Crossfield
マイケル・デーヴィド・クロスフィールド
Andrew Dames
アンドリュー・デイムズ
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Original Assignee
Esselte Meto International GmbH
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    • H01Q7/00—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁気的に応答するマーカを内蔵するか又は
付着した物品の存在を検出するシステムにおいて、イン
タロゲーション（監視）領域を拡大するととともに、他
のシステムへの影響を少なくして高精度で検出できるよ
うにする。 【構成】 送信アンテナ１は、例えば人間２が通過でき
る２ｍ以上の大型のループコイルで構成され、該アンテ
ナに交流電流が供給されて所定の範囲のインタロゲーシ
ョン領域が形成されている。電磁気的に応答するマーカ
４を含んだ物品５がインタロゲーション領域を通過する
と、該マーカ４による電磁気的応答が１つ又は複数の受
信アンテナによって受信され、マーカ４の通過を検出す
る。受信アンテナを選択的に付勢することにより、イン
タロゲーション領域の有効部分を選択でき、また送信ア
ンテナ１のループを２つのループアンテナで構成し、そ
れぞれに流れる電流の値を相違させることにより、イン
タロゲーション領域を送信アンテナに対して非対象に設
定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、予め定められた領域内
にあるマーカの検出に用いるシステム及び方法に関す
る。本発明は、電子式物品監視又は盗難防止システムで
の商品の検出に用いることを基本的には意図しているの
だが、たとえば、物品追跡や人物検出システムにおいて
使用することも可能であろう。本発明は、所定の領域に
磁界を生じさせて特定の乱れを与える磁気信号を検出す
るものであれば、任意のタイプの盗難防止システムにつ
いて使用できる。これには、いわゆる「ＲＦ」（無線周
波数、一般には２ＭＨｚ以上）システムも含まれてお
り、その場合は、この乱れは、容量性／誘導性の回路を
含むマーカによって生じる。しかし、この明細書では、
低周波の、いわゆる「ＥＭ」（電磁気的高調波を含む電
磁気的な）システムとの関係で、本発明を記述する。そ
の場合には、インテロゲーション周波数は一般に１００
ＫＨｚより低く、乱れは非線形磁気応答を伴う磁気材料
を含むマーカによって生じる。本発明は、電磁界の送信
及び受信手段の物理的構成に関するものであり、これま
で可能であったよりも大きなボリュームにわたって磁界
を更に効率的に使用することを可能にする。この構成に
よって、マーカが大きなボリュームにおいて検出され得
る領域わたって高度の制御が可能になる。
【０００２】
【従来技術】従来技術のシステムでは、アンテナの物理
的な延長線の外側にある送信及び受信磁界パターンを投
影するように設計されたアンテナのアセンブリが、一般
に用いられてきた。したがって、人間又は物品は、該ア
センブリを通り過ぎて、又は、２つの別々のアセンブリ
の間に存在する領域を通って移動する。これらのアセン
ブリは、欧州特許第０１３４０８７号、米国特許第４７
６９６３１号、欧州特許第０３５２５１３号に記載され
ているように、多かれ少なかれ一緒に設置された送信及
び受信手段を有している。また、米国特許第４９９４９
３９号、欧州特許第０４８３７８６号に記載されている
ように、２つの別々のアセンブリを、送信用と受信用と
にそれぞれ用いることもできる。これらのシステムの全
部で、アンテナアのセンブリは、一般に形状が平坦な
（すなわち、厚さが、ほぼ１０ｃｍよりも小さく、通常
は５ｃｍよりも小さい）パネル状又は格子状であり、パ
ネルの面は人間又は商品の通過の方向と平行になってい
る。上述の後の方の２つの例では、送信器及び受信器の
収納体（エンクロージャ）は、離れてはいるが、一般に
形状と外観が非常に類似しており、上に述べたような形
状で置かれている。
【０００３】
【発明が解決すべき課題】この従来技術のシステムの問
題点の１つは、マーカに影響を及ぼす磁界が実際のアン
テナのアセンブリの内側又はその近くの磁界と比べて比
較的弱いことであり、これは、マーカがアンテナの外側
のある程度離れた位置に配置されることから生じる。マ
ーカ検出に十分な磁界を得るためには、高レベルの電流
を送信アンテナに流さなければならず、結果的には、コ
ストの高い電子装置や熱処理システムが必要になる。他
方で、インタロゲーション領域は、非常に狭く、２つの
アセンブリの間の領域に限定されなければならず、「Ｅ
Ｍ」システムで１ｍ、「ＲＦ」システム（感度の優れた
マーカを有する）で２ｍの幅となる。次に第２の問題
は、そのようなシステムでは、あまり広い通路又は出口
（たとえば、２〜３ｍ）をカバーできないことである。
【０００４】更に、従来例の電子式物品監視システムの
アンテナアセンブリは、一般に、比較的小型であり、通
常は、高さが１〜１．５ｍ、幅が０．５〜１ｍを超えな
い。アセンブリのサイズが小さいこととそれらの相対的
位置関係のために、インタロゲーション領域内に生じる
磁界は、均一とはならない。これは、システムが信頼し
得る態様で動作するためには、送信及び受信アセンブリ
の位置を固定的に特定しなければならないことを意味す
る。したがって、このタイプのシステムを既存の店舗レ
イアウトに適合させるのはほとんど不可能であり、一般
には店舗レイアウトをこの電子式物品監視システムを備
え付けるために全体として設計しなおす必要がある。し
たがってこの場合は、備え付けの際の融通性は大きく損
なわれることになる。更に、マーカがそのようなシステ
ムで検出される範囲は、一般に、送信及び受信アセンブ
リの間に含まれる範囲を超えてさらに広がっている。し
たがって、このようなシステムを備え付けることは、結
果的に、使用可能な販売用の領域を狭めることになる。
マーカをつけた商品を送信アセンブリの近くに陳列する
には、アラームをオフにしなければならないからであ
る。また、万引きの意図などもっていない正直な客でも
送信アセンブリに近すぎるところを通過することによっ
てアラームを図らずもオフにしてしまう可能性もあっ
て、そんな場合など、その客にとっても商店にとっても
気まずいことになるだろう。
【０００５】更に、最近の傾向として、非常に小型のマ
ーカを使用するようになっており、これはユーザにとっ
ては魅力的だが、信号の大きさ（量）は非常に制限され
ることになる。このために、通常の環境によって発生す
る電磁気的なノイズの中に受信したマーカ信号を埋没さ
せてしまうことなく受信アンテナの検出帯域幅を著しく
増加させることは非常に難しい。それに加えて、インタ
ロゲーション領域が拡大されれば、制御可能な態様で全
体的な検出ボリュームを制限する、たとえば商品が存在
しているかも知れないが拡大されたインタロゲーション
領域に不可避的に接近した場所での検出を停止するよう
な、何らかの手段を備えることが、更に必要となる。
【０００６】ウォークスルー型のゲートを用いる金属検
出システムは、空港保安システムとの関係で広く知られ
ている。このシステムは、一般に、高レベルの交流電流
が流れる導電性材料から成る単一のアンテナを備えてい
る。これにより、交番あるいはパルス状の磁界が発生
し、ゲートを通過する金属製の物体内に渦電流又は磁化
を生じさせる。アンテナの反同調又は磁界のパルスへの
効果によって、付近の金属内に誘導された渦電流又は磁
化の存在が検出され得る。この検出は、一般に、アンテ
ナの両端に生じる電位差、又は、アンテナ共振周波数の
周波数シフトを感知することによって行われるが、この
ことから、送信と検出との両方のためにアンテナは１つ
だけあればよいことがわかる。しかし、このシステム
は、異なった強磁性を有する物体を区別することができ
ず、拳銃や爆破装置などの物体だけでなく、ベルトのバ
ックルやキーリングなどの無害な物体に対しても、アラ
ームを鳴らせてしまう。テロリズム防止の観点からする
と一般大衆も誤ったアラームの不便さを被ることについ
てある程度寛容である必要があり、このように区別をし
ないこともある程度しかたがないことではあるが、高度
の区別が要求される電子式物品監視システムにおいて
は、このような区別をいない状況は明らかに問題があり
受け入れがたい。更に、空港保安システムにおける誤っ
たアラームの高い発生率を考慮すると、ウォークスルー
型のゲートを一度に複数人が通過できるほど大型にする
ことは不可能である。アラームが非常に頻繁に付勢され
てしまい、保安係がどの人間が検出された金属製の物体
を携帯しているかを判断するのに非常な困難が生じるか
らである。これらの知られているウォークスルー型のゲ
ートは、一度に一人ずつの通過しか許容しないこと、ま
た、区別の能力もないことから、本発明が目指している
応用例において使用するには極めて不適切である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の特徴の１つによれば、電磁気的に応答す
るマーカを付着させたか又は含んでいる物品を検出する
電子式物品監視システムであって、インタロゲーション
電磁界を発生するように適合された導電性物質から成る
大型のループの形状の送信アンテナと、前記インタロゲ
ーション電磁界に対する前記マーカの電磁気的応答を検
出するように適合された１つ又は複数の受信アンテナ
と、を備えており、前記１つ又は複数の受信アンテナ
は、前記送信アンテナの近傍であるが別の場所に設置さ
れていることができる再設置可能なユニットであり、ま
た、該受信アンテナは予め定められたインタロゲーショ
ン領域を選択的に付勢するように動作可能であることを
特徴とする電子式物品監視システムが提供される。本発
明の実施例によれば、導電性材料から成る大型のループ
として構成されていて、その内部を物品や人間が通過で
きる程度の大きさがある送信アンテナが提供される。す
なわち、この送信用のループは、一般に従来技術のもの
よりも大型であり、マーカの通過する方向にほぼ垂直に
置かれている。このループは、（銅のワイヤ又はアルミ
ニウムのテープ、又は、たとえばシート材料から製作さ
れたより幅の広いストリップなどの）電流を流す導線か
ら製作されており、取り囲むインタロゲーション領域の
周囲に１つのループとして形成され得る。
【０００８】また、機械的な融通性を向上させる目的
で、このループは、複数巻きでインタロゲーション領域
を囲む１つ又は複数の導線から製作することができる。
これは、標準的なメインズ・ワイヤリング・ケーブル
（ｍａｉｎｓ ｗｉｒｅｉｎｇｃａｂｌｅ）などの既存
の導電体アセンブリによって実現できる。このようにし
て導電体の交点を広げることは、導体に極めて近接して
生じるピーク磁界を低下させる効果がある。また、この
ループは、複数導線の１回巻きアセンブリから成る。こ
のアセンブリは、要求されるインピーダンス特性に応じ
て複数巻き１ワイヤループか１回巻き複数ワイヤループ
（たとえば、複数の１回巻きループ）かのどちらかを有
効に形成するための適切な接続を行う導線によって結合
されかつ終端されている。この構成の利点は、導体アセ
ンブリを材料の長いロール形態で供給することがで
き、、取り付ける場所において一定の長さに切断して、
コンジュイットのパワー・ケーブル・ランと同様の態様
で場所に固定し、終端ブロックに結合できることにあ
る。すなわち、出口の大きさの特定の構成要素又はシス
テムをストックしておくことが不要となり、設置場所ま
で運び取り付けることが比較的簡単となる。
【０００９】送信アンテナのこのループ構成の第１の効
果は、電磁界が最も強い場所であるアンテナ面を物品及
び人間が通過するのを可能にし、また実際にはそれを強
制することである。これにより、磁界発生の効率を約２
又３のファクタで向上させることになり、たとえば、供
給された入力電流に対して、アンテナ面内の（又は近接
した）磁界は、従来技術のシステムで通常インタロゲー
ションが生じていたこの面から離れた場所よりも約２〜
３倍強くなる。実用を考慮すれば、これは、最適のイン
タロゲーション面における特定レベルの駆動磁界を提供
するために必要となる駆動電流のレベルが著しく下がる
ことを意味する。これによって、同程度の電力供給仕様
で、本発明のシステムでは、従来技術によるシステムよ
りもおおよそ２〜６倍大きなインタロゲーション領域
（領域の高さ×幅）を監視し得るようになる。また、監
視領域が与えられたときに、本発明によれば、従来技術
よりもずっと低いファーフィールド誘導を与えることを
意味する。これにより、このシステムを用いれば、磁気
放射規制を従来よりも容易に満たすことができるように
なる。更に、この磁界配列は、監視領域の近くにある
（キャッシュ・レジスタやカード・リーダなどの）他の
システムへの影響も少なくすることが可能になる。これ
は、磁界が、等距離で比較すれば、コイルの前方や後方
よりも横側では弱いからである。
【００１０】この構成の更なる作用効果は、アンテナ面
の周囲の領域が使用されるために、インタロゲーション
の範囲がコイル面からかなり離れた地点まで及んでいた
従来のシステムよりも、インタロゲーションの範囲に送
信される磁界の変動が少ない点である。最小のインタロ
ゲーション磁界の強度平均が与えられた場合に、本発明
によるシステムを通過する人間が高い振幅のピーク磁界
を経験する可能性は、従来例のシステムと比べてほとん
どない。健康面からも、また、人が携帯している可能の
ある補聴器やペースメーカなどの能動電子機器に対する
干渉への考慮からも、この点は重要である。本発明の特
徴に従った受信アンテナは、受信アンテナと送信アンテ
ナとを空間的に切り離して、両者が全く別の形状となる
ような設計を可能にし、それにより、インタロゲーショ
ン領域の自由に選択可能な位置に１つ又は複数の受信ア
ンテナを配置して個別に動作可能にすることができるイ
ンタロゲーション・システムが提供でき、そして、受信
アンテナのアセンブリが、所定のインタロゲーション領
域を付勢又は消勢できるよう様々に動作可能となる。
【００１１】受信アンテナを上記のように分散すること
により、要求される範囲内の空間的に高度に均一な送信
磁界によって、効果的な動作が可能になる。たとえば、
米国特許第４９９４９３９号から明らかであるように、
送信磁界との関係で受信アンテナの微細な調整や均衡の
ためには比較的複雑な機械的アセンブリが、従来のシス
テムでは必要であった。本発明の受信手段は有効範囲が
限定されてはいるが（たとえば５０ｃｍ〜１ｍ）、従来
のシステムの受信コイル手段よりも物理的にはるかに小
型であり、特に邪魔になることもなく視覚的にも障害に
ならずにインタロゲーション領域がカバーするエリア内
の場所に置くことができる。このようにして、大型の送
信手段によってインタロゲーションされる領域内の特定
の範囲を、近傍に受信アンテナのアセンブリを配置する
ことによってアクティブな検出のために選択できる。た
とえば、インタロゲーションされる領域の片側だけ（た
とえば、監視領域の内側だけ、又は、出口に向かって外
側だけ）を選択的に検出のために付勢することができ
る。好適実施例では、熟練した取り付け専門スタッフを
必要とせずに、受信アンテナを要求される位置に置いて
検出システム内にワイヤ接続するような、自己完結的な
ユニットが提供される。
【００１２】このように受信器すなわち受信アンテナと
送信器すなわち送信アンテナとを切り離すことの更なる
利点は、マーカの全体的な検出可能性をさらに均一にで
きる点である（たとえば、マーカ信号の低いダイナミッ
ク・レンジが受信される）。これは、マーカが送信アン
テナと受信アンテナとの両方に同時に接近するすること
はなく、受信信号は全体として送信アンテナとマーカと
の距離と受信アンテナとマーカとの距離の積に関係す
る。信号のダイナミック・レンジが減少することは、信
号処理の複雑さを軽減し、ある信号があるマーカに対し
て適切なものであることを正確に識別する信頼性を向上
させる。受信アンテナは、好ましくは、四極ポールアン
テナである。四極ポールアンテナは、均衡のとれた正負
のポールを有しており、したがって、単純なループアン
テナよりも、不必要なファーフィールド誘導に対して感
応しない。これは、どのファーフィールド誘導もそれぞ
れのポールに実質的に等しく影響を与え、すべてのポー
ルを介してのファーフィールド誘導の信号が、比較的無
視できるからである。
【００１３】受信アンテナの好ましい構成は、８の字
型、オフセット８の字型、四極ポール対、四極ポールソ
レノイドである。ヌル平面（ｎｕｌｌ ｐｌａｎｅ）を
補償するために、それぞれの受信アンテナは、好ましく
は、複数のコイル巻数を含む。たとえば、８の字型コイ
ルは、コイルの面にヌル平面を有しているので、受信ア
ンテナは、縦方向の軸を共有し相互にほぼ垂直である２
つのコイルから成り、それにより、コイル間の相互結合
を避けながら相互のヌル平面を最良に補償することにな
る。更に、８の字型コイルは、正負のポールの間に水平
方向のヌル平面を有するから、全体的な検出を向上させ
るためには、受信アンテナが、オフセット８の字型及び
（又は）四極ポール対と８の字型との組み合わせなど、
複数のタイプのコイルを備えることが好ましい。受信ア
ンテナのコイルの巻きは、好ましくは、たとえばスパイ
ラルやヘリカル状に所定の程度だけ離間している。この
方が、コイルが単に堅い束として単に巻かれている場合
よりもインダクタンス当たりの感度がよいからである。
【００１４】受信アンテナのコイルは、延長したポール
表面上に又はその周囲に配置される。これは、コイルが
平坦に巻かれた後でポールに巻き付けるか、又は、より
融通のきく実施例では、積み重ねられるモジュールにコ
イルを巻き付けることによってなされ、コイルは、要求
される受信アンテナのタイプにしたがって、様々な構成
で接続される。例えば、１つのコイルをそれぞれ有して
いる４つのモジュールを相互に接続して、８の字型又は
オフセット８の字型を形成する。モジュールがコイルの
平行な対を有する場合には、四極ポール対が形成され得
る。融通性を高めるためには、モジュールそれぞれに、
コイルの２つ又はそれより多くの直交する対を与え、そ
れによって多チャンネルの受信アンテナを形成すること
が可能になり、この場合、アンテナは、８の字型、オフ
セット８の字型及び（又は）四極ポール対のコイルの組
み合わせから成り、各コイルは、複数方向の感度を与え
るために相互にヌル平面をカバーしあうことになる。好
ましくは、受信アンテナは、静電防止カバーによって静
電ピックアップに対してシールドされている。このカバ
ーは、導電性のポリマー又は外側に金属化（たとえばア
ルミ化された）されたコーティングを有するポリマーか
ら形成されたスリーブ又はバッグを有する。このカバー
は、好ましくは、表面抵抗が、１０-2〜１０５Ω／平方
の範囲にあって、接地コネクタを介して接地されてい
る。このカバーは、好ましくは、少なくとも１ｍｍはア
ンテナコイルから離れており、誘導損失を削減する。こ
の離間は、たとえば、フォーム（ｆｏａｍ）層によって
与えられる。
【００１５】本発明の実施例によれば、送信アンテナ
は、導電性材料から成り予め定められた距離だけ離間し
た第１及び第２の大型の同軸ループの形態の四極ポール
アンテナであり、このループは、反対の方向に電流を流
すようになっている。このような四極ポールの送信コイ
ル構成を使用することによって、送信アンテナからの任
意のスプリアス及び未使用の磁界の範囲は制限される。
たとえば、わずか（ループが囲むエリアの幅の半分を超
えない距離）だけ離間し、反対方向の実質的に等しい電
流を流す（２つのループに反対に巻かれた１つの導線に
よって実現される）、導電性の２つのループが一例とし
て挙げられる。ループは、ループの軸に沿って離間して
いなければならない。これにより、送信アンテナからの
一定距離におけるファーフィールド磁気誘導を減少させ
るが、システムの中間の面の両面上で等しく離間した２
つの範囲の有用な磁界レベルを与えるという利点を有し
ている。第２のコイルは、正の閉じたループであり得る
から、電流源に接続する必要はない。本発明において
は、更に、２つのループが等しくない対向する電流を流
す四極ポール送信アンテナを用いることができる。たと
えば、一方のループが他方のループの電流値の４０％の
電流を反対方向に流し、これにより、他方を犠牲にして
２つのインタロゲーション領域の内の一方を拡大する効
果を有する。たとえば、アクティブなインタロゲーショ
ン領域が受信アセンブリの位置付けと整合する方法でル
ープアンテナのアセンブリの片側に存在するような、片
側インタロゲーションのシステムを提供することができ
る。
【００１６】本発明の第２の特徴によれば、電磁気的に
応答するマーカを含むか又は携帯した物品を検出する方
法であって、前記マーカを送信アンテナによって発生す
るインタロゲーション電磁界に置くステップと、１つ又
は複数の受信アンテナによって前記マーカの電磁気的応
答を観測するステップと、から成り、前記送信アンテナ
の近傍の１つ又は複数の予め定められた領域が選択的に
付勢可能であって、前記１つ又は複数の予め定められた
領域内に１つ又は複数の受信アンテナユニットを提供す
ることによって前記マーカを検出することを特徴とする
方法が提供される。好ましくは、この送信アンテナは、
物品が通過する導電性材料から成る大型のループ形状で
ある。本発明を実現する１つの可能性としては、本願の
被譲渡人によって出願された「マーカ検出方法及びシス
テム」と称する英国特許出願第９３０２７６７．１号で
記載されているように、付勢される送信コイルを用いる
ことができる。簡単にいえば、送信アンテナは、低周波
と高周波とを含む複号波形で付勢され、検出は、高周波
の第２高調波の近傍の周波数帯域で行われる。検出され
た信号は、好ましくはデジタル信号処理技術によって受
信信号の形状の全時間領域解析が行われ、第２高調波を
中心とする広帯域検出回路によって処理される。これ
は、いわゆる「ＥＭ」又は非線形磁気マーカに対して適
切である。
【００１７】
【実施例】図１には、磁気的な応答をするマーカ４を含
む物品３を携帯する人間２が通過するのに十分な大きさ
のコイル１を備えた、本発明の第１の実施例が示されて
いる。別のコイル配列が図２に示されており、図２の実
施例においては、送信アンテナは、１回巻きの複数の導
体によるアセンブリ５から成る。このアセンブリは、適
切な接続を行って、要求されるインピーダンス特性に応
じて１つの複数巻きワイヤループ又は１回巻きの複数ワ
イヤループのどちらかを有効に形成するコネクタ６によ
って、結合されかつ終端されている。図３は、送信アン
テナ１の近傍に置かれた３つの異なった受信アンテナを
示す。受信アンテナは、８の字型パネルアンテナ１１、
ソレノイド型アンテナである四極ポール対１２、ポール
アンテナ１３など、別々の物理的構造を有している。こ
れらのアンテナは、個別に、又は、適当に組み合わせて
用いることができる。
【００１８】図４の（ａ）〜（ｄ）は、４つの異なる受
信アンテナのコイル構成を示しており、それぞれ、８の
字型コイル４１、オフセット８の字型コイル４２、四極
ポール対コイル４３、四極ポールソレノイドコイル４４
である。図５には、図４の各コイルに対応する、極性構
成を示してある。８の字型コイル４１の極性は、すべて
の適切な四極ポール構成と同様に、ファーフィールド効
果を除去するために均衡しているが、これは、これらが
各ポールにおいて実質的に等しく誘導されるからであ
る。しかし、８の字型コイル４１は、送信アンテナに関
しては若干均衡が崩れており、これは、受信アンテナの
８の字型パネルアンテナ１１又はポールアンテナ１３
が、一般に送信アンテナ１よりも背が高くないからであ
る。送信された電磁界はインタロゲーション領域の大部
分にわたって実質的に均一であるが、領域の端部では、
磁力線（フラックス）密度がやや少なくなっている。し
たがって、コイル４１の下側の極（−）４１０は上側の
極（＋）４１１よりも、送信された電磁界に少ない程度
まで結合し、若干の非平衡を生じさせる。これは、オフ
セット８の字型コイル４２を使用することによって克服
することができる。その場合、任意の非平衡が、図５
（ｂ）に示したように極性を分割することによって改善
される。
【００１９】四極ポール対のコイル４３は、図５（ｃ）
に示した極性配置によって、送信された電磁界といかな
るファーフィールド効果との双方に関して均衡してお
り、水平面のヌル点を有していない。しかし、この構成
は、四極ポールが接近しているので、図５（ａ）及び図
５（ｂ）の場合よりも感度において劣る。四極ポールソ
レノイド構成のコイル４４は、オールラウンドの垂直方
向の極性感度を有するが、下側の極が、インタロゲーシ
ョン領域のフロアに置かれ得る（電気配線のような）金
属に感応してしまうという短所がある。図６は、四極子
ポールとして巻かれたコイル１５を組み込んだペデスタ
ル１４を備えたポールアンテナ１３を示している。アン
テナ１３がマーカ４に感応する方向、すなわち受信した
磁界方向は、磁力線１６で示した。なおＰは、コイルの
ループに平行な平面を示している。
【００２０】図７は、それぞれが単一のコイル・ワイン
ディング７１を有し各ワインディングは８の字型構成を
形成するように接続されている４つの積み重ね可能なモ
ジュール７０を備えた受信用のポールアンテナの分解図
である。図８は、オフセット型の８の字を形成するよう
に配列されたワインディング７１を示している。モジュ
ール７０は、任意の適当な非導電性材料から作ることが
できる。図９は、（交差する位置では電気的にはリンク
していない）直交するコイル・ワインディング７２、７
３の２つの対を有するモジュール７０を示しており、複
数のこのようなモジュールを積み重ねることによって様
々なコイル構成が可能である。モジュールは、構造的に
安定させるために、接着剤又はボルトで固定される。図
１０及び図１１は、第１及び第２の導体ループ、すなわ
ち導電性コイル１７、１８を備えた四極ポールの送信ア
ンテナの配列を示している。図１０では、コイルは、方
向が反対で等しい大きさの電流を流し、よって、コイル
構成の両側に等しいサイズのインタロゲーション領域１
９、２０を生じさせる。図１１では、コイル１７、１８
は、方向が反対で大きさが異なる電流（コイル１７の方
が大きい）を流し、それによって、コイル構成の両側で
それに比例したサイズの異なるインテロゲーション領域
２１、２２が生じている。
【００２１】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されて、大型
ループからなる送信アンテナを用いているので、インタ
ロゲーション領域を拡大して該アンテナ中を人間又は物
品を通過させることができる。また送信アンテナを２つ
のコイルで形成してこれらに流す電流値を制御すること
によって、該領域の拡大を選択できる。さらに、受信ア
ンテナをインタロゲーション領域の適宜の位置に選択的
に配置できるとともに、他のシステムへの影響を低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示す説明図である。
【図２】本発明の別の実施例を示す説明である。
【図３】１つの送信アンテナに対する様々な受信アンテ
ナを示す斜視図である。
【図４】様々な受信アンテナのコイル構成を示す説明図
である。
【図５】図４のコイルの極の構成を示す説明図である。
【図６】四極ポール対の受信アンテナの概略を示す説明
図である。
【図７】積み重ね可能なモジュールから構成される８の
字型の受信アンテナの分解図である。
【図８】積み重ね可能なモジュールから構成されるオフ
セット８の字型の受信アンテナの分解図である。
【図９】複数のコイル・ワインディングを有する積み重
ね可能なモジュールを示す説明図である。
【図１０】反対方向に等しい値の電流を流す四極ポール
送信アンテナのコイル構成を示す説明図である。
【図１１】反対方向に異なる値の電流を流す四極ポール
送信アンテナのコイル構成を示す説明図である。
【符号の説明】
１ 送信アンテナ ４ 電磁気的応答特性のマーカ ５ 送信アンテナ ６ コネクタ １１、１２、１３ 受信アンテナ １７、１８ 送信アンテナのループコイル ４１、４２、４３、４４ 受信アンテナのコイル ７０ 積み重ね可能なモジュール ７１、７２、７３ ワインディング １９、２０、２１、２２ インタロゲーション領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドリュー・デイムズ イギリス国ケンブリッジ シービー４・６ イーディー，ミルトン，バトラー・クロー ズ 30

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電磁気的に応答するマーカを付着させた
    か又は含んでいる物品を検出する電子式物品監視システ
    ムにおいて、 インタロゲーション電磁界を発生するための導電性材料
    から成る大型ループの送信アンテナと、 前記インタロゲーション電磁界に対する前記マーカの電
    磁気的応答を検出するための１つ又は複数の受信アンテ
    ナとを備えており、 前記１つ又は複数の受信アンテナは、前記送信アンテナ
    の近傍の別の場所に設置することができる再設置可能な
    ユニットであり、また、 該受信アンテナは予め定められたインタロゲーション領
    域を選択的に付勢するように動作可能であることを特徴
    とする電子式物品監視システム。
  2. 【請求項２】 請求項１記載の電子式物品監視システム
    において、前記送信アンテナのループが、該システムが
    動作中である場合に、物品が前記ループ中を通過するよ
    うに配置されていることを特徴とする電子式物品監視シ
    ステム。
  3. 【請求項３】 請求項１又は２記載の電子式物品監視シ
    ステムにおいて、前記送信アンテナのループが、該ルー
    プの平面がその内部の物品通過の方向にほぼ垂直となる
    ように配置されていることを特徴とする電子式物品監視
    システム。
  4. 【請求項４】 請求項１、２、又は３記載の電子式物品
    監視システムにおいて、前記送信アンテナのループが、
    電流の流れる導体の１回巻きから成ることを特徴とする
    電子式物品監視システム。
  5. 【請求項５】 請求項１、２、又は３記載の電子式物品
    監視システムにおいて、前記送信アンテナのループが、
    電流の流れる導体の複数巻きから成ることを特徴とする
    電子式物品監視システム。
  6. 【請求項６】 請求項４又は５記載の電子式物品監視シ
    ステムにおいて、前記導体がある長さの複数の導体から
    成るリボンを備え、該リボンの端部は、該リボンの一端
    における前記導体を該リボンの他端における前記導体と
    接触させるように適合された導体によって結合されかつ
    終端されていることを特徴とする電子式物品監視システ
    ム。
  7. 【請求項７】 請求項６記載の電子式物品監視システム
    において、前記複数の導体から成るリボンの両端部は、
    前記リボンが複数巻きの１ワイヤループとして構成され
    ているように、結合されていることを特徴とする電子式
    物品監視システム。
  8. 【請求項８】 請求項６記載の電子式物品監視システム
    において、前記複数の導体から成るリボンの両端部は、
    前記リボンが１回巻きループの複数からなるものとして
    構成されているように、結合されていることを特徴とす
    る電子式物品監視システム。
  9. 【請求項９】 請求項１〜８のいずれかに記載の電子式
    物品監視システムにおいて、前記送信アンテナのループ
    に囲まれる領域の幅が２ｍ以上であることを特徴とする
    電子式物品監視システム。
  10. 【請求項１０】 請求項１〜９のいずれかに記載の電子
    式物品監視システムにおいて、前記送信アンテナのルー
    プに囲まれる領域の幅が３ｍ以上であることを特徴とす
    る電子式物品監視システム。
  11. 【請求項１１】 請求項１〜１０のいずれかに記載の電
    子式物品監視システムにおいて、前記受信アンテナが四
    極ポールアンテナであることを特徴とする電子式物品監
    視システム。
  12. 【請求項１２】 請求項１１記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記受信アンテナの少なくとも１つが、
    ほぼ円柱形の芯の周囲に巻かれた８の字型のコイルで構
    成されていることを特徴とする電子式物品監視システ
    ム。
  13. 【請求項１３】 請求項１１記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記受信アンテナの少なくとも１つは、
    縦軸を共有する垂直方向に分割された８の字型コイルの
    対で構成され、該コイルが、ほぼ円柱形の芯の周囲に巻
    かれていることを特徴とする電子式物品監視システム。
  14. 【請求項１４】 請求項１１記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記受信アンテナの少なくとも１つが、
    ８の字型パネルアンテナであることを特徴とする電子式
    物品監視システム。
  15. 【請求項１５】 請求項１１記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記受信アンテナの少なくとも１つが、
    １対の四極ポールアンテナであることを特徴とする電子
    式物品監視システム。
  16. 【請求項１６】 請求項１１記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記受信アンテナの少なくとも１つが、
    四極ポールソレノイドアンテナであることを特徴とする
    電子式物品監視システム。
  17. 【請求項１７】 請求項１１記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記受信アンテナの少なくとも１つが、
    それぞれが１つ又は複数のコイル巻回を有するモジュー
    ルであって複数の積み重ね可能なモジュールを備えてい
    ることを特徴とする電子式物品監視システム。
  18. 【請求項１８】 請求項１１記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記受信アンテナが、前記送信アンテナ
    の片側だけに設置されていることを特徴とする電子式物
    品監視システム。
  19. 【請求項１９】 請求項１１記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記受信アンテナが、個別に動作可能で
    あることを特徴とする電子式物品監視システム。
  20. 【請求項２０】 請求項１〜１９のいずれかに記載の電
    子式物品監視システムにおいて、前記送信アンテナが、
    前記ループと軸を共有し離間している導電性材料から成
    る付加的な大型ループを更に備えていることを特徴とす
    る電子式物品監視システム。
  21. 【請求項２１】 請求項２０記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記送信アンテナが、予め定められた距
    離だけ離間した導電性材料から成る大型で同軸の第１及
    び第２のループからなる四極ポールアンテナであり、該
    第１及び第２のループは反対方向に電流を流すように適
    合され、このシステムが動作中に前記物品がこれら第１
    及び第２のループ中を通過するよう構成されていること
    を特徴とする電子式物品監視システム。
  22. 【請求項２２】 請求項２１記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記予め定められた距離が、前記第１及
    び第２のループが囲む領域の幅の半分以下であることを
    特徴とする電子式物品監視システム。
  23. 【請求項２３】 請求項２１又は２２記載の電子式物品
    監視システムにおいて、前記第１及び第２のループの電
    流値が実質的に等しいように構成されていることを特徴
    とする電子式物品監視システム。
  24. 【請求項２４】 請求項２１又は２２記載の電子式物品
    監視システムにおいて、前記第１のループの電流値が前
    記第２のループの電流値よりも大きいことを特徴とする
    電子式物品監視システム。
  25. 【請求項２５】 請求項２１記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記第２のループが電流源に接続されて
    いないことを特徴とする電子式物品監視システム。
  26. 【請求項２６】 請求項１〜２５のいずれかに記載の電
    子式物品監視システムにおいて、前記電磁気的に応答す
    るマーカが非線形磁気応答を伴う磁気材料を含み、イン
    タロゲーション電磁界が１００ＫＨｚ以下の周波数を有
    する交番磁界であることを特徴とする電子式物品監視シ
    ステム。
  27. 【請求項２７】 請求項１〜２６記載の電子式物品監視
    システムにおいて、前記送信アンテナが、他の場所で組
    み立て可能であることを特徴とする電子式物品監視シス
    テム。
  28. 【請求項２８】 請求項２７記載の電子式物品監視シス
    テムにおいて、前記送信アンテナが、電気ケーブル又は
    テープのような容易に入手可能な構成要素から製作され
    ることを特徴とする電子式物品監視システム。
  29. 【請求項２９】 電磁気的に応答するマーカを含んでい
    るか又は付着している物品を検出する方法において、 前記マーカを、送信アンテナによって発生するインタロ
    ゲーション電磁界に配置するステップと、 １つ又は複数の受信アンテナによって、前記マーカの電
    磁気的応答を観測するステップとから成り、 前記送信アンテナの近傍の１つ又は複数の予め定められ
    た領域を選択的に付勢可能であって、前記１つ又は複数
    の予め定められた領域内に１つ又は複数の受信アンテナ
    ユニットを配置することによって、前記マーカを検出す
    ることを特徴とする方法。
  30. 【請求項３０】 請求項２９記載の方法において、前記
    送信アンテナが、前記物品が通過する導電性材料から成
    る大型のループ形状で構成されていることを特徴とする
    方法。
JP6042598A 1993-03-12 1994-03-14 電子式物品監視システム及び方法 Pending JPH06342065A (ja)

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GB939305085A GB9305085D0 (en) 1993-03-12 1993-03-12 Electronic article surveillance system with enhanced geometric arrangement
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